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おりあしく

おりあしく ヲリ― [3][4] 【折悪しく】 (副)
〔形容詞「折悪(ア)し」の連用形から〕
ちょうど悪い時に。まがわるく。あいにく。
⇔折好く
「―雨が降ってきた」

おりい

おりい 【下り居】
(1)馬車などから降りていること。「馬留(ウマトド)め,ここより花車,―の衣播磨潟/謡曲・熊野」
(2)天皇が位を退いていること。
→おりいのみかど

おりいって

おりいって ヲリイツ― [0][3] 【折り入って】 (副)
〔動詞「折り入る」の連用形に助詞「て」の付いたもの〕
特に心をこめて。じっくりと。「―話したいことがある」

おりいって

おりいって【折り入ってお願いしたいことがある】
I have a special favor to ask of you.

おりいと

おりいと [0] 【織(り)糸】
布を織る材料になる糸。

おりいと

おりいと【織り糸】
yarn.→英和

おりいのみかど

おりいのみかど 【下り居の帝】
位を退いた天皇。上皇。太上天皇。「―は堀河の院にぞおはしましける/栄花(花山)」

おりいのみや

おりいのみや 【下り居の宮】
退位した天皇の御所。上皇の御所。仙洞御所。「上皇―に,わかう花やぎたまへば/読本・春雨(天津処女)」

おりいる

おり・いる 【下り居る】 (動ワ上一)
(1)おりてすわる。「その沢のほとりの木の陰に―・ゐて/伊勢 9」
(2)馬などから降りてそこにいる。「しばし―・ゐて馬休めん/平家 7」
(3)天皇・斎院などが位から退く。退位する。「みかど―・ゐさせ給はむの御心づかひ近うなりて/源氏(紅葉賀)」

おりいる

おりい・る ヲリ― 【折り入る】
■一■ (動ラ四)
深く心をこめる。「ちと―・りまして御相談申したい義がございまして/滑稽本・八笑人」
→おりいって
■二■ (動ラ下二)
あらかじめ定めた言葉を歌などに詠み込む。「二年を―・れて,歌を一首づつ御年貢によそへて申あげい/狂言・餅酒」

おりいろ

おりいろ [0] 【織(り)色】
(1)経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸の色を違えて織った織物の色合い。
(2)経緯(タテヨコ)ともに染め糸で織った織物。

おりうず

おりうず ヲリウヅ 【折り櫃】
「おりびつ(折櫃)」の転。「―に入りし御菓子/折たく柴の記」

おりえいそう

おりえいそう ヲリエイサウ [3] 【折(り)詠草】
料紙を横に長く二つに折り,さらに縦に三つか四つに折った詠草。横詠草。

おりえだ

おりえだ ヲリ― [0] 【折(り)枝】
(1)折った木の枝。また,折った木の枝の模様。
(2)能楽で,シテが持って出る造花の枝。

おりえび

おりえび [0] 【織り葡萄】
赤と紫の糸で織り出したえび色。また,その織物。

おりえぼし

おりえぼし ヲリ― [3] 【折烏帽子】
頂端を折り伏せた烏帽子。特に,武士のかぶり物としての侍烏帽子(サムライエボシ)をいう。

おりえり

おりえり【折襟】
a turned-down collar;a lapel.→英和

おりえり

おりえり ヲリ― [0] 【折(り)襟】
背広やワイシャツの襟のように,折り返すように仕立てた襟の総称。

おりおき

おりおき ヲリ― [0] 【折置】
和風小屋組みの一。柱の上に直接小屋梁(バリ)を架け,その上に軒桁(ノキゲタ)を載せる構造。折置組。
⇔京呂(キヨウロ)

おりおり

おりおり ヲリヲリ [0] 【折折】
■一■ (名)
その時その時。機会がある時ごと。「四季―の眺め」「―の歌」
■二■ (副)
(1)機会がある時ごとに。ときどき。「―見かける」
(2)次第に。だんだん。「よはひは歳々にたかく,住み家は―にせばし/方丈記」

おりおり

おりおり【折々】
sometimes;→英和
occasionally.→英和

おりかえし

おりかえし【折り返し】
a (coat) lapel (服の); <米> a cuff[ <英> turn-up](ズボンの);→英和
a flap (本のカバーの);→英和
a turn (水泳の);→英和
a refrain (詩の).→英和
〜返事する answer by return of post (手紙で);call back (電話で).‖折り返し運転(列車) shuttle service (a shuttle train).折り返し地点 the turning point.

おりかえし

おりかえし ヲリカヘシ [0] 【折(り)返し】
■一■ (名)
(1)衣類などで,折り返すようにしたもの。また,その部分。「ズボンの―」
(2)詩歌で,同じ語句の繰り返し。また,その語句。リフレーン。
(3)ある所まで行って,来た方向に引き返すこと。また,その地点。「マラソン-コースの―点」
■二■ (副)
間をおかずにすぐにするさま。ただちに。「―返書を送る」

おりかえしうんてん

おりかえしうんてん ヲリカヘシ― [6] 【折(り)返し運転】
鉄道・道路に事故などで通過できない箇所ができた時,列車・バスなどがその不通区間の両端の駅まで行き,そこから折り返して運行すること。

おりかえしめい

おりかえしめい ヲリカヘシ― [5] 【折(り)返し銘】
刀の茎(ナカゴ)を磨(ス)りあげて,銘がなくなるような場合に,それを惜しんで反対側に折り曲げてその銘を残したもの。

おりかえす

おりかえす【折り返す】
turn up[down];fold;→英和
turn back.

おりかえす

おりかえ・す ヲリカヘス [3][0] 【折(り)返す】 (動サ五[四])
(1)紙や布などを折って,裏が表に出るようにして重ねる。「ズボンのすそを―・す」
(2)来た方向へひきかえす。「このバスは次の停留所で―・します」
(3)(手紙や話の返事を)時間をおかないでする。「友人から―・して返信がきた」
(4)(詩歌や音楽などを)二度繰り返して吟じたり奏したりする。「―・し謡ひ給ふ御声/源氏(若菜下)」

おりかがみ

おりかがみ ヲリ― 【折り屈み】
〔腰や膝を折りかがむことから〕
行儀作法。立ち居振る舞い。おれかがみ。「どのやうにやかましく申しても,―が直りませぬ/滑稽本・浮世風呂 2」

おりかく

おりか・く 【織り懸く】 (動カ下二)
織って一面にかけわたす。「竜田川錦―・く神無月/古今(冬)」

おりかく

おりか・く ヲリ― 【折り懸く】 (動カ下二)
(1)折って物にかける。「賤(シズ)の男(オ)が篠―・けて干す衣/梁塵秘抄」
(2)折ってそのままにしておく。「―・け―・けしたりければ,簑(ミノ)を逆様に着たる様/義経記 8」
(3)波などが折りかえしては寄せてくる。「岩ねこす清滝川のはやければ浪―・くる岸の山ぶき/新古今(春下)」

おりかけ

おりかけ ヲリ― [0] 【折(り)掛け・折(り)懸け】
(1)折り始めてまだ折り終わってないこと。また,その物。
(2)幟(ノボリ)の,乳を通す鉤(カギ)形の金具。おりがね。
(3)「折り懸け垣」の略。

おりかけがき

おりかけがき ヲリ― [4] 【折(り)懸け垣】
柴・竹などを折り曲げて両端を地面にさして作った垣。おりかけ。

おりかけだる

おりかけだる ヲリ― [4] 【折(り)掛け樽】
山の神などに神酒を供えるのに用いる器。節を二つ付けて篠竹を切り,中央部をそいで折り曲げ,両端に少量の酒を注いで枝などに掛けるもの。

おりかけどうろう

おりかけどうろう ヲリ― [5] 【折(り)懸け灯籠】
細く削った竹二本を四角の薄いへぎ板の角に曲げてさしかけて紙を張った盆灯籠。[季]秋。

おりかさなる

おりかさな・る ヲリ― [5][0] 【折(り)重なる】 (動ラ五[四])
人や物が幾重にも重なる。「―・って人が倒れた」

おりかさなる

おりかさなる【折り重なる】
lie one upon another.折り重なって倒れる fall down in a heap.→英和

おりかさねる

おりかさねる【折り重ねる】
fold up;pile one upon another.

おりかさねる

おりかさ・ねる ヲリ― [5][0] 【折り重ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 をりかさ・ぬ
(1)折り畳んで積み上げる。「毛布を―・ねる」
(2)薄いものが重なり合ってたくさんある。「柯(エダ)を交じへ葉を―・ねて鬱蒼として翠(ミドリ)も深く/浮雲(四迷)」

おりかた

おりかた ヲリ― [3][4] 【折(り)形】
(1)飾り物や贈り物を紙で包む時に紙を折る形式。
(2)料理の添え物・薬味などを包む折り紙。
(3)紙を折り畳んでいろいろな物の形に作ること。また,その作ったもの。折り紙細工。

おりかばん

おりかばん ヲリ― [3] 【折り鞄】
二つに折れるようになったかばん。書類などを入れて携帯する。

おりかも

おりかも 【氈】
毛織りの敷物。「―の褥(トコシキ)/日本書紀(天武下訓)」

おりから

おりから ヲリ― [2] 【折柄】
(1)(多く副詞的に用いる)ちょうどその時。折しも。「―の風に花も散る」「―夕立が激しく降り出した」
(2)〔名詞「折」に格助詞「から」の付いたもの〕
(接続助詞的に用いる)…の時であるから。手紙などに用いる語。「酷暑の―御自愛下さい」
(3)ちょうどよい時。ふさわしい時。「―の思ひかけぬ心地して,胸にあたりけるにや/徒然 41」

おりから

おりから【折から】
just then.気候不順の〜 at this unseasonable time of the year.→英和

おりからと

おりからと ヲリ― [3] 【折(り)唐戸】
真ん中から折って開くようになっている扉。
折り唐戸[図]

おりがし

おりがし ヲリグワシ [3][2] 【折(り)菓子】
折り詰めの菓子。

おりがね

おりがね ヲリ― [0][2] 【折(り)金】
(1)刀の鞘(サヤ)の部分の名。刀を抜いた時,帯にさした鞘が抜けないように鞘の中程に間隔をおいてつけた突起。返し金。おびどめ。
(2)「折り掛け{(2)}」に同じ。

おりがみ

おりがみ【折紙】
paper folding (遊び);folding paper.〜をする fold paper into figures.〜付の certified;guaranteed;notorious (悪名).→英和

おりがみ

おりがみ ヲリ― [0][2] 【折(り)紙】
〔古くは「おりかみ」〕
(1)色紙で鶴・舟・奴(ヤツコ)さんなどいろいろな形に折る遊び。折り紙細工。また,それに用いる色紙や折ったもの。
(2)二つに折った紙。
(3)奉書紙・鳥の子紙などを横半分に折った形の文書。公式文書・贈呈品の目録などに用いるもの。平安末期より始まった。
→切り紙
(4)書画・骨董などの作者や由来などを証明する鑑定書。「―つきの品物」
(5)武術・技芸で,一定の技量を修得したことの証明。

おりがみ=を付ける

――を付・ける
鑑定して品質や価値を保証する。「世界の一級品と―・けられた名画」

おりがみざいく

おりがみざいく ヲリ― [5] 【折(り)紙細工】
薄い紙を折っていろいろの形を作る細工。幾何学的模様や動植物・人物の形などを作る。

おりがみだい

おりがみだい ヲリ― [4] 【折(り)紙台】
進上物の折り紙をのせる台。目録台。

おりがみつき

おりがみつき ヲリ― [4][0] 【折(り)紙付き】
(1)「折り紙{(4)}」が付いていること。「―の壺」
(2)絶対に間違いないと保証できること。また,そうしたもの。「能力は―の人物」

おりがみどうぐ

おりがみどうぐ ヲリ―ダウ― 【折(り)紙道具】
(1)保証つきの立派な道具・器物。
(2)保証つきの最上のもの。「袖崎が芸を―といへり/浮世草子・元禄太平記」

おりがみもの

おりがみもの ヲリ― [0] 【折(り)紙物】
(1)折り紙つきの上等の物。
(2)価が金四枚(三〇両)以上の極(キワ)め札(フダ)のある刀剣。

おりき

おりき [2] 【織機】
⇒しょっき(織機)

おりきごう

おりきごう ヲリキガウ [3] 【折り記号】
製本で,丁合いのために各折り丁の背の部分に刷り込んだ背丁と背標。

おりきど

おりきど ヲリ― [3] 【折(り)木戸】
折り畳みができる木戸。

おりきん

おりきん [0] 【織金】
⇒金襴(キンラン)

おりく

おりく ヲリ― [0][2] 【折句】
和歌・俳句・川柳で,五音または三音の語の一音ずつを各句の初めに置いて詠む歌。「かきつばた」を「〈か〉らころも〈き〉つつなれにし〈つ〉ましあれば〈は〉るばるきぬる〈た〉びをしぞ思ふ」と詠む類。

おりくぎ

おりくぎ ヲリ― [2] 【折り釘】
「折れ釘」に同じ。

おりくくつかむり

おりくくつかむり ヲリ― 【折句沓冠】
⇒くつかぶり(沓冠)

おりくち

おりくち ヲリクチ 【折口】
姓氏の一。

おりくちしのぶ

おりくちしのぶ ヲリクチ― 【折口信夫】
(1887-1953) 国文学者・民俗学者・歌人。大阪生まれ。号,釈迢空(シヤクチヨウクウ)。国学院大・慶大教授。国文学の民俗学的研究や神道・芸能などの研究に優れた業績を残す一方,歌人としても独自の境地を開いた。著「古代研究」,歌集「海山のあひだ」,詩集「古代感愛集」,小説「死者の書」など。

おりぐち

おりぐち [2] 【下り口・降り口】
〔「おりくち」とも〕
(1)おりる場所・ところ。
(2)通路・階段などの降りぎわの所。

おりけい

おりけい ヲリ― [0] 【折り罫】
文字を書く時の目印に,紙に折り目をつけたもの。

おりこ

おりこ [0] 【織(り)子】
機(ハタ)を織る女子の工員。織工。

おりこう

おりこう [0] 【織(り)工】
織物を織る工員。しょっこう。

おりこうばい

おりこうばい [3] 【織(り)紅梅】
たて糸を紫色の糸,よこ糸を紅色の糸で織った織物。紅梅織り。

おりこみ

おりこみ ヲリ― [0] 【折(り)込み】
(1)新聞や雑誌の中に,広告やちらしなどを折って入れること。また,その物。
(2)雑俳で,課題の漢字二文字を別々にして一句の中に詠み入れる技法。例えば「振向」を「松の振見て向け直す春日形」とする類。

おりこみこうこく

おりこみこうこく ヲリ―クワウ― [5] 【折(り)込み広告】
新聞などに折り込む別紙の広告・ちらし。

おりこみずみ

おりこみずみ [0] 【織(り)込み済み】
(1)計画や予算などに,ある事柄や条件などを検討のうえすでに取り入れてあること。「その件は予算に―だ」
(2)取引相場で,好材料・悪材料が反映した状態にあること。

おりこむ

おりこむ【折り込む】
tuck in (端を);fold up[insert] <a bill in papers> .‖折り込み広告 a (an inserted) bill.折り込みページ a foldout;gatefold.

おりこむ

おりこむ【織り込む】
interweave <A with B> ;→英和
weave <into> .→英和

おりこむ

おりこ・む [3][0] 【織(り)込む】 (動マ五[四])
(1)織物で,地とは異なる糸などを織物の中へまぜて織り,模様などを作る。「金糸を―・む」
(2)一つの物事の中に,他の物事をふくめる。盛り込む。「その費用は予算に―・んである」
(3)取引相場で,好材料・悪材料を反映させる。
[可能] おりこめる

おりこむ

おりこ・む ヲリ― [3][0] 【折(り)込む】 (動マ五[四])
(1)中の方へ折り曲げる。「へりを―・んで縫う」
(2)ほかのものを中へ折って入れる。「新聞にちらしを―・む」
[可能] おりこめる

おりこん

おりこん [0] 【織(り)紺】
たて糸もよこ糸も紺の木綿糸を使って織った無地の織物。めくらじま。青じま。

おりしき

おりしき ヲリ― [0] 【折敷】
旧軍隊で,右の膝を曲げて腰をおろし,左膝を立てた身の構え。

おりしく

おりし・く ヲリ― [0][3] 【折(り)敷く】 (動カ五[四])
(1)折敷(オリシキ)の姿勢で座る。「内儀は賊の姿を見るより,平坦(ペツタリ)と膝を―・き/義血侠血(鏡花)」
(2)木の枝や草を折って敷く。「紅葉―・きて/宇津保(菊の宴)」

おりしめ

おりしめ [0] 【織(り)締め】
絣糸の防染技法の一。織締機(オリシメバタ)を用いて,絣を織る糸を緯(ヨコ)糸,太い木綿糸を経(タテ)糸として平織りにして染めること。経緯(タテヨコ)の交点は染まらず,白く残る。大島紬などで用いる。

おりしも

おりしも ヲリ― [2] 【折しも】 (副)
〔「し」「も」は強意の助詞〕
ちょうどその時。おりから。「―名月は雲間を離れ」

おりしも

おりしも【折しも】
⇒折から.

おりしも=あれ

――あれ
時もあろうに。ちょうどその時。折も折。「―,対面にきこえつべきほどにもあらざりければ/蜻蛉(中)」

おりしりがい

おりしりがい [3] 【織り鞦】
糸を織って作ったしりがい。

おりしりがお

おりしりがお ヲリシリガホ 【折知り顔】
いかにも時節をわきまえているような顔つき。「例の―にのたまはせたるに/和泉式部日記」

おりしろ

おりしろ ヲリ― [2] 【折(り)代】
紙や布の,折り曲げるための細長い部分。

おりじ

おりじ [0] 【織(り)地】
織物の地の質。地あい。

おりじゃく

おりじゃく【折尺】
a folding[zigzag]rule.

おりじゃく

おりじゃく ヲリ― [0] 【折(り)尺】
折り畳み式の携帯用ものさし。三つ折り(30センチメートル),四つ折り(60センチメートル),六つ折り(1メートル)などがある。おれじゃく。畳み尺。
折り尺[図]

おりじり

おりじり [0] 【織り尻】
織(オ)り留(ド)め。

おりすえ

おりすえ ヲリスヱ 【折り据ゑ・折居】
(1)折り紙。「或時は―をあそばし/浮世草子・一代男 1」
(2)香道で,香を聞くごとに香札を入れる畳(タトウ)。

おりすけ

おりすけ ヲリ― [2] 【折助】
江戸時代,武家で使われた小者(コモノ)の異称。「旦那さまも―も孰(ドレ)が孰やら/滑稽本・浮世風呂(前)」

おりすけこんじょう

おりすけこんじょう ヲリ―ジヤウ [5] 【折助根性】
〔折助がとかくそうであることから〕
かげひなたのある根性。奉公人根性。

おりぞこ

おりぞこ [0] 【織(り)底】
「石底(イシゾコ)」に同じ。

おりたくしばのき

おりたくしばのき ヲリタク― 【折たく柴の記】
新井白石の自叙伝。三巻。1716年成立。父祖のことから自己の生い立ち・経歴,将軍家宣(イエノブ)補佐の事跡,家宣死後の引退までを回顧したもの。平易な和漢混交文で記されている。

おりたたみ

おりたたみ ヲリ― [0] 【折(り)畳み】
折り畳むこと。また,折り畳んだもの。「―の傘」

おりたたむ

おりたたむ【折り畳む】
fold up.折りたたみ式の folding <umbrella> ;collapsible <boat> .

おりたたむ

おりたた・む ヲリ― [4][0] 【折(り)畳む】 (動マ五[四])
いくつかに折り重ねて小さくする。「新聞をきちんと―・む」
[可能] おりたためる

おりたつ

おりた・つ [3][0] 【降(り)立つ・下(り)立つ】 (動タ五[四])
(1)乗り物・馬などから降りて地面に立つ。「列車からホームに―・つ」
(2)高い所から低い所に行って立つ。川や水田などの中に入る。「―・つ田子の身づからぞうき/源氏(葵)」
(3)自分自身でそのことを行う。「道の程の御送り迎へも,―・ちて仕うまつらむに/源氏(宿木)」
(4)身を入れてする。熱心に行う。「惟光―・ちてよろづはものし侍り/源氏(夕顔)」

おりだす

おりだ・す [0][3] 【織(り)出す】 (動サ五[四])
(1)織って作り出す。「縞模様(シマモヨウ)を―・す」
(2)織り始める。

おりちょう

おりちょう ヲリチヤウ [0] 【折(り)丁】
製本のために折り畳まれた刷り紙で,本の中身を構成する一単位。一六ページ分が基準だが,四ページ・八ページあるいは三二ページを一単位とすることもある。折り本。

おりつけ

おりつけ [0] 【織(り)付け】
布の織り始めの試験的な操作。

おりつまど

おりつまど ヲリ― [3] 【折(り)妻戸】
折り畳みのできる妻戸。

おりづまり

おりづまり [0] 【織(り)詰まり】
織り上がった織物の長さが,もとのたて糸の長さより短くなること。また,その差。

おりづめ

おりづめ【折詰】
food packed in a chip box; <米> a box lunch.

おりづめ

おりづめ ヲリ― [0][4] 【折(り)詰め】
食品などを折り箱に詰めること。また,詰めたもの。折り。「―弁当」

おりづる

おりづる【折鶴】
a folded paper crane.

おりづる

おりづる ヲリ― [2][0] 【折り鶴】
紙で折った鶴。

おりづるしだ

おりづるしだ ヲリ― [5] 【折鶴羊歯】
オシダ科の常緑性シダ植物。葉はヤブソテツに似,革質で一回羽状複葉。葉の中肋(チユウロク)は著しく伸びて地面に着き,そこに新芽を生ずる。

おりづるらん

おりづるらん ヲリ― [4] 【折鶴蘭】
ユリ科の常緑多年草。南アフリカ原産。観賞用に栽培される。葉は線形で根生し,しばしば白線がある。葉間から長い地上横走枝を出し先に小苗を生じる。小苗が折り鶴に似るのでこの名がある。春,白色,六弁の小花をつける。

おりて

おりて 【織(り)手】
(1)機(ハタ)で布を織る人。
(2)平安時代,織部司(オリベノツカサ)に属して機織りの仕事をした者。

おりでほん

おりでほん ヲリ― [3] 【折(り)手本】
折り本にした書画の手本。

おりとる

おりと・る ヲリ― [3][0] 【折(り)取る】 (動ラ五[四])
(草木を)折って取る。「梅の枝を―・る」

おりど

おりど ヲリ― [2] 【折(り)戸】
蝶番(チヨウツガイ)で折り畳めるようにした戸。

おりどめ

おりどめ [0] 【織(り)留め】
(1)織物の織り終わりの部分。織り尻(ジリ)。
(2)物事の最後の部分。「今ぞ一期の―と/浄瑠璃・薩摩歌」

おりな

おりな 【下り名】
叙位の時,四位以下に叙せられた人の名を列記して,中務・兵部二省の丞に下付される文書。

おりない

おりな・い (連語)
〔「御入(オイ)りない」の転〕
(1)「ない」の意の丁寧語。ありません。ございません。「エウロパノ天下ニコノ人ニマサッテミニクイ者モ―・カッタ/天草本伊曾保」
(2)(補助動詞的な用法)形容詞の連用形,助動詞「で」(またはそれに助詞「は」などの付いたもの)に付いて,打ち消しの意の丁寧語として用いられる。「わごりをよび出すもべちの事では―・い/狂言・猿座頭」
〔「おりゃる」の打ち消しの言い方。中世後期に多く用いられたが,近世に入ってからは用法が限られるようになる〕

おりなす

おりな・す [3] 【織(り)成す】 (動サ五[四])
〔「なす」は強調の接尾語〕
(1)糸で織る。美しい模様に織りあげる。「錦―・す秋の紅葉」
(2)様々なものを組み合わせて描きだす。「下町の男女が―・す人間模様」

おりのし

おりのし ヲリ― [2] 【折り熨斗】
のしの一種。方形の紙をのし包みの折り形にした中央に,のしあわびの小片をはり付けたもの。

おりのべ

おりのべ 【織り延べ】
「織り延べ絹」の略。

おりのべぎぬ

おりのべぎぬ 【織り延べ絹】
北国産の絹織物。普通のものより丈が長く織ってあったものかという。

おりのべごろも

おりのべごろも 【織り延べ衣】
織り延べ絹で作った衣。

おりのぼり

おりのぼり [0][3] 【下り上り】
(1)おりたりのぼったりすること。のぼりおり。
(2)都から地方への行き来。「売買のため筑前へは毎年の―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

おりのぼる

おりのぼ・る 【下り上る】 (動ラ四)
(1)おりたりのぼったりする。「此国の海山より,竜(タツ)は―・る物也/竹取」
(2)宮中へ参内したり退出したりする。また,格式の高い部屋と低い部屋の間を行き来する。「殿上のそばより―・らせ給ふ/栄花(根合)」
(3)都と地方の間を往復する。「肥前の松浦より都へ一日に―・る馬/平家 7」

おりのり

おりのり [2] 【降り乗り】
(1)降りることと乗ることと。
(2)交渉。談合。「―は私が致します/浄瑠璃・潤色江戸紫」

おりは

おりは ヲリ― 【折(り)羽・折(り)葉】
双六(スゴロク)遊びの一。白・黒一二個ずつの石を持ち,二個の賽(サイ)を竹筒から振り出し,出た目によって石を取り,取った石の数で勝負を決する。

おりはう

おりは・う ヲリハフ 【折り延ふ】 (動ハ下二)
時間的に長く延ばす。し続ける。「あしひきの山ほととぎす―・へて誰かまさると音をのみぞなく/古今(夏)」

おりはう

おりは・う 【織り延ふ】 (動ハ下二)
織って長くする。長く続ける。連用形が副詞的に用いられる。「立田姫今やこずゑの唐錦―・へ秋の色ぞしぐるる/続拾遺(秋下)」

おりはし

おりはし ヲリ― 【折り箸】
一本の木を二つに折り曲げてその両端で食物を挟むようにした箸。おりばし。

おりばこ

おりばこ ヲリ― [0][2] 【折(り)箱】
薄い板や厚紙を折り曲げて作った箱。折り。

おりひとえ

おりひとえ 【織(り)一重】
桔梗(キチコウ)・紅・蘇芳(スオウ)・女郎花(オミナエシ)・紫苑(シオン)など襲(カサネ)の色目に織り出した単衣(ヒトエ)。

おりひめ

おりひめ [2][0] 【織(り)姫】
(1)機(ハタ)を織る女性。紡績工場の女子工員にもいう。
(2)織姫星のこと。[季]秋。

おりひめぼし

おりひめぼし [4] 【織(り)姫星】
「織女(シヨクジヨ){(2)}」に同じ。織り姫。

おりびつ

おりびつ ヲリ― [2][0] 【折り櫃】
檜(ヒノキ)の薄い板を折り曲げて作ったうつわ。肴(サカナ)・菓子などを盛る。四角・六角などの形がある。
折り櫃[図]

おりびつもの

おりびつもの ヲリ― 【折り櫃物】
折り櫃に入れた物。「大殿の方より―など/栄花(初花)」

おりふし

おりふし ヲリ― [2] 【折節】
■一■ (名)
(1)おりおり。その場合場合。「―の眺め」
(2)季節。「―の移り変わり」
■二■ (副)
(1)ときどき。「面倒臭くなつて嫌になる事が―はある/社会百面相(魯庵)」
(2)ちょうどその時。折しも。「―但馬の国のあきたりけるを給(タ)びにけり/平家 1」

おりふせぬい

おりふせぬい ヲリフセヌヒ [3] 【折(り)伏せ縫い】
縫い代の始末の一法。幅の狭いほうの縫い代を広いほうで包み,表まで通して押さえ縫いすること。

おりべ

おりべ 【織部】
(1)「織部司(オリベノツカサ)」の略。
(2)織部司の職員。

おりべ

おりべ 【織部】
(1)古田織部重然(シゲナリ)のこと。
(2)「織部焼」の略。
(3)「織部杯」の略。「あかりこの椀を―になずらへて/仮名草子・仁勢物語」

おりべがた

おりべがた [0] 【織部形】
(1)石灯籠の形式の一。織部流茶道の祖古田織部の墓にあった石灯籠の形。茶庭に用いられ,雅趣に富む。
(2)「織部杯(オリベサカズキ)」に同じ。「取出したる一品は昔蒔絵の―/人情本・梅児誉美 4」
織部形(1)[図]

おりべさかずき

おりべさかずき [4] 【織部杯】
非常に浅くて開いた形の杯。古田織部の創製という織部焼の杯。おりべ。

おりべだな

おりべだな [3] 【織部棚】
古田織部の好みに合わせて,幸阿弥(コウアミ)が蒔絵を施した厨子(ズシ)棚。

おりべどこ

おりべどこ [3] 【織部床】
古田織部が好んだ床の間の様式。天井の回縁(マワリブチ)の下に幅15〜18センチメートルほどの化粧板をつけ,それに折れ釘(クギ)を打って,掛物を掛けるようにしたもの。

おりべのかみ

おりべのかみ 【織部正】
律令制で,織部司(オリベノツカサ)の長官。正六位下相当。

おりべのつかさ

おりべのつかさ 【織部司】
律令制で,大蔵省に所属する役所。錦(ニシキ)・綾(アヤ)などの織物や染め物のことをつかさどった。

おりべぼん

おりべぼん [0] 【織部本】
天保年間(1830-1844)観世流の大夫,観世織部が発行した謡の本。現行観世流謡本の底本。

おりべまど

おりべまど [4] 【織部窓】
茶室の床の間の脇壁の上の方に明けられた下地窓。床の間の照明を目的にした窓で,古田織部の創始と伝えられる。掛物窓。墨蹟窓。花明窓。

おりべまんじゅう

おりべまんじゅう [4] 【織部饅頭】
薯蕷(シヨヨ)饅頭の一種。皮に織部焼の釉(ウワグスリ)のような緑色をつけ,井桁(イゲタ)や梅鉢などの焼き印を押す。

おりべやき

おりべやき [0] 【織部焼】
美濃系の窯で産する陶器の一。天正年間(1573-1592)に古田織部の指導により創始。形・文様の斬新さで知られる。青織部・黒織部・志野織部などがある。織部。

おりべりゅう

おりべりゅう 【織部流】
茶道流派の一。古田織部を開祖とする。利休流をもととし,武人好みの茶風。のち,遠州流などの流派を生み出す。

おりべんとう

おりべんとう ヲリベンタウ [3] 【折(り)弁当】
折り箱につめた弁当。

おりほん

おりほん ヲリ― [0] 【折(り)本】
(1)横に長く継ぎあわせた紙を折り畳んで作った本。習字の手本・経本に多い。法帖(ホウジヨウ)。経本。
(2)製本工程の一。印刷した紙を正しいページ順になるように折り畳んだもの。おり。折り丁。
折り本(1)[図]

おりぼね

おりぼね ヲリ― 【折り骨】
(1)馬の三頭(サンズ)の隆起した骨。「馬の―五六枚ざつときれて/保元(中)」
(2)腰骨。「裾ふくらに,後ろの―臍(ホゾ)の下へさしこみ/曾我 1」

おりまげる

おりまげる【折り曲げる】
bend;→英和
double (二つに);→英和
turn up[down].

おりまげる

おりま・げる ヲリ― [4][0] 【折(り)曲げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 をりま・ぐ
折って曲げる。「ブリキ板を―・げる」

おりまぜる

おりま・ぜる [4][0] 【織(り)交ぜる】 (動ザ下一)[文]ザ下二 おりま・ず
(1)模様などをまぜて織り込む。「黒地に花柄を―・ぜた帯地」
(2)ある物事の中に別のものを入れ込む。「虚実を―・ぜて話す」

おりみだる

おりみだ・る 【織り乱る】 (動ラ四)
こみいった模様に織る。模様を散らして織る。「藤の折り枝おどろおどろしく―・りて/枕草子 83」

おりめ

おりめ【折り目】
a fold;→英和
a crease (洋服などの);→英和
a pleat (ひだ).→英和
ズボンに〜をつける get creases in trousers.〜正しい polite (丁重な);→英和
right and proper <conduct> ;well-mannered <gentleman> .

おりめ

おりめ ヲリ― [3][0] 【折(り)目】
(1)紙・布などを折った時につく線。「ズボンに―をつける」
(2)物事のきまりやけじめ。「―の正しい人」「生活に―をつける」
(3)「矢開(ヤビラ)き」に同じ。

おりめ

おりめ 【織(り)女】
機(ハタ)織りの女。織り子。

おりめ

おりめ [3][0] 【織(り)目】
織物の表面に表れた組織。

おりめ

おりめ【織り目】
texture.→英和
〜があらい be open in weave.

おりめただしい

おりめただし・い ヲリメ― [6] 【折(り)目正しい】 (形)[文]シク をりめただ・し
行儀作法をよくわきまえている。礼儀正しい。「―・い青年」

おりめだか

おりめだか ヲリ― [3][0] 【折(り)目高】 (名・形動)
(1)袴(ハカマ)などの折り目がくっきりと高く現れている・こと(さま)。「―きり��と/歌行灯(鏡花)」
(2)礼儀作法を重んずること。きちんとしていて堅苦しいこと。また,そのさま。「大層―に物を仰(オツシ)あること/天うつ浪(露伴)」

おりもと

おりもと【織元】
a textile manufacturer.

おりもと

おりもと [0][4] 【織(り)元】
織物生産にあたる業者。織物の製造元。

おりもの

おりもの【織物】
cloth;→英和
textile goods;fabrics.‖織物工業 the textile industry.織物類 <米> dry goods; <英> drapery.

おりもの

おりもの【下り物】
a discharge;→英和
menstruation (月経);→英和
the afterbirth (後産).→英和

おりもの

おりもの [2][3] 【織物】
(1)たて糸とよこ糸を組み合わせて,機(ハタ)で織った布。原料により綿織物・絹織物・毛織物など。「―業」
(2)種々の地紋・浮き紋を織り出した絹織物。また,それで仕立てた衣服。「―の唐衣(カラギヌ)とも/枕草子 104」
織物(1)[図]

おりもの

おりもの [2][3] 【下り物】
女性の内部生殖器官から分泌される粘液や組織片などの混合物。こしけ。

おりものや

おりものや [4] 【織物屋】
織物{(1)}を製造する,またはあきなう店。また,その人。

おりもよう

おりもよう [3] 【織(り)模様】
織りによって表した模様。

おりもん

おりもん [2] 【織(り)紋】
織って表した紋柄。

おりゃある

おりゃあ・る (動ラ四)
〔「御入(オイ)りある」の転。中世後期の語〕
(1)「おりゃる{(2)}」に同じ。「昭王の庿の―・る西の方にあるぞ/蒙求抄 4」
(2)(補助動詞)
「おりゃる{(3)}」に同じ。「おやで―・れども,あれらの類ではさうぬぞ/蒙求抄 1」

おりゃらし∘ます

おりゃらし∘ます (連語)
〔「おりゃる」に助動詞「す」と助動詞「ます」が付いた「おりゃらせます」の転。中世後期に多く女性が用いた〕
(1)「来る」「行く」「ある」「いる」の尊敬語。いらっしゃいます。あらせられます。「なう,それは腹のたつ時に云ふ事も―∘まさうが/狂言・川上」
(2)形容詞の連用形,名詞に「にて」の付いたものなどに付いて,丁寧の意を表す。補助動詞のように用いる。…(で)いらっしゃいます。「いやここもとがよう―∘ます/狂言・猿座頭(虎清本)」「是は西の宮の夷三郎殿にて―∘ます/狂言・夷毘沙門」

おりゃる

おりゃ・る (動ラ四)
〔「御入(オイ)りある」の転〕
(1)「来る」「行く」の尊敬語。「約束を違へいで―・つた/毛詩抄 3」「『さあさあ―・れ―・れ』 『参りまする』/狂言・不聞座頭(虎寛本)」
(2)「ある」「いる」の尊敬語・丁寧語。「昔は君の礼が―・つた程に下迄かうあつたが/毛詩抄 5」「内に―・るか/狂言・猿座頭」
(3)(補助動詞)

 (ア)動詞(またはそれに助動詞を添えたもの)の連用形に助詞「て」を付けたものに付いて,「ている」の意の丁寧語として用いる。…ています。「もし客ばし有うかと思ふて,夫故案内を乞ふて―・る/狂言・武悪(虎寛本)」
 (イ)形容詞・形容動詞の連用形や名詞に助動詞「で」の付いたものなどに付いて,「である」の意の丁寧語として用いられる。…(で)ございます。「殊ない御機嫌で―・つた/狂言・武悪(虎寛本)」

おりや

おりや [2][0] 【織(り)屋】
織物製造を業とする家。また,その人。機屋(ハタヤ)。

おりや

おりや ヲリ― [2][0] 【折(り)屋】
製本の際に,印刷された紙を定められた順序と大きさに折り畳む職業。また,その人。

おりやま

おりやま ヲリ― [0] 【折(り)山】
布や紙を折った場合にできる,外側の折り目。

おりゆ

おりゆ ヲリ― 【居湯】
釜を取り付けずに,ほかで沸かした湯を湯船に移し入れる風呂。近世には「据風呂(スエブロ)」の意に用いられた。[日葡]

おりょう

おりょう 【御寮】
(1)「御寮人(オリヨウニン)」の略。「此の―が所へは方々から酒(ササ)をたくさんにたもるに/狂言・比丘貞」
(2)勧進比丘尼(カンジンビクニ)・歌比丘尼の元締め。「いつごろより―猥(ミダリ)になして遊女同前に/浮世草子・一代男 3」

おりょうにん

おりょうにん 【御寮人】
〔寮に住む人の意から〕
尼僧の敬称。おりょう。

おりよく

おりよく ヲリ― [3][2] 【折好く・折良く】 (副)
ちょうど具合よく。都合よく。
⇔折悪(ア)しく
「―車が通りかかった」

おりよく

おりよく【折よく】
⇒折.

おりよし

おりよ・し ヲリ― 【折好し】 (形ク)
時機がよい。間がよい。「もみぢはひとり見侍るに…―・くて御らんぜさせ給へ/源氏(賢木)」
→おりよく

おりる

おりる【下[降]りる】
come[go,get]down;descend[climb down] <a mountain> ;→英和
get off <a train> ;get out <of a taxi> ;land (飛行機が);→英和
fall (霜が).→英和

おりる

お・りる [2] 【下りる・降りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 お・る
(1)人が高い所から低い所に移る。
⇔のぼる
⇔あがる
《下》「山から(を)―・りる」「二階から―・りる」「階段を―・りる」「エレベーターで―・りる」
(2)上がったり下がったりして働くものが,下がった状態になる。《下》「遮断機が―・りる」「錠が―・りる」
(3)上から垂れ下がった状態になる。《下》「幕が―・りる」
(4)乗り物から外に出る。
⇔のる
《降》「電車から(を)―・りる」「船を―・りる」「名古屋で―・りる」
(5)高い地位・職などを退く。「大臣の椅子を―・りる」「主役を―・りる」「蔵人―・りたる人/枕草子(四〇能因本)」「帝―・りさせ給ふと見ゆる/大鏡(花山)」
(6)勝負などに加わることを途中でやめる。「今回は―・りた」
(7)官公庁や上位者から許可・金品などが与えられる。「保健所の許可が―・りる」「年金が―・りる」
(8)霜・露などが(天から降ったように)現れる。「霜が―・りる」
(9)体外に出る。《下》「薬で虫が―・りる」
(10)貴人の前から退出する。「曹司に―・り給へば/伊勢 65」
〔「おろす」に対する自動詞〕
[慣用] 肩の荷が―

おりネーム

おりネーム [3] 【織り―】
文字・紋様を現した標識用の織物。織りマーク。

おる

お・る ヲル [1] 【居る】 (動ラ五)[文]ラ変 を・り
□一□
(1)人・動物が存在する。そこにある。また,そこにとどまっている。
 (ア)自分の動作を卑下したり他人の言動をさげすんだりする気持ちの含まれることが多い。時には尊大な物言いに用いられることもある。「明日はまだ東京に―・る」「いろいろ文句を言う者が―・るので困る」「屋根の上に猫が―・る」「昔はこの辺にも狸(タヌキ)が―・ったもんだ」
 (イ)「おります」で丁寧な言い方,「おられる(おられます)」で尊敬の言い方として用いられる。「きょうは一日じゅう家に―・ります」「先生は昔,仙台に―・られたことがある」
 (ウ)古くは無生物についても用いた。「埼玉(サキタマ)の津に―・る船の風をいたみ/万葉 3380」
(2)座る。腰をおろす。「しきたへの床の辺去らず立てれども―・れどもともに戯れ/万葉 904」
(3)そのままの状態でいる。ずっとそこにいる。「色ごのみなる男,長岡といふ所に家作りて―・りけり/伊勢 58」
□二□(補助動詞)
(1)動詞の連用形,またそれに助詞「て(で)」の付いたものに付いて,動作・状態が続いていることを表す。やや尊大な言い方として用いられることがあり,また,「ております」「おられる」の形で丁寧な言い方や尊敬の言い方としても用いられる。「テレビは今ではたいていの家で持って―・ります」「ここ数年だれも住んで―・らず,荒れ放題に荒れている」「私はここで待って―・ります」「地下は駐車場になって―・ります」「先生はすでに知って―・られるようだ」「そんなことは聞かなくともわかって―・る」
(2)動詞の連用形に付いて,自分の動作を卑下したり,他人の動作をさげすんだりする時に用いる。「あいつめ逃げ―・ったか」「私も隣の京屋にゐ―・ります/歌舞伎・夕霧七年忌」「いつしかも都を見むと思ひつつ語らひ―・れど/万葉 886」
〔(1)「ゐる」の連用形にラ変動詞「あり」の付いた「ゐあり」の転とする説がある。じっとすわり続けている意が原義で,状態性の意が強いことから,古くから動作の継続・進行の意を表す補助動詞としても用いられた。(2)中世後期の口語ではラ行四段が一般的となった〕
→いる(居)
[可能] おれる

おる

お・る ヲル [1] 【折る】 (動ラ五[四])
(1)紙・布など平面状・線状のものを鋭く曲げる。また,曲げて重ねる。「端を直角に―・る」「千代紙で鶴を―・る」
(2)固い,線状・棒状のものを曲げて切り離す。「木の枝を―・る」「足の骨を―・る」
(3)(自分の体を)深く曲げる。「膝(ヒザ)を―・る」「腰を―・る」
(4)それまでの強い気持ちや態度をかえる。「我(ガ)を―・る」「節(セツ)を―・る」
(5)(波などが)幾重にも重なる。自動詞的に用いる。「白波の八重―・るが上に/万葉 1168」
[可能] おれる
[慣用] 話の腰を―・筆を―・ペンを―

おる

おる【折る】
break;→英和
snap (ぽきりと);→英和
break off (折り取る);pick (花など);→英和
bend (曲げる);→英和
fold (up) (たたむ).→英和

おる

おる【居る】
⇒居(い)る.

おる

お・る 【下る・降る】 (動ラ上二)
⇒おりる

おる

おる【織る】
weave.→英和

おる

お・る [1] 【織る】 (動ラ五[四])
(1)経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を一定の規則で交差させ布を作る。「機(ハタ)を―・る」「帯を―・る」
(2)藺(イ)・竹・わらなどを縦横に組んで布状のものを作る。「筵(ムシロ)を―・る」
(3)いろいろなものを組み合わせ,一つのものを作り上げる。「物語を―・る」
[可能] おれる

おる

お・る 【愚る】 (動ラ下二)
ぼける。「おのづから―・れたる事こそ出で来べかめれ/源氏(乙女)」

おれ

おれ ヲレ [2] 【折れ】
折れること。折れた物。折れた部分。

おれ

おれ [0] (代)
(1)一人称。男が仲間や目下の者とざっくばらんに話す時に用いられる。「ぼく」などよりぞんざいな語。「―が何とかしよう」「―とお前の仲じゃないか」
〔「俺」「己」「乃公」などと書く〕
(2)二人称。下位の者に対して,また相手をののしる時に用いる。おまえ。「―を取殺(ト)れと詔りたまひて/古事記(中)」
〔「爾」「儞」などと書かれる〕〔上代から中古へかけてはもっぱら二人称として用いられた。中世以降,一人称として用いられるようになり,特に近世以降は一人称の語として一般化した。これは貴賤男女の別なく用いられたが,近世末期以降は,女性には一般に用いられなくなった〕
→うれ

おれあう

おれあ・う ヲレアフ [3][0] 【折れ合う】 (動ワ五[ハ四])
お互いにゆずりあって妥協する。おりあう。「妥当な線で―・う」

おれあう

おれあう【折れ合う】
⇒折り合う.

おれい

おれい [0] 【御礼】
(1)感謝の意を表すこと。また,その言葉。「―を述べる」
(2)感謝を表すために贈る品物。「ほんの―のしるしです」

おれいがえし

おれいがえし [4] 【御礼返し】
贈る相手を敬って,返礼をいう語。

おれいごえ

おれいごえ [0] 【御礼肥】
花が咲いたあとや果実を収穫したあとに施す肥料。

おれいぼうこう

おれいぼうこう [4] 【御礼奉公】
奉公人が約束の期間の奉公が済んだあと,恩返しのためにある期間主家にとどまってする奉公。れいぼうこう。

おれいまいり

おれいまいり [4] 【御礼参り】
(1)神仏にかけた願が成就したお礼に,社寺にもうでること。
(2)俗に,暴力団員などが告発や証言など自分の不利益となるような行為をした者に対し,それを恨んで,あとで仕返しに行くこと。「―がこわくて泣き寝入りする」

おれおれし

おれおれ・し 【愚愚し】 (形シク)
ぼんやりしている。愚かである。「もとより―・しき人の心にて/源氏(手習)」

おれきれき

おれきれき [0] 【御歴歴】
「歴歴」の敬称。身分・地位などの高い人たち。名士たち。「―が揃(ソロ)う」

おれきれき

おれきれき【お歴々】
distinguished persons;notables;magnates;VIPs.

おれくぎ

おれくぎ【折れ釘】
a broken[hooked (折れ曲がった)]nail.

おれくぎ

おれくぎ ヲレ― [2] 【折れ釘】
(1)折れた釘。
(2)和釘の一種。頭部を直角に折り曲げてある釘。柱などに打ちつけて,物を掛けるのに用いる。おりくぎ。

おれくぎりゅう

おれくぎりゅう ヲレ―リウ [0] 【折れ釘流】
きわめて字の下手(ヘタ)なこと。金釘(カナクギ)流。

おれくち

おれくち ヲレ― [2] 【折れ口】
(1)物の折れたところ。折れた断面。
(2)人の死にあうこと。とむらい。「明日は伊勢五の家の―で/歌舞伎・梅雨小袖」
(3)仲直りをする機会。「粋な女房の挨拶もよい―と/浄瑠璃・夏祭」

おれこだる

おれこだ・る ヲレ― 【折れこだる】 (動ラ下二)
(体が)くねりまがる。「―・れ,身をなきになして舞ひたりし/弁内侍日記」

おれこます

おれこま・す ヲレ― 【折れ込ます】 (動サ四)
妊娠させる。はらませる。「娘と出来て―・したもんだから/滑稽本・浮世床 2」

おれこむ

おれこ・む ヲレ― [3][0] 【折れ込む】 (動マ五[四])
(1)折れて中に入る。「鉄柱が壁の中に―・む」
(2)妊娠する。はらむ。「―・んだ御礼に石の手水鉢/柳多留 23」

おれさま

おれさま [0] 【俺様・己様】 (代)
〔「さま」は接尾語〕
一人称。自分自身を尊大にいう。「―にさからう気か」

おれせん

おれせん ヲレ― [0] 【折れ線】
いくつかの点を順に線分で結んでできる図形。折線(セツセン)。

おれせんグラフ

おれせんグラフ ヲレ― [5] 【折れ線―】
数量の大きさを表す位置を線で順次結んでできるグラフ。時間の経過に伴って変化する量の推移をみるのに便利。

おれそれ

おれそれ
(1)挨拶(アイサツ)。作法。「乗合の気さんじは,―なしに横に寝て/浮世草子・色三味線」
(2)何やかや。あれこれ。「傍輩中の―も中よく見ゆる/浄瑠璃・廿四孝」

おれたち

おれたち [2] 【俺達】 (代)
一人称。「おれ」の複数。

おれっち

おれっち [2] 【俺っち】 (代)
〔「おれたち」の転〕
一人称。
(1)「おれ」の複数。おれたち。
(2)(単数。「おれ」のくだけた言い方)おれ。

おれつ

おれつ [1] 【お列・オ列】
「お段」に同じ。

おれまがる

おれまが・る ヲレ― [4][0] 【折れ曲(が)る】 (動ラ五[四])
(1)棒状のものが中途から折れてまがる。また,くねくねとまがる。「先の―・った釘」「―・った山道」
(2)進路をかえてまがる。「バス道路から右へ―・る」

おれめ

おれめ ヲレ― [3] 【折れ目】
物の折れたところにつく境や線。

おれめ

おれめ 【己奴】 (代)
〔「め」は接尾語〕
二人称。目下の者に対して,見下す気持ちで用いる。きさま。おのれめ。「―は身共を臆病者にするか/狂言・清水」

おれもの

おれもの 【愚者】
おろかもの。ばかもの。「深き労なき―も/源氏(絵合)」

おれら

おれら [2] 【己等】 (代)
(1)一人称。われ。われら。おれたち。男が同輩またはそれ以下の者に対していう。複数にも単数にも用いる。「そんなこと,―の知ったことか」
(2)二人称。下位の者に対して,あるいは相手をののしっていう。おまえたち。おまえら。「法師は物をえ書かぬぞ。さらば―書け/平家 5」

おれる

おれる【折れる】
(1) break <in two> ;→英和
be broken.(2) can be folded (折りたためる).
(3) give in[yield to](譲歩);compromise;→英和
meet <a person> halfway (折れて出る).

おれる

お・れる ヲレル [2] 【折れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 を・る
(1)紙など平面状のものが鋭く曲がる。おれまがる。「ページのすみが―・れる」
(2)固い,線状・棒状のものが曲がってこわれる。「風で木の枝が―・れた」「足の骨が―・れる」「鉛筆の芯が―・れる」
(3)曲がって進む。「つきあたりを右に―・れるとバス通りに出る」「道が左に―・れている」
(4)相手に対する自分の主張をやわらげて相手の言い分を聞き入れる。譲歩する。「最後には相手が―・れて,やっと話がまとまった」
(5)(「骨がおれる」の形で)手間がかかる。苦労する。「骨が―・れる仕事」「気骨が―・れる」

おろ

おろ ヲ― 【尾ろ】
〔「ろ」は接尾語〕
尾(オ)。
→尾ろの鏡

おろ

おろ ヲ― [1] 【悪露】
分娩後,五,六週間にわたって子宮および膣から出る分泌物。リンパ液・血液・粘液・細胞組織片などからなる。おりもの。

おろ

おろ 【疎】 (接頭)
〔「おろそか」「おろか」などの「おろ」と同源〕
動詞・形容詞などに付いて,十分でないさまを表す。不完全,わずか,などの意。「―覚え」「―癒ゆ」「―よし」

おろいゆ

おろい・ゆ 【疎癒ゆ】 (動ヤ下二)
病気や傷がいくらか快方に向かう。「三日ばかりを隔てて,杖目―・ゆるほどに/今昔 29」

おろおぼえ

おろおぼえ 【疎覚え】
ぼんやりした記憶。うろおぼえ。「国をお出なされたは三つの時で―/浄瑠璃・丹波与作(上)」

おろおろ

おろおろ [1] (副)スル
(1)どうしてよいかわからず取り乱すさま。「ただ―(と)するばかり」
(2)泣いて目や声のうるんでいるさま。「―と泣く」
(3)不十分なさま。「先の翁よりは天骨もなく―かなでたりければ/宇治拾遺 1」
(4)部分的に。まばらに。「髪もはげて白きとても―ある頭に/宇治拾遺 11」

おろおろ

おろおろ
〜する be in a flurry;→英和
be nervous.〜声で in a trembling voice.

おろおろごえ

おろおろごえ [5] 【おろおろ声】
取り乱して出す泣きそうな声。

おろおろなみだ

おろおろなみだ 【おろおろ涙】
おろおろと泣いて流す涙。うろうろなみだ。「―の腹立声/浄瑠璃・生玉心中(上)」

おろおろ声

おろおろごえ [5] 【おろおろ声】
取り乱して出す泣きそうな声。

おろおろ涙

おろおろなみだ 【おろおろ涙】
おろおろと泣いて流す涙。うろうろなみだ。「―の腹立声/浄瑠璃・生玉心中(上)」

おろか

おろか [1] 【愚か】 (形動)[文]ナリ
〔「おろか(疎)」と同源〕
(1)頭の働きがにぶいさま。考えが足りないさま。「―な子ほどかわいい」
(2)ばかげているさま。「―なことを言うな」
(3)未熟である。劣っている。「かしこき人の,この芸には―なるを見て/徒然 193」
[派生] ――さ(名)

おろか

おろか【愚かな】
foolish;→英和
silly;→英和
stupid.→英和
〜にも…する be foolish enough <to do> .‖愚か者 a fool;a foolish person.

おろか

おろか [1] 【疎か】 (形動)[文]ナリ
〔程度が不十分な意〕
(1)(「…はおろか」「…もおろか」の形で)…は言うまでもない。…はもとより,そのうえ。「人は―犬の子一匹通らない」「言うも―(=言ウマデモナイ)」
(2)十分心を尽くしていないさま。通り一遍。おろそか。「みかどの御使をば,いかで―にせむ/竹取」
(3)その表現が不十分であるさま。…どころではない。「いと心ぼそしといへば―なり/源氏(明石)」

おろかしい

おろかし・い [4] 【愚かしい】 (形)[文]シク おろか・し
〔形容動詞語幹「愚か」の形容詞化〕
おろかだ。愚鈍だ。「―・い所業」
〔平安末期から現れる語〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

おろかなし

おろかな・し 【疎か無し】 (形ク)
手落ちがないさま。ぬかりない。「何れに―・く金を積みて/浮世草子・新色五巻書」

おろかむこ

おろかむこ [4] 【愚か聟】
昔話の一。愚かな聟の愚行や失敗を語る笑い話。

おろかもの

おろかもの [0] 【愚か者】
愚かな人間。ばかもの。ぐしゃ。

おろがむ

おろが・む ヲロガム 【拝む】 (動マ四)
おがむ。「かしこみて仕へまつらむ―・みて仕へまつらむ/日本書紀(推古)」

おろくぐし

おろくぐし [3] 【於六櫛】
長野県木曾街道の藪原宿名物黄楊(ツゲ)のすき櫛。昔,お六という女が作り始めたという。

おろし

おろし [3] 【下ろし・卸し】
〔動詞「おろす(降・下)」の連用形から〕
(1)おろすこと。多く他の名詞に付いて用いる。「雪―」「積み―」「上げ―」
(2)(多く「卸し」と書く)
 (ア)(大根・わさびなどを)すりくずすこと。また,すりくずした物。「大根―」
 (イ)「おろし金(ガネ)」の略。
(3)(「卸し」とも書く)魚の身を背骨に沿ってたてに切り取ること。「アジの三枚―」
(4) [1]
品物を新しく使い始めること。「仕立て―の洋服」
(5)邦楽用語。
 (ア)能の囃子(ハヤシ)の手組の一。頭組から地へ移るために打つ打楽器の手組。
 (イ)能の舞事で,笛が地のなかで特殊な譜を吹く部分。
 (ウ)長唄囃子の一。登場人物が駆け出す場合や,立ち回りの見得のきまりなどに用いる。
(6)神仏に供えてあったのを下げたもの。また,貴人の食物の残りや,使っていた物のおさがり。「大饗の―をば,其殿の侍共なん食(クライ)ける/今昔 26」

おろし

おろし【大根卸】
a radish grater (器).

おろし

おろし【卸で売る(買う)】
sell (buy) at wholesale.‖卸売業 the wholesale business.卸商(値) a wholesale dealer (price).

おろし

おろし [3][1] 【卸(し)】
〔「おろし(下)」と同源〕
問屋が商品を小売業者に売り渡すこと。おろしうり。

おろし

おろし【颪】
a wind blowing down <Mt.Tsukuba> .

おろし

おろし [1] 【颪】
〔「おろし(下)」と同源〕
山など高いところから吹きおろしてくる風。「赤城―」

おろしあえ

おろしあえ [0] 【卸し和え】
魚介やきのこなどを調味し,大根おろしであえたもの。

おろしあみ

おろしあみ [3] 【卸(し)網】
かぶせ網の一。数隻の船で水面に網を広げ,一斉に沈ませて投網を引く要領で魚をとるもの。

おろしうり

おろしうり [0][3] 【卸売】
卸売業者が生産者や輸入業者から大量に仕入れた商品を小売業者に売り渡すこと。

おろしうりかかく

おろしうりかかく [6] 【卸売価格】
卸売業者が商品を小売業者に販売する価格。

おろしうりぎょうしゃ

おろしうりぎょうしゃ [6] 【卸売業者】
卸売市場で,生産者またはその代理人である出荷者から生鮮食料品などの販売委託を受け,仲卸(ナカオロシ)業者や売買参加者に販売する者。農林水産大臣の許可を受ける。卸売会社。荷受け。
→仲卸業者

おろしうりしじょう

おろしうりしじょう [6] 【卸売市場】
(1)小売商・卸売商・企業を需要者として,供給者である生産者との間に成立する市場。
(2)卸売が行われる場所。

おろしうりぶっかしすう

おろしうりぶっかしすう [10][9] 【卸売物価指数】
〔wholesale price index〕
卸売価格から算定した卸売物価の水準を示す指数。日本では日銀が作成しているものが代表的。景気変動を最も敏感に反映するといわれ,景気の指標とされる。WPI 。
→消費者物価指数

おろしがね

おろしがね [0][3] 【卸し金・下ろし金】
大根・わさび・しょうが・山芋などをすりおろすための道具。表面に多数の鋭い突起を立てたもの。

おろしぐすり

おろしぐすり 【下ろし薬・堕ろし薬】
堕胎のための薬。「―を飲ませしに,かへつて平産(ヘイサン)しけるは/浄瑠璃・用明天皇」

おろしこむ

おろしこ・む 【下ろし籠む】 (動マ下二)
御簾(ミス)・格子(コウシ)・蔀(シトミ)などをおろして中にとじこもる。「御精進にて御簾―・めて行はせ給ふ/源氏(澪標)」

おろしごめ

おろしごめ 【下ろし米】
神仏・貴人などに供えたあとのおさがりの米。下賜米(カシマイ)。「大饗の―とて/宇治拾遺 1」

おろししょう

おろししょう [3] 【卸商】
卸売を専業とする商人。

おろしそば

おろしそば [4] 【卸し蕎麦】
そばつゆに大根おろしを加えて食べるそば。辛い大根ほどよく合うとされる。福井の越前そばなど。

おろしたつ

おろした・つ 【下ろし立つ】 (動タ下二)
(1)地位・身分の低い者の間に交わらせる。下げ渡す。「まうとたちのつきづきしく今めきたらむに,(空蝉ヲ)―・てむやは/源氏(帚木)」
(2)牛車(ギツシヤ)の轅(ナガエ)を牛から外して榻(シジ)に掛ける。駐車する。「人声おほくて,御車―・てよとののしる/蜻蛉(上)」

おろしたて

おろしたて [0] 【下ろし立て】
新しい品物を使い始めて間もないこと。また,その品物。「―の靴」

おろしだいこん

おろしだいこん [4] 【卸し大根】
大根をおろし金にかけてすりおろしたもの。大根おろし。

おろしどんや

おろしどんや [4] 【卸問屋】
卸売をする問屋。

おろしね

おろしね [3][0] 【卸値】
卸売の段階での値段。

おろしもの

おろしもの 【下ろし物】
神仏への供物,または貴人の膳部などのおさがり。おすべり。おろし。

おろす

おろ・す [2] 【卸す】 (動サ五[四])
〔「下ろす」と同源〕
問屋が商品を小売業者に売り渡す。おろし売りをする。「衣料品を―・す」
[可能] おろせる

おろす

おろす【卸す】
sell (at) wholesale.

おろす

おろ・す [2] 【下ろす・降ろす】 (動サ五[四])
(1)高い所から低い所に移す。下の方にさげる。
⇔あげる
《下》「棚から箱を―・す」「なべを火から―・す」「ベンチに腰を―・す」
(2)上げたり下げたりして使うものを,下げた状態にする。
⇔あげる
「国旗を―・す」
(3)上を固定して,下の方へ伸ばす。《下》「すだれを―・す」「幕を―・す」
(4)人や荷物を,乗り物から外に出す。
⇔のせる
《降》「乗客を―・す」「荷を―・す」
(5)神仏に供えた物をさげる。また,貴人の食事の残りや使っていた物を与えられる。《下》「お供えを―・す」「そこの奉る御衣を一つ二つ―・し候はん/今昔 23」
(6)人を高い地位・役割などからはずす。退かせる。「社長の座から―・す」「主役を―・す」「御門(ミカド)をも―・したてまつりき/増鏡(新島守)」
(7)本体から切り離す。
 (ア)(木の)枝を切る。《下》「枝を―・す」
 (イ)魚・獣の肉を解体する。「アジを三枚に―・す」「獣ノ四足ヲ―・ス/日葡」
 (ウ)頭髪を剃ったり切ったりして仏門に入る。「髪を―・す」
 (エ)(「卸す」とも書く)物をすって小さくする。「大根を―・す」
(8)体外に出す。「虫を―・す」「子を―・す」
〔堕胎の意味では「堕ろす」と書く〕
(9)使わないでしまってあった物を出して使う。「新しいタオルを―・す」
(10)貯金などを引き出す。《下》「一〇万円―・す」
(11)貴人の前から退出させる。「みな下屋に―・し侍りぬるを/源氏(帚木)」
(12)悪く言う。けなす。「あさましく咎め出でつつ,―・す/源氏(乙女)」
(13)風が山の峰から下に向かって吹く。「三室山―・す嵐のさびしきに/千載(秋下)」
[慣用] 錨(イカリ)を―・看板を―・根を―・暖簾(ノレン)を―・筆を―

おろす

おろす【下[降]ろす】
(1) take[bring,get,put]down;lower <a lifeboat> ;→英和
drop <a curtain> ;→英和
cast (いかりを).→英和
(2) launch <a new ship> .→英和
(3) let[get] <a passenger> off;drop (乗客を).
(4) unload (積み荷を).→英和
(5) have an abortion (胎児を).→英和

おろせ

おろせ
〔近世,上方の遊里語〕
(1)駕籠(カゴ)をかつぐ人。かごかき。「―の長兵衛が大汗で/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」
(2)「おろせ駕籠(カゴ)」の略。

おろせかご

おろせかご 【おろせ駕籠】
〔駕籠かきの「重くばおろせ」と呼びつつかついだことによる称〕
駕籠。

おろせ駕籠

おろせかご 【おろせ駕籠】
〔駕籠かきの「重くばおろせ」と呼びつつかついだことによる称〕
駕籠。

おろそか

おろそか【疎かな(に)】
negligent(ly);→英和
careless(ly).→英和
〜にする neglect <one's studies> .→英和

おろそか

おろそか [2] 【疎か】 (形動)[文]ナリ
(1)いいかげんなさま。なおざり。「勉強を―にする」「こんな親切はあだや―ではできない」
(2)よくないさま。つたないさま。「前生(ゼンシヨウ)の運―にして/宇治拾遺 4」
(3)粗末なさま。簡素なさま。「おほやけの奉り物は―なるをもてよしとす/徒然 2」

おろた

おろた ヲロ― 【峰ろ田】
〔「お」は峰,「ろ」は接尾語〕
丘の上にある田。「安波をろの―に生はるたはみづら/万葉 3501」

おろち

おろち ヲロ― [1] 【大蛇】
〔「お」は峰,「ろ」は接尾語,「ち」は霊力,また霊力あるものの意〕
大きな蛇。だいじゃ。うわばみ。「八俣(ヤマタ)の―」

おろぬく

おろぬ・く [3] 【疎抜く】 (動カ五[四])
(1)農作物を間引く。うろぬく。「菜を―・く」「鶯(ウグイス)の声もたか菜を―・きて/徳和歌後万載集」
(2)間をおく。「女郎買も当分―・くつもりだ/黄表紙・見徳一炊夢」

おろねぶる

おろねぶ・る 【疎眠る】 (動ラ四)
うとうとねむる。「足をうちひろげて―・りたるを/宇治拾遺 1」

おろのかがみ

おろのかがみ ヲロ― 【尾ろの鏡】
〔「山鳥の尾ろのはつをに鏡かけとなふべみこそ汝(ナ)に寄そりけめ/万葉 3468」からでた語〕
中世の歌語。語義未詳。異性への慕情のたとえに用いられる。山鳥の尾の鏡。はつおの鏡。「山鳥の―にあらねどもうき影みてはねぞなかれける/土御門院御集」

おろよし

おろよ・し 【疎良し】 (形ク)
〔「おろ」は不十分の意の接頭語〕
(1)ちょっとよい。「―・し,少しよきをいふ。おろかによしといふことにや/町人嚢」
(2)〔近世九州方言〕
あまりよくない。悪い。「客どもに向ひて,あんがい―・いことぬかいてよかばいものか/滑稽本・膝栗毛 8」

おろろんちょう

おろろんちょう [0] 【おろろん鳥】
〔その鳴き声から〕
ウミガラスの別名。

おろろん鳥

おろろんちょう [0] 【おろろん鳥】
〔その鳴き声から〕
ウミガラスの別名。

おわい

おわい ヲ― [0] 【汚穢】
(1)大小便。糞尿(フンニヨウ)。
(2)けがれていること。きたないもの。おあい。おかい。おえ。

おわい

おわい【汚穢】
night soil.

おわいや

おわいや ヲ― [0] 【汚穢屋】
かつて,便所の汲み取りを業とする人をいった語。

おわう

おわ・う オハフ 【追はふ】 (動ハ下二)
〔「追う」に継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕
追い続ける。「冠者原(バラ)―・へて搦めてけり/沙石 5」

おわさう

おわさ・う オハサフ 【御座さふ】 (動ハ四)
〔「おわしあう」の転〕
(1)複数の人々が「ある」「いる」「行く」「来る」の意の尊敬語。「昔物語してこの―・ふ人々に…と聞かせ奉らむ/大鏡(序)」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,複数の人々が…ている,の意の尊敬語。(人々が)…ていらっしゃる。「おとど,宮,よろこび給ふことかぎりなし。…生まれ給ひつる御子をうつくしみ―・ふ/宇津保(国譲中)」

おわしどころ

おわしどころ オハシ― 【御座所】
貴人の居所。おわしまし所。「―尋ねられ給ふ日もあり/源氏(浮舟)」

おわしまさう

おわしまさ・う オハシマサフ 【御座しまさふ】 (動ハ四)
〔「おわしましあう」の転〕
(1)複数の人々が「ある」「いる」「行く」「来る」などの意の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。おいでになる。おありになる。「大宮,子持の宮の御はらからの女宮たち―・ふ/宇津保(蔵開上)」
(2)(補助動詞)
動詞・形容詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたものなどに付いて,複数の人々が…ている,…であるの意の尊敬語として用いられる。(人々が)…て(で)いらっしゃる。「陽成院の御子たち,いみじうすきをかしう―・ひて/栄花(日蔭のかづら)」「とりどりに有識にめでたく―・ふも/大鏡(道長)」

おわしましどころ

おわしましどころ オハシマシ― 【御座所】
貴人の居所。おわしどころ。「この―の見苦しさを/狭衣 4」

おわします

おわしま・す オハシ― 【御座します】 (動サ四)
(1)「ある」「いる」の尊敬語。いらっしゃる。おいで遊ばす。おありになる。「東の五条に大后(オオキサイ)の宮―・しける,西の対に住む人ありけり/伊勢 4」
(2)この世にいる,生きている意の尊敬語。御在世である。「同じ宮,―・しける時,亭子院にすみ給ひけり/大和 72」
(3)「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいで遊ばす。「仁和のみかど,…ふるの滝御覧ぜむとて―・しける道に/古今(秋上詞)」
(4)(補助動詞)

 (ア)動詞の連用形,またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて,「てある」「ている」「ていく」「てくる」などの意を敬っていうのに用いる。…ていらっしゃる。…ておいで遊ばす。「帝,春宮の御才かしこく,すぐれ―・す/源氏(花宴)」
 (イ)使役の助動詞「す」「さす」とともに用いて,特に敬意を強く言い表す。「上も聞しめして興ぜさせ―・しつ/枕草子 137」
 (ウ)形容詞・形容動詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたもの,または,それらに助詞「て」の付いたものに付いて,叙述の意を添える「ある」「いる」の意の尊敬語として用いられる。…て(で)いらっしゃる。「広きおほむめぐみの陰(カゲ)筑波山のふもとよりもしげく―・して/古今(仮名序)」「仁和のみかど,みこに―・しける時/古今(秋上詞)」
〔「おわします」は「おわす」よりさらに高い敬意を表す。中古では,一般に帝・后・院・東宮などの動作・状態を高い敬意をもって表すのに用いられる〕

おわす

おわ・す オハス 【御座す】 (動サ変)
(1)「ある」「いる」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。おありになる。「故上―・せましかば…と思しながらも罪を隠い給はまし/源氏(夕霧)」
(2)「行く」「来る」の尊敬語。「かの寮に―・して見たまふにまことに燕巣作れり/竹取」
(3)(補助動詞)

 (ア)動詞の連用形,またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて,「てある」「ている」「ていく」「てくる」などの意を敬っていうのに用いる。…ていらっしゃる。…ておいでになる。「かかる人も世に出で―・するものなりけり/源氏(桐壺)」
 (イ)形容詞・形容動詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」,またはそれらに助詞「て」の付いたものなどに付いて,それらに叙述の意を添える「ある」「いる」を敬っていうのに用いられる。…て(で)いらっしゃる。「この度はいかでか辞(イナ)び申さむ。様もよき人に―・す/竹取」「この大臣(オトド)どのはかくあまりにうるはしく―・せしをもどきて/大鏡(伊尹)」
〔(1)上代にはまだ用いられず,中古の仮名文に多く用いられる。(2)活用については,サ変説のほかに,四段・下二段の両活用があったとするものもある。(3)命令形には,「おはせよ」のほかに,「おはせ」の形も見られる。「あなうれし。とく―・せ/枕草子 82」(4)近世には,サ変のほかに,四段の例も見られる。「なふそれなれば直実入道にて―・さぬか/浄瑠璃・念仏往生記」〕

おわせ

おわせ ヲワセ 【尾鷲】
三重県南部の市。熊野灘に面し,大台ヶ原山の山麓に位置する。日本有数の多雨地。林業・水産業が盛ん。

おわせぶし

おわせぶし ヲワセ― 【尾鷲節】
三重県尾鷲市の花柳界の民謡で,酒席の騒ぎ唄。江戸で流行した「こちゃえ節」に「のんのこ節」の囃子詞(ハヤシコトバ)が加えられたもの。

おわせる

おわせる【負わせる】
put <a thing> on a person's back (背に);charge <a person with a crime[a duty,responsibilities]> ;→英和
inflict <upon> (傷を).→英和

おわそう

おわそ・う オハサフ 【御座さふ】 (動ハ四)
⇒おわさう

おわそうず

おわそう・ず オハサウズ 【御座さうず】 (動サ変)
〔「おはさふ」の連用形「おはさひ」にサ変動詞「す」が付いた「おはさひす」の転〕
(1)複数の人々が「ある」「いる」「行く」「来る」の意の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。おいでになる。「いま二所もにがむにがむ―・じぬ/大鏡(道長)」
(2)(補助動詞)
動詞・形容詞・形容動詞の連用形に付いて,複数の人々が…ている,…である,の意の尊敬語として用いられる。(人々が)…て(で)いらっしゃる。「皆深き心は思ひ分かねどうちひそみて泣き―・ず/源氏(真木柱)」

おわたり

おわたり [0] 【御渡り】
貴人・神輿(ミコシ)などの,渡御(トギヨ)。

おわらい

おわらい [0] 【御笑い】
(1)観客の笑いをさそうことを主とした内容の出しもの。特に,落語。「―を一席」
(2)人に笑われるような,ばかばかしい失敗・事件。「こいつはとんだ―だ」

おわらいぐさ

おわらいぐさ [0][3] 【御笑い種】
ばかげていて,嘲笑の種になること。もの笑いのたね。

おわらぶし

おわらぶし 【おわら節】
(1)「おはら節{(1)}」に同じ。
(2)特に,「越中おわら節」のこと。

おわら節

おわらぶし 【おわら節】
(1)「おはら節{(1)}」に同じ。
(2)特に,「越中おわら節」のこと。

おわり

おわり【終り】
<come to> an end[a close];→英和
a conclusion;→英和
expiration (期限の).→英和
〜の final;→英和
last;→英和
concluding.〜に finally;in the end;at the end[conclusion] <of> .〜に臨んで in conclusion.

おわり

おわり ヲハリ [0] 【終(わ)り】
(1)終わること。また,物事の最後。すえ。
⇔はじめ
「一年の―」「映画の―の部分」
(2)人の一生が終わること。また,その最後の時。臨終。「あんな善人があんな―をしようとは/春泥(万太郎)」

おわり

おわり ヲハリ 【尾張】
旧国名の一。愛知県西半分にあたる。尾州(ビシユウ)。

おわり=を全(マツト)う∘する

――を全(マツト)う∘する
最後まで立派に成し遂げる。恥ずかしくない一生を終える。

おわり=を告げる

――を告・げる
終わりになる。時代が終わる。「大政奉還によって,武家政治は―・げた」

おわり=良ければすべて良し

――良ければすべて良し
物事は,結末さえよければ,その過程でいざこざや失敗などがあっても全く問題にならないの意。

おわりあさひ

おわりあさひ ヲハリ― 【尾張旭】
愛知県北部,名古屋市に隣接する市。古墳群や条里制の遺構がある。陶磁器生産が盛ん。電機・電子工場や住宅の建設により都市化が進む。

おわりけ

おわりけ ヲハリ― 【尾張家】
徳川御三家の一。徳川家康の第九子義直を祖とし,尾張国と美濃・三河・近江・摂津の一部,および信濃の木曾を領した。六一万九千石。

おわりだいこん

おわりだいこん ヲハリ― [4] 【尾張大根】
宮重(ミヤシゲ)大根の異名。

おわりつば

おわりつば ヲハリ― [4] 【尾張鐔】
室町中期より始まる鉄の透かし鐔の流派。尾張で作られたが,その初源は美濃ともいわれる。鉄味は最上で,真ん中を薄く作り込んだものが多い。高尚・雄渾な作風により透かし鐔の代表的存在。江戸中期頃まで存続。

おわりね

おわりね ヲハリ― [3] 【終(わ)り値】
取引所で,前場または後場,特に後場の最終値段。引け値。大引け値。

おわりのいえづと

おわりのいえづと ヲハリノイヘヅト 【尾張廼家苞】
注釈書。五巻九冊。石原正明(マサアキラ)著。1819年刊。新古今集から和歌約千首を選び注釈したもの。「美濃家苞(ミノノイエヅト)」の宣長説を批判しつつ自説を加えたもの。

おわりのくにぐんじひゃくしょうらのげぶみ

おわりのくにぐんじひゃくしょうらのげぶみ ヲハリ―ヒヤクシヤウラ― 【尾張国郡司百姓等解文】
平安中期の文書。988年,尾張八郡の郡司と百姓が国司藤原元命(モトナガ)の非法を三一箇条に書き連ねてその解任を朝廷に申請した上申書。

おわりのはまぬし

おわりのはまぬし ヲハリ― 【尾張浜主】
(733-?) 平安前期の楽人。日本雅楽の形成に尽力,「拾翠楽」「応天楽」などを作舞した。一一三歳の高齢でも身軽に舞ったという。

おわりはつもの

おわりはつもの ヲハリ― [0][4] 【終(わ)り初物】
⇒穏座(オンザ)の初物(ハツモノ)

おわりまんざい

おわりまんざい ヲハリ― [4] 【尾張万歳】
尾張の知多を本拠とし,年頭に家々をめぐり,祝言を述べ舞をする万歳。知多万歳。

おわる

おわ・る ヲハル [0] 【終(わ)る】 (動ラ五[四])
(1)物事や動作が最後の段階まで行きついて,それ以上続かなくなる。しまいになる。終了する。
⇔始まる
「もうじき掃除が―・る」「あと一週間で夏休みが―・る」
(2)(「…に終わる」の形で)期待された結果が得られず,…の状態が最後となる。結局…となる。「計画が失敗に―・る」「交渉が不調に―・る」
(3)(「…で終わる」の形で)…という状態のままで最終段階を迎える。…のままで終わる。「一介の市井人(シセイジン)で―・る」「計画をこのまま夢で―・らせたくない」
(4)(「…を終わる」の形で)しまいにする。おえる。「以上で私の挨拶(アイサツ)を―・ります」「これでニュースを―・ります」
(5)他の動詞の連用形の下に付いて,その動作が最後まで行われることを表す。しおえる。…て(で)しまう。「本を読み―・る」「昼飯を食べ―・る」
(6)死ぬ。「その庵りのうちにて遂に―・り給ひぬ/平家 3」
〔「終える」に対する自動詞〕
[可能] おわれる

おわる

おわる【終わる】
(come to an) end;→英和
close;→英和
be over;expire (期限が);→英和
result <in> (結果に);→英和
finish <doing,one's work> (完成);→英和
be finished;get through <with> ;conclude (完結).→英和
めでたく(失敗に)〜 end happily (in failure).

おわれ∘り

おわれ∘り ヲハレ― 【終われり】 (連語)
〔動詞「おわる」の已然形に完了の助動詞「り」の付いたもの〕
終わった。「能事―」

おわん∘ぬ

おわん∘ぬ ヲハン― 【畢んぬ】 (連語)
〔動詞「おわる」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の付いた「おわりぬ」の転〕
多く動詞の連用形に付いて,動作の完了したことを表す。…し終わった。…してしまった。「省略せしめ候ひ―∘ぬ/平家 11」
〔漢文の「畢」「了」「訖」などの訓読に基づく語〕

おん

おん [0] 【音】
(1)おと。「響きのよい―」
(2)人間が言語として使うために口から出すおと。言語音。
(3)日本での漢字の読み方のうち,漢字音。字音。
⇔訓
「―で読む」
→漢字音
(4)中国における漢字の音声のうち,語頭子音。
⇔韻
(5)音楽。

おん

おん [1] 【恩】
(1)他の人から与えられためぐみ。いつくしみ。「御―は一生忘れません」「親の―」
(2)封建時代,家臣の奉公に対して主人が領地などを与えて報いること。
(3)給与。手当。「―をもせで,はなれんことこそ無念なれ/曾我 9」
→御恩(ゴオン)

おん

おん【恩】
(a) kindness;→英和
a favor;→英和
an obligation;→英和
a debt of gratitude.〜知らずの ungrateful.→英和
〜に着る be profoundly grateful <for> .〜を仇(あだ)で返す return evil for good;bite the hand that feeds one.〜を受ける be indebted <to> .〜を施す do <a person> a favor.〜着せがましい態度で with a patronizing attitude;patronizingly.

おん

おん 【御】 (接頭)
〔「おおん」の転〕
(1)名詞に(古くは,まれに用言にも)付いて,尊敬の意を添える。「お」よりあらたまった感じがある。「―身」「―礼」「―みずから」「日比も―恋しく思ひ奉りつれど/発心 3」
(2)中古には,下にくる名詞を略して単独で名詞のように用いることがある。「ふみなど講ずるにも,源氏の君の御(=「御詩」ノ略)をば,講師もえ読みやらず/源氏(花宴)」
〔(2)は「御」と漢字で表記され,「おん」と読まれることもあるが,中古のこのような例は「おおん」と読むべきであるといわれる〕

おん

おん 【蔭】
⇒蔭位(オンイ)

おん

おん ヲン [1][0] 【雄】
おす。
⇔めん
「―どり」

おん

おん 【唵】 (感)
〔梵 oṃ〕
インドで古来より聖音とされ,祈りや経典の最初に唱えられる言葉。密教に取り入れられ,真言や陀羅尼(ダラニ)の頭首に置かれる。

おん=に∘着る

――に∘着る
恩を受けたことを有り難く思う。

おん=に掛ける

――に掛・ける
「恩に着せる」に同じ。

おん=に着せる

――に着・せる
ちょっとしたことを,ことさら相手のためにしたように言う。恩に掛ける。

おん=の腹は切らねど情けの腹は切る

――の腹は切らねど情けの腹は切る
恩に報いるために身を捨てる者は少ないが,義理人情のために身を捨てる者は多い。恩の死にはせねども義理の死にはする。

おん=を仇(アダ)で返す

――を仇(アダ)で返・す
身に受けた恩に感謝するどころか,かえって害を加える。
⇔仇を恩で報いる

おん=を売る

――を売・る
のちのち自分の立場を有利にしたり利益を得たりする目的で人を助ける。

おんあい

おんあい [0] 【恩愛】
〔「おんない」とも〕
(1)愛情のこもった思いやり。なさけ。
(2)親子・夫婦など,肉親の間の情愛。また,その情愛に対する執着。「―の絆」

おんあたり

おんあたり 【御辺】 (代)
〔「ごへん(御辺)」の訓読みから〕
二人称。目上の人に対して,敬意をもって用いる。「―の御事どもうけ給はらまほしう候ひつるに/平家 12」

おんあつ

おんあつ [0] 【音圧】
媒質中に音波が存在するときの媒質の圧力の変化部分。通常は,時間の経過につれて大きさが変化するので,交流の電流・電圧と同様に,実効値で表す。日常聞く音は0.1パスカルくらいである。

おんあびらうんけん

おんあびらうんけん [6] 【唵阿毘羅吽欠】
〔梵 oṃ a vi ra hūṃ khaṃ〕
大日如来に祈るときに唱える言葉。あらゆることが成就されるように,の意。「―と数珠さらさらとおしもめば/謡曲・安宅」

おんあみ

おんあみ 【音阿弥】
(1398-1467) 室町前期の能役者。名は元重,通称三郎。世阿弥の甥。観世座三代目大夫とするが,実は四代目。足利義教・義政の庇護をうけ,観世座の勢力をいっそう確立させた。おんなみ。

おんあんぽう

おんあんぽう ヲンアンパフ [3] 【温罨法】
患部を温める治療法。温湿布などの湿性温罨法と湯たんぽ・光線照射などの乾性温罨法がある。
⇔冷罨法

おんい

おんい [1] 【恩威】
思いやりと厳しさ。恩恵と威光。「信賞必罰―行はれざる所なく/学問ノススメ(諭吉)」

おんい

おんい ヲンヰ [1] 【温位】
水蒸気を含まない大気の塊を1000ミリバールに断熱圧縮したと仮定した時の温度。気団の特性を表すのに用いられる。ポテンシャル温度。

おんい

おんい 【蔭位】
律令制で,父祖の位階によってその子孫も一定の位階を授けられた制度。五位以上の者の子と三位以上の者の孫は,二一歳になると,一定の位階に叙し,相当の官職に任用された。いんい。蔭(オン)。
→蔭位[表]

おんいき

おんいき [0] 【音域】
音の高さの範囲。人の声や楽器の出せる最低音から最高音までの幅。「―の広い歌手」

おんいき

おんいき【音域】
《楽》 <voice of great> compass.→英和

おんいてんかん

おんいてんかん オンヰテンクワン [4] 【音位転換】
〔metathesis〕
語の内部で子音が入れかわる現象。「あらたし」が「あたらし」となる類。音位転倒。音顛倒。

おんいり

おんいり 【御入り】
御来訪。お越し。御入来。「―を知りたてまつらば,最前より申すべかりつる物を/曾我 6」

おんいりある

おんいりあ・る 【御入りある】 (連語)
〔「おん…ある」の間に「入る」の連用形を入れたもの〕
補助動詞的に用いる。「ある」「いる」の尊敬語。…(で)いらっしゃる。…(で)ございます。おいりある。「さて御痛(イタ)はり(=病気)は何と―・るぞ/謡曲・熊野」

おんいりそうろう

おんいりそうろ・う 【御入り候】 (連語)
(1)「来る」「行く」「ある」「いる」の尊敬語。おいでになる。いらっしゃる。「こなたへ―・へ/謡曲・松風」
(2)「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。「さるかた卒度(ソツト)御目に懸りて申上度義の―・ふ/浮世草子・一代男 4」
(3)形容詞の連用形,名詞に「にて」の添えられたものに付いて,補助動詞的に用いられ,丁寧の意を表す。…(で)ございます。…であります。御座候。「今更馴々しく―・へ共,たへかねて申まいらせ候/浮世草子・一代男 1」

おんいん

おんいん [0] 【音韻】
(1)言語の音声。
(2)現実の音声に対して,言語学的分析に基づく抽象的な音。
(3)音素。
(4)漢字音の声母(頭子音)と韻母。
(5)音色。響き。

おんいん

おんいん【音韻】
a vocal sound;a phoneme.→英和
‖音韻学者 a phonologist.音韻組織 the sound[phonemic]system.音韻論 phonology.

おんいんがく

おんいんがく [3] 【音韻学】
(1)中国の文献資料を基に漢字音を分析する学問。
(2)「音韻論」に同じ。

おんいんこうたい

おんいんこうたい [5] 【音韻交替】
語中のある音素が,ほかの音素と交替すること。例えば,「酒」sak� と「たる」�aru が合して「酒だる」sak�-�aru となる類。
→母音交替

おんいんひょうき

おんいんひょうき [5] 【音韻表記】
単語などの実際の発音を記した音声表記に,音韻論的な解釈を加えた結果を書き表すこと。また,書き表したもの。例えば,「さしみ [saʃimi]」は /sasimi/ となる。
⇔音声表記

おんいんへんか

おんいんへんか [5] 【音韻変化】
ある言語のある音の発音が歴史的に一定の条件のもとで変化すること。例えば,日本語におけるハ・ヘ・ホの子音が [Φ] から [h] へ変化したなど。

おんいんほうそく

おんいんほうそく [5] 【音韻法則】
〔sound law〕
音の記述に関する法則。構造言語学では音韻体系の記述に必要とされる規則を指すが,歴史言語学では音声変化の規則を指す。後者としては,グリムの法則やベルナーの法則が有名。

おんいんろん

おんいんろん [3] 【音韻論】
〔phonology〕
構文論・意味論などと並ぶ,言語学の一分野。言語音の機能や体系・構造を研究する。

おんうた

おんうた [1] 【御歌】
貴人や皇族などが作る歌。
〔天皇の歌は「御製(ギヨセイ)」という〕

おんうち

おんうち [1] 【御内】
手紙のあて名のかたわらに添える語。相手の妻や相手の一家にあてて出す場合に用いる。

おんえん

おんえん [0] 【恩怨】
なさけとうらみ。恩讐(オンシユウ)。

おんか

おんか [1] 【音価】
(1)文字の一つ一つに対応する具体的な音声。
(2)音楽に用いられた各音の時間的な長さの比率。

おんかい

おんかい【音階】
a (musical) scale.全(長,短)音階 the full (major,minor) scale.

おんかい

おんかい [0] 【音階】
音楽で使われる音を,一定の基準に従って高さの順に配列したもの。
(1)全音階,半音階のように,素材となる諸音の基本的な音程関係を示すもの。
(2)五音音階,七音音階など,オクターブ内での音の数によって分類したもの。
(3)長音階や短音階のように,全音・半音の配置の相違によって区別するものなど,分類基準や民族によって多種多様な種類があり,特に{(3)}はしばしば「旋法」と混同される。スケール。

おんかく

おんかく ヲン― [0] 【温覚】
皮膚および粘膜の温点が刺激を受けて,温度が上昇したことを感じる働き。刺激が大きいと痛覚になる。
⇔冷覚

おんかた

おんかた 【御方】
■一■ (名)
(1)貴人を敬ってその居所をいう語。「中宮の―へ参らせ給ひ/平家 4」
(2)貴人,ことに貴婦人・姫君を敬っていう語。おかた。「貞観殿の―は/蜻蛉(中)」
■二■ (代)
二人称。貴人を敬っていう。あなたさま。「―をば全くおろかに思ひ参らせ候はず/平家 7」

おんかん

おんかん [0] 【音感】
音に対する感覚。音の高低・音色などを聞き分ける能力。「―がするどい」「絶対―」

おんかん

おんかん [0] 【恩簡】
他人から来た手紙を敬っていう語。

おんかんかこう

おんかんかこう ヲンカン― [5] 【温間加工】
塑性加工の一。金属を再結晶温度以下,室温以上に熱して成形する方法。加工力が小さくてすみ,寸法精度・品質の高い製品が得られる。

おんかんきょういく

おんかんきょういく [5] 【音感教育】
音楽の鑑賞・表現に必要な感覚を養う教育。特に,絶対音感を身につけさせる教育。

おんかんきょういく

おんかんきょういく【音感教育】
acoustic education.

おんが

おんが ヲン― [1][0] 【温雅】 (名・形動)[文]ナリ
穏やかで上品な・こと(さま)。「―な立ち居振る舞い」
[派生] ――さ(名)

おんが

おんが [0] 【音画】
(1)〔(ドイツ) Tonmalerei〕
標題音楽の一分野。音で情景や印象を描写するもの。
(2)〔(ドイツ) Tonfilm〕
発声映画。トーキー。

おんが

おんが ヲンガ 【遠賀】
福岡県北部,遠賀郡の町。遠賀川下流の水田農業地帯。

おんが

おんが【温雅な】
graceful.→英和

おんがえし

おんがえし [3] 【恩返し】 (名)スル
受けた恩に報いること。「せめてもの―」「鶴の―」

おんがえし

おんがえし【恩返しをする】
repay a person's kindness.

おんががわ

おんががわ ヲンガガハ 【遠賀川】
筑紫山地に源を発し,福岡県を北流して響灘(ヒビキナダ)に注ぐ川。古くから筑豊炭田の石炭輸送に利用された。長さ58キロメートル。

おんががわしきどき

おんががわしきどき ヲンガガハ― [8] 【遠賀川式土器】
弥生前期の土器の総称。九州から伊勢湾沿岸・東北日本海岸にかけて分布する。稲作の伝播に伴う弥生前期文化の範囲を示す。遠賀川河床からの出土による名称。

おんがく

おんがく [1] 【音楽】
(1)音による芸術。時間の進行の中で,一定の法則に基づいた音を組み合わせて,人の聴覚に訴える美を表現する。
(2)歌舞伎で,人物の登場や退場に用いる囃子(ハヤシ)。
〔明治期には「いんがく」とも〕

おんがく

おんがく【音楽】
music.→英和
〜的 musical;→英和
melodious.→英和
‖音楽家 a musician.音楽会 a concert;a recital(独奏).音楽界 musical circles.音楽学校 a music school[academy].音楽祭 a music festival.音楽好き a lover of music.音楽隊 a brass band.音楽堂 a concert hall.

おんがくか

おんがくか [0] 【音楽家】
音楽を専門の仕事とする人。作曲家・指揮者・演奏家・声楽家など。

おんがくかい

おんがくかい [4][3] 【音楽会】
音楽の演奏を聴かせる会。コンサート。

おんがくがく

おんがくがく [4] 【音楽学】
音楽史学・音楽美学・音楽心理学・音楽社会学・音楽音響学・楽器学・民族音楽学など,音楽に関する一切の学問研究を総括する名称。

おんがくがっこう

おんがくがっこう [5] 【音楽学校】
音楽の演奏・作曲・理論・教育法・音楽学などの教育・研究を目的とする学校。日本では明治時代の官立の音楽取調掛(オンガクトリシラベガカリ)および東京音楽学校に始まり,現在では国立の東京芸術大学音楽学部をはじめ,公立・私立の大学などが多数ある。

おんがくさい

おんがくさい [4] 【音楽祭】
一定期間に集中的に開催される一連のコンサートやオペラ公演などからなる,大規模な音楽的行事。

おんがくたい

おんがくたい [0] 【音楽隊】
音楽を演奏する団体。主に吹奏楽器・打楽器を使い,多く野外で演奏を行うものをいう。楽隊。ブラスバンド。

おんがくちょさくけんしようりょう

おんがくちょさくけんしようりょう [11] 【音楽著作権使用料】
営利を目的として楽曲を使用したり,歌詞・楽譜などを引用するとき,著作権者に支払う使用料。

おんがくとりしらべがかり

おんがくとりしらべがかり 【音楽取調掛】
近代音楽教育の普及,音楽家の養成を目的に1879年(明治12)文部省内に設立された機関。「小学唱歌集」などを出版。87年東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部の前身)に発展。

おんがくどう

おんがくどう [0] 【音楽堂】
音楽を演奏し,聴衆に聴かせるために造られた建物。

おんがくびがく

おんがくびがく [5] 【音楽美学】
音楽とは何か,音楽の存在する根拠は何かを探究する哲学的考察。広義には,音楽の原理や本質にかかわる種々の心理学的・社会学的・理論的な諸研究をも含む。

おんがくりょうほう

おんがくりょうほう [5] 【音楽療法】
病気を治したり,不安や痛みを和らげるために音楽を聴かせたり演奏させたりする治療法。障害児の療育にも用いられる。

おんがな

おんがな [0] 【音仮名】
万葉仮名のうち,字の意味とは無関係にその漢字の音を日本語の音節に当てたもの。「山」を「也末」,「人」を「比登」と書く類。
→訓仮名

おんがましい

おんがまし・い [5] 【恩がましい】 (形)[文]シク おんがま・し
恩着せがましい。「―・い挙動(フルマイ)をなし/いさなとり(露伴)」

おんがん

おんがん【温顔】
a genial look[face].

おんがん

おんがん ヲン― [0] 【温顔】
あたたかみのあるやさしい顔。「先生の御―に接する」

おんがん

おんがん [0] 【恩顔】
慈愛に満ちた顔。多く主君の顔についていう。「―を拝せねば/謡曲・小袖曾我」

おんき

おんき ヲン― [1] 【温気】
あたたかみ。暖気。うんき。

おんき

おんき ヲン― [1] 【遠忌】
(1)仏教諸宗派で,宗祖などの遺徳をたたえるため,50年忌以後50年ごとに行う法要。
(2)一般に,一三回忌以上の,25年忌.50年忌・百年忌など,遠い年忌をいう。遠年忌。えんき。遠関日。

おんきせがましい

おんきせがまし・い [7] 【恩着せがましい】 (形)
恩恵を施して,いかにも感謝しろと言わんばかりの態度である。「―・い口振り」
[派生] ――さ(名)

おんきゅう

おんきゅう【恩給】
<grant,receive> a pension.→英和
〜暮しをする live on one's pension.‖恩給生活者 a pensioner.

おんきゅう

おんきゅう ヲンキウ [0] 【温灸】
もぐさを器具に入れて,間接的に患部にすえる灸。

おんきゅう

おんきゅう [0] 【恩給】
(1)一定年限勤続後退職した公務員および旧軍人,またはそれらの遺族に国が恩給法に基づいて支給する年金または一時金。1956年(昭和31)に公共企業体職員等共済組合法,58年に国家公務員共済組合法,62年に地方公務員等共済組合法が制定され,順次共済組合制度に移行。
(2)鎌倉・室町時代,家臣の奉公に対して主人が所領などを与えること。

おんきゅうしょうしょ

おんきゅうしょうしょ [5] 【恩給証書】
恩給を受ける権利のあることを証明する証書。総務庁恩給局長が交付。

おんきょう

おんきょう【音響】
a sound;→英和
a noise (騒音).→英和
‖音響学(者) acoustics (an acoustician).音響効果 a sound effect;acoustics.音響測深器 an echo sounder.

おんきょう

おんきょう [0] 【音響】
音とその響き。音。

おんきょう

おんきょう ヲン― [0] 【温恭】 (名・形動)[文]ナリ
おだやかでつつしみ深い・こと(さま)。「天資―」

おんきょうおんせいがく

おんきょうおんせいがく [7] 【音響音声学】
機器を用いて音声を音響学的に分析する科学。オシログラフやスペクトログラフを主として用い,高さ・強さ・長さ・フォルマントなどを分析する。音声物理学。

おんきょうがく

おんきょうがく [3] 【音響学】
物理学の一部門。音の発生から伝搬に関する諸現象,また聴覚との関係など音に関する問題を研究対象とする学問。

おんきょうこうか

おんきょうこうか [5] 【音響効果】
(1)演劇・映画・放送などで,擬音や録音した音を使って真実味や情趣を加えること。効果。サウンド-エフェクト。
(2)劇場・ホールなどで,楽音や台詞(セリフ)の響く度合。

おんきょうしんごう

おんきょうしんごう [5] 【音響信号】
音による信号。汽笛・霧笛・号鐘など。

おんきょうそくしん

おんきょうそくしん [5] 【音響測深】
発射した音波の反響を受信して,海底の深さなどを測定すること。

おんきょうへいき

おんきょうへいき [5] 【音響兵器】
目標の位置の測定に音波を利用する兵器。現在は水中用が主体。
→ソナー

おんきょうカプラー

おんきょうカプラー [5] 【音響―】
〔acoustic coupler〕
データを音響に変換し,電話の送受話器を介して伝送する装置。

おんきん

おんきん [0] 【恩金】
人の情けで貸し与えられた金。

おんぎ

おんぎ【恩義】
a favor;→英和
an obligation.→英和
〜を受けている be indebted <to a person> .

おんぎ

おんぎ [1] 【音義】
(1)漢字の音と意味。
(2)言語の各音が本来もっている意味。「―説」
(3)漢籍や経典に用いられている漢字の音と意味とを記した一種の注解書。「勝鬘経―」

おんぎ

おんぎ [1] 【恩義・恩誼】
恩を受けた義理。「―に報いる」「あの人には―がある」

おんぎせつ

おんぎせつ [3] 【音義説】
語の一つ一つの音,あるいは五十音図の各行の音が,固有の意味をもつとする説。江戸時代に盛んに主張され,語義や語源の説明に使われた。

おんぎょう

おんぎょう 【隠形】
呪術(ジユジユツ)によって,自分の体を隠しくらますこと。いんぎょう。「―の呪を御心の中に唱へてぞおはしける/太平記 5」

おんぎょうき

おんぎょうき 【隠形鬼】
姿を隠して種々の不可思議な力を現すという鬼。「―はその形を隠してにはかに敵をとりひしく/太平記 16」

おんぎょうほう

おんぎょうほう 【隠形法】
真言秘密修法の一。摩利支天(マリシテン)の隠形印を結び,陀羅尼・真言を誦すると,悪魔・外道などの目から身を隠すことができるという。

おんぎょく

おんぎょく【音曲】
musical performances.

おんぎょく

おんぎょく [0] 【音曲】
(1)近世以降の邦楽。特に,俗曲。
(2)音楽。「歌舞―の類厳禁」
(3)能楽などの総合芸能で,聴覚的要素を視覚的要素と区別する場合の呼称。

おんぎょくぎょくえんしゅう

おんぎょくぎょくえんしゅう 【音曲玉淵集】
謡曲の謡い方の解説書。五巻。三浦庚妥(ツグヤス)著。1727年刊。室町期の音韻の諸特徴を伝え,近世音韻の資料となる。

おんぎょくし

おんぎょくし [4] 【音曲師】
寄席で,端唄・都々逸(ドドイツ)などを唄う芸人。

おんぎょくばなし

おんぎょくばなし [5] 【音曲噺】
途中で,楽屋の三味線や鳴り物を伴奏に,演者自身や下座(ゲザ)の唄の入る落語。「植木のお化け」「紙屑屋」など。

おんくん

おんくん [0] 【音訓】
漢字の音と訓。漢字のもつ音とその表す意味。

おんくん

おんくん ヲン― [0] 【温燻】
摂氏四〇〜九〇度で数日ないし数時間燻煙をかけて燻製にする方法。水分が多く,長期保存はできない。
⇔冷燻

おんぐう

おんぐう [0] 【恩遇】
情け深いもてなし。「―を被る」

おんけ

おんけ ヲン― [1] 【怨家】
互いにうらみをもつ者同士。仇敵。

おんけい

おんけい【恩恵】
<do a person> a favor[kindness].→英和
〜を受ける benefit[be benefited] <by the labor of others> .→英和

おんけい

おんけい [0] 【恩恵】
恵み。いつくしみ。「―をこうむる」「―を施す」「福祉の―に浴する」

おんけいきかん

おんけいきかん [6][5] 【恩恵期間】
国際法で,開戦の際,入港している,あるいは開戦を知らずに入港した敵国の商船を抑留せず,出港するために認める猶予期間。

おんけいび

おんけいび [3] 【恩恵日】
手形または小切手の支払猶予期間。猶予日。

おんけいろん

おんけいろん [3] 【音形論】
チョムスキーとハレ(Morris Halle)に代表される生成文法理論における音韻論を,その他の音韻論から特に区別する時の名称。意味論・統語論とともに文法記述の一部門をなし,音形規則によって抽象的な音形表示から具体的な音声表示が導かれる過程を記述しようとする。生成音韻論。

おんけつ

おんけつ【温血動物】
a warm-blooded animal.

おんけつ

おんけつ ヲン― [0] 【温血】
あたたかい血液。
⇔冷血

おんけつどうぶつ

おんけつどうぶつ ヲン― [5] 【温血動物】
⇒恒温動物(コウオンドウブツ)

おんけん

おんけん【穏健な】
moderate <opinion> ;→英和
sound;→英和
sensible.→英和
〜派 the moderates.

おんけん

おんけん [0] 【恩眷】
〔「眷」は面倒をみる意〕
世話をして引き立てること。目をかけること。恩顧。「深厚なる―を垂れ給へる大隈伯爵閣下/肉弾(忠温)」

おんけん

おんけん ヲン― [0] 【穏健】 (名・形動)[文]ナリ
(考え方などが)行き過ぎがなく,おだやかで落ち着いている・こと(さま)。
⇔過激
「―な思想」
[派生] ――さ(名)

おんげん

おんげん [0] 【音源】
音波を発生する物体または装置。

おんげん

おんげん ヲン― [0] 【温言】
おだやかでやさしい言葉。温辞。「『お銀ちやん!』などと―で呼留める/二人女房(紅葉)」

おんこ

おんこ【恩顧】
<receive> special favors <from> .

おんこ

おんこ [1] 【恩顧】
特別に目をかけ援助すること。ひきたて。「御―をこうむる」「豊臣家―の大名」

おんこ

おんこ [1]
植物イチイ(一位)の別名。

おんこう

おんこう オンクワウ 【飲光】
慈雲(ジウン)の諡(オクリナ)。

おんこう

おんこう [0] 【音高】
音の高さのこと。音楽では,基音の周波数のような絶対的な基準に基づいた高さを,特に絶対音高と呼ぶことがある。ピッチ。

おんこう

おんこう [0] 【音効】
「音響効果」の略。

おんこう

おんこう ヲン― [0] 【温厚】 (名・形動)[文]ナリ
人柄が穏やかで,温かみのある・こと(さま)。「―な紳士」
[派生] ――さ(名)

おんこう

おんこう【温厚な】
gentle;→英和
affable.→英和

おんこう

おんこう [0] 【恩降】
律令制で,恩赦によって罪を軽減されること。

おんこう

おんこう [0] 【恩幸・恩倖】
天子の特別の寵愛。「―,之に過ぎたる/山月記(敦)」

おんこう

おんこう [0] 【恩光】
(1)ありがたい光。日光。特に,春の光。
(2)君主の恵みのたとえ。「―あたたかにてらして国土皆豊也/保元(上)」

おんこう

おんこう ヲンクワウ [0] 【温光】
あたたかくやわらかい日光。

おんこうとくじつ

おんこうとくじつ ヲン― [0] 【温厚篤実】 (名・形動)[文]ナリ
人柄が温厚で,情にあつく,まじめである・こと(さま)。

おんこちしん

おんこちしん ヲンコ― [1] 【温故知新】
〔論語(為政)〕
昔の事を調べて,そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る。

おんこちしんしょ

おんこちしんしょ ヲンコ― 【温故知新書】
室町時代の国語辞書。三冊。大伴広公編。1484年成立。約一万二千語を頭音によって五十音の各部に分け,さらに乾坤(ケンコン)・時候など一二門に分ける。最古の五十音引き国語辞書。

おんこと

おんこと 【御事】
■一■ (名)
(1)貴人にかかわる「こと」を敬っていう語。「女院の御なげき,たぐひすくなかりし―なり/保元(上)」
(2)特に,貴人の死去のこと。「後嵯峨院の―ののち/新後撰(雑下詞)」
(3)人を敬っていう語。おかた。「これはこの辺りにては見馴れ申さぬ―なり/謡曲・賀茂」
■二■ (代)
二人称。相手を敬っていう語。あなた様。「―をのみなむ,心苦しう思ひ聞こゆるに/源氏(総角)」

おんこやき

おんこやき ヲンコ― [0] 【温故焼】
岐阜県大垣市から産する陶器。無釉(ムユウ)の炻器(セツキ)に金銀で絵付けをしたもの。1849年に清水温故が創始したという。美濃万古(ミノバンコ)。

おんこよみのそう

おんこよみのそう 【御暦の奏】
⇒御暦(ゴリヤク)の奏(ソウ)

おんご

おんご ヲン― [0] 【温語】
あたたかく思いやりのある言葉。「―をきいた事も無い/浮雲(四迷)」

おんごく

おんごく ヲン― [0] 【遠国】
(1)都から遠くはなれた国。辺鄙(ヘンピ)な土地。
(2)律令制で,近国・中国に対して,都に遠い国。延喜式では,相模・武蔵・上野・越後以北,安芸・石見以西および伊予・土佐と九州の諸国。

おんごくぶぎょう

おんごくぶぎょう ヲン―ギヤウ [5] 【遠国奉行】
江戸幕府の職名。幕府の重要直轄地に置かれた奉行の総称。老中の支配。京都・大坂・駿府の町奉行と伏見・佐渡・長崎・堺・山田・奈良・日光・浦賀・下田・新潟・箱館・神奈川・兵庫の各奉行を含む。伏見奉行は大名から,他は旗本から任ぜられた。

おんごくやくにん

おんごくやくにん ヲン― [5] 【遠国役人】
(1)江戸時代,幕府の役人のうち江戸以外の地に勤務した役人。
(2)「遠国奉行」に同じ。

おんさ

おんさ [1] 【音叉】
音響測定,楽器の調律などに用いる道具。均質な細長い金属の棒を U 字形に曲げ,中央に柄をつけたもの。先端をたたくと,安定した振動数をもつ音を発する。

おんさ

おんさ【音叉】
《楽》a tuning fork.

おんさはっしんき

おんさはっしんき [6] 【音叉発振器】
音叉を真空管やトランジスタ回路と組み合わせて,音叉の振動を持続させる装置。低周波の発振器として用いる。

おんざ

おんざ ヲン― [0] 【温座】
(1)安心してすわっていること。
(2)〔仏〕 座が冷える間もないほど休まず修行を続けること。温座行法(ギヨウボウ)。

おんざ

おんざ ヲン― 【穏座】
(1)節宴や大饗(タイキヨウ)などの正式の宴のあとに設けられるくつろいだ席。穏の座。「上卿以下―に着く/西宮記」
→宴座
(2)食事で,最後に出る食物。[日葡]
(3)時期に遅れてとれる果物や野菜。

おんざのはつもの

おんざのはつもの ヲン― 【穏座の初物】
時期に遅れて実るため,初物と同じくらいに珍重される果物や野菜。終わり初物。「七十におよんで分知といはるるは,誠に―なり/浮世草子・色三味線」

おんし

おんし【恩師】
one's (former) teacher.

おんし

おんし 【御師】
「おし(御師)」に同じ。

おんし

おんし [1] 【恩師】
教えてもらった学恩のある先生。

おんし

おんし [0] 【音詩】
〔(ドイツ) Tondichtung〕
標題音楽の一種。詩的内容を音楽で表そうとする試み。交響詩など。

おんし

おんし 【蔭子】
蔭位を受ける資格のある子。親王と五位以上の人の子。いんし。かげこ。

おんし

おんし [1] 【恩賜】
天皇や主君から物を賜ること。また,その物。「―のタバコ」

おんし

おんし【恩賜】
an Imperial gift.

おんししょう

おんししょう [3] 【恩賜賞】
皇室の下賜金に基づき,芸術院賞・学士院賞の受賞者のうち特に優れた者に贈られる賞。

おんしっぷ

おんしっぷ ヲン― [3] 【温湿布】
温罨法(オンアンポウ)の一種。温湿布薬または温湯に浸してしぼった布などを患部に当てて温める方法。
⇔冷湿布

おんしつ

おんしつ【音質】
tone quality;timbre.→英和

おんしつ

おんしつ【温室】
a hothouse;→英和
a greenhouse;→英和
frame (小型).→英和
〜栽培の hothouse <fruit> .栽培する grow <plants> under glass.〜育ち <lead> a sheltered life.‖温室効果 the greenhouse effect.温室栽培 greenhouse cultivation.

おんしつ

おんしつ ヲン― [0] 【温室】
(1)植物を促成栽培するためや,寒さから保護するための保温装置のある建物。
(2)〔仏〕
〔古くは,「おんじつ」〕
浴室。湯殿。「上人―に入て瘡をたでられけるが/太平記 18」

おんしつ

おんしつ [0] 【音質】
音や声の質のこと。特に,マイクロホン・アンプ・スピーカーなどの音響機器によって伝送・再生された音の品質。多くの場合,良い・悪いの価値判断が伴う。

おんしつこうか

おんしつこうか ヲン―カウクワ [5] 【温室効果】
ガラスや大気中の水蒸気・二酸化炭素など,太陽光のような可視光線は通すが赤外線は吸収するような物質が存在することによって,その内側に温度の上昇をもたらすこと。

おんしつこうかガス

おんしつこうかガス ヲン―カウクワ― [8] 【温室効果―】
温室効果を起こす気体の総称。二酸化炭素・フロン・メタン・亜酸化窒素など。

おんしつそだち

おんしつそだち ヲン― [5] 【温室育ち】
大切に保護されて,苦労を知らずに育ったこと。また,その人。世間知らずでひよわな人間の意に使う。「―のぼんぼん」

おんしゃ

おんしゃ【恩赦】
<be granted> amnesty.→英和

おんしゃ

おんしゃ [1] 【恩赦】
確定した刑の全部または一部を消滅させ,あるいは公訴権を消滅させること。内閣が決定し,天皇の認証により行う。大赦・特赦・減刑と刑の執行の免除および復権の五種がある。奈良・平安時代には,天皇の権限で慶事や凶事に際して行われた。

おんしゃ

おんしゃ [1] 【御社】
相手の会社・神社を敬っていう語。

おんしゃ

おんしゃ [0] 【音写】 (名)スル
ある言語の語音を別の言語体系の文字で書きうつすこと。「梵語を漢字で―する」

おんしゃ

おんしゃ ヲン― [0][1] 【温藉】 (名・形動)[文]ナリ
心が広くやさしい・こと(さま)。「吟蜩は風流―,金を返して恩を報じ/露団々(露伴)」

おんしゃく

おんしゃく [0] 【恩借】 (名)スル
〔「おんじゃく」とも〕
特別の情けで金品を借りること。また,その金品。「お願ひ申して償ひ金―いたせしその砌り/歌舞伎・蝶鶼山崎踊」

おんしゅ

おんしゅ 【隠首】
律令制で,戸籍や計帳に登録されないで租税負担を逃れていた者が自首すること。
→括出(カツシユツ)

おんしゅう

おんしゅう ヲンシウ 【温州】
中国,浙江(セツコウ)省の東シナ海に面する港湾都市。甌江(オウコウ)流域の茶・ミカンなどの集散地。うんしゅう。ウェンチョウ。

おんしゅう

おんしゅう【恩讐】
<beyond> love and hate.

おんしゅう

おんしゅう 【隠州】
隠岐(オキ)国の別名。

おんしゅう

おんしゅう [0] 【恩讐】
恩とあだ。なさけとうらみ。

おんしゅう

おんしゅう ヲンシウ [0] 【怨讐】
恨み,かたきとすること。えんしゅう。「父子・兄弟―を結び/太平記 27」

おんしゅう

おんしゅう ヲンシフ [0] 【温習】 (名)スル
繰り返し練習すること。おさらい。

おんしゅうかい

おんしゅうかい ヲンシフクワイ [3] 【温習会】
日本舞踊や邦楽などで,練習の成果を発表する会。おさらい会。

おんしゅうのかなたに

おんしゅうのかなたに オンシウ― 【恩讐の彼方に】
小説。菊池寛作。1919年(大正8)「中央公論」に発表。主殺しの罪を負いながら豊前耶馬渓(ヤバケイ)の難所に隧道(ズイドウ)を開こうと志す了海と,彼を父の敵とねらう実之介とが協力して,了海の悲願を達成するまでを描く。

おんしょう

おんしょう【温床】
a hotbed <of crime> .→英和

おんしょう

おんしょう【恩賞】
a reward.→英和

おんしょう

おんしょう ヲンシヤウ [0] 【温床】
(1)わら・落ち葉などの有機物の発酵熱や電熱などを利用して土の温度を高めた苗床。熱を保つようにガラス・ビニールなどで覆う。苗の促成,寒害からの保護などに用いる。おんどこ。フレーム。
⇔冷床
[季]冬。
(2)ある傾向や風潮が育つのに都合のよい環境。普通,悪いものについていう。「悪の―」

おんしょう

おんしょう [0] 【恩賞】
(1)功績や奉仕をほめて,主君が家臣に与える褒美(ホウビ)。また,その褒美の金品・土地など。
(2)恩を返すこと。恩返し。「かく厄介になれる―に,せめてはと思ひ/浮世草子・永代蔵 5」

おんしょう

おんしょう [0] 【恩詔】
〔「おんじょう」とも〕
情のこもったみことのり。ありがたいお言葉。

おんしょうかた

おんしょうかた 【恩賞方】
(1)建武政府の職名。軍功を検討して恩賞を与える部局。1333年設置されたが決定権がなく事務が遅滞し,廃絶。
(2)室町幕府の職名。1336年設置。勲功を検討して恩賞を決定した。恩賞奉行。

おんしょうち

おんしょうち 【恩賞地】
封建時代,恩賞として与えられた土地。恩地。

おんしょうちょう

おんしょうちょう [3] 【音象徴】
(1)音や状態を言語音によって表そうとすること。例えば,ワンワン・ズルズル・ヒラヒラ・シーンなど。語音象徴。
(2)状態や気分などを効果的に表現するため,音声に変化を与えること。ダマッテをダマーッテ,イタイをイタタタタなどという類。

おんしょうぶぎょう

おんしょうぶぎょう 【恩賞奉行】
「恩賞方{(2)}」に同じ。

おんしょく

おんしょく ヲン― [0] 【慍色】
むっとした顔色。うんしょく。

おんしょく

おんしょく ヲン― [0] 【温色】
(1)「暖色(ダンシヨク)」に同じ。
⇔冷色
(2)穏やかな顔色。

おんしょく

おんしょく【音色】
a tone (color);→英和
timbre.→英和

おんしょく

おんしょく [0][1] 【音色】
一般にいう「ねいろ」のこと。音響学や音楽の術語としていう語。音の異同を識別する重要な要素の一つ。

おんしらず

おんしらず【恩知らず】
ingratitude;→英和
an ungrateful person (人).〜の ungrateful.→英和

おんしらず

おんしらず [3] 【恩知らず】
人から受けた恩をありがたいとも,その恩に報いようとも思わないこと。また,そのような人。「この―め」

おんしん

おんしん【音信】
(a) communication;→英和
correspondence;→英和
news.→英和
〜不通である have no communication <with> ;have not heard from.

おんしん

おんしん [0] 【音信】
便り。おとずれ。
→いんしん(音信)

おんしんふつう

おんしんふつう [0] 【音信不通】
便り・訪れが全くないこと。また,連絡のないこと。いんしんふつう。

おんじ

おんじ ヲン― [1] 【遠志】
中国原産イトヒメハギの根を乾燥した生薬。去痰(キヨタン)薬とする。

おんじ

おんじ [0] 【音字】
一字が一定の音を表す文字。音節文字と音素文字とがある。表音文字。音標文字。
⇔意字

おんじき

おんじき 【飲食】
〔「おん」も「じき」も呉音〕
いんしょく。「洲府皆,香華・―を捧げ/今昔 6」

おんじゃく

おんじゃく ヲン― [0] 【温石】
(1)焼いた石を綿などで包んだもの。冬,体を暖めるのに使った。焼き石。[季]冬。《草庵の―の暖唯一つ/虚子》
(2)〔温石をぼろ切れに包んで用いたことから〕
ぼろを着ている人をあざけっていう語。

おんじゃくめん

おんじゃくめん ヲン― [4] 【温石綿】
⇒石綿(イシワタ)

おんじゃる

おんじゃ・る オンヂヤル (動ラ四)
〔近世前期,上方以外の地方の語〕
「おじゃる」に同じ。「ちよこ��ちよこ��濡れたがよく―・る/浄瑠璃・丹波与作(上)」

おんじゅ

おんじゅ 【飲酒】
〔「おんしゅ」とも。「おん」は呉音〕
「いんしゅ(飲酒)」に同じ。「―は仏の御戒めはさる事なれども/謡曲・木賊」

おんじゅう

おんじゅう ヲンジウ [0] 【温柔】 (名・形動)[文]ナリ
(1)穏やかでやさしい・こと(さま)。「―な性質」
(2)あたたかでやわらかな・こと(さま)。

おんじゅうきょう

おんじゅうきょう ヲンジウキヤウ [0] 【温柔郷】
(1)遊里。花柳界。
(2)ねや。閨房(ケイボウ)。

おんじゅうとんこう

おんじゅうとんこう ヲンジウ― [0] 【温柔敦厚】
(性格が)柔和で誠実な人柄。温厚。

おんじゅかい

おんじゅかい [3] 【飲酒戒】
酒を飲んではいけないという戒め。仏教の五戒の一。不飲酒戒。

おんじゅく

おんじゅく 【御宿】
千葉県南東部,夷隅(イスミ)郡の町。太平洋に面し,古くから漁業が盛ん。網代湾は童謡「月の砂漠」の舞台といわれる。

おんじゅつ

おんじゅつ [0] 【恩恤】
めぐみあわれむこと。「早く―を垂れ/太平記 15」

おんじゅん

おんじゅん ヲン― [0] 【温純】 (名・形動)[文]ナリ
おだやかで,すなおなこと。温和で混じりけのないこと。「―な気風」

おんじゅん

おんじゅん ヲン― [0] 【温順】 (名・形動)[文]ナリ
(人柄などが)穏やかで素直な・こと(さま)。「―な性格」
[派生] ――さ(名)

おんじょ

おんじょ [1] 【恩叙】
特別な恩恵により,位階を授けられること。

おんじょう

おんじょう 【音声】
(1)音。声。「大―」「―ガイササカ鼻声デ/天草本伊曾保」
(2)「音声楽(オンジヨウガク)」の略。

おんじょう

おんじょう [0] 【恩情】
情けある心。恩愛の情。いつくしみの心。

おんじょう

おんじょう ヲンジヤウ [0] 【温情】
思いやりのあるやさしい心。「―あふれる言葉」

おんじょう

おんじょう【温情ある】
warmhearted.温情主義 paternalism.→英和

おんじょうがく

おんじょうがく 【音声楽】
雅楽で,管弦の楽。「天女くだり―をして植ゑし木なり/宇津保(俊蔭)」

おんじょうしゅぎ

おんじょうしゅぎ ヲンジヤウ― [5] 【温情主義】
他人に温情をもって接しようとする態度・傾向。特に労使関係で,福利厚生・賃上げなどに,労働者の権利としてではなく,経営者の温情として一定の理解を示し,労使協調を保とうとする考え方。家族主義。パターナリズム。

おんじょうじ

おんじょうじ ヲンジヤウ― 【園城寺】
滋賀県大津市園城寺町にある天台宗寺門派の総本山。俗に三井寺ともいう。山号,長等山。七世紀頃の創建。858年円珍が唐より帰朝して延暦寺別院とし,死後天台宗内の対立から993年に延暦寺と分離。以後,延暦寺が山門と呼ばれるのに対し寺門と呼ばれる。黄不動画像・金堂・経堂・勧学院客殿など文化財が多い。

おんじん

おんじん [0][3] 【恩人】
助けてくれた人。恩恵を施してくれた人。「命の―」

おんじん

おんじん【恩人】
a benefactor;→英和
a patron.→英和

おんすい

おんすい ヲン― [0] 【温水】
あたたかい水。湯。
⇔冷水
「―プール」

おんすいき

おんすいき ヲン― [3] 【温水器】
電力・太陽熱などを利用して,水を加熱する器具。

おんすいだんぼう

おんすいだんぼう ヲン―バウ [5] 【温水暖房】
室外で加熱した温水を建物に循環させ,室内に放熱器を置いて暖房する方式。

おんすいよく

おんすいよく ヲン― [3] 【温水浴】 (名)スル
湯に入ること。温浴。
⇔冷水浴

おんすう

おんすう [3] 【音数】
言語の音や,音節の数。

おんすうりつ

おんすうりつ [3] 【音数律】
音節の数によってつくられる詩歌のリズム。五七調・七五調など五音と七音の組み合わせによる場合が多い。

おんず

おんず [0] 【音図】
⇒五十音図(ゴジユウオンズ)

おんせい

おんせい ヲン― [0] 【温静・穏静】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着いていて穏やかな・こと(さま)。「何を以て心情の―を感ぜん/欺かざるの記(独歩)」

おんせい

おんせい [1] 【音声】
(1)人間が意思を伝達するために口から発する音。言語音。
(2)人の声。おんじょう。
(3)おと。「テレビから―が消える」

おんせい

おんせい【音声】
a voice;→英和
a sound.→英和
音声学(者) phonetics (a phonetician).音声多重放送 sound multiplex broadcasting.

おんせい

おんせい ヲン― [0][1] 【温淸】
〔礼記(曲礼上)「凡為�人子�之礼,冬温而夏淸,昏定而晨省」による〕
父母が冬は暖かく夏は涼しく暮らせるように,子が親に孝行すること。温淸定省(テイセイ)。

おんせいがく

おんせいがく [3] 【音声学】
〔phonetics〕
言語に用いられる音声を観察し,分類記述する学問。発音学。

おんせいきかん

おんせいきかん [5][6] 【音声器官】
音声を発するのに必要な器官。横隔膜・肺臓・胸筋・気管支・気管・喉頭(コウトウ)・咽頭(イントウ)・声帯・口腔(コウコウ)・鼻腔・舌・歯・唇などが含まれる。発音器官。

おんせいきごう

おんせいきごう [5] 【音声記号】
言語音を表記するための記号。アルファベットに基づいた字母記号とそれ以外の非字母記号とがある。発音記号。発音符号。表音記号。

おんせいげんご

おんせいげんご [5] 【音声言語】
文字言語に対し,音声によって伝達される言語。話し言葉。

おんせいごうせい

おんせいごうせい [5] 【音声合成】
コンピューターを用いて人間の音声・言葉を機械的に合成すること。

おんせいせいりがく

おんせいせいりがく [7] 【音声生理学】
音声器官の機能を科学的に研究する学問。

おんせいたじゅうほうそう

おんせいたじゅうほうそう [1][4] 【音声多重放送】
二つの音声信号を同時に送るテレビ放送。二か国語放送やステレオ放送など。

おんせいにんしき

おんせいにんしき [5] 【音声認識】
コンピューターを用いて人間の話す言葉を自動的に認識すること。

おんせいひょうき

おんせいひょうき [5] 【音声表記】
言語音を音声記号を用いて表すこと。また,表されたもの。
⇔音韻表記

おんせいぶつりがく

おんせいぶつりがく [7] 【音声物理学】
⇒音響音声学(オンキヨウオンセイガク)

おんせいやく

おんせいやく [3] 【音声訳】
⇒音訳(オンヤク)(3)

おんせいメール

おんせいメール [5] 【音声―】
⇒ボイス-メール

おんせつ

おんせつ [0] 【音節】
〔syllable〕
(1)ある言語で,通常一まとまりの音として意識され,発音される単位。日本語ではほぼ仮名一字が一音節にあたる。シラブル。
(2)学問的レベルで論じられる,純粋に音声学的次元における一かたまりの音連続。音声学的音節。

おんせつ

おんせつ【音節】
a syllable.→英和
〜に区切る syllabicate.→英和

おんせつもじ

おんせつもじ [5] 【音節文字】
表音文字のうち,平仮名・片仮名のように一字が一音節を表す文字。
→音素文字

おんせん

おんせん ヲン― [0] 【温泉】
(1)その地方の年平均気温より高い温度のわき水。日本では湯温が摂氏二五度以上か,または規定された物質を溶存するものと定められている。地下水が火山起源の熱で熱せられたものが多い。含有成分によって,単純泉・炭酸泉・硫黄泉などに分ける。いでゆ。
⇔冷泉
→鉱泉
(2){(1)}を利用した浴場。また,その浴場のある地域。温泉場。「鄙(ヒナ)びた―」

おんせん

おんせん [0] 【音栓】
パイプ-オルガン・リード-オルガンなどで,各種の音管への風の入り口を開閉する装置。音色を変える働きをする。ストップ-キー。

おんせん

おんせん【温泉】
a hot spring;a spa (鉱泉).→英和
‖温泉場(宿) a hot spring resort(hotel).温泉療法 a hot-spring cure;balneotherapy.

おんせんか

おんせんか ヲン―クワ [3] 【温泉華】
温泉水の沈殿物。細かい結晶の集まりで,主成分は石灰・硫黄・ケイ酸など。ゆのはな。

おんせんけん

おんせんけん ヲン― [3] 【温泉権】
温泉源を利用する権利。湧出地で直接利用する権利のほか,引き湯して利用する権利も含む。慣習法上,湧出地の土地所有権とは別個の権利として取り扱われる。温泉専用権。源泉権。湯口権。

おんせんせいぶつ

おんせんせいぶつ ヲン― [5] 【温泉生物】
湯温が摂氏五〇度以上の温泉にすむ生物。藍藻(ランソウ)類や細菌類などの原核植物・原生動物に属するものが多い。

おんせんたまご

おんせんたまご ヲン― [6][5] 【温泉卵】
卵黄は固まり,卵白は軟らかいゆで卵。摂氏六五〜六八度の湯に三〇分程度漬けておくとできる。この温度の温泉なら簡単に作れることからこの名がついたといわれる。

おんせんば

おんせんば ヲン― [0] 【温泉場】
温泉のある場所。湯治場。

おんせんやど

おんせんやど ヲン― [5] 【温泉宿】
温泉場にある宿屋。

おんせんよど

おんせんよど ヲン― [5] 【温泉余土】
温泉水や噴気孔のガスによって,岩石が変質してできた粘土。温泉粘土。

おんせんりょうほう

おんせんりょうほう ヲン―レウハフ [5] 【温泉療法】
慢性疾患の治療や病後の疲労回復のため温泉を利用する方法。入浴・飲泉・吸入などの方法がある。

おんせんマーク

おんせんマーク ヲン― [5] 【温泉―】
(1)地図で,温泉の記号。「♨」で表す。
(2)〔(1)を看板にすることが多かったことから〕
つれこみ宿。さかさくらげ。

おんぜち

おんぜち 【演説】
〔仏〕 僧が教えを説くこと。また,その文句。説教。「―玉を吐く/古事談 3」

おんそ

おんそ【音素】
《音声》a phoneme.→英和
音素論 phonemics.

おんそ

おんそ [1] 【音素】
〔phoneme〕
ある言語で,語と語の意味を区別する機能をもつ音声の最小単位。例えば,「たき(滝)」と「かき(柿)」の語頭の/t/と/k/など。

おんそく

おんそく【音速】
the speed of sound.〜以下の subsonic.→英和
超音速の supersonic.→英和

おんそく

おんそく [0] 【音速】
音波が媒質を伝わる速さ。空気中の音速は摂氏〇度一気圧の時,毎秒331.5メートルで,温度が一度上がるごとに毎秒0.6メートルずつ増す。
→音速[表]

おんそたいけい

おんそたいけい [4] 【音素体系】
一言語の音素が構成していると考えられる体系。

おんそもじ

おんそもじ [4] 【音素文字】
表音文字のうち,ローマ字・アラビア文字のように一字が一音素あるいは一単音を表す文字。単音文字。
→音節文字

おんそろん

おんそろん [3] 【音素論】
〔phonemics〕
言語学の一分野。音素を抽出し,その体系や構造を研究する学問。一般にアメリカ構造言語学の音韻論を指し,母音と子音のみを対象としてアクセントなどは扱わない。音素を弁別的特徴の束としてみる。狭義の音韻論。

おんそん

おんそん 【蔭孫】
蔭位を受ける資格のある孫。三位以上の者の孫。

おんぞ

おんぞ 【御衣】
着る人を敬ってその衣服をいう語。お召し物。「いみじき宝の―の綿のいみじき/宇治拾遺 13」

おんぞう

おんぞう ヲン― [0] 【怨憎】
うらみにくむこと。えんぞう。「我執―は邪見放逸の剣をとぐ/盛衰記 45」

おんぞうえく

おんぞうえく ヲン―ヱ― [5] 【怨憎会苦】
〔仏〕 八苦の一。うらみにくむ人に会う苦しみ。「―の恨みを扁舟の内につみ/平家 12」

おんぞうし

おんぞうし [3] 【御曹司・御曹子】
〔「曹司」は部屋(ヘヤ)の意〕
(1)名門の子弟。「社長の―」
(2)公家の子息でまだ独立していない者。
(3)(平家の「公達(キンダチ)」に対して)源氏の嫡流で,独立していない子息の敬称。特に,源義経。

おんぞがち

おんぞがち 【御衣勝ち】 (形動ナリ)
体が小さくて衣装ばかりが目立つさま。「いと―に,身もなくあえかなり/源氏(若菜上)」

おんぞろか

おんぞろか (連語)
〔「恩候か」で,恩に着るほどのことであろうか,いやそうではない,当然のことだ,の意〕
当然のこと。もちろんのこと。「それこそ飯酒は―のけて,さいくうとたち給ふは/咄本・醒睡笑」
〔一説に,「鬼で候か」の転ともいう〕

おんぞん

おんぞん ヲン― [0] 【温存】 (名)スル
(1)使わないで大事に保存すること。「切り札を―する」
(2)手を加えずに,そのままにしておくこと。「悪習を―する」
(3)いたわり大切にすること。「棭斎の病める霞亭に対する―の工夫の至れるを/霞亭生涯末の一年(鴎外)」

おんぞん

おんぞん【温存する】
preserve;→英和
retain.→英和

おんたい

おんたい [0] 【恩貸】 (名)スル
めぐみを与えること。「―地」「射的銃一挺を―せよ/浮城物語(竜渓)」

おんたい

おんたい ヲン― [0] 【温帯】
熱帯と寒帯との間の地帯。種種の区分法があるが,ケッペンは最も暖かい月の平均気温摂氏一〇度の等温線と,最も寒い月の平均気温摂氏一八度の等温線とに挟まれた地帯を広義の温帯とし,そのうち最も寒い月の平均気温が摂氏マイナス三度以下の地帯を亜寒帯として除いた地帯を狭義の温帯とする。また,緯度によって二三・二七度(回帰線)と六六・三三度(極圏)の間とする区分もある。

おんたい

おんたい [0][1] 【御大】
〔「御大将」の意〕
かしら立つ人,その道の長たる人を,親しんで呼ぶ語。「いよいよ―のお出ましだ」

おんたい

おんたい【温帯】
the Temperate Zone.温帯低気圧 an extratropical cyclone.

おんたい

おんたい [0] 【恩待】 (名)スル
手厚い待遇をすること。「良人の―を被る/花柳春話(純一郎)」

おんたいきこう

おんたいきこう ヲン― [5] 【温帯気候】
温帯にみられる気候。温和で,降水量もあり,四季の変化が明瞭(メイリヨウ)。夏季の気温はかなり上昇する。冬季にはかなり寒く降雪もみられるが,長い積雪期間をもたないのが通例で,降水量は大陸の東岸に多い。

おんたいこ

おんたいこ ヲン― [3] 【温帯湖】
表面水温の年最高値が摂氏四度以上,最低値が摂氏四度未満になる湖。
→熱帯湖

おんたいしょくぶつ

おんたいしょくぶつ ヲン― [6] 【温帯植物】
温帯を中心に自生する植物。ケヤキ・ナラ・ブナなどの夏緑樹が主となる。

おんたいちせいど

おんたいちせいど [6] 【恩貸地制度】
中世ヨーロッパで,主君が家臣に奉仕を求める代償として土地の使用権を貸与する慣例。封建制度成立の基盤となった。

おんたいていきあつ

おんたいていきあつ ヲン― [7] 【温帯低気圧】
主として中緯度帯に発生する低気圧。寒暖両気団の接するところに発生し,初期から前線を伴う。中緯度天気変化の主要原因となる。

おんたいりん

おんたいりん ヲン― [3] 【温帯林】
温帯のうち冷温帯に発達する樹林の総称。主にブナ・ミズナラ・クリなどの落葉広葉樹からなり,ときにスギ・ヒノキなどの常緑針葉樹も含む。夏緑樹林。冷温帯林。

おんたく

おんたく [0] 【恩沢】
〔古くは「おんだく」とも〕
めぐみ。いつくしみ。おかげ。「―に浴する」「―を施す」

おんたくぶぎょう

おんたくぶぎょう 【恩沢奉行】
鎌倉幕府の職名。御家人の勲功・功績を検討し,恩賞領地の交付などをつかさどる。勲功奉行。

おんたけきょう

おんたけきょう 【御嶽教】
⇒みたけきょう(御嶽教)

おんたけさん

おんたけさん 【御岳山・御嶽山】
長野・岐阜両県にまたがる火山。海抜3067メートル。古来,霊峰として信仰の対象となる。山麓の檜(ヒノキ)林は日本三大美林の一。1979年(昭和54),有史以来初めて噴火。木曾御岳。

おんたで

おんたで 【御蓼】
タデ科の大形多年草。雌雄異株。高山の砂礫地に生え,地下茎が深く横走する。葉は卵形で厚く,大きい。夏,茎や枝の先に円錐花序を立てて黄白色の小花を密につける。イワタデ。ハクサンタデ。

おんたらし

おんたらし 【御執・御弓】
〔古くは「おんだらし」とも〕
貴人の持つ弓を敬っていう語。おおんたらし。みとらし。「たとひ千疋万疋にかへさせ給ふべき―なりとも/平家 11」

おんたらしのそう

おんたらしのそう 【御弓の奏】
平安時代以降,正月七日の白馬(アオウマ)の節会(セチエ)の時,一七日に行われる射礼(ジヤライ)に使う天皇の弓矢を兵部省から奉ることを内弁が天皇に奏上する行事。みたらしのそう。

おんだ

おんだ 【恩田】
姓氏の一。

おんだ

おんだ [0] 【御田】
⇒田遊(タアソ)び

おんだす

おんだ・す [3] 【追ん出す】 (動サ五)
「追い出す」の俗な言い方。「道楽が過ぎて家を―・された」

おんだもく

おんだもく 【恩田杢】
(1717-1762) 信濃国松代藩の家老。実名は民親。藩主真田幸弘に登用され財政改革にあたった。
→日暮硯(ヒグラシスズリ)

おんだん

おんだん ヲン― [0] 【温暖】 (名・形動)[文]ナリ
気候などがあたたかな・こと(さま)。
⇔寒冷
「気候―な土地」

おんだん

おんだん【温暖な】
warm;→英和
mild <climate> .→英和
温暖前線 a warm front.

おんだんか

おんだんか ヲン―クワ [0] 【温暖化】
人間活動によって放出された温室効果ガスで地球の気温が上昇すること。地球の温暖化。

おんだんかうきこう

おんだんかうきこう ヲン― [7] 【温暖夏雨気候】
サバンナ気候の外側や大陸東岸の内陸部にみられる温帯気候の一。温暖湿潤気候に比し気温の年較差は小さいが,夏季は高温多雨,冬季は温暖で雨量は少ない。中国の華南・ガンジス川流域・ブラジル高原の南部・グランチャコ地方・オーストラリアの北東岸に分布する。温帯冬季少雨気候。

おんだんこうきあつ

おんだんこうきあつ ヲン―カウ― [7] 【温暖高気圧】
気温が周囲より高い高気圧。晴れることが多い。小笠原高気圧はその一。

おんだんしつじゅんきこう

おんだんしつじゅんきこう ヲン― [9] 【温暖湿潤気候】
大陸の中緯度の東岸地方に分布する温帯気候の一。四季の変化がみられ,モンスーンが吹きこみ,雨量は比較的多い。夏季は高温多湿で,冬季は比較的気温が低く,乾燥する。西岸海洋性気候に比し,気温の年較差は大きい。日本(北海道を除く)・米国の東部・中国の華中・アルゼンチンのパンパ(東部)・オーストラリアの東部に分布する。温帯東岸気候。

おんだんぜんせん

おんだんぜんせん ヲン― [5] 【温暖前線】
暖気が寒気を押すようにして移動していく前線。寒気側の広範囲に曇雨天が出現する。
⇔寒冷前線

おんち

おんち [1] 【音痴】
(1)生理的な機能不全や心因性の原因によって正しい音の認識や発声などができないこと。また,そういう人。音聾(オンロウ)。
(2)音に対する感覚が鈍く,歌を正しく歌えないこと。また,そのような人。
(3)あることに感覚が鈍いこと。「方向―」「味―」

おんち

おんち 【恩地】
鎌倉・室町時代,家臣の勲功に対する恩賞として与えた土地。恩賞地。恩領。

おんち

おんち [1] 【御地】
相手を敬ってその人がいる土地をいう語。貴地。

おんち

おんち 【隠地】
中世・近世に,租税などの負担を逃れるため,存在を隠して耕作している土地。検地を受けない田畑。隠田や隠し畑など。

おんち

おんち 【恩地】
姓氏の一。

おんち

おんち【音痴の】
tone-deaf.方向音痴である have no sense of direction.

おんちこうしろう

おんちこうしろう 【恩地孝四郎】
(1891-1955) 版画家。東京生まれ。東京美校中退。日本創作版画協会の創設に参画。抽象画を多く制作。装本図案分野でも活躍。

おんちゅう

おんちゅう [1] 【御中】
郵便物で,会社・団体など個人名以外のあて名の下に添える語。「○○株式会社人事課―」

おんちゅう

おんちゅう【御中】
Messrs. <Sato&Co.> .

おんちょう

おんちょう【恩寵】
grace <of God> .→英和

おんちょう

おんちょう [0] 【音調】
(1)音の高低。音の調子。
(2)話し言葉で,声の高さの配置。アクセントやイントネーション。特に,高さアクセント。
(3)詩歌で,韻律。
(4)音楽の旋律。ふし。

おんちょう

おんちょう【音調】
a tone;→英和
intonation.→英和

おんちょう

おんちょう [0] 【恩寵】
(1)神や君主の愛やめぐみ。
(2)キリスト教で,人類に対する神の愛。聖寵。

おんちょうのくに

おんちょうのくに 【恩寵の国】
〔(ラテン) regnum gratiae〕
キリスト教思想で,超自然的な宗教の世界,神の国の意。
→自然の国

おんつう

おんつう [0] 【音通】
(1)「相通(ソウツウ)」に同じ。
(2)二つ以上の漢字で,字音が共通のため相互に代用されること。
(3)俳諧で,句の切れ目に五十音図の同列または同行の音が続けて使われること。「古池やかはづ飛び込む水の音」の「や」と「か」,「む」と「み」の類。

おんづかい

おんづかい [3] 【音遣い】
義太夫節の詞章を語る技巧の一。語りの基本となる地合(ジアイ)に,情緒的で歌のような旋律を加味し,曲節に変化を与える手法。

おんてい

おんてい [0] 【音程】
二つの音の高さのへだたり。西洋音楽では,全音階の七音の位置関係を基準として,「度(ド)」という単位で表す。また,同じ数値の度で表示される音程も,完全,長・短,増・減の別によって大きさを区別する。例えば,完全一度(同音),短二度(半音),長二度(全音)など。

おんてい

おんてい【音程】
《楽》an[a musical]interval;→英和
<米> a step.→英和
〜が合って(狂って)いる <sing> in (out of) tune.

おんてい

おんてい ヲン― [0] 【温低】
「温帯低気圧」の略。

おんていいん

おんていいん ヲンテイヰン 【温庭筠】
(812-870頃) 中国,晩唐の詩人。字(アザナ)は飛卿(ヒケイ)。艶麗な詩を作り,李商隠(リシヨウイン)と並び称せられる。また,詞の文学的質を高め,五代・宋の詞全盛時代の先駆をなした。著「温飛卿詩集」

おんてき

おんてき ヲン― [1][0] 【怨敵】
〔古くは「おんでき」〕
深いうらみのある敵。かたき。「戒円こそ仏法王法の―なれ/義経記 3」

おんてきたいさん

おんてきたいさん ヲン― [1][1][0] 【怨敵退散】
怨敵を退けること。また,怨敵を調伏(チヨウブク)する時の呪文。

おんてん

おんてん ヲン― [1][0] 【温点】
感覚点の一。皮膚と粘膜の一部に点在し,皮膚温より高い温度刺激を感ずる。
⇔冷点

おんてん

おんてん【恩典】
<receive,be granted> a (special) favor;a privilege.→英和

おんてん

おんてん [0] 【恩典】
めぐみとなるようなとりはからい。有利な扱い。「―に浴する」「会員には種々の―がある」

おんてんか

おんてんか [3] 【音添加】
音韻上の変化の一。「あまり」が「あんまり」,「やはり」が「やっぱり」となるように単語の中にある音が加えられること。添加。

おんでこ

おんでこ [0] 【鬼太鼓】
⇒おにだいこ(鬼太鼓)

おんでもない

おんでもな・い (連語)
〔恩に着るほどのことではない,の意から〕
言うまでもない。当然だ。「すりや是非ともに飲めぢや迄,―・い事きこしめせ/浄瑠璃・八百屋お七」

おんでる

おん・でる [3] 【追ん出る】 (動ダ下一)
自分から進んで外へ出る。「家を―・出る」

おんでん

おんでん 【隠田】
中世・近世に,隠して耕作し,年貢その他の租税を納めない田地。隠没田。かくしだ。忍び田。いんでん。

おんでん

おんでん [0] 【恩田】
〔仏〕 福田(フクデン)の一。父母・師・目上の者などの恩に報いることで福徳を生じること。報恩田。報恩福田。
→福田
→三福田
→八福田

おんでんびゃくしょう

おんでんびゃくしょう 【隠田百姓】
隠田をもち,年貢などを納めないで耕作している百姓。

おんと

おんと [1] 【音吐】
声の出し方。また,声。「固より―の高き男なれば/経国美談(竜渓)」

おんとう

おんとう ヲンタウ [0] 【温湯】
あたたかい湯。

おんとう

おんとう【穏当な】
proper (適当);→英和
reasonable <claim> ;→英和
gentle;→英和
mild.→英和
〜でない unreasonable.→英和

おんとう

おんとう ヲンタウ [0] 【穏当】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事に無理がなく理屈にもかなっている・こと(さま)。妥当。「―な処置」「―を欠く」
(2)従順でおとなしい・こと(さま)。「優しくつて―で/照葉狂言(鏡花)」
[派生] ――さ(名)

おんとう

おんとう ヲンタウ [0] 【遠島】
⇒えんとう(遠島)(2)

おんとうしんぽう

おんとうしんぽう ヲンタウ―パフ [5] 【温湯浸法】
播種用の種子を一定時間ぬるま湯に浸して消毒し,病害を予防する方法。黒穂病に有効。

おんとく

おんとく [0] 【恩徳】
〔「おんどく」とも〕
めぐみ。なさけ。恩恵。「母の御―七生(シチシヨウ)生まれかはりても報じがたなく/浄瑠璃・嫗山姥」

おんとろうろう

おんとろうろう [1] 【音吐朗朗】 (ト|タル)[文]形動タリ
声がさわやかで明朗,しかもゆたかなさま。「―たる声で演説する」

おんど

おんど ヲン― [1] 【温度】
暖かさ冷たさの度合を示す数値。物理的には熱平衡を特徴づけ,熱の移動する傾向を表す量。微視的には,系を構成する粒子のもつエネルギーの分布を決め,その平均値の目安となる量。
→絶対温度
→温度[表]

おんど

おんど【温度】
(a) temperature <rises,falls> .→英和
温度計 a thermometer.→英和
温度調節器 a thermostat (自動の).→英和

おんど

おんど 【音戸】
広島県中南部,安芸郡の町。倉橋島北部を占める。

おんど

おんど [1] 【音頭】
〔「おんどう」の転〕
(1)大勢で民謡・歌などを歌う時,先に歌い出して間合いや調子をとり,導くこと。
(2)万歳や乾杯の時,先立って発声すること。
(3)独唱と斉唱とを交互にはさむ形式の唄。のちには歌詞部分を音頭取りが歌い,他は囃子詞(ハヤシコトバ)だけを歌うようになった。木遣り唄・盆踊り唄など。
(4)「おんどう(音頭)」に同じ。

おんど

おんど【音頭を取る】
lead <the chorus,the movement> ;→英和
propose a toast (乾杯の).→英和
音頭取り a leader (主導者);→英和
a toastmaster (乾杯の).→英和

おんど=を取る

――を取・る
(1)何人かで一緒に歌う時,最初に歌い出して調子をととのえる。
(2)何人かで事を行おうとする時,先頭に立って皆をまとめる。「学会設立の―・る」

おんどう

おんどう [0][1] 【音頭】
雅楽の演奏で,同一の管楽器に複数の奏者がいる場合の首席の奏者。他を助管(ジヨカン)という。

おんどかんかく

おんどかんかく ヲン― [4] 【温度感覚】
温・冷の刺激を受け取る感覚。温度覚。

おんどく

おんどく [0] 【音読】 (名)スル
(1)声を出して読むこと。
⇔黙読
(2)漢字を字音で読むこと。おんよみ。
⇔訓読

おんどく

おんどく【音読する】
read aloud.

おんどけい

おんどけい ヲン― [0] 【温度計】
温度を測定する計器。液体温度計・気体温度計・抵抗温度計・熱電温度計・放射温度計・超音波温度計などがある。

おんどこ

おんどこ ヲン― [0] 【温床】
⇒おんしょう(温床)

おんどさはつでん

おんどさはつでん ヲン― [5] 【温度差発電】
海洋の表層水と深海の冷水など温度差を熱エネルギーとして利用する発電。
→海洋温度差発電

おんどとり

おんどとり [3] 【音頭取り】
(1)音頭をとること。また,とる人。
(2)物事を計画し,先に立って行動して実現に導くこと。また,その人。「募金運動の―」

おんどのせと

おんどのせと 【音戸瀬戸】
広島県呉市と倉橋島の音戸町との間の海峡。最狭部90メートルほどの,潮流の急な水路。平清盛の開削と伝える。1961年(昭和36)音戸大橋が架かる。

おんどほうしゃ

おんどほうしゃ ヲン―ハウ― [4] 【温度放射】
⇒熱放射(ネツホウシヤ)

おんどめもり

おんどめもり ヲン― [4] 【温度目盛(り)】
温度を数値で表すために付けるしるし。理論的には熱力学によって定められた単位(K 絶対温度)を基準にする。実用的には,絶対温度(�K)と �=(�‐273.15)の関係にある摂氏目盛り(� ℃)を用いるが,アメリカなどでは華氏目盛り(℉)も用いる。

おんども

おんども 【俺共・己共】 (代)
〔「おれども」の転。近世長崎方言〕
一人称。われら。おれ。「―が二十七の年/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

おんどり

おんどり【雄鶏】
a cock;→英和
<米> a rooster.

おんどり

おんどり ヲン― [0] 【雄鳥】
〔「おとり」の転〕
雄の鳥。特に,雄のニワトリ。
⇔めんどり

おんな

おんな【女】
woman[the fair sex](女性);→英和
a woman (婦人);a mistress (情婦).→英和
〜の female;→英和
feminine.→英和
〜らしい(しくない) (un)womanly;→英和
(un)ladylike.→英和

おんな

おんな ヲンナ [3] 【女】
〔「をみな」の転〕
(1)ヒトの性のうち,子供を生むための器官と生理をもつ方の性。女性。女子。
⇔おとこ
「―物」「―湯」
(2)優しさ・しとやかさ・弱さ・消極性など,一般に女性に備わると考えられている特質に着目した場合の,女性。「―一人で一家を支える」
(3)成人した女性。成熟した女性。「―になる」「―を感じさせるしぐさ」
(4)愛人。情婦。妾。「夫に―ができていた」「―をこしらえる」
(5)女性としての価値。また,器量のよしあし。「―をあげる」
(6)売春婦。商売女。
(7)下女。女中。
(8)妻。女房。「―,言いわけないかいやい/浄瑠璃・堀川波鼓(中)」

おんな

おんな 【嫗】
〔「おみな」の転〕
老女。老婆。おうな。「いまに―をなん召す/枕草子 259」

おんな=になる

――にな・る
(1)成長して一人前の女性になる。月経がはじまる。娘が年頃になる。
(2)処女でなくなる。男を知る。

おんな=の一念岩(イワ)をも通す

――の一念岩(イワ)をも通す
女の執念の強いことのたとえ。

おんな=の腐ったよう

――の腐ったよう
ぐずぐず言って態度のはっきりしない男をののしっていう言葉。

おんな=の足駄(アシダ)にて造れる笛には秋の鹿(シカ)寄る

――の足駄(アシダ)にて造れる笛には秋の鹿(シカ)寄る
男は女の色香に迷いやすいことのたとえ。

おんな=の髪の毛には大象(タイゾウ)も繋(ツナ)がる

――の髪の毛には大象(タイゾウ)も繋(ツナ)がる
女の色香が男をひきつけ,男を支配する力の強いことのたとえ。

おんな=は化け物

――は化け物
女は化粧や着物・髪形などで実際よりも美しく変わったり,年齢を隠したりできる。

おんな=は門(カド)開き

――は門(カド)開き
〔天の岩戸に隠れた天照大神(アマテラスオオミカミ)を,天鈿女命(アマノウズメノミコト)が踊りによって,外に招き出したことから〕
女性はめでたく縁起がよい。「申し,―と申してめでたいものでござる/狂言記・連尺」

おんな=を知る

――を知・る
男が,女と初めて肉体関係をもつ。

おんな=三人寄れば姦(カシマ)しい

――三人寄れば姦(カシマ)しい
〔「女」の字が三つ集まると,騒がしい意の「姦」という字になることから〕
女はおしゃべりだから三人も集まるとやかましいということ。

おんな=三界(サンガイ)に家なし

――三界(サンガイ)に家なし
〔「三界」は仏語で,欲界・色界・無色界,つまり全世界のこと〕
女は三従といって,幼い時は親に従い,嫁に行っては夫に従い,老いては子に従わなければならないとされるから,一生の間,広い世界のどこにも安住の場所がない。女に定まる家なし。

おんな=氏(ウジ)無くして玉の輿(コシ)に乗る

――氏(ウジ)無くして玉の輿(コシ)に乗る
女は良い家柄の生まれでなくても,容姿が美しければ富貴の人の妻になり出世できる。

おんな=賢(サカ)しくて牛売り損なう

――賢(サカ)しくて牛売り損なう
女は利口のようでも,大局を見ずに目先の利にとらわれて失敗する。女賢しくて牛売られぬ。

おんなあそび

おんなあそび ヲンナ― [4] 【女遊び】
「女道楽(オンナドウラク)」に同じ。

おんなあそび

おんなあそび【女遊びをする】
womanize.→英和

おんなあるじ

おんなあるじ ヲンナ― [4] 【女主】
一家の主人である女。女主人。
⇔男主

おんない

おんない [0] 【恩愛】
「おんあい(恩愛)」の連声。

おんないちのみや

おんないちのみや ヲンナ― 【女一の宮】
第一皇女。「春宮(トウグウ)の御さしつぎの―をこなたに取り分きて/源氏(若菜下)」

おんないまがわ

おんないまがわ ヲンナイマガハ 【女今川】
往来物。一冊。沢田きち著。1687年刊。今川貞世の「今川状」に擬した絵入り仮名書きの教訓書。習字の手本としても珍重される。

おんなうん

おんなうん ヲンナ― [3][0] 【女運】
男にとっての,女に関するめぐり合わせ。
⇔男運

おんなえ

おんなえ ヲンナヱ [3] 【女絵】
(1)平安時代の用語で,貴族の女性たちが愛好した「源氏物語絵巻」などの物語絵のような,情趣に富んだ絵かという。「―のをかしきにいとよう似て/紫式部日記」
→男絵
(2)美人画。

おんなおうぎ

おんなおうぎ ヲンナアフギ [4] 【女扇】
女持ちの小形の扇。
⇔男扇

おんなおび

おんなおび ヲンナ― [4] 【女帯】
女性がしめる帯。
⇔男帯

おんなおや

おんなおや ヲンナ― [0] 【女親】
母親。母。
⇔男親

おんなかずら

おんなかずら ヲンナカヅラ 【女葛】
植物センキュウ(川芎)の古名。

おんなかぶき

おんなかぶき ヲンナ― [4] 【女歌舞伎】
江戸初期に流行した,女だけで演じる歌舞伎。阿国(オクニ)歌舞伎を起源とし,多くは遊女が出演した。1629年風紀を乱すという理由で禁止され,若衆歌舞伎がこれに代わった。遊女歌舞伎。

おんながかり

おんながかり ヲンナ― 【女懸かり】
(1)女性の風姿。「およそ,―,若き為手(シテ)の嗜みに似合ふ事なり/風姿花伝」
(2)シテが女性の能。また,女能(オンナノウ)の音曲。「脇の能,祝言に有まじき節也。―には似合ふべき歟/申楽談儀」

おんながく

おんながく ヲンナ― 【女楽】
女ばかりで演奏する音楽。「箏・琵琶の音も合はせて―試みさせむ/源氏(若菜下)」

おんながた

おんながた ヲンナ― [0] 【女形・女方】
歌舞伎で,もっぱら女性に扮する俳優。江戸初期,女性の舞台出演が禁じられてから発生した。おやま。
⇔男形

おんながた

おんながた ヲンナ― [0] 【女方】
(1)男と女との二手に分けたときの女の方。女の側。
⇔男方
「いかなることにかと心得がたく,―もあやしう様たがひたる物思ひをなむしける/源氏(夕顔)」
(2)妻の縁戚。「美濃守かしこまりうれしくめでたき―なりと思ひて/落窪 4」
(3)男と夫婦・恋人の関係にある女の側。「―も心あわただしけれど/源氏(賢木)」
(4)女のいる所。宮中の女房の詰め所である台盤所(ダイバンドコロ)。「をとこ―許されたりければ/伊勢 65」

おんながな

おんながな ヲンナ― [3] 【女仮名】
平仮名。女文字。女手。
⇔男仮名

おんながみ

おんながみ ヲンナ― [3] 【女神】
⇒めがみ(女神)

おんながら

おんながら ヲンナ― [0] 【女柄】
女が着るのに適する布地の柄。

おんなきんだち

おんなきんだち ヲンナ― 【女君達・女公達】
貴人の姫君たち。「大殿の御腹の―五所/宇津保(楼上・下)」

おんなぎ

おんなぎ ヲンナ― [0][3] 【女気】
女の内気でやさしくしとやかな心。女ごころ。おなごぎ。
⇔男気
「ともに急ぐは―のなさけ鋭(スルド)に人たへて/浄瑠璃・宵庚申(下)」

おんなぎだ

おんなぎだ ヲンナ― [4] 【女義太】
「女義太夫(ギダユウ)」の略。

おんなぎだゆう

おんなぎだゆう ヲンナ―ダイフ [4] 【女義太夫】
女の義太夫語り。また,女が語る義太夫節。江戸末期から明治に流行した。女義(ジヨギ)。
→娘義太夫

おんなぎみ

おんなぎみ ヲンナ― 【女君】
(1)貴人の姫君を敬っていう語。
⇔男君
「―いとうつくしげにものしたまふれ/蜻蛉(下)」
(2)貴人の妻を敬っていう語。奥方。「―ののたまひし事をおぼして聞きすぐし給ふ/宇津保(忠こそ)」

おんなぎらい

おんなぎらい ヲンナギラヒ [4] 【女嫌い】
男が,女と交際すること,あるいは女らしさを好まないこと。また,そういう男。ミソジニー。

おんなぎらい

おんなぎらい【女嫌い】
misogyny;→英和
a misogynist[woman-hater](人).

おんなくさい

おんなくさ・い ヲンナ― [5] 【女臭い】 (形)
(1)女性特有のにおいがする。また,女性のいる気配がする。
(2)態度や考え方が女のようだ。女性的だ。めめしい。

おんなくじ

おんなくじ ヲンナ― 【女公事】
(1)女性が原告となって起こした訴訟。
(2)女性にかかる夫役。

おんなぐせ

おんなぐせ ヲンナ― [0] 【女癖】
(多く「女癖が悪い」の形で)男がすぐ女に手を出すこと。だらしなく女性と関係をもつこと。

おんなぐるい

おんなぐるい【女狂い】
philandering.〜をする philander;→英和
run after women.

おんなぐるい

おんなぐるい ヲンナグルヒ [4] 【女狂い】
女色におぼれること。また,その男。

おんなぐるま

おんなぐるま ヲンナ― 【女車】
女性が乗る牛車(ギツシヤ)。簾の下から下簾を出して垂らす。女房車。「その宮の隣なりける男,御はぶり見むとて―にあひ乗りて出でたりけり/伊勢 39」

おんなけ

おんなけ ヲンナ― [0] 【女気】
〔「おんなげ」とも〕
女がいること。女のいる気配。おんなっけ。「―抜きの宴会」

おんなけいず

おんなけいず ヲンナケイヅ 【婦系図】
小説。泉鏡花作。1907年(明治40)「やまと新聞」連載。主人公早瀬主税(チカラ)と純真で義理堅いお蔦(ツタ)との悲恋と,権力主義への反抗を織りまぜて描いた風俗小説。劇化されて新派悲劇の代表的狂言となった。お蔦と主税の別れの場「湯島境内」は初演の際書き加えられたもの。

おんなけんげき

おんなけんげき ヲンナ― [4] 【女剣劇】
女性が男役を主演する剣劇。股旅物が多く,一時,東京浅草などで人気を得た。

おんなげいしゃ

おんなげいしゃ ヲンナ― [4] 【女芸者】
〔男の太鼓持ちに対していう〕
女の芸者。芸妓(ゲイギ)。「―や三絃(サミセン)ひきのみじめを見るばかり/滑稽本・浮世風呂 4」

おんなこうぶり

おんなこうぶり ヲンナカウブリ 【女冠】
女官の叙位。隔年の正月八日に行なった。
⇔男冠(オトココウブリ)
「―に女御更衣皆かうぶり給はりぬ/宇津保(国譲下)」

おんなこしゅ

おんなこしゅ ヲンナ― [4] 【女戸主】
(民法旧規定で)女の戸主。にょこしゅ。

おんなこども

おんなこども ヲンナ― [4] 【女子供】
女と子供。女や子供。軽んじていう場合が多い。

おんなころしあぶらのじごく

おんなころしあぶらのじごく ヲンナコロシアブラノヂゴク 【女殺油地獄】
人形浄瑠璃,世話物の一。近松門左衛門作。1721年初演。大坂天満町の油商河内屋与兵衛が,放蕩(ホウトウ)して借金に責められ,豊島屋(テシマヤ)七左衛門の妻お吉に無心を言いかけたが,断られたので惨殺した事件を脚色したもの。

おんなご

おんなご ヲンナ― 【女子】
(1)女の子。幼女。女児。「京にて生まれたりし―,国にてにはかに失せにしかば/土左」
(2)若い女。おなご。女。「―ども呼びて床をとらせ/浮世草子・諸艶大鑑 5」

おんなごころ

おんなごころ【女心】
a woman's heart[feelings].

おんなごころ

おんなごころ ヲンナ― [4] 【女心】
(1)女らしい心。女性特有の繊細な心。「―をはかりかねる」
(2)女の変わりやすい心。「―と秋の空(元来ハ「男心と秋の空」,変ワリ易イコトノタトエ)」
(3)女が男を恋しがり求める心。
(4)男が女を恋しく思う心。「仁俊は―あるものの空聖(ソラヒジリ)だつる/十訓 4」

おんなごろし

おんなごろし【女殺し】
the murderer of a woman;→英和
a lady-killer (女たらし).

おんなごろし

おんなごろし ヲンナ― [4] 【女殺し】
女を夢中にさせるような魅力のある男。女たらし。

おんなさんのみや

おんなさんのみや ヲンナ― 【女三の宮】
(1)第三皇女。
(2)源氏物語の作中人物。朱雀院の第三皇女。光源氏に降嫁するが,柏木と密会,懐妊して薫を生む。密会が光源氏に露見して剃髪する。朱雀院の姫宮。入道の宮。にょさんのみや。

おんなざか

おんなざか ヲンナ― [0][3] 【女坂】
高い所にある社寺に通じる坂道が二つある時,勾配のゆるい方の坂。
⇔男坂

おんなざかり

おんなざかり ヲンナ― [4] 【女盛り】
女の一生のうちで,最も美しくなる年頃。また,女として最も成熟した年頃。
⇔男盛り

おんなざかり

おんなざかり【女盛り】
<be in> the prime of womanhood.

おんなし

おんな・し ヲンナシ 【女し】 (形シク)
女らしい。「あてに―・しうなまめいたる気配/源氏(夕霧)」

おんなししょ

おんなししょ ヲンナ― 【女四書】
(1)辻原元甫(ツジハラモトスケ)が編した女性向けの訓戒書。七巻。1656年刊。「女誡(ジヨカイ)」(後漢の曹大家著),「女孝経」(唐の陳邈(チンバク)の妻,鄭(テイ)氏著),「女論語」(唐の宋若莘(ソウジヤクシン)著),「内訓」(明の永楽帝の仁孝文皇后著)の四書を集めて,和訳したもの。
(2)中国,清の康煕(コウキ)年間に王相(オウシヨウ)が編纂した女子のための教訓書。四巻。「女誡」「女論語」「内訓」に,自分の母,劉(リユウ)氏著「女範」を加えて注をつけたもの。江戸末期に西坂天錫(テンシヤク)が和訳。

おんなししょう

おんなししょう ヲンナ―シヤウ [4] 【女師匠】
芸事などの女の師匠。

おんなしばい

おんなしばい ヲンナ―ヰ [4] 【女芝居】
女だけの芝居の一座。また,その芝居。明治初期に御狂言師が転業して一時期盛行した。

おんなしゅじん

おんなしゅじん【女主人】
a mistress (主婦);→英和
a landlady (女将);→英和
a hostess.→英和

おんなしゅじんこう

おんなしゅじんこう ヲンナ― [5] 【女主人公】
小説・ドラマ・事件などの登場人物のうち,女性の中心人物。ヒロイン。

おんなしょうがつ

おんなしょうがつ ヲンナシヤウグワツ [4] 【女正月】
〔京阪の風俗として,年始には忙しかった女が,この日年賀に出向くことから〕
正月一五日。正月二〇日とする地方もある。[季]新年。

おんなじ

おんなじ [0] 【同じ】
〔形容動詞「おなじ」の撥音添加。「おんなし」とも〕
■一■ (形動)
形容動詞「おなじ」に同じ。「あれと―物が欲しい」「どっちの道を行っても時間は―だ」
〔連体形に「おんなじ」「おんなじな」の二形がある。そのうち,「おんなじな」は準体助詞「の」,接続助詞「ので」「のに」に接続する時に用いられ,連体修飾語としては「おんなじ」が用いられる〕
■二■ (副)
副詞「おなじ」に同じ。「―飲むなら気持ちよく飲もう」

おんなじまん

おんなじまん ヲンナ― [4] 【女自慢】
(1)女が容色の美しいことを誇ること。
(2)男が自分の妻や愛人の自慢をすること。
⇔男自慢

おんなじょうるり

おんなじょうるり ヲンナジヤウ― [4] 【女浄瑠璃】
女の語る浄瑠璃。また,浄瑠璃語りの女。江戸初期,古浄瑠璃の頃に流行したが,寛永年間(1624-1644)に禁止された。江戸中期以降は女義太夫をいう。

おんなじょたい

おんなじょたい ヲンナ― [4] 【女所帯・女世帯】
女ばかりで男のいない所帯。
⇔男所帯

おんなすがた

おんなすがた ヲンナ― [4] 【女姿】
女の身なり・振る舞い。女装。
⇔男姿
「憑きものの本意をせんとて,―にて怒りぬれば/風姿花伝」

おんなずき

おんなずき ヲンナ― [0] 【女好き】
(1)男の容姿・気性が女の気持ちをひきつけること。
⇔男好き
「―のする顔」
(2)男が女との情事を好むこと。また,その男。

おんなずき

おんなずき【女好き】
a woman chaser (人).〜の fond of women;lustful[amorous].→英和

おんなずもう

おんなずもう ヲンナズマフ [4] 【女相撲】
女が相撲をとること。また,女の相撲とり。

おんなせいげん

おんなせいげん ヲンナ― 【女清玄】
歌舞伎「隅田川花御所染(スミダガワハナノゴシヨゾメ)」の通称。世話物。六幕。四世鶴屋南北作。1814年初演。清水寺清玄の話を女に書きかえたもの。

おんなせつぶん

おんなせつぶん ヲンナ― 【女節分】
江戸時代,節分に参詣するかわりに,正月一九日に女子が京都吉田神社の厄払いの神事に詣でること。

おんなたいこ

おんなたいこ ヲンナ― 【女太鼓】
女の太鼓持ち。女の幇間(ホウカン)。「―の藤も御機嫌とり/浮世草子・諸艶大鑑 8」

おんなたらし

おんなたらし ヲンナ― [4] 【女たらし】
女を誘惑してもてあそぶこと。また,そういう男。

おんなたらし

おんなたらし【女たらし】
a lady-killer.

おんなだいがく

おんなだいがく ヲンナ― 【女大学】
女子の教訓書。一巻。貝原益軒作とされるが,著者・成立年代とも未詳。一九条からなり,封建社会における女性観が著されている。江戸中期以後広く流布した。

おんなだて

おんなだて ヲンナ― 【女伊達】
女で男だてのような行動をとる者。女侠客。「ここの姉御は―でいろいろ人の世話をしなさる/人情本・梅児誉美(後)」

おんなだてらに

おんなだてらに ヲンナ― [4] 【女だてらに】
女に似つかわしくなく。「―あぐらをかく」

おんなだゆう

おんなだゆう ヲンナダイフ [4] 【女太夫】
(1)江戸時代,鳥追い姿で三味線を弾き,浄瑠璃・小唄などを唄って門付(カドヅケ)をしながら歩く女。鳥追い。
(2)歌舞伎舞踊。鳥追い姿の女太夫を舞踊化したもの。「七小町容彩四季(ナナコマチスガタノサイシキ)」「角兵衛」など。
(3)義太夫を語ったり,水芸をしたりする女芸人。

おんなちょうほうき

おんなちょうほうき ヲンナ― 【女重宝記】
女子の教訓書。五巻。苗村丈伯著。1692年刊。女性の作法・心得や学ぶべき諸芸・言葉遣いが絵入りで説かれている。

おんなっけ

おんなっけ ヲンナ― [0] 【女っ気】
「おんなけ(女気)」に同じ。

おんなっぷり

おんなっぷり ヲンナ― [0] 【女っ振り】
「おんなぶり(女振)」に同じ。

おんなづかい

おんなづかい ヲンナヅカヒ 【女使ひ】
平安時代,平野神社・春日神社・賀茂神社などの祭りに勅使として遣わされた内侍。
⇔男使い
「周防の内侍―にてくだりけるに/金葉(賀詞)」

おんなていきん

おんなていきん ヲンナ― [4] 【女庭訓】
〔女子用「庭訓往来」の意〕
江戸時代の女子修養書。「―躾け方よう見やしやんせ/浄瑠璃・妹背山」

おんなてがた

おんなてがた ヲンナ― 【女手形】
江戸時代,女性の関所通行許可証。年齢・人相・性質や旅の目的・日限などを記し,男子用の手形より記載事項が詳細であった。女切手。

おんなてんか

おんなてんか【女天下】
petticoat government.

おんなで

おんなで ヲンナ― [0] 【女手】
(1)女の手。非力や,か弱さを表す語。「夫を失い―一つで子供を育てる」
(2)女の働き手。「―が足りない」
(3)操り人形の手の一。白色で柔らかく曲がり,優美に指をそらすことができる。
(4)女の筆跡。「―の手紙」
(5)「女文字(オンナモジ)」に同じ。「ただのも―もいみじう書きつくし給ふ/源氏(梅枝)」
⇔男手

おんなでいり

おんなでいり ヲンナ― [4] 【女出入り】
男の,女性関係のもめごと。「―が絶えない男」

おんなでら

おんなでら ヲンナ― [0][3] 【女寺】
(1)尼寺。
(2)江戸時代,女性の師匠が女児だけを集めて教育した寺子屋。「―へも遣らずして筆の道を教へ/浮世草子・永代蔵 2」

おんなとうか

おんなとうか ヲンナタフ― 【女踏歌】
女のする踏歌。平安時代,正月一六日に宮中で行われた踏歌の節会(セチエ)で童女四〇人が歌をうたいながら,紫宸殿南庭から校書殿(キヨウシヨデン)を回って退出する。七世紀末から一六世紀初頭まで行われた。めどうか。
⇔男踏歌
→踏歌

おんなどうらく

おんなどうらく【女道楽】
woman hunting.

おんなどうらく

おんなどうらく ヲンナダウ― [4] 【女道楽】
男が女色にふけること。女遊び。

おんなどころ

おんなどころ ヲンナ― 【女所】
宮中で女官のいるところ。「―にてしどけなくよろづのことならひたる宮の内に/源氏(夕霧)」

おんなにのみや

おんなにのみや ヲンナ― 【女二の宮】
(1)第二皇女。
(2)源氏物語の作中人物。朱雀院の第二皇女。女三の宮の姉。柏木に降嫁。柏木と死別後,夕霧に懸想(ケソウ)される。落葉の宮。

おんなのいえ

おんなのいえ ヲンナ―イヘ [6] 【女の家】
五月四日の夜から五日にかけて女が家にこもる行事。関東以西に分布。田植えを控え,田の神の奉仕者としての女性が物忌み精進の生活にはいるという古い信仰の名残といわれる。

おんなのいっしょう

おんなのいっしょう ヲンナノイツシヤウ 【女の一生】
(1)〔原題 (フランス) Une Vie〕
モーパッサンの長編小説。1883年刊。地方貴族の家に生まれた純情な乙女ジャンヌが,妻となり母となる間に経験する悩みと幻滅を描いた自然主義文学の代表作。
(2)山本有三の小説。1932(昭和7)〜33年朝日新聞連載。御木允子の一生を描く。
(3)戯曲。五幕七場。森本薫作。1945年(昭和20)文学座初演。家族制度の犠牲となり忍従と諦観のうちに生きる女性を描く。

おんなのう

おんなのう ヲンナ― [3] 【女能】
(1)女を主人公とする能。女物。三番目物。鬘物(カズラモノ)。「(観阿弥ハ)大男にていられしが,―などには細々となり/申楽談儀」
(2)女が演ずる能。美人を集めてシテ役とした。室町後期・安土桃山時代に盛んであったが,慶長年間(1596-1615)に禁止された。女申楽(オンナサルガク)。女房能。女房申楽。

おんなのこ

おんなのこ ヲンナ― [3] 【女の子】
(1)女である子供。女児。
(2)俗に,若い女性。

おんなのせっく

おんなのせっく ヲンナ― [0] 【女の節句】
三月三日の雛(ヒナ)祭り。

おんなのたましい

おんなのたましい ヲンナ―タマシヒ [5] 【女の魂】
鏡を,女の魂が宿るものとしていった語。
→男の魂

おんなのとしとり

おんなのとしとり ヲンナ― [7][8] 【女の年取り】
小正月の前夜(正月一四日)をいう。東北地方ではこの日,女たちが御馳走を食べる習俗を残す所がある。

おんなのみち

おんなのみち ヲンナ― [0] 【女の道】
(1)女の守るべき道徳。貞節。「―を守る」
(2)女との色恋の道。「―に通じる」
(3)女の生きる道。

おんなのりもの

おんなのりもの ヲンナ― 【女乗り物】
江戸時代,身分の高い女性の乗る高級な駕籠(カゴ)。地は黒漆塗り・金蒔絵などの装飾をほどこした。
女乗り物[図]

おんなばかま

おんなばかま ヲンナ― [4] 【女袴】
女性がはく襠(マチ)のない行灯袴(アンドンバカマ)。平安時代に始まる。明治期中頃から女学生や女教師が登校時に用いた。

おんなばら

おんなばら ヲンナ― [0] 【女腹】
女児ばかりを生む女。
⇔男腹

おんなばら

おんなばら ヲンナ― 【女輩】
〔「ばら」は接尾語〕
女たち。「―ただある限り三人/源氏(玉鬘)」

おんなひでり

おんなひでり ヲンナ― [4] 【女旱り】
女が少なくて,男が相手の女を求めにくいこと。
⇔男ひでり

おんなぶ

おんな・ぶ ヲンナ― 【女ぶ】 (動バ上二)
女らしくなる。「眉ぬき鉄漿(カネ)つけなど―・びさせたれば/とりかへばや(下)」

おんなぶみ

おんなぶみ ヲンナ― 【女文】
女性の書く手紙。「まんなを走り書きて,さるまじきどちの―になかば過ぎて書きすくめたる/源氏(帚木)」

おんなぶり

おんなぶり ヲンナ― [0] 【女振り】
女の顔かたちや姿。女の器量。おんなっぷり。
⇔男振り

おんなへん

おんなへん ヲンナ― [0] 【女偏】
漢字の偏の一。「娘」「婿」「如」などの「女」の部分。

おんなべや

おんなべや ヲンナ― [0] 【女部屋】
女中部屋。女の使用人のための部屋。
⇔男部屋

おんなまい

おんなまい ヲンナマヒ [0][3] 【女舞】
(1)女性による歌舞。
(2)舞楽で,内教坊の妓女が舞った舞。主に左方の平舞。妓女舞。
(3)白拍子(シラビヨウシ)・曲舞(クセマイ)・幸若舞など中世に行われた女の舞。
(4)歌舞伎踊り・民俗舞踊などで女性による舞。風流(フリユウ)踊り・巫女(ミコ)舞など。また,山伏神楽などで女性が主人公となる曲をいう。

おんなみ

おんなみ 【音阿弥】
⇒おんあみ(音阿弥)

おんなみこ

おんなみこ ヲンナ― 【女御子】
皇女。内親王。おんなみや。「さるべき―やおはせざりけむ/源氏(賢木)」

おんなみや

おんなみや ヲンナ― 【女宮】
皇族の女子。皇女。内親王。
⇔男宮
「ただ―一所をぞ持ちたてまつり給へりける/源氏(宿木)」

おんなみょうが

おんなみょうが ヲンナミヤウ― [4] 【女冥加】
「女冥利(オンナミヨウリ)」に同じ。

おんなみょうり

おんなみょうり ヲンナミヤウ― [4] 【女冥利】
女に生まれたしあわせ。女に生まれた甲斐(カイ)のあること。女冥加。
⇔男冥利

おんなむき

おんなむき ヲンナ― [0] 【女向き】
女に適していること。また,そういうもの。
⇔男向き
「―の柄(ガラ)」

おんなむすび

おんなむすび ヲンナ― [4] 【女結び】
ひもの結び方の一。男結びの結び方を左から始めたもの。おなごむすび。
⇔男結び(1)

おんなめ

おんなめ ヲンナ― 【妾】
めかけ。そばめ。おみなめ。[和名抄]

おんなめかし

おんなめか・し ヲンナ― 【女めかし】 (形シク)
女らしくみえる。女性的だ。「さこそほそやかに,―・しくおはすれども/宇治拾遺 13」

おんなめん

おんなめん ヲンナ― [3] 【女面】
女性に扮する際に用いる能面の総称。小面(コオモテ)・若女・孫次郎・増女(ゾウノオンナ)・深井・曲見(シヤクミ)・泥眼・痩女(ヤセオンナ)・老女・山姥など。
⇔男面

おんなもじ

おんなもじ ヲンナ― [4] 【女文字】
(1)女の書いた文字。女の筆跡。「―の手紙」
(2)〔平安時代,主として女性が用いたので〕
平仮名。女手(オンナデ)。女仮名。
⇔男文字

おんなもち

おんなもち ヲンナ― [0] 【女持(ち)】
女性が持つ物として作ったもの。「―の財布」

おんなもの

おんなもの ヲンナ― [0] 【女物】
(1)女性用として作った品物。
⇔男物
「―の傘」
(2)「女能(オンナノウ){(1)}」に同じ。

おんなもの

おんなもの【女物の】
ladies' <watch> ;women's;for ladies' use.

おんなものぐるい

おんなものぐるい ヲンナ―グルヒ [6] 【女物狂い】
能で,四番目物の一。夫や子などを慕って狂乱する女性を主人公とする曲の総称。「三井寺」「隅田川」「富士太鼓」など。

おんなやく

おんなやく ヲンナ― [0] 【女役】
(1)演劇・映画などで,女性として登場する役まわり。
(2)女のつとめるべき役目・役割。「さる御かたに表使の―を勤めし時/浮世草子・一代女 3」

おんなやま

おんなやま ヲンナ― [0] 【女山】
一対の山の小さい方またはなだらかな方を女性に見立てていう語。
⇔男山

おんなやもめ

おんなやもめ ヲンナ― [4] 【女寡】
〔「やもめ」は本来女にいうのであるが,「男やもめ」というのに対して〕
夫と死別または生別したあと,ひとり身でいる女。やもめ。寡婦(カフ)。未亡人。
⇔男鰥(オトコヤモメ)
「男やもめに蛆(ウジ)がわき,―に花が咲く」

おんなゆ

おんなゆ ヲンナ― [0][3] 【女湯】
男女別になっている浴場で,女が入る浴室。女風呂。
⇔男湯

おんならしい

おんならし・い ヲンナ― [5] 【女らしい】 (形)[文]シク をんなら・し
(性質・態度・容姿などが)女性にふさわしいと感じられる様子である。女性的である。
⇔男らしい
「―・い身のこなし」「少しは―・くしなさい」
[派生] ――さ(名)

おんなれいじゃ

おんなれいじゃ ヲンナ― [4] 【女礼者】
女性の年賀客。女賀客。女礼。[季]新年。

おんなろう

おんなろう ヲンナラウ [3] 【女牢】
江戸時代,女囚を収容した獄舎。女部屋。

おんなろくしゃく

おんなろくしゃく ヲンナ― 【女六尺・女陸尺】
武家で,奥方や姫君の乗り物を玄関から奥まで運ぶ女中。
⇔男六尺
「―大八をいじめてる/雑俳・川傍柳」

おんなわらべ

おんなわらべ ヲンナ― 【女童】
「おんなわらわ(女童)」に同じ。

おんなわらわ

おんなわらわ ヲンナワラハ 【女童】
女の子。少女。めのわらわ。「ありける―なむ,この歌をよめる/土左」

おんぬすびと

おんぬすびと [3] 【恩盗人】
恩を受けたのに報いない者。恩知らず。

おんねつ

おんねつ ヲン― [0] 【温熱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)あたたかさ。
(2)熱。「自からの溢れる光輝と,―によつて全世界を照覧し/元始女性は太陽であつた(雷鳥)」
(3)温度が高いこと。あついこと。また,そのさま。「此の東南風は印度洋,支那海を経て吹き到る,故に本来甚だ―なるが上に/日本風景論(重昂)」

おんねつりょうほう

おんねつりょうほう ヲン―レウハフ [5] 【温熱療法】
摂氏三三度〜四五度くらいの温度で患部をあたためる治療法。

おんねん

おんねん ヲン― [0][3] 【怨念】
深く心に刻み込まれたうらみ。「―をいだく」「―をはらす」

おんのじ

おんのじ [3] 【御の字】
〔もと遊里語。「御」という字を付けたくなるほどのもの,の意〕
(1)たいへん結構な物。また,そのような人。「今の世の―の客/浮世草子・織留 3」
(2)ありがたいこと。満足なこと。「五千円なら―だ」

おんはいすい

おんはいすい ヲン― [3] 【温排水】
原子力や火力の発電所,製鉄工場や化学工場などの産業施設の冷却水として用いられ,温かいまま海などに大量に排水される温水。

おんはかせ

おんはかせ [3] 【音博士】
〔「おんぱかせ」とも〕
律令制の大学寮で,経書の漢字の発音や素読を教えた教官。こえのはかせ。

おんば

おんば ヲン― 【穏婆】
産婆。「近きほとりに―の有りしを呼びに遣はし/ひとりね」

おんば

おんば [1] 【乳母】
〔「おうば」の転〕
うば。

おんばこ

おんばこ [0] 【車前草】
オオバコの転。

おんばしらまつり

おんばしらまつり 【御柱祭】
長野県諏訪大社の六年目ごとの大祭。寅(トラ)年と申(サル)年の春に神山から樅(モミ)の大木を曳き降ろし,上社・下社とも社殿の四隅に新しい柱を立てる祭事。みはしらさい。

おんばひがさ

おんばひがさ [5] 【乳母日傘】
乳母をつけ,外出には日傘をさしかけて,大事に守り育てること。過保護に育てること。おんばひからかさ。「―で育てられる」

おんばん

おんばん [0] 【音盤】
レコード盤。

おんばん

おんばん [0] 【音板】
一定の音高に調律された木片や金属製の小片。これを音高順に並べて,木琴やマリンバなどの発音体が形成される。

おんぱ

おんぱ [1] 【恩波】
恩恵がゆきわたることを波にたとえていう語。

おんぱ

おんぱ [1] 【音波】
流体および固体の中を伝わる弾性波。弾性体の体積・形状の周期的変化が波動として伝わるもの。特に,空気中を伝わり,人間が音として感じる範囲の振動数をもつものをさすことが多い。
→超音波

おんぱ

おんぱ【音波】
《理》a sound wave.

おんびき

おんびき [0] 【音引き】
(1)漢字をその音によって引けるように配列すること。また,そのようにした辞書や索引。
→画引き
(2)長音符のこと。「ー」
→棒引き(3)

おんびょう

おんびょう ヲンビヤウ 【瘟病】
「うんえき(瘟疫)」に同じ。「―は人を過つ物と聞ゆるから/読本・雨月(菊花の約)」

おんびん

おんびん【穏便な(に)】
peaceful(ly);→英和
quiet(-ly);→英和
amicable(-bly)(円満に);→英和
private(-ly)(内々に).→英和

おんびん

おんびん [0] 【音便】
国語学で,発音上の便宜から,単語の一部の音がもとの音とは異なった音に変わる現象をいう。イ音便・ウ音便・促音便・撥音便の四種の区別がある。

おんびん

おんびん【音便(で)】
《言》euphony.→英和

おんびん

おんびん ヲン― [0] 【穏便】 (名・形動)[文]ナリ
(1)事件を処理する方法や態度がおだやかなこと。表立たないように,内々で処理する・こと(さま)。「―な処置」「事を―にすます」
(2)手軽で都合のよいさま。「―のところに坐禅す/正法眼蔵」

おんびんけい

おんびんけい [0] 【音便形】
音便によって新たに生じた語形。特に,用言の連用形などが音便によって生じた語形に対していう。「書きて」に対する「書いて」の「書い」,「読みて」に対する「読んで」の「読ん」の類。

おんぴょうもじ

おんぴょうもじ オンペウ― [5] 【音標文字】
(1)意味に関係なく,単音または音節を表す記号として使う文字。かな・ローマ字など。表音文字。音字。
(2)発音記号。

おんぴょうもじ

おんぴょうもじ【音標文字】
a phonetic sign[alphabet].

おんぶ

おんぶ
〜する carry a person piggyback;depend <on a person> (依存).→英和

おんぶ

おんぶ [1] 【負んぶ】 (名)スル
〔「おぶう」の転〕
(1)人を背負うこと,また背負われることをいう幼児語。「母親に―する」
(2)人に頼ること。特に,支払いなどを他人に負担してもらうこと。「費用をおやじに―する」

おんぶ=に抱(ダ)っこ

――に抱(ダ)っこ
すべて他人に頼り切りになること。

おんぶきごう

おんぶきごう [4] 【音部記号】
譜表上の音符の位置と音の高さの関係を規定する記号。五線譜では,ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号の三種がある。
音部記号[図]

おんぶく

おんぶく 【御服】
⇒おおんぶく(大御服)

おんぶつ

おんぶつ [0][1] 【恩物】
〔(ドイツ) Gabe(神の賜った物)の訳語〕
フレーベルの考案した遊具。幼児の自発的活動を促し,表現力や創造力を養うためのもの。球・円筒・立方体・板・ひも・棒その他からなる。

おんぶばった

おんぶばった [4] 【負んぶ飛蝗】
〔交尾時,小さい雄が雌の背に乗った姿が,親が子をおぶっているように見えることからの名〕
直翅目の昆虫。体長は雌が35ミリメートル内外,雄は20ミリメートル内外。体色は緑または褐色。頭部は前方に細く突き出る。日本各地に見られ,中国にも分布。

おんぷ

おんぷ [0] 【音譜】
(1)楽曲を一定の記号で書き表したもの。楽譜。
(2)〔明治末の語〕
レコード盤。音譜盤。「彼女は…―を円盤に篏めたりした/異端者の悲しみ(潤一郎)」

おんぷ

おんぷ [0] 【音符】
(1)音楽の個々の音を書き表すために用いる記号で,形によって音の相対的な長さを,譜表上の位置によって音高を示す。俗に「おたまじゃくし」と呼ばれる。
(2)漢字・仮名などの文字に対する補助符号。濁音符「゛」,半濁音符「゜」,長音符「ー」,促音符「っ」,反復音符「ゝ」「��」「々」など。
(3)漢字で,字音を示す部分。例えば「鈴」における「令」の部分。
音符(1)[図]

おんぷ

おんぷ【音符】
《楽》a (musical) note.‖ <英> 2全音符 a breve.全音符 a semibreve.2分音符 a minim.4分音符 a crotchet.8分音符 a quaver.16分音符 a semiquaver.

おんぷう

おんぷう ヲン― [0] 【温風】
(1)暖房装置であたためて送り出す空気の流れ。
(2)あたたかい風。春の風。

おんぷく

おんぷく ヲン― [0] 【温服】
薬を温めて飲むこと。

おんべい

おんべい [0] 【御幣】
「ごへい(御幣)」に同じ。おんべ。

おんべい=を担(カツ)ぐ

――を担(カツ)・ぐ
縁起をかつぐ。「おらあ御幣はかつがねえが/滑稽本・浮世風呂 3」

おんぼう

おんぼう [0] 【隠坊・隠亡・御坊】
(1)死者の火葬・埋葬の世話をし,墓所を守ることを業とした人。江戸時代,賤民身分扱いとされ,差別された。おんぼ。おんぼうやき。
(2)遊里で,遣り手の異名。

おんぼろ

おんぼろ [0] (名・形動)
古くてぼろぼろになったり,いたんだりしていること。また,その物やさま。「―自動車」

おんぼろ

おんぼろ
〜の shabby;→英和
tattered <clothes> ;→英和
rattletrap <car> .→英和

おんぽ

おんぽ [1] 【恩補】
中世,恩賞として職に任ぜられること。おんふ。「軈て所望の国を―せらる/太平記 39」

おんぽう

おんぽう ヲンパウ [0] 【温飽】
衣服を暖かく着て,食物を十分に食べること。生活に不自由のないこと。暖衣飽食。

おんぽう

おんぽう ヲンパウ 【縕袍】
〔「おんぼう」とも〕
綿入れ。どてら。また,粗末な衣服。「―を着ても恥ぢず/仮名草子・伊曾保物語」

おんまえ

おんまえ [1] 【御前】
(1)貴人の前。「陛下の―に進み出る」
(2)女性の手紙の脇付(ワキヅケ)に用いる語。御前に。

おんまつり

おんまつり 【御祭】
奈良市春日大社の摂社若宮神社の,一二月一七日を中心に行われる祭。田楽・猿楽・能など,種々の芸能が奉納される。古くは藤原氏の私祭。

おんみ

おんみ [1] 【御身】
■一■ (名)
相手のからだを敬っていう語。「―お大切に」
■二■ (代)
二人称。軽い敬意をふくんだ言い方。あなた。「いかに御辺,―は万の鳥の中にすぐれてうつくしく/仮名草子・伊曾保物語」

おんみつ

おんみつ [0] 【隠密】
■一■ (名)
江戸時代,将軍・老中・目付・若年寄などの命を受け,諸大名や市中の動静を探る軽い身分の武士。南北朝時代からあった。
■二■ (形動)[文]ナリ
表立たないように事を行うさま。「―行動」「―に事を運ぶ」「―裡に作戦を開始する」

おんみょう

おんみょう [0] 【陰陽】
「おんよう」の連声。

おんみょうじ

おんみょうじ [3] 【陰陽師】
⇒おんようじ(陰陽師)

おんみょうどう

おんみょうどう [3] 【陰陽道】
⇒おんようどう(陰陽道)

おんめい

おんめい [0][1] 【恩命】
ありがたい仰せ。情けある御命令。

おんめい

おんめい [0] 【音名】
音楽の素材である個々の音の絶対的な高さを表す名称。西洋音楽では,通常 CDEFGAB(日本訳はハニホヘトイロ)の七文字およびそれらの嬰変により表し,中国および日本の音楽では,十二律その他の名称を用いる。
→十二律(ジユウニリツ)
→階名(カイメイ)
→音名[表]

おんめいしょうほう

おんめいしょうほう [5] 【音名唱法】
個々の音を音名で歌う方法。ドイツ音名を使う方法,ハ音を常にドとする固定ド唱法などがある。
→階名唱法

おんめいもん

おんめいもん 【陰明門】
⇒いんめいもん(陰明門)

おんも

おんも [1]
〔幼児語〕
家の外。おもて。「―へ行く」

おんもと

おんもと [1] 【御許】
(1)「おもと(御許){■一■}」に同じ。
(2)(多く「おんもとに」「おんもとへ」の形で)女性が手紙の脇付(ワキヅケ)に書く語。「山本様―に」

おんもの

おんもの 【佩物・珮】
「おびもの」の転。[和名抄]

おんものい

おんものい 【追物射】
⇒おいものい(追物射)

おんもん

おんもん [0] 【音紋】
個々の潜水艦が持つスクリュー音の固有の特徴。
→ソナー

おんやく

おんやく [0] 【音訳】 (名)スル
(1)「音写」に同じ。
(2)漢字の音(時に訓)を借りて,外国語を書き表すこと。「合羽(カツパ)」(ポルトガル語),「奈落(ナラク)」(梵語),「瓦斯(ガス)」(オランダ語),「倶楽部(クラブ)」(英語)の類。
(3)目の不自由な人に伝えるために,文字などを音声化すること。音声訳。「―ボランティア」

おんやさい

おんやさい ヲン― [3] 【温野菜】
付け合わせに用いる温かい野菜料理。グラッセ,温サラダなど。

おんゆう

おんゆう [0] 【恩宥】
情けをかけて罪をゆるすこと。

おんよう

おんよう ヲン― [0] 【温容】
おだやかでやさしい顔つき。「―に接する」

おんよう

おんよう [0] 【恩容】
慈愛に満ちた様子。

おんよう

おんよう [0] 【音容】
声と姿。いんよう。「―を懐かしむ」

おんよう

おんよう [0][1] 【陰陽】
(1)陰と陽。
→いんよう(陰陽)
(2)「陰陽道」「陰陽師」の略。おんみょう。

おんよう=師

――師((オンヨウジ))身の上知らず
他人の運命はわかっても,自分の運命はわからないものである。

おんようけ

おんようけ [3][0] 【陰陽家】
(1)陰陽道を行う人。陰陽師。おんみょうか。
(2)「いんようか(陰陽家)」に同じ。

おんようじ

おんようじ [3] 【陰陽師】
律令制で,陰陽寮に属して陰陽道にかかわった職員。中・近世には民間で加持祈祷をする者を称した。おんみょうじ。

おんようどう

おんようどう [3] 【陰陽道】
古代,中国の陰陽(インヨウ)五行説に基づいて,災異・吉凶を説明しようとする方術。天文・暦数・卜筮(ボクゼイ)などを扱った。日本には六世紀頃伝えられ重要視されたが,特に平安時代以降は神秘的な面が強調されて俗信化し,避禍招福の方術となった。平安中期以降,賀茂・安倍の両氏がつかさどった。おんみょうどう。いんようどう。

おんようのつかさ

おんようのつかさ 【陰陽寮】
⇒おんようりょう(陰陽寮)

おんようはかせ

おんようはかせ [5] 【陰陽博士】
陰陽寮に属し,陰陽道を陰陽生に教授した官。

おんようりょう

おんようりょう [3] 【陰陽寮】
律令制で,中務省に属し,天文・暦数・報時・卜筮(ボクゼイ)をつかさどった役所。おんようのつかさ。うらのつかさ。

おんよく

おんよく ヲン― [0] 【温浴】 (名)スル
湯に入ること。「―療法」

おんよく

おんよく【温浴】
<take> a hot bath.

おんよみ

おんよみ [0] 【音読み】 (名)スル
漢字を字音で読むこと。おんどく。
⇔訓読み

おんら

おんら 【己等】 (代)
〔「おれら」の転。近世長崎方言〕
一人称。おいら。われら。「―が在所はの,奥山のててうちの/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

おんり

おんり [1] (名)スル
〔幼児語〕
降りること。「さあ―して」

おんり

おんり ヲン― [1] 【遠離】
遠く離れること。遠ざけること。えんり。[日葡]

おんり

おんり [1] 【厭離】
⇒えんり(厭離)

おんりつ

おんりつ [0] 【音律】
(1)音楽に使われるすべての音の音高関係を,一定の原理に従って厳密に決定したもの。時代や民族によって様々な方法がある。ヨーロッパ音楽で用いられる主なものには,ピタゴラス音律,純正律,中全音律,平均律などがある。
(2)楽音の調子。また,音楽。「目まぐるしく―に乗つて動いた/或る女(武郎)」

おんりょう

おんりょう [0] 【恩領】
「恩地」に同じ。

おんりょう

おんりょう ヲンリヤウ [0] 【温良】 (名・形動)[文]ナリ
(人の性質が)穏やかで,素直な・こと(さま)。「以前の通りの―な婦人となり/あめりか物語(荷風)」
[派生] ――さ(名)

おんりょう

おんりょう [0][3] 【音量】
音の大きさ。ボリューム。おと。

おんりょう

おんりょう ヲンリヤウ [0] 【怨霊】
うらみをいだいて,たたりをなす霊。

おんりょう

おんりょう【音量】
the volume <of the radio music> .→英和
〜を増す(減じる) turn up (down) <the radio> .

おんりょう

おんりょう【怨霊】
a revengeful ghost.

おんりょうきょうけんじょう

おんりょうきょうけんじょう ヲンリヤウ―ジヤウ 【温良恭倹譲】
〔論語(学而)〕
おだやかで,すなおで,うやうやしく,つつましく,人にゆずる態度。聖人が人に接するさまをいう。

おんりょうごと

おんりょうごと ヲンリヤウ― [0] 【怨霊事】
歌舞伎の演技および演出。怨霊となって現れ,恨みを述べて,所作事・軽業・早替わりなどを演ずる。元禄(1688-1704)期の女方の特技の一。怪談物もこの系統に属する。

おんりょうしすう

おんりょうしすう ヲンリヤウ― [6][5] 【温量指数】
月平均気温五度以上の月について,月平均気温から五度を減じて加算した値。植物分布と密接に関係する。暖かさの指数。

おんる

おんる ヲン― [1] 【遠流】
律令制の三流(サンル)の一。流罪のうち最も重い刑。延喜式では伊豆・安房・佐渡・隠岐・土佐などへの配流。
→近流(コンル)
→中流(チユウル)

おんろう

おんろう [0] 【音聾】
「音痴(オンチ){(1)}」に同じ。

おんわ

おんわ ヲン― [0] 【温和・穏和】 (名・形動)[文]ナリ
(1)(気候が)暖かで,おだやかな・こと(さま)。「気候の―な土地」
(2)(性質などが)おだやかでおとなしい・こと(さま)。「―な性格の人」
[派生] ――さ(名)

おんわ

おんわ【温和な】
gentle (態度・人柄が);→英和
moderate (意見が);→英和
mild (気候が).→英和

おんサラダ

おんサラダ ヲン― [3] 【温―】
温かいサラダの総称。ゆでる・蒸す・焼くなど加熱した材料を温かいままソースなどで和えて供する。ホット-サラダ。

おタバコぼん

おタバコぼん [4] 【御―盆】
少女の髪の結い方の一。髪を左右に分けて両方から横に合わせ,頭の頂でタバコ盆のつるのように結ぶ。その上に手絡(テガラ)などをかける。おタバコ。明治初期に流行。

おニュー

おニュー [2] 【御―】
〔「ニュー(new)」を名詞化して「お」を付けた語〕
新しく買った物。また,新しく使い始めたばかりの物。「―の靴に―の帽子」

お七

おしち 【お七】
⇒八百屋(ヤオヤ)お七

お七風

おしちかぜ [3] 【お七風】
八百屋お七の放火による江戸の大火後,流行した感冒。

お上

おかみ【お上】
the government;→英和
the authorities;the Emperor (天皇).

お上りさん

おのぼりさん【お上りさん】
people fresh from the country;→英和
a country hick[bumpkin].

お下がり

おさがり【お下がり】
a hand-me-down <from one's brother> ;an offering withdrawn (供物の).

お下げに結う

おさげ【お下げに結う】
wear one's hair in a plait[in braids].→英和

お世辞

おせじ【お世辞】
a compliment;→英和
(a) flattery(へつらい).〜を言う compliment <a person on> ;flatter.→英和
〜のないところ frankly (speaking)….

お亀

おかめ【お亀】
a plain[homely]woman.

お亀

おかめ [2] 【お亀・阿亀】
(1)「阿多福(オタフク)」に同じ。
(2)〔具をおかめの面のように並べたところから〕
かまぼこ・のり・青菜・椎茸などの具を上にのせた汁うどん・そば。
(3)近世,伊勢・尾張地方で宿場女郎・飯盛り女のこと。「みやで泊ろか―にしやうかなあ/滑稽本・膝栗毛 4」

お亀与兵衛

おかめよへえ 【お亀与兵衛】
近松の浄瑠璃「ひぢりめん卯月(ウヅキ)の紅葉(モミジ)」の主人公の男女。

お亀笹

おかめざさ [3] 【お亀笹】
ササの一種。植え込みなどにされる。高さ約1メートル。葉鞘(ヨウシヨウ)は短く,節ごとにほぼ五枚の葉をつける。葉は長楕円形で黄緑色。酉(トリ)の市で,おかめの面をこのササに下げるのでいう。ブンゴザサ。ゴマイザサ。メゴザサ。

お亀蕎麦

おかめそば [4] 【お亀蕎麦】
⇒お亀(2)

お亀蟋蟀

おかめこおろぎ [4] 【お亀蟋蟀】
コオロギの一種。体長14ミリメートル内外で,雄の頭部前面が平たく斜め下を向き,側方は丸い。雄はリリリリと鳴く。本州以南に分布。

お亀饂飩

おかめうどん [4] 【お亀饂飩】
⇒お亀(2)

お亀鸚哥

おかめいんこ [4] 【お亀鸚哥】
オウム目オウム科の鳥。体長16センチメートル内外で,同じくらいの長さの尾をもち,冠羽がある。全身灰色だが,顔が白くほおに橙色の丸い模様があり,おかめの面を思わせる。オーストラリアに産し,飼い鳥とする。
お亀鸚哥[図]

お互い

おたがい [0] 【お互い】 (名・副)
「互い」を丁寧にいう語。自分と相手。また,双方。「―の立場を尊重する」「―年をとったね」

お互いに

おたがいに [0] 【お互いに】 (副)
みんながそれぞれ。「―迷惑だからやめよう」
→互いに

お互い様

おたがいさま [0] 【お互い様】
相手も自分も同様の関係・立場にあること。「苦しいのは―だ」

お人好し

おひとよし【お人好し】
good-naturedness;a good-natured person (人); <米俗> an easy mark (だまされやすい人).

お付

おつき【お付】
an attendant.→英和
〜の attending <physician> ;in attendance <on> .

お仙転がし

おせんころがし 【お仙転がし】
千葉県勝浦市,房総丘陵が太平洋に落ち込む所にある断崖。東西4キロメートルにわたり,雄大な海食景観を呈する。

お休み

おやすみ【お休み】
[休日]a holiday[vacation];→英和
[挨拶]Good night.

お伽の国

おとぎ【お伽の国】
a fairyland.→英和
お伽話(芝居) a fairy tale (play).

お供え

おそなえ【お供え】
<make> an offering.→英和
お供餅 a rice-cake offering.

お俊伝兵衛

おしゅんでんべえ 【お俊伝兵衛】
遊女お俊と呉服屋伝兵衛との心中の巷説(コウセツ)。また,これを主題とする戯曲。浄瑠璃「近頃河原の達引(タテヒキ)」,歌舞伎「身替りお俊」など。

お偉方

おえらがた【お偉方】
dignitaries; <米俗> big shots.

お兄さん

おにいさん [2] 【お兄さん】
(1)兄を丁寧にいう語。相手の兄をさすときにもいう。「―,僕も連れてって」「―はいつお帰りになりますか」
(2)若い男性を親しみの気持ちで呼ぶ語。「新聞配達の―」

お先棒をかつぐ

おさきぼう【お先棒をかつぐ】
be (willingly) made a cat's-paw <of a person> .

お八つ

おやつ【お八つ】
refreshments;a snack (軽食);→英和
afternoon[three-o'clock]tea.

お冷や

おひや【お冷や】
(cold) water.→英和

お出で

おいで【お出で】
be in[at home](在宅).〜になる go (行く);→英和
come (来る).→英和
〜を待つ expect you <this evening> .

お列

おれつ [1] 【お列・オ列】
「お段」に同じ。

お初

おはつ 【お初】
人形浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(カガミヤマコキヨウノニシキエ)」の登場人物。足利(アシカガ)家の奥女中尾上(オノエ)の召し使い。局(ツボネ)岩藤に侮辱を受けて自害した主人の仇(アダ)を討つ。

お初徳兵衛

おはつとくべえ 【お初徳兵衛】
人形浄瑠璃「曾根崎心中」の通称。主人公の男女の名を連ねたもの。

お前

おまえ【お前】
you;→英和
my dear (夫婦間);my child (子供に).

お化け

おばけ【お化け】
a bogy;→英和
a monster (怪物);→英和
a ghost (幽霊);→英和
an apparition.→英和
〜が出る[場所が主語]be haunted.‖お化け屋敷 a haunted house.

お千代半兵衛

おちよはんべえ 【お千代半兵衛】
1722年,大坂で,八百屋半兵衛とその妻お千代とが心中した巷説を脚色した作品類の通称。「心中二つ腹帯」「心中宵庚申(ヨイゴウシン)」など。

お半長右衛門

おはんちょうえもん 【お半長右衛門】
人形浄瑠璃「桂川連理柵(カツラガワレンリノシガラミ)」の通称。また,その主人公の男女の名。

お参り

おまいり【お参り】
⇒参詣(さんけい).

お古

おふる【お古】
a used[secondhand]article;cast-off clothes.

お召し

おめし【お召し】
summons.→英和
〜になる (1) call;→英和
summon.→英和
(2) put on (着る);wear.→英和
‖お召し物 clothes.お召し替え a change of clothes.

お吉

おきち 【お吉】
⇒唐人(トウジン)お吉(キチ)

お告げ

おつげ【お告げ】
an oracle (神託);→英和
<receive> a divine revelation.

お喋り

おしゃべり【お喋り】
chattering;a chatterbox (人).→英和
〜する chatter;→英和
gossip <with> .→英和
〜な talkative;→英和
gossipy.→英和

お国自慢をする

おくにじまん【お国自慢をする】
boast of one's native place.

お園六三

おそのろくさ 【お園六三】
1749年,大坂南地福島屋の遊女お園と大工の六三郎が心中した巷説を脚色した作品類の通称。浄瑠璃「八重霞浪花浜荻(ヤエガスミナニワノハマオギ)」,歌舞伎「三世相錦繍文章(サンゼソウニシキブンシヨウ)」など。

お土産

おみやげ [0] 【お土産】
(1)みやげを丁寧にいう語。
(2)子供が友達と別れる時に体をたたき合う遊びで言う語。「―三つ凧(タコ)三つ」
(3)迷惑なもらい物をいう語。性病などのこと。

お坊吉三

おぼうきちさ オバウ― 【お坊吉三】
歌舞伎「三人吉三廓初買(クルワノハツガイ)」の主人公三人吉三の一人で,武家あがりの盗賊。

お声掛りで

おこえがかり【お声掛りで】
on the recommendation <of> (推薦で);→英和
at a person's suggestion.

お夏清十郎

おなつせいじゅうろう 【お夏清十郎】
1661年頃,姫路の旅宿但馬(タジマ)屋の娘お夏と手代清十郎が駆け落ちしたが捕らえられ,清十郎は店の金の紛失の疑いをうけて処刑され,お夏は発狂したという巷説(コウセツ)。井原西鶴の「好色五人女」(第一話),近松門左衛門の「五十年忌歌念仏」などに脚色された。

お多福

おたふく【お多福】
a plain woman.お多福風邪(かぜ) mumps.→英和

お天気屋

おてんきや【お天気屋】
a fickle person.

お好み

おこのみ【お好み】
choice (選択).→英和
お好み焼き a <squid> pancake.→英和

お好み焼

おこのみやき [0] 【お好み焼(き)】
水で溶いた小麦粉に,桜えび・いか・肉・野菜など好みの材料を混ぜて,熱した鉄板の上で焼いて食べる食べ物。

お好み焼き

おこのみやき [0] 【お好み焼(き)】
水で溶いた小麦粉に,桜えび・いか・肉・野菜など好みの材料を混ぜて,熱した鉄板の上で焼いて食べる食べ物。

お妻八郎兵衛

おつまはちろべえ 【お妻八郎兵衛】
1702年大坂の古手屋八郎兵衛が誤解から遊女のお妻を殺したという事件を脚色した作品の通称。歌舞伎に「文月恨切子(フミヅキウラミノキリコ)」,浄瑠璃に「桜鍔恨鮫鞘(サクラツバウラミノサメザヤ)」など。

お姉さん

おねえさん [2] 【お姉さん】
(1)姉を丁寧にいう語。相手の姉をさすときにも使う。「―,宿題教えてちょうだい」「―によろしく」
(2)若い女性を親しみの気持ちで呼ぶ語。「―,お勘定」

お婆さん

おばあさん【お婆さん】
(1) a grandmother[grandma,granny (小児語)].→英和
(2) an old woman[lady](老婆).

お婆さん

おばあさん [2] 【お婆さん】
老年の女性を親しんでいう語。
⇔おじいさん
「隣の―」

お嬢さん

おじょうさん【お嬢さん】
a young lady;your[his,her]daughter (敬称);miss (当人に).→英和
〜育ちの well-bred.

お嬢吉三

おじょうきちさ 【お嬢吉三】
歌舞伎「三人吉三廓初買(クルワノハツガイ)」の主人公,三人吉三のうちの一人で,女装の盗賊。

お守り

おまもり【お守り】
a charm <against evils> ;→英和
a talisman;→英和
an amulet.→英和

お安い

おやす・い [0] 【お安い】 (形)
(自分にとって)わけない。簡単だ。たやすい。他人から何かを依頼された時にいう。「―・い御用だ」「そんなのは―・いことだ」

お安くない

お安くな・い
男女の仲が特別に親しいことを,ひやかし気味にいう語。「デートとは―・いね」

お家芸

おいえげい【お家芸】
one's speciality.

お家騒動

おいえそうどう【お家騒動】
a household trouble.

お富与三郎

おとみよさぶろう 【お富与三郎】
歌舞伎「与話情浮名横櫛(ヨワナサケウキナノヨコグシ)」の両主人公。また,同作の通称。

お尋ね者

おたずねもの【お尋ね者】
a person wanted by the police;→英和
a fugitive from justice.

お山の大将

おやまのたいしょう【お山の大将】
a cock of the walk.→英和
〜になる boss it over other people.

お岩

おいわ オイハ 【お岩】
歌舞伎「東海道四谷怪談」の女主人公。夫の民谷伊右衛門に毒を飲まされ,恐ろしい形相になって悶死(モンシ)し,幽霊となって伊右衛門にたたる。

お岩稲荷

おいわいなり オイハ― 【お岩稲荷】
東京都新宿区左門町にある田宮稲荷神社の俗称。歌舞伎「東海道四谷怪談」の女主人公お岩を祀(マツ)るとされる。

お巡り

おまわり【お巡り】
a cop[policeman].→英和
お巡りさん (Mister) Officer (呼びかけ).

お巡りさん

おまわりさん [2] 【お巡りさん】
親しみの意をこめて警察官を呼ぶ語。

お市の方

おいちのかた 【お市の方】
⇒小谷(オダニ)の方(カタ)

お帰り

おかえり [0] 【お帰り】
■一■ (名)
帰ることの尊敬語。「お客様の―だ」「―は何時頃になりますか」
■二■ (感)
「お帰りなさい」の略。

お帰りなさい

おかえりなさい [6] 【お帰りなさい】 (感)
帰ってきた者を迎える挨拶の語。

お年玉

おとしだま【お年玉】
a New Year's present[gift].お年玉つき年賀はがき a gift-bearing New Year's postcard.

お座なりを言う

おざなり【お座なりを言う】
say commonplaces;agree with everybody (調子を合わす).

お役所仕事

おやくしょしごと [5] 【お役所仕事】
形式主義に流れ,不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう語。

お忍びで行く

おしのび【お忍びで行く】
go in disguise (変装して);travel incognito.

お情で

おなさけ【お情で】
out of charity[pity].

お房徳兵衛

おふさとくべえ 【お房徳兵衛】
人形浄瑠璃「心中重井筒(カサネイヅツ)」の主人公の二人の名。

お手の物

おてのもの【お手の物】
one's forte[specialty].〜である be in one's line;be expert in[at].

お手柔らかに願います

おてやわらか【お手柔らかに願います】
Don't be too hard on me.

お手玉をする

おてだま【お手玉をする】
play beanbag.

お手盛り案

てもり【お手盛り案(予算)】
a proposal (bill) made to suit oneself.

お手盛昇給案

おてもり【お手盛昇給案】
a bill of raising one's own salary.

お払い箱になる

おはらいばこ【お払い箱になる】
be dismissed <from one's job> ; <話> be fired[ <英> be sacked].

お披露目

おひろめ【お披露目】
⇒披露.

お揃いで

おそろい【お揃いで】
<go> together;→英和
<go> in company <with one's wife> .

お握り

おにぎり【お握り】
a rice ball.

お早う

おはよう [0] 【お早う】 (感)
〔「お早く」の転〕
朝,人に会ったときの挨拶(アイサツ)の言葉。

お早う

おはよう【お早う】
Good morning (あいさつ).〜と言う say good morning <to> .

お晩

おばん [0] 【お晩】
(東北・信越地方で,「お晩です」「お晩でございます」などの形で)夜の挨拶(アイサツ)の言葉として用いる語。こんばんは。

お暇

おいとま【お暇】
⇒暇(いとま).

お替[代]り

おかわり【お替[代]り】
a second[another]helping (食物の);another cup (飲み物の);another bowl <of rice> .

お札

おふだ【お札】
an amulet;→英和
a charm.→英和

お杉お玉

おすぎおたま 【お杉お玉】
江戸時代,伊勢神宮で間(アイ)の山節を演奏する二人の女芸人が,代々名乗った芸名。客の投げつける銭を,巧みに避けながら演じるので有名だった。

お染

おそめ 【お染】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(ミチユキウキネノトモドリ)」。四世鶴屋(ツルヤ)南北作詞。1825年江戸中村座初演。お染久松の舞台を江戸にうつしかえたもの。

お染久松

おそめひさまつ 【お染久松】
1708年,大坂の油屋の娘お染と丁稚(デツチ)久松とが,身分違いの恋から心中に至った巷説を脚色した作品類の通称。浄瑠璃「お染久松袂(タモト)の白しぼり」「新版歌祭文」,歌舞伎「是評判浮名読売(コレハヒヨウバンウキナノヨミウリ)」「お染久松色読販(オソメヒサマツウキナノヨミウリ)」など。

お染半九郎

おそめはんくろう 【お染半九郎】
歌舞伎「鳥辺山心中(トリベヤマシンジユウ)」の両主人公。

お株を奪う

おかぶ【お株を奪う】
supplant;→英和
outshine.→英和

お櫃

おひつ【お櫃】
a boiled-rice container (めしびつ).

お正月

おしょうがつ 【お正月】
東くめの詩に滝廉太郎が作曲した唱歌。滝自身が編集した1901年(明治34)刊の「幼稚園唱歌」に発表。「もういくつねるとお正月…」

お歳暮

せいぼ【お歳暮】
a year-end present.

お歴々

おれきれき【お歴々】
distinguished persons;notables;magnates;VIPs.

お段

おだん [1] 【お段・オ段】
五十音図の第五段。母音に「オ」をもつ音節の総称。お・こ・そ・と・の・ほ・も・よ・ろ・を。オ列。
→五十音図

お母さん

おかあさん【お母さん】
a mother;→英和
[小児語として]mamma;mammy;→英和
ma.→英和

お母さん

おかあさん [2] 【お母さん】
(1)〔明治末期以後「お父さん」とともに国定教科書で用いられ,一般化した語〕
「母」を丁寧にいう語。子供が母を呼ぶ時に用いる。一番普通の言い方。
⇔お父さん
「―,ただ今」「君の―,おいくつ」
(2)母親の立場にある人をいう語。母親が自分をいう場合にも用いられることがある。
⇔お父さん
「いい―になって下さい」「―はもう知りませんよ」
(3)花柳界で,芸妓・娼妓が置屋や茶屋の女将(オカミ)を敬って呼ぶ語。

お気に入り

おきにいり【お気に入り】
one's favorite.

お江戸日本橋

おえどにほんばし 【お江戸日本橋】
俗謡。「こちゃえ節」の替え歌。江戸,日本橋を振り出しに東海道五十三次を歌い込んだもの。

お決まりの

おきまり【お決まりの】
customary;→英和
conventional;→英和
usual.→英和

お洒落をする

おしゃれ【お洒落をする】
dress (up) smartly;smarten oneself.〜な stylish;→英和
dandyish[foppish](男の).

お流れになる

おながれ【お流れになる】
be dropped[called off](やめになる);be postponed (延期).

お涙頂戴

おなみだ【お涙頂戴】
<米> a sob story; <話> a tearjerker (映画・物語など).→英和

お為ごかしに

おためごかし【お為ごかしに】
under the cloak of[with ostensible]kindness.

お父さん

おとうさん [2] 【お父さん】
(1)〔明治末期以後「お母さん」とともに国定教科書で用いられ一般化した語〕
父を丁寧にいう語。子供が父を呼ぶとき使う一番普通の言い方。「―,行ってまいります」「君の―,お元気ですか」
(2)父親の立場にある人をいう語。父親が自分をいう場合にも用いられることがある。「―は怒っているんだぞ」「あいつもいい―になったなあ」
⇔おかあさん

お父さん

おとうさん【お父さん】
a father;→英和
pa(pa);→英和
dad(dy) (呼びかけ).→英和

お爺さん

おじいさん オヂイ― [2] 【お爺さん】
老年の男性を親しんでいう語。
⇔おばあさん
「隣の―」

お玉ヶ池

おたまがいけ 【お玉ヶ池】
〔お玉という女が身を投げたという池があったことから〕
江戸神田松枝町の地名。千葉周作の剣道場や梁川星巌(ヤナカワセイガン)の玉池吟社があった。

お玉杓子

おたまじゃくし【お玉杓子】
(1)《動》a tadpole.→英和
(2) a musical note (音符).

お生憎様

おあいにくさま【お生憎様】
I'm sorry,but….

お産

おさん【お産】
childbirth;→英和
a <hard> delivery.〜をする have a child.→英和

お由良騒動

おゆらそうどう 【お由良騒動】
江戸後期,薩摩藩主の襲封をめぐり,藩主島津斉興(ナリオキ)の長男斉彬(ナリアキラ)擁立派と妾由良の子久光擁立派が争った御家騒動。斉彬派が多数処罰されたが,西郷隆盛・大久保利通らの尽力,老中阿部正弘の手による斉興の引退により,斉彬が襲封。高崎崩れ。

お百度を踏む

おひゃくど【お百度を踏む】
offer a prayer a hundred times before a shrine;→英和
make repeated calls <on a person> .

お目に掛かる

おめ【お目に掛かる】
see;→英和
meet;→英和
have the pleasure of seeing[meeting].〜に掛ける show;→英和
[贈る]give;→英和
send.→英和

お目玉を食う

おめだま【お目玉を食う】
get a scolding;be scolded[ <話> told off]; <You'll> catch it.

お目見え

おめみえ【お目見え】
audience (謁見);→英和
<make> one's debut[first appearance](初登場).

お祖母さん

おばあさん [2] 【お祖母さん】
〔「おばばさま」の転〕
祖母を敬っていう語。
⇔おじいさん
「田舎の―」

お祖父さん

おじいさん【お祖父さん】
a grandfather;→英和
a grandpa(pa);→英和
an old man (老人).

お祖父さん

おじいさん オヂイ― [2] 【お祖父さん】
祖父を敬って,また親しんでいう語。
⇔おばあさん
「田舎の―」

お神酒

おみき【お神酒】
<offer> (sacred) sake <before the altar> .→英和

お神酒

おみき [0] 【お神酒・大御酒】
〔「お」「み」は接頭語〕
(1)神前に供える酒。「―をあげる」
(2)酒をしゃれていう語。「かなり―がはいっているね」

お神酒徳利

おみきどくり [4] 【お神酒徳利】
(1)酒を入れて神前に供える一対の徳利。
(2)〔一対であることから〕
同じような姿をした一対の人や物。また,いつも一緒にいる仲のよい二人。おみきどっくり。

お祭佐七

おまつりさしち 【お祭佐七】
歌舞伎「江戸育お祭佐七」「心謎解色糸(ココロノナゾトケタイロイト)」の通称。また,その主人公。

お節介な

おせっかい【お節介な】
officious;→英和
uncalled-for.〜をする meddle[interfere] <in> ;→英和
poke one's nose <into another's affairs> .〜はよせ Mind your own business.‖お節介者 a meddler.

お腹

おなか【お腹】
the stomach.→英和
〜がすいた be hungry.〜の子 the expected child.

お色直し

いろなおし【お色直し】
the bride's change of costumes.

お花半七

おはなはんしち 【お花半七】
1698年に心中したという大坂の遊女お花と刀屋の手代半七の巷説。「長町女腹切(ナガマチオンナノハラキリ)」「京羽二重娘気質(キヨウハブタエムスメカタギ)」などに脚色。

お茶

おちゃ【お茶】
tea;→英和
[休憩]a coffee[tea]break.〜を濁す make (a) shift.‖お茶の子 a very easy job.

お茶の水女子大学

おちゃのみずじょしだいがく オチヤノミヅヂヨシ― 【お茶の水女子大学】
国立大学の一。1874年(明治7)東京女子師範学校として,お茶の水の地に創立。のち女子高等師範学校を経て,1949年(昭和24)現名の新制大学となる。本部は東京都文京区。

お荷物[厄介なもの]

おにもつ【お荷物[厄介なもの]】
deadwood.→英和

お蔦主税

おつたちから 【お蔦主税】
泉鏡花の小説「婦系図(オンナケイズ)」の主人公の男女の名。

お袋

おふくろ【お袋】
one's mother.

お裾分けする

おすそわけ【お裾分けする】
give a portion <of> ;→英和
share a gift <with a person> .→英和

お裾分けをする

すそわけ【お裾分けをする】
share a gift <with a person> .→英和

お見知り置き

おみしりおき [0] 【お見知り置き】
初対面の挨拶(アイサツ)の言葉。私のことを心にとめておいてほしい,の意。「どうぞ―の程を」「―願います」

お調子者

おちょうしもの【お調子者】
a person easily elated.

お転婆

おてんば【お転婆】
a tomboy.→英和

お軽

おかる 【お軽】
「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。早野勘平の妻,山崎の与市兵衛の娘。夫のため身売りした祇園(ギオン)一力楼で,由良之助の助力により,敵に内通した斧(オノ)九太夫を夫に代わって刺す。

お辞儀

おじぎ【お辞儀(をする)】
(make) a bow <to> .→英和

お通夜

おつや【お通夜】
⇒通夜(つや).

お酌

おしゃく【お酌】
〜をする serve sake.

お里

おさと【お里】
one's old home.〜が知れる[事が主語]betray one's origin.[人が主語]betray oneself.

お針子

はりこ【お針子】
a seamstress.→英和

お釣

おつり【お釣】
change <for a 1,000-yen note> .→英和

お鉢

おはち【お鉢】
(1) a rice tub.(2) one's turn <comes round> (順番).

お門違い

おかどちがい【お門違い】
knocking at the wrong door.〜の wrong;→英和
irrelevant.→英和

お開きにする

おひらき【お開きにする】
break up <a meeting> ;close;→英和
adjourn (ひとまず).→英和

お陀仏になる

おだぶつ【お陀仏になる】
die.→英和

お陰

おかげ【お陰】
help;→英和
aid (助力);→英和
favor (恩恵).→英和
〜で thanks to <a person> ;due to;owing to.〜様で fortunately.

お零れ

おこぼれ [2] 【お零れ】
他人の余り物。残り物。余沢(ヨタク)。「―をちょうだいする」「―にあずかる」

お静礼三

おしずれいざ オシヅ― 【お静礼三】
歌舞伎「契情曾我廓亀鑑(ケイセイソガクルワカガミ)」の通称。また,その両主人公。河竹黙阿弥(モクアミ)作。九幕。世話物。1867年初演。門付(カドヅケ)の女太夫お静と奥州屋の手代礼三郎の悲恋を描く。

お預けをくう

おあずけ【お預けをくう】
be kept waiting <for> .

お駒才三

おこまさいざ 【お駒才三】
浄瑠璃「恋娘昔八丈」の通称。また,その主人公,城木屋お駒と髪結い才三郎のこと。

お高くとまる

お高くとま・る
人を見下したような態度をとる。尊大にかまえる。

か【香】
⇒匂(にお)い.

か [1] 【加】
(1)たし算。「―減乗除」
(2)「加奈陀(カナダ)」の略。「日―貿易」

か クワ 【化】
■一■ [1] (名)
(1)徳によって教え導くこと。教化。感化。「仁政の―を致れんには如かじ/太平記 13」
(2)自然が万物を育てる力。化育。造化。
(3)生滅転変の理。変化。変遷。「陰陽の―」
■二■ (接尾)
主に漢語の名詞に付いて,そういう物,事,状態に変える,または変わるという意を表す。「映画―」「自由―」「液―」など。

か [1] 【架】
物をのせたり掛けたりする台。

か クワ [1] 【寡】
すくないこと。
⇔衆
「―を以つて衆に当り/近世紀聞(延房)」

か クワ [1] 【戈】
古代中国の武器の一。片方に枝が出たほこ。

か クワ [1] 【科】
(1)教育・学問などで,分野などを示す区分け。部門。「国文―」「内―」
(2)生物の分類上の一段階。目(モク)の下,属の上。「食肉目イヌ―」

か [1] 【可】
(1)それでよいとすること。「住み込みも―」
(2)よいとして認めること。「国民の大多数が―とするならば…」
(3)成績を示す評語。「良」の次。あまりよくないが及第できる成績。「優・良・―」

か【科】
(1) a family (動植物の).→英和
(2) a department (学科の分科);→英和
a course (課程).→英和

か【蚊】
a mosquito.→英和
〜に食われる[さされる]be bitten[stung]by a mosquito.→英和

か 【価】 (接尾)
助数詞。原子価・イオン価,酸の塩基度あるいは塩基の酸度,アルコール分子中の水酸基の数などを表す。「一―のイオン」

か【可】
good;→英和
passable;→英和
[採点記号]C;→英和
fair.→英和
〜とする approve <of> ;→英和
vote for (投票).〜もなく不可もない neither good nor bad.

か クワ [1] 【禍】
わざわい。ふしあわせ。
⇔福
「―を転じて福とする」

か クワ 【顆】 (接尾)
助数詞。玉・果実など,粒になったものを数えるのに用いる。「一―のルビー」「半―のミカン」

か [1] 【佳】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれてよいこと。美しいこと。また,そのさま。「眺望―なり/福翁自伝(諭吉)」

か 【荷】 (接尾)
助数詞。(一人が肩でかつぐほどの量の)荷物を数えるのに用いる。「酒樽三―」
〔天秤棒でかつぐ二つの荷物を一組とし,それを一荷と称したことに由来する〕

か 【箇・個・个】 (接尾)
助数詞。漢語の数詞に付いて,物事を数えるのに用いる。普通,さらに漢語の名詞に続いて用いられる。「三―月」「五―条」
〔「个」の代わりに片仮名「ケ」も用いられる〕

か クワ [1] 【火】
(1)五行(ゴギヨウ)の第二。季節では夏,方位では南,色では赤,十干では丙(ヒノエ)・丁(ヒノト),五星では火星に当てる。
(2)七曜の一。「火曜」の略。
(3)律令制で,軍団の一組。兵卒一〇人から成る。

か 【夏】
(1)伝説的な中国最古の王朝。治水に功績のあった禹(ウ)が,舜(シユン)の禅譲をうけ王位についた。以後世襲により一七代続き,暴君桀(ケツ)の時,殷(イン)の湯王に滅ぼされたという。夏殷周三代と並称。
(2)五胡十六国の一(407-431)。匈奴の赫連勃勃(カクレンボツボツ)が建国,関中を支配したが,北魏に滅ぼされた。

か [0][1] 【香】
におい。かおり。「磯の―」「移り―(ガ)」

か クワ 【過】
■一■ [1] (名)
(1)あやまち。「自らの―を悔いる」
(2)「過去」の略。「―・現・未の三世」
(3)実際より大げさなこと。誇張されていること。「かように―をば申せども/狂言・鼻取相撲」
■二■ (接頭)
(1)漢語に付いて,度がすぎていることを表す。「―保護」
(2)〔化〕 同一元素を含む類似の化合物のうち,中心元素の原子数が,基準となるものより多いことを表す。酸素を含む酸(オキソ酸)では,中心原子の酸化数が基準となるものより多いことを表す。「―酸化物」「―塩素酸」「―マンガン酸」

か 【日】 (接尾)
助数詞。和語の数詞に付いて,日数を数えるのに用いる。
(1)月の何番目の日であるかを示す。「今月の九(ココノ)―は日曜日です」
(2)何日間かという日数を示す。「三(ミツ)―かかる」「あと十(トオ)―待て」
(3)〔「夜(ヨ)」に対する〕
「昼」の数を示す。「三―三晩」「夜には九夜(ココノヨ)日にはとを―を/古事記(中)」

か 【処】
名詞または動詞の連用形の下に付いて,場所の意を表す。ところ。「あり―」「住み―」「奥―」「山―(ヤマガ)」

か クワ 【果】
■一■ [1] (名)
(1)原因・因縁によって生じたもの。結果。むくい。
⇔因
(2)修行の結果として得られる悟り。「此行を以て―を得たる時も/正法眼蔵」
(3)木の実。くだもの。「此種子を長ぜざれといはねども,必ず其の―を得るが如し/沙石 2」
■二■ (接尾)
助数詞。くだもの類を数えるのに用いる。「大なる梨子,柿…一二―を食つるに/今昔 13」

か [0] 【蚊】
双翅目カ科の昆虫の総称。体長5ミリメートル内外。体と脚は細長く,口吻(コウフン)が長い。はねは二枚で細く透明。雌の成虫は人畜より吸血して痒(カユ)みを与え,種によってマラリア・日本脳炎などの伝染病を媒介する。幼虫はボウフラ,蛹(サナギ)はオニボウフラと呼ばれ,池沼や水たまりで生活する。日本にはアカイエカ・シナハマダラカなど約一〇〇種がいる。[季]夏。《わが宿は―のちいさきを馳走也/芭蕉》

か 【鹿】
シカの古名。「妻恋に―鳴く山辺に/万葉 1602」

か 【下】 (接尾)
名詞に付いて,そういう状態の中にいる,そういう環境のもとであるなどの意を表す。「インフレ―の日本経済」「支配―」「占領―」

か クワ [1] 【窠】
「窠紋(カモン)」に同じ。

か【課】
(1) a section (部門・会社);→英和
a division;→英和
a department.→英和
(2) a lesson (学課).→英和

か [1] 【彼】 (代)
(1)不定称の指示代名詞。「なに」と対応して用いて,物事を漠然とさし示す。「なにや―やと物いりが多い」「なんとも―とも申し訳ないことでございます」
(2)遠称の指示代名詞。話し手や聞き手からともに離れた物や人をさし示す。かれ。あれ。「思へども人目つつみの高ければ―はと見ながらえこそ渡らね/古今(恋三)」「―の木の道の匠(タクミ)の造れるうつくしき器物も古代の姿こそをかしと見ゆれ/徒然 22」

か クワ [1] 【課】
(1)役所や会社などの組織上の小区分。普通,局・部より下で係より上。
(2)教科書などの一区切り。章。「来週から次の―に入る」

か クワ [1] 【華】
はなやか。はでやか。虚飾。「其楼閣を―にして,其酒肴を美にせず/横浜新誌(景一)」

か クワ 【菓】
■一■ (名)
木の実。くだもの。「花開れば必ず―を結ぶ/今昔 3」
■二■ (接尾)
助数詞。くだもの類を数えるのに用いる。「瓜一―を取て食てけり/今昔 29」

か (副)
〔多く「かく」と対で用いられる〕
あのように。「宇奈比川清き瀬ごとに鵜川立ち―行きかく行き/万葉 3991」


(1)五十音図カ行第一段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名の「か」は「加」の草体。片仮名の「カ」は「加」の偏。

か (接頭)
主として形容詞に付いて,語調を整え意味を強める。「―弱い」「―細い」

か (接尾)
状態・性質を表す語または造語成分に付いて,そのような状態・性質であることを表す。多くさらにその下に「に」または「だ(なり)」を伴って,副詞または形容動詞として用いられる。「おろ―」「しず―」「いささ―」など。


■一■ (副助)
種々の語・語句に付く。
(1)不確かな気持ちを表す。「なんのこと―さっぱりわからない」「なんだ―おかしいぞ」
(2)疑いの気持ちを添えて,推量する時に用いる。「…かもしれない」の形をとることがある。「気のせい―少し寒くなった」「彼の話は本当―もしれない」
■二■ (係助)
種々の語・語句に付いて,文末の述語を連体形で結ぶ。普通,上に疑問語がくる。
(1)疑い・問いかけの気持ちを表す。「いかに思ひて―,なんぢら難(カタ)きものと申すべき/竹取」
(2)不定の気持ちを表す。「いづれの御時に―,女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に/源氏(桐壺)」
(3)反語の気持ちを表す。「かは」「かも」となることが多い。「世の中はなに―つねなる/古今(雑下)」「鳶(トビ)のゐたらんは,何―は苦しかるべき/徒然 10」
■三■ (並立助)
体言や用言,その他の語に付く。いくつかのものを並べあげて,そのうちの一つを選ばせたり,そのいずれともはっきりしないさまを述べたりするのに用いる。
(1)「…か…か」の形で用いられる。「 A ― B ―,まだ決まっていない」「生―死―,それが問題だ」「やる―どう―,はっきりしろ」
(2)「…か…」の形で用いられる。「私も以前一度―二度聞いたことがある」
■四■ (終助)
文末にある種々の語に付く。古語では活用する語の場合その連体形に付く。
(1)疑い・問いかけの気持ちを表す。「なぜ人間は死ぬのでしょう―」「あなたはどなたです―」
(2)確かめの気持ちを表す。「いい―,しっかりやれよ」「どうしても行くの―」
(3)反語を表す。「う」「よう」を受けることが多い。「果たしてそれが真実といえよう―」「誰がそんなことする―い」
(4)反駁(ハンバク)する気持ちを表す。「本当にそうでしょう―」
(5)相手をなじる気持ちを表す。「そんなことをする人があります―」「人のいうことがわからないの―」
(6)念を押す気持ちを添える。「…ではないか」の形をとることが多い。「早く起きなさいといったではない―」
(7)誘い・依頼の気持ちを表す。「う」「よう」「ない」などを受ける。「コーヒーでも飲もう―」「やってみようじゃない―」
(8)遠回しに命令する気持ちを表す。「…たらどうか」の形をとることもある。「あれこれ考えるよりやってみたらどう―」
(9)独り合点の気持ちを表す。詠嘆・回想の気持ちが強い。「『春はあけぼの』―,いい文句だな」「そう―,失敗だったの―」
(10)願望を表す。「…ないかな」の形をとることが多い。「早く休みにならない―なあ」
(11)詠嘆の気持ちを表す。多く,係助詞「も」と併用される。「白露を珠(タマ)にもぬける春の柳―/古今(春上)」
(12)願望を表す。「てしか」「ぬか」「もが」などの形をとる。
→てしか
→もが
→ぬか
〔「か」は古くは係助詞であった。その文中における用法は中世前期以後,次第に係りとしての性格を失っていき,中世後期以降副助詞としての用法が一般となる。また文末における用法は,係助詞「や」の衰退に伴い,終助詞としての用法が広く行われるようになった。並立助詞は近世江戸語以降の用法〕

か=に盈(ミ)ちて後(ノチ)進む

――に盈(ミ)ちて後(ノチ)進む
〔「孟子(離婁下)」による。「科」はくぼみの意。流れる水が,くぼみを満たしてから先へ流れて行くことから〕
学問は一歩一歩順に従って進めねばならないということ。

か=の涙

――の涙
量のきわめて少ないことのたとえ。

か=の臑(スネ)

――の臑(スネ)
細くて弱々しいすね。

か=の食うほどにも思わぬ

――の食うほどにも思わぬ
全く影響を受けない。

か=の鳴くような声

――の鳴くような声
蚊の羽音のようなかすかな声。

か=は衆(シユウ)に敵せず

――は衆(シユウ)に敵せず
「衆寡(シユウカ)敵せず」に同じ。

か=もなく不可もなし

――もなく不可もなし
(1)〔論語(微子)〕
言行が中道を得て過不足がない。
(2)〔後漢書(光武帝紀)〕
とりたてて欠点もないが,長所もない。平凡である。

か=を去り実(ジツ)に就(ツ)く

――を去り実(ジツ)に就(ツ)く
みかけの華やかさを求めないで,地味で堅実な態度を選ぶ。

か∘なり

か∘なり 【可なり】 (連語)
(…をしても)よろしい。「死すとも―∘なり(=死ンデモ満足デアル)」
→可

かあかあ

かあかあ [1]
■一■ (副)
カラスの鳴き声を表す語。
■二■ (名)
〔幼児語〕
カラス。

かあさん

かあさん [1] 【母さん】
〔「かかさん」の転〕
母を敬っていう語。「かあさま」より親しみを感じさせる呼び方。「お」を伴って用いられることも多い。
⇔とうさん

かあちゃん

かあちゃん [1] 【母ちゃん】
(1)幼児などが,母親を親しんで呼ぶ語。「お」を伴って用いられることも多い。
(2)自分または他人の妻を呼ぶ俗な言い方。かみさん。

かあつ

かあつ [0] 【加圧】 (名)スル
圧力を加えること。
⇔減圧
「旅客機の客室は―されている」「―タンク」

かあつすいがたげんしろ

かあつすいがたげんしろ [10] 【加圧水型原子炉】
軽水を減速・冷却材として使う軽水炉の一方式。原子炉で加熱された加圧水で二次冷却水を加熱し,その蒸気でタービンを回す。
→原子炉

かあん

かあん 【何晏】
(?-249) 中国,三国時代魏(ギ)の学者・思想家。字(アザナ)は平叔(ヘイシユク)。老荘思想を好み,王弼(オウヒツ)らと魏・晋(シン)時代の老荘思想流行の端緒を開いた。著「論語集解(シツカイ)」

かい

かい 【掻い】 (接頭)
〔「かき」の転〕
動詞に付いて語勢を強め,また語調を整える。「―くぐる」「―つまむ」

かい

かい クワイ [1] 【怪】
ふしぎなこと。あやしいこと。「山荘の―」

かい

かい 【害】
〔漢音〕
妨げ。支障。災い。「お身の―とも成る時は/浄瑠璃・反魂香」

かい

かい カヒ 【卵】
たまご。また,そのから。かいご。「―のうちに命こめたる雁の子は/宇津保(藤原君)」

かい

かい [1] 【歌意】
歌の意味。「―を説く」

かい

かい [1] 【下位】
(1)地位や順位などが低いこと。「―の力士」
(2)〔論〕 ある概念が他の概念に包括される関係にあること。例えば,「動物」に対する「人間」。
⇔上位

かい

かい 【階】
■一■ [1] (名)
(1)多層の建築物のひとつの層。「上の―」
(2)地質時代を区分する時の「期」に相当する期間に堆積した地層。
(3)官位。等級。「―越えて学士の右大弁三位になる/宇津保(国譲下)」
(4)階段。きざはし。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)建築物の層を数えるのに用いる。「二―建て」
(2)位階の等級を数えるのに用いる。「一―越えて,ないしのかみ三位の加階し給ふ/宇津保(蔵開下)」

かい

かい [1] 【楷】
漢字の書体の一。楷書。

かい

かい クワイ [1] 【会】
(1)一定の目的をもって人々が集まること。また,その集まり。集会。会合。「―を開く」
(2)目的や趣味・学問などを同じくする人々が組織する団体・組織。「野鳥の―」

かい

かい [1] 【下意】
しもじもの者の意思。大衆の考え・意見。民意。
⇔上意
「―上達」

かい

−かい【−界】
a world;→英和
circles.政(経済)界 the political (economic) world.

かい

かい カヒ [0] 【甲斐・詮・効】
その行為に値するだけのしるし。また,それだけの値打ちや効果。せん。「頑張った―があった」「苦労の―がない」
→がい(甲斐)

かい

かい【階】
stairs (階段);[建物の層] <米> a story[ <英> storey];→英和
a floor.→英和
‖一階 <米> the first floor[story]; <英> the ground floor.二階 <米> the second floor[story]; <英> the first floor.二階建の家 a two-story[-storied]house.

かい

かい【貝】
a shellfish;→英和
a shell (貝がら).→英和

かい

かい [1] 【界】
(1)生物を分類する際の最高次の区分。動物界と植物界などに分ける。
(2)地質時代を区分する時の「代」に相当する期間に堆積した地層。例えば古生代に堆積した地層は古生界という。
(3)さかい。区画。

かい

かい [1] 【戒】
(1)いましめ。訓戒。
(2)漢文の文体の一。訓戒を目的としたもの。
(3)〔梵 śīla〕
仏教の信者が守るべき行動の規範。戒律。禁戒。

かい

かい【甲斐がある】
be worth while <to do> ;be worth <doing> .〜がない be useless;be in vain.⇒効果.

かい

かい クワイ [1] 【快】 (名・形動)[文]ナリ
気持ちがよい・こと(さま)。「―をむさぼる」「―なるかな」

かい

かい カヒ [1] 【貝】
(1)かたい貝殻(カイガラ)をもった軟体動物の総称。二枚貝・巻貝(マキガイ)・角貝(ツノガイ)などを含む。多くは水中にすむ。
(2)貝殻。「―細工」
(3)ほらがい。「―をにはかに吹き出でたるこそ/枕草子 120」
(4)「貝合わせ」の略。「―の御勝負/御湯殿上(文明一九)」

かい

かい【回】
a time (度数);→英和
a round (競技);→英和
an inning (野球).→英和
1回 once.→英和
2回 two times;twice.→英和
3回 three times.

かい

かい カヒ [0][1] 【峡】
〔「交(カ)ひ」と同源〕
山と山との間の狭く細長い土地。「狭き山の―に出でぬ/即興詩人(鴎外)」

かい

かい カヒ 【匙】
〔もと貝殻を用いたところから〕
さじ。「箸(ハシ)・―など,取りまぜて鳴りたる,をかし/枕草子 201」

かい

かい【会】
(1) a meeting (集会);→英和
<hold,give> a party (社交的な).→英和
(2) a society (団体);→英和
an association (協会).→英和

かい

かい (終助)
〔終助詞「か」に終助詞「い」が付いてできたもの〕
文末に付いて,質問・反問の意を強める。か。「入ってもいいです―」「そんなことあるもん―」
〔近世以降,話し言葉に用いられた語〕

かい

かい [0] 【粥】
「かゆ」の転。[ヘボン]

かい

かい【下位】
a subordinate position.〜の subordinate;→英和
low-ranking.‖下位区分 a subdivision.下位分類 a subclass.

かい

かい クワイ 【隗】
⇒郭隗(カクカイ)

かい

かい クワヰ [1] 【果位】
円満具足した仏果の位。
⇔因位
「無上の―にのぼらせたまふ釈迦だにも/咄本・醒睡笑」

かい

かい クワイ 【回】
■一■ [1] (名)
ある事柄を反復して行う時の一つのまとまり。「―を重ねる」
■二■ (接尾)
助数詞。数または順序に関する語に付いて,度数・順序を数えるのに用いられる。「五―」

かい

かい カヒ 【甲斐】
旧国名の一。山梨県全域にあたる。甲州。

かい

かい カヒ [0] 【買い】
(1)買うこと。「安物―」
(2)相場の値上がりを予想して買うこと。
⇔売り

かい

かい クワ― [1] 【華夷】
〔「華」は中国,「夷」はえびす〕
中国と外国。また,開けた国と後れた国。

かい

かい クワイ [1] 【魁】
さきがけ。先鞭(センベン)。「時代の―となす」

かい

かい [1] 【解】
(1)説明。解釈。
(2)〔数〕
〔solution〕
方程式を成り立たせる未知数の値(根)。不等式を成立させる未知数の値,またそのような値全体の集合。または,微分方程式などを満足する関数。
(3)与えられた問題の答え。
(4)漢文の文体の一。疑惑や非難にこたえることを目的としたもの。

かい

かい【櫂】
an oar;→英和
a paddle (へら状の).→英和

かい

かい [1] 【櫂】
〔「掻(カ)き」の転〕
(1)船具の名。水をかいて船を進めるのに使う。木製で上半分は丸い棒,水中に入る部分は平らに削ってある。和船用のものは握る側に T 字形の短い柄がある。
(2)醤油・酢などを造る時,樽の中の原料をかきまぜる木製の用具。
(3)家紋の一。{(1)}を組み合わせたもの。三違櫂(ミツチガイカイ)・五違櫂など。

かい=は三年櫓(ロ)は三月(ミツキ)

――は三年櫓(ロ)は三月(ミツキ)
櫓に比べて櫂の使い方がむずかしいことをいう。

かい=より始めよ

――より始めよ
〔「戦国策(燕策)」にある郭隗(カクカイ)の故事。隗が燕の昭王に,賢臣を求めるならまず自分のようなつまらない者を登用せよ,そうすれば賢臣が次々に集まって来るだろうと言ったことから〕
(1)遠大な事をするには,手近なことから始めよ。
(2)転じて,事を始めるには,まず自分自身が着手せよ。

かい=を作る

――を作・る
〔口の形が「へ」の字になり,蛤(ハマグリ)の形に似るところから〕
べそをかく。泣き顔になる。「―・るもいとほしながら/源氏(明石)」

かいあおる

かいあお・る カヒアフル 【買い煽る】 (動ラ五[四])
相場をつり上げるために株や商品を買い続ける。

かいあく

かいあく【改悪】
a change for the worse.→英和
〜する change a thing for the worse.

かいあく

かいあく クワイ― [0] 【壊悪】
道徳・秩序などが乱れてよくないこと。「風俗の―を救正する能はず/明六雑誌 30」

かいあく

かいあく [0] 【改悪】 (名)スル
物事を改めて,かえって前よりも悪くすること。
⇔改善
「憲法の―」

かいあげ

かいあげ カヒ― [0] 【買(い)上げ】
(1)官公庁などが,民間から物を買い上げること。
(2)(「お買い上げ」の形で)相手が買ってくれることを敬っていう語。「お―の品」

かいあげ

かいあげ【買上げ】
purchase;→英和
procurement.→英和
買上げ価格 the (government's) purchasing price.

かいあげしょうかん

かいあげしょうかん カヒ―シヤウクワン [5] 【買上償還】
「買入消却(カイイレシヨウキヤク){(1)}」に同じ。

かいあげまい

かいあげまい カヒ― [0] 【買上米】
政府が民間から買い上げる米。

かいあげる

かいあげる【買い上げる】
purchase;→英和
buy.→英和

かいあげる

かいあ・げる カヒ― [4] 【買(い)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かひあ・ぐ
(1)官公庁などが民間から物を買う。地位や権力のある者が下の者から買う。「政府が米を―・げる」
(2)全部買う。買い尽くす。「所々の魚の棚に―・げて/浮世草子・胸算用 1」

かいあさる

かいあさる【買い漁る】
hunt <for> .→英和

かいあさる

かいあさ・る カヒ― [4] 【買い漁る】 (動ラ五[四])
探し回ってたくさん買う。買い集める。「古書を―・る」

かいあわせ

かいあわせ カヒアハセ [3] 【貝合(わ)せ】
(1)平安時代の物合わせの一種。左右二組に分かれ,それぞれ貝を出して合わせ,その形・色・大きさ・珍しさなどの優劣を争う遊戯。「この姫君と上との御方の姫君と―せさせ給はむとて/堤中納言(貝あはせ)」
(2)平安末期から起こった遊戯。三六○個の蛤(ハマグリ)の貝殻を両片に分かち,一片を地貝(ジガイ),一片を出貝(ダシガイ)といい,地貝はすべて甲を上にして伏せ,これに出貝を一個ずつ出して合わせ,対になる貝を多く合わせ取った者を勝ちとした遊戯。後世,合わせる便宜上,貝の裏に絵や歌を書いた。かいおおい。

かいあん

かいあん クワイアン 【槐安】
「槐安国(カイアンコク)」に同じ。

かいあん

かいあん [0] 【改案】
案を改めること。また,改めた案。

かいあんこく

かいあんこく クワイアン― 【槐安国】
中国,唐の李公佐(リコウサ)の小説「南柯記(ナンカキ)」に描かれた国。主人公淳于棼(ジユンウフン)が槐(エンジユ)の木の下で夢に遊び栄華を極める国。その実は蟻の国。
→南柯の夢

かいあんのゆめ

かいあんのゆめ クワイアン― 【槐安の夢】
⇒南柯(ナンカ)の夢(ユメ)

かいい

かいい [1] 【海尉】
海上自衛隊の自衛官の階級名。海佐の下,准海尉の上。一・二・三等に分かれる。

かいい

かいい クワイヰ [1] 【槐位】
三公(大臣)の位。槐門。
→槐棘(カイキヨク)

かいい

かいい【怪異】
(a) mystery.→英和
〜な strange;→英和
mysterious.→英和

かいい

かいい【海尉】
[海上自衛隊] ‖一等海尉 a lieutenant.二等海尉 a lieutenant junior grade.三等海尉 an ensign.

かいい

かい・い [2] 【痒い】 (形)
「かゆい」の転。「頭が―・い」

かいい

かいい [1] 【解頤】
〔「頤(オトガイ)を解(ト)く」の意〕
あごがはずれるほど大口をあけて笑うこと。

かいい

かいい [1] 【階位】
官位の等級。階級。位階。

かいい

かいい クワイヰ [1][0] 【乖違】 (名)スル
そむきたがうこと。「真正の人道に―する謬想(ビユウソウ)/復活(魯庵)」

かいい

かいい クワイヰ [1] 【魁偉】 (名・形動)[文]ナリ
体格や顔つきが人並みはずれて大きく,立派である・こと(さま)。「容貌―」「貌きはめて―なるは/文づかひ(鴎外)」
[派生] ――さ(名)

かいい

かいい クワイ― [1] 【会意】
漢字の六書(リクシヨ)の一。二字以上の漢字を組み合わせ,同時にそれぞれの意味をも合わせて一字の漢字とすること。「日」と「月」を合わせて「明」とし,「車」を三つ合わせて「轟」とするなど。

かいい

かいい クワイ― [1] 【怪異】 (名・形動)[文]ナリ
(1)あやしいこと。不思議なこと。また,そのさま。「―な現象」
(2)ばけもの。妖怪。

かいい

かいい [1] 【介意】 (名)スル
気にかけること。懸念すること。「彼は平然として更に―せぬが特色である/罪と罰(魯庵)」

かいい

かいい クワイ― [1] 【快意】
心地よいこと。よい気持ち。「妾の精神却て蘇回するの―を覚ゆ/花柳春話(純一郎)」

かいいき

かいいき [0] 【海域】
ある区切られた範囲内の海面。「バーミューダ―」

かいいし

かいいし カヒ― [1][2] 【貝石】
(1)貝殻の化石となったもの。
(2)貝殻の付着した石。

かいいしばい

かいいしばい カヒイシバヒ [4] 【貝石灰】
牡蠣(カキ)の殻を焼いてつくった灰。石炭の代わりに用いる。かきがらばい。かきばい。

かいいぬ

かいいぬ カヒ― [0][1] 【飼(い)犬】
人が飼っている犬。

かいいぬ

かいいぬ カヒ― [1] 【甲斐犬】
イヌの一品種。山梨県(甲斐国)原産。体高45〜55センチメートル。硬めでまっすぐな上毛と綿状の下毛をもつ。猟犬として用いられる。天然記念物。

かいいぬ

かいいぬ【飼犬】
a house[pet]dog.〜に手をかまれる be double-crossed by one's trusted follower(比喩的).

かいいぬ=に手をかま∘れる

――に手をかま∘れる
ふだん目をかけていた者から思いがけず,害を受けること。

かいいもじ

かいいもじ クワイ― [4] 【会意文字】
二字以上の漢字の字形・意味を合わせて作られた漢字。

かいいれ

かいいれ カヒ― [0] 【買(い)入れ】
買い入れること。仕入れ。

かいいれ

かいいれ【買入れ】
purchase.→英和
買入れ原価 the purchase price.

かいいれげんか

かいいれげんか カヒ― [5] 【買入原価】
商品を買い入れた時の値段。仕入れ値段。買い入れ値段。元値。買値。

かいいれしょうかん

かいいれしょうかん カヒ―シヤウクワン [5] 【買入償還】
「買入消却{(1)}」に同じ。

かいいれしょうきゃく

かいいれしょうきゃく カヒ―セウ― [5] 【買入消却】
(1)債券(国債・社債など)の償還方法の一。償還期限以前に債券を市中から買い入れて消却すること。買入償還。買上償還。
(2)減資の方法の一。市場から自己の発行した株式を買い入れて消却すること。

かいいれる

かいい・れる カヒ― [4] 【買(い)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かひい・る
代金を支払って,品物を自分のものにする。「日用品を―・れる」「組合で一括して―・れる」

かいいん

かいいん [0] 【開院】 (名)スル
(1)病院など「院」とつく名称の機関・施設を新設して,業務を始めること。
(2)病院などがその日の業務を始めること。
(3)旧憲法で,国会が始まること。
⇔閉院

かいいん

かいいん [0] 【改印】 (名)スル
別の印鑑に変えること。特に,届け出ていた印鑑を変えること。「―届」

かいいん

かいいん [0] 【拐引】 (名)スル
人をだまして,他所に連れて行くこと。かどわかすこと。誘拐。

かいいん

かいいん [0] 【海印】
〔仏〕 海が万物を映すように,仏の智慧(チエ)の海に一切の事物が映し出されること。

かいいん

かいいん【海員】
a seaman;→英和
a sailor.→英和
〜になる go to sea.

かいいん

かいいん【会員】
a member <of a society> ;→英和
membership (総称).→英和
〜になる become a member;join <a society> .→英和
‖会員章(証,名簿) a membership badge (card,list).正(準,名誉)会員 a full (an associate,an honorary) member.会員制 a membership system.

かいいん

かいいん クワイヰン [0] 【会員】
会を構成しているひと。会に加入している人。「―組織」「―章」「名誉―」

かいいん

かいいん クワイ― [0] 【会飲】 (名)スル
人と会って,酒を飲むこと。

かいいん

かいいん [0] 【海員】
船舶で,船長以外の乗組員。
→船員

かいいん

かいいん クワイ― [0] 【誨淫】
みだらなことを教えること。

かいいんざんまい

かいいんざんまい [5] 【海印三昧】
〔仏〕 釈迦が華厳経を説く時に入った禅定(ゼンジヨウ)。静かな海面に四方一切のものが映るように,煩悩や妄想のない仏の心鏡に,万象すべてが映ること。海印定。大海印三昧。

かいいんしき

かいいんしき [3] 【開院式】
帝国議会の開会の儀式。議会開会の日,貴族院議員および衆議院議員が貴族院に集合して行なった。現在では開会式という。

かいいんじ

かいいんじ 【海印寺】
(1)韓国南部,慶尚南道伽倻山(カヤサン)にある寺。通度寺・松広寺とともに,韓国三大寺の一。802年新羅(シラギ)哀荘王代に創建。高麗版大蔵経の印板を所蔵。
(2)京都府長岡京市にある寺。もと華厳宗に属していたが,江戸時代に真言宗に転宗。819年道雄の開基。応仁の乱後,荒廃して現在は寂照院を残すのみ。木上(コノカミ)山寂照院。

かいう

かいう [1] 【海宇】
〔「宇」は天地四方の意〕
一国内。国中。海内(カイダイ)。

かいう

かいう クワイ― [1] 【怪雨】
竜巻などによってまきあげられた草・魚・虫・土などが,雨とともに降ってくる現象。あやしのあめ。[和漢三才図会]

かいう

かいう クワイ― [1] 【快雨】
気分がさわやかになるような雨。

かいう

かいう [1] 【海芋】
植物,カラーの別名。[季]夏。

かいうけ

かいうけ カヒ― [0] 【買(い)受け】
買い受けること。
⇔売り渡し

かいうけしょう

かいうけしょう カヒ― [0][4] 【買受証】
買い主側から売り主に渡す売買契約証。

かいうける

かいうける【買い受ける】
buy.→英和
買受け人 a buyer;→英和
a purchaser.

かいうける

かいう・ける カヒ― [4] 【買(い)受ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かひう・く
買って引き取る。買い取る。「知人から―・けた名画」

かいうさぎ

かいうさぎ カヒ― [3] 【飼兎】
ヨーロッパ原産のアナウサギを家畜化し改良したもの。品種は多く,毛皮用・愛玩用・食用などのほか,生物・医学の実験用とされる。日本には天文年間(1532-1555)にオランダから伝わり,明治以後一般化した。イエウサギ。

かいうめ

かいうめ カヒ― [0] 【買(い)埋め】
「買い戻(モド)し{(3)}」に同じ。

かいうん

かいうん [0] 【開運】
運が開けること。幸運に向かうこと。「―のお守り」「―を祈る」

かいうん

かいうん【海運】
marine[sea]transportation;(merchant) shipping.→英和
‖海運界 shipping circles.海運業 shipping trade.海運業者 a shipping agent;shipping interests (総称).

かいうん

かいうん [0] 【海運】
(海上を)船舶で旅客・貨物などを運ぶこと。「―業者」「―国」
→陸運
→水運

かいうん

かいうん【開運】
improvement of one's fortune.〜のお守り a charm for luck.

かいうん

かいうん [0] 【海雲】
海と雲。また,海上の雲。

かいうんどうめい

かいうんどうめい [5] 【海運同盟】
同一の航路に定期船を就航させている海運業者どうしが,過当競争を回避する目的で,運賃・運送条件などを協定した国際的なカルテル。運賃の協定が中心なので運賃同盟ともいわれる。

かいえ

かいえ [1] 【開会】
⇒開権顕実(カイゴンケンジツ)

かいえい

かいえい [0] 【開映】 (名)スル
映画館で,その日の上映を始めること。「一二時―」

かいえき

かいえき [0] 【改易】 (名)スル
〔改め易(カ)える意〕
現任者を解職して新たな者を任ずること。中世以降,刑罰の一種と見なされるようになり,守護職・地頭職などの「職」の解任と所領の没収をいった。江戸時代には武士の所領や家禄・屋敷を没収し,士籍から除くことをいう。蟄居(チツキヨ)より重く切腹よりは軽い。

かいえだ

かいえだ 【海江田】
姓氏の一。

かいえだのぶよし

かいえだのぶよし 【海江田信義】
(1832-1906) 幕末・明治期の政治家。薩摩藩士。幕末,尊攘運動に従事,維新後は奈良県令・元老院議官・貴族院議員・枢密顧問官を歴任。

かいえん

かいえん [0] 【開園】 (名)スル
(1)動物園・植物園など「園」とつく名称の施設・場所が,その日の業務を始めること。「朝九時に―する」
(2)動物園や幼稚園などを新設して,業務を始めること。
⇔閉園

かいえん

かいえん【開演する】
raise the curtain;→英和
stage <a play> (上演).→英和

かいえん

かいえん [0] 【開演】 (名)スル
演劇や演奏などを始めること。
⇔終演
「午後六時―」「一時間遅れて―する」

かいえん

かいえん [0] 【海燕】
(1)ウミツバメ。
(2)タコノマクラの異名。
(3)イトマキヒトデの異名。

かいえん

かいえん [0] 【海塩】
海水からつくった食塩。
⇔山塩

かいえん

かいえん [0] 【海淵】
海溝中にある最深部。マリアナ海溝にあるチャレンジャー海淵(10924メートル)が世界最深。

かいえんたい

かいえんたい カイヱン― 【海援隊】
幕末,坂本竜馬らが長崎で組織し,貿易・海運に従事しながら倒幕を企図した政治集団。1864年創設。西国諸藩,特に薩長両藩のために物資の輸送や西洋の武器・船舶の輸入などに当たった。

かいおうせい

かいおうせい【海王星】
Neptune.→英和

かいおうせい

かいおうせい カイワウ― [0][3] 【海王星】
〔Neptune〕
太陽系の第八惑星。天王星の位置の予測値と観測値のずれから J = C =アダムズとル=ベリエが理論的位置を推算し,それに基づいて1846年にベルリン天文台のガレ(J.G. Galle 1812-1910)が発見。太陽からの平均距離約45億キロメートル。公転周期約165年。赤道半径2万4800キロメートル。質量は地球の約一七倍。衛星は八個が知られている。

かいおおい

かいおおい カヒオホヒ [3] 【貝覆い】
「貝合(カイア)わせ{(2)}」に同じ。「方をわかちて,絵づくの―ありけり/著聞 11」

かいおおい

かいおおい カヒオホヒ 【貝おほひ】
俳諧発句合(ホツクアワセ)。一巻。松尾芭蕉撰。1672年刊。六〇の発句および芭蕉の判詞を当時の流行語や小唄の一節などによって仕立てた集。芭蕉の処女撰集。三十番俳諧合。

かいおき

かいおき【買置き】
a stock (of goods).→英和
〜する hoard;→英和
lay in and keep.

かいおき

かいおき カヒ― [0] 【買(い)置き】 (名)スル
買って,しまっておくこと。また,そのもの。「一週間分の食料を―する」

かいおく

かいおく クワイヲク [0] 【壊屋】
こわれた家。くずれた家。破屋。

かいおけ

かいおけ カヒヲケ [3] 【貝桶】
貝合わせの貝を入れる六角形の桶。二個で一組となる。近世には,嫁入り道具の第一の調度とされた。
貝桶[図]

かいおけ

かいおけ カヒヲケ [3] 【飼い桶】
かいば桶。まぐさ桶。

かいおれくぎ

かいおれくぎ カイヲレ― [4] 【掻い折れ釘】
頭部が少し折れ曲がって,かぎ状をしている大釘。長さは約10センチメートルから約30センチメートル。板塀・竹塀などに用いる。貝折れ釘。

かいおん

かいおん クワイ― [0] 【快音】
胸のすくような,さわやかな音。多く野球で,打球についていう。「―を発する」

かいおん

かいおん [1] 【介音】
中国の音韻学で,一音節中の頭子音(声母)と主母音の間に介在することのある半母音をいう。「光」(kuang [kuaŋ])の u など。介母。

かいおん

かいおん [1] 【開音】
鎌倉時代から室町時代にかけて,オ列長音は口の開き方の広狭で二種に区別されていたが,その広い方をさす。アウ・カウ・アフ・カフ・キャウ・シャウ・ヤウなどが長音化して,オー [ɔː] と発音されたもの。元禄(1688-1704)頃には二種の区別が失われた。開口音。
⇔合音

かいおん

かいおん クワイ― [0] 【回音】
⇒ターン(4)

かいおんじちょうごろう

かいおんじちょうごろう 【海音寺潮五郎】
(1901-1977) 小説家。鹿児島県生まれ。本名,末富東作。国学院大卒。歴史に取材した作品が多い。作「平将門」「西郷隆盛」「天と地と」など。

かいおんせつ

かいおんせつ [3] 【開音節】
母音または二重母音で終わる音節。日本語の音節のほとんどは開音節である。
⇔閉音節

かいか

かいか クワイ― [1] 【会歌】
その会の主旨などを表すものとして作られた歌。

かいか

かいか [0] 【諧和】 (名)スル
⇒かいわ(諧和)

かいか

かいか【開花】
bloom.→英和
〜する (come into) bloom[flower].‖開花期 the flowering season.

かいか

かいか [1] 【改過】
過ちを改めること。

かいか

かいか【開化】
civilization.→英和
⇒文明.

かいか

かいか クワイクワ [1][0] 【怪火】
(1)原因不明の火事。放火と疑われるような火事。
(2)鬼火・火の玉など,正体不明の火。

かいか

かいか [1] 【開化】 (名・形動)スル
(1)新しい知識・文化を知って,世の中が開け,かわること。「文明―」「日本社会は真成(ホントウ)に―して居りますのでせうか/薄命のすず子(お室)」
(2)新知識などを身につけていること。特に明治初期,西洋風であること。「勝野君なぞは―した高尚な人間で/破戒(藤村)」「―の若い方には珍らしく/風流仏(露伴)」

かいか

かいか【階下(に,で)】
downstairs.→英和
〜に行く go downstairs.→英和

かいか

かいか クワイクワ 【槐花】
エンジュのつぼみ。漢方で血便・血尿などの止血や高血圧症の治療に用いる。

かいか

かいか [1] 【階下】
(1)二階以上の建物で,下の階。
(2)階段の下。「宗盛卿は…―に着座せられたり/平家 10」
⇔階上

かいか

かいか 【改嫁】
女性が再婚すること。「常磐御前,大蔵卿へ―の世話人播磨の大掾広盛/浄瑠璃・鬼一法眼」

かいか

かいか [1][0] 【開花】 (名)スル
(1)草木の花が咲くこと。「高山植物がいっせいに―する」
(2)物事が盛んになること。「町人文化が―する」

かいか

かいか [0][1] 【開架】
図書館で,書架から自由に本をとりだして閲覧できるようにしたやり方。接架。「―式図書館」

かいかい

かいかい [3][0] 【痒痒】
〔「かゆいかゆい」が「かいいかいい」となりさらに転じた語〕
疥癬(カイセン)の俗称。

かいかい

かいかい [0] 【開会】 (名)スル
会議や集会を始めること。
⇔閉会
「九時に―する」

かいかい

かいかい クワイクワイ [0] 【怪怪】 (形動)[文]ナリ
非常に怪しいさま。「奇奇―」

かいかい

かいかい クワイクワイ [0] 【恢恢】 (形動)[文]ナリ
大きくて広いさま。
→天網(テンモウ)恢恢疎にして漏らさず

かいかい

かいかい【開会】
the opening of a meeting[session (議会の)].→英和
〜する open a meeting[the proceedings (議会で)].‖開会式 the opening ceremony.開会の辞 an opening address[speech].

かいかい

かいかい クワイ― 【詼諧】
冗談。おどけ。諧謔(カイギヤク)。「滑稽紙上に溢(アフ)れ,―筆下に走る/滑稽本・浮世風呂 4」

かいかいしき

かいかいしき [3] 【開会式】
(1)会議・集会を始める時に行う式。
(2)国会が,会期のはじめに天皇の親臨を得て行う国会主催の式典。
→開院式

かいかいせい

かいかいせい クワイクワイ― [3] 【回回青】
⇒回青(カイセイ)

かいかえる

かいか・える カヒカヘル [4][3] 【買(い)換える・買(い)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かひか・ふ
新しく買って,今までのものととりかえる。「テレビを―・える」

かいかく

かいかく [0] 【介殻】
貝殻(カイガラ)。

かいかく

かいかく [0] 【海角】
海に突き出た陸地の先端部。みさき。さき。はな。

かいかく

かいかく [0] 【改革】 (名)スル
(1)基盤は維持しつつ,社会制度や機構・組織などをあらため変えること。「役所の機構を―する」
(2)よりよくあらためること。「お花は家政の―を名として/姉と弟(お室)」

かいかく

かいかく【改革】
reform;→英和
innovation (革新);→英和
improvement (改善).→英和
〜する reform;→英和
innovate.→英和
‖改革者 a reformer.

かいかくはきょうかい

かいかくはきょうかい 【改革派教会】
プロテスタント教会の教派の一。カルバン主義の信条と長老制度を採用する教会。改革教会。

かいかけ

かいかけ カヒ― [0] 【買(い)掛け】
一定の期日にその代金を支払う約束で品物を買い取ること。買い掛かり。掛け買い。
⇔売り掛け

かいかけおんせん

かいかけおんせん カヒカケヲンセン 【貝掛温泉】
新潟県南部,苗場山の北東中腹の渓谷にある食塩泉。古くからの湯治場。

かいかけかんじょう

かいかけかんじょう カヒ―ヂヤウ [5] 【買掛勘定】
簿記上,商品や原材料を掛けで買った取引を処理する勘定。
⇔売掛勘定

かいかけきん

かいかけきん カヒ― [0] 【買掛金】
商品・原材料の仕入れや役務提供の支払いなど営業上の未払い金。取引先に対する債務の一種。
⇔売掛金

かいかずく

かいかず・く カヒカヅク 【買ひ被く】 (動カ四)
実際の値より高く買う。「棺桶ひとつ樽屋まかせに―・きて/浮世草子・胸算用 1」

かいかぜんせん

かいかぜんせん [4] 【開花前線】
同一種の植物の開花日が等しい地点を結んで地図上に表した線。サクラ前線など。

かいかた

かいかた カヒ― [0] 【買(い)方】
(1)買う方法。
(2)買う側の人。買い手。
(3)信用取引や先物取引の買い手側。買い建て玉(ギヨク)を持っている人。
⇔売り方

かいかた

かいかた【買い方】
(1) a buyer;→英和
a bull (相場の).→英和
(2) how to buy (方法).

かいかつ

かいかつ【快活な】
cheerful;→英和
merry;→英和
lively.→英和
〜に cheerfully;→英和
merrily.→英和

かいかつ

かいかつ [0] 【開豁】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)眺めが広々と開けているさま。「―なる広野の外に/日本開化小史(卯吉)」
(2)度量の大きいさま。こせこせしていないさま。「心胸―にして,論断公平に/偽悪醜日本人(雪嶺)」
■二■ (名)スル
開くこと。広くすること。「一層知識を―し/新聞雑誌 37」

かいかつ

かいかつ クワイクワツ [0] 【快活】 (名・形動)[文]ナリ
気持ちが明るく,元気な・こと(さま)。「―な性格」
[派生] ――さ(名)

かいかつ

かいかつ クワイクワツ [0] 【快闊・快豁】 (形動)[文]ナリ
(1)心の広いさま。さっぱりとして物事を気にしないさま。「此女元来―な性質(タチ)であるが/罪と罰(魯庵)」
(2)広くひらけているさま。ひろびろとして気持ちのいいさま。「風光の―なること九州の東岸に冠たり/日本風景論(重昂)」

かいかてんのう

かいかてんのう カイクワテンワウ 【開化天皇】
記紀所伝の第九代天皇稚日本根子彦大日日尊(ワカヤマトネコヒコオオヒヒノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。孝元天皇の皇子。都は大和の春日率川宮(カスガノイザカワノミヤ)。

かいかどんぶり

かいかどんぶり [4] 【開化丼】
丼ものの一。牛肉または豚肉を玉ねぎと一緒に砂糖・醤油などで甘辛く煮て卵とじにし,飯の上にのせたもの。明治初年に始まった。

かいかぶり

かいかぶり カヒ― [0] 【買い被り】
買いかぶること。

かいかぶる

かいかぶる【買い被る】
overrate.→英和

かいかぶる

かいかぶ・る カヒ― [4] 【買い被る】 (動ラ五[四])
(1)物を実際の価値より高い値段で買う。[ヘボン]
(2)人を実際以上に高く評価する。「実力以上に―・る」

かいかむり

かいかむり カヒ― [3] 【貝被】
原始的なカニの一種。甲の背はよくふくらみ,半球状。甲の長さ約7センチメートル。体表は硬い短毛で覆われる。後ろの二対の歩脚は短く,背側にあって先端が鉤爪状になっており,これで海綿・貝殻などを背負っている。北海道南端以南に広く分布。カイカブリ。

かいかわせ

かいかわせ カヒカハセ [3] 【買(い)為替】
為替銀行が自国通貨で買い入れる外国為替。外国からの送金為替・輸出為替など。
⇔売り為替

かいかん

かいかん [0] 【開巻】 (名)スル
(1)書物を開くこと。
(2)書物の最初の部分。書き出し。「―劈頭(ヘキトウ)」

かいかん

かいかん【開館】
the opening of a hall.→英和

かいかん

かいかん [0] 【開管】
両端が開いた音響管。管口に音叉を近づけたり空気を吹きこんだりすると,中の空気柱が両端を腹として振動し音を発する。フルート・横笛など。

かいかん

かいかん【会館】
a (an assembly) hall.

かいかん

かいかん クワイクワン [0] 【会館】
(1)集会などのために設けられた建物。「市民―」
(2)中国で,同郷人・同業者・同族などの団体が異郷の都市で,構成員の互助や親睦・祭祀などのために設けた建物。明・清代に発達した。公所。

かいかん

かいかん [0] 【海関】
中国で,開港場に設けた税関。清朝が1685年に外国貿易のため設置。1859年以後イギリスなど諸外国による管理が1949年まで続いた。

かいかん

かいかん クワイ― [0] 【怪漢】
あやしい男。

かいかん

かいかん [0] 【開館】 (名)スル
(1)図書館・映画館などが,その日の業務を始めること。
(2)図書館・映画館などを新設して,業務を始めること。
⇔閉館

かいかん

かいかん クワイ― [0] 【快漢】
気性のさっぱりした男。男らしい男。快男子。快男児。好漢。

かいかん

かいかん クワイクワン [0] 【挂冠】
⇒けいかん(挂冠)

かいかん

かいかん【快感】
a pleasant sensation;pleasure.→英和
〜を覚える feel pleasant[comfortable].

かいかん

かいかん [0] 【解官】
〔「げかん」とも〕
官職を解くこと。

かいかん

かいかん クワイ― [0] 【快感】
気持ちのいい感じ。「―を味わう」

かいかんきょうききょうかくでん

かいかんきょうききょうかくでん カイクワンキヤウキケフカクデン 【開巻驚奇侠客伝】
読本。五集二五巻。曲亭馬琴作(五集は萩原広道作)。1832〜49年刊。鎌倉管領藤白安同に殺された脇屋義隆の一子小六が,足利義満を討つ話。史書などを参考にし壮大な構想をもつ。未完。

かいかんげんそく

かいかんげんそく クワイ― [5] 【快感原則】
⇒快楽原則(カイラクゲンソク)

かいかんじゅうごう

かいかんじゅうごう カイクワンヂユウガフ [5] 【開環重合】
環式化合物の環が切れて重合し,鎖状高分子をつくること。ε-カプロラクタムからナイロン 6 が生成する反応はその例。

かいかホルモン

かいかホルモン [4] 【開花―】
花芽の分化を促進する植物ホルモン。花成ホルモン。

かいが

かいが [1] 【界画】
中国絵画の画法の一。定規を用いて,入りくんだ楼閣・調度などを精密に描くもの。また,それによって描かれた作品。やたいびき。

かいが

かいが【絵画】
a picture;→英和
a painting;→英和
pictorial art.‖絵画陳列館 an[a picture]gallery.絵画展覧会 an art exhibition.

かいが

かいが クワイグワ [1] 【絵画】
造形美術の一。線や色彩で,物の形姿や内面的イメージなどを平面上に描き出したもの。絵(エ)。

かいが

かいが クワイ― [1] 【怪訝】 (名)スル
あやしみいぶかること。不思議に思うこと。けげん。「梅は―の目を睜(ミハ)つた/雁(鴎外)」

かいがい

かいがい【海外】
foreign countries.〜の foreign;→英和
oversea(s).→英和
〜に(から) (from) abroad.→英和
‖海外移住 emigration overseas.海外投資 foreign investment.海外貿易 foreign[overseas]trade.海外放送 overseas broadcasting.海外旅行 a travel abroad.

かいがい

かいがい [1] 【海外】
海を隔てた外国。外地。「―旅行」

かいがいけいざいきょうりょくききん

かいがいけいざいきょうりょくききん 【海外経済協力基金】
発展途上国の開発事業のうち資金供給の困難なものに対し,日本輸出入銀行などから投資や融資を行う政府関係金融機関。海外経済協力基金法により,1961年(昭和36)3月発足。

かいがいけいじょうよじょう

かいがいけいじょうよじょう [9] 【海外経常余剰】
経常収支から移転収支を除いたもの。

かいがいしい

かいがいし・い カヒガヒ― [5] 【甲斐甲斐しい】 (形)[文]シク かひがひ・し
(1)動作がきびきびしていて,手ぎわがよい。てきぱきしている。「―・く働く」
(2)仕事をやる動作に真心がこもっている。けなげである。まめまめしい。「―・く病人の世話をする」
(3)それをしただけのかいがある。期待どおりだ。効果がある。「さて,―・しく(ソノ歌ガ)千載集に入りにけり/著聞 5」
(4)しっかりしていて頼りになる。「太刀うち佩きて―・しげなれば/徒然 87」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かいがいしい

かいがいしい【甲斐甲斐しい(しく)】
brisk(ly) (きびきびした);→英和
faithful(ly) (忠実な);→英和
diligent(ly) (勤勉な).→英和

かいがいしんぶん

かいがいしんぶん カイグワイ― 【海外新聞】
浜田彦蔵が,民間で最初に発行した邦字新聞。海外の事情を翻訳紹介した。

かいがいじじょう

かいがいじじょう [5] 【海外事情】
海を隔てた外国のようす。

かいがいとうしほけん

かいがいとうしほけん [8] 【海外投資保険】
輸出保険法に基づき,海外投資における非常危険や信用危険により発生する損失を最高90パーセントまで補填する保険制度。

かいがいとこう

かいがいとこう [5] 【海外渡航】
船や航空機で海を渡り,外国に行くこと。

かいがいとこうきんしれい

かいがいとこうきんしれい [10] 【海外渡航禁止令】
江戸幕府の鎖国政策の一環をなす法令。1633年朱印船以外の日本船の海外渡航を禁止,次いで35年日本人の渡航を禁止。また外国より帰国した日本人の死罪を規定。
→鎖国

かいがいねん

かいがいねん カヰ― [3] 【下位概念】
〔論〕 二つの概念が包括・被包括の関係にある時,包括される方の概念。例えば「人間」に対する「男」や「女」。低級概念。
⇔上位概念

かいがいほうそう

かいがいほうそう [5] 【海外放送】
外国で受信されることを目的とする放送。多くは短波を使用。国際放送。

かいがいぼうえき

かいがいぼうえき [5] 【海外貿易】
⇒対外(タイガイ)貿易

かいがかり

かいがかり カヒ― [0] 【買い掛(か)り】
「かいかけ(買掛)」に同じ。

かいがく

かいがく [0] 【開学】 (名)スル
学校を開設すること。「―の精神」

かいがく

かいがく [1] 【海岳】
海と山。大恩のたとえにいう。「法花経一部七巻を写し奉つて,―に答し奉る/性霊集」

かいがけ

かいがけ [0] 【皆掛(け)】
品物の重さを,容器ごと一緒にはかること。みながけ。上目(ウワメ)。[ヘボン(三版)]

かいがね

かいがね 【胛】
肩胛骨(ケンコウコツ)。かいがらぼね。「―より乳の下へかけずふつと射とほさるると思ひて/太平記 33」

かいがね

かいがね カヒ― 【甲斐ヶ嶺】
甲斐国(山梨県)の山。富士山または赤石山脈の支脈という。一節に白根山。((歌枕))

かいがね

かいがね カヒ― 【貝鐘・貝鉦】
法螺貝(ホラガイ)と鉦(カネ)・鐘など金属打楽器の類。寺院の行事や戦場での合図のために鳴らすもの。「那智新宮大衆,軍に勝て―を鳴し/盛衰記 13」

かいがら

かいがら カヒ― [3][0] 【貝殻】
貝の外側を覆っている殻。外套膜から分泌される石灰質から成り,貝の身を保護している。貝。介殻。「―細工(ザイク)」

かいがら

かいがら【貝殻】
a shell.→英和

かいがらじま

かいがらじま カヒガラ― 【貝殻島】
北海道東部,歯舞諸島の島。根室半島とは珸瑶瑁(ゴヨウマイ)水道を隔てる。第二次大戦後はソ連(現ロシア連邦)の占領下にある。

かいがらついほう

かいがらついほう カヒ―ハウ [5] 【貝殻追放】
オストラシズムの誤訳。

かいがらぶし

かいがらぶし カヒ― 【貝殻節】
鳥取県の民謡で,帆立て貝漁の櫓漕(ロコ)ぎ唄。鳥取市賀露神社の祭礼で演じられる「ホーエンヤ舟」の舟漕ぎの掛け声をもとにして生まれた。

かいがらぼね

かいがらぼね カヒ― [0] 【貝殻骨】
肩胛骨(ケンコウコツ)の俗称。かいがね。

かいがらむし

かいがらむし カヒ― [4] 【貝殻虫】
半翅目カイガラムシ上科の昆虫の総称。体長数ミリメートル。二齢以後の幼虫は植物に固着し,多量の分泌物に覆われ,貝殻のように見えるものもある。成虫の雄ははねがあり飛ぶが,雌ははねが,多くは脚もなく寄生植物に固着し分泌物で覆われる。害虫となるものが多いが,その分泌物や体成分が利用されるものもある。

かいがん

かいがん [0] 【開龕】
〔「龕」は神仏を安置する小形の箱。厨子(ズシ)〕
厨子を開いて仏像を拝ませること。開帳。

かいがん

かいがん [0] 【開眼】 (名)スル
(1)目が見えるようになること。また,見えるようにすること。「―手術」
(2)物事の道理や真理がはっきりわかるようになること。また,物事のこつをつかむこと。「俳優として―する」
→かいげん(開眼)

かいがん

かいがん [0] 【海岸】
陸地が海に接する部分。海べ。なぎさ。

かいがん

かいがん クワイ― [0] 【回雁】
(1)北へ帰っていく雁。
(2)〔雁書(手紙)を返す意〕
返事の手紙。返書。返信。
→雁(カリ)の使い

かいがん

かいがん [0] 【蟹眼】
茶釜の湯の煮え具合を表す語。カニの目のような小さな泡がたつ状態。

かいがん

かいがん【海岸】
the seashore[seaside];→英和
the (sea)coast;the beach.→英和
〜に on the shore;→英和
at[by]the seaside.→英和
‖海岸線 a coastline.海岸通り[沿い]the waterfront;the seafront.

かいがんきこう

かいがんきこう [5] 【海岸気候】
海岸沿いの陸地にみられる気候。海洋の影響を受けるため,内陸に比べて一般に穏和,また海陸風が発達しやすい。塩風,場所によっては海霧の侵入がある。
⇔内陸気候

かいがんこうがく

かいがんこうがく [5] 【海岸工学】
海岸の保全と開発とを扱う土木工学の一分野。高潮・津波・波浪・流れなどによる海岸災害や海岸浸食を防ぐための堤防・護岸・突堤・離岸堤などの構築,人工海浜の造成などの方法・技術の研究を行う。

かいがんさきゅう

かいがんさきゅう [5] 【海岸砂丘】
砂浜海岸で風に吹き飛ばされた砂が堆積してできる小高い丘。鳥取・新潟や遠州灘の沿岸に大規模なものが見られる。

かいがんしょくぶつ

かいがんしょくぶつ [6] 【海岸植物】
⇒海浜植物(カイヒンシヨクブツ)

かいがんせん

かいがんせん [0] 【海岸線】
(1)陸と海との境界を連ねた線。汀線(テイセン)。
〔地形図では満潮面と陸地との境界線〕
(2)海岸に沿った一帯の地域。
(3)海岸ぞいの鉄道線路。

かいがんだんきゅう

かいがんだんきゅう [5] 【海岸段丘】
海岸に沿って分布する階段状地形。地盤の隆起や海水面の低下によってできる。海成段丘。

かいがんへいや

かいがんへいや [5] 【海岸平野】
(1)浅海底が,海水面の低下や地盤の隆起によって陸化した,低平な地域。砂礫・粘土などの浅海底堆積物で構成されている。
(2)海岸沿いにひろがる平坦地や低平地の総称。海に臨む三角州や扇状地,干潟などを含む。

かいがんぼうふうりん

かいがんぼうふうりん [8] 【海岸防風林】
飛砂・風害・高潮などを防ぐため海岸沿いに設けられた保安林。

かいがんりゅう

かいがんりゅう [3] 【海岸流】
⇒沿岸流(エンガンリユウ)

かいがんりん

かいがんりん [3] 【海岸林】
塩分の多い海岸の砂地・岩石地などに発達する林。クロマツ・アカマツ・トベラ・シャリンバイなどで構成される。

かいき

かいき クワイ― [1][0] 【回忌】
〔「年回忌」の略〕
人の死後,毎年まわってくる祥月(シヨウツキ)(当月当日)の命日。また,その回数をいう語。満一年目を一周忌または一回忌,満二年目を三回忌,以下,七・十三・十七・二十三・二十七・三十三・五十・百の各回忌に法事が行われる。年忌。周忌。

かいき

かいき [1] 【河域】
河川に沿っている地域。流域。

かいき

かいき カヒ― [0] 【買(い)気】
(1)買おうする気持ち。
(2)取引で,将来値が上がると見て買おうとする傾向。
⇔売り気

かいき

かいき クワイ― [0] 【会記】
茶会の記録。茶会の催された日時・場所,参会した客の名,使用した道具・懐石・菓子などを記す。奉書紙に書く場合が多い。茶会記。

かいき

かいき クワイ― [1] 【回帰】 (名)スル
一周してもとへもどること。

かいき

かいき [0][1] 【皆既】
〔「既」は尽きるの意〕
「皆既食(カイキシヨク)」に同じ。

かいき

かいき クワイ― [1] 【会規】
会の規則。会則。

かいき

かいき クワイキ 【槐記】
江戸時代の茶書。正編七巻,続編四巻。近衛家煕(イエヒロ)の侍医山科道安が,1724年から35年にいたる家煕の言行を集めたもの。茶の湯をはじめ歌道・香道・花道・有職について詳記。正称「槐下与聞」

かいき

かいき【怪奇】
mystery.→英和
〜的 mysterious;→英和
weird;→英和
grotesque.→英和
‖怪奇小説 a mystery (story).

かいき

−かいき【−回忌】
the <third> anniversary <of a person's death> .→英和

かいき

かいき【会期】
a session;→英和
a sitting;a term (期間).→英和
〜を延長する extend the session.〜中に during the session <of the Diet> .

かいき

かいき【買い気】
a buying tendency;a bullish sentiment (取引).

かいき

かいき [1] 【開基】 (名)スル
(1)寺院を創立すること。また,創立した人。開山。「行基の―した寺」
(2)物事のもとを開くこと。「朝廷―の後/平家 5」
(3)宗教の一派を創始すること。また,創始した人。「寺を立て,宗風を―するに/太平記 26」

かいき

かいき クワイ― [1] 【会期】
(1)集会・会合などの行われる時期・期間。
(2)国会または地方公共団体の議会が活動し得る期間。国会については,常会は原則として一五〇日,臨時会・特別会の会期は国会が自ら決める。地方議会は定例会・臨時会ともに議員が自ら決定する。「―延長」

かいき

かいき [0] 【海気・海黄】
〔のちに「甲斐絹」とも当てる〕
練り糸を用いて細かく目をつめて織った平織りの絹布。光沢があり絹鳴りがする。本来,慶長以前に輸入された中国産絹織物をいったが,甲斐国郡内で模して織るようになり「郡内海気」ともいわれた。

かいき

かいき [1] 【海気】
(1)海の気。海辺の空気。
(2)海洋と大気。「―相互作用」

かいき

かいき クワイ― [1] 【快気】
(1)気分がいいこと。
(2)病気がよくなること。

かいき

かいき カヒ― [0] 【甲斐絹】
⇒かいき(海気)

かいき

かいき【回帰】
a revolution.→英和
‖北(南)回帰線 the tropic of Cancer (Capricorn).

かいき

かいき クワイ― [1] 【怪奇】 (名・形動)[文]ナリ
(1)説明のできないふしぎな・こと(さま)。「複雑―」
(2)姿や顔つきが奇妙で気味がわるい・こと(さま)。グロテスク。「―な面相」
[派生] ――さ(名)

かいきいわい

かいきいわい クワイ―イハヒ [4] 【快気祝(い)】
病気全快の祝い。病気が全快した時,病気中に見舞いをしてくれた人に贈り物などをしてお礼をすること。

かいきえん

かいきえん クワイ― [3] 【快気炎】
〔「怪気炎」のもじり〕
威勢がよく,胸のすくような発言。

かいきえん

かいきえん クワイ― [3] 【怪気炎】
威勢がよすぎて真実味が疑われるような意気込み。話しぶりにいう。「―をあげる」

かいきげっしょく

かいきげっしょく [4] 【皆既月食・皆既月蝕】
月の全部が地球の本影の中に入ってしまう現象。

かいきしき

かいきしき クワイ― [0] 【回帰式】
集団のそれぞれの対象について,二つの量 X ・ Y が観測される場合,その観測値の組(��,��), …,(��, ��)を座標平面に記入する。それらのデータの点の分布をよく近似する直線 �=�+�� を,� の � への回帰式,または回帰直線とよぶ。近似は,最小自乗法により判定する。直線ではない,事前に指定した関数の回帰式を求める場合もある。回帰方程式。

かいきしょうせつ

かいきしょうせつ クワイ―セウ― [4] 【怪奇小説】
超自然的・非現実的な怪事件による恐怖を描く小説。ホラー小説。
→ゴシック小説

かいきしょうほう

かいきしょうほう [4] 【開基勝宝】
760年,日本でつくられた最初のものといわれる金貨。円形方孔で,「開基勝宝」の文字は吉備真備の筆と伝えられる。

かいきしょく

かいきしょく【皆既食】
a total <solar,lunar> eclipse.

かいきしょく

かいきしょく [3] 【皆既食・皆既蝕】
皆既日食または皆既月食のこと。皆既。
⇔部分食

かいきせん

かいきせん クワイ― [0][3] 【回帰線】
地球上で,夏至または冬至に太陽の真下となる地点を連ねた線。すなわち,南北の二三度二七分の緯線。北半球のものを北回帰線,南半球のものを南回帰線という。

かいきてきていぎ

かいきてきていぎ クワイ― [6] 【回帰的定義】
〔recursive definition〕
ある集合を定義しようとするとき,いくつかの元をまず具体的に与え,一定の操作を繰り返し適用することによって得られるものの全体として,その集合を定義するやり方。「 1 」と「プラス 1 」から自然数の全体を定義するのもその一つ。

かいきにっしょく

かいきにっしょく [4] 【皆既日食・皆既日蝕】
太陽が月によって完全におおいかくされる現象。太陽周辺のコロナが肉眼でも認められる。

かいきねつ

かいきねつ クワイ― [3] 【回帰熱】
スピロヘータを病原体とする伝染病。シラミやダニが媒介する。高熱・悪寒・皮膚黄変などの症状を呈するが五〜七日で消失し,約一週間の無症状期のあと再び前症状を起こし,これを繰り返す。届出伝染病の一。再帰熱。

かいきねん

かいきねん クワイ― [3] 【回帰年】
⇒太陽年(タイヨウネン)

かいきふけいぞくのげんそく

かいきふけいぞくのげんそく クワイ― 【会期不継続の原則】
会期中に審議が完了しなかった案件は,その会期が終わると消滅し,次の会期に継続しないという原則。国会もこの原則をとる。

かいきほんのう

かいきほんのう クワイ― [4] 【回帰本能】
サケ・マスの類が,産卵ため海洋から河川に入る時に,大部分が自分の生まれた河川に戻る習性。回帰性。

かいきゃく

かいきゃく [0] 【開脚】
足を開くこと。「―前転」「―跳び」

かいきゃくとこう

かいきゃくとこう [5] 【開脚登行】
スキーを逆八字形に開いて斜面を登る方法。魚骨形登行。ヘリング-ボーン。

かいきゅう

かいきゅう【階級】
class;→英和
rank (地位);→英和
grade (段階).→英和
‖階級制度 the class[caste]system.階級闘争(意識) class strife[struggle,war](consciousness).上(中,下)流階級 the upper (middle,lower) classes.

かいきゅう

かいきゅう クワイキウ [0] 【懐旧】
昔のことをなつかしく思い出すこと。懐古。「―の情にかられる」「―談」

かいきゅう

かいきゅう [0] 【階級】
(1)社会や組織の中での身分・地位などの段階。特に,軍隊での位。「―が上がる」
(2)生産手段や生産から得る利益などに関して対立する関係にある社会的集団。封建制下の領主と農奴,資本主義社会における資本家と労働者など。「無産―」
(3)一定の社会で,身分・職業・学歴・財産などを同じくする人々によって形成される集団。階層。「中流―」「知識―」
(4)〔数〕
〔class〕
統計資料を,調べる内容に応じて,ある一定の範囲でいくつかに分けて表(度数分布表)をつくる時の各区間。
→度数分布表
(5)物事の順序。ふむべき段階。「即是れ人類の当(マサ)に経過す可き―なり/文明論之概略(諭吉)」

かいきゅう

かいきゅう [0] 【海丘】
海山(カイザン)のうち,周りの海底からの比高が1000メートル未満のもの。
→海山

かいきゅういしき

かいきゅういしき [5] 【階級意識】
〔(ドイツ) Klassenbewußtsein〕
それぞれの階級が自らの社会的地位・経済的利害・歴史的使命に対してもつ社会的自覚。また,それに基づいて自分の属する階級を発展向上させようとする意識。

かいきゅうこっか

かいきゅうこっか [5] 【階級国家】
国家は,ある階級が他の階級を支配あるいは抑圧するための機関である,とするマルクス主義における国家の概念。

かいきゅうせいとう

かいきゅうせいとう [5] 【階級政党】
特定階級の立場・利益を代表する政党。多く,労働者階級を基盤とするものをいう。
→国民政党

かいきゅうち

かいきゅうち [3] 【階級値】
度数分布表で,各階級の中央の値。

かいきゅうとうそう

かいきゅうとうそう [5] 【階級闘争】
〔(ドイツ) Klassenkampf〕
経済的・政治的に対立する階級間の争い。特にマルクス主義において,歴史の基本的な動因とされる。

かいきゅうほうげん

かいきゅうほうげん [5] 【階級方言】
ある社会階層に属する人だけが特徴的に用いる言葉の総称。武士言葉・遊女言葉・宮廷語など。

かいきょ

かいきょ [1] 【開渠】
(1)上部にふたのない水路。明渠。
⇔暗渠
(2)鉄道または軌道の下を横切って通り,上部を開放して作った道路または水路。

かいきょ

かいきょ【快挙】
a heroic deed.

かいきょ

かいきょ クワイ― [1] 【快挙】
胸がすっとするようなすばらしい行動。「―を成し遂げる」「世紀の―」

かいきょ

かいきょ [1] 【海渠】
海岸線とほぼ直角をなして走る海底の裂溝。

かいきょう

かいきょう クワイキヤウ [0] 【懐郷】
故郷をなつかしむこと。「―の念抑えがたし」

かいきょう

かいきょう [0] 【開経】
〔仏〕
(1)主要な経典の序説をなす経典。法華経に対する無量義経の類。
⇔結経
(2)経文を開くこと。

かいきょう

かいきょう [0] 【開胸】 (名)スル
胸腔内の器官を手術するために胸部を切り開くこと。「―手術」

かいきょう

かいきょう【回教】
⇒イスラム.

かいきょう

かいきょう [0] 【海峡】
両側から陸地にはさまれ,二つの海をつなぐせまい海。瀬戸。水道。

かいきょう

かいきょう [0] 【契経】
〔仏〕
〔「契」はかなうの意〕
(1)三蔵の一。仏の教説を記した経典。経。
(2)十二部経の一。散文で書かれた経典。

かいきょう

かいきょう [0] 【改鋏】
鉄道やバスなどで乗車券にはさみを入れること。入鋏。

かいきょう

かいきょう クワイケウ [1] 【回教】
〔中国に伝わる時,回紇(=ウイグル)民族の住む中央アジアにイスラム教徒が多かったところから〕
イスラム教の別名。回回(フイフイ)教。

かいきょう

かいきょう クワイキヤウ 【回疆】
〔回教徒の住む所の意〕
中国,新疆ウイグル自治区天山山脈以南の地,天山南路をさす。東トルキスタンのイスラム系トルコ族の住地。回部。

かいきょう

かいきょう【海狭】
a strait;→英和
a channel.→英和
津軽海狭 the Tsugaru Straits.

かいきょう

かいきょう [0] 【海況】
海の状況。水温・塩分・海流・プランクトンの分布状態などを総合した海洋の状況。

かいきょうきげん

かいきょうきげん クワイケウ― [5] 【回教紀元】
回教暦の紀元。西暦では622年7月16日にあたる。

かいきょうげ

かいきょうげ [3] 【開経偈】
〔仏〕 経典を読誦する前に読み上げる偈。開経の偈。

かいきょうし

かいきょうし カイケウ― [3] 【開教師】
〔仏〕 自派の教法を広めることを任務とする僧。特に,海外で布教活動に当たる者。

かいきょうしょくみんち

かいきょうしょくみんち 【海峡植民地】
1826年以後イギリスがマレー半島に設けた植民地の総称。マラッカ・ペナン・シンガポールからなる。ベンガル州政府の管轄下にあったが,1867年イギリス直轄領となった。

かいきょうせん

かいきょうせん 【海峡線】
JR 北海道の鉄道線。青森県中小国・北海道木古内間,87.8キロメートル。青函トンネルで津軽海峡を渡る線区。

かいきょうと

かいきょうと クワイケウ― [3] 【回教徒】
イスラム教を信仰している人。イスラム教徒。

かいきょうとれんめい

かいきょうとれんめい クワイケウ― 【回教徒連盟】
⇒ムスリム連盟(レンメイ)

かいきょうびょう

かいきょうびょう クワイキヤウビヤウ [0] 【懐郷病】
⇒ホームシック

かいきょうれき

かいきょうれき クワイケウ― [3] 【回教暦】
⇒イスラム暦(レキ)

かいきょく

かいきょく [0] 【開局】 (名)スル
放送局・郵便局などを新設して,業務を始めること。
⇔閉局
「―二〇周年」

かいきょく

かいきょく クワイ― [0] 【槐棘】
〔中国で周代,朝廷に三本の槐(エンジユ)を植えて三公の座位を示し,九本の棘(イバラ)を植えて九卿(キユウケイ)の座位を示したことから〕
三公と九卿。公卿(コウケイ)。

かいきり

かいきり カヒ― [0] 【買(い)切り】
(1)全部を買い占めること。
(2)小売店が返品しない約束で品物を製造元・問屋などから買いとること。

かいきり

かいきり [0] 【界切り】
織物の両端の,地糸とは異なる糸で織った部分。帯地などでは装飾用に飾り撚糸を織り込んだりする。

かいきる

かいきる【買い切る】
buy up (買占め);reserve (座席など).→英和

かいきる

かいき・る カヒ― [3] 【買(い)切る】 (動ラ五[四])
(1)場所や乗り物の座席などの使用権を,全部買う。借り切る。「劇場を一日―・る」
(2)品物を全部買う。買い占める。「在庫品を一括―・る」
[可能] かいきれる

かいきん

かいきん [0] 【戒禁】
(1)戒め禁ずること。禁戒。
(2)〔仏〕 一切の不善を戒め,止めること。戒法。戒律。

かいきん

かいきん [0] 【海禁】
〔「下海通蕃之禁」の略〕
中国で,私的な海外渡航・貿易を禁止する政策。明では倭寇(ワコウ)対策の一つとして,清では初期に明の遺王や鄭成功の活動をおさえるために実施した。

かいきん

かいきん [0] 【解禁】 (名)スル
禁止命令を解くこと。「鮎の―」

かいきん

かいきん [0] 【皆勤】 (名)スル
一定の期間,一日も休まず出勤・出席すること。「―賞」「三年間―した」

かいきん

かいきん [0] 【開襟・開衿】 (名)スル
(1)(ボタンをはずして)えりを開くこと。
(2)心を開くこと。
(3)前立ての上部を折り返してラペルとしたえり。
(4)「開襟シャツ」の略。

かいきん

かいきん【解禁】
lifting of the ban;→英和
the opening <of the shooting[fishing,ayu]season> (猟など).→英和
解禁期 an open season.

かいきん

かいきん【皆勤する】
attend regularly (without missing a day).‖皆勤者 one who has not missed a day <at school,office> .皆勤賞 a prize for perfect attendance.

かいきん

かいきん クワイ― [0] 【塊金】
砂金の中にみられる大型の金塊。

かいきんしゃ

かいきんしゃ [3] 【海金砂】
植物カニクサの漢名。

かいきんシャツ

かいきんシャツ【開襟シャツ】
an open-necked shirt.

かいきんシャツ

かいきんシャツ [5] 【開襟―】
開襟{(3)}のシャツ。オープン-シャツ。

かいぎ

かいぎ クワイ― [1][3] 【会議】 (名)スル
(1)関係者が集まり,討論・相談や決議をすること。また,その会合。「編集―」「対策―」「―室」
(2)一定の事柄を相談し決定するための機関。「日本学術―」

かいぎ

かいぎ クワイ― [1] 【快技】
胸のすくような,みごとな技。美技。

かいぎ

かいぎ クワイ― [1] 【回議】 (名)スル
主管者が作成した案を関係者に順にまわして,意見を聞いたり承諾を求めたりすること。持ち回り会議。

かいぎ

かいぎ [1] 【海技】
船舶職員として必要な技術。

かいぎ

かいぎ [1] 【解義】
意味を説明すること。解釈。釈義。

かいぎ

かいぎ [1] 【開議】
会議を開くこと。

かいぎ

かいぎ クワイ― [1] 【懐疑】 (名)スル
(1)疑いをいだくこと。「―心」「―的」「事更物々しく否定し,―して得々たるが故に滑稽なのである/竹沢先生と云ふ人(善郎)」
(2)〔哲〕 十分な根拠がないために,判断を保留・中止している状態。

かいぎ

かいぎ【会議】
a meeting;→英和
a conference;→英和
a session (議会の).→英和
〜を開く hold a conference[meeting].〜する confer <with> .→英和
‖会議室 a meeting[conference]room.会議所 a meeting[an assembly]hall.会議録 the minutes.

かいぎ

かいぎ【懐疑】
(a) doubt.→英和
〜的 skeptical.‖懐疑論者 a skeptic.

かいぎし

かいぎし [3] 【海技士】
海技従事者国家試験に合格し,指定の講習を受けた者に与えられる免許の区分。航海・機関・通信・電子通信に分けられ,それぞれ等級があり乗船履歴により受験できる免許の種類が限定される。

かいぎしょ

かいぎしょ クワイ― [0][4] 【会議所】
(1)会議を行う場所。
(2)所定の事項について会議を行う常設の機関,あるいは団体。「商工―」

かいぎじゅうじしゃ

かいぎじゅうじしゃ [6] 【海技従事者】
船舶職員法に規定される,船舶職員になるために必要な資格を持つ者。
→海技士
→船舶職員
→小型船舶操縦士

かいぎだいがっこう

かいぎだいがっこう 【海技大学校】
実務経験のある船員に,船舶運航に関する学理と技術を教授する運輸省所管の学校。1949年(昭和24)設立。本校は兵庫県芦屋市,81年岡山県倉敷市に分校を開設。

かいぎは

かいぎは クワイ― [0] 【懐疑派】
懐疑論の立場の思想家。また,その集団。特に,古代ヘレニズム期にストア派・エピクロス派と並んで一派を画した,ピュロン・ティモンおよびそれに続くアルケシラオス・カルネアデス,アイネシデモス・セクストゥス=エンピリコスらの古代懐疑派が著名。

かいぎゃく

かいぎゃく【諧謔】
a jest;→英和
humor.→英和

かいぎゃく

かいぎゃく [0] 【諧謔】
おどけておかしみのある言葉。気のきいた冗談。ユーモア。「―を弄(ロウ)する」

かいぎゃくきょく

かいぎゃくきょく [4][3] 【諧謔曲】
⇒スケルツォ

かいぎゅう

かいぎゅう [0] 【海牛】
海牛目の水生哺乳類の総称。全長約2.5メートルで紫灰色。後肢は退化し,前肢と尾はひれ状。浅瀬で水生植物を食う。ジュゴン科一種とマナティー科三種が含まれ,前者はインド洋・太平洋南西部に,後者は大西洋沿岸にすむ。人魚のモデルとされる。

かいぎょ

かいぎょ [1] 【海魚】
海産の魚。近海魚・遠海魚・深海魚などがある。海水魚。鹹水(カンスイ)魚。

かいぎょう

かいぎょう [0] 【開業】 (名)スル
商売や事業を始めること。またそれをしていること。
⇔廃業
⇔閉業
「弁護士を―する」「銀座で貴金属店を―している」

かいぎょう

かいぎょう [0] 【改行】 (名)スル
文章などの区切りで,行を改めること。

かいぎょう

かいぎょう [1][0] 【戒行】
戒律を守って修行すること。

かいぎょう

かいぎょう【開業する】
open[start]business;set <oneself> up <in business,as a dentist> ;set up a practice (医師・弁護士などが).→英和
開業医 a practitioner.→英和

かいぎょうい

かいぎょうい [3] 【開業医】
個人で医院・病院を経営し,診療に当たっている医師。

かいぎょく

かいぎょく カヒ― [0] 【買(い)玉】
⇒買い建(ダ)て玉(ギヨク)

かいぎろく

かいぎろく クワイ― [3] 【会議録】
会議の審議経過・結果などを書き記した文書。議事録。

かいぎろん

かいぎろん クワイ― [3] 【懐疑論】
〔scepticism〕
人間の認識は主観的相対的であるとして,絶対的真理の認識の可能性を疑い究極的な判断を中止する思想的態度。懐疑主義。
⇔独断論
→不可知論

かいく

かいく クワ― [1][0] 【化育】 (名)スル
天地自然が万物を作り育てること。「然らざれば凡ての文明も,凡ての―も虚偽のものなるべし/文学史骨(透谷)」

かいく

かいく [1] 【海区】
漁業行政や研究などのため,海域に設定した区画。

かいくかん

かいくかん [3][4] 【開区間】
〔数〕 両端を含まない区間。すなわち �<�<� で表されるような数直線上の範囲。記号(�, �)で表す。
⇔閉区間

かいくぐる

かいくぐ・る [4] 【掻い潜る】 (動ラ五[四])
「くぐる」を強めていう語。「飛び交う弾丸の下を―・る」

かいくらみどき

かいくらみどき 【掻い暗み時】
日暮れ時。たそがれ時。「―に,小六条に相撲とらんとて/著聞 17」

かいくれ

かいくれ [0] 【掻い暮れ】 (副)
〔動詞「掻き暮れる」の連用形から〕
(下に打ち消しの語を伴って)まったく。まるで。かいもく。「―に御行方知れず/浄瑠璃・千本桜」

かいくん

かいくん クワイ― [0] 【回訓】 (名)スル
在外の大使・公使などが訓令を求めた件に対し,本国政府が回答の訓令を発すること。また,その訓令。
⇔請訓

かいぐ

かいぐ [1] 【皆具】
それぞれ一式全部そろっていること。装束・武具・馬具などについていう。ひとそろい。

かいぐ

かいぐ [1] 【戒具】
拘禁者の逃走・暴行などを防ぐため,その身体を拘束する器具。手錠・防声具・捕縄など。

かいぐい

かいぐい【買食いする】
spend one's pocket money <on sweets> .

かいぐい

かいぐい カヒグヒ [0] 【買(い)食い】 (名)スル
(主に子供が)菓子などを自分で買って食べること。「―してしかられる」

かいぐう

かいぐう クワイ― [0] 【会遇】 (名)スル
出会うこと。めぐりあうこと。遭遇(ソウグウ)。「交際に於ても卑賤無名の人をして―せしむるよりは/民約論(徳)」

かいぐさ

かいぐさ カヒ― [1][2] 【飼(い)草】
家畜の飼料にする草。かいば。

かいぐすり

かいぐすり カヒ― [3] 【買(い)薬】
医師の処方によらない,薬屋などから買った薬。売薬(バイヤク)。

かいぐら

かいぐら カヒ― [0] 【貝鞍】
鞍の表面の漆地に青貝で模様をちりばめ,みがき出したもの。

かいぐり

かいぐり [1][0] 【掻い繰り】
(1)両手を動かし繰り寄せること。
(2)幼児の遊戯の一種。胸のあたりで両手をぐるぐる回し,最後に右手の指先で左の手のひらをつく遊び。「― ―とっとのめ(=「かいぐり」デ唱エル文句)」

かいぐる

かいぐ・る [3] 【掻い繰る】 (動ラ五[四])
〔「かいくる」とも〕
(左右の手を交互に用いて)糸・綱などをたぐり寄せる。「左手(ユンデ)に手綱―・つたり/桐一葉(逍遥)」

かいぐん

かいぐん【海軍】
the navy;→英和
the naval forces.〜の naval.→英和
‖海軍将校[士官]a naval officer.海軍軍人 a navy man;the Navy (総称).

かいぐん

かいぐん [1] 【海軍】
艦艇を主力として海上の防衛・攻撃を行う軍隊およびその軍備の総称。

かいぐんかんせいほんぶ

かいぐんかんせいほんぶ [1][5] 【海軍艦政本部】
旧日本海軍で,艦船・兵器に関する計画・試験・製造などを行う専門機関。1900年(明治33)発足。1945年(昭和20)廃止。艦政本部。

かいぐんきかんがっこう

かいぐんきかんがっこう 【海軍機関学校】
旧海軍の機関科士官の養成機関。1881年(明治14)設立。1944年(昭和19)機関科の兵科への統合に伴い,兵学校の舞鶴分校となった。敗戦により廃止。

かいぐんきねんび

かいぐんきねんび [6] 【海軍記念日】
五月二七日。1905年(明治38)の日本海海戦における日本海軍の勝利を記念したもの。第二次大戦後廃止。

かいぐんぐんしゅくじょうやく

かいぐんぐんしゅくじょうやく 【海軍軍縮条約】
ワシントン会議で締結された,海軍縮小のための国際条約。主力艦保有トン数の比率を,米・英五,日三,仏・伊一・六七とし,以後10年間の主力艦建造停止を協定。

かいぐんけいりがっこう

かいぐんけいりがっこう 【海軍経理学校】
旧海軍の主計科士官の養成機関。東京築地に置かれ,1944年(昭和19)品川に移転。敗戦により廃止。

かいぐんこうしょう

かいぐんこうしょう [5] 【海軍工廠】
旧日本海軍の,艦船や兵器の製造・修理工場。横須賀造船所,東京・呉の造兵廠などがあり,大型軍艦の建造にあたった。敗戦により廃止。

かいぐんしょう

かいぐんしょう [3] 【海軍省】
旧憲法下における内閣の省の一。1872年(明治5)兵部省から独立してできた中央機関。海軍全般の軍政事務をつかさどった。1945年(昭和20)廃止。

かいぐんそうさい

かいぐんそうさい [5] 【海軍総裁】
幕末の江戸幕府の職名。1866年設置。将軍直属で幕府海軍を統轄。68年(明治1)廃止。

かいぐんそうれんじょ

かいぐんそうれんじょ 【海軍操練所】
1864年江戸幕府が神戸に開設した海軍教育機関。勝海舟が総管。翌年廃止。

かいぐんだいがっこう

かいぐんだいがっこう 【海軍大学校】
海軍士官の中から選抜し,指揮官として必要な兵学・学術を教授した海軍将校の最高学府。1888年(明治21)開校。1945年(昭和20)廃止。

かいぐんだいじん

かいぐんだいじん [5] 【海軍大臣】
旧憲法下において海軍省の長たる大臣。海相。

かいぐんでんしゅうじょ

かいぐんでんしゅうじょ 【海軍伝習所】
1855年,江戸幕府が長崎に開設した海軍教育機関。オランダ海軍士官が幕臣や諸藩士の訓練に当たった。59年閉鎖。

かいぐんぶぎょう

かいぐんぶぎょう [5] 【海軍奉行】
幕末の江戸幕府の職名。1864年設置。幕府の海軍を統轄した。66年海軍総裁が設置されその直属となる。68年廃止。

かいぐんへいがっこう

かいぐんへいがっこう 【海軍兵学校】
海軍士官の養成機関。1876年(明治9)設立。88年東京築地から広島県江田島に移転,第二次大戦終結まで存続した。海兵。

かいぐんよびがくせい

かいぐんよびがくせい [1][3] 【海軍予備学生】
1934年(昭和9)にできた旧海軍の予備将校制度。学生は大学・大学予科・高等学校・専門学校卒業生から採用。一年間教育ののち,予備少尉に任官。

かいぐんりくせんたい

かいぐんりくせんたい [1][0] 【海軍陸戦隊】
海軍が軍艦から陸上に派遣した戦闘部隊。戦時・事変に際して居留民の保護,陸軍の上陸掩護,局地の一時占領,海陸交通保護などを任務とした。

かいけ

かいけ 【界繋】
〔仏〕 三界に縛りつけられていて自由にならないこと。

かいけい

かいけい【会計】
[出納]account;→英和
finance;→英和
[勘定]the account;a bill (勘定書).→英和
〜をする keep accounts (出納記帳);pay the bill (支払).‖会計課 an accounting section.会計係[士]an accountant.会計学 accounting.会計検査(官) auditing (an auditor).会計検査院 the Board of Audit.会計年度 a fiscal year.会計簿 an account book.会計報告 a financial report.公認会計士 <米> a certified public accountant <C.P.A.> ; <英> a chartered accountant <C.A.> .

かいけい

かいけい クワイ― 【会稽】
(1)「会稽山(カイケイザン)」の略。
(2)「会稽の恥(ハジ)」の略。「今あなづられし―をきよめんと思ふ我(ガ)はないか/浄瑠璃・用明天皇」
(3)〔会稽の恥をそそぐ意〕
復讐(フクシユウ)。しかえし。「―の心を遂げむと欲ふ/将門記」

かいけい

かいけい クワイケイ 【快慶】
鎌倉時代の仏師。康慶の弟子。丹波講師・越後法橋・安阿弥などと号す。運慶の力強い作風と比べて,流麗で親しみやすく安阿弥様(ヨウ)と称される。作品は,東大寺の阿弥陀如来・地蔵菩薩像など三〇点近くが残る。1183年から1223年の記録はあるが生没年未詳。

かいけい

かいけい [0] 【海景】
海の景色・風景。「―画」

かいけい

かいけい クワイ― [0] 【塊茎】
地下茎の一種。地中にある茎の一部がデンプンなどの養分を蓄え,塊状に肥大したもの。ジャガイモ・キクイモなど。
→塊根

かいけい

かいけい クワイ― [0] 【会計】
(1)代金の支払い。勘定。「お―をお願いします」
(2)個人や企業などの経済活動状況を,一定の計算方法で記録し,情報化すること。また,その方法・事務や係の者。
(3)経済状態。ふところ具合。「―は近頃豊かかね/吾輩は猫である(漱石)」

かいけい=の恥(ハジ)

――の恥(ハジ)
〔中国の春秋時代,越王勾践が会稽山で呉王夫差に敗れたが,後年この恥をそそいだという「史記(越王勾践世家)」にある故事から〕
敗戦の恥辱。他人から受けたひどいはずかしめ。「―をそそぐ」

かいけい=を遂(ト)げる

――を遂(ト)・げる
会稽の恥をそそぐ。復讐する。「今度にあらずは,何日(イズレノヒ)か―・げん/平家 4」

かいけいかんさ

かいけいかんさ クワイ― [5] 【会計監査】
会社の財産・営業状況を記録した書類(計算書類)の記載が,会社の実際の財政状態を正しく表しているか否かを,監査役もしくは第三者が監査すること。

かいけいかんさにん

かいけいかんさにん クワイ― [0] 【会計監査人】
一定の条件下にある株式会社の会計監査を行う外部の有資格者。公認会計士と監査法人。

かいけいがく

かいけいがく クワイ― [3] 【会計学】
企業などの会計に関する学問。簿記技術,固定資産・流動資産の評価並びに経営分析,原価計算,予算統制などを研究の対象とする。

かいけいけんさいん

かいけいけんさいん クワイ―ヰン [7] 【会計検査院】
国の収入支出の決算を検査することを任務とする機関。憲法に基づいて設置され,内閣に対し独立の地位を持つ。三名の検査官で構成される検査官会議と事務総局より成る。

かいけいけんさかん

かいけいけんさかん クワイ―クワン [7] 【会計検査官】
会計検査院の検査官会議を構成する職員。両議院の同意を経て内閣が任命する認証官。定員三名。任期七年で,その間は特別の事情がない限り,罷免されない。

かいけいざん

かいけいざん クワイ― 【会稽山】
中国,浙江(セツコウ)省紹興(シヨウコウ)の南東にある山。海抜860メートル。春秋時代,越王勾践(コウセン)が呉王夫差に敗れた所。

かいけいし

かいけいし クワイ― [3] 【会計士】
⇒公認会計士(コウニンカイケイシ)

かいけいし

かいけいし [3] 【蓋擎子】
〔「擎子」は台〕
蓋(フタ)をした青瓷(アオジ)の茶碗をのせる台。宮中で正月の供膳(キヨウゼン)に用いた。

かいけいしほ

かいけいしほ クワイ― [5] 【会計士補】
⇒公認会計士補(コウニンカイケイシホ)

かいけいねんど

かいけいねんど クワイ― [5] 【会計年度】
(1)国および地方公共団体が財政運営の便宜上,単位とする期間。財政法で規定され,日本では毎年4月1日から翌年3月31日まで。財政年度。フィスカル-イヤー。
(2)事業者が経営状態を把握するために会計の単位とする期間。通常は一年を一会計年度とする。営業年度。事業年度。

かいけいほう

かいけいほう クワイ―ハウ 【会計法】
国の収入・支出・契約に関する手続きなどを定めた法律。1947年(昭和22)制定。

かいけいりろん

かいけいりろん [5] 【階型理論】
〔theory of types〕
〔論〕 ラッセルが集合論のパラドックスを解決するために,存在者の領域とそれを表現する述語に階層構造(タイプ)を設けることを提唱した理論。タイプ理論。
→ラッセルのパラドックス

かいけおんせん

かいけおんせん 【皆生温泉】
鳥取県米子(ヨナゴ)市北部の海岸にある温泉。食塩泉。

かいけつ

かいけつ クワイ― [0] 【潰決】 (名)スル
堤防などが切れること。決潰。「積水の―し其勢の禦ぐ可からざる/明六雑誌 7」

かいけつ

かいけつ【解決】
settlement;→英和
solution.→英和
〜する settle;→英和
solve.→英和

かいけつ

かいけつ [1][0] 【開結】
〔仏〕 開経(カイキヨウ)と結経(ケツキヨウ)。開結経。

かいけつ

かいけつ クワイ― [0] 【魁傑】
(1)体格がすぐれて大きくたくましいこと。
(2)すぐれた人物。

かいけつ

かいけつ [0] 【解決】 (名)スル
もつれていた物事にけりをつけたり,問題に結論を出したりすること。また,その物事や問題が片付くこと。「円満に―する」「―策」

かいけつ

かいけつ クワイ― [0] 【怪傑】
非常にすぐれた能力をもつ人。不思議な力をもつ人物。

かいけつびょう

かいけつびょう クワイケツビヤウ [0] 【壊血病】
ビタミン C が欠乏して起こる病気。歯肉からの出血・全身倦怠・衰弱などの症状がある。乳児の壊血病はメラー-バーロー病と呼び,骨形成障害が現れる。

かいけつびょう

かいけつびょう【壊血病】
《医》scurvy.→英和

かいけん

かいけん クワイ― [0] 【懐剣】
ふところに入れて携行する短刀。ふところがたな。

かいけん

かいけん クワイ― [0] 【会見】 (名)スル
特定の場所で公式に人と会うこと。「記者―」「両国の代表が―する」

かいけん

かいけん [1][0] 【海権】
海洋を支配する権力。制海権。

かいけん

かいけん [0] 【改憲】 (名)スル
憲法を改めること。「―論者」

かいけん

かいけん【会見】
an interview.→英和
〜する meet;→英和
have an interview <with> .〜を申し込む ask for an interview <with> .

かいけん

かいけん [0] 【開顕】 (名)スル
〔仏〕「開権顕実(カイゴンケンジツ)」の略。

かいけん

かいけん【懐剣】
a dagger.→英和

かいげ

かいげ カイ― 【掻い笥】 ・ カヒ― 【匙笥】
風呂場などで湯や水などを汲む時に使う小さい桶(オケ)。片手桶。

かいげつ

かいげつ [1] 【海月】
(1)海上の空に出る月。
(2)海面に映っている月の影。
(3)くらげ。[日葡]

かいげつどうあんど

かいげつどうあんど クワイゲツダウ― 【懐月堂安度】
〔名は「やすのり」とも〕
江戸中期の浮世絵師。懐月堂派の始祖。肥痩の激しい線で懐月堂美人と呼ばれる豊満な遊女の肉筆立姿絵を描(カ)いた。絵島事件で伊豆大島に流され,のち江戸に戻る。経歴未詳。

かいげん

かいげん [0] 【開元】
もとを開くこと。基礎を築くこと。特に,国を開くこと。

かいげん

かいげん [0] 【改元】 (名)スル
〔「元」は元号のこと〕
年号を改めること。「昭和は平成と―された」

かいげん

かいげん 【戒賢】
〔梵 Śīlabhadra〕
古代インド,マガダ国那爛陀(ナランダ)寺の僧。サマタンタ国の王族出身。玄奘(ゲンジヨウ)の師。

かいげん

かいげん【改元する】
change the name of the era.→英和

かいげん

かいげん [0] 【開眼】 (名)スル
(1)仏像や仏画像を新しく作り,最後に眼を入れて仏の霊を迎えること。また,その儀式。入眼(ジユガン)。「大仏―」
(2)世阿弥の能楽用語。演者が見物人に感動を与える一曲の山場。
(3)「かいがん(開眼)」に同じ。

かいげん

かいげん 【開元】
中国唐代,玄宗の時の年号(713-741)。

かいげん

かいげん [0] 【戒厳】
(1)戦時またはそれに準ずる非常の場合に,軍隊によって全国または一地域を管理し警戒すること。その地域の行政権・司法権などは軍の管理に移る。
(2)特別にきびしく警戒すること。厳戒。「人の尤も―すべき時は/欺かざるの記(独歩)」

かいげん

かいげん [0] 【開関】
〔「かいかん」とも〕
平安時代,大礼や変乱がすんだ後,閉ざしてあった逢坂(オウサカ)(はじめは愛発(アラチ))・鈴鹿・不破の三関の固めを解いたこと。
⇔固関(コゲン)

かいげんくよう

かいげんくよう [5] 【開眼供養】
開眼{(1)}のときに行う法要。

かいげんしれいぶ

かいげんしれいぶ [6] 【戒厳司令部】
戒厳令を施行する軍隊の指導部。

かいげんじ

かいげんじ 【開元寺】
中国,唐の玄宗が738年勅令よって各州に造立させた官立寺院。福建省泉州温陵にある開元寺は,花崗(カコウ)岩で造られた高さ約60メートルの東西両塔で知られる。

かいげんつうほう

かいげんつうほう [5] 【開元通宝】
中国,唐の通貨。621年以降,唐代を通じて鋳造され,五代にも通用。円形方孔の銅銭で,この形式が清末まで及び,日本の銭貨の規範ともなった。開通元宝。

かいげんのち

かいげんのち 【開元の治】
中国,唐の玄宗の前半の治世。則天武后以来の混乱を克服,官紀を粛正し諸制度を改革して,唐朝の支配を再建した。

かいげんれい

かいげんれい [3] 【戒厳令】
非常時に軍隊に統治権をゆだねる命令。旧憲法下では天皇の大権に属した。1947年(昭和22)に廃止。

かいげんれい

かいげんれい【戒厳令】
martial law.〜をしく place <a city> under martial law.〜を解く withdraw martial law.

かいこ

かいこ【蚕】
a silkworm.→英和
〜を飼う raise[rear]silkworms.⇒養蚕(ようさん).

かいこ

かいこ【回顧】
recollection;retrospection.〜する look back <upon> ;recall;→英和
recollect.→英和
‖回顧録 reminiscences;memoirs.

かいこ

かいこ カヒ― [1] 【蚕】
〔「飼い蚕(コ)」の意。普通,幼虫のことをいう〕
鱗翅目カイコガ科の蛾。開張約4センチメートル。全身灰白色,はねに褐色の帯の入る品種もある。胴の太い割にははねが小さく,飛べない。幼虫は体長7センチメートルほどの白いイモムシで,桑の葉を食べる。繭から絹糸をとるため数千年前から中国で飼育され,のちに世界中に広まり多くの改良品種ができた。日本では春蚕(ハルゴ)をはじめ夏蚕(ナツゴ)・秋蚕(アキゴ)などと称して農家での養蚕が盛んであった。カイコガ。家蚕(カサン)。[季]春。
蚕[図]

かいこ

かいこ クワイ― [1] 【懐古】 (名)スル
昔のことをなつかしく思うこと。懐旧。「子供の頃を―する」「―談」「―趣味」

かいこ

かいこ [1] 【解雇】 (名)スル
使用者が雇用の契約を一方的に解約して使用人をやめさせること。くびにすること。
⇔雇用
「合理化に伴い百人が―される」

かいこ

かいこ [1] 【開口】
「かいこう(開口){(2)}」に同じ。

かいこ

かいこ [1] 【揩鼓】
⇒摺鼓(スリツヅミ)

かいこ

かいこ クワイ― [1] 【回顧】 (名)スル
(1)過去を振り返ってみること。「往時を―する」
(2)うしろをふりむくこと。「数十歩にして―すれば少女佇立して目送す/花柳春話(純一郎)」

かいこ

かいこ【解雇】
discharge;→英和
dismissal.→英和
〜する discharge;→英和
dismiss;→英和
<米話> fire;→英和
<英話> (give the) sack.→英和
‖解雇手当(予告) a dismissal allowance (notice).

かいこう

かいこう [0] 【開校】 (名)スル
学校を新しくつくり授業を始めること。
⇔閉校

かいこう

かいこう [0] 【開坑】
鉱山で,鉱床に向かって,坑道を切り開くこと。

かいこう

かいこう [0] 【開口】
(1)ものを言い始めること。
(2)〔「かいこ」とも〕

 (ア)開幕の最初に舞台に出て発言したり謡ったりすること。
 (イ)
〔「開口猿楽」の略〕
猿楽上演の初めに行う,滑稽味のある祝言の口上芸。延年にも取り入れられ,延年開口という。のちには,内裏や高貴な人の前での特別演能の際,脇能の初めにワキの家元によって謡われた新作の祝言の小謡をいう。

かいこう

かいこう [0] 【偕行】
(1)一緒に行くこと。
(2)一緒に行われること。

かいこう

かいこう [0] 【海溝】
海洋のプレートが沈み込む境界に沿って細長くくぼんだ溝状の海底。横断面は V 字形をなす。最深部の水深が6000メートル以上のものをいう。日本海溝・マリアナ海溝など。
→海溝[表]

かいこう

かいこう [0] 【海港】
海岸にある港。沿岸港。また,外国貿易に使用される港。
⇔河港

かいこう

かいこう カヒカウ 【貝香・甲香】
巻貝アカニシのふた。粉末を保香剤として練り香に用いる。へなたり。こうこう。

かいこう

かいこう クワイカウ [0] 【回航・廻航】 (名)スル
(1)船をある港から他の港まで航行させること。「佐世保に向ひ―することに決定した/此一戦(広徳)」
(2)各地を巡る航海。

かいこう

かいこう [0] 【海寇】
海上から侵入する賊。海賊。

かいこう

かいこう [0] 【戒香】
〔徳が四方に及ぶことを,香が遠くまで匂うのにたとえた語〕
戒律を固く守る功徳。「忍辱の衣を身に著(キ)つれば,―匂にしみ薫りて/栄花(玉の台)」

かいこう

かいこう [0] 【蟹甲】
カニのこうら。蟹殻。

かいこう

かいこう クワイクワウ [0] 【怪光】
正体不明のあやしい光。

かいこう

かいこう カイカウ 【開高】
姓氏の一。

かいこう

かいこう カイカウ 【歌意考】
歌論書。一巻。賀茂真淵著。1760年頃成立,1800年刊。歌は万葉集を中心とする上代の風体に倣(ナラ)うべきであると,復古を主張。五意考の一。

かいこう

かいこう【開港する】
open a port <to foreign trade> .→英和
開港場 an open port.

かいこう

かいこう [0] 【開港】 (名)スル
(1)条約または法令により,外国との通商・貿易のために港を開き,外国船の出入りを許すこと。また,その港。
⇔鎖港
「日米通商条約により下田などを―した」
(2)港口を港外の水域に向けて自然のままに開いている港。開口港。

かいこう

かいこう【開校する】
open[found]a school.→英和
‖開校記念日 an anniversary of the opening of a school.開校式 the opening ceremony of a school.

かいこう

かいこう【邂逅する】
meet by chance.

かいこう

かいこう [0] 【邂逅】 (名)スル
思いがけなく出会うこと。めぐりあい。「三年振りで―した二人は/それから(漱石)」

かいこう

かいこう【回航する】
bring[take]a ship <to> .→英和

かいこう

かいこう【開講する】
begin a series of <one's> lectures <on> ;open a course.→英和

かいこう

かいこう [0] 【改稿】 (名)スル
原稿を書きかえること。また,書きかえた原稿。「何度も―した作品」

かいこう

かいこう【海溝】
an oceanic trench[deep].

かいこう

かいこう [0] 【開講】 (名)スル
講義を始めること。また,講義をすること。
⇔閉講
「夏期セミナーを―する」

かいこう

かいこう クワイクワウ [0] 【塊鉱】
塊状の鉱石。
⇔粉鉱

かいこう

かいこう [0] 【蟹行】 (名)スル
(1)カニのように横に歩くこと。よこばい。
(2)「蟹行文字(モンジ)」の略。「時に―・鳥跡に倦みたる眼(マナコ)を移して/自然と人生(蘆花)」

かいこう

かいこう [0] クワイ― 【恢弘】 ・ クワイクワウ 【恢宏】 (名)スル
おしひろめること。ひろく大きくすること。「先王の遺業を―するの盛意あらば/浮城物語(竜渓)」

かいこう

かいこう [0] 【開闔】
〔「かいごう」とも〕
(1)開くことと閉じること。
(2)平安時代,和歌所・御書所・記録所にいて,書物の出納や記録・文案のことをつかさどった役人。室町時代には,侍所・引付の下に属した。

かいこういちばん

かいこういちばん [6] 【開口一番】
口を開く最初。話し始める最初。「―,重大問題を提起する」

かいこういちばん

かいこういちばん【開口一番】
at the very beginning of one's speech.

かいこうおん

かいこうおん [3] 【開口音】
(1)中国音韻学の用語。漢字音で,頭子音と主母音の間に介音 [u] のない音節。
(2)「開音」に同じ。

かいこうき

かいこうき [3] 【開口器】
手術や検査のため,口腔内に入れて上顎と下顎を開く器具。

かいこうしゃ

かいこうしゃ 【偕行社】
陸軍将校および同相当官の親睦・軍事研究を目的として1877年(明治10)設立された団体。後年,共済組合的性格が強くなった。第二次大戦後解散。
→水交社

かいこうじょう

かいこうじょう [0] 【開港場】
外国貿易のための港。条約または法令により,通商・貿易のために外国船に開放されている港。かいこうば。

かいこうすう

かいこうすう [3] 【開口数】
顕微鏡などの光学器械で,対物レンズの有効半径(入射ひとみの半径)を物点から見る角の正弦と,入射側の媒質の屈折率の積のこと。対物レンズの性能を表す重要な量。

かいこうず

かいこうず [3] 【海紅豆】
(1)マメ科の常緑高木。デイゴの一種。ブラジル原産。江戸末期に渡来。六〜八月頃,枝先の長い花序に深紅色の花をつける。アメリカデイゴ。[季]夏。
(2)マメ科の高木。インド・マレー半島・中国南部に分布。種子は堅く,深紅色で光沢があり,装飾品にする。ナンバンアカアズキ。

かいこうたけし

かいこうたけし カイカウ― 【開高健】
(1930-1989) 小説家。大阪生まれ。大阪市大卒。庶民の生命力を描く「パニック」「日本三文オペラ」や,ベトナム戦争に取材した「輝ける闇」などで社会問題を独自な文体で追究。

かいこうぶ

かいこうぶ [3] 【開口部】
建築物で,窓・出入り口・換気口など外部へ向かって開いている部分。

かいこうもんじ

かいこうもんじ [5] 【蟹行文字】
横書きにする欧米の文字。横文字。

かいこえん

かいこえん クワイコヱン 【懐古園】
長野県小諸(コモロ)市にある,小諸城跡の公園。藤村記念館がある。

かいこがみ

かいこがみ カヒ― [3] 【蚕神】
養蚕の守護神。各地で蚕影(コカゲ)明神・おしらさまなどが信仰対象とされる。

かいこく

かいこく【戒告】
a warning;→英和
a caution.→英和

かいこく

かいこく [0] 【戒告・誡告】 (名)スル
(1)過失や非行などをいましめ注意すること。「―を与える」
(2)命じた義務を期限までに履行しなければ代執行を行うという,行政庁による通知。《戒告》
(3)公務員の職務上の義務違反に対する懲戒処分の一。もとは「譴責(ケンセキ)」といった。《戒告》「―処分」

かいこく

かいこく【海国】
a seagirt country.海国民 a maritime nation.

かいこく

かいこく【開国する】
open a country to foreign intercourse.

かいこく

かいこく [0] 【海国】
海に囲まれている国。海とのかかわりが深い国。「―日本」

かいこく

かいこく [0][1] 【海谷】
⇒海底谷(カイテイコク)

かいこく

かいこく クワイ― [0][1] 【回国・廻国】 (名)スル
(1)諸国をめぐり歩くこと。「六十余州を―して/草枕(漱石)」
(2)「回国巡礼」の略。

かいこく

かいこく [0] 【開国】 (名)スル
(1)外国と交通や貿易を始めること。特に,幕末に鎖国を解き,西欧諸国と外交・貿易関係を結んだことをいう。
⇔鎖国
(2)初めて国をつくること。建国。

かいこくざっき

かいこくざっき クワイコク― 【廻国雑記】
紀行。五巻。道興准后作。1487年頃成立。東国・奥州一円の名所・歌枕を,和歌・連歌・漢詩などを折り込んだ擬古文で綴ったもの。

かいこくしまつ

かいこくしまつ 【開国始末】
歴史書。島田三郎著。一巻。1888年(明治21)刊。開国を断行した井伊直弼を支持する立場から,幕末の開国問題を論じている。

かいこくじゅんれい

かいこくじゅんれい クワイ― [5] 【回国巡礼】
巡礼となって,諸国の札所(フダシヨ)を参拝してまわること。また,その人。六十六部。

かいこくへいだん

かいこくへいだん 【海国兵談】
兵学書。一六巻。林子平著。1786〜91年刊。ロシアの南下に対して警告を発し,海防の要を説いた書。幕府の忌むところとなり版木は没収,子平は禁固となった。

かいこくろん

かいこくろん [4] 【開国論】
江戸末期,攘夷に反対し,鎖国を廃して欧米との外交関係を結ぶべしとした主張。

かいこし

かいこし カヒ― [0] 【買(い)越し】
(1)信用取引や清算取引で,未決済の売りの数量よりも多い買いをすること。
(2)売り建てを決済して,新たに買い建てをすること。どてん買い越し。
⇔売り越し

かいこずむ

かいこず・む 【掻い偏む】 (動マ四)
馬などがつまずいてよろめく。「(馬ガ差縄(サシナワ)ノ先ヲ)踏まへられて,―・みて,やすやすと留(トドマ)りにけり/著聞 10」

かいこだな

かいこだな カヒ― [0][3] 【蚕棚】
(1)蚕を飼うかごをのせる棚。こだな。
(2)俗に,何層か棚状に重ねて設けられた寝床。

かいこつ

かいこつ クワイコツ 【回紇・回鶻】
⇒ウイグル

かいことば

かいことば カヒ― [3] 【買(い)言葉】
けんかを売るような相手の言葉に対して,言い返す言葉。
⇔売り言葉

かいこにん

かいこにん [0] 【開口人】
能楽で,一曲の最初に登場して謡い出す人。多くはワキの役。

かいこのうじばえ

かいこのうじばえ カヒ―ウジバヘ [1][2] 【蚕の蛆蠅】
双翅目ヤドリバエ科のハエ。体長約15ミリメートル。体は黒褐色で剛毛が多い。幼虫はカイコノウジと呼ばれ,カイコや他の鱗翅類の幼虫に寄生し,蛹(サナギ)になってから繭に穴をあけて脱出する。養蚕上の大害虫。日本各地と中国・インドに分布。蠁蛆(キヨウソ)。

かいこびまち

かいこびまち カヒ― [0] 【蚕日待ち】
⇒おしら講(コウ)

かいこまがたけ

かいこまがたけ カヒ― 【甲斐駒ヶ岳】
⇒駒ヶ岳(コマガタケ)(5)

かいこむ

かいこむ【買い込む】
buy;→英和
lay in <a stock of> .

かいこむ

かいこ・む カヒ― [3] 【買(い)込む】 (動マ五[四])
買って自分の物とする。特に,将来を見越して多量に買う。「参考書を―・む」「災害に備えて食料品を―・む」

かいこむ

かいこ・む [3] 【掻い込む】 (動マ五[四])
〔「かきこむ」の転〕
(1)脇の下へかかえこむ。「杖を―・み,小笠を傾け/高野聖(鏡花)」
(2)水などを汲み入れる。[ヘボン(三版)]

かいこよこく

かいこよこく [4] 【解雇予告】
労働基準法上,使用者が労働者を解雇しようとする場合,少なくとも三〇日前にしなければならないその旨の予告。これをしないときは三〇日分以上の平均賃金を支払う義務が生ずる。
→予告手当

かいこよこくてあて

かいこよこくてあて [7] 【解雇予告手当】
⇒予告手当(ヨコクテアテ)

かいころく

かいころく クワイ― [3] 【回顧録】
「回想録」に同じ。

かいこん

かいこん【悔恨】
remorse;→英和
regret;→英和
repentance.→英和

かいこん

かいこん【開墾】
cultivation;reclamation <of wasteland> .〜する clear <a forest> ;→英和
reclaim <wasteland> .→英和
‖開墾地 a cultivated land.未開墾地 an uncultivated land;a virgin soil.

かいこん

かいこん クワイ― [0] 【悔恨】 (名)スル
自分のしたことをくやみ残念に思うこと。「―の情にかられる」「過悪をなすの後…懊悩―すべし/明六雑誌 9」

かいこん

かいこん [0] 【開梱】 (名)スル
梱包を開くこと。

かいこん

かいこん [0] 【開墾】 (名)スル
山野を切り開いて新しく田畑にすること。「荒れ地を―する」

かいこん

かいこん クワイ― [0] 【塊根】
サツマイモ・ダリアのように根が塊状に肥大し,デンプンなどを貯蔵したもの。
→塊茎

かいご

かいご クワイ― [1] 【魁梧】
〔「魁」はすぐれている,「梧」は大きい意〕
身体がすぐれていて立派なこと。魁偉。魁傑。

かいご

かいご 【海後】
姓氏の一。

かいご

かいご [1] 【解悟】 (名)スル
さとること。気がつくこと。「更に主権に属する者に非ざるの理を―し/民約論(徳)」

かいご

かいご [1] 【開悟】 (名)スル
悟りを開くこと。

かいご

かいご クワイ― [1] 【悔悟】 (名)スル
自分のした事を悪かったとさとり,後悔すること。「―の涙を流す」「無事出獄して,大いに―する処あり/妾の半生涯(英子)」

かいご

かいご [1] 【介護】 (名)スル
病人などを介抱し世話をすること。「―人」「老母を―する」

かいご

かいご [1] 【戒護】
(1)いましめ,まもること。
(2)刑務所内の保安を維持すること。

かいご

かいご クワイ― [1] 【回護】 (名)スル
(1)かばいまもること。庇護。「別室に匿(カクマ)ひ百方これを―せし故/近世紀聞(延房)」
(2)その人の立場が悪くならないように弁護する。「此の如き大家を―せん力は侍らず/即興詩人(鴎外)」

かいご

かいご カヒ― 【卵】
〔殻(カイ)子の意〕
(1)たまご。卵。「うぐひすの―の中にほととぎすひとり生まれて/万葉 1755」
(2)卵などの殻(カラ)。「肉団(シシムラ)の―開きて,女子を生めり/霊異記(下訓注)」

かいご

かいご [1][0] 【解語】
言葉の意味を理解すること。

かいご

かいご [1] 【改悟】 (名)スル
自分の過去の悪事・あやまちをさとり改めること。悔悛(カイシユン)。「前非を―する」

かいご

かいご [1] 【諧語】 (名)スル
(1)うちとけて話すこと。「―に時の移るを忘れ/日乗(荷風)」
(2)しゃれの言葉。寓話(グウワ)。

かいごう

かいごう [0] 【開合】
(1)開音と合音。
(2)〔もと声明(シヨウミヨウ)・謡曲の用語。鎌倉時代から室町時代にかけて,オ列長音を開音と合音の二種に区別して発音していたことから〕
発声。発音。「クチノ―ガイイ/日葡」
→開音
→合音

かいごう

かいごう【会合】
a meeting;→英和
a gathering;→英和
an assembly.→英和
〜する meet;→英和
gather;→英和
assemble.→英和
〜の約束をする make an appointment <with a person> .→英和

かいごう

かいごう クワイガフ [0] 【会合】 (名)スル
(1)話し合いなどのために集まること。また,その集まり。「―を開く」
(2)〔association〕
同種の分子またはイオンが水素結合などで数個結合して,一つの分子またはイオンのように行動すること。水・酢酸・アルコールなど多くの例がある。
(3)「合(ゴウ){(5)}」に同じ。

かいごう

かいごう クワイガフ [0] 【回合】 (名)スル
めぐりあうこと。邂逅(カイコウ)。「―スル/日葡」

かいごう

かいごう [0] 【改号】 (名)スル
称号・年号などを改めること。また,改めた称号・年号。

かいごうしゅうき

かいごうしゅうき クワイガフシウ― [5] 【会合周期】
惑星が合(衝)から合(衝)まで動く時間。

かいごうはん

かいごうはん クワイガフ― [3] 【会合犯】
⇒対向犯(タイコウハン)

かいごきゅうぎょう

かいごきゅうぎょう [4] 【介護休業】
介護を必要とする家族を抱える従業員に,雇用主が認める一定期間の休業。

かいごときおみ

かいごときおみ 【海後宗臣】
(1901-1989) 教育学者。水戸生まれ。日本教育史研究の基礎を築く。東大教授,日本教育学会会長を歴任。

かいごのはな

かいごのはな 【解語の花】
〔言語を理解する花の意。唐の玄宗が楊貴妃をさして言ったという故事から〕
美人。

かいごふくしし

かいごふくしし [6] 【介護福祉士】
社会福祉士及び介護福祉士法に基づき,高齢者や障害者など,日常生活を営むのに支障がある者の介護並びに介護者への指導を行う者。

かいごろし

かいごろし【飼殺しにする】
keep <a person> permanently.

かいごろし

かいごろし カヒ― [0] 【飼(い)殺し】
(1)家畜が役に立たなくなっても死ぬまで養うこと。
(2)(使用人などを)その人が能力を発揮できるような仕事を与えないままに,ずっと雇っておくこと。「―も同然の扱いだ」

かいごんけんじつ

かいごんけんじつ 【開権顕実】
天台宗でいう法華経の趣旨で,権は方便,実は真実のこと。方便を開除して真実を顕示する,の意。従来の諸経は方便にすぎず,法華経に至って初めて真実があきらかにされたとする。開顕。開会(カイエ)。
→開三顕一
→開迹顕本(カイシヤクケンポン)

かいさ

かいさ【海佐[海上自衛隊]】
‖一等海佐 a captain.二等海佐 a commander.三等海佐 a lieutenant commander.

かいさ

かいさ [1] 【階差】
数列 ��, ��, ��, …, ��, ����, …において,��=����−�� を階差といい,数列 ��, ��, ��, …, ��, …をもとの数列の階差数列という。差分。

かいさ

かいさ [1] 【海佐】
海上自衛隊の自衛官の階級名。海将補の下,海尉の上。一・二・三等に分かれる。

かいさい

かいさい【開催する】
hold;→英和
open.→英和

かいさい

かいさい【皆済】
settlement.→英和
〜する settle.→英和

かいさい

かいさい [0] 【開催】 (名)スル
会や催しものなどを開くこと。「明日委員会を―する」「―地」

かいさい

かいさい [0] 【皆済】 (名)スル
借金や納入すべき金品を,全部返したり納入すること。また,近世,年貢(ネング)を完納すること。完済。「良人の旧債を―致したい/一隅より(晶子)」

かいさい

かいさい [0] 【改歳】
年のあらたまること。新年。開歳。

かいさい

かいさい クワイ― [0] 【快哉】
〔「快なる哉(カナ)」の意〕
胸がすっとするように気持ちがいいこと。痛快なこと。「―を叫ぶ」

かいさいもくろく

かいさいもくろく [5] 【皆済目録】
⇒年貢皆済目録(ネングカイサイモクロク)

かいさき

かいさき [0] 【櫂先】
(1)櫂の先。
(2)茶道の茶杓(チヤシヤク)の部分名。茶を掬(スク)いのせる部分。
→茶杓

かいさく

かいさく【改作】
(an) adaptation <from> .→英和
〜する adapt;→英和
rewrite;→英和
plagiarize (盗作).→英和

かいさく

かいさく クワイ― [0] 【快作】
胸のすくような,優れた作品。

かいさく

かいさく クワイ― [0] 【晦朔】
みそかとついたち。また,一か月。「朝菌(チヨウキン)の―をしらず/田舎之句合」

かいさく

かいさく【開削する】
excavate;→英和
cut;→英和
dig.→英和

かいさく

かいさく [0] 【改作】 (名)スル
(1)すでにできている作品に手を加え,作り直すこと。また,その作品。「処女作を―する」
(2)休耕していた農地を再び耕すこと。[日葡]

かいさく

かいさく [0] 【改削】 (名)スル
語句をとりかえたり,削除したりして文章を直すこと。改刪(カイサン)。

かいさく

かいさく [0] 【開作】 (名)スル
開墾して田畑をつくること。

かいさく

かいさく [0] 【開削・開鑿】 (名)スル
土地を切り開いて道路や運河を作ること。「運河を―する」

かいさくこう

かいさくこう クワイサクカウ [0] 【快削鋼】
低炭素鋼の一種。切削加工をしやすくするために硫黄・鉛・リン・マンガンなどを微量混合した鋼。

かいささえ

かいささえ カヒササヘ [0] 【買(い)支え】
相場が下がりそうな時,積極的に買い,下落を食い止めること。

かいさつ

かいさつ [0] 【改札】 (名)スル
駅で,客の乗車券類を検査すること。また,その場所やそれをする人。「―口」「―係」「自動―機」

かいさつ

かいさつ [0] 【開札】 (名)スル
箱を開いて入札した札を調べること。

かいさつ

かいさつ【改札する】
examine (検札)[punch (入鋏),collect (集札)]tickets.‖改札係 a ticket examiner[collector].改札口 a ticket gate.

かいさつどめ

かいさつどめ [0] 【改札止め】
駅構内やプラットホームの過度の混雑を防ぐため,一時改札口を閉鎖して入場を制限すること。

かいさん

かいさん [0] 【解散】 (名)スル
(1)会合などが終わって,人々が別れ散ること。
⇔集合
「現地―」
(2)集団・組織・団体などを解いて,なくすること。「劇団が―する」
(3)議会で,議員全員に対し任期満了前にその資格を消滅させること。国会では衆議院にのみ認められ,衆議院が内閣不信任案を可決,あるいは信任案を否決した場合に,内閣が総辞職しない限り解散となる。地方議会でも一定の手続きのもとに行われる。
(4)商法上,会社が本来の目的である営業活動を止め,法人格を失う状態になること。合併の場合を除き,財産関係を処理し,組織を廃止する。

かいさん

かいさん [1] 【開山】 (名)スル
(1)〔山を開いて寺を建てたことから〕
寺を建立すること。また,その寺を開いた人。開基。「出家して入唐帰朝の後―す/奥の細道」
(2)宗派の祖。開祖。祖師。
(3)技術・芸能・武道など,一流をたてた者。

かいさん

かいさん【解散】
breakup (会合);→英和
dissolution (議会).→英和
〜する break up;disperse;→英和
dissolve.→英和

かいさん

かいさん [0] 【改刪】 (名)スル
「改削(カイサク)」に同じ。「―するは,一気呵成の文勢を傷はんか/真善美日本人(雪嶺)」

かいさん

かいさん [0] 【海産】
(1)海でとれること。また,海でとれたもの。
→陸産
→水産
(2)船の所有や運送費など,海上企業に関して債権者に委付できる財産の総称。

かいさん

かいさん クワイ― [0] 【潰散】 (名)スル
戦いに負けて軍勢がちりぢりになること。「我砲丸の激烈なるに恐怖し一時に―し/新聞雑誌 5」

かいさん

かいさん【開山】
⇒開祖.

かいさんき

かいさんき [3] 【開山忌】
寺院の草創者の忌日に営む法会(ホウエ)。

かいさんき

かいさんき 【改算記】
和算書。山田正重著。1659年刊。江戸時代を通じ,「塵劫記」に次いで広く読まれた。

かいさんけんいち

かいさんけんいち 【開三顕一】
天台宗で説く法華経前半の趣旨。「三」は声聞(シヨウモン)・独覚(ドツカク)・菩薩(ボサツ)の三乗,「一」は法華の一乗のこと。修行方法に三乗の区別があるとするのは方便の教えであることを明らかにし,区別を超越した絶対的な一乗が真実・究極の教えであることをあらわす。
→開権顕実(カイゴンケンジツ)
→開迹顕本(カイシヤクケンボン)

かいさんせいきゅう

かいさんせいきゅう [5] 【解散請求】
リコールの一種。地方議会に対して,有権者の三分の一以上の署名で解散を請求しうる制度。解散請求が成立するとそれについて賛否の住民投票が行われ,過半数の賛成があれば解散する。
→リコール

かいさんとう

かいさんとう [0] 【開山塔】
一宗一派の開祖を葬った基に建立した塔。

かいさんどう

かいさんどう [0] 【開山堂】
寺院内にあって,開祖・開山の像や位牌を安置した建物。祖師堂。御影堂(ミエイドウ)。

かいさんひりょう

かいさんひりょう [5] 【海産肥料】
海産物を肥料としたもの。海藻類や,イワシ粕(カス)・ニシン粕など。

かいさんぶつ

かいさんぶつ [3] 【海産物】
海でとれる魚介・海藻などの産物,およびその加工製品。海産。

かいさんぶつ

かいさんぶつ【海産物】
marine products.

かいざい

かいざい [0] 【介在】 (名)スル
人と人,あるいは物事と物事の間にはさまって存在すること。「別の難問が―している」

かいざい

かいざい【介在する】
lie[stand]between;interpose[intervene] <between> .→英和

かいざいく

かいざいく カヒ― [3] 【貝細工】
(1)貝殻で作った器具・細工物。
(2)キク科の多年草。オーストラリア原産。高さ約1メートル。夏から秋に茎頂に径2センチメートル内外の頭花をつける。舌状花が,乾燥した感じがするのを貝細工にみたてる。ドライフラワー・切り花などにする。

かいざいく

かいざいく【貝細工】
shellwork.→英和

かいざいはいれつ

かいざいはいれつ [5] 【介在配列】
⇒イントロン

かいざいりょう

かいざいりょう カヒザイレウ [3] 【買(い)材料】
取引で,買う方が有利と判断する材料。相場の騰貴を予想させる事件や風説など。強(ツヨ)材料。
⇔売り材料

かいざん

かいざん [0] 【開山】 (名)スル
山開き。
⇔閉山(ヘイザン)
「―式」
→かいさん(開山)

かいざん

かいざん【改竄する】
alter;→英和
tamper <with a document> ;→英和
falsify[doctor (いじくる)];→英和
<米> raise <a check> .→英和

かいざん

かいざん [1] 【海山】
平坦な大洋底からそびえる,ほぼ円錐形の孤立した高まり。頂は海面下にあって平ら。玄武岩からなる海底火山であることが多い。

かいざん

かいざん [0] 【改竄】 (名)スル
〔「竄」は改めかえる意〕
文書の字句などを書き直してしまうこと。普通,悪用する場合にいう。「帳簿を―する」

かいし

かいし【開始】
a start;→英和
a beginning.〜する begin;→英和
start;open;→英和
commence.→英和

かいし

かいし [1] 【介士】
鎧(ヨロイ)を着けた武者。

かいし

かいし [1][0] 【介詞】
中国語で,名詞の前に付き,動詞との関係を示す前置詞。「於」「為」など。

かいし

かいし クワイ― [0] 【回視】 (名)スル
(1)過去をふりかえってみること。回顧。「倩(ツラツラ)吾が平生を―するに/西国立志編(正直)」
(2)見回すこと。「偶々(タマタマ)堂内を―すれば/花柳春話(純一郎)」

かいし

かいし クワイ― [1] 【会子】
中国,宋代に,大都市の金融業者が発行した手形の一種。南宋では政府がこれを紙幣として発行したが,乱発したため使用されなくなった。

かいし

かいし クワイ― [1][0] 【会試】
中国の官吏登用試験の一。科挙で郷試に及第した挙人が,都に集められて行われる第二の試験。これに及第し,殿試に合格すれば進士となる。

かいし

かいし クワイ― [1][0] 【会誌】
会の機関誌。

かいし

かいし [1] 【戒師】
戒を授ける法師。戒の師。

かいし

かいし [1] 【開士】
〔法を開示して衆生(シユジヨウ)を導く士の意〕
菩薩の別名。

かいし

かいし クワイ― [0] 【懐紙】
(1)たたんでふところに入れておく紙。茶席で,菓子を取り分けたりするのに用いる。普通,奉書紙を使う。ふところがみ。たとうがみ。
(2)和歌・連歌・俳諧などを正式に書きしるす時に用いる紙。檀紙(ダンシ)・奉書紙・鳥の子紙など。連歌・俳諧では横半折の折紙を用いる。

かいし

かいし [1] 【芥子】
カラシナの種子。芥子泥(デイ)にして湿布に用いたり,芥子漬(カラシヅ)け・カレー粉の原料など,食用嗜好品として用いられる。
〔漢方では「がいし」〕

かいし

かいし [1][0] 【海市】
蜃気楼(シンキロウ)のこと。[季]春。

かいし

かいし [1][0] 【解試】
中国,宋の官吏登用試験の一。郷で行われる科挙の最初の試験。明・清の郷試に当たる。

かいし

かいし [1] 【海士】
海上自衛隊の自衛官の階級名。海曹の下で,海士長・一・二・三等に分かれる。

かいし

かいし [0] 【開始】 (名)スル
物事を始めること。また,始まること。
⇔終了
「試合を―する」

かいし

かいし [1][0] 【開市】
市場を開くこと。貿易を始めること。

かいし

かいし [1] 【界紙】
罫(ケイ)を引いた紙。罫紙。

かいし

かいし クワイ― [0] 【怪死】 (名)スル
原因のわからないおかしな死に方をすること。また,その死に方。

かいし

かいし【怪死】
a mysterious death.

かいし

かいし [1] 【改氏】
氏を変更すること,また変更した氏。珍奇・難解などのやむを得ない事由があり,氏を変更しようとするときには家庭裁判所の許可を要する。
→改名

かいしえんがでん

かいしえんがでん カイシヱングワデン 【芥子園画伝】
中国,清初に李漁が刊行した画譜。芥子園は李漁の書室および書店の名。四集ある。初集は清の王概の編した山水画譜で1679年刊。二・三集は王概兄弟の共著による花鳥の画譜で1701年刊。四集は巣勲の編で人物画論などを載せる。日本にも早くから伝来して,南画家や浮世絵版画に影響を与えた。

かいしき

かいしき [0] 【掻敷・皆敷・苴】
器に盛る食べ物の下に敷く木の葉。多く,ナンテン・カシワ・ユズリハなど常緑樹の葉を用いた。のちには紙も用いた。

かいしき

かいしき 【皆式・皆色】 (副)
〔近世語〕
すべて。まったく。かいもく。「酒は―請けねども/浮世草子・一代女 2」

かいしき

かいしき [0] 【解式】 (名)スル
解答を得るための計算の式。また,数式を解くこと。「生徒が算術の問題を―して居る様に/乙女心(思案)」

かいしき

かいしき [0] 【開式】 (名)スル
式を始めること。
⇔閉式

かいしき

かいしき [2] 【下意識】
⇒前意識(ゼンイシキ)

かいしすい

かいしすい 【介之推】
中国,春秋時代の人。晋の公子重耳に従うこと19年,公子が文公として即位するに及びうとんぜられたため緜山(メンザン)に隠遁。文公はこれを求めて山を焼いたがついに出ず,之推は焼死した。

かいしせい

かいしせい [3] 【芥子精】
芥子油にエタノールを混ぜた皮膚の刺激剤。

かいしつ

かいしつ [0] 【改質】
石油ナフサ・天然ガスなどの組成・性質を改良すること。リホーミング。リフォーミング。
 (ア)接触改質。石油ナフサを白金などの触媒と熱して高オクタン価のガソリンを得ること。ナフテンの芳香族化などが起こる。
 (イ)水蒸気改質。石油ナフサ・天然ガスと水蒸気をニッケル触媒上で反応させ,一酸化炭素と水素との混合気体を得ること。

かいしぼう

かいしぼう カヰシバウ [3] 【下位子房】
花被や雄蕊(ユウズイ)より下部についている子房。ウリ科・キク科などに見られる。

かいしめ

かいしめ カヒ― [0] 【買(い)占め】
商品や株式などを一手に買い集めること。しめがい。「土地の―」

かいしめる

かいし・める カヒ― [4] 【買(い)占める】 (動マ下一)[文]マ下二 かひし・む
(商品や株式などを)残らず買う。「株を―・める」

かいしめる

かいしめる【買い占める】
buy up;corner.→英和

かいしゃ

かいしゃ [1] 【介者】
(1)〔「介」はよろいの意〕
鎧(ヨロイ)をつけた兵士。
(2)仲立ちの人。

かいしゃ

かいしゃ クワイ― [0] 【会社】
(1)営利を目的とする社団法人で,商法による株式会社・合名会社・合資会社と有限会社法による有限会社の総称。また,商法・有限会社法以外の法律により設立される,銀行・相互会社・信託会社などと特殊会社とを含めても用いられる。
(2)同じ志をもって物事を行う集団。結社。仲間。
〔明治初期に用いられた語。(1)の原義〕
「本朝にて学術文芸の―を結びしは今日を始めとす/明六雑誌 1」

かいしゃ

かいしゃ【会社】
a company <Co.> ;→英和
<米> a corporation;→英和
a firm;→英和
a concern (商社).→英和
〜に行く go to work.〜に勤めている work for a company.‖会社員 an office worker.会社更生法 the Company Resuscitation[Rehabilitation]Law.

かいしゃ

かいしゃ【人口に膾炙する】
be a household word.

かいしゃ

かいしゃ クワイ― [1] 【膾炙】 (名)スル
〔林嵩「周朴詩集序」。膾(ナマス)と炙(あぶり肉)は味がよく万人に好まれることから〕
広く世の人々に知れわたっていること。「人口に―する」

かいしゃいん

かいしゃいん クワイ―ヰン [3] 【会社員】
会社に雇われて業務に従事する者。

かいしゃく

かいしゃく【解釈】
(an) interpretation;→英和
(an) explanation.〜する interpret;→英和
explain.→英和
…を善(悪)意に〜する take…in good (ill) part.

かいしゃく

かいしゃく [0] 【界尺】
写経の際,用紙に罫線(ケイセン)を引いたり,文鎮にしたりする文具。

かいしゃく

かいしゃく [1] 【解釈】 (名)スル
(1)語句や物事などの意味・内容を理解し,説明すること。解き明かすこと。また,その説明。「正しく―する」
(2)物事や行為などを判断し理解すること。「善意に―する」

かいしゃく

かいしゃく [1] 【介錯】 (名)スル
(1)そばについていて世話をすること。また,その人。後見。「御―の女房達をも参らせず/平家 6」
(2)切腹をする人のそばにいて,その首を斬ること。また,その人。「―人」

かいしゃく

かいしゃく [0] 【戒尺】
授戒の時に法要の次第を定めたり,また読経の拍子をそろえるために打ちならす拍子木。尺。

かいしゃくがく

かいしゃくがく [4] 【解釈学】
〔(ドイツ) Hermeneutik〕
人間の歴史的文化的表現の含む隠れた意味や在り方を,解釈の方法によって了解しようとする学問。古来,聖書や法典を解釈する技法として発達したが,シュライエルマッハーにより理解の一般理論に高められ,さらにガダマーにより存在論化されて哲学的解釈学へと脱皮した。

かいしゃくがくてきじゅんかん

かいしゃくがくてきじゅんかん [0] 【解釈学的循環】
〔(ドイツ) hermeneutischer Zirkel〕
ある全体を構成している個々のものを解釈するためには,当の全体についての先行的理解が必要で,ここに一種の循環があるという解釈学の考え。

かいしゃくけんぽん

かいしゃくけんぽん 【開迹顕本】
〔「迹」は垂迹,「本」は本地(ホンジ)のこと〕
天台宗で説く法華経後半の趣旨。釈尊がこの世に現れて成仏したのは方便としての仮の姿であり,真実は永遠の昔からずっと仏であることをあきらかにする。開近顕遠(カイゴンケンオン)。
→開権顕実(カイゴンケンジツ)
→開三顕一(カイサンケンイチ)

かいしゃくてきぜんそん

かいしゃくてきぜんそん [7][0] 【解釈的全損】
⇒推定全損(スイテイゼンソン)

かいしゃくみあい

かいしゃくみあい クワイ―アヒ [4][5] 【会社組合】
⇒御用組合(ゴヨウクミアイ)

かいしゃくろん

かいしゃくろん [4] 【解釈論】
〔法〕 たとえそれが不備だとしても,現在ある実定法に基づいてできる解釈の範囲内で主張を行う立場。
⇔立法論

かいしゃこうせいほう

かいしゃこうせいほう クワイ―カウセイハフ 【会社更生法】
経営が行き詰まったが再建の見込みのある株式会社について,債権者・株主その他利害関係人の利害を調整しながら,その事業の維持更生を図ることを目的として定められた法律。1952年(昭和27)制定。

かいしゃごろ

かいしゃごろ クワイ― [4] 【会社ごろ】
〔「ごろ」は「ごろつき」の略〕
(1)会社や重役などの弱みにつけこんで,会社から金品をゆすり取ることを常習とする者。
(2)総会屋のこと。

かいしゃだいひょう

かいしゃだいひょう クワイ―ヘウ [4] 【会社代表】
会社の対外的業務執行について会社を代表する者。合名・合資会社の業務執行社員,有限会社の取締役,株式会社の代表取締役をいう。

かいしゃはんざい

かいしゃはんざい クワイ― [4] 【会社犯罪】
株式会社の制度や機構を利用して行われる違法な行為。背任罪・横領罪・詐欺罪などが多い。刑法のほか,商法に特別の罰則がある。

かいしゃほう

かいしゃほう クワイ―ハフ [0][3] 【会社法】
会社に関する法規の総称。商法第二編と有限会社法その他の規定をさす。

かいしゃほうもん

かいしゃほうもん クワイ―ハウ― [4] 【会社訪問】
採用試験に先立ち,就職を希望する学生が,その会社を訪れること。

かいしゃれい

かいしゃれい クワイ― 【会社令】
朝鮮において日韓併合直後の1910年に公布された法令。会社を設立し,または朝鮮外の会社が朝鮮で支店・本店を設置する場合,総督の許可を義務づけた。これにより日本は朝鮮民族資本の成長を圧迫した。20年4月廃止。

かいしゅ

かいしゅ クワイ― [1][0] 【会主】
会の主催者。

かいしゅ

かいしゅ クワイ― [1] 【魁首】
集団のかしら。長。頭目。首魁。

かいしゅ

かいしゅ [0] 【皆朱】
朱や辰砂(シンシヤ)を用いて,全部朱色に塗ること。また,その漆塗り物。「―の折敷(オシキ)」

かいしゅ

かいしゅ [1] 【拐取】
〔法〕 誘拐と略取の併称。

かいしゅう

かいしゅう [0] 【改修】 (名)スル
悪い所やいたんだ所に手を入れて直すこと。「堤防を―する」「道路の―工事」

かいしゅう

かいしゅう クワイシフ [0] 【会集】 (名)スル
人々が集まること。また,集めること。「之を―して代議人と為す/明六雑誌 12」

かいしゅう

かいしゅう【回収】
recovery (廃品の);withdrawal (撤回);→英和
collection (集金).→英和
〜する withdraw;→英和
collect.→英和
‖売掛け金(の)回収 collection of bills.廃品回収 recovery[collection]of waste materials.

かいしゅう

かいしゅう【会衆】
an audience;→英和
a gathering;→英和
a congregation (教会).

かいしゅう

かいしゅう クワイ― [0] 【会衆】
会に集まった人々。

かいしゅう

かいしゅう【改宗】
conversion <to another religion> .→英和
〜する be converted.‖改宗者 a convert.

かいしゅう

かいしゅう【改修】
repair;→英和
improvement <of roads> .→英和
〜する repair;→英和
improve.→英和

かいしゅう

かいしゅう [0] 【改宗】 (名)スル
それまで信じてきた宗旨を捨てて,別の宗旨の信仰に転ずること。宗旨がえ。異なる宗教へ変わる場合にも,一つの宗教の中で他の宗派へ移る場合にもいう。「キリスト教に―する」

かいしゅう

かいしゅう クワイシウ [0] 【回収】 (名)スル
配ったもの,散らばってしまったもの,使用ずみのものなどを集め戻すこと。「資金を―する」「アンケートを―する」「廃品―」「―率」

かいしゅうごう

かいしゅうごう [3] 【解集合】
〔数〕 方程式や不等式の解を集合として表現したもの。

かいしゅうごう

かいしゅうごう [3] 【開集合】
〔数〕 空間(または平面)の部分集合 � で,� に属する任意の点 a について,a を中心として適当な半径の球(円)をかけばその球(円)は � に含まれる時,� を開集合という。開集合の概念は一般の位相空間に拡張される。
⇔閉集合

かいしゅうはきょうかい

かいしゅうはきょうかい クワイ―ケウクワイ 【会衆派教会】
プロテスタント教会の教派の一。一六世紀後半イギリス国教会から個々の教会の独立と自治とを標榜して独立した。教会の権威を会衆の信仰に置く。組合教会。

かいしゅん

かいしゅん【改悛】
repentance.→英和
〜する repent <of one's sins> ;→英和
turn over a new leaf.

かいしゅん

かいしゅん クワイ― [0] 【回春】
(1)若返ること。「―の妙薬」
(2)病気が治ること。快復。
(3)春がめぐってくること。新年になること。[日葡]

かいしゅん

かいしゅん クワイ― [0] 【懐春】
年頃になって春情を抱くこと。色気づくこと。特に,女子にいう。

かいしゅん

かいしゅん [0] 【改悛】 (名)スル
自分のおこないや態度が悪かったと反省し,心を入れかえること。「―の情」

かいしゅん

かいしゅん [0] 【改春】
改まった春。新年。

かいしゅん

かいしゅん クワイ― [0] 【悔悛】 (名)スル
(1)犯した罪を悔い改めること。改心。改悟。「―して仏道に入る」
(2)カトリック教会で,ゆるしの秘跡の旧称。

かいしゅんがわ

かいしゅんがわ クワイ―ガハ [3] 【回春川】
陸地の隆起,または海水面の低下などによって,浸食力を回復した川。

かいしゅんびょういん

かいしゅんびょういん クワイ―ビヤウヰン 【回春病院】
熊本市にあったハンセン病救護病院。1895年(明治28),イギリス国教会の婦人宣教師リデル(H. Riddell 1855-1932)が創始。

かいしゆ

かいしゆ [3] 【芥子油】
⇒からしゆ(芥子油)

かいしょ

かいしょ クワイ― [3][0] 【会所】
(1)出会う所。「日本実に寒熱二海流の―に当る/日本風景論(重昂)」
(2)集会する所。「碁―」
(3)中世,貴族の邸で,歌会や月見など多くの人々が集まるための客殿。
(4)近世,商業上の取引をするために人々の集まった所。幕府の統制下におかれた。取引所。

かいしょ

かいしょ [0] 【楷書】
漢字の書体の一。字画をくずさずきちんと書く書き方。隷書などから転化したもので,中国の三世紀中頃から使用された。真書。正書。真。楷。
→行書
→草書

かいしょ

かいしょ【楷書】
the square[block]style (of Chinese character writing).

かいしょ

かいしょ カヒ― [3] 【甲斐性】
「かいしょう」の転。「―なし」

かいしょ

かいしょ [0] 【開所】 (名)スル
研究所・事務所などを新設して,業務を始めること。
⇔閉所

かいしょ

かいしょ クワイ― [0][1] 【回書】
(1)「回状{(1)}」に同じ。
(2)返書。

かいしょう

かいしょう【海将[海上自衛隊]】
an admiral;→英和
a vice admiral.

かいしょう

かいしょう [0] 【開敞】
(1)ひらけていて,さえぎるもののないこと。
(2)港湾が外海に面していて,直接風浪を受けること。

かいしょう

かいしょう クワイシヤウ [0] 【会商】 (名)スル
〔「商」は,はかる意〕
集まって相談すること。「日米―」

かいしょう

かいしょう [0] 【解消】 (名)スル
それまであった関係・状態などをなくすること。「婚約を―する」「派閥の―につとめる」「ストレス―」

かいしょう

かいしょう [0] 【改称】 (名)スル
名称や称号を改めること。また,改められた名称。改名。「社名を―する」

かいしょう

かいしょう クワイ― [0] 【快勝】 (名)スル
一方的に相手を負かし,気持ちよく勝つこと。また,その勝利。「宿敵に―する」

かいしょう

かいしょう [0] 【海相】
海軍大臣のこと。

かいしょう

かいしょう カヒシヤウ [3][0] 【甲斐性】
かいがいしい性質。働きや才覚があり,生活力に富んだ頼りになる気質。

かいしょう

かいしょう【改称する】
change the name[title] <of> .→英和

かいしょう

かいしょう【回章】
a circular.→英和

かいしょう

かいしょう クワイシヤウ [0] 【回章・廻章】
(1)「回状{(1)}」に同じ。
(2)返書。回書。[運歩色葉集]

かいしょう

かいしょう【甲斐性のある】
resourceful;→英和
able.→英和
〜のない shiftless;→英和
good-for-nothing.

かいしょう

かいしょう [0] 【海将】
海上自衛隊の自衛官の階級名。海将補・海佐以下の上に立つ最高の位。

かいしょう

かいしょう [0] 【海商】
海上における企業活動。海運業・海上保険業など。

かいしょう

かいしょう [0] 【海象】
海洋における自然現象の総称。

かいしょう

かいしょう【快勝(する)】
(win) a signal[an overwhelming (圧勝)]victory.

かいしょう

かいしょう【海床】
the bed of the sea.→英和

かいしょう

かいしょう [0] 【海嘯】
(1)〔楊慎「古今諺」〕
満潮の際に潮流の前面が垂直の壁となり,砕けながら川の上流へさかのぼる現象。河口がらっぱ状に開いた川口,例えば中国の銭塘江,イギリスのセバーン川,ブラジルのアマゾン川などに見られる。暴漲湍(ボウチヨウタン)。潮(シオ)津波。ボア。
→感潮河川
(2)地震津波のこと。
〔昭和初期まで用いられた語〕

かいしょう

かいしょう クワイセフ [0] 【快捷】 (名・形動)[文]ナリ
行動などが,すばやいさま。敏捷。「その―なるを以て/西国立志編(正直)」

かいしょう

かいしょう【海相】
the Minister of the Navy.

かいしょう

かいしょう【解消】
cancellation (解約);dissolution (解散).→英和
〜する cancel <a contract> ;→英和
break (off) <an engagement> .→英和

かいしょうなし

かいしょうなし カヒシヤウ― [3][0] 【甲斐性無し】
働きや才覚に乏しく,頼りにならないこと。また,その人。かいしょなし。「―の亭主」

かいしょうひん

かいしょうひん カイシヤウ― [0] 【醢醤品】
塩辛・魚醤などの総称。

かいしょうほう

かいしょうほう [0][3] 【海商法】
(1)運送・船舶・船長・海難救助・海上保険など,海上における企業活動に関する事項について規定する法規の総称。海事商法。
(2)商法第四編「海商法」

かいしょうもん

かいしょうもん クワイシヤウ― 【会昌門】
平安京大内裏の朝堂院二十五門の一。南面し,中央にあって応天門に相対する。
→大内裏

かいしょく

かいしょく クワイ― [0] 【会食】 (名)スル
集まって食事をすること。「会議のあとで―する」

かいしょく

かいしょく クワイ― [0] 【快食】
おいしく食事をすること。「―快眠」

かいしょく

かいしょく [0] 【改植】 (名)スル
植物を植え直すこと。

かいしょく

かいしょく【解職】
dismissal.→英和
〜する dismiss;→英和
release <a person from his office[post]> .→英和

かいしょく

かいしょく クワイ― [0] 【灰色】
⇒はいいろ(灰色)

かいしょく

かいしょく【会食する】
dine together;dine <with> .→英和

かいしょく

かいしょく [0] 【戒飭】
「かいちょく(戒飭)」の誤読。

かいしょく

かいしょく [0] 【解職】 (名)スル
命令によって職務をやめさせること。解任。免職。「汚職関係者を―する」

かいしょく

かいしょく [0] 【海食・海蝕】 (名)スル
波浪や潮流によって陸地が浸食されること。

かいしょくがい

かいしょくがい [4] 【海食崖】
波の浸食作用によってできた海岸の崖。銚子の屏風ヶ浦や知床(シレトコ)半島の海岸はその例。波食崖。

かいしょくせいきゅう

かいしょくせいきゅう [5] 【解職請求】
リコールの一種。地方自治体の首長・助役および議員などに対して,有権者の三分の一以上の署名で解職を請求しうる制度。解職請求が成立するとそれについて住民投票が行われ,過半数以上の賛成があれば解職が成立する。
→リコール

かいしょくだい

かいしょくだい [4] 【海食台】
波の浸食作用によって海面近くの海底にできた平坦な岩礁面。間潮帯に見られる波食棚より一段下位にあって海側にゆるく傾斜する。波食台地。

かいしょくだな

かいしょくだな [0] 【海食棚】
⇒波食棚(ハシヨクダナ)

かいしょくどう

かいしょくどう [4] 【海食洞】
波の浸食作用によって海食崖の基部などで軟弱な部分がえぐられてできた洞窟。

かいしょめく

かいしょめ・く クワイシヨ― 【会所めく】 (動カ四)
〔会所に出頭した時のように〕
礼儀正しくふるまう。他人行儀にする。「久しぶりだ,お盃又頂戴(チヨウダイ)と―・くか/浄瑠璃・忠臣蔵」

かいしらぶ

かいしら・ぶ 【掻い調ぶ】 (動バ下二)
〔「かきしらぶ」の転〕
弦楽器を演奏する。「琵琶―・べ/枕草子 224」

かいしろ

かいしろ 【垣代】
〔「かきしろ」の転〕
(1)仕切りに垂れさげ垣の代用とする幕。帳(トバリ)を隔てに使う時の呼び名。「そのはぶらむ時の帷(カタビラ)・―のごときには白布を用ゐよ/日本書紀(孝徳訓)」
(2)青海波の舞楽の時,楽屋の外の舞台の下手に,垣のように並んで笛を吹く楽人の称。

かいしん

かいしん【改心】
reform.→英和
〜する reform (oneself);mend one's ways;turn over a new leaf.〜の見込みがない be incorrigible.

かいしん

かいしん [0] 【海進】
海水面の上昇あるいは陸地の沈降によって海岸線が陸地の方へ移動すること。海浸。
⇔海退

かいしん

かいしん【改新】
(an) innovation.→英和

かいしん

かいしん [0] 【改新】 (名)スル
古いものを改めて新しくすること。「制度を―する」「大化の―」

かいしん

かいしん【回心】
《宗》conversion.→英和

かいしん

かいしん【回診する】
visit[go the round of]one's patients.

かいしん

かいしん【会心】
satisfaction.→英和
〜の作 a work after one's (own) heart.〜の笑み <smile> a smile of satisfaction.→英和

かいしん

かいしん [0] 【海震】
海上で感じる地震。地震波が海底で鉛直に近い方向へと屈折し,海水中を縦波として伝わるので,震央付近を航行中の船舶はきわめて激しい上下動の衝撃を受ける。

かいしん

かいしん [0] 【改進】 (名)スル
古いものを改めて,進歩をはかること。改まり,開けていくこと。「彼の西洋の文明も…日に月に―するものなれば/文明論之概略(諭吉)」

かいしん

かいしん [0] 【開申】 (名)スル
(1)申し開きをすること。
(2)自分の職権内でしたことを監督官庁に報告すること。

かいしん

かいしん [0] 【戒慎】 (名)スル
戒めつつしむこと。「向後に注意せざるべからずと皆互に―せり/経国美談(竜渓)」

かいしん

かいしん [0] 【開進】 (名)スル
(1)文化や知識が開け進むこと。「文化の未だ―せざる/明六雑誌 11」
(2)軍隊で,縦隊を横隊に変えること。「我連隊は…海岸に近き畑の中に―して/肉弾(忠温)」

かいしん

かいしん [1] 【改心】 (名)スル
今までのことを反省し,心を改め正すこと。「―を誓う」「非行少年を―させる」

かいしん

かいしん [0] 【海深】
海の深さ。「―を測量する」

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【快心】
よい心持ち。気持ちのよいこと。

かいしん

かいしん【海深】
the depth of the sea.→英和

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【回心】 (名)スル
〔conversion〕
あるきっかけで,従来の生き方を悔い改め,新しい信仰に目覚めること。宗教的思想や態度に明確な変化が生じ,新たな統一的自我が生まれる体験。「一七歳の時に―しキリスト教徒になった」
〔「えしん」と読めば別語〕

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【回申】 (名)スル
目上の人に返事を出すこと。また,監督官庁からの下問に対して答申すること。

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【回信】
返事の手紙。返信。

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【回診】 (名)スル
病院で医師が病室をまわって患者を診察すること。「主治医が―する」

かいしん

かいしん クワイ― [0] 【会心】 (名)スル
(1)心から満足に思うこと。心にかなうこと。「―の作」
(2)納得すること。理解すること。「自身の高尚霊妙なるを―して上々進歩する/福翁百余話(諭吉)」

かいしん

かいしん [0] 【戒心】 (名)スル
油断しないこと。用心を怠らないこと。「―の要」「深く―すべき/肉弾(忠温)」

かいしんとう

かいしんとう 【改進党】
(1)「立憲改進党」の略称。
(2)1952年(昭和27)国民民主党・新政クラブ・農民協同党が合同して結成した政党。総裁重光葵。修正資本主義・協同主義を唱えた。54年日本民主党に合同。

かいしんのえみ

かいしんのえみ クワイ―ヱミ 【会心の笑み】
心から満足したとき自然に出るほほえみ。「―をもらす」

かいしんのとも

かいしんのとも クワイ― 【会心の友】
気の合った友人。気心のよくわかった友人。

かいしんのみことのり

かいしんのみことのり 【改新の詔】
645年(大化1)に成立した大化改新政府の基本方針を示す,四箇条一四項からなる政令。646年1月に宣布。すべてを当時のものと見得るかどうか,その信憑性には疑問がある。

かいじ

かいじ クワイ― [1] 【快事】
気持ちのよいできごと。「近来の―」

かいじ

かいじ クワイ― [1] 【回示】 (名)スル
回し示すこと。回覧すること。

かいじ

かいじ カヒヂ [1] 【峡路】
山間(ヤマアイ)の細い道。山峡(ヤマカイ)の道。

かいじ

かいじ [0] 【海自】
「海上自衛隊」の略。

かいじ

かいじ [1] 【界磁】
発電機などで,磁場を発生させる磁石。

かいじ

かいじ [1] 【開示】 (名)スル
(1)事柄の内容を明らかに示すこと。「勾留理由の―」
(2)〔「かいし」とも〕
教えさとすこと。

かいじ

かいじ クワイ― [1] 【絵事】
絵をかくこと。絵画の道。

かいじ

かいじ [0] 【解字】
漢字の成り立ちを解釈すること。漢字の字形を分析すること。

かいじ

かいじ【海事】
maritime affairs.海事裁判所(協会) the Maritime Court (Association).

かいじ

かいじ [1] 【海事】
海上に関する事柄。艦艇・商船・漁船および航海・漁労・海運などが含まれる。「―仲裁」

かいじ

かいじ クワイ― [1] 【怪事】
怪しいできごと。奇怪な事件。

かいじ=は素(ソ)を後(ノチ)にす

――は素(ソ)を後(ノチ)にす
〔「論語(八佾)」。「素」は白色の意〕
絵は最後に白色を加えて完成させるように,人間も修養を積んだうえで礼を学ぶことにより人格が完成する。絵の事は素(シロ)きを後にす。

かいじえいせい

かいじえいせい [4] 【海事衛星】
通信衛星の一。船舶と陸上,また船舶相互間の通信を中継する人工衛星。

かいじこうほう

かいじこうほう [4] 【海事公法】
海事に関する諸法規のうち,主として船舶の航行の安全についての公的な法規。船舶法・海上衝突防止法・船員法・海難審判法など。

かいじごにゅう

かいじごにゅう [1] 【開示悟入】
法華経に説く,仏がこの世に現れた目的。仏の悟りを衆生に示し,仏果に導くこと。

かいじしほう

かいじしほう [4] 【海事私法】
海事に関する諸法規のうち,主に,海上企業の取引活動に関する法規。商法中の海商編,国際海上物品運送法がその中心。

かいじしょうほう

かいじしょうほう [4] 【海事商法】
⇒海商法(カイシヨウホウ)

かいじだいりし

かいじだいりし [6] 【海事代理士】
海事代理士法に基づき,他人の委託により,船舶法・船員法等に基づく行政機関への申請・届け出・登記等の手続きを行う者。

かいじつ

かいじつ クワイ― [0] 【晦日】
月の末の日。みそか。[日葡]

かいじつ

かいじつ クワイ― [0] 【会日】
会合のある日。

かいじつおう

かいじつおう 【戒日王】
⇒ハルシャ=バルダナ

かいじゃく

かいじゃく [0] 【海若】
〔楚辞(遠遊)〕
海の神。わたつみ。かいにゃ。「―の暴威は健児を呑んで/肉弾(忠温)」

かいじゃくし

かいじゃくし カヒ― [3] 【貝杓子】
板屋貝や帆立貝などの貝殻に,竹または木の柄をつけた杓子。

かいじゅ

かいじゅ クワイ― [1] 【槐樹】
植物エンジュの異名。

かいじゅ

かいじゅ [1] 【解綬】
官職を辞すること。
→綬

かいじゅう

かいじゅう【海獣】
a sea animal.

かいじゅう

かいじゅう [0] 【海獣】
海にすむ哺乳類の総称。体は紡錘形で,四肢は鰭(ヒレ)状となるなど,海での生活に適応した形態や機能を備える。クジラ・アザラシ・アシカなど。

かいじゅう

かいじゅう クワイジフ [0] 【晦渋】 (名・形動)[文]ナリ
言葉や文章がむずかしくて,意味や論旨がわかりにくい・こと(さま)。難解。「徒(イタズラ)に―な文章を書く」
[派生] ――さ(名)

かいじゅう

かいじゅう クワイジウ [0] 【懐柔】 (名)スル
上手に話をもちかけて,自分の思う通りに従わせること。手なずけること。「―策」

かいじゅう

かいじゅう【怪獣】
a monster.→英和

かいじゅう

かいじゅう【懐柔する】
conciliate;→英和
win[gain]over;pacify.→英和
懐柔策 a conciliatory measure.

かいじゅう

かいじゅう クワイジウ [0] 【怪獣】
(1)怪しいけもの。正体のわからないけもの。
(2)太古に栄えた恐竜などをモデルに創作された,超能力をもつ動物。「―映画」

かいじゅうごう

かいじゅうごう [3] 【解重合】
重合の逆反応。重合体が簡単な分子,特に,単量体に分解すること。

かいじゅうせき

かいじゅうせき クワイヂユウセキ [3] 【灰重石】
タングステンの主石。無色または淡褐色でガラス光沢があり,白色の条痕(ジヨウコン)がある。正方晶系。ペグマタイト鉱床・接触交代鉱床などに産する。

かいじゅうせんじ

かいじゅうせんじ カイヂユウセン― 【海住山寺】
京都府相楽郡加茂町,海住山中腹にある真言宗の寺。735年聖武天皇の勅願で良弁(ロウベン)が開創し,藤尾山観音寺と号した。のちに焼失したが,1208年貞慶(ジヨウケイ)が再興して,現名に改称。木造の十一面観音立像と五重塔・文殊堂は国宝。

かいじゅうぶどうきょう

かいじゅうぶどうきょう [0] 【海獣葡萄鏡】
中国唐代の鏡の一種。背面に獅子などの禽獣(キンジユウ)と葡萄唐草文などを配する。普通は円形。日本では奈良時代の遺跡からの出土品が多い。
海獣葡萄鏡[図]

かいじょ

かいじょ [1] 【解除】 (名)スル
(1)特別に定めた条件・制約・禁止などの措置をとりやめて,平常の状態に戻すこと。「武装―」「夜間外出禁止令を―する」
(2)〔法〕 契約当事者の一方の意思表示により契約の効力を消滅させ,初めからその契約が存在しなかったのと同じ状態にすること。法令上では,「解約」の意味でも用いられる。
→解約

かいじょ

かいじょ【解除】
cancellation.〜する cancel (契約を);→英和
disarm (武装を);→英和
relieve <a person of his responsibilities> ;→英和
lift (命令,包囲を).→英和

かいじょ

かいじょ [1] 【階除】
〔「階」も「除」もきざはしの意〕
階段。

かいじょ

かいじょ [1] 【海恕】
海のように広い心で,相手を許すこと。多く手紙などで「御海恕」の形で用いる。

かいじょ

かいじょ [1] 【介助】 (名)スル
病人や高齢者などに付き添い,起居動作の手助けをすること。介添。

かいじょ

かいじょ [1] 【解舒】
〔「舒」はのばしゆるめる意〕
繭(マユ)を解きほぐして繭糸を引き出すこと。

かいじょう

かいじょう [0] 【解錠】
かけてある錠をあけること。

かいじょう

かいじょう カイジヤウ 【開城】
朝鮮民主主義人民共和国の南部にある都市。軍事境界線に近い。高麗の旧都で史跡が多い。付近は朝鮮人参の特産地。ケソン。

かいじょう

かいじょう【開場】
opening.→英和
開場式 the opening ceremony.

かいじょう

かいじょう【塊状の】
《地》massive.→英和

かいじょう

かいじょう [0] 【階上】
(1)二階以上の建物で,上の階。
(2)下から見て階段の上。
⇔階下

かいじょう

かいじょう【回状】
<send out> a circular.→英和

かいじょう

かいじょう【会場】
a meeting place;a hall.→英和

かいじょう

かいじょう クワイヂヤウ [0] 【会場】
会議や催し物などが開かれる場所。「運動会の―」

かいじょう

かいじょう [0] 【戒杖】
山伏が護身のために携える杖(ツエ)。

かいじょう

かいじょう [0] 【戒場】
仏教で,戒を授ける壇場。

かいじょう

かいじょう クワイジヤウ [0] 【塊状】
不規則なかたまりになっている形。

かいじょう

かいじょう【海上】
the sea.→英和
〜の marine;→英和
maritime.→英和
〜に[で]at sea;on the sea.→英和
‖海上自衛隊 the Maritime Self Defense Force.海上封鎖 naval blockade.海上保安庁 the Maritime Safety Agency.海上保険[輸送]marine insurance[transportation].

かいじょう

かいじょう [0] 【改定】
⇒かいてい(改定)

かいじょう

かいじょう [0] 【海上】
〔古くは「かいしょう」とも〕
海の上。海面。「―輸送」

かいじょう

かいじょう【階上(に,で)】
upstairs.→英和
〜へ行く go upstairs.→英和

かいじょう

かいじょう [0] 【開城】 (名)スル
降伏して敵に城・要塞を明け渡すこと。「旅順―」

かいじょう

かいじょう [0] 【開場】 (名)スル
会合や催し物などで,会場を開いて人々を入れること。
⇔閉場
「正午に―する」

かいじょう

かいじょう 【開静】
〔「開」は「開覚」,「静」は「静睡」の意〕
禅寺で,朝,版をたたいて衆僧を起こすこと。

かいじょう

かいじょう [0] 【階乗】
〔factorial〕
1 から � までの自然数の積。1×2×3×…×(�−1)×� をいう。記号 �! などを用いる。ファクトリアル。

かいじょう

かいじょう【開城する】
surrender <a fortress> ;→英和
capitulate.→英和

かいじょう

かいじょう クワイジヤウ [0] 【回状・廻状】
(1)二人以上を宛名人とし,回覧にする文書。「所�廻如�件」で終わり,年月日を書き,最後は差出人の所へ戻る。まわしぶみ。めぐらしぶみ。回文。回章。回書。
(2)江戸時代に,領主が年貢の取り立てや夫役などの用件を通達するために村々へまわした書状。

かいじょうえ

かいじょうえ [3] 【戒定慧】
〔仏〕 行動の規範である「戒」と,宗教的精神統一である「定」と,真理を知る「慧」。仏道修行者の修めるべき三つの要目。三学。

かいじょうかざん

かいじょうかざん クワイジヤウクワ― [5] 【塊状火山】
⇒溶岩円頂丘(ヨウガンエンチヨウキユウ)

かいじょうかれつでん

かいじょうかれつでん カイジヤウクワレツデン 【海上花列伝】
中国清末の白話体章回小説。六四回。韓邦慶作。海上(上海)の花柳界を描く。会話は蘇州語を用いる。

かいじょうけいびたい

かいじょうけいびたい 【海上警備隊】
1952年(昭和27)海上警備力強化のために海上保安庁内に設置された機関。のち警備隊と改称。海上自衛隊の前身。

かいじょうしょうとつよぼうほう

かいじょうしょうとつよぼうほう 【海上衝突予防法】
船舶および水上航空機の海上における衝突事故を防止し船舶交通の安全を確保するために,船舶の遵守すべきルールを定めた法律。1953年(昭和28)制定。

かいじょうじえいたい

かいじょうじえいたい [0] 【海上自衛隊】
自衛隊の一。海上警備隊の後身である警備隊から1954年(昭和29)自衛隊法により改組・設置。自衛艦隊・地方隊・教育航空集団・練習艦隊その他からなり,防衛庁長官の下に海上幕僚長がこれらを統轄する。

かいじょうたつ

かいじょうたつ [1] 【下意上達】
一般の人の考え・意見などが,上位の人に達すること。
→上意下達

かいじょうとし

かいじょうとし [5] 【海上都市】
海洋・湾・湖・河川などに人工的に建設される都市。未来都市として構想されている。

かいじょうのみち

かいじょうのみち カイジヤウ― 【海上の道】
民俗学の書。柳田国男著。1961年(昭和36)刊。日本文化の源を沖縄を通して南方に求めようとし,日本民族の渡来について言及したもの。

かいじょうふうさ

かいじょうふうさ [5] 【海上封鎖】
艦船その他の軍事力によって他国の港湾へ出入りする船舶の海上交通を遮断すること。

かいじょうほあんだいがっこう

かいじょうほあんだいがっこう 【海上保安大学校】
海上保安庁の幹部職員を養成する運輸省所管の学校。修業年限は四年。1950年(昭和25)設立。所在地は広島県呉市。

かいじょうほあんちょう

かいじょうほあんちょう 【海上保安庁】
海上において,人命・財産を保護し,法律違反を予防・捜査・鎮圧するために設けられた運輸省の外局。1948年(昭和23)設置。

かいじょうほかく

かいじょうほかく [5] 【海上捕獲】
戦時に,交戦国軍艦が敵船,敵船の貨物あるいは中立船の貨物を,公海や交戦国領海で捕獲すること。

かいじょうほけん

かいじょうほけん [5] 【海上保険】
損害保険の一種。航海上の事故によって生ずる船舶・積み荷などの損害を填補(テンポ)するための保険。暴風雨・座礁・衝突・沈没のほか,火災・海賊などによる損害の填補も行う。
→運送保険

かいじょうむせんつうしんし

かいじょうむせんつうしんし [10] 【海上無線通信士】
船舶の無線局など,船舶の運行に必要な無線通信に関して通信や技術操作を行う免許を有する者。

かいじょけん

かいじょけん [3] 【解除権】
契約の解除をなしうる権利。普通,相手方の債務不履行などを理由に行使される。

かいじょじょうけん

かいじょじょうけん [4] 【解除条件】
法律行為の効力の消滅について条件とされる事項。条件の成就により効力が消滅する。
→条件
→停止条件

かいじょはんのう

かいじょはんのう [4] 【解除反応】
無意識の中に抑圧されていた過去の不安な感情や外傷体験の状況が,精神療法の過程の中などで意識化され表現されることで,緊張から解放されること。

かいじん

かいじん [0] 【海神】
海の神。わたつみの神。竜王。

かいじん

かいじん クワイ― [0] 【怪人】
正体不明のあやしい人物。

かいじん

かいじん [0] 【開陣】
兵を引きあげて陣営をあけること。

かいじん

かいじん【灰燼に帰す】
be reduced to ashes.

かいじん

かいじん クワイヂン [0] 【灰塵】
灰と塵(チリ)。取るに足りないもののたとえ。「其身を―の如くに言へり/西国立志編(正直)」

かいじん

かいじん クワイ― [0] 【灰燼】
灰と燃えがら。

かいじん

かいじん [0] 【芥塵】
ちりあくた。塵芥。「―の流れ行く/日乗(荷風)」

かいじん

かいじん 【海人】
海辺の人。漁夫。あま。「ほだはら・数の子を売る―までも/浮世草子・織留 3」

かいじん

かいじん【海神】
the sea-god;Neptune.→英和

かいじん=に帰(キ)す

――に帰(キ)・す
すっかり燃えて跡形もなく灰になってしまう。灰燼と化す。

かいじんそう

かいじんそう [0] 【海人草】
⇒かいにんそう(海人草)

かいじんどう

かいじんどう カヒ― [3] 【甲斐神頭】
シソ科の多年草。山地の草原に生える。高さ30〜40センチメートル。葉は対生し,卵形。初夏,茎頂に花穂を立て,濃紫色の小花を密につける。

かいじんにじゅうめんそう

かいじんにじゅうめんそう クワイジンニジフメンサウ 【怪人二十面相】
小説。江戸川乱歩作。1936年(昭和11)「少年倶楽部」に発表。変装の名人である怪盗二十面相と,これを追う名探偵明智小五郎や少年探偵団の活躍を描いた少年向け推理小説。シリーズとして戦後まで書き継がれ人気が高かった。

かいす

かい・す [1] 【解す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「解する」の五段化〕
「解する」に同じ。「ユーモアを―・さない人」
[可能] かいせる
■二■ (動サ変)
⇒かいする

かいす

かい・す [1] 【介す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「介する」の五段化〕
「介する」に同じ。「人を―・さず直接交渉する」
■二■ (動サ変)
⇒かいする

かいす

かい・す クワイ― [1] 【会す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「会する」の五段化〕
「会する」に同じ。「再び一堂に―・すことはないだろう」
[可能] かいせる
■二■ (動サ変)
⇒かいする

かいすい

かいすい【海水】
seawater.海水着 ⇒水着.

かいすい

かいすい [0] 【海水】
海の水。塩辛く,苦みがある。通常,1000グラム中に約35グラムの塩分を含む。塩分の大部分が塩化ナトリウム(食塩)で,他に塩化マグネシウム・硫酸マグネシウムなどがある。
→鹹水(カンスイ)
→海水[表]

かいすいえんやき

かいすいえんやき クワイスイヱン― [0] 【魁翠園焼】
お庭焼の一。江戸角筈の美濃高須藩主松平義建の下屋敷で,1851年頃から瀬戸の陶工により焼かれた。江戸磁器の創始とみなされ,染付磁器を焼く。1862年頃には廃窯。

かいすいぎ

かいすいぎ [3] 【海水着】
海水浴・水泳の時に着る衣服。水着。水泳着。[季]夏。

かいすいぎょ

かいすいぎょ [3] 【海水魚】
一生,あるいは一生の大半を海水域にすむ魚。アジ・マグロ・タイ・ボラなど。

かいすいせっけん

かいすいせっけん [5] 【海水石鹸】
海水など,塩分を含んだ水で使える特殊石鹸。カプリン酸・ラウリン酸などの低級脂肪酸を主成分とする。塩水石鹸。

かいすいよく

かいすいよく [3] 【海水浴】
海で泳いだり,浜辺で遊んだりすること。[季]夏。

かいすいよく

かいすいよく【海水浴】
sea bathing.〜に行く go sea bathing.〜をする (have a) bathe in the sea.→英和
‖海水浴場 a sea bathing resort[place].

かいすいパンツ

かいすいパンツ [5] 【海水―】
水泳用のパンツ。水泳パンツ。海パン。

かいすう

かいすう【回数】
the number of times;frequency.→英和
回数券 a book of coupons[tickets]; <米> a commutation ticket.

かいすう

かいすう クワイ― [3] 【回数】
何回起こったか,または行われたかの数。「―を数える」

かいすうけん

かいすうけん クワイ― [3] 【回数券】
乗車券・入場券・飲食券などを,何枚か一綴(ツヅ)りにしたもの。料金が割引になっていることが多い。

かいすり

かいすり カヒ― 【貝磨り・貝摺り】
青貝などをすって細工すること。また,その細工物。「沈(ヂン)・紫檀の―/栄花(歌合)」

かいする

かいする【意に介する】
mind;→英和
take <a matter> to heart.…を介して through (the medium of)….→英和

かいする

かい・する [3] 【介する】 (動サ変)[文]サ変 かい・す
(1)交渉・依頼などに,誰かを仲立ちとする。「人を―・して交渉する」
(2)(「意に介する」の形で)心にかける。気にする。「そんなことを意に―・する必要はない」

かいする

かいする【解する】
understand (理解);→英和
interpret (解釈);→英和
appreciate (鑑賞).→英和

かいする

かい・する [3] 【解する】 (動サ変)[文]サ変 かい・す
理解する。わかる。「風流を―・する人」

かいする

かい・する クワイ― [3] 【会する】 (動サ変)[文]サ変 くわい・す
(1)何人かの人が集まる。寄り合う。会合する。「一堂に―・する」
(2)物事が一点に集まる。「三本の直線が一点に―・する」
(3)集める。集合させる。「帝,紫微の宮に坐し群仙を―・して曰く/不二の高根(麗水)」

かいず

かいず [0]
クロダイの若魚の異名。主に関東でいう。

かいず

かいず [0] 【海図】
海の状態をくわしく記した航海者用の諸図。海の深さ,海底の性質,岩礁の位置,潮流の方向,航路標識,沿岸の見取り図などが詳細に記入してある。総図・航洋図・海岸図・航海図・雑用海図などがある。

かいず

かいず【海図】
a (sea) chart.

かいせい

かいせい [0] 【諧声】
(1)調和する声。
(2)「形声(ケイセイ)」に同じ。

かいせい

かいせい [0] 【皆済】
「かいさい(皆済)」に同じ。

かいせい

かいせい クワイ― [0] 【懐生】
命あるもの。生き物。

かいせい

かいせい【快晴】
fine[fair]weather.

かいせい

かいせい【改姓する】
change one's family name.

かいせい

かいせい【改正】
revision;→英和
amendment (修正);alteration (変更).〜する revise;→英和
amend;→英和
change;→英和
alter.→英和
‖改正定価 the revised price.

かいせい

かいせい クワイ― [0][1] 【魁星】
(1)北斗七星の第一星。
(2)科挙を首席で合格した者。

かいせい

かいせい [0] 【改正】 (名)スル
法律や制度などをあらためただすこと。「規則を―する」

かいせい

かいせい [0] 【改製】 (名)スル
つくりなおすこと。

かいせい

かいせい [0] 【改姓】 (名)スル
姓をかえること。また,そのかえた姓。「―して母方の姓を名乗る」

かいせい

かいせい クワイ― [0] 【回生】 (名)スル
生きかえること。「起死―」

かいせい

かいせい クワイ― [0] 【回青】
顔料の一。イスラム教圏から中国明朝に輸入された青色顔料で,主に磁器の絵付けに用いられた。回回青。

かいせい

かいせい クワイ― [0] 【快晴】
空が気持ちよく晴れること。気象観測では雲量一以下で,降水や雷を伴わない状態をいう。

かいせい

かいせい [0] 【開成】
〔易経(繋辞)〕
世の人知を開発し,事業を完成すること。
→開物成務(カイブツセイム)

かいせいかん

かいせいかん 【開成館】
幕末,土佐藩が藩政の中心とするために設けた機関。後藤象二郎らが1866年に開設。

かいせいがっこう

かいせいがっこう 【開成学校】
⇒開成所(カイセイジヨ)

かいせいじょ

かいせいじょ 【開成所】
1862年江戸幕府が設立した洋学教育機関。洋書調所(蕃書調所の後身)を拡充・改称したもの。外国語・自然科学・兵学など八学科を教授,以後の洋学の源流となった。大政奉還後,明治新政府が1868年(明治1)官立学校として再興,開成学校と称した。以後幾度か名称を変え,東京大学に併合された。

かいせいそう

かいせいそう [3] 【海成層】
海底に堆積してできた地層。

かいせいまる

かいせいまる 【開成丸】
江戸末期の国産西洋型帆船。幕府の大船建造解禁をうけて,1856年仙台藩が松島湾の寒風沢(サブサワ)に造船所をつくって建造。

かいせいメルカリしんどかい

かいせいメルカリしんどかい [11] 【改正―震度階】
震度を表す階級の一。イタリアの地震学者メルカリ(G. Mercalli 1850-1914)が提唱し,修正が加えられたもの。無感および一〜一二の階級に分かれる。日本では用いられていない。

かいせき

かいせき [0] 【解析】 (名)スル
(1)物事を分析して論理的に明らかにすること。分析。
(2)〔数〕
〔analysis〕

 (ア)命題 A が真であることを証明するのに,A の前提条件を順次遡行していって,真であることがすでに知られている命題 B に帰着させて証明させる方法。
 (イ)「解析学」の略。

かいせき

かいせき クワイ― [0] 【会席】
(1)寄り合いの席。多く,連歌・俳諧・茶の湯などの席。
(2)「会席料理」の略。

かいせき

かいせき クワイ― [0] 【懐石】
〔禅院で温石(オンジヤク)を懐中して空腹をしのいだことから,一時の空腹しのぎ程度の軽い料理の意〕
茶席で,茶の前に出す簡単な食事。茶懐石。

かいせき

かいせき クワイ― [0] 【怪石】
奇怪な形をした石。「奇岩―」

かいせき

かいせき [0] 【開析】 (名)スル
地表面が,多くの谷で刻まれ,その連続性を失って細分化されること。

かいせき

かいせき【会席】
a place of meeting;a dinner (料理).→英和

かいせき

かいせき【解析】
analysis.→英和
解析幾何 analytical geometry.

かいせきがく

かいせきがく [4] 【解析学】
微分学・積分学から発展した数学の総称。微分方程式論・積分方程式論・複素関数論などがある。

かいせききかがく

かいせききかがく [6] 【解析幾何学】
幾何学的図形を座標上の方程式で表し,主に代数的方法によって図形の性質を研究する幾何学の一分野。一七世紀にデカルトやフェルマーらによって創始された。

かいせきこ

かいせきこ [4][3] 【海跡湖】
砂嘴(サシ)や砂州,沿岸州などが発達して海の一部を閉じこめてできた湖。能取湖(ノトロコ)やサロマ湖などはその例。

かいせきぜん

かいせきぜん クワイ― [4] 【会席膳】
会席料理用の脚のない膳。一尺二寸(約36.4センチメートル)四方。また,それに載せて出された料理。

かいせきぢゃや

かいせきぢゃや クワイ― [4] 【会席茶屋】
会席料理を専門に出す高級な料理店。

かいせきりきがく

かいせきりきがく [6][5] 【解析力学】
一般化された座標と運動量を導入し,一種の変分原理を基礎として展開された古典力学の体系。解析力学の形式は,量子力学に引き継がれその進展に重要な役割を果たした。

かいせきりょうり

かいせきりょうり クワイ―レウ― [5] 【会席料理】
もと,会席{(1)}に出された本膳(ホンゼン)を簡略にした料理。現在では,宴席に出される上等な料理の称。
→本膳

かいせつ

かいせつ クワイ― [0] 【回折】 (名)スル
〔diffraction〕
波動の伝播が障害物で一部さえぎられたとき,障害物の影の部分にも波動が伝播してゆく現象。障害物の大きさと波長が同程度のとき顕著になる。音波・電磁波・光・ X 線のほか,電子線・中性子線などの粒子線でも,その量子力学的な波動性のために回折が起こる。

かいせつ

かいせつ クワイ― [0] 【回雪】
(1)雪が風に舞うこと。
(2)巧みに袖を翻して舞うこと。「―の袖を翻しけれども/盛衰記 1」

かいせつ

かいせつ [0] 【海雪】
⇒マリン-スノー

かいせつ

かいせつ【開設】
establishment (創立);→英和
opening (開催).→英和
〜する open;→英和
start;→英和
establish;→英和
set up.

かいせつ

かいせつ [0] 【解説】 (名)スル
物事の内容・背景・影響などをわかりやすいように説明すること。また,その説明。「世界情勢を―する」「ニュース―」「―者」

かいせつ

かいせつ [0] 【開設】 (名)スル
新しく施設や設備を作り,その運用を開始すること。「支店をロンドンに―する」

かいせつ

かいせつ【回折】
《理》diffraction.

かいせつ

かいせつ【解説】
explanation;exposition;→英和
commentary.→英和
〜する explain;→英和
comment <on> .→英和
‖解説者 a <news> commentator.解説書[手引き]a manual;a guide;a commentary (注釈書).

かいせつこうし

かいせつこうし クワイ―カウ― [5] 【回折格子】
光を回折させてスペクトルを得る装置。平面あるいは凹面上に等間隔に多数の平行な溝を刻んだもの。回折格子を反射あるいは透過した回折光の干渉を利用してスペクトルの波長を求める。

かいせつじま

かいせつじま クワイ― [0] 【回折縞】
回折した光の干渉によってできる明暗の縞。白色光では縞に色がつく。

かいせつは

かいせつは クワイ― [4] 【回折波】
障害物の端から影になる部分へ回り込んで進む波動。

かいせん

かいせん【回線】
《電》a circuit.→英和

かいせん

かいせん【開戦】
an outbreak of war.〜する open war;declare war <on> (宣戦).

かいせん

かいせん【海戦】
a naval battle.日本海々戦 the Battle of the Japan Sea.

かいせん

かいせん【会戦】
a battle;→英和
an engagement.→英和

かいせん

かいせん【改選】
reelection.

かいせん

かいせん 【楷船】
江戸時代,島津氏の支配下に入った琉球国が毎年薩摩藩へ米・砂糖などの貢納物を送るために派遣した官船。ケーシン。

かいせん

かいせん [0] 【開戦】 (名)スル
戦争を始めること。戦闘を開始すること。
⇔終戦
「突如―する」

かいせん

かいせん [0] 【海戦】
海上での戦闘。「日本海―」

かいせん

かいせん [0] 【改選】 (名)スル
議員や役員の任期が終わったのち,新しく選び出すこと。「委員を―する」

かいせん

かいせん クワイ― [0] 【会戦】 (名)スル
大兵力による大きな戦闘。「奉天―」「蘭兵に―する為め出発す/浮城物語(竜渓)」

かいせん

かいせん クワイ― [0] 【回線】
電話・電信などの信号が通る線路。通信衛星など無線による伝送路を含む。「―の故障」

かいせん

かいせん クワイ― [0] 【廻船・回船】
国内沿岸の物資輸送に従事する荷船。主に商船。商品流通の活発化に伴い中世後期以来発達し,江戸時代にはいると江戸・大坂の二大中央市場と諸国を結ぶ全国的な航路に就航して経済発展に寄与した。

かいせん

かいせん クワイ― [0] 【回旋・廻旋】 (名)スル
(1)ぐるぐるまわること。「(羅針盤ノ)針が―すると/竜動鬼談(勤)」
(2)植物の茎が支柱に巻きつきながら伸びていくこと。右巻き(オニドコロなど)と左巻き(アサガオなど)がある。

かいせん

かいせん【疥癬】
the itch;→英和
scabies.→英和

かいせん

かいせん [0] 【界線】
(1)二つの地域の境界線。
(2)投影図で,立面図と平面図の境の線。

かいせん

かいせん [0] 【疥癬】
疥癬虫の寄生によっておこる伝染性皮膚病。かゆみが激しい。指の間・わきの下・陰部など皮膚の柔らかい部分を冒す。皮癬(ヒゼン)。湿瘡(シツソウ)。

かいせんきょ

かいせんきょ [3] 【開船渠】
出入り口が開放され,海水の出入りが自由な構造のドック。
→係船ドック

かいせんきょう

かいせんきょう クワイ―ケウ [0] 【回旋橋】
可動橋の一。中央の橋脚を支点として,橋全体を水平に回転させて船が航行できるようにした橋。旋開橋。

かいせんきょく

かいせんきょく クワイ― [3] 【回旋曲】
ロンド。

かいせんこうかん

かいせんこうかん クワイ―カウクワン [5] 【回線交換】
通信のたびごとに,交換機が送信者と受信者を選択して回線を接続する仕組み。通信の開始から終了まで回線を占有する。

かいせんしきもく

かいせんしきもく クワイ― [6] 【廻船式目】
室町末期,海運業者仲間の慣習法を成文化した日本最古の海商法を明治以降呼ぶ語。当時は「廻船大法」「廻船法度」などと称した。全三一箇条から成るが,他に後世の追加がある。海難救助・船荷の損害賠償など多岐にわたる規定からなり,後世の海商法の範となった。

かいせんじょうき

かいせんじょうき クワイセンゼウキ 【快川紹喜】
(?-1582) 室町末期の臨済宗の僧。美濃の人。武田氏に招かれ,甲斐の恵林寺(エリンジ)に住す。武田勝頼が織田信長に攻められた時,恵林寺にて諸僧とともに火中に没した。
→心頭(シントウ)滅却すれば火もまた涼し

かいせんちゅう

かいせんちゅう [0] 【疥癬虫】
⇒皮癬蜱(ヒゼンダニ)

かいせんとう

かいせんとう クワイ―タフ [0] 【回旋塔】
柱の先端から数本の鉄鎖を下げ,それにつかまり柱のまわりを回転する遊具。

かいせんどんや

かいせんどんや クワイ― [5] 【廻船問屋】
近世,海運業者と荷送り人との間に立って,貨物運送の周旋をした店。廻漕問屋。廻漕店。

かいせんぶん

かいせんぶん クワイ― [3] 【会戦分】
一会戦(三〜四か月の作戦期間)当たりの軍需品の補給・消費に関する単位量。

かいせんらく

かいせんらく 【海仙楽】
雅楽の一。黄鐘(オウシキ)調で船楽として作られた。海青楽(カイセイラク)。

かいせんりょうり

かいせんりょうり [5] 【海鮮料理】
新鮮な魚介類を用いた料理。

かいぜ

かいぜ 【皆是】 (副)
〔「これみな」を音読した語〕
みな。すべて。「これすなはち―我有なり/正法眼蔵」

かいぜいやくしょ

かいぜいやくしょ 【改税約書】
1866年江戸幕府が英・米・仏・蘭と結んだ輸入税に関する協約。安政条約の5〜35パーセントの従価税を廃止し,従価5パーセントを基準とする従量税とするもので,きわめて不利な関税率であった。1894年(明治27)条約改正交渉により廃棄。

かいぜつ

かいぜつ クワイ― [0] 【快絶】 (名・形動)[文]ナリ
この上なくいい気分である・こと(さま)。「アー―…自然の美景に吸込まれさうです/乙女心(思案)」

かいぜん

かいぜん [0] 【介然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)気持ちが堅固であるさま。断固としているさま。
(2)孤立したさま。孤独なさま。「尽未来際まで―たるも/罪と罰(魯庵)」
(3)気にかけるさま。「豈(アニ)懐に―たらざらんや/佳人之奇遇(散士)」

かいぜん

かいぜん クワイ― [0] 【快然】
■一■ (名・形動タリ)
心地よいさま。気がかりのないさま。「其議論雄爽,人をして―たらしむ/文明論之概略(諭吉)」
■二■ (名・形動ナリ)
病気がすっかりよくなるさま。「当今の御脳,日を追つて―ならず/浄瑠璃・菅原」

かいぜん

かいぜん クワイ― [0] 【塊然】 (ト|タル)[文]形動タリ
動かず独りいるさま。「枯野の広きに―として横たはる石の如きもの/金色夜叉(紅葉)」

かいぜん

かいぜん [0] 【戒善】
〔仏〕 持戒によって得る善根。

かいぜん

かいぜん [0] 【階前】
(1)階段の前。
(2)庭先。

かいぜん

かいぜん [0] 【改善】 (名)スル
物事をよい方に改めること。
⇔改悪
「待遇を―する」「―の余地がある」

かいぜん

かいぜん【改善】
improvement;→英和
betterment.→英和
〜する improve;→英和
amend.→英和

かいぜんばんり

かいぜんばんり [5] 【階前万里】
〔唐書(宣帝紀)〕
万里の遠方も階前のように天子の身近にあるということ。地方の政治の実態を天子がよく知っていて欺けないことのたとえ。

かいぜんめいれい

かいぜんめいれい [5] 【改善命令】
監督官庁が所管の事業者などにその事業施設,業務運営などに関して改善を命ずること。

かいそ

かいそ クワイソ 【懐素】
(725頃-785頃) 中国,唐の僧・書家。字(アザナ)は蔵真。草書をよくした。「草書千字文」など。

かいそ

かいそ [1] 【開祖】
(1)初めて宗派を開いた人。宗祖。開山。
(2)初めて寺院を建立し,その初代の長となった人。
(3)初めて一派を開いた人。鼻祖。

かいそ

かいそ [1] 【改組】 (名)スル
組織を改めること。

かいそ

かいそ [1] 【海鼠】
ナマコのこと。

かいそ

かいそ [1] 【海租】
海産物に課する税。「―,農税等の如き尋常の賦税と異なれども/西洋聞見録(文夫)」

かいそ

かいそ クワイ― [1] 【絵素】
〔論語(八佾)「絵事後�素」より〕
絵。絵画。
→絵事(カイジ)

かいそ

かいそ【開祖】
the founder <of a Buddhist temple> ;→英和
an originator (本元).→英和

かいそ

かいそ【改組】
reorganization.〜する reorganize.→英和

かいそう

かいそう【会葬】
attendance at a funeral.→英和
〜する attend[go to]a funeral.‖会葬者 a mourner.

かいそう

かいそう クワイサウ [0] 【回想】 (名)スル
過ぎ去ったことを振り返り,思いをめぐらすこと。「往時を―する」「―にふける」

かいそう

かいそう【回送する】
send on;forward <a letter to a new address> .→英和
回送車 an out-of-service car[train]; <話> a deadhead (car,train,etc.).→英和

かいそう

かいそう クワイサウ [0] 【廻漕・回漕】 (名)スル
船舶で旅客や貨物を運ぶこと。「大阪へ米を―する」
→廻船

かいそう

かいそう クワイサウ [0] 【会葬】 (名)スル
葬儀に参列すること。「―御礼」

かいそう

かいそう [0] 【海草】
(1)アマモ・スガモなど,海岸近くの海底に生える被子植物。
(2)海藻の俗称。

かいそう

かいそ・う 【掻い添ふ】
〔「かきそう」の転〕
■一■ (動ハ四)
添う。寄り添う。「渡殿の口に―・ひて,かくれ立ち給へれば/源氏(空蝉)」
■二■ (動ハ下二)
添える。寄り添わせる。「御ぐし長く美しうて,―・へて臥させ給へり/栄花(花山)」

かいそう

かいそう クワイサウ [0] 【快爽】 (形動)[文]ナリ
さわやかで気持ちよいさま。「精神猶ほ―なり/花柳春話(純一郎)」

かいそう

かいそう【回漕】
shipping;→英和
transportation by sea.回漕業 shipping business.

かいそう

かいそう クワイ― [0] 【快走】 (名)スル
気持ちよく速く走ること。「ヨットで―する」

かいそう

かいそう [0] 【改葬】 (名)スル
一度葬った遺体や遺骨を,他の場所に葬り直すこと。「故郷の墓地に―する」

かいそう

かいそう【回想】
recollection;memory.→英和
〜する recollect;→英和
look back <on> ;recall <a fact> to one's mind.‖回想録 reminiscences;memoirs;recollections.

かいそう

かいそう クワイ― [0] 【潰走】 (名)スル
戦いに負けて秩序なく逃げること。「敵は背嚢(ハイノウ)見せて―し/肉弾(忠温)」

かいそう

かいそう [0] 【階層】
(1)建物の層のかさなり。
(2)データなどの上下に層をなしたかさなり。
(3)社会的地位が大体等しい人々の集団。職業・学歴・財産・年齢・身分・人種など様々な基準やそのかさなったものでつくられる。社会階層。界層。
→ヒエラルヒー

かいそう

かいそう [0] 【海送】 (名)スル
船などで海上を運ぶこと。

かいそう

かいそう【改葬】
reburial.〜する rebury.

かいそう

かいそう [0] 【改装】 (名)スル
外観や内装などを新しく変えること。もようがえ。「店内を―する」

かいそう

かいそう [0] 【海曹】
海上自衛隊の自衛官の階級名。准海尉の下,海士の上。曹長・一等・二等・三等に分かれる。

かいそう

かいそう【快走する】
sail[run]fast.

かいそう

かいそう【潰走する】
retreat in disorder.〜させる put <the enemy> to rout.

かいそう

かいそう [0] 【海藻】
海底に定着して生育し,肉眼で見える緑藻・褐藻・紅藻などの藻類の総称。
⇔淡水藻

かいそう

かいそう【改装する】
remodel;→英和
redecorate;→英和
convert <a thing into> .→英和

かいそう

かいそう クワイ― [0] 【回送・廻送】 (名)スル
(1)郵便物など送られてきたものを,また他へ送ること。「転居先へ手紙を―する」
(2)電車・自動車などを,空車のまま他へ送ること。「―車」「車庫へ―する」

かいそう

かいそう [0] 【界層】
⇒階層(カイソウ)(3)

かいそう

かいそう [0] 【開創】 (名)スル
(1)初めてその寺を開くこと。
(2)事業などを開きはじめること。

かいそう

かいそう【階層】
a class;→英和
a level;→英和
a stratum.→英和

かいそう

かいそう【海草】
seaweeds;marine plants.

かいそうさ

かいそうさ カヒサウサ [3] 【買(い)操作】
⇒買いオペレーション

かいそうどんや

かいそうどんや クワイサウ― [5] 【廻漕問屋】
⇒廻船問屋(カイセンドンヤ)

かいそうばい

かいそうばい [3] 【海藻灰】
褐藻類を蒸し焼きにしてつくった灰。カリウム塩やヨウ化物に富み肥料とする。かつてはヨウ素やカリウム塩の製造原料にした。ヨード灰。ケルプ。

かいそうろく

かいそうろく クワイサウ― [3] 【回想録】
歴史的な出来事について,当時を思い出して書いた記録。回顧録。メモワール。

かいそうディレクトリー

かいそうディレクトリー [6] 【階層―】
効率的にファイルを管理するための仕組みの一。ファイルを階層的に分類して登録できるようにする。階層型ファイル構造。

かいそく

かいそく【会則】
the rules of a society.→英和

かいそく

かいそく クワイ― [0] 【快速】
(1)気持ちがよいほどに速いこと。「―船」
(2)「快速電車」の略。

かいそく

かいそく クワイ― [0] 【会則】
会の規則。

かいそく

かいそく クワイ― [0] 【快足】
(1)走り方が速いこと。足が速いこと。「―を誇る」
(2)心地よく満ち足りること。「その衣裾に触(フレ)し時,吾が心を―慰満せしこと/西国立志編(正直)」

かいそく

かいそく【快速(力)】
high speed.〜で at a high speed <of 60 miles an hour> .〜の high-speed;speedy.→英和
‖快速列車(船) a fast train (boat).

かいそくしゅ

かいそくしゅ [4][3] 【蟹足腫】
⇒ケロイド

かいそくでんしゃ

かいそくでんしゃ クワイ― [5] 【快速電車】
普通電車より停車駅を少なくして速く走る電車。快速。

かいそっきゅう

かいそっきゅう クワイソクキウ [3] 【快速球】
胸のすくような速球。

かいそろえる

かいそろ・える カヒソロヘル [5] 【買い揃える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かひそろ・ふ
いろいろの物を買って,ひと通りそろえる。「スキー用具を―・える」

かいそん

かいそん【海損】
《商》an average.→英和
共同(単独)海損 a general (particular) average.

かいそん

かいそん クワイ― [0] 【塊村】
集村の一形態。住家が不規則に集合してひとかたまりになっている集落。

かいそん

かいそん [0] 【海損】
航海中の事故や海上危険によって船体や積み荷が受ける損害。「―契約書」

かいそん

かいそん [0] 【海村】
海辺の村。漁村。

かいそん

かいそん [0] 【開村】 (名)スル
選手村などを新しくつくること。「―式」

かいぞう

かいぞう [0] 【海象】
セイウチの別名。

かいぞう

かいぞう【改造】
reconstruction;→英和
reorganization (再編).〜する reconstruct;→英和
reorganize.→英和
〜中 be under reconstruction.内閣を〜する reshuffle[reorganize]the Cabinet.

かいぞう

かいぞう クワイザウ [0] 【晦蔵】 (名)スル
(1)自分の才能や知識などを,目立たぬようにかくすこと。韜晦(トウカイ)。
(2)物資・資源などが,埋もれていること。「潜伏,―して未だ世の知る所とならざる富源に至りては/真善美日本人(雪嶺)」

かいぞう

かいぞう [0] 【改造】 (名)スル
物事をつくりなおすこと。改めてつくりかえること。「内閣を―する」「台所の―」

かいぞう

かいぞう カイザウ 【改造】
総合雑誌。1919年(大正8)改造社(山本実彦主幹)が創刊。大正デモクラシーの潮流を背景に進歩主義的ジャーナリズムの代表的存在であった。1955年(昭和30)に廃刊。

かいぞうど

かいぞうど カイザウ― [3] 【解像度】
ディスプレーの表示や印刷などの細かさの程度。ディスプレーでは横方向・縦方向の表示ドット数の積で,プリンターでは1インチあたりに印刷できるドット数で表す。

かいぞうりょく

かいぞうりょく カイザウ― [3] 【解像力】
レンズやフィルムなどの,どの程度細かく画像として再現できるかという能力。
→分解能

かいぞえ

かいぞえ【介添え】
an assistant;→英和
a helper;a bridesmaid (花嫁の);→英和
a best man (花婿の);a second (決闘・拳闘の).→英和
〜する help;→英和
act as second.

かいぞえ

かいぞえ [0] 【介添え】 (名)スル
(1)人に付き添って,その世話をすること。また,その人。「花嫁の―をする」「―役」
(2)嫁入りの時,新婦に付き添っていく年輩の女性。「よめを送れば,―・お乳は帰り帰り/浮世草子・織留 2」

かいぞく

かいぞく [0] 【海賊】
(1)船を操って海上に横行し,商船や沿岸集落を襲って略奪を働く盗賊。
(2)中世,瀬戸内・北九州に本拠をもち,武力を背景に海上活動を行なっていた地方豪族。村上氏・河野氏・小早川氏などが著名。水軍。

かいぞく

かいぞく【海賊】
a pirate;→英和
a sea robber.‖海賊行為 a piracy.海賊船 a pirate ship.海賊版 a pirated edition (本の).

かいぞく

かいぞく クワイ― 【回族】
中国の少数民族の一。イスラム教徒で中国各地に住むが,中国語を話し形質上も漢族と差がない。中華人民共和国成立以前は回民と呼ばれた。回回(フイフイ)。

かいぞくしゅう

かいぞくしゅう [4] 【海賊衆】
中世,水軍に属した将士。船手衆。

かいぞくせん

かいぞくせん [0] 【海賊船】
(1)海賊の乗っている船。
(2)中世,水軍に属する船。

かいぞくたいしょう

かいぞくたいしょう 【海賊大将】
中世の水軍の指揮者。

かいぞくばん

かいぞくばん [0] 【海賊版】
〔pirated edition〕
著作権者の許可を受けないで複製・販売される書籍・テープ・ソフトウエアなど。

かいぞくばん

かいぞくばん [0] 【海賊盤】
海賊版のうち,特にレコード・ CD ・テープ・ビデオなど音楽にかかわるもの。ブートレッグ。

かいぞめ

かいぞめ カヒ― [0] 【買(い)初め】
新年に初めて物を買うこと。[季]新年。《―に吹かれ出でゆく妻子かな/清原枴童》

かいぞん

かいぞん カヒ― [0] 【買(い)損】
値段のわりに物が悪かったり,量が少なかったりして,買って損になること。
⇔買い得

かいた

かいた 【海田】
広島県南西部,安芸(アキ)郡の町。海田市(カイタイチ)は山陽道の宿場町。

かいたい

かいたい [0] 【懈怠】
〔「けたい」とも〕
(1)〔法〕
 (ア)訴訟行為など,一定期間内にしなければならないことを怠ること。「期日の―」「通知の―」
 (イ)民法上,「過失」と同義。
(2)「けたい(懈怠)」に同じ。

かいたい

かいたい [0] 【芥蔕】
(1)ごくわずかなこと。「―も親をおろそかにするかたちあるものは,果して賊子となる/正統記(応神)」
(2)わずかなわだかまり。

かいたい

かいたい [0] 【拐帯】 (名)スル
(1)預けられた金品を持って行方をくらますこと。持ち逃げ。「公金を―する」
(2)誘拐。「身は賊の為に―せられて/花柳春話(純一郎)」

かいたい

かいたい [0] 【改替】
役目などをかえること。また,かわること。「守護職を―せられければ/太平記 36」

かいたい

かいたい [0] 【戒体】
〔仏〕 戒を受けた時に身に備わるという,罪悪を防止する力。

かいたい

かいたい クワイ― [0] 【懐胎】 (名)スル
子をみごもること。妊娠。懐妊。「処女―」「お品は十九の春に―した/土(節)」

かいたい

かいたい【解体する】
dismantle;→英和
take <a watch> to pieces;scrap <a ship> ;→英和
dissect (解剖する).→英和

かいたい

かいたい クワイ― [0] 【壊頽】 (名)スル
整っていたものが,くずれて乱れること。「綱紀が―する」「風俗が―する」

かいたい

かいたい [0] 【海退】
陸地の隆起あるいは海水面の下降によって海底が陸地となり,海岸線が沖の方に移動すること。
⇔海進

かいたい

かいたい [0] 【解体】 (名)スル
(1)組み立てられているものや組織をばらばらにして,全体の形やまとまりをなくすこと。また,そうなること。「財閥の―」「天守を―して修理する」「―工事」
(2)解剖。

かいたいこうほう

かいたいこうほう [5] 【解体工法】
〔demolition method〕
構築物を取り壊す工事の方法。小部分に切断・分解する方法や爆破による方法などがある。

かいたいしんしょ

かいたいしんしょ 【解体新書】
日本最初の本格的な西洋医学の翻訳書。1774年刊。ドイツ人クルムス著の解剖図譜の蘭訳本「ターヘル-アナトミア」を,前野良沢・杉田玄白・中川淳庵ら七名が翻訳・編纂。本文四巻図一巻。

かいたおり

かいたおり 【掻い手折り】
折れ曲がること。特に,道の曲がり角。「辻の―など/十訓 1」

かいたく

かいたく [0] 【開拓】 (名)スル
(1)山野・荒れ地などを切り開いて田畑にすること。開墾。「原野を―する」「―地」
(2)新しい分野や領域,あるいは人の進路や人生・能力などを切り開くこと。「新市場を―する」「新境地を―する」

かいたく

かいたく【開拓】
cultivation (土地の);reclamation <of wasteland> (開墾);exploitation (資源の).〜する open up;bring <land> under cultivation;exploit (開発);→英和
find a new market (販路).‖開拓者 a pioneer.開拓地 reclaimed land.未開拓地 undeveloped land.

かいたくし

かいたくし [3] 【開拓使】
北海道の開拓にあたった明治前期の行政機関。1869年(明治2)創設,82年廃止。

かいたくしかんゆうぶつはらいさげじけん

かいたくしかんゆうぶつはらいさげじけん 【開拓使官有物払い下げ事件】
1881年(明治14),開拓長官黒田清隆が,五代友厚らの関西貿易商会に開拓使官有物を無利息30年年賦で払い下げようとして,世論の反対にあい中止を余儀なくされた事件。

かいたくしゃ

かいたくしゃ [4][3] 【開拓者】
(1)開拓する人。「―魂」
(2)未知の分野を切り開く人。「新文学の―」

かいたす

かいた・す カヒ― [3][0] 【買(い)足す】 (動サ五[四])
すでにあるものをさらに買ってふやす。また,買って不足を補う。「千株―・す」「野菜を―・す」
[可能] かいたせる

かいたたく

かいたた・く カヒ― [4] 【買い叩く】 (動カ五[四])
売り手の不利な状況につけこんで,相場よりずっと安い値段で買う。「足元を見て―・く」
[可能] かいたたける

かいたつ

かいたつ クワイ― [0] 【回達】 (名)スル
書類などを順々に送り届けること。次々に回して知らせること。「両院の普く―すること三回に及て/西洋聞見録(文夫)」

かいたつ

かいたつ [0] 【開達】 (名)スル
知識などが広く行きわたること。「その才識を―すべし/新聞雑誌 11」

かいたつ

かいた・つ カヒ― 【飼ひ立つ】 (動タ下二)
幼い時から養育する。動物などを飼い育てる。「此(カ)く思はぬに―・てたるが哀に思ひければ,撫で養ふ程に/今昔 26」

かいたて

かいたて [1][0] 【櫂立て】
ボートで,敬礼のしるしとしてオールを立てること。

かいたて

かいたて カヒ― 【飼ひ立て】
幼時から養育すること。また,養育された者。子飼い。「去とては旦那殿,旧功なした―を,可愛が定(ジヨウ)か,憎いが定か/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

かいたてる

かいた・てる カヒ― [4] 【買(い)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かひた・つ
盛んに買う。むやみに買い入れる。「投機筋が―・てている」

かいたに

かいたに カヒタニ 【貝谷】
姓氏の一。

かいたにやおこ

かいたにやおこ カヒタニヤホコ 【貝谷八百子】
(1921-1991) 舞踊家。本名,スミ子。福岡県生まれ。数多くの古典バレエを日本に紹介。「マクベス」「獅子‐石橋(シヤツキヨウ)」などの創作バレエを発表。

かいたゆし

かいたゆ・し カヒ― 【腕弛し】 (形ク)
〔「かひなたゆし」の転という。「かいだゆし」とも〕
疲れてだるい。「何せんに人もすさめぬ言の葉を―・きまでかき集めけん/六帖詠草」

かいたん

かいたん クワイ― [0] 【怪誕】
〔「誕」はうその意〕
奇怪なうそ。でたらめ。「―にして信ずるに足らずとせり/自由之理(正直)」

かいたん

かいたん クワイ― [0][1] 【塊炭】
塊状の石炭。直径が大体4センチメートル以上のものをいう。
→粉炭(フンタン)

かいだ

かいだ [1] 【懈惰】
なまけおこたること。懈怠(ケタイ)。「―怠慢」

かいだ

かいだ【快打】
《野》a clean hit;《ゴルフ》a pretty stroke.

かいだ

かいだ クワイ― [1] 【快打】 (名)スル
野球で,胸がすくようなみごとな打撃。また,それをすること。クリーン-ヒット。

かいだい

かいだい [0] 【開題】 (名)スル
(1)〔仏〕 経典の題目の意義を解説し,それによって経典の大意を示すこと。また,それを記した書物。
(2)「解題(カイダイ)」に同じ。

かいだい

かいだい【解題】
explanatory notes.

かいだい

かいだい【改題する】
change the title.→英和

かいだい

かいだい [0] 【解題】 (名)スル
書物や作品の著者・内容・意義・出版年月・体裁などに関する説明。開題。

かいだい

かいだい [0] 【改題】 (名)スル
題名を改めること。また,改めた題名。「旧著を増補・―して出版する」

かいだい

かいだい [0][1] 【海台】
海底地形の一。頂部が比較的平らな台地状の高まり。頂部の広さ100平方キロメートル以上,比高200メートル以上のもの。日本海西部の朝鮮海台など。

かいだい

かいだい [1] 【海内】
〔古代中国人が国の四方を海に囲まれていると考えたことから〕
国の内。国内。天下。「―無双」「―に御威光(ゴイコウ)輝き/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

かいだか

かいだか [0] 【階高】
建物のひとつの階の高さ。ある階の床面からすぐ上の階の床面までの高さをいう。

かいだく

かいだく【快諾する】
give a ready[willing]consent.

かいだく

かいだく クワイ― [0] 【快諾】 (名)スル
頼みを気持ちよく引き受け,承知すること。「総裁就任を―する」

かいだこ

かいだこ カヒ― [3] 【貝蛸】
タコの一種。雌は体長24センチメートルほどで,黒く縁どられた純白の美しい薄い貝殻(アオイガイ)をつくる。雄はきわめて小さく貝殻はなく,昔は雌についた寄生虫と思われた。温・熱帯の海に広く分布。

かいだし

かいだし カヒ― [0] 【買(い)出し】
(1)商店・問屋・市場・産地などへ行って品物を買うこと。
(2)第二次大戦中や戦後の食糧不足の時代に,都会に住む者が食糧を買い求めるために農村に出かけたこと。

かいだし

かいだし【買出し】
shopping (日用品などの);→英和
food hunting (食糧);laying in <of goods> (仕入れ).〜に行く go shopping;go food hunting (食糧).

かいだす

かいだす【掻い出す】
drain off[away];bail out <water from a boat> .

かいだす

かいだ・す [3] 【掻い出す】 (動サ五[四])
〔「かきだす」の転〕
中にたまった不要の水などを汲み出す。「ボートの水を―・す」
[可能] かいだせる

かいだす

かいだ・す カヒ― [3] 【買(い)出す】 (動サ五[四])
(1)買い始める。
(2)買い出しをする。「蜆(シジミ)を―・しては足の及ぶだけ担ぎ廻り/大つごもり(一葉)」

かいだて

かいだて 【垣楯・掻楯】
〔「かきだて」の転〕
(1)垣根のように楯を立て並べること。「御門のはざまに―などして/宇治拾遺 5」
(2)小形の持ち楯(手楯)に対し,大形の楯をいう。普通は厚板二枚を縦に並べて接(ハ)ぎ,表に紋を描き,裏に支柱をつけて地面に立てるようにしてある。
垣楯(2)[図]

かいだて

かいだて カヒ― [0] 【買(い)建て】
(1)株の信用取引や商品の先物取引で,買い約定をすること。
(2)「買い建て玉(ギヨク)」の略。
⇔売り建て

かいだてぎょく

かいだてぎょく カヒ― [4] 【買(い)建て玉】
取引で,買い建てしたまま未決済になっている株や商品。買い建て。買い玉。
⇔売り建て玉

かいだめ

かいだめ カヒ― [0] 【買い溜め】 (名)スル
物が不足したり値段が上がったりするのを見越して,当面の必要以上に買っておくこと。また,その品。「資材を―する」

かいだめ

かいだめ【買溜め】
hoarding.→英和

かいだるい

かいだる・い カヒ― 【腕弛い】 (形)[文]ク かひだる・し
〔「かいなだるい」の転。中世・近世語〕
疲れてだるい。かったるい。「頤(オトガイ)の―・い程詫びれども/浄瑠璃・二つ腹帯」

かいだん

かいだん [0] 【解団】 (名)スル
団体を解散すること。
⇔結団

かいだん

かいだん【会談】
(a) talk;→英和
(a) conversation;→英和
(a) conference (正式の).→英和
〜する have a talk <with> .

かいだん

かいだん クワイ― [0] 【怪談】
化け物や幽霊などに関する恐ろしい不思議な話。「四谷―」

かいだん

かいだん クワイ― [0] 【快談】 (名)スル
愉快に話すこと。話がはずむこと。また,その話。「旧友と―する」

かいだん

かいだん【階段】
<a flight of> stairs;a staircase;→英和
doorsteps (入口の);a step (一段).→英和
〜を上る(降りる) go up (down) the stairs.‖階段教室 a (lecture) theater.

かいだん

かいだん [0] 【戒壇】
僧侶になるための授戒の儀式を行う壇。日本では,754年東大寺に鑑真が臨時に設けたのに始まり翌年東大寺,761年には下野国薬師寺・筑前国観世音寺に常設の戒壇が設けられた。
戒壇[図]

かいだん

かいだん [0] 【階段】
(1)高さの異なる所への上り下りのために作った段々の通路。「螺旋(ラセン)―」
(2)順に一段ずつ進む等級。「出世の―をのぼりつめる」

かいだん

かいだん【怪談】
a ghost story.

かいだん

かいだん クワイ― [0] 【会談】 (名)スル
(公的に)会って話し合うこと。「両国首脳が―する」「日米―」

かいだん

かいだん [0] 【開壇】
密教で,伝法灌頂(デンボウカンジヨウ)を行う壇を開くこと。寺院を創設すること。

かいだんいん

かいだんいん [3] 【戒壇院】
戒壇が設けてある建物。東大寺・延暦寺などにある。

かいだんきょうしつ

かいだんきょうしつ [5] 【階段教室】
後ろへ行くほど床が高くなるように階段状に設置した教室。

かいだんこうさく

かいだんこうさく [5] 【階段耕作】
傾斜した土地を階段状に整地し,田や畑として耕作する方法。段々畑・棚田(タナダ)など。

かいだんし

かいだんし クワイ― [3] 【快男子】
快男児(カイダンジ)。

かいだんしつ

かいだんしつ [3] 【階段室】
〔staircase〕
階段だけが設けられた空間。防火区画内では,構造・仕上げの制限を受ける。

かいだんじ

かいだんじ【快男児】
a jolly good fellow;a nice guy.

かいだんじ

かいだんじ クワイ― [3] 【快男児】
気性のさっぱりした男。男らしい男。好漢。快男子。

かいだんせき

かいだんせき [3] 【戒壇石】
律宗・禅宗などの寺院の前に立てた石標。多く,「不許葷酒入山門(クンシユサンモンニイルヲユルサズ)」の句が刻んである。結界石。

かいだんだんそう

かいだんだんそう [5] 【階段断層】
比較的接近して並走する断層群によって地層が断ち切られ,階段状にずれた状態。また,その地形。

かいだんばなし

かいだんばなし クワイ― [5] 【怪談噺】
人情噺・芝居噺の一。夏の寄席で怪談を演じる時,照明を暗くし,前座に幽霊の扮装をさせて客席に出したり,仕掛けを用いたりして客に恐怖感を与えるもの。初世林屋正蔵が元祖。

かいだんめぐり

かいだんめぐり [5] 【戒壇廻り】
仏堂の内陣の床下の通路を念仏を唱えながら一周すること。長野県善光寺のものが有名。

かいち

かいち [1] 【開知・開智】
知識を開くこと。知識を啓発すること。「おらつちも―とか開化とかの道を聞いて/西洋道中膝栗毛(魯文)」

かいちいせき

かいちいせき [4] 【開地遺跡】
丘陵・台地上につくられた遺跡。洞窟・岩陰遺跡と区別しての用語。

かいちがっこう

かいちがっこう 【開智学校】
擬洋風建築の代表的建造物の一。1873年(明治6)松本に開校した,わが国で最も古い小学の一つで,校舎は76年に建設された。

かいちく

かいちく【改築】
rebuilding.〜する rebuild;→英和
reconstruct.→英和

かいちく

かいちく [0] 【改築】 (名)スル
建物や建造物を全部または一部とりこわして作りかえること。「―して鉄筋にする」

かいちゃ

かいちゃ クワイ― [0][1] 【回茶】
闘茶の別称。一を聞いて十を知ったという顔回の故事にちなむともいう。

かいちゃく

かいちゃく クワイ― [0] 【回着】 (名)スル
回送して到着させること。「其英国へ―せんこと最も切なり/八十日間世界一周(忠之助)」

かいちゃくまい

かいちゃくまい クワイ― [0] 【回着米】
陸上輸送によって市場に運ばれた米。回米。
⇔入津(ニユウシン)米

かいちゅう

かいちゅう クワイ― [0] 【懐中】 (名)スル
(1)ふところやポケットの中。また,そこに入れること。「―をさぐる」「―して来た翻訳物を取出し/浮雲(四迷)」
(2)「懐中物」の略。「人の―を抜くのがスリで/吾輩は猫である(漱石)」

かいちゅう

かいちゅう【海中に】
in(to) the sea.→英和
〜の in the sea;submarine.→英和

かいちゅう

かいちゅう【回虫】
a roundworm.→英和

かいちゅう

かいちゅう [0][3] 【介冑】
よろいとかぶと。また,それを身につけること。甲冑(カツチユウ)。

かいちゅう

かいちゅう【懐中】
one's pocket.‖懐中電灯 <米> a flashlight; <英> a torch.懐中物御用心 <掲示> Beware of Pickpockets.

かいちゅう

かいちゅう クワイ― [0] 【回虫・蛔虫】
袋形動物線虫綱の人体寄生虫の総称。紐(ヒモ)のように細長く,雌は体長20〜40センチメートル,雄は15〜25センチメートルで,淡桃色または黄白色。野菜・果物などに付着した卵が口から腸内に入って幼虫となり,腹腔・横隔膜・胸腔から肺に入り,発育したのち気管・消化管を経て小腸内で成熟する。人体に種々の悪影響を与える。家畜に寄生する種類もある。

かいちゅう

かいちゅう [0] 【海中】
海の中。

かいちゅう

かいちゅう [0] 【改鋳】 (名)スル
鋳(イ)なおすこと。鋳造しなおすこと。「貨幣を―する」

かいちゅうかがみ

かいちゅうかがみ クワイ― [5] 【懐中鏡】
携帯用の小さな鏡。

かいちゅうこうえん

かいちゅうこうえん [5] 【海中公園】
海岸・海中の自然の保護,景観の維持および調査・研究や一般の観賞に資する目的で,国立公園・国定公園の海面内に設けられた自然公園。吉野熊野国立公園内の串本海中公園など。

かいちゅうじるこ

かいちゅうじるこ クワイ― [5] 【懐中汁粉】
ほした餡(アン)を最中(モナカ)の皮で包んだもの。熱湯を注げば即席の汁粉になる。

かいちゅうすずり

かいちゅうすずり クワイ― [5] 【懐中硯】
筆・墨などを一緒に収め,携帯できるようにした小型の硯。

かいちゅうでんとう

かいちゅうでんとう クワイ― [5] 【懐中電灯】
乾電池を電源とする携帯用の小型電灯。

かいちゅうどけい

かいちゅうどけい クワイ― [5] 【懐中時計】
ポケットやふところに入れて携帯する小型の時計。たもと時計。

かいちゅうにっき

かいちゅうにっき クワイ― [5] 【懐中日記】
日記帳形式の小型の手帳。ポケット日記。

かいちゅうもの

かいちゅうもの クワイ― [0] 【懐中物】
財布や時計など,ふところやポケットに入れてあるもの。

かいちゅうりん

かいちゅうりん [3] 【海中林】
海中で,アラメ・カジメ・コンブなど大形の褐藻類が繁茂している所。
→藻場(モバ)

かいちゅうガッパ

かいちゅうガッパ クワイ― [5] 【懐中―】
小さくたたんでふところに入れられるカッパ。

かいちょう

かいちょう [0] 【諧調】
音楽のリズムや絵画の色彩などのよく調和のとれた調子。快い調子。

かいちょう

かいちょう【回腸】
《解》the ileum.→英和

かいちょう

かいちょう【海鳥】
a seabird;a seafowl.

かいちょう

かいちょう【開帳する】
exhibit a Buddhist image;open a game of gambling (賭博).

かいちょう

かいちょう【快調】
an excellent condition.〜である be in the best condition;be in good shape[form].

かいちょう

かいちょう【諧調】
melody;→英和
harmony.→英和

かいちょう

かいちょう クワイテウ [0] 【快調】 (名・形動)[文]ナリ
物事の具合が非常にいい・こと(さま)。「エンジンの調子は―だ」「―なすべり出し」「―に運ぶ」
[派生] ――さ(名)

かいちょう

かいちょう【会長】
the president;→英和
the chairman (議長).→英和

かいちょう

かいちょう [0] 【解嘲】
「かいとう(解嘲)」に同じ。

かいちょう

かいちょう [0] 【階調】
〔gradation〕
写真やテレビ画像の濃淡の調子。

かいちょう

かいちょう [0] 【開帳】 (名)スル
(1)寺社で,特定の日に厨子(ズシ)を開き,秘仏を一般の参拝者に公開すること。開龕(カイガン)。開扉(カイヒ)。啓龕。[季]春。《―の時は今なり南無阿弥陀/虚子》「五年に一度本尊を―する」
(2)隠しておくべきものを,人目にさらすこと。「衆目の前でご―に及んだ」
(3)博打(バクチ)場を開くこと。開張。「賭場を―する」

かいちょう

かいちょう クワイチヤウ [0] 【会長】
(1)会の代表として会の仕事を総括する人。「後援―」
(2)会社で,社長の上の役職。社長を退いた人の名誉職的役職であることも多い。

かいちょう

かいちょう [0] 【戒牒】
〔仏〕 僧尼が戒を受けたことを公式に証明する文書。受戒者の意志の表白の形式をとる。

かいちょう

かいちょう [0] 【開張】
(1)チョウやガなどの左右に開いた前ばねの先端を結ぶ距離。
(2)「開帳{(3)}」に同じ。

かいちょう

かいちょう クワイチヤウ [1] 【回腸】
小腸の一部で,空腸に続き,後方は大腸に接続する部分。

かいちょう

かいちょう クワイチヤウ [0] 【快暢】 (名・形動)[文]ナリ
気持ちよくのびのびとしている・こと(さま)。「どんなに―な脳髄の人でも/文学評論(漱石)」

かいちょう

かいちょう [0] 【開庁】 (名)スル
(1)官庁が事務を開始すること。
(2)新しく官庁をつくること。
⇔閉庁

かいちょう

かいちょう [0] 【海潮】
海の水。うしお。

かいちょう

かいちょう [0] 【海鳥】
海辺や海洋に生息し,魚類などをえさにする鳥。カモメ・ウミネコなど。うみどり。

かいちょう

かいちょう クワイテウ [0] 【怪鳥】
⇒けちょう(怪鳥)

かいちょう

かいちょう [0] 【改丁】
〔「丁」は書籍などの紙数を数える語で,一丁は表裏二ページをいう〕
新たに編か章を起こす時に,丁を改めて奇数ページから組むこと。

かいちょうおん

かいちょうおん カイテウオン 【海潮音】
訳詩集。上田敏訳。1905年(明治38)刊。フランス高踏派・象徴派の作が中心。ブッセ「山のあなた」,ベルレーヌ「落葉」などを収める。

かいちょうおん

かいちょうおん [3] 【海潮音】
(1)海の音。打ち寄せる波の音。
(2)仏や菩薩の説法の声。また,衆僧の読経の声。
(3)書名(別項参照)。

かいちょうせき

かいちょうせき クワイチヤウセキ [3] 【灰長石】
斜長石の一種。カルシウムに富む。無色ないし白色で,ガラス光沢を有す。三斜晶系に属する。火成岩や変成岩に見られる。アノーサイト。

かいちょうば

かいちょうば [0] 【開帳場】
(1)社寺で,開帳を行なっている場所。
(2)歌舞伎で,斜面を構成する大道具。社寺の開帳場で,階段を板でおおって坂にしたものと似るところからいう。
(3)開帳{(1)}を題材にした歌舞伎(開帳物)の大切(オオギリ)。神仏が示現し,その後一座総出の大踊りとなって終わる。

かいちょうふん

かいちょうふん [3] 【海鳥糞】
⇒グアノ

かいちょうもの

かいちょうもの [0] 【開帳物】
浄瑠璃・歌舞伎で,寺社の開帳をあてこんで作られた作品。宝永(1704-1711)頃まで盛行。古浄瑠璃「熊野権現開帳」,歌舞伎「けいせい仏の原」など。

かいちょく

かいちょく [0] 【戒飭】 (名)スル
人をいましめること。注意を与えて,慎ませること。また,自らいましめ慎むこと。「―処分」「上中流の男子を第一に―し/一隅より(晶子)」

かいちょく

かいちょく クワイ― [0] 【回勅】
〔(ラテン) encyclicus〕
ローマ教皇が全世界の司教に発する組織上・信仰上・教義上の問題についての通達。
→教書

かいちん

かいちん [0] 【開陳】 (名)スル
自分の意見や考えなどを述べること。「見解を―する」

かいちん

かいちん [0] 【開枕】
〔「開被安枕(布団を敷き枕を置く意)」から〕
禅宗で,寝具をのべ,寝ること。

かいちん

かいちん【開陳する】
state;→英和
set forth.

かいつう

かいつう クワイ― [0] 【会通】
物が集まることと変化すること。

かいつう

かいつう [0] 【開通】 (名)スル
道路・鉄道などが作られたり,電話線が布設されて,通じること。「トンネルが―する」

かいつう

かいつう【開通する】
be opened to[for]traffic (新設).開通式 the opening ceremony.

かいつうしょうこう

かいつうしょうこう クワイツウシヤウカウ 【華夷通商考】
地理書。西川如見著。二巻。1695年刊。1708年増補本五巻。中国および諸外国の地誌を通商の立場から書いた本。

かいつぎ

かいつぎ カヒ― [0] 【買(い)継ぎ】
生産者と問屋との間の取引を仲介すること。

かいつぎどいや

かいつぎどいや カヒ―ドヒ― [5] 【買継問屋・買次問屋】
近世,江戸・大坂の中央問屋と地方の生産者との間を仲介し,注文商品を集荷・納品する地方問屋。

かいつく

かいつ・く カヒ― 【飼ひ付く】 (動カ下二)
飼い慣らす。「池の鳥を日ごろ―・けて/徒然 162」

かいつく

かいつ・く 【掻い付く】
〔「かきつく」の転〕
■一■ (動カ四)
すがりつく。しがみつく。「猿のやうに―・きてをめくもをかし/枕草子 144」
■二■ (動カ下二)
しっかりとつける。ぬりつける。「紅(ベニ)といふものいとあからかに―・けて/源氏(常夏)」

かいつくろい

かいつくろい 【掻い繕ひ】
介添え役の女房。かしづき。「―ふたり/枕草子 92」

かいつくろう

かいつくろ・う 【掻い繕ふ】 (動ハ四)
〔「かきつくろふ」の転〕
身なりや服装をきちんと整える。「僧衣―・ひて,座の末にまゐれり/読本・雨月(仏法僧)」

かいつけ

かいつけ カヒ― [0] 【飼(い)付け】
釣りで,餌を水中にまいて魚を誘い集めること。

かいつけ

かいつけ カヒ― [0] 【買(い)付け】
(1)いつもよく買っていること。「―の店」
(2)大量に仕入れること。「小麦の―」

かいつけ

かいつけ【買付け】
buying;a purchase.→英和
〜の店 one's favorite store.

かいつけ

かいつけ カヒ―
アワビの異名。[日葡]

かいつけぎょぎょう

かいつけぎょぎょう カヒ―ゲフ [5] 【飼(い)付け漁業】
魚の集まる場所に多量の餌をまき誘い集めてとる漁法。

かいつけどいや

かいつけどいや カヒ―ドヒ― [5] 【買(い)付(け)問屋】
製造業や貿易業を営む業者から委託された商品を定期的に,またまとまった量を買い付ける問屋。

かいつける

かいつ・ける カヒ― [4] 【買(い)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かひつ・く
(1)買いなれる。いつも買っている。「いつも―・けている店」
(2)大量に仕入れる。「カナダから小麦を―・ける」

かいつける

かいつける【買い付ける】
buy;→英和
purchase.→英和

かいつなぎ

かいつなぎ カヒ― [0] 【買い繋ぎ】
株などの持ち主が現物を売る一方,その後の値上がりによる損失を防ぐために信用取引を利用して現物を空買いしておくこと。
⇔売り繋ぎ

かいつぶり

かいつぶり
《鳥》a little grebe.

かいつぶり

かいつぶり [3] 【鸊鷉】
(1)カイツブリ目カイツブリ科の水鳥の総称。世界に二〇種が知られている。
(2){(1)}の一種。体長約25センチメートル。背は灰褐色で腹部は白く,夏羽ではくびが栗色になる。潜水が巧みで,小魚・小エビなどを捕らえる。夏,水草を集め葦の茎などに固定した「鳰(ニオ)の浮き巣」と呼ばれる巣を作る。北海道・本州・九州で繁殖。カイツムリ。ニオ。ムグッチョ。[季]冬。

かいつまむ

かいつま・む [0] 【掻い摘む】 (動マ五[四])
(多く「かいつまんで」の形で)話の内容の要点やあらましをとらえる。「経過を―・んで話す」

かいつまむ

かいつまむ【掻い摘む】
summarize.→英和
掻い摘んで言えば in short[brief];to sum up.

かいつむり

かいつむり [3]
「かいつぶり」の転。

かいづ

かいづ 【海津】
(1)岐阜県南西端,海津郡の町。長良川と揖斐(イビ)川に挟まれ大部分が低地で輪中を形成。水屋が残る。
(2)滋賀県高島郡マキノ町東部の旧村名。琵琶湖北岸に位置し,かつて畿内と北国を結ぶ要港。

かいづか

かいづか カヒヅカ 【貝塚】
大阪府南西部,大阪湾に面する市。願泉寺(貝塚御坊)の寺内町として発達。紡績業が盛ん。

かいづか

かいづか カヒ― [0][1] 【貝塚】
古代人が食べた貝の殻などが堆積(タイセキ)したもの。ヨーロッパでは中石器時代以後,日本では縄文時代から弥生時代中期までのものが見られる。土器・石器・人骨・獣骨などがまじって発掘される。

かいづか

かいづか【貝塚】
a kitchen midden;a shell mound[heap].

かいづか

かいづか カヒヅカ 【貝塚】
姓氏の一。

かいづかいぶき

かいづかいぶき カヒ― [5] 【貝塚伊吹】
イブキの園芸品種。幹は直立して枝は太く,側枝はねじれ,円錐形の樹形をなす。生け垣・庭木などとする。

かいづかしげき

かいづかしげき カヒヅカ― 【貝塚茂樹】
(1904-1987) 中国史学者。東京生まれ。京大卒。小川琢治の次男。京大人文科学研究所で中国古代の甲骨文字や金石文の研究を行う。「京都大学人文科学研究所蔵甲骨文字」三大冊は,世界の学界で反響を呼んだ。

かいづくし

かいづくし カヒ― [3] 【貝尽(く)し】
模様・絵・文などが,種々の貝ばかりを題材として作られていること。

かいづめ

かいづめ カヒ― [1] 【貝爪】
短くて横にひらたい感じのつめ。

かいづめ

かいづめ 【掻い詰め】
物と物との間にすき間を作るため,支えとしてはさみ込む物。「鼬(イタチ)の道切るとがり杭,桝(マス)落しの―/浮世草子・胸算用 1」

かいて

かいて【買い手】
a buyer;→英和
a customer.→英和
〜がある be in demand ‖買手市場 a buyer's market.

かいて

かいて カヒ― [0] 【買(い)手】
買う方の人。買い方。
⇔売り手
「―がつく」

かいてい

かいてい [0] 【海底】
海の底。うなぞこ。

かいてい

かいてい [0] 【改訂】 (名)スル
書物などの内容の一部に手を加えて改めなおすこと。「旧版を―する」「―版」

かいてい

かいてい [0] 【階梯】
〔階段の意〕
(1)物事を学ぶ段階。また,物事の発展の過程。
(2)学問・芸能の手引き。「仏語―」
(3)体操器具の一。斜めに立てかけたはしご。また,それを使って行う体操。

かいてい

かいてい【改訂】
(a) revision.→英和
〜する revise.→英和
‖改訂版 a revised edition.

かいてい

かいてい [0] 【改定】 (名)スル
すでに定められていたものを改めて定めること。「運賃を―する」

かいてい

かいてい【海底】
the bottom of the sea;→英和
the seabed.→英和
‖海底火山(地震,油田) a submarine volcano (earthquake,oil field).海底電信(で) (by) cable.海底電線 a submarine cable.海底トンネル a submarine[an undersea]tunnel.

かいてい

かいてい [0] 【開廷】 (名)スル
裁判をするために法廷を開くこと。
⇔閉廷
「―を宣する」「午前一〇時に―する」

かいてい

かいてい【開廷する】
open[hold]a court.→英和

かいてい

かいてい [0] 【海程】
海上の距離。水程。

かいていかくだいせつ

かいていかくだいせつ [7] 【海底拡大説】
⇒海洋底(カイヨウテイ)拡大説

かいていかざん

かいていかざん [5] 【海底火山】
海底に生じた火山。海面上に現れたものは火山島となる。

かいていこく

かいていこく [3] 【海底谷】
大陸棚または大陸斜面上にある谷。海谷。

かいていさんみゃく

かいていさんみゃく [5] 【海底山脈】
海底にある山脈状の起伏。海嶺(カイレイ)。

かいていじしん

かいていじしん [5] 【海底地震】
海底に震央がある地震。

かいていひかくかじょうやく

かいていひかくかじょうやく 【海底非核化条約】
正称,核兵器及び他の大量破壊兵器の海底における設置の禁止に関する条約。海底での核軍備競争防止を目的とする。1972年発効。

かいていゆでん

かいていゆでん [5] 【海底油田】
大陸棚にある油田。北海・ペルシャ湾沿岸,日本では土崎沖(秋田県)・阿賀沖(新潟県)など。

かいていりつれい

かいていりつれい 【改定律例】
1873年(明治6),先の「新律綱領」を改定して制定した刑法。82年の旧刑法施行まで行われた。

かいていケーブル

かいていケーブル [5] 【海底―】
海底に布設される電力用または通信用ケーブル。海底電線。

かいていトンネル

かいていトンネル [5] 【海底―】
海底を掘り抜き,海を隔てた陸地間を連絡するトンネル。

かいてき

かいてき【快適な】
agreeable;→英和
comfortable;→英和
pleasant.→英和

かいてき

かいてき クワイ― [0] 【快適】 (名・形動)[文]ナリ
心やからだの望むとおりの条件が満たされて,とても気持ちのよい・こと(さま)。「―な生活」
[派生] ――さ(名)

かいてしじょう

かいてしじょう カヒ―ヂヤウ [4] 【買(い)手市場】
供給量が需要量を上回り,売り手よりも買い手の方が優位にある市場。
⇔売り手市場

かいてすじ

かいてすじ カヒ―スヂ [3] 【買(い)手筋】
取引市場で,ある程度市場に影響を与える買い方の集団。
⇔売り手筋

かいてそうば

かいてそうば カヒ―サウ― [4] 【買(い)手相場】
供給・売り物が需要を上まわって,買い手の付け値で取引価格が決まること。
⇔売り手相場

かいてつ

かいてつ [0] 【解撤】 (名)スル
解体し,撤去すること。

かいてん

かいてん【回転】
turning;→英和
(a) revolution;→英和
(a) rotation;(a) spin;→英和
(a) gyration (旋回).〜する turn;→英和
revolve;→英和
rotate;→英和
spin.‖回転いす a swivel chair.《スキー》回転競技 the slalom.回転資金 a revolving fund.回転数 revolutions per minute <r.p.m.> .回転ドア a revolving door.回転木馬 a merry-go-round.

かいてん

かいてん【開店する】
open[start]a store[shop];→英和
set up in business <as a grocer> .

かいてん

かいてん [0] 【開展】 (名)スル
(1)ひらけひろがること。また,くりひろげること。展開。「造化は此処に一幅の妙画譜を―す/日本風景論(重昂)」
(2)進歩発達すること。「品行を高尚にし,心思を―する/西国立志編(正直)」

かいてん

かいてん [0] 【開店】 (名)スル
(1)新しく店を開いて商売を始めること。「支店を―する」
(2)店をあけてその日の商売を始めること。
⇔閉店

かいてん

かいてん クワイ― [0] 【回転・廻転】 (名)スル
(1)ぐるぐる回ること。「歯車が―する」
(2)平面上の図形がその各点の相互の位置関係を変えずに一点を中心として一定の角度だけ回ること。また,空間の図形や物体がその各点の相互の位置関係を変えずに一点または直線のまわりに一定の角度だけ回ること。あるいは,回り続けること。
(3)商品が売れて,投資と資金の回収を繰り返すこと。「資金の―を速くする」「―資金」

かいてん

かいてん クワイ― [0][1] 【回天】
〔天をめぐらす意〕
(1)天下の形勢を一変させること。衰えた勢いをもりかえす意に用いる。「―の事業」
(2)第二次大戦末期,日本が用いた一人乗り特攻潜水艇。爆薬を積み,敵艦に体当たりした。

かいてんあっしゅくき

かいてんあっしゅくき クワイ― [8] 【回転圧縮機】
回転子が回転して気体を圧送する機械。

かいてんいす

かいてんいす クワイ― [3] 【回転椅子】
尻をのせる部分が回転し,向きや高さが変えられる椅子。

かいてんいせい

かいてんいせい クワイ― [5] 【回転異性】
分子内で単結合によって結合している二個の原子に結合している原子や原子団がその単結合を軸として回転するために生じる異性。立体異性の一種。

かいてんうんどう

かいてんうんどう クワイ― [5] 【回転運動】
質点や物体が,中心軸のまわりを回る運動。

かいてんかく

かいてんかく クワイ― [3] 【回転角】
図形や物体をある軸を中心に回転したとき,軸に垂直な平面上で測った回転の角度。

かいてんき

かいてんき クワイ― [3] 【回転機】
電動機・タービンなどのように,軸を中心として回転する機械の総称。往復型機械に対していわれる。

かいてんきゅうぎょう

かいてんきゅうぎょう [0] 【開店休業】
店をあけていても客が来ないため商売にならず,休業しているのと同じであること。

かいてんきょうぎ

かいてんきょうぎ クワイ―キヤウ― [5] 【回転競技】
スキー競技のアルペン種目の一。旗門によって定められた急斜面のコースをターンの連続で滑り降り,そのタイムを競う。スラローム。
→大回転競技
→スーパー大回転

かいてんぎ

かいてんぎ クワイ― [3] 【回転儀】
⇒ジャイロスコープ

かいてんけい

かいてんけい クワイ― [0] 【回転計】
回転運動を測定する計器の総称。回転数を積算測定する回数計と,瞬間の回転速度を測定する回転速度計とに大別される。

かいてんざひょうけい

かいてんざひょうけい クワイ―ザヘウ― [0] 【回転座標系】
慣性系に対し回転する座標系。この座標系で運動を記述する時は,慣性力を導入する必要がある。

かいてんし

かいてんし クワイ― [3] 【回転子】
回転機の回転部分。固定部分に対する。

かいてんしきはつどうき

かいてんしきはつどうき クワイ― [9] 【回転式発動機】
⇒ロータリー-エンジン

かいてんしきん

かいてんしきん クワイ― [5][6] 【回転資金】
事業の運営で,支出・回収の繰り返しで運用される資金。原材料・商品の購入,賃金などに要する資金。運転資金。

かいてんじかい

かいてんじかい クワイ― [5] 【回転磁界】
方向が時間とともに変化し,あたかも一定の磁界が一定の速度で回転しているようにみえる磁界。交流電動機には,交流によって作られる回転磁界を応用しているものが多い。

かいてんじく

かいてんじく クワイ―ヂク [3] 【回転軸】
(1)回転の中心軸となる直線。
(2)機械などの回転部分の軸。車輪のシャフトなど。

かいてんそくどけい

かいてんそくどけい クワイ― [0] 【回転速度計】
回転運動の速度を一定時間の回転数に直して示す計器。通常 rpm(一分間の回転数)を単位とする。タコメーター。

かいてんそくれい

かいてんそくれい クワイテン― 【会典則例】
中国,明・清時代の基本法およびその関係法。会典は行政法を中心とした基本法,則例は清代基本法運用時の事例や補足した関係法を各官庁ごとにまとめたもの。

かいてんたい

かいてんたい クワイ― [0] 【回転体】
平面図形をその平面上の一直線を軸として,そのまわりに一回転してできる立体。球・円柱・円錐など。

かいてんだえんたい

かいてんだえんたい クワイ―ダヱン― [0] 【回転楕円体】
楕円をその長軸または短軸のまわりに一回転してできる立体。
→扁球(ヘンキユウ)

かいてんとびら

かいてんとびら クワイ― [4] 【回転扉】
⇒回転ドア

かいてんはんけい

かいてんはんけい クワイ― [5] 【回転半径】
(1)回転運動をする時の軌道の半径。
(2)ある軸のまわりの剛体の慣性モーメントを,その剛体の質量で割ったものの平方根。
→慣性モーメント

かいてんぶるい

かいてんぶるい クワイ―ブルヒ [5] 【回転篩】
鉱石などのふるい分けに用いる機械。円筒・円錐状の篩を回転させて分粒を行うトロンメル。

かいてんへんこう

かいてんへんこう クワイ―クワウ [5] 【回転偏光】
偏光の一。偏光面が光の進行とともに回転する。光の電場ベクトルの先端が,光の進行方向に垂直の面内で円を描く円偏光と,楕円を描く楕円偏光とがある。
→偏光
→直線偏光

かいてんへんりゅうき

かいてんへんりゅうき クワイ―ヘンリウ― [7] 【回転変流機】
同期電動機と直流発電機を組み合わせ,交流を直流に,また直流を交流に変換する装置。

かいてんほうぶつめん

かいてんほうぶつめん クワイ―ハウブツ― [8] 【回転放物面】
放物線をその軸のまわりに回転した時に生ずる曲面。

かいてんまど

かいてんまど クワイ― [5] 【回転窓】
窓枠の中央に軸金物を取り付け,軸を中心に回転して開閉する窓。水平式と垂直式がある。

かいてんめん

かいてんめん クワイ― [3] 【回転面】
平面曲線をその平面上の一直線を軸として一回転した時に生ずる曲面。回転曲面。球面や円柱の側面など。

かいてんもくば

かいてんもくば クワイ― [5] 【回転木馬】
遊園地などにある遊戯用具の一。大きな円形の盤の周囲に取り付けた木馬が,上下しながら中心軸のまわりを回る。メリー-ゴー-ラウンド。

かいてんよく

かいてんよく クワイ― [3] 【回転翼】
垂直な回転軸に取り付けられたプロペラ状の翼。揚力と推力をつくり出す。

かいてんりつ

かいてんりつ クワイ― [3] 【回転率】
一期間に売上高に対し資産や資本(負債と狭義の資本)などが何回回転したかを示す比率。資産や資本の利用度を示す。例えば一年間の自己資本回転率は,自己資本で年間売上高を除したもの。使用総資本・自己資本・棚卸資産・買入債務などの回転率が用いられる。

かいてんろ

かいてんろ クワイ― [3] 【回転炉】
(1)底部が円形の回転式熱処理炉。鍛造品などの材料の連続加熱に用いられる。
(2)回転により挿入物を攪拌(カクハン)しつつ加熱する円筒形の炉。セメント・アルミナなどの焼成・灼熱・蒸発に用いる。

かいてんトルク

かいてんトルク クワイ― [5] 【回転―】
回転しようとする力。回転体が軸のまわりに受けるモーメント。その大きさは,作用半径と作用した力との積で表される。

かいてんドア

かいてんドア クワイ― [5] 【回転―】
開口部の中央に垂直軸を設け,その周囲に四枚の扉を互いに直角になるように取り付けた,扉を回転させて出入りするドア。回転扉。

かいてんポンプ

かいてんポンプ クワイ― [5] 【回転―】
〔rotary pump〕
高真空を得るために広く用いられる真空ポンプ。円筒の容器の中心で偏心円柱を回転し,一方の口から入った空気を他方の口から送り出す。一個で水銀柱0.1ミリメートル程度の真空が得られる。

かいてんレシーブ

かいてんレシーブ クワイ― [6] 【回転―】
バレー-ボールで,打ち込まれたボールを受けたあと体を前方・後方・側方に回転させて体勢を立て直すレシーブ方法。

かいでん

かいでん [0] 【皆伝】 (名)スル
武道や芸事などで,師からその道の奥義をすべて伝えられること。奥許し。「免許―」

かいでん

かいでん [0] 【開田】
未開の地を開墾して田畑とすること。

かいと

かいと [1] 【垣内】
〔「かきつ」の転〕
土地の区画の呼び名。本来は,将来田畑などに開墾する予定で囲い込んだ土地のこと。現在は,小規模の集落あるいはその中の一区画の家群をさしたり,一区画の屋敷地や一区画の耕地などをさしていう。

かいと

かいと [1] 【開都】
初めて都をつくること。建都。

かいと

かいと 【垣外】
〔「かきと」の転〕
(1)垣の外。町村の囲いの外。[日葡]
(2)乞食。ものもらい。[物類称呼]

かいといや

かいといや カヒトヒヤ 【買ひ問屋】
〔「かいどいや」とも〕
江戸時代,物産買い付けの世話をし,また商人宿も兼ねた問屋。かいどんや。

かいとう

かいとう クワイ― [0] 【快投】 (名)スル
野球で,投手が胸のすくような投球をすること。

かいとう

かいとう 【垣内】
姓氏の一。

かいとう

かいとう クワイタフ [0] 【回答】 (名)スル
質問・要求などに答えること。返答。「問い合わせに―する」

かいとう

かいとう クワイ― [0] 【回頭】
船首の向きを変えること。変針。

かいとう

かいとう クワイタウ [0] 【会党】
中国で,民間における秘密結社。反政府的傾向を示す。清代・民国時代の天地会・三合会・哥老(カロウ)会・青幇(チンパン)などが有名。

かいとう

かいとう クワイ― [0] 【会頭】
(1)会の代表。普通,いくつかの会や団体の連合組織や連合体の長の場合にいう。会長。
(2)儒学・蘭学などの塾で,輪講・会読の責任者。

かいとう

かいとう クワイタウ [0] 【灰陶】
中国,殷代以前に始まる陶質土器。焼成の最終段階で,空気をあまり送らず窯の中を還元状態にするため灰青色を呈する。殷・周代を中心に漢・唐の頃まで日常の容器として広く使われた。
→彩陶
→黒陶

かいとう

かいとう [0] 【戒刀】
(1)僧が三衣の裁断や髪を剃るのに用いる小刀。
(2)修験者などが持つ,魔障を防ぐ刀。

かいとう

かいとう クワイタウ [0] 【怪盗】
正体不明で,手口が巧みな盗賊。「―ルパン」

かいとう

かいとう [0] 【海濤】
海の大きな波。海潮のうねり。

かいとう

かいとう [0] 【械闘】
中国で,利害の対立する集落間または労働者集団の間で行われる武力闘争。械は武器のこと。革命前,華中・華南で多く行われたが,今日でも散発する。

かいとう

かいとう [0] 【開頭】 (名)スル
脳を手術するために頭蓋骨を開けること。「―手術」

かいとう

かいとう [0] 【解党】 (名)スル
政党・党派などを解散すること。
⇔結党

かいとう

かいとう [0] 【解凍】 (名)スル
冷凍したものを解かしてもどすこと。「冷凍食品を―する」

かいとう

かいとう [0] 【解答】 (名)スル
(1)問題を解いて答えを出すこと。また,その答え。「―欄」
(2)難問題に対する解決策。「高齢化社会に対する一つの―」

かいとう

かいとう クワイタウ [0] 【快刀】
よく切れる刀。

かいとう

かいとう【解凍する】
thaw;→英和
defrost.→英和

かいとう

かいとう【会頭】
the president <of a society> .→英和

かいとう

かいとう [0] 【解糖】
(1)ブドウ糖(グルコース)がピルビン酸にまで分解されること。生物界に広く見られる反応過程で,1モルのブドウ糖から正味2モルの ATP がつくられる。解糖系。
→TCA 回路
(2)動物の体内でグリコーゲンやブドウ糖が無酸素的に分解されて乳酸になる過程。急激な筋収縮の際には,主としてこの反応でエネルギーを得る。
→無気呼吸

かいとう

かいとう【回答】
a reply;→英和
an answer.→英和
〜する reply <to> .‖回答者 a respondent;a panelist (クイズ番組の).

かいとう

かいとう【快刀乱麻を断つ】
cut the Gordian knot.

かいとう

かいとう【怪盗】
a mysterious thief.

かいとう

かいとう【解答】
an answer[a solution] <to a problem> .→英和
〜する answer;solve.→英和
‖解答者 a solver.回答用紙 an answer sheet.解答欄 an answer column.

かいとう

かいとう [0] 【解嘲】
〔「とう」は漢音。漢の揚雄の文章の名から〕
人のあざけりに対して弁解すること。かいちょう。

かいとう=乱麻(ランマ)を断(タ)つ

――乱麻(ランマ)を断(タ)つ
よく切れる刀でもつれた麻の糸を断ち切るように,もつれていた物事をあざやかに解決することのたとえ。

かいとうき

かいとうき クワイタフ― [3] 【回答旗】
船舶の旗旒(キリユウ)信号の一。他船からの信号の了解,あるいは信号の終了を表す。赤白交互の縦じまで横長の旗。回答旒。

かいとうげ

かいとうげ [3] 【海藤花】
蛸(タコ)の卵を素干しまたは塩漬けにした食品。兵庫県明石の名産。淡黄色の粒が連なって藤の花のように見える。吸い物にする。

かいとうまつぞう

かいとうまつぞう 【垣内松三】
(1878-1952) 国文学者・国語教育学者。岐阜県生まれ。東大卒。東京高師教授。日本の国語教育に初めて理論的体系を与えた。著「国語の力」「形象論序説」など。

かいとうめん

かいとうめん カイタウ― [3] 【海島綿】
西インド諸島を主産地とする上等の綿花。繊維は細く,長く,クリーム色で絹に似た光沢がある。シーアイランド-コットン。

かいとく

かいとく [0] 【解得】 (名)スル
理解し体得すること。「其の論の理に似て理ならざるを―すれども/経国美談(竜渓)」

かいとくどう

かいとくどう クワイトクダウ 【懐徳堂】
大坂町人出資の庶民教育の漢学塾。1724年,中井甃庵(シユウアン)が中心となって尼崎に創設。朱子学・陽明学を講じて準官学に扱われ,富永仲基・山片蟠桃(バントウ)らを出した。懐徳書院大坂学問所。

かいととのえる

かいととの・える カヒトトノヘル [6] 【買(い)整える・買(い)調える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かひととの・ふ
必要な物を買って使用に備える。「台所用品を―・える」

かいとばん

かいとばん 【垣外番】
江戸時代,町ごとに置いた夜番。また,富豪の家の門番もいう。

かいともし

かいともし 【掻い灯し】
〔「かきともし」の転〕
清涼殿の夜の御殿(オトド)の四すみにつり下げた灯籠にともした油火のあかり。「夜の御殿のをば―とうよなどいふ/徒然 23」

かいとり

かいとり カヒ― [0] 【買(い)取り】
買って自分の物とすること。特に,商品の仕入れで,売れ残っても返品できないもの。「―商品」

かいとる

かいと・る カヒ― [3] 【買(い)取る】 (動ラ五[四])
買って自分のものとする。「借地を―・る」
[可能] かいとれる

かいとる

かいとる【買い取る】
buy.→英和

かいど

かいど クワイ― [1] 【塊土】
かたまった土。土塊。つちくれ。

かいど

かいど クワイ― [1] 【灰土】
灰と土。土灰。

かいどう

かいどう [0] 【街道】
(1)交通上,重要な道路。日光街道・甲州街道など。
→海道
(2)人の歩む道。「出世―」「人生の裏―」

かいどう

かいどう クワイ― [0] 【会同】 (名)スル
会議のために人々が集まること。会合。

かいどう

かいどう【街道】
a highway;→英和
a road.→英和
青梅街道 the Ome Road.

かいどう

かいどう [1][0] 【海棠】
(1)バラ科の落葉低木。中国原産。花木として古く日本に渡来。葉は長楕円形で細鋸歯がある。春,長い柄のある紅色の五弁花を数個ずつ下垂する。果実は球形で黄赤熟する。ハナカイドウ。スイシカイドウ。[季]春。
(2)ミカイドウの別名。

かいどう

かいどう [0] 【海道】
(1)海岸に沿った主要な道。また,その道に沿った地域。
(2)「東海道」の略。
(3)「街道(カイドウ)」に同じ。
(4)海上の航路。海路(カイロ)。船路(フナジ)。「いまだ―万里の波に棹ささず/海道記」

かいどう

かいどう【海棠】
《植》a flowering crab apple.

かいどう

かいどう【会堂】
a church (教会堂);→英和
a chapel (礼拝堂);→英和
a hall (集会場).→英和

かいどう

かいどう [0] 【開堂】
禅宗で新しい住職が着任した時,最初に説法を行う儀式。開堂祝寿。開堂祝聖。

かいどう

かいどう クワイ― [0] 【怪童】
体が大きく,怪力をもった男の子。

かいどう

かいどう クワイダウ [0] 【会堂】
(1)集会のための建物。
(2)キリスト教の教会堂。

かいどう=の雨に濡(ヌ)れたる風情(フゼイ)

――の雨に濡(ヌ)れたる風情(フゼイ)
美人のうちしおれたようすをたとえていう。海棠の雨を帯びたる風情。

かいどう=睡(ネムリ)未(イマ)だ足らず

――睡(ネムリ)未(イマ)だ足らず
〔「唐書(楊貴妃伝)」。玄宗皇帝が楊貴妃を評した言葉〕
眠りが足りず酔いのさめきらない美人のなまめかしさを海棠の花にたとえたもの。

かいどうき

かいどうき カイダウキ 【海道記】
紀行。一巻。作者未詳。1223年に京都・鎌倉間を旅した際の,道中および鎌倉の記録,旅により触発された仏道に関する述懐などを,漢語・対句を多く用いた凝った文体で記す。

かいどうくだり

かいどうくだり [5] 【海道下り】
(1)京都から東海道を通って関東へ行くこと。あずまくだり。
(2){(1)}の道中を叙景する,曲舞(クセマイ)・狂言謡などの中世の謡い物。近世には三味線歌曲・歌舞伎狂言ともなった。

かいどうすじ

かいどうすじ [3] 【海道筋】
海道の道筋。特に,東海道の道筋。

かいどうすじ

かいどうすじ [3] 【街道筋】
街道の道筋。「―の村」

かいどうまる

かいどうまる クワイドウ― 【怪童丸・快童丸】
浄瑠璃・歌舞伎の山姥(ヤマンバ)物に登場する子供の役名。幼時の坂田金時とする。

かいどうゆづけ

かいどうゆづけ 【街道湯漬(け)】
(1)街道の茶屋などで旅人に食べさせた,簡単な湯漬け飯。
(2)ありきたりの,誠意のないもてなし。「―の,義理一遍の御馳走は/洒落本・南閨雑話」

かいどき

かいどき カヒ― [0] 【買(い)時】
買うのに良い時。「今が―」

かいどく

かいどく【解読】
decipherment.→英和
〜する decipher.→英和

かいどく

かいどく【回読する】
read <a book> in turn.回読会 a circulating library.

かいどく

かいどく [0] 【解読】 (名)スル
(1)普通には読めない文字・暗号・文章などを読み解くこと。「碑文を―する」「暗号の―」
(2)〔心〕 一定の規則によって符号化されたものから元の情報に戻すこと。情報伝達の最後の過程。
→符号化

かいどく

かいどく カヒ― [0] 【買(い)得】
値段のわりに物が良かったり,量が多かったりして,買って得になること。
⇔買い損
「お―品」

かいどく

かいどく クワイ― [0] 【回読】 (名)スル
何人かの間で,書物などを順々にまわして読むこと。まわしよみ。

かいどく

かいどく クワイ― [0] 【会読】 (名)スル
数人が一か所に集まって同一の本を読み,研究や討論をすること。

かいどり

かいどり カヒ― [2][1] 【飼(い)鳥】
(野鳥に対して)家で飼っている鳥。

かいどり

かいどり [0] 【掻い取り】
〔「かきとり」の転〕
(1)着物の褄(ツマ)を引き上げること。
(2)「うちかけ(打掛){(1)}」に同じ。

かいどりすがた

かいどりすがた 【掻取姿】
褄(ツマ)をとって裾をからげた姿。「逃ぐる―のうしろ手/徒然 175」

かいどりまえ

かいどりまえ 【掻取前】
着物の褄(ツマ)を取って,裾をからげること。「露分衣―して/浮世草子・一代男 7」

かいどる

かいど・る 【掻い取る】 (動ラ四)
〔「かきとる」の転〕
(1)着物の褄(ツマ)や裾を手でつまんで持ち上げる。「長き裳裾を―・り/仮名草子・東海道名所記」
(2)要約して言う。かいつまむ。「―・つて其道理を申されければ/浮世草子・新可笑記 5」

かいな

かいな (連語)
〔近世語〕
(1)〔終助詞「かい」に終助詞「な」の付いたもの〕
文末に用い,疑問の意をもって確かめる気持ちを表す。…かなあ。…かねえ。「十夜の内にしんだ者は仏になるといひますが,定(ジヨウ)―/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)〔「そうかいな」を略した応答語〕
そうですか。そうかねえ。「『ほつそりすうわり柳腰とさへいふぢやあねえか』『―。こちやまた風負けせいで能(エイ)かと思うた』/滑稽本・浮世風呂 2」

かいな

かいな カヒナ 【腕・肱】
■一■ [1][0] (名)
肩からひじまで。二の腕。あるいは,肩から手首までの間。うで。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)舞の手を数えるのに用いる。「二―三―舞ひ翔つて/盛衰記 3」
(2)円柱状の物の太さを両手にかかえて計るのに用いる。

かいな

かいな
コブナグサの古名。

かいな=を返す

――を返・す
相撲で,相手に上手まわしを取られないように,自分が下手をさしてその腕を上げる。

かいない

かいな・い カヒ― [0] 【甲斐無い】 (形)[文]ク かひな・し
(1)ききめがない。努力してもそれだけの結果が得られない。むだである。「今さら悔やんでも―・いことだ」
(2)それだけの価値がない。「生きていても―・い身だ」
(3)いくじがない。ふがいない。「かく思ふ事は―・き心かなと/御伽草子・三人法師」
(4)(「かいなくなる」の形で)死ぬ。むなしくなる。「―・くなり給はば,なかなかなる事をや思はむ/源氏(手習)」

かいなか

かいなか 【か否か】 (連語)
…であるかそうでないか。「賛成―を問う」
→いな(否)

かいなげ

かいなげ カヒナ― 【腕挙げ】
〔「かいなあげ」の転〕
腕をあげること。「捧げてはおろし,や,おろしては捧げ,や,―をするや/神楽歌」

かいなさし

かいなさし カヒナ― 【腕差し】
神前で歌い舞うこと。「御―法楽しまゐらさせ給ひ候ひなば/義経記 6」

かいなず

かいな・ず 【掻い撫づ】 (動ダ下二)
〔「かきなづ」の転〕
なでる。「この猫がむかひゐたれば,―・でつつ/更級」

かいなで

かいなで [0] 【掻い撫で】 (名・形動)[文]ナリ
〔「かきなで」の転〕
表面にふれた程度で,深くは知らない・こと(さま)。通りいっぺん。「―の知識」「よきにはあらねど,かうやうの―にだにあらましかばと/源氏(末摘花)」

かいなひき

かいなひき カヒナ― [3] 【腕引き】
刀で腕を切って血を流し,互いにすすり合って誓うこと。衆道(シユドウ)や男女の仲で行われた。

かいなひねり

かいなひねり カヒナ― [4] 【腕捻り】
相撲の決まり手の一。相手の腕を両手でとって体を開きながらひねり倒す技。

かいならし

かいならし [0] 【掻い均し】
〔「かきならし」の転〕
「斗掻(トカ)き」に同じ。

かいならす

かいなら・す カヒ― [4] 【飼い馴らす】 (動サ五[四])
(1)(野獣や野鳥を)飼って,人の指示に従うようにしつける。なつくようにする。「鷹を―・す」
(2)(比喩的に)人をうまく扱って,言いなりになるようにする。てなずける。

かいならす

かいならす【飼い馴らす】
domesticate;→英和
tame.→英和

かいなり

かいなり カヒ― [0] 【貝状】
「貝状形(カイナリガタ)」の略。

かいなりがた

かいなりがた カヒ― [0] 【貝状形】
貝のような形。特に,その形をした笄(コウガイ)。

かいなん

かいなん [0] 【海難】
事故などのために,航行中の船舶の船体・人命・積み荷などに生じる危難。

かいなん

かいなん 【海南】
和歌山県北西部,和歌浦湾の湾奥の黒江湾に臨む市。江戸時代から黒江塗の漆器と傘を生産。電力・化学・石油工業が立地。

かいなん

かいなん【海難】
a shipwreck.→英和
〜に会う be shipwrecked.‖海難救助 sea rescue;salvage (船の);lifesaving (人命の).

かいなんがくは

かいなんがくは [5] 【海南学派】
⇒南学(ナンガク)

かいなんきゅうじょ

かいなんきゅうじょ [5] 【海難救助】
海難にあった船舶または積み荷を救助すること。

かいなんしんぱん

かいなんしんぱん [5] 【海難審判】
海難について海難審判庁が訴訟的手続きによって原因を明らかにし,懲戒・勧告などの裁定を下すこと。

かいなんしんぱんちょう

かいなんしんぱんちょう 【海難審判庁】
海難審判を行う国の機関。運輸省の外局で,高等海難審判庁・地方海難審判庁・海難審判理事所から構成される。

かいなんしんぱんほう

かいなんしんぱんほう 【海難審判法】
海難の審判に必要な組織と手続きを定めた法律。海難の原因を明らかにし,その発生防止に資することを目的とする。1947年(昭和22)制定。

かいなんとう

かいなんとう 【海南島】
中国,雷州半島の南方にある島。海南省。1988年広東省から分離。面積3万4千平方キロメートル。ゴム・ヤシなどが栽培され,また鉄鉱石を産する。ハイナン-タオ。

かいなんぷう

かいなんぷう [3] 【海軟風】
「海風(カイフウ)」に同じ。
⇔陸軟風

かいにゅう

かいにゅう【介入】
intervention.〜する intervene <in a dispute> .→英和

かいにゅう

かいにゅう [0] 【介入】 (名)スル
事件や争いなどに割り込むこと。「紛争に―する」

かいにゅうけん

かいにゅうけん [3] 【介入権】
(1)支配人・代理商・取締役など他人の行為を代理または代表する権限を有する者が競業避止義務に違反してなした取引を,その営業主・本人・会社などが自分のためになされたものと一方的にみなす権利。奪取権。
(2)委託を受けた問屋や運送取扱人が,無用の手数と費用を省くために自ら取引の相手方となる権利。

かいにん

かいにん【懐妊】
conception.→英和
⇒妊娠(にんしん).

かいにん

かいにん【解任】
dismissal.→英和
〜する dismiss[release] <a person> from his post.

かいにん

かいにん [0] 【改任】
ある地位や任務に就いている者を去らせて,別の者に交代すること。

かいにん

かいにん [0] 【解任】 (名)スル
任務を解くこと。職務をやめさせること。解職。免職。
⇔任命
「理事を―する」

かいにん

かいにん クワイ― [0] 【懐妊】 (名)スル
子をみごもること。妊娠。懐胎。「御―」

かいにんき

かいにんき カヒ― [3] 【買(い)人気】
買い手が売り手よりも多いこと。人気が買いに向かうこと。強(ツヨ)人気。

かいにんじょう

かいにんじょう [0][3] 【解任状】
特命全権大使・公使を本国に呼び戻す時,本国の元首がその大使または公使を通じて駐在国の元首に提出する解任の旨を記した書状。

かいにんそう

かいにんそう [0] 【海人草・海仁草】
紅藻類イギス目の海藻。珊瑚(サンゴ)礁に生育する。カイニン酸を含み,古くから回虫駆除の民間薬として煎じ薬に使われる。マクリ。カイジンソウ。鷓鴣菜(シヤコザイ)。

かいぬし

かいぬし【飼主】
the keeper[owner].

かいぬし

かいぬし カヒ― [2][0] 【買(い)主】
その品物を買う人。
⇔売り主

かいぬし

かいぬし カヒ― [2][1] 【飼(い)主】
その動物を飼っている人。

かいぬし

かいぬし【買主】
a buyer;→英和
a purchaser.

かいね

かいね カヒ― [0] 【買値】
物を買いとる時の値段。また,商売で,商品などの買い入れ値。
⇔売値

かいね

かいね【買値】
the purchase price.

かいねい

かいねい クワイネイ 【会寧】
朝鮮民主主義人民共和国北東部,中国との国境をなす豆満江中流の東岸に臨む都市。李朝時代,女真および清との交易の中心地。フェーリョン。

かいねこ

かいねこ カヒ― [0][1] 【飼(い)猫】
家で飼っている猫。

かいねり

かいねり 【掻練・皆練】
〔「かきねり」の転〕
(1)砧(キヌタ)で打って柔らかくした絹。また,練り糸で織った絹。紅色のものを指すことが多い。練り絹。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏ともに濃紅の打ったもの。四季通用。

かいねん

かいねん [0] 【改年】
あらたまった年。新年。[日葡]

かいねんきん

かいねんきん [3] 【皆年金】
⇒国民(コクミン)皆年金

かいの

かいの (連語)
〔終助詞「かい」に終助詞「の」の付いたもの。近世語〕
文の末尾に用いられる。
(1)疑って尋ねたり,確かめたりする気持ちを表す。「わしはどうならうとも,聞きたうもない―/浄瑠璃・曾根崎心中」
(2)反語の意を表す。「女房をおがむこと―/浄瑠璃・五十年忌(中)」

かいのう

かいのう [0] 【皆納】 (名)スル
租税などを全部納め終わること。完納。皆済。

かいのう

かいのう 【戒能】
姓氏の一。

かいのうみちたか

かいのうみちたか 【戒能通孝】
(1908-1975) 法学者。長野県生まれ。東大卒。早大・都立大教授などを歴任。入会(イリアイ)権闘争として知られる小繋(コツナギ)事件で農民側弁護士として活躍。著「入会の研究」など。

かいのくち

かいのくち カヒ― [3] 【貝の口】
帯の結び方の一。一端を折り返し,二つ折りにした他端と真結びに結ぶもの。男の角帯や少女の帯を結ぶ。
貝の口[図]

かいのくち

かいのくち 【開の口】
近世以後の大型和船の矢倉の両側に設ける出入り口。軍船は両舷合わせて四か所,荷船では二か所を通例とする。通いの口。
→和船

かいのし

かいのし 【戒の師】
「戒師(カイシ)」に同じ。

かいのたま

かいのたま カヒ― 【貝の珠】
真珠。[日葡]

かいは

かいは クワイ― [1] 【会派】
主義・主張を同じくするものによって作られた派閥や団体。「院内―」「小―」

かいは

かいは クワイ― [1] 【壊破】 (名)スル
こわすこと。また,こわれること。「豊臣氏二たび兵を大阪に起して…此結構を―せんとしたり/日本開化小史(卯吉)」

かいは

かいは [1] 【海波】
海に立つ波。海の波。

かいはい

かいはい [0] 【改廃】 (名)スル
改めることとやめること。改正と廃止。「機構や職掌を―する」

かいはい

かいはい クワイ― [0] 【壊廃】
こわれすたれること。「家屋の―」

かいはい

かいはい クワイ― [0] 【乖背】 (名)スル
そむき反すること。「決して―し睽離(キリ)したいとは願はないやうなものの/浮雲(四迷)」

かいはい

かいはい クワイ― [0] 【壊敗】 (名)スル
こわれやぶれること。「総じて徳義―して/慨世士伝(逍遥)」

かいはい

かいはい【改廃】
change;→英和
reorganization.

かいはく

かいはく クワイ― [0] 【灰白】 (名・形動)
「灰白色」に同じ。「宮守(ヤモリ)は…その―な腹をすりつけてゐる/今年竹(弴)」

かいはく

かいはく [0] 【海舶】
海を航行する船。

かいはく

かいはく クワイハク 【濊貊】
⇒わいばく(濊貊)

かいはくごししんれい

かいはくごししんれい 【海舶互市新例】
⇒正徳新例(シヨウトクシンレイ)

かいはくしつ

かいはくしつ クワイ― [4] 【灰白質】
脊椎動物の,主に神経細胞からなる中枢神経の組織。大脳や小脳では皮質,脊髄では神経繊維の束で構成される白質に囲まれた髄質部。
→白質

かいはくしょく

かいはくしょく クワイ― [3][4] 【灰白色】
白に近い,明るい灰色。

かいはくど

かいはくど クワイ― [4] 【灰白土】
⇒ポドゾル

かいはた

かいはた [0] 【開畑】
原野・山林を開墾し,畑にすること。

かいはつ

かいはつ [0] 【開発】 (名)スル
〔古くは「かいほつ」〕
(1)森林や荒れ地などを切り開いて人間の生活に役立つようにすること。「宅地―」
(2)天然資源を活用して産業を興すこと。「電源―」
(3)潜在している才能などを引き出し伸ばすこと。「能力を―する」
→注入
(4)新しいものを考え出し,実用化すること。「宇宙ロケットの―」

かいはつ

かいはつ【開発】
development;→英和
exploitation (資源).〜する develop;→英和
exploit.→英和
‖開発業者 a developer.開発銀行 a development bank.開発途上国 a developing country.

かいはつ

かいはつ [0] 【解発】
同種の動物の間で,一定の要因が特定の反応や行動を誘発すること。

かいはついん

かいはついん [4] 【解発因】
⇒リリーサー

かいはつえんじょ

かいはつえんじょ [5] 【開発援助】
発展途上国の経済・社会開発に対し先進諸国から資金援助や技術移転を行うこと。政府が行う政府開発援助( ODA )と民間が行うものとがある。

かいはつえんじょいいんかい

かいはつえんじょいいんかい 【開発援助委員会】
⇒ダック(DAC)

かいはつきょういく

かいはつきょういく [5] 【開発教育】
南北問題の理解と解決を目的に,先進国と途上国の双方で生活の改善や人々の自立を進めていくための啓発活動。

かいはつきょうじゅ

かいはつきょうじゅ [5] 【開発教授】
教師と児童の問答を中心にして,児童の自発的活動や学習を重んじる教育方法。ペスタロッチ・フレーベルなどが推進した。

かいはつとじょうこく

かいはつとじょうこく [6] 【開発途上国】
⇒発展途上国(ハツテントジヨウコク)

かいはつどくさい

かいはつどくさい [5] 【開発独裁】
発展途上国で,急速な近代化を達成するため官僚・軍部と結びついた少数指導者による強権的な政治支配体制。

かいはつゆにゅう

かいはつゆにゅう [5] 【開発輸入】
工業国などが資本・技術などを主に発展途上国に供与して一次産品を開発し,安定した輸入を図ること。

かいはつりえき

かいはつりえき [5] 【開発利益】
土地の開発による地価の上昇によって得られる利益。社会資本整備の財源確保,社会的公平の確保のために開発利益の還元が必要とされる。

かいはつりょうしゅ

かいはつりょうしゅ [5] 【開発領主】
平安中期以降,未開の山野荒野を開墾してその所有者となり,代々子孫に伝領した地方有力者。権門寺社・武門棟梁への寄進によって領主支配権を確保した。根本(コンポン)領主。かいほつりょうしゅ。

かいはなし

かいはなし カヒ― [0] 【飼(い)放し】
(1)家畜などを放し飼いにすること。
(2)近世,正月二日早朝に大坂新町の遊女屋が自家に抱えている遊女などを外へ遊びに出してやったこと。おいはなし。

かいはなつ

かいはな・つ 【掻い放つ】 (動タ四)
開く。あけ放つ。「わたり給ふかたの戸を,右近―・てば/源氏(玉鬘)」

かいはん

かいはん [0] 【改版】 (名)スル
出版物の内容を改め,版を新たにして出版すること。また,その出版物。

かいはん

かいはん [0] 【開帆】 (名)スル
帆を揚げて船を出すこと。出帆。

かいはん

かいはん [0] 【開板・開版】 (名)スル
(特に木版本の)出版。板卸(イタオロシ)。「政府の勧農局にて―せし書中に/新聞雑誌 1」

かいはん

かいはん [0] 【解版】 (名)スル
印刷の済んだ活字組版を解いてばらばらにすること。

かいはん

かいはん【改版する】
revise <an old edition> ;→英和
issue a revised edition.

かいはん

かいはん [0] 【解帆】
(1)帆船で,帆を張るために,しばってあった帆を解くこと。
(2)「開帆(カイハン)」に同じ。

かいば

かいば カヒ― [0] 【飼(い)葉】
牛馬のえさとして与える草や藁(ワラ)・穀類など。まぐさ。

かいば

かいば [1] 【海馬】
(1)〔seahorse〕

 (ア)セイウチの別名。
 (イ)タツノオトシゴの別名。
(2)〔hippocampus〕
大脳の古皮質に属する部位で,欲求・本能・自律神経などのはたらきとその制御を行う。

かいば

かいば カヒ― [0] 【買(い)場】
商品などを買うのに良い時。買い時。
⇔売り場

かいば

かいば【飼葉】
fodder;→英和
forage.→英和
馬に〜をやる feed a horse with fodder.‖飼葉桶 a manger;a trough.

かいばい

かいばい カヒバヒ [1] 【貝灰】
牡蠣(カキ)・蛤(ハマグリ)・姥貝(ウバガイ)などの貝殻を焼き,消和して得る消石灰。漆喰(シツクイ)の材料。

かいばおけ

かいばおけ カヒ―ヲケ [4] 【飼(い)葉桶】
飼い葉を入れるおけ。まぐさおけ。うまぶね。

かいばしら

かいばしら【貝柱】
a (shell) ligament.

かいばしら

かいばしら カヒ― [3] 【貝柱】
(1)二枚貝の両方の貝殻をつなぎ,閉じさせる筋肉。閉殻筋。肉柱。
(2)ホタテガイ・イタヤガイなどの肉柱を加工した食品。はしら。

かいばつ

かいばつ [0] 【海抜】
一定の海面を基準として表した,山や陸地などの高さ。日本では,東京湾の平均海面を海抜 0 メートルとする。標高。

かいばつ

かいばつ [0] 【皆伐】 (名)スル
林業で,森林などの樹木を全部または大部分伐採すること。
→択伐(タクバツ)
→傘伐(サンバツ)

かいばつ

かいばつ【海抜】
<3,000 meters> above the sea[above sea level].→英和

かいばと

かいばと カヒ― [0][1] 【飼い鳩】
飼育している鳩。

かいばむ

かいば・む (動マ四)
〔「かいまむ」の転〕
かいま見る。「物の狭間より―・ませ奉らばや/栄花(浅緑)」

かいばら

かいばら カヒバラ 【貝原】
姓氏の一。

かいばらえきけん

かいばらえきけん カヒバラ― 【貝原益軒】
(1630-1714) 江戸前期の儒学者・本草家・教育思想家。筑前生まれ。名は篤信。初め損軒と号した。福岡藩儒。朱陸兼学から朱子学に帰し,本草などにも目を向け,博物学的実証主義に立って窮理の道を重視。著「大疑録」「大和本草」,医書の「養生訓」,子女の教育を説いた「和俗童子訓」など多数。

かいひ

かいひ [1] 【開披】 (名)スル
封書を開いて見ること。

かいひ

かいひ クワイ― [0] 【会費】
会の開催や運営のために,出席者や会員が払う金。

かいひ

かいひ クワイ― [1] 【回避】 (名)スル
(1)物事をさけること。危険や面倒を避けること。「責任を―する」
(2)訴訟事件で,裁判官または裁判所書記官が自分に除斥または忌避の原因があると考えた場合に,自発的に裁判の担当から退くこと。

かいひ

かいひ【会費】
a (membership) fee.〜を徴収する(納める) collect (pay) dues.

かいひ

かいひ [1][0] 【開扉】 (名)スル
(1)とびらをあけること。
(2)「開帳{(1)}」に同じ。

かいひ

かいひ【回避】
evasion;→英和
avoidance.→英和
〜する evade;→英和
avoid;→英和
shun.→英和
責任を〜する shirk one's responsibility.

かいひ

かいひ [1] 【海彼】
海のかなた。海外。外国。

かいひかえる

かいひかえる【買い控える】
keep from buying.

かいひがくしゅう

かいひがくしゅう クワイ―シフ [4] 【回避学習】
有害刺激に先行する信号刺激に対して適切な反応をすることによって,有害刺激を回避することができるようになること。ガス漏れ警報機が鳴ったら火の使用をやめて事故を未然に防ぐなど。
→逃避学習

かいひざ

かいひざ 【掻い膝】
片ひざを立て,それを手で抱くようにしてすわること。人前では失礼なこととされた。「―とかいふさまにて/栄花(見はてぬ夢)」

かいひそむ

かいひそ・む 【掻い潜む】
■一■ (動マ下二)
身をひそめて表立たないようにする。隠す。「いたく―・めて,かたみに心づかひしたり/源氏(玉鬘)」
■二■ (動マ四)
ひっそりと静かにする。隠れる。「―・みて群がりゐつつ/増鏡(三神山)」

かいひょう

かいひょう【開票する】
open the ballots;count the votes.‖開票結果 election returns.開票所(立会人) a ballotcounting place (witness).

かいひょう

かいひょう [0] 【界標】
土地や水面の境界を示すしるし。

かいひょう

かいひょう [0] 【解氷】
春,川や海などにはりつめていた氷がとけること。また,とけて塊となった氷。[季]春。
⇔結氷

かいひょう

かいひょう [0] 【海氷】
海水が氷結してできた氷。広義には,陸地で生じた氷河氷や,氷床の末端が分離してできた氷山が海に浮かんでいるものをも含めていう。

かいひょう

かいひょう【解氷】
thawing.〜する thaw.→英和
解氷期 the thawing season.

かいひょう

かいひょう [0] 【海豹】
アザラシの別名。

かいひょう

かいひょう [0] 【開票】 (名)スル
投票箱を開いて投票の結果を調べること。「即日―する」

かいひょうせっちけん

かいひょうせっちけん [7] 【界標設置権】
土地所有者が,隣地の所有者に対し,共同の費用で境界を標示する物を設けることを請求できる権利。

かいひょうとう

かいひょうとう カイヘウタウ 【海豹島】
サハリンの東方,オホーツク海にある小島。オットセイの繁殖地として著名。ロシア連邦領。チュレニー島。

かいひん

かいひん【海浜】
the beach.→英和
⇒海岸.

かいひん

かいひん [0] 【海浜】
海べ。浜べ。

かいひんしょくぶつ

かいひんしょくぶつ [6] 【海浜植物】
海浜に生育する植物。耐塩性・耐乾性が強い。葉は多肉質の場合が多く,根や地下茎を砂中に深くのばす。ハマボウフウ・ハマヒルガオなど。海岸植物。

かいび

かいび クワイ― [1] 【快美】 (名・形動)[文]ナリ
快く美しいこと。また,非常に快いこと。また,そのさま。「―な感覚」

かいびかえ

かいびかえ カヒビカヘ [0] 【買(い)控え】 (名)スル
買い手が買うことや買う量を控えること。

かいびかえる

かいびか・える カヒビカヘル [0] 【買(い)控える】 (動ア下一)
買うのを控える。買い控えする。「値下がりするまで―・える」

かいびゃく

かいびゃく【開闢(以来)】
(since) the beginning of the world.→英和

かいびゃく

かいびゃく [0] 【開闢】 (名)スル
〔古くは「かいひゃく」とも〕
(1)天地のはじまり。世の中のはじまり。「―以来の最大珍事」
(2)信仰の地として山を開くこと。「何ぞこの山を,惜しみ申すべき,はや―し給へ/謡曲・白髭」

かいびゃく

かいびゃく 【開白】
(1)仏事の初めに法会(ホウエ)の趣旨などを仏に向かって申し述べること。啓白(ケイビヤク)。表白(ヒヨウビヤク)。「因りて―し供養すること已に訖はりき/霊異記(下)」
(2)法会の初日。
⇔結願(ケチガン)
「五月二十四日は―なり/盛衰記 3」

かいびょう

かいびょう クワイベウ [0] 【怪猫】
化け猫(ネコ)。

かいびょう

かいびょう [0] 【海錨】
⇒シー-アンカー

かいびょう

かいびょう [1] 【介病】
病人を介抱すること。「いろ��―尽くせども効なく/浄瑠璃・伊賀越道中双六」

かいびょうぶ

かいびょうぶ カヒビヤウブ [3] 【貝屏風】
金紙に貝細工で種々の模様をつけたおもちゃの小屏風。

かいふ

かいふ [1] 【海夫】
海人(アマ)。漁夫。[日葡]

かいふ

かいふ [0][1] 【海釜】
潮流の浸食によって海底が削られてできる窪地(クボチ)。

かいふ

かいふ クワイ― [1][0] 【回付・廻附】 (名)スル
書類などをまわすこと。送り届けること。「稟議書(リンギシヨ)を―する」

かいふ

かいふ [1] 【開府】
(1)役所を設け属官を置くこと。中国漢代,三公(大司徒・大司馬・大司空)に許され,漢末より将軍にも許された。
(2)幕府を開くこと。特に,江戸幕府が置かれたこと。開幕。「―以来三百年」
(3)中国で,巡撫・総督などの敬称。

かいふ

かいふ【回付する】
send;→英和
forward.→英和

かいふう

かいふう クワイ― 【回風・廻風】
つむじ風。旋風。[日葡]

かいふう

かいふう [0] 【海風】
(1)海上を吹く風。
(2)昼間,海から陸へ向かって吹く風。海軟風。うみかぜ。
⇔陸風

かいふう

かいふう【開封する】
open <a letter> .→英和

かいふう

かいふう【海風】
a sea breeze[wind].

かいふう

かいふう [0] 【開封】 (名)スル
(1)手紙などの封を開くこと。
(2)封筒の一部を切り取って中が見えるようにした郵便物。ひらきふう。第三種および第四種郵便物は必ず開封にしなければならない。

かいふうそう

かいふうそう クワイフウサウ 【懐風藻】
漢詩集。一巻。撰者未詳。751年成立。近江朝から奈良朝の間の詩約一二〇編を収める。中国詩の影響を大きく受け,個性的表現にまでは至っていないが,現存最古の漢詩集として貴重。

かいふき

かいふき カヒ― [3][4][0] 【貝吹き】
戦陣などで,法螺(ホラ)貝を吹いて号令や合図をすること。また,その役目の人。

かいふぎどうさんし

かいふぎどうさんし 【開府儀同三司】
(1)中国で,三公以外で開府を許された者。
(2)准大臣の別名。
(3)従一位の唐名。

かいふく

かいふく クワイ― [0] 【快復】 (名)スル
病気がなおること。「病気が―する」

かいふく

かいふく【回[快]復】
recovery;restoration.→英和
〜する recover <from illness> ;→英和
be[get]well.〜の convalescent.→英和
‖回復期 a convalescent stage (病気の).回復室 a recovery room.

かいふく

かいふく クワイ― [0] 【回復・恢復】 (名)スル
(1)一度悪い状態になったものが,元の状態になること。「天候が―する」「景気が―する」
(2)一度失ったものを取り戻すこと。「権利を―する」「名誉を―する」

かいふく

かいふく [0] 【開腹】 (名)スル
腹腔内の器官を手術するために腹部を切り開くこと。「―手術」

かいふくき

かいふくき クワイ― [4] 【回復期】
(1)病気が治癒に向かっている時期。
(2)景気などが劣悪な状態を脱して平常に戻るまでの期間。

かいふくしゅじゅつ

かいふくしゅじゅつ【開腹手術】
<perform,undergo> laparotomy.

かいふくとうき

かいふくとうき クワイ― [5] 【回復登記】
火災などによる登記簿の滅失や,不適法な抹消によりいったん滅失した登記を回復するための登記。

かいぶ

かいぶ [1] 【海賦・海部】
有職文様の一。海辺の洲に松・千鳥・波などをあしらったもの。大海(オオウミ)。

かいぶ

かいぶ クワイ― [1] 【回部】
⇒回疆(カイキヨウ)

かいぶし

かいぶし [0][2] 【蚊燻し】
かやり。

かいぶつ

かいぶつ クワイ― [0] 【怪物】
(1)得体の知れない不気味な生き物。ばけもの。
(2)理解しがたいほどの不思議な力をもっている人や物。また,とび抜けた実力や強い影響力・支配力をもつ人物。「コンピューターという現代の―」「政界の―」

かいぶつ

かいぶつ【怪物】
a monster;→英和
a monstrous fellow (人).

かいぶつせいむ

かいぶつせいむ [5] 【開物成務】
〔易経(繋辞上)「夫易開�物成�務」より。「物」は人,「務」は事業の意〕
(1)易の本質をいう語。人をして卜筮(ボクゼイ)によって吉凶を知らしめ,それによって事業を成就させること。
(2)人知を開発し,人のなそうとするところをなしとげること。開成。

かいぶん

かいぶん クワイ― [0] 【怪聞】
変なうわさ。「―が乱れとぶ」

かいぶん

かいぶん【回文】
a palindrome.→英和

かいぶん

かいぶん クワイ― [0] 【回文・廻文】
(1)「回状{(1)}」に同じ。かいもん。「―を以つて,東八箇国をふれまはるに/太平記 31」
(2)上から読んでも下から読んでも同文・同文句になるように書かれた文。また,回文歌・回文狂歌・回文俳諧など。例「をしめどもついにいつもとゆくはるはくゆともついにいつもとめじを」「竹屋が焼けた」の類。まわしぶみ。

かいぶん

かいぶん クワイ― [1] 【灰分】
(1)石炭や木炭などが燃えつきたあとに残る不燃性の鉱物質。はい。
(2)栄養学で,食物中に含まれる無機物,すなわち鉱物質。ミネラル。また,それの全量に対する割合。

かいぶんいん

かいぶんいん クワイ― [3] 【回文印】
印章の文字配置法の一。単姓双名の場合,左回りとするなど。
回文印[図]

かいぶんか

かいぶんか クワイ― [3] 【回文歌】
回文{(2)}になっている和歌。

かいぶんしょ

かいぶんしょ【怪文書】
a mysterious document.

かいぶんしょ

かいぶんしょ クワイ― [3] 【怪文書】
中傷的・暴露的な内容で,出所・筆者不明の文書。

かいぶんるい

かいぶんるい カヰ― [3] 【下位分類】
一定の基準で分類したそれぞれを,さらに細かい基準で分類すること。

かいへい

かいへい【開閉する】
open and shut.‖開閉器 a switch.開閉橋 a drawbridge.

かいへい

かいへい [0] 【開閉】 (名)スル
あけることとしめること。あけたて。

かいへい

かいへい【開平】
《数》evolution.→英和
〜する extract the square root <of> .

かいへい

かいへい [0] 【皆兵】
全国民が兵役に服する義務をもつこと。「国民―」

かいへい

かいへい【海兵】
a marine.→英和
海兵隊 <米> the Marine Corps; <英> the Royal Marines.

かいへい

かいへい【国民皆兵制度】
the universal conscription system.

かいへい

かいへい [0] 【開平】 (名)スル
〔数〕 ある数や代数式の平方根を求めること。平方にひらくこと。
→平方根

かいへい

かいへい [0] 【海兵】
(1)海軍の兵。旧日本海軍の下士官・兵。
(2)「海軍兵学校」の略。

かいへいき

かいへいき [3] 【開閉機】
鉄道で,列車の通過時に人や車が踏切内にはいらないようにさえぎる装置。遮断機。

かいへいき

かいへいき [3] 【開閉器】
電気回路・電気装置などを切ったりつないだりする装置。スイッチ。

かいへいたい

かいへいたい [0] 【海兵隊】
〔Marine Corps〕
アメリカ海軍の独立部隊で,上陸作戦・空挺降下などを任務とする部隊。

かいへいだん

かいへいだん [3] 【海兵団】
旧日本海軍において,各鎮守府におかれた陸上部隊。軍港の防衛や海軍下士官・兵の補欠員を収容し,教育訓練に当たった。

かいへき

かいへき [0] 【海壁】
波よけのため海岸に築く石垣など。

かいへき

かいへき [0] 【界壁】
仕切りの壁。隔壁。

かいへん

かいへん [0] 【改編】 (名)スル
一度編成・編集したものを改めて編成・編集し直すこと。「組織を―する」「旧著の―」

かいへん

かいへん【改編】
reorganization.

かいへん

かいへん クワイ― [0] 【壊変】
⇒崩壊(ホウカイ)(2)

かいへん

かいへん [0] 【海辺】
海のそば。海のほとり。うみべ。

かいへん

かいへん [0] 【改変】 (名)スル
物事を改めて,もとと違った形にすること。変更。変改。「記載内容を―する」

かいへん

かいへん【改変】
change;→英和
innovation.→英和

かいへん

かいへん カヒ― [0] 【貝偏】
漢字の偏の一。「財」「賊」「賦」などの「貝」の部分。貨幣・財産に関する文字を作る。大貝(オオガイ)に対して小貝(コガイ)ともいう。

かいべん

かいべん クワイ― [0] 【快便】
気持ちよい便通。「快食―」

かいべん

かいべん クワイ― [0] 【快弁】
よどみがなくて,巧みな話しぶり。弁舌さわやかであること。「―を振るう」

かいほ

かいほ [1] 【改補】
改め補うこと。改訂増補。「―版」

かいほ

かいほ 【海保】
姓氏の一。

かいほ

かいほ [1] 【介補】
たすけること。補助。

かいほう

かいほう クワイハウ [0] 【快方】
病気や傷がよくなってくること。「病状が―に向かう」

かいほう

かいほう【介抱】
nursing;→英和
care.→英和
〜する nurse;→英和
tend;→英和
care for.寝ずに〜する sit up with <a patient> .

かいほう

かいほう【会報】
a report;→英和
a bulletin.→英和

かいほう

かいほう【快方に向かう】
improve;→英和
get better.

かいほう

かいほう 【海北】
姓氏の一。

かいほう

かいほう【解放】
emancipation;liberation.→英和
〜する release <a person from> ;→英和
emancipate;→英和
set <a prisoner> free;liberate.→英和
‖解放戦争(運動,軍) a liberation war (campaign,army).

かいほう

かいほう【解法】
a key to solution.

かいほう

かいほう クワイハウ [0] 【懐抱】 (名)スル
(1)抱きかかえること。多く男女が抱き合うことをいう。抱擁。「あはれ,美しき海原よ。汝は我を―し我をゆり動かして/即興詩人(鴎外)」
(2)常に胸中にいだく思い。心に思うこと。「貧民個々の希望を―し/日本風景論(重昂)」
(3)ふところ。「同じく父母の―を出て浮沈を共にし/太平記 30」

かいほう

かいほう【海法】
the marine[maritime]law.

かいほう

かいほう【開放】
opening;→英和
free admittance (出入自由).〜する open;→英和
throw open <a place> to the public.→英和
〜的 openhearted.

かいほう

かいほう 【開封】
中国,河南省北部の都市。黄河中流の南岸に位置する。戦国時代の魏(ギ)以来,数々の王朝の都が置かれた古都で,史跡が多い。古称,大梁(タイリヨウ)・東京(トウケイ)・汴京(ベンケイ),汴梁(ベンリヨウ)。カイフォン。

かいほう

かいほう クワイ― [0] 【壊崩・潰崩】 (名)スル
建物や組織などがくずれこわれること。崩壊。「陣形全く―して/此一戦(広徳)」

かいほう

かいほう クワイ― [0] 【快報】
よいしらせ。吉報。

かいほう

かいほう カイハウ 【解放】
総合雑誌。1919年(大正8)創刊,23年廃刊。大正デモクラシー思潮の中で生まれた社会主義的傾向の雑誌。25年山崎今朝弥により再刊。

かいほう

かいほう [1] 【介抱】 (名)スル
(1)病人やけが人の世話をすること。看護。「病人を―する」
(2)保護すること。後見として面倒をみること。「誠の親より大切に―ありし甲斐もなく/浄瑠璃・二つ腹帯」

かいほう

かいほう クワイ― [0] 【回報・廻報】
(1)人々の間を次々とまわして読ませる文書。回状。回章。
(2)手紙の返事。返信。

かいほう

かいほう クワイ― [0] 【会報】
(1)会に関することを会員や外部の人に報告する文書や雑誌。
(2)軍隊で,上官の命令を,下の兵に伝えるための会合。

かいほう

かいほう [0] 【戒法】
〔仏〕 戒の精神や戒に即した行為に対し,戒の法,規定そのもののこと。

かいほう

かいほう [0] 【改封】
諸大名の領地をかえること。国替(クニガエ)。

かいほう

かいほう [0] 【海堡】
海上に築いた要塞。

かいほう

かいほう [0] 【開放】 (名)スル
(1)窓や戸などをあけはなつこと。
⇔閉鎖
「扉の―厳禁」
(2)禁止したり制限したりせずに,だれでも自由に出入りするのを許すこと。「校庭を―する」「門戸―」

かいほう

かいほう [0] 【解法】
問題を解く方法。ときかた。

かいほう

かいほう [0] 【開法】
〔数〕 累乗根を求める計算法。開平法・開立法など。

かいほう

かいほう [0] 【解放】 (名)スル
からだや心の束縛や制限を取り除いて自由にすること。「子育てから―される」「奴隷―」

かいほうかん

かいほうかん [3] 【解放感】
束縛を解かれてほっとした感じ。「―に浸る」

かいほうぎょう

かいほうぎょう クワイホウギヤウ [3] 【回峰行】
〔仏〕 比叡山で行われる天台宗の修験道の修行。九世紀の相応和尚に始まる。彼の住んだ無動寺を起点とし,一日山中を歩き巡る。順次その距離を増して,千日目に京都御所に及んで終了する。完了した行者は土足で宮中にはいり,天皇の加持を行うことができた。現在でも行う行者がある。回峰。千日回峰行。

かいほうく

かいほうく [3] 【解放区】
(1)革命勢力が,中央権力の支配を排除して革命の根拠地として支配した一国内の小地域。
(2)中国革命の過程で共産党政権が統治した地区。1927年国共分裂後,農村にソビエト区を建設,第二次国共合作期(1937-1945)に辺区と改称,解放区とも呼んだ。

かいほうけい

かいほうけい [0] 【開放系】
外界とエネルギーおよび物質の交換をする系。生体はその例。開いた系。
⇔閉鎖系

かいほうけいざい

かいほうけいざい [5] 【開放経済】
(1)一国の経済を,外国との貿易や資本移動を考慮に入れてとらえたもの。
⇔封鎖経済
(2)外国との貿易や資本移動を自由・無差別に行うことを原則とする経済体制。

かいほうけっかんけい

かいほうけっかんけい [0] 【開放血管系】
⇒開放循環系(カイホウジユンカンケイ)

かいほうげん

かいほうげん [3] 【開放弦】
指板のある弦楽器を奏する際に,左手の指で押さえていない状態にある弦。

かいほうこうちせいど

かいほうこうちせいど [8] 【開放耕地制度】
封建制下のヨーロッパの耕地制度。村落の耕地をいくつもの耕区に区分し,その中に個人の農地を一か所にまとめず散在させ,耕作は村落全体で共同して行う。

かいほうじゃくちゅう

かいほうじゃくちゅう 【海北若冲】
(1675-1751)
〔姓は「かいほく」とも〕
江戸中期の国学者。号,岑柏。大坂の人。契沖に学び,古訓の研究に力を尽くす。著「万葉集類林」「万葉集作者履歴」など。

かいほうじゅんかんけい

かいほうじゅんかんけい [0] 【開放循環系】
節足動物・軟体動物などに見られる血液循環の一型。毛細血管を欠き,血管系は末端が開放され,動脈中の血液はいったん組織間へ流れ出てから静脈に集まる。開放血管系。
⇔閉鎖循環系

かいほうせいけっかく

かいほうせいけっかく [7] 【開放性結核】
患者の排出物中に結核菌が認められるもの。伝染の危険がある。
⇔閉鎖性結核

かいほうせき

かいほうせき カイハウ― [3] 【海泡石】
粘土鉱物の一。主成分は酸化マグネシウムと二酸化ケイ素。土状の白色の塊。乾燥すると水に浮く。タバコのパイプなどにする。メアシャム。

かいほうせんそう

かいほうせんそう [5] 【解放戦争】
外国の政治的支配から民族の主権と自由の回復を求める戦争。ナポレオン支配からの諸国民解放戦争や今世紀のアルジェリア戦争・ベトナム戦争など。「民族―」

かいほうたいけい

かいほうたいけい [5] 【開放体系】
経済理論の上で,他の諸外国との国際取引を考慮に入れて国民経済の活動をとらえること。
⇔封鎖体系

かいほうてき

かいほうてき [0] 【開放的】 (形動)
あけっぴろげなさま。自由なさま。
⇔閉鎖的
「―な家庭」「―な性格」

かいほうのしんがく

かいほうのしんがく [0][0] 【解放の神学】
〔liberation theology〕
1960年代から70年代にかけ中南米で生まれた新しいカトリシズムの神学。神の存在証明に力点を置いた従来の神学に代わり,神学の基本を貧困や抑圧からの解放に求める。

かいほうは

かいほうは 【海北派】
日本画の一流派。海北友松を始祖とし,安土桃山時代・江戸初期には,狩野・土佐・長谷川各派と並んで,画界の主要な位置を占めた。

かいほうゆうしょう

かいほうゆうしょう 【海北友松】
(1533-1615) 安土桃山時代の画家。近江の人。海北派の祖。狩野派に学び,また中国の梁楷(リヨウカイ)や牧谿(モツケイ)に私淑。当時の水墨画に新風を吹き込み,金碧画の様式を確立。建仁寺方丈襖絵など障壁画・屏風絵を多数描く。子の友雪も画家。

かいほうシステム

かいほうシステム [5] 【開放―】
システムの構成要素とその関係が一元的に限定されるのではなく,環境変化に応じてその体系の中に随時取り込むことが可能なシステム。オープン-システム。

かいほぎょそん

かいほぎょそん 【海保漁村】
(1798-1866) 江戸後期の儒学者。上総(カズサ)の人。名は元備,字(アザナ)は純卿など。幕府の医学館の儒学教授。太田錦城に学び,考証学を主とした。著「漁村文話」など。

かいほく

かいほく 【海北】
⇒かいほう(海北)

かいほけん

かいほけん [3] 【皆保険】
⇒国民(コクミン)皆保険

かいほせいりょう

かいほせいりょう 【海保青陵】
(1755-1817) 江戸後期の思想家。名は皐鶴(コウカク)。江戸の人。諸国を巡歴し,晩年京都に私塾を開く。商業経済の発展という動向に立脚して現実的な経済論を展開。著「稽古談」など。

かいほつ

かいほつ [0] 【開発】 (名)スル
「かいはつ(開発)」に同じ。
〔明治初年までは「かいほつ」の方が普通だった〕
[日葡]

かいぼ

かいぼ [1] 【介母】
⇒介音(カイオン)

かいぼう

かいぼう [0] 【海防】
海上からの外国の侵略に対する防衛。海のまもり。

かいぼう

かいぼう【海防】
coast(al) defense.海防艦 a coast defense ship.

かいぼう

かいぼう [0] 【解剖】 (名)スル
(1)生物の体を切り開いて,その形態・構造や病因・死因などを調べること。解体。ふわけ。「ヒトノカラダヲ―スル/ヘボン」
(2)物事の内容・組み立てなどを細かに分析して研究すること。「名文家の文章を―する」

かいぼう

かいぼう【解剖】
dissection (生物体の);autopsy (死体の);→英和
vivisection (生体の);(an) analysis (分析).→英和
〜する dissect;→英和
vivisect;→英和
analyze.→英和
‖解剖学 anatomy.解剖室(刀) a dissecting room (knife).

かいぼう

かいぼう [0] 【海膨】
深海底から盛り上がった緩傾斜面をもつ長くて幅の広い高まり。東太平洋海膨が代表例。

かいぼうかん

かいぼうかん [0] 【海防艦】
旧海軍の艦種の一。太平洋戦争開戦とともに掃海・対潜護衛用に多数が急造された。

かいぼうがく

かいぼうがく [3] 【解剖学】
〔anatomy〕
生物体の形態・構造・機能などを研究する学問。

かいぼうさい

かいぼうさい [3] 【解剖祭】
大学病院などで,解剖に付された死者に感謝し,霊魂を慰めるために行う行事。解剖体慰霊祭。

かいぼうろん

かいぼうろん [3] 【海防論】
江戸中期以降,ロシアを初め諸外国船の日本近海出没に刺激されて起こった海防に関する論議。工藤平助・林子平らの北辺防備論,佐藤信淵・佐久間象山および水戸学の海防論など,幕末に特に隆盛となった。

かいぼり

かいぼり [0] 【掻い掘り】 (名)スル
(1)池や沼の水をくみ出して干し,魚をとること。[季]夏。
(2)井戸の水をくみ出して,たまった泥や砂を取り除くこと。

かいぼん

かいぼん [0] 【海盆】
円形ないし楕円状などの形をした海底の窪地。特に,海嶺・海山列に囲まれたものを大洋海盆という。

かいまい

かいまい クワイ― [0] 【廻米・回米】
江戸時代,幕府・諸藩が年貢米を主に江戸・大坂に廻漕(カイソウ)したこと。また,その米。

かいまい

かいまい カヒ― [0] 【買米】
江戸時代,享保年間(1716-1736)以降,米価が低落するのを防ぐため,幕府から江戸・大坂の商人に買い入れさせた米。

かいまいしほう

かいまいしほう カヒ―ハフ [5] 【買米仕法】
農民の作徳米を藩が強制的に買い上げ,これを江戸の市場へ売却することによって利益の独占をはかった政策。仙台藩の政策が最も有名。

かいまき

かいまき [0] 【掻巻】
綿入れの夜着。

かいまき

かいまき【掻巻】
a sleeved coverlet.

かいまく

かいまく [0] 【開幕】 (名)スル
(1)演劇などで舞台の幕があくこと。開演。
⇔閉幕
⇔終幕
(2)物事が始まること。
⇔閉幕
「―第一戦」

かいまく

かいまく【開幕】
the rising of the curtain.→英和
⇒開始,開会.午後5時〜 The curtain rises at 5 p.m.→英和
‖開幕試合 an opening game.

かいまくげき

かいまくげき [4] 【開幕劇】
主要な劇の前に演ずる短い劇。

かいまくる

かいまく・る 【掻い捲る】 (動ラ四)
〔「かきまくる」の転〕
まくりあげる。「うへのきぬも,狩衣,袖―・りて/枕草子 63」

かいまくる

かいまくる【買いまくる】
《株》bull the market.→英和

かいまみ

かいまみ [0][4] 【垣間見】
〔「かきまみ」の転〕
物のすき間からのぞき見すること。「われに,―せさせよ/源氏(空蝉)」

かいまみゆ

かいまみ・ゆ 【垣間見ゆ】 (動ヤ下二)
〔「かきまみゆ」の転〕
物のすき間から姿が見える。[日葡]

かいまみる

かいま・みる [4] 【垣間見る】 (動マ上一)[文]マ上一
〔「かきまみる」の転〕
(1)ちらっと見る。「音楽会で―・みた麗人」
(2)事態・物事のわずかな面を知る。「その言動に彼の実力の一端を―・みる思いがした」
(3)物のすき間から,こっそりとのぞき見る。「女,男の家にいきて―・みけるを/伊勢 63」
〔(3)が原義〕

かいまみる

かいまみる【垣間見る】
peep <at> ;→英和
have a peep <at> ;→英和
catch a glimpse <of> .→英和

かいまむ

かいま・む 【垣間む】 (動マ四)
〔上一段動詞「かいまみる」の四段化〕
かいま見る。「さて―・めば,我にはよくて見えしかど/大和 149」

かいまわりひん

かいまわりひん カヒマハリ― [0] 【買(い)回り品】
消費者がいくつかの商店を回り,価格・品質などを比較検討した上で購入する品物。主に耐久消費財・趣味品など。
→最寄り品

かいまん

かいまん 【海漫】
〔「海漫々」から〕
大海。「此御神は―の鱗(ウロクズ)に縁をむすばせ給ふらん/平家 2」

かいみ

かいみ クワイ― [1] 【快味】
気持ちのよい感じ。こころよい気分。「それを極めずに置く処に,一種の―がある/青年(鴎外)」

かいみょう

かいみょう【戒名】
a posthumous Buddhist name.

かいみょう

かいみょう [1] 【戒名】
(1)仏式で,死者に僧侶がつける名前。鬼号。
⇔俗名
(2)〔仏〕 受戒によって与えられる,仏教徒としての名前。法名。
〔(2)が原義〕

かいみょう

かいみょう [0] 【改名】
名をあらためること。かいめい。

かいみん

かいみん クワイ― [0] 【快眠】 (名)スル
気持ちよくぐっすりと眠ること。また,その眠り。「夢も見ずに朝まで―する」

かいむ

かいむ クワイ― [1] 【怪夢】
あやしい夢。不思議な夢。

かいむ

かいむ [1] 【海霧】
海上に立つ霧。うみぎり。

かいむ

かいむ【皆無】
none[nothing]at all;nil.→英和

かいむ

かいむ クワイ― [1] 【快夢】
こころよい夢。また,心地よい眠り。

かいむ

かいむ クワイ― [1] 【槐夢】
⇒南柯(ナンカ)の夢(ユメ)

かいむ

かいむ [1] 【皆無】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
少しもないこと。何もないこと。また,そのさま。「再発の恐れは―だ」
■二■ (副)
(1)(下に打ち消しの表現を伴って)全く。さっぱり。「日本の事情は―解らない/浮雲(四迷)」
(2)残らず。全部。「其内に―銭がなくなつたによつて/洒落本・遊子方言」

かいむ

かいむ クワイ― [1] 【会務】
会の事務。「―を一任される」

かいむかう

かいむか・う カヒムカフ 【買(い)向かう】 (動ワ五[ハ四])
客の売り注文を受けた証券業者や商品仲買人が,客の相手方にまわって対抗的に買う。
⇔売り向かう

かいむらさき

かいむらさき カヒ― [4] 【貝紫】
地中海産のアッキガイ科の貝の分泌液からとった紫色の染料。非常に高価なため,ローマ時代には皇帝と元老院議員のみの衣服に使用した。帝王紫。ティリアン=パープル。

かいめい

かいめい【解明する】
make clear;clarify;→英和
elucidate.→英和

かいめい

かいめい【改名する】
change one's name <to> .

かいめい

かいめい [0] 【解明】 (名)スル
わからない事柄を明らかにすること。「真理の―に努める」「病気の原因を―する」

かいめい

かいめい [0] 【開明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)知識がひらけ,物事が進歩する・こと(さま)。文明開化。
(2)聡明で進歩的な・こと(さま)。「―な君主」「人智―なる者は教ふるに道理を以て/明六雑誌 14」

かいめい

かいめい クワイ― [0] 【会盟】 (名)スル
諸侯が集まって盟約を結ぶこと。また,その儀式。春秋戦国時代,周王または覇者が主催した。

かいめい

かいめい [0] 【海鳴】
うみなり。

かいめい

かいめい クワイ― [0] 【晦冥】
くらいこと。くらやみになること。まっくらやみ。
⇔光明
「深黒(シンコク)―にして,その奇景の一端を窺見(ウカガイミ)ること能はず/日光山の奥(花袋)」

かいめい

かいめい [0] 【改名】 (名)スル
名を変更すること,また変更した名。正当な事由があり,名を変更しようとするときには家庭裁判所の許可を要する。
→改氏

かいめい

かいめい [0] 【階名】
楽曲中の個々の音が全音階中のどの位置にあるかを示す名称。各音の高さの相対的関係を表し,絶対音高を示す音名に対する。西洋音楽では通常ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの七音に呼び分ける。
→音名

かいめい

かいめい [0] 【海猽】
〔(ドイツ) Meerschweinchen〕
モルモットの異名。医学で用いられる語。

かいめいしょうほう

かいめいしょうほう [5] 【階名唱法】
個々の音を階名で歌う方法。長調の主音をド,短調の主音をラと歌う。各調によってドの音高が異なるため,移動ド唱法ともいう。
→音名唱法

かいめつ

かいめつ【壊滅】
destruction;→英和
annihilation.〜する be destroyed[ruined,annihilated].〜的打撃を与える give a deadly blow <to> .

かいめつ

かいめつ クワイ― [0] 【壊滅・潰滅】 (名)スル
組織・機構などがすっかりこわれてなくなること。「大地震で村が―した」「―的な打撃を受ける」

かいめん

かいめん【海綿】
(a) sponge.→英和
海綿状[質]の spongy.→英和

かいめん

かいめん【海面】
the surface of the sea.→英和

かいめん

かいめん [0] 【開綿】
綿糸紡績で,産地で圧縮梱包(コンポウ)した綿花の塊をほぐし,夾雑物(キヨウザツブツ)を除く工程。

かいめん

かいめん 【皆免】
ある期間内の貸借・質入れなどの契約に関する権利・義務を破棄させる制令を出すこと。徳政。「天下徳政になして―の時/浮世草子・新可笑記 3」

かいめん

かいめん [0] 【海面】
海の表面。

かいめん

かいめん [0] 【海綿】
(1)海綿動物の総称。
(2)モクヨクカイメンをさらして,繊維状の骨格だけにしたもの。弾力があり,よく水分を吸う。化粧・医療・事務用品に用いる。スポンジ。

かいめん

かいめん [0] 【界面】
互いに接触している二つの相の境界面。一方の相が気相(または真空)の場合は,特に,表面ともいう。

かいめんかがく

かいめんかがく [5] 【界面化学】
界面に生ずる現象を扱う物理化学の一部門。吸着や触媒の作用,膜電位・電気泳動などの界面電気現象をはじめ,洗浄・接着・染色などの実用面にも及ぶ。微粒子が分散した状態であるコロイドの性質は,界面現象と密接に関連している。表面科学。

かいめんかっせいざい

かいめんかっせいざい [7] 【界面活性剤】
界面に集まりやすく,少量で界面張力を小さくする作用をもつ物質。例えば,石鹸(セツケン)水は水よりも界面張力が小さいが,これは石鹸の分子中にある疎水基と親水基のため分子が界面に吸着され,界面を広げようとする作用が界面張力を弱めることによる。洗剤・乳化剤・帯電防止剤などに用いられる。表面活性剤。

かいめんぎょぎょう

かいめんぎょぎょう [5] 【海面漁業】
海で行う漁業。
⇔内水面漁業

かいめんこうせい

かいめんこうせい [5] 【海面更生・海面校正】
ある地点で求めた観測値を平均海面の値に換算すること。例えば,気圧は高さによって変わるので,異なった地点相互の比較をするためには,観測地点の直下に平均海面までの鉛直な気柱を仮想して観測値を補正する。

かいめんしつ

かいめんしつ [3] 【海綿質】
モクヨクカイメン・イソカイメンなど多くの海綿動物の骨格をなす繊維を構成するタンパク質。硬タンパク質のコラーゲンに似ており,弾性に富む。スポンギン。スポンジン。

かいめんじょうそしき

かいめんじょうそしき [7] 【海綿状組織】
葉肉を構成する同化組織の一。柵状組織の下部にあって不規則な形の柔細胞から成り,その間にある細胞間隙が葉の裏面の気孔に連絡して通気組織となる。
→柵状組織

かいめんたい

かいめんたい [0] 【海綿体】
哺乳動物の陰茎・陰核の主体を成す組織。海綿状構造を有し,神経の影響のもとに内部に血液を満たして膨大し,陰茎・陰核を勃起させる。

かいめんちょうりょく

かいめんちょうりょく [5] 【界面張力】
界面にある分子が,接触している気相と液相,液相と液相,固相と液相など,二相のうちのいずれかの方向に引きつけられ,界面を収縮させようと作用する力。
→表面張力

かいめんてつ

かいめんてつ [3] 【海綿鉄】
コークス・一酸化炭素・水素などを還元剤とし,摂氏約一〇〇〇度以下で加熱して得る多孔質の鉄塊。製鋼用の原料,粉末冶金用の鉄粉などにする。スポンジ鉄。

かいめんどうぶつ

かいめんどうぶつ [5] 【海綿動物】
動物分類上の一門。外形は,単体のものは壺状,群体のものは火山群状で,下端で着生生活をする。筋肉・神経・感覚細胞はもたず,多細胞動物の中では最も下等。大部分が海産。側生動物。
→側生動物

かいめんへんか

かいめんへんか [5] 【海面変化】
海水の増減や海底の変動などによって生じる全世界的な海面の昇降。大規模な氷河の消長による氷河性海面変化は,過去数十万年間に約十万年を周期とする100メートル内外の海面の昇降を生じた。温度上昇による海水の膨張もその原因になる。海水準変動。海面変動。

かいもう

かいもう [0] 【開毛】
紡績で,塊になった原毛をほぐし夾雑物(キヨウザツブツ)を除く工程。「―機」

かいもうぶ

かいもうぶ クワイマウ― [3] 【回盲部】
(1)小腸から大腸への移行部。
(2)右下腹部をいう。虫垂炎・移動性盲腸・遊走腎・腸結核・卵巣嚢腫(ノウシユ)など種々の病気が発生しやすい。

かいもく

かいもく [0] 【皆目】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)まったく。全然。「―わからない」「―見当がつかない」

かいもく

かいもく【皆目】
entirely;→英和
<not> at all.

かいもくしょう

かいもくしょう 【開目鈔】
日蓮著。二巻。1272年佐渡の配所で著す。流罪という受難に対する疑問に答え,法華経を広める意図を述べたもの。

かいもち

かいもち カヒ― [0] 【買(い)持ち】
(1)買ったものを売らずに所持していること。
(2)取引で,為替銀行で買い為替の合計が売り為替の合計を超過している状態のこと。
⇔売り持ち

かいもち

かいもち 【掻い餅】
「かいもちい(掻餅)」に同じ。「児(チゴ)の―するに空寝したる事/宇治拾遺 1」

かいもちい

かいもちい 【掻い餅】
〔「かきもちひ」の転〕
今のぼたもちの類の称。一説に,中世以降はそばがきをいう。かいもち。「いざ給へ,出雲をがみに。―めさせん/徒然 236」

かいもちまい

かいもちまい カヒ― 【買持米】
江戸時代,江戸幕府が米価調節の目的で米商人に買い持ちにさせた米。

かいもと

かいもと 【垣下】
〔「かきもと」の転〕
⇒えんが(垣下)

かいもとあるじ

かいもとあるじ 【垣下饗】
垣下(エンガ)の座で饗応を受けること。「おほし,―,はなはだ非常に侍りたうぶ/源氏(乙女)」

かいもとめる

かいもと・める カヒ― [5] 【買(い)求める】 (動マ下一)[文]マ下二 かひもと・む
買って手に入れる。また,「買う」のやや改まった言い方。「旅先で―・めた焼き物」

かいもどし

かいもどし【買戻し】
repurchase;《株》short covering.〜する buy back.

かいもどし

かいもどし カヒ― [0] 【買(い)戻し】 (名)スル
(1)一度手放した物を改めて買い取ること。
(2)不動産の売り主が,売買契約と同時に取り決めた特約によって,前の代金および契約費用を返し売買契約を解除して,その不動産を自分のものにすること。
(3)信用取引や清算取引で,空売りしていた株や商品を買い戻して,現物の受け渡しをせずに決済すること。手じまい買い。買い埋め。

かいもどす

かいもど・す カヒ― [4] 【買(い)戻す】 (動サ五[四])
一度手放したものを改めて買い取る。「人手に渡った旧宅を―・す」
[可能] かいもどせる

かいもの

かいもの【買物】
shopping;→英和
a purchase.→英和
安い(高い)〜 a good (bad) purchase.〜に行く go shopping.〜する buy;→英和
make a purchase.→英和
‖買物かご(袋,メモ) a shopping basket (bag,list).買物客 a shopper.

かいもの

かいもの カヒ― [0] 【買(い)物】 (名)スル
(1)物を買うこと。また,買う物や買った物。「―に行く」「―を下げて帰る」
(2)買い得であること。また,その品。「これは―だ」

かいもん

かいもん【開門する】
open the gate.→英和

かいもん

かいもん [0] 【開門】 (名)スル
門を開くこと。
⇔閉門

かいもん

かいもん クワイ― [0] 【回文・廻文】
⇒かいぶん(回文)(1)

かいもん

かいもん クワイ― [1] 【槐門】
三公(大臣)の唐名。槐位。「三台―の家に生まれ/保元(下)」
→槐棘(カイキヨク)

かいもん

かいもん [0] 【海門】
海峡。瀬戸。

かいもん

かいもん [0][1] 【戒文】
〔仏〕 戒律を記した条文。

かいもんきょくろ

かいもんきょくろ クワイ― [5] 【槐門棘路】
三公九卿の総称。公卿。
→槐棘

かいもんだけ

かいもんだけ 【開聞岳】
鹿児島県,薩摩半島南東端にある火山。海抜922メートル。鹿児島湾入り口に円錐状にそびえる。薩摩富士。

かいや

かいや カヒ― 【飼(い)屋】
蚕を飼うための小屋。蚕室。[季]春。《―の灯母屋の闇と更けにけり/芝不器男》

かいやき

かいやき カヒ― [0] 【貝焼(き)】
(1)貝類を貝殻のまま焼いた料理。
(2)鮑(アワビ)・帆立貝などの大きな貝殻を,鍋の代わりにして煮ること。また,その料理。

かいやく

かいやく [0] 【改訳】 (名)スル
翻訳をし直すこと。また,し直した訳。「聖書を―する」「―ハムレット」

かいやく

かいやく【解約】
cancellation <of a contract> .

かいやく

かいやく [0] 【解約】 (名)スル
契約当事者一方の意思表示によって,賃貸借・雇用・委任などの継続的契約を終了させ,その効力を将来にわたって消滅させること。契約の効力を過去にさかのぼって消滅させる解除と異なる。

かいやくご

かいやくご クワイ― 【華夷訳語】
中国語と近隣諸言語との対訳辞書。明代の1382年,蒙古語との辞書の編纂が最初。一九世紀までに朝廷の翻訳館で用いるために各国語のものが編纂された。日本語関係では「日本館訳語」と「琉球館訳語」がある。

かいやくてつけ

かいやくてつけ [5] 【解約手付(け)】
契約履行に着手する以前であれば,一定の方法による契約の解除を保証する手付け。
→手付け損倍戻し

かいやくへんれいきん

かいやくへんれいきん [0] 【解約返戻金】
生命保険契約者が中途で保険契約を解約した場合に保険会社から払い戻される金。

かいやぐら

かいやぐら カヒ― [3] 【貝櫓・蜃楼】
〔「蜃楼」を訓読みした語〕
蜃気楼(シンキロウ)のこと。

かいやる

かいや・る 【掻い遣る】 (動ラ四)
〔「かきやる」の転〕
払いのける。押しやる。「いはけなく―・りたる額つき,髪ざし,いみじううつくし/源氏(若紫)」

かいゆ

かいゆ【快癒する】
recover completely.

かいゆ

かいゆ クワイ― [1] 【快癒】 (名)スル
病気が完全になおること。全快。本復。「難病が―する」

かいゆ

かいゆ クワイ― [1] 【誨諭】
物事の道理を教えさとすこと。

かいゆう

かいゆう【回遊(する)】
(make) an excursion[a tour, <英> a round trip].→英和
回遊魚 a migratory fish.

かいゆう

かいゆう クワイイウ [0] 【灰釉】
⇒はいぐすり(灰釉)

かいゆう

かいゆう クワイイウ [0] 【会友】
(1)同じ会の中の友人。
(2)その会と深い関係にあり,会員に準ずる資格を与えられた人。

かいゆう

かいゆう クワイイウ [0] 【回遊・回游・洄游】 (名)スル
(1)あちこちと旅行してまわること。
(2)水生動物が索餌(サクジ)・産卵や越冬などのために群れをなして定期的に移動し,およそもとの生息場所に戻ってくる行動。《回游・洄游》

かいゆうぎょ

かいゆうぎょ クワイイウ― [3] 【回游魚・洄游魚】
回游を行う魚。日本近海ではイワシ・ブリ・カツオ・サケ・マス・ニシン・サンマなど。

かいゆうしきていえん

かいゆうしきていえん クワイイウ―テイヱン [7] 【回遊式庭園】
庭園様式の一。中心の池泉を回りながら観賞する庭園。江戸時代の大名庭園で盛んに造られた。桂離宮庭園が代表的。
→座観式庭園

かいよ

かいよ カヒヨ (副)
鹿の鳴き声を表す語。「秋の野に妻なき鹿の年をへてなぞわが恋の―とぞ鳴く/古今(雑体)」

かいよう

かいよう【海洋】
the ocean;→英和
the sea(s).→英和
‖海洋汚染 sea pollution.海洋学(者) oceanography(-pher).海洋気象台 a marine meteorological observatory.海洋資源(生物) marine resources (organism).海洋投棄 sea dumping.

かいよう

かいよう【潰瘍】
《医》an ulcer.→英和
胃潰瘍 an ulcer of the stomach.→英和

かいよう

かいよう クワイ― [0] 【懐孕】
妊娠すること。懐妊。

かいよう

かいよう [0] 【海洋】
太平洋・大西洋・インド洋,およびそれらの付属海の総称。また,単に海のこと。
→海洋[表]

かいよう

かいよう [0] 【解傭】
使用人をやめさせること。解雇。「脩は七月に鉄道庁に―を請うて/渋江抽斎(鴎外)」

かいよう

かいよう クワイヤウ [0] 【潰瘍】
体の組織の表面が炎症をおこしてくずれ,内部の組織にまでその傷が及ぶこと。「胃―」

かいよう

かいよう [0] 【海容】
(海が広く物を容(イ)れるように)寛大な心で,人の過失を許すこと。寛容。「御―ください」

かいようおせん

かいようおせん [5] 【海洋汚染】
都市排出,陸上からの流出,船舶や海底油田からの油流出,不法海洋投棄等を原因として海が汚染されること。

かいようおせんぼうしほう

かいようおせんぼうしほう 【海洋汚染防止法】
海洋の汚染と海上災害を防止し,海洋環境を保全するための法律。1970年(昭和45)制定。76年の改正によって「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律」と名称変更。

かいようおん

かいようおん [3] 【開拗音】
⇒拗音(ヨウオン)

かいようおんどさはつでん

かいようおんどさはつでん 【海洋温度差発電】
〔ocean-thermal energy conversion〕
海上と深さ数百メートルの深海との温度差を利用して発電を行うこと。アンモニア・フロンなどの熱媒体を海上で気化させて発電用タービンを駆動し,使用後のガスを深海から汲み上げた冷水で冷却液化する。温度差は摂氏一〇〜二〇度で可能。OTEC 。

かいようかいはつ

かいようかいはつ [5] 【海洋開発】
海洋を有効に利用すること。特に,従来の水産業・輸送など以外の,海底鉱物資源開発・海洋エネルギー利用・海洋スペース利用などをいう。

かいようきしょうがく

かいようきしょうがく [6] 【海洋気象学】
海上の気象,風浪・海流・潮汐など海面付近の現象,大気と海洋との相互作用などを研究する学問。

かいようきしょうだい

かいようきしょうだい [0] 【海洋気象台】
気象庁の地方機関の一。海上気象予報・海洋観測・潮位観測などを行う。函館・舞鶴・神戸・長崎にある。

かいようきだん

かいようきだん [5] 【海洋気団】
海洋上で発生した多湿な気団。小笠原気団はこの一。
⇔大陸気団

かいようこく

かいようこく [3] 【海洋国】
国土の全体,または大部分が海にかこまれている国。

かいようじゆう

かいようじゆう [6] 【海洋自由】
航行・通商のため海洋はいずれの国の管轄下にも置かず,自由に利用できるべきであるとする説。一七世紀グロティウスが提唱。のち公海の自由の原則のもととなる。
→公海

かいようせいきこう

かいようせいきこう [7] 【海洋性気候】
海洋の影響を強く受ける気候。内陸部に比べ気温の日変化・年変化が小さく,湿度が高く,雲量・雨量が多い。
⇔大陸性気候

かいようせいたいがく

かいようせいたいがく [7] 【海洋生態学】
海洋の微生物・プランクトン・海藻・魚類・海洋哺乳類などの分布,有機物生産,物質循環などを総合的に研究する学問。

かいようてい

かいようてい [0] 【海洋底】
海の底。大陸縁辺部(大陸棚・大陸斜面)・深海底・中央海嶺に三大別される。花崗岩質岩石からなる大陸縁辺部を除いて,大部分が玄武岩質岩石からなると推定されている。

かいようていかくだいせつ

かいようていかくだいせつ [9] 【海洋底拡大説】
海洋底は,中央海嶺の中軸部において形成され,年間数センチメートルの速さで水平方向に移動して海嶺の両側を次々と更新,拡大するという学説。アメリカのディーツ(R.S.Dietz (1914- ))が1961年に,同じくヘス(H.H.Hess 1906-1969)が62年にそれぞれ提唱。後,種々の証拠によって確かめられ,プレート-テクトニクスの考えへと発展。大洋底拡大説。海底拡大説。

かいようとうき

かいようとうき [5] 【海洋投棄】
廃棄物を海域に投入処分すること。水産生物の生育,海洋環境の保全の上から,廃棄物の種類,処分方法,海域が,法律で定めてある。

かいようとうききせいじょうやく

かいようとうききせいじょうやく 【海洋投棄規制条約】
船・海洋施設・飛行機からの陸上発生廃棄物の海洋投棄を規制するための条約。1975年に発効。通称,ロンドン-ダンピング条約。

かいようぶつりがく

かいようぶつりがく [7] 【海洋物理学】
海水の状態や物性,海水の運動,また水塊の構造や海底などを,物理的手法を用いて研究する学問。海洋気象学を含めることもある。

かいようほう

かいようほう [0] 【海洋法】
海洋に関する国際法。
→国際連合海洋法条約

かいようぼくじょう

かいようぼくじょう [5] 【海洋牧場】
人工の漁場。特定の沿岸域に漁礁をつくり,海藻を繁茂させ,稚魚を放流する。

かいようまる

かいようまる カイヤウ― 【開陽丸】
幕末,幕府がオランダに発注して建造した軍艦。排水量約3000トン。1867年榎本武揚らの手で横浜に回航。幕府の崩壊に際して北海道へ脱出したが,荒天のため江差で沈没。

かいよせ

かいよせ カヒ― [0] 【貝寄せ】
〔貝を浜辺に吹き寄せる風の意〕
大阪四天王寺の聖霊会(シヨウリヨウエ)(もと陰暦二月二〇日)前後に吹く西風。[季]春。《―に乗りて帰郷の船疾し/中村草田男》
〔聖霊会に供える造花の材料の貝を竜神が難波の浜に捧げるものと言い伝える〕

かいらい

かいらい【傀儡】
a puppet;→英和
a tool (手先);→英和
a robot (飾り物).→英和
‖傀儡政府 a puppet government.

かいらい

かいらい [0] 【界雷】
前線に伴って発生する雷。季節に関係なく,また夜でも起こる。前線雷。

かいらい

かいらい クワイ― [0] 【傀儡】
(1)陰にいる人物に思いどおりに操られ,利用されている者。
(2)操り人形。くぐつ。

かいらいし

かいらいし クワイ― [3] 【傀儡師】
(1)人形まわし。特に,江戸時代,首から掛けた箱の上で人形を舞わして見せる大道芸人をいう。でくまわし。くぐつまわし。くぐつし。人形遣い。[季]新年。
(2)陰にいて人を操って自分の思いどおりに行動させる者。黒幕。策士。
(3)傀儡師{(1)}の風俗を取り入れた歌や歌舞伎舞踊。河東(カトウ)節・長唄・清元にある。
傀儡師(1)[図]

かいらいせいけん

かいらいせいけん クワイ― [5] 【傀儡政権】
他国によって操られ行動させられる政権。

かいらぎ

かいらぎ [0] 【梅花皮・鰄】
(1)堅い粒状の突起のある魚皮。蝶鮫(チヨウザメ)の皮といわれるが,アカエイに似た魚の背の皮。刀剣の鞘(サヤ)・柄(ツカ)の装飾に用いる。「―の金作りの太刀をはく/太平記 40」
(2)焼き物で,{(1)}のように釉(ウワグスリ)がちぢれている状態。井戸茶碗の見所(ミドコロ)の一つ。

かいらく

かいらく クワイ― [1][0] 【快楽】
こころよく楽しいこと。特に,官能的な欲望の満足によって起こる感情。「―を求める」

かいらく

かいらく [0] 【偕楽】
〔「偕」は共にの意〕
多くの人々と共に楽しむこと。

かいらく

かいらく クワイ― [0] 【壊落】 (名)スル
崩れ落ちること。崩落。

かいらく

かいらく [1][0] 【開落】 (名)スル
花が開くことと散ること。「花の―するごとく/希臘思潮を論ず(敏)」

かいらく

かいらく【快楽】
pleasure;→英和
enjoyment.〜にふける be given to pleasure.‖快楽主義(者) epicureanism (an epicure);hedonism (a hedonist).

かいらくえん

かいらくえん 【偕楽園】
水戸市にある公園。水戸藩主徳川斉昭が1842年造営させたもの。日本三名園の一。観梅の名所。

かいらくえんやき

かいらくえんやき [0] 【偕楽園焼】
紀州徳川家別邸西浜御殿内の偕楽園で作られたお庭焼。十代藩主治宝(ハルトミ)が,楽(ラク)旦入・仁阿弥道八・永楽保全らを招いて交趾(コウシ)写しなどを作陶させた。紀州焼。紀州御庭焼。

かいらくけいさん

かいらくけいさん クワイ― [5] 【快楽計算】
ベンサム的功利主義の用語。快楽を量的に測り,快の総和が増加し苦の総和が減少することを目標とする。社会においては「最大多数の最大幸福」が目指される。

かいらくげんそく

かいらくげんそく クワイ― [5] 【快楽原則】
フロイトの用語。不快を避け快を得ようとする傾向。イドはこの原則に従うとされる。快‐不快の原則。快感原則。
⇔現実原則

かいらくしゅぎ

かいらくしゅぎ クワイ― [5] 【快楽主義】
〔hedonism〕
快楽を行為の究極目的とし,苦を避けるべきだとする考え。幸福主義の一。古代ギリシャのエピクロスにその源流があるが,近代ではとりわけ功利主義の基礎となる。快楽説。

かいらん

かいらん【回覧】
circulation.→英和
‖回覧雑誌 a circulating magazine.回覧板 a circulating notice.

かいらん

かいらん クワイ― [0] 【壊乱・潰乱】 (名)スル
(秩序などを)乱しやぶること。「風俗を―する/社会百面相(魯庵)」

かいらん

かいらん クワイ― [0] 【潰爛】 (名)スル
やぶれくずれること。

かいらん

かいらん クワイ― [0] 【乖乱】 (名)スル
そむきみだれること。

かいらん

かいらん クワイ― [0] 【回瀾・廻瀾】
逆巻く大波。

かいらん

かいらん クワイ― [0] 【回覧・廻覧】 (名)スル
(1)書類や本などを順にまわして見ること。「文集を―する」
(2)諸方を見物してまわること。[節用集(文明本)]

かいらん

かいらん【解纜する】
weigh anchor;(set) sail <from,for> .→英和

かいらん

かいらん [0] 【解纜】 (名)スル
纜(トモヅナ)を解いて船出すること。出帆。解帆。「明治丸にて,横浜港を―して/緑簑談(南翠)」

かいらん=を既倒(キトウ)に反(カエ)す

――を既倒(キトウ)に反(カエ)す
⇒狂瀾(キヨウラン)を既倒(キトウ)に廻(メグ)らす

かいらんざっし

かいらんざっし クワイ― [5] 【回覧雑誌】
同好の士がそれぞれの原稿を集め,雑誌の形にして仲間などに見せ,批評をあおぐもの。「我楽多文庫」など。

かいらんたんでん

かいらんたんでん 【開灤炭田】
中国,河北省北東部の炭田。開平・灤州両炭田から成る。良質の粘結炭を産出する。カイロアン炭田。

かいらんばん

かいらんばん クワイ― [0] 【回覧板】
多くの人が順にまわして見る連絡板。町内会などの連絡事項を通達するのに用いる。
〔1940年(昭和15)隣組制度とともに生活に密着した〕

かいり

かいり クワイ― [1] 【乖離】 (名)スル
そむきはなれること。はなればなれになること。「人心が―して独裁政権が倒れる」

かいり

かいり【解離】
《化》dissociation.〜する dissociate.→英和

かいり

かいり【海里】
a nautical[sea]mile <1,852m;略 n.m.> .

かいり

かいり [1] 【海里・浬】
〔nautical mile; sea mile〕
海上距離・航海距離の単位。もと子午線の緯度一分に相当する距離。1929年,国際海里協定で1852メートルと制定。浬(リ)。
→ノット

かいり

かいり [1] 【海狸】
ビーバーの異名。

かいり

かいり [0][1] 【解離】 (名)スル
(1)ときはなれること。また,といてはなすこと。
(2)〔化〕
〔dissociation〕
一つの分子が,それを構成している原子・原子団またはイオンに分解すること。特に,分解が可逆的である場合をいう。

かいり

かいり クワイ― [1] 【懐裡】
(1)ふところ。
(2)胸のうち。心中(シンチユウ)。

かいりき

かいりき【怪力】
supernatural[Herculean]strength.

かいりき

かいりき クワイ― [0] 【怪力】
ものすごく強い力。「―の持ち主」

かいりき

かいりき 【戒力】
持戒,また受戒によって生ずる功徳。かいりょく。「前生の御―に/大鏡(伊尹)」

かいりく

かいりく【海陸】
land and sea.

かいりく

かいりく [1] 【海陸】
(1)海と陸。
(2)海軍と陸軍。

かいりくふう

かいりくふう [4] 【海陸風】
海と陸地との気温差によって,昼と夜とで風向きの変わる風。夏の晴れた日によく発達し,日中は海風が,また夜間は陸風が吹く。

かいりつ

かいりつ [0] 【開立】 (名)スル
ある数の立方根を求めること。立方にひらくこと。かいりゅう。
→立方根

かいりつ

かいりつ【戒律】
commandments;religious precepts.

かいりつ

かいりつ [0] 【戒律】
(1)〔仏〕 自発的に守るべき戒と,罰則のある律のこと。戒と律は別であるが,しばしば混用される。
(2)宗教上,人が守るべきおきて。「―を破る」

かいりつ

かいりつ [0] 【介立】 (名)スル
(1)二つのものの間に位置すること。「其間に―する僕等の階級は/思出の記(蘆花)」
(2)自分一人の力で物事をなすこと。ひとりだち。「只だ独々乎,天地の間に俯仰―する/欺かざるの記(独歩)」

かいりつしゅう

かいりつしゅう [4] 【戒律宗】
⇒律宗(リツシユウ)

かいりど

かいりど [3] 【解離度】
解離した分子の数と,解離する前に存在した全分子数との比。

かいりねつ

かいりねつ [3] 【解離熱】
解離が起きるのに必要なエネルギー。

かいりゅう

かいりゅう [0] 【開立】
⇒かいりつ(開立)

かいりゅう

かいりゅう [0] 【海流】
海洋中をほぼ一定方向に,ある幅をもって恒常的に運動する海水の流れ。風系および太陽熱の分布を原因とする。気候・航海・漁場などに影響を及ぼす。赤道付近では季節による変化が大きい。
→潮流
海流=1[図]
海流=2[図]
海流=3[図]
海流=4[図]

かいりゅう

かいりゅう クワイリウ [0] 【回流・廻流】 (名)スル
めぐって流れること。また,その流れ。

かいりゅう

かいりゅう クワイリウ [0] 【会流】 (名)スル
川が合流すること。

かいりゅう

かいりゅう【開立】
《数》the extraction of a cubic root.

かいりゅう

かいりゅう【海流】
a (an ocean) current.

かいりゅうおう

かいりゅうおう 【海竜王】
海中に住む竜神。海・雨の支配者。竜王。竜神。海竜神。

かいりゅうおうじ

かいりゅうおうじ カイリユウワウ― 【海竜王寺】
奈良市法華寺町にある真言律宗の寺。藤原不比等(フヒト)の邸(のち,その子光明皇后が法華寺とした)の北東隅に位置したことより,俗に隅院・隅寺・脇寺などとも称された。創建は平城遷都以前らしい。国宝の五重小塔が著名。

かいりゅうじん

かいりゅうじん 【海竜神】
⇒海竜王(カイリユウオウ)

かいりゅうでん

かいりゅうでん クワイリフ― 【廻立殿】
大嘗宮(ダイジヨウキユウ)の一部。大嘗会の際に,天皇が斎戒沐浴(モクヨク)して祭服に着替え,悠紀殿(ユキデン)の神事が終わって,再び沐浴して装束を改める所。

かいりゅうびん

かいりゅうびん [3] 【海流瓶】
海水の流れを調べるため海中に投入する瓶。ビール瓶などの中に葉書を封入して流し,これを拾った人からその日時・場所などを記入して送り返してもらい,海水の流れを知る。漂流瓶。

かいりょう

かいりょう [0] 【改良】 (名)スル
物事の悪いところを改めて,前よりよくすること。改善。「品種を―する」「―型」「―種」
〔reform の訳語として明治期につくられた語〕

かいりょう

かいりょう【改良】
(an) improvement;→英和
(a) reform.→英和
〜する improve;→英和
reform;(make) better.→英和
〜種 a select breed.

かいりょう

かいりょう カヒレウ [1][3] 【飼(い)料】
(1)家畜を飼うための食料。しりょう。
(2)家畜を飼うための費用。

かいりょうこうい

かいりょうこうい [5] 【改良行為】
〔法〕 管理行為の一。代理の目的物の性質を変えない範囲で,その価値を高める行為。
→保存行為
→利用行為

かいりょうしゅ

かいりょうしゅ [3] 【改良種】
品種改良などによって育成された作物や家畜の品種。
⇔原種

かいりょうしゅぎ

かいりょうしゅぎ [5] 【改良主義】
〔reformism〕
資本主義制度の枠内において漸進的改革を積み重ねることにより社会主義の実現が可能であるとする思想。
⇔急進主義

かいりょうばんし

かいりょうばんし [5] 【改良半紙】
明治末期から売り出された,駿河半紙を漂白したもの。

かいりょうまんぞく

かいりょうまんぞく カイリヤウ― [5] 【皆令満足】
仏が慈悲心で衆生の願いをすべて満足させること。薬師経の言葉。

かいりょうもくざい

かいりょうもくざい [6][5] 【改良木材】
木材の欠点を化学的・物理的手段によって改良し,その長所を高度化したもの。合板類・集成材・防腐木材など。

かいりょく

かいりょく クワイ― [0] 【怪力】
⇒かいりき(怪力)

かいりょくしょく

かいりょくしょく クワイリヨク― [4][3] 【灰緑色】
灰色がかった緑色。

かいりょくせき

かいりょくせき [4][3] 【海緑石】
淡い暗緑色の粘土鉱物。単斜晶系。カリウム・ナトリウム・鉄・アルミニウム・マグネシウムなどを含む。海成の堆積岩中に産する。イオン交換剤として硬水の軟化に使用。

かいりょくらんしん

かいりょくらんしん クワイ― [0] 【怪力乱神】
〔論語(述而)「子不�語�怪力乱神�」。怪異・勇力・悖乱(ハイラン)・鬼神の意から〕
理性では説明できないような不思議な存在や現象をいう。

かいる

かいる 【蛙】
カエル。[日葡]

かいれい

かいれい クワイ― [0] 【乖戻】 (名)スル
さからいそむくこと。違背。「遼遠僻隅にある官吏は政府に―し/民約論(徳)」

かいれい

かいれい クワイ― [0] 【回礼】 (名)スル
(1)礼を述べてまわること。お礼まわり。
(2)あちこち年賀に歩くこと。[季]新年。

かいれい

かいれい [0] 【海嶺】
海底山脈。しばしば大洋底をいくつかの海盆に分ける。日本付近には,七島-硫黄島海嶺,九州-パラオ海嶺,大和海嶺などがある。

かいれい

かいれい クワイ― [0] 【瑰麗】 (形動)[文]ナリ
優れていてきれいなさま。珍しくて美しいさま。「―な建築」

かいれき

かいれき クワイ― [0] 【回暦】
(1)新年がめぐってくること。暦の上で一年がめぐってくること。
(2)生まれた年の干支(エト)がめぐってくること。還暦。
(3)「イスラム暦」に同じ。

かいれき

かいれき [0] 【改暦】 (名)スル
(1)暦法を改めること。また,暦を改訂すること。
(2)新しい暦。また,新年。

かいれき

かいれき クワイ― [0] 【回歴】 (名)スル
各地をめぐり歩くこと。

かいれき

かいれき【改暦】
a calendar amendment (改正);a new year (新年).

かいれつ

かいれつ クワイ― [0] 【壊裂・潰裂】 (名)スル
やぶれさけること。くずれさけること。「陣形全く―する/此一戦(広徳)」

かいれつ

かいれつ [0] 【開裂】 (名)スル
開き裂けること。裂開。

かいれんごう

かいれんごう カヒレンガフ [3] 【買(い)連合】
取引で,買い方どうしが自分たちに有利な相場にするように共同行動をとること。
⇔売り連合

かいろ

かいろ【海路】
a sea route.〜で by sea;by ship.

かいろ

かいろ【回路】
《電》a circuit.→英和
〜遮断器 a circuit breaker.

かいろ

かいろ [1][0] 【開炉】
禅寺で防寒のため,毎年11月1日から室内の炉を開くこと。
⇔閉炉

かいろ

かいろ クワイ― [1] 【回路】
(1)電源から出た電流が,再び電源に入るまでの道筋。電源と負荷とを導線で環状につなぐところからいう。電気回路。
(2)生体内で進行する物質とエネルギーとの交代の過程の中で,化学反応の経路が循環する部分の称。トリカルボン酸回路,オルニチン回路など。
(3)流れていく,またはたどっていく道筋。「思考―」

かいろ

かいろ【懐炉】
a body warmer.

かいろ

かいろ クワイ― [1] 【懐炉】
懐中に入れ,体を温める器具。懐炉灰またはベンジンなどの燃料に点火して金属製の小箱に入れ密閉して用いる。[季]冬。

かいろ

かいろ [1] 【海路】
海上の航路。船路(フナジ)。また,船の旅。ふなたび。「―を行く」
→空路
→陸路

かいろ

かいろ [1] 【薤露】
〔漢の田横(デンオウ)が,高祖に仕えることを恥じて自殺した時,その死を悼んで門人が作った挽歌で,薤(オオニラ)(ラッキョウ)の葉に置いた露が乾きやすく落ちやすいのを命のはかなさにたとえたことから〕
昔,中国で王侯・貴人の葬送の時に歌った歌。挽歌。
→蒿里(コウリ)

かいろう

かいろう [0] 【海老】
エビの異名。[日葡]

かいろう

かいろう【回廊】
a corridor;→英和
a gallery;→英和
a cloister (寺院の).→英和

かいろう

かいろう カヒ― [0] 【貝楼】
蜃気楼(シンキロウ)のこと。貝やぐら。

かいろう

かいろう 【戒臈・戒臘】
(1)出家受戒してからの年数。「寂照は―の浅ければ/今昔 19」
(2)芸道修業などの年数。「二曲三体の功入りて,―を経て/申楽談儀」

かいろう

かいろう [0] 【偕老】
〔詩経(邶風,撃鼓・鄘風,君子偕老・鄭風,女日鶏鳴)〕
ともに年をとること。夫婦が老年になるまでむつまじく連れ添うこと。「―の契り」

かいろう

かいろう クワイラウ [0] 【回廊・廻廊】
宮殿・寺院などで,建物・庭などの周囲をとりまいている長く折れ曲がった廊下。

かいろう

かいろう [0] 【海楼】
海岸にある高い御殿。海辺の高殿。

かいろう

かいろう [0] 【皆労】
すべての人が働くこと。「国民―」

かいろうちたい

かいろうちたい クワイラウ― 【回廊地帯】
⇒ポーランド回廊(カイロウ)

かいろうどうけつ

かいろうどうけつ [0] 【偕老同穴】
(1)〔「同穴」は「詩経(王風,大車)」の語。生きている時はともに老い,死んでからは同じ墓に入る,の意〕
夫婦が愛情深く固く結ばれていること。「―の契りを結ぶ」
(2)カイロウドウケツ科の海綿動物の総称。形は花瓶状・円筒状などで,長さ3〜80センチメートル。細かい籠(カゴ)の目状の組織からできている。100〜1000メートルの深海の泥中に直立する。体腔内に雌雄一対のドウケツエビがすんでいることがあり,このエビは生涯外へ出ることなく一緒にすむことから「偕老同穴」の名がつけられたが,現在では海綿の方の名となった。ビーナスの花籠。
偕老同穴(2)[図]

かいろうび

かいろうび [3] 【海老尾】
「海老尾(エビオ){(2)}」に同じ。

かいろく

かいろく クワイ― 【回禄】
(1)火の神の名。[塵袋]
(2)火災。火事。「―の災あらば,朝家の御大事たるべし/平治(中)」

かいろぐ

かいろ・ぐ カヒログ (動ガ四)
揺れ動く。なびく。「(ススキガ)昔思ひ出顔に風になびきて,―・ぎたてる/枕草子 67」

かいろけい

かいろけい クワイ― [0] 【回路計】
⇒テスター

かいろそし

かいろそし クワイ― [4] 【回路素子】
回路を構成する要素となるもの。
→素子

かいろばい

かいろばい クワイ―バヒ [3] 【懐炉灰】
懐炉用の燃料。キリなどの木炭末にわら灰や草木灰を混ぜ,硝石などの助燃剤を加え紙で包んだもの。

かいろん

かいろん カヒ― 【買ひ論】
遊女を買うについての客どうしの言い争い。「遊女の―夜昼のわかちもなく/浮世草子・一代男 5」

かいわ

かいわ [0] 【諧和】 (名)スル
〔「かいか」とも〕
(1)やわらいで親しみあうこと。協調。
(2)音・調子などがよく整うこと。

かいわ

かいわ【会話】
(a) conversation;→英和
a dialogue (対話).〜する talk[speak,converse] <with a person> ;→英和
have a conversation[talk] <with> .〜の本 a conversation book.英〜がうまい be good at English conversation.会話体の conversational[colloquial].→英和

かいわ

かいわ クワイ― [0] 【会話】 (名)スル
(1)二人または数人が,互いに話したり聞いたりして,共通の話を進めること。また,その話。「―を交わす」
(2)特に,外国語で話し合うこと。「英―」

かいわ

かいわ カヒ― [0] 【貝輪】
貝殻製の腕輪。大形の二枚貝の殻に穴を開けて環状にしたり,巻貝を輪切りにしたもの。縄文時代から古墳時代にかけて用いられた。貝釧(カイクシロ)。

かいわい

かいわい [1] 【界隈】
辺り近所。付近。近辺。「道頓堀―」

かいわい

かいわい【界隈】
the neighborhood;the vicinity.→英和

かいわがたしょり

かいわがたしょり クワイ― [6] 【会話型処理】
コンピューター-システムで,利用者とシステムとの間でデータや命令の入力とそれに対する応答を交互にやりとりして処理を進める方式。対話型処理。

かいわご

かいわご クワイ― [0] 【会話語】
音声言語の一。主として会話にだけ用いられるような語や言い回し。

かいわじょう

かいわじょう [3] 【戒和尚・戒和上】
具足戒を受戒する時の三人の師のうち,最高位で,戒を授ける役の僧。天台宗の円頓戒(エンドンカイ)では,釈迦をこの役に請ずる。

かいわたい

かいわたい クワイ― [0] 【会話体】
会話をそのまま文字に写したような文体。

かいわぶん

かいわぶん クワイ― [3][0] 【会話文】
会話をそのまま文字化した形式の文。シナリオや小説の会話の部分など。座談会・会議の速記録なども含む。地の文と区別するため,「 」『 』 などで囲むことが多い。

かいわぶんせき

かいわぶんせき クワイ― [4] 【会話分析】
自然に発生した会話の記録を用い,ある単一の発話が,その発話が位置している連なりの中でどのようなもの(挨拶,質問など)として聞かれているか,その際の人々の実践を跡づけるもの。エスノメソドロジーの相互行為の分析手法の一。

かいわり

かいわり カヒ― [0] 【貝割(り)・卵割(り)・穎割(り)】
(1)二枚貝が開いたような形。また,卵が二つに割れたような形。
(2)「かいわれ」に同じ。
(3)端を{(1)}のように結ぶ帯の結び方。
(4)広袖の袖口を真ん中でくくったもの。十六ささげ。
(5)スズキ目の海魚。全長30センチメートルほど。アジ類の一種。体は卵円形で,著しく側扁する。体色は青みを帯びた銀白色。食用にして美味。本州中部以南に広く分布。ヒラアジ。

かいわりな

かいわりな カヒ― [4] 【貝割(り)菜】
芽が出たばかりの,貝割り形をした二葉を食べる野菜。摘まみ菜など。かいわり。かいわれ。[季]秋。

かいわれ

かいわれ カヒ― [0] 【貝割れ・穎割れ】
(1)芽を出したばかりの頃,貝殻を開いたように二枚の子葉を開いている幼い植物。かいわり。
(2)貝割り菜のこと。

かいわれだいこん

かいわれだいこん カヒ― [5] 【穎割れ大根】
ダイコンの種子を容器などに密に播いて徒長させたもの。子葉が開いた頃に収穫。辛みがあり,サラダや汁の実などにする。

かいわれな

かいわれな カヒ― [4] 【貝割れ菜】
⇒貝割り菜

かいわん

かいわん クワイ― [0] 【怪腕】
優れた腕前。「―を振るう」

かいわん

かいわん【怪腕(をふるう)】
(display) remarkable ability.

かいわん

かいわん [0] 【海湾】
陸地へはいり込んだ海。入り海。湾。

かいわんほう

かいわんほう クワイワンハフ [0] 【回腕法】
書道で,懸腕(ケンワン)法よりさらに大きく肘(ヒジ)を張って書く方法。

かいん

かいん【課員】
the staff of a section (総称);→英和
a member of the section staff.

かいん

かいん クワ― [1][0] 【火印】
(1)〔仏〕 左右の手の指を結んで三角形を作り,火の相を表した印契(インゲイ)。
(2)焼き印。「院使花方が頬(ツラ)に浪方(ナミカタ)といふ―を指し/盛衰記 46」

かいん

かいん [0][1] 【下院】
二院制の議会制度において,上院とともに議会を構成する合議機関。直接の公選によって選ばれる。
⇔上院

かいん

かいん クワ― [0] 【過飲】 (名)スル
酒などを,飲みすぎること。

かいん

かいん クワ― [0][1] 【禍因】
わざわいの原因。わざわいのもと。

かいん

かいん クワヰン [1][0] 【課員】
課に属している課長以外の職員。

かいん

かいん【下院】
the Lower House;the House of Representatives (米の)[Commons (英の)].下院議員 a member of the Lower House; <米> a Congressman;→英和
<英> a Member of Parliament <M.P.> .

かいん

かいん クワ― [0] 【花陰】
花の下のかげの所。花のかげ。

かいん

かいん クワ― [1] 【訛音】
⇒かおん(訛音)

かいん

かいん クワ― [1] 【華音】
中国語の音。また,中国語。かおん。

かいオペレーション

かいオペレーション カヒ― [5] 【買い―】
公開市場操作の一。中央銀行が市場(市中銀行)から債券を買い入れて通貨の放出を図る操作。金利引き下げの効果をもつことから,金融を緩和するときに行う。買いオペ。
⇔売りオペレーション

かいページ

かいページ [3] 【改―】
章・節などの区切りで,ページを改めて章・節を始めること。

かう

かう【飼う】
keep <a dog> ;→英和
rear <pigs> ;→英和
raise <chickens> .→英和

かう

か・う カフ 【肯ふ】 (動ハ下二)
承知する。うけがう。「即ち使を遣して喚(メ)す。而(シカ)るを来(モウキ)―・へず/日本書紀(斉明訓)」

かう

か・う カフ [1] 【交う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(動詞の連用形に付いて)擦れ違うように…する。まじるように…する。互いに…し合う。「行き―・う」「飛び―・う」「夏と秋と行き―・ふ空の通ひぢは/古今(夏)」
■二■ (動ハ下二)
かわす。さしかわす。「袖―・へし君玉垂の越智野(オチノ)過ぎ行く/万葉 195」

かう

か・う カフ [1] 【支う】 (動ワ五[ハ四])
〔「交(カ)う」と同源〕
(1)棒などをあてがってささえとする。「つっかい棒を―・う」
(2)鍵(カギ)や閂(カンヌキ)などをかけて扉が開かないようにする。「鍵を―・う」
[可能] かえる

かう

かう【買う】
(1) buy <a thing for 100 yen> ;→英和
purchase (購入).→英和
(2) invite <a person's hatred> (招く);→英和
incur <a person's displeasure> .→英和
(3) appreciate <a person's effort> (認める);→英和
think highly of <a person's ability> .

かう

か・う カフ 【替ふ・換ふ・代ふ・変ふ】 (動ハ下二)
⇒かえる(替・換・代)
⇒かえる(変)

かう

か・う カフ [1] 【飼う】 (動ワ五[ハ四])
(1)動物を,えさをやったり世話をしたりして養う。「犬を―・う」
(2)動物にえさや水を与える。「馬留め馬に水―・へ/万葉 3097」
[可能] かえる

かう

か・う カフ [0] 【買う】 (動ワ五[ハ四])
〔「替ふ」と同源〕
(1)(欲しいものを)代金を払って自分のものとする。購入する。
⇔売る
「本を―・う」「入場券を―・う」「権利を―・う」
(2)人の才能・性格などを高く評価する。「私は彼のひたむきな努力を―・う」「語学力を―・われてロンドン支店長になる」
(3)引き受ける。「売られたけんかを―・う」「一役―・う」
(4)自分の言動が元となって他人に悪感情をもたれる。「人の恨みを―・う」「顰蹙(ヒンシユク)を―・う」「失笑を―・う」
(5)金を払って芸者・売春婦などと遊ぶ。「飲む打つ―・う」
〔連用形の音便は,東日本では促音便「かった」と言われ,西日本ではウ音便「こうた」と言われる〕
[可能] かえる

かうん

かうん【家運】
<retrieve one's> family fortunes.

かうん

かうん [1][0] 【家運】
一家の運命。「―が傾く」

かえ

かえ カヘ [0] 【替え・換え・代え】
〔動詞「かえる(替)」の連用形から〕
(1)とりかえること。「―がきかない」
(2)かわり。予備。「―のズボン」「―がない」
(3)交換する時の割合。「一個千円―で買う」

かえ

かえ カヘ [1] 【柏・榧】
(1)植物の名。ヒノキの類という。「松―の栄えいまさね尊き我(ア)が君/万葉 4169」
(2)植物カヤの古名。「椎・櫟・―・栗生ひ/常陸風土記」

かえ

かえ【替え】
a substitute (代り);→英和
a spare.→英和
替え歌 an imitated song;a parody (こっけい化したもの).→英和

かえ

かえ (連語)
〔終助詞「か」に間投助詞「え」の付いたもの〕
文末にあって,疑って相手に尋ねたり,確かめたりする気持ちを表す。「もう出かけてしまった―」「寒かない―/真景累ヶ淵(円朝)」
〔近世以降,話しことばに用いられた語〕

かえあい

かえあい カヘアヒ 【替間】
能の間(アイ)狂言で,一部通行の型とは異なる型で演じること。また,その演出。

かえい

かえい 【嘉永】
年号(1848.2.28-1854.11.27)。弘化の後,安政の前。孝明天皇の代。

かえい

かえい クワ― [0] 【火映】
活火山の火口上空が,夜間,赤く映える現象。マグマまたは高温のガスが上昇してきて火口内に存在する場合に見られる。
→御神火(ゴジンカ)

かえい

かえい クワ― 【花営】
室町幕府の雅称。足利義満がその邸宅室町殿に花樹を多く植え「花の御所」と称されたのを柳営になぞらえていったもの。

かえい

かえい クワ― [0] 【花影】
月光などによる花の影。

かえいさんだいき

かえいさんだいき クワ― 【花営三代記】
義満・義持・義量(ヨシカズ)の三代の将軍にわたる室町幕府の記録。一巻。前半は政所関係者の手になると思われる法令集・部類記的史料による記事,後半は御供衆伊勢貞弥の日記で,のちに一書にまとめられたもの。武家日記。室町記。

かえいめいじねんかんろく

かえいめいじねんかんろく 【嘉永明治年間録】
幕末の政治・経済に関する記録。吉野真保編。一七巻。1869年(明治2)成立。

かえいよう

かえいよう クワエイヤウ [2] 【過栄養】
(1)栄養塩類や有機物の含有量が極端に増大した水域の状態。
(2)栄養素の過剰摂取による病的状態。肥満,ビタミン A 過剰による肝障害など。

かえうた

かえうた カヘ― [0] 【替(え)歌】
歌の節をそのまま借り,歌詞だけをかえた歌。

かえおとり

かえおとり カヘ― 【替へ劣り】
物をとりかえて,前よりも悪い物を得ること。
⇔替え優(マサ)り
「平家に源氏―したりとぞ人申しける/平家 8」

かえおや

かえおや カヘ― [0] 【替(え)親】
⇒契約親(ケイヤクオヤ)

かえかご

かえかご カヘ― 【替え駕籠】
江戸時代,宿駅で別の駕籠に乗り継ぐこと。また,その駕籠。

かえがえ

かえがえ カヘガヘ 【替へ替へ・換へ換へ】
とりかえ。交換。「どうやら台子の伝授と―にするやうで/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

かえき

かえき クワ― [0][1] 【課役】
(1)仕事を割り当てること。また,割り当てられた仕事。
(2)「かやく(課役)」に同じ。

かえぎ

かえぎ カヘ― [0] 【替(え)着】
着がえにする衣類。着がえ。

かえさ

かえさ カヘ― 【帰さ】
〔「かえるさ」の転。「かえっさ」の促音「つ」の無表記か〕
(1)帰りがけ。帰り道。「そのみわざにまうで給ひて,―に/伊勢 78」
(2)帰ること。「あまりの面白さに―を忘するるぞ/中華若木詩抄」

かえさう

かえさ・う カヘサフ 【反さふ】 (動ハ四)
〔「かえす」に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕
(1)繰り返す。「今は三び―・ひ,失を尋ね究むるに/法華義疏(長保点)」
(2)思いなおす。「かくだに思はじなど,心一つを―・ふ/源氏(手習)」
(3)問いかえす。質問する。「博士の―・ふべきふしぶしを引き出でて/源氏(乙女)」
(4)反論する。反対する。「―・ひ給はばこそは,負くるやうにても靡(ナビ)かめ/源氏(常夏)」

かえさま

かえさま カヘ― 【反様・返様】
前後・表裏などが逆であること。あべこべ。「表(ウエ)の袴を―に着/宇津保(あて宮)」

かえし

かえし【返し】
(a) return;→英和
(a) reward.→英和
…のお返しに in return <for a present> .

かえし

かえし カヘシ [3] 【返し・反し】
〔動詞「返す」の連用形から〕
(1)もらったものの返礼。おかえし。
(2)仕返し。返報。「このお―は必ずする」
(3)釣り針の先端の内側に逆向きにつけたとがった突起。あご。かかり。あぐ。
(4)返答。また,返歌や返信。かえり。「今宵はえまゐるまじとて―おこせたるは/枕草子 25」
(5)風・波・地震などが,いったんおさまってから再び起こること。「吹き返す東風(コチ)の―は身にしみき/後拾遺(雑五)」
(6)日本音楽で曲中の同じ部分を反復して演奏(または歌唱)すること。
(7)〔「反」の訓読み〕
反切(ハンセツ)のこと。[俚言集覧]

かえしうた

かえしうた カヘシ― [3] 【返し歌】
(1)贈られた歌に対する返しの歌。かえし。へんか。
⇔懸け歌
(2)「反歌(ハンカ)」に同じ。

かえしうま

かえしうま カヘシ― [3] 【返し馬】
本馬場に入った競走馬がレース直前に行うウオーミング-アップ。

かえしがたな

かえしがたな カヘシ― [4] 【返し刀】
竹や木などを斜めに切ってから,その切り口の先を反対の側から少しそぐこと。「―五分に切る/徒然 66」

かえしこうばい

かえしこうばい カヘシ― [4] 【返し勾配】
日本建築で四五度以上の急勾配の場合に,四五度を差し引いた残りの勾配。また,これで傾きを示す方法。

かえしじ

かえしじ カヘシ― [3] 【返し字】
「返(カエ)り字」に同じ。

かえしどめ

かえしどめ カヘシ― [0] 【返し留め】
裁縫で,縫い終わりの糸が抜けないようにもとの方へ四,五針縫い返してとめること。返し針。

かえしぬい

かえしぬい【返し縫い】
backstitching.

かえしぬい

かえしぬい カヘシヌヒ [0][3] 【返し縫い】
裁縫で,縫い目を丈夫にするため,一針ごとに針を後に返しながら縫う方法。返し針。

かえしばり

かえしばり カヘシ― [4] 【返し針】
(1)「返し縫い」に同じ。
(2)「返し留め」に同じ。

かえしぶみ

かえしぶみ カヘシ― 【返し文】
手紙の返事。返書。かえりぶみ。

かえしまく

かえしまく カヘシ― [3] 【返し幕】
歌舞伎で,一つの場と次の場とが時間的に続いている場合に,いったん幕を閉じ,鳴り物で間をつなぎ,すぐ幕を開けること。また,その次の場。ちょんちょん幕。

かえしもの

かえしもの カヘシ― [0][5] 【返し物】
(1)他人から借りた返却すべきもの。
(2)返礼の品。おかえし。

かえしももだち

かえしももだち カヘシ― 【返し股立ち】
袴の股立ちを高くとり,折り返した下着の小袖の裾とともに帯に挟むこと。[日葡]

かえしょうぞく

かえしょうぞく カヘシヤウゾク [3] 【替(え)装束】
能で,通行のものとは異なる面・装束で,演ずること。また,その演出。

かえしわざ

かえしわざ カヘシ― [3][0] 【返し技】
柔道で,相手が技をかけてきた時,それをはずして逆にこちらからかけ返す技。

かえしん

かえしん カヘ― [0] 【替え芯】
シャープ-ペンシルなどの,交換用の予備の芯。

かえしん

かえしん【替え芯】
(a) lead;→英和
a refill (ボールペンの).→英和

かえじ

かえじ カヘ― [0] 【替(え)字】
同じ読みの他の字と替えて用いること。また,その字。「吉野」の「吉」を「芳」にかえる類。

かえす

かえす【孵す】
hatch <eggs,chickens> .→英和

かえす

かえ・す カヘス [1] 【帰す・還す】 (動サ五[四])
〔「かえす(返)」と同源〕
人を,初めにいた所,または本来の居場所に戻らせる。帰らせる。「台風のため生徒を早めに―・す」
[可能] かえせる

かえす

かえ・す カヘス [1] 【返す・反す】 (動サ五[四])
(1)物を,本来の場所や持ち主に戻す。返却する。《返・還》「借りた本を―・す」「もとの場所に―・す」
(2)もとの状態に戻す。「旧状に―・す」
(3)向きを逆にする。
 (ア)相手からの働きかけに対して,こちらからも相手に同様の動作をする。《返》「挨拶を―・す」「言葉を―・す(=反論スル)」「―・す言葉もない(=返事ノシヨウガナイ)」
 (イ)表裏・上下を反対にする。《返・反》「カードを―・す」「てのひらを―・す」
 (ウ)耕す。《返・反》「畑の土を―・す」
 (エ)波が沖の方へ戻る。《返・反》「寄せては―・す波」
(4)いったん食べた物を口から出す。戻す。「抱へて御湯参らせ給へば―・してきこしめさず/栄花(楚王の夢)」
(5)地の色の上に他の色をかけて染め変える。染め返す。「小桜を黄に―・したる鎧着て/保元(上)」
(6)(動詞の連用形の下に付いて)
 (ア)他からの働きかけに対して,こちらからもその方へ向かって…する。《返・反》「にらみ―・す」「投げ―・す」
 (イ)もう一度…する。繰り返し…する。《返・反》「手紙を読み―・す」「思い―・す」
〔「かえる」に対する他動詞〕
[可能] かえせる
[慣用] 裏を―・踵(キビス)を―・手の裏を―・白紙に―

かえす

かえ・す カヘス [1] 【孵す】 (動サ五[四])
〔「かえす(返)」と同源〕
卵を暖めたりしてかえらせる。孵化(フカ)させる。「親鳥が卵を―・す」
[可能] かえせる

かえす

かえす【返す】
(1) return;→英和
give back;pay back;repay (金を).→英和
(2) revenge oneself <on a person> (報復).
(3) send back;return (返送).
(4) put back;restore <to> (もとの所へ).→英和

かえすがえす

かえすがえす【返す返す(も)】
really;exceedingly;→英和
repeatedly (繰返し).→英和

かえすがえす

かえすがえす カヘスガヘス [4] 【返す返す】 (副)
(1)どのように考えても。かさねがさね。ほんとうに。「お会いできず,―残念です」
(2)何度も繰り返すさま。くれぐれも。かえるがえる。「将来のことを―頼む」
(3)ていねいに。ねんごろに。念入りに。「―も書きおく跡,たしかなれども/十六夜」

かえせん

かえせん カヘ― 【替(え)銭】
中世の為替の一。手形により銭で決済するもの。かいせん。かえぜに。
→替え米(マイ)

かえせんや

かえせんや カヘ― 【替銭屋】
中世,為替と両替を取り扱った商人。割符(サイフ)屋。

かえぜに

かえぜに カヘ― 【替(え)銭】
⇒かえせん(替銭)

かえだま

かえだま【替玉】
<employ> a substitute.→英和
〜を使う substitute <A for B> .

かえだま

かえだま カヘ― [0] 【替(え)玉】
(1)本物の代わりに使うにせもの。
(2)本人だと見せかけて別人を使うこと。また,その別人。「―受験」

かえち

かえち カヘ― [0] 【替(え)地】
土地を交換すること。特に,収用した土地に代えて与える別の土地。代替地。

かえぢゃわん

かえぢゃわん カヘ― [3] 【替(え)茶碗】
茶会で,一つの席に多人数の客を迎える場合に,主茶碗(オモヂヤワン)を補うために用いられる茶碗。

かえって

かえって【却って】
(1) on the contrary (反対に).→英和
(2) rather;→英和
(all the) more (むしろ).→英和

かえって

かえって カヘツ― [1] 【却って・反って】 (副)
〔「かえりて」の転〕
(予想などとは)反対に。逆に。「そんなことをしたら,―よくない」「―失礼になる」

かえってとく

かえってとく カヘツ― 【却説】 (連語)
〔「却説」を訓読みした語〕
接続詞的に用い,前文を受けて話題を転換するのに用いる。さて。話かわって。「―,今言つた三人づれで帰つて来ると/滑稽本・浮世床 2」

かえづる

かえづる カヘ― [0] 【替(え)弦】
かけかえ用の弓弦(ユヅル)。

かえで

かえで【楓】
a maple tree.

かえで

かえで カヘ― [0] 【替手】
〔「かえて」とも〕
主として地歌や箏曲などの邦楽で,本手(ホンテ)と合奏するためにあとから付け加えて作曲された別な旋律。
→本手

かえで

かえで カヘデ [0] 【楓・槭樹】
〔「かえるで(蛙手)」の転〕
(1)カエデ科カエデ属の植物の総称。世界に約二〇〇種,日本に十数種あり,日本産ではイロハモミジ類がその紅葉の美しさで代表的である。材は緻密で細工物や器具材とする。サトウカエデ・イタヤカエデの樹液からは糖分を採る。そのほかハウチワカエデ・メグスリノキなどがある。モミジ。古名カエルデ。[季]秋。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも萌葱(モエギ)。
(3)家紋の一。{(1)}の葉を図案化したもの。

かえでか

かえでか カヘデクワ [0] 【楓科】
双子葉植物,離弁花類の一科。ムクロジ科に近い。多く落葉樹。北半球の温帯に分布し,特に日本・中国に多い。葉は対生して普通手形状に切れ込むが,全縁または,三出または羽状の複葉となる種もある。花は小さく両性または単性,果実は翼のある二個の分果に分かれる。秋の紅葉の美しいものが多い。

かえでちょう

かえでちょう カヘデテウ [3] 【楓鳥】
(1)スズメ目カエデチョウ科の鳥の総称。全長10センチメートル前後で色彩の華やかな種が多い。南アジア・アフリカ・オーストラリアなどに分布。
(2){(1)}の一種。全長9センチメートルほど。体の背面は淡灰褐色,腹面は淡いピンクを帯び不明瞭な横縞がある。嘴(クチバシ)と目のあたりが赤い。球形の巣を作る。アフリカのサバンナなどにすむ。飼い鳥とする。

かえでのま

かえでのま カヘデ― 【楓の間】
江戸城中の将軍の居室。八畳二間の座敷で,一般政務を執った後に居所としたところ。

かえどの

かえどの カヘ― 【柏殿】
平安時代,朱雀院内の北東にあった建物。皇后・皇太后の居所となった。

かえな

かえな カヘ― [0] 【替(え)名・代え名】
(1)本名にかえて用いる名。異名。別名。
(2)遊里で,客を本名で呼ぶことを避けて用いる呼び名。
(3)芝居で,俳優の扮する役の名。「役人―」

かえにす

かえに・す カヘ― 【肯にす】 (動サ変)
〔下二段動詞「かふ」に打ち消しの助動詞「ず」の連用形の古形「に」の付いたものにさらにサ変動詞「す」が付いたもの〕
…することができない。…しようとしない。「我が所説の法を信受し―・せむ/地蔵十輪経(元慶点)」
〔漢文訓読に多く用いられる〕
→がえんずる

かえのかた

かえのかた カヘ― [5] 【替の型】
能・狂言で,通行の型とは異なる型で演じること。また,その演出。

かえば

かえば カヘ― [0] 【替(え)刃】
安全かみそりやカッターなどで,とりかえて使う刃。代わりの刃。

かえば

かえば【替え刃】
a spare razor blade.

かえぶた

かえぶた カヘ― [0] 【替え蓋】
(1)代わりのふた。予備のふた。
(2)茶の湯で,茶入れ・水指(ミズサシ)・釜(カマ)などの,胴とは材質の違ったふた。
⇔共蓋

かえまい

かえまい カヘ― 【替(え)米】
中世の為替の一。米で決済するもの。かわしまい。
→替え銭(セン)

かえまさり

かえまさり カヘ― 【替へ優り】
物をとりかえて,前よりよい物を得ること。
⇔替え劣り
「げに―もや覚えまし/狭衣 1」

かえもん

かえもん カヘ― [0][2] 【替(え)紋】
定紋(ジョウモン)に替えて用いる,略式または装飾の紋。裏紋。副紋。

かえやぐら

かえやぐら カヘ― [3] 【代え櫓】
⇒控(ヒカ)え櫓(ヤグラ)

かえらかす

かえらか・す カヘラ― 【返らかす】 (動サ四)
煮たたせる。沸騰させる。「提(ヒサゲ)に湯を―・して/宇治拾遺 2」

かえらぬたび

かえらぬたび カヘラヌ― 【帰らぬ旅】 (連語)
死んであの世に行くこと。死ぬこと。死出の旅。「―に赴く」

かえらぬひと

かえらぬひと カヘラヌ― 【帰らぬ人】 (連語)
死んで,再びこの世に帰って来ない人。故人。不帰の客。「―となる」

かえらぬみち

かえらぬみち カヘラヌ― 【帰らぬ路】 (連語)
死んであの世へ行くこと。「死出の山―の憂きにつけても/新千載(哀傷)」

かえらまに

かえらまに カヘラマ― 【却らまに】 (副)
逆に。かえって。「―君こそ我にたくひれの白浜波の寄る時もなき/万葉 2823」

かえり

かえり カヘリ [3] 【返り】
〔動詞「かえる(返)」の連用形から〕
(1)返事。返書。返歌。「御―さすがに憎からずきこえかはし給ひて/竹取」
(2)漢文の返り点。

かえり

かえり カヘリ 【反り】
〔「かえり(返)」と同源〕
■一■ [3] (名)
(1)うらがえること。くつがえること。
(2)「反(カエ)り角(ヅノ)」に同じ。
■二■ (接尾)
助数詞。数や数の不定を表す和語に付いて,回数を表すのに用いる。たび。回。「いまひと―われにいひて聞かせよ/更級」

かえり

かえり カヘリ [3] 【帰り・還り】
〔「かえり(返)」と同源〕
(1)もとのところへ帰ること。「夫の―を待つ」「―がおそい」
(2)帰る時。帰り道。帰途。「学校の―に本屋に寄る」

かえり

かえり【帰り】
return.→英和
〜を急ぐ hurry back.〜がおそい be late (in) coming back[home].〜道に on one's way home[back].

かえり=をさす

――をさ・す
鳥が首を羽の下に入れたり,背につけたりして寝る。「右のつばさに―・し/仮名草子・伊曾保物語」

かえりあそび

かえりあそび カヘリ― 【還遊】
「かえりだち{(1)}」に同じ。「祭の日の―御前にてあるに/栄花(様々の悦)」

かえりあるじ

かえりあるじ カヘリ― 【還饗】
(1)賭弓(ノリユミ)・相撲(スマイ)の節会(セチエ)などのあとで,その日の勝負に勝った方の近衛大将が自邸で配下の人々を召して饗応すること。還立(カエリダチ)の饗(アルジ)。「八月にこの殿に相撲の―あるべければ/宇津保(俊蔭)」
(2)「かえりだち{(1)}」に同じ。「その日―いかめしく/宇津保(春日詣)」

かえりいず

かえりい・ず カヘリイヅ 【帰り出づ】 (動ダ下二)
(1)もといた場所に戻って姿を見せる。「女,内侍のもとに―・でて/竹取」
(2)帰るために,ある所から出る。「みなその急ぐべきものどもなどとり具しつつ―・で侍にし/源氏(蜻蛉)」

かえりうち

かえりうち カヘリ― [3][0] 【返り討ち】
かたきを討とうとして,相手に逆に討たれること。「―にあう」

かえりうち

かえりうち【返討ちにする(なる)】
kill a person who is seeking revenge on one (be killed by a person on whom one seeks revenge).

かえりうま

かえりうま カヘリ― [3] 【帰り馬】
荷や客を送り届けた帰り掛けの馬。普通より安い。戻り馬。「親方,―だが乗つてくんなさい/滑稽本・膝栗毛(初)」

かえりがけ

かえりがけ カヘリ― [0] 【帰り掛け】
(1)帰ろうとする時。
(2)帰る途中。帰り道。
⇔行き掛け
「―に立ち寄る」

かえりきく

かえりき・く カヘリ― 【還り聞く】 (動カ四)
めぐりめぐって耳に入る。伝え聞く。「もしは侍どもの―・かんこと,返す返すはづかしう候へば/平家 10」

かえりくじ

かえりくじ カヘリ― 【反り公事】
(1)「逆公事(サカクジ)」に同じ。
(2)苦情をいうべき人間が,その相手から逆に苦情をいわれること。「人の子に―を食はせる/滑稽本・浮世風呂 2」

かえりぐま

かえりぐま カヘリ― [3] 【返り隈・返り暈】
日本画で,彩色した上を胡粉(ゴフン)など白色や明るい色調の顔料でくまどること。逆隈(サカグマ)。照り隈。

かえりぐるま

かえりぐるま カヘリ― [4] 【帰り車】
客を送り届けた帰りの空き車。

かえりごえ

かえりごえ カヘリゴヱ 【返り声】
雅楽や声明(シヨウミヨウ)で,呂から律に,また律から呂に調子を変えること。声明では反音(ヘンノン)ともいう。洋楽の転調または移調に近似。

かえりごつ

かえりご・つ カヘリ― 【返りごつ】 (動タ四)
返事をする。かえりごとをする。「情なからず,うち―・ち給ひて/源氏(賢木)」

かえりごと

かえりごと カヘリ― 【返り言・返り事】
〔「かへりこと」とも〕
(1)使いが帰って来て報告すること。復命。「たひらけく早渡り来て―奏(モウ)さむ日に/万葉 4264」
(2)返事の言葉。答え。「翁かしこまりて,御―申すやう/竹取」
(3)返歌。「この―いとおとなしければ/十六夜」
(4)もらったお礼の贈り物。お返し。返礼。「あざらかなるものもてきたり。よねして―す/土左」

かえりざき

かえりざき【返咲き】
reflowering (花木の);a comeback (復活).→英和

かえりざき

かえりざき カヘリ― [0] 【返り咲き】
(1)一度衰えたもの,一度その地位を失った者などが,再びもとの状態に戻って勢いを得ること。「政界への―をねらう」
(2)草木の花が,その季節でないのに咲くこと。普通,春咲いた草木が初冬のころにまた花をつけること。狂い咲き。二度咲き。[季]冬。

かえりざく

かえりざ・く カヘリ― [4][0] 【返り咲く】 (動カ五[四])
〔(2) が原義〕
(1)ある地位を失ったものが再びもとの地位に復帰する。「首位に―・く」
(2)その年のうちに再び花が咲く。狂い咲く。「散る花を吹きあげの浜の風ならば猶も木末に―・かせよ/夫木 4」
[可能] かえりざける

かえりざく

かえりざく【返り咲く】
bloom again (花木が);come back <to> (復活).

かえりしな

かえりしな カヘリ― [0] 【帰りしな】
帰ろうとする時。また,帰る途中。かえりがけ。

かえりしょうがつ

かえりしょうがつ カヘリシヤウグワツ [4] 【返り正月】
小正月。もどり正月。

かえりしょにち

かえりしょにち カヘリ― [4] 【返り初日】
演劇の興行中に,一度中止して同じ演目で再開したときの初日。

かえりしんざん

かえりしんざん カヘリ― [4] 【帰り新参】
一度辞めた者が再びもとの勤めに帰って働くこと。また,その人。

かえりじ

かえりじ カヘリ― [3][0] 【返り字】
漢文を訓読する時に,語順を逆にして上に返って読む字。返し字。

かえりたつ

かえりた・つ カヘリ― 【還り立つ】 (動タ四)
(1)帰途につく。「―・ち路を来れば/万葉 3791」
(2)「還立(カエリダチ){(1)}」の遊びをする。「―・つ雲ゐの庭火深き夜に/夫木 18」

かえりだち

かえりだち カヘリ― 【還立】
(1)賀茂神社・石清水八幡宮などの祭礼の後,奉仕した使い・舞人たちが天皇の前に出て,歌舞の遊びをすること。還遊(カエリアソビ)。還饗(カエリアルジ)。「賀茂の臨時の祭の―に御神楽のあるに/宇治拾遺 5」
(2)「かえりあるじ{(1)}」に同じ。「左の大臣殿の賭弓(ノリユミ)の―,相撲のあるじなどには/源氏(竹河)」

かえりだちのあるじ

かえりだちのあるじ カヘリ― 【還立の饗】
「かえりあるじ{(1)}」に同じ。「またの年賭弓の―にまかりて/後撰(雑一詞)」

かえりち

かえりち カヘリ― [3][0] 【返り血】
切りつけた人についた,相手の流した血。「―をあびる」

かえりちゅう

かえりちゅう カヘリ― 【返り忠】
(1)主君に背いて,敵側の主君に仕え忠義を尽くすこと。裏切り。「他人の口よりもれぬ先に―して/平家 2」
(2)いったん背いた者が,再びもとの主君に忠義を尽くすこと。「―せられたりければ,時の人後に忠小別当とぞ咲(ワラ)はれける/平治(上)」

かえりつく

かえりつ・く カヘリ― [4] 【帰り着く】 (動カ五[四])
出発した所へ戻って到着する。帰着する。「ベース-キャンプに―・く」

かえりづの

かえりづの カヘリ― [3] 【反り角】
打ち刀・腰刀の鞘(サヤ)に,先を柄(ツカ)の方に向けてつけた鉤爪。抜刀の際,帯にかかるので,鞘が刀身とともに抜けるのを防ぐ。さかづの。

かえりづゆ

かえりづゆ カヘリ― [3] 【返り梅雨】
戻り梅雨。

かえりて

かえりて カヘリ― 【却りて】 (副)
かえって。反対に。「―はつらくなむ,かしこき御心ざしを思ひたまへ侍る/源氏(桐壺)」

かえりてん

かえりてん カヘリ― [3] 【返り点】
漢文を訓読する場合に,漢字の左下隅につけ下から上へ返って読むことを表す記号。「�」はすぐ下の字から一字返って読むことを示し,一・二・三,上・中・下,甲・乙・丙などはその順序に上に返って読むことを示す。

かえりてんじょう

かえりてんじょう カヘリ―ジヤウ 【還り殿上】
(1)いったん昇殿を停止された殿上人が再び昇殿を許されること。還昇。
(2)〔「源平盛衰記」が誤用した語か〕
退位した天皇が再び即位すること。重祚(チヨウソ)。「後には―して,称徳天皇と申しき/盛衰記 3」

かえりなる

かえりな・る カヘリ― 【還り成る】 (動ラ四)
再びもとの官職に復する。「かの,解けたりし蔵人も,―・りにけり/源氏(松風)」

かえりにゅうまく

かえりにゅうまく カヘリニフ― [4] 【返り入幕】 (名)スル
相撲で,十両に落ちた者が再び幕内に上がること。

かえりばな

かえりばな カヘリ― 【返り花・帰り花】
(1)初冬の小春日和(ビヨリ)に咲く季節はずれの花。返り咲きの花。[季]冬。《日に消えて又現れぬ―/虚子》
(2)遊女などが二度目の勤めに出ること。「御身はまた��廓に―/浮世草子・御前義経記」

かえりぶね

かえりぶね カヘリ― [4] 【帰り船】
(1)客や荷物を送り届けて引き返す船。戻り船。
(2)港へ帰る船。また,帰路に乗る船。

かえりまかず

かえりまか・ず カヘリマカヅ 【帰り罷づ】 (動ダ下二)
貴人の所から退出する。「―・づる大学の衆どもあるを/源氏(乙女)」

かえりまかる

かえりまか・る カヘリ― 【帰り罷る】 (動ラ四)
(1)地方の任地に帰る。「我(ア)が待つ君が事終り―・りて/万葉 4116」
(2)「帰り行く」のへりくだった言い方。帰って行きます。「ひとり見をきて―・りなんずるこそあはれに/山家(雑詞)」

かえりみ

かえりみ カヘリ― 【顧み】
(1)あとを振り返って見ること。「―すれば月かたぶきぬ/万葉 48」
(2)自分の身を懸念すること。「大君の辺にこそ死なめ―はせじ/万葉 4094」
(3)面倒を見ること。世話。「親たちの―をいささかだに仕うまつらで/竹取」
(4)反省。「モシソノ―ガ無クワ/天草本伊曾保」

かえりみち

かえりみち カヘリ― [3] 【帰り道・帰り路】
帰る途中のみち。帰路。帰途。

かえりみる

かえりみる【顧みる】
look back (ふりむく);reflect <upon oneself> (反省);→英和
look back <upon> (回想).顧みない ignore;→英和
disregard;→英和
neglect.→英和
…を顧みないで regardless of….

かえりみる

かえり・みる カヘリ― [4] 【省みる】 (動マ上一)[文]マ上一
〔「顧(カエリ)みる」と同源〕
ふりかえってよく考える。反省する。「自らを―・みて恥じるところがない」「日に三度(ミタビ)わが身を―・みる」

かえりみる

かえり・みる カヘリ― [4] 【顧みる】 (動マ上一)[文]マ上一
(1)過ぎ去ったことを考える。「歴史を―・みる」
(2)気を配る。気遣う。心配する。「家庭を―・みるゆとりもない」「危険も―・みず進む」
(3)後ろをふりむいて見る。「背後を―・みる」
(4)たち帰って見る。もどって見る。「磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた―・む/万葉 141」

かえりむこ

かえりむこ カヘリ― [4] 【帰り婿】
「年季婿(ネンキムコ)」に同じ。

かえりもうし

かえりもうし カヘリマウシ 【返り申し】
(1)使者が帰って来て報告すること。復命。「長奉送使にてまかり下りて,―の暁/続古今(離別詞)」
(2)神仏にお礼参りをすること。報賽(ホウサイ)。「―たひらかに/源氏(若菜上)」

かえりもうで

かえりもうで カヘリマウデ [4] 【返り詣で】
(1)故郷へ帰り,先祖の墓などにお参りすること。
(2)「かえりもうし{(2)}」に同じ。「―ヲスル/ヘボン(三版)」

かえりやま

かえりやま カヘリヤマ 【帰山】
姓氏の一。

かえりやまのりまさ

かえりやまのりまさ カヘリヤマ― 【帰山教正】
(1893-1964) 映画監督。東京生まれ。純映画劇運動を提唱。日本最初の純映画劇「生の輝き」「深山の乙女」を撮る。映画芸術協会を設立。

かえりよみ

かえりよみ カヘリ― [0] 【返り読み】
漢文を訓読するとき,下の字から上の字へ戻って読むこと。

かえりわたる

かえりわた・る カヘリ― 【帰り渡る】 (動ラ四)
帰って行く。帰って来る。「御かたがたに―・り給ひぬ/源氏(初音)」

かえる

かえる【帰[返]る】
(1) return;→英和
come[go]back;come[go,get,return]home (帰宅).
(2) go away;leave;→英和
be off (辞去).
(3) return <to> (もとへ戻る).
われに〜 come to oneself.

かえる

か・える カヘル [0] 【変える】 (動ア下一)[文]ハ下二 か・ふ
〔「かえる(替)」と同源〕
(1)形・色・性質・内容などをそれまでとは違う状態にする。変化させる。変更する。「髪形を―・える」「顔色を―・える」「急に態度を―・える」「予定を―・える」「交流を直流に―・える装置」
(2)居場所や,ある動作をする場所を別の所に移す。「住所を転々と―・える」「ソファーの位置を―・える」
[慣用] 血相を―・攻守所を―・目の色を―・目先を―/手を変え品を変え

かえる

かえる【換[代・替]える】
(1) exchange <A for B> ;→英和
barter (物々交換);→英和
cash <a check> (現金に).→英和
(2) substitute <A for B> ;→英和
replace <A with[by]B> (代用).→英和

かえる

かえる【孵る】
be hatched;hatch.→英和

かえる

かえる カヘル [0] 【蛙・蝦】
無尾目の両生類の総称。尾はなく,発達した後ろ足とやや小さい前足とをもち,後ろ足に五本,前足に四本の指がある。普通,後ろ足には水かきがある。小昆虫やクモなどを食べる。水辺にすむものが多いが,草むらや樹上にすむ種類もある。幼時はオタマジャクシと呼ばれ,水中にすむが,二〜三週間で変態し,四肢が生え,尾が消失して陸上にあがる。食用になる種もある。トノサマガエル・ヒキガエル・アマガエル・ウシガエルなど種類が多い。かわず。[季]春。「―の合唱」《痩(ヤセ)―まけるな一茶これにあり/一茶》

かえる

かえ・る カヘル [1] 【返る・反る】 (動ラ五[四])
(1)物が本来の持ち主に戻る。《返》「貸した金が―・る」「財布が落とし主に―・る」
(2)もとの状態に戻る。《返》「童心に―・る」「正気に―・る」「我に―・る」
(3)向きが逆になる。《返・反》
 (ア)物にぶつかったりして逆の方向に向かって動く。「こだまが―・る」「答えが即座に―・ってくる」
 (イ)裏と表,上と下などが入れかわる。「葉が裏に―・る」
(4)(動詞の連用形の下に付いて)すっかりその状態になる。全く…する。「しょげ―・る」「あきれ―・る」「静まり―・る」「煮えくり―・る」
(5)年が改まる。《返》「年が―・る」「年―・りて三月十余日になるまで/更級」
(6)色が変わる。変色する。「薄色の,裏いと濃くて上は少し―・りたる/枕草子 36」
(7)何度も同じことをする。盛んに…する。「我が衣手に秋風の吹き―・らば/万葉 2092」
〔「かえす」に対する自動詞〕
[可能] かえれる

かえる

かえ・る カヘル [1] 【帰る・還る】 (動ラ五[四])
〔「かえる(返)」と同源〕
(1)初めにいた所,またはもといた場所にもどる。「五時には―・ってくる」「故国に―・る」
(2)やって来た人がそこを立ち去る。「客が―・る」
[可能] かえれる

かえる

かえ・る カヘル [1] 【孵る】 (動ラ五[四])
〔「かえる(返)」と同源〕
卵が割れて,ひな・稚魚・幼虫などが現れる。孵化(フカ)する。「卵が―・った」「ひなが―・る」

かえる

か・える カヘル [0] 【替える・換える・代える】 (動ア下一)[文]ハ下二 か・ふ
それまであった物をどけて,別の物をその位置・地位に置く。
(1)同種・同等の別のものと交替させる。《替》「商売を―・える」「水槽の水を―・える」「毎日シーツを―・える」
(2)ある物を与えて別の物を得る。《換》「宝石を金(カネ)に―・える」
(3)あるものを活用・採用せず,その役目を他のものにさせる。代用する。《代》「挙手をもって投票に―・える」
(4)飲食物のお代わりをする。「ご飯を三膳も―・えた」
〔「かわる」に対する他動詞〕
[慣用] 命に―/背(セ)に腹はかえられぬ

かえる

かえる【変える】
change;→英和
alter;→英和
shift.→英和
姿を〜 disguise oneself.説を〜 alter[change]one's opinion.

かえる

かえる【蛙】
a frog <croaks> .→英和
‖蛙泳ぎ <swim> the breast stroke.蛙飛び leapfrog.蛙の子は蛙 Like father,like son.

かえる=の子は蛙

――の子は蛙
子供はたいてい親に似るものだ。また,凡人の子はやはり凡人になる,の意とも。

かえる=の目借(メカ)り時(ドキ)

――の目借(メカ)り時(ドキ)
春,蛙がさかんに鳴く頃の眠くてたまらない時期。
〔蛙が雌を求める意の「妻(メ)狩る」から転じたとも,「蛙に目を借りられ」て眠いからともいう〕

かえる=の面(ツラ)に水

――の面(ツラ)に水
〔蛙の面に水をかけても平気でいることから〕
どんな仕打ちをされても,全く平気でいること。しゃあしゃあとしているさま。蛙の面に小便。

かえる=の頬冠(ホオカム)り

――の頬冠(ホオカム)り
〔蛙の目は背後にあるので,頬冠りをすると前方が見えないことから〕
目先の利かないこと。

かえる=は口ゆえ蛇(ヘビ)に呑(ノ)まるる

――は口ゆえ蛇(ヘビ)に呑(ノ)まるる
〔蛙は鳴くので蛇に居所が知れて呑まれる意から〕
余計な口をきいて身を滅ぼすことのたとえ。蛙は口から呑まるる。

かえるあし

かえるあし カヘル― [3] 【蛙足】
平泳ぎの足の動かし方。蛙が泳ぐ時のように,両足を十分縮めた後,力強く外側に開いて水を蹴り,最後に両足を伸ばしてそろえる。

かえるあした

かえるあした カヘル― 【帰る朝】 (連語)
男が女のもとで,一夜を共にして帰るその朝。きぬぎぬ。「たなばたの―の天の河/後撰(秋上)」

かえるいくさ

かえるいくさ カヘル― [4] 【蛙軍】
多数の蛙が群れ集まって,争うように交尾すること。蛙合戦(カエルガツセン)((カワズガツセン))。

かえるおよぎ

かえるおよぎ カヘル― [4] 【蛙泳ぎ】
水府流泳法の一。蛙が泳ぐ時のような手足の使い方で泳ぐ泳ぎ方。平泳ぎ。

かえるかり

かえるかり カヘル― 【帰る雁】 (連語)
春になって北へ帰って行く雁。帰雁(キガン)。[季]春。《―田ごとの月の曇る夜に/蕪村》

かえるがえる

かえるがえる カヘルガヘル 【返る返る】 (副)
「かえすがえす」に同じ。「―ひまなううらみつくさせ給ふ御文も/寝覚 3」

かえるご

かえるご カヘル― [3] 【蛙子】
おたまじゃくし。

かえるさ

かえるさ カヘル― 【帰るさ】
〔「さ」は接尾語〕
帰る時。帰る途中。かえさ。「―に妹に見せむにわたつみの沖つ白玉拾(ヒリ)ひて行かな/万葉 3614」

かえるさま

かえるさま カヘル― 【帰るさま】
「かえるさ」に同じ。

かえるっぱ

かえるっぱ カヘル― [3] 【蛙葉】
〔死んだ蛙をこの葉で覆うと生き返るといわれたことから〕
オオバコの別名。カエルバ。

かえるで

かえるで カヘル― 【楓・蛙手・鶏冠木】
〔古くは「かへるて」とも。葉の形が蛙の手に似ているので〕
かえで。「子持山若―のもみつまで/万葉 3494」

かえるとし

かえるとし カヘル― 【返る年】 (連語)
翌年。その次の年。「―の二月二十日よ日,宮の職へ出でさせ給ひし/枕草子 83」

かえるとび

かえるとび カヘル― [0][3] 【蛙飛び】
⇒馬飛(ウマト)び

かえるにょうぼう

かえるにょうぼう カヘル―バウ [4] 【蛙女房】
〔目を妻(メ)にかけて,蛙は目が上にあるから〕
夫より年上の女房。かわず女房。

かえるまた

かえるまた カヘル― [0] 【蛙股・蟇股】
〔蛙がまたを広げたような形から〕
(1)(「蟇股」と書く)社寺建築などで,頭貫(カシラヌキ)または梁(ハリ)の上,桁との間に置かれる山形の部材。本来は上部構造の重みを支えるもの。のちには単に装飾として,さまざまに彫刻して破風などにつけられた。厚い板でできた板蟇股と中を透かした本蟇股とがある。
(2)かんざしで,足が蛙のまたを広げた形になったもの。
(3)網地の結節の一。結び目が締まり,ずれにくいため,刺し網類に用いる。
蟇股(1)[図]

かえるやま

かえるやま カヘル― 【帰山】
福井県南条郡今庄町にある低い丘。鹿蒜(カヒル)神社がある。((歌枕))「―かへるがへるもおいにけるかな/古今(雑上)」

かえん

かえん クワヱン [0] 【花園】
はなぞの。「自然―」

かえん

かえん 【夏衍】
(1900-1995) 中国の劇作家。浙江省出身。日本留学後,上海芸術劇社をおこし左翼演劇運動を始める。代表作「自由の魂」「上海の屋根の下」。シア=イエン。

かえん

かえん【火炎】
a flame;→英和
a blaze.→英和
‖火炎ビン a Molotov cocktail.火炎放射器 a flamethrower.

かえん

かえん [0][1] 【佳宴】
よい宴会。めでたい宴会。

かえん

かえん クワ― [0] 【火煙】
火と煙。また,火が燃える時に出る煙。

かえん

かえん クワ― [0] 【花筵・華筵】
(1)花ござ。はなむしろ。
(2)はなやかな宴会。酒宴。「―を開く」

かえん

かえん クワ― [0] 【火炎・火焔】
燃えさかる火。ほのお。

かえんきせいがん

かえんきせいがん クワ― [5] 【過塩基性岩】
⇒超塩基性岩(チヨウエンキセイガン)

かえんぐま

かえんぐま クワ― [2] 【火焔隈】
歌舞伎の隈(クマ)取りの一。紅の筋隈を火焔にかたどったもの。「義経千本桜」二段目の「鳥居前」で狐忠信(タダノブ)がする。

かえんさい

かえんさい クワ― [2] 【火焔菜】
アカザ科の一,二年草。根菜として栽培。根の外皮は赤色。横断面に同心円状に赤色の輪がある。サラダなどに用いる。

かえんしき

かえんしき クワ― [0] 【火焔式】
火焔に似た形の装飾を施した縄文土器の一種。縄文時代中期にみられる。
火焔式[図]

かえんそう

かえんそう クワ―サウ [0] 【火焔草】
アカネ科の常緑多年草。南アメリカ原産。観賞用に栽培。茎はよく分枝し,卵形の葉を対生。夏,腋生(エキセイ)の長い花柄の先に深紅色の漏斗状花を開く。

かえんだいこ

かえんだいこ クワ― [4] 【火焔太鼓】
大太鼓(ダダイコ)の異名。

かえんだま

かえんだま クワ― [0] 【火焔玉】
火焔につつまれた宝珠をかたどった作り物の俗称。御輿の頂などにつける。火珠。

かえんびん

かえんびん クワ― [2] 【火炎瓶】
瓶にガソリンを詰め,点火して投げつけるもの。発火剤を混ぜ,瓶が割れると同時に発火するものもある。

かえんほうしゃき

かえんほうしゃき クワ―ハウシヤ― [6] 【火炎放射器】
液体燃料を圧縮空気で放出し,それに点火して人員・構築物などを殺傷・焼却する兵器。

かえズボン

かえズボン カヘ― [3] 【替(え)―】
予備のはきかえ用のズボン。

かお

かお カホ [0] 【顔】
(1)頭部の前面。目・鼻・口などがある部分。「―を洗う」「―を見合わせる」
(2)({(1)}によって表される)人。「見なれない―」
(3)顔かたち。顔だち。「美しい―」
(4)心の動きが表れた,顔の様子。
 (ア)表情。「喜ぶ―が見たい」「―を曇らせる」「何くわぬ―」
 (イ)態度。「大きな―をするな」
(5)その人のもつ評判・信用など。
 (ア)知名度。「―の売れた役者」
 (イ)影響力・勢力(がある人)。「このあたりではちょいとした―だ」
 (ウ)面目。名誉。「―にかかわる」「合わせる―がない」「私の―が丸つぶれだ」
(6)その背後にあるものの代表となる人や事柄。「業界の―」「受付は会社の―だ」
(7)物事のある一面。「大都会の知られざる―」
→がお(顔)

かお

かお【顔】
(1) face;→英和
features.(2)[顔つき]a look;→英和
(a) countenance;→英和
(an) expression.→英和
(3)[面目]one's face.〜がきく have influence <in the town> .
〜が広い know a lot of people.〜にかかわる affect one's honor.〜を知っている know <a person> by sight.〜をきかす use one's influence.〜を立てる save a person's face.〜をつぶされる lose one's face.いやな〜をする look hurt.悲しそうな(大きな)〜をする look sad (proud).何食わぬ〜をする feign innocence.

かお=から火が∘出る

――から火が∘出る
大変恥ずかしくて,上気して顔が真っ赤になる。「―∘出るほど恥ずかしい」

かお=が利(キ)く

――が利(キ)・く
信用や権力があって,相手に便宜をはかってもらうことができる。

かお=が売れる

――が売・れる
世間に広く知られる。有名になる。顔ききになる。「テレビで―・れている」

かお=が広い

――が広・い
交際範囲が広くて多方面に知人が多い。

かお=が揃(ソロ)う

――が揃(ソロ)・う
出席するはずの人がみんな出てくる。「―・ったところで会議を始めよう」

かお=が潰(ツブ)れる

――が潰(ツブ)・れる
名誉を傷つけられる。面目が潰れる。

かお=が立つ

――が立・つ
面目が立つ。

かお=に∘出る

――に∘出る
感情・気持ちや体調などが,表情に現れる。

かお=に書いてある

――に書いてあ・る
言わなくても,表情から読みとれる。

かお=に泥(ドロ)を塗(ヌ)る

――に泥(ドロ)を塗(ヌ)・る
恥をかかせる。面目を失わせる。顔を汚(ヨゴ)す。「よくもおれの―・ったな」

かお=に紅葉(モミジ)を散らす

――に紅葉(モミジ)を散ら・す
(女性などが)恥ずかしさのために顔を赤くする。

かお=を作る

――を作・る
(1)化粧をする。
(2)無理に表情を作る。

かお=を出す

――を出・す
(1)隠れていたものが現れ出る。「お日さまが―・す」
(2)会合などに出席する。
(3)人の家を訪ねる。

かお=を合わせる

――を合わ・せる
(1)会う。「毎日―・せている」
(2)(試合などで)対戦する。
(3)(「顔を合わせられない」の形で)面目なくて会えない。顔が合わせられない。

かお=を売る

――を売・る
広く世間に知られるようにする。「毎月の例会で―・っておく」

かお=を拵(コシラ)える

――を拵(コシラ)・える
化粧をする。顔を作る。

かお=を振る

――を振・る
不承知の意を示すために首を横に振る。

かお=を揃(ソロ)える

――を揃(ソロ)・える
(主要な人物がみな)集まる。「各界の新鋭が―・える」

かお=を汚(ヨゴ)す

――を汚(ヨゴ)・す
「顔に泥(ドロ)を塗(ヌ)る」に同じ。

かお=を潰(ツブ)す

――を潰(ツブ)・す
その人の面目を失わせる。

かお=を直す

――を直・す
くずれた化粧を整える。

かお=を立てる

――を立・てる
その人の面目を失わせないようにする。「ここは先輩の―・てて我慢してくれ」

かお=を繋(ツナ)ぐ

――を繋(ツナ)・ぐ
顔出しをして,知り合いとしてのつながりが切れないようにする。「―・ぐために出席する」

かお=を見せる

――を見・せる
「顔を出す」に同じ。

かお=を貸す

――を貸・す
頼まれて人に会ったり人前に出たりすることのぞんざいな言い方。「ちょっと―・してくれ」

かおあわせ

かおあわせ カホアハセ [0][3] 【顔合(わ)せ】 (名)スル
(1)初めて会うこと。初めて会合すること。「新役員の―」
(2)演劇・映画などで,俳優が共演すること。「二大スターの初―」
(3)スポーツなどの組み合わせ。「横綱どうしの―」

かおあわせ

かおあわせ【顔合せ】
a meeting;→英和
<米> a get-together.〜する meet together;be introduced to each other (紹介);appear in the same play (役者が);be matched against each other (試合で).

かおいろ

かおいろ カホ― [0] 【顔色】
(1)顔の色。血色。「―が悪い」
(2)感情のあらわれとしての顔の様子。顔つき。「―が変わる」「相手の―を読む」

かおいろ

かおいろ【顔色】
(a) complexion.→英和
〜が良い(悪い) look well (pale).〜を変える turn pale;change color.〜をうかがう study the pleasure of a person;→英和
fawn <upon a person> (へつらう).→英和

かおいろ=をうかがう

――をうかが・う
相手のご機嫌をうかがう。顔色を見る。

かおう

かおう クワアフ [0][1] 【花押・華押】
古文書で,自分の発給したものであることを証明するために書く記号。自署を草書体で書く草名(ソウミヨウ)がさらに図案化したもので,平安中期頃より用いられた。本来は自署に代わるものであったが,鎌倉時代以後は署名の下に書かれることも多くなり,室町時代頃からは,印章のように木に彫って押すことも行われた。意匠により,二合体・一字体・明朝体・別用体などに分ける。書き判。花書。
花押[図]

かおう

かおう カヲウ 【可翁】
南北朝時代の画家。「可翁」「仁賀」の二印が捺(オ)された作品が残るが,伝歴には諸説がある。代表作「蜆子和尚図」「寒山図」「竹雀図」など。生没年未詳。

かおう

かおう クワワウ 【花王】
〔花の王の意〕
牡丹(ボタン)。[日葡]

かおう

かおう 【嘉応】
年号(1169.4.8-1171.4.21)。仁安の後,承安の前。高倉天皇の代。

かおう

かおう [0] 【家鴨】
あひる。

かおう

かおう クワアウ [0] 【禍殃】
不幸な出来事。わざわい。

かおうきん

かおうきん 【何応欽】
(1889-1987) 中国の軍人。日本の陸士卒。国民革命軍の要職を歴任,1935年梅津-何応欽協定を結んで日本の華北支配を容認。人民中国成立後,台湾に渡った。ホー=インチン。

かおかたち

かおかたち カホ― [0][3] 【顔貌】
(1)顔のつくり。容貌。顔だち。「端正な―」
(2)顔と姿態。「其―はいかにといふに,痩肉(ヤサガタ)にして背も低からず/当世書生気質(逍遥)」

かおがはな

かおがはな カホ― 【顔が花】
「顔花」に同じ。「美夜自呂のすかへに立てる―な咲き出でそねこめてしのはむ/万葉 3575」

かおきき

かおきき カホ― [0][4] 【顔利き】
ある方面でよく知られていて勢力がある人。「町内の―」

かおく

かおく [1] 【家屋】
(1)人が住む建物。いえ。
(2)地方税法上は,住家・店舗・工場・倉庫その他の建物をいう。

かおく

かおく【家屋】
a house;→英和
a building.

かおく

かおく [0] 【仮屋】
(1)仮に作った家。かりや。
(2)「御旅所(オタビシヨ)」に同じ。

かおくざっこう

かおくざっこう カヲクザツカウ 【家屋雑考】
古代以来の日本の住宅建築について,その歴史・様式・構造などを研究した書。沢田名垂著。天保13年(1842)の自序がある。

かおくぜい

かおくぜい [3] 【家屋税】
家屋に課せられた税。固定資産税の前身。

かおくもんきょう

かおくもんきょう [4] 【家屋文鏡】
奈良県佐味田宝塚古墳から出土した仿製(ボウセイ)鏡。背面に,入母屋造りの竪穴家屋・平屋・高床家屋と,切妻造り屋根の高床家屋の四軒の家形の図柄がある。
家屋文鏡[図]

かおさき

かおさき カホ― [0] 【顔先】
顔の前。目の前。

かおじゃしん

かおじゃしん【顔写真[手配写真]】
a mug (shot).→英和

かおじゃしん

かおじゃしん カホ― [3] 【顔写真】
主に顔の部分を撮った写真。「犯人の―」

かおずく

かおずく カホヅク 【顔尽く】
その人の知名度・信用・体面など。また,それらにものをいわせて事を行うこと。顔をきかすこと。「お―では貸されませぬ/歌舞伎・天衣紛」

かおぞろい

かおぞろい カホゾロヒ [3] 【顔揃い】
(1)集まるべき人々がそろっていること。
(2)優れた人がそろっていること。

かおだし

かおだし【顔出しする】
show up;make a call;→英和
attend.→英和

かおだし

かおだし カホ― [0] 【顔出し】 (名)スル
(1)人の家を訪れたり,会合に出席したりすること。また,挨拶(アイサツ)をしに行くこと。「久し振りに実家へ―する」
(2)(比喩的に)表面に現れること。「お節介な性分が―する」

かおだち

かおだち カホ― [0] 【顔立ち】
生まれつきの顔のつくり。目鼻だち。「上品な―」「整った―」

かおだち

かおだち【顔立ち】
features;looks.〜の良い good-looking.〜の整った of regular features.

かおだて

かおだて カホ― [0] 【顔立て】
(1)「顔立(カオダ)ち」に同じ。「―は悪い方ではなけれど/魔風恋風(天外)」
(2)体面を重んじて人と争うこと。「―をすると,遠慮なう剥くぞよ/歌舞伎・韓人漢文」

かおちがい

かおちがい カホチガヒ [3] 【顔違い】
顔つきが以前と変わること。おもがわり。「おや髪をお刈んなすつて,道理で―がするやうで/油地獄(緑雨)」

かおつき

かおつき【顔つき】
⇒顔.

かおつき

かおつき カホ― [0] 【顔付き】
感情を反映した顔の様子。「不満そうな―」「神妙な―」

かおつなぎ

かおつなぎ【顔つなぎをする】
get to know.

かおつなぎ

かおつなぎ カホ― [0][3] 【顔繋ぎ】 (名)スル
(1)縁が切れないようにときどき会いに行ったりすること。「―に出席する」
(2)知らない人どうしを紹介すること。
(3)旅興行の俳優・芸人が土地の名士・興行主などにする初対面の挨拶,また宴。

かおづえ

かおづえ カホヅヱ 【顔杖】
ほおづえ。「右頭中将うちながめて―つきて/弁内侍日記」

かおづくり

かおづくり カホ― 【顔作り】
(1)顔の化粧。「女はおのれを喜ぶ者のために―す/枕草子 49」
(2)顔つき。顔かたち。

かおとり

かおとり カホ― 【顔鳥・貌鳥・容鳥】
鳥の名。今のカッコウとも,春鳴く美しい鳥ともいう。かおよどり。「山辺には桜花散り―の間なくしば鳴く/万葉 3973」

かおなじみ

かおなじみ【顔馴染】
a familiar face.〜になる get to know.

かおなじみ

かおなじみ カホ― [0][3] 【顔馴染み】
いつも会って顔を知り合っていること。また,その人。「―の客」

かおのどうぐ

かおのどうぐ カホ―ダウグ 【顔の道具】
目・鼻・口など。顔の造作。「―相応に/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

かおばせ

かおばせ カホ― 【顔ばせ】
〔古くは「かほはせ」とも〕
顔つき。顔のさま。かんばせ。[日葡]

かおばな

かおばな カホ― 【顔花】
植物の名。ヒルガオか。カキツバタ・ムクゲ・アサガオなど諸説がある。また,美しい花の意ともいう。顔が花。「うちひさつ宮の瀬川の―の/万葉 3505」

かおぶれ

かおぶれ カホ― [0] 【顔触れ】
(1)会合・事業・競技などに参加する人々。メンバー。「錚々(ソウソウ)たる―」「新内閣の―」
(2)「顔見世(カオミセ){(2)}」に同じ。

かおぶれ

かおぶれ【顔触れ】
the personnel <of the new Cabinet> ;→英和
the cast <of a play> .→英和

かおまけ

かおまけ【顔負けする】
be embarrassed;be shocked <at a person's boldness> .

かおまけ

かおまけ カホ― [0] 【顔負け】 (名)スル
相手の技量・力量がすぐれていて面目を失いそうであること。「本職―の腕前」

かおみしり

かおみしり カホ― [0][3] 【顔見知り】
お互いに顔を知っている間柄。また,その相手。知り合い。「―の犯行」「―になる」

かおみしり

かおみしり【顔見知りである】
know <a person> by sight.

かおみせ

かおみせ【顔見世】
one's first appearance on the stage;→英和
one's debut.顔見世興行 a show of a newly organized company;an all-star-cast show.

かおみせ

かおみせ カホ― [0] 【顔見世】 (名)スル
(1)初めて人に顔を見せること。披露(ヒロウ)すること。
(2)歌舞伎で,一座の役者・俳優が総出演する芝居。顔触れ。面見世。
(3)「顔見世狂言(キヨウゲン)」のこと。[季]冬。
(4)初めて勤めに出る遊女や芸妓が揚屋などを回って挨拶すること。

かおみせ=の二番目

――の二番目
〔顔見世狂言の二番目には出演者の多い狂言を出すことから〕
家族の多いことのたとえ。「おらが内は―といふ内だから/滑稽本・浮世床(初)」

かおみせきょうげん

かおみせきょうげん カホ―キヤウ― [5] 【顔見世狂言】
江戸時代の歌舞伎で,各座が毎年10月に一年契約で役者を入れ替え,新しい一座の顔見世を目的として一一月に上演した狂言。また,その興行。現在も,東京での一一月興行,京都南座での一二月興行にこの名があるが,南座は東西の役者の顔合わせの意。

かおみせぎん

かおみせぎん カホ― 【顔見世銀】
江戸時代,株仲間に加入するときの祝儀銀。

かおみせこうぎょう

かおみせこうぎょう カホ―ギヤウ [5] 【顔見世興行】
一座の役者総出演による興行。

かおみせばんづけ

かおみせばんづけ カホ― [5] 【顔見世番付】
顔見世狂言の際,今後一年間出演する俳優・作者・囃子方などを列記した番付。面付(ツラヅ)け。役者付け。極(キワ)まり番付。

かおむけ

かおむけ【顔向けができない】
be too ashamed of oneself to see;doesn't dare to show one's face.

かおむけ

かおむけ カホ― [0] 【顔向け】
知人と顔を合わせること。

かおむけ=

――(が)でき∘ない
恥ずかしくて,顔を合わせることができない。顔向けがならない。

かおもち

かおもち カホ― 【顔持ち】
顔つき。おももち。「扇うちつかふ―ことにをかし/大鏡(基経)」

かおやく

かおやく【顔役】
an influential man;a boss.→英和

かおやく

かおやく カホ― [0] 【顔役】
(1)その土地や仲間の間で大きな勢力をもっていたり,名望のある人。実力者。ボス。「町の―」
(2)博徒の親分・幹部など。

かおよぐさ

かおよぐさ カホヨ― 【顔佳草】
カキツバタ・シャクヤクの異名。

かおよごし

かおよごし カホ― [3][0] 【顔汚し】
「面(ツラ)汚し」に同じ。

かおよごぜん

かおよごぜん カホヨ― 【顔世御前】
「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。塩谷判官高定の妻で,浅野長矩(ナガノリ)の妻に擬す。

かおよし

かおよし カホ― 【顔良し】
顔かたちが美しいこと。また,その人。「世の人天の下の―といふ/宇治拾遺 9」

かおよせ

かおよせ カホ― [0] 【顔寄せ】
(1)人を寄せ集めること。会合。
(2)芝居で,興行が確定した時に関係者全員が初めて寄り合うこと。寄り初め。

かおよどり

かおよどり カホヨ― 【顔佳鳥】
「顔鳥(カオトリ)」に同じ。「山川のゐくひに通ふ―/壬二集」

かおよばな

かおよばな カホヨ― 【顔佳花・貌佳花】
(1)カキツバタの異名。「―とも申すやらん。あら美しのかきつばたやな/謡曲・杜若」
(2)美人。「十八九なる―/浄瑠璃・曾根崎心中」

かおよびと

かおよびと カホヨ― 【顔佳人】
美人。美女。「鈴虫,松虫とて二人の―あり/読本・春雨(宮木が塚)」

かおり

かおり カヲリ [0] 【薫り・香り】
(1)におい。特に,よいにおい。「花の―」「よい―がする」「―の高い新茶」
(2)品格。品位。「―高い文章」
(3)色つや。つややかな美しさ。「―をかしき顔ざまなり/源氏(柏木)」

かおり

かおり【薫り】
(a) smell.→英和
⇒匂(にお)い.

かおる

かお・る カヲル [0] 【薫る・香る・馨る】 (動ラ五[四])
(1)いいにおいがする。香気をはなつ。「バラの花が―・る」「風―・る五月」
(2)煙・霞・霧などがただよう。「塩気のみ―・れる国に/万葉 162」
(3)顔などが,つややかに美しく見える。「つらつき,まみの―・れる程などいへば更なり/源氏(薄雲)」

かおる

かおる【薫る】
be fragrant.⇒匂(にお)う.

かおるだいしょう

かおるだいしょう カヲルダイシヤウ 【薫大将】
〔身に異香があるところから呼ばれる〕
源氏物語,宇治十帖の主要人物。表向きは光源氏の子であるが,実は柏木の子。母は女三の宮。宇治の大君(オオイギミ)に心を寄せるが,いれられず,大君は病没。のち匂宮(ニオウノミヤ)と浮舟の愛を争う。

かおん

かおん [1] 【家恩】
(1)家から受ける恩。「―を受ける」
(2)ある家や家族が受けた恩。[日葡]

かおん

かおん [0] 【加温】 (名)スル
冷えないように温度を加えること。「―保存庫」「―服」

かおん

かおん [1] 【加音】
⇒結合音(ケツゴウオン)

かおん

かおん [0] 【加恩】
知行などを増し与えること。恩恵を与えること。「ゴ―ヲナサレタ/日葡」

かおん

かおん クワ― [1] 【訛音】
なまった発音。かいん。

かおパス

かおパス カホ― [0] 【顔―】
地位や権力などを利用して,切符なしで,乗り物を利用したり映画館・劇場などに入ること。

かか

かか クワ― [1] 【禾稼】
穀物。穀類。

かか

かか [1] 【呵呵】 (副)
大声で笑うさま。あはは。「―大笑」

かか

かか クワ― [1] 【花下・華下】
花の下。花の咲いている木のほとり。「―一杯の酒に/日乗(荷風)」

かか

かか [1] 【仮果】
⇒偽果(ギカ)

かか

かか 【母・嚊・嬶】
(1)子供が母を親しんで呼ぶ語。かあさん。「ととさまが見えたら―に知らしややと/浄瑠璃・油地獄(上)」
(2)近世,庶民社会で,自分の妻または他家の主婦を親しんで,あるいはぞんざいに呼ぶ称。かかあ。

かか

かか クワ― [1] 【華夏】
〔「華」は文華,「夏」は大の意〕
(1)中国人が自らの国を誇っていう語。中国。
(2)文化の開けた地。都。京都。「愷悌(ガイテイ)して―に帰り/古事記(序訓)」

かか

かか クワクワ [1] 【花果】
花と果実。

かかあ

かかあ【嬶】
a wife.→英和
嬶天下 petticoat government.

かかあ

かかあ [2] 【嚊・嬶】
〔「かか」より転じた語〕
妻を親しんで,あるいはぞんざいに呼ぶ称。

かかあざえもん

かかあざえもん [4] 【嚊左衛門】
〔「…左衛門」は男の名であることから〕
気が強くて男まさりの女房。

かかあたばね

かかあたばね 【嚊束ね】
江戸時代,文化年間(1804-1818)に,江戸の下層の男の間に流行した髪形の一。油をつけず,たぼをふくらませ,はけ先を散らして,髷(マゲ)の元結から後ろを高く上げて結ったもの。

かかあだいみょうじん

かかあだいみょうじん [6] 【嚊大明神】
夫が頭の上がらない女房を戯れに呼ぶ称。

かかあでんか

かかあでんか [4] 【嚊天下】
妻が所帯を支配し,夫の権力が弱いこと。
⇔亭主関白

かかい

かかい [0][1] 【嘉会】
(1)めでたい会合。
(2)風流な会合。

かかい

かかい [0] 【加階】
位階が進むこと。加叙。「御たうばりの―などをさへ/源氏(匂宮)」

かかい

かかい [0] 【下界】
実数の集合があるとき,その集合に属するどの数よりも大きくない数。
⇔上界
→下限

かかい

かかい クワ― [0] 【和諧】 (名)スル
⇒わかい(和諧)

かかい

かかい [0] 【歌会】
歌を持ち寄ったり,その場で作ったりして,互いに示し合う会。うたかい。

かかい

かかい クワクワイ [0] 【花会】
いけばなの会。

かかい

かかい [1][0] 【河海】
河と海。

かかい=は細流を択(エラ)ばず

――は細流を択(エラ)ばず
〔史記(李斯伝)〕
大事業をなすものは,心が広くて他人の意見をよく取り入れる。
→泰山(タイザン)は土壌を譲らず

かかいか

かかいか 【呵刈葭】
〔葭刈(アシカ)る(「悪しかる」をかける)難波の人上田秋成を呵(シカ)る意〕
国学書。本居宣長編。二巻。1787〜90年成立。古代の音韻などに関して秋成と論争した往復文書を編集したもの。あしかりよし。

かかいしょう

かかいしょう 【河海抄】
注釈書。二〇巻。四辻善成著。貞治年間(1362-1368)の成立か。源氏物語研究の初期の集大成。河内本・青表紙本を対等に扱っている点が注目される。語釈に詳しく,注釈の新方向を示す。

かかいじゅ

かかいじゅ クワカイ― [2] 【火界呪】
密教で,印(イン)を結んで,その印から無量の大火焔が流出するのを観想しながら唱える呪文。不動明王の大呪。

かかう

かかう カカフ 【�】
ぼろ布。破れてぼろぼろになった絹布。かかわ。「海松(ミル)のごとわわけさがれる―のみ/万葉 892」

かかう

かか・う カカフ 【抱ふ】 (動ハ下二)
⇒かかえる

かかえ

かかえ カカヘ 【抱え】
■一■ [0] (名)
〔動詞「抱える」の連用形から〕
(1)(多く「おかかえ」の形で)召しかかえること。雇うこと。また,その人。「お―の運転手」
(2)「かかえおび」の略。
■二■ (接尾)
数を表す語に付いて,両手でかかえるほどの大きさを示すのに用いる。「一―の薪」「三―もある大木」

かかえ

かかえ【抱え】
an armful <of books> (量).→英和
三〜もある measure three spans (太さ).‖お抱え運転手 a chauffeur.

かかえおうぎ

かかえおうぎ カカヘアフギ [4] 【抱え扇】
能で,扇を用いる形の一。右手に持った扇を左の肩へ上げ,体をやや左へ引くようにして右方を見渡す。月の扇。

かかえおび

かかえおび カカヘ― [4] 【抱え帯】
(1)江戸時代,女性が帯の下に締めて御端折りを押さえた細い帯。現在は花嫁衣装や七五三の晴れ着などに装飾として結ぶ。
(2)「前帯」に同じ。

かかえぐるま

かかえぐるま カカヘ― [4] 【抱え車】
自家用の人力車。てぐるま。

かかえこむ

かかえこ・む カカヘ― [4] 【抱え込む】 (動マ五[四])
(1)物を両腕で囲むようにしてだきかかえる。「大きな荷物を―・む」
(2)自分の物だとして,他人に触れさせない。「データを―・んで公表しない」
(3)負担になるものを扱ったり,引き受けたりする。しょいこむ。「難問を―・む」「厄介者を―・む」
[可能] かかえこめる

かかえずもう

かかえずもう カカヘズマフ [4] 【抱え相撲】
江戸時代,諸大名がかかえていた力士。抱え力士。

かかえち

かかえち カカヘ― 【抱え地】
(1)江戸時代,所有地のこと。
(2)江戸時代,武士・寺院・町人などが農民から買い取った土地。1691年以降,家作を禁じられ,野原や田地のまま所有しなければならなかった。

かかえでんじ

かかえでんじ カカヘ―ヂ 【抱え田地】
江戸時代,その村の農民以外の人が所有している田地。

かかえぬし

かかえぬし カカヘ― [3][2] 【抱え主】
使用人などを雇っている人。特に,芸娼妓をかかえている人。かかえて。

かかえやしき

かかえやしき カカヘ― 【抱え屋敷】
江戸時代,抱え地に建てられた屋敷。多く,郊外にあって別宅とされた。

かかえる

かかえる【抱える】
(1) hold[carry] <a thing> in one's arms[under one's arm (小わきに)].(2) employ.→英和
⇒雇う.

かかえる

かか・える カカヘル [0] 【抱える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かか・ふ
(1)物を腕で囲むようにして胸にだいたり,脇の下にはさんだりして持つ。「大きな箱を両手で―・えている」「書類を小脇に―・える」「難問続出で,頭を―・えてしまう」「膝を―・えている」「腹を―・えて笑う」「すきっ腹を―・えてさまよう」
(2)人を雇って家族や会社の一員とする。召しかかえる。「庭師を―・える」「大勢の店員を―・えている大店」
(3)自分の負担となるような人を家族の一員としてもつ。「両親と五人の子供を―・えて,生活に追われる」「病人を―・えている」
(4)処理・解決しなければならないことをもつ。「巨額の借金を―・えて経営が行きづまる」「難問を―・えている」「紛争の火種を―・えている」
(5)内部に含む。「汗の香すこし―・へたる綿衣の薄きを/枕草子 44」
(6)罪をかばう。「山門の大衆あげて『流罪せられよ』と公家に申ししかども,君―・へ仰せられしを/平治(下・古活字本)」

かかく

かかく [0] 【歌格】
(1)歌を詠む上での規則。
(2)歌の風格。

かかく

かかく クワ― [0] 【蝸角】
蝸牛(カタツムリ)の触角。狭い場所のたとえ。

かかく

かかく [0] 【家格】
家の格式。家柄。「―が高い」

かかく

かかく クワ― [0][1] 【花客】
(1)花見客。
(2)お得意の客。顧客。

かかく

かかく【価格】
(a) price;→英和
value (価値).→英和
〜をつける price <a thing at ¥500> .‖価格協定 a price cartel.価格競争[統制]price competition[control].価格操作 price adjustment (政府);price manipulation[fixing](企業).価格表 a price list 生産者(消費者)価格 the producer (consumer) price.

かかく

かかく クワ― [1] 【貨客】
⇒かきゃく(貨客)

かかく

かかく クワクワク [0] 【花郭】
いろざと。遊里。

かかく

かかく [1][0] 【佳客】
好ましい客人。よい客。賓客。

かかく

かかく [0][1] 【価格】
物の価値の貨幣による表示。ねだん。「消費者―」

かかく

かかく クワ― [0] 【過客】
通り過ぎて行く人。旅人。「月日は百代の―にして,行かふ年も又旅人也/奥の細道」

かかく=の争(アラソ)い

――の争(アラソ)い
「蝸牛角上(カギユウカクジヨウ)の争い」に同じ。

かかくかくめい

かかくかくめい [4] 【価格革命】
(1)〔price revolution〕
一六,一七世紀にかけて,スペインによる南アメリカの銀山の開発と銀製錬法の進歩から,大量の銀がヨーロッパに流入して銀価値を暴落させ,物価の騰貴が起こった現象。近代資本主義勃興の一因となった。
(2)日本経済のバブル崩壊後生じた価格低下現象。従来の供給主導型の定価販売という仕組みの崩壊をいう。
→価格破壊

かかくきょうてい

かかくきょうてい [4] 【価格協定】
⇒価格カルテル

かかくけいき

かかくけいき [4] 【価格景気】
取引量は増えなくても商品価格の上昇によって収益があがり,景気のよくなった状態。
→数量景気

かかくこうか

かかくこうか [4] 【価格効果】
価格や為替相場の変化が消費・生産活動に与える影響。

かかくさえききん

かかくさえききん [5] 【価格差益金】
商業活動において,商品価格の差から発生するその差額分の利益金。

かかくさほきゅうきん

かかくさほきゅうきん [0][6] 【価格差補給金】
価格公定制の下で,生産者価格が消費者価格を上回った場合,その価格差を埋め生産者を保護するために国家が負担する金。

かかくしゅうせいいんし

かかくしゅうせいいんし [8] 【価格修正因子】
⇒デフレーター

かかくだんりょくせい

かかくだんりょくせい [7][0] 【価格弾力性】
価格の変化に伴って,他の経済変数がどれくらい敏感に変化するかを表す指標。通常は需要の価格弾力性をさし,価格の変化率に対する需要の変化率の割合で定義される。

かかくはかい

かかくはかい [4] 【価格破壊】
価格を大幅に下落させること。日本経済のバブル崩壊後,ディスカウント-ショップの成長や円高の進行によって生じた。

かかくカルテル

かかくカルテル [4] 【価格―】
販売価格を統制し,利潤を確保するために,寡占企業間で行われる価格協定。独占禁止法上,禁止される。
→数量カルテル

かかくメカニズム

かかくメカニズム [6] 【価格―】
⇒市場機構(シジヨウキコウ)

かかぐ

かか・ぐ 【掲ぐ】 (動ガ下二)
⇒かかげる

かかぐる

かかぐ・る (動ラ四)
(多く他の動詞の上に付いて複合動詞として用いられる)
(1)手探りですすむ。たどる。「暗かりければ,―・りいでむと思ども/大和(御巫本)」
(2)つかまる。すがる。「柱より―・りおるる者あり/宇治拾遺 10」

かかげのはこ

かかげのはこ 【掻上の笥】
〔「かかげ」は「かきあげ」の転〕
髪結いの道具を入れる箱。「御すずり・泔坏(ユスルツキ)・―などやうの物うちうち清らをつくし給へり/源氏(若菜上)」
掻上の笥[図]

かかげる

かかげる【掲げる】
(1) hoist[fly] <a flag> ;→英和
put up[hang out] <a sign> .
(2) publish[insert] <in a newspaper> ;→英和
carry <an article> (掲載).→英和

かかげる

かか・げる [0] 【掲げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かか・ぐ
〔「掻(カ)き上げる」の転〕
(1)人目につくように高く上げる。「旗を―・げる」
(2)手に持って高く上げる。頭上に持ち上げる。「たいまつを―・げる」
(3)布状の垂れ下がったものの下端を上げる。「簾(スダレ)を―・げる」
(4)主義・方針などを示す。「スローガンを―・げる」
(5)新聞・書物などに載せる。「社告を―・げる」
(6)灯火をかきたてて明るくする。「火あかく―・げなどして/源氏(帚木)」

かかさま

かかさま 【母様】
母を敬っていう語。おかあさま。
⇔父様(トトサマ)
「―は爰の茶屋の内に/浄瑠璃・油地獄(上)」

かかさん

かかさん [1] 【母さん】
「かかさま」の転。「父(トト)さんもあり―もあり/たけくらべ(一葉)」

かかざ

かかざ [0] 【嬶座】
「鍋座(ナベザ)」に同じ。

かかし

かかし【案山子】
a scarecrow.→英和

かかし

かかし [0] 【案山子・鹿驚】
〔「かがし」とも。「嗅(カガ)し」の転か〕
(1)鳥獣が田畑を荒らすのを防ぐために,獣肉・魚の頭・毛髪などを焼いて串(クシ)に刺して立て,その悪臭で追い払うもの。しかおどし。かがせ。
(2)作物を荒らす鳥獣を脅すため,田畑に立てる人形。そおず。[季]秋。《秋風の動かして行く―かな/蕪村》

かかす

かか・す [0] 【欠かす】 (動サ五[四])
(多く打ち消しの語を伴う)
(1)続けてすべきことをある時だけ怠る。休む。「朝の散歩を―・したことがない」「毎日―・さず練習する」
(2)なしで済ます。欠く。「義理を―・す」
[可能] かかせる

かかす

かかす【欠かす】
miss;→英和
fail to <attend> .一日も欠かさず without missing a day.→英和

かかずらう

かかずら・う カカヅラフ [4] 【係う・拘う】 (動ワ五[ハ四])
(1)(面倒なことに)かかわりを持つ。関係する。かかわる。「そんなことに―・ってはいられない」
(2)ささいなことやつまらないことにこだわる。拘泥する。「つまらないことに―・う」
(3)仕事に携わる。従事する。「なにがしの朝臣の小鷹に―・ひて/源氏(松風)」
(4)つきまとう。まといつく。「懸想だち,涙を尽し―・はむも/源氏(夕霧)」

かかせ∘ない

かかせ∘ない 【欠かせない】 (連語)
〔動詞「かかす」の可能動詞に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
欠くことができない。なしではいられない。

かかたいしょう

かかたいしょう [1] 【呵呵大笑】 (名)スル
大声でからからと笑うこと。

かかった

かかった 【掛かった】 (連語)
かかわりあう価値がある。下に打ち消しの語を伴って,「話にならない」の意を表す。「俄かに胴震ひしをつて,―様ぢやなかつたげな/歌舞伎・桑名屋徳蔵」

かかって

かかって 【掛かって】 (連語)
(「かかって…にある」などの形で)「…にかかっている」を強調した語。もっぱら。ただもう。「勝敗は―この一戦にある」

かかつがゆ

かかつがゆ クワクワツ― [4] 【和活油】
クワ科の常緑低木。暖地に生える。葉は狭楕円形。夏,葉腋に多数の黄色小花を球状につけ,花後球状の集合果を結ぶ。果実は黄赤色に熟し甘くて食べられる。ソンノイゲ。ヤマミカン。

かかと

かかと【踵】
the heel.→英和
〜の高い(低い)くつ high-(low-)heeled shoes.

かかと

かかと [0] 【踵】
(1)足の裏の後ろの部分。中心体は踵骨(シヨウコツ)。この部位の皮膚は全身中で最も厚く固い。きびす。
(2)履物の底の後ろの部分。「―の高い靴」

かかとうじょう

かかとうじょう [1] 【夏下冬上】
炭火のおこし方の口伝(クデン)。火種を夏は炭の下に,冬は炭の上に置くと火つきがよいということ。冬上夏下。

かかなく

かかな・く (動カ四)
〔「かか」は鳴き声〕
ガアガア鳴く。「筑波嶺に―・く鷲の音のみをか/万葉 3390」

かかはゆし

かかはゆ・し (形ク)
〔「かがはゆし」とも〕
(1)まぶしい。まばゆい。「月影に―・きまで晴れ渡りたり/洒落本・筬の千言」
(2)恥ずかしい。照れくさい。「―・き場に持出でたる事,越度(オチド)なるかなと赤面して/咄本・醒睡笑」

かかみがはら

かかみがはら 【各務原】
岐阜県南部の市。木曾川下流北岸の洪積台地を占め,航空機・機械工業が発達。

かかめく

かかめ・く (動カ四)
〔「かか」は鳴き声〕
猿などが鳴く。「猿…一の宝倉(ホクラ)に向ひて,―・けば/今昔 26」

かかゆ

かか・ゆ 【抱ゆ】 (動ヤ下二)
〔ハ行下二段動詞「かかふ」が室町時代にヤ行に転じて生じた語〕
「かかえる」に同じ。「えいやと押せば,内よりもえいやと―・ゆ/狂言・朝比奈(虎寛本)」

かからう

かから・う カカラフ 【関らふ】 (動ハ四)
〔動詞「かかる」に継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕
(1)関係する。[日葡]
(2)触れる。「褌(ハカマ)を以て体(ミ)に―・ふに/日本書紀(雄略訓)」

かからわし

かからわ・し カカラハシ (形シク)
からまって離れにくい。「世の中はかくぞことわりもち鳥の―・しもよ/万葉 800」

かかり

かか・り 【斯かり】 (動ラ変)
〔「かくあり」の転〕
このようである。こうだ。「天下の事は,とありとも―・りとも/竹取」

かかり

かかり [1] 【係(り)】
〔動詞「かかる(係)」の連用形から〕
(1)特定の仕事・役目を受け持つこと。また,その人。「―の者を呼んで来ます」
〔「受付―」「会計―」のように名詞の下に付くときは,多く「がかり」の形になり,「係」と書く。ただし,官庁や鉄道などの場合は多く「掛」と書く〕
(2)〔文法〕 係り結びで,呼応する文末の活用語に定まった活用形をとらせる助詞。
→係り結び
(3)関係。かかわり。「今は仏がゆかり―の者ども,はじめて楽しみ栄えた/天草本平家 2」

かかり

かかり【係】
charge;→英和
a person in charge (担当者);a section (部課).→英和

かかり

かかり [1] 【掛(か)り・懸(か)り】
〔動詞「かかる(掛)」の連用形から〕
(1)費用がかかること。出費。《掛》「―がかさむ」
(2)攻めること。特に囲碁で,隅を占めた相手の石を攻めるため自分の石を打つこと。《掛》「―の石」「高(タカ)―」
(3)落ちたり,すべったりしないようにこしらえたもの。また,釣り針の返し。「向う状(ザマ)に椅子の―に俯伏せになると/婦系図(鏡花)」
(4)(邦楽などで)本演奏の前に奏する部分。
(5)髪の垂れ下がったようす。「うちうつぶし給へる髪の―/源氏(宿木)」
(6)蹴鞠(ケマリ)をする庭の四隅に植えた木。正式には北東に桜,南東に柳,南西に楓(カエデ),北西に松を植える。
(7)かまえ。作り方。構造。「いづれも同じ局の―/浄瑠璃・油地獄(下)」
(8)世話になること。頼ること。また,頼る人。「主(シユウ)に―の身なれば/浮世草子・真実伊勢物語」
(9)(和歌・連歌・能楽などで)風情。趣。姿。風体。様子。感じ。「姿―まことにいつくしさたとへん方なし/御伽草子・文正」
→がかり(掛)

かかりあい

かかりあい【掛り合い】
relations (関係);involvement (巻添え).→英和
掛り合う have relations <with> (関係する);be involved <in> (巻添えになる).

かかりあい

かかりあい [0] 【掛(か)り合い】
(1)ある人・物事とつながりがあること。かかわりあい。関係。「私には何の―もないことだ」
(2)事件や他人のことで巻き添えにされること。かかわりあい。「―になるのはごめんだ」

かかりあう

かかりあ・う [4] 【掛(か)り合う・係り合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)かかわりあいをもつ。関係する。「つまらぬ事に―・って時間をつぶした」
(2)双方が攻撃しあう。

かかりいん

かかりいん【係員】
a person in charge <of> .

かかりいん

かかりいん [3] 【係員】
その係の人。

かかりうど

かかりうど 【掛かり人】
⇒かかりゅうど(掛人)

かかりきり

かかりきり【掛りきりになる】
be devoted <to> ;devote oneself <to> .

かかりきり

かかりきり [0] 【掛(か)り切り】
「かかりっきり」に同じ。

かかりきる

かかりき・る [0][4] 【掛(か)り切る】 (動ラ五[四])
その事だけをする。「子供の世話に―・ってもいられない」

かかりげいこ

かかりげいこ [4] 【掛(か)り稽古】
剣道で,打ち込む側と受ける側を固定して,打ち込む側が連続的に相手に打ちかかって行う稽古。

かかりご

かかりご [3] 【掛(か)り子】
〔「かかりっこ」とも〕
(1)他人の世話になっている子供。
(2)親が老後に扶養してもらう子供。あととり。嗣子(シシ)。

かかりじょし

かかりじょし [4] 【係(り)助詞】
助詞の一類。いろいろの語に付いて,それらにある意味を添えて下の用言や活用連語にかかり,それらの用言や活用連語の述語としての働きに影響を及ぼすもの。口語では「は」「も」「こそ」「さえ」「でも」「しか」「だって」,文語では「は」「も」「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」「こそ」などがある。けいじょし。
→係り結び

かかりだいこ

かかりだいこ [4] 【掛(か)り太鼓】
昔,戦場で,進撃の合図に打ちならす太鼓。

かかりちょう

かかりちょう [3] 【係長】
係員の長。普通,課長の下の職。

かかりちょう

かかりちょう【係長】
a chief clerk.

かかりっきり

かかりっきり [0] 【掛(か)りっ切り】
ある事のみをしてほかの事はしないこと。かかりきり。「子供の世話に―だ」

かかりつけ

かかりつけ [0] 【掛(か)り付け】
いつも診察してもらっていること。「―の医師」

かかりつけ

かかりつけ【掛りつけの医者】
one's family doctor.

かかりどころ

かかりどころ 【掛(か)り所】
頼りとするところ。頼みどころ。「人に軽めあなづらるるに,―なき事になむ侍る/源氏(乙女)」

かかりのまつ

かかりのまつ [5] 【懸(か)りの松】
(1)能舞台で橋懸かりの前にある三本の松のうち揚げ幕に最も近いもの。三の松。
(2)蹴鞠(ケマリ)の場の懸かりの木のうちで,北西隅にある松の木。

かかりば

かかりば 【繋かり場】
船が停泊する場所。船をつなぐ所。[日葡]

かかりば

かかりば 【掛かり端】
女の髪の垂れかかったようす。かかり。「髪の―,いとをかしげなり/落窪 1」

かかりびと

かかりびと 【掛かり人】
⇒かかりゅうど(掛人)

かかりぶね

かかりぶね 【繋かり船】
停泊している船。「笘(トマ)葺きたる―の中に入りて/浮世草子・一代女 6」

かかりまけ

かかりまけ [0] 【掛かり負け】
利益よりも出費の多いこと。入費倒れ。「―ガスル/ヘボン」

かかりむすこ

かかりむすこ [4] 【掛(か)り息子】
「掛かり子{(2)}」に同じ。

かかりむすび

かかりむすび [4] 【係(り)結び】
(1)(広義には)主に文語において,文中に係助詞または疑問詞が用いられた時,それに呼応して文末の活用語が一定の活用形をとる現象。
(2)(狭義には)文語において,文中に係助詞「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」が用いられる時,文末を連体形で結び,係助詞「こそ」が用いられる時,已然形で結ぶ現象。これは,すでに上代から見られるが,中古において特に発達し,ひろく行われるに至った。しかし,中世以降,終止形と連体形が同じ語形になるとともに次第に衰えていった。

かかりもの

かかりもの [0] 【掛かり者】
いそうろう。食客。かかりびと。

かかりもの

かかりもの 【掛かり物】
(1)目がくもってはっきり見えなくなる病気。翳(ヒ)。[和漢三才図会]
(2)租税。税金。
(3)出費。「さまざまの―を書き立て/浮世草子・禁短気」

かかりゅうど

かかりゅうど カカリウド 【掛人】
〔「かかりびと」の転〕
他人に世話をしてもらって生活している人。いそうろう。かかりうど。「―ちいさな声で子を叱り/柳多留 2」

かかりゆ

かかりゆ [3] 【掛(か)り湯】
あがり湯。おか湯。

かかる

かか・る [2] 【掛(か)る・懸(か)る】 (動ラ五[四])
❶物がほかの物に取り付けられたり,支えられたりしてそこにある。《懸・掛》
(1)上方に掲げられる。ぶらさがっている。「壁に絵が―・っている」「凧(タコ)が木の枝に―・る」「大きな看板が―・った店」「戸口に表札が―・っている」「のれんが―・っている」
(2)中空にある。「月が中天に―・る」「天の川が夜空に―・る」
(3)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから〕
鍋などが火の上にのせられている。「ガスコンロに鍋が―・っている」
(4)〔竿秤(サオバカリ)の鉤にかけて重さをはかることから〕
秤で重さが量られる。「重すぎてこの秤には―・らない」
(5)もたれる。よりかかる。「手すりに―・って休む」「もたれ―・る」「しなだれ―・る」「かきおこされて人に―・りてものす/蜻蛉(上)」
(6)仕組んだものに捕らえられる。「大きな魚が網に―・る」「わなに―・る」「計略に―・る」
(7)(「心にかかる」などの形で)心配になる。「子供のことが気に―・る」「心に―・る」
(8)戸などが開かないように,掛け金や鍵で固定されている。「ドアに鍵が―・っている」
❷物が上方に置かれる。《懸・掛》
(1)ある物がほかの物を覆うように置かれる。「雲が月に―・る」「霞が―・る」「カバーが―・った本」「ワックスが―・った床」
(2)液体や粉末が上方から注がれる。「水が―・る」「波しぶきが―・る」「雨が―・る」「ほこりが―・る」「ドレッシングの―・ったサラダ」
❸身に作用を受ける。《懸・掛》
(1)好ましくない作用を受ける。「あなたに迷惑が―・っては申し訳ない」
(2)疑いが向けられる。「 K 氏に嫌疑が―・る」
(3)期待が向けられる。「ひとり息子に期待が―・っている」
(4)
 (ア)他から言葉による働きかけを受ける。「『よう御両人』と声が―・る」「誘いが―・る」
 (イ)命令・指示が与えられる。「号令が―・る」「医者からストップが―・る」
(5)魔法・麻酔など特別な作用が及び,普通でない状態になる。「麻酔が―・っているので痛みを感じない」「暗示に―・りやすい人」
(6)(力が)加わる。「パイプに強い圧力が―・る」「右足に体重が―・る」「この電極には一〇〇ボルトの電圧が―・っている」
(7)道具を用いて表面に加工が施される。「木材にはきれいにかんなが―・っている」「アイロンの―・ったワイシャツ」「みがきの―・った丸太」
(8)課せられる。「給料には所得税が―・る」
❹ある物がほかの物に渡される。また,作用が一方から他方へ向かう。
(1)
 (ア)一方から他方へさし渡される。《懸・架》「谷につり橋が―・っている」「空に虹が―・る」
 (イ)糸・ひもなどの両端が結ばれて渡される。「鉄塔と鉄塔の間に高圧線が―・る」「クモの巣が―・る」
(2)電話で,ほかへの通話が行われる。《掛》「電話が―・ってくる」
(3)上に置かれる。手などがふれる。《掛・懸》「肩に手が―・る」「引き金に指が―・る」
❺取り扱われる。扱いを受ける。
(1)論議・審議の対象として取り上げられ,処理される。「例の件は今日の会議に―・る」「裁判に―・る」
(2)面倒をみてもらう。「子に―・ると云ふ日本特有の風習/半日(鴎外)」
(3)診察を受ける。治療を受ける。「医者に―・る」
(4)人に見られるようになる。「また来週お目に―・りましょう」「人目に―・る」
(5)傷つけられたり殺されたりいじめられたりする。「敵の手に―・る」「刃(ヤイバ)に―・る」「ひとの口に―・る(=ウワササレル)」「兵火に―・って焼失した」
(6)ある人の扱いを受ける。「孫に―・っては会長もただの甘いおじいさんだ」「彼の手に―・るとオンボロ車もピカピカになる」
❻機械・装置が起動された状態になる。機械が動く。「エンジンが―・る」「ラジオが―・る」「レコードが―・っている」「バッハの曲が―・っている」
❼(「繋る」とも書く)ひもなどでつなぎとめられる。
(1)ひもで縛られる。「縄が―・った俵」「水引の―・った品」「お縄に―・る」
(2)船が係留される。停泊する。「沖に船が―・っている」
❽建物が作られる。
(1)ある場所に仮設の建物が作られる。仮設される。「広場にサーカス小屋が―・る」
(2)芝居や興行などが行われる。「忠臣蔵が―・っている劇場」
❾あるものに託す。
(1)あることの賞として金品の渡されることが示される。《懸》「優勝者には一〇〇万円が―・っている」「懸賞が―・る」
(2)それによって物事が決まる。《懸》「甲子園の出場が―・った試合」
(3)ある契約がなされている。《掛》「この家には火災保険が―・っている」
❿その領域に至る。
(1)その場所に至る。「登りに―・る」「松林を過ぎると山道に―・る」
(2)その時期・時間に至る。「夜中まで―・ってやっと終わった」「追い込みに―・る」「冬に―・る」
(3)他の方へ及ぶ。「鼻に―・った声」
⓫関係がある。
(1)重大な関係がある。…に関する。《係》「傷害事件に―・る一件書類」「会社の運命に―・る秘密」
(2)携わる。かかずらう。《係》「公害防止に―・る行政組織が不十分だ」
(3)ある語句が,他の語句と文法関係や意味関係をもつ。《係・懸・掛》
⇔うける
「主語が述語に―・る」「下の句に掛け詞として―・っている」
⓬費用・労力・時間などを要する。費やされる。入用になる。「これを作るには金も時間も―・る」「修理するには一〇万円以上―・る」「手間が―・る」「暇が―・る」
⓭ある物に別の種類の物が混ざる。「赤みの―・った茶色」
⓮相手にして向かっていく。「やる気か。さあどこからでも―・ってこい」「…に食って―・る」「襲い―・る」
⓯交尾する。「近所の雄犬が―・る」
⓰着手・従事する。
(1)その作業をする。取り組む。《掛》「三人で―・ってやっと運べるほどの庭石」
(2)(動作性の名詞や動詞の連用形に助詞「に」の付いたものを受けて)その作業を始める。手をつける。着手する。《掛》「今日から印刷に―・る」「反対派を押さえに―・る」「ビラをはがしに―・る」
⓱(動詞の連用形に付く)
(1)もう少しでそうするところである。…しそうになる。「川でおぼれ―・った」「暮れ―・る」
⓲(動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて)…した態度で臨む。「子どもだと思ってばかにして―・る」「相手をなめて―・る」

(1)すがりつく。まつわる。「御指貫の裾に―・りてしたひ聞え給ふほどに/源氏(薄雲)」
(2)矢が的に当たる。「二つの矢どもの―・りてなむ/蜻蛉(中)」
(3)出会う。ぶつかる。「いかなる行きぶれに―・らせ給ふぞや/源氏(夕顔)」
(4)巻き添えになる。連座する。「この兄殿の御ののしりに―・りて/大鏡(道隆)」
〔「かける」に対する自動詞〕
[可能] かかれる
[慣用] 息が―・お座敷が―・嵩(カサ)に―・肩に―・口が―・声が―・手が―・手に―/箸(ハシ)にも棒にもかからない

かかる

かか・る [2] 【罹る】 (動ラ五[四])
〔「掛かる」と同源〕
ある病気になる。「重い病気に―・る」「マラリアに―・る」

かかる

かかる [2] 【斯かる】 (連体)
〔「かくある」の転〕
(1)こんな。このような。「―事態になろうとは」
(2)はなはだしい。ひどい。「これは―迷惑でござりまする/狂言記・長光」

かかる

かか・る 【皸る】 (動ラ四)
あかぎれになる。ひびが切れる。「稲搗(ツ)けば―・る我(ア)が手を/万葉 3459」

かかる

かかる【掛かる】
(1) hang <on,from> ;→英和
be suspended <from> (ぶらさがる).
(2) catch <on a nail> ;→英和
be caught <in a net> (ひっかかる).
(3) take;→英和
require;→英和
cost (時間・金が);→英和
weigh (目方が).→英和
(4) begin;→英和
start (着手);→英和
be engaged in (従事).
(5) run;→英和
be on (上演).
(6) consult[see] <a doctor> (医者に).→英和
(7) attack;→英和
fall on (攻撃).
(8) be charged (負担・税).
(9) be splashed with (水).
気に〜 weigh on one's mind.

かかる

かかる【罹る】
fall[be taken]ill (病気に);suffer <from a disease> ;→英和
have an attack <of flu> ;→英和
catch <the measles> (感染).→英和

かかるほどに

かかるほどに 【斯かる程に】 (連語)
〔「かくある程に」の転〕
こうしているうちに。そのような状態である間に。

かかれど

かかれど 【斯かれど】 (接続)
〔「かくあれど」の転〕
こうではあるけれども。「船にも思ふことあれど,かひなし。―,この歌をひとり言にしてやみぬ/土左」

かかれば

かかれば 【斯かれば】 (接続)
〔「かくあれば」の転〕
こんなふうであるから。「浜にはくさぐさのうるはしき貝,石など多かり。―,ただ昔の人をのみ恋ひつつ/土左」

かかわらず

−かかわらず【−拘わらず】
(1) in spite of;notwithstanding.→英和
(2) regardless of;irrespective of (関係なく).
晴雨に〜 rain or shine;whether it rains or not.

かかわらず

かかわらず カカハラ― [3] 【拘わらず】 (連語)
(多く「に」や「にも」の下に付けて)
(1)関係なく。かまわず。「晴雨に―出発する」
(2)…であるのに。「悪条件にも―登頂に成功した」

かかわり

かかわり カカハリ [0] 【係わり・関わり】
(1)かかわること。関係。つながり。「事件とは何の―もない」「その事には私も多少の―がある」
(2)つながりのある者。関係者。

かかわり

かかわり
⇒関係.かかわりなく ⇒−拘わらず.

かかわりあう

かかわりあ・う カカハリアフ [5] 【係わり合う・関わり合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに関係し合う。関係をもつ。「もめ事に―・うのはごめんだ」
[可能] かかわりあえる

かかわる

かかわる【係[関・拘]わる】
(1) be concerned in;take part <in an enterprise> ;have to do with <the affair> (関係する).
(2) affect;→英和
reflect on (影響する).

かかわる

かかわ・る カカハル [3] 【係わる・関わる・拘わる】 (動ラ五[四])
(1)関係をもつ。「人命に―・る問題だ」「沽券(コケン)に―・る」
(2)こだわる。かかずらう。《拘》「小事に―・ってる時ではない」
[可能] かかわれる

かかん

かかん [0] 【下浣・下澣】
⇒げかん(下浣・下澣)

かかん

かかん [0] 【夏官】
中国,周代六官(リクカン)の一。軍政をつかさどる官の総称。司馬の官。

かかん

かかん クワ― [0] 【花間】
花が咲いているなか。「―の蝶」

かかん

かかん【果敢な(に)】
bold(ly);→英和
daring(ly).→英和

かかん

かかん [1][0] 【河漢】
(1)銀河。あまのがわ。
(2)黄河と漢水。また,系統が異なるもののたとえ。「初・盛と中・晩とを別つこと―の如くすべし/作詩志彀」

かかん

かかん クワ― [0] 【果敢】 (形動)[文]ナリ
思い切って物事を行うさま。決断力の強いさま。「―な攻撃」「勇猛―」
[派生] ――さ(名)

かかん

かかん クワクワン [0] 【禍患】
わざわい。苦難。

かかん

かかん クワ― [0] 【過乾】
乾燥しすぎていること。「耕地の―」

かかん

かかん【花冠】
《植》the corolla.→英和

かかん

かかん [0] 【下瞰】 (名)スル
高い所から下を見下ろすこと。俯瞰(フカン)。「―すれば絶壁斜に走りて/不二の高根(麗水)」

かかん

かかん [0] 【加冠】 (名)スル
(1)男子が元服して初めて冠をつけること。ういこうぶり。「主上明年御元服,御―拝官の御さだめのために/平家 1」
(2)元服の際に冠をかぶらせる役。ひきいれ。「左大臣ぞ―はし給ひける/著聞 8」

かかん

かかん [0] 【可汗】
〔khaghan の音訳〕
⇒ハン

かかん

かかん [0] 【可換】
〔数〕 操作や演算の順序を変えてもその結果が変わらないこと。例えば,数の加法・乗法は可換である。

かかん

かかん クワクワン [0] 【花冠】
一つの花の花弁全体。花弁が一枚ずつ離れているものを離弁花冠,融合しているものを合弁花冠という。
→花被(カヒ)
花冠[図]

かかん

かかん クワ― [0][1] 【華翰】
他人の手紙を敬っていう語。お手紙。華墨。「―拝誦仕り候」

かかんきしょうこうぐん

かかんきしょうこうぐん クワクワンキシヤウコウグン [7] 【過換気症候群】
呼吸運動が発作的に激しくなって生体の代謝に必要以上の換気が起こるため生じる一連の症状。呼吸困難・動悸・胸痛・四肢のしびれ感・めまい・失神など。

かかんしゅう

かかんしゅう クワカンシフ 【花間集】
中国,唐・五代の詞の詞集。一〇巻。後蜀の趙崇祚編。晩唐の温庭筠から五代の李珣まで計一八人の詞五〇〇首を収める。当時新しく興った曲子詞の精粋であり,宴席で提供された雅詞の歌曲集。

かかんしょうせい

かかんしょうせい [0] 【可干渉性】
⇒コヒーレンス

かかんのげん

かかんのげん 【河漢の言】
〔「荘子(逍遥遊)」より。天の川が遠い空にあることから〕
漠然としてとらえどころのない言葉。とりとめのない言葉。

かかんぷ

かかんぷ クワクワン― [2] 【火浣布】
(1)古代中国で,火ねずみの毛で織ったと考えられていた布。火に入れても焼けないという。ひねずみのかわごろも。
(2)石綿で織った燃えない布。日本では平賀源内が初めて作ったといわれる。「―・ゑれきてるの奇物をたくめば/滑稽本・放屁論後編」

かが

かが 【加賀】
(1)旧国名の一。石川県南部に相当。加州。賀州。
(2)石川県南西端の市。中心市街の大聖寺は加賀藩の支藩大聖寺藩前田氏の旧城下町。自転車部品・繊維工業が発達。山代・片山津の温泉がある。
(3)旧海軍の代表的な航空母艦。基準排水量38200トン。ミッドウェー海戦で沈没。

かが

かが クワ― [1] 【花芽】
発達して花になる芽。一般に,葉芽よりも丸く太い。はなめ。

かが

かが クワ― [1] 【火蛾】
「火取り虫」に同じ。[季]夏。《山荘や―の跳梁夥し/青木月斗》

かが

かが [1] 【夏芽】
主に夏に生じ,その年のうちに発達して花や枝葉を作る芽。なつめ。
→冬芽

かが

かが 【利】
利益。「若し国家に―あらしめ/日本書紀(天武下訓)」

かがあぶみ

かがあぶみ [3] 【加賀鐙】
江戸時代,加賀国で作られた鐙。鉄銹地(テツサビジ)に銀象眼で細かな模様・銘を入れる。

かがい

かがい カガヒ 【嬥歌】
「歌垣(ウタガキ)」に同じ。「娘子壮士(オトメオトコ)の行き集ひかがふ―に/万葉 1759」
→かがう(嬥歌)

かがい

かがい クワ― [0][1] 【華蓋】
(1)花のように美しいきぬがさ。
(2)蓮華(レンゲ)の形をした天蓋。

かがい

かがい【課外の】
extracurricular.→英和
‖課外活動 extracurricular activities.課外読物 outside reading.

かがい

かがい【加害】
an assault.→英和
加害者 an assailant.⇒殺害(者).

かがい

かがい クワグワイ 【化外】
⇒けがい(化外)

かがい

かがい クワグワイ 【花外】
⇒児玉(コダマ)花外

かがい

かがい クワ― [1] 【花街】
いろまち。遊郭。花柳街。

かがい

かがい クワ― [0] 【花蓋】
⇒花被(カヒ)

かがい

かがい [0] 【加害】
他に害を加えること。
⇔被害

かがい

かがい クワ― [1] 【禍害】
わざわい。災害。

かがい

かがい クワグワイ [1][0] 【課外】
定められた学科・課業以外のもの。「―読み物」「―教授」

かがいかつどう

かがいかつどう クワグワイクワツ― [4] 【課外活動】
教科の学習活動以外の学校における児童・生徒の活動。教育課程の一部であり,クラブ活動・自治会活動などが含まれる。特別活動。

かがいしゃ

かがいしゃ [2] 【加害者】
他人に危害や損害を与えた者。
⇔被害者

かがう

かが・う カガフ 【嬥歌ふ】 (動ハ四)
嬥歌(カガイ)をする。歌垣(ウタガキ)をする。「娘子壮士(オトメオトコ)の行き集ひ―・ふ嬥歌に/万葉 1759」

かがうめぞめ

かがうめぞめ 【加賀梅染】
加賀国で産する梅染。

かがうめばち

かがうめばち [4] 【加賀梅鉢】
中央の丸から花弁が軸で支えられ,軸の間に短い剣を持つ梅鉢紋。加賀前田家の紋。幼(陽・葉)剣梅鉢。

かががさ

かががさ 【加賀笠】
加賀国から産出した菅笠(スゲガサ)。町家の女子の外出用。貞享・元禄(1684-1704)頃流行。加賀菅笠。

かがぎぬ

かがぎぬ [0] 【加賀絹】
加賀・越中地方で産する絹織物。羽二重に似て光沢があり,横糸が太い。裏地に好まれた。

かがく

かがく クワ― [1] 【化学】
〔chemistry〕
自然科学の一分野。物質を構成している原子や分子に注目し,物質の成分組成・構造,その生成と分解の反応および他物質との間に起こす反応を研究する。研究の対象または目的によって,無機化学・有機化学・生物化学・物理化学・分析化学・地球化学・応用化学などに分けられる。
〔幕末から明治初期にかけては舎密(セイミ)の語が用いられた〕

かがく

かがく クワ― [1] 【科学】
〔science〕
(1)学問的知識。学。個別の専門分野から成る学問の総称。「分科の学」ないしは「百科の学術」に由来する。
(2)自然や社会など世界の特定領域に関する法則的認識を目指す合理的知識の体系または探究の営み。実験や観察に基づく経験的実証性と論理的推論に基づく体系的整合性をその特徴とする。研究の対象と方法の違いに応じて自然科学・社会科学・人文科学などに分類される。狭義には自然科学を指す。

かがく

かがく [1] 【下学】
手近なところから学ぶこと。

かがく

かがく [0][1] 【下顎】
下あご。
⇔上顎

かがく

かがく クワ― [0] 【寡額】
罰金または科料の下限として定められている金額。
⇔多額

かがく

かがく [1] 【歌学】
和歌に関する学問。和歌の意義・本質・作歌の作法・故実・和歌の歴史などを研究する学問。また,その知識。

かがく

かがく【化学】
chemistry.→英和
〜(上)の chemical.→英和
〜的に chemically.→英和
‖化学記号(式,方程式) a chemical symbol (formula,equation).化学工業 chemical industry.化学者 a chemist.化学戦 chemical warfare.化学繊維 a synthetic[chemical]fiber.化学調味料 a chemical seasoning (stuff).化学肥料 a chemical fertilizer.化学兵器 a chemical weapon.化学変化(反応) a chemical change (reaction).化学薬品[製品]chemicals.化学療法 chemotherapy.

かがく

かがく【科学】
science.→英和
〜(的)の scientific.→英和
〜的に scientifically.→英和
‖科学技術庁 the Science and Technology Agency.科学者 a scientist.科学小説 a science fiction <SF> .

かがく

かがく [1] 【家学】
特定の家に代々相伝されてきた学問。

かがく

かがく [0] 【価額】
物の価格に相当する金額。

かがくえいせい

かがくえいせい クワ―ヱイ― [4] 【科学衛星】
太陽系惑星空間の観測と調査・研究を目的とする人工衛星。高層大気・電離層・磁場・太陽プラズマ・太陽風・宇宙線などが主な観測テーマ。

かがくかくめい

かがくかくめい クワ― [4] 【科学革命】
一七世紀西欧におけるガリレイやニュートンらによる古典力学の基礎の確立とそれにともなう自然像・世界像の変革。中世的思考様式からの脱却と数理的研究方法の確立を果たす。転じて,大きな社会的・思想的影響をもたらす科学理論の根底的変換。

かがくかせき

かがくかせき クワ―クワ― [4] 【化学化石】
化石や堆積岩に残存している生物体由来の有機化合物。炭化水素やアミノ酸・炭水化物の類が検出されており,生命の起源・進化を考える手掛かりになる。
→化学進化

かがくかた

かがくかた [0] 【歌学方】
江戸幕府の職名。歌書の研修・詠歌に関することをつかさどった職。1689年北村季吟父子を召して発足,以後北村家が世襲。

かがくかんかく

かがくかんかく クワ― [4] 【化学感覚】
化学的刺激に対する感覚。味覚と嗅覚とがある。化学覚。
→物理感覚

かがくきかい

かがくきかい クワ― [5][4] 【化学機械】
化学工業に用いる機械の総称。粉砕機・混合機・濾過(ロカ)機などがある。

かがくきごう

かがくきごう クワ―ガウ [4] 【化学記号】
化学物質を示す記号。特に元素記号。

かがくぎじゅつ

かがくぎじゅつ クワ― [4] 【科学技術】
科学と技術。現代では,おもに科学を応用した技術をいう。テクノロジー。

かがくぎじゅつちょう

かがくぎじゅつちょう クワ―チヤウ [6] 【科学技術庁】
総理府の外局の一。科学技術の振興を図り,科学技術に関する行政を総合的に推進することを任務とする。1956年(昭和31)設置。長官には国務大臣があてられる。

かがくけつごう

かがくけつごう クワ―ガフ [4] 【化学結合】
原子やイオンが結び付いて分子や結晶を作る際の原子間の結合。普通,イオン結合・共有結合・配位結合・金属結合に大別されるが,実際の結合はこれらが混じりあったものと考えられる。

かがくけん

かがくけん クワ― [3] 【化学圏】
大気圏のうち,上部成層圏と中間圏の称。太陽紫外線による光化学反応が起こるのでいう。

かがくげんそ

かがくげんそ クワ― [4] 【化学元素】
ある特定の原子番号をもつ原子によって構成される物質種。元素。

かがくこうがく

かがくこうがく クワ― [4] 【化学工学】
化学工業における工程の能率化とその収量の増大を図るため,主に化学工業プラントの設計・製作・運転に関する研究を行う工学の一部門。

かがくこうぎょう

かがくこうぎょう クワ―ゲフ [4] 【化学工業】
化学反応によって各種の無機または有機化合物の製品を作り出す工業。ガラス・セメント・肥料・染料・石油・薬品・火薬・合成繊維・合成樹脂などの製造加工に関する各種工業がこれに属する。

かがくこつ

かがくこつ [3] 【下顎骨】
下顎を形成する馬蹄形の骨。左右の顎関節で側頭骨と結合している。

かがくごうせい

かがくごうせい クワ―ガフ― [4] 【化学合成】
(1)化学反応によって目的の化合物をつくること。
(2)細菌類が光合成によらないで,無機物質の酸化反応の結果生じるエネルギーを用いて,二酸化炭素から有機物を合成すること。

かがくさよう

かがくさよう クワ― [4] 【化学作用】
物質が化合したり分解したりする働き。また,化学変化が起こす作用。

かがくしき

かがくしき クワ― [3] 【化学式】
物質の化学的組成と結合の様子を元素記号・数字などを用いて表す式。分子式・組成式・実験式・示性式・構造式などの総称。

かがくしゃ

かがくしゃ クワ― [2][3] 【科学者】
専門に科学(特に自然科学)を研究する人。

かがくしゅ

かがくしゅ クワ― [3] 【化学種】
物質がもつ固有の物理・化学的性質によって他の物質と識別される物質種のこと。

かがくしゅう

かがくしゅう 【下学集】
国語辞書。編者は東麓破衲(トウロクノハノウ)とあるが未詳。二巻。1444年成立。当時の国語を意義に従って天地・時節など一八門に分け,簡単な用字法・語源を記す。末書として,山脇道円の増補した「増補下学集」(1669年刊)ほかがある。

かがくしょ

かがくしょ [4][0] 【歌学書】
歌学に関する書物。歌論書。

かがくしょうせつ

かがくしょうせつ クワ―セウ― [4] 【科学小説】
サイエンス-フィクションに同じ。

かがくしんか

かがくしんか クワ―クワ [4] 【化学進化】
(1)原始地球上において生命が発生するまでの,メタンなどの単純な炭素化合物がタンパク質・核酸などの高度な化学反応システムへと発展していく過程。二〇世紀初頭に現れた考え方で,オパーリンらによって確立された。分子進化。
(2)宇宙に生じた元素から順次生成された化学物質がより新しい質や機能を獲得して変化していく過程。

かがくしんわりょく

かがくしんわりょく クワ― [6] 【化学親和力】
物質間の反応性の違いを説明するために考えられた古典的な概念。一三世紀頃から一九世紀まで,物質の質量・濃度,反応熱などが,化学親和力を表す尺度として提唱された。現在では,化学変化による自由エネルギーの減少値によって表される。親和力。

かがくじ

かがくじ クワガク― 【華岳寺・花岳寺】
兵庫県赤穂市加里屋町にある曹洞宗の寺。藩主浅野氏三代の菩提(ボダイ)所。赤穂四十七士の墓もある。

かがくじゅようき

かがくじゅようき クワ― [5] 【化学受容器】
味・においなど化学的な刺激を感知する舌の味覚芽や鼻の嗅上皮。

かがくじょうたつ

かがくじょうたつ [1] 【下学上達】
〔論語(憲問)〕
手近なところから学んで,次第に深い学問に進んでいくこと。

かがくじょうちゃくほう

かがくじょうちゃくほう クワ―ハフ [7][0] 【化学蒸着法】
⇒シー-ブイ-ディー( CVD )

かがくせん

かがくせん クワ― [0] 【化学線】
紫外線のこと。赤外線を熱線と呼ぶのに対して,紫外線は,感光作用などの化学作用が強いことからいう。

かがくせんい

かがくせんい クワ―ヰ [4] 【化学繊維】
石炭・石油などの原料から化学的に合成,または天然繊維を化学的に加工して作った繊維の総称。合成繊維・半合成繊維・再生繊維・無機繊維など。化繊。

かがくそうさ

かがくそうさ クワ―サウ― [4] 【科学捜査】
物理・化学・医学・生物学など科学的な方法を用いた犯罪の捜査。

かがくたんさ

かがくたんさ クワ― [4] 【化学探査】
河川の水や土壌・岩石などの微量成分を分析して,資源の存在や地質構造を推定すること。地化学探査。

かがくちょうみりょう

かがくちょうみりょう クワ―テウミレウ [6] 【化学調味料】
鰹節(カツオブシ)・昆布などに含まれる,うまみのもととなる化学物質を,細菌を利用するなどして人工的に生産した調味料。イノシン酸・グルタミン酸ナトリウムなど。うまみ調味料。

かがくてき

かがくてき クワ― [0] 【化学的】 (形動)
化学に関連していること。物質の組成・性質・変化に関連していることを表す語。

かがくてき

かがくてき クワ― [0] 【科学的】 (形動)
(1)論理的・客観的・実証的であるさま。
(2)特に,自然科学の方法・成果などに関するさま。「―捜査」

かがくてきかんりほう

かがくてきかんりほう クワ―クワンリハフ [8][0] 【科学的管理法】
テーラーを始祖としギルブレスらが発展させた工場管理の方法。科学的分析による作業の合理的な順序や作業量の設定,それに基づく生産の計画化や作業過程の効率的管理を内容とする。広義には,個別的な経験や勘にたよる成り行き管理に対して,各種の科学的理論に基づく経営管理の方策・技術・組織制度の総称。
→テーラー-システム

かがくてききそうせいちょうほう

かがくてききそうせいちょうほう クワ―キサウセイチヤウハフ [0][0] 【化学的気相成長法】
⇒シー-ブイ-ディー( CVD )

かがくてきさんそようきゅうりょう

かがくてきさんそようきゅうりょう クワ―サンソエウキウリヤウ 【化学的酸素要求量】
⇒シー-オー-ディー( COD )

かがくてきしゃかいしゅぎ

かがくてきしゃかいしゅぎ クワ―シヤクワイ― [9] 【科学的社会主義】
歴史と社会構造との法則的把握により社会主義の必然性を明らかにしようとする理論。空想的社会主義に対して,マルクス・エンゲルスの社会主義理論をいう。

かがくてきせいしつ

かがくてきせいしつ クワ― [0] 【化学的性質】
物質の化学変化に関連した性質。

かがくてつがく

かがくてつがく クワ― [5][4] 【科学哲学】
〔philosophy of science〕
自然科学を主要な手がかりにして行われる,科学的知識の基礎論・方法論・批判などの哲学的営み。狭義にはウィーン学派以降の論理分析を方法とする哲学を指す。

かがくてんびん

かがくてんびん クワ― [4] 【化学天秤】
化学分析の際の質量の測定に用いる精密な天秤。100グラムほどの物を1ミリグラムの精度で測定できる。

かがくでんたつぶっしつ

かがくでんたつぶっしつ クワ― [8] 【化学伝達物質】
⇒神経伝達物質(シンケイデンタツブツシツ)

かがくとうりょう

かがくとうりょう クワ―タウリヤウ [4] 【化学当量】
(1)酸素原子二分の1モルと化合する他の元素のグラム数。元素の一当量は原子量を原子価で割った値に等しい。
(2)酸として作用する水素原子1モルを含む酸の量およびこれを中和する塩基の量。
(3)水素原子1モルあるいは酸素原子二分の1モルまたは電子1モルを与えたり奪ったりする酸化剤および還元剤の量。

かがくねつりきがく

かがくねつりきがく クワ― [7][6] 【化学熱力学】
液体・溶液などの状態や状態変化,および化学反応・化学平衡などを,熱力学を応用して研究する学問分野の一。

かがくはくぶつかん

かがくはくぶつかん クワ―クワン [7][6] 【科学博物館】
自然科学に関する資料を収集・保管し,科学的研究をすることを目的とする機関。また,展示場を設け啓蒙活動も行う。

かがくはんのう

かがくはんのう クワ―オウ [4] 【化学反応】
物質が化学変化によって他の物質に変化していくこと,またその変化の過程。

かがくはんのうしき

かがくはんのうしき クワ―ハンオウ― [6] 【化学反応式】
化学反応を起こす物質と反応の結果生じる物質の種類およびそれらの間の量的な関係を化学式を用いて表す式。反応式。

かがくばんのうしゅぎ

かがくばんのうしゅぎ クワ― [8] 【科学万能主義】
自然科学の力にさえ頼っていれば,すべての問題は解決されるとみなし,精神的方面を軽視または否定する考え方。

かがくひはん

かがくひはん クワ― [4] 【科学批判】
科学の本質や限界を明確にするため,科学の理論的前提や方法を考察・検討すること。

かがくひりょう

かがくひりょう クワ―レウ [4] 【化学肥料】
工場で化学的処理により製造される肥料。窒素・リン酸・カリウムの一種以上を水溶性の化合物として含む。硫酸アンモニウム・尿素・過リン酸石灰など。人造肥料。
⇔天然肥料
⇔有機肥料

かがくぶっしつ

かがくぶっしつ クワ― [4] 【化学物質】
化学の研究対象となる物質。また,化学的方法によって人工的に合成された物質。

かがくぶっしつしんさきせいほう

かがくぶっしつしんさきせいほう クワ―シンサキセイハフ 【化学物質審査規制法】
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の通称。新しい化学物質を分解性,蓄積性,慢性毒性の観点から特定化学物質などに指定し,規制する。1973年(昭和48)制定。

かがくぶつりがく

かがくぶつりがく クワ― [6] 【化学物理学】
物性物理学の一部門。物質の分子構造や種々の物質に共通な性質などを量子論・統計力学などの物理学理論に基づいて研究する分野。

かがくぶんせき

かがくぶんせき クワ― [4] 【化学分析】
化学的な手法により,物質を構成する原子や原子団・分子・同位体などの検出・確認,組成の決定,存在比や存在量の決定をすること。組成だけ決めるものを定性分析,その量的関係を決めるものを定量分析と呼ぶ。

かがくへいき

かがくへいき クワ― [4] 【化学兵器】
有毒化学剤をミサイル弾頭や砲弾に使用した兵器。

かがくへいき

かがくへいき クワ― [4] 【科学兵器】
近代科学を応用した兵器。毒ガスなどの化学兵器,細菌兵器などの生物兵器,核兵器,光学兵器,航空兵器などの総称。

かがくへいこう

かがくへいこう クワ―カウ [4] 【化学平衡】
可逆反応において,正反応と逆反応との反応速度が等しくなり,見かけ上,化学変化が進行しなくなった状態。各成分の濃度または分圧の間には質量作用の法則が成立する。

かがくへんか

かがくへんか クワ―クワ [4] 【化学変化】
物質の構成成分の原子間の結合に組み替えが起こり,もとの物質とは違う物質に変化すること。
→物理変化

かがくほうていしき

かがくほうていしき クワ―ハウテイ― [6] 【化学方程式】
⇒化学反応式(カガクハンノウシキ)

かがくめっき

かがくめっき クワ― [4] 【化学鍍金】
金属イオンと次亜リン酸塩・ホルマリンなどの還元剤とを含む鍍金液中に,金属・プラスチック・ガラスなどを浸し,電気分解によらずに金属を析出させて鍍金する方法。電子回路のプリント基板の製造などに利用する。無電解鍍金。

かがくやくひん

かがくやくひん クワ― [4] 【化学薬品】
化学実験に用いることを目的とする薬品。工業薬品に対して比較的精製されたものをいう。

かがくようたいせきけい

かがくようたいせきけい クワ― [0] 【化学用体積計】
薬品の調合・化学分析などで液体を定量し,また測定するガラス製器具。ピペット・ビュレット・メスシリンダーなど。

かがくりょう

かがくりょう クワ―リヤウ [3] 【化学量】
原子量・分子量・化学式量・化学当量,また質量・物質量,気体の体積など,物質の化学変化を定量的にとらえようとするときに用いる量。

かがくりょうほう

かがくりょうほう クワ―レウハフ [4] 【化学療法】
化学的に合成した薬品や抗生物質を用いる治療法。

かがくりょうほうざい

かがくりょうほうざい クワ―レウハフ― [6] 【化学療法剤】
人体に対し作用が小さく,病原微生物の活動力や繁殖を抑制・阻止する化学薬品。

かがくりょうろん

かがくりょうろん クワ―リヤウ― [4] 【化学量論】
化学の基礎的・古典的な一部門。質量保存の法則・定比例の法則・倍数比例の法則・気体反応の法則・ファラデーの電気分解の法則などに関連して,物質の化学組成や化学変化を定量的に研究する。

かがくエネルギー

かがくエネルギー クワ― [5] 【化学―】
化学結合によって物質内に蓄えられるエネルギー。その一部は化学変化に伴い熱・光・電気などの形で放出または吸収される。

かがくパルプ

かがくパルプ クワ― [4] 【化学―】
砕木を水酸化ナトリウムや硫酸塩・亜硫酸塩などで化学的に処理して得られるパルプ。不純物が除去されるのでセルロース純度の高いものが得られ,上質紙や化学繊維の製造に用いられる。
→機械パルプ

かがくポテンシャル

かがくポテンシャル クワ― [5] 【化学―】
系を構成するある成分1モルまたは一分子当たりのギブズ自由エネルギー。二相の化学ポテンシャルが異なるときには,化学ポテンシャルの大きい相から小さい相へ,粒子の移動が起こる。
→自由エネルギー

かがぐそく

かがぐそく 【加賀具足】
江戸時代,加賀国で作られた具手足。鉄銹地(テツサビジ)に筋模様の彫り込みを入れた頬当(ホオアテ)・籠手(コテ)などに特色がある。

かがし

かがし 【彼某】 (代)
不定称の人代名詞。名のわからない人,また特にそれと名をあげない人をさし示す。誰それ。「さるべくおとなしき人々,なにがし―といふ/大鏡(花山)」

かがしら

かがしら [2] 【蚊頭】
毛鉤(ケバリ)。蚊鉤。

かがすり

かがすり [2] 【蚊飛白・蚊絣】
蚊が群がり飛んでいるように見える,細かい十字模様を染めたかすり。

かがそうどう

かがそうどう 【加賀騒動】
一八世紀中頃,加賀藩に起こった御家騒動。六代藩主前田吉徳に登用された大槻伝蔵ら改革派と家老前田直躬(ナオミ)ら門閥重臣との対立に端を発し,吉徳の死後七代宗辰の急死,江戸上屋敷における毒物投入事件などが,吉徳の側室真如院と大槻らの家督相続にからむ陰謀とされ,大槻一派は死に追いやられた。読み物・演劇・講談などで広く流布。

かがぞうがん

かがぞうがん [3] 【加賀象眼・加賀象嵌】
江戸初期,前田家に召し抱えられた山城伏見の金工が,刀剣の小柄・鐔(ツバ)の類に施した象眼。加賀国で発達した。平象眼の上に糸象眼をすることが特色。

かがぞめ

かがぞめ [0] 【加賀染】
(1)加賀国独特の染め方。また,その染め物。加賀梅染や加賀友禅など。
(2)染め色の名。赤に黄色を帯びた色。

かがち

かがち 【酸漿】
ホオズキの古名。赤かがち。

かがとび

かがとび [0] 【加賀鳶】
(1)江戸時代,加賀の藩主前田家の江戸藩邸に召し抱えられた火消し。体つきが大きく,顔立ちのよい者をそろえ美麗な装束をつけさせた。
(2)歌舞伎の一。世話狂言「盲長屋梅加賀鳶(メクラナガヤウメガカガトビ)」の通称。河竹黙阿弥作。1886年(明治19)初演。

かがなう

かがな・う カガナフ 【僂なふ】 (動ハ下二)
〔近世語〕
日数を指折り数える。「―・へ見れば…三箇月に及び/読本・弓張月(前)」

かがなぶ

かがな・ぶ 【日日並ぶ】 (動バ下二)
日数を重ねる。「―・べて夜には九夜,日には十日を/古事記(中)」

かがのちよ

かがのちよ 【加賀千代】
(1703-1775) 江戸中期の女流俳人。加賀国松任(マツトウ)の人。千代女・千代尼とも。剃髪し素園と号す。「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」などの句で知られる。著「千代尼句集」「松の声」など。

かがふり

かがふり 【冠】
(1)頭を覆うこと。また,覆うもの。かんむり。[新撰字鏡]
(2)〔冠によって位階を表したことから〕
位階。「五位の―/万葉 3858」

かがふる

かがふ・る 【被る】 (動ラ四)
(1)頭からかぶる。「寒くしあれば麻衾(ブスマ)引き―・り/万葉 891」
(2)承る。こうむる。特に,命令を受ける。「恐(カシコ)きや命―・り/万葉 4321」

かがぶし

かがぶし [0] 【加賀節】
(1)室町時代の小歌。加賀国の民謡から起こったといわれる。
(2)寛文(1661-1673)から元禄(1688-1704)の頃流行したはやり唄。
(3)「嘉太夫節(カダユウブシ)」に同じ。

かがほうしょ

かがほうしょ [3] 【加賀奉書】
加賀国で産する奉書紙。前田利家が領主となってから製紙業が盛んになった。

かがまい

かがまい [0] 【加賀米】
加賀国の産米。味が劣るとされた。

かがまる

かがま・る [0] 【屈まる】 (動ラ五[四])
(1)かがむ。また腰などが曲がる。「腰が―・った老人」
(2)体の一部が折れ曲がって伸びなくなる。「四支―・りながら,仰(ノケザマ)に仆れて/霊異記(下訓注)」

かがみ

かがみ【鏡】
(1) a mirror;→英和
a (looking) glass.(2) a barrelhead (樽の).
〜を抜く open a barrel[cask].→英和

かがみ

かがみ 【各務】
姓氏の一。

かがみ

かがみ 【蘿藦】
ガガイモの古名。[和名抄]

かがみ

かがみ 【鏡】
熊本県中部,八代(ヤツシロ)郡の町。八代海に臨む干拓農業の町。

かがみ

かがみ【鑑】
a model;→英和
a pattern.→英和

かがみ

かがみ [3] 【鑑・鑒】
〔「かがみ(鏡)」と同源。映し見る意から〕
規範とすべきもの。模範。手本。亀鑑(キカン)。「サラリーマンの―」「手習い―」

かがみ

かがみ [3] 【鏡】
〔「影見(カゲミ)」の転という〕
(1)光の反射を利用して形・姿を映して見る道具。古くは銅合金など金属を用いたが,現在は,ガラス板の裏面に銀鍍金(メツキ)をして作る。古来霊的なものとみなされ,神社の神体とし,荘厳具や魔除けの具とされる。また,婦女の魂として尊重する風があった。「―に映った姿」「―のような湖面」
(2)「鏡餅(カガミモチ)」の略。
(3)〔形が鏡に似ていることから〕
酒樽の蓋。「―を抜く」
(4)提出あるいは送付する書類の一枚目に,あて先・標題・日付・作成者などを記して添える文書。
(5)「鏡物(カガミモノ)」の略。
→かがみ(鑑)

かがみいけ

かがみいけ [3] 【鏡池】
昔,貴人や英雄が姿を映したり,持っていた鏡を落としたりしたという伝説のある池。全国各地にある。

かがみいし

かがみいし [3] 【鏡石】
表面が滑らかでつやがあり,影がよく映るような石。種々の伝説を伴っている場合が多い。鏡いわ。

かがみいし

かがみいし [3] 【蟄石】
縁先の手水鉢のまわりの役石の一。水のはね返りや縁下への流れ込みを防ぐ。

かがみいた

かがみいた [4] 【鏡板】
(1)框(カマチ)や格縁(ゴウブチ)などの間にはめ込んだ平滑な板。建具・天井・壁などに用いる。
(2)能舞台正面の老松を描いた羽目板。右側面の若竹を描いた羽目板を脇鏡板ともいう。
→能舞台
(3)歌舞伎の舞台で,能舞台をまねた時,その正面に張る松を描いた羽目板。松羽目(マツバメ)。
(4)轡(クツワ)で,馬銜(ハミ)が口から外れないように,その両端につける金属の板。
→轡

かがみいわ

かがみいわ [3] 【鏡岩】
⇒鏡石(カガミイシ)

かがみおに

かがみおに [3] 【屈み鬼】
鬼ごっこの一種。鬼に捕まえられそうになった時,体をかがめれば捕まえられないというルールのもの。

かがみかけ

かがみかけ [3] 【鏡掛(け)】
「鏡立て」に同じ。

かがみがい

かがみがい [3] 【鏡貝】
海産の二枚貝。貝殻は乳灰白色で同心円状の細かい襞(ヒダ)が多数あり,内面は白色。北海道南部以南の浅海の細砂底にすむ。食用。餅(モチ)貝。白貝(シラガイ)。文殊(モンジユ)貝。

かがみがわ

かがみがわ 【鏡川】
四国山地,高知県の工石山(クイシヤマ)に発し,高知市内を流れ,浦戸湾に注ぐ川。

かがみぐさ

かがみぐさ [3] 【鏡草】
(1)ビャクレンの別名。
(2)鏡餅にのせた輪切りの大根。また,大根の異名。
(3)ヤマブキの異名。
(4)〔漢名「鏡面草」から〕
マメヅタの異名。
(5)ウキクサ・ガガイモ・アサガオなどの異名。
(6)イチヤクソウの異名。かがみそう。

かがみぐつわ

かがみぐつわ [4] 【鏡轡】
轡の一種。鏡板を透かし彫りにせずに一枚の丸い鉄の板としたもの。

かがみぐら

かがみぐら [3][0] 【鏡鞍】
鞍の一種。鞍の前輪と後輪(シズワ)の表面に鍍金(トキン)銀の薄板を張り,縁に覆輪をかけたもの。御幸鞍(ゴコウグラ)。

かがみこうぞう

かがみこうぞう 【各務鉱三】
(1896-1985) ガラス工芸家。岐阜県生まれ。グラビールやカット技法を用いた食器・工芸品を制作。

かがみこむ

かがみこ・む [4] 【屈み込む】 (動マ五[四])
膝(ヒザ)を折ってうずくまる。「腹を押さえて―・む」

かがみごい

かがみごい [3][4] 【鏡鯉】
ドイツゴイの一品種。大きな鱗(ウロコ)が側線上と鰭(ヒレ)の付近に少ししかない。琵琶湖などに帰化している。

かがみしこう

かがみしこう 【各務支考】
(1665-1731) 江戸前期の俳人。別号,東華坊・西華坊・獅子庵など。美濃の生まれ。蕉門一の論客として俗語平談を旨として風姿風情を平易に説き蕉風の地方普及に尽力。美濃派の祖となった。著「葛の松原」「俳諧十論」「続五論」「本朝文鑑」「俳諧古今抄」など。

かがみじ

かがみじ [0] 【鏡地】
鉄などの金属の表面を,鏡のように磨き上げたもの。銅の場合はスズなどを塗り,銀色に仕上げる。磨き地。

かがみじし

かがみじし 【鏡獅子】
歌舞伎舞踊の一。長唄。新歌舞伎十八番の一。本名題「春興(シユンキヨウ)鏡獅子」。福地桜痴(オウチ)作詞,三世杵屋(キネヤ)正次郎作曲。1893年(明治26)東京歌舞伎座初演。大奥の腰元が鏡開きの祝いに神前の手獅子を持って踊るうち,その精が乗り移って舞い狂う。前半のあでやかな娘の踊りと,後半の能「石橋(シヤツキヨウ)」を取り入れた豪快な獅子の狂いが好対照をみせる。

かがみじたて

かがみじたて [4] 【鏡仕立て】
「額(ガク)仕立て」に同じ。

かがみせいどう

かがみせいどう [4] 【鏡青銅】
銅67パーセント,スズ33パーセントからなる青銅。研磨により強い白色光沢を呈する。金属鏡の材料に用いた。鏡銅。

かがみせん

かがみせん [0] 【鏡銑】
マンガンを10〜25パーセント,炭素を5パーセント含む銑鉄。転炉で製鋼の際の脱酸剤。鏡鉄(キヨウテツ)。

かがみたて

かがみたて [3] 【鏡立て】
鏡を立て掛けるのに使う木の枠,または台。鏡台。鏡掛け。

かがみだい

かがみだい [3] 【鏡鯛】
マトウダイ目の海魚。全長約70センチメートルに達し,著しく側扁する。青みを帯びた銀白色で,鱗がない。マトウダイとよく似るが,体側に黒色斑がない。南日本に多く,かまぼこの原料とする。ギンマト。

かがみだい

かがみだい [3][0] 【鏡台】
(1)「鏡立て」に同じ。
(2)能の作り物の一。鏡を載せる台。「皇帝」「昭君」などで用いる。

かがみっちょ

かがみっちょ
(1)昆虫カマキリの異名。
(2)カナヘビの異名。

かがみつくりべ

かがみつくりべ 【鏡作部】
大化前代,鏡の製作に従事した部民。

かがみてんじょう

かがみてんじょう [4] 【鏡天井】
棹縁(サオブチ)や格縁(ゴウブチ)などを用いず,板を鏡のように平滑に張って仕上げた天井。

かがみとぎ

かがみとぎ [3] 【鏡磨ぎ】
青銅の鏡の表面を磨き上げること。また,それを職業とする人。

かがみど

かがみど [3] 【鏡戸】
周りに枠を組んだだけで桟は使わず,枠の内に鏡板をはめた戸。

かがみなす

かがみなす 【鏡なす】 (枕詞)
「見る」と同音の地名「三津」にかかる。「妹が手にまく―三津の浜辺に/万葉 3627」

かがみの

かがみの [3][0] 【加賀蓑】
加賀国から産出した上等の蓑。細い草で編み,萌黄糸で編んだ網をかけて使った。

かがみのおおきみ

かがみのおおきみ 【鏡王女】
(?-683) 万葉歌人。額田王(ヌカタノオオキミ)の姉ともいう。万葉集に天智天皇や藤原鎌足との可憐な相聞歌四首を残す。鏡女王。

かがみのかみ

かがみのかみ 【鏡の神】
佐賀県唐津市の鏡神社の祭神。一の宮は息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)(神功皇后),二の宮は藤原広嗣を祀(マツ)る。

かがみのま

かがみのま [0] 【鏡の間】
(1)能舞台の楽屋から橋懸かりへ通じる途中にある板張りの部屋。大きな姿見の鏡があり,楽屋で扮装を整えた出演者がここで面をかけ,精神を統一する。
→能舞台
(2)初期の歌舞伎舞台で,大臣柱のあるところ。
(3)四方の壁に鏡を張りめぐらしてある部屋。特に,ベルサイユ宮殿のその部屋。

かがみのまつ

かがみのまつ [5] 【鏡の松】
能舞台の鏡板に描かれた老い松。

かがみはだ

かがみはだ [3][4] 【鏡肌】
地殻の断層面上に摩擦で生じる平らな鏡のような光沢のある面。

かがみば

かがみば [3] 【鏡葉】
表面が滑らかで光沢がある葉。カシワ・ツバキの葉など。

かがみばこ

かがみばこ [3] 【鏡箱・鏡匣・鏡筥】
平安時代以降,寝殿に備えた調度で,鏡・護(マモリ)・汗手巾(アセタナゴイ)・領巾(ヒレ)などを入れておく箱。鷺足の台にのせた。
鏡箱[図]

かがみびしゃく

かがみびしゃく [4] 【鏡柄杓】
茶道で,柄杓を持って構えた形。柄杓を立て,顔を柄鏡に映すように正面に構える。

かがみびらき

かがみびらき [4] 【鏡開き】
〔「開き」は「割る」の忌み詞〕
(1)正月に神や仏に供えた鏡餅をおろし,雑煮や汁粉に入れて食べること。正月一一日に行うところが多い。近世に始まり,当時は鏡餅を男は具足に,女は鏡台に供え,一月二〇日に割って食べた。鏡割り。[季]新年。
(2)パーティーなどで,酒だるのふたを木づちで割ってあけること。汲み上げた酒で乾杯する。鏡割り。

かがみぶくろ

かがみぶくろ [4] 【鏡袋】
懐中鏡など化粧用具を入れる袋。

かがみぶとん

かがみぶとん [4] 【鏡布団】
裏布を大きく表に引き返して,鏡仕立てにした布団。額布団。

かがみもじ

かがみもじ [4] 【鏡文字】
左右が逆に書かれた文字。鏡映文字。

かがみもち

かがみもち [3] 【鏡餅】
鏡のように丸く平たく作った餅。大小二個を重ねて,正月に神や仏に供えたり,めでたいことのある日の祝い物としたりする。お供え。おかがみ。[季]新年。

かがみもの

かがみもの [0] 【鏡物】
〔「鏡」は歴史の意〕
和文の歴史物語の中で,「鏡」の字のつく「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」などをいう。

かがみやま

かがみやま 【鏡山】
(1)滋賀県南部,蒲生郡竜王町と野洲(ヤス)郡野洲町の境にある山。海抜385メートル。((歌枕))「近江のや鏡の山をたてたれば/古今(神遊び歌)」
(2)福岡県田川郡香春(カワラ)町の北東にある町名。
(3)佐賀県唐津市東端,東松浦(マツウラ)郡との境にある山。海抜284メートル。大伴狭手彦(サデヒコ)が加羅(カラ)に船出する時,松浦佐用姫がこの山に登って領巾(ヒレ)を振って別れを惜しんだという。領巾振山(ヒレフルヤマ)。松浦山。

かがみやまこきょうのにしきえ

かがみやまこきょうのにしきえ 【加賀見山旧錦絵】
人形浄瑠璃。時代物の一。容楊黛(ヨウヨウタイ)作。1782年初演。松平周防守邸に起こった奥女中の仇討(アダウ)ち事件に,加賀騒動の筋を加えて脚色。足利家の中老尾上が,主家横領をたくらむ局岩藤に草履打ちの侮辱を受け自害したため,その召し使いお初が岩藤に復讐する。「竹刀打(シナイウチ)」「草履打」「奥庭」が見所。

かがみる

かが・みる 【鑑る】 (動マ上一)[文]マ上一
〔「鏡」の動詞化〕
「かんがみる」に同じ。「来し方行く末を―・みて/謡曲・清経」

かがみわり

かがみわり [0] 【鏡割(り)】
「鏡開き」に同じ。

かがむ

かが・む [0] 【屈む】
■一■ (動マ五[四])
(1)足・腰を曲げて姿勢を低くする。しゃがむ。「―・んで拾う」
(2)曲がる。屈曲する。「腰が―・む」「眉がまた―・うだ/狂言・今参」
[可能] かがめる
■二■ (動マ下二)
⇒かがめる

かがむ

かがむ【屈む】
stoop;→英和
bend forward (前へ);crouch (うずくまる).→英和

かがめっちょ

かがめっちょ
昆虫カマキリの異名。

かがめる

かが・める [0] 【屈める】 (動マ下一)[文]マ下二 かが・む
(1)足や腰を曲げて低い姿勢をとる。かがむ。「腰を―・めて挨拶を交わす」「身を―・める」
(2)折り曲げる。「この指(オヨビ)を―・めてまかでぬ/源氏(帚木)」

かがめる

かがめる【屈める】
bend;→英和
stoop;→英和
bow.→英和
身(腰)を〜 bend oneself (one's knees).

かがもん

かがもん [2] 【加賀紋】
友禅染のように彩色した紋。家紋に草花などを図案風に彩色して描いた紋。

かがやかしい

かがやかし・い [5] 【輝かしい・耀かしい・赫かしい】 (形)[文]シク かがやか・し
〔動詞「かかやく」の形容詞形。近世初期まで清音で「かかやかし」〕
(1)光り輝くように素晴らしい。非常に見事だ。立派だ。華々しい。「―・い成功」「―・い業績を残す」
(2)まぶしいほどに光り輝いている。きらきらしている。「御前のたちしは…―・しきまでに見ゆるに/讃岐典侍日記」
(3)恥ずかしい。面はゆい。「独り身をえ心にまかせぬほどこそ,さやうに―・しきもことわりなれ/源氏(末摘花)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かがやかしい

かがやかしい【輝かしい】
brilliant;→英和
bright.→英和

かがやかす

かがやかす【輝かす】
light up;brighten.→英和

かがやかす

かがやか・す [4] 【輝かす・耀かす・赫かす】 (動サ五[四])
〔近世初期まで「かかやかす」〕
(1)かがやくようにする。きらめかす。「目を―・して話を聞く」
(2)威光・威力などを示す。「母校の名誉を―・す」
(3)きらびやかにする。まぶしいほど立派にする。「扇など,みめには,おどろおどろしく―・さで,よくなからぬさまにしたり/紫式部日記」

かがやき

かがやき [0][4] 【輝き・耀き・赫き】
〔近世初期まで「かかやき」〕
光りかがやくこと。「宝石の―」「才能の―」

かがやき

かがやき【輝き】
brilliancy;→英和
radiance;→英和
brightness.→英和

かがやきわたる

かがやきわた・る [6][0] 【輝き渡る】 (動ラ五[四])
〔近世初期まで「かかやきわたる」〕
一面にきらきら光る。「イルミネーションに―・る不夜城は/あめりか物語(荷風)」

かがやく

かがや・く [3] 【輝く・耀く・赫く】 (動カ五[四])
〔近世初期まで「かかやく」〕
(1)それ自体が強い光を出したり,他から強い光を受けたりして,まぶしい光をはなつ。「ギラギラ―・く真夏の太陽」「ロビーにはシャンデリアが―・いている」「夕日に―・く海」
(2)生き生きとした様子・態度をみなぎらせる。「生徒たちの目は―・いていた」「彼女の顔は喜びに―・いた」
(3)名誉・名声などを得て光っているようにみえる。「優勝の栄誉に―・く」「通産大臣賞に―・く発明」
(4)強い光のため目がちかちかする。「目も―・き惑ひ給ふ/源氏(鈴虫)」
(5)恥ずかしがる。てれる。「女,扇を以て顔にさしかくして―・くを/今昔 27」

かがやく

かがやく【輝く】
shine;→英和
glitter;→英和
brighten (顔などが);→英和
light up.

かがやくひのみや

かがやくひのみや 【輝く日の宮】
〔「かかやくひのみや」とも〕
(1)源氏物語の登場人物,藤壺の異名。
(2)「源氏物語」桐壺の巻の別名。

かがやける

かがやける 【輝ける】 (連語)
〔「る」は完了の助動詞「り」の連体形〕
輝いている。「―星」「―未来」

かがゆ

かが・ゆ 【香がゆ・聞がゆ】 (動ヤ下二)
香りがただよい香る。「丁子の香極(イミ)じく早う―・ゆ/今昔 30」

かがゆうぜん

かがゆうぜん [3] 【加賀友禅】
加賀国金沢で発達した友禅染。技法は京友禅と変わらないが,臙脂(エンジ)・藍・紫色を基調としてぼかしをあしらったものが多い。

かがよう

かがよ・う カガヨフ [3] 【耀う】 (動ワ五[ハ四])
(1)きらきらと光りかがやく。きらめきゆれる。「朧ろに―・ふ絢爛の様/竹沢先生と云ふ人(善郎)」
(2)見え隠れする。「すきかげに,ただ一人―・ひて/枕草子(二七・能因本)」

かがり

かがり [0] 【縢り】
(1)裁縫で,布の裁ち目がほつれぬように,糸で巻くようにして止めること。縢り縫い。絡(カラ)げ縫い。
(2)製本で,折り丁を糸で絡げて綴じる作業。糸綴じ。

かがり

かがり [0] 【篝】
(1)照明のために燃す火。かがり火。
(2)「篝籠(カガリカゴ)」に同じ。
(3)「篝屋(カガリヤ)」に同じ。

かがりいかだ

かがりいかだ [4] 【篝筏】
水面を照らすため,かがり火をたいて水に浮かべる1メートル四方ほどの板。

かがりかご

かがりかご [3] 【篝籠】
かがり火をたくのに使う鉄製のかご。かがり。
篝籠[図]

かがりどうろう

かがりどうろう [4] 【篝灯籠】
庭のなかほどに立てた灯籠。

かがりび

かがりび [3] 【篝火】
(1)「かがり{(1)}」に同じ。
(2)(江戸時代,吉原遊郭で)やりて婆の異名。
(3)源氏物語の巻名。第二七帖。

かがりび

かがりび【篝火】
a bonfire;→英和
a campfire.→英和

かがりびそう

かがりびそう [0] 【篝火草】
シクラメンの別名。

かがりぶね

かがりぶね [4] 【篝船】
かがり火をたいて漁をする船。

かがりや

かがりや 【篝屋】
鎌倉時代,御家人役として京中警護に当たった在京武士の詰め所。

かがりやしゅごにん

かがりやしゅごにん 【篝屋守護人】
篝屋に詰め,警護に当たった武士。

かがる

かがる【滕る】
sew;→英和
darn (繕う);→英和
hemstitch (ハンカチなどの縁を).→英和

かがる

かが・る [0] 【縢る】 (動ラ五[四])
かがり縫いをする。「裁ち目を―・る」
[可能] かがれる

かがわ

かがわ カガハ 【香川】
姓氏の一。

かがわ

かがわ カガハ 【賀川】
姓氏の一。

かがわ

かがわ カガハ 【香川】
(1)四国地方北東部の県。かつての讃岐(サヌキ)国全域を占める。南部は讃岐山脈,北部は讃岐平野となり,瀬戸内海の備讃諸島も含む。県庁所在地,高松市。
(2)香川県中部,香川郡の町。香東(コトウ)川中流東岸に位置する。

かがわいかだいがく

かがわいかだいがく カガハイクワ― 【香川医科大学】
国立大学の一。1978年(昭和53)に設立。本部は香川県三木町。

かがわかげき

かがわかげき カガハ― 【香川景樹】
(1768-1843) 江戸後期の歌人。号,桂園など。鳥取の人。小沢蘆庵(ロアン)・香川景柄(カゲトモ)に学ぶ。「調(シラベ)」の論を唱え,古今和歌集を範として,賀茂真淵らの復古主義万葉調と対立。著「桂園一枝」「古今和歌集正義」「新学異見」など。

かがわげんえつ

かがわげんえつ カガハ― 【賀川玄悦】
(1700-1777) 江戸中期の産科医。近江彦根の人。字は子玄。産科に手術を取り入れ,独自の産科学(賀川流産科)を発展させた,近世産科の創始者。阿波侯の侍医。著「産論」

かがわだいがく

かがわだいがく カガハ― 【香川大学】
国立大学の一。1923年(大正12)創立の高松高等商業(のち経専)と香川師範・同青年師範が合併し,49年(昭和24)新制大学となる。55年県立農科大学を併合。本部は高松市。

かがわとよひこ

かがわとよひこ カガハ― 【賀川豊彦】
(1888-1960) 牧師。兵庫県生まれ。神戸の貧民街で伝道をはじめ,その後,労働運動・農民組合・生協活動の指導に当たる。自伝的小説「死線を越えて」は広く読まれた。

かがん

かがん クワ― [0][1] 【過雁】
空を飛んで行く雁。

かがん

かがん [1] 【河岸】
川の岸。かわぎし。

かがん

かがん クワ― [0][1] 【花顔】
花のように美しい顔。はなのかんばせ。「君の―は猶ほ蒼天の如し/花柳春話(純一郎)」

かがんせん

かがんせん クワガン― [2] 【過眼線】
鳥の顔の模様で,くちばしの基部から眼の前後を通る線。

かがんだんきゅう

かがんだんきゅう [4] 【河岸段丘】
河岸に見られる階段状の地形。陸地の隆起あるいは海水面の低下によって,河川の浸食力が増すと,もとの谷の中に新しい谷ができて旧谷床は段丘面,新谷壁が段丘崖になる。河成段丘。

かき

かき 【掻き】 (接頭)
〔動詞「かく(掻)」の連用形から〕
動詞に付いて,語調を整え,語勢を強めるのに用いられる。かい。かっ。「―曇る」「―口説く」「―集める」「―まぜる」

かき

かき【火気】
fire.→英和
火気厳禁 <掲示> Use of Fire Strictly Prohibited./(Caution:) Inflammable (荷物などに貼る場合).

かき

かき クワ― [1] 【火器】
(1)銃砲など,火薬を用いる武器の総称。「重―」
(2)火鉢など,火を入れる器具。

かき

かき クワ― [1] 【花期】
花の咲く時期。また,咲いている期間。

かき

かき クワ― [1] 【果毅】
決断力があり,意志が強いこと。「―の勇」

かき

かき [1] 【夏季】
夏の季節。夏。「―国体」

かき

かき【牡蛎】
an oyster.→英和
‖牡蛎フライ fried oysters.牡蛎養殖 oyster farming.

かき

かき クワ― [1] 【火気】
(1)火があること。火のけ。「―厳禁」
(2)火の勢い。熱気。「ここ迄―がきまする/浄瑠璃・重井筒(中)」

かき

かき クワ― [1] 【花卉】
〔「卉」は草の意〕
(1)花の咲く草。草花。
(2)観賞用に栽培する植物。観賞の対象となる部分により,葉物・花物・実物(ミモノ)などと分ける。「―園芸」

かき

かき [1] 【家記】
(中古・中世)その家の日記・記録の類。

かき

かき クワ― [1] 【禍機】
わざわいの起こるきざし・きっかけ。

かき

かき【垣】
a fence (板・針金);→英和
a hedge (生垣).→英和
〜をめぐらす fence around <a house> .

かき

かき [1] 【夏期】
夏の期間。夏の間。「―休業」「―講習」

かき

かき [2] 【垣・牆】
家の周囲や庭などを囲ったり仕切ったりする,竹・木・石などで作ったくぎり。かきね。

かき

かき【柿】
a persimmon (tree (木)).→英和
柿色 yellowish brown.

かき

かき【下記の】
the following;→英和
mentioned below.〜のとおり as follows.

かき

かき クワ― [1] 【和気】
「わき(和気)」に同じ。「―香風の中(ウチ)に臥榻(ガトウ)を据ゑて/浮雲(四迷)」

かき

かき クワ― [1] 【花器】
花を生けるうつわ。はないけ。花入れ。

かき

かき [1] 【牡蠣】
イタボガキ科の二枚貝の総称。左殻はよく膨らんで海中の岩などに付着し,右殻は割合に平らでふたのようになる。殻の表面には薄い板状の成長脈が発達する。肉は美味で,各地で盛んに養殖が行われる。食用とする主な種類にマガキ・イタボガキ・スミノエガキなどがある。殻は肥料や養鶏飼料とする。[季]冬。

かき

かき【火器】
firearms.

かき

かき【夏期】
summer;→英和
summertime.→英和
‖夏期学校 a summer school.夏期休暇 the summer vacation[holidays].夏期講習 a summer course.

かき

かき [0] 【柿】
(1)カキノキ科の落葉高木。山中に自生し,また果樹として古くから栽植される。雌雄同株。秋に多肉の液果を結び,熟して黄赤色となる。甘柿と渋柿があり,甘柿には富有柿・次郎柿など多くの栽培品種がある。渋柿は干し柿などにする。[季]秋。
(2)「柿色」の略。「―の衣」
(3)柿色の布子(ヌノコ)。柿衣(カキソ)。「八年の年季で―の仕着せ也/柳多留 85」

かき

かき [1] 【下記】
ある記事の後に書き記すこと。また,その記事。
⇔上記
「詳細は―のとおり」

かき=に耳

――に耳
密談や秘密の漏れやすいことのたとえ。壁に耳。垣に目口。

かき=を作る

――を作・る
他人とうちとけないで隔てをつくる。

かき=繕(ツクロ)う

――繕(ツクロ)う
冬の風雪によっていたんだ垣を,春,修繕する。[季]春。《神垣の竹青々とつくろひぬ/虚子》

かきあいてがた

かきあいてがた カキアヒ― [5] 【書合手形】
融通手形の一種。資金繰りに窮した者どうしが,商取引に基づかずに相互に発行し合う手形。これを第三者に割り引かせて資金を調達する。騎乗手形。馴れ合い手形。

かきあげ

かきあげ [0] 【書(き)上げ】
官庁や目上の人に書いて差し出すこと。また,その文書。上申書。申し状。

かきあげ

かきあげ [0] 【掻き揚げ】
(1)上の方へ引き上げること。
(2)てんぷらの一種。細かく切った貝柱・いか・桜えびなどをやや濃い衣でまとめて油であげたもの。
(3)「掻き揚げ城(ジロ)」の略。

かきあげじろ

かきあげじろ [4] 【掻き揚げ城】
簡単な堀を掘り土塁を盛った程度の小規模な城郭。

かきあげる

かきあ・げる [4][0] 【舁き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かきあ・ぐ
かつぎあげる。「棺(カン)を―・げて/阿部一族(鴎外)」

かきあげる

かきあ・げる [4][0] 【書(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かきあ・ぐ
(1)最後まで書いて完成させる。書き終える。「論文を―・げる」
(2)一つ一つ書いて並べる。書き立てる。「注意事項をもれなく―・げる」

かきあげる

かきあ・げる [4][0] 【掻き上げる・掻き揚げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かきあ・ぐ
(1)垂れ下がっているものを上へ引き上げる。「髪を―・げる」
(2)灯心をかきたてて明るくする。「今様の人はもてあげよ,―・げよといふ/徒然 22」

かきあげる

かきあげる【書き上げる】
finish writing.

かきあげる

かきあげる【掻き上げる】
comb up (髪を).

かきあじ

かきあじ [2] 【書(き)味】
ペンなどの,書くときの調子。

かきあつめる

かきあつめる【掻き集める】
rake[scrape]up[together];gather up.

かきあつめる

かきあつ・める [5][0] 【掻き集める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきあつ・む
(1)散らばっている物を一か所にかき寄せる。「庭の落ち葉を―・める」
(2)人や物をあちこちから寄せあつめる。「資金を―・める」「人手を―・める」

かきあぶら

かきあぶら [3] 【牡蠣油】
牡蠣を塩漬けにして発酵させた調味料。主に広東料理で用いる。牡蠣ソース。蠔油(ハオユー)。オイスター-ソース。

かきあみ

かきあみ [2] 【垣網】
定置網の部分の名。魚の通路を遮断して,魚を身網(ミアミ)に誘導するための網。手網。道網。袖網。

かきあやまり

かきあやまり [0] 【書(き)誤り】
書きあやまること。誤記。

かきあやまり

かきあやまり【書き誤り】
a mistake[ship]in writing.

かきあやまる

かきあやま・る [5][0] 【書(き)誤る】 (動ラ五[四])
間違えて書く。書き間違える。

かきあやまる

かきあやまる【書き誤る】
make a mistake in writing;make a slip of the pen.→英和

かきあらためる

かきあらた・める [6][0] 【書(き)改める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきあらた・む
書き直す。書きかえる。「記事を―・める」

かきあらためる

かきあらためる【書き改める】
rewrite.→英和

かきあらわす

かきあらわ・す [5][0] 【書(き)表す】 (動サ五[四])
思想や感情などを文章や絵にかいて表現する。「感謝の念は筆では―・せない」
[可能] かきあらわせる

かきあらわす

かきあらわ・す [5][0] 【書(き)著す】 (動サ五[四])
書物に書いて世に出す。著述する。「多くの書物を―・す」

かきあらわす

かきあらわす【書き表わす】
describe.→英和
〜ことのできない indescribable;→英和
beyond description.

かきあわせ

かきあわせ 【掻き合わせ】
(琴・琵琶などの)弦を調律して,試みに弾いてみること。「―ばかり弾きて,さしやり給へば/源氏(紅葉賀)」

かきあわせぬり

かきあわせぬり カキアハセ― [0] 【柿合(わ)せ塗り】
素地(キジ)に柿渋を下地として施し,黒・朱などで彩色したのち,漆の上塗りをした簡易な漆塗り。日用家具類に多く用いる。柿合わせ。

かきあわせる

かきあわ・せる [5][0] 【掻き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かきあは・す
(1)物を手で寄せて,きちんと合わせる。「襟元を―・せる」
(2)琴・琵琶などを合奏する。掻き手・合わせ手を各々連続して弾く。「物の音ども―・せ/狭衣 3」
(3)琴・琵琶などで,弦の調子を整え試し弾きをする。「箏の御琴ひき寄せて,―・せすさび給ひて/源氏(澪標)」

かきあわせる

かきあわせる【掻き合わせる】
adjust <one's clothes> .→英和

かきいず

かきい・ず 【書き出づ】 (動ダ下二)
「書き出(イ)だす」に同じ。「あはれげに,―・で給へれば/源氏(夕顔)」

かきいず

かきい・ず 【掻き出づ】 (動ダ下二)
「掻き出(イ)だす」に同じ。「御髪(ミグシ)を―・でて見給へば/源氏(夕霧)」

かきいた

かきいた 【かき板】
裁縫に使う裁ち板。また,書いた字をふき消して何度も使えるようにした塗り板とも。「人の家につきづきしきもの,…―/枕草子 235」

かきいだく

かきいだ・く [4] 【掻き抱く】 (動カ五[四])
強くだく。かいいだく。「わが子をひしと―・く」

かきいだす

かきいだ・す 【掻き出だす】 (動サ四)
「掻き出(ダ)す」に同じ。「いとめでたき玉を―・せり/仮名草子・伊曾保物語」

かきいだす

かきいだ・す 【書き出だす】 (動サ四)
文字に書いて表現する。書き表す。かきいず。「美々しう―・されよ/源氏(行幸)」

かきいれ

かきいれ【書入れ】
an entry;→英和
(an) insertion.‖書入れ時 the busiest season.

かきいれ

かきいれ [0] 【書(き)入れ】
(1)本などに書き込むこと。また,その文字や言葉。
(2)「書き入れ時」の略。

かきいれどき

かきいれどき [0] 【書(き)入れ時】
〔帳簿の記入に忙しい時の意から〕
商売が繁盛してもうけの非常に多い時。「盆と暮れは商店街の―だ」

かきいれる

かきい・れる [4][0] 【書(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきい・る
(1)所定の欄や余白に書き込む。記入する。「氏名欄に名前を―・れる」
(2)抵当物件を証文に記入する。「家内の雑作道具まで―・れたりし利付の金/人情本・辰巳園 4」

かきいれる

かきい・れる [4][0] 【舁き入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきい・る
担いで運び入れる。「茶店の座敷に―・れたりし時/義血侠血(鏡花)」

かきいれる

かきいれる【書き入れる】
write in;enter;→英和
fill out the blank (用紙に).→英和

かきいれる

かきい・れる [4][0] 【掻き入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきい・る
(指・爪・熊手などで)かくようにして中に入れる。

かきいろ

かきいろ [0] 【柿色】
(1)柿の実の色に似た黄赤色。
(2)柿の渋の色に似た赤茶色。柿渋色。
(3)ベンガラに少し黒を入れた暗褐色。

かきいろがみ

かきいろがみ [4] 【柿色紙】
柿色に染めた紙。伊豆国修善寺付近の特産。

かきうち

かきうち [0] 【欠(き)打ち】
一方の木材を他方の木幅に合わせて欠きとり,十文字状に組み込んで釘付けすること。

かきうちわ

かきうちわ [4][3] 【柿団扇】
柿渋をひいた紙を貼った団扇。渋団扇。

かきうつす

かきうつす【書き写す】
copy;→英和
transcribe.→英和

かきうつす

かきうつ・す [4][0] 【書(き)写す】 (動サ五[四])
書物・文章・絵などを手で書いて写しとる。筆写する。「古文書を―・す」

かきうり

かきうり 【柿売】
狂言「合柿(アワセガキ)」の別名。

かきえ

かきえ [2] 【書(き)絵】
筆で描いた肉筆の絵画。「―小袖」

かきえもん

かきえもん カキヱモン 【柿右衛門】
⇒酒井田柿右衛門(サカイダカキエモン)

かきえんげい

かきえんげい クワキヱンゲイ [3] 【花卉園芸】
観賞・装飾用の草花・花木などを栽培すること。

かきおき

かきおき [0] 【書(き)置き】
(1)用件を書き残しておくこと。また,その置き手紙。「―をして外出する」
(2)死を予期して書き残しておく手紙。遺書。

かきおき

かきおき【書置き】
a note[letter]left behind;a will (遺書).→英和
〜する leave a note[will]behind.

かきおく

かきお・く [3][0] 【書(き)置く】 (動カ五[四])
書いてあとに残す。「伝言を―・く」

かきおくる

かきおくる【書き送る】
write <to a person> ;→英和
send a letter <to> .→英和

かきおくる

かきおく・る [4][0] 【書(き)送る】 (動ラ五[四])
書いて人に送る。「近況を―・る」

かきおこし

かきおこし [0] 【書き起(こ)し】
(1)書き始め。書き出し。起筆。
(2)日本画の最後の仕上げで,薄くなった線描きを濃い絵の具でかき直すこと。また,その線描。

かきおこす

かきおこ・す [4][0] 【掻き起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)かき出しておこす。かきたてる。「円火鉢の火を―・して/青年(鴎外)」
(2)抱くようにして起こす。だきおこす。「この御傍の人を―・さむとすと見給ふ/源氏(夕顔)」

かきおこす

かきおこ・す [4][0] 【書き起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)新しく書き始める。「昭和史を―・す」
(2)「書き起こし{(2)}」をする。

かきおとし

かきおとし【書落し】
an omission in writing.書き落とす forget to write;leave out <two words> .

かきおとし

かきおとし [0] 【掻き落(と)し】
陶磁器で,生乾きの素地(キジ)に化粧土を塗り,これを掻き落として模様を描いたもの。

かきおとす

かきおと・す [4][0] 【書き落(と)す】 (動サ五[四])
書くべきことを書かないでしまう。書き漏らす。「名前を―・す」
[可能] かきおとせる

かきおとす

かきおと・す [4][0] 【掻き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)付着物をかいておとす。「壁土を―・す」
(2)首をかき斬っておとす。「御頸を―・しけり/太平記 13」
[可能] かきおとせる

かきおよぶ

かきおよ・ぶ 【書き及ぶ】 (動バ四)
その程度まで描くことができる。筆力が及ぶ。「心のいたり少なからむ絵師はえ―・ぶまじと見ゆ/源氏(明石)」

かきおろし

かきおろし【書き下し】
a newly-written play[novel,story].

かきおろし

かきおろし [0] 【書(き)下ろし】
小説・論文・戯曲などを新たに書くこと。また,その文章。特に,雑誌・新聞などに載せずはじめから単行本として出したり,上演するために書かれたものをいう。「―の長編小説」

かきおろす

かきおろ・す [4][0] 【掻き下ろす】 (動サ五[四])
(1)かいておろす。下の方へかく。「屋根の雪を―・す」
(2)車の轅(ナガエ)を牛や馬から外しておろす。「車の榻(シジ)ども一たびに―・したりつる/枕草子 278」
[可能] かきおろせる

かきおろす

かきおろ・す [4][0] 【書(き)下ろす】 (動サ五[四])
新たに小説・脚本・論文などを書く。「教科書のために―・された文」

かきおわる

かきおわる【書き終わる】
finish writing.

かきかえ

かきかえ [0] 【書(き)替え・書(き)換え】
(1)書き改めること。
(2)〔法〕
 (ア)返済期限が来た借財を返済し得ない時に,借用証書を書き改めて新規の借財とすること。
 (イ)証書の期限が切れて効力を失った時,それに代えて同じ効力をもつ証書を作成すること。更新。「免許証の―」

かきかえ

かきかえ【書き替え】
rewriting;transfer <of stocks> (名義などの).→英和

かきかえきょうげん

かきかえきょうげん [5] 【書替狂言】
好評であった浄瑠璃・歌舞伎の人物・場面をそのまま利用して別の趣向で書き直した歌舞伎狂言。

かきかえてがた

かきかえてがた [5] 【書替手形】
⇒延期(エンキ)手形

かきかえる

かきかえる【書き替える】
rewrite <a sentence> ;→英和
renew <a bond> ;→英和
transfer (名義などを).→英和

かきかえる

かきか・える [4][0] 【書(き)替える・書(き)換える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かきか・ふ
(1)書き直す。書き改める。「別の表現に―・える」
(2)証書などを更新する。「免許証を―・える」

かきかぞう

かきかぞ・う 【掻き数ふ】 (動ハ下二)
数をかぞえる。「指(オヨビ)折り―・ふれば七種の花/万葉 1537」

かきかぞう

かきかぞう 【掻き数ふ】 (枕詞)
数をかぞえる意から「二」「二上山」「四」などにかかる。「―二上山に/万葉 4006」

かきかた

かきかた [3] 【書(き)方】
(1)(文章や絵を)かく方法や技術。
(2)(字を)書く順序。
(3)習字。書写。旧制の国語科の一分野として読み方・綴(ツヅ)り方と並んで用いられた称。

かきかた

かきかた【書き方】
(1) penmanship (習字).→英和
(2) how to write <a letter> (書く方法);a manner[style]of writing (書きぶり).

かきかわす

かきかわ・す 【書き交はす】 (動サ四)
手紙などを書いて互いに交換する。「和泉式部といふ人こそ,おもしろう―・しける/紫式部日記」

かきがっこう

かきがっこう [3] 【夏期学校】
学校の通常の教育を補うために,あるいは成人教育などのために,夏期の休暇を利用して開かれる学校。サマー-スクール。

かきがみ

かきがみ [0] 【柿紙】
柿渋をひいた紙。渋紙。

かきがら

かきがら [0] 【牡蠣殻】
カキの貝殻。

かきがらちょう

かきがらちょう 【蠣殻町】
東京都中央区日本橋の商業地区。水天宮がある。もと米穀取引所があった。

かきがらばい

かきがらばい [4] 【牡蠣殻灰】
カキの貝殻を焼いて作った灰。石灰の代用に使う。かきばい。

かきがらぶき

かきがらぶき [0] 【牡蠣殻葺き】
カキの貝殻で屋根を葺くこと。また,その屋根。享保年間(1716-1736)江戸の町屋などに防火の目的で用いられた。

かきがらやね

かきがらやね [5] 【牡蠣殻屋根】
牡蠣殻葺きの屋根。かきやね。

かききえる

かきき・える [0] 【掻き消える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 かきき・ゆ
さっと跡形もなく消える。「人込みの中へ―・える」

かききず

かききず [2] 【掻き傷・掻き疵】
爪などでひっかいたきず。引っ掻ききず。

かききる

かきき・る [0] 【掻き切る】 (動ラ五[四])
鋭い刃物を手前にひくようにして一気に切る。かっ切る。「首を―・る」

かきくずす

かきくず・す [4][0] 【書(き)崩す】 (動サ五[四])
(1)字画を省略して字を書く。草書体で書く。「我流に―・す」
(2)書き損なって無駄にする。書きつぶす。

かきくだし

かきくだし [0] 【書(き)下し】
(1)書きくだすこと。また,書きくだしたもの。
(2)中世の古文書の一様式。守護以下の武士に広く用いられた直状(ジキジヨウ)形式の下達文書。書下状。書下文(ブミ)。

かきくだしぶん

かきくだしぶん [0][5] 【書(き)下し文】
漢文を日本語として読み下し,日本語の語順に合わせて,漢字仮名交じりで書き改めた文。読み下し文。漢文訓読文。

かきくだす

かきくだ・す [4][0] 【書(き)下す】 (動サ五[四])
(1)上から下へ書く。
(2)筆の進むままに書く。「原稿を一気に―・す」
(3)漢文を訓読して漢字仮名交じり文に書き直す。「白文を―・す」
[可能] かきくだせる

かきくだす

かきくだす【書き下す】
write off.

かきくどく

かきくど・く [4] 【掻き口説く】 (動カ五[四])
相手の理解や承諾を求めてくどくどと繰り返し述べる。「涙ながらに―・けば/こがね丸(小波)」

かきくび

かきくび [2] 【欠(き)首】
擬宝珠(ギボシ)柱の宝珠の下の,首のように細くなった部分。また,そのような形。

かきくもる

かきくも・る [4] 【掻き曇る】 (動ラ五[四])
(1)急に曇る。「一天にわかに―・る」
(2)涙で見えなくなる。「―・り,物の見えぬ心ちし給へば/源氏(椎本)」

かきくもる

かきくもる【掻き曇る】
be clouded over.一天にわかに掻き曇る The sky suddenly becomes overcast.

かきくらす

かきくら・す 【掻き暗す】 (動サ四)
(1)(雨雲で)空を暗くする。「―・し降る白雪の/古今(恋二)」
(2)悲しみに心を暗くする。「かかる仰せごとにつけても,―・すみだり心地になむ/源氏(桐壺)」

かきくれる

かきく・れる [0] 【掻き暗れる・掻き暮れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきく・る
(1)(涙で)目の前が暗くなったように,何も見えなくなる。「限(カギリ)知られぬ涙に―・れて/金色夜叉(紅葉)」
(2)(空が)急に暗くなる。「にはかに風吹きいでて空も―・れぬ/源氏(須磨)」
(3)(悲しみで)心が暗くなる。「和田もあはれに―・れてゐたりしが/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

かきくれる

かきくれる【涙に掻き暮れる】
weep bitterly.

かきくわえる

かきくわ・える [5][0] 【書(き)加える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かきくは・ふ
すでに書かれているものに,さらに記述を加える。書き足す。「注を―・える」

かきぐすり

かきぐすり [3] 【柿薬】
焼き物の釉(ウワグスリ)の一。瀬戸焼や益子焼(マシコヤキ)などの甕(カメ)などに見られる,鉄分の多い褐色の釉。

かきぐせ

かきぐせ [0] 【書(き)癖】
(1)文字を書く時の癖。字の癖。ふでぐせ。
(2)使う人の癖によって生じる,万年筆などの独特の書き味。「―がつく」

かきけす

かきけす【掻き消す】
efface;→英和
wipe out.〜ように消える vanish suddenly.

かきけす

かきけ・す [3][0] 【掻き消す】 (動サ五[四])
(1)すっかり消す。「騒音に話し声を―・される」
(2)一瞬のうちに消す。「その姿は―・すように見えなくなった」

かきけつ

かきけ・つ 【掻き消つ】 (動タ四)
「かきけす(掻消){(2)}」に同じ。「跡なくこそ―・ちて失せにしか/源氏(帚木)」

かきこす

かきこ・す 【掻き越す】 (動サ四)
後方に垂らしている髪を肩や脇から前の方へ垂らす。「くびより髪を―・し給へりしが/枕草子 273」

かきことば

かきことば [3] 【書(き)言葉】
文字を媒介とする言葉。文章として書き,読む言葉。文字言語。また,文章に用いる言葉。文語。文章語。
⇔話し言葉

かきことば

かきことば【書き言葉】
written language.

かきこみ

かきこみ【書き込み】
<make> an entry;→英和
<write> notes.⇒書入れ.

かきこみ

かきこみ [0] 【書(き)込み】 (名)スル
書き込むこと。また,書き込んだ文字・文章。「欄外に―する」「赤で―がある」

かきこむ

かきこ・む [3][0] 【書(き)込む】 (動マ五[四])
(1)所定の欄や余白に記入する。「氏名欄に名前を―・む」
(2)コンピューターで,記憶装置にデータを入れる。
[可能] かきこめる

かきこむ

かきこ・む [3][0] 【掻き込む】 (動マ五[四])
(1)飯などを,大急ぎで食べる。かっこむ。「お茶漬けを―・む」
(2)「かいこむ(掻込){(1)}」に同じ。
[可能] かきこめる

かきこむ

かきこむ【書き込む】
⇒書き入れる.

かきこむ

かきこむ【掻き込む】
rake in;eat[have]a hasty meal (食事を).

かきこもる

かきこも・る 【掻き籠る】 (動ラ四)
ひきこもる。とじこもる。「山寺に―・りて/徒然 17」

かきこわす

かきこわ・す [4][0] 【掻き壊す】 (動サ五[四])
爪(ツメ)でひっかいて皮膚に傷をつくる。

かきごおり

かきごおり [3] 【欠(き)氷】
(1)氷を細かく砕いたもの。ぶっかき。かちわり。
(2)削り氷にシロップなどを掛けたもの。氷水(コオリミズ)。[季]夏。

かきごし

かきごし [0] 【垣越し】
垣根越し。

かきごろも

かきごろも [3] 【柿衣】
「柿(カキ)の衣(コロモ)」に同じ。

かきさぐる

かきさぐ・る [0][4] 【掻き探る】 (動ラ五[四])
手さぐりで探す。「眼鏡は無きやと己が衣嚢(カクシ)を―・れど/鉄仮面(涙香)」

かきさげびん

かきさげびん 【掻き下げ鬢】
近世,若衆の髪形の一。もみ上げの所までかき下げた鬢を上方へかき上げて丸く結ったもの。

かきさす

かきさ・す [0][3] 【書き止す】 (動サ五[四])
文章を書きかけて中途でやめる。「―・したままの草稿」

かきさばく

かきさば・く [4][0] 【掻き捌く】 (動カ五[四])
(1)切り裂く。かっさばく。「腹を―・き/近世紀聞(延房)」
(2)かき回して散らかす。「誰か留守に入つて―・いたらしいので/青春(風葉)」

かきさらう

かきさら・う [0][4] 【掻き攫う】 (動ワ五[ハ四])
横合いからすばやく奪いとる。かっさらう。「くわいちうものなど―・ひてはしる/西洋道中膝栗毛(魯文)」

かきざき

かきざき 【蠣崎】
姓氏の一。

かきざきはきょう

かきざきはきょう 【蠣崎波響】
(1764-1826) 江戸後期の画家・詩人。松前藩家老。藩主松前資広の五男。名は広年,波響は号。若くして写実装飾的な肖像画の傑作「夷酋列像」を描き,六如や菅茶山らと交遊して漢詩をよくした。著「梅痩柳眠村舎詩稿」

かきざま

かきざま 【書き様】
書きぶり。書風。「すぢかはり故ある―なり/源氏(初音)」

かきしたためる

かきしたた・める [6][0] 【書き認める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきしたた・む
改まって文字を書き記す。多く,手紙などを書くことにいう。「手紙を―・める」

かきしぶ

かきしぶ [0] 【柿渋】
渋柿の若い果実から搾った汁を発酵させ濾(コ)した液。漆器の下塗りや,木・麻・紙などの防水・防腐剤として塗る。

かきしゃなぐる

かきしゃなぐ・る 【掻きしゃなぐる】 (動ラ四)
かきむしる。「つかみ付き―・り,ぶてど叩けど/浄瑠璃・曾根崎心中」

かきしるす

かきしるす【書き記す】
write[put]down;record.→英和

かきしるす

かきしる・す [4][0] 【書(き)記す】 (動サ五[四])
文章に書いて記録する。「事の経緯を―・す」
[可能] かきしるせる

かきじゅん

かきじゅん [0] 【書(き)順】
「筆順(ヒツジユン)」に同じ。

かきじょうゆ

かきじょうゆ [3] 【牡蠣醤油】
カキの煮汁に食塩を加え,さらに煮つめてから貯蔵してならした調味料。

かきすう

かきす・う 【舁き据う】 (動ワ下二)
(輿(コシ)や駕籠(カゴ)などを)担いで来てすえる。「舟に車―・ゑて渡して/更級」

かきすえやかたぶね

かきすえやかたぶね カキスヱ― 【舁き据え屋形船】
簡単な屋形を取り付けた船。「けしかる―に大幕ひかせ/平家 2」

かきすさぶ

かきすさ・ぶ 【書き遊ぶ】 (動バ四)
慰み半分に書く。興に任せて書く。「ただ手習のやうに―・び給ふ/源氏(空蝉)」

かきすさむ

かきすさ・む 【掻き遊む】 (動マ四)
手持ちぶさたのままにかきまわす。「火箸して灰など―・みて/枕草子 181」

かきすつ

かきす・つ 【掻き捨つ】 (動タ下二)
寄せ集めてすてる。「―・つる藻屑なりとも/続後拾遺(雑中)」

かきすて

かきすて [0] 【掻き捨て】
恥をかいても気にかけず平気なこと。「旅の恥は―」

かきすて

かきすて [0] 【書(き)捨て】
〔「かきずて」とも〕
書きすてること。また,そのもの。「―の反古(ホゴ)」

かきすてる

かきす・てる [4][0] 【書(き)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かきす・つ
(1)無雑作に書く。書きなぐる。「次から次へと―・てる」
(2)書いてそのまま放っておく。[ヘボン(三版)]

かきすます

かきすま・す 【書き澄ます】 (動サ四)
念入りに書く。美しく書く。「草の額ことに―・しておぼえけるが/著聞 7」

かきず

かきず [2] 【柿酢】
甘柿の落果を発酵させて作った酢。

かきずき

かきずき [2] 【柿餻】
⇒かきづき(柿餻)

かきそ

かきそ 【柿衣・柿麻】
柿の渋で染めた布。また,その布で作った衣類。江戸で,酒屋の奉公人の仕着せに用いた。かき。「桟留に成て―の渋がぬけ/柳多留 53」

かきそえる

かきそ・える [4][0] 【書(き)添える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かきそ・ふ
文章や絵などに,言葉を添えて書く。「手紙の末尾に家族の近況を―・えた」

かきそえる

かきそえる【書き添える】
add <a few words> in writing;write a postscript <that…> (手紙などに).→英和

かきそこない

かきそこない【書き損ない】
⇒書き誤り.

かきそこない

かきそこない [0] 【書(き)損ない】
「書き損じ」に同じ。「―の葉書」

かきそこなう

かきそこな・う [5][0] 【書(き)損なう】 (動ワ五[ハ四])
書きまちがえる。書き損じる。「葉書のあて名を―・った」

かきそんじ

かきそんじ [0] 【書(き)損じ】
書き損じること。また,書き損じたもの。書きそこない。「―の紙がちらかる」

かきそんじる

かきそん・じる [5][0] 【書(き)損じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「かきそんずる」の上一段化〕
「書き損ずる」に同じ。「宛て名を―・じる」

かきそんずる

かきそん・ずる [5][0] 【書(き)損ずる】 (動サ変)[文]サ変 かきそん・ず
書きそこなう。書き損じる。「表札を―・ずる」

かきぞめ

かきぞめ [0] 【柿染(め)】
柿色に染めること。また,その染め物。柿色染め。

かきぞめ

かきぞめ [0] 【書(き)初め】
新年を迎えて初めてする習字。普通,正月二日に行う。筆始め。試筆。吉書。[季]新年。

かきぞめ

かきぞめ【書初め(をする)】
(do) one's first writing of the New Year.

かきぞめ

かきぞめ [0] 【描き染め】
筆や刷毛で,直接布に絵模様を描き染める方法。描き友禅・描き更紗(ザラサ)の類。

かきたくる

かきたく・る 【掻き手繰る】 (動ラ四)
〔「かきたぐる」とも〕
(1)かきむしる。「何処も彼処も掻いて掻いて―・り/浄瑠璃・孕常盤」
(2)(「かきたくるほど」の形で)程度がはなはだしいさまを表す。「―・るほど気がせくもの/浄瑠璃・会稽山」

かきたす

かきた・す [3][0] 【書(き)足す】 (動サ五[四])
すでに書かれているものに,さらに記述を付け足す。書き加える。「末尾に一筆―・す」
[可能] かきたせる

かきたて

かきたて [0] 【書(き)立て】
(1)書いたばかりであること。また,そのもの。
(2)順序に従って書いた書き付け。箇条書き。目録書き。「四人づつ―にしたがひて,それ,それ,と呼び立てて乗せ給ふに/枕草子 278」

かきたてじる

かきたてじる 【掻き立て汁】
味噌をすらずに入れ,かき立てて作った味噌汁。「―に小菜のうかし/浄瑠璃・宵庚申(上)」

かきたてぼう

かきたてぼう 【掻き立て棒】
「灯心抑(トウシンオサ)え」に同じ。

かきたてる

かきた・てる [4][0] 【掻き立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かきた・つ
(1)勢いよくかきまわしてまぜる。「卵を―・てる」
(2)人の心を強く刺激して,その気持ちをわき立たせる。「好奇心を―・てる」「不安を―・てる」
(3)灯心を掻き出し,灯火を明るくする。かきあげる。かかげる。「灯かすかに―・てて/平家 1」
(4)琴などを弾く。「和琴賜はり…人にはまさりて―・て給へり/源氏(絵合)」

かきたてる

かきたてる【書き立てる】
write <a person> up (ほめて);write <a person> down (けなして).

かきたてる

かきた・てる [4][0] 【書(き)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かきた・つ
(1)一つ一つ取り出して書き並べる。「罪状を残らず―・てる」
(2)特に注意を引こうと,おおげさに書く。また,立派に書く。「興味本位に―・てる」

かきたてる

かきたてる【掻き立てる】
stir up;poke <the fire> .→英和

かきたま

かきたま [0] 【掻き卵・掻き玉】
薄く葛(クズ)を引いただし汁に割りほぐした卵汁を掻き回しながら流し入れた吸い物。かきたま汁。

かきためる

かきた・める [0][4] 【書き溜める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきた・む
書いてためておく。「―・めた原稿を本にする」

かきたゆ

かきた・ゆ 【掻き絶ゆ】 (動ヤ下二)
ぱったりと途絶える。音沙汰がなくなる。「越前守の嫁にて下りしが―・え音もせぬに/更級」

かきたる

かきた・る 【掻き垂る】
■一■ (動ラ四)
(液体が)垂れる。「手肱(タナヒジ)に水沫(ミナワ)―・り/祝詞(祈年祭)」
■二■ (動ラ下二)
(1)櫛(クシ)でとかして髪を垂らす。「ま櫛もちここに―・れ/万葉 3791」
(2)(雨雲などが)垂れこめて暗くなる。雨や雪が降る。「―・れて降る白雪の/古今六帖 1」

かきだがわ

かきだがわ 【柿田川】
静岡県駿東(スントウ)郡清水町を流れる狩野川の支流。富士山の湧泉を水源とする。長さ約1キロメートル。

かきだし

かきだし【書出し】
the opening sentence[paragraph](文章の).

かきだし

かきだし [0] 【書(き)出し】
(1)文章の書き始めの部分。冒頭。
(2)請求書。勘定書き。「払ひの時分,―に驚く事なり/浮世草子・永代蔵 4」
(3)歌舞伎の番付の最初に記される俳優。多く人気のある若手俳優が記される。初筆(シヨフデ)。
→留め筆
→中軸(ナカジク)

かきだす

かきだ・す [3][0] 【掻き出す】 (動サ五[四])
指先や道具で,かいて取り出す。「かまどの灰を―・す」
[可能] かきだせる

かきだす

かきだ・す [3][0] 【書(き)出す】 (動サ五[四])
(1)書き始める。「小説を―・す」
(2)よく見える所へ書いて示す。「合格者の名を―・す」「議題を黒板に―・す」
(3)必要な箇所を抜き出して書く。書き抜く。「要点を―・す」
[可能] かきだせる

かきだつ

かきだつ [3] 【垣立】
〔「かきたつ」とも〕
和船の左右のふなべりに欄干状に作られた垣。
→和船

かきちがい

かきちがい【書違い】
⇒書き誤り.

かきちらす

かきちらす【書き散らす】
scribble;→英和
scrawl.→英和

かきちらす

かきちら・す [4][0] 【書(き)散らす】 (動サ五[四])
筆にまかせてに書く。あちこちに書く。「方々に雑文を―・す」

かきぢしゃ

かきぢしゃ [0] 【掻き萵苣】
チシャの一品種。中国原産。茎は高さ約50センチメートルで多くの葉がつき,これを順々に掻き取って食用にする。煮物や漬物に適す。クキヂシャ。チシャトウ。

かきつ

かきつ [0]
カキツバタの略。「姫は蓮公家は―をおつて見せ/柳多留 67」

かきつ

かきつ 【嘉吉】
年号(1441.2.17-1444.2.5)。永享の後,文安の前。後花園天皇の代。かきち。

かきつ

かきつ 【垣内】
(1)垣根のうち。屋敷の中。かいと。「我が背子が古き―の桜花/万葉 4077」
(2)領地。占有地。新しく占有・開拓した土地。「我が背子が―の谷に/万葉 4207」

かきつき

かきつき 【嘉吉記】
嘉吉の乱の顛末,および播磨赤松氏再興に至る経過を編年式に記した記録。一巻。著者・成立年代ともに未詳。赤松記。

かきつきげ

かきつきげ [3] 【柿月毛】
馬の毛色の名。月毛の赤みをおびたもの。あかつきげ。こうばいつきげ。

かきつく

かきつ・く 【掻き付く】 (動カ四)
(1)とりつく。しがみつく。「手腓(タコムラ)に虻(アム)―・き/古事記(下)」
(2)頼る。頼りにする。「いとど,―・かむ方なく/源氏(蓬生)」
(3)ねだって自分の物とする。「はうばいの若い者に絹の脚布(キヤフ)―・き/浮世草子・一代女 5」

かきつくす

かきつくす【書き尽す】
write in full;give a full account <of> .

かきつくろう

かきつくろ・う [5][0] 【掻き繕う】 (動ワ五[ハ四])
「つくろう」を強めていう語。かいつくろう。「襟元を―・う」

かきつけ

かきつけ【書付】
(1) a note;→英和
a memorandum;→英和
a paper (書類).→英和
(2) a bill (勘定書).→英和

かきつけ

かきつけ [0] 【書(き)付け】
(1)心覚え程度に書いたもの。書類。メモ。
(2)勘定書き。請求書。「飲み屋の―」
(3)江戸時代,幕府や大名家で,上からの命令・申し渡しを記した公文書。お書き付け。

かきつける

かきつける【書き付ける】
write down;make a note of.

かきつける

かきつ・ける [4][0] 【書(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かきつ・く
(1)文字や文句を書き留める。心覚え程度に書き記す。「要点をメモに―・ける」
(2)いつも書いていて慣れている。書き慣れる。「―・けた原稿用紙」

かきつた

かきつた 【垣内田】
垣の中の田。囲いの中にある田。「神奈備(カムナビ)の清き御田屋の―の池の堤の/万葉 3223」

かきつたえる

かきつたえる【書き伝える】
hand down <to posterity> in writing.

かきつづる

かきつづ・る [0][4] 【書き綴る】 (動ラ五[四])
ことばを連ねて文章を書く。「恋情を―・った手紙」

かきつのらん

かきつのらん 【嘉吉の乱】
1441年(嘉吉1)赤松満祐(ミツスケ)が将軍足利義教(ヨシノリ)を自邸で暗殺した事件。有力守護をおさえて将軍の地位を強化しようと企図した義教が,満祐を圧迫したことによる。満祐は山名持豊らの幕府軍に敗れて自殺し乱は終わるが,幕府の権威も以後衰退した。

かきつばた

かきつばた 【杜若】
能の一。三番目物。三河の八つ橋で旅僧の前に杜若の精が現れ,業平(ナリヒラ)の詠歌の力で成仏したことや,業平東下りの物語を語り,舞を舞う。

かきつばた

かきつばた 【杜若・燕子花】
■一■ [3] (名)
〔古くは「かきつはた」〕
(1)アヤメ科の多年草。湿地に生える。ハナショウブに似るが葉は幅が広く,中脈は発達しない。高さ約70センチメートル。初夏,茎頂の苞の間に三個内外の濃青色・白色・斑入りなどの花を開く。かいつばた。かおよばな。[季]夏。《―似たりや似たり水の影/芭蕉》
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は二藍(フタアイ),裏は萌黄(モエギ)。または,表は薄萌黄,裏は薄紅梅。陰暦四月に用いる。
(3)家紋の一。{(1)}の花と葉を図案化したもの。主に,公家の紋。
■二■ (枕詞)
「丹(ニ)つらふ」「佐紀」(地名)などにかかる。「―につらふ妹はいかにかあるらむ/万葉 1986」「―佐紀沢に生ふる菅の根の/万葉 3052」
杜若■一■(1)[図]

かきつばた

かきつばた【燕子花】
《植》an iris.→英和

かきつぶし

かきつぶし [0] 【書き潰し】
書き損なうこと。また,書き損なったもの。特に,書画の類。

かきつむ

かきつ・む 【書き集む】 (動マ下二)
書きあつめる。「年ごろ―・めさせ給ひける絵物語など/栄花(衣の珠)」

かきつむ

かきつ・む 【掻き集む】 (動マ下二)
かきあつめる。「―・むる物なげかしさ/源氏(明石)」

かきつらねる

かきつら・ねる [5][0] 【書(き)連ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 かきつら・ぬ
あれこれと並べて書く。長々と書き続ける。「思い出すままに昔の事を―・ねる」「恨みつらみを―・ねる」

かきづき

かきづき [2] 【柿餻・柿糕】
(1)熟した柿または干し柿の粉末をもち米に混ぜて蒸した食品。
(2)熟した柿の実に麦の炒った粉を混ぜた団子のようなもの。

かきて

かきて [3] 【書(き)手】
(1)字や絵をかく人。また,かいた人。筆者。
(2)書画・文章に巧みな人。名筆。「大した―だ」

かきて

かきて【書き手】
a writer.

かきてのごい

かきてのごい [3] 【柿手拭い】
「渋手拭(シブテヌグ)い」に同じ。

かきとどめる

かきとど・める [0][5] 【書き留める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきとど・む
あとに残すために書いておく。記録にとる。書きとめる。「日記に―・めておく」

かきとばす

かきとば・す [4][0] 【書(き)飛ばす】 (動サ五[四])
(1)内容や文章を吟味せず,速く書く。
(2)書くべき部分を,うっかり抜かして書く。書き落とす。

かきとめ

かきとめ【書留】
registration.→英和
〜にする have <a letter> registered.‖書留郵便 (a) registered mail.

かきとめ

かきとめ [0] 【書(き)止め】
文書の末尾の文言。「恐々謹言」「以下」など,文書の様式によって大体決まっている。

かきとめ

かきとめ [0] 【書留】
郵便物の特殊取扱の一。郵便物の引き受けから配達までの各過程を記録し,確実な送達を図る扱い。郵便物をなくしたり,棄損した場合には差出人に賠償がなされる。書留郵便。
→簡易書留(カンイカキトメ)

かきとめこづつみ

かきとめこづつみ [6] 【書留小包】
書留扱いとした小包郵便物。

かきとめる

かきとめる【書き留める】
write down;make a note of;record.→英和

かきとめる

かきと・める [4][0] 【書(き)留める】 (動マ下一)[文]マ下二 かきと・む
忘れないように書きつけておく。書きとどめる。「約束を手帳に―・めておく」

かきとり

かきとり [0] 【掻き取り】
漆の木から樹液を採取すること。

かきとり

かきとり [0] 【書(き)取り】
(1)書きとること。また,書きとったもの。「其の―を持つて居りますから/雪中梅(鉄腸)」
(2)漢字を覚えるため字を写したり,そらで書くこと。また,漢字を書く試験。「―の練習」

かきとり

かきとり【書取り】
(a) dictation.

かきとる

かきと・る [3][0] 【書(き)取る】 (動ラ五[四])
(1)書いてあるものを見て書き写す。「古文書を―・る」
(2)話す言葉を聞いて書き記す。「演説を―・る」
[可能] かきとれる

かきどおし

かきどおし [0] 【垣通し】
シソ科のつる性多年草。路傍に多く,茎は四角,葉は心臓形。春,葉腋に淡紫色の唇形花を開く。全草を強精剤や疳(カン)の薬などにする。疳取り草。

かきどなり

かきどなり [3] 【垣隣】
垣を隔てた隣。「―の家」

かきなおす

かきなお・す [4][0] 【書(き)直す】 (動サ五[四])
一度書いたものを,訂正や浄書のためにもう一度書く。「報告書を―・す」
[可能] かきなおせる

かきなおす

かきなおす【書き直す】
rewrite;→英和
write again.

かきながす

かきながす【書き流す】
write off.

かきながす

かきなが・す [4][0] 【書(き)流す】 (動サ五[四])
あまり心を用いずに,気楽に書く。筆にまかせて書く。「思いつくままに―・した文章」
[可能] かきながせる

かきなぐる

かきなぐる【書きなぐる】
dash[scribble]off.

かきなぐる

かきなぐ・る [4][0] 【書きなぐる】 (動ラ五[四])
字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。「―・ったような筆跡」

かきなす

かきな・す 【書き成す】 (動サ四)
(上の語をうけて)…のように書く。…のさまに書く。「ことさら幼く―・し給へるも,いみじうをかしげなれば/源氏(若紫)」

かきなす

かきな・す 【掻き鳴す】 (動サ四)
(1)音を立ててかきまわす。「塩こをろこをろに―・し/古事記(上)」
(2)弦楽器を弾き鳴らす。かきならす。「秋風に―・す琴の声にさへ/古今(恋二)」

かきなでる

かきな・でる [4][0] 【掻き撫でる】 (動ダ下一)[文]ダ下二 かきな・づ
(1)弦楽器を弾き鳴らす。
(2)なでる。「父母が頭(カシラ)―・で/万葉 4346」

かきなべ

かきなべ [0] 【牡蠣鍋】
鍋料理の一。牡蠣と豆腐・野菜などを煮るもの。
→土手鍋(ドテナベ)

かきなます

かきなます [3] 【柿膾】
細く削った大根・人参に干し柿を切りまぜたなます。

かきならす

かきなら・す [4][0] 【掻き均す】 (動サ五[四])
砂や灰などをかいて平らにする。

かきならす

かきなら・す [0][4] 【掻き鳴らす】 (動サ五[四])
弦楽器を弾き鳴らす。弾奏する。「ギターを―・しながら歌う」

かきならべる

かきなら・べる [0][5] 【書(き)並べる】 (動バ下一)[文]バ下二 かきなら・ぶ
(1)書いて並べる。列記する。「氏名を―・べる」
(2)劣らぬくらいに書く。「気色ばみいますかれども,え―・べじものをや/源氏(梅枝)」

かきなれる

かきな・れる [0][4] 【書(き)慣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきな・る
(1)書くことに慣れている。「―・れた筆致」
(2)書くために使いなれている。「―・れたボールペン」

かきにくい

かきにくい【書き難い】
difficult to write[draw (絵に)];do not write well (ペンが).

かきぬき

かきぬき【書抜】
an abstract;→英和
a extract.→英和
書き抜く extract (抜粋);copy out (写す).

かきぬき

かきぬき [0] 【書(き)抜き】 (名)スル
(1)文章などの一部や要点をとり出して書くこと。また,そのもの。ぬきがき。抜粋。「要点を―した文書」
(2)歌舞伎などの演劇で,脚本から一人一人の俳優のせりふを書き抜いたもの。

かきぬく

かきぬ・く [3][0] 【書(き)抜く】 (動カ五[四])
必要な部分を抜き出して書く。抜き書きをする。「要点を―・く」
[可能] かきぬける

かきね

かきね【垣根】
⇒垣.

かきね

かきね [2][3] 【垣根】
(1)家の周囲や庭などの囲いや仕切り。普通植木や竹で作ったものをいう。かき。「―を巡らす」
(2)(比喩的に)他と隔てるもの。「―を取り払う」
(3)垣の根もと。

かきねごし

かきねごし [0] 【垣根越し】
垣の上を越えること。また,垣を隔てて物事をすること。かきごし。「―に渡す」「―に話す」

かきねつ

かきねつ [2] 【夏季熱】
高温多湿の夏に,体温調節能力の未熟な乳児が突然高熱を出す症状。涼しい所に移すと解熱する。一歳未満の乳児におこりやすい。

かきねつづき

かきねつづき [4] 【垣根続き】
垣根が続いていること。また,その垣根。「山里の―に咲ける卯の花/金葉(夏)」

かきのききんすけ

かきのききんすけ 【柿木金助】
1712年大凧(オオダコ)に乗って名古屋城の金の鯱(シヤチ)の鱗(ウロコ)を盗んだといわれる尾張の盗賊。これを脚色したものに初世並木五瓶(ゴヘイ)作「けいせい黄金鱐(コガネノシヤチホコ)」などがある。

かきのける

かきの・ける [0] 【掻き退ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かきの・く
手などで押したり払ったりしてわきにどける。「人を―・けて前へ出る」

かきのこす

かきのこ・す [4][0] 【書(き)残す】 (動サ五[四])
(1)文章に書いて後世に残す。「遺書を―・す」
(2)書くはずのことの一部を書かないで残す。

かきのこす

かきのこす【書き残す】
leave out <a word> (書き落とす);leave a note[letter]behind (書置きする).

かきのころも

かきのころも 【柿の衣】
山伏の着る,柿の渋で染めた衣。「―にあやい笠といふ物着て/増鏡(春の別れ)」

かきのし

かきのし [2] 【書き熨斗】
進物の上包みなどに,のしをつける代わりに略式で「のし」と書いたもの。

かきのぞき

かきのぞき [3] 【垣覗き】
垣のすき間から中をのぞき見ること。物事のほんの一部を見ること。「―を遣つたつて,黒子(ホクロ)一点(ヒトツ)も見せやしない/婦系図(鏡花)」

かきのたね

かきのたね [4] 【柿の種】
(1)柿の種子。
(2)柿の種子の形をした唐辛子をきかせたあられ。

かきのたみ

かきのたみ 【部曲・民部】
⇒かきべ(部曲)

かきのはぐさ

かきのはぐさ [4] 【柿葉草】
ヒメハギの一種。葉がカキの葉に似ている。中部以西の山林に生える。

かきのへた

かきのへた [0] 【柿の蔕】
高麗茶碗の一。全体の形,色合いあるいは高台の具合が柿の蔕に似ることからの名という。古来しばしば魚屋(トトヤ)と混同された。胎土は鉄分が多く砂が混じり,青みがかった釉(ウワグスリ)が薄くかかる。

かきのめす

かきのめ・す (動サ四)
うまいことばを並べておだて上げ,夢中にさせる。「うめえことをならべて,―・すつもりだあろうが/洒落本・角雞卵」

かきのもと

かきのもと 【柿本】
(1)〔歌聖柿本人麻呂の流れであるという意識から〕
中世,狂歌に対し,正統の和歌また,それを詠む一派。「―は世の常の歌,これを有心(ウシン)と名づく。栗の本は狂歌,これを無心と云ふ/井蛙抄」
→栗本(クリノモト)
(2)優雅な趣の連歌。有心の連歌。

かきのもと

かきのもと 【柿本】
姓氏の一。

かきのもとしゅう

かきのもとしゅう 【柿本衆】
和歌を手本にした典雅な趣の連歌,いわゆる「有心(ウシン)連歌」を詠んだ人々の称。有心衆。
〔鎌倉時代の初めに後鳥羽上皇の御所でいわれはじめた〕
→栗本衆(クリノモトシユウ)

かきのもとじんじゃ

かきのもとじんじゃ 【柿本神社】
柿本人麻呂を祀(マツ)る神社。島根県益田市と兵庫県明石市人丸町の二か所ある。いずれも現在の社殿は江戸初期の造営。人丸神社。

かきのもとのひとまろ

かきのもとのひとまろ 【柿本人麻呂】
天武・持統・文武朝の歌人。日並皇子(ヒナミシノミコ)・高市皇子(タケチノミコ)の大舎人(オオトネリ)といわれる。万葉集の代表的な歌人。長歌,特に挽歌に優れ,枕詞・序詞などの和歌技巧を駆使した荘重雄大な歌風によって,後世歌聖としてたたえられた。生没年未詳。
〔名は「人丸」とも書き,「ひとまる」とも読む〕

かきのれん

かきのれん [3] 【柿暖簾】
紺地に紋所を柿色で染め抜いた暖簾。江戸初期,下級の遊女屋で用いたことから,その店,またそこの遊女をもさした。

かきは

かきは 【片葉】
一片の葉。一葉。「草の―をも言止めて/祝詞(大殿祭)」

かきはらう

かきはら・う [4][0] 【掻き払う】 (動ワ五[ハ四])
(1)勢いよく払いのける。「涙を―・ひ/色懺悔(紅葉)」
(2)すべて取り去る。「この家にありける物どもを,今の妻のがり―・ひもて運び行く/大和 157」
(3)きれいに掃除する。「御堂―・はせ,老法師の居所も―・はせ侍らむ/栄花(本の雫)」

かきはん

かきはん [2] 【書(き)判】
「花押(カオウ)」に同じ。

かきはん

かきはん [0] 【描き版】
筆やクレヨンなどを用いて,直接手がきによって製版した平版。石版(セキバン)のほか金属平版にも応用する。写真平版に対していう。

かきひげ

かきひげ [2] 【書き髭・描き髭】
(1)仮面に直接書いたひげ。
⇔植え髭
(2)油墨などで描いた髭。

かきひたし

かきひたし 【柿浸し】
干し柿を刻み,酒に浸したもの。「―の汁をものの葉につけて参らすれど/栄花(後悔の大将)」

かきひょうぐ

かきひょうぐ [3] 【書(き)表具】
掛軸で,一文字・風帯(フウタイ)などの部分に布地を使わず,筆で描いたもの。書き表装。

かきびょうそう

かきびょうそう [3] 【書(き)表装】
「書き表具」に同じ。

かきびん

かきびん [2] 【掻き鬢】
江戸初期,武家の少年の髪の結い方の一。髷(マゲ)を高く結び,鬢を耳の上から前髪の際まで掻き上げて結うもの。

かきふす

かきふ・す 【掻き臥す・掻き伏す】
■一■ (動サ四)
伏す。「―・して逃るを/今昔 23」
■二■ (動サ下二)
抱いて寝かせる。「―・せて風のすく所に臥せたり/宇治拾遺 1」

かきぶね

かきぶね [0][3] 【牡蠣船】
(1)牡蠣をとる船。また,牡蠣を売る船。
(2)江戸時代,冬に広島方面から大坂へ乗り入れて,川筋のあちこちの橋の下に停泊し,牡蠣料理を食べさせたのに始まる屋形船。現在も大阪や広島に見られる。[季]冬。《―の薄暗くなり船過ぐる/虚子》

かきぶり

かきぶり [0] 【書き振り】
(1)文字を書くときのようす。また,書かれた文字のようす。書きっぷり。「勢いのよい―」
(2)文章のようす。「格調の高い―」

かきべ

かきべ [1] 【部曲・民部】
古代の部民(ベミン)のうち,豪族が私有した民の総称。一定の技術をもって各豪族に隷属していたものもいたが,大部分は農耕に従事していたとみられる。大化改新の後,ほとんどが公民とされた。かき。かきのたみ。ぶきょく。

かきほ

かきほ 【垣穂】
垣。垣根。「あなこひし今もみてしが山がつの―に咲けるやまとなでしこ/古今(恋四)」

かきほん

かきほん [0][2] 【書(き)本】
(1)書き写した本。写本。
(2)大字で書き,節付けの点が付された浄瑠璃正本。
(3)本来,講談などで読まれるものを読み物として書いた本。

かきま

かきま 【垣間】
垣根のすき間。「春されば卯の花腐(グタ)し我が越えし妹が―は荒れにけるかも/万葉 1899」

かきまぎらわす

かきまぎらわ・す 【書き紛らはす】 (動サ四)
筆跡をわからないように書く。「そこはかとなく―・したるも,あてはかに故づきたれば/源氏(夕顔)」

かきまぎる

かきまぎ・る 【掻き紛る】 (動ラ下二)
(1)入り交じってわからなくなる。「昼なども―・れおはします程に/栄花(若生え)」
(2)他のものとまぎれて区別がなくなる。ありふれる。「ともかくも―・れたる際の人こそ/源氏(若菜上)」

かきまくる

かきまく・る [0][4] 【書き捲る】 (動ラ五[四])
精力的に文章や文字などを書き続ける。「原稿を―・る」

かきまず

かきま・ず 【書き交ず】 (動ザ下二)
まぜて書く。「草にも真字(マンナ)にも,さまざま珍しきさまに―・ぜ給へり/源氏(葵)」

かきまぜ

かきまぜ [0] 【掻き混ぜ・掻き雑ぜ】
(1)掻きまぜること。また,そのもの。
(2)ありふれたこと。平凡。「―の際だに,かやうの艶あるあか月の別れを/浜松中納言 3」

かきまぜる

かきま・ぜる [4][0] 【掻き混ぜる・掻き雑ぜる】 (動ザ下一)[文]ザ下二 かきま・ず
かきまわしてまぜる。「紅茶に砂糖を入れて―・ぜる」

かきまぜる

かきまぜる【掻き混ぜる】
mix[stir]up.

かきまちがえる

かきまちが・える [6][0] 【書(き)間違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かきまちが・ふ
「書き誤る」に同じ。

かきまめ

かきまめ [2] 【籬豆】
藤(フジ)豆・隠元(インゲン)豆・黒豆・豌豆(エンドウ)など,つる性の豆の俗称。

かきまゆ

かきまゆ [0] 【描き眉】
墨で眉を描くこと。また,その眉。

かきまわす

かきまわ・す [0][4] 【掻き回す】 (動サ五[四])
(1)手・棒などを入れて,液体などをぐるぐる回して動かす。「スープを―・す」
(2)箱などの中に納まっているものを動かして,乱れた状態にする。「引き出しの中を―・す」
(3)秩序を乱したり,紛糾させたりする。「授業を―・された」
[可能] かきまわせる

かきまわす

かきまわす【掻き回す】
(1) stir <coffee> ;→英和
churn <milk> ;→英和
beat up <an egg> .
(2) ransack[rummage in] <the draw er> (さがす).→英和
(3) throw into confusion (混乱).

かきみそ

かきみそ [0] 【牡蠣味噌】
なめ味噌の一種。牡蠣のむき身を煮てすりつぶし,うらごしにした味噌と砂糖を加えて練り合わせた食品。

かきみだす

かきみだす【掻き乱す】
disturb;→英和
throw <things> into disorder[confusion].

かきみだす

かきみだ・す [4][0] 【掻き乱す】 (動サ五[四])
かきまわして乱れた状態にする。混乱させる。みだす。「人の心を―・す」「静かな生活が―・される」

かきみだる

かきみだ・る 【掻き乱る】
■一■ (動ラ四)
乱れる。「心ちの―・る心地のみして/和泉式部日記」
■二■ (動ラ下二)
⇒かきみだれる

かきみだる

かきみだ・る 【書き乱る】 (動ラ四)
書き散らす。乱雑に書く。「物思はしげに―・り給へる御手なども/源氏(夕霧)」

かきみだれる

かきみだ・れる [0][5] 【掻き乱れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきみだ・る
みだれる。「うち続く不幸に心は千々に―・れる」

かきむしる

かきむしる【掻き毟る】
tear;→英和
scratch.→英和
頭を〜 tear one's hair.顔を〜 scratch a person's face.

かきむしる

かきむし・る [0][4] 【掻き毟る】 (動ラ五[四])
激しくかく。また,むしるようにかく。「髪の毛を―・る」

かきめし

かきめし [0][2] 【牡蠣飯】
牡蠣を炊き込んだ味付けごはん。[季]冬。《―の釜描きたる行灯かな/鳴雪》

かきも

かきも 【垣面】
垣のおもて。「―の柴のしばしばも/太平記 35」

かきもじ

かきもじ [2] 【書(き)文字】
(印刷した文字に対して)手書きの文字。

かきもち

かきもち【かき餅】
rice biscuits.

かきもち

かきもち [2] 【欠き餅】
(1)餅を薄く切って乾かしたもの。焼いたり揚げたりして食べる。おかき。
(2)〔刃物で切ることを忌んで手で欠いたことから〕
正月の鏡餅を手や槌(ツチ)で小さく砕いたもの。

かきもの

かきもの【書き物】
writing;→英和
a document (文書).→英和
〜をする write.→英和

かきもの

かきもの [2][3] 【書(き)物】
(1)書いたもの。文書。「簡単な―を配る」
(2)文章や字を書くこと。「―に精を出す」「一日中―をしていた」

かきもみじ

かきもみじ [3] 【柿紅葉】
晩秋,柿の葉が紅葉すること。また,その葉。[季]秋。《境内に俗家四五戸や―/虚子》

かきもらす

かきもら・す [4][0] 【書(き)漏らす】 (動サ五[四])
書くべきことを書き落とす。書き忘れる。「肝心なことを―・した」

かきもん

かきもん [2] 【書(き)紋】
筆でかいた衣服の紋。
→染め抜き紋
→縫い紋

かきもんいん

かきもんいん 【嘉喜門院】
南北朝時代の歌人。阿野実為の女(ムスメ)という。後村上天皇の女御(ニヨウゴ)。「新葉和歌集」に家集「嘉喜門院御集」から一七首入集。生没年未詳。

かきゃく

かきゃく クワ― [0][1] 【花客】
⇒かかく(花客)

かきゃく

かきゃく クワ― [0] 【過客】
⇒かかく(過客)

かきゃく

かきゃく クワ― [1] 【貨客】
貨物と旅客。かかく。

かきゃくせん

かきゃくせん クワ― [0] 【貨客船】
旅客・郵便物と相当多量の貨物を同時に輸送する船。貨客混合船。かかくせん。
〔海上運送法等では,旅客定員が一二名を超えないものは,客を乗せる設備があっても貨物船に含める〕

かきやく

かきやく [2] 【書(き)役】
(1)文書の草案を作ったり,記録・書写したりする役職。書記。
(2)「町代(チヨウダイ)」の江戸での別名。

かきやね

かきやね [3] 【牡蠣屋根】
⇒かきがらやね(牡蠣殻屋根)

かきやぶり

かきやぶり 【垣破り】
なんとしてでも押し通そうとすること。横紙破り。「…と,―に申しければ/仮名草子・東海道名所記」

かきやまぶし

かきやまぶし 【柿山伏】
狂言の一。山伏が柿を盗もうとするところを柿の持ち主に見つかり,猿や鳶(トビ)などのまねをさせられる。

かきやる

かきや・る 【書き遣る】 (動ラ四)
(1)書いて送る。「いかで,はるばると―・り給ふらむ/源氏(浮舟)」
(2)すらすらと書く。「えも―・らで,泣き給ふ/源氏(真木柱)」

かきゅう

かきゅう [0] 【下給】 (名)スル
目下の人に物を与えること。

かきゅう

かきゅう クワキウ [0] 【火球】
(1)火の玉。「―の如き月は早く昇りて/即興詩人(鴎外)」
(2)流星のうち特に明るいもの。

かきゅう

かきゅう [0] 【加級】
階級を上げること。加階。

かきゅう

かきゅう【下級】
a lower class[grade].〜の lower;→英和
low(-class);→英和
inferior.→英和
‖下級官吏 a petty[junior]official.下級生 a lower-class student.

かきゅう

かきゅう クワキフ [0] 【火急】 (名・形動)[文]ナリ
非常にさし迫っている・こと(さま)。「何か―の要事が有るやうで/浮雲(四迷)」

かきゅう

かきゅう【火急の】
urgent;→英和
pressing <business> .→英和
〜の場合に in case of[in an]emergency.

かきゅう

かきゅう [0] 【加給】 (名)スル
給料を増すこと。
⇔減給

かきゅう

かきゅう [0] 【下級】
等級や段階の低いこと。
⇔上級

かきゅうかんちょう

かきゅうかんちょう [4] 【下級官庁】
同一系統の官庁で,ある官庁の監督下にある官庁。
⇔上級官庁

かきゅうかんり

かきゅうかんり [4] 【下級官吏】
等級の低い官吏。

かきゅうき

かきゅうき クワキフ― [2] 【過給機】
圧縮して密度を高めた空気を内燃機関内に吹き込み,効率を上げる装置。50〜100パーセントの出力増が得られる。スーパー-チャージャー。

かきゅうさいばんしょ

かきゅうさいばんしょ [0][8] 【下級裁判所】
最高裁判所の下位に置かれる高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所をさす。

かきゅうざい

かきゅうざい [2] 【下級財】
人々の所得の増加に伴って需要が減る財。例えば,所得上昇によってイワシからマグロを食べるようになったとすれば,イワシは下級財。劣等財。
→上級財

かきゅうしん

かきゅうしん [2] 【下級審】
審級の順序関係において,下位にある裁判所が行う審判。第二審に対しては第一審をいう。

かきゅうせい

かきゅうせい [2] 【下級生】
下の学年の者。
⇔上級生

かきゅうてき

かきゅうてき カキフ― [0] 【可及的】 (副)
〔漢文の「可�及」からできた語〕
できるかぎり。なるべく。「―速やかに撤去せよ」

かきゆうぜん

かきゆうぜん [3] 【描き友禅】
友禅染で,手描きで模様を染め出すもの。下絵を描き,輪郭にそって糊を置き,刷毛で色をさして染めるので,輪郭が白く抜けて,いわゆる糸目ができる。本友禅。
→型友禅

かきょ

かきょ 【加挙】
⇒かこ(加挙)

かきょ

かきょ [1] 【河渠】
河と掘割。水の流れる所。

かきょ

かきょ クワ― [1] 【科挙】
中国,隋初から実施された高等官資格試験制度。唐代では秀才・明経・進士などの六科(リクカ)から成り,科ごとに古典的教養・文才・政論などを試験した。宋代には進士科のみとなり,試験も解試・省試・殿試の三段階となり,明・清代は郷試・会試・殿試として行われ,過当な競争を生むなどの弊害を生じた。清末の1905年廃止。

かきょ

かきょ [1] 【家居】 (名)スル
(1)仕官せずに家にいること。また,家に引きこもっていること。「都会の中央,紅塵百丈の地に―しても/福翁百話(諭吉)」
(2)住居。すまい。

かきょ

かきょ クワ― [1] 【寡居】 (名)スル
一人身で暮らすこと。やもめぐらし。「血気未衰の婦人を―せしめて/福翁百話(諭吉)」

かきょう

かきょう【佳境(に入る)】
(reach) the most interesting part <of a story> ;(arrive at) the climax.→英和

かきょう

かきょう [0] 【佳境】
(1)(小説や話などの)興味深い所。おもしろい場面。「話が―に入ってきた」
(2)〔晋書(顧愷之伝)〕
風味のよいところ。うまい部分。蔗境。

かきょう

かきょう [0] 【河峡】
川の両岸に山が迫り,水流の狭くなっている所。

かきょう

かきょう【架橋する】
construct[build]a bridge <across,over> .→英和

かきょう

かきょう [0] 【架橋】 (名)スル
橋をかけること。また,その橋。

かきょう

かきょう カキヤウ 【嘉慶】
⇒かけい(嘉慶)

かきょう

かきょう クワキヤウ 【火坑】
〔仏〕 火の燃えさかる穴。特に,地獄の火の穴。また,煩悩や欲望の恐ろしさのたとえ。「痛ましきかな再度三途の―にかへつて/平家 5」

かきょう

かきょう [1] 【家郷】
ふるさと。故郷。「―を出(イ)ず」

かきょう

かきょう【華僑】
a Chinese merchant abroad;an overseas Chinese.

かきょう

かきょう クワキヤウ 【花鏡】
能楽論書。一巻。世阿弥著。1424年成立。世阿弥が四〇歳過ぎから六二歳に至るまでの経験を書き留めた芸術論。

かきょう

かきょう [0] 【歌境】
(1)詠歌に表現された境地。「平明典雅な―に至る」
(2)歌を詠むときの心境。

かきょう

かきょう クワケウ [1] 【華僑】
〔「華」は中国,「僑」は仮住まいの意〕
長期にわたり海外に居住する中国人およびその子孫。東南アジアに多く,経済的に大きな影響力をもつ。今日では移住先に定着し,自らを華人と規定することが多い。
→華商
→華人

かきょううんどう

かきょううんどう カキヤウ― [4] 【下郷運動】
(1)中国で,1936年,北京の大学生が農村に抗日宣伝隊を派遣した活動。
(2)中国で,1957年以来,上級幹部を農村に送って下部の活動・労働に従事させ,農村部の発展を促進すると共に,官僚主義的・主観主義的欠点を克服させる運動。幹部下放。下郷上山。下放運動。

かきょうけいすう

かきょうけいすう カキヤウ― [4][7] 【河況係数】
河川のある地点での年間の最大流量と最小流量との比。河川の流量の変動を表す数値で,治水・利水に関係する。河状係数。

かきょうけつごう

かきょうけつごう [4] 【架橋結合】
⇒はしかけ結合(ケツゴウ)

かきょうひょうしき

かきょうひょうしき カキヤウヘウシキ 【歌経標式】
歌学書。一巻。藤原浜成著。772年成立。音韻・律動・修辞の面から歌病・歌体を論じたもの。中国の詩論の影響が強い。和歌四式の一。浜成式。

かきょく

かきょく [0] 【佳局】
(1)おもしろい形勢。興味ある場面。
(2)囲碁や将棋で,よい出来であった対局。

かきょく

かきょく [0] 【下局】
明治新政府の議事機関。1868年,上局とともに設置。上局の命により重要政務事項を審議。諸藩の藩士代表で構成。同年末,公議所に吸収。
→上局

かきょく

かきょく【歌曲】
a song.→英和

かきょく

かきょく [1] 【歌曲】
詩歌などの韻文を歌詞とした声楽曲。主として独唱の小曲をさす。多くは洋楽でリートなどの訳語として用いられる。
→歌曲/春への憧れ(モーツァルト)[音声]

かきょくけいしき

かきょくけいしき [4] 【歌曲形式】
⇒リート形式(ケイシキ)

かきよせる

かきよせる【掻き寄せる】
rake[scrape]together;gather up;collect.→英和

かきよせる

かきよ・せる [0][4] 【掻き寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かきよ・す
(1)手や道具で物を近くへ引き寄せる。「毛布を―・せる」
(2)散らばっているものをかいて寄せ集める。「落葉を―・せる」
(3)抱き寄せる。かきいだく。「―・せて風の入所に臥せたり/今昔 26」

かきらん

かきらん [2] 【柿蘭】
ラン科の多年草。山中の湿所に生える。茎は高さ約40センチメートル。葉は卵状披針形。初夏,茎頂に柿色の花を一〇個内外つける。スズランともいうがユリ科のスズランとは別。

かきわ

かきわ カキハ 【堅磐】
かたい岩。かちわ。「―に常磐(トキワ)に斎(イワ)ひまつり/祝詞(祈年祭)」

かきわかば

かきわかば [3] 【柿若葉】
柿のみずみずしい若葉。[季]夏。

かきわけ

かきわけ [0] 【書(き)分け】
区別して書くこと。「漢字の―」

かきわける

かきわ・ける [4][0] 【掻き分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かきわ・く
左右に押して,開く。「人垣を―・けて前に出る」

かきわける

かきわ・ける [4][0] 【書(き)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かきわ・く
ある基準により分けて書く。区別して書く。「人物の性格を巧みに―・ける」

かきわける

かきわける【掻き分ける】
elbow one's way <through the crowd> .

かきわすれる

かきわす・れる [5][0] 【書(き)忘れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かきわす・る
書くべきことを忘れて書かない。「名前を―・れる」

かきわたす

かきわた・す 【掻き渡す】 (動サ四)
琴などの弦楽器をひき続ける。「をさをさ心解けても,―・さず/源氏(篝火)」

かきわり

かきわり [0] 【欠(き)割り】
「身欠(ミガ)き鰊(ニシン)」に同じ。

かきわり

かきわり [0] 【書割】
芝居の大道具の一。木枠に布や紙を張り,建物や風景など舞台の背景を描いたもの。
〔何枚かに分かれていることからの称という〕

かきん

かきん [0] 【瑕瑾】
〔「瑕」は玉のきず,「瑾」は立派な玉の意。正しくは「瑕釁(「釁」はきずの意)」〕
(1)物についた,きず。
(2)欠点。短所。ほかは申し分ないのに,ほんのわずかな欠点のあることにいう。
(3)恥辱。名折れ。「武略―の謗(ソシ)りを遺さん/平家 7」

かきん

かきん クワ― [0] 【過勤】
「超過勤務」の略。超勤。「―手当」

かきん

かきん【家禽】
domestic fowls;poultry (総称).→英和

かきん

かきん クワ― [0] 【課金】 (名)スル
料金を課すること。また,その金。

かきん

かきん [0] 【家禽】
家畜として飼育される鳥。肉や卵を利用するためのものが多いが,愛玩用・観賞用もある。ニワトリ・アヒルなど。
⇔野禽

かきザラサ

かきザラサ [3][4] 【描き―】
捺染(ナツセン)によらず,模様を手描きして染め上げた更紗(サラサ)。

かき板

かきいた 【かき板】
裁縫に使う裁ち板。また,書いた字をふき消して何度も使えるようにした塗り板とも。「人の家につきづきしきもの,…―/枕草子 235」

かき餅

かきもち【かき餅】
rice biscuits.

かぎ

かぎ【鉤】
a hook.→英和
〜形の hooked.→英和
〜にかける hang on a hook.→英和
〜かっこ brackets.

かぎ

かぎ [2] 【鉤】
(1)先が曲がった金属製・木製の器具。物を掛けたり,とめたりするのに用いる。
(2){(1)}のように曲がった形。「―鼻」「―の手」
(3)かぎかっこ。
(4)鉄の鉤に長柄のついた武器。「富田賊船に―を打掛,九鬼が船に引付る/武家名目抄(雑)」

かぎ

かぎ 【賈誼】
(前200-前168) 中国,前漢の政治家・文学者。文帝に召されて博士となったが,大臣にうとまれ,長沙王の太傅(タイフ)に左遷される。「過秦論(カシンロン)」などの政論は,雄渾(ユウコン)流麗にして名文といわれる。著「新論」「賈長沙集」など。

かぎ

かぎ 【嘉義】
台湾中西部の都市。北回帰線上にある。製材業・製糖業が盛ん。チアイー。

かぎ

かぎ [1] 【歌妓】
芸者。芸妓。うたいめ。

かぎ

かぎ [1] 【嘉儀】
めでたい儀式。めでたい事柄。

かぎ

かぎ クワ― [1] 【火技】
(1)銃砲を取り扱う技術。
(2)花火。「夜間は種々の―を放ち/西洋聞見録(文夫)」

かぎ

かぎ [2] 【鍵】
〔「鉤(カギ)」と同源〕
(1)錠(ジヨウ)の穴に差し込んで,戸や箱の蓋(フタ)などを開閉するための器具。キー。「―をかける」
(2)錠(ジヨウ)。「玄関に―をつける」
(3)事件や問題を解決するための,重要な手がかり。キー-ポイント。「事件解決の―を握っている」

かぎ

かぎ【鍵】
a key.→英和
〜をかける(あける) (un-)lock.→英和
‖鍵穴 a keyhole.鍵っ子 a latchkey child.

かぎ=の穴から天のぞく

――の穴から天のぞく
せまい見識で物事を判断することのたとえ。

かぎあてる

かぎあてる【嗅ぎ当てる】
sniff[smell]out.

かぎあてる

かぎあ・てる [4] 【嗅ぎ当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かぎあ・つ
(1)物のにおいをかいで中身や所在をあてる。
(2)探ってうまく見つける。探り当てる。「隠れ家を―・てる」

かぎあな

かぎあな [0] 【鍵穴】
鍵を差し込むための錠(ジヨウ)の穴。

かぎあなかくし

かぎあなかくし [5] 【鍵穴隠し】
扉などの鍵穴をかくすために取り付けた飾りの金物。一点支持で回転するものが多い。

かぎおくみだち

かぎおくみだち [0] 【鉤衽裁ち】
和裁で,衽先を斜めに裁ち合わせにする裁ち方。布の不足気味のときや厚地のときに用いられる。
→棒衽(ボウオクミ)裁ち

かぎかずら

かぎかずら [3] 【鉤葛】
アカネ科のつる性木本。暖地の山中に生える。葉は楕円形。葉の基部に下向きの鉤がある。夏,腋生の花柄上に白緑色の花を小球状につける。枝の鉤を乾燥させ,止血・鎮痛剤などとする。

かぎかっこ

かぎかっこ [3] 【鉤括弧】
文章表記に用いる括弧の一種。「 」や『 』のように鉤の手に曲がっているもの。会話や,特に注意すべき語句を示すのに用いる。

かぎがた

かぎがた [0] 【鉤形・鍵形】
和鍵のように直角に曲がった形。

かぎぐすり

かぎぐすり [3] 【嗅ぎ薬】
鼻から吸って用いる薬。燻(イブ)し薬。薫薬(クンヤク)。[ヘボン]

かぎこうろ

かぎこうろ 【聞香炉】
「ききごうろ(聞香炉)」に同じ。

かぎこむ

かぎこ・む [3] 【嗅ぎ込む】 (動マ五[四])
(1)強く吸い込んでかぐ。「においを―・む」
(2)「かぎつける(嗅付){(2)}」に同じ。「こつちの景気を―・んで/西洋道中膝栗毛(七杉子)」

かぎさなだむし

かぎさなだむし [5] 【鉤真田虫】
⇒有鉤条虫(ユウコウジヨウチユウ)

かぎざお

かぎざお [2][0] 【鉤竿】
先端に鉤を付けた竿。

かぎざき

かぎざき【鉤裂き】
a rent;→英和
a tear.→英和
〜する rend;→英和
tear <one's clothes> .

かぎざき

かぎざき [0] 【鉤裂き】
着物などをとがったものに引っ掛けて,L 字形に裂くこと。また,その裂け目。

かぎしげき

かぎしげき [3] 【鍵刺激】
動物の本能的行動をひき起こす特定の刺激。クモに捕虫行動を起こさせる刺激となる巣に伝わるある範囲の振動数などはその例。信号刺激。合図刺激。

かぎじゅうじ

かぎじゅうじ [3] 【鉤十字】
⇒ハーケンクロイツ

かぎそう

かぎそう [0] 【鍵層】
広い地域にわたって短時間に形成され,かつ識別の容易な地層。地層や地形面の区分・対比の基準となり,その例として,火山灰層・凝灰岩層・石灰岩層などがある。けんそう。

かぎだす

かぎだ・す [3] 【嗅ぎ出す】 (動サ五[四])
(1)においをかいで物の在りかを見つける。「警察犬が犯人の隠れ家を―・す」
(2)人が隠していることや物をうまく見つけだす。さぐりだす。「秘密を―・す」
[可能] かぎだせる

かぎちゃ

かぎちゃ [2][0] 【嗅ぎ茶】
香りをかいで茶の品質や銘を判断すること。利き茶。

かぎっこ

かぎっこ [0] 【鍵っ子】
両親が勤めなどで留守のため,自分で開けてはいれるように,いつも家の鍵を持たされている子供。

かぎって

かぎって 【限って】 (連語)
(1)(「…に限って」の形で)特にそれと限定する意を表す。…だけは。…だけ特に。「うちの息子に―そんなことはしない」「こんな時に―外出している」
(2)…でさえも。…にさえも。「親類―この沙汰することなかれ/浮世草子・武家義理物語 5」

かぎって

−かぎって【−限って】
今日に〜 today,of all days.彼に〜…しない he is the last person <to do> .

かぎつける

かぎつ・ける [4][0] 【嗅ぎ付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かぎつ・く
(1)においをかいで物を見つけ出す。かぎだす。「魚のにおいを―・けて猫が寄って来た」
(2)人が隠していることや物をうまく探り出す。かぎだす。「隠れ家を―・ける」「汚職を―・ける」

かぎつける

かぎつける【嗅ぎ付ける】
⇒嗅ぐ.

かぎづめ

かぎづめ [2] 【鉤爪】
(1)脊椎動物がもつ,下向きに曲がった爪。有蹄(ユウテイ)類・霊長類を除く哺乳(ホニユウ)類と,爬虫(ハチユウ)類・鳥類に見られる。
→平爪(ヒラヅメ)
→蹄(ヒヅメ)
(2)無脊椎動物の肢端にある鉤状の小突起。

かぎとり

かぎとり [2] 【鍵取・鎰取】
(1)「典鑰(テンヤク)」に同じ。
(2)諸国の正倉・社寺,社寺の荘園などの鍵を預る役。近世では郷倉の管理をした村役人。

かぎとる

かぎと・る [3][0] 【嗅ぎ取る】 (動ラ五[四])
(1)匂いを知覚する。
(2)様子や雰囲気から秘密などを察知する。「犯罪の匂いを―・る」
[可能] かぎとれる

かぎなり

かぎなり [0] 【鉤状】
かぎのように折れ曲がった形。鉤の手。「―の廊下」

かぎなわ

かぎなわ [0] 【鉤縄】
先端にかぎをつけた縄。物に引っ掛けて引き寄せたり,高い所に登ったりするのに使う。

かぎのつかさ

かぎのつかさ 【典鑰】
「典鑰(テンヤク)」に同じ。

かぎのて

かぎのて [3][4] 【鉤の手】
(1)かぎのように,ほぼ直角に曲がっていること。また,その形。「道を―に曲がる」
(2)特に,曲尺(カネジヤク)の曲がり角の部分。

かぎばな

かぎばな【鉤鼻】
an aquiline[a hooked]nose.

かぎばな

かぎばな [0] 【鉤鼻】
(1)鼻柱が鉤のように鋭くとがり曲がっている鼻。わしばな。
(2)平安時代の画法の一。細い線を鉤形に曲げて鼻を表したもの。
→引目(ヒキメ)鉤鼻

かぎばり

かぎばり【鉤針】
a hook;→英和
a crochet needle (編物の).

かぎばり

かぎばり [3][2] 【鉤針】
(1)先端が鉤形に曲がった針の総称。
(2)毛糸やレース糸を手編みにする時に使う針で,一端あるいは両端が鉤形になったもの。「―編み」

かぎばん

かぎばん [2][0] 【鍵番】
江戸幕府の職名。下勘定所の鍵の管理と出勤する勘定衆の点検,火の番などをつかさどる。勘定奉行の配下。

かぎまわる

かぎまわ・る [4][0] 【嗅ぎ回る】 (動ラ五[四])
あちこち匂いを嗅いで歩く。また隠された事柄を知ろうとして,探り歩く。「刑事が近くを―・っている」

かぎむし

かぎむし [2] 【鉤虫】
有爪(ユウソウ)動物の通称。

かぎゃく

かぎゃく【可逆】
reversible.→英和
可逆反応(変化) a reversible reaction (change).

かぎゃく

かぎゃく [0] 【可逆】
元に戻り得ること。
⇔不可逆

かぎゃく

かぎゃく [0] 【苛虐】 (名・形動)[文]ナリ
苦しめしいたげること。むごく扱うこと。また,そのさま。「多数の人民其の―に勝へずして之を怨望し/経国美談(竜渓)」

かぎゃく

かぎゃく [0] 【加虐】
他人に苦痛や屈辱を与えること。しいたげ,いじめること。
⇔被虐
「―愛(=サディズム)」

かぎゃくきかん

かぎゃくきかん [5][4] 【可逆機関】
理想的なカルノー-サイクルのように,可逆サイクルを行う機関。現実に存在しないが,物理学,特に熱力学の理論上,思考実験として扱われる。

かぎゃくせい

かぎゃくせい [0] 【可逆性】
ある変化を考えたとき,条件を変えるとその変化と逆の方向に変化が起こってもとの状態に戻ること。

かぎゃくでんち

かぎゃくでんち [4] 【可逆電池】
その電池の起電力よりもわずかに大きい逆向きの電圧を加えると,放電の時と逆向きの反応が起こって,充電が行われる電池。鉛蓄電池など。

かぎゃくはんのう

かぎゃくはんのう [4] 【可逆反応】
化学反応において,もとの物質から生成物ができる反応(正反応)と生成物からもとの物質ができる反応(逆反応)の二つの逆向きの反応が同時に起こるような反応。
→化学平衡

かぎゃくへんか

かぎゃくへんか [4] 【可逆変化】
物質系の変化のうち,なんらかの方法によって,その系も外界も変化の前とまったく同じ状態に戻すことのできる変化。一般に,可逆変化は,理想化された条件の下でしか実現できず,現実の変化は不可逆変化である。

かぎゃくサイクル

かぎゃくサイクル [4] 【可逆―】
可逆変化のみから構成されるサイクル。一つのサイクルが完了した後に,外界も元と同じ状態に戻るようなサイクル。理想的なカルノー-サイクルはその例。

かぎや

かぎや 【鍵屋】
江戸の花火屋の屋号。鍵屋弥兵衛が1659年に創業。玉屋とならび称された。

かぎやく

かぎやく 【鍵役】
江戸時代,牢の鍵を管理した役職。江戸では牢屋同心のうち,古参の者二名が勤めた。

かぎやく

かぎやく 【鎰役・鉤役】
江戸時代の賦役。自在かぎが一つあるごとに一世帯と見なし,その数に応じて徴収された。中世の棟別銭(ムネベツセン)に代わるもの。竈役(カマドヤク)。

かぎやり

かぎやり [2] 【鉤槍】
柄の穂に近い所に,鉄の鉤を横に渡した槍。

かぎゅう

かぎゅう クワギウ [0] 【火牛】
〔史記(田単伝)〕
牛の角に刃を結び付け,尾に油を注いだ葦を結んで点火し,牛を怒らせて敵中に放ち,それに乗じて敵を攻める法。戦国時代の斉の田単の用いた奇計。火牛の計。

かぎゅう

かぎゅう クワギウ [0] 【蝸牛】
(1)「かたつむり」に同じ。
(2)狂言の一。蝸牛(カタツムリ)を知らぬ太郎冠者が,山伏をそれと思って失敗する。
(3)渦巻(ウズマ)き管のこと。

かぎゅう=角(カク)上の争い

――角(カク)上の争い
〔「荘子(則陽)」より。カタツムリの左の角の上にいる触氏と,右の角の上にいる蛮氏とが争ったという寓話から〕
小国どうしの争い。つまらない事で争うことのたとえ。蝸牛の角の争い。蝸角の争い。蛮触の争い。

かぎゅうかん

かぎゅうかん クワギウクワン [2] 【蝸牛管】
⇒渦巻(ウズマ)き細管(サイカン)

かぎゅうこう

かぎゅうこう クワギウカウ 【蝸牛考】
方言研究書。柳田国男著。1930年(昭和5)刊。カタツムリの方言調査によって,方言周圏論を提唱。

かぎょう

かぎょう [1] 【家業】
(1)その家の生計の基礎となっている職業。小規模の自営の職業にいうことが多い。「―の手伝い」
(2)一族が世襲的に継承していく武芸や技術。「文字の道をこそ,―とも嗜(タシナ)まるべかりしに/太平記 12」

かぎょう

かぎょう [1] 【か行・カ行】
五十音図の第二行。か・き・く・け・こ。

かぎょう

かぎょう [1] 【稼業】
生活を維持するための仕事。なりわい。商売。「―に精を出す」「文筆―」「しがない―」

かぎょう

かぎょう【課業】
a lesson;→英和
schoolwork.→英和

かぎょう

かぎょう【家業】
one's business[occupation].〜を継ぐ succeed to the family business.

かぎょう

かぎょう クワゲフ [1] 【課業】
(1)(学校などで)課された学科や業務。
(2)一定時間に割り当てられた仕事量。ノルマ。

かぎょうへんかくかつよう

かぎょうへんかくかつよう [1][5][8] 【カ行変格活用】
動詞の活用形式の一。口語の「来る」,文語の「来(ク)」だけがもつ特殊の活用で,口語では「こ・き・くる・くる・くれ・こい」,文語では「こ・き・く・くる・くれ・こよ」とそれぞれカ行の三段に活用する。カ行変格。カ変。

かぎら∘ない

かぎら∘ない 【限らない】 (連語)
(1)(「…にかぎらない」の形で)…だけではない。「疲れているのは君に―∘ない」
(2)(「…とはかぎらない」「…ともかぎらない」の形で)…でないこともある。「合格するとは―∘ない」「雨が降らないとも―∘ない(=降ルコトモアル)」

かぎり

かぎり [1][3] 【限り】
(1)一定の範囲の限界となるぎりぎりの点。
 (ア)数量・程度の限界。「数には―がある」「人間の欲望には―がない」
 (イ)空間的・時間的限界。はて。最後。「―もなく広がる海原」「今日を―と戦う」
 (ウ)物事の行きつく上限。最上。きわみ。「光栄の―」「うれしい―だ」
(2)一定の範囲・限界のうち。
 (ア)その範囲のうち。だけ。「できる―のことはした」「私の知る―ではない」「緊急の場合はこの―ではない」
 (イ)あるだけ全部。「声を―に叫ぶ」「力の―戦う」「見渡す―の原野」
(3)(修飾の語句を伴って)
 (ア)その内容を限定する。「考えを改めない―許さない」
 (イ)その範囲を限定・制限する。「今日―絶交する」「この場―の話」
(4)一生の終わり。臨終。「―とて別るる道のかなしきにいかまほしきは命なりけり/源氏(桐壺)」
(5)葬送。とむらい。「―の有様さへはかなげにて/源氏(総角)」

かぎり

かぎり【限り】
a limit;→英和
limitation;→英和
bounds.〜ある limited;→英和
finite.→英和
〜ない unlimited;→英和
boundless.→英和
〜なく without limit;endlessly.→英和
できる〜 as much as one can.本月15日〜 not later than the 15th of this month.

かぎり=ある世

――ある世
限りのある世。此の世。現世。「別れてはいつあひ見むと思ふらむ―の命ともなし/後撰(離別)」

かぎり=ある御位(ミクライ)

――ある御位(ミクライ)
許される範囲の最高の位。限りある位。「―を得給へれど/源氏(若菜下)」

かぎり=ある道

――ある道
死出の旅路。「泣き沈み給へど―なりければ何のかひなし/源氏(椎本)」

かぎり=でな∘い

――でな∘い
その規則・制限に含まれない。限りに有らず。「一八歳未満はその―∘い」

かぎり=を尽くす

――を尽く・す
限度いっぱいに物事をする。「贅沢の―・す」「力の―・す」

かぎりづき

かぎりづき 【限り月】
一年の最後の月。一二月。極月(ゴクゲツ)。限りの月。[日葡]

かぎりない

かぎりな・い [4] 【限り無い】 (形)[文]ク かぎりな・し
(1)どこまでも広がって,果てるところがない。尽きることなく続く。「―・い可能性を秘める」「―・く広がる夢」
(2)最高である。この上ない。「―・い感謝を捧げる」「―・き十善の王におはしますめれ/栄花(日蔭のかづら)」
(3)程度がはなはだしい。著しい。「うつくしき事―・し/竹取」

かぎりのこと

かぎりのこと 【限りの事】
最後の事。葬儀。「限りの御ことども,し給ふ/源氏(御法)」

かぎりのたいこ

かぎりのたいこ 【限りの太鼓】
江戸時代,大坂新町遊郭で,門限を知らせるために打つ太鼓。寛永(1624-1643)頃は夜の四つ時。のち,次第に遅れて九つ時・八つ時となる。

かぎりのたび

かぎりのたび 【限りの度】
最後の回。最後の機会。「あやにくに―しも(匂宮ヲ)入れたてまつらずなりにしよ/源氏(蜻蛉)」

かぎりのたび

かぎりのたび 【限りの旅】
最後の旅。冥途へ行く旅。「悲しきこよひかな―と見るにつけても/山家(雑)」

かぎりのつき

かぎりのつき 【限りの月】
⇒かぎりづき(限り月)

かぎる

かぎ・る [2] 【限る】 (動ラ五[四])
(1)時間・空間・数量などの範囲を定める。事物の限界を設ける。限定する。「同伴は一名に―・る」「時間を―・って閲覧させる」「―・られた予算」「天地は―・る所なし/徒然 211」
(2)特にそれだけを,とりたてる。「最終日に―・り三割引き」
→かぎって
(3)(「…は…に限る」の形で)それを最もよいとする。「花は桜に―・る」「分からない事は聞くに―・る」
→限らない
[可能] かぎれる

かぎる

かぎる【限る】
(1) limit;→英和
set bounds[limits] <to> .
(2) be the best <for> (最上である);→英和
be the only way <to do> .
日を〜 fix a date.→英和
…に限られる be limited to….
…とは限らない be[do]not necessarily[always]….
これに〜 There is nothing like this.

かぎろい

かぎろい カギロヒ 【陽炎】
(1)かげろう。「―の燃ゆる春べとなりにしものを/万葉 1835」
(2)明け方の空の明るみ。曙光(シヨコウ)。「東(ヒムガシ)の野に―の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ/万葉 48」

かぎろいの

かぎろいの カギロヒ― 【陽炎の】 (枕詞)
(1)かげろうが主として春に立つことから「春」にかかる。「―春にしなれば/万葉 1047」
(2)かげろうのゆらゆらと燃えたつさまから「燃ゆ」にかかる。「―心燃えつつ/万葉 1804」

かぎわける

かぎわ・ける [4] 【嗅ぎ分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かぎわ・く
においをかいで,物を区別する。比喩的にも用いる。「香水の銘柄を―・ける」「うそかまことかを―・ける」

かぎわらび

かぎわらび [3] 【鉤蕨】
ワラビの芽。頭部が鉤のように曲がっているのでいう。

かぎタバコ

かぎタバコ【嗅ぎタバコ】
<take> snuff.→英和

かぎタバコ

かぎタバコ [3] 【嗅ぎ―】
鼻の穴にすりつけて香りを味わう粉タバコ。スナッフ。

かぎホック

かぎホック [3] 【鉤―】
⇒ホック

かく

か・く [0] 【欠く・闕く】
■一■ (動カ五[四])
(1)(完全なものの)一部分をこわす。また,そうして不完全なものにする。「皿のふちを―・く」「顔なども―・きて血打ちて出来たり/今昔 26」
(2)そろっているものの一部分を備えていない。「首巻を―・く写本」
(3)割ったりして,大きなものの端を取り去る。「氷を―・いて口に入れる」
(4)必要なものを備えていない。足りない状態である。「穏当を―・く発言」「決め手を―・く」「義理を―・く」「塩は生命の維持に―・くことができない」「必要―・くべからざる条件」
(5)むだにする。「遊びにひまを―・く」
〔「かける(欠)」に対する他動詞〕
[可能] かける
■二■ (動カ下二)
⇒かける

かく

か・く [1] 【舁く】 (動カ五[四])
(二人以上で)肩にのせて運ぶ。「駕籠(カゴ)を―・く」「夫人をば輿に載せて―・かせ/即興詩人(鴎外)」
[可能] かける

かく

かく【掻く】
scratch <one's head,the ground> ;→英和
rake;→英和
shovel;→英和
paddle (水を);→英和
paw <the ground> (馬が).→英和

かく

かく [1] 【膈】
(1)腹部と胸部の間。
(2)吐き気を伴う胃の病い。「定業と見えてやりては―で死に/柳多留拾遺 3」

かく

かく [0] 【客】
(1)きゃく。まろうど。
⇔主
「主―転倒する」
(2)いそうろう。食客。客分。「三千の―わづかに去れり/枕草子 136」

かく

かく クワク 【画・劃】
■一■ (名)
(1) [0][2]
漢字を構成している線や点。線のみをいうこともある。
(2) [1]
易の卦(ケ)を表す横段。�(陽)と�(陰)がある。
■二■ (接尾)
助数詞。漢字を構成している線・点を数えるのに用いる。

かく

かく 【角】
■一■ [2][1] (名・形動)
(1)四角。方形。また,四角なさま。「―に切る」「紫檀の―な名刺入/門(漱石)」
(2) [1][2]
〔数〕
〔angle〕
一点から出る二本の半直線で作られる図形。また,その開き方の度合。角度。
(3) [2][0]
将棋の駒の一。角行(カクギヨウ)。「飛車―なしで勝つ」
(4)つので作った笛。中国から伝わり,古く軍陣で用いた。つのぶえ。
(5)中国・日本の音楽理論でいう五音(ゴイン)のうち,低い方から数えて三番目の音。
→五音
(6)二十八宿の一。東方の星宿。角宿。すぼし。
(7)紋の輪郭として使われる正方形。平角・隅入角など。
(8)「鉸具(カコ)」に同じ。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)一分金,または一分銀を数えるのに用いる。「今時のこんがうに弐―づつとらしても/浮世草子・男色大鑑 5」
(2)中国の貨幣単位の一。一元は一〇角。一角は一〇分。

かく

かく [1] 【鉸具】
「かこ(鉸具)」に同じ。

かく

かく【書[描]く】
write <in ink,in English,a letter to> ;→英和
put[write,note]down (書きとめる);compose (文・詩を);→英和
describe (記述する).→英和
draw[paint](絵を).→英和
字をじょうず(へた)に〜 write a good (poor) hand.

かく

かく【斯く】
thus;→英和
in this way;like this.

かく

か・く [1] 【掻く】 (動カ五[四])
(1)指先や細い物の先端を物の表面にあてがって強くこする。ひっかく。「かゆい所を―・く」「犬が前足で地面を―・く」「へらで壁を―・いて古いペンキを落とす」
(2)かたい物の表面に刃物を当てがって,削って細かくする。「かつおぶしを―・く」「氷を―・く」
(3)手や道具の先を往復させるようにして,一面にある物を押しのけたり,寄せ集めたりする。「道路の雪を―・く」「オールで水を―・く」
(4)細い物の先などで,器に入れた物を混ぜる。「からしを―・く」
(5)犂(スキ)などで田畑をすき返す。「田を―・く」
(6)刀を手前に引いて切る。「敵の大将の寝首を―・く」
(7)琴を弾じる。かきならす。「しが余り琴に作り―・きひくや/古事記(下)」
(8)指先を物に立ててつかむ。「倉梯山(クラハシヤマ)を嶮(サガ)しみと岩―・きかねて我が手取らすも/古事記(下)」
(9)報酬や賭けに勝った金を得る。「高駄賃―・くからは大事の家職/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(10)髪をくしけずる。「朝寝髪―・きも梳(ケズ)らず/万葉 4101」
(11)手を振り回す。また,鳥が羽ばたく。「ただ手を―・きおもてをふり/蜻蛉(中)」
[可能] かける
[慣用] 裏を―・寝首を―・欲を―

かく

かく【角】
(1) a square (四角);→英和
an angle (角度).→英和
(2) a bishop (将棋の).→英和

かく

かく【各】
each;→英和
every;→英和
various (種々の).→英和

かく

かく [1] 【佳句】
よい詩句。すぐれた俳句。

かく

かく【格】
rank;→英和
status;→英和
standing (地位);→英和
capacity (資格);→英和
《文》the case.→英和
〜が上(下)がる rise (fall) in rank.〜が違う belong to a different class.

かく

かく【核】
(1) a kernel;→英和
a core;→英和
a stone (果実の).→英和
(2) a nucleus (原子核).→英和
〜の nuclear <umbrella> .→英和
‖核エネルギー nuclear energy.核家族 a nuclear family.核拡散防止条約 a nuclear non-proliferation treaty.核シェルター a nuclear shelter.核実験 a nuclear test.核戦争 a nuclear war.核燃料 nuclear fuel.核爆弾 a nuclear bomb.核爆発 a nuclear explosion.核反応 a nuclear reaction.核武装 nuclear armament.核物理学 nuclear physics.核分裂(融合) nuclear fission (fusion).核兵器 a nuclear weapon;a nuke.核兵器(未)所有国 a (non-)nuclear power.

かく

かく【欠く】
(1) lack;→英和
be lacking[wanting] <in> ;be missing;be short of.(2) fail <in> (怠る);→英和
neglect.→英和
〜べからざる indispensable <to> ;→英和
essential <to> .→英和
義理を〜 fail in social obligations.

かく

か・く 【掛く・懸く・繋く】
■一■ (動カ四)
(1)かける。つなぐ。「馬にこそふもだし―・くもの/万葉 3886」
(2)構える。組む。編む。「八重の組垣―・かめども/日本書紀(武烈)」
(3)結ぶ。締める。「黒き色には赤き物をたふさきに―・き/宇治拾遺 1」
(4)賭けをする。「押し出して―・きたりければ,はやくかきおほせて/著聞 12」
■二■ (動カ下二)
⇒かける

かく

かく【画[文字]】
a stroke.→英和
5 画の漢字 a character of five strokes.

かく

かく [0][2] 【格】
(1)そのものの値打ちによってできた段階・位・身分・等級など。「―が違う」「―が上がる」
(2)きまり。法則。規則。方式。「凡(オヨソ)世間出世の―をこえて―にあたるにあたらずと云事なし/沙石 10」
(3)やりかた。手段。流儀。「江戸の―にて盃をさしたるおやまを/滑稽本・膝栗毛 5」
(4)〔case〕
文法で,名詞・代名詞などが,文中で他の語に対してもつ関係。日本語では,「が・の・に・を」などの格助詞が格の関係を示す。また印欧語では,語形変化や前置詞によってそのような関係を示す。例えばラテン語には,主格・呼格・属格・与格・対格・奪格の六つの格がある。
(5)〔論〕
〔figure〕
三段論法で,大小両前提に含まれる中概念の位置によって分類される四種の形式。
(6)律令制下で,律令の規定を改めるために出された臨時の法令。きゃく。

かく

か・く [1] 【書く・描く・画く】 (動カ五[四])
〔「掻く」と同源〕
(1)文字・記号・絵画・図形を物の表面に記す。
 (ア)文字・記号を記す。《書》「鉛筆で字を―・く」「日記を―・く」
 (イ)絵画・図形を表す。《描・画》「画用紙に絵を―・く」「トンビが輪を―・いて飛ぶ」「菅の根を衣に―・き付け着せむ児もがも/万葉 1344」
(2)ある思想内容を文章にする。《書》「恩師に手紙を―・く」「小説を―・く」
[可能] かける

かく

か・く [1] (動カ五[四])
〔「掻く」と同源〕
(1)体内にある汚いもの,好ましくないものを外に出す。「走ったものだから汗を―・いた」「いびきを―・く」「恥を―・く」
(2)好ましくないことをする。「ほえづら―・くな」「べそを―・く」

かく

か・く 【駆く・駈く】 (動カ下二)
⇒かける

かく

か・く 【賭く】 (動カ下二)
⇒かける

かく

かく [1] 【確】 (ト|タル)[文]形動タリ
たしかであるさま。はっきりしているさま。「―たる証拠がない」「―とした方針がたたない」「―たる信念をもつ」

かく

かく [1] 【斯く】 (副)
(1)このように。このとおり。こう。「―言う私は」「―のごとき惨状」
(2)(「かくも」の形で)これほど。これほどまで。
→かくも
(3)副詞「と」と呼応して用いられる。このように。「とにも―にも」「とやあらん―やあらん」
(4)副詞「か」と呼応して用いられる。このように。「かに―に」「かにも―にも」
→かくして
→かくて

かく

かく クワク [1] 【郭】
(1)城,とりで,都などのかこい。くるわ。
(2)遊里。花街。いろまち。くるわ。

かく

かく [1][2] 【核】
(1)〔物〕 原子核のこと。
(2)〔物〕 気体の凝縮や液体の沸騰,また液体中から結晶が生成する時などに,その液滴・気泡・微結晶を作り出す最初のきっかけとなるもの。
(3)〔化〕 錯化合物において,その中心となる原子。核原子。
(4)〔化〕 有機環式化合物の環形結合をつくっている部分。ベンゼン核など。
(5)〔生〕 真核生物の細胞内にあって,核膜に包まれ,遺伝物質を内蔵する球状構造のもの。主に DNA とタンパク質との複合体から成る。一から数個の核小体をもち,細胞の再生と生存に不可欠。細胞核。
(6)核兵器のこと。「―廃絶」
(7)地球の中心核。地球内部の約2900キロメートル以深の部分。鉄・ニッケルなどから成り,液状の外核と固体状の内核とに分けて考えられている。地核。コア。
(8)植物の種子を保護する堅い部分。内果皮が硬化したもの。
(9)真珠の養殖で,母貝の体内に入れる小球。
(10)ものごとの中心となるもの。核心。「組織の―を作る」

かく

かく [1] 【殻】
「電子殻(デンシカク)」に同じ。

かく

かく 【各】 (接頭)
漢語の名詞に付いて,それらの多くのものの一つ一つの意を表す。「―大学」「―部門」

かく

かく [1] 【下矩】
外惑星が太陽の西側九〇度に来ることで,日の出頃に南中する。西矩。西方矩。
⇔上矩
→矩

かく

かく [1] 【覚】
〔仏〕
(1)悟り。仏の智慧。菩提(ボダイ)。
(2)ブッダ。仏。悟った者。

かく

かく クワク [1] 【槨】
棺を収める外箱。また,古墳で,死体を収める空間の囲い。「粘土―」

かく=なる上は

――なる上は
このようになってしまった以上は。

かく=やあらん

――やあらん
このようであろう。

かく−

かく−【隔−】
every other[second].隔日(週,年) every other day (week,year).

かくあげ

かくあげ [0] 【格上げ】 (名)スル
それまでより高い地位・等級に進めること。
⇔格下げ
「出張所を支社に―する」

かくあげ

かくあげ【格上げ】
promotion.〜する promote.→英和

かくあみ

かくあみ [0] 【角網】
定置網の一種。箱形の袋網と,垣網とを丁字型に敷設するもの。ニシン・サケ漁に用いる。

かくあんどん

かくあんどん [3] 【角行灯】
四角形の置きあんどん。

かくい

かく・い [2] 【角い】 (形)
四角だ。かどばっている。「―・い帯を締めた男/俳諧師(虚子)」

かくい

かくい【隔意】
estrangement.→英和
〜ない(なく) unreserved(ly);→英和
frank(ly).→英和

かくい

かくい [1] 【各位】
二人以上の人を対象にして,それぞれの人に敬意を表す語。みなさまがた。「父兄―」

かくい

かくい [1][2] 【隔意】
へだたりのある気持ち。打ち解けない気持ち。遠慮。「―なく話し合う」

かくい

かくい [1] 【客意】
異郷での物思い。旅情。客思。「―つのる」「―を詠む」

かくい

かくい [1] 【客衣】
旅行用の衣類。旅装。たびごろも。

かくい

かくい【各位】
all[every one]of you;[手紙で]Dear Sirs;Gentlemen.

かくいがく

かくいがく [3] 【核医学】
放射性同位体を用いて診断や癌などの治療を行う医学の一分野。

かくいし

かくいし [0] 【角石】
四角に切った石。

かくいち

かくいち 【覚一】
(?-1371) 南北朝時代の琵琶法師。一方(イチカタ)流。平家物語の詞章の整理統一に多大の功績をあげ,平曲中興の祖といわれる。盲人の職業組織である当道の形成にも貢献した。明石覚一。

かくいつ

かくいつ クワク― [0] 【画一】
個々の性質や事情は重視せず,全体を一様にそろえること。「―化する」「天下の議論を―ならしめんと欲する勿れ/文明論之概略(諭吉)」

かくいつ

かくいつ【画一】
uniformity.〜的 uniformed;→英和
standardized.‖画一主義 standardization.

かくいつてき

かくいつてき クワク― [0] 【画一的】 (形動)
何もかも一様にそろえるさま。一つの枠にはめこむさま。「―な教育」

かくいどり

かくいどり カクヒ― [2] 【蚊食い鳥】
蝙蝠(コウモリ)の異名。[季]夏。

かくいん

かくいん [0] 【客員】
⇒きゃくいん(客員)

かくいん

かくいん【各員】
every one;(each and) all.→英和

かくいん

かくいん [0] 【閣員】
内閣を組織する各大臣。閣僚。

かくいん

かくいん [1] 【各員】
めいめい。おのおのの人。各人。ひとりひとり。「―一層奮励努力せよ」

かくう

かくう [0] 【架空】 (名・形動)
(1)空中にかけわたすこと。「―電線」
(2)事実に基づかず,想像によって作る・こと(さま)。「―の人物」「―な事を宛にして心配する/浮雲(四迷)」

かくう

かくう【架空の】
(1) imaginary;→英和
fictitious (空想の).→英和
(2) overhead (空中にかけた).→英和
‖架空線 an overhead wire.架空名義 a fictitious name.

かくうえ

かくうえ [0] 【格上】
地位や格式が上であること。
⇔格下
「―の相手」

かくうさくどう

かくうさくどう [4] 【架空索道】
⇒ロープ-ウエー

かくうせん

かくうせん [0] 【架空線】
支持物によって,空中にかけわたした電線。

かくうちせん

かくうちせん [4] 【架空地線】
雷の直撃から送電線を守ったり,雷雲による誘導雷発生を減少させるために,鉄塔の頂部に架設する接地線。

かくうん

かくうん 【覚運】
(953-1007) 平安後期の天台宗の僧。念仏・密教に通ずる。比叡山東谷檀那院に住し,その門流は檀那流と呼ばれて,源信の恵心流と並ぶ天台宗二大流派となった。

かくうんどうりょう

かくうんどうりょう [5] 【角運動量】
質点の運動量と原点からの距離との積。剛体では慣性モーメントと角速度の積で表される物理量。回転している物体に外力が働かなければ角運動量は変化しない(角運動量保存の法則)。運動量のモーメント。

かくうケーブル

かくうケーブル [4] 【架空―】
空中に張ったケーブル。またそれを利用する運搬方式。

かくえき

かくえき [1][0] 【各駅】
それぞれの駅。

かくえき

かくえき [0] 【赫奕】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
光り輝くさま。かくやく。「錦の御帯金色―たりしとかや/風流仏(露伴)」
■二■ (名・形動ナリ)
物事の盛んな・こと(さま)。「王威―の極に達し/文明論之概略(諭吉)」

かくえき

かくえき [2] 【核液】
細胞の核を満たす液状物質。

かくえき

かくえき【各駅停車の列車】
a local (train);→英和
<米> a way train.

かくえきていしゃ

かくえきていしゃ [5] 【各駅停車】
運転区間のすべての駅にとまる列車。

かくえり

かくえり [0] 【角襟】
(1)和服で,方形の襟。道行などの襟。
(2)「方領(ホウリヨウ)」に同じ。

かくえん

かくえん [0] 【隔遠】 (名)スル
遠くへだたること。「行こと遠して海いよ��―す/伊沢蘭軒(鴎外)」

かくえん

かくえん [0] 【赫焉】 (ト|タル)[文]形動タリ
火が赤々と燃えるさま。光り輝くさま。「藁屑(ワラクズ)も,―として燃えざるはなし/自然と人生(蘆花)」

かくおう

かくおう [3] 【覚王】
〔仏〕 仏の尊称の一。

かくおうだん

かくおうだん [3] 【核黄疸】
新生児期に血液中のビリルビンの量が異常に増えて重度の黄疸を呈し,ピルビリンが大脳基底核などに沈着して神経障害を起こす疾患。生存しても脳性小児麻痺や難聴などの後遺症が残る。

かくおち

かくおち [0] 【角落ち】
将棋で,上手(ウワテ)が角行なしのハンディキャップをつけて対局すること。

かくおとし

かくおとし [3] 【角落(と)し】
両側の柱に縦溝を刻み,角材を積み重ねてはめ込み,堰(セキ)としたもの。角材を抜き差しして水位を調節する。角落とし堰。

かくおび

かくおび [0] 【角帯】
幅の狭いかたい男帯。普通,長さ約4メートル,幅約18センチメートルに織った帯地を二つ折りにして仕立てる。博多織・小倉織などが多い。

かくか

かくか [0] 【角化】 (名)スル
「角質化」に同じ。

かくか

かくか [1] 【格花】
⇒かくばな(格花)

かくか

かくか [1] 【核果】
⇒かっか(核果)

かくかい

かくかい クワククワイ 【郭隗】
中国,戦国時代の政治家。燕の昭王が人材を求めた時にこたえた「まず隗より始めよ」の言で有名。生没年未詳。かっかい。
→隗より始めよ

かくかい

かくかい【各界】
various circles.

かくかい

かくかい [0] 【角界】
相撲の社会。角力(スモウ)界。かっかい。

かくかい

かくかい【各階(にとまる)】
(stop at) every floor.

かくかい

かくかい [1][0] 【各界】
職業・職務などによってできているそれぞれの社会。かっかい。「―の名士が集まる」

かくかく

かくかく [1][0] 【斯く斯く】 (副)
内容を具体的に表さず省略して言う時に用いる語。こうこう。かようかよう。「―の事情」「理由は―しかじかである」

かくかく

かくかく [0] 【赫赫】
⇒かっかく(赫赫)

かくかくさんぼうしじょうやく

かくかくさんぼうしじょうやく カククワクサンバウシデウヤク 【核拡散防止条約】
⇒核不拡散条約(カクフカクサンジヨウヤク)

かくかしょう

かくかしょう [0] 【角化症】
角質層が肥厚する皮膚病の総称。タコやウオノメなど。角皮症。

かくかそう

かくかそう [3] 【角化層】
⇒角質層(カクシツソウ)

かくかそうよう

かくかそうよう カククワサウヤウ [1] 【隔靴掻痒】
⇒かっかそうよう(隔靴掻痒)

かくかぞく

かくかぞく [3] 【核家族】
〔nuclear family〕
一組の夫婦と未婚の子だけから成る家族。アメリカの人類学者マードック(G. P. Murdock (1897- ))によって人類社会に普遍的に存在すると主張された。
→拡大家族

かくかん

かくかん [0] 【客観】
⇒きゃっかん(客観)

かくが

かくが [1] 【鶴駕】
〔周の霊王の太子晋が仙人となり白い鶴に乗って去ったという「列仙伝」の故事から〕
(1)皇太子の車。
(2)仙人の乗り物。

かくがい

かくがい [2] 【閣外】
内閣の構成員に入っていないこと。内閣の外。
⇔閣内

かくがい

かくがい [2][0] 【格外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一定の標準にあわないこと。なみはずれていること。また,そのさま。「自分に―な果報の向いて来たことは/小公子(賤子)」
(2)一定基準より質が悪いこと。規格品外。また,その品物。

かくがい

かくがい【閣外相】
a minister out of the Cabinet.

かくがい

かくがい クワクグワイ [2] 【郭外・廓外】
(1)くるわのそと。
(2)囲いのそと。
⇔郭内

かくがい

かくがい【格外の】
extraordinary;→英和
unusual.→英和

かくがいいでんし

かくがいいでんし カクグワイヰデンシ [5] 【核外遺伝子】
⇒プラズマジーン

かくがいきょうりょく

かくがいきょうりょく [5] 【閣外協力】
党員を閣僚として入閣させていない政党が,政策協定などにより内閣に協力すること。

かくがいでんし

かくがいでんし カクグワイ― [5] 【核外電子】
原子核のまわりをとり囲んでいて,原子核とともに原子を構成する電子。

かくがた

かくがた [0] 【核型】
各生物の種に固有な,染色体の数および形態による類型。

かくがた

かくがた [0] 【角形】
四角な形。方形。

かくがっこ

かくがっこ [3] 【角括弧】
文章表記・印刷に用いる括弧の一種。角型の括弧。[ ] や ⊂ ⊃ など。ブラケット。

かくがのとり

かくがのとり 【覚賀の鳥】
ミサゴの古名。かくがとり。

かくがり

かくがり【角刈り】
a crew cut.

かくがり

かくがり [0] 【角刈(り)】
男子の頭髪の刈り方。また,その髪形。周囲を短く,上を平らに,全体を角張った感じに見えるように刈る。

かくがん

かくがん [2] 【角岩】
⇒チャート(chert)

かくがん

かくがん [0] 【擱岸】
船舶が誤って海岸に乗り上げること。

かくがん

かくがん [0] 【擱岩】
船舶が誤って岩礁に乗り上げること。

かくき

かくき [1] 【客気】
⇒かっき(客気)

かくき

かくき クワク― 【郭煕】
中国北宋の画家。宋初の李成に私淑し,北方系山水画の様式を確立。「林泉高致」を著し,山水画の基本形式である三遠の法則を確立。生没年未詳。

かくきょ

かくきょ クワク― 【郭巨】
中国,後漢の人。二十四孝の一人。家が貧しく老母が減食するのをみて,一子を埋めようと穴を掘ったところ黄金が出て,その上に「天,孝子郭巨に賜う」と書いてあったという。

かくきょう

かくきょう [0] 【客郷】
⇒かっきょう(客郷)

かくきょせい

かくきょせい 【赫居世】
伝説上の新羅(シラギ)の始祖。姓は朴(ボク)氏。紀元前一世紀の半ばに辰韓(シンカン)の六氏族の王に推され居世干と称したという。

かくきょへい

かくきょへい クワク― 【霍去病】
(前140頃-前117) 中国,前漢の武帝時代の名将。叔父の衛青(エイセイ)とともに匈奴(キヨウド)をゴビ砂漠の北に駆逐。大司馬に任ぜられたが,二四歳で病死。

かくきょり

かくきょり [3] 【角距離】
〔天〕 二点間の距離を,観測点からその二点に対する二つの半直線の成す角度で表したもの。

かくぎ

かくぎ【閣議】
a Cabinet council[meeting].

かくぎ

かくぎ [1] 【格技】
一対一で組み合ったり,手足で打ち合ったりして,勝負を決する競技。柔道・レスリングなど。格闘技。体技。

かくぎ

かくぎ [1] 【閣議】
内閣がその職権を行うに際し,その意思を決定するために開く会議。内閣総理大臣が主宰する。秘密会で,議事は全会一致で決せられるのが通例。

かくぎ

かくぎ [1] 【角技】
相撲のこと。

かくぎけってい

かくぎけってい [4] 【閣議決定】
実務上行われている内閣の意思決定の一形式。憲法または法令に定められた法律案・政令・予算など内閣の職務権限として明示された事項および他の重要な事項について行われる。

かくぎょう

かくぎょう [0] 【角行】
将棋の駒の一。斜め方向に自由に動け,成ると竜馬(リユウメ)といい,さらに前後左右に一間ずつ動けるようになる。飛車とともに大駒という。角。かくこう。かっこう。

かくぎょうほうしんのう

かくぎょうほうしんのう カクギヤウホフシンワウ 【覚行法親王】
(1075-1105) 白河天皇の皇子。仁和寺第三代門跡。法名覚念,のち覚行。1099年親王宣下を受け,法親王の初めとされる。

かくぎり

かくぎり [0] 【角切り】
物を立方体に切ること。また,切ったもの。「―の大根」

かくぎんこう

かくぎんこう [0][3] 【角銀鉱】
塩化銀から成る鉱物。立方晶系。角状の塊で透明ないし半透明,樹脂光沢がある。灰緑色などの色を呈し,光にさらされると暗化する。銀鉱床の酸化帯に産する。銀の原料鉱石。

かくぐう

かくぐう [0] 【客寓】 (名)スル
客となって身を寄せること。また,その家・宿。きゃくぐう。

かくげつ

かくげつ [2][0] 【客月】
先月。前月。後(アト)の月。

かくげつ

かくげつ [1] 【各月】
毎月。つきづき。

かくげつ

かくげつ [0] 【隔月】
ひと月おき。「―に刊行する」「―配本」

かくげつ

かくげつ【隔月】
every other month.〜の bimonthly.→英和
⇒隔−.

かくげん

かくげん [0] 【確言】 (名)スル
はっきり言い切ること。また,その言葉。「―を得る」「―を避ける」「此の如く―せば誠に其大意を述べよ/世路日記(香水)」

かくげん

かくげん【格言】
a wise saying;a maxim.→英和

かくげん

かくげん 【覚彦】
(1639-1702) 江戸中期の真言宗の僧。初名,雲農,のち浄厳。河内の人。新安祥寺流の祖。徳川綱吉の帰依を受け,江戸湯島に霊雲寺を開く。悉曇(シツタン)学の復興にも寄与。弟子に契沖らがいる。著「法華秘略要鈔」

かくげん

かくげん [0][2] 【格言】
短い言葉で,人生の真理や処世術などを述べ,教えや戒めとした言葉。「石の上にも三年」「沈黙は金」など。金言。

かくげん

かくげん【確言】
affirmation.〜する affirm;→英和
assert.→英和

かくこ

かくこ 【覚挙】
律令制で,官人が公務上の過失を自ら申し出ること。発覚以前であれば,原則として免責された。

かくこ

かくこ [1] 【各戸】
⇒かっこ(各戸)

かくこう

かくこう [1] 【各校】
それぞれの学校。かっこう。

かくこう

かくこう [0] 【角行】
⇒かくぎょう(角行)

かくこう

かくこう クワククワウ 【霍光】
(?-前68) 前漢の政治家。霍去病(カクキヨヘイ)の異母弟。字(アザナ)は子孟。武帝に仕え,その遺詔により幼主昭帝を補佐。昭帝の死後,宣帝を擁立,娘を皇后にし20年間にわたり政権を掌握,一族は尊貴を極めたが,その死後,皆殺しにされた。

かくこく

かくこく [1] 【各国】
⇒かっこく(各国)

かくご

かくご【覚悟】
preparedness;resolution (決心);→英和
resignation (あきらめ).→英和
〜する be prepared[ready] <for> ;be resolved <to do> ;be resigned.

かくご

かくご [1][2] 【覚悟】 (名)スル
(1)危険な状態や好ましくない結果を予想し,それに対応できるよう心構えをすること。「決死の―」「危険は―の上だ」「―はできている」
(2)〔仏〕 悟りを開くこと。
(3)知ること。「郎従小庭に伺候の由,全く―仕らず/平家 1」
(4)覚えること。「本歌を―す/徒然 238」
(5)観念すること。あきらめること。「がつきめ,御意ぢや―せい/狂言・武悪」

かくご

かくご 【恪勤】
「かくごん」の撥音「ん」の無表記。「一の人の御もとに―して候ひけるに/宇治拾遺 1」

かくご

かくご [0] 【客語】
⇒きゃくご(客語)

かくご=の前

――の前
前もって十分に覚悟していること。覚悟の上。「これらはもとより―にて侍れば/平治(上・古活字本)」

かくごしゃ

かくごしゃ 【恪勤者】
「かくごん(恪勤){(2)}」に同じ。かくごんしゃ。「健児童(コンデイワラワ)もしは―などにて召しつかはれけるが/平家 1」

かくごん

かくごん 【恪勤】 (名)スル
(1)忠実に職務に励むこと。かくご。「―のうすさにけふばかりは慰め侍るを/狭衣 1」
(2)平安時代,禁中・院・貴族に仕え,警護や雑役を勤める下級の武士の称。また,鎌倉時代,宿直を勤める番衆の類の称。恪勤者。かくごしゃ。「陣の―の者共/今昔 28」

かくさ

かくさ【格差】
a difference <in quality,price> ;→英和
<wage> differentials;a gap.→英和

かくさ

かくさ [1] 【格差】
同類のものの間における,価格・資格・等級・水準などの差。「―が拡大する」「―が生じる」「賃金―」

かくさ

かくさ [1] 【較差】
〔「こうさ(較差)」の慣用読み〕
(1)最高と最低,または最大と最小との差。
(2)〔気〕 定期間内における観測値の最高と最低との差。日較差・年較差など。

かくさい

かくさい [0] 【客歳】
去年。昨年。客年。きゃくさい。

かくさい

かくさい [0] 【隔歳】
一年おき。隔年。

かくさく

かくさく クワク― [0] 【画策】 (名)スル
計画を立てその実現に努めること。謀(ハカリゴト)を巡らすこと。多く,好ましくないという気持ちを込めて使う。策動。「裏面で―する」

かくさく

かくさく【画策する】
plan;→英和
scheme.→英和

かくさげ

かくさげ【格下げ】
demotion.〜する demote.→英和

かくさげ

かくさげ [0] 【格下げ】 (名)スル
それまでより低い地位・等級に落とすこと。
⇔格上げ
「係長に―される」

かくささつ

かくささつ [3] 【核査察】
国際原子力機関が行う,各国原子力施設の査察。核不拡散条約に加盟する非核保有国は受け入れの義務をもつ。

かくさつ

かくさつ 【格殺・挌殺】 (名)スル
なぐり殺すこと。手で打ち殺すこと。「―して以て後悪を徴すべし/三代格 20」

かくさま

かくさま 【斯く様】 (形動ナリ)
このよう。こんな状態。「世の中の常の理―になり来にけらし/万葉 3761」

かくさん

かくさん クワク― [0] 【拡散】 (名)スル
(1)ひろがりちること。「放射性物質が大気中に―する」
(2)〔物〕
〔diffusion〕
濃度分布の異なる混合物が平衡状態に近づくにつれてその濃度分布が一様になってゆく現象。

かくさん

かくさん 【各盞】
酒宴で各自が自分の杯で酒を飲むこと。また,その杯。杯の応酬をしない。「成るもならぬも―で,と取りの盃面々に/浄瑠璃・合邦」

かくさん

かくさん【拡散】
diffusion;→英和
spread.→英和

かくさん

かくさん【核酸】
《生化》nucleic acid.

かくさん

かくさん [0] 【核酸】
塩基・糖・リン酸から成るヌクレオチドが長い鎖状に結合した高分子物質。糖の部分がデオキシリボースであるデオキシリボ核酸( DNA )とリボースであるリボ核酸( RNA )に大別され,生物の増殖をはじめとする生命活動の維持に重要な働きをする。ヌクレイン酸。

かくさんはっこう

かくさんはっこう [5] 【核酸発酵】
微生物を利用して核酸およびその関連物質を大量に生産する方法。イノシン酸(鰹節(カツオブシ)のうま味の成分)やグアニル酸(椎茸のうま味の成分)などの食品添加物や医薬品を製造する。

かくさんポンプ

かくさんポンプ クワク― [5] 【拡散―】
真空ポンプの一種。ある程度真空にした容器中で,水銀・油などの作動液を加熱蒸発させてノズルから噴出させ,排気しようとする系からの気体分子をその蒸気の噴流により捕捉し,補助ポンプによって排気して高真空を得るもの。

かくざ

かくざ【擱坐する】
run aground.

かくざ

かくざ [0][1] 【擱座】 (名)スル
(1)船舶が座礁して動けなくなること。
(2)戦車などが破壊されて,動けなくなること。

かくざい

かくざい [0][2] 【角材】
断面が四角形の,木材や石材。

かくざい

かくざい クワク― [0] 【拡材】
〔「拡張材料」の略〕
販売拡張のための器具・景品など。

かくざい

かくざい【角材】
square timber.

かくざとう

かくざとう【角砂糖】
cube[lump]sugar.

かくざとう

かくざとう [3] 【角砂糖】
小形の立方体に固めた白砂糖。

かくざら

かくざら [0] 【角皿】
四角形の皿。

かくし

かくし [1] 【核子】
〔nucleon〕
原子核を構成する素粒子である陽子と中性子の総称。

かくし

かくし [1] 【核糸】
⇒染色糸(センシヨクシ)

かくし

かくし [1] 【客思】
旅先での物思い。旅情。客意。

かくし

かくし [1] 【各誌】
(各雑誌社の)それぞれの雑誌。

かくし

かくし [3] 【隠し】
(1)かくすこと。「―財産」「照れ―」
(2)洋服などの物入れ。ポケット。
(3)外敵に対する防御。守る人。「是を中区(ウチツクニ)の―と為/日本書紀(成務訓)」

かくし

かくし [1] 【各紙】
(各新聞社の)それぞれの新聞。「事件は今朝の―で一斉に報道された」

かくし

かくし [0] 【客死】 (名)スル
旅先で死ぬこと。異国で死ぬこと。きゃくし。「パリで―する」

かくし

かくし クワク― 【画指】
古代,無筆の者が文書に食指を置き,その先端と各関節の位置を黒点でしるし署名の代わりとしたもの。

かくし

かくし [1] 【各氏】
それぞれの方(カタ)。諸氏。

かくしあじ

かくしあじ [3] 【隠し味】
酒・味醂・味噌その他の調味料を少量加え,その調味料の味は表面に出さず全体の味を引き立たせる効果をあげる調味方法。また,その調味料。

かくしいしょう

かくしいしょう [4] 【隠し衣装】
(1)表を質素に見せて,裏などを華美・豪華にした衣装。1683年に出た衣裳法度(ハツト)以降生じた風潮。
(2)江戸時代,よそに預けておき,遊里に行く時などに着替えた衣服。

かくしえ

かくしえ [3] 【隠し絵】
絵の中に,さらに他の絵を一見それと気づかないように描き込んだもの。さがし絵。

かくしおとこ

かくしおとこ [4] 【隠し男】
秘密の愛人。情夫。隠し夫(ヅマ)。「宿下りして―に逢ふ時は/浮世草子・一代女 4」

かくしおんな

かくしおんな [4] 【隠し女】
ひそかに囲っておく女。情婦。隠し妻。

かくしがね

かくしがね [0][3] 【隠し金】
(1)隠し持っている金銭。
(2)外から見えないように付けた金具。隠し釘など。

かくしがまえ

かくしがまえ [4] 【匸構え】
漢字の構えの一。「匹」「區」「匿」などの「匸」の部分。区切る,隠す,囲うなどの意を表す文字を作る。
→はこがまえ

かくしき

かくしき【格式】
status;→英和
formality (法式).→英和
〜ばる stick to formalities.

かくしき

かくしき [0] 【格式】
(1)社会的に格付けされた身分・階層などに応じた生活上のしきたりや礼儀作法。また,身分・家柄。「―を重んじる」
(2)身分や家柄によって決められていた儀式などについての決まり。「―をしらず,礼儀を存ぜざるはおほし/沙石(一〇・古活字本)」
(3)和歌などの作法上のきまり。
(4)
⇒きゃくしき(格式)

かくしきばる

かくしきば・る [5] 【格式張る】 (動ラ五[四])
礼儀・作法などを重んじて,堅苦しく振る舞う。「―・った挨拶」

かくしぎ

かくしぎ クワク― 【郭子儀】
(697-781) 中国,唐の武将。諡(オクリナ)は忠武。朔方節度使となり,李光弼(リコウヒツ)とともに安史の乱を鎮定,のち吐蕃(トバン)の侵入を退けた。太尉中書令となる。

かくしくぎ

かくしくぎ [3] 【隠し釘】
外から見えないように打った釘。しのびくぎ。

かくしげい

かくしげい [3] 【隠し芸】
〔普段は人に見せない意から〕
宴会などで座興に演ずる素人の芸。「―を披露する」

かくしげい

かくしげい【隠し芸】
<do> a parlor trick.

かくしげしょう

かくしげしょう [4] 【隠し化粧】
目立たぬ程度のごく薄い化粧。

かくしことば

かくしことば [4] 【隠し言葉・隠し詞】
仲間内だけで通じる言葉。隠語。符牒(フチヨウ)。

かくしご

かくしご [3] 【隠し子】
正妻でない女の生んだ子。世間に隠して生んだ子。私生児。

かくしご

かくしご【隠し子】
a love-child.

かくしごと

かくしごと [0][5] 【隠し事】
他人に隠している事柄。秘事。秘密。「親に―をする」

かくしごと

かくしごと【隠し事】
a secret.→英和

かくしじつけ

かくしじつけ [4] 【隠し躾】
裁縫で,きせを押さえるしつけ。表と同色の糸で,ごく小さな針目が出るようにする。着る時にも取らない。

かくした

かくした [0] 【格下】
地位や格式が下であること。
⇔格上

かくしだ

かくしだ 【隠し田】
⇒おんでん(隠田)

かくしだい

かくしだい [3] 【隠し題】
和歌・連歌・俳諧で,歌・句の主題と関係なく,事物の名を隠して詠み込むこと。
→物名(ブツメイ)((モノノナ))

かくしだて

かくしだて [0] 【隠し立て】 (名)スル
人に知られないようことさらに隠すこと。「何か―している」

かくしだて

かくしだて【隠しだてをする】
keep <a matter> secret.〜をしない be frank.

かくしだぬき

かくしだぬき 【隠狸】
狂言の一。捕らえた狸を主人に召し上げられそうになった太郎冠者が,売りに行った市で主人に見つかり,懸命に隠すが取られてしまう。

かくしだま

かくしだま [0] 【隠し球】
(1)野球のトリック-プレーの一。野手がボールをグローブに隠し,知らずに塁を離れた走者にタッチしてアウトにするプレー。
(2)交渉事などで,不利な局面に備えて最後まで隠しておくもの。切り札。

かくしつ

かくしつ【角質の】
horny;→英和
corneous.角質化 cornification.

かくしつ

かくしつ【確執】
discord <between> ;→英和
(a) strife.→英和

かくしつ

かくしつ [0] 【鶴膝】
(1)足の肉が落ちてツルの足のようにやせ細り,歩けなくなる病気。鶴膝風(カクシツプウ)。「かの親王―の御病ありて/正統記(後醍醐)」
(2)書道で,漢字の縦棒「亅」のはねた部分がとがり,伸びたもの。永字八法中の趯(テキ)の病としてきらわれる。
→永字八法
(3)五言詩の第一句・第三句の各五字目に同声の字を用いること。詩八病の一つとして避けるべきこととされた。

かくしつ

かくしつ [0] 【角質】
鱗(ウロコ)・毛・角・嘴(クチバシ)などを形成する,タンパク質のケラチンから成る物質。爬虫類以上の脊椎動物の表皮の部分を成し,身体を保護する。

かくしつ

かくしつ [0] 【核質】
細胞核の,核膜に包まれた原形質の総称。核液・染色質・仁・小顆粒などから成る。
→細胞質

かくしつ

かくしつ [0] 【確執】 (名)スル
お互いに自分の意見を主張して譲らないこと。また,そのために起こる不和。かくしゅう。「自分の意見に―する」「―が生じる」

かくしつ

かくしつ [0] 【革質】
植物の表皮などにみられる,革のような硬さをもつ物の性質。

かくしつか

かくしつか [0] 【角質化】 (名)スル
脊椎動物の表皮細胞に角質が沈着する現象。細胞は硬化して死ぬ。角化。

かくしつそう

かくしつそう [4] 【角質層】
皮膚の最外層。ケラチンを含む,核のない扁平細胞の重なりから成る。垢(アカ)は,その剥離したもの。角層。角化層。

かくしづま

かくしづま 【隠し夫】
「隠し男(オトコ)」に同じ。

かくしづま

かくしづま 【隠し妻】
「隠し女(オンナ)」に同じ。

かくして

かくして [1] 【斯くして】
■一■ (副)
こうして。このようにして。「事件は―無事解決した」
■二■ (接続)
先行の話題をふまえて,その結果や続きを述べ進めるときに用いる。「―,条約は結ばれるに至った」

かくしど

かくしど【隠し戸】
a secret[trap]door.

かくしどころ

かくしどころ [4] 【隠し所】
(1)物を隠す場所。秘密の所。
(2)隠すべき所。陰部。「裸なる法師の―も打出だして/今物語」

かくしどり

かくしどり [0] 【隠し撮り】 (名)スル
相手に気づかれないように撮影すること。盗み撮り。「現場を―される」

かくしどり

かくしどり【隠し撮り】
a sneak shot.

かくしな

かくしな [3] 【隠し名】
本名を人に知られないようにつけた名。変名・筆名など。

かくしぬい

かくしぬい [3][0] 【隠し縫い】
布の表に縫い目が出ないように縫うこと。

かくしねんぶつ

かくしねんぶつ [4] 【隠し念仏】
〔仏〕 本願寺と幕府により異端とされたため,秘密裏に行われた念仏信仰の総称。土蔵など秘密の場所に集まって,神秘体験を中核にすえた儀式を行う。密教等の影響を受けたとされるが,基本的には真宗の伝統的信仰形態から派生した。江戸時代に各地で発生し,岩手県南部などで今も存続する。
→隠れ念仏

かくしばいじょ

かくしばいじょ 【隠し売女】
江戸時代,公許の遊郭以外の場所で営業した売春婦。夜鷹・総嫁(ソウカ)など。隠れ売女。

かくしぶみ

かくしぶみ 【隠し文】
(1)秘密の手紙。「恋路にまよふ―/曾我 8」
(2)匿名の手紙。

かくしぼうちょう

かくしぼうちょう [4] 【隠し包丁】
料理で,盛りつけた時に見えない所に包丁目を入れること。食べやすくしたり,火の通りをよくするために行う。

かくしぼくろ

かくしぼくろ 【隠し黒子】
相愛の男女が心中だてに,人目につかない所に彫る入れ黒子。「手首に―せし長者町の吉さまに似て/浮世草子・一代女 6」

かくしまち

かくしまち 【隠し町】
隠し売女のいる町。寺の門前などにあった。私娼窟(クツ)。「墓桶を下げて見とれる―/柳多留(初)」

かくしまど

かくしまど [4] 【隠し窓】
細い格子をつけたりして,外から内部の様子が見えないように作ってある窓。

かくしむすび

かくしむすび 【隠し結び】
結髪で,元結(モトユイ)・紐などが外から見えないように結ぶこと。「―の浮世髻(モトユイ)/浮世草子・一代女 1」

かくしめつけ

かくしめつけ [4] 【隠し目付】
江戸時代,幕府の目付の命を受けて,秘かに諸大名の動静や旗本の行状などを調査・監視する役目。また,その者。忍び目付。隠密(オンミツ)。

かくしもく

かくしもく [3] 【革翅目】
昆虫の分類上の一目。世界で約一三〇〇種,日本で二〇種前後が知られる。体長1〜3センチメートル。前ばねは革質で短小,後ろばねは半円形で大きいが,全く退化した種もある。尾端に角質で,動く鋏(ハサミ)を備える。多く夜行性。革翅類。ハサミムシ類。

かくしもん

かくしもん [3] 【隠し紋】
替え紋。また,目立たないところにつけた紋。

かくしゃ

かくしゃ [1] 【覚者】
〔仏〕
〔梵 buddha(仏陀)の意訳〕
真理を悟っている者。自ら悟り,他者を悟らせる者。

かくしゃ

かくしゃ [1] 【客舎】
宿屋。旅館。はたごや。きゃくしゃ。

かくしゃ

かくしゃ [0] 【客車】
「きゃくしゃ(客車)」に同じ。「一二等の―には厚いクッションを敷き/思出の記(蘆花)」

かくしゃく

かくしゃく [0] 【赫灼】 (ト|タル)[文]形動タリ
ひかりかがやくさま。「光明―として輝く/うもれ木(一葉)」

かくしゃく

かくしゃく【矍鑠たる】
hale and hearty;vigorous <in old age> .→英和

かくしゃく

かくしゃく クワク― [0] 【矍鑠】 (ト|タル)[文]形動タリ
年を取っても丈夫で元気なさま。「―たる老人」「まだ―としている」

かくしゅ

かくしゅ【馘首】
⇒解雇,首.‖大量馘首 mass discharge <of workers> .

かくしゅ

かくしゅ【各種の】
various;→英和
all sorts[kinds]of.‖各種学校 a vocational school.

かくしゅ

かくしゅ クワク― [1] 【獲取・攫取】 (名)スル
つかみとること。手に入れること。「巨万の怪利を―す/偽悪醜日本人(雪嶺)」

かくしゅ

かくしゅ [1] 【鶴首】 (名)スル
〔鶴のように首を長くする意から〕
今か今かと待つこと。「―して待つ」

かくしゅ

かくしゅ クワク― [1] 【馘首】 (名)スル
〔首を切る意から〕
雇い主が使用人をやめさせること。解雇。「不景気で―される」

かくしゅ

かくしゅ [1] 【核種】
〔nuclide〕
固有の原子番号・質量数によって区分される原子核。一つの元素には,一般に質量数の異なる数種の核種が存在し,互いに同位核と呼ばれる。

かくしゅ

かくしゅ [1] 【恪守】 (名)スル
つつしんで守ること。

かくしゅ

かくしゅ [1] 【各種】
いろいろな種類。さまざま。種々。諸種。

かくしゅ

かくしゅ [1] 【確守】 (名)スル
しっかりと守ること。「我が独立を―せむ/明六雑誌 16」

かくしゅう

かくしゅう [0] 【客愁】
旅行中の物思い。旅愁。旅情。

かくしゅう

かくしゅう [0] 【確執】 (名)スル
「かくしつ(確執)」に同じ。

かくしゅう

かくしゅう [0] 【隔週】
一週へだてること。一週間おき。

かくしゅう

かくしゅう【隔週】
every other week.⇒隔−.

かくしゅがっこう

かくしゅがっこう [4] 【各種学校】
学校教育法第一条に定める学校(小・中・高校,高専・大学・盲・聾(ロウ)・養護学校・幼稚園)および専修学校以外のもので,学校教育法第八三条に定められ,学校教育に類する教育を行う施設。自動車学校・予備校・珠算・料理・美容・看護・和洋裁などがある。

かくしゅけい

かくしゅけい クワク― 【郭守敬】
(1231-1316) 中国,元の天文学者・数学者。自ら考案した観測器械による実測に基づいて,中国の暦法上最も正確な暦「授時暦」を作る。

かくしょ

かくしょ【各所に】
everywhere;→英和
here and there.

かくしょ

かくしょ [1] 【各所】
あちこち。いたるところ。

かくしょう

かくしょう [1] 【各省】
内閣の統轄下にあって,国の行政を分担する機関。

かくしょう

かくしょう [0] 【膈症】
飲食物が胸に詰まる病気。胃癌・食道癌にあたるという。かくのやまい。「天明の初年,―を患(ウレ)へて千古の人となれり/蘭学事始」

かくしょう

かくしょう [0] 【客将】
客分として遇される大将・将軍。

かくしょう

かくしょう [0] 【鶴氅】
鶴の羽毛で作った衣。つるのけごろも。

かくしょう

かくしょう【確証】
conclusive evidence;a positive proof.〜する prove positively;confirm.→英和

かくしょう

かくしょう [0] 【確証】
たしかな証拠。「―を得る」「―がない」「ついに―をつかんだ」

かくしょうい

かくしょうい [3] 【鶴氅衣】
被布(ヒフ)のような仕立てで,白地に黒く縁を取った服。昔,隠者などが着た。鶴氅布。

かくしょうたい

かくしょうたい [0] 【核小体】
真核生物の細胞核にある,RNA とタンパク質を含む小体。仁(ジン)。

かくしょうだいじん

かくしょうだいじん [5] 【各省大臣】
行政事務を分担する各省の長たる国務大臣。行政大臣。

かくしょうれい

かくしょうれい クワク― 【郭松齢】
(1884-1925) 中華民国の軍人。瀋陽県の人。張作霖(チヨウサクリン)に従い奉天軍内で軍官派を結成。のち張作霖に叛したが敗北,銃殺された。クオ=ソンリン。

かくしょく

かくしょく [0] 【革職】 (名)スル
職を免じること。免職。

かくしらっかん

かくしらっかん [4] 【隠し落款】
書画の中に,一見してわからないように筆者の名や号を記すこと。また,その署名。

かくしん

かくしん [0] 【隔心】
へだてのある心。うちとけない心。きゃくしん。「―をいだく」

かくしん

かくしん【確信】
a conviction;confidence (自信).→英和
〜する believe firmly;be convinced <of,that…> .

かくしん

かくしん【革新】
(an) innovation;→英和
(a) reform.→英和
革新政党 a reformist[progressive](political) party.

かくしん

かくしん [0] 【確信】 (名)スル
かたく信じて疑わないこと。また,その信念。「彼の無実を―する」「―をもって言う」

かくしん

かくしん [0] 【核心】
物事の中心である大切な部分。重要なところ。「事件の―に触れる」「―に迫る」「―を突く」

かくしん

かくしん [0] 【客心】
旅情。客情。きゃくしん。

かくしん

かくしん [0] 【革進】
旧習・旧態を改めて,進歩を図ること。

かくしん

かくしん [0] 【客臣】
外国の使臣。きゃくしん。

かくしん

かくしん [0] 【革新】 (名)スル
〔「革」はあらためる意〕
古くからの習慣・制度・状態・考え方などを新しく変えようとすること。特に,政治の分野で社会体制・政治組織を新しく変えること。また,変えようとする勢力。
⇔保守
「技術―」「保守と―の衝突」

かくしん

かくしん【核心】
the core <of a subject> ;→英和
the point <of an issue> (要点).→英和
〜に触れる get at the heart <of a matter> .→英和

かくしんかんりょう

かくしんかんりょう [5] 【革新官僚】
新官僚に後続して登場した一連の革新的・親軍的経済官僚の称。日中戦争の全面化とともに,企画院にあって経済統制・総動員計画などを立案・推進。

かくしんてき

かくしんてき [0] 【革新的】 (形動)
革新としての性質や傾向を帯びているさま。
⇔保守的
「―な意見」

かくしんどうすう

かくしんどうすう [5] 【角振動数】
振動数に円周率の二倍(一周の角度)を掛けたもの。単に振動数という場合もある。角周波数。

かくしんに

かくしんに 【覚信尼】
(1224-1283) 親鸞の女(ムスメ)。母は恵信尼。親鸞の死後,大谷に廟を建て,以後その子孫が廟を守ることとし,のちの本願寺教団の出発点となった。

かくしんはん

かくしんはん [3] 【確信犯】
道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき,自らの行為を正しいと信じてなされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。

かくしんクラブ

かくしんクラブ 【革新倶楽部】
1922年(大正11)犬養毅を中心に,国民党・無所属倶楽部・憲政会脱会者などが合同して結成した政党。大正末期の護憲運動で活躍し護憲三派連立内閣に参加したが,のち,その大部分が政友会に合流。

かくしボタン

かくしボタン [4] 【隠し―】
表に出ないように付けたボタン。

かくしマイク

かくしマイク【隠しマイク】
a hidden microphone; <俗> a bug.→英和

かくしマイク

かくしマイク [4] 【隠し―】
相手に気づかれないように設置した,盗聴・録音用のマイク。

かくじ

かくじ [1] 【各自】
めいめい。おのおの。「―の自覚にまつ」

かくじ

かくじ [0] 【角字】
(1)(草書に対して)楷書。
(2)(仮名に対して)漢字。
(3)紋所・模様などに用いる四角な字体。

かくじ

かくじ【各自】
each[every]one.⇒めいめい.

かくじききょうめい

かくじききょうめい [5] 【核磁気共鳴】
〔nuclear magnetic resonance〕
磁場中に置かれた磁気モーメントをもつ原子核が,特定の周波数の電磁波を吸収して,エネルギーの低いスピン状態からエネルギーの高いスピン状態に移り変わること。吸収される電磁波の周波数などから,原子・分子の電子状態などを知ることができる。NMR 。

かくじききょうめいえいぞうほう

かくじききょうめいえいぞうほう [5][0] 【核磁気共鳴映像法】
〔magnetic resonance imaging〕
人体の細胞がもつ磁気を核磁気共鳴を利用して検出し,その情報をコンピューターにより画像化する診断法。生体に害を与えず,任意の断層像や,軟らかい組織を診断できる。MRI 。

かくじだいてき

かくじだいてき クワクジダイ― [0] 【画時代的】 (形動)
「画期的」に同じ。「―な発明」

かくじっけん

かくじっけん [3] 【核実験】
核分裂や核融合の実験,とりわけ原子爆弾や水素爆弾など核爆発装置を実際に爆発させて,性能・破壊力を確かめる実験。

かくじつ

かくじつ [0] 【各日】
それぞれの日。日々。毎日。

かくじつ

かくじつ【確実(性)】
certainty;→英和
reliability.→英和
〜な certain;→英和
sure;→英和
reliable (信頼できる);→英和
sound (堅実な);→英和
authentic (真正な).→英和
〜に certainly;→英和
surely; <know> for certain.〜にする ensure;→英和
make sure <of> .

かくじつ

かくじつ [0] 【確実】 (名・形動)[文]ナリ
たしかなこと。間違いのないこと。また,そのさま。「―な根拠」「優勝は―だ」「当選―」
[派生] ――さ(名)

かくじつ

かくじつ【隔日】
⇒隔−.

かくじつ

かくじつ [0] 【隔日】
一日おき。「―勤務」

かくじつせい

かくじつせい [0] 【確実性】
(1)たしかなこと。たしかさ。「そのニュースの―を疑う」
(2)〔哲〕
〔certainty〕
確かで疑いえない知識がもつ性格や価値。また,そのような知識を有する知性の状態。

かくじつねつ

かくじつねつ【隔日熱】
《医》a tertian (fever).→英和

かくじゅ

かくじゅ [1] 【覚樹】
菩提樹(ボダイジユ)の別名。

かくじゅ

かくじゅ [1] 【鶴寿】
〔鶴は千年の寿命をもつということから〕
長生き。長寿。長命。

かくじゅう

かくじゅう【拡充】
expansion <of productivity> ;→英和
amplification.〜する expand;→英和
amplify.→英和

かくじゅう

かくじゅう クワク― [0] 【拡充】 (名)スル
設備・組織などをひろげ,充実させること。「図書館を―する」

かくじゅん

かくじゅん [0] 【恪遵・恪循】 (名)スル
つつしんで守り行うこと。つつしんで従うこと。「そが命令に―するよりは他事なかるべし/自由之理(正直)」

かくじょう

かくじょう [0] 【客情】
旅情。客意。きゃくじょう。

かくじょう

かくじょう [1] 【各条】
法令・条約・規約などのそれぞれの箇条。一つ一つの条項。

かくじょう

かくじょう [0] 【角状】
獣の角(ツノ)に似た形。「―突起」

かくじょう

かくじょう【各条】
each article[item].

かくじょし

かくじょし [3] 【格助詞】
助詞の一類。体言または体言に準ずる語に付き,その語が他の語に対してどのような関係に立つかを示すもの。「花が咲く」「学校へ行く」の「が」「へ」など。口語では「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「で」など,文語では,これらのほかに「にて」「して」などがあり,さらに,古くは「つ」「ゆ」「ゆり」「よ」などもあった。

かくじん

かくじん [1] 【各人】
ひとりひとりの人。めいめい。おのおの。

かくじん

かくじん【各人】
each person;everybody.→英和

かくじんかくせつ

かくじんかくせつ [1] 【各人各説】
人によって,それぞれ考えが異なること。

かくじんかくよう

かくじんかくよう [1] 【各人各様】
人によってそれぞれ違うこと。人それぞれ。「―のいでたち」

かくす

かく・す クワク― 【馘す】 (動サ変)
(1)免職する。馘首(カクシユ)する。くびにする。
(2)戦場で敵の首を切る。「敵の一隊をも敗り一将をも―・せし者共なれば/日本開化小史(卯吉)」

かくす

かく・す クワク― [2] 【画す・劃す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「画する」の五段化〕
「画する」に同じ。「一線を―・す」
[可能] かくせる
■二■ (動サ変)
⇒かくする

かくす

かく・す 【嚇す】 (動サ変)
おどす。しかる。「人を―・する静寂山谷に満ちたりき/自然と人生(蘆花)」

かくす

かく・す 【角す】 (動サ変)
(優劣を)くらべる。きそう。「他の一人と力を―・するによりて/真善美日本人(雪嶺)」

かくす

かく・す [2] 【隠す】 (動サ五[四])
(1)物を覆ったり陰に置いたりして,人に見られないようにする。「雲が日を―・す」「身を―・す」
(2)他人に知られないようにする。秘密にする。「能ある鷹は爪(ツメ)を―・す」「困惑の色を―・さない」「怒りを―・す」
(3)葬る。[名義抄]
〔「かくれる」に対する他動詞〕
[可能] かくせる

かくす

かくす【隠す】
(1) hide;→英和
conceal;→英和
cover <a fact> .→英和
(2) keep <a matter> secret;keep <a thing> back <from a person> .
(3) shelter <a person from> (かくまう).→英和
隠さずに frankly;openly.→英和

かくすい

かくすい [0] 【角錐】
〔pyramid〕
多角形とその各辺をそれぞれ底辺とし,多角形の平面外の一点を共通の頂点とする三角形が囲む立体。

かくすう

かくすう クワク― [3] 【画数】
その漢字を組み立てている画(カク)の数。
→画(カク)

かくすけ

かくすけ 【角助】
江戸時代,中間(チユウゲン)や下男の通称。角内(カクナイ)。「御紋付の傘,―がさし掛け/浮世草子・諸艶大鑑 1」

かくする

かくする【画する】
mark <an epoch> ;→英和
draw <a line> .→英和

かくする

かく・する クワク― [3] 【画する・劃する】 (動サ変)[文]サ変 くわく・す
(1)線をひく。また,文字を書く。「砂上(シヤジヨウ)に字を―・する/社会百面相(魯庵)」
(2)範囲や時期を区切る。はっきりと分ける。「一線を―・する」「一時代を―・するに至らず/囚はれたる文芸(抱月)」
(3)計画をたてる。くわだてる。「我輩は畠水練で軍略を―・したのだ/社会百面相(魯庵)」

かくずきん

かくずきん 【角頭巾】
⇒すみずきん(角頭巾)

かくせ

かくせ [0] 【角背】
上製本の背に丸みをつけず,平らに製本したもの。薄い書物向き。かくぜ。
⇔丸背(マルセ)

かくせい

かくせい【覚醒】
awakening.→英和
〜する awake <from,to> .→英和
〜させる awaken.→英和
‖覚醒剤 a stimulant.

かくせい

かくせい【隔世(の感がある)】
(feel as if one were living in) a quite different age.隔世遺伝 atavism;→英和
reversion.→英和

かくせい

かくせい [0] 【覚醒】 (名)スル
(1)目をさますこと。目がさめること。醒覚。「耳に迫る蛙の声に其の―を促されて/土(節)」
(2)過ちや迷いに気づくこと。醒覚。「一時社会逸楽の長夢を―したることありと雖も/日本開化小史(卯吉)」
(3)〔心〕 中枢神経系の興奮が増大し注意が喚起された意識の状態。

かくせい

かくせい [0] 【隔世】
(1)時代がへだたること。時代が異なること。
(2)〔生〕 途中の世代を,一代あるいは数代とびこすこと。

かくせい

かくせい [0] 【客星】
いつもは見えず,一時的に見える星。彗星・新星など。きゃくせい。

かくせい

かくせい [0] 【革正】 (名)スル
あらため正すこと。

かくせい

かくせい クワク― [0] 【廓清】 (名)スル
これまでにたまった悪いものを払いのぞききよめること。粛清。「胃内―の功を奏したる後又食卓に就き/吾輩は猫である(漱石)」

かくせい=の感

――の感
時代がすっかり変わってしまったなという実感。世情が移り変わったという感慨。

かくせい=御座(オンザ)を犯す

――御座(オンザ)を犯す
〔後漢書(逸民伝)〕
身分の低い者が天子の位をねらう。

かくせいいでん

かくせいいでん [5] 【隔世遺伝】
(1)先祖にあった劣性形質が世代をへだてて子孫に現れる現象。両親には発現しなかった祖父母の形質が子に現れる場合など。
(2)「先祖返(センゾガエ)り」に同じ。

かくせいかい

かくせいかい クワク―クワイ 【廓清会】
1911年(明治44)の吉原全焼を機に,組織された廃娼運動の団体。江原素六・島田三郎・安部磯雄・矢島楫子らを中心とし,機関誌「廓清」を発行。

かくせいき

かくせいき クワクセイ― [3] 【拡声器・拡声機】
音声を拡大する増幅器とスピーカーを組み合わせた装置。ラウドスピーカー。

かくせいき

かくせいき【拡声器(で話す)】
(speak over) a loudspeaker;→英和
[装置]a PA system.

かくせいざい

かくせいざい [3] 【覚醒剤】
中枢神経系を興奮させ,睡眠抑制・疲労感軽減などの作用がある医薬品の総称。常用すると習慣となり中毒を起こす。塩酸メタンフェタミン(ヒロポン)・硫酸アンフェタミンなど。覚醒アミン。

かくせいざいとりしまりほう

かくせいざいとりしまりほう 【覚醒剤取締法】
覚醒剤の濫用を防ぐため,覚醒剤およびその原料の輸出入・製造・譲渡・使用・所持を禁止している法律。1951年(昭和26)制定。

かくせいアミン

かくせいアミン [5] 【覚醒―】
⇒覚醒剤(カクセイザイ)

かくせっき

かくせっき [3] 【核石器】
⇒石核石器(セツカクセツキ)

かくせつ

かくせつ [0] 【確切】 (名・形動)[文]ナリ
確かで適切である・こと(さま)。「心力を労して得たるごときの―なることを,読書にては得らるべからず/西国立志編(正直)」

かくせつ

かくせつ [0] 【確説】
根拠のあるたしかな説。「後世博識家の―を待つのみ/学問ノススメ(諭吉)」

かくせつ

かくせつ [1] 【各説】
各人の考え・説。「各人―」

かくせん

かくせん [0] 【角銭】
「撫(ナ)で角銭」の略。

かくせん

かくせん [0] 【客船】
⇒きゃくせん(客船)

かくせんせき

かくせんせき [3] 【角閃石】
(1)直閃石・透閃石・陽起石・普通角閃石・藍閃石などの総称。角閃石類。
(2)普通角閃石のこと。カルシウム・マグネシウム・アルミニウムなどを含む複雑なケイ酸塩鉱物。単斜晶系。暗灰緑色ないし灰褐色で,柱状を呈し,劈開(ヘキカイ)が発達している。ホルンブレンド。火成岩や変成岩の造岩鉱物。

かくせんそう

かくせんそう [3] 【核戦争】
核兵器を使用する戦争。

かくせんりゃく

かくせんりゃく [3] 【核戦略】
核戦争に対処するために必要とされる戦略・戦術の総体。核を使用しない場合の通常戦略と区別していう。

かくせんりょく

かくせんりょく [3] 【核戦力】
核兵器中心の軍事力。射程の長い戦略核兵器,通常兵器の戦場での使用を目的として開発された戦術核兵器などがある。

かくぜつ

かくぜつ【隔絶する】
be separated[isolated] <from> .

かくぜつ

かくぜつ [0] 【隔絶】 (名)スル
遠くへだたっていること。「本土から―している島」

かくぜん

かくぜん [0] 【赫然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)かがやくさま。「―たる電光/即興詩人(鴎外)」
(2)さかんなさま。
(3)かっと怒るさま。「―と怒気満面に顕はれしも/緑簑談(南翠)」

かくぜん

かくぜん【画然と】
sharply.→英和
〜と区別する make a sharp distinction <between> .

かくぜん

かくぜん クワク― [0] 【廓然】 (ト|タル)[文]形動タリ
心が広くわだかまりのないさま。「―とした胸中」

かくぜん

かくぜん クワク― [0] 【画然・劃然】 (ト|タル)[文]形動タリ
区別がはっきりしているさま。「―とした違い」「―たる差」「長火鉢が―と両者の間を限つて/俳諧師(虚子)」

かくぜん

かくぜん [0] 【確然】 (ト|タル)[文]形動タリ
はっきりとしてたしかなさま。確固。「―としない返事」「―たる所を聞得るまでは迂闊に意見も述べられん/緑簑談(南翠)」

かくそう

かくそう [1] 【各層】
(1)それぞれの階層。また,それに属する人々。「国民―の支持を得る」
(2)それぞれの地層。

かくそう

かくそう [0] 【客窓】
宿屋の窓。また,宿屋。旅館。

かくそう

かくそう [0] 【核相】
有性生殖を行う生物の状態を,染色体数の構成で表現したもの。一組の染色体をもつ状態(減数分裂から受精まで)を単相,二組の染色体をもつ状態(受精から減数分裂まで)を複相という。

かくそう

かくそう [0] 【客僧】
⇒きゃくそう(客僧)

かくそうこうたい

かくそうこうたい [5] 【核相交代】
有性生殖を行う生物の生活史において,核相が単相と複相とに交互に交代すること。核相交番。

かくそくど

かくそくど [3] 【角速度】
質点がある中心点のまわりを運動するときや,剛体がある軸のまわりを回転するときの回転の角度が時間的に変化する割合。

かくそで

かくそで [0] 【角袖】
(1)和服の角形の袖。また,角形の袖の外套。
(2)洋服に対して,和服のこと。
(3)角袖巡査のこと。

かくそでじゅんさ

かくそでじゅんさ [5] 【角袖巡査】
明治時代,職務上の便宜から制服を着ずに和服を着ていた巡査。私服刑事。角袖。

かくた

かくた [1] 【覚他】
〔仏〕 悟った者が他者を教え導いて悟らしめること。
⇔自覚

かくたい

かくたい [0] 【革帯】
(1)皮革製の帯。かわおび。
(2)束帯着用時に用いる牛革製の帯。表面に宝石類で装飾を施す。宝石の材質により,金帯(キンタイ)・銀帯・石帯などという。

かくたい

かくたい [0] 【客体】
⇒きゃくたい(客体)

かくたゆうぶし

かくたゆうぶし カクタイフ― 【角太夫節】
上方の古浄瑠璃の一。山本角太夫(土佐掾)が語り出したもの。哀婉な曲風で「うれい節」と呼ばれて人気を得た。曲節の一部は義太夫節に取り入れられて残っている。

かくたる

かくたる [1] 【確たる】
⇒かく(確)

かくたん

かくたん [0] 【喀痰】 (名)スル
痰をはくこと。また,その痰。

かくたんけんさ

かくたんけんさ [5] 【喀痰検査】
喀痰を細菌学的・細胞学的に検査すること。細胞学的検査は喀痰細胞診とも呼ばれ,肺癌や肺結核などの診断に用いる。

かくたんぱくしつ

かくたんぱくしつ [6] 【核蛋白質】
核酸とタンパク質が結合した複合タンパク質の総称。染色体やリボソームを構成し,ある種のウイルスの構成物質でもある。

かくだ

かくだ 【角田】
宮城県南部,角田盆地にある市。近世,伊達氏の一門石川氏の城下町として発展。農業が中心。

かくだい

かくだい クワク― [0] 【拡大】 (名)スル
(形・規模などを)広げて大きくすること。また,広がって大きくなること。郭大(カクダイ)。
⇔縮小
「写真を―する」「戦争の―を防ぐ」「勢力を―する」「内需―」「―図」

かくだい

かくだい【拡大】
magnification;→英和
spread <of the war> .→英和
〜する magnify (大きくする);→英和
spread (広がる).‖拡大解釈 a broad interpretation.拡大鏡 a magnifying glass.拡大図[写真]an enlargement.

かくだい

かくだい クワク― [0] 【郭大・廓大】 (名)スル
(1)「拡大(カクダイ)」に同じ。
(2)ひろがっていて大きいこと。「頭蓋の―を以てすれば/真善美日本人(雪嶺)」

かくだいかいしゃく

かくだいかいしゃく クワク― [5] 【拡大解釈】 (名)スル
言葉や文章の意味を,広げて解釈すること。「条文を勝手に―する」

かくだいかぞく

かくだいかぞく クワク― [5] 【拡大家族】
〔extended family〕
子女が結婚後も両親と同居し,複数の核家族から成る家族の形態。
→核家族

かくだいきょう

かくだいきょう クワク―キヤウ [0] 【拡大鏡】
物体の拡大された正立像を見るための道具。多く,一個の凸レンズを用いる。虫めがね・ルーペなど。

かくだいきんこう

かくだいきんこう クワク―カウ [5] 【拡大均衡】
経済規模の拡大によって,需要と供給の不均衡などの経済問題を解決すること。
⇔縮小均衡

かくだいさいせいさん

かくだいさいせいさん クワク― [7] 【拡大再生産】
生産の規模・構造が年々拡大していく状態で行われる再生産。剰余価値の一部が蓄積にふりむけられ,追加資本に転化されることによって行われる。
→単純再生産
→縮小再生産

かくだいしゃく

かくだいしゃく クワク― [3] 【拡大尺】
「倍尺(バイシヤク)」に同じ。

かくだいぞうりん

かくだいぞうりん クワク―ザウ― [5] 【拡大造林】
経済性の低い樹林を切り払って,より経済性の高い樹木に植え換えるための造林。

かくだん

かくだん [0] 【格段】 (名・形動)[文]ナリ
程度や段階の差がはなはだしい・こと(さま)。かくべつ。とりわけ。「―の進歩をとげる」「或―な相手が/三四郎(漱石)」

かくだん

かくだん【格段の】
marked (著しい);→英和
special (特別の).→英和
〜の差 (a) marked difference <between> .

かくだんとう

かくだんとう [3] 【核弾頭】
ミサイルの先端部に装着される,核爆発を起こす装置。

かくち

かくち クワク― [0] 【画地】
街区を分割した一単位の建築敷地。

かくち

かくち [1] 【客地】
旅先の土地。他郷。

かくち

かくち [1][0] 【覚知】 (名)スル
さとりしること。気づくこと。「自己が…有限なることを―すると共に/善の研究(幾多郎)」

かくち

かくち [1][0] 【確知】 (名)スル
確実に知ること。「触れて存在せるを―するありと/竜動鬼談(勤)」

かくち

かくち【各地】
each[every]place;various parts <of the country> .

かくち

かくち [1][0] 【隔地】
遠く離れた所。遠隔地。遠方。

かくち

かくち [1] 【各地】
それぞれの地方。「全国―」

かくちく

かくちく [0] 【角逐】 (名)スル
〔「角」は競う意〕
互いに競争すること。せり合うこと。「三大勢力が―する」

かくちしゃ

かくちしゃ [3] 【隔地者】
〔法〕 意思表示が了解されるまでに時間を要する状態にある者。
⇔対話者

かくちゅう

かくちゅう [0] 【角柱】
(1)「かくばしら(角柱)」に同じ。
(2)〔数〕
〔prism〕
二つの合同でかつ平行な多角形(底面)の面をもち,他の面がすべて平行四辺形(側面)であるような立体。特に,側面がすべて長方形であるとき,直角柱といい,それ以外の角柱を斜角柱という。角壔(カクトウ)。

かくちょう

かくちょう [0] 【格調】
〔詩の構成様式と音調の意〕
詩歌・文章,また広く芸術作品の気品や調子。「―の高い文章」

かくちょう

かくちょう【拡張】
extension;→英和
expansion;→英和
enlargement.→英和
〜する extend;→英和
expand <the shop> ;→英和
enlarge;→英和
widen <a street> .→英和

かくちょう

かくちょう クワクチヤウ [0] 【拡張】 (名)スル
範囲・規模などをひろげて大きくすること。「領土を―する」

かくちょう

かくちょう【格調】
tone;→英和
style.→英和

かくちょうは

かくちょうは 【格調派】
中国,清代,沈徳潜(シントクセン)が提唱して漢魏(ギ)の古詩や盛唐の近体詩を尊重した一派。格調の高い雄渾な漢詩の創作を目指した。

かくつう

かくつう [0] 【角通】
〔「角」は角力(スモウ)の意〕
相撲通。

かくつう

かくつう [1] 【各通】
おのおのの書類や書状。

かくつば

かくつば [0] 【角鐔】
刀剣の鐔の一。形が四角なもの。

かくづくり

かくづくり [3] 【角作り】
刺身の切り方の一。マグロ・カツオなどを角形に切ったもの。

かくづけ

かくづけ【格付け】
grading;rating.→英和
〜する grade;→英和
rate.→英和

かくづけ

かくづけ [0] 【格付け】 (名)スル
(1)内容・価値・能力などによって人や物の段階・等級を決めること。「 A ランクに―される」
(2)債券などの元利支払いの確実性の度合について序列をつけること。

かくづけきかん

かくづけきかん [6][5] 【格付け機関】
銀行などの信用度を示すために,格付けを業務として行なっている機関。

かくづと

かくづと 【角髱】
女性の結髪の一。たぼを角形にするもの。江戸時代,御殿女中などの間で用いられた。

かくづめ

かくづめ [0] 【角爪】
琴爪(コトヅメ)の一種で,先端が角形になっているもの。生田(イクタ)流で用いる。

かくて

かくて [1] 【斯くて】
■一■ (接続)
前に述べたことを受けて,新たに説き起こす。このようにして。かくして。「―ローマは滅びた」
■二■ (副)
このようにして。こんな状態で。「我が思ひ―あらずは/万葉 734」

かくて

かくて【斯くて】
thus;→英和
then;→英和
accordingly.→英和

かくてい

かくてい【確定】
decision (決定);→英和
confirmation (確認).→英和
〜的(に) definite(ly);→英和
final(ly).→英和
〜する decide;→英和
fix.→英和
‖確定申告(をする) (make) one's final income-tax return.

かくてい

かくてい [0] 【角觝・角抵】 (名)スル
力くらべ。また,優劣を競うこと。「真に―すべき者は乃ち故人なり/花柳春話(純一郎)」

かくてい

かくてい [0] 【客亭】
宿屋。旅館。きゃくてい。

かくてい

かくてい [0] 【確定】 (名)スル
物事がはっきりきまること。また,はっきりきめること。「当選が―する」

かくてい

かくてい クワク― [0] 【画定・劃定】 (名)スル
区切りをはっきり定めること。「境界を―する」

かくていきげん

かくていきげん [5] 【確定期限】
〔法〕 到来する期日が確定している期限。確定期日。
→期限

かくていきばいばい

かくていきばいばい [6] 【確定期売買】
売買の性質または当事者の意思表示により,一定の期間内に履行されなければ,契約の目的が達せられないような売買。中元進物用の品の売買など。

かくていさいけん

かくていさいけん [5] 【確定債権】
債権調査の日に破産管財人または破産債権者が異議を申し立てなかった確定した債権。
→破産債権

かくていさいばん

かくていさいばん [5] 【確定裁判】
判決が確定した裁判。
→確定判決

かくていしんこく

かくていしんこく [5] 【確定申告】
申告納税をする者が課税標準や税額を確定するために,一定期間の所得額や控除額を税務署に申告すること。

かくていじょうけん

かくていじょうけん [5] 【確定条件】
すでに成立している事柄を条件として述べる表現形式。「努力したので…」「急いだけれど…」の類。口語では終止形・連体形に,文語では已然形に,それぞれ接続助詞を付けて表される。
→仮定条件

かくていてき

かくていてき [0] 【確定的】 (形動)
ほぼそう決まるさま。「当選は―だ」

かくていねんきん

かくていねんきん [5] 【確定年金】
人の生死にかかわりなく,支払い期間があらかじめ確定している年金。
→終身年金

かくていはんけつ

かくていはんけつ [5] 【確定判決】
確定の効力を有する判決,すなわち通常の不服申立(上訴)によって取り消すことができない判決。

かくていひづけ

かくていひづけ [5] 【確定日付】
証書の作成日に関して,完全な証拠力があると法律上認められる日付。公正証書の日付や内容証明郵便の日付など。

かくていりつきしょうけん

かくていりつきしょうけん [8] 【確定利付証券】
発行時に決めた一定の利子の支払いが確約された有価証券。国債・地方債・政府保証債・金融債・社債などの大部分が該当する。
⇔不確定利付証券

かくていりょく

かくていりょく [3] 【確定力】
訴訟法上,上訴等により,裁判,ことに判決が取り消される可能性がなくなった場合に生ずる,その内容に基づく拘束力。

かくても

かくても 【斯くても】 (副)
このようにしても。こんな状態でも。「身をうしと思ふにきえぬ物なれば―へぬる世にこそ有りけれ/古今(恋五)」

かくと

かくと [1] 【殻斗】
ブナ科植物の子房を包んでいる苞葉の集まり。袋状や椀状で,堅果の基部または全体を覆う。俗にいうドングリのお椀・はかま。クリの毬(イガ)もこの一種。

かくとう

かくとう [0] 【角壔】
⇒角柱(カクチユウ)(2)

かくとう

かくとう [0] 【客冬】
去年の冬。昨冬。

かくとう

かくとう [0] 【格闘・挌闘】 (名)スル
(1)互いに組み合って争うこと。くみうち。とっくみあい。「賊と―して取り押さえる」
(2)困難なことに懸命に取り組むこと。「難問と―する」

かくとう

かくとう [0] 【確答】 (名)スル
はっきりしたこたえ。確実な返事。「―を避ける」「協力することを―する」

かくとう

かくとう【確答(を与える)】
(give) a definite answer.

かくとう

かくとう [0] 【角灯】
四面をガラスで張った四角形のランプ。ランタン。

かくとう

かくとう 【確当】 (形動)[文]ナリ
たしかでまちがいのないさま。「其説,明白―なりと雖も/西国立志編(正直)」

かくとう

かくとう【格闘】
a fight;→英和
a grapple.→英和
〜する fight[grapple] <with> .〜技 a martial art.

かくとうぎ

かくとうぎ [3] 【格闘技】
⇒格技(カクギ)

かくとうば

かくとうば [3] 【角塔婆】
角柱形の卒塔婆(ソトバ)。石塔ができるまでの代用とする。

かくとか

かくとか [0] 【殻斗科】
ブナ科の旧称。

かくとく

かくとく クワク― [0] 【獲得】 (名)スル
(努力や苦心の末に)手に入れること。自分のものにすること。「優勝杯を―する」「―した権利」

かくとく

かくとく【獲得】
acquisition.→英和
〜する acquire;→英和
get;→英和
obtain;→英和
secure.→英和

かくとくけいしつ

かくとくけいしつ クワク― [5] 【獲得形質】
生物が環境要因あるいは器官の用不用により得た形質で,後世に遺伝的に伝えられないもの。後天性形質。

かくとくめんえき

かくとくめんえき クワク― [5] 【獲得免疫】
生後,感染や予防接種,抗血清の注射などにより獲得する免疫。後天性免疫。
⇔自然免疫

かくとした

かくとした 【確とした】 (連語)
⇒かく(確)

かくど

かくど [1] 【客土】
(1)「きゃくど(客土)」に同じ。
(2)旅先の土地。他国。他郷。

かくど

かくど [1] 【確度】
(1)確実さの度合。たしからしさ。「―の高い情報」
(2)測定をするとき,ある一定の条件下で,測定器に生じうる最大の誤差。

かくど

かくど [1] 【角度】
(1)角の大きさ。単位としては普通,度またはラジアンを用いる。
(2)見たり考えたりする立場。観点。「この―から見る富士山が最も美しい」「もう一度―を変えて考えてみよう」

かくど

かくど【角度】
an angle.→英和
あらゆる〜から見る view <a problem> from all angles.

かくど

かくど [1] 【赫怒】 (名)スル
はげしくおこること。激怒。「天神地祇が―あつて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

かくどう

かくどう 【覚道】
さとりへの道。悟道。「忍辱の衣を重ね,―の花を捧げて/平家 2」

かくどき

かくどき [3] 【攪土器】
土をかきまぜる農具。また,土砂などをかきまぜる装置。

かくどけい

かくどけい [0] 【角度計】
角度をはかる器具。測角器。

かくどじょうぎ

かくどじょうぎ [4] 【角度定規】
工作物などの二面間の角度を直接はかる器具。測定する物体を二本の腕ではさみ目盛り円盤に示された数値を読み取る。

かくない

かくない クワク― [2] 【郭内・廓内】
(1)くるわの中。遊郭の中。
(2)ある一定区域の中。
⇔郭外

かくない

かくない【閣内の(で)】
in (inside) the Cabinet.

かくない

かくない [2] 【閣内】
内閣を構成する総理大臣および各大臣の範囲内。内閣の内部。
⇔閣外

かくなわ

かくなわ 【結果】
〔「かくのあわ(香菓の泡)」の転〕
(1)「かくのあわ」に同じ。
(2)〔(1)の形から〕
結ばれたりもつれたりしている状態。思い乱れるさま。「―に思ひみだれて/古今(雑体)」
(3)刀で切り結ぶさま。「その後太刀を抜いて戦ふに…蜘蛛手・―・十文字/平家 4」

かくに

かくに [0][3] 【角煮】
マグロ・カツオ,また豚肉などを角切りにして煮込んだ料理。

かくにち

かくにち [0] 【隔日】
一日おき。かくじつ。

かくにょ

かくにょ 【覚如】
(1270-1351) 本願寺第三世法主(ホツス)。覚如房宗昭(シユウシヨウ)。親鸞の娘覚信尼の孫。北陸・関東・奥州に布教。親鸞の本廟を本願寺とし,教団の基礎を確定した。著「報恩講式」「改邪鈔」「親鸞聖人伝絵」

かくにん

かくにん【確認】
confirmation;→英和
affirmation.〜する confirm;→英和
certify <to> .→英和

かくにん

かくにん [0] 【確認】 (名)スル
はっきり認めること。たしかめること。「相手の意思を―する」「安全の―」

かくにんこうい

かくにんこうい [5] 【確認行為】
特定の事実または法律関係の存否を確認する行政行為。当選人の決定,恩給権の裁定など。

かくにんしんようじょう

かくにんしんようじょう [0][7] 【確認信用状】
信用状の発行銀行以外の銀行によっても手形の引き受け・支払いが保証された信用状。

かくにんそしょう

かくにんそしょう [5] 【確認訴訟】
一定の権利が存在すること,あるいはしないことを主張して,それについて判決を求める訴え。確認の訴え。

かくにんだんたい

かくにんだんたい [5] 【確認団体】
公職選挙法上,その選挙期間中,政談演説会の開催,ポスター・看板の掲示,ビラの頒布,宣伝カーの数などで有利な条件を与えられる政党や政治団体。衆議院では二五名以上,参議院では一〇名以上の公認候補者を有することが必要。

かくにんはんけつ

かくにんはんけつ [5] 【確認判決】
確認訴訟の目的である権利関係または法律関係の存否について裁判所が下す判決。

かくねん

かくねん [0] 【隔年】
一年おき。「―交代」

かくねん

かくねん【隔年(に)】
every other year.

かくねん

かくねん [0] 【客年】
去年。昨年。きゃくねん。

かくねんけつじつ

かくねんけつじつ [5] 【隔年結実】
果樹の結実の多い年と少ない年とが一年おきに交代する現象。カキ・クリ・柑橘類など花芽分化が果実の発育中に起こる種に顕著。隔年結果。

かくねんむしょう

かくねんむしょう クワクネンムシヤウ [0] 【廓然無聖】
〔「伝灯録」「碧巌(ヘキガン)録」にある達磨(ダルマ)の言葉。「廓然」はからりとしているさま〕
真如の世界は広々としていて大きく絶対平等であり,聖人と凡夫,仏と衆生との区別がないこと。

かくねんりょう

かくねんりょう [3] 【核燃料】
原子炉で核反応を起こしてエネルギーの発生源となる物質。一般には,核分裂反応を利用するウラン二三五・プルトニウム二三九などをいう。広義には核融合反応を利用する重水素なども含めていう。

かくねんりょうサイクル

かくねんりょうサイクル [7] 【核燃料―】
核燃料を有効に利用するために行う核燃料の濃縮・転換・増殖・再処理など一連の過程。原子燃料サイクル。

かくの∘ごとし

かくの∘ごとし 【斯くの如し】 (連語)
〔漢文訓読に多く用いられた語〕
前述のようである。このようである。「―∘ごとき暴挙が許されるものか」「その結果は―∘ごとし」「この歌も―∘ごとくなるべし/古今(仮名序)」

かくのあわ

かくのあわ 【香菓の泡・結果】
小麦粉を練って緒(オ)を結んだ形にし,油で揚げた菓子。かくなわ。[和名抄]

かくのう

かくのう【格納する】
house.→英和
格納庫 a hangar.→英和

かくのう

かくのう [0] 【格納】 (名)スル
入れ納めること。「飛行機を―する」

かくのうこ

かくのうこ [3] 【格納庫】
航空機などを格納する建物。

かくのかさ

かくのかさ [1][1] 【核の傘】
核兵器保有国が,核兵器によって同盟国の安全を守る保障。

かくのかさ=に入(ハイ)る

――に入(ハイ)・る
核保有国がもつ核抑止力に依存して,自国の安全を図る。

かくのこのみ

かくのこのみ 【香の菓】
〔香りのよい木の実の意〕
橘(タチバナ)の実。かくのみ。「時じくの―/万葉 4111」

かくのだて

かくのだて 【角館】
秋田県,横手盆地の北部の町。近世,佐竹氏の所領。古い商家や武家屋敷を多く残す。

かくのふゆ

かくのふゆ [1] 【核の冬】
核戦争後に起こるとされる全地球的規模の寒冷化現象。核爆発とそれに伴う大火災によって生ずる大量の煤煙(バイエン)・塵埃(ジンアイ)が太陽光を遮り,地球の温度を下げる。1983年に米国の科学者らが命名。

かくのみ

かくのみ 【香の菓】
「香(カク)の菓(コノミ)」に同じ。「非時(トキジク)の―を求めしむ/日本書紀(垂仁訓注)」

かくのり

かくのり [0] 【角乗り】
水上に浮かぶ角材の上に乗って働くこと。また,水中に落ちないように材木を回転させたりして,種々の軽業をしてみせること。

かくは

かくは [1] 【攪破】 (名)スル
かき乱し破ること。「民心の愚惑を―するに足る/花柳春話(純一郎)」

かくは

かくは [1] 【各派】
それぞれの流派・党派。

かくは

かくは【各派】
each party (政党)[sect (宗派),school (流派)].

かくはい

かくはい [0] 【角杯】
動物の角(ツノ)を利用した飲器。また,それをかたどった土器や金属器。牛・水牛・犀(サイ)・羊などのものが用いられた。

かくはいきぶつ

かくはいきぶつ [5] 【核廃棄物】
核燃料の使用に伴い生じた廃棄物。
→放射性廃棄物

かくはく

かくはく クワク― 【郭璞】
(276-324) 中国,東晋(トウシン)の卜筮(ボクゼイ)家・文人。字(アザナ)は景純。著作は「爾雅(ジガ)注」「山海経注」「楚辞注」など古典の注釈が多い。詩賦に長じ,「江賦」「南都賦」,特に「遊仙詩十四首」が傑作とされる。

かくはつ

かくはつ [0] 【鶴髪】
ツルの羽毛のように真っ白な髪。白髪。しらが。「已に―の衰翁たり/本朝文粋」

かくはつどうがん

かくはつどうがん [0] 【鶴髪童顔】
頭はしらがであるが,顔は子供のようにつやつやしていること。また,そういう人。

かくはん

かくはん [0] 【隔板】
航海中に船体の動揺で積み荷が移動しないように,船倉内に設ける仕切り板。仕切り板。

かくはん

かくはん【撹拌する】
stir (up);→英和
agitate.→英和
撹拌器 a stirrer,a whisk,a mixer.

かくはん

かくはん [0][1] 【各般】
それぞれの方面・分野。あれこれ。もろもろ。諸般。「―の事情を検討する」

かくはん

かくはん クワク― [0] 【拡販】
〔「拡大販売」の略〕
販売部数などを拡大すること。「―材料」

かくはん

かくはん [0] 【攪拌】 (名)スル
〔「こうはん(攪拌)」の慣用読み〕
かきまぜること。かきまわすこと。「玉子を―する」

かくはんき

かくはんき [3] 【攪拌機】
液体どうし,または液体と固体,粒子どうしをかきまぜる装置。

かくはんのう

かくはんのう [3] 【核反応】
原子核がほかの粒子と衝突して別の種類の原子核に変わること。実験室では加速器によって加速した陽イオンまたは電子・陽子などの素粒子を原子核に衝突させて行う。核分裂や核融合なども核反応である。原子核反応。

かくはんびょう

かくはんびょう [0] 【角斑病】
葉脈上に黒褐色で多角形の病斑を生じ,やがて葉が赤褐色となって落葉する植物の病気。カキ・カボチャなどに発生。角斑落葉病。

かくばいりつ

かくばいりつ [3] 【角倍率】
物体を望遠鏡によって見るときの視角が,肉眼で見た場合の何倍かを表す数値。

かくばかり

かくばかり 【斯く許り】 (連語)
これほど。こんなにも。「―すべなきものか世の中の道/万葉 892」

かくばくはつ

かくばくはつ [3] 【核爆発】
核分裂または核融合による爆発。

かくばしら

かくばしら [3] 【角柱】
(1)断面が四角(または角形)な柱。かくちゅう。
⇔丸柱
(2)竹の異名。

かくばつ

かくばつ クワク― [0] 【画伐】
林業で,森林内に一定の区画を定め,その区画内の樹木を伐採すること。

かくばな

かくばな [2] 【格花】
役枝をもった生け花。かくか。

かくばる

かくばる【角張った】
square;→英和
angular.→英和

かくばる

かくば・る [3] 【角張る】 (動ラ五[四])
(1)四角な形である。かどができている。「―・った顔」
(2)堅苦しいさまである。四角ばる。「―・った態度で話す」

かくばん

かくばん [0] 【隔晩】
一夜をへだてること。一晩おき。

かくばん

かくばん [0] 【隔番】
交代で見張りなどの勤務に当たること。交代して役目を勤めること。かわりばん。

かくばん

かくばん 【覚鑁】
(1095-1143) 平安末期の真言宗の僧。諡号(シゴウ),興教大師。肥前の人。新義真言宗の祖。仁和寺で密教を学ぶ。高野山に大伝法院を建立し,金剛峰寺の座主を兼ねたが,反対にあい紀州根来(ネゴロ)に移り,円明寺を建立。その事相の門流は伝法院流という。著「五輪九字明秘密釈」など。

かくひ

かくひ [1] 【角皮】
⇒クチクラ

かくひしょう

かくひしょう [0] 【角皮症】
⇒角化症(カクカシヨウ)

かくひつ

かくひつ【擱筆する】
lay down one's pen.

かくひつ

かくひつ [0] 【擱筆】 (名)スル
筆をおいて書くのをやめること。書き終わること。
⇔起筆
「長編小説を―する」

かくひつ

かくひつ [0] 【角筆】
象牙や竹の先端を細く削った筆記用具。それで紙面を直接へこませて書いた。かくひち。つまじるし。「―して一首をなん書きたりける/篁物語」

かくびき

かくびき クワク― [0] 【画引き】
漢字を字画の数によって探し出せるように分類・整理すること。また,そのようにした辞書や索引。
→音引き(1)

かくびし

かくびし 【角菱】
かどをたてること。かどびし。「見やる眼も―の,めい��夫を押隔て/浄瑠璃・廿四孝」

かくびょう

かくびょう 【脚病】
脚気(カツケ)。「いざ,かかる所にて―いたはらむ/宇津保(国譲中)」
→乱脚病(ミダリカクビヨウ)

かくびょう

かくびょう [0] 【膈病】
⇒膈症(カクシヨウ)

かくびん

かくびん [0] 【角瓶】
四角形のガラスびん。

かくふかくさんじょうやく

かくふかくさんじょうやく カクフクワクサンデウヤク 【核不拡散条約】
〔Nuclear Nonproliferation Treaty〕
核兵器拡散の防止を目的とし,核兵器保有国の核兵器委譲の禁止,非保有国の製造等の禁止,原子力の平和利用のための国際原子力機関による査察等が規定される条約。正式名称は,「核兵器の不拡散に関する条約」。1968年アメリカ・イギリス・ソ連で作成,70年に発効。日本は76年(昭和51)批准。核拡散防止条約。NPT 。

かくふく

かくふく クワク― [0] 【拡幅】 (名)スル
道路の幅員をひろげること。「―工事」「四車線に―する」

かくぶ

かくぶ【各部】
each[every]part[section,department];various parts.

かくぶ

かくぶ [1] 【各部】
(1)それぞれの部分。
(2)組織の部の一つ一つ。それぞれの部。

かくぶくろ

かくぶくろ 【格袋】
「はこえ」に同じ。

かくぶそう

かくぶそう [3] 【核武装】 (名)スル
核兵器を装備・配置すること。「―した戦略爆撃機」

かくぶつ

かくぶつ [0] 【格物】
〔大学「致�知在�格�物。物�格而后知至」より〕
宋代以降の儒学で主体の陶冶方法として特に注目された概念。朱子学では「物にいたる」と読み,個々の事物の理を究明してその極に至ろうとすること。窮理。陽明学では「物をただす」と読み,対象に向かう心の働きを正しく発揮すること。

かくぶつ

かくぶつ [0] 【杜父魚】
魚のカマキリの異名。[季]冬。《―のえもの少き翁かな/蕪村》

かくぶつがく

かくぶつがく [4] 【格物学】
物理学の旧称。

かくぶつちち

かくぶつちち [5] 【格物致知】
朱子学では格物において自己の知識をその極にまで推し究めること。また,陽明学では格物において自己の良知を錬磨発揚すること。

かくぶつりがく

かくぶつりがく [5] 【核物理学】
原子核物理学。

かくぶん

かくぶん [0] 【確聞】 (名)スル
はっきりと聞くこと。聞いたことの内容が確実であること。

かくぶんぽう

かくぶんぽう [3] 【格文法】
〔case grammar〕
フィルモア(Charles J. Fillmore)が唱えた生成文法理論の一。文を一個の動詞と複数の格範疇から成るものとみる。例えば「私は箸(ハシ)でごはんを食べる」という文では,事実の主体となる「ごはんを」(Objective case),行為者「私は」(Agentive case),手段「箸で」(Instrumental case)が認められると考える。

かくぶんれつ

かくぶんれつ [3] 【核分裂】
(1)〔物〕 トリウム・ウラン・プルトニウムなどの原子核が陽子・中性子・アルファ線・ベータ線との衝突によって,ほぼ同じ質量の二つの原子核に分裂すること。分裂の際に二,三個の中性子が放出される。これを利用してさらに連鎖反応を起こさせると,大きなエネルギーを放出することができる。これが原子爆弾や原子炉での基本的な反応となっている。
(2)〔生物〕 細胞分裂の過程で,核が分裂し二つの嬢核を形成すること。

かくへい

かくへい [0] 【客兵】
雇い入れた兵士。また,他国からの援兵。「諸国の―は言ふも更なり/日本開化小史(卯吉)」

かくへいき

かくへいき [3] 【核兵器】
核反応によって,核エネルギーを爆発的に放出するようにした兵器の総称。原子爆弾や水素爆弾,核弾頭を装着したミサイルなど。
→戦術核
→戦略核

かくへき

かくへき【隔壁】
a partition.→英和

かくへき

かくへき [0] 【隔壁】
間をへだてる壁。しきり。

かくへんか

かくへんか [3] 【格変化】
名詞・代名詞・形容詞などが文中で他の語との関係によってその語形を変えること。

かくへんかん

かくへんかん [3] 【核変換】
ある核種が,核反応によって,別の核種に変わること。

かくべえ

かくべえ [1] 【角兵衛】
「角兵衛獅子(カクベエジシ)」の略。

かくべえじし

かくべえじし [5] 【角兵衛獅子】
「越後獅子(エチゴジシ)」に同じ。かくべじし。
〔角兵衛は獅子頭を彫った名工の名という〕

かくべち

かくべち 【格別・各別】 (名・形動ナリ)
「かくべつ(格別)」に同じ。「是は,凡,―の事なれば/風姿花伝」

かくべつ

かくべつ【格別の(に)】
particular(ly);→英和
special(ly);→英和
especial(ly).→英和

かくべつ

かくべつ [0] 【格別】
〔古くは「かくべち」とも〕
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)普通とは違うこと。特にすぐれていること。また,そのさま。「―の事もなく会談は終わった」「―に目をかける」「風呂上がりのビールの味は―だ」
(2)(「各別」と書く)一つ一つに違いがあること。それぞれが別であること。「父子・叔父甥・親類・郎従にいたるまでみなもつて―す/保元(上)」
■二■ (副)
(1)とりわけ。特別。「今日は―暑い」「―うまいとも思えない」
(2)例外とするさま。別として。ともかくとして。仮定の条件などに続けていうことが多い。「雨の日は―,毎日自転車で通学している」

かくほ

かくほ [1] 【確保】 (名)スル
(1)確実に手に入れること。自分のものとしてしっかり保つこと。「必要な資材を―する」「利益を―する」
(2)しっかり支えること。登山で,ザイルなどを用いて,身体の安全を保つこと。

かくほ

かくほ【確保する】
secure <a seat> ;→英和
maintain <peace and order> .→英和

かくほう

かくほう【確報】
a definite[reliable]report;authentic news.

かくほう

かくほう [0] 【確報】
たしかなしらせ。「―を得る」

かくほうめん

かくほうめん【各方面(に)】
(in) all directions.

かくほうめん

かくほうめん [1] 【各方面】
(1)それぞれの方向や地域。「―に兵を出す」
(2)それぞれの分野。「―の意見を聞く」

かくぼう

かくぼう [0] 【客房】
客間。客室。客座敷。きゃくぼう。

かくぼう

かくぼう [0] 【鶴望】
(鶴のように,首を伸ばし足を爪立てて)しきりに待ちのぞむこと。

かくぼう

かくぼう [0] 【角帽】
(1)上部が角形をした帽子。多く大学の学生帽。
(2)大学生のこと。
角帽(1)[図]

かくぼう

かくぼう【角帽】
a mortarboard.→英和

かくぼん

かくぼん [0] 【角盆】
四角な盆。
⇔丸盆

かくまい

かくまい カクマヒ 【匿まひ】
〔動詞「かくまう」の連用形から〕
ひそかに金品を貯えること。また,そのもの。たくわえ。「相応の―はせまいものか/浄瑠璃・新版歌祭文」

かくまう

かくま・う カクマフ [3] 【匿まう】 (動ワ五[ハ四])
追われている人などを,(自分のもとに)こっそり隠しておく。「犯人を―・う」
[可能] かくまえる

かくまう

かくまう【匿う】
hide;→英和
harbor;→英和
shelter.→英和

かくまえ

かくまえ カクマヘ 【匿まへ】
「かくまい」に同じ。「世をわたる―もなくて/浮世草子・一代女 6」

かくまき

かくまき [0] 【角巻(き)】
四角な形の毛織物でできた大形の肩掛け。三角に折って頭からすっぽりかぶり寒気や雪を防ぐ。主に東北地方の婦人が用いる。[季]冬。

かくまく

かくまく [0] 【角膜】
眼球の前面中央にある,円形皿状の透明な膜。瞳孔と虹彩をおおう。

かくまく

かくまく [0] 【隔膜】
(1)生物体の器官や組織などを仕切っている膜状物の総称。体節間膜・横隔膜など。
(2)電気分解で,両極の反応生成物が混合して副反応をするのを防ぐために,両極間に置く石綿などの多孔質の隔壁。

かくまく

かくまく [2] 【核膜】
細胞の核物質を包む膜。二重膜構造で,ところどころ小孔が開いており,核と細胞質との間の物質の移動に関与する。

かくまく

かくまく【隔膜】
《解》the diaphragm.→英和

かくまく

かくまく【角膜(炎,移植)】
(inflammation of,transplantation of) the cornea.→英和
角膜銀行 an eye bank.

かくまくいしょく

かくまくいしょく [5] 【角膜移植】
角膜が濁って視力障害が著しい人の眼球に,他者の透明な角膜を移植する手術。

かくまくえん

かくまくえん [4] 【角膜炎】
細菌・ウイルスなどの感染やアレルギーなどにより起こる角膜の炎症。

かくまくかいよう

かくまくかいよう [5] 【角膜潰瘍】
外傷・細菌感染・ビタミン A 欠乏・アレルギーなどによって起こる角膜の潰瘍。進行すると失明する。

かくまくぎんこう

かくまくぎんこう [5] 【角膜銀行】
⇒アイ-バンク

かくまくなんかしょう

かくまくなんかしょう [7][0] 【角膜軟化症】
乳児に多い角膜疾患。初め角膜が白濁し,進行とともに潰瘍となり,失明することもある。ビタミン A の不足により起こる。

かくまくはんしゃ

かくまくはんしゃ [5] 【角膜反射】
角膜を刺激すると,両側の眼瞼(ガンケン)が反射的に閉じること。

かくまつじゃく

かくまつじゃく クワク― 【郭沫若】
(1892-1978) 中国の文学者・歴史家。本名,開貞。日本留学中にロマン主義の詩人として出発。のち革命文学派に転じる。1928年,日本に亡命するが,盧溝橋(ロコウキヨウ)事件の直後,脱出し抗日統一戦線に参加。中華人民共和国成立後は科学院院長ほかの要職についた。詩集「女神」,戯曲「屈原」など。クオ=モールオ。

かくまで

かくまで [1] 【斯く迄】 (連語)
こうまで。こんなにまで。これほどまで。「―(に)御厚情を賜り…」

かくまれ

かくまれ (連語)
〔「かくもあれ」の転〕
(多く「とまれかくまれ」の形で)こうにしても。こうあっても。「翁,とまれ―申さむ,とて/竹取」

かくむ

かく・む 【囲む】 (動マ四)
かこむ。「若草の妻も子供もをちこちにさはに―・み居/万葉 4408」

かくめい

かくめい [0] 【革命】
〔「易経(革卦)」による。「革」はあらためる,「命」は天命の意〕
(1)支配者階級が握っていた国家権力を被支配者階級が奪い取って,政治や経済の社会構造を根本的に覆す変革。「ロシア―」「無血―」「暴力―」
(2)既成の制度や価値を根本的に変革すること。「産業―」「文化―」
(3)〔中国で,天子は天命を受けて天下を治めるとされていたところから〕
王朝があらたまること。
→易姓革命(エキセイカクメイ)

かくめい

かくめい【革命】
(a) revolution.→英和
〜を起こす cause[bring about]a revolution;revolutionize.→英和
〜的 revolutionary.→英和
‖革命家 a revolutionist.革命軍(党,戦争,政府,思想) a revolutionary army (party,war,government,idea).

かくめいか

かくめいか [0] 【革命家】
革命の実現を志し,そのために献身する人。

かくめいか

かくめいか [3] 【革命歌】
革命を賛美し,大衆を鼓舞する内容の歌。「インターナショナル」の類。

かくめいき

かくめいき 【隔蓂記】
江戸前期の鹿苑寺(金閣寺)の住持,鳳林承章(ホウリンシヨウシヨウ)(1593-1668)の日記。三〇冊。1635年から68年までの記事が現存。「蔭涼軒日録」「鹿苑日録」とともに金閣寺関係の基本資料。

かくめいじ

かくめいじ [3] 【革命児】
(1)革命家。
(2)ある分野において,画期的な事業を行う人。「彼は流通業界の―だ」

かくめいせいふ

かくめいせいふ [5] 【革命政府】
革命をめざす勢力が革命を遂行するために組織した政府。

かくめいてき

かくめいてき [0] 【革命的】 (形動)
(1)革命の実現を願っているさま。
(2)変化・改革が急激であるさま。「技術が―に進歩する」

かくめいぶんがく

かくめいぶんがく [5] 【革命文学】
中国で,五四運動以降の大革命の時期の文学論争を反映した文学。

かくめいれき

かくめいれき [3] 【革命暦】
フランス第一共和制時代に用いられた暦。国民公会が1793年11月に制定。共和制宣言の日(1792年9月22日)を第一年元日とし,一年を一二か月に分け,一か月を三〇日に一定。月には農業や天候にちなんだ新名称をつけた。1805年廃止。共和暦。
→革命暦[表]

かくも

かくも [1] 【斯くも】 (副)
〔「も」は助詞〕
このように。これほどにも。「―盛大な会を催していただき…」

かくもん

かくもん [1] 【各問】
いくつかある問題や質問の一つ一つ。

かくや

かくや [0] 【覚弥】
古漬けの香の物を塩出しし,細かく刻んで醤油をかけたもの。隔夜。
〔江戸初期に,岩下覚弥という人が始めたとも,高野山の隔夜堂を守る老僧のために始めたともいう〕

かくや

かくや [0] 【隔夜】
(1)一晩おき。
(2)一晩ごと。
(3)神社仏閣に一夜に一か所ずつ参籠して続ける修行。また,その修行を行う人。隔夜詣(モウ)で。隔夜参詣。「元結きつて―になり/狂言・鈍太郎」
(4)「覚弥(カクヤ)」に同じ。

かくやく

かくやく [0] 【確約】 (名)スル
必ず実行するとはっきり約束すること。また,その約束。「―はできない」

かくやく

かくやく [0] 【赫奕】 (ト|タル)[文]形動タリ
「かくえき(赫奕)」に同じ。「―たる光明を放つことも出来ぬか/肖像画(四迷)」

かくやく

かくやく【確約(する)】
(give) a definite promise;give one's word <to> .

かくやく

かくやく [0] 【赫耀・赫燿】 (ト|タル)[文]形動タリ
光り輝くさま。物事が光り輝くように盛んなさま。「我軍旗の光誉をして益(マスマ)す―たらしめん/肉弾(忠温)」「尚ほ―と暑気の残りて見ゆれど/火の柱(尚江)」

かくやしょうにん

かくやしょうにん 【隔夜上人】
隔夜{(3)}の修行をしている僧。

かくやす

かくやす【格安な】
cheap;→英和
moderate.→英和
‖格安品 a bargain;a good buy.

かくやす

かくやす [0] 【格安】 (名・形動)
価格が標準に比べて非常に安いこと。物の値打ちの割に値段の安いこと。また,そのさま。「この品は―になっている」
[派生] ――さ(名)

かくやらい

かくやらい [3] 【角矢来】
竹を縦横に組んで,すき間が四角になるように作った矢来。

かくゆう

かくゆう カクイウ 【覚猷】
(1053-1140) 平安後期の画僧。京都生まれ。天台宗の僧として鳥羽上皇からの帰依をうけ,鳥羽離宮内に住し鳥羽僧正と称される。密教図像を研究,画技に優れ「鳥獣戯画」「信貴山(シギサン)縁起」などの作者とする説がある。

かくゆうごう

かくゆうごう [3] 【核融合】
水素・ヘリウム・リチウムなどの軽い原子核間の反応でより重い原子核になること。その際,大きなエネルギーを放出する。恒星のエネルギー源であり,水素爆弾は水素の同位体を用いて瞬間的な核融合反応を起こさせるもの。融合反応。原子核融合。

かくゆうごうかがくけんきゅうじょ

かくゆうごうかがくけんきゅうじょ 【核融合科学研究所】
プラズマに関する研究を行う研究機関。1989年(平成1)設立。文部省所轄。大学共同利用機関の一。名古屋市千種区に所在。

かくよう

かくよう 【斯く様】 (名・形動ナリ)
このようなさま。このよう。「―にして終に外道負けて/今昔 1」

かくよう

かくよう [1][0] 【各様】
それぞれに違ったありさまであること。「各人―」

かくよく

かくよく [0] 【鶴翼】
兵法で,八陣の一。ツルが翼を広げたような形に軍隊を配置すること。敵兵を包囲しようとする陣形。「魚鱗(ギヨリン)・―の陣/平家 7」
鶴翼[図]

かくよくし

かくよくし [3] 【核抑止】
核兵器による反撃の脅威により,核戦争また核兵器の使用が抑止されるとして核兵器の保有を正当化する説。核戦略理論の基本的な考え方。

かくらん

かくらん【撹乱】
(a) disturbance.〜する disturb;→英和
upset,stir up.

かくらん

かくらん [0] 【攪乱】 (名)スル
〔「こうらん(攪乱)」の慣用読み〕
かき乱すこと。混乱させること。「社会の秩序を―する」「平和を―する」

かくらん

かくらん クワク― [0][2] 【霍乱】
夏に起こる,激しい下痢や嘔吐を伴う病気の古称。今日の急性腸炎・コレラ・赤痢などか。また,日射病・暑気あたりともいう。「鬼の―」[季]夏。

かくり

かくり【隔離】
isolation.→英和
〜する isolate;→英和
put[keep]in quarantine (検疫のため).‖隔離病院 an isolation hospital.隔離病舎(患者) an isolated ward (patient).

かくり

かくり [1] 【客裡・客裏】
(1)旅にあること。旅行中。
(2)〔仏〕 まだ住寺をもたない修行遍歴中の僧侶。行脚僧。雲水。

かくり

かくり [1][0] 【隔離】 (名)スル
(1)へだたること。へだたり。「自分と富岡の死との間には天地の―があつて/死(独歩)」
(2)他のものから引き離して別にすること。「赤痢患者を―する」
(3)交配可能な生物集団が生態的・地理的要因などにより互いに交配できなくなる現象。種分化の原因となる。

かくりき

かくりき [2][0] 【脚力】
駅制で,物資や手紙の運搬をした人夫。飛脚の前身。「西の国より―にて上りける男ありけり/今昔 27」

かくりしょぶん

かくりしょぶん [4] 【隔離処分】
⇒強制隔離(キヨウセイカクリ)

かくりせつ

かくりせつ [3] 【隔離説】
生物に新しい種が生じるためには,地理的隔離や生殖器官の構造・生殖時期の相違などの生理的隔離が必要であるとする考え方。

かくりつ

かくりつ [0] 【確率】
〔probability〕
一つの事象(出来事)の起こり得る確からしさ(可能性)の度合。また,その数値。数学的には 1 を超えることがなく,負にならない。確からしさ。蓋然率。公算。「―が高い」「降水―一〇パーセント」

かくりつ

かくりつ【確率】
probability.→英和

かくりつ

かくりつ【確立】
establishment.→英和
〜する establish.→英和
〜した established.

かくりつ

かくりつ [0] 【確立】 (名)スル
物事の基礎・立場・計画・方針などをしっかりきめること。不動のものとして定めること。「外交方針を―する」「婦人の地位の―に努力する」

かくりつ

かくりつ [0] 【格率・格律】
〔(ドイツ) Maxime〕
行為や論理において,証明の必要がない基本的な命題。公理。準則。格言。カントの用法では各人の採用する主観的な行為の規則を意味し,普遍妥当的な道徳律と区別される。

かくりつかてい

かくりつかてい [5] 【確率過程】
時間とともに推移する確率現象,あるいはその数学的モデル。

かくりつぶんぷ

かくりつぶんぷ [5] 【確率分布】
確率変数の値とその値をとる確率を対応させたもの。

かくりつへんすう

かくりつへんすう [5] 【確率変数】
試行の結果に対応して,その数値が定まる変数でそれぞれ決まった確率が与えられているもの。

かくりつよほう

かくりつよほう [5] 【確率予報】
⇒降水確率予報(コウスイカクリツヨホウ)

かくりつろん

かくりつろん [4] 【確率論】
確率の一般法則を論ずる数学の一部門。パスカルなどに始まり,数理統計学・誤差論など科学の方法として応用されている。

かくりびょうしゃ

かくりびょうしゃ [4] 【隔離病舎】
伝染病が広がるのを防ぐため,感染者を隔離して治療する病棟。隔離病棟。

かくりゅう

かくりゅう 【角立】
他にぬきんでていること。また,その人。かくりつ。「門下の―なりとほめき/正法眼蔵」

かくりょ

かくりょ [1] 【客旅】
(1)旅。旅行。
(2)旅人。旅客。

かくりょう

かくりょう クワクレウ [0] 【廓寥】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々としてからっぽなさま。また,もの寂しいさま。「―として底に無限の淋しみを蔵する中世の調子/囚はれたる文芸(抱月)」

かくりょう

かくりょう [0][2] 【閣僚】
内閣を組織する各大臣。

かくりょう

かくりょう【閣僚】
the Cabinet ministers.

かくりょく

かくりょく [2] 【核力】
核子の間に作用して原子核を構成する力で,到達距離が短く強い力。湯川秀樹により,中間子によって媒介されることが明らかにされた。根源はハドロン間の強い相互作用にある。
→強い相互作用

かくりょく

かくりょく [2] 【角力】
(1)力をくらべること。
(2)相撲。

かくりよ

かくりよ [3] 【隠り世】
あの世。黄泉。

かくりん

かくりん [0] 【鶴林】
〔仏〕
(1)クシナガラ城外バツダイ河西岸の沙羅双樹の林。釈迦(シヤカ)が入滅した時,鶴の羽のように白く変わって枯れたという。つるのはやし。「―に煙つきて一千四百八十年/著聞 2」
(2)釈迦の死。仏涅槃(ネハン)。

かくりん

かくりん クワク― [0] 【獲麟】
〔「麟」は麒麟(キリン)で,想像上の獣。魯(ロ)の哀公が西方に狩りをして麒麟を得たことに感心した孔子が,「春秋」に「西狩獲�麟」と書いて筆を絶ち,世を去ったことから〕
(1)絶筆。また物事の終わり。「開闢(カイビヤク)より―に至りて/正統記(神代)」
(2)孔子の死。また,一般に臨終。

かくりんぎょくろ

かくりんぎょくろ 【鶴林玉露】
南宋の随筆。羅大経(ラダイケイ)著。一六巻(増補後一七または一八巻)。1248年成立。文人・学者の詩文についての論評を中心に,逸話なども収める。

かくりんじ

かくりんじ 【鶴林寺】
兵庫県加古川市にある天台宗の寺。山号は刀田(トダ)山。通称,戸田太子堂。聖徳太子の創建と伝える。宝形(ホウギヨウ)造りの太子堂は1112年建立で,国宝。

かくる

かく・る 【隠る】
■一■ (動ラ四)
〔上代語。下二段活用より古い形〕
かくれる。「青山に日が―・らばぬばたまの夜は出でなむ/古事記(上)」
■二■ (動ラ下二)
⇒かくれる

かくれ

かくれ [3] 【隠れ】
(1)かくれること。また人に知られないでいること。「―場所」
(2)(「おかくれ」の形で)身分の高い人が死去すること。
→おかくれ
(3)〔近世は「かぐれ」とも〕
人に見えない所。ものかげ。「物の―よりしばし見ゐたるに/徒然 32」

かくれ=もない

――もない
広く世間によく知れ渡っている。「―事実」

かくれあそび

かくれあそび [4] 【隠れ遊び】
(1)子供の遊戯の一。かくれんぼう。
(2)人に隠れて遊興をすること。

かくれい

かくれい [0] 【革令】
干支が辛酉(カノエトリ)の年を革命というのに対して,甲子(キノエネ)に当たる年。変乱が多いとされ,改元がよく行われた。

かくれい

かくれい [0] 【格例】
(1)しきたり。慣例。
(2)規則。格式。

かくれい

かくれい [0] 【閣令】
旧憲法下で内閣総理大臣が発した内閣の命令。

かくれい

かくれい [0] 【鶴唳】
ツルの鳴くこと。また,その声。「霜―を妨げて寒うして露なし/和漢朗詠(冬)」

かくれいわ

かくれいわ [3] 【隠れ岩】
水中にかくれて見えない岩。暗礁。

かくれうお

かくれうお [3] 【隠れ魚】
スズキ目の海魚。全長約20センチメートル。体は細長くて側扁し,尾部は次第にとがる。鱗がなく,肛門がのどのところに開く。昼間はフジナマコなどの腸内にかくれすみ,片利共生の好例とされる。本州中部以南に分布。

かくれおに

かくれおに [3] 【隠れ鬼】
⇒隠(カク)れん坊(ボウ)

かくれが

かくれが 【隠れ処】
人目につかない所。ものかげ。「御方は―の御後見にて卑下し物し給へる/源氏(若菜下)」

かくれが

かくれが【隠れ家】
a retreat;→英和
a refuge.→英和

かくれが

かくれが [3] 【隠れ家】
人目を避けてひそんでいる家や場所。「犯人の―が見つかる」

かくれがさ

かくれがさ [4] 【隠れ笠】
(1)かぶれば,姿を隠すことができるという想像上の笠。「かくれみの―をも得てしがな/拾遺(雑賀)」
(2)エイザンスミレの異名。

かくれがに

かくれがに [3] 【隠れ蟹】
カクレガニ属のカニの総称。甲は丸く無毛で柔らかい。雌は甲長7ミリメートル内外で,雄はきわめて小さい。二枚貝・巻貝・ナマコ・ホヤなどの外套腔や肛腔内に入り込み,餌を横取りする。本州以南に分布。ピンノ。

かくれきがん

かくれきがん [4] 【角礫岩】
角ばった岩石片からできている礫岩。断層角礫岩や凝灰角礫岩など。

かくれご

かくれご 【隠れ子】
「隠れん坊」に同じ。[日葡]

かくれごと

かくれごと [0][3] 【隠れ事】
人にかくれて行う物事。かくしごと。

かくれざと

かくれざと [3] 【隠れ里】
(1)落人などが世を避けてかくれ住んだと伝える村里。平家谷など。
(2)地底や山奥にあるといわれる仙界。椀貸し伝説を伴うものが多い。
(3)江戸時代,公認されていない遊里。私娼地。岡場所。

かくれづま

かくれづま 【隠れ夫】
人にかくしてもつ夫。みそかお。密夫。「―薄き契りにうらみわびつつ/夫木 33」

かくれづま

かくれづま 【隠れ妻】
人にかくしてもつ妻。かくしづま。しのびづま。「色に出でて恋ひば人見て知りぬべみ心の内の―はも/古今六帖 5」

かくれどころ

かくれどころ 【隠れ所】
人目を避けてかくれている所。かくれが。「うち群れてだにあらば,すこし―もやあらむ/枕草子 278」

かくれなし

かくれな・し 【隠れ無し】 (形ク)
(1)広く知れわたっている。かくれもない。「しのぶとも,世にある事―・くて/源氏(夕顔)」
(2)残るところがない。残らず…である。「世の中の事の―・くあらはるべきなり/大鏡(序)」

かくれぬ

かくれぬ 【隠れ沼】
〔「こもりぬ(隠沼)」を誤読したものか〕
草などに覆われてかくれている沼。こもりぬ。隠れの沼。「―に生ひそめにけりあやめ草/蜻蛉(下)」

かくれぬの

かくれぬの 【隠れ沼の】 (枕詞)
「下」「底」などにかかる。「―下に通ひて恋ひは死ぬとも/古今(恋三)」

かくれねんぶつ

かくれねんぶつ [4] 【隠れ念仏】
〔仏〕 江戸時代,真宗が禁教とされた地域で行われた念仏信仰。薩摩藩のカヤカベ教のように,真宗から逸脱したものもある。また,「隠し念仏」と混同して用いられることもある。

かくれのみや

かくれのみや 【幽宮】
神霊が人前に示現することなく永久に鎮まる宮。「―を淡路の洲(クニ)に構(ツク)り/日本書紀(神代上訓)」

かくれば

かくれば【隠れ場】
a hiding place;a refuge.→英和

かくれみの

かくれみの [4][3] 【隠れ蓑】
(1)身につけると姿が消えるという想像上の蓑。鬼や天狗の持ち物とされる。
(2)人の目をあざむくために使う,表向きの名目など。「村起こしを―に乱開発する」
(3)ウコギ科の常緑小高木。高さ6メートルほど。暖地に生える。葉は光沢があり,普通,広倒卵形,若木では深く五裂。夏,枝端に淡黄緑色の小花を一〇個内外散形につけ,秋に楕円形で黒熟する液果を結ぶ。庭木として栽植。
隠れ蓑(3)[図]

かくれもない

かくれもない【隠れもない】
famous;→英和
notorious (悪名の);→英和
obvious <facts> (明白な).→英和

かくれる

かく・れる [3] 【隠れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かく・る
〔古くは四段活用〕
(1)物の陰になって見えなくなる。「月が山に―・れる」
(2)人に見られないようにする。ひそむ。「洞穴に―・れる」「親に―・れて遊びに行く」
(3)俗世間を逃れ山里などでひっそりと生活する。隠遁する。「山寺に―・れる」
(4)多くの人に知られずにいる。「―・れた人材を探し出す」「―・れた才能」
(5)(身分の高い人が)死ぬ。「やむごとなき人の―・れ給へるもあまた聞こゆ/方丈記」
(6)庇護される。守られる。「かうぶりなど得しまで,この御徳に―・れたりしを/源氏(関屋)」
〔「かくす」に対する自動詞〕

かくれる

かくれる【隠れる】
(1) hide[conceal]oneself;disappear (見えなくなる).→英和
(2) retire <from the world> (隠遁(いんとん)する).→英和

かくれんじ

かくれんじ [3] 【角連子・角櫺子】
方形または菱形の連子子(レンジコ)をつけた連子。
→連子(レンジ)

かくれんぼう

かくれんぼう【隠れん坊(をする)】
(play) hide-and-seek.

かくれんぼう

かくれんぼう [3] 【隠れん坊】
子供の遊戯の一。物陰にかくれた者を鬼が捜し出す遊び。最初に見つけられたものが次の鬼となる。かくれんぼ。隠れ鬼。隠れ遊び。かくれご。

かくれんぼつぼつ

かくれんぼつぼつ 【赫連勃勃】
(381-425) 中国,五胡十六国の夏(カ)の祖。匈奴の出身。後秦(コウシン)の姚興(ヨウコウ)に仕え,オルドス地方を本拠に独立。長安を奪い北魏(ホクギ)と対立した。

かくれキリシタン

かくれキリシタン [6] 【隠れ切支丹】
徳川幕府の禁令下でキリスト教の信仰をひそかにもち続けた信者。明治時代になっても潜伏時代の信仰習俗を守り続けた。

かくろう

かくろ・う カクロフ 【隠ろふ】
〔動詞「隠る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「隠らふ」の転〕
■一■ (動ハ四)
物陰にひそむ。かくれる。「きのふけふ雲のたちまひ―・ふは花の林をうしとなりけり/伊勢 67」
■二■ (動ハ下二)
(1)物陰にひそむ。かくれる。「うちとけたる方にて時々,―・へ見侍りし程は/源氏(帚木)」
(2)人目に立たないでいる。「夜目にこそしるきながらも,よろづ―・へたること多かりけれ/源氏(末摘花)」

かくろう

かくろう [0] 【閣老】
(1)江戸幕府で,老中の異名。
(2)唐・明で,宰相の称。

かくろう

かくろう [0] 【客臘】
去年の一二月。旧臘。

かくろえ

かくろえ カクロヘ 【隠ろへ】
〔下二段動詞「隠ろふ」の連用形から〕
(1)隠れている所。物陰。「木の下の―も侍らざりき/源氏(総角)」
(2)かくされていること。秘密。「何事の―あるにか,ふかくかくし給ふ/源氏(梅枝)」

かくろえごと

かくろえごと カクロヘ― 【隠ろへ事】
かくしごと。「忍び給ひける―をさへ語り伝へけむ人の/源氏(帚木)」

かくろん

かくろん [0] 【確論】
(1)根拠のあるたしかな議論。定論。
(2)他人の意にそむき,あらそうこと。[色葉字類抄]

かくろん

かくろん【各論(に入る)】
(go into) details.

かくろん

かくろん [0] 【各論】
全体を構成する細かい項目に関する議論。
⇔総論
「これより―に入る」「総論賛成,―反対」

かくん

かくん クワ― [0] 【花薫】
花を入れて香りをたのしむ,透かし彫りの香炉型容器。玉・陶器・金属製。

かくん

かくん【家訓】
family creed[precepts].

かくん

かくん クワ― [1] 【寡君】
〔「寡徳の君」の意〕
諸侯の臣下が,他国の人に対して,自分の主君をへりくだっていう語。

かくん

かくん [0] 【家訓】
代々その家に伝わる教えや戒め。また,それを書き記したもの。かきん。「北条重時―」

かくん

かくん [1] 【家君】
一家の長。戸主。また,自分の父。

かくシェルター

かくシェルター [3] 【核―】
核兵器攻撃に備えたシェルター。

かくジャックぼうしじょうやく

かくジャックぼうしじょうやく 【核―防止条約】
正称,核物質の防護に関する条約。貯蔵中や輸送中の核物質の不法な取得と使用の防止,関係者の処罰,容疑者の引渡し等について定めた条約。1980年署名,87年発効。

かくミサイル

かくミサイル [4] 【核―】
核弾頭を装置できるミサイル。

かぐ

か・ぐ [0] 【嗅ぐ】 (動ガ五[四])
(1)鼻でにおいを感じとる。「花の香りを―・ぐ」「においを―・ぐ」
(2)隠れている物事を探る。「他人の私行を―・いでまわる」
[可能] かげる

かぐ

かぐ【家具】
furniture.→英和
〜1個 a piece of furniture.→英和
‖家具付きアパート a furnished apartment[ <英> flat].家具店 a furniture store[shop].

かぐ

かぐ [1] 【家具】
家の中に据えて用いる道具。机・いす・テーブル・たんすなど。

かぐ

かぐ [1] 【下愚】
〔論語(陽貨)〕
大層愚かなこと。また,その人。至愚。「世俗の事に携りて生涯を暮すは,―の人なり/徒然 151」
→上知と下愚とは移らず

かぐ

かぐ【嗅ぐ】
smell;→英和
sniff.→英和
嗅ぎつける smell out <the secret> ;get wind of.

かぐう

かぐう [0] 【仮寓】 (名)スル
一時的に住むこと。また,その家。かりずまい。「時雄の家に―して居た/蒲団(花袋)」

かぐつち

かぐつち 【軻遇突智】
記紀神話の神。伊弉諾尊(イザナキノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)との間に生まれた火の神。火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)。火之夜芸速男神(ヒノヤギハヤオノカミ)。火之炫毘古神(ヒノカガビコノカミ)。

かぐやひめ

かぐやひめ 【かぐや姫】
〔古くは「かくやひめ」か〕
「竹取物語」の主人公。竹の中から誕生し,竹取の翁夫婦に養われる。三か月で美しい姫に成長し貴公子たちの求愛を受けるが,種々の難題を言い掛けて退け,帝(ミカド)の申し入れをも拒んで八月十五夜の夜,月の都から遣わされた使者に伴われて昇天する。

かぐやま

かぐやま 【香具山・香久山】
⇒天香久山(アマノカグヤマ)

かぐや姫

かぐやひめ 【かぐや姫】
〔古くは「かくやひめ」か〕
「竹取物語」の主人公。竹の中から誕生し,竹取の翁夫婦に養われる。三か月で美しい姫に成長し貴公子たちの求愛を受けるが,種々の難題を言い掛けて退け,帝(ミカド)の申し入れをも拒んで八月十五夜の夜,月の都から遣わされた使者に伴われて昇天する。

かぐら

かぐら【神楽】
a Shinto music and dancing.〜を奏する play sacred music.

かぐら

かぐら [1] 【神楽】
〔「かむくら(神座)」の転〕
(1)神をまつるために奏する歌舞。
(2)宮中の儀式芸能の一。歌が主体で,一部舞を伴う。楽器は和琴・大和笛(神楽笛)・笏拍子(シヤクビヨウシ)であったが,のちに篳篥(ヒチリキ)が加わった。平安時代中期に成立。今日に伝わる。御神楽(ミカグラ)。
(3)民間神事芸能の一。各地の神社で祭礼の折などに行われる舞・囃子(ハヤシ)。巫女神楽・出雲神楽・伊勢神楽・獅子神楽などに分類される。里神楽。[季]冬。
(4)能や狂言の舞事の一種。能では女神・巫女(ミコ)などが幣や扇を持ち,狂言では巫女が鈴を持って舞う。
(5)下座音楽の本神楽のこと。

かぐらうた

かぐらうた [3] 【神楽歌】
(1)古代の宮廷歌謡の一。神楽{(1)}の折に歌われるもの。
(2)神楽{(2)}で歌う歌。神歌。

かぐらお

かぐらお 【神楽男】
神楽を奏する男。

かぐらがおか

かぐらがおか 【神楽岡】
京都市左京区にある吉田神社の東方の丘陵。海抜124メートル。吉田山。

かぐらざか

かぐらざか 【神楽坂】
東京都新宿区東部の地名。第二次大戦前までは花街(カガイ)として知られた。

かぐらざさ

かぐらざさ [3] 【神楽笹】
オカメザサの異名。

かぐらざめ

かぐらざめ [3] 【神楽鮫】
カグラザメ目の海魚。全長8メートルに達する。体は暗褐色から黒灰色で腹面は灰色。体側に鰓孔(エラアナ)が六対ある。卵胎生。肉は練り製品にする。温帯・熱帯の深海域に分布。

かぐらし

かぐらし [3] 【神楽師】
里神楽を舞う人。

かぐらじし

かぐらじし [4][3] 【神楽獅子】
(1)太神楽(ダイカグラ)・山伏神楽などの神楽系の芸能に見られる獅子舞。伎楽・田楽・風流などの獅子舞を区別していう語。
(2)神前で奉納される獅子舞。

かぐらすず

かぐらすず [3] 【神楽鈴】
(1)神楽を奏する時に持つ鈴。小さい鈴を一二個綴(ツヅ)って柄をつけたもの。翁の三番叟などにも用いる。
(2){(1)}にかたどった紋章。
神楽鈴(1)[図]

かぐらせん

かぐらせん [3] 【神楽銭】
神楽を奉納するために出す金銭。

かぐらだいこ

かぐらだいこ [4] 【神楽太鼓】
神楽を奏する時に使う大太鼓。また,その音。

かぐらづき

かぐらづき [3] 【神楽月】
陰暦一一月の異名。

かぐらでん

かぐらでん [3] 【神楽殿】
神社の境内に設けて神楽を奏する建物。楽殿。神楽堂。

かぐらどう

かぐらどう [0] 【神楽堂】
「神楽殿」に同じ。

かぐらばやし

かぐらばやし [4] 【神楽囃子】
(1)関東で,祭り囃子のこと。神田囃子・葛西(カサイ)囃子など。
(2)神楽の囃子。

かぐらぶえ

かぐらぶえ [3][4] 【神楽笛】
日本古来の横笛。六孔で宮中の神楽に用いる。太笛(フトブエ)。大和笛(ヤマトブエ)。神笛。

かぐらみこ

かぐらみこ [4] 【神楽巫女】
神楽を奏する女。かぐらめ。かぐらひめ。

かぐらめ

かぐらめ 【神楽女】
「神楽巫女(ミコ)」に同じ。

かぐらめん

かぐらめん [3] 【神楽面】
神楽{(2)}で使う仮面。地方によって異なるが,江戸神楽では男面・女神面・おかめ・ひょっとこ・潮吹き面などの人面のほか,動物の面なども用いる。

かぐろい

かぐろ・い [3] 【か黒い】 (形)[文]ク かぐろ・し
〔「か」は接頭語〕
くろぐろしている。「―・い影」「―・き髪に/万葉 804」

かぐわしい

かぐわし・い [4] 【香しい・芳しい・馨しい】 (形)[文]シク かぐは・し
〔「香細(カクワ)し」の意〕
(1)上品なかおりがおだやかににおうさま。「―・い香り」
(2)心をひきつけるさま。魅力的だ。「縵(カズラ)かけ―・し君を相見つるかも/万葉 4120」
[派生] ――さ(名)

かけ

−かけ【−掛】
(1) 帽子掛 a hatrack.→英和
(2) 吸い〜の巻タバコ a half-smoked cigarette.やり〜の仕事 an unfinished work.(3) percent <%> .→英和
⇒−掛(がけ).

かけ

かけ [0] 【欠け・闕け】
(1)かけること。かけていること。「―茶碗」
(2)かけてこわれた部分。かけら。「瀬戸―」

かけ

かけ [2] 【賭け】
〔「かけ(掛)」と同源〕
(1)勝負事などで金品を出し合い,勝者がその金品を取ること。賭け事。「―をする」
(2)運を天に任せて思い切ってやってみること。「大きな―だ」

かけ

かけ【欠け】
(1) a fragment;→英和
a chip (かけら).→英和
(2) a crack (欠け目);→英和
a flaw (きず).→英和

かけ

かけ 【駆け・駈け】
(1)馬を速く走らせること。駆け足。
(2)騎馬で敵陣に突入すること。「さてこそ熊谷・平山が一,二の―をばあらそひけれ/平家 9」

かけ

かけ 【鶏】
ニワトリの古名。「庭つ鳥―の垂尾(タリオ)の乱れ尾の長き心も思ほえぬかも/万葉 1413」
〔「かけろ」と鳴く声からの命名という〕

かけ

かけ 【掛け】
■一■ [2] (名)
(1)「掛け売り」「掛け買い」の略。「―で買う」
(2)売り掛け金。また,買い掛け金。「―がたまる」
(3)卸値の定価に対する割合。
→がけ(掛)
(4)「かけそば」「かけうどん」の略。
(5)相撲の手。足をかけて攻める技の総称。「―投げ」「外(内)―(ガケ)」
(6)「打ち掛け」の略。
(7)帯の締めはじめる方の端。
(8)名詞の下に付いて,それを掛けておく物の意を表す。「帽子―」「衣紋―」
(9)何かに関連づけて,言葉に出して言うこと。「玉だすきに―のよろしく/万葉 5」
(10)計画。予定。たくらみ。「嫌なる物…―のある夜の長客人/仮名草子・犬枕」
■二■ (接尾)
(1)動詞の連用形に付いて,
 (ア)動作をし始めて,まだそれが中途であることを表す。「読み―の本」「書き―の手紙」
 (イ)動作が起ころうとする直前の状態であることを表す。「死に―」「つぶれ―」
(2)助数詞。和語の数詞に付いて,
 (ア)一人で担えるほどの物を数えるのに用いる。「きぬびつ,ふた―にてあるを/源氏(松風)」
 (イ)「懸け鯛(ダイ)」を数えるのに用いる。「角樽一荷に塩鯛一(ヒト)―/浮世草子・永代蔵 6」
→がけ(掛)

かけ

かけ【賭】
gambling;→英和
betting (賭事);a wager (賭物).→英和
〜をする make a bet.→英和
〜に勝つ(負ける) win (lose) a wager.

かけ

かけ【掛】
credit.→英和
〜で買う(売る) buy (sell) on credit.→英和

かけ=も構いも無し

――も構いも無・し
少しのかかわりもない。「なんの―・き猫にまで/浄瑠璃・大経師(上)」

かけあい

かけあい【掛合い】
(1) a negotiation (交渉).⇒交渉(する).
(2) a dialogue (話);a duet (歌).→英和
‖掛合い漫才 a comic stage dialogue.

かけあい

かけあい [0] 【掛(け)合い・懸(け)合い】
(1)互いにかけあうこと。「水の―」
(2)交渉や談判をすること。「借金の―に出掛ける」
(3)演芸などで,二人以上の人がかわるがわる話したり演奏したりすること。
(4)歌舞伎舞踊で,二種以上の異なった地方(ジカタ)が,交互にまたは同時に演奏すること。「紅葉狩」における義太夫節・常磐津節・長唄のかけあいなど。掛け合わせ。
(5)義太夫・浄瑠璃で,二人以上の太夫が交互また同時に語ること。
(6)両方の軍隊が正面から互いに攻めかかること。「ひろみへ出て,―のいくさにてぞあらんずらん/平家 7」
(7)ありあわせのもの。また,ありあわせの材料で作った食事。「旅籠屋に立寄り―の食(メシ)を出し給へといひて/浮世草子・文反古 5」

かけあいぜりふ

かけあいぜりふ [5] 【掛(け)合い台詞】
歌舞伎などで,二人以上の役者が,交互に一節ずつ言うせりふ。かけあい。

かけあいばなし

かけあいばなし [5] 【掛(け)合い話】
寄席演芸の一。二人の芸人が滑稽な対話をして客を笑わせるもの。

かけあいまんざい

かけあいまんざい [5] 【掛(け)合い万歳】
二人または数人がかけあいで演ずる万歳。音曲やコントなどを主とするものに対していう。漫才。

かけあう

かけあ・う [3][0] 【掛(け)合う・懸(け)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いにかける。「水を―・う」
(2)要求をもって相手側と話し合う。交渉する。「境界問題で隣家と―・う」
(3)つりあう。匹敵する。「挑灯(チヨウチン)に釣鐘(ツリガネ)―・はぬ事すれば/浮世草子・織留 1」
[可能] かけあえる

かけあがる

かけあが・る [4][0] 【駆け上がる】 (動ラ五[四])
(1)走って上がる。「石段を一気に―・る」
(2)馬を走らせて上がる。「向ひの岸へぞ―・つたる/太平記 28」
[可能] かけあがれる

かけあがる

かけあがる【駆け上がる】
run up.

かけあきない

かけあきない [4][3] 【掛(け)商い】
掛け売りでする商売。
⇔現金商い

かけあし

かけあし [2] 【駆(け)足・駈け足】 (名)スル
(1)走ること。
(2)馬をはやく走らせること。駆け。
(3)(比喩的に)あわただしいようす。「冬が―でやって来る」

かけあし

かけあし【駆け足】
a run;→英和
a canter (馬の).→英和
〜で at a run;→英和
at a canter[trot](馬).〜で読む skim <over,through> .→英和

かけあわす

かけあわ・す 【駆け合はす・駈け合はす】 (動サ下二)
馬に乗って戦う。「敢へて―・せんとする者なし/太平記 8」

かけあわす

かけあわ・す [0][4] 【掛け合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「掛け合わせる」に同じ。「三と五を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒かけあわせる

かけあわせ

かけあわせ [0] 【掛け合(わ)せ】
(1)動植物を交配させること。交配。
(2)印刷技法の一。原図から二種以上の版をつくり,刷り重ねて中間的な色彩を出すこと。

かけあわせる

かけあわ・せる [0][5] 【掛け合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かけあは・す
(1)掛け算をする。
(2)動植物を交配する。

かけあわせる

かけあわせる【掛け合わせる】
(1) multiply <3 by 2> .→英和
(2) cross <one breed> with another (動物を).

かけあんどん

かけあんどん [3] 【掛(け)行灯】
家の入り口・店先・廊下の柱などにかけておくあんどん。かけあんどう。
掛け行灯[図]

かけい

かけい [0] 【筧・懸け樋】
⇒かけひ(筧)

かけい

かけい【火刑に処する】
burn alive[at the stake].

かけい

かけい【家系】
one's lineage.家系図 a family tree.

かけい

かけい【家計】
housekeeping;→英和
household economy;living (生計).→英和
〜が豊か(困難)だ be well (badly) off.‖家計費 a family budget.家計簿 a housekeeping book.

かけい

かけい [0] 【佳景】
いいながめ。いいけしき。

かけい

かけい [0] 【家兄】
他人に向かって自分の兄をいう語。

かけい

かけい [0] 【下掲】
下方に掲示すること。あるものの次に掲げること。また,そのもの。

かけい

かけい クワ― [0][1] 【花兄】
〔春に,他の花に先立って咲くことから〕
梅の異名。

かけい

かけい [0] 【家計】
(1)一家の暮らし向き。一家の収入や支出など。生計。「―のやり繰りに苦しむ」「―費」
(2)企業や政府とならぶ経済主体の一。労働力を提供し所得を得,消費や貯蓄を行う。消費者ともいう。

かけい

かけい 【夏珪】
中国南宋の画家。字(アザナ)は禹玉(ウギヨク)。李唐に学ぶ。画院に入り待詔(タイシヨウ)となる。山水画に長じ,馬遠とともに南宋院体山水画の双璧といわれた。雪舟など日本の室町中期以降の水墨画家に影響を与えた。生没年未詳。

かけい

かけい 【嘉慶】
北朝の年号(1387.8.23-1389.2.9)。至徳の後,康応の前。後小松天皇の代。かきょう。

かけい

かけい 【荷兮】
⇒山本(ヤマモト)荷兮

かけい

かけい [0] 【家鶏・家雞】
家で飼うニワトリ。

かけい

かけい クワ― [0] 【火刑】
昔の刑罰の一。火あぶりの刑。

かけい

かけい クワ― [0] 【花茎】
地下茎や鱗茎から直接分枝して,葉をつけず,花または花序だけつける茎。タンポポ・ヒガンバナなどに見られる。挺茎(テイケイ)。

かけい

かけい [0] 【家系】
その家の系統。血統。血筋。「―図」

かけい

かけい [0] 【夏畦】
暑い夏に田を耕すこと。労苦の大きいことのたとえ。

かけい

かけい クワ― [0] 【科刑】 (名)スル
刑罰を負わせること。

かけい

かけい [0] 【河系】
河の本流とこれに注ぐすべての支流の総称。水系とほぼ同義。

かけい

かけい クワ― [0] 【花形】
(1)花冠(カカン)の形。
(2)華道で,作品の形式。かぎょう。はながた。

かけいた

かけいた [0] 【掛(け)板】
(1)かけ下げる,あるいはかけわたす板。
(2)昔の歌舞伎舞台で,左右の大臣柱にかける木札。芝居の外題・段名を記してかけた。

かけいちょうさ

かけいちょうさ [4] 【家計調査】
家計の収入と支出の実態を把握するために行われる調査。消費者行動の分析,生活水準の測定,消費者物価指数算出の資料などとして用いられる。わが国では総務庁・農林水産省によって行われている。狭義には,総務庁による都市世帯を対象とする調査をさす。

かけいね

かけいね [3] 【掛(け)稲】
(1)刈り取って,干すために稲掛けに掛けてある稲。[季]秋。《―に鼠啼なる門田かな/蕪村》
(2)「懸(カ)け税(チカラ)」に同じ。

かけいぼ

かけいぼ [2] 【家計簿】
一家の収入・支出など家計費を記入する帳簿。

かけいやぼく

かけいやぼく [4] 【家鶏野鶩】
〔「鶩」はアヒルの意〕
見なれたものを遠ざけ,新しいもの,珍しいものを尊ぶこと。

かけいり

かけいり [0] 【駆(け)入り・駈け入り】
(1)山伏が修行のために山にはいること。峰入り。
⇔駆け出(デ)
「大峰への―には/狂言・腰祈」
(2)「翔(カケリ){(2)}」に同じ。

かけいる

かけい・る [0][3] 【駆(け)入る】 (動ラ五[四])
(1)走ってはいる。かけこむ。「急いで門内に―・る」
(2)馬を速く走らせてはいる。「轡(クツバミ)を並べて―・れば/保元(中・古活字本)」

かけうぐ

かけう・ぐ 【欠け穿ぐ】 (動ガ下二)
欠けて穴が開く。「耳鼻―・げながら抜けにけり/徒然 53」

かけうた

かけうた [2] 【懸(け)歌】
相手に対して言いかけた歌。問いかけ歌。呼びかけ歌。
⇔返し歌

かけうどん

かけうどん [3] 【掛け饂飩】
だし汁をかけただけのうどん。うどんかけ。
〔関西では「すうどん」という〕

かけうま

かけうま [2] 【賭け馬】
(1)競馬で,金を賭けた馬。
(2)競馬。

かけうり

かけうり [0] 【掛(け)売り】 (名)スル
代金あと払いの約束で品物を売ること。かけ。かしうり。
⇔掛け買い
⇔現金売り

かけうり

かけうり【掛売り】
sale on credit.

かけえ

かけえ [2] 【掛(け)絵】
絵をかいた掛け物。画幅(ガフク)。

かけえぼし

かけえぼし [3] 【掛烏帽子】
紐(ヒモ)をかけず,頭に深くかぶり,串で髻(モトドリ)にとめる烏帽子。うちかけえぼし。

かけえり

かけえり [0][2] 【掛(け)襟・掛け衿】
(1)和服の襟の上に,汚れを防ぐために掛ける襟。長着の共襟,はんてんなどの黒繻子(クロジユス)の襟,襦袢(ジバン)の装飾的な半襟など。削(ソ)ぎ襟。上襟。
(2)汚れやいたみを防ぐために掛け布団などの,顔にあたるあたりにかける布。

かけえんしょう

かけえんしょう [3] 【掛焔硝】
歌舞伎の小道具。樟脳の粉を火に入れて,急に煙や炎を出す仕掛け。怪異のものの出現や消失,幻術・忍術による人物の消失などに使う。

かけお

かけお [2] 【掛緒・懸緒】
(1)掛け物をかけるためにその上部に付けた紐(ヒモ)。
(2)冠・烏帽子などの緒。
(3)鎧(ヨロイ)の袖に付け,綿上(ワタガミ)の袖付けの緒に結ぶ紐。
→大鎧

かけおち

かけおち【駆落ち】
(an) elopement.→英和
〜する elope[run away] <with one's lover> .→英和

かけおち

かけおち [0] 【駆(け)落ち・駈け落ち】 (名)スル
(1)親から結婚の許しを得られない男女が,しめし合わせてひそかによそへ逃げ隠れること。
(2)逃げて行方をくらますこと。逐電。「困りきつて―とまで思つたところを/五重塔(露伴)」
(3)戦国時代,農民が戦乱・重税などのために散発的あるいは組織的に離村・離郷すること。
(4)江戸時代,貧困・悪事などのために,居住地を離れ行方をくらますこと。
〔(2)(3)(4) は「欠落」と書く。武士には「出奔(シユツポン)」の語が用いられる〕

かけおちもの

かけおちもの [0] 【駆(け)落ち者】
かけおちをした人。「屹度(キツト)―か何にかに違いないよ/花間鶯(鉄腸)」

かけおどり

かけおどり 【掛(け)踊り】
(1)室町後期より江戸初期にかけて行われた七夕(タナバタ)や盆の風流(フリユウ)踊り。互いに組を仕立てて掛け合いで踊り歩いた。小町踊りなど。
(2)厄神送り・虫送りなどに一方の村境から他の村境まで踊りに厄神を巻き込んで送る踊り。主に夏に行われる。中部地方の山間部に残る。伊勢踊り。

かけおび

かけおび [0] 【掛(け)帯】
(1)平安以降,物忌みのしるしに用いた赤い絹の帯。胸にかけ肩を越えて背後で結ぶ。社寺参詣の女子や巫女(ミコ)が用いた。
(2)近世,女房装束の裳の大腰の左右に付けた紐。肩を越して前で結ぶ。

かけおりる

かけおりる【駆け下りる】
run down.

かけかえる

かけか・える [4][3] 【掛(け)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かけか・ふ
(1)今までのものを取り除いて別のものをかける。「橋を―・える」
(2)あるものを今までかけてあった場所から他の場所へ移す。「書斎の額を応接間に―・える」

かけかけし

かけかけ・し 【掛け掛けし】 (形シク)
いつも心にかけている。執着している。好色めいている。「なほ,とてもかくても,見苦しう,―・しき有様にて/源氏(藤袴)」

かけかまい

かけかまい [0] 【掛(け)構い】
(下に打ち消しの表現を伴って)
(1)気にかけること。こだわること。「年は若し,―のない女で/湯島詣(鏡花)」
(2)かかわりあい。関係。「―なき伺候の武士も感涙催すばかりなり/浄瑠璃・聖徳太子」

かけかまう

かけかま・う 【掛け構ふ】 (動ハ四)
関係する。かかわり合う。下に打ち消しの語を伴って用いられる。「―・はぬ立田さへそれで態(ワザト)呼出さなんだが/浄瑠璃・菅原」

かけがい

かけがい [0] 【掛(け)買い】 (名)スル
代金あと払いの約束で品物を買うこと。かけ。買い掛かり。
⇔掛け売り

かけがい

かけがい【掛買い】
purchase on credit.

かけがえ

かけがえ [0] 【掛(け)替え】
(1)いざという時の準備に用意された同種のもの。それに代わるもの。かわり。「家に―のお鉄といふものがありながら/二人女房(紅葉)」
(2)〔「かけかえ」とも〕
かけかえること。とりかえること。

かけがえ

かけがえ【掛替えのない】
irreplaceable.→英和
〜のない子 one's only child.

かけがえ=のない

――のない
無くなったら,ほかのもので代えられない。「―命」「―人を失う」

かけがね

かけがね【掛金】
a latch.→英和
〜をかける(はずす) (un)latch.

かけがね

かけがね [0] 【掛(け)金】
(1)戸・障子などが開かないようにかける金具。
(2)あごの関節。[日葡]

かけがみ

かけがみ [0][2] 【懸(け)紙】
(1)贈り物の品の上を巻くように包む白紙。多く熨斗(ノシ)や水引などが印刷してある。
(2)申し文・手紙などを包む白紙。礼紙(ライシ)。空紙。包紙。

かけがわ

かけがわ カケガハ 【掛川】
静岡県中西部の市。東海道に沿う宿場町・城下町。茶の集散地。製茶・楽器工業が盛ん。

かけがわら

かけがわら [3] 【掛け瓦】
屋根の破風(ハフ)の箕甲(ミノコウ)に,流れに対して直角の方向に掛けた瓦。

かけきん

かけきん [2][0] 【掛(け)金】
(1)分割して定期的に支払う金。「保険の―」
(2)掛け売り・掛け買いの代金。掛け代金。

かけきん

かけきん【賭金】
a bet;→英和
stakes.

かけきん

かけきん【掛金】
an installment;a premium (保険の).→英和

かけきん

かけきん [2][0] 【賭け金】
賭博(トバク)で,その勝負の結果によってやりとりすることを約束した金。

かけぎ

かけぎ 【掛け木】
〔秤(ハカリ)にかけて売買したところから〕
たきぎ。「庭蔵みれば…伽羅―のごとし/浮世草子・五人女 5」

かけくぎ

かけくぎ【掛釘】
a peg.→英和

かけくら

かけくら [2] 【駆け競】
「かけくらべ」の略。「寒いから―にしよう/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

かけくらべ

かけくらべ [3] 【駆け競べ】 (名)スル
走ってどちらが速いかを競うこと。かけっこ。かけくら。

かけこうじ

かけこうじ [3] 【掛け麹】
清酒のもろみの仕込みに用いる麹。

かけこだい

かけこだい [3] 【懸(け)小鯛】
「懸け鯛」に同じ。

かけことば

かけことば【掛詞】
a play on words;a pun.→英和

かけことば

かけことば [3] 【掛け詞・懸け詞】
主に韻文で用いられる修辞上の技法の一。同音を利用して,一語に複数の意味をもたせるもの。たとえば「わが身世にふるながめせしまに/古今(春下)」の「ふる」が「降る」と「経る」,「ながめ」が「長雨」と「眺め」のように,また「その手は桑名の焼蛤(ヤキハマグリ)」の「食わない」と「桑名」のように一連の字句に二語の意味をもたせる場合をいう。言い掛け。

かけこみ

かけこみ [0] 【駆(け)込み・駈け込み】
(1)かけこむこと。「―乗車」
(2)「駆け込み訴え」の略。
(3)妻が夫から離別するために尼寺や縁切り寺へ逃げこむこと。また,その女性。

かけこみ

かけこみ [0] 【掛(け)込み】
〔両替屋の用語〕
量目を少なめに量ること。
⇔掛け出し
「五厘・一分の―を見て/浮世草子・永代蔵 4」

かけこみうったえ

かけこみうったえ [5] 【駆(け)込み訴え】
江戸時代,所定の裁判手続きを経ず,評定所・三奉行所,また幕府の重臣の家,あるいは領主などに直接訴え出ること。駆け込み訴訟。駆け込み願い。

かけこみそしょう

かけこみそしょう [5] 【駆(け)込み訴訟】
「駆け込み訴え」に同じ。

かけこみてんじょう

かけこみてんじょう [5] 【掛(け)込み天井】
庇(ヒサシ)が室内に貫入して,天井となっているもの。化粧屋根裏をそのまま表した傾斜天井で,小間(コマ)の茶室に多い。

かけこみでら

かけこみでら [0] 【駆(け)込み寺】
「縁切り寺(デラ)」に同じ。

かけこみねがい

かけこみねがい [5] 【駆(け)込み願い】
「駆け込み訴え」に同じ。

かけこむ

かけこむ【駆け込む】
run[rush] <into a house> ;→英和
seek[take]refuge <in,under> (逃げ込む).駆け込み寺 a shelter for battered women.

かけこむ

かけこ・む [0][3] 【駆(け)込む・駈け込む】 (動マ五[四])
(1)走って中に入る。「門の中へ―・む」
(2)援助・保護・相談を求めて関係のある所へ走り込む。「詐欺にあって警察に―・む」
(3)江戸時代,駆け込み訴えをする。
[可能] かけこめる

かけこもる

かけこも・る 【掛け籠る】 (動ラ四)
錠をかけて家の中にひきこもる。「睡(ネブ)たければ,昼も―・りて/徒然 60」

かけご

かけご [2] 【掛(け)子・懸け籠】
(1)ほかの箱の縁にかけて,中にはまるように作った箱。
(2)〔(1)が外箱に隠れて見えないことから〕
本心を隠していること。隔て心。下心。「詞にも虚言なく心にも―なし/浄瑠璃・嫗山姥」

かけご

かけご [2] 【賭け碁】
金品をかけて打つ碁。

かけごい

かけごい [0] 【掛け乞い】
〔「かけこい」とも〕
「掛け取り」に同じ。特に年末の場合をいうことが多い。[季]冬。

かけごう

かけごう [0] 【掛(け)香】
〔「かけこう」とも〕
(1)練り香を小さな袋に入れ,部屋の柱などにかけておくもの。香嚢(コウノウ)・訶梨勒(カリロク)など。[季]夏。
(2)携帯用の匂い袋。ひもで首にかけ袂(タモト)に入れる。主に女子が用いた。誰(タ)が袖。[季]夏。

かけごえ

かけごえ [2][0] 【掛(け)肥】
作物に施す液状の肥料。液肥(エキヒ)。

かけごえ

かけごえ [3] 【掛(け)声】
(1)合図をしたり,調子を取ったり,元気をつけたり,応援したりするために出す声。
(2)何かを,ともに始めようとする時の呼びかけの言葉。「―ばかりでなかなか具体化しない」

かけごえ

かけごえ【掛声】
a shout;→英和
a call.→英和
〜をかける shout time (拍子を取って);shout encouragement (励まして).

かけごく

かけごく [2] 【掛(け)石】
丸太末口(スエクチ)の平均直径の二乗に〇・七九( π の四分の一)を掛け,これに材長を掛けて求めた材積。短い丸太に適用する。

かけごくら

かけごくら 【駆けごくら】
〔「かけこくら」「かけこぐら」とも〕
かけくらべ。かけっこ。「飛びごくら・―・軽わざ・早わざ劣る事はなけれども/浄瑠璃・唐船噺」

かけごと

かけごと [2] 【賭け事】
金品をかけてする勝負事。かけ。

かけごと

かけごと【賭事】
betting;gambling.→英和

かけごぬり

かけごぬり [0] 【掛(け)子塗り】
土蔵の扉の縁に段をつけて塗った漆喰(シツクイ)塗り。

かけごや

かけごや【掛小屋】
a temporary hut.

かけごや

かけごや [0][2] 【掛(け)小屋】
臨時の興行・工事・作業などのために,ごく簡単に造る仮の小屋。

かけさき

かけさき [0][4] 【掛(け)先】
掛け売りをした得意先。また,その代金。「―を残らず使ひ込み/にごりえ(一葉)」

かけざお

かけざお [2] 【掛け竿】
(1)衣服などをかけるために横に渡した竿。
(2)掛け軸をかける時に使う先にまたのついた竿。掛け字掛け。掛け物掛け。矢筈(ヤハズ)。画叉(ガサ)。

かけざかな

かけざかな [3] 【懸(け)魚】
「懸けの魚(ウオ){(1)}」に同じ。

かけざん

かけざん [2] 【掛(け)算】
二つ以上の数の積を求める計算法。乗法。
⇔割り算

かけざん

かけざん【掛算】
multiplication.→英和
〜をする multiply.→英和

かけしたおび

かけしたおび [3] 【掛(け)下帯】
打掛の下に締める礼装用の帯。

かけしょうぎ

かけしょうぎ [3] 【賭け将棋】
金品をかけてさす将棋。

かけしょうじ

かけしょうじ [3] 【掛(け)障子】
下地窓などの内側の壁に折れ釘を打ち,これに掛けつるす障子。茶室に多い。

かけじ

かけじ [0] 【欠(け)字】
(1)「けつじ(欠字){(1)}」に同じ。
(2)印刷物で,欠けた文字。
(3)「闕画(ケツカク)」に同じ。

かけじ

かけじ 【懸け路】
(1)がけに木材で棚のように造った道。かけみち。かけはし。「恐ろしや木曾の―の丸木橋/千載(雑下)」
(2)険しい道。「山の―に思う給ふるを/源氏(橋姫)」

かけじ

かけじ [2] 【掛(け)字】
床の間などにかける,文字を書いた掛け物。

かけじかけ

かけじかけ [3] 【掛(け)字掛け】
「掛け竿(ザオ){(2)}」に同じ。

かけじく

かけじく [2] 【掛(け)軸】
「掛け物{(1)}」に同じ。

かけじく

かけじく【掛軸】
a hanging scroll.

かけじょうゆ

かけじょうゆ [3] 【掛け醤油】
湯だきにした食品にかける合わせ醤油,または割り醤油。

かけじる

かけじる [3] 【掛(け)汁】
料理の上にかける汁。かけしる。

かけす

かけす [0] 【懸巣】
スズメ目カラス科の鳥。全長約33センチメートル。体は淡い葡萄(ブドウ)色,尾は黒,腰は白,翼は黒・白・青の斑(マダラ)で美しい。他の鳥の声をよくまねる。樫(カシ)の実を好みカシドリの名もある。全国の低山帯で繁殖し,冬は平地でも普通に見られる。[季]秋。
懸巣[図]

かけす

かけす
《鳥》a Japanese jay.

かけすおう

かけすおう [3] 【掛素襖】
(1)室町時代頃の武家の略装。素襖の裾を袴に入れず,外に垂らす着方。
(2)能・狂言の扮装。大口などを着けた上に素襖の上だけを着て烏帽子はかぶらないもの。

かけすずり

かけすずり [3] 【懸け硯】
(1)書き付けや小物を入れる「掛け子(ゴ){(1)}」のある硯箱。
(2)江戸時代,廻船の船頭などが重要書類や金銭を入れるために用いた硯箱兼用の手文庫。
→船箪笥(フナダンス)

かけすて

かけすて【掛け捨て保険】
a lapsed insurance policy.

かけすて

かけすて [0] 【掛(け)捨て】
〔「かけずて」とも〕
(1)保険・無尽などで,中途で掛け金を中止するなどしたため,払い込んだ金が無駄になること。
(2)保険や共済組合の掛け金を払い込んでも,一定期間内に契約に該当する災害・傷害などに遭わなければ払い戻しを受けられない方式のこと。

かけず

かけず 【掛けず】 (副)
問題にもされないで。簡単に。「―けおさるるこそ,本意なきわざなれ/徒然 1」

かけず

かけず [2] 【掛(け)図】
地図・図表・絵などを掛け物のようにしたもの。学校などで用いる。

かけず

かけず【掛図】
a wall map (地図)[chart(図表),picture(絵画)].

かけずりまわる

かけずりまわ・る カケヅリマハル [6] 【駆けずり回る】 (動ラ五[四])
あちこちと走りまわる。奔走する。「一日中仕事で―・る」

かけずる

かけず・る 【駆けづる】 (動ラ四)
駆け回る。かけずりまわる。「此の部屋のあたりを―・り侍れど/落窪 1」

かけせん

かけせん [2] 【掛(け)銭・賭け銭】
(1)日掛け・月掛けなどで定期に若干ずつかけていく銭(ゼニ)。掛け金。
(2)中世,領民から徴収した課銭。
(3)勝負事にかける金銭。

かけぜに

かけぜに [0] 【欠(け)銭】
中世・近世に良貨にまじって流通した,欠損のある質の悪い貨幣。

かけそば

かけそば [0] 【掛け蕎麦】
だし汁をかけただけのそば。かけ。そばかけ。

かけぞり

かけぞり [0] 【掛(け)反り】
相撲の決まり手の一。頭を相手の脇の下に入れ,頭を入れたのと反対の方の足を相手の足の外側からあて,切り返すようにして倒す技。

かけたかのとり

かけたかのとり [1] 【かけたかの鳥】
ホトトギスの異名。
〔鳴き声が,テッペンカケタカとかホンゾンカケタカと聞こえるというところからの称〕

かけたかの鳥

かけたかのとり [1] 【かけたかの鳥】
ホトトギスの異名。
〔鳴き声が,テッペンカケタカとかホンゾンカケタカと聞こえるというところからの称〕

かけだい

かけだい [2] 【掛(け)台】
「絎台(クケダイ)」に同じ。

かけだい

かけだい [2] 【懸け鯛】
近世,正月に,二匹の干し鯛を藁縄(ワラナワ)で結び合わせ,かまどの上などに掛けたもの。六月一日にこれを食べると,疫病にかからないといわれた。

かけだいきん

かけだいきん [3] 【掛(け)代金】
掛け売りにした商品の代金。

かけだおれ

かけだおれ [0] 【掛(け)倒れ】
(1)掛け売りの代金を回収できず損害を受けること。
(2)費用をかけただけで,利益があがらないこと。
(3)無尽などで,掛け金をかけただけで,見返りがなく損失になること。

かけだし

かけだし【駆出し】
a greenhorn;→英和
a beginner.〜の inexperienced.→英和

かけだし

かけだし [0] 【掛(け)出し】
(1)外側へ突き出して造ること。「―桟敷」「―舞台」
(2)両替する時,客に渡す金銀の目方を実際の重量よりも多めにいうこと。
⇔掛け込み
[日葡]
(3)「懸け造り」に同じ。

かけだし

かけだし [0] 【駆(け)出し】
物事を始めたばかりで経験が浅いこと。また,その人。「―の編集者」

かけだしもの

かけだしもの [0] 【駆(け)出し者】
初心者。未熟者。かけだし。

かけだす

かけだ・す [3][0] 【駆(け)出す】 (動サ五[四])
(1)走り始める。走り出す。「一斉に―・す」
(2)かけて外へ出る。走って出る。「はだしで表に―・す」
(3)逃げ出す。出奔する。「四五年前から―・して仕まはふかと/塩原多助一代記(円朝)」
[可能] かけだせる

かけだす

かけだす【駆け出す】
run out <into the street> .

かけだす

かけだ・す [3][0] 【掛(け)出す】 (動サ五[四])
(1)(「架け出す」とも書く)主体となる建造物から突き出た形に付属する構造物を造る。「桟敷を―・す」
(2)両替で,客に渡す金銀を量る時,目方をごまかして,実際よりも多めにいう。「一匁(イチモンメ)―・イタ/日葡」

かけちから

かけちから 【懸け税】
上代,稲の初穂を茎のまま抜いて青竹にかけて神に奉納したもの。掛け稲。

かけちがい

かけちがい [0] 【掛(け)違い】
かけちがうこと。くいちがい。「ボタンの―」

かけちがう

かけちが・う [0][4] 【掛(け)違う】 (動ワ五[ハ四])
(1)行き違う。「―・って会えなかった」
(2)物事がくいちがう。「先方の希望と―・って話がうまく進まない」
(3)違う物に掛ける。掛け間違える。「ボタンを―・う」

かけちがう

かけちがう【掛け違う】
miss[fail to see]each other.

かけちょう

かけちょう [0] 【掛(け)帳】
掛けで売買した品物・代金を書いておく帳面。

かけぢゃや

かけぢゃや [2][3] 【掛(け)茶屋】
道端などに,よしずなどをかけて簡単に造った茶屋。茶店。

かけっくら

かけっくら [2] 【駆けっ競】
「かけくらべ」の転。

かけっこ

かけっこ [2] 【駆けっこ】 (名)スル
「駆(カ)け競(クラ)べ」に同じ。

かけっこ

かけっこ【駆けっこ】
a race;→英和
a sprint.→英和
〜をする run a race <with> .

かけつ

かけつ [0] 【可決】 (名)スル
提出された議案の内容をよいと認めて決定すること。
⇔否決
「動議を―する」

かけつ

かけつ【可決】
(an) approval;→英和
adoption;passage.→英和
〜する approve <of a bill> ;→英和
pass <a bill> ;→英和
carry <a motion> .→英和

かけつ

かけつ クワ― [0] 【果決】
決断のすばやいこと。「邁性の志ある人,多くは―神速に事を作すなり/西国立志編(正直)」

かけつぎ

かけつぎ [0] 【掛(け)接ぎ・掛(け)継ぎ】
(1)「掛(カ)け接(ハ)ぎ」に同じ。
(2)囲碁で,直接につがずに一路をあけて石を打ち,断点を補うこと。

かけつくる

かけつく・る 【懸け造る】 (動ラ四)
斜面や川・海・池などの上に一部を張り出して建物を建てる。「―・りたる房なれば,谷底へ投入れ畢んぬ/古事談 3」

かけつけ

かけつけ [0] 【駆(け)付け】
かけつけること。

かけつけさんばい

かけつけさんばい [5] 【駆(け)付け三杯】
酒宴の席などで,遅れて到着した者に,続けざまに酒を三杯飲ませること。

かけつける

かけつける【駆け付ける】
hasten <to> .→英和

かけつける

かけつ・ける [0][4] 【駆(け)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かけつ・く
走ったり乗り物を使ったりして,大急ぎで目的の場所へ行く。「現場に―・ける」「発車間際に車で―・ける」

かけつとう

かけつとう クワケツタウ 【火血刀】
地獄(火)・畜生(血)・餓鬼(刀)の三悪道のこと。「―の苦果,敢て疑ひなし/平家 10」

かけつなぎ

かけつなぎ [0] 【掛け繋ぎ】
⇒ヘッジ

かけつの

かけつの [2][0] 【懸(け)角】
〔「かけづの」とも〕
邪気をはらうために御帳台の左右の柱にかけた呪物。平安時代から行われ,もと犀角を用いたが,のちには沈(ジン)の木を角形に削り,両端に銀の金具飾りをつけ丸紐でつるした。御角(ミツノ)。

かけづかさ

かけづかさ 【懸け官】
「兼官(ケンカン)」に同じ。

かけづくり

かけづくり [3] 【懸(け)造り】
山間あるいは川岸・海岸・池畔などで,一部分を斜面あるいは水面に張り出して建てること。また,その建物。掛け出し。崖(ガケ)造り。

かけづつ

かけづつ [2] 【懸(け)筒・掛(け)筒】
壁・柱にかける筒型の花器。

かけづめ

かけづめ [2][0] 【懸け爪】
鶏などの蹴爪(ケヅメ)。[ヘボン(三版)]

かけづり

かけづり [0] 【掛(け)釣り】
餌(エサ)をつけず,掛け針で魚を引っかける釣り方。アユのころがしなど。

かけて

かけて 【掛けて】 (副)
(1)心にかけて。本気で。「―聞けば心ちこそまどへ/宇津保(藤原君)」
(2)(否定・仮定の表現を伴って)決して。少しでも。かけても。「―知ラヌカオ/ヘボン(三版)」

かけて

かけて (連語)
〔動詞「掛ける」の連用形「かけ」に接続助詞「て」の付いたもの〕
(1)(「…から…にかけて」「…から…へかけて」の形で)(時間や場所の範囲が)…にわたっての意を表す。「秋から冬に―,たくさんの渡り鳥がやってくる」「都会からその周辺の農村地帯へ―調査を進めていった」
(2)(「…にかけては」の形で)…に関しては,…については,などの意を表す。「語学に―は彼の右に出る者はいない」「こと囲碁に―は,彼は天賦の才能を持っている」

かけても

かけても [1] 【掛けても】
「掛けて{(2)}」を強調したいい方。「―思ひ寄りませぬこと/花ごもり(一葉)」

かけで

かけで 【駆け出】
山伏が修行を終えて山を出ること。かけいで。
⇔駆け入り
「―には師匠と同道仕れば/狂言・腰祈」

かけとり

かけとり【掛取り】
a bill collector (人);bill collection (事).

かけとり

かけとり [0][3] 【掛(け)取り】
掛け売りの代金を取り立てること。また,その人。掛け乞い。

かけとりひき

かけとりひき [3][4] 【掛(け)取引】
代金は後日に受け払う契約で行う取引。
⇔現金取引

かけど

かけど [2] 【掛(け)戸】
溝を設けず,折れ釘などにかけてつるす戸。

かけどい

かけどい [2] 【掛け樋】
「筧(カケヒ)」に同じ。

かけどく

かけどく 【賭け徳】
〔「どく」は「ろく(禄)」の転とも「づく」の転ともいう〕
勝負事にかける金品。また,賭け事。賭け禄。「傍輩どもと―に道中双六打て/浄瑠璃・丹波与作(上)」

かけどくり

かけどくり [3] 【欠(け)徳利】
〔口の欠けた徳利の意から〕
口が悪いこと。また,その人。かけど。「さりとはけうとい―悪口を言はずとも/浄瑠璃・忠臣金短冊」

かけどけい

かけどけい【掛時計】
a (wall) clock.

かけどけい

かけどけい [3] 【掛(け)時計】
柱や壁などにかける時計。

かけどり

かけどり 【翔け鳥】
〔「かけとり」とも〕
(1)空を飛ぶ鳥。「―ヲ射タ/日葡」
(2)空を飛ぶ鳥を射ること。「―などあらがうて,三つに二つは必ず射落とす物で候/平家 11」

かけな

かけな [2] 【懸(け)菜】
冬,大根・蕪(カブ)などの葉を縄で編んで軒下などにかけて干しておくもの。干し菜。[季]冬。

かけながし

かけながし 【掛(け)流し】
(1)一度使っただけで捨ててしまうこと。また,そのもの。使い捨て。「―の片器(ヘギ)の欠/浄瑠璃・鬼一法眼」
(2)一度かぎりであること。その場かぎりであること。「―の色事なら御勝手次第/洒落本・滑稽吉原談語」
(3)「たれ流し」に同じ。「糞小便も―で/滑稽本・浮世風呂 2」

かけなげ

かけなげ [0] 【掛(け)投げ】
相撲の決まり手の一。相手の内股に片足を入れ,跳ね上げるようにして倒す技。技が決まるまで軸足で二,三度跳ぶので「けんけん」ともいう。

かけなわ

かけなわ 【掛(け)縄】
(1)馬の口につける縄。[和名抄]
(2)鳴子を引き鳴らす縄。「田子の―永き日も/新撰六帖 1」
(3)釣瓶(ツルベ)に用いる縄。つるべ縄。「釣瓶の―くり返し/謡曲・檜垣」
(4)人を縛る縄。「弓槍長刀掛矢槌,―,はや縄継階子得物��を提(ヒツサ)げ/浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙」

かけぬける

かけぬける【駆け抜ける】
run past[through];outrun (追い越す).→英和

かけぬける

かけぬ・ける [0][4] 【駆(け)抜ける】 (動カ 下一)[文]カ下二 かけぬ・く
走って通り過ぎる。「雑木林を―・ける」

かけね

かけね【掛値】
(1) (an) overcharge;→英和
a fancy price.(2) exaggeration (誇張).
〜を言う overcharge;ask a fancy price.〜のないところを言えば frankly speaking.

かけね

かけね [2][0] 【掛(け)値】
(1)物を売るときに実際より値段を高くつけること。また,その値段。「―なしの値段」
(2)物事を誇張して言うこと。「―のない話」

かけねんぶつ

かけねんぶつ 【掛(け)念仏】
多人数の講中が高声で掛け声をし,鉦(シヨウ)・木魚(モクギヨ)をたたいて唱える念仏。「大鉦うち鳴らして―申すを/浮世草子・桜陰比事 3」

かけのうお

かけのうお [3] 【懸けの魚】
〔「かけのいお」とも〕
(1)初漁でとれた魚を氏神などに供えること。かけざかな。
(2)正月の飾り物。幸い木と呼ばれる木に二尾のタイ・ブリ・サケ・マス・タラなどをつるしたもの。

かけのめす

かけのめ・す (動サ四)
〔江戸の遊里語〕
思うままに手管を使って操る。「たちまち襟元について―・し/黄表紙・孔子縞于時藍染」

かけはき

かけはき 【懸け佩き】
腰につるすようにつけること。「―の小太刀取り佩き/万葉 1809」
〔「かきはき」とも訓(ヨ)む〕

かけはぎ

かけはぎ [0] 【掛け接ぎ・掛け矧ぎ】
裂けた布などの端と端をつき合わせにして,はぎ目がわからないように繕うこと。かけつぎ。

かけはし

かけはし【掛[懸]橋】
(1) a suspension bridge.(2) a go-between (媒介).

かけはし

かけはし [2] 【掛(け)橋・懸(け)橋・梯】
(1)険しいがけ沿いに木や藤づるなどで棚のように設けた道。桟道。「木曾の―」
(2)谷や川などにかけ渡した仮の橋。
(3)双方の関係を取り持つこと。また,その人や物。なかだち。橋わたし。「日中友好の―」
(4)はしご。階段。

かけはずし

かけはずし [0] 【掛(け)外し】
(1)釣り針が底の岩などに引っかかって取れないとき,それをはずすのに用いる道具。
(2)茶碗・鉢・茶入れなどで釉(ウワグスリ)をかけ残したところ。また,そのようになっている陶器。

かけはな

かけはな [2][0] 【掛(け)花】
四季の花鳥を組み合わせて薬玉(クスダマ)の形に似せて作り,室の飾りとするもの。近世,公家(クゲ)の間に多く行われた。

かけはなれる

かけはな・れる [5][0] 【掛(け)離れる・懸(け)離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かけはな・る
(1)遠くへだたる。「遠く―・れた土地」
(2)相違が大きい。大きな差がある。「現実と―・れた理想論」「実力が―・れている」
(3)関係がうすくなる。疎遠になる。「など山の井の―・るらむ/源氏(若紫)」

かけはなれる

かけはなれる【掛け離れる】
be far apart;be far from;be quite different <from> (異なる).

かけはらい

かけはらい [3] 【掛(け)払い】
⇒延(ノ)べ払(バラ)い

かけばち

かけばち [2] 【掛け撥】
三味線を弾く技法の一。撥先(バチサキ)で糸を下から押さえ,左手で糸をはじくこと。

かけばな

かけばな [2][0] 【掛(け)花・懸(け)花】
華道で,花を活(イ)けた花器を,壁・柱などに掛けて飾ること。また,その花。
→置き花
→釣り花

かけばり

かけばり [3][2] 【掛(け)針・掛け鉤】
(1)裁縫用具の一。絎(ク)ける際などに布をぴんと張るため,紐の一端を輪にして布に刺した針にかけ,他端の鉤(カギ)を畳などに刺して止めるもの。
(2)餌(エサ)をつけず,水中を引き回して魚をひっかけて取るときに用いる鉤(ハリ)。また,長い棒の先に鉤をつけたもの。

かけばん

かけばん [0] 【懸(け)盤】
食器を載せる道具。古くは,四脚の台の上に折敷(オシキ)を載せたが,のちには脚を作り付けにした。儀式や貴人用。
懸け盤[図]

かけひ

かけひ【筧】
a conduit;→英和
a water pipe.

かけひ

かけひ [0] 【筧・懸け樋】
竹の節を抜いたり,木のしんをくりぬいた樋(トイ)を,地上に設けて水を引く装置。かけい。掛け樋(ドイ)。
→埋(ウズ)み樋
筧[図]

かけひき

かけひき [2] 【駆(け)引き】 (名)スル
〔(2)が原義〕
(1)交渉・談判や試合などで,相手の出方や状況に応じて,自分に有利なように事を運ぶこと。また,その術。「―がうまい」「恋の―」
(2)戦場で,臨機応変に兵を進退させること。

かけひき

かけひき【駆引き】
(1) tactics (策略);→英和
diplomacy (外交術).→英和
(2) bargaining (値段の).→英和
〜する bargain <about the price> .→英和
〜のじょうず(へた)な人 a good (poor) bargainer[diplomatist (外交家)].

かけびな

かけびな [3] 【掛け雛】
雛人形を描いた掛け軸。絵雛。

かけふだ

かけふだ [2] 【掛(け)札】
(1)人目につく所にかけておく札。門札・看板の類。
(2)江戸時代,年貢取り立てに関する事項を板に書いて,名主・庄屋の門口などに揚げられた札。

かけぶくさ

かけぶくさ [3] 【掛け袱紗】
進物や貴重品などに掛ける袱紗(フクサ)。綴(ツヅ)れ織・緞子(ドンス)など厚地の織物を用いる。

かけぶとん

かけぶとん【掛蒲[布]団】
a quilt;→英和
<米> a comforter.

かけぶとん

かけぶとん [3] 【掛(け)布団】
上にかけて寝る布団。かけぶすま。
⇔敷き布団

かけへだたり

かけへだたり [0] 【懸(け)隔たり】
「懸け隔て」に同じ。

かけへだたる

かけへだた・る [5][0] 【懸(け)隔たる】 (動ラ五[四])
(1)遠く離れる。はるかにへだたる。
(2)二つの物事に大きな違いがある。「実力の―・った相手」
(3)(「駆け隔たる」とも書く)争う両者の間に分け入る。「郎等は主を討たせじと―・りて実盛と押し並べて組むところを/謡曲・実盛」

かけへだつ

かけへだ・つ 【懸(け)隔つ】
■一■ (動タ五[四])
(1)「懸け隔たる{(1)}」に同じ。「田や畑で―・つて誰も通りやあしねえから/真景累ヶ淵(円朝)」
(2)「懸け隔たる{(2)}」に同じ。「何う考へても此―・つた二つの現象に/思ひ出す事など(漱石)」
■二■ (動タ下二)
⇒かけへだてる

かけへだて

かけへだて [0] 【懸(け)隔て】
両者の間に距離感や差があること。「―のない交際」

かけへだてる

かけへだ・てる [0][5] 【懸(け)隔てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かけへだ・つ
(1)両者の違いを大きくさせる。
(2)間に物をはさんで両者が隔たるようにする。「中門の唐垣を―・てられ師直只一人六間の客殿に坐したり/太平記 27」
(3)(「駆け隔てる」とも書く)間に入り,両者が隔たるようにする。「―・てられては判官のためあしかりなんと/保元(中・古活字本)」

かけべり

かけべり [0] 【掛(け)減り】
秤(ハカリ)にかけた時,前よりも目方の減っていること。目べり。

かけぼとけ

かけぼとけ [3] 【懸(け)仏】
銅などの円板に仏像・神像の半肉彫の鋳像などを付けたもの。柱や壁にかけて礼拝したもので,平安後期に本地垂迹(ホンジスイジヤク)の思想から生まれ,鎌倉・室町時代に盛行した。
→御正体(ミシヨウタイ)

かけまく

かけまく 【懸けまく】
〔「まく」は助動詞「む」のク語法〕
心にかけて思うこと。言葉に出して言うこと。「しかすがに―欲しき言(コト)にあるかも/万葉 2915」

かけまく=も畏(カシコ)き

――も畏(カシコ)き
口に出して言うのもおそれ多い。「―君(=天皇)の御名を申すは/大鏡(序)」

かけまと

かけまと 【賭け的】
物をかけて的を射ること。「かぶき踊,―,武士・民も入り乱れて/浮世草子・新可笑記 2」

かけまもり

かけまもり [3] 【懸(け)守り】
胸にかける筒形の守り袋。平安時代以降主に婦人が用いた。
懸け守り[図]

かけまわる

かけまわる【駆け回る】
run about[round];busy oneself <about> (奔走).

かけまわる

かけまわ・る [0][4] 【駆(け)回る】 (動ラ五[四])
(1)あちこち走りまわる。「子犬が庭を―・る」
(2)あちこち行き歩いて努力する。奔走する。「金策に一日中―・る」
[可能] かけまわれる

かけみち

かけみち 【懸け道】
「懸け路(ジ){(1)}」に同じ。「岩の―を伝ひつつ/平家(灌頂)」

かけむかい

かけむかい [0] 【掛け向(か)い】
(1)差し向かい。「柳之助と―は今日が初発(ハジメテ)なので/多情多恨(紅葉)」
(2)夫婦二人きりの生活。「夫婦―,田畑を作り候が/浄瑠璃・大磯虎」

かけむく

かけむく [2] 【掛け無垢】
葬式のとき,棺にかける白無垢の衣服。

かけむしゃ

かけむしゃ 【駆け武者・懸け武者】
突進する勇猛な武士。かかりむしゃ。「究竟の―を五百余騎勝(スグツ)て/太平記 15」

かけむしろ

かけむしろ 【掛け筵・掛け蓆】
(1)室町時代,殿中で畳表にへりを付けて,帳(トバリ)のように垂らして仕切りとしたもの。
(2)正月,神前に新しくかける筵。

かけめ

かけめ [2] 【掛(け)目】
(1)秤(ハカリ)にかけて出た重量。目方。量目。
(2)担保などに対し時価よりも低く評価する比率。

かけめ

かけめ [0] 【欠(け)目】
(1)不足した目方。減量。
(2)欠けて不完全な部分。
(3)囲碁で,目の形はしているが,周りに石が詰まってくると埋めなければならない不完全な目。

かけめ

かけめ【欠目】
⇒欠け.

かけめぐる

かけめぐ・る [0][4] 【駆(け)巡る】 (動ラ五[四])
走りまわる。かけまわる。「山野を―・る」「旅に病んで夢は枯野を―・る/笈日記」
[可能] かけめぐれる

かけもたれ

かけもたれ [0] 【掛け靠れ】
相撲の手の一。外掛け,または内掛けをかけながら身体を相手にもたせかける状態。

かけもち

かけもち【掛持ちでする】
work[do business]in two or more places.⇒兼任.

かけもち

かけもち [0] 【掛(け)持ち】 (名)スル
二つ以上の仕事や役などを受け持つこと。「二つの劇場に―で出る」

かけもつ

かけも・つ [0][3] 【掛(け)持つ】 (動タ五[四])
二つ以上の仕事や役などを兼ねて行う。兼任する。兼務する。

かけもと

かけもと【賭元】
a bookmaker (競馬の).→英和

かけもの

かけもの【掛物】
⇒掛軸(かけじく).

かけもの

かけもの [2] 【掛(け)物】
(1)裂(キレ)や和紙で軸物に表装し,床の間や壁などにかけるように作った書や画。掛け字。掛け軸。軸物。
(2)砂糖や砂糖蜜をかけた菓子。
掛け物(1)[図]

かけもの

かけもの [2] 【賭け物・懸(け)物】
勝負事にかける金銭や品物。賭け禄。

かけものかけ

かけものかけ [4] 【掛(け)物掛け】
「掛け竿(ザオ){(2)}」に同じ。

かけものじょう

かけものじょう 【懸物状】
鎌倉・室町時代,武家の所領相論に関して,原告と被告が奉行所に提出した文書。敗訴の場合は争っている所領の一部を相手方に引き渡す旨を書いた誓約の文書。

かけや

かけや [2] 【掛(け)矢】
樫(カシ)などで作った大形の槌(ツチ)。杭(クイ)などを打ち込むときや,物を打ち壊したりするのに用いる。

かけや

かけや 【掛屋・懸屋】
江戸時代,幕府・諸藩の蔵屋敷に出入りして,蔵物の処理や代金の出納に当たり,また金銭の融通や両替をした御用商人。

かけやる

かけや・る 【掛け破る】 (動ラ四)
衣服などを物にひっかけてやぶる。「狩衣は―・りなどして/枕草子 144」

かけゆおんせん

かけゆおんせん 【鹿教湯温泉】
長野県中部,千曲川支流の内村川上流にある単純泉。温泉治療のための医療・研究施設がある。美ヶ原登山口の一つ。

かけよる

かけよ・る [0][3] 【駆(け)寄る】 (動ラ五[四])
走ってそばへ寄る。走り寄る。「母のそばへ―・る」
[可能] かけよれる

かけよる

かけよる【駆け寄る】
run up <to> .

かけよろい

かけよろい [3] 【挂け甲】
〔肩に打ち掛けて着る鎧(ヨロイ)の意〕
古墳時代から行われた鎧。鉄片や革を,組み糸や革紐でつづり合わせたもの。平安時代になると,全く儀式用となった。挂甲(ケイコウ)。うちかけよろい。
挂け甲[図]

かけら

かけら
a fragment.→英和
⇒欠け.

かけら

かけら [0] 【欠けら・欠片】
(1)物が欠けてできた断片。「ガラスの―」
(2)ほんのわずかなもののたとえ。

かけら=も無い

――も無・い
ほんの少しもない。全くない。「良心の―・い」「不満など―・い」

かけり

かけり [3] 【翔】
(1)能楽の囃子(ハヤシ)の一種。緩急に富み,ダイナミックな趣がある。修羅道の苦悶や,女物狂いの夫や子への慕情のたかまりなどを表現する。
(2)下座音楽の一。物狂いの出入りや,時代狂言で,人物の急な登場,合戦の立ち回りなどに奏する。駆け入り。

かける

かける【賭ける】
bet <on a horse> ;→英和
stake;→英和
risk (冒険する).→英和
命を賭けても even at the risk of one's life.

かける

かける【駆ける】
run (人間が);→英和
canter (馬が);→英和
gallop (馬の疾駆).→英和

かける

か・ける [2] 【駆ける・駈ける】 (動カ下一)[文]カ下二 か・く
(1)人や動物が速く走る。「子供たちが広場へ―・けて行く」
(2)馬に乗って走らせる。「馬にまたがって野を―・ける」
(3)敵に向かって攻め進む。「爰は大将軍の―・けさせ給ふ所にて候はず/保元(中・古活字本)」

かける

か・ける [2] 【掛ける・懸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 か・く
❶物をほかの物に取り付ける。
(1)物を壁や構造物の高い所に運んで行って上部を固定する。上方に掲げる。他の物にぶらさげる。「壁に絵を―・ける」「戸口に表札を―・ける」「窓にカーテンを―・ける」「帆を―・けた船」
(2)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから〕
鍋などを火の上にのせる。「鍋を火に―・ける」
(3)〔竿秤(サオバカリ)の鉤にかけて重さを測ったことから〕
はかりに載せて重さを測る。「肉を秤に―・ける」
(4)椅子などの上に座る。「椅子に腰を―・ける」
(5)人を,罰として高い所につるしたり置いたりする。「罪人を十字架に―・ける」「獄門に―・ける」
(6)物を,取り外しのできるような状態で他の物に取り付ける。「眼鏡を―・けた人」「上着のボタンを―・ける」
(7)組んだもので獲物を捕らえる。「兎をわなに―・ける」「計略に―・ける」
(8)(「気にかける」などの形で)気持ちをそこに置く。いつもそのことに対して配慮する。思いやる。「子の将来を気に―・ける」「心に―・ける」「歯牙(シガ)にも―・けない」
(9)相撲で,足を相手の足にからめる。「右足を―・けて相手を倒す」
(10)錠などを固定して動かないようにする。「ドアに鍵を―・ける」「犯人に手錠を―・ける」
❷上方から物を置く。
(1)ある物を,他の物を覆うように置く。かぶせる。「荷物の上に覆いを―・ける」「床にワックスを―・ける」
(2)液体や粉末を上方から注ぐ。「背中にお湯を―・ける」「肉にコショウを―・ける」「ご飯に生卵を―・けて食べる」「振り―・ける」「あびせ―・ける」
❸他にある作用を与える。他に影響を及ぼす。
(1)好ましくないことを相手に及ぼす。「妻にはずいぶん苦労を―・けてきた」「他人に迷惑を―・ける」
(2)
 (ア)人に対してある感情を持つ。「先輩に思いを―・ける」「犯人に情けを―・ける」「…に疑いを―・ける」
 (イ)願い・期待をそこに置く。託す。「神様に願(ガン)を―・ける」「ひとり息子に期待を―・ける」「…に一縷(イチル)の望みを―・ける」
(3)言葉などによる働きかけをする。
 (ア)言葉を人に向けて発する。「部下に言葉を―・ける」「生徒に声を―・ける」
 (イ)言葉による働きかけを行う。「相手になぞを―・ける」「新入生に誘いを―・ける」「おどしを―・ける」
(4)魔法・麻酔など特別な作用を及ぼす。「お姫様に魔法を―・ける」「患者に麻酔を―・ける」「絶対勝つんだ,と自分を暗示に―・ける」
(5)(力を)加える。「右足に体重を―・ける」「一方の電極に電圧を―・けると…」
(6)道具を用いて表面を加工する。「材木にかんなを―・ける」「やすりを―・ける」「ワイシャツにアイロンを―・ける」「ミシンを―・ける」「廊下に雑巾を―・ける」「丸太にみがきを―・ける」
(7)課す。「贅沢品に重い税を―・ける」
(8)攻撃を加える。「夜襲を―・ける」「相手に技を―・ける」「追い討ちを―・ける」
❹ある物を他の物に渡す。また作用を一方から他方へ向ける。
(1)(「架ける」とも書く)一方から他方へさし渡す。「川に橋を―・ける」「二階にはしごを―・ける」
(2)電話機を操作して先方と話をする。「会社に電話を―・ける」
(3)手や足など体の一部をほかの物の上に軽くおく。「ドアの取っ手に手を―・ける」「階段に片足を―・ける」
❺取り扱う。対象として扱う。
(1)論議・審議の対象にする。「この問題を会議に―・ける」「被告を裁判に―・ける」
(2)検査・診察の場所・場面に置く。「薬品を分析装置に―・ける」「…を医者に―・ける」
(3)相手に見えるようにする。「私の秘蔵の品をお目に―・けます」
(4)人を殺傷する。「敵を刀に―・ける」「我が子を手に―・ける」「蹄(ヒヅメ)に―・ける」
❻機械を機能させる。「自動車のエンジンを―・ける」「ブレーキを―・ける」「ラジオを―・けっぱなしにする」「レコードを―・ける」
❼(「繋ける」とも書く)結びつけて留める。つないで留める。「小包に紐を―・ける」「たすきを―・けて掃除をする」

(1)ある場所に仮設の建物などを組み立てる。「河原に小屋を―・ける」「小鳥が街路樹に巣を―・ける」
(2)芝居や興行を行う。「来月は勧進帳を―・ける予定」

(1)数を乗ずる。掛け算をする。
⇔割る
「二に三を―・けると六」
(2)基準の値段より割高な値段を付ける。掛け値をする。「市価よりも二割がた―・けて売る」
(3)(「保険をかける」の形で)ある物について保険の契約をして掛け金を払う。「美術品に保険を―・ける」
❿言葉と言葉に関連を持たせる。
(1)ある語句と他の語句との間に意味関係や文法関係をもたせる。「関係代名詞を名詞句に―・ける」
(2)掛け言葉を言う。「『長雨』を『眺め』に―・ける」
(3)かこつける。意味づける。「妹が名に―・けたる桜/万葉 3787」

(1)時期・場所について,ここからそこまでの間ずうっと。「夏から秋に―・けて咲く花」「宮城県から青森県に―・けて大雪だ」
(2)それに関して。その面で。「暗算に―・けては彼の右に出る者がない」
⓬あること・物のために費用・労力・時間などを費やす。「服装に金を―・ける」「手間ひま―・けて作った人形」
⓭交配する。「レグホンにコーチンを―・ける」
⓮(「鼻にかける」の形で)
(1)鼻声を出す。「鼻に―・けて歌う」
(2)自慢する。「一流大学を出たことを鼻に―・ける」
⓯(動詞の連用形の下に付いて)
(1)相手に向かって物事をする。「話し―・ける」「働き―・ける」
(2)…し始める。途中まで…する。「言い―・けてやめる」「長編を読み―・ける」
(3)もう少しで,ある動作を始めそうになる。もう少しでそういう状態になる。「死に―・ける」「川でおぼれ―・ける」

(1)兼ねる。「国の守,斎(イツキ)の宮のかみ―・けたる/伊勢 69」
(2)目標にする。目指す。めがける。「阿波の山―・け漕ぐ舟/万葉 998」
(3)よりどころにする。託する。「かくたまさかの御慰めに―・け侍る命のほども/源氏(澪標)」
(4)含める。こめる。「行く末―・けて契りたのめ給ひし人々/源氏(松風)」
(5)乗り物などをある場所に止める。
 (ア)車をある場所に止める。つなぐ。「さて車―・けてその崎にさしいたり/蜻蛉(中)」
 (イ)船をある場所に停泊させる。係留する。[日葡]
 (ウ)牛馬をある場所につなぐ。「輪強き御車にいちもちの御車牛―・けて/大鏡(道隆)」
(6)あらかじめ約束する。「秋―・けて言ひしながらもあらなくに木の葉降りしくえにこそありけれ/伊勢 96」
(7)だます。ひっかける。「今来むと言ひしばかりに―・けられて/古今六帖 5」
(8)数に入れる。加える。「お供―・けて三人ぢや/浄瑠璃・丹波与作(中)」
〔「かかる」に対する他動詞〕
[慣用] 圧力を―・後足で砂を―・命を―・腕に縒(ヨ)りを―・鎌を―・声を―・尻に帆を―・尻目に―・手に―・手を―・手塩に―・天秤(テンビン)に―・秤(ハカリ)に―・拍車を―・股に―・水を―・目を―・山を―・輪を―

かける

かける【欠ける】
break <off> ;→英和
be broken (off);be[get]chipped (食器などが);[不足する]lack;→英和
be wanting <in> ;wane (月が).→英和

かける

かける【掛ける】
(1) hang;→英和
suspend <from> (つるす).→英和
(2) put <a cloth> on[over].(3) build <a bridge> over.(4) pour[sprinkle] <water on> .→英和
(5) spend <money,time> .→英和
(6) weigh <a thing> in the balance.→英和
(7) levy[impose]a tax <on a thing> .→英和
(8) sit down;take <a chair> .→英和
(9) multiply <2 by 4> .→英和
(10)[機械類について]turn[switch]on <the radio> ;play[put] <a record on a record player> .→英和
(11)[電話]give <a person a ring> ;→英和
call <a person on the phone> .→英和

かける

か・ける [2] 【賭ける】 (動カ下一)[文]カ下二 か・く
〔「掛ける」と同源〕
(1)勝てば獲得し,負ければ失うという約束で金品を出す。「ポーカーに大金を―・ける」「晴れる方に千円―・ける」
(2)(「懸ける」とも書く)成功すればある物を得る,または失敗すればある物を失うということを承知して事に当たる。「甲子園出場を―・けた試合」「新製品に社運を―・けている」「首を―・ける」
(3)成功すればある物を与えるという約束をする。「お尋ね者に賞金を―・ける」

かける

か・ける [0] 【欠ける・闕ける】 (動カ下一)[文]カ下二 か・く
(1)完全なものの一部がこわれる。また,そうして不完全になる。「急須(キユウス)の口が―・けた」「刃の―・けたナイフ」
(2)そろっているべき物の一部がなくなる。欠落する。「全集の第一巻が―・けている」「其人にあらずは則―・けよ/平家 1」
(3)あるべき要素が不足する。また,存在しない。
 (ア)(「…が欠ける」の形で)ある種の要素がない。欠如する。「経営能力が―・けている」「必要な機能が―・けている」
 (イ)(「…に欠ける」の形で)…が,期待されている分量よりも少ない。…が不足である。「面白味に―・ける」「常識に―・ける」
(4)(「虧ける」とも書く)満月を過ぎて,月が次第に細くなる。
⇔みちる
「月が―・ける」
〔「欠く」に対する自動詞〕

かける

かける【翔ける】
fly;→英和
soar.→英和

かける

かけ・る [2] 【翔る・駆ける】 (動ラ五[四])
(1)空をとぶ。「大空を―・ける」「二上の山飛びこえて雲隠り―・り去(イ)にき/万葉 4011」
(2)速く走る。《駆》「家からずっと―・って来た」

かけろ

かけろ (副)
鶏の鳴き声。「鶏は―と鳴きぬなり/神楽歌」

かけろく

かけろく 【賭け禄】
金品をかけて勝負すること。また,そのもの。賭け徳。「いかな三宝荒神も裁くことは成まいといふにつけて―に成り/浄瑠璃・甲賀三郎」

かけろまじま

かけろまじま 【加計呂麻島】
鹿児島県奄美諸島の一島。大島海峡をはさんで奄美大島と対する。

かけわたす

かけわた・す [0][4] 【掛(け)渡す・架(け)渡す】 (動サ五[四])
(1)一方から他方へ渡してかける。架設する。「橋を―・す」
(2)一面にかける。端から端へ,続けていくつも下げる。「簾―・してある人の家あり/平中 36」

かけん

かけん [0] 【家眷】
一家眷属。一家族。一族一門。

かけん

かけん クワ― [0] 【華軒】
〔「軒」は車の意〕
はなやかに飾った,貴人の車。「―香車の外を出でさせ給はぬ/太平記 5」

かけん

かけん クワ― [0] 【花瞼】
(花のように美しい)美人のまぶた。

かけん

かけん [0] 【家憲】
家のおきて。家訓。

かけタバコ

かけタバコ [3] 【懸け―】
タバコの葉を一枚ずつ縄に挟んで軒先・炉上などにつるして乾かすこと。また,そのタバコの葉。[季]秋。

かげ

かげ【影】
(1) a shadow (暗影);→英和
a silhouette (影法師).→英和
(2) a figure (姿);→英和
an image;→英和
a reflection (映像);→英和
a trace (形跡).→英和
〜を隠す hide[conceal]oneself;disappear.→英和
‖影の内閣 the shadow cabinet (イギリスの).

かげ

かげ【陰】
(1) shade (日陰).→英和
(2)[陰で,陰に]behind one's back (背後で);in secret (こっそり).
〜の多い shady.→英和
〜で笑う laugh in one's sleeves.〜で悪口を言う speak ill of a person behind his back.〜になり日向(ひなた)になり both openly and secretly.

かげ

かげ [1] 【影】
(1)物が光をさえぎった時,光源と反対の側にできる,その物の黒い形。「夕日に―が長くのびる」
(2)光。灯火。「星―」「渡る日の―に競ひて/万葉 4469」
(3)水面や鏡などにうつるそのものの姿。「―をうつす」
(4)姿。そのものの形。「近ごろ彼は―も見せない」「うわさをすれば―」「見る―もない」
(5)細部は明瞭でないがそのものの輪郭としてとらえられる姿・形。「―になるまで見送る」
(6)心の中に浮かぶ姿。おもかげ。「―を慕う」
(7)表立っては見えない人や物の存在を暗示するもの。特に,不安・不吉な兆候。「背後に大物の―が見える」「死の―におびえる」
(8)本体そのものではないこと。身代わり。「―武者」
(9)〔心〕
⇒シャドー(2)
(10)かすかな形だけで実体のないもの。「このかぐや姫,きと―になりぬ/竹取」
(11)やせ細った姿の形容。「―のやうにやせさらぼひつつ/宇治拾遺 6」
(12)本体に付き添って離れないもの。「よるべなみ身をこそとほくへだてつれ心は君が―となりにき/古今(恋三)」
(13)魂。「亡き御―どもも/源氏(宿木)」
(14)本物に似せて作ったもの。「真の小水竜は庫に納め―を作り持つたる故/浄瑠璃・雪女」

かげ

かげ [1] 【陰・蔭・翳】
(1)光がさえぎられて当たらない所。「ビルの―になって日当たりが悪い」
(2)物などにより視線がさえぎられ見えない所。「電柱の―に隠れる」「草葉の―」
(3)人の目のとどかない所。「―の人」「―で悪口をいう」
(4)表面にあらわれない所。物事の裏面。「勝利の―にはたゆみない努力がある」「犯罪の―には女あり」
(5)はっきりとはしないが,どこか暗い感じがすること。「―のある表情」
(6)「陰祭(カゲマツ)り」の略。
(7)恩恵を与えること。また,その人。「たれを頼む―にて,ものし給はむとすらむ/源氏(若菜上)」
→御蔭(オカゲ)

かげ

かげ [1] 【鹿毛】
ウマの毛色の名。全体にシカの毛色のように茶褐色で,たてがみと尾,四肢の下部は黒色。真鹿毛。

かげ

かげ 【蘿】
ヒカゲノカズラの古名。「得がたき―を置きや枯らさむ/万葉 3573」

かげ=が差す

――が差・す
(1)影ができる。
(2)不吉な兆候が現れる。また,病気の兆候が現れる。「前途に不安な―・した」
(3)(日・月・灯火などの)光が当たる。「窓辺に月の―・す」

かげ=が薄い

――が薄・い
(1)元気がなく見える。生気にとぼしい。
(2)存在が目立たない。印象が弱い。

かげ=で糸を引く

――で糸を引・く
〔人形遣いが陰で糸を引いて人形を操るように〕
自分は表に出ずに他人を意のままに動かす。

かげ=になり日向(ヒナタ)になり

――になり日向(ヒナタ)になり
人に知られないような面においても,また表立った面においても。何かにつけて絶えず。陰に陽に。「先生が―助けて下さった」

かげ=に居て枝を折る

――に居て枝を折る
〔木の陰があって助かっていながらその木の枝を折る,の意〕
恩を仇(アダ)で返すたとえ。

かげ=の形(カタチ)に=随(シタガ)う

――の形(カタチ)に=随(シタガ)う(=添(ソ)う)が如(ゴト)し
〔法句経(上)〕
影が本体から決して離れることのないように,常に一緒にいて離れない。形に影の添う如し。形影相伴う。

かげ=も形もない

――も形もない
全く姿が見えない。何の形跡もない。

かげ=を搏(ウ)つ

――を搏(ウ)つ
〔「管子(兵法)」より。人の陰影を打つ意〕
手ごたえがないことのたとえ。

かげ=を潜(ヒソ)める

――を潜(ヒソ)・める
姿を見せなくなる。表立ったところから消える。

かげ=を畏(オソ)れ迹(アト)を悪(ニク)む

――を畏(オソ)れ迹(アト)を悪(ニク)む
〔「荘子(漁父)」より。自分の影や足跡におびえ,それから逃れようとして走り続けた者が,力尽きて死んだという故事から〕
心配事を自ら思い設けて,いたずらに心を乱すことのたとえ。

かげ=を落とす

――を落と・す
(1)光をなげかける。
(2)自らの影を他の物の上に現す。また,自らの姿を水面などに映じる。「湖面に―・す岸辺の松」
(3)不幸・不吉・不安などをもたらす。「長びく戦争が国民生活に―・している」

かげ=を隠す

――を隠・す
姿を消す。身をひそめる。「跡より追手のかかる者,暫く―・さん為/浄瑠璃・一谷嫩軍記」

かげ=踏むばかり

――踏むばかり
きわめて近いことのたとえ。「立ち寄らば―近けれど誰かなこその関をすゑけむ/後撰(恋二)」

かげうた

かげうた [2] 【陰唄】
歌舞伎の下座唄(ゲザウタ)の別名。

かげうら

かげうら [0] 【陰裏】
日のあたらない所。日陰。

かげうら=の豆もはじけ時

――の豆もはじけ時
〔「豆」は女陰を表す。日陰に植えた豆も時期がくれば成熟することから〕
どんな娘でも年頃になると色気づくことのたとえ。

かげえ

かげえ【影絵】
a shadow picture;a silhouette.→英和
影絵芝居 a shadow show.

かげえ

かげえ [2] 【影絵・影画】
紙を切り抜いたり,手を組み合わせて物の形に作ったものに,灯火を当てて障子やスクリーンなどに影を映し出すこと。また,その影。

かげえしばい

かげえしばい [4] 【影絵芝居】
人形劇の一種。影絵をスクリーンに映し,これを動かして演じる芝居。

かげかすげ

かげかすげ [3] 【鹿毛糟毛】
ウマの毛色の名。鹿毛に白の差し毛があるもの。

かげき

かげき【歌劇】
an opera;→英和
an operetta (小歌劇).→英和
‖歌劇歌手 an opera singer.歌劇団(場) an opera company[troupe](house).

かげき

かげき【過激な】
extreme;→英和
violent;→英和
radical (急進的).→英和
‖過激派 the extremists[radicals].過激分子 radical elements.

かげき

かげき クワ― [0] 【過激】 (名・形動)[文]ナリ
(1)度を超してはげしい・こと(さま)。「―なスポーツ」
(2)思想が極端である・こと(さま)。ラジカル。
⇔穏健
「―な政治闘争」
[派生] ――さ(名)

かげき

かげき [0] 【暇隙】
ひま。いとま。余暇。

かげき

かげき [1] 【歌劇】
(1)オペラに同じ。
(2)歌唱と踊りを中心に,一定の筋立てに従って演じられる舞台劇。歌舞劇。「少女―」

かげきしそう

かげきしそう クワ―サウ [4] 【過激思想】
過激な手段によって主義や理想を実現しようとする思想。急進思想。

かげきしゃかいうんどうとりしまりほうあん

かげきしゃかいうんどうとりしまりほうあん クワ―シヤクワイ―ハフアン 【過激社会運動取締法案】
1922年(大正11)高橋是清内閣が提出した社会運動弾圧法案。議会内外の反対運動の中で廃案となった。

かげきは

かげきは クワ― [0] 【過激派】
過激な方法で,主義や理想を実現しようとする党派。急進派。

かげきよ

かげきよ 【景清】
(1)平景清(タイラノカゲキヨ)。
(2)能の一。四番目物。日向(ヒユウガ)の宮崎に流され盲目の乞食に落ちぶれている悪七兵衛景清のもとに,娘の人丸が訪ねてくる。景清は昔日の武勇譚を語って没後の回向(エコウ)を頼む。
(3)幸若の一。悪七兵衛景清は源頼朝を討とうとして捕らえられるが,清水観音の霊験により救われる。のちの歌舞伎・浄瑠璃に影響を与えた。
(4)歌舞伎十八番の一。1732年江戸中村座で二世市川団十郎により上演された「大銀杏栄景清」が初演とされる。牢を破った景清が角柱を持ち大暴れする荒事が中心。
(5)浄瑠璃「出世景清」の通称。

かげきよどう

かげきよどう 【景清洞】
山口県美袮郡美東町にある鍾乳洞。天然記念物。秋吉台国定公園に属する。

かげきり

かげきり [0] 【陰切り】
田畑へ日光の当たるのを妨げている樹木を切ること。

かげぐち

かげぐち【陰口】
backbiting.〜を言う backbite;→英和
speak ill of a person behind his back.〜を言う人 a backbiter.

かげぐち

かげぐち [2] 【陰口】
その人のいない所で言う悪口。「―を言う」「―をきく」

かげこ

かげこ 【陰子・蔭子】
(1)庇護されている子。「人しれず君が―になりねとぞ思ふ/相模集」
(2)「おんし(蔭子)」に同じ。
(3)「陰間(カゲマ)」に同じ。

かげごと

かげごと [2] 【陰事】
秘密にしている事。かくしごと。

かげごと

かげごと [2] 【陰言】
本人のいない所で言う悪口。陰口(カゲグチ)。

かげざくら

かげざくら [3] 【陰桜】
桜紋の一。桜の花の輪郭を白抜きにしたもの。「―の定紋/浮世草子・男色大鑑 7」

かげざた

かげざた 【陰沙汰】
内緒のうわさ。陰口(カゲグチ)。「人の―あするのが眉目(ミメ)でもあんめえ/滑稽本・浮世風呂 2」

かげしばい

かげしばい [3] 【陰芝居】
囃子(ハヤシ)を入れ役者の声色(コワイロ)を使って芝居をまねた素人芸。江戸末期,隅田川の川開きに屋形船で演じた。のちに高座へ掛かり,芝居噺となる。

かげぜりふ

かげぜりふ [3] 【陰台詞】
無声映画で,弁士が掛け合いでつけた台詞(セリフ)。

かげぜん

かげぜん【陰膳を据(す)える】
set a meal for an absent person for form's sake.

かげぜん

かげぜん [2] 【陰膳】
戦争や旅などに出掛けた人の安全を祈って,留守宅の人が供える食膳。「―を据える」

かげち

かげち [0][2] 【陰地】
日の当たらない土地。

かげつ

かげつ 【箇月・個月・ケ月】 (接尾)
助数詞。月数を数えるのに用いる。「全治三―」「数―の休養」

かげつ

かげつ クワ― [1] 【花月】
(1)花と月。
(2)自然の景物。また,風流ごと。

かげつ

かげつ [1] 【佳月】
(1)めでたい月。
(2)さえ渡った月。名月。

かげつ

かげつ クワゲツ 【花月】
能の一。四番目物。天狗にさらわれた花月という少年が,京の清水寺で喝食(カツシキ)となって小歌・曲舞(クセマイ)を演じているところを父が捜し当てるという筋。

かげつ

かげつ [1] 【嘉月】
陰暦三月の異名。

かげつそうし

かげつそうし クワゲツサウシ 【花月双紙】
随筆。六巻。松平定信著。1818年成立。社会の諸相・人生・自然現象などに対する感想を記したもの。

かげつまき

かげつまき クワ― [0] 【花月巻(き)】
〔東京新橋の割烹(カツポウ)花月の女将(オカミ)の創意という〕
明治中期に流行した女性の髪形。髻(モトドリ)を低くし髷(マゲ)を出した庇(ヒサシ)髪。

かげとみ

かげとみ [0] 【影富】
江戸時代,文化年間(1804-1818)頃から行われた非公認の富籤(トミクジ)。寺社の公許の富籤の当たり番号を当たりとする一種の博打(バクチ)。
→本富

かげとも

かげとも 【影面】
〔「かげつおも」の転。「かげ」は「光」の意〕
太陽に向かう方。南の面。日の当たる側。
⇔背面(ソトモ)
「名ぐはしき吉野の山は―の大き御門ゆ/万葉 52」

かげとものみち

かげとものみち 【山陽道】
山陽道(サンヨウドウ)の古名。
⇔山陰道(ソトモノミチ)

かげどうろう

かげどうろう [3] 【影灯籠】
「回り灯籠」に同じ。

かげながら

かげながら [3][0] 【陰乍ら】 (副)
当人に知られることなく。よそながら。ひそかに。「―無事を祈る」「―慕う」

かげにんぎょう

かげにんぎょう [3] 【影人形】
(1)陰でいろいろなことをすること。「―を使ふとか言ふ/浮雲(四迷)」
(2)「影絵(カゲエ)」に同じ。「―よく使ひ申候/浮世草子・置土産 5」

かげのかかく

かげのかかく [1][1][1] 【影の価格】
⇒シャドー-プライス

かげのこえ

かげのこえ【陰の声】
the mystery voice (ラジオ・テレビの).

かげのないかく

かげのないかく [1][1] 【影の内閣】
〔shadow cabinet〕
イギリスの野党で,政権を取ることを予想して組織された最高幹部からなる政策立案機関。政権をとれば,そのまま閣僚になる場合が多いのでこの名がある。

かげのまい

かげのまい 【陰の舞】
見る人のいない所でする努力のたとえ。努力のかいのないこと。[ヘボン(三版)]

かげのやまい

かげのやまい 【影の病】
病人の姿が二つに見えてくるという病。離魂病。かげのわずらい。「これは何たるむくいぞや,―といふ物か/浄瑠璃・赤染衛門」

かげばいり

かげばいり 【陰這入り】
物陰で人目を盗んでなまけること。「―せまいぞ/浄瑠璃・娥哥がるた」

かげばら

かげばら [0] 【陰腹】
人形浄瑠璃・歌舞伎の演出・演技で,登場人物が人知れず切腹し,それを秘して苦痛をこらえながら心中をあかすこと。

かげばり

かげばり [0] 【影貼り】
染色や日本画で,輪郭外の彩色がしみ込まないように,描いた絵の上に型紙を置くこと。礬水(ドウサ)を引いた美濃紙などを使う。縁蓋(エンブタ)。

かげひなた

かげひなた [1][3] 【陰日向】
(1)日の当たる所と日の当たらない所。
(2)人の見る,見ないによって言葉や態度の変わること。「―なく働く」

かげひなた

かげひなた【陰日向のある】
double-faced[-dealing].〜のある人 a double-dealer.〜のない(なく) honest(ly);→英和
faithful(ly).→英和

かげひなた=になる

――にな・る
陰に陽にかばう。何かと援助する。「―・ってかばう」

かげび

かげび [2] 【陰日】
節日(セチニチ)の翌日。また,忌日の別名。

かげふじ

かげふじ [3] 【影富士】
湖水の水面などに映った富士山の姿。

かげふみ

かげふみ [2] 【影踏み】
相手の影を踏み合う子供の遊び。

かげべんけい

かげべんけい [3] 【陰弁慶】
人のいない所では強がり,人前に出たら小さくなっていること。また,その人。内弁慶。

かげべんけい

かげべんけい【陰弁慶】
a lion at home.

かげぼうし

かげぼうし [3][1] 【影法師】
光が当たってできる人の影。

かげぼうし

かげぼうし【影法師】
a shadow (figure);→英和
a silhouette.→英和
〜がうつる be silhouetted <on the ground> .

かげぼし

かげぼし [0] 【陰干し・陰乾し】 (名)スル
洗濯物などを,直射日光を避け,風通しのよい日陰で干すこと。
⇔日干し
「靴を―にする」

かげぼし

かげぼし【陰干しにする】
dry <a thing> in the shade.→英和

かげま

かげま [0] 【陰間】
宴席に侍り,男色を売る少年。近世後期には歌舞伎関係者でこの経営にかかわる者も多く,役者になる者も出た。男娼。若衆(ワカシユ)。陰舞。陰郎。かげこ。かげまこ。「爰元へも―の子どもまゐり候へども/浮世草子・文反古 5」

かげまい

かげまい 【陰舞】
(1)江戸時代,俳優が舞台ではなく,宴席などで舞うこと。また,その舞。
(2)「陰間(カゲマ)」に同じ。

かげまさ

かげまさ 【景正】
⇒加藤景正(カトウカゲマサ)

かげまち

かげまち 【影待ち】
「日待ち」に同じ。「五月十四日の夜はさだまつて―あそばしける/浮世草子・五人女 3」

かげまぢゃや

かげまぢゃや [3] 【陰間茶屋】
江戸時代,陰間を置いて男色を売った茶屋。

かげまつり

かげまつり [3] 【陰祭(り)】
(1)例祭(本祭り)が隔年に行われる場合,その例祭のない年に行われる簡略な祭り。例えば神田祭など。[季]夏。
(2)歌舞伎で,曾我(ソガ)狂言を上演した興行の千秋楽のあと,楽屋で行う祭り。
→曾我祭

かげみ

かげみ 【影身】
影が身を離れることのないように,常に離れないこと。「―の如く馴れ馴れしに/謡曲・初雪」

かげみ=に添う

――に添・う
いつもその人の身辺を離れないでいる。

かげみせ

かげみせ 【陰見世・陰店】
遊女が往来に面した場所でなく,家の奥の方に並ぶこと。近世,宿駅の遊女屋など,公許でない店に多かった。うちみせ。
⇔張り見世(ミセ)

かげみつ

かげみつ 【景光】
鎌倉末期の備前の刀工。長光の子。左兵衛尉。当時の長船刀工群の頭領。刀身に彫り物をした作品が多い。生没年未詳。

かげむしゃ

かげむしゃ [0][3] 【影武者】
(1)敵をあざむき,身代わりとするため,主君と同じ服装をさせた武者。
(2)裏面にあって,実際に物事を動かしている者。黒幕。

かげむしゃ

かげむしゃ【影武者】
a double (替玉);→英和
a wire-puller (黒幕).

かげめ

かげめ 【陰妻】
隠し妻。「さやうの細君達(ホソキンダチ)の―にておはすらむ,口惜しき事なり/狭衣 1」

かげもえぎ

かげもえぎ [3] 【陰萌葱・陰萌黄】
染め色の名。黒みを帯びた萌葱色。木賊(トクサ)色。

かげもん

かげもん [2] 【陰紋】
紋の表し方の名。輪郭線だけで表すもの。略礼装に用いる。
→日向(ヒナタ)紋

かげやま

かげやま 【景山】
姓氏の一。

かげやま

かげやま [0] 【陰山】
日陰になっている山。

かげやまひでこ

かげやまひでこ 【景山英子】
⇒福田(フクダ)英子

かげゆ

かげゆ 【勘解由】
「勘解由使」の略。

かげゆし

かげゆし 【勘解由使】
平安初期,主に国司交代の際,事務引き継ぎを監督するために置かれた令外(リヨウゲ)の官。新任者が前任者に交付する解由状を審査した。

かげり

かげり【陰り】
a shadow;→英和
shade;→英和
a cloud <on> (表情の).→英和

かげり

かげり [3] 【陰り・翳り】
(1)日や月がかげること。「空は一点の―もなく澄み渡り/春潮(花袋)」
(2)かげのあるようす。暗さ。「表情に―がある」「心の―」
(3)好ましくない傾向・様相。「輸出に―が見え始めた」

かげりゅう

かげりゅう 【陰流】
⇒愛洲陰流(アイスカゲリユウ)

かげる

かげ・る [2] 【陰る・翳る】 (動ラ五[四])
(1)物の陰になって光が当たらなくなる。「庭が―・る」
(2)太陽や月の光が弱くなる。特に夕方,日差しが弱くなる。「日が―・ってきた」
(3)状態が悪くなる。表情が暗くなる。「病人の容態を聞いて表情が―・る」「景気が―・る」

かげる

かげる【陰る】
darken;→英和
get dark (暗くなる);be obscured (日・月が).

かげろい

かげろい カゲロヒ
〔動詞「かげろう」の連用形から〕
陰になった所。「おぼろなる―の中に人ありて/読本・雨月(菊花の約)」

かげろう

かげろう カゲロフ [2][0] 【蜉蝣・蜻蛉】
(1)カゲロウ目の昆虫の総称。多くは体長10〜15ミリメートル。体はか弱く細長で,二本または三本の糸状の尾がある。はねは膜状で,後ろばねは小さいかまたは欠如する。不完全変態を行い,若虫は水中で一年以上を過ごし,羽化して亜成虫となり,さらに脱皮して成虫となる。成虫の寿命は数時間から一週間ぐらいで,短命ではかないもののたとえにされる。日本にはヒラタカゲロウ・トビイロカゲロウなど約六〇種が知られる。ウスバカゲロウ・クサカゲロウなどは脈翅目に属し,分類上は異なった種類。[季]秋。
〔陽炎(カゲロウ)のゆらめきを思わせる飛び方をするところからの名といわれる〕
(2)トンボの古名。かぎろう。[和名抄]

かげろう

かげろう カゲロフ [2][0] 【陽炎】
春,晴れた日に砂浜や野原に見える色のないゆらめき。大気や地面が熱せられて空気密度が不均一になり,それを通過する光が不規則に屈折するために見られる現象。「かげろう(蜉蝣){(1)}」に通じさせて,はかないもののたとえに用いる。糸遊(イトユウ)。[季]春。
〔漢語で「遊糸(ユウシ)」というところから,早春や晩秋にクモの子が糸を引いて飛ぶものをいったとする説もある〕

かげろう

かげろう 【陰郎】
「陰間(カゲマ)」に同じ。

かげろう

かげろ・う カゲロフ (動ハ四)
(1)光がほのめく。ひらめく。ちらちらする。「時雨ゆく雲間に弱き冬の日の―・ひあへず暮るる空かな/風雅(冬)」
(2)姿や幻がちらつく。「ただ今の御姿,まぼろしに―・へば/保元(下・古活字本)」
(3)陰になる。日がかげる。「よられつる野もせの草の―・ひて/新古今(夏)」

かげろう

かげろう
(1)[蜉蝣]a dayfly;→英和
an ephemera.→英和
(2)[陽炎]the shimmer of the heated air.

かげろう=の命(イノチ)

――の命(イノチ)
蜉蝣が短命であるように短い人間の一生。はかないいのち。

かげろう=稲妻(イナズマ)水の月

――稲妻(イナズマ)水の月
形は見えてもとらえることのできないもののたとえ。

かげろうにっき

かげろうにっき カゲロフ― 【蜻蛉日記】
日記。三巻。藤原道綱母作。977年成立か。藤原兼家との結婚に始まり,夫との不和,子への愛情など21年間の生活をつづる。女性の筆になる最初の日記文学。

かげろうの

かげろうの カゲロフ― 【陽炎の】 (枕詞)
陽炎の形状から,「それかあらぬか」「あるかなきか」「ほのか」などにかかる。「―それかあらぬか春雨の/古今(恋四)」
→かぎろいの

かげん

かげん [0] 【仮言】
〔論〕
〔hypothesis〕
仮定や条件を伴う立言。仮説。

かげん

かげん クワ― [1][0] 【訛言】
(1)なまった言葉。訛語。
(2)誤った風評。根拠のない言葉。流言。

かげん

かげん【下限】
the lower limit.

かげん

かげん【加減】
(1) a degree;→英和
an extent (程度).→英和
(2) taste;→英和
flavor;→英和
seasoning (味).→英和
〜をみる try the flavor.(3) health;→英和
condition (健康).→英和
(4) adjustment;regulation (調節);allowance (手心).→英和
(5) addition and subtraction.〜が悪い feel[be]ill.〜する adjust (調節する);→英和
moderate (節する);→英和
make allowance <for> (手心);season (味を);→英和
modulate (音の仰揚を).→英和
‖加減乗除 the four rules of arithmetic.

かげん

かげん【下弦】
[月が] <in> the last quarter.〜の月 a waning moon.

かげん

かげん クワ― [0] 【寡言】
口かずの少ないこと。寡黙。
⇔多言

かげん

かげん 【嘉元】
年号(1303.8.5-1306.12.14)。乾元の後,徳治の前。後二条天皇の代。

かげん

かげん [0] 【仮現】 (名)スル
神仏などが,かりにこの世に身をあらわすこと。化身(ケシン)。「神,又は,それに類する虚構物を―せずには居られない/神秘的半獣主義(泡鳴)」

かげん

かげん [1] 【家厳】
自分の父の称。家君。家父。
⇔家慈

かげん

かげん [0] 【嘉言】
人の戒めとなるよい言葉。「―善行」

かげん

かげん クワ― [1][0] 【過現】
過去と現在。前世と現世。

かげん

かげん クワ― [0] 【過言】
(1)誤って言うこと。また,その言葉。言い誤り。失言。
(2)言い過ぎ。かごん。

かげん

かげん [0] 【下限】
(1)下の方の限界。
(2)〔数〕 実数の集合の下界の最大元。下端。
⇔上限

かげん

かげん [0] 【下元】
三元の一。陰暦一〇月一五日の称。

かげん

かげん [0] 【下弦】
満月から新月に至る中間頃の月。陰暦二二,三日頃,太陽との黄経差が二七〇度になるときの月。月の左側が膨らみ,入りの際半月の弦が下向きとなる。
⇔上弦

かげん

かげん 【加減】
■一■ (名)スル
(1) [0][1]
加えることと減らすこと。
(2) [0][1]
数学で,加法と減法。
(3) [0]
物の具合や物の程度をほどよくすること。また,ほどよく整えられた具合や程度。「温度を―する」「塩の量を―する」「風呂の―をみる」
(4) [0]
物事の状態や調子。健康状態。また,時候などにもいう。「お―はいかがですか」「陽気の―」
■二■ (接尾)
名詞や動詞の連用形に付く。
(1)程度・具合などの意を表す。「彼の馬鹿さ―にあきれる」「そばのゆで―をみる」
(2)ちょうどよい状態にあることの意を表す。…具合。「飲み―のお茶」
(3)そういう傾向にあること,その気味があることなどの意を表す。「うつむき―に歩く」

かげんうんどう

かげんうんどう [4] 【仮現運動】
〔心〕 運動知覚の一。映画のフィルムのように,個々の画面は静止しているが,それらを一定の条件下で次々に見せると実際に動いているように見える現象。みかけの運動。

かげんけい

かげんけい クワゲン― [2] 【華原磬】
(1)中国陝西(センセイ)省華原の名石で作った磬。
(2)奈良興福寺蔵の鋳銅製の金鼓(コンク)の名。平安末から鎌倉時代にかけての作。架は精巧な装飾が施され,唐代の作と伝える。国宝。

かげんじょうじょ

かげんじょうじょ [4] 【加減乗除】
加法と減法と乗法と除法。四則演算。

かげんず

かげんず [2] 【加減酢】
酢に味醂(ミリン)・酒・砂糖などや香辛料を加えて調味したものの総称。甘酢・三杯酢・ワサビ酢など。塩梅酢(アンバイズ)。

かげんてき

かげんてき [0] 【仮言的】 (形動)
〔hypothetical〕
ある判断を何らかの仮定のもとに立言するさま。

かげんてきさんだんろんぽう

かげんてきさんだんろんぽう [10] 【仮言的三段論法】
〔論〕 普通,仮言命題を大前提とし定言命題を小前提として,結論を導く三段論法。例えば「もし S が P ならば,Q は R である」そして「 S は P である」故に「 Q は R である」というもの(半仮言的三段論法)。両前提・結論とも仮言命題のもの(純粋仮言的三段論法)もある。仮言的推理。仮説的推理。

かげんてきはんだん

かげんてきはんだん [6] 【仮言的判断】
⇒仮言命題(メイダイ)

かげんほう

かげんほう [0] 【加減法】
連立一次方程式の解き方の一。二つの方程式の両辺に適当な数を掛け一つの未知数の係数を同一にし,二式のそれぞれの両辺を加え,または引くことによって,その未知数を消去して最終的に一元一次方程式を導き解く方法。消去法。

かげんみ

かげんみ [2] 【加減見】
飲食物の味のよしあしを試すこと。味見。毒味。

かげんみ

かげんみ クワ― [2] 【過現未】
過去と現在と未来。三世(サンゼ)。

かげんめいだい

かげんめいだい [4] 【仮言命題】
〔哲〕 二つの定言命題が仮定条件とその条件の下で成り立つことという関係で結びついてできた命題。「もし S が P ならば,Q は R である」という形をとる。仮言的判断。

かげんめいほう

かげんめいほう [4] 【仮言命法】
目的達成のための仮定条件を含んだ実践上の命令。例えば「もし長生きを欲するならば,健康に気をつけよ」など。仮言的命令。仮説的命令。
⇔定言命法

かげんもの

かげんもの [0] 【加減物】
ほどよく加減することが難しい物事。

かげんれい

かげんれい [2] 【加減例】
〔法〕 刑罰を加重または減軽する場合に,その方法・順序などを示した原則。死刑は無期または10年以上の懲役・禁錮,無期の懲役・禁錮は七年以上の有期の懲役・禁錮に減軽するなど。

かこ

かこ【過去】
the past (day);→英和
《文》the past[preterite]tense.〜3年間 for the past[last]three years.‖過去完了 the past perfect[pluperfect]tense.過去分詞 a past participle.

かこ

かこ 【加挙】
律令制下の公出挙(クスイコ)において,例挙(レイコ)以上に出挙すること。
→例挙

かこ

かこ [1] 【水夫・水手】
〔「か」は梶(カジ),「こ」は人の意〕
船を操る人。古くは広く船乗り全般をさしたが,江戸時代には下級船員をいった。

かこ

かこ [1] 【鉸具】
革帯などに用いたバックル。鉸具頭(カコガシラ)と称する輪金と刺鉄(サスガ)と称する小舌片よりなり,鉸具頭に通した帯の穴に刺鉄を刺して留める。馬具の鐙(アブミ)をつるのにも用いた。かく。
鉸具[図]

かこ

かこ 【鹿子】
(1)シカの子。かのこ。[和名抄]
(2)シカ。「海中(ワタナカ)に―そ鳴くなるあはれその―/万葉 1417」

かこ

かこ クワ― 【課戸】
律令制で,課口のいる戸。

かこ

かこ クワ― [1] 【過去】
(1)すぎさった時。昔。「―を振り返る」
(2)(人に知られたくない)前歴。「―のある女」「暗い―」
(3)〔仏〕 三世(サンゼ)の一。生まれる前の世。前世。過去世。
(4)文法で,動作・作用・状態などがすでに行われたものとして表す言い方。日本語の場合,口語では助動詞「た(だ)」,文語では助動詞「き」「けり」を付けて言い表す。なお,英語などでは動詞の時制の一とされる。

かこ=の物になる

――の物にな・る
かつてはもてはやされたが,今となってはだれも関心を持たなくなる。

かこい

かこい カコヒ [0] 【囲い】
(1)かこうこと。「よしずで―をする」
(2)物をかこう物。特に,塀や垣根。
(3)野菜・果実などを貯蔵すること。
(4)〔広い部屋の一部を囲って茶席としたことから〕
茶室。
(5)「囲い者」の略。
(6)(「鹿恋」とも書く)江戸時代,京都,島原の遊女の階級の一。太夫・天神に次ぐ。囲い女郎。
〔カルタ賭博(トバク)「きんご」で,一四点の場合には札を伏せて出し「囲い」と言うことから,揚げ代が銀一四匁の遊女をいう。後に揚げ代が一六匁になり,四四(シシ=鹿)が一六であることから鹿恋の字を当てるようになった〕

かこい

かこい【囲い】
an enclosure;→英和
a fence.→英和
〜をする enclose;→英和
fence[rope (なわで)]off.

かこいあみ

かこいあみ カコヒ― [0] 【囲い網】
(1)定置網で,垣網に続く身網の一部。魚をはいり込ませ,魚捕り網へ導く網。
(2)区画養殖をする場合に,養殖場の周囲に張りめぐらす網。

かこいこみ

かこいこみ カコヒ― [0] 【囲い込み】
(1)囲い込むこと。
(2)〔enclosure〕
近世初期のヨーロッパ,特にイギリスで,領主・大地主が牧羊業や集約農業を営むため,共同用益権を排して私的所有を主張し,示談や議会立法によって,開放耕地や共同放牧場などを囲い込んだこと。これにより中小の農民は没落し,農業労働者あるいは工業労働者となっていった。

かこいこむ

かこいこ・む カコヒ― [4] 【囲い込む】 (動マ五[四])
周りを囲って中へ取り込む。「高い塀で家を―・む」

かこいごめ

かこいごめ カコヒ― [0] 【囲い米】
「囲い米(マイ)」に同じ。

かこいじょろう

かこいじょろう カコヒヂヨラウ 【囲ひ女郎・鹿恋女郎】
「かこい{(6)}」に同じ。

かこいのま

かこいのま カコヒ― [0] 【囲いの間】
茶室。または,離れ座敷。

かこいぶね

かこいぶね カコヒ― [4] 【囲い船】
(1)当分使わないため,港内につないだり陸上に引き上げて苫(トマ)で囲んだ船。
(2)近世,船端に防備用の板囲いをめぐらした軍船。

かこいまい

かこいまい カコヒ― [0] 【囲い米】
江戸時代,幕府・諸藩が,備蓄や米価調節のために米を貯蔵したこと。また,その米。籾(モミ)で蓄える場合が多いことから,「囲い籾」ともいわれた。囲いごめ。

かこいめ

かこいめ カコヒ― 【囲い女】
「囲い者」に同じ。

かこいもの

かこいもの カコヒ― [0] 【囲い者】
別宅などに住まわせておく女性。妾(メカケ)。かこいめ。かこいおんな。

かこいもみ

かこいもみ カコヒ― [4] 【囲い籾】
「囲い米(マイ)」に同じ。

かこいやま

かこいやま カコヒ― [0] 【囲い山】
江戸中期以降,幕府諸藩が有用樹木を確保しておく目的で設定した保護林。囲い林。

かこう

かこう [0] 【加功】
他人の行為の一部を分担すること。手助けをすること。「稲村が企てしハルマ釈辞の書は,彼が―して其業を助成せりとなり/蘭学事始」

かこう

かこう クワ― [0] 【火口】
(1)火山の噴火口。
(2)ボイラーの焚(タ)き口。

かこう

かこう クワ― [0] 【火工】
弾丸に火薬をつめる作業。

かこう

かこう クワ― [0] 【火孔】
マグマの,地表への噴き出し口。

かこう

かこう クワ― [0] 【火攻】 (名)スル
「ひぜめ(火攻)」に同じ。

かこう

かこう クワ― [0] 【花候】
花の咲く時候。はなどき。

かこう

かこう [0] 【佳肴・嘉肴】
おいしい料理。「珍味―」

かこう

かこう クワカウ [0] 【花梗】
「花柄(カヘイ)」に同じ。

かこう

かこう [0] 【加工】 (名)スル
原料や材料に手を加えること。「原材料を―して輸出する」

かこう

かこう [0] 【下降】 (名)スル
さがっていくこと。降下。
⇔上昇
「飛行機が―する」

かこう

かこう【河港】
a river port.

かこう

かこう [0] 【河港】
河口または河岸にある港。
⇔海港

かこう

かこう【火口】
a crater.→英和
火口原(湖) a crater (lake).

かこう

かこう [0] 【架構】
骨組みとなる部材を結合して組み立てた構造物。

かこう

かこう【河口】
the mouth of a river.→英和
河口港 an estuary harbor.

かこう

かこう【加工する】
process;→英和
work (upon).→英和
‖加工業 the processing industry.加工食品 processed food.加工品 processed[manufactured]goods.

かこう

かこう [0] 【仮構】 (名)スル
(1)かりにつくり構える・こと(もの)。
(2)無いことをかりにあるとすること。また,そうして組み立てた事柄。虚構。「―の世界」「事件を―する」

かこう

かこう【下降】
a descent.→英和
〜する go[come]down;descend.→英和

かこう

かこう【囲う】
enclose;→英和
fence[rope]off.

かこう

かこう [0] 【歌行】
中国の古詩の一体。もと,民謡調の歌の意。転じて楽府(ガフ)。

かこう

かこう [0] 【歌稿】
歌の原稿。歌の下書き。詠草。

かこう

かこう クワ― 【課口】
律令制で,庸(ヨウ)・調(チヨウ)・雑徭(ザツヨウ)などの課役負担の義務を負った男子。少丁(中男(チユウナン))・正丁(セイテイ)・次丁(老丁(ロウテイ)と残疾(ザンシツ))の区別があり,それぞれ課役負担が異なる。課丁。
→中男
→正丁
→老丁
→残疾

かこう

かこ・う カコフ [0] 【囲う】 (動ワ五[ハ四])
(1)外部の力が及ばないように,周りを物でとりまく。「屋敷を塀で―・う」
(2)妾(メカケ)をひそかに別宅などにおく。「妾を―・う」
(3)野菜・果実などを蓄えておく。「ジャガイモを―・う」
(4)かばう。守る。保護する。「姫を―・ひ奥へ入り給ふを/歌舞伎・壬生大念仏」
[可能] かこえる

かこう

かこう クワカフ [1][0] 【華甲】
〔「華」の字を分解すると,六つの「十」と一つの「一」とになる。「甲」は甲子(キノエネ)で十二支の最初をさすところから〕
数え年六一歳の称。還暦。華年。

かこう

かこう クワカウ [0] 【花香】
(1)花のにおい。「―も更に馥郁(フクイク)/日乗(荷風)」
(2)仏前に供える花と香。「仏に―奉り/盛衰記 2」

かこう

かこう [0] 【河口】
河川が海・湖に注ぎ込むところ。

かこう=ありと雖(イエド)も食らわずんばその旨(ウマ)きを知らず

――ありと雖(イエド)も食らわずんばその旨(ウマ)きを知らず
〔礼記(学記)〕
(1)聖人の立派な道も,学ばなければそのよさを知ることができない。
(2)大人物も用いなければその器量を知ることができない。

かこうかい

かこうかい クワコウクワイ 【華興会】
中国清末,湖南に基盤をおいた革命団体。1903年末頃黄興らにより留日学生を中心に長沙で結成。民族主義的傾向が強く,1905年,中国革命同盟会の成立に参加。

かこうがん

かこうがん クワカウ― [2] 【花崗岩】
石英・雲母・長石などから成る深成岩。完晶質・等粒状で,色は純白ないし淡灰色。磨くと光沢がでる。石碑,建築・土木用材など用途が広い。御影石(ミカゲイシ)。

かこうがん

かこうがん【花崗岩】
granite.→英和

かこうきゅう

かこうきゅう クワ―キウ [2] 【火口丘】
「中央火口丘」に同じ。

かこうきりゅう

かこうきりゅう [4] 【下降気流】
上層から下層に向かう気流。この気流のある所では,一般に大気温度は上昇し,雲が切れて天気のよくなることが多い。
⇔上昇気流

かこうげん

かこうげん クワ― [2] 【火口原】
大きな火口,またはカルデラの内部が平らになった所。箱根の仙石原や阿蘇の阿蘇谷など。

かこうげんこ

かこうげんこ クワ― [4] 【火口原湖】
火口原に水がたまってできた湖。榛名(ハルナ)湖や芦ノ湖など。

かこうこ

かこうこ クワ― [2] 【火口湖】
火口に水がたまってできた湖。蔵王(ザオウ)山の御釜など。

かこうこう

かこうこう クワ―カウ [2] 【火口港】
火口に海水が浸入して湾を形成し,港になっている所。伊豆大島の波浮(ハブ)港など。

かこうこう

かこうこう [2] 【河口港】
河口にある港。河口に発達した港。

かこうこく

かこうこく クワ― [2] 【火口谷】
火口の縁が崩壊して浸食が進み,頂部から山腹・山麓にかけてできた谷。

かこうし

かこうし [2] 【加工紙】
化学的・機械的などの人工的処理を施して,もとの性質・色彩・光沢などを,諸種の目的にそって変化させた紙。

かこうし

かこうし [2] 【架工歯】
抜けた歯の両隣の歯を支えとして,橋をかけるように入れた義歯。橋義歯。ブリッジ。

かこうしょくひん

かこうしょくひん [4] 【加工食品】
食品の保存性・栄養価などを高めることを目的として加工した食品。
⇔自然食品

かこうせ

かこうせ クワ― [2] 【火口瀬】
火口またはカルデラの縁の一部が切れて,内部の水が流れ出るようになった谷。十和田湖の子(ネ)ノ口や箱根火山の早川口など。かこうらい。

かこうせん

かこうせん [0] 【下降線】
下に向かう線。特にグラフで,減少・衰退・下落を表す線。「成績が―をたどる」

かこうせんりょくがん

かこうせんりょくがん クワカウ― [7] 【花崗閃緑岩】
深成岩の一。石英閃緑岩と花崗岩との中間の組織で,日本の花崗岩質岩石のうちでは最も多く産する。

かこうぜき

かこうぜき [2] 【河口堰】
河口に設けた堰。海水の浸入を防ぎ,淡水を蓄えて水資源の利用などを図る。

かこうち

かこうち カカウ― [2] 【可耕地】
耕作することが可能な土地。

かこうとうけい

かこうとうけい [4] 【加工統計】
経済統計の一次調査結果を,加工・調整して,二次的な統計・指数等を求めたもの。国民所得統計・物価指数など。

かこうにゅう

かこうにゅう [2] 【加工乳】
牛乳または還元牛乳を原料とする飲用の牛乳。成分の調整をして,低脂肪のものや,クリームを入れて濃厚な風味としたものなどがある。

かこうはんがん

かこうはんがん クワカウ― [4] 【花崗斑岩】
花崗岩と同じ化学成分の完晶質の岩石。長石・石英・雲母などが比較的大きな斑晶を示す。

かこうひん

かこうひん クワ― [0] 【火工品】
雷管・信管・導火線など,その燃焼・爆発によって,他の火薬・爆薬を安全・確実に燃焼・爆発させるために用いるものの総称。

かこうへき

かこうへき クワ― [2] 【火口壁】
火口を囲む壁。溶岩・火砕物などから成り,普通,火口底から上方に向かって漏斗状に開いた形をしている。

かこうぼうえき

かこうぼうえき [4] 【加工貿易】
原材料を外国から輸入し,国内で加工した物を輸出する貿易。
→委託加工貿易
→中継(ナカツギ)貿易
→仲介貿易

かこうゆにゅう

かこうゆにゅう [4] 【加工輸入】
加工して輸出するために,原材料を輸入すること。

かこうら

かこうら [0][2] 【水主浦・舸子浦・加子浦】
水主役(カコヤク)を請け負った漁村。地先(ジサキ)漁業の占有権を認められた。

かこうらい

かこうらい クワ― [2] 【火口瀬】
「かこうせ(火口瀬)」に同じ。

かこかんりょう

かこかんりょう クワコクワンレウ [3] 【過去完了】
〔past perfect〕
英語などの時制の一。過去の一時点からみて,それ以前に始まった動作・状態がその時点まで続いていたこと,またはその動作・状態がその時点ですでに終わっていることを表現するもの。大過去。

かこがしら

かこがしら [3] 【鉸具頭】
鉸具の,帯を通す輪金。
→鉸具

かこがわ

かこがわ カコガハ 【加古川】
(1)兵庫県南部,播磨灘に面する市。もと山陽道の宿場町。繊維・鉄鋼・肥料などを産する。鶴林寺がある。
(2)兵庫県中南部を流れる川。長さ約90キロメートル。上流は佐治川と篠山川の二川。多くの支流を合わせて高砂市で瀬戸内海に注ぐ。

かこがわせん

かこがわせん カコガハ― 【加古川線】
JR 西日本の鉄道線。兵庫県加古川・谷川間,48.5キロメートル。県央部を加古川に沿って南北に走る。

かこがわほんぞう

かこがわほんぞう カコガハホンザウ 【加古川本蔵】
「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。桃井家の家老。塩谷(エンヤ)判官が高師直(コウノモロナオ)に刃傷した時,後ろから抱き止める。梶川与惣兵衛頼照に擬した人物。

かこきゅう

かこきゅう クワコキフ [2] 【過呼吸】
〔医〕 何らかの原因によって,必要以上に呼吸を行うこと。

かこく

かこく【苛酷】
severity;→英和
cruelty.〜な(に) severe(ly);→英和
cruel(ly).→英和

かこく

かこく [0] 【下刻】
河流や氷河などの流動体が,その底の岩盤を削り取り,低下させる働き。下方浸食。

かこく

かこく クワ― [0][1] 【過刻】
(1)さきほど。先刻。「―永田町まで行て帰つたばかりだから/緑簑談(南翠)」
(2)予定より時を過ごすこと。「思はず―致してござる/歌舞伎・宇都宮紅葉釣衾」

かこく

かこく クワ― [0] 【禾穀】
(1)穀物の総称。稲・麦・粟・稗(ヒエ)・黍(キビ)・玉蜀黍(トウモロコシ)など。
(2)特に,稲。

かこく

かこく [0] 【苛酷・苛刻】 (名・形動)[文]ナリ
無慈悲でむごいこと。きびしいこと。また,そのさま。「―な収奪」「―な扱ひに驚いて/土(節)」

かこく

かこく [0][1] 【家国】
(1)家と国。また,国家。
(2)故郷。

かこく

かこく [0] 【河谷】
川の流れで浸食されて生じた谷。

かこく

かこく クワ― [0] 【過酷】 (名・形動)[文]ナリ
ひどすぎること。きびしすぎること。また,そのさま。「―な労働条件」「―な自然環境」
[派生] ――さ(名)

かこくぼん

かこくぼん [0] 【家刻本】
私家版。個人が刊行した書物。

かこくるい

かこくるい クワ― [3] 【禾穀類】
穀物の収穫を主要な目的として栽培されるイネ科作物。

かこげんざいいんがきょう

かこげんざいいんがきょう クワコゲンザイイングワキヤウ 【過去現在因果経】
仏伝の代表的経典。445〜453年頃,求那跋陀羅(グナバツダラ)が漢訳。四巻。釈迦の前世とその生涯の大部分を説く。因果経。過現因果経。

かこげんざいいんがきょうえまき

かこげんざいいんがきょうえまき クワコゲンザイイングワキヤウヱ― 【過去現在因果経絵巻】
⇒絵因果経(エインガキヨウ)

かこしちぶつ

かこしちぶつ クワコ― [4] 【過去七仏】
〔仏〕 釈迦牟尼(ムニ)とそれ以前に現れたといわれる毘婆尸(ビバシ)・尸棄(シキ)・毘舎浮(ビシヤブ)・拘留孫(クルソン)・拘那含牟尼(クナガンムニ)・迦葉(カシヨウ)の諸仏の総称。

かこじもの

かこじもの 【鹿児自物】
〔「じもの」は接尾語〕
鹿の子のよう(に)。鹿は一度に一匹の子しか生まないことから,「ひとり」などにかけて用いる。「―我(ア)が独り子の/万葉 1790」

かこぜ

かこぜ クワコ― [2] 【過去世】
〔仏〕 前世。前生。過去生(カコシヨウ)。
→現世
→未来世

かこち

かこち [0] 【託ち】
不平を言うこと。恨み言を言うこと。「実体(ジツテイ)の女房の―も恋なれば/露団々(露伴)」

かこちがお

かこちがお 【託ち顔】
恨めしそうな顔つき。嘆く顔つき。「歎けとて月やは物を思はする―なるわが涙かな/千載(恋五)」

かこちぐさ

かこちぐさ 【託ち種】
(1)かこつけにできるもの。口実。「―にもし給へ/盛衰記 26」
(2)恨みの種。「閨(ネヤ)の―絶えし契りの一節(ヒトフシ)/浄瑠璃・壇浦兜軍記」

かこちごと

かこちごと [0] 【託ち言】
恨み嘆く言葉。かごと。

かこちなき

かこちなき 【託ち泣き】
恨み,嘆いて泣くこと。

かこちょう

かこちょう クワコチヤウ [0] 【過去帳】
寺院で檀家・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日などを記しておく帳簿。鬼簿。点鬼簿。鬼籍。冥帳。

かこちよす

かこちよ・す 【託ち寄す】 (動サ下二)
かこつけて言う。関係をつけて言う。「菊の露を―・せなどやうの,つきなき営みにあはせ/源氏(帚木)」

かこちよる

かこちよ・る 【託ち寄る】 (動ラ四)
かこつけて言い寄る。「言ひよるたよりも,…この君をぞ,―・りけれど/源氏(蛍)」

かこつ

かこ・つ [2] 【託つ】 (動タ五[四])
(1)嘆いて言う。不平を言う。「身の不遇を―・つ」「人手不足を―・っている」「無聊(ブリヨウ)を―・つ」
(2)ほかのことを口実にする。かこつける。「心きよく,底の光を―・つかたにも/寝覚 3」

かこつ

かこつ クワ― [0] 【化骨】
⇒骨化(コツカ)

かこつ

かこつ【託つ】
complain <of one's misfortune> ;→英和
grumble <about> .→英和

かこつけ

かこつけ [0] 【託つけ】
かこつけること。言い訳。口実。「寺詣(テラメエリ)を―に屋根舟で出やした/滑稽本・浮世風呂 4」

かこつける

かこつ・ける [0][4] 【託つける】 (動カ下一)[文]カ下二 かこつ・く
ほかのことに関係づけて,そのせいにする。ことよせる。「仕事に―・けて毎日帰りが遅い」

かこつける

かこつける【託ける】
make a pretext of;use <a traffic accident> as a pretext.→英和
…に託けて under the pretext of….

かこのしま

かこのしま 【可古の島】
兵庫県中部を流れる加古川が播磨灘に注ぐ河口にあった島。南毘都麻(ナビツマ)の島。((歌枕))「心恋しき―見ゆ/万葉 253」

かこぶんし

かこぶんし クワコ― [3] 【過去分詞】
〔past participle〕
印欧語の動詞の活用変化形の一。助動詞とともに用いられて動作の完了・受け身を表す。形容詞と同じ働きもする。
⇔現在分詞
→分詞

かこみ

かこみ [0] 【囲み】
(1)かこむこと。
(2)敵などをとりまくこと。また,その軍勢。「―を破る」「―を解く」
(3)「囲み記事」の略。

かこみ

かこみ【囲み】
a siege.→英和
〜を解く raise the siege <of> .‖囲み記事 a boxed item[section].

かこみきじ

かこみきじ [4] 【囲み記事】
新聞・雑誌などで,罫線(ケイセン)などで囲んだ短い記事。囲み物。かこみ。

かこむ

かこ・む [0] 【囲む】 (動マ五[四])
〔「かくむ」の転。中世には「かごむ」とも〕
(1)周りをふさいだり,とりまいたりする。かこう。「城を―・む」「緑に―・まれた田園都市」
(2)〔盤・卓などを囲むようにすることから〕
碁・将棋・麻雀などをする。「一局―・みませんか」
[可能] かこめる

かこむ

かこむ【囲む】
surround;→英和
enclose;→英和
besiege (攻囲する).→英和
卓を〜 sit around a table.→英和

かこやく

かこやく 【水主役】
(1)中世,領主が沿岸領民に課した夫役(ブヤク)。船の水夫(カコ)として徴発した。
(2)江戸時代,種々の名目で沿岸住民に課せられた夫役。夫米(ブマイ)・夫金(ブキン)として代納された所が多い。

かこわれ

かこわれ カコハレ 【囲われ】
囲われている者。めかけ。「―者(モノ)」

かこん

かこん クワ― [0] 【禍根】
わざわいの起こるもと。「―を断つ」「将来に―を残す」

かこん

かこん [0] 【仮根】
蘚苔類や藻類などに生える根状の組織。種子植物の根と外形が似ていて,ほかの物への付着と養分の吸収の役目をする。単細胞または一列の細胞より成るものが多く,維管束を欠く。

かこん

かこん【禍根(を断つ)】
(eradicate) the root of evil.〜を残す sow the seeds of trouble.

かご

かご クワ― [1] 【訛語】
「訛言(カゲン){(1)}」に同じ。

かご

かご [1] 【歌語】
主に和歌を詠む時にだけ用いられる特殊な言葉や表現。鶴(ツル)を「たず」,蛙(カエル)を「かわず」と表現する類。

かご

かご【篭】
a basket;→英和
a cage (鳥の).→英和
〜いっぱいの a basketful of.‖篭細工 basketwork;basketry.篭の鳥 a caged[captive]bird.

かご

かご クワ― [1] 【過誤】
あやまち。やり損じ。「―を犯す」

かご

かご [1] 【下午】
午(ウマ)の刻を過ぎた頃。ひるすぎ。午後。
⇔上午

かご

かご クワ― [1] 【華語】
中国語。

かご

かご [0] 【駕籠】
乗り物の一。人の座る部分を木や竹でつくって棒につるし,前後から担いで運ぶもの。

かご

かご【加護】
divine protection.

かご

かご【駕篭】
a palanquin;→英和
a sedan chair (いすかご).駕篭かき a palanquin bearer.

かご

かご [1] 【加護】 (名)スル
神仏が力を加えて守り助けること。「神仏の―を祈る」

かご

かご [0] 【籠】
竹・籐(トウ)・針金などの細い物を編んだり組んだりしてつくった入れ物。

かご=で水を汲(ク)む

――で水を汲(ク)・む
骨折っても効果のないことのたとえ。目籠で水を汲む。ざるに水。

かご=に乗る人担(カツ)ぐ人、そのまた草鞋(ワラジ)をつくる人

――に乗る人担(カツ)ぐ人、そのまた草鞋(ワラジ)をつくる人
世の中には,さまざまな身分・境遇などがあることのたとえ。

かごあらい

かごあらい [3] 【籠洗い】
水勢で地面が掘り削られるのを防ぐため,河川や用水のはけ口などに置く蛇籠(ジヤカゴ)。

かごあんどん

かごあんどん [3] 【籠行灯】
細い竹で編んだ籠に紙を張って作った行灯。かごあんどう。

かごう

かごう クワガフ [0] 【化合】 (名)スル
二種以上の元素の原子が化学結合により結合すること。また,二種以上の純物質から一種類の純物質を生ずること。「水素と酸素が―して水になる」

かごう

かごう【化合】
chemical combination.〜する combine <with> .→英和
‖化合物 a (chemical) compound <of hydrogen and oxygen> .

かごう

かごう [0] 【加号】
たし算の記号。「+」の記号。

かごうつし

かごうつし [3] 【籠写し】
書などを写す場合,中を空白にし輪郭だけを墨の線で写し取ること。また,その写し取ったもの。双鉤(ソウコウ)。籠抜き。
→籠字

かごうぶつ

かごうぶつ クワガフ― [2] 【化合物】
化合によってできた物質。各成分元素の性質とは別の性質を示す。
⇔単体

かごうぶつはんどうたい

かごうぶつはんどうたい クワガフ―ハンダウタイ [0] 【化合物半導体】
半導体としての特性を示す化合物。ガリウムヒ素・ガリウムリンなど。シリコン・ゲルマニウムなどの元素半導体に対していう。

かごか

かごか (形動ナリ)
(周りを山などに取り囲まれて)閑静でひっそりしているさま。かごやか。「いと―に侍り/源氏(夕顔)」

かごかき

かごかき [4][3] 【駕籠舁き】
駕籠を担ぐ人夫。かごや。

かごかき=駕籠に乗らず

――駕籠に乗らず
常に取り扱っていながら,自分のためには使用しないことのたとえ。他人のためにはかるばかりで自分の事には手が回らないこと。

かごかつぎぼし

かごかつぎぼし [5] 【籠担ぎ星】
さそり座アルファ星のアンタレスとその両隣の二つの三等星で形づくるへの字形の和名。中央のアンタレスを農夫や漁師に,両側の二星を天秤棒(テンビンボウ)にかつがれた籠荷と見たてたもの。

かごこし

かごこし [0] 【籠輿】
粗末な竹製駕籠(カゴ)。籃輿(ランヨ)。ろうよ。

かごしま

かごしま 【鹿児島】
(1)九州地方南部の県。かつての薩摩・大隅の二国を占める。鹿児島湾の東側は大隅半島,西側は薩摩半島となり,北部にはシラス台地が広がる。南へは薩南諸島がのびる。県庁所在地,鹿児島市。
(2)鹿児島県中部,鹿児島湾に臨む市。桜島の一部を含む。県庁所在地。市街北部に城山があり,山麓に島津氏の居城鶴丸城跡がある。

かごしま

かごしま 【鹿児島】
姓氏の一。

かごしまおはらぶし

かごしまおはらぶし 【鹿児島おはら節】
〔「おはら」は囃子詞(ハヤシコトバ)〕
鹿児島県の民謡で,酒席の騒ぎ唄・酒盛り唄。日本海沿岸の港町で唄われていた「おはら節」「おわら節」が海路伝えられたもの。

かごしまけいざいだいがく

かごしまけいざいだいがく 【鹿児島経済大学】
私立大学の一。1932年(昭和7)創立の鹿児島高等商業学校を源とし,60年設立。本部は鹿児島市。

かごしまじゅぞう

かごしまじゅぞう 【鹿児島寿蔵】
(1898-1982) 歌人・人形作家。福岡生まれ。アララギ派の歌人で紙塑人形の創始者。歌集「茉莉花」「故郷の灯」など。

かごしまじゅんしんじょしだいがく

かごしまじゅんしんじょしだいがく 【鹿児島純心女子大学】
私立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は川内市。

かごしまじょしだいがく

かごしまじょしだいがく 【鹿児島女子大学】
私立大学の一。1907年(明治40)創立の技芸講習所を源とし,78年(昭和53)設立。本部は鹿児島県隼人町。

かごしまじる

かごしまじる [5] 【鹿児島汁】
⇒薩摩汁(サツマジル)

かごしまじんぐう

かごしまじんぐう 【鹿児島神宮】
鹿児島県姶良(アイラ)郡隼人町にある神社。大隅国一の宮。主神は天津日高彦穂穂出見命(アマツヒダカヒコホホデミノミコト)など。

かごしまだいがく

かごしまだいがく 【鹿児島大学】
国立大学の一。藩学造士館に始まる第七高等学校(1901年創立),1908年(明治41)創立の鹿児島高農を中心に,鹿児島水産学校と師範系学校が合併して,49年(昭和24)新制大学となる。55年県立大を併合。本部は鹿児島市。

かごしまほんせん

かごしまほんせん 【鹿児島本線】
JR 九州の鉄道線。門司港・鹿児島間,399.5キロメートル。九州西岸を走り,南北九州を結ぶ。

かごしまわん

かごしまわん 【鹿児島湾】
九州南部,薩摩・大隅両半島に抱かれる湾。湾内に桜島がある。錦江(キンコウ)湾。

かごじ

かごじ [0] 【籠字】
籠写(カゴウツ)しにした文字。双鉤(ソウコウ)字。飛白(ヒハク)。

かごそ

かごそ [0] 【駕籠訴】
江戸時代の越訴(オツソ)の一。幕府の高官や大名などが駕籠で通行するのを待ち受けて,訴状を投げ入れたりして直接訴え出ること。

かごそう

かごそう [0] 【夏枯草】
〔「かこそう」とも〕
ウツボグサの花穂。利尿消炎薬として腫(ハ)れ物や浮腫(フシユ)に煎用する。

かごぞり

かごぞり [3][0] 【駕籠橇】
畳表で駕籠を包み,中に布団を敷き,橇の上に取り付けたもの。雪国の乗り物。

かごちょうちん

かごちょうちん 【籠提灯】
竹で籠を編んで,紙を張った提灯。「明けしらむ―を吹き消して(孤屋)/炭俵」
籠提灯[図]

かごつるべ

かごつるべ [3] 【籠釣瓶】
〔「水もたまらぬ」というなぞから〕
よく切れる刀。

かごつるべさとのえいざめ

かごつるべさとのえいざめ 【籠釣瓶花街酔醒】
歌舞伎世話物の一。三世河竹新七作。1888年(明治21)初演。通称「籠釣瓶」。野州佐野の絹商人次郎左衛門は吉原の遊女八橋を身請けしようとするが情人のいる八橋に愛想尽かしをされ,名刀籠釣瓶で百人斬りに及ぶというもの。

かごと

かごと 【託言】
(1)ほかにかこつけて言う言葉。口実。言い訳。「御返し,口ときばかりを―にてとらす/源氏(夕顔)」
(2)恨みごと。ぐち。「―も聞えつべくなむ/源氏(桐壺)」

かごとがまし

かごとがま・し 【託言がまし】 (形シク)
恨みがましいさまだ。愚痴でもこぼしているようだ。「秋の野らは…虫の音―・しく,遣水の音のどやかなり/徒然 44」

かごとばかり

かごとばかり 【託言許り】
ほんの申し訳程度。「しるしなき思ひとぞきく富士のねも―のけぶりなるらむ/後撰(恋六)」

かごながもち

かごながもち [3] 【籠長持】
竹で目を粗く編んで作った蓋(フタ)のない長持。非常の際などに用いる。

かごぬき

かごぬき [0] 【籠抜き】
「籠写(カゴウツ)し」に同じ。

かごぬけ

かごぬけ [0] 【籠抜け】
飼い鳥として籠(カゴ)の中に飼われていたものが逃げ出すこと。また,その鳥。

かごぬけ

かごぬけ [0] 【籠脱け】
(1)籠や建物に入り,中にいると見せかけて別の口から抜け出ること。
(2)江戸時代に行われた放下(ホウカ)芸の一。身を躍らせて籠の中をくぐりぬける曲芸。

かごぬけさぎ

かごぬけさぎ [5] 【籠脱け詐欺】
言葉巧みに金品を受け取り,関係者を装って手近のビルなどに入り,ほかの出入り口から持ち逃げする犯罪。かごぬけ。

かごのう

かごのう クワゴナフ [2] 【過誤納】
過納と誤納。「―金」

かごのき

かごのき [3][1] 【鹿子の木】
クスノキ科の常緑高木。暖地に生える。樹皮が薄く円くはげ落ちて鹿の子模様になるのでこの名がある。雌雄異株。葉は広倒披針形で革質。夏,葉腋(ヨウエキ)に黄色の小花を密につけ,翌春,球形の赤熟する液果を結ぶ。コガノキ。カゴガシ。
鹿子の木[図]

かごのとり

かごのとり [0] 【籠の鳥】
(1)かごの中で飼われている鳥。
(2)身の自由を束縛されている者。特に,遊女・妾(メカケ)など。

かごぶね

かごぶね [3][0] 【籠船】
祭礼のとき,外形を船形に美しく飾りたて,地車(ジグルマ)を付けて引き歩くもの。飾り船。引き船。

かごぼり

かごぼり [0] 【籠彫(り)】
彫刻の技法の一。籠のように内部を透かし,立体的に彫り上げる方法。木鼻(キバナ)や書院造りの欄間の彫刻などに見られる。

かごまくら

かごまくら [3] 【籠枕】
籐(トウ)や竹で編んだ枕。夏に用いる。[季]夏。

かごみみ

かごみみ 【籠耳】
(かごが水をす通しにするように)聞いても,すぐに忘れてしまうこと。「身は聞下手のしかも―/徳和歌後万載集」

かごめ

かごめ [0] 【籠目】
(1)竹かごの編み目。
(2){(1)}を形象化した模様・家紋。

かごめかごめ

かごめかごめ [0]
〔「かごめ」は「囲む」の命令形「囲め」の意か〕
子供の遊戯の一。しゃがんで目をふさいだ一人の周囲を数人の子供が両手をつないで輪になり,「かごめかごめ,かごの中の鳥はいついつ出やる。月夜の晩に鶴と亀がつうべった」と歌いながらめぐり,「うしろの正面だあれ」と言って止まり,輪の中の子供に後ろに立った者を当てさせる。

かごめどき

かごめどき [4] 【籠目土器】
植物で編んだ籠の形がついた土器。弥生土器や土師器(ハジキ)に例があり,籠で壺(ツボ)をくるんでいるものと,籠を型にして焼いたものがある。

かごめぬり

かごめぬり [0] 【籠目塗り】
漆塗りの一種。竹の皮をはいだものを籠目に編み,その上に漆を塗り素地の籠目が見えるようにしたもの。

かごや

かごや [0] 【籠屋】
かごを作って売ることを業とする人。

かごや

かごや [0] 【駕籠屋】
(1)「駕籠舁(カ)き」に同じ。
(2)駕籠舁きを置き,客に駕籠を仕立てる家,または人。

かごやか

かごやか (形動ナリ)
「かごか」に同じ。「うけばりたるさまにはあらず,―に局(ツボネ)住みにしなして/源氏(初音)」

かごやく

かごやく [0] 【駕籠役】
江戸時代,江戸などにおいて貸駕籠の営業者に課した税。

かごわき

かごわき [0] 【駕籠脇】
(1)駕籠のそば。
(2)貴人の駕籠の左右に付き従って行く従者。

かごわたし

かごわたし [3] 【籠渡し】
断崖や急流などのため対岸に渡れない場所で,両岸に綱を渡して籠をつるし,中に人を入れて対岸から綱で引き寄せて渡す設備。ざる渡し。

かごん

かごん【…と言っても過言ではない】
It is not too much[It is no exaggeration]to say that…./It may fairly be said that….

かごん

かごん クワ― [0] 【過言】
度を過ごした言葉。いいすぎ。「原因は政治の貧困にあるといっても―ではない」

かさ

かさ [0] 【枷鎖・枷鏁】
くびかせとくさり。罪人をつなぐ刑具。「或いは杻械(チユウカイ),或いは―を蒙れる者/今昔 7」

かさ

かさ【暈】
a halo;→英和
a ring.→英和

かさ

かさ [2] 【嵩】
(1)物の大きさや分量。体積や容積。「―がはる」「水―」
(2)人間としての大きさ・厚み。威厳・徳など。「人の―もなくして,只世に随ひ/沙石 4」
(3)高い所。かみて。「―より落し懸て/太平記 15」
(4)芸の幅や厚み。「生得の位とは長(タケ)也。―と申すは別の物也/風姿花伝」

かさ

かさ【嵩】
bulk (容積);→英和
quantity (量).→英和
〜のある[ばった]bulky.→英和
〜にかかって arrogantly;→英和
overwhelmingly.→英和

かさ

かさ【笠】
a bamboo hat (竹笠);a sedge hat (すげ笠);a (lamp) shade (電灯の);a cap (きのこの);→英和
a canopy (パラシュートの).→英和
〜に着る make use[take advantage]of a person's influence.

かさ

かさ [1] 【笠・傘】
(1)雨雪・日光を防ぐために頭に直接かぶるもの。菅(スゲ)・藺(イ)などで編んで作る。かぶりがさ。《笠》
→笠の台
(2){(1)}と同じ目的で頭上にかざすもの。中心点から放射状に骨を出し,布地や油紙を張り,柄をつけ,折り畳みできるようにしたもの。こうもり傘・唐傘・日傘などの総称。《傘》「―を差す」
(3)
(1)
(2)の恰好(カツコウ)をしたもの。「電気の―」「キノコの―」
(4)おおい守るもののたとえ。「権力を―にいばりちらす」「核の―」
(5)椀(ワン)などのふた。「―を取て,御めしの上をばとらず/今川大双紙」
(6)筆のさや。筆帽。
(7)家紋の一。{(1)(2)}をかたどったもの。
傘(7)[図]

かさ

かさ [1] 【毬・梂】
マツやツガなどの実の殻(カラ)。「松―」

かさ

かさ 【笠】
姓氏の一。

かさ

かさ [1] 【暈】
太陽・月の周囲にできる光の輪。巻層雲などの微細な氷晶からできた雲を通して太陽や月を見たときに現れる光の屈折現象。俗に風雨の前兆とされる。ハロー。うん。「月に―がかかる」

かさ

かさ【傘】
an umbrella;→英和
a parasol (日傘).→英和
〜をさす(広げる,すぼめる,巻く) put up[open,close,roll]an umbrella.‖傘屋(立) an umbrella seller (stand).

かさ

かさ [0] 【瘡】
(1)できもの・はれものなどの皮膚病。また,かさぶた。
(2)梅毒(バイドク)の俗称。「―かき」

かさ

かさ クワ― [1] 【過差】
(1)分に過ぎること。不相応なぜいたく。「―をばえしづめさせ給はざりしに/大鏡(時平)」
(2)誤差。

かさ=から∘出る

――から∘出る
「かさにかかる」に同じ。「―∘でれば気をのまれ/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」

かさ=に∘着る

――に∘着る
(1)微力な者が権勢者の後援を頼りにして威張る。「親の権威を―∘着る」
(2)自分の施した恩徳をいいことにして威張る。

かさ=にかかる

――にかか・る
(1)優勢に乗じて攻勢に出る。
(2)威圧的な態度でのぞむ。「ひるんだところを―・って攻める」

かさ=に回る

――に回・る
相手を圧倒する形勢となる。優位に立つ。「名虎大の男,―・る/平家 8」

かさあげ

かさあげ [0] 【嵩上げ】 (名)スル
(1)構築物を今までよりも高くすること。「堤防の―工事」
(2)(比喩的に)金額をふやすこと。「賃金ベースを―する」

かさあて

かさあて [2] 【笠当て】
かぶり笠の内側の,頭にあたる所につける小さい布団のようなもの。

かさい

かさい 【葛西】
東京都江戸川区南部工業地区。

かさい

かさい クワ― [0] 【過載】
「過積載」に同じ。

かさい

かさい [0] 【家宰】
家長を補佐し,一家を管理し,家事をとりしきる人。「家事は之を―に托し/経国美談(竜渓)」

かさい

かさい 【葛西】
姓氏の一。中世,下総国葛飾郡葛西荘より興った豪族。奥州藤原征伐で功をなし,伊達氏と共に奥州で勢力をふるう。秀吉の小田原征伐に参陣せず,改易され滅ぶ。

かさい

かさい [0] 【家妻】
妻。

かさい

かさい 【加西】
兵庫県中南部の市。中心の北条は山陰・山陽を結ぶ交通の要地。播州白木綿・畳表を産する。電気機械器具工業が発達。玉丘古墳がある。

かさい

かさい【火災】
a fire;→英和
⇒火事.‖火災避難訓練 a fire drill.火災報知機 a fire alarm.火災保険 fire insurance.火災保険をつける insure <a house> against fire.火災保険会社 a fireinsurance company.

かさい

かさい [0] 【歌才】
和歌をつくる才能。

かさい

かさい クワ― [1][0] 【寡妻】
(1)自分の妻をへりくだっていう語。愚妻。荊妻(ケイサイ)。
(2)夫と死別した女性。寡婦。

かさい

かさい クワ― [0] 【果菜】
(1)果物(クダモノ)と野菜。
(2)「果菜類」の略。

かさい

かさい クワ― [0] 【花菜】
「花菜類」の略。

かさい

かさい クワ― [0] 【禍災】
わざわい。災難。災禍。

かさい

かさい クワ― [0] 【火災】
(1)火事による災難。火事。
(2)〔仏〕 大三災の一。初禅天まで焼かれる災害。
→三災(2)

かさい

かさい [0] 【家裁】
「家庭裁判所」の略。

かさいいんぜ

かさいいんぜ 【葛西因是】
(1764-1823) 江戸後期の儒学者・文章家。大坂の人。名は質,字(アザナ)は休文。林述斎門人。著「因是文稿」など。

かさいおどり

かさいおどり [4] 【葛西踊り】
「葛西念仏(カサイネンブツ){(1)}」に同じ。

かさいかんちき

かさいかんちき クワ― [6] 【火災感知器】
熱・煙などを感知し,火災の発生を自動的に発見して警報を鳴らす装置。火災報知機。

かさいがん

かさいがん クワサイ― [2] 【火砕岩】
火山の噴出物が堆積し固結してできた岩石の総称。凝灰(ギヨウカイ)岩・凝灰角礫(カクレキ)岩・火山礫凝灰岩など。火山砕屑岩(サイセツガン)。

かさいきしょう

かさいきしょう クワ―シヤウ [4] 【火災気象】
火災の発生・延焼に関係する気象。主に湿度と風が関係する。

かさいきゅう

かさいきゅう クワサイキウ [2] 【火砕丘】
爆発的噴火によって上空に放出された火砕物が,降下して火口の周囲に積み重なってできた小形の火山体。頭の切れた円錐形で,火砕物の種類によって,軽石丘・スコリア丘・火山灰丘などに分ける。火山砕屑丘。臼状火山。ホマーテ。

かさいし

かさいし [2] 【笠石】
(1)石灯籠の火袋の上にかぶせる笠状の石。笠。
(2)石や煉瓦などの塀や手すりの上にかぶせ,壁体の頂上を保護する石。冠石(カムリイシ)。

かさいぜんぞう

かさいぜんぞう 【葛西善蔵】
(1887-1928) 小説家。青森県生まれ。「奇蹟」同人。大正期の自然主義的私小説の代表的作家。抒情と飄逸味(ヒヨウイツミ)に満ちた心境小説の佳品を残した。著「哀しき父」「子をつれて」「放浪」など。

かさいた

かさいた [0][2] 【笠板】
戸袋などの上部にかぶせる板。

かさいねんぶつ

かさいねんぶつ [4] 【葛西念仏】
(1)江戸中期,武蔵国葛西に始まり江戸の市中を踊りまわった一種の踊り念仏。鉦(カネ)・太鼓に笛を吹き念仏を唱えながら踊り歩いた。泡斎念仏。葛西踊り。
(2)葛西踊りから出た,歌舞伎の下座音楽。鉦や太鼓・三味線を用い,物売りの出入りや寺院など寂しい場面,また立ち回りなどに用いる。

かさいのり

かさいのり [2] 【葛西海苔】
葛西辺から産出した海苔。浅草海苔。

かさいばやし

かさいばやし [4] 【葛西囃子】
江戸中期,武蔵国葛西におこった祭礼の囃子。一説に,葛西金町の鎮守香取明神の神職が始めたものという。葛西神社例大祭に奉納される。

かさいぶつ

かさいぶつ クワサイ― [2] 【火砕物】
火山から放出された破片状の固体物質の総称。火山灰・軽石・岩滓など。火山砕屑物(サイセツブツ)。テフラ。

かさいぶね

かさいぶね [4] 【葛西舟】
葛西の農民が,肥やしにするため江戸の糞尿を運んだ舟。

かさいほうちき

かさいほうちき クワ― [6] 【火災報知機】
(1)火災の発生とその場所を消防署などに知らせる装置。
(2)「火災感知器」の通称。

かさいほけん

かさいほけん クワ― [4] 【火災保険】
火災によって生ずる財産上の損害を填補(テンポ)するための損害保険。建物・家具・商品・貴金属などが対象となる。

かさいりゅう

かさいりゅう クワサイリウ [2] 【火砕流】
噴出した高温の火山灰や軽石などが一団となって,普通,時速百キロ以上の高速で流走する現象。1991年(平成3)雲仙普賢岳で発生した火砕流では四〇名の死者を出している。火山砕屑(サイセツ)流。

かさいりんかいこうえん

かさいりんかいこうえん 【葛西臨海公園】
東京都江戸川区,荒川・旧江戸川の河口の間にある都立公園。1989年(平成1)開園。水族園・野鳥園などがある。

かさいるい

かさいるい クワ― [2] 【果菜類】
果実を食用とする野菜。ナス・キュウリ・トマトなど。

かさいるい

かさいるい クワ― [2] 【花菜類】
花の部分を食用にする野菜。カリフラワー・ブロッコリーなど。

かさいれっとう

かさいれっとう クワサイレツタウ [4] 【花綵列島】
「弧状列島」に同じ。島々の連なりを花綵(ハナヅナ)にたとえていう。

かさおか

かさおか カサヲカ 【笠岡】
岡山県南西端,瀬戸内海に臨む市。鉄鋼・化学肥料・食品加工・家具製造などの工業が盛ん。カブトガニ繁殖地で有名。

かさおし

かさおし 【嵩押し】 (名・形動ナリ)
人を見下して偉そうにすること。無理押しすること。また,そのさま。「そのやうに―な事は言はぬものでござる/狂言・靭猿(鷺流)」

かさおどり

かさおどり [3] 【傘踊り・笠踊り】
(1)かぶり笠・唐傘を手にして踊る踊り。
(2)鳥取県地方の芸能。近世末期の雨乞い踊りに起源をもち,色紙で飾った傘をまわしつつ貝殻節・大津絵節などに合わせて踊る。

かさかき

かさかき 【瘡掻き】
皮膚病にかかっている人。特に,梅毒にかかっている人。かさっかき。

かさかさ

かさかさ
(1) <become> dry and rough (乾燥).
(2) rustling (音).
〜に乾く be dried up.〜鳴る (make a) rustle.→英和

かさかさ

かさかさ
■一■ [1] (副)スル
(1)(多く「と」を伴って)乾いたものが触れ合って発する音を表す語。「がさがさ」よりやや軽い感じの音。かさこそ。「枯れ葉が―(と)音を立てる」
(2)湿り気や油気のないさま。「―した肌」
■二■ [0] (形動)
乾いて潤いのないさま。「手が―になる」「―のパン」

かさかみ

かさかみ [2] 【瘡神】
梅毒の治癒を願って祈願する神。

かさがい

かさがい [2] 【笠貝】
(1)海産の巻貝。殻は巻かずに笠を伏せたような形で,殻長8センチメートル,殻高4センチメートル内外。表面は淡黄褐色。小笠原諸島に分布。
(2)殻の形が笠に似ている貝の俗称。ヨメガカサ・カモガイなど。

かさがけ

かさがけ [0][4] 【笠懸】
〔「かさかけ」とも〕
平安時代以来,長く行われた射芸の一。馬に乗って走りながら,2,30メートルの距離から的を射るもの。的は初め笠を用いたが,のちには円板に革を張り,中にわらなどを入れて膨らませたものを用いた。矢は蟇目(ヒキメ)を使う。的間が小笠懸より遠いので,遠笠懸ともいう。
笠懸[図]

かさがけひきめ

かさがけひきめ [5] 【笠懸蟇目】
笠懸で用いる蟇目。犬追物(イヌオウモノ)のものよりは小さく,挫目(ヒシギメ)と呼ばれる縦筋が彫ってある。

かさがたけ

かさがたけ 【笠ヶ岳】
岐阜県北東端,飛騨(ヒダ)山脈南西部にある山。海抜2897メートル。飛騨の名山。

かさがみ

かさがみ [2][0] 【傘紙】
唐傘を張るのに用いる紙。楮(コウゾ)の原質だけで製したもので,桐油などの乾燥性植物油を塗る。美濃国・土佐国のものが有名。

かさぎ

かさぎ 【笠置】
京都府南端,相楽(ソウラク)郡の町。

かさぎ

かさぎ [2][0] 【笠木】
鳥居・門・板塀などの上縁に,横に渡す木。冠木(カブキ)。
→鳥居

かさぎがたどうろう

かさぎがたどうろう [6] 【笠置形灯籠】
石灯籠の一種。擬宝珠柱の上部に火袋を設けた形のもの。笠置山にあった道標をかたどったといわれる。庭園で用いる。

かさぎぞり

かさぎぞり [0] 【笠木反り】
太刀・刀で,反りの中心が刀身の中程にあり,鳥居の笠木のような反りをなすもの。京物に多い。京反り。鳥居反(トリイゾ)り。

かさぎでら

かさぎでら 【笠置寺】
笠置山上にある真言宗智山派の寺。山号は鹿鷺山。天武天皇の創建と伝える。古くから修験道の修行道場であり,弥勒信仰でも知られる。元弘の変の際,後醍醐天皇の行在所(アンザイシヨ)が置かれた。弥勒菩薩などの磨崖仏(マガイブツ)がある。

かさぎやま

かさぎやま 【笠置山】
笠置町南部にある山。海抜324メートル。木津川峡谷に臨む。山頂に笠置寺がある。

かさぎれんが

かさぎれんが [4] 【笠着連歌】
中世以降,長く北野天満宮や太宰府天満宮などで行われた連歌の一体。特定の連衆のほかに,往来の誰でもが笠を着けたままで,座に加わったという。花の下(モト)連歌の遺風といわれる。伊勢神宮の法楽連歌などにあった。

かさく

かさく【佳作】
a fine[commendable]work.

かさく

かさく【寡作の】
unprolific.

かさく

かさく [0] 【仮作】 (名)スル
事実とは異なる状況などを仮に組み立てること。また,組み立てたもの。虚構。

かさく

かさく [0] 【佳作】
(1)優れた作品。
(2)入選作に次ぐよい作品。「選外―」

かさく

かさく [0] 【歌作】 (名)スル
短歌を作ること。またその作品。

かさく

かさく クワ― [0] 【寡作】 (名・形動)
(芸術家が)少ししか作品を作らない・こと(さま)。
⇔多作
「―な画家」

かさく

かさく [0] 【家作】
(1)人に貸して収入を得るために持っている家。貸し家。
(2)家を作ること。また,その家。

かさくものがたり

かさくものがたり [6] 【仮作物語】
虚構の物語。作り物語。

かさぐも

かさぐも [0] 【笠雲】
独立峰の山頂にかかる笠状の雲。天気の変わる前兆とみられる。帽子雲。

かさけ

かさけ [0] 【瘡気】
梅毒。また,梅毒の気味。「自惚(ウヌボレ)と―のない者はない(=誰ニデモ多少ノ自惚ハアルモノダ)」

かさこそ

かさこそ [1] (副)
(多く「と」を伴って)乾いた枯れ葉や薄い紙などが触れ合って立てるかすかな音を表す語。かさかさ。「―と舞う落ち葉」

かさご

かさご [0][2] 【笠子】
(1)カサゴ目フサカサゴ科の海魚の総称。メバル・ソイ・メヌケ類など日本近海に約七〇種が分布。
(2){(1)}の一種。全長約25センチメートル。頭や背びれの棘(トゲ)が鋭い。体色は黒褐色から暗赤色まで多様で,小白点や暗褐色の複雑な斑(マダラ)がある。卵胎生。食用にして美味。釣りの対象魚。本州以南の岩礁帯に分布。ガシラ。アカメバル。ホゴ。
笠子(2)[図]

かさごこう

かさごこう [3] 【傘後光】
仏像の光背の一様式。後光が傘を開いたような放射状の光条のある輪になっているもの。

かささぎ

かささぎ [0] 【鵲】
(1)スズメ目カラス科の鳥。全長約45センチメートル。腹・肩・翼の先が白く他は黒く,尾は長くて緑黒色。樹上に小枝で大きな丸い巣を作る。日本へは一六世紀末頃朝鮮から持ち込まれたとされ,筑紫平野で繁殖し,天然記念物に指定されている。カチガラス。朝鮮烏。[季]秋。
→鵲の橋
(2)サギの一種。今のアオサギのことか。「寒き洲崎に立てる―の姿も/源氏(浮舟)」
鵲(1)[図]

かささぎ

かささぎ【鵲】
《鳥》a magpie.→英和

かささぎのはし

かささぎのはし 【鵲の橋】
〔「かささぎの渡せる橋」とも〕
(1)七夕に,牽牛(ケンギユウ)・織女の二星を会わせるためカササギが翼を並べて天の川に渡すという橋。男女の仲を取り持つものの意にもいう。烏鵲(ウジヤク)橋。鵲橋(ジヤツキヨウ)。「空澄みわたる―/拾遺(雑秋)」
(2)(宮中を天上になぞらえて)宮中の殿舎の階段。

かささつ

かささつ [0] 【傘札】
1859年美濃国加納藩が,幕府の許可を得て発行した藩札。銀貨と兌換(ダカン)され,額面に傘の数量が記されている。

かさじ

かさじ [0][2] 【傘地】
こうもり傘を張るのに用いる布。

かさじころ

かさじころ [3] 【笠錏】
扁平に開いて,笠状になっている兜(カブト)の錏。中世に用いられた。

かさじぞう

かさじぞう 【笠地蔵】
昔話の一。年越しの夜に,雪中の六地蔵に笠をかぶせてやった貧しい爺に,地蔵が米や金を持ってきてくれるというもの。

かさじるし

かさじるし [3] 【笠標】
戦場で敵味方の識別のために兜(カブト)に付ける目印。多く布を使う。
笠標[図]

かさじるしつけのかん

かさじるしつけのかん 【笠標付けの鐶】
兜の鉢の後部中央にある鐶。笠標を付けるためのものであるが,赤の総角(アゲマキ)も付けた。高勝鐶(コウシヨウカン)。

かさすげ

かさすげ [2] 【笠菅】
カヤツリグサ科の多年草。水辺や湿地に群生する。高さ約1メートル。茎は三角柱状。葉は広線形で長く,ざらつく。晩春,雄花穂を頂生し,その下に数本の雌花穂を斜出する。葉で蓑(ミノ)・笠・縄などを作る。スゲ。

かさたて

かさたて [2] 【傘立て】
玄関や建物の入り口に置いて,傘を入れる器具。傘入れ。

かさだか

かさだか [0] 【嵩高】 (形動)[文]ナリ
(1)物の体積や容積の大きいさま。かさばっているさま。「―な荷」
(2)人を見下して横柄な態度をとるさま。「―に物を言う」
(3)大仰なさま。「嘉例の祝でも,あんまり騒ぎが―な/浄瑠璃・妹背山」

かさだかい

かさだか・い [4] 【嵩高い】 (形)[文]ク かさだか・し
(1)物の体積や容積が大きい。かさばっている。「―・い風呂敷包み」
(2)横柄な態度をとる。「―・い物の言い方」

かさつ

かさつ [0] 【苛察】 (名・形動)[文]ナリ
細かいところまで詮索する・こと(さま)。「兎角―に傾きたがる男/阿部一族(鴎外)」

かさづけ

かさづけ [0] 【笠付け】
「冠付(カムリヅ)け」の上方での称。

かさでら

かさでら 【笠寺】
名古屋市南区にある町名。昔話「笠地蔵」で知られる笠覆寺(リユウフクジ)(通称,笠寺・笠寺観音)がある。

かさとがめ

かさとがめ 【笠咎め】
身分の高い人の前を笠をかぶったままで通り過ぎる無礼をとがめること。

かさとりやま

かさとりやま 【笠取山】
京都府宇治市北東部にある山。海抜371メートル。((歌枕))「雨ふれど露ももらじを笠取の山はいかでかもみぢそめけむ/古今(秋下)」

かさどる

かさど・る 【嵩取る】 (動ラ四)
(1)横柄な態度をとる。思いあがる。「中にも惣兵衛―・つて/浄瑠璃・淀鯉(上)」
(2)かさばる。「新銭は掛杖(サゲゼニ)にして―・らず/洒落本・風俗問答」

かさなり

かさなり [0] 【重なり】
物が重なっていること。また,重なっている状態。

かさなる

かさな・る [0] 【重なる】 (動ラ五[四])
(1)物の上に(同種の)物がさらに置かれて,下の物を覆うようになる。「―・って倒れる」「幾重にも―・った山」
(2)二つ以上の物事・現象が同じ時におこる。「不幸が―・る」「日曜と祝日が―・る」
(3)積もる。加わる。「心労が―・って病気になる」「雨降らず日の―・れば/万葉 4122」
〔「重ねる」に対する自動詞〕

かさなる

かさなる【重なる】
(1) be piled up;overlap <each other> .→英和
(2) be repeated (たび重なる).
(3) fall on <Sunday> (祭日などが).

かさぬ

かさ・ぬ 【重ぬ】 (動ナ下二)
⇒かさねる

かさぬい

かさぬい [2] 【笠縫い】
菅笠(スゲガサ)などを糸で縫って作ること。また,その人。

かさね

かさね 【重ね・襲】
■一■ [0] (名)
(1)重ねること。また,重ねたもの。
(2)衣服を数枚重ねて着ること。また,その衣服。かさね着。
(3)衣服を重ねて着る時の色の組み合わせ。また,衣の表と裏の色の組み合わせ。《襲》
→襲の色目(イロメ)
■二■ (接尾)
助数詞。重なっているもの,重ねてあるものを数えるのに用いる。「布団一―」

かさね

かさね 【累】
怪談の主人公。下総国羽生(ハニユウ)村の百姓の妻。嫉妬深い醜婦で夫に殺され,死後一族にたたったという。この話を脚色したものに歌舞伎「伊達競阿国戯場(ダテクラベオクニカブキ)」,清元「色彩間苅豆(イロモヨウチツトカリマメ)」などが有名。

かさねあわせのげんり

かさねあわせのげんり [8] 【重ね合わせの原理】
二つの波が一点で出合う場合のように,それぞれの変化を表す量を合わせたものが,全体の変化の量を示すとき,重ね合わせの原理が成り立つという。おもに波動で見られる現象で,光や音の干渉はその例である。重畳原理。

かさねいづつ

かさねいづつ [4] 【重井筒】
井筒紋の一。井筒を二つ組み合わせたもの。

かさねうじ

かさねうじ [4] 【重ね氏】
氏・名字などに他の称号を重ねて家の名とするもの。藤原恵美・佐佐木六角・佐佐木京極などの類。

かさねうちき

かさねうちき [4] 【重袿】
〔「かさねうちぎ」とも〕
平安時代,貴族の女性や女官が上衣(ウワギ)の下に何枚も重ねて着た袿。
→五つ衣(ギヌ)

かさねおうぎ

かさねおうぎ [4] 【重ね扇】
扇紋の一。二本以上の扇を重ねたもの。開いたものと閉じたものがある。

かさねおち

かさねおち [0] 【重ね落ち】
庭園の滝で,二重三重に段を設けてあるもの。

かさねおりもの

かさねおりもの [4][5] 【重ね織物】
たて糸・よこ糸あるいはその一方が二重以上に重なっている織物。布面には平織り・斜文織り・繻子(シユス)織りなどの組織が表れる。重ね織。

かさねかわらけ

かさねかわらけ [4] 【重ね土器】
(1)いく枚も重ねた土器。
(2)三献(サンコン)・五献など定まった数の杯が終わって,さらに重ねる杯。
(3)旅立ちの時,前途の無事を祝って飲む酒。「たつ程の―なかりせば/永久百首」

かさねがさね

かさねがさね【重ね重ね】
repeatedly;→英和
doubly (二重に);→英和
sincerely (心から).→英和
〜の repeated <troubles> ;→英和
a series of <misfortunes> .

かさねがさね

かさねがさね [4] 【重ね重ね】 (副)
(1)同じ事が繰り返されるさま。たびたび。「―おめでとうございます」「―の不幸」
(2)同じ言葉を繰り返すさま。いくえにも。くれぐれも。「―御礼申し上げます」

かさねぎ

かさねぎ【重ね着する】
be heavily clothed.

かさねぎ

かさねぎ [0][3] 【重ね着・襲ね着】 (名)スル
衣服を何枚も重ねて着ること。[季]冬。

かさねぎり

かさねぎり [0] 【重ね切り・重ね斬り】
(1)重ねて一度に切ること。
(2)姦通した妻と相手の男を一度に斬ること。「彼は間男,―と飛びかかる/浄瑠璃・大磯虎」

かさねく

かさねく [3] 【重ね句】
和歌で,一音以上の同じ音,または同じ句を重ねて用いること。また,その和歌。

かさねことば

かさねことば [4] 【重ね詞】
(1)意味を強めるために,同じ語や同じ意味の語を重ねて用いるもの。「幾日(イクカ)の日」「仮廬(カリホ)の廬(イオ)」「濡れにぞ濡れし」の類。
(2)同音の語や句を重ねて用いるもの。言葉の調子を整えるため,また言語遊戯として行われる。「東京特許許可局」「生麦・生米・生卵」の類。

かさねさかずき

かさねさかずき [4] 【重ね杯・重ね盃】
(1)大中小三個の杯を重ねて一組としたもの。組杯。
(2)何杯も酒を飲むこと。

かさねしょうぞく

かさねしょうぞく [4] 【襲装束】
舞楽で主に文の舞に用いる装束。鳥兜(トリカブト)・袍(ホウ)・半臂(ハンピ)・下襲・表袴(ウエノハカマ)・忘れ緒・石帯・糸鞋(シガイ)などをつける。平舞装束。常(ツネ)装束。かさねそうぞく。

かさねじ

かさねじ [3][0] 【重ね字】
⇒踊(オド)り字(ジ)(1)

かさねじゅう

かさねじゅう [3] 【重ね重】
「組重(クミジユウ)」に同じ。

かさねすずり

かさねすずり [4] 【重ね硯】
硯・水滴・筆など書道の道具一式を,二つの箱に分けて入れ,重ねたもの。重ね硯箱。

かさねずり

かさねずり [0] 【重ね刷り】 (名)スル
多色印刷で,一度刷った上にさらに別の色で重ねて刷ること。また,その物。

かさねせった

かさねせった [4] 【重ね雪駄】
表を真竹の皮,裏を獣皮とし,間に淡竹(ハチク)の皮をはさんだ雪駄。

かさねそうぞく

かさねそうぞく [4] 【重ね装束】
⇒かさねしょうぞく(襲装束)

かさねぞうり

かさねぞうり [4] 【襲草履】
表を何枚か重ねた草履。

かさねたんじゃく

かさねたんじゃく [4] 【重ね短冊】
武具の指し物の名。黒塗りの棒の先に金銀または金散らしなどの短冊をつけたもの。

かさねだんす

かさねだんす [4] 【重ね箪笥】
二つ以上重ねて,一棹(サオ)となるように作った箪笥。

かさねちがいだな

かさねちがいだな [5] 【重ね違い棚】
二段以上連ねた違い棚。床の間や書院などの脇につける。

かさねちゃわん

かさねちゃわん [4] 【重ね茶碗】
茶の湯で,客が多数の時,二個の茶碗を重ねて持ち出して行う濃茶の点前(テマエ)。

かさねつぎ

かさねつぎ [0] 【重ね継ぎ】 (名)スル
(1)縫い糸が途中で足りなくなった時,新しい糸で,四,五針手前から,先の縫い目に重なるようにして縫い継ぐこと。
(2)仮名料紙の一種。薄様(ウスヨウ)グラデーションの五枚(終わりの二枚は白)を重ねて波形に切り,2ミリメートルくらいずつずらして貼り重ねる。襲(カサネ){(3)}を連想させる。西本願寺三十六人家集などが著名。
→破り継ぎ
→切り継ぎ

かさねつぎて

かさねつぎて [4] 【重ね継(ぎ)手】
継ぎ手の一。二つの材を重ね合わせて,ボルト・釘(クギ)・溶接などで接合する方法。ラップ-ジョイント。

かさねづま

かさねづま [3][4] 【重ね褄】
着物の褄を幾重にも重ねて着ること。

かさねて

かさねて【重ねて】
(1) one upon another;in piles (積み重ねて).
(2) repeatedly;→英和
(over) again (繰り返して).→英和
〜言うが I repeat <that…> .

かさねて

かさねて [0] 【重ねて】 (副)
(1)同じ事をもう一度繰り返すさま。再び。「―要望する」
(2)この次。今後。「―は泥鰌(ドジヨウ)にてもあれ,鮠(ハエ)にても候へ必ず持つて伺候致さうずる/狂言・鱸庖丁」

かさねどき

かさねどき 【重ね斎】
⇒貧僧(ヒンソウ)の重(カサ)ね斎(ドキ)

かさねぬい

かさねぬい [0] 【重ね縫い】
二枚の布の端を少し重ねて,その中央または両端を縫って接(ハ)ぐこと。重ね接ぎ。

かさねのいろめ

かさねのいろめ [7] 【襲の色目】
襲{(3)}の色の組み合わせ。それぞれの組み合わせに,山吹・葵・枯野などの名があり,季節・年齢などで使い分けた。
〔細部は各家,伝書などにより必ずしも一定ではない〕

かさねへんじ

かさねへんじ [4] 【重ね返事】
同じ言葉を重ねて言う返事。「はいはい」など。

かさねもち

かさねもち [3] 【重ね餅】
(1)鏡餅を二つ重ねたもの。
(2)相撲などで,組み合ったままで折り重なった状態になること。

かさねもよう

かさねもよう [4] 【重ね模様】
地紋の上にさらに模様を重ねたもの。

かさねやき

かさねやき [0] 【重ね焼き】
合成写真法の一種。二枚のネガ-フィルムを重ね合わせて印画紙やポジ-フィルムに焼き付けること。

かさねる

かさねる【重ねる】
(1) put one upon another;pile up.(2) repeat (繰り返す).→英和
版を〜 run into several editions.苦労を〜 go through many hardships.

かさねる

かさ・ねる [0] 【重ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 かさ・ぬ
(1)物の上に(同種の)物をさらにのせる。「本を何冊も―・ねる」「セーターを―・ねて着る」
(2)同じことを何度も繰り返す。「稽古を―・ねる」「失敗を―・ねる」「交渉を―・ねてやっと妥結にこぎつける」「犯行を―・ねる」「年を―・ねて今日還暦を迎えました」
〔「重なる」に対する他動詞〕
[慣用] 馬齢を―・枕を―

かさのいらつめ

かさのいらつめ 【笠女郎】
女流万葉歌人。万葉集に大伴家持との相聞歌二九首が見える。軽妙機知に富んだ歌が多い。生没年未詳。

かさのかなむら

かさのかなむら 【笠金村】
万葉歌人。従駕の歌が多く,聖武朝の宮廷歌人と思われる。万葉集に「笠朝臣金村歌集」の名が見えるが伝わらない。生没年未詳。

かさのした

かさのした 【笠の下】
狂言「地蔵舞(ジゾウマイ)」の別名。

かさのだい

かさのだい 【笠の台】
〔笠をのせる台の意〕
頭(アタマ)。

かさのだい=が飛ぶ

――が飛・ぶ
(1)首を斬られる。
(2)免職になる。

かさのだい=の生き別れ

――の生き別れ
斬られて,首と胴とが別々になること。

かさのゆき

かさのゆき [1] 【笠の雪】
笠の上に降り積もった雪。重いもののたとえにもいう。

かさのり

かさのり [2] 【傘海苔】
緑藻類カサノリ目の小形の海藻。南西諸島の浅海や潮だまりに群生。体は単細胞で,傘・柄・仮根に分化。傘は径約1センチメートルで,鮮緑色。遺伝の研究材料などに使われる。
傘海苔[図]

かさはぐるま

かさはぐるま [4] 【傘歯車】
円錐台の外側または内側に歯を切った歯車。二軸の延長線が交わる場合に用いる。
→歯車

かさはり

かさはり [2] 【傘張(り)】
から傘を張ること。また,その職人。

かさばる

かさばる【嵩張る】
be bulky[voluminous].

かさばる

かさば・る [3] 【嵩張る】 (動ラ五[四])
重さの割に体積が大きい。「箱に入れると―・る」

かさぶくろ

かさぶくろ [3] 【傘袋】
傘を入れておく袋。特に近世,貴人や武家が行列などで用いた長柄の傘をおおう布袋。

かさぶた

かさぶた [0] 【瘡蓋】
できもの・傷口が,治るにしたがいできる皮膜。

かさぶた

かさぶた【瘡蓋】
a scab.→英和

かさほこ

かさほこ [0] 【傘鉾】
祭礼の飾り物の一。大きな唐傘(カラカサ)の上に鉾・造花・鷺などを飾りつけたもの。京都の祇園会,東京の山王祭・神田祭のものが有名。かさぼこ。

かさま

かさま 【笠間】
茨城県中部にある市。笠間稲荷の門前町から発達。笠間焼・稲田御影(ミカゲ)を産する。

かさまつ

かさまつ 【笠松】
岐阜県南部,羽島郡の町。かつて木曾川の水運で栄え,近世には美濃代官所があった。美濃縞の原産地で,織物業が盛ん。

かさまつ

かさまつ [2] 【笠松】
(1)枝が四方に広がって,笠のようにみえる松。
(2){(1)}を図案化した紋・文様。

かさむ

かさむ【嵩む】
run[mount]up <to a large sum> ;increase (in volume).→英和

かさむ

かさ・む [0][2] 【嵩む】 (動マ五[四])
〔「嵩」の動詞化〕
(1)数量・金額が大きくなる。ふえる。「食費が―・む」「金利が―・む」
(2)勢いが強くなる。また,増長する。「かたはらの大臣,我に―・む事をそねみて/正法眼蔵随聞記」

かさもち

かさもち [2][0] 【傘持(ち)】
貴人の外出・行列などで,長柄の傘を持つ供人。

かさもりおせん

かさもりおせん 【笠森お仙】
(1)江戸谷中,笠森稲荷地内の茶屋の娘。明和(1764-1772)頃の錦絵に描かれた柳腰で知られた美人。
(2)歌舞伎「怪談月笠森」の通称。世話物。河竹黙阿弥作。1865年江戸守田座初演。{(1)}をモデルとし,殺された姉の仇(アダ)を討つ筋に脚色。

かさん

かさん [0] 【家産】
一家の財産。身代。「―を傾ける」

かさん

かさん [0] 【家蚕】
カイコの別名。野蚕(ヤサン)と区別していう語。

かさん

かさん 【加算】 (名)スル
(1) [0]
ある数に,別の数を加えること。「元金に利子を―する」
(2) [0][1]
たし算。加え算。加法。
⇔減算

かさん

かさん【加算する】
add;→英和
include (算入する).→英和
加算税 an additional tax.

かさん

かさん【可算名詞】
《文》a countable (noun).→英和

かさん

かさん [0] 【加餐】
〔食を加える意〕
栄養をとり,養生すること。手紙などで,相手の健康を願う時に用いる語。「心から御―をお祈り申し上げます」

かさんか

かさんか【過酸化水素(物)】
hydrogen peroxide (a peroxide).

かさんか

かさんか クワサンクワ [0] 【過酸化】
物質の構造中に酸素‐酸素の結合をもつこと。

かさんかすいそ

かさんかすいそ クワサンクワ― [5] 【過酸化水素】
水素と酸素の化合物の一。化学式 H�O� 強い酸化性を示す。金属酸化物の触媒や酵素により分解されて酸素を放出する。純粋のものは粘性のある無色透明の爆発性液体でロケット燃料として重要。水溶液は漂白剤・消毒殺菌剤として用いる。

かさんかすいそすい

かさんかすいそすい クワサンクワ― [7] 【過酸化水素水】
過酸化水素を含む水溶液。3パーセント水溶液は消毒薬,30パーセント水溶液は化学薬品として用いられる。
→オキシドール

かさんかちっそ

かさんかちっそ クワサンクワ― [5] 【過酸化窒素】
二酸化窒素のこと。化学式 NO� 酸素‐酸素の結合がないので過酸化物ではない。

かさんかなまり

かさんかなまり クワサンクワ― [5] 【過酸化鉛】
二酸化鉛のこと。化学式 PbO� 酸素‐酸素の結合がないので過酸化物ではない。

かさんかぶつ

かさんかぶつ クワサンクワ― [4] 【過酸化物】
分子内に酸素‐酸素の結合をもつ物質。水や酸の作用により過酸化水素を遊離する。無機化合物としては過酸化ナトリウム(Na�O�)や過酸化バリウム(BaO�)などが知られ,多くは酸化剤・漂白剤となる。

かさんかナトリウム

かさんかナトリウム クワサンクワ― [7] 【過酸化―】
金属ナトリウムを二酸化炭素を含まない乾燥空気中で加熱して得る淡黄色の粉末。化学式 Na�O� 水と激しく反応して,水酸化ナトリウムと酸素とを生ずる。酸化剤・漂白剤に用いる。

かさんかバリウム

かさんかバリウム クワサンクワ― [6] 【過酸化―】
酸化バリウムを乾燥酸素中で加熱して得る白色粉末。化学式 BaO� 酸と反応して過酸化水素を生ずるので,酸化剤・漂白剤のほか,過酸化水素の製造原料に用いる。

かさんこっか

かさんこっか [4] 【家産国家】
国家の基礎を君主の所有権に置こうとする国家。領土・人民などをすべて君主の私有物とみなす。封建時代の国家は多くこのような性格をもっていた。

かさんし

かさんし [2] 【家蚕糸】
家蚕の繭からとった生糸(キイト)。

かさんしゅうごう

かさんしゅうごう [4] 【可算集合】
自然数全体と一対一の対応がつけられる,すなわち番号のつけられる集合。例えば整数の集合や有理数の集合。可付番集合(カフバンシユウゴウ)。

かさんしょう

かさんしょう クワサンシヤウ [0] 【過酸症】
胃液の酸度が異常に高い状態。消化性潰瘍・胃炎などを生じると,胸やけ,げっぷ,空腹時の胃痛,吐き気などがみられる。胃酸過多症。

かさんすい

かさんすい [2] 【仮山水】
築山(ツキヤマ)と泉水。また,庭園のこと。

かさんせいど

かさんせいど [4] 【家産制度】
〔homestead〕
生活の基盤である不動産などを特別財産として保護し,その処分や債権者の強制執行を禁止する制度。土地の細分化から農民を守るために,一九世紀後半からアメリカ・ドイツ・スイス・フランスなどで行われた。

かさんぜい

かさんぜい [2] 【加算税】
国税について,過少申告・無申告・過少納付・納付遅延に対し,制裁として本来の税金に付加して徴収する付帯税。過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税の四種。地方税については加算金と称する。

かさんめいし

かさんめいし [4] 【可算名詞】
〔countable noun〕
英語の名詞を数の観点から分類した一。一定の形状や限界をもち,一つ,二つと数えられるものを指す名詞。単数と複数の対立があるもの。「机」「犬」「本」など。
⇔不可算名詞

かざ

かざ 【香】
におい。「焼鳥の―をだにもかがず/御伽草子・猫」

かざ

かざ [1] 【跏坐】
「結跏趺坐(ケツカフザ)」の略。

かざ

かざ クワ― 【冠者】
〔「かじゃ」の直音表記〕
元服をした少年。かんじゃ。「―の君のおはしつる/源氏(乙女)」

かざあし

かざあし [0] 【風脚・風足】
風の吹く速さ。また,吹く力。

かざあな

かざあな【風穴】
an air hole;an air shaft (鉱山の).

かざあな

かざあな [0] 【風穴】
(1)風の入るすき間や穴。
(2)換気・通風のために壁などに開けた穴。
(3)〔風が吹き出る穴の意で〕
山腹などにある奥深い穴。ふうけつ。

かざあな=を開ける

――を開・ける
(1)槍で突いたり,銃で撃ったりして,体に穴をあける。「どてっぱらに―・けてやるぞ」
(2)閉塞状態にある組織などに,新風を吹き込む。

かざい

かざい [1][0] 【夏材】
⇒晩材(バンザイ)

かざい

かざい クワ― [1] 【貨財】
貨幣と財物。財貨。

かざい

かざい クワ― [0] 【花材】
生け花の材料。

かざい

かざい クワ― [1] 【火罪】
江戸時代,主として放火犯人に科した刑。市中引き回しの上,火あぶりにした。火刑。

かざい

かざい [0] 【歌材】
和歌に詠む材料。歌の素材。

かざい

かざい【家財(道具)】
household goods[effects].

かざい

かざい [1] 【家財】
(1)家の財産。
(2)家にある道具類。

かざいき

かざいき [0] 【風息】
⇒風(カゼ)の息(イキ)

かざいどうぐ

かざいどうぐ [4] 【家財道具】
家にある道具一切。器物・家具・衣類などの総称。

かざいれ

かざいれ [0] 【風入れ】
風を通して湿気を除くこと。かぜいれ。

かざうえ

かざうえ [0] 【風上】
「かざかみ(風上)」に同じ。

かざおき

かざおき [0] 【風招き】
風を呼び起こすこと。かぜおき。「―ヲスル/ヘボン(三版)」

かざおさえ

かざおさえ [3] 【風押(さ)え】
風に吹かれて飛び散るのを防ぐためのおもし。

かざおと

かざおと [0] 【風音】
風の吹く音。かぜおと。

かざおり

かざおり [0] 【風折】
(1)「風折烏帽子」の略。
(2)「風折れ」に同じ。

かざおりえぼし

かざおりえぼし [5] 【風折烏帽子】
峰の部分を右または左に斜めに折り伏せた形の烏帽子。右折りは上皇が狩衣とともに用い,左折りは地下(ジゲ)が用いた。かざおり。
風折烏帽子[図]

かざおりちりめん

かざおりちりめん [5] 【風織り縮緬】
緯(ヨコ)糸に強撚糸(ネンシ)と平糸を交互に織り込み横縞状のしぼを表した織物。段縮緬。

かざおる

かざお・る 【風折る】 (動ラ四)
立烏帽子の峰を風に吹き折られたように折る。「立烏帽子を―・り/謡曲・卒都婆小町」

かざおれ

かざおれ【風折れする】
be blown down by the wind.→英和

かざおれ

かざおれ [0] 【風折れ】
樹木などが風に吹き折られること。かざおり。

かざかみ

かざかみ [0] 【風上】
風の吹いてくる方角。
⇔かざしも

かざかみ

かざかみ【風上】
(the) windward (side);→英和
the weather side (海).〜に向かって against the wind.→英和
人の〜にも置けぬやつ a detestable fellow.

かざかみ=に

――に(も)置け∘ない
〔風上に悪臭を発するものがあると風下では非常に臭いことから〕
卑劣な人間をののしっていう語。「人の―∘ない奴」

かざきり

かざきり [0][4] 【風切り】
(1)船上で風向きを知るために立てる旗。
(2)桟瓦葺(サンガワラブ)きの切妻屋根で,螻羽(ケラバ)の内側に棟から軒まで一列または二列に並べた丸瓦。
(3)「風切羽(カザキリバ)」の略。

かざきりば

かざきりば [4] 【風切羽】
鳥の両翼の後縁にあって,飛ぶ時に風を切る長くて強い羽毛。かざきり。かざきりばね。

かざくち

かざくち [0] 【風口】
〔「かざぐち」とも〕
(1)風の吹き入る口。
(2)立烏帽子(タテエボシ)で,頭より後方に突き出た部分。

かざくち=の蝋燭(ロウソク)

――の蝋燭(ロウソク)
消えやすいこと。はかないことのたとえ。

かざぐすり

かざぐすり [3] 【風薬】
「かぜぐすり(風邪薬)」に同じ。

かざぐも

かざぐも [0] 【風雲】
風が吹きはじめる前兆として現れる雲。かぜくも。

かざぐるま

かざぐるま【風車】
a windmill[ <米> pinwheel](おもちゃの).→英和

かざぐるま

かざぐるま [3] 【風車】
(1)「ふうしゃ(風車)」に同じ。
(2)子供の玩具の一。紙やビニールなどで作った羽根車に柄をつけ,風の力で回して遊ぶ。[季]春。《―まはり消えたる五色かな/鈴木花蓑》
(3)キンポウゲ科のつる性多年草。五月頃,枝頂に{(2)}に似た青紫色の花をつける。花弁状の萼片が八個ある。
(4)家紋の一。{(2)}をかたどったもの。

かざけ

かざけ [0] 【風気】
(1)少し風邪をひいた感じ。かぜぎみ。かぜけ。「―で熱がある」
(2)風が吹きだす気配。かぜけ。

かざこしやま

かざこしやま 【風越山】
長野県飯田市の北西方にある山。海抜1535メートル。山頂に白山権現がある。権現山。ふうえつざん。かざごしのみね。

かざごえ

かざごえ [0][3] 【風邪声】
かぜをひいている時の鼻がつまったり,かれたりしているような声。かぜごえ。

かざごし

かざごし 【風越】
「風越の峰」の略。((歌枕))「―を夕こえくれば/千載(夏)」

かざごしのみね

かざごしのみね 【風越の峰】
「かざこしやま(風越山)」に同じ。((歌枕))「―のつづきに咲く花はいつ盛(サカリ)ともなくや散りけむ/山家(春)」

かざし

かざし [0] 【翳し】
(1)頭上に掲げて,覆ったり陰を作ったりすること。また,その物。
(2)能で,扇を高くかざす型。遠くを見る表現などに使う。翳し扇。
(3)(「茀」と書く)外からの視線をさえぎるために設けた塀や,塀の外の樹木・土手など。城や武家屋敷・御所などに見られる。
(4)「翳し文句(モンク)」の略。

かざし

かざし 【挿頭】
(1)花や木の枝を折り,髪や冠に挿したもの。古くは,生命力を身につける呪術(ジユジユツ)的な意味を持ったが,後に形式化し,造花を用いることが多くなった。「わが背子が―の萩に置く露を/万葉 2225」
→髻華(ウズ)
(2)江戸時代の国学者富士谷成章の用いた,国語の単語分類用語の一。
→挿頭抄(カザシシヨウ)

かざしお

かざしお [0] 【風潮】
台風などで海から陸に向かって吹きつける強風によって海の水位が高まる現象。

かざしぐさ

かざしぐさ [3] 【挿頭草】
(1)〔和漢朗詠(春)「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日も暮らしつ」の歌による〕
桜の異名。
(2)〔賀茂神社の祭りにかざすことから〕
フタバアオイの異名。

かざしことば

かざしことば 【翳し詞】
正月三が日の間,使用を忌み嫌い,呼び替えていう語。特に俳諧において用い,「鼠」を「よめが君」,「雨」を「おさがり」とする類。

かざししょう

かざししょう 【挿頭抄】
語学書。富士谷成章(ナリアキラ)著。三巻。1767年成立。語を名(ナ)(体言)・装(ヨソイ)(用言)・挿頭(カザシ)(感動詞・代名詞・接続詞・副詞・接頭語など)・脚結(アユイ)(助動詞・助詞・接尾語など)に分類し,挿頭の各語の意味・用法を説明する。
→脚結抄(アユイシヨウ)

かざした

かざした [0] 【風下】
「かざしも(風下)」に同じ。

かざした=に∘居(イ)る

――に∘居(イ)る
人の影響下にいる。他人をまねる。

かざしのは

かざしのは 【翳しの羽】
⇒翳(サシバ)

かざしのはこ

かざしのはこ 【挿頭の箱】
挿頭の花など装身具を入れる箱。黒棚にのせ,座敷の装飾とする。

かざしのはな

かざしのはな 【挿頭の花】
(1)髪や冠にさす花や草葉。
(2)舞人や陪従(ベイジユウ)の冠にさす造花。儀式や官位によって定まったものを用いた。

かざしのわた

かざしのわた 【挿頭の綿】
踏歌(トウカ)の舞人が冠の上につける綿の造花。

かざしも

かざしも [0] 【風下】
風の吹いて行く方向。かざした。
⇔風上(カザカミ)

かざしも

かざしも【風下】
(the) leeward.→英和
〜の[に]down the wind.→英和

かざしも=に立つ

――に立・つ
他に先んじられて,その影響を受ける。

かざしもなみ

かざしもなみ [4] 【風下波】
⇒かざしもは(風下波)

かざしもは

かざしもは [4] 【風下波】
気流が山を吹き越すとき,風下側で気流が波を打つ現象。波頭に当たる部分に吊(ツ)るし雲ができる。

かざしもんく

かざしもんく 【翳し文句】
謡曲中の文句が当座に差し障りがある時,その部分を別の文句に替えて謡うこと。また,その文句。かざし。

かざじるし

かざじるし [3] 【風標】
「風見(カザミ){(2)}」に同じ。

かざす

かざす【翳す】
hold up <a thing> over one's head;hold aloft.

かざす

かざ・す [0][2] 【翳す】 (動サ五[四])
(1)手に持って頭上に高くかかげる。「団旗を―・して進む」
(2)物の上方におおいかけるように手をさしだす。「火鉢に手を―・す」
(3)光などをさえぎるために,手などを額のあたりに持っていっておおう。「小手を―・す」

かざす

かざ・す 【挿頭す】 (動サ四)
〔「髪挿す」の転〕
(1)草木の枝や花を髪にさす。中古以降は,冠に挿すこともいい,造花や玉なども用いた。「藤波を―・して行かむ見ぬ人のため/万葉 4200」
(2)ものの上に飾りつける。「造りたる桜をまぜくだものの上に―・して/頼政集」

かざと

かざと [0] 【風戸】
(1)煙道の中に設けた簡単な仕切り戸。風通しの具合を調節する。
(2)風の吹き込む戸口。「妹とわれ寝屋の―に昼寝して/好忠集」

かざとおし

かざとおし [0] 【風通し】
「かぜとおし(風通)」に同じ。

かざなみ

かざなみ 【風並み】
(1)風の吹き具合。また,風向き。風候。「―ハイカガ/ヘボン」
(2)なりゆき。情勢。形勢。「先刻よりの過言今さら後悔いたす,と―直れば/滑稽本・八笑人」

かざなみ

かざなみ [0] 【風波】
風によって水面に起こる波。波頭がとがっているのが特徴。かぜなみ。

かざぬき

かざぬき [0] 【風抜き】
換気・通風のために設けた穴。通風口。風穴。いきぬき。かざまど。かぜぬき。

かざはな

かざはな [0] 【風花】
〔「かざばな」とも〕
(1)晴天にちらつく小雪片。降雪地から風に吹かれて飛来してくる小雪。[季]冬。
(2)冬の初め頃に,風がさっと吹き,雪や雨がぱらつくこと。「―のうちは居つづけ煮えきらず/柳多留拾遺」
(3)「風疿(カザホロシ)」に同じ。

かざはや

かざはや 【風早】
風が激しく吹くこと。「―の美保の浦廻(ウラミ)の白つつじ/万葉 434」「伊勢の―の国/倭姫命世紀」

かざはや

かざはや 【風早】
広島県豊田郡安芸津町大字風早の地か。((歌枕))「―の浦の沖辺に霧たなびけり/万葉 3615」

かざひまち

かざひまち [0] 【風日待ち】
⇒風祭(カザマツ)り

かざふきがらす

かざふきがらす 【風吹き烏】
〔風に吹き飛ばされる烏の意〕
遊里のひやかし客や浮浪人などをさげすんでいう。「―の客めらが,来るは��/歌舞伎・助六」

かざぶくろ

かざぶくろ [3] 【風袋・風嚢】
(1)武具の指し物の一。底があって袋になった吹き流しに似たもの。
(2)風の神が持っている,風が入っているという袋。

かざほろし

かざほろし 【風疿】
〔「ほろし」は発疹(ハツシン)〕
風邪の熱などのために,皮膚に生じる発疹。かざばな。[和名抄]

かざぼし

かざぼし [0] 【風干し・風乾し】 (名)スル
風通しのよい所で物をかわかすこと。陰干し。

かざま

かざま 【風間】
(1)風の絶え間。かぜま。「桜花あやしかりけり春の―は/宇津保(吹上・上)」
(2)風の吹いている間。「雨降―には転んだりなにか致さぬで/滑稽本・浮世風呂 2」

かざまけ

かざまけ [0] 【風負け】
樹木などが,風圧に耐えられずに折れたり倒れたりすること。かぜまけ。

かざまち

かざまち [0] 【風待ち】 (名)スル
帆船が出帆のために順風を待つこと。かぜまち。「港で―する」

かざまつり

かざまつり [3] 【風祭(り)】
農作物を風害から守るために神に祈願する祭りで日本の中央部に多い。二百十日前後に行われることが多いが,正月・七月に行う所もある。竜田神社の風の神祭りが有名。かぜまつり。風日待(カザヒマ)ち。

かざまど

かざまど [0][3] 【風窓】
(1)風を通すために作られた窓。
(2)床下・天井裏などの換気のため,側壁に設けた通風口。

かざまもり

かざまもり 【風守り】
〔「守り」は見守る意〕
風の具合を見定め,順風を待つこと。「―よくしていませ/万葉 381」

かざみ

かざみ [0] 【汗衫】
〔字音「かんさん」の転〕
(1)汗取りの麻の単(ヒトエ)の衣。男女共に用いた。「山吹の絹の―よくさらされたる着たるが/宇治拾遺 11」
(2)平安時代以降,初夏に童女・宮女などが衵(アコメ)の上に着た,正装用の表着。両脇があき,裾を長く引く。「―の袖に蛍をとらへて/大和 40」
汗衫(2)[図]

かざみ

かざみ [0] 【風見】
風向計の一。風を受けて常に風上を示すようにした装置。風標(カザジルシ)。

かざみ

かざみ【風見】
a vane;→英和
a weathercock.→英和

かざみあんてい

かざみあんてい [4] 【風見安定】
飛行機が向かい風に対して機首を立てる性質。垂直尾翼の働きによってその安定を保つ。

かざみち

かざみち [0] 【風道】
風の吹き抜ける道。風の通ったあと。

かざみどり

かざみどり [3] 【風見鶏】
(1)鶏をかたどった風見。
(2)俗に,時流に合わせることの巧みな人のたとえ。

かざみのからす

かざみのからす 【風見の烏】
カラスをかたどった金属または木製の風見。お高くとまっているさまや,よく回るもののたとえにいう。「―を見るやうに高くとまつて/滑稽本・浮世風呂 3」

かざむ

かざ・む (動マ四)
においを嗅ぐ。「名聞(ミヨウモン)の盛物(モリモノ)も…仏には巻藁(マキワラ)ばかりを―・ませ/滑稽本・志道軒伝」

かざむき

かざむき【風向き】
the (direction of the) wind.〜が良い(悪い) <The situation is> favorable (unfavorable) (形勢); <He is> in good (ill) humor (きげん).

かざむき

かざむき [0] 【風向き】
(1)風の吹いてくる方向。
(2)物事のなりゆき。形勢。「試合の―が変わる」
(3)人の気分,機嫌。「社長の―がよくない」

かざよけ

かざよけ [0] 【風除け】
風を防ぐこと。また,そのためのもの。特に,冬の寒い強風を防ぐために,家屋の北側に設ける板や藁(ワラ)の塀。かぜよけ。[季]冬。

かざり

かざり [0] 【飾り】
〔動詞「飾る」の連用形から〕
(1)美しく,また立派に見えるように添える物。
(2)うわべだけの美しさ。虚飾。「―の多い文章」「―のない人」
(3)実質的な役割より,見かけをととのえるためにあるもの。「会長といっても―だ」「―ポケット」
(4)(多く「おかざり」の形で)松飾り・注連(シメ)飾りなどの総称。[季]新年。
(5)髪の毛。頭髪。
→かざりをおろす

かざり

かざり【飾り】
(a) decoration;→英和
an ornament (装飾);→英和
trimmings (衣装・料理などの).〜の ornamental;decorative.〜のない unadorned;→英和
plain.→英和

かざり=をおろす

――をおろ・す
髪を剃って出家する。落飾する。「鳥羽院,御かざりおろさせ給ふ/保元(上・古活字本)」

かざりいし

かざりいし [3] 【飾り石】
宝石ほどの価値はもたないが,宝石に準じて装飾に用いられる石。くじゃく石・水晶・瑪瑙(メノウ)など。

かざりいづつ

かざりいづつ [4] 【飾り井筒】
庭園の装飾として,井泉はないが,井桁(イゲタ)や方形,円形の井筒のみを配したもの。

かざりいと

かざりいと [4] 【飾り糸】
(1)外観・撚(ヨ)り方などに趣向をこらした装飾用の撚り糸。意匠撚糸(イシヨウネンシ)。
(2)織物の縁や畳んだ反物の表面に綴(ト)じつけた装飾用の糸。

かざりうす

かざりうす [4] 【飾り臼】
新年に臼に注連縄(シメナワ)を張って鏡餅を供えること。また,その臼。[季]新年。

かざりうま

かざりうま [3] 【飾り馬】
(1)唐鞍(カラクラ)などの美しい馬具で飾った馬。行幸の供奉(グブ),祭礼などに用いる。また,新年の初荷を運ぶ馬,花嫁を乗せる馬などもいう。
(2)端午(タンゴ)の節句に飾る馬。また,土偶・練り物・張り子などの馬。

かざりうり

かざりうり [3] 【飾り売り】
歳末に,正月の飾り物を売る人や,小屋掛けの店。[季]冬。

かざりえび

かざりえび [3] 【飾り海老】
正月用の飾りに用いるイセエビ。[季]新年。

かざりかぶと

かざりかぶと [4] 【飾り兜】
端午(タンゴ)の節句に飾る兜をかたどったショウブの作り物。近世にはじまり,のち厚紙などで作るようになった。

かざりがし

かざりがし [4] 【飾り菓子】
冠婚葬祭などの儀式用の菓子。草花・果実・魚介などの形に作る。

かざりぎり

かざりぎり [0] 【飾り切り】
調理する材料を切る際に細工をして,風物や動植物をかたどった形にすること。

かざりくぎ

かざりくぎ [3] 【飾り釘】
装飾,または装飾を兼ねて打つ釘。太鼓の革をとめる鋲(ビヨウ)の類。

かざりぐら

かざりぐら [0] 【飾り鞍】
儀礼用の装飾を施した鞍。唐鞍など。

かざりぐるま

かざりぐるま [4] 【飾り車・餝り車】
金銀・珠玉などで美しく飾った牛車(ギツシヤ)。賀茂祭の勅使,御禊(ゴケイ)の前駆,祭り見物の殿上人などが用いた。

かざりけ

かざりけ [0] 【飾り気】
うわべをつくろって実際よりよく見せようとする気持ち。かざりっけ。「―のない人」

かざりけ

かざりけ【飾り気】
(an) affectation.→英和
〜のない simple;→英和
plain;→英和
frank.→英和

かざりけい

かざりけい [3][0] 【飾り罫】
装飾的なデザインの罫線。

かざりさんぼう

かざりさんぼう [4] 【飾り三方】
年始の客に,熨斗鮑(ノシアワビ)・昆布を盛った硯蓋(スズリブタ)と白箸を載せて出す三方。

かざりし

かざりし [3] 【飾り師・錺り師】
「飾り職(シヨク)」に同じ。

かざりしょく

かざりしょく [3] 【飾り職・錺り職】
金属を加工し,装身具や家具・建築物の飾り金具など細かい細工物を作る職人。飾り師。飾り屋。

かざりずみ

かざりずみ [3] 【飾り炭】
茶道で,新年の床飾りに用いる木炭。邪気を避けるとされる。

かざりせっちん

かざりせっちん [4] 【飾り雪隠】
「砂雪隠(スナセツチン)」に同じ。

かざりたち

かざりたち [3] 【飾り太刀】
平安時代以降,兵仗勅許の公卿が用いた儀仗用の太刀。奈良時代の唐太刀(カラダチ)を模し,飾り金具を多用した華麗なもの。かざたち。
飾り太刀[図]

かざりたちだい

かざりたちだい [5] 【飾り太刀代】
内宴・節会(セチエ)などの儀式で,飾り太刀の代わりにつけた儀式用の太刀。

かざりたてる

かざりた・てる [5] 【飾り立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かざりた・つ
派手に飾る。過剰に飾る。「―・てた式場」

かざりたてる

かざりたてる【飾り立てる】
decorate richly;dress up (服装など).

かざりだけ

かざりだけ [3] 【飾り竹】
新年の門松に添えて立てる竹。

かざりだな

かざりだな [0] 【飾り棚】
(1)美術品などを飾るための棚。
(2)商品を陳列する棚。ショー-ケース。

かざりつけ

かざりつけ [0] 【飾り付け】
(1)かざりつけること。「会場の―」
(2)商品を陳列すること。

かざりつけ

かざりつけ【飾り付け】
(a) <shop> decoration.→英和
〜る decorate.→英和

かざりつける

かざりつ・ける [5] 【飾り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かざりつ・く
工夫をこらして美しく飾る。「クリスマス-ツリーを―・ける」「商品を―・ける」

かざりなわ

かざりなわ [3] 【飾り縄】
新年に,家の門や玄関などに張る注連縄(シメナワ)。

かざりぬい

かざりぬい [3][0] 【飾り縫い】
装飾のために表から縫った縫い目。

かざりばな

かざりばな [3] 【飾り花】
(1)祭礼の時などに,軒先の提灯(チヨウチン)に飾る造花。
(2)「薬玉(クスダマ){(2)}」に同じ。

かざりばやし

かざりばやし [4] 【飾り囃子】
「松囃子(マツバヤシ)」に同じ。

かざりひばし

かざりひばし [4] 【飾り火箸】
茶の湯で,台子(ダイス)・長板の総飾りの時に杓(シヤク)立てに飾る火箸。真鍮(シンチユウ)・銀などで作られる。

かざりひも

かざりひも [3] 【飾り紐】
飾りに付けるひも。

かざりまつ

かざりまつ [4] 【飾り松】
門松。松飾り。

かざりまど

かざりまど [4] 【飾り窓】
商店で商品を飾る窓。ショー-ウインドー。

かざりまど

かざりまど【飾り窓】
a shopwindow;a show window.

かざりめぬき

かざりめぬき [4] 【飾り目貫】
太刀の柄にかぶせた鮫皮(サメガワ)の合わせ目を押さえるため,並べて打つ笠鋲(カサビヨウ)。化粧目貫。
→俵(タワラ)目貫
→太刀

かざりもの

かざりもの [0] 【飾り物】
(1)飾りに用いる物。「床の間の―」
(2)祭礼などの時,人に見せるために飾りとして仕立てた物。
(3)正月の松飾り・注連(シメ)飾りに使う物。
(4)飾りが目的で,実用にならない物や人。

かざりもの

かざりもの【飾り物】
(1) an ornament;→英和
a decoration.→英和
(2) a figurehead (人).→英和

かざりや

かざりや [0] 【飾り屋・錺り屋】
「飾り職(シヨク)」に同じ。

かざりやぐ

かざりやぐ 【飾り夜具】
遊郭で,客から遊女に贈られた夜具を店先に飾ったこと。また,その夜具。「―は錦の山の如く/洒落本・通言総籬」

かざりゆみ

かざりゆみ [3] 【飾り弓】
新年などに飾る重籐(シゲドウ)の弓。籐の部分を赤く塗った笛籐(フエドウ)が普通。台弓(ダイユミ)。

かざりわら

かざりわら [4] 【飾り藁】
正月に門や玄関,床の間などに飾る藁の作り物。

かざりボタン

かざりボタン [4] 【飾り―】
洋服に,装飾のためにつけるボタン。

かざりボタン

かざりボタン【飾りボタン】
an ornamental[a fancy]button.

かざりミシン

かざりミシン [4] 【飾り―】
補強と装飾を兼ねて表からかけたミシンの縫い目。

かざる

かざ・る [0] 【飾る】 (動ラ五[四])
(1)美しく,また立派に見えるように物を添えたり,手を加えたりする。「会場を花で―・る」「室に花を―・る」
(2)表面をとりつくろう。「うわべを―・る」「―・らない人柄」「言葉を―・る」
(3)はなやかさや立派さを加える。「新聞の一面を―・る大事件」「催しの最後を―・る」
(4)見せるために見目よく並べる。「商品をショー-ウインドーに―・る」
(5)設ける。構える。「中門に曲彔を―・らせて其の上に結跏趺座し/太平記 10」
[可能] かざれる
[慣用] 綺羅(キラ)を―・錦(ニシキ)を―

かざる

かざる【飾る】
ornament;→英和
decorate;→英和
adorn;→英和
dress <a shopwindow> ;→英和
display;→英和
put <articles> on show (陳列);affect (気どる).→英和
言葉を〜 use fair words.

かざわおんせん

かざわおんせん カザハヲンセン 【鹿沢温泉】
群馬県吾妻郡嬬恋(ツマゴイ)村にある温泉。泉質は重曹泉。一帯は高原で避暑地・スキー場として知られる。

かざん

かざん クワ― 【華山】
中国五岳の一。陝西(センセイ)省の南,秦嶺(シンレイ)山脈の東端にある名山。海抜1997メートル。
〔各地に同名の山がある〕
ホア-シャン。

かざん

かざん [1] 【家山】
ふるさと。故郷。「行には跡を顧みて,頭を―の雲に回(メグ)らし/太平記 20」

かざん

かざん【火山】
a volcano.→英和
〜の volcanic.→英和
‖火山原 a caldera.火山帯 a volcanic belt[zone].火山灰(岩) volcanic ashes (rocks).火山脈 a volcanic chain.活(死,休)火山 an active (an extinct,a dormant) volcano.

かざん

かざん クワ― [1] 【火山】
地下のマグマおよびそれに由来する岩石・ガスなどが地表に噴出する地点,およびその結果として生ずる特徴ある構造。噴出物の高まり(火山体),爆発・陥没による凹地,割れ目などの地形をつくる。
火山=1[図]
火山=2[図]
火山=3[図]
火山=4[図]

かざん

かざん [0][1] 【仮山】
築山(ツキヤマ)のこと。また,庭。

かざんいん

かざんいん クワザンヰン 【花山院】
(1)清和天皇の皇子貞保親王の住居。のち藤原忠平・師輔・師実を経て花山院家が伝領した。現在の京都御苑内。
(2)花山天皇の別名。
(3)藤原北家の一流。藤原師実の二男家忠を祖とする。

かざんいんながちか

かざんいんながちか クワザンヰン― 【花山院長親】
(?-1429) 南北朝末期・室町初期の歌人・学者。号は耕雲。吉野朝の内大臣。歌壇の重鎮で,「新葉和歌集」の撰にも参加。著「耕雲千首」「耕雲口伝」「倭片仮名反切義解」

かざんいんもろかた

かざんいんもろかた クワザンヰン― 【花山院師賢】
(1301-1332) 鎌倉末期の公家。大納言。後醍醐天皇の討幕計画に参加。身代わりとして叡山に赴き,天皇の笠置落ちを助ける。のち捕らえられ,下総に配流中没した。

かざんかつどう

かざんかつどう クワ―クワツ― [4] 【火山活動】
火成活動の一。地下のマグマが地表または地表近くに達して引き起こす現象。噴火・噴気,噴出物の流出・堆積,火山体の形成,火山性地震の発生,地盤の変動など。

かざんがん

かざんがん クワ― [2] 【火山岩】
マグマが地表または地表に近い所に噴出してきて冷え,固まってできた岩石。一般に細粒ないしガラス質であるが,斑状を呈するものもある。玄武岩・安山岩・流紋岩など。噴出岩。

かざんぐん

かざんぐん クワ― [2] 【火山群】
噴出時代や噴出物の性質がよく似ているなど,互いに密接な関係にある火山の集まり。火山彙(カザンイ)。

かざんさ

かざんさ クワ― [2] 【火山砂】
火山物質からなる砂。

かざんさいせつがん

かざんさいせつがん クワ― [7] 【火山砕屑岩】
⇒火砕岩(カサイガン)

かざんさいせつきゅう

かざんさいせつきゅう クワ―キウ [7] 【火山砕屑丘】
⇒火砕丘(カサイキユウ)

かざんさいせつぶつ

かざんさいせつぶつ クワ― [7] 【火山砕屑物】
⇒火砕物(カサイブツ)

かざんさいせつりゅう

かざんさいせつりゅう クワ―リウ [7] 【火山砕屑流】
⇒火砕流(カサイリユウ)

かざんしょうかぶつ

かざんしょうかぶつ クワ―シヨウクワ― [6] 【火山昇華物】
火山地帯で,噴気孔の周囲に集積した鉱物の総称。火山ガス中の成分が,圧力と温度の低下,空気による酸化,周辺の鉱物との反応などによって,固化したもの。硫黄・塩化アンモニウム・ホウ酸など。

かざんじ

かざんじ クワザン― 【花山寺】
元慶(ガンギヨウ)寺の別名。

かざんじん

かざんじん クワ―ヂン [2] 【火山塵】
火山灰のうち,特に微細な砕片。

かざんせいじしん

かざんせいじしん クワ―ヂシン [6] 【火山性地震】
火山活動に伴って,火山付近に発生する地震。一般に小規模で震源は浅い。

かざんぜんせん

かざんぜんせん クワ― [4] 【火山前線】
海溝に沿って走る弧状列島や弧状山脈に分布する火山帯の,海溝側の縁の線。例えば,東北地方から関東地方にかけて,岩手山・蔵王山・那須岳・赤城山・浅間山などを連ねる線。これより太平洋側には,同時代の火山はない。火山フロント。

かざんたい

かざんたい クワ― [0] 【火山帯】
ある限られた時代に噴出した火山が帯状に配列している地域。日本列島は環太平洋火山帯に属し,さらに千島火山帯・那須火山帯・鳥海火山帯・富士火山帯・乗鞍火山帯・大山(ダイセン)火山帯・霧島火山帯などの諸火山帯に区分される。火山脈。

かざんだん

かざんだん クワ― [2] 【火山弾】
火山噴出物の一種で,未凝固のマグマが火口から噴き出されて空中で固結したもの。紡錘状・楕円体状・扁平状など種々の形がある。

かざんてんのう

かざんてんのう クワザンテンワウ 【花山天皇】
(968-1008) 第六五代天皇(在位 984-986)。名は師貞(モロサダ)。冷泉天皇の皇子。荘園整理など親政に努めたが藤原兼家のために退位させられ,一条天皇に譲位して花山寺に出家した。和歌をよくし,「拾遺和歌集」はその親撰かという。
→開(ア)かずの門(2)

かざんでいりゅう

かざんでいりゅう クワ―リウ [4] 【火山泥流】
大小の火砕物が大量の水と混じって山腹を高速で流下する現象。大惨害をもたらすことがある。

かざんとう

かざんとう クワ―タウ [0] 【火山島】
島のほとんどが火山体によってできている島。ハワイ島・三宅島など。

かざんばい

かざんばい クワ―バヒ [2] 【火山灰】
火山から噴出される溶岩や鉱物の結晶のかけらで,微細な灰状の物質。

かざんばいち

かざんばいち クワザンバヒチ 【火山灰地】
戯曲。久保栄作。1938年(昭和13)刊。北海道の一農業都市を舞台に,多彩な人物群像を通して,資本主義下の農業の問題点を描き出す。

かざんばいち

かざんばいち クワ―バヒ― [4] 【火山灰地】
火山灰に覆われている土地。土壌は赤褐色で軽く,水を吸収すると膨張し,また水分を発散すると崩れやすくなる。

かざんばいどじょう

かざんばいどじょう クワ―バヒドジヤウ [6] 【火山灰土壌】
火山灰や軽石などを母材として生じた土壌の総称。北海道・東北・関東・九州などに広く分布し,多くの俗称がある。火山灰土。黒(クロ)ぼく土。

かざんみゃく

かざんみゃく クワ― [2] 【火山脈】
火山帯の旧称。

かざんもう

かざんもう クワ― [2] 【火山毛】
噴火の際,マグマが毛状に引き伸ばされて急冷・固結してできるガラス質の火山噴出物。ペレーの毛。

かざんらい

かざんらい クワ― [2] 【火山雷】
火山爆発の噴煙中に発生する火花放電。噴出物の摩擦による帯電が原因と考えられる。

かざんれき

かざんれき クワ― [2] 【火山礫】
火山の噴出物で,その直径が4〜32ミリメートルのもの。主に火山岩の岩片より成る。

かざんれっとう

かざんれっとう クワ―タウ 【火山列島】
⇒硫黄(イオウ)列島

かざんれつ

かざんれつ クワ― [2] 【火山列】
直線的に並ぶ火山群。

かざんガス

かざんガス クワ― [4] 【火山―】
火山から噴出するガス。マグマ中に含まれている揮発成分がマグマから遊離したもので,普通,水蒸気を主とし,ほかに二酸化炭素・二酸化硫黄・水素・窒素・硫化水素などを含む。

かざガッパ

かざガッパ 【風―】
袖のない木綿製の風よけの合羽。江戸時代,商人が旅をする際に用いた。

かし

かし【歌詞】
the text;→英和
the words <of a song> ;the libretto (歌劇の).→英和

かし

かし [1] 【樫・橿・櫧】
ブナ科コナラ属の常緑高木の総称。暖地に生える。日本にはアラカシ・アカガシ・シラカシ・ウラジロガシ・ウバメガシなどがある。葉は革質,長楕円形ないし披針形で,互生。雌雄同株。初夏,雄花はひも状の穂について垂れ下がる。秋にどんぐりを結ぶ。材は堅く,細工物などに用いられる。
〔「樫の実」は [季]秋〕
樫[図]

かし

かし クワ― [1] 【華侈】
はででぜいたくなこと。「―を好む」

かし

かし [0] 【貸し】
(1)貸すこと。また,その金品。
(2)相手に与えて,まだ報いを受けていない利益・恩恵。人に着せた恩。「仕事を回した―がある」「―を作る」
(3)「貸し方{(3)}」に同じ。
⇔借り

かし

かし【華氏(75度)】
(75 degrees) Fahrenheit;→英和
(75°).華氏寒暖計 a Fahrenheit (thermometer).

かし

かし [1] 【家士】
家に仕える侍。家臣。家人。

かし

かし【仮死】
apparent death;syncope.→英和

かし

かし【貸し】
a loan;→英和
lending;a bill (売掛金の).→英和

かし

かし【下士(官)】
a noncommissioned officer <N.C.O.> (陸軍);a petty officer <P.O.> (海軍).

かし

かし【河岸】
a reverside;a riverbank;a fish market (魚市場).〜を変える change one's field.

かし

かし【樫】
an oak;→英和
oak (材).〜の実 an acorn.→英和

かし

かし【菓子】
(a) confectionery (総称);→英和
(a) cake (生菓子);→英和
<米> a candy[ <英> sweets](糖菓).→英和
菓子パン a bun;→英和
a sweet roll.菓子屋[店]a confectionery (store); <米> a candy store; <英> a sweet-shop;a confectioner (人).→英和

かし

かし クワ― [1] 【花肆】
〔「肆」は店の意〕
遊郭。遊里。

かし

かし [1] 【下士】
(1)旧日本陸軍で,「下士官」の旧称。
(2)身分の低い武士。
⇔上士
(3)教養・品性の低い人。

かし

かし
■一■ (終助)
〔係助詞「か」の終助詞的用法に強調指示の副助詞「し」が付いてできたもの〕
(1)文末にあって,念を押し,意味を強める意を表す。「まことのうつは物となるべきを取出ださむにはかたかるべし―/源氏(帚木)」「われはこのごろわろきぞ―/更級」「そらに申し侍らば,本草に御覧じあはせられ侍れ―/徒然 136」
(2)「さ」「いざ」などの語に付いて,応答のことばとして用いる。「いざ―,ねぶたきに/源氏(若紫)」
■二■ (副助)
〔■一■から転じて文中に用いられるようになったもの〕
副詞に付いて,意味を強める。「主の娘を勾引(カドワ)して,淫奔(イタズラ)かわく学問は,なほ―聞きも習はぬと/浄瑠璃・袂の白絞」
〔■一■は,中古にはかなり自由に用いられたが,中世以降は,主として「活用語の命令形+かし」「ぞ+かし」などの形で用いられるようになる。■二■は近世に現れた用法。現代語では,副詞「さぞかし」の「かし」に■二■の残存形が見られる〕

かし

かし【下肢】
the lower limbs;legs.

かし

かし [1] 【下肢】
(人の)あし。また,動物のあとあし。
⇔上肢

かし

かし【可視光線】
a visible ray.

かし

かし [1] 【下視】 (名)スル
見おろすこと。見くだすこと。「浮生の苦楽を―すべし/西国立志編(正直)」

かし

かし クワ― [1] 【菓子】
通常の食事以外に食べる嗜好品。砂糖・水あめ・餡(アン)などを加えた甘いものが多い。古くは果実・草の実をいった。今も果物を水菓子という。

かし

かし [1] 【歌詞】
(1)歌曲・歌謡曲などの歌の文句。
(2)和歌に用いることば。歌語。また,和歌。

かし

かし [1] 【嫁資】
嫁入りの持参金。また,嫁入り支度の費用。

かし

かし クワ― [1] 【課試・科試】
(1)課題を出して試すこと。試験。
(2)律令時代に行われた官吏登用試験。大学・国学の出身者と国司が推挙する者について行なった。

かし

かし [1] 【歌誌】
短歌の雑誌。

かし

かし クワ― [1] 【花糸】
雄しべの葯(ヤク)をつけている柄。

かし

かし [1] 【仮歯】
入れ歯。義歯。

かし

かし [0] 【河岸】
(1)川の岸。特に,船の荷物の積みおろしをする岸。
(2)川岸に立つ市場。特に,魚市場。魚河岸。
(3)何か事をする場所。特に,飲食や遊びをする所。「―を変える」
(4)「河岸見世」に同じ。「―の客,八つを打ちて上るてやい/洒落本・通言総籬」

かし

かし [1] 【仮死】
意識がなく,呼吸や脈搏(ミヤクハク)も止まるか,またはきわめて微弱で,一見死んだように見える状態。適切な処置により回復する可能性をもつ。なお,ヘビ・カエルなどの冬眠現象にこの語を使うこともある。

かし

かし [1] 【可視】
肉眼で見えること。
⇔不可視
「―光線」

かし

かし [1] 【可死】
神話などで,登場人物が不死身でないこと。

かし

かし [1] 【下賜】 (名)スル
天皇など身分の高い人が身分の低い人に物を与えること。「杯を―される」

かし

かし [1] 【家資】
家の資産。身代。家産。「―分散」

かし

かし クワ― [1] 【華氏】
「華氏温度」の略。カ氏。

かし

かし 【枷】
「かせ(枷)」に同じ。[名義抄]

かし

かし [1] 【瑕疵】
(1)きず。欠点。
(2)法的に何らかの欠陥・欠点のあること。

かしあげ

かしあげ [0] 【河岸揚げ】
船荷を河岸へあげること。

かしあげ

かしあげ 【借上】
鎌倉時代から室町時代初期,高利貸し業者の称。のちの土倉(ドソウ)。かりあげ。

かしあげ

かしあげ 【貸(し)上げ・貸し献げ】
大名などに貸すという名目で金品を献上すること。借り上げ。

かしあげざむらい

かしあげざむらい 【貸(し)上げ侍】
金銭・米穀などを大名に貸すという名目で献上して武士に取り立てられた者。かしあげ。

かしあたえる

かしあた・える [5] 【貸(し)与える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かしあた・ふ
貸してやる。貸与する。「資産を―・える」

かしい

かしい カシヒ 【香椎】
福岡市東区の地名。香椎宮の所在地。

かしいえ

かしいえ [0] 【貸(し)家】
「かしや(貸家)」に同じ。

かしいぐう

かしいぐう カシヒ― 【香椎宮】
福岡市香椎にある神社。仲哀(チユウアイ)天皇・神功皇后を祀(マツ)る。

かしいしょう

かしいしょう【貸衣装】
<米> clothes for rent[ <英> hire].〜店 a costume shop.

かしいしょう

かしいしょう [3] 【貸(し)衣装】
使用料を取って貸す和洋服。主に婚礼・葬式などの儀式用で,舞台用もある。

かしいせん

かしいせん カシヒ― 【香椎線】
JR 九州の鉄道線。福岡県西戸崎・香椎・宇美間,25.4キロメートル。石炭輸送線として建設されたが,現在は福岡市の通勤鉄道。西戸崎・香椎間は海の中道線とも呼ぶ。

かしいづくり

かしいづくり カシヒ― [4] 【香椎造り】
神社建築様式の一。香椎宮本殿に代表される。屋根は入母屋造りで平入り。外陣の左右に切妻造りの翼廊を出し,先端に車寄せを設ける。

かしうり

かしうり【貸売り(する)】
sale (sell an article) on credit.

かしうり

かしうり [0] 【貸(し)売り】 (名)スル
「掛け売り」に同じ。

かしおしみ

かしおしみ [0]
植物ネジキの別名。

かしおり

かしおり クワシヲリ [0][2] 【菓子折(り)】
菓子を入れた折り箱。主に贈り物にするときにいう。

かしおんど

かしおんど クワシヲンド [3] 【華氏温度】
〔「華氏」は考案者のドイツ人ファーレンハイト(Fahrenheit)の中国音訳「華倫海」による〕
一気圧での水の凝固点を三二度,沸点を二一二度とする温度目盛り。記号 ℉ 摂氏温度との関係は C=5(F−32)/9 で表される。アメリカなどで使われている。カ氏温度。
→摂氏温度
→列氏温度
→華氏温度[表]

かしかた

かしかた【貸方】
<enter a sum on> the credit side (簿記);a creditor (債権者).

かしかた

かしかた [0] 【貸(し)方】
(1)貸す側の人。貸し手。
(2)物を貸す方法。
(3)複式簿記で,資産の減少,負債または資本の増加,利益の発生などを記入する勘定口座の右側の欄。貸し。
⇔借り方

かしかり

かしかり【貸し借りなし】
be square with <a person> .

かしかり

かしかり [2][3] 【貸し借り】 (名)スル
貸すことと借りること。

かしかり=は他人

――は他人
金銭の貸し借りは,親しい者どうしの間にも他人同様の冷たい関係を生むことになる。

かしかん

かしかん [3][2] 【下士官】
軍隊の准士官の下,兵の上に位した官。旧陸軍では曹長・軍曹・伍長,旧海軍では上等・一・二等兵曹などをいう。下士。

かしかんばん

かしかんばん [3] 【貸(し)看板】
(1)免許を有する仲買人が営業の権利を他人に貸すこと。
(2)武家の中間・小者が主家から借りて着た,紋所入りの法被(ハツピ)などの衣類。

かしがた

かしがた クワシ― [0] 【菓子型】
(1)干菓子などを作るとき,材料を入れて抜く型。
(2)焼き菓子を作るのに用いる金属製の型。

かしがましい

かしがまし・い [5] 【囂しい】 (形)[文]シク かしがま・し
〔中世までは「かしかまし」と清音〕
(1)(音や声が)大きくてやかましい。かしましい。「―・い鳴き声」
(2)細かいことまでとやかく言う。口うるさい。「物いへば,ひがみたりと―・しういへば,聞きにくし/落窪 4」
[派生] ――さ(名)

かしき

かしき クワシ― [2] 【菓子器】
菓子を盛る器。鉢物(ハチモノ)と蓋物(フタモノ)とがある。菓子入れ。

かしき

かしき クワ― [0] 【花式】
花を構成する,萼(ガク)・花冠・雄しべ・雌しべなどの,種類・数などを記号と数字で表したもの。

かしき

かしき [0] 【炊き・爨】
〔近世以降「かしぎ」とも〕
(1)炊事をすること。飯をたくこと。また,その場所。「―の煙」
(2)生活していく手だて。「―をつける」
(3)炊事をする役の者。特に,近世の廻船で炊事をした年少の者。船乗りになる第一段階であった。

かしきあみ

かしきあみ [3] 【樫木網】
張り網の一。河川・入り江・浅海などの流れに張って,エビや雑魚をとる網。かし網。

かしきず

かしきず クワ―ヅ [3] 【花式図】
花の横断面をもとに,花を構成する萼・花冠・雄しべ・雌しべの数・位置関係を模式的に描いた図。
花式図=1[図]
花式図=2[図]

かしきどの

かしきどの [0] 【炊き殿】
寝殿造りで,食物を調理する所。また,神に供える神饌を調える所。

かしきめ

かしきめ [3][0] 【炊き女】
神饌をたく女。

かしきや

かしきや [3] 【炊き屋】
(1)飯を煮たきする所。炊事場。
(2)神に供える食物を炊く所。

かしきり

かしきり【貸切の】
reserved <car,seat> ;chartered <bus,plane> .→英和

かしきり

かしきり [0] 【貸(し)切り】
乗り物や部屋などを,一定期間,特定の個人や団体に貸すこと。「―バス」

かしきる

かしき・る [3] 【貸(し)切る】 (動ラ五[四])
(1)乗り物や場所・部屋などを,一定期間,特定の個人や団体に貸す。貸し切りにする。
⇔借り切る
「バスを―・る」
(2)すっかり貸す。残らず貸す。「家作は―・って,空き家はない」

かしきん

かしきん【貸金】
a loan;→英和
an advance.→英和
貸金庫 a safe-deposit box.

かしきん

かしきん [0][3] 【貸(し)金】
貸した金銭。「―の取り立て」

かしきんこ

かしきんこ [3] 【貸(し)金庫】
金融機関が金庫室内に多数の保管箱を設け,使用料を取って顧客に使用させるもの。

かしく

かしく [1] 【畏】
〔「かしこ」の転〕
「かしこ{□一□}」に同じ。「おそろしやおそろしや。―/仮名草子・薄雪物語」

かしくだされ

かしくだされ [0]
貸した物が返されないままになっていること。「―になる」
〔多く「貸被下」と書かれる〕

かしぐ

かし・ぐ [2] 【炊ぐ・爨ぐ】 (動ガ五[四])
〔古くは「かしく」〕
(めしなどを)たく。「饘(カタカユ)は塩を入れて―・いである/山椒大夫(鴎外)」

かしぐ

かしぐ【傾ぐ】
⇒傾く.

かしぐ

かし・ぐ [2] 【傾ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
かたむく。「船が―・ぐ」「軒が―・いだ家」
■二■ (動ガ下二)
⇒かしげる

かしぐるみ

かしぐるみ クワシ― [3] 【菓子胡桃】
テウチグルミの別名。

かしげる

かし・げる [3] 【傾げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かし・ぐ
斜めにする。かたむける。「首を―・げる」「小首を―・げる」

かしげる

かしげる【傾げる】
incline;→英和
lean.→英和
⇒傾ける.

かしこ

かしこ [1] 【彼処】 (代)
遠称の指示代名詞。
(1)話し手からも聞き手からも離れている場所をさし示す。あそこ。「ここ―にベンチが置かれている」
(2)少し離れた所をさす。あちらの方。「狼―に駆け廻つて/仮名草子・伊曾保物語」

かしこ

かしこ [1] 【賢・畏】
(形容詞「かしこし」の語幹)
□一□〔おそれ慎む意〕
女性が手紙の末尾に書いて敬意を表す語。あらかしこ。あらあらかしこ。かしく。
〔中古には仮名文の消息で男女共に用いた。近世頃から女性のみが用いる〕
□二□
(1)おそれ多いこと。はばかられること。
→あなかしこ
(2)頭がよく知能がすぐれていること。「われ―に思ひたる人/紫式部日記」
(3)技能がすぐれていること。「―の御手やと空を仰ぎてながめ給ふ/源氏(葵)」

かしこい

かしこ・い [3] 【賢い・畏い】 (形)[文]ク かしこ・し
□一□
(1)頭の働きがよく知恵がすぐれている。賢明だ。《賢》「―・い子」「犬は―・い動物だ」
(2)要領がよい。抜け目がない。《賢》「―・い男だから,その辺はうまく処理するだろう」「―・く立ち回る」
□二□
(1)自然や神など威力・霊力を備えているものに対して脅威を感ずるさま。恐ろしい。畏怖の念に堪えない。「海人娘子(アマオトメ)玉求むらし沖つ波―・き海に船出せり見ゆ/万葉 1003」
(2)高貴な者に対する畏敬の気持ちを表す。おそれ多い。もったいない。「勅なればいとも―・し鶯の宿はと問はば/拾遺(雑下)」
(3)身分・血筋などがきわめてすぐれている。高貴だ。「―・き筋と聞ゆれど/源氏(若菜上)」
(4)立派だ。素晴らしい。「―・き玉の枝をつくらせ給ひて/竹取」
(5)都合がよい。具合がよい。「―・くも(良イ婿ヲ)取りつるかな/落窪 2」
(6)(連用形を副詞的に用いて)はなはだしく。ひどく。「これかれ―・く嘆く/土左」
〔「かしこまる」と同源で,恐るべき威力に対して身のすくむような思いがするさまを表す□二□(1)が原義。そこから恐れ敬う意が生じ,さらに畏敬すべき性質や能力が備わっているさまを表す意ともなった〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かしこい

かしこい【賢い】
wise;→英和
clever;→英和
intelligent;→英和
shrewd (抜け目ない).→英和
〜やり方 a wise policy.賢く立ち回る act smartly.

かしこうせん

かしこうせん [3] 【可視光線】
人間の目に光として感知できる電磁波。波長範囲が400ナノメートルから800ナノメートル程度のもの。可視光。
⇔不可視光線

かしこき辺(アタ)り

かしこき辺(アタ)り
おそれ多い所。天皇・皇室・宮中などを婉曲にいう。

かしこくも

かしこくも [3] 【畏くも】 (副)
ありがたくもったいないさま。おそれ多くも。「―陛下よりの賜り物である」

かしこさ

かしこさ【賢さ】
wisdom;→英和
sagacity;→英和
intelligence;→英和
cleverness;→英和
shrewdness (抜け目なさ).→英和

かしこし

かしこ・し 【賢し・畏し】 (形ク)
⇒かしこい

かしこし

かしこし【貸越】
an outstanding account (未払);an overdraft (預金の).→英和

かしこし

かしこし [0] 【貸(し)越し・貸越】
(1)限定額以上貸すこと。
(2)「当座(トウザ)貸越」の略。
⇔借り越し

かしこしげん

かしこしげん [4] 【貸越限】
銀行が取引先とあらかじめ定めた当座貸越の限度額。この限度額以内であれば,銀行は当座預金残高を超えて振り出された小切手でも支払う。

かしこじま

かしこじま 【賢島】
三重県東部,英虞(アゴ)湾北部にある小島。志摩観光の一中心。

かしこす

かしこ・す [3] 【貸(し)越す】 (動サ五[四])
金銭を一定限度以上に貸す。

かしこそで

かしこそで 【貸し小袖】
七夕に,女子が裁縫の上達を祈って,衣類を竹にかけること。「麻ひめのをしへなるらん―/暁台句集」

かしこだて

かしこだて 【賢立て】
賢そうにふるまうこと。「多分,人ワ―ヲシテシソコナウモノヂャ/天草本伊曾保」

かしこどころ

かしこどころ [4] 【賢所】
(1)宮中で天照大神の御霊代(ミタマシロ)として神鏡八咫鏡(ヤタノカガミ)を安置している所。平安時代には内裏の温明殿(ウンメイデン)の南側にあり,内侍が奉仕したので内侍所(ナイシドコロ)ともいった。現在は皇居の吹上御苑にある。けんしょ。
(2)神鏡。「―をいだし奉るにも及ばず/平家 11」

かしこどころおおまえのぎ

かしこどころおおまえのぎ 【賢所大前の儀】
即位礼に際して,天皇が即位したことを賢所に告げる儀式。

かしこどころみかぐら

かしこどころみかぐら [8] 【賢所御神楽】
皇室の小祭の一。毎年12月中旬,賢所の前庭で行われる神楽。内侍所御神楽。

かしこまり

かしこまり 【畏まり】
(1)おそれ慎むこと。恐縮。遠慮。「―を甚だしうおきたれば/蜻蛉(下)」
(2)お礼。お礼の言葉。「参り侍りて,又々―も啓すべき/落窪 3」
(3)おわび。釈明。「障る事ありて怠りけるを―とりかさねて/源氏(澪標)」
(4)怒りに触れて謹慎すること。「―許されてもとのやうになりにき/枕草子 9」
(5)(目上の人の言葉を)謹んで承ること。「御返りに―のよし申して/枕草子 86」

かしこまる

かしこま・る [4] 【畏まる】 (動ラ五[四])
〔形容詞「かしこし」と同源〕
(1)
 (ア)相手の威厳などを恐れて,つつしんだ態度をとる。「御下問に―・ってお答えする」「ただ―・っているだけで答えない」「―・った顔で控えている」
 (イ)正座する。「―・ってないで楽にして下さい」
(2)(目上の人の言葉を)つつしんで承る。(依頼・指示などを)承諾する。「はい,―・りました」「太刀を持って来い。―・った/狂言・入間川」
(3)お礼やおわびを言う。「―・り給て御使に物かづけさせ給ふ/寝覚 2」
(4)謹慎する。「おほやけに―・り聞ゆる人は明らかなる月日の影をだに見ず/源氏(須磨)」

かしこまる

かしこまる【畏まる】
sit straight[respectfully];be serious (まじめくさる).

かしこむ

かしこ・む 【畏む】 (動マ四)
相手の威光をおそれ多いと思う。敬って慎む。「―・みて仕へ奉らむ/日本書紀(推古)」

かしさげ

かしさげ [0] 【貸(し)下げ】
貸し下げること。

かしさげ

かしさげ【貸し下げる】
grant the use <of> ;→英和
lease (土地を).→英和

かしさげる

かしさ・げる [4] 【貸(し)下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かしさ・ぐ
官庁から民間に貸し与える。[ヘボン(三版)]

かしざしき

かしざしき [3] 【貸(し)座敷】
(1)料金を取って会合・食事などに貸す座敷。貸席。
(2)男女の密会に貸す座敷。また,その家。
(3)〔明治になって公娼が妓楼の座敷を借りて営業することがあったことから〕
女郎屋。遊女屋。

かしざら

かしざら クワシ― [2] 【菓子皿】
菓子を盛る皿。

かししつ

かししつ [0] 【貸(し)室】
賃貸料を取って人に貸す部屋。

かししぶり

かししぶり [0] 【貸(し)渋り】
銀行など金融機関が貸し出しに慎重な態度をとること。
→クレジット-クランチ

かしじゅう

かしじゅう クワシヂユウ [2] 【菓子重】
菓子を入れる小形の重箱。

かしじょう

かしじょう クワシジヤウ 【華子城】
⇒パータリプトラ

かしずき

かしずき カシヅキ 【傅き】
(1)大切に世話をすること。「あけくれの御―も心にかなふやうもや/源氏(松風)」
(2)世話をする人。介添え役。「宮の五節いださせ給ふに―十二人/枕草子 90」

かしずきびと

かしずきびと カシヅキ― 【傅き人】
付き添って世話をする人。養育する人。かしずき。「こなたかなたの御―ども/源氏(真木柱)」

かしずく

かしずく【傅く】
wait[attend] <on> .→英和

かしずく

かしず・く カシヅク [3] 【傅く】 (動カ五[四])
(1)人に仕えて守り,世話をする。「姑に―・く」
(2)子供を大切に育てる。「母后,世になく―・ききこえ給ふを/源氏(桐壺)」
(3)後見する。「伊予の介―・くや/源氏(帚木)」
〔中古以降の語か〕

かしせき

かしせき [0] 【貸(し)席】
料金を取って貸す座敷。また,それを業としている家。

かしぞのずいひつ

かしぞのずいひつ 【橿園随筆】
随筆。二巻。中島広足著。1851年刊。和歌に関する考証を記す。

かしぞのぶんしゅう

かしぞのぶんしゅう 【橿園文集】
和文集。二巻。中島広足著。1839年刊。長崎在住期の和文集で,平明自在の趣を示す。

かしたんぽせきにん

かしたんぽせきにん [6] 【瑕疵担保責任】
売買などの契約で,契約の目的物に隠れた欠陥があった場合,売り主などが負う担保責任。
→追奪担保責任

かしだおれ

かしだおれ [0] 【貸(し)倒れ】
貸付金や売掛金が回収できなくなり,損失となること。

かしだおれ

かしだおれ【貸倒れ】
a bad debt;a dead loan.

かしだおれひきあてきん

かしだおれひきあてきん [0] 【貸倒引当金】
貸し倒れになる場合を予想して一定割合を引き当て,費用として計上できる金額。貸倒準備金。

かしだし

かしだし【貸出し】
lending;a loan (金の);→英和
(an) advance (前貸し);→英和
lending service (図書館の).〜をする lend;→英和
advance.‖貸出限度 a credit line (金融の).貸出証 a library ticket (図書館の).貸出し料 a rental fee.

かしだし

かしだし [0] 【貸(し)出し】 (名)スル
(1)金銭・物品などをほかに貸し出すこと。「図書の―」
(2)銀行の手形割引・手形貸付・当座貸越・証書貸付の総称。
⇔借り入れ

かしだす

かしだ・す [3] 【貸(し)出す】 (動サ五[四])
(1)公共機関などが物を貸して,それを持ち出すことを認める。「図書館が本を―・す」
(2)銀行などが金を貸す。「住宅資金を―・す」
[可能] かしだせる

かしだな

かしだな [0] 【貸(し)店】
(1)「貸し店(ミセ)」に同じ。
(2)貸し家。

かしだね

かしだね クワシ― [3] 【菓子種】
菓子の原料にするもの。

かしだんす

かしだんす クワシ― [3] 【菓子箪笥】
菓子器の一。小形の箪笥に似せて作ったもの。

かしち

かしち [0] 【貸(し)地】
料金を取って他人に貸す土地。

かしち

かしち【貸地】
land to let[for rent].

かしちん

かしちん [2][3] 【貸(し)賃】
物を貸す代償として受け取る料金。
⇔借り賃

かしちん

かしちん【貸賃】
rent (家・土地の);→英和
hire (乗物など).→英和

かしつ

かしつ【過失】
a fault;→英和
<make> a mistake;→英和
<commit> an error;→英和
negligence (怠慢).→英和
‖過失致死罪 accidental homicide.過失傷害罪 accidental infliction of injury.

かしつ

かしつ [0][1] 【家室】
(1)家。また,部屋。
(2)他人の妻。内室。閨室(ケイシツ)。「―在(マシ)まして/今昔 6」

かしつ

かしつ [0] 【仮漆】
⇒ワニス

かしつ

かしつ クワ― [0] 【火室】
ボイラー内の,燃料を燃焼させて蒸気を発生する所。

かしつ

かしつ クワ― [0] 【過失】
(1)不注意・怠慢などのためにおかした失敗。法律的には,一定の事実を認識することができるにもかかわらず,注意を怠ったために認識しないこと。不注意の程度によって重過失と軽過失とに分けられる。
⇔故意
「当方に―はない」
(2)欠点。「―なき美人なりけり/盛衰記 19」

かしつかさ

かしつかさ クワシ― [3] 【菓子司】
和菓子店。かしし。

かしつき

かしつき【加湿器】
a humidifier.

かしつき

かしつき [3] 【加湿器・加湿機】
室内の乾燥を防ぎ,湿度を保つための電気器具。

かしつけ

かしつけ [0] 【貸(し)付け】 (名)スル
貸し付けること。

かしつけ

かしつけ【貸し付ける】
loan;→英和
(make an) advance.→英和
‖貸付信託 loan trust.長(短)期貸付金 a long-(short-)term loan.

かしつけきん

かしつけきん [0] 【貸付金】
貸し付けた金。

かしつけしほん

かしつけしほん [5] 【貸付資本】
「利子生み資本」に同じ。

かしつけしんたく

かしつけしんたく [5] 【貸付信託】
貸付信託法(1952年制定)に基づく信託制度。受託者たる信託銀行が多数の委託者から金銭を集め,主として貸付や手形割引の方法で企業に長期資金として供給し,そこから得られた利益を委託者に分配する制度。元金は信託銀行によって保証される。

かしつけりょう

かしつけりょう [4] 【貸付料】
賃貸借契約において貸し主が借り主から受け取る地代・家賃などの料金。レンタル。

かしつける

かしつ・ける [4] 【貸(し)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かしつ・く
期限や利子あるいは料金などを定めて金品を貸す。「多額の金を―・ける」

かしつしょうがいざい

かしつしょうがいざい クワ―シヤウガイ― [6] 【過失傷害罪】
過失によって,人を傷害する罪。業務上必要な注意を怠った,あるいは重大な過失のある場合は刑が加重される。

かしつせきにんしゅぎ

かしつせきにんしゅぎ クワ― [8] 【過失責任主義】
故意または過失によって他に損害を与えた場合に限り,その賠償責任を負うという原則。近代法はこれを採用するが,経済発展に伴い,無過失責任を認める分野が生まれた。過失主義。
⇔無過失責任主義

かしつそうさい

かしつそうさい クワ―サウ― [4] 【過失相殺】
債務不履行または不法行為に対する損害賠償額を算定する際,債権者や被害者の側に損害発生に寄与する過失があれば,それを考慮して賠償額を減らすこと。

かしつちししょうざい

かしつちししょうざい クワ―チシシヤウ― [6] 【過失致死傷罪】
過失によって人を負傷させ,または死に至らせる犯罪。業務上必要な注意を怠った場合,または重大な過失がある場合には,刑が加重される。

かしつはん

かしつはん クワ― 【過失犯】
一定の結果の発生を不注意により認識することなく行われた犯罪。故意犯に対していう。

かして

かして [0] 【貸(し)手】
金銭や品物などを貸す人。貸し主。
⇔借り手

かして

かして【貸手】
⇒貸主.

かしどり

かしどり [2] 【樫鳥】
カケスの異名。[季]秋。

かしどりおどし

かしどりおどし [5] 【樫鳥縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。樫鳥の羽のような模様で,黒・白・藍などの組糸を使い石畳状におどしたもの。

かしな

かしな (連語)
〔終助詞「かし」に終助詞「な」が付いたもの〕
詠嘆をこめて,念を押し強調する意を表す。「げに入りはてても,のたまへ―/源氏(賢木)」

かしぬし

かしぬし [2][0] 【貸(し)主】
金銭や品物などを貸す人。貸し手。
⇔借り主

かしぬし

かしぬし【貸主】
a lender;→英和
a creditor (債権者);a lessor[landlord](土地・家屋の).→英和

かしのたま

かしのたま クワシ― [1] 【和氏の璧】
〔韓非子(和氏篇)〕
中国の春秋時代,楚(ソ)の人卞和(ベンカ)が見つけたという宝石。連城の璧。かしのへき。
→卞和

かしのみの

かしのみの 【樫の実の】 (枕詞)
樫の実は一つの殻に一つずつ入っていることから,「ひとり」にかかる。「―ひとりか寝(ヌ)らむ/万葉 1742」

かしはら

かしはら 【橿原】
奈良盆地の南部にある市。飛鳥文化の一中心地。大和三山や橿原神宮・藤原京跡・橿原遺跡など,史跡が多い。

かしはらじんぐう

かしはらじんぐう 【橿原神宮】
橿原市久米町畝傍(ウネビ)山麓にある神社。祭神は,神武天皇・媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)皇后。1889年(明治22)創建。

かしはらのみや

かしはらのみや 【橿原宮】
神武天皇が即位した宮という。その伝承地に橿原神宮が建てられた。畝傍橿原宮。「―に即帝位(アマツヒツギシロシメ)す。是歳(コトシ)を天皇の元年(ハジメノトシ)とす/日本書紀(神武訓)」

かしはらりゅう

かしはらりゅう 【樫原流】
槍術の一流派。江戸初期に紀州藩士の樫原五郎左衛門俊重が興した。初め直槍を用い,のち鉤槍(カギヤリ)に転じた。
〔俗に「柏原流」とも書く〕

かしば

かしば 【香芝】
奈良県北西部,奈良盆地西部の市。大阪の住宅地化が進む。

かしばち

かしばち クワシ― [2] 【菓子鉢】
菓子を入れる,鉢形の器。

かしひがい

かしひがい [3] 【可視被害】
霧・もや・スモッグ・砂塵・黄砂などのために視界が悪くなる大気の現象。降水現象は除く。

かしぶとん

かしぶとん [3] 【貸(し)布団】
料金を取って貸し出す布団。

かしぶね

かしぶね [0] 【貸(し)舟】
料金を取って,舟遊びの客や釣客に提供する舟。

かしべっそう

かしべっそう [3] 【貸(し)別荘】
料金を取って貸す別荘。

かしほん

かしほん [0] 【貸(し)本】
料金を取って書籍・雑誌を貸すこと。また,その本。「―屋」

かしほん

かしほん【貸本】
a book to loan out.貸本屋 a lending library.

かしぼん

かしぼん クワシ― [2] 【菓子盆】
菓子を入れる,盆形の器。

かしま

かしま 【鹿島】
(1)(市名は「鹿嶋」と表記)茨城県南部の市。旧町名。東は鹿島灘,西は北浦(キタウラ)に面する。古くから鹿島神宮の鳥居前町として発展。南部に臨海工業地域がある。また,古来「鹿島の神」「鹿島なる」などと和歌に詠まれた。((歌枕))「霰(アラレ)降り―の神を祈りつつ皇御軍士(スメラミクサ)に我は来にしを/万葉 4370」
(2)佐賀県南西部,有明海に臨む市。ミカン栽培・ノリ養殖などが行われる。祐徳(ユウトク)稲荷がある。
(3)福島県相馬郡の町。東は太平洋に面する。浜街道の旧宿場町。
(4)石川県鹿島郡の町。石動山,小田中親王塚などがある。
(5)島根県八束(ヤツカ)郡の町。島根半島中央部に位置。佐太神社,原子力発電所がある。

かしま

かしま [0] 【貸(し)間】
料金を取って人に貸す部屋。

かしま

かしま【貸間】
<米> a room for rent[ <英> to let];a rented room (貸した室).→英和
〜をする rent a room.

かしまおどり

かしまおどり [4] 【鹿島踊り】
(1)関東・中部地方の海岸部に分布する踊り。鹿島の事触れの白衣・烏帽子(エボシ)姿に扮した青年達が,日月の採物(トリモノ)・幣(ヌサ)などを手に弥勒(ミロク)の世をたたえる歌に合わせて踊る。弥勒踊り。
(2)東京都西多摩郡奥多摩町に伝わる風流(フリユウ)踊り。女装の青年により演じられ,若衆歌舞伎踊りの面影を残す。

かしまきこう

かしまきこう 【鹿島紀行】
俳諧紀行。一軸。松尾芭蕉作。1687年8月,門人曾良(ソラ)・宗波と鹿島神宮に詣で,根本寺で月見をした旅の紀行。鹿島詣。

かしましい

かしまし・い [4] 【姦しい・囂しい】 (形)[文]シク かしま・し
耳障りでうるさい。やかましい。かしがましい。「―・く騒ぎ立てる」
[派生] ――さ(名)

かしましい

かしましい【姦しい】
noisy;→英和
clamorous.→英和

かしましんこう

かしましんこう [4] 【鹿島信仰】
鹿島神宮への崇敬およびそこから派生したとされる信仰。武神信仰,障(サエ)の神信仰,疫神信仰,男女の相性を占う常陸帯神事,吉凶を占う鹿島の事触れなど信仰形態は多岐にわたる。また,境内にある要石(カナメイシ)伝説にもとづく地震封じ信仰も有名。

かしまじんぐう

かしまじんぐう 【鹿島神宮】
鹿嶋市にある神社。常陸国一の宮。祭神は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)など。香取神宮とともに古くより武神として尊崇を集めた。

かしません

かしません 【鹿島線】
JR 東日本の鉄道線。千葉県香取と茨城県鹿島サッカースタジアム間,17.4キロメートル。

かしまだち

かしまだち [0] 【鹿島立ち】 (名)スル
旅に出ること。出立。門出。
〔鹿島の神が葦原中つ国を平定した故事による,など諸説がある〕

かしまどりい

かしまどりい [4] 【鹿島鳥居】
鳥居の一。柱と笠木には円形の材,貫(ヌキ)には角形の材を用い貫の端は柱の外に突き出させる。柱はまっすぐに立ち,笠木・貫の両端は垂直に切る。鹿島神宮の鳥居に代表される。

かしまながし

かしまながし [4] 【鹿島流し】
関東北部・東北地方に見られる神送りの行事。悪神を象徴した藁(ワラ)人形を川へ流す。
→人形送り

かしまなだ

かしまなだ 【鹿島灘】
茨城県沖合の海域。黒潮・親潮の潮境で波が荒い。好漁場。

かしまのおび

かしまのおび 【鹿島の帯】
「常陸帯(ヒタチオビ)」に同じ。

かしまのことぶれ

かしまのことぶれ 【鹿島の事触れ】
近世,毎年正月の三が日に鹿島神宮の神官が,神託と称してその年の吉凶を全国に触れ回ったこと。幣帛(ヘイハク)を担ぎ,烏帽子に白衣姿で巡回,のちには,それをまねた門付(カドヅケ)となった。事触れ。
鹿島の事触れ[図]

かしまりんかいこうぎょうちいき

かしまりんかいこうぎょうちいき 【鹿島臨海工業地域】
鹿島灘に臨む南部の沿岸,茨城県波崎(ハサキ)・神栖(カミス)・鹿嶋にまたがる工業地帯。石油化学・火力発電・鉄鋼などのコンビナートがある。

かしみせ

かしみせ 【河岸見世】
江戸時代,吉原で,格の低い遊女を置いていた店。お歯黒どぶに沿って並んでいた。

かしみせ

かしみせ [0] 【貸(し)店】
他人に賃貸しする店。貸し店舗。

かしめ

かしめ [3]
かしめること。特に,リベット継ぎ手からの流体の漏出を防ぐため,リベット締めをする方の鉄板の縁をたがねで打って地と密着させること。コーキング。

かしめる

かし・める [3] (動マ下一)
接合部分にはめこまれた爪や金具を工具で打ったり締めたりして接合部を固くとめる。「鳩目金具を―・める」

かしもと

かしもと [0] 【貸(し)元】
(1)金銭を貸す人。金主。
(2)〔賭博場で賭け金を貸すことから〕
賭博場の親分。博徒の親分。

かしゃ

かしゃ クワ― [1] 【蝸舎】
小さく狭い家。自分の家の謙称。

かしゃ

かしゃ【貨車】
<米> a freight car; <英> a goods waggon[van].有蓋(無蓋)貨車 a boxcar (flat car).→英和

かしゃ

かしゃ クワ― [1] 【貨車】
貨物を運ぶための鉄道の車両。有蓋(ユウガイ)車・タンク貨車・無蓋車・ホッパー車などがある。

かしゃ

かしゃ クワ― 【花車】
(1)揚屋・茶屋の女主人。「小春様と主(アルジ)の―が勇む声/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)〔「花車婆(カシヤババ)」の意か。「香車」とも書く〕
「遣手(ヤリテ){(4)}」に同じ。「劫臈(コウロ)経た山猫つひに―となり/柳多留 148」

かしゃ

かしゃ クワ― 【火車】
(1)〔仏〕 生前悪行を働いた亡者を乗せて地獄へ運ぶという,火の燃えている車。火の車。「身を責め骨を砕く―の責め/謡曲・綾鼓」
(2)「火車婆(ババ)」の略。
(3)死体を食いに来るという,想像上の妖怪。
(4)〔中国語から〕
汽車。

かしゃ

かしゃ クワ― [1] 【火舎】
〔「かじゃ」「かさ」とも〕
仏事に用いる,蓋(フタ)のついた香炉。
火舎[図]

かしゃ

かしゃ [1] 【仮借】
漢字の六書(リクシヨ)の一。ある語を表す漢字がない場合,その語の意味とは無関係の別の同音の漢字を借りて表す方法。戈(ホコ)の意の「我(ガ)」を自分の意を表す文字として使ったりする類。

かしゃ

かしゃ クワ― [1] 【華奢】
はなやかで,おごっていること。はでに暮らすこと。「如何も―なる都人士/新粧之佳人(南翠)」
〔「きゃしゃ」は別語〕

かしゃかしゃ

かしゃかしゃ [1] (副)
軽くて硬いものが続けて打ち当たる音を表す語。「算盤(ソロバン)を―とゆする」

かしゃがた

かしゃがた クワ― [0] 【花車方・花車形】
歌舞伎で,年増や老女役を専門とする女方。老女方(フケオヤマ)。

かしゃく

かしゃく [0] 【呵責】
責め苦しめること。きびしく責めること。「良心の―に堪えない」

かしゃく

かしゃく【仮借なき(なく)】
merciless(ly);→英和
relentless(ly).→英和

かしゃく

かしゃく クワ― [0] 【挂錫・掛錫】
〔錫杖(シヤクジヨウ)を僧堂の鉤(カギ)にかけておく意〕
禅僧が行脚の途中他寺に長く滞在すること。転じて,僧堂に籍をおいて修行すること。駐錫。

かしゃく

かしゃく【呵責】
torture;→英和
torment;→英和
the pangs <of (a guilty) conscience> .

かしゃく

かしゃく [0] 【仮借】 (名)スル
(1)みのがすこと。ゆるすこと。「―ない批判を加える」「本犯人は新律に照準し聊も―せず/新聞雑誌 58」
(2)借りること。
〔「かしゃ」は別語〕

かしゃばば

かしゃばば クワ― 【火車婆】
〔死後は「火車{(1)}」に乗せられる婆の意〕
悪心(アクシン)の強い老婆。おにばば。かしゃ。

かしゃわたし

かしゃわたし クワ― [3] 【貨車渡し】
商品の売買取引で,物品を貨車に積み込むまでを売り主の責任とする取引条件。
→駅渡し

かしや

かしや [0] 【貸(し)家・貸(し)屋】
家賃を取って人に貸す家。かしいえ。

かしや

かしや【貸家】
<米> a house for rent[ <英> to let]; <live in> a rented house.

かしやく

かしやく 【河岸役】
江戸時代,河岸で問屋営業を許された者に課した税。

かしやふだ

かしやふだ [3] 【貸(し)家札】
借り手を募るため,貸し家であることを表示する札。戸・塀などに斜めに貼る習慣がある。

かしやぶしん

かしやぶしん [4] 【貸(し)家普請】
貸し家にするための建築。貸し普請。転じて,粗末な建築。安普請。

かしゅ

かしゅ クワ― [1] 【華主】
商家で,得意客。花客。

かしゅ

かしゅ [1] 【歌手】
歌をうたうことを職業とする人。うたいて。「ジャズ―」

かしゅ

かしゅ クワ― [1] 【火手】
機関車などの汽缶の火を焚いたり,手入れをしたりする人。火夫。かま焚(タ)き。

かしゅ

かしゅ クワ― [1] 【火酒】
アルコール分の強い蒸留酒。焼酎(シヨウチユウ)・ウオツカ・ウイスキー・ブランデー・ジンなど。

かしゅ

かしゅ [1] 【佳酒・嘉酒】
よい酒。美酒。

かしゅ

かしゅ [1] 【嫁娶】 (名)スル
〔「かじゅ」とも〕
結婚すること。

かしゅ

かしゅ【火酒】
(ardent) spirits;strong liquor.

かしゅ

かしゅ【歌手】
a singer.→英和

かしゅう

かしゅう【歌集】
a collection of poems[songs];a songbook;an anthology (選歌集).→英和

かしゅう

かしゅう [0] 【歌集】
(1)和歌を集めた本。「故人の―」
(2)歌謡曲・愛唱歌・民謡などを集めた本。「青年―」

かしゅう

かしゅう カシフ 【加集】
姓氏の一。

かしゅう

かしゅう [0] 【家集】
個人の和歌を集めた歌集。家(イエ)の集。

かしゅう

かしゅう 【河州】
河内(カワチ)国の別名。

かしゅう

かしゅう 【加州】
(1)加賀国の別名。
(2)アメリカ合衆国のカリフォルニア州。

かしゅう

かしゅう [1] 【何首烏】
(1)ツルドクダミの異名。また,その塊根を乾かしたもの。漢方で健胃剤・強壮剤とする。[俚言集覧]
(2)カシュウイモに同じ。

かしゅういも

かしゅういも [0][2] 【何首烏芋】
ヤマノイモ科のつる性多年草。中国原産。ニガカシュウの栽培品種。主根は扁平球形でひげ根が多い。葉腋(ヨウエキ)に大きい「むかご」をつける。塊茎とむかごを食用にする。かしゅう。[季]秋。

かしゅうきんぎん

かしゅうきんぎん [4] 【加州金銀】
天正(1573-1592)以来約80年,加賀藩で鋳造・使用された領国貨幣。加賀・能登・越中の三国に通用。

かしゅうみんぺい

かしゅうみんぺい カシフ― 【加集珉平】
(1796-1871) 江戸末期・明治初期の陶芸家。淡路の人。1829年淡路焼を興し,釉薬の発明,陶法の研究に努め淡路焼の発展に尽力。

かしゅく

かしゅく 【加宿】
江戸時代,人家が少なく人馬を出しにくい宿駅で,隣村を加え人馬の供出に当てさせたもの。

かしゅひ

かしゅひ [2] 【仮種皮】
花の珠柄または胎座の一部が肥大して,種皮の外側をおおい,種皮のようにみえるもの。マサキ・イチイにみられる赤色の部分。種衣。

かしょ

かしょ [1] 【歌書】
和歌についての書物。歌集や歌学書・歌論書。

かしょ

かしょ クワ― [1] 【華胥】
〔「列子(黄帝)」より。黄帝が昼寝をしたときに「華胥氏の国」という理想郷の夢を見たという故事から〕
ひるね。午睡。

かしょ

かしょ [1] 【家書】
(1)家からの便り。家信。
(2)家の蔵書。

かしょ

かしょ 【箇所・個所】
■一■ [1] (名)
限定された特定の部分・場所。「読めない―がある」
■二■ (接尾)
(「か所」「ケ所」とも書く)助数詞。数を表す漢語に付いて,特定の部分や場所を数えるのに用いる。「二,三―誤りがある」

かしょ

かしょ【箇所】
a place;→英和
a spot;→英和
a part (部分);→英和
a point (点);→英和
a passage (文の).→英和

かしょ

かしょ [1] 【佳所・佳処】
(1)ながめや環境のよい所。
(2)優れている点。長所。

かしょ

かしょ クワ― [1] 【花書】
「花押(カオウ)」に同じ。

かしょ

かしょ クワ― 【過書・過所】
〔「かそ」とも〕
古代・中世の関所通過の許可証。「―無しに関飛び越ゆるほととぎす/万葉 3754」

かしょ=の国に遊ぶ

――の国に遊・ぶ
よい気持ちで昼寝をする。

かしょ=万金(バンキン)に抵(アタ)る

――万金(バンキン)に抵(アタ)る
〔杜甫「春望」〕
旅先で受け取る家族からの手紙は万金の値うちがあるほど貴重である。

かしょう

かしょう クワ― [0] 【訛称】
なまって言う呼び方。

かしょう

かしょう クワセウ [0] 【寡少】 (形動)[文]ナリ
非常に少ないさま。わずか。「―な戦力」
[派生] ――さ(名)

かしょう

かしょう【過少の】
too little[few].〜評価する underestimate;→英和
underrate.→英和

かしょう

かしょう [0] 【嘉尚】 (名)スル
ほめたたえること。大いにたっとぶこと。

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【火床】
ボイラーの燃料の燃える所。

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【火傷】 (名)スル
「やけど」に同じ。

かしょう

かしょう [0] 【仮称】 (名)スル
正式の名が決まるまでの臨時の呼び名を付けること。また,その仮の名。

かしょう

かしょう [0] 【仮晶】
鉱物がその結晶構造に対応する結晶形とは異なる他の鉱物の結晶形をしていること。

かしょう

かしょう [0] 【仮象】
〔(ドイツ) Schein〕
実際に存在するように感覚に現れながらも,それ自身客観的な実在性をもたない形象。

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【靴傷】
靴ですれて生じる傷。くつずれ。

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【火生】
〔仏〕 不動明王が三昧(サンマイ)に入って,身から炎を発すること。火生三昧。火定(カジヨウ)。

かしょう

かしょう クワシヤウ [1] 【和尚・和上】
〔「か」は漢音〕
(1)天台宗・華厳宗などで,戒を授ける師の僧。また,高徳の僧。
(2)僧位の称。
〔真言宗・真宗・法相宗・律宗では「わじょう」,禅宗・浄土宗では「おしょう」〕

かしょう

かしょう [0] 【河床】
川底。かわどこ。

かしょう

かしょう クワセウ [0] 【過少】 (形動)[文]ナリ
少なすぎるさま。
⇔過多
「予算が―に過ぎる」
[派生] ――さ(名)

かしょう

かしょう クワシヤウ [1] 【華商】
他国に住む中国人の商人。華僑(カキヨウ)。
→華人

かしょう

かしょう クワセウ [0] 【過小】 (形動)[文]ナリ
小さすぎるさま。
⇔過大
「力量を―に見誤る」
[派生] ――さ(名)

かしょう

かしょう [0] 【煆焼】 (名)スル
〔化〕 物質を外部から強く熱すること。特に,脱水その他の分解を起こさせて揮発性成分を分離する場合をいう。

かしょう

かしょう [0] 【苛小】 (名・形動)[文]ナリ
細かすぎる・こと(さま)。苛細。「―にすぎる」

かしょう

かしょう 【嘉承】
年号(1106.4.9-1108.8.3)。長治の後,天仁の前。堀河・鳥羽天皇の代。

かしょう

かしょう [0] 【歌唱】 (名)スル
歌をうたうこと。また,歌。「―の指導」「―力」

かしょう

かしょう [0] 【嘉賞・佳賞】 (名)スル
よいとしてほめること。「廃典を再興せし事最も―すべし/近世紀聞(延房)」

かしょう

かしょう カセフ 【迦葉】
〔仏〕
〔梵 Kāśyapa〕
釈迦十大弟子の一人。執着がなく,頭陀(ズダ)第一とされた。十六羅漢の一。釈迦の信頼が厚く,釈迦滅後の教団の指導者となり,王舎城で第一回結集(ケツジユウ)を行なった。禅宗では西天二十八祖の初祖として重視される。他の同姓の弟子と区別するため摩訶(マカ)迦葉,大迦葉と呼ばれる。迦葉尊者。
→拈華微笑(ネンゲミシヨウ)

かしょう

かしょう カシヤウ 【嘉祥】
年号(848.6.13-851.4.28)。承和の後,仁寿の前。仁明(ニンミヨウ)・文徳(モントク)天皇の代。

かしょう

かしょう [0] 【嘉祥】
めでたいしるし。瑞祥。

かしょう

かしょう【仮称】
a provisional[tentative]name.

かしょう

かしょう [0] 【嘉招・佳招】
招待されたことを敬っていう語。お招き。「―にあずかる」

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【過賞】 (名)スル
ほめすぎること。ほめすぎ。

かしょう

かしょう [0] 【嘉称】
よい名。よい評判。

かしょう

かしょう クワシヤウ [0] 【花床】
「花托(カタク)」に同じ。

かしょうき

かしょうき 【何紹基】
(1799-1873) 中国清代の文人・書家。字(アザナ)は子貞。号は東洲,蝯叟。経史・小学に精通し,詩をよくし,隷書・行書・篆刻を得意とした。

かしょうき

かしょうき カセウキ 【可笑記】
仮名草子。五巻。如儡子(ニヨライシ)作。1636年刊。「徒然草」にならって,当時の世相などに対する感想を随筆風に記したもの。模倣作や「可笑記評判」のような批判書を生んだ。

かしょうきぶ

かしょうきぶ カセフ― [4] 【迦葉起舞】
香山で音楽の神の緊那羅(キンナラ)が琴を奏した時,そのすばらしさにさしもの摩訶迦葉も起(タ)って舞を舞ったという故事。迦葉起ちて舞う。

かしょうざ

かしょうざ カセフ― [2] 【荷葉座】
〔「荷葉」はハスの葉の意〕
仏像を安置する台座。多く天部の像に用いられる。

かしょうしんこく

かしょうしんこく クワセウ― [4] 【過少申告】
税の確定申告の際に,実際よりも少ない額を申告すること。確定申告後に増額の修正をした場合には,その増額分に対して過少申告加算税が課される。

かしょうじかん

かしょうじかん カセウ― [4] 【可照時間】
太陽の中心が東の地平線に現れてから西の地平線に没するまでの時間。普通,緯度と季節によって決まった値をとる。

かしょうてんきょり

かしょうてんきょり クワセウテン― [6] 【過焦点距離】
カメラなどのレンズで,ある距離 S に焦点を合わせたとき,その後方が無限遠までぼけない画像が得られる距離 S 。

かしょうひょうか

かしょうひょうか クワセウヒヤウ― [4] 【過小評価】 (名)スル
物事の価値を実際より低く見積もること。
⇔過大評価
「敵の戦力を―する」

かしょうぶつ

かしょうぶつ カセフ― 【迦葉仏】
過去七仏の第六で,釈迦の直前に位置する仏。

かしょうまとう

かしょうまとう カセフマトウ 【迦葉摩騰】
〔梵 Kāśyapamātaṅga〕
中国に初めて仏教を伝えたインド僧。後漢代,67年に竺法蘭とともに洛陽の白馬寺で四十二章経を訳した。

かしょく

かしょく【華燭の典】
<celebrate> a wed ding.

かしょく

かしょく クワ― [0] 【火食】 (名)スル
物を煮たきして食べること。

かしょく

かしょく [0] 【加飾】 (名)スル
器物の表面にさまざまな工芸技法を用いて装飾を加えること。

かしょく

かしょく [0] 【稼穡】
(1)作物の植え付けと取り入れ。農事。農業。
(2)農作物。

かしょく

かしょく [0][1] 【家職】
(1)家の職業。家業。「―を継ぐ」
(2)武家・華族などで,事務を執る人。

かしょく

かしょく [0] 【河食・河蝕】
河の流れが地表面を浸食する作用。正規浸食。

かしょく

かしょく クワ― [0][1] 【貨殖】
財産を増やすこと。利殖。

かしょく

かしょく クワ― [0] 【華燭・花燭】
婚礼の席などの華やかなともしび。また,婚礼。

かしょく

かしょく [0] 【仮植】 (名)スル
植物を定植するまでの間,仮に植えておくこと。かりうえ。

かしょく

かしょく クワ― 【華飾・花色】
(1)派手に飾り立てること。また,ぜいたく。「コノ女房ヲ―シタテテ重衡ノモトニ遣ワサレタ/天草本平家 4」
(2)身分をこえて,尊大なこと。傲慢(ゴウマン)。「静は九郎に思はれて身を―にするなる上/義経記 6」

かしょく

かしょく クワ― [0] 【過食】 (名)スル
たべすぎること。くいすぎ。

かしょく

かしょく [0] 【仮色】
⇒他色(タシヨク)

かしょくしょう

かしょくしょう クワ―シヤウ [0] 【過食症】
異常に食欲が亢進し,過剰に食物を摂取する症状。大食症。多食症。
→食欲異常

かしょくのてん

かしょくのてん クワ― [5] 【華燭の典】
結婚式の美称。

かしょくぶ

かしょくぶ [3] 【可食部】
食べられる部分。

かしょくほう

かしょくほう [0] 【加色法】
カラー写真技術の一。フィルターを通して赤・緑・青の光の三原色に分解して撮影したフィルムを用い,スクリーン上で三色の光を合成して色を再現する。現在では,減色法がそれにとって代わった。

かしょばおり

かしょばおり [3] 【歌書羽織】
歌書の古筆切を模様・柄として利用した紙子羽織。

かしょぶね

かしょぶね クワ― 【過書船・過所船】
〔過所を所持する船の意〕
江戸時代,運上を納めて,京坂間の貨客輸送のため淀川を航行した船。三十石積みから二百石積みまであり,特に,乗り合い船としての三十石船が有名。

かしょぶんしょとく

かしょぶんしょとく [5] 【可処分所得】
所得のうち,税金・社会保険料などを除き,個人が自由に処分できる部分。消費と貯蓄に振り向けられる。

かしよね

かしよね 【粿米・淅米】
水で洗い清めた米。洗い米。[和名抄]

かしら

かしら 【頭】
■一■ [3] (名)
(1)人や動物の首から上の部分。あたま。「―を振る」「―,右」
(2)髪の毛。頭髪。「―に白いものがまじる」
(3)物事の最初。初め。いちばん上。「五歳を―に三人の子供がいる」「―文字」
(4)一つの集団を統率して,上に立つ人。特に,大工・鳶(トビ)職などの親方。統領。「盗賊の―」
(5)(「首」とも書く)人形の首。特に,操り浄瑠璃の人形の首。
(6)能で,演者の扮装に用いる仮髪。鬘(カズラ)と区別し,毛の長く垂れたものをいう。
→黒頭
→赤頭
→白頭
(7)能楽や長唄の演奏の冒頭。「つづみの―」
(8)刀の柄頭(ツカガシラ)。
(9)漢字の構成部分の名称。あみがしら・はつがしらなど。かんむり。
■二■ (接尾)
助数詞。和語の数詞に付く。
(1)人や動物などを数えるのに用いる。「一日に千(チ)―絞(クビ)り殺さむ/古事記(上訓)」
(2)仏像などを数えるのに用いる。体。「仏…幾―造り奉りたるぞと問へば/宇治拾遺 9」
(3)人の上に立つ者,特に大将・大名などを数えるのに用いる。方(カタ)。「今夕はお大名さまお二(フタ)―お泊りで/滑稽本・膝栗毛 5」
(4)烏帽子などを数えるのに用いる。「折らぬ烏帽子十―/義経記 7」
→がしら(頭)
頭■一■(5)[図]

かしら

かしら【頭】
(1) the head (頭部).→英和
(2) a leader;→英和
a chief;→英和
a boss.→英和
〜に立つ lead <others> .→英和
‖頭右! <号令> Eyes right!

かしら

かしら
〔「か知らぬ」の変化した「かしらん」の転。近世江戸語以降の語。現代語では,女性の話し言葉に用いられる〕
■一■ (副助)
「なに」「だれ」「どこ」など,疑問詞に付いて,不定のものをいう場合に用いる。「なに―,おばけのようなものが見えたの」「なんていうの―,結局,こちらの気持ちしだいね」
■二■ (終助)
文末にあって,体言またはそれに準ずるもの,活用語の連体形などに接続する。
(1)自分自身または相手に対して,軽い疑問や不審の意を表す。「あした,お天気になる―」「あんなことしていいの―」
(2)相手に対して質問の意を表す。「あなた,どなたでした―」「デパートは九時にあきます―」
(3)自分を軽く促したり,また相手に同意を求めたりする気持ちを表す。「電車で行こう―」「もう少し待ってみよう―」
(4)打ち消しの語に付いて,
 (ア)願望や勧誘の意を表す。「早く春にならない―」「ちょっと手伝ってくれない―」
 (イ)危ぶむ気持ちを表す。「失敗しない―」「こんなことをしてはいけません―」
〔江戸語では「かしらぬ」「かしらん」の形で用いられることが多いが,時には「かしら」の形も見られる。「何―ちつとは能の有るものだ/滑稽本・八笑人」〕

かしら=が打つ

――が打・つ
頭痛がする。「ああ,気が疲れて―・つ/浄瑠璃・氷の朔日(中)」

かしら=を下ろす

――を下ろ・す
髪を切り,また剃(ソ)って出家する。

かしら=を横に振る

――を横に振・る
不承知の意を表す動作にいう。

かしら=を縦(タテ)に振る

――を縦(タテ)に振・る
承諾の意を表す動作にいう。

かしら=を集める

――を集・める
大勢が寄り集まる。頭をつどう。

かしら=を=剃(ソ)る

――を=剃(ソ)・る(=丸・める)
髪を剃って,出家する。

かしら=動かねば尾(オ)が動かぬ

――動かねば尾(オ)が動かぬ
上にある者がすすんで行動しなければ,下の者が働かないことのたとえ。

かしら=堅(カタ)し

――堅(カタ)・し
体が丈夫だ。「―・く生立ちたらば法師になりて我後世をとぶらへよ/平家(三・長門本)」

かしら=隠(カク)して尻(シリ)を出す

――隠(カク)して尻(シリ)を出す
「頭(アタマ)隠して尻隠さず」に同じ。

かしらいし

かしらいし [3] 【頭石】
⇒親石(オヤイシ)

かしらいも

かしらいも [3] 【頭芋】
⇒親芋(オヤイモ)

かしらがき

かしらがき [0] 【頭書き】
(1)「頭書(トウシヨ)」に同じ。
(2)書物や文書の冒頭に趣旨などを書くこと。
(3)歌舞伎の上演台本で,台詞(セリフ)の上に一つ書きをして,肩にその台詞を述べる役者の名を書くこと。頭付(カシラヅケ)。

かしらじ

かしらじ [3] 【頭字】
(1)詩歌・語句・名前などの初めの文字。「こなたさまの―新左衛門さまをかたどり新太郎様/浮世草子・一代女 5」
(2)「頭文字(カシラモジ)」に同じ。

かしらせんじ

かしらせんじ 【頭煎じ】
煎じ薬の最初の煎じ汁。一番煎じ。「手づから薬罐(ヤカン)にて―のあがる時/浮世草子・五人女 2」

かしらだか

かしらだか 【頭高】
■一■ [3] (名)
スズメ目ホオジロ科の小鳥。背面は暗褐色で,濃褐色の点紋がある。鳴く時に頭頂の羽毛を立てる。シベリアで繁殖し日本には冬鳥として渡来。
■二■ (名・形動ナリ)
矢筈(ヤハズ)が肩越しに見えるように箙(エビラ)を負う・こと(さま)。「切斑(キリフ)の矢の…残つたりけるを―に負ひなし/平家 11」

かしらだつ

かしらだ・つ [4] 【頭立つ】 (動タ五[四])
ある集団の上位に位置する。「協会の―・った人たち」

かしらつき

かしらつき [0] 【頭付き】
(1)頭の様子。髪のかっこう。「―わろき人もいたうもつくろはず/枕草子 8」
(2)「尾頭(オカシラ)付き」に同じ。

かしらづつみ

かしらづつみ 【頭裹み】
(1)「裹頭(カトウ)」に同じ。
(2)裹頭をかたどった指物(サシモノ)。

かしらぬ

かしらぬ 【か知らぬ】 (連語)
〔係助詞「か」に,動詞「知る」の未然形「知ら」に打ち消しの助動詞「ぬ」が付いた「知らぬ」の付いたもの。近世江戸語〕
(1)文中にある場合。下に接続助詞「が」が付いて,「…か知らないけれども」の意を表す。「其様(ソン)なめにお遇ひなすつた―が,越後の雪ときたら/滑稽本・浮世風呂 4」
(2)文末にある場合。疑いや問いかけの意を表す。…だろうか。「なんと本材木町の金貸しはどうだらうな,もう貸すめい―/洒落本・妓者呼子鳥」
〔(2)から終助詞「かしらん」「かしら」が生じた〕
→かしらん(副助・終助)
→かしら(副助・終助)

かしらぬき

かしらぬき [3][0] 【頭貫】
柱と柱を上部でつなぐために柱の頭部に用いる横木。

かしらのしも

かしらのしも 【頭の霜】
白髪を霜にたとえた語。頭の雪。「―の置けるをも打払ひつつ/栄花(岩蔭)」

かしらのゆき

かしらのゆき 【頭の雪】
「頭の霜(シモ)」に同じ。

かしらぶん

かしらぶん [3] 【頭分】
首領。親分。

かしらもじ

かしらもじ [4] 【頭文字】
(1)欧文で,文頭や,固有名詞の初めなどに用いる大文字。かしらじ。キャピタル。
(2)ローマ字で書いた姓名の最初の大文字。イニシャル。

かしらもじ

かしらもじ【頭文字】
a capital (letter) (大文字);→英和
initials (名前の).

かしらやく

かしらやく [0][3] 【頭役】
上に立って統率する役。

かしらん

かしらん
〔「か知らぬ」の転。近世江戸語以降の語〕
■一■ (副助)
意味・用法は「かしら{■一■}」に同じ。「あの人はどこ―へ行ってしまいました」「毎日商(アキネエ)から帰りにはの,何―竹の皮へ買つて来ての/滑稽本・浮世風呂 2」
■二■ (終助)
意味・用法は「かしら{■二■}」に同じ。「どこへ行ったの―」「バスにしよう―」「あれでもすむこと―/滑稽本・浮世床(初)」
〔江戸語では男女ともに話し言葉として用いたが,現代語では主として女性に用いられる。また,現代語では「かしら」の形が一般に用いられる〕
→かしら(副助・終助)

かしり

かしり 【呪り】
〔動詞「呪(カシ)る」の連用形から〕
のろうこと。のろい。「亦厳(イツ)の―させよ/日本書紀(神武訓注)」

かしりょう

かしりょう [2] 【貸(し)料】
物を貸した報酬として受け取る料金。貸し賃。

かしりょう

かしりょう クワシレウ [2] 【菓子料】
菓子の代金。また,菓子の代金という名目で人に贈る金銭。

かしる

かし・る 【呪る】 (動ラ四)
のろう。のろいの呪術をする。「―・りて曰はく/日本書紀(欽明訓)」

かしわ

かしわ カシハ 【柏】
千葉県北西部の市。北部は利根川に接する。水戸街道の旧宿場町。住宅地として発達。

かしわ

かしわ カシハ [0] 【柏・槲・檞】
(1)ブナ科の落葉高木。山地や寒地の海岸に生える。葉は倒卵形で,波状の大きな鋸歯がある。雌雄同株。五月に葉とともに開花し,雄花は長い尾状花序をなして下垂し,雌花は少数ずつつく。実はどんぐり状の堅果。樹皮を染料とし,葉は大きく古来食物を包むのに用いる。カシワギ。モチガシワ。
(2)「柏餅」の略。
(3)家紋の一。柏の葉を図案化したもの。
(4)飲食物を盛るための木の葉。食器。「大御酒の―を握(ト)らしめて/古事記(中訓)」
柏(3)[図]

かしわ

かしわ【柏】
an oak.→英和
‖かしわもち a rice cake wrapped up in an oak-leaf.

かしわ

かしわ カシハ [0]
鶏の肉。もと,茶褐色をした和鶏およびその肉をさした。「―鍋(ナベ)」

かしわ

かしわ
chicken (鶏肉).→英和

かしわぎ

かしわぎ カシハギ 【柏木】
姓氏の一。

かしわぎ

かしわぎ カシハ― [0] 【柏木】
(1)カシワの木。
(2)皇宮守衛の任に当たる兵衛・衛門の官の異名。
〔柏の木には葉守(ハモ)りの神が宿るという言い伝えによる〕

かしわぎ

かしわぎ カシハギ 【柏木】
(1)源氏物語の巻名。第三六帖。
(2)源氏物語の作中人物。頭の中将の長男。薫の実父。女二の宮の夫。光源氏の妻女三の宮との密通を源氏に知られて悩み病死。柏木右衛門督(ウエモンノカミ)。

かしわぎぎえん

かしわぎぎえん カシハギギヱン 【柏木義円】
(1860-1938) 群馬県安中教会牧師。越後国生まれ。同志社卒。「上毛教界月報」を創刊。日露戦争時に平和・非戦論を説き,国家神道・教育勅語にも批判を加えた。

かしわぎじょてい

かしわぎじょてい カシハギ― 【柏木如亭】
(1763-1819) 江戸後期の漢詩人。江戸の人。通称門作。市河寛斎に漢詩を学び江湖詩社の詩人として活躍。詩集「木工集」「如亭山人稿初集」など。

かしわぎの

かしわぎの カシハ― 【柏木の】 (枕詞)
「もり(森)」「もる(洩)」にかかる。柏の葉が茂るからとも,また柏の木に葉守(ハモ)りの神が宿るからとも,また歌枕「柏木の森」からともいう。「ほととぎす忍ぶる物を―もりても声の聞えけるかな/新古今(恋一)」
〔「柏木の森」は大和国または近江国の歌枕とされるが,実在したかどうか不明〕

かしわざき

かしわざき カシハザキ 【柏崎】
新潟県中部,日本海に面する市。米山(ヨネヤマ)の北東麓にある。電力・機械・食品業などが立地。

かしわざき

かしわざき カシハザキ 【柏崎】
能の一。四番目物。榎並左衛門五郎原作。世阿弥(ゼアミ)改作。父の死を嘆いて出家した息子を,物狂いとなった母が柏崎から探し歩いて善光寺で再会する。

かしわで

かしわで カシハ― 【膳・膳夫】
〔古代,カシワの葉に食物を盛ったところから。「で」は「手」で,それをする人の意〕
(1)古代,宮中で,食膳のことをつかさどった人。料理人。「鳥を取りて,―にたまはせけり/著聞 6」
(2)食膳を供えること。また,その食膳。[色葉字類抄]

かしわで

かしわで【柏手を打つ】
clap one's hands <in prayer> .

かしわで

かしわで カシハ― [0] 【柏手・拍手】
神を拝する時,両手のてのひらを打ち合わせて音を立てること。開手(ヒラテ)。

かしわでのつかさ

かしわでのつかさ カシハ― 【膳司】
(1)(「膳職」と書く)古代の官司の一。天皇の食膳の調理や朝廷の会食を担当。律令制では,内膳司・大膳職に分かれた。
(2)「ぜんし(膳司)」に同じ。
(3)「主膳監(シユゼンカン)」に同じ。

かしわでべ

かしわでべ カシハ― 【膳部】
大和朝廷の品部で,律令制では,膳司に従って朝廷・天皇の食事の調理をつかさどった官人。

かしわどの

かしわどの カシハ― [0] 【膳殿・柏殿】
(1)神宮・朝廷で食事を用意する所。
(2)大嘗祭(ダイジヨウサイ)の時,神供の酒食を準備する所。

かしわばさみ

かしわばさみ カシハ― 【柏夾】
非常の際などに冠の纓(エイ)を折り畳んで,白木の挟み木でとめること。「別当惟方,直衣に―にて供奉(グブ)せらる/平治(上)」

かしわばはぐま

かしわばはぐま カシハ― [5] 【柏葉羽熊】
キク科の多年草。山地の林中に生える。高さ30〜60センチメートル。カシワに似た葉を互生。夏から秋,茎の上部に筒状の白色の頭花を穂状につける。頭花には帯紫色の総苞がある。

かしわばら

かしわばら カシハバラ 【柏原】
(1)長野県上水内(カミミノチ)郡信濃町の地名。俳人小林一茶の生地で知られ,旧宅が残る。黒姫山への登山口。
(2)滋賀県坂田郡山東町の地名。中山道の旧宿場町。伊吹山南麓に位置し,伊吹もぐさを産出。

かしわもち

かしわもち カシハ― [3] 【柏餅】
(1)餡(アン)入りの餅を柏の葉で挟み包んだ菓子。五月五日の節句に供える。[季]夏。
(2)一枚の布団を二つに折り,その中に入って寝ること。

かしわら

かしわら カシハラ 【柏原】
大阪府中東部,大和川流域の市。古くから奈良と大阪を結ぶ交通の要地。近年,機械工業などが進出。生駒山麓ではブドウを栽培。

かしわら

かしわら カシハラ 【橿原】
⇒かしはら(橿原)

かしわらせん

かしわらせん カシハラ― 【橿原線】
近畿日本鉄道の鉄道線。奈良県大和西大寺・橿原神宮前間,23.8キロメートル。奈良盆地を南北に縦断し,京都線と直通運転する。

かしん

かしん [0] 【河津】
「河港(カコウ)」に同じ。

かしん

かしん [0] 【河神】
河の神。河伯(カハク)。

かしん

かしん クワ― [0] 【化身】
⇒けしん(化身)

かしん

かしん [1] 【家臣】
家に仕える臣。家来(ケライ)。「譜代の―」

かしん

かしん [1] 【下臣】
身分の低い家来。また,臣下の謙称。

かしん

かしん [0] 【下唇】
(1)下のくちびる。
(2)節足動物の口器の一部。昆虫では小顎(コアゴ)の後方にあり,頭部付属肢の最後方のものが変形したもの。甲殻類では大顎の後方に位置し,皮膚の突起物からなる。
→大顎
→小顎
(3)唇形花冠または唇形の萼の下側の部分。
⇔上唇
→唇形花冠

かしん

かしん [0] 【歌神】
和歌の道を守る神。
→和歌三神(ワカサンジン)

かしん

かしん【家臣】
a retainer;a vassal.→英和

かしん

かしん【過信する】
be overconfident <of> ;have too much confidence <in one's ability> .

かしん

かしん クワ― [0] 【花神】
花をつかさどる神。また,花の精。

かしん

かしん [0] 【河心】
河の真ん中。河幅の中ほど。

かしん

かしん クワ― [0] 【花唇】
(1)花びら。花弁。
(2)美人のくちびる。

かしん

かしん クワ― [0] 【花心】
「花蕊(カズイ)」に同じ。

かしん

かしん [0] 【嘉辰・佳辰】
めでたい日。よい日。吉辰。

かしん

かしん クワ― [0] 【禍心】
人を陥れようとする心。害心。

かしん

かしん クワ― [0] 【花信】
花が咲いたという知らせ。花だより。

かしん

かしん クワ― [0] 【過信】 (名)スル
価値・力量などを実際以上に高く評価してたよること。「才能を―する」

かしん

かしん [0] 【家信】
家からの便り。また,家へ出す便り。家書。

かしんふう

かしんふう クワ― [2][0] 【花信風】
初春の風。花の咲く時節の到来を告げる風。
→二十四番花信風

かしんれいげつ

かしんれいげつ [4] 【嘉辰令月】
よい日とよい月。めでたい時節。「―の曇りなき御代に逢ひては/宴曲集」

かしパン

かしパン クワシ― [0] 【菓子―】
餡(アン)・ジャム・クリームなどを包みこんだり,甘い味を付けたりして焼いたパン。

かしパンうに

かしパンうに クワシ― [5] 【菓子―海胆】
ウニ類のうち,不正形のウニの一群の総称。形が菓子パンに似る。殻は平たく円盤状で,表面に短いとげが密生し,五弁の花びらのような紋をもつ。ハスノハカシパン・スカシカシパンなど。

かしビル

かしビル [0] 【貸し―】
事務所・店舗用などとして貸しているビル。

かしビル

かしビル【貸ビル】
<米> a building for rent[ <英> to let].

かしボート

かしボート【貸ボート】
a boat for hire;a hired boat.

かしレコード

かしレコード【貸レコード】
rent-a-record.→英和

かじ

かじ カヂ 【梶】
姓氏の一。

かじ

かじ カヂ [1] 【梶・構・楮・穀】
(1)カジノキの古名。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏ともに萌葱(モエギ)色。秋に着用。

かじ

かじ カヂ [1] 【舵・柁・楫・梶】
(1)船の進む方向を定めるために船尾に取り付けられている装置。
(2)飛行機・潜水艦などで,上下左右への動きを定めるための装置。
(3)「梶棒(カジボウ)」に同じ。
(4)櫂(カイ)・櫓(ロ)など,水をかいて舟を進める道具の古名。「夜舟漕ぐなる―の音聞こゆ/万葉 2015」
(5)家紋の一。船のかじをかたどったもの。

かじ

かじ [0] 【仮字】
仮名(カナ)のこと。

かじ

かじ カヂ 【鹿地】
姓氏の一。

かじ

かじ [1] 【加持】 (名)スル
〔仏〕
〔梵 adhiṣṭhāna〕
(1)諸仏がその不思議な力で衆生(シユジヨウ)を守ること。加護。
(2)密教で,仏の大悲の力と衆生の信心が相応ずること。すなわち仏の力が行者に加えられ,行者がそれを信心によって感得し,両者が一体化すること。
(3)神仏の加護を祈ること。また,その儀式。初め,密教の修法をいったがやがて民間信仰と混合した病気・災難の除去などの現世利益を願う祈祷をもいうようになった。

かじ

かじ カヂ [1] 【鍛冶】
〔「かなうち(金打)」から変化した「かぬち」の転〕
金属をきたえて,いろいろの器具を作ること。また,その人。「―屋」「刀―」

かじ

かじ [1] 【嘉事】
めでたいこと。喜びごと。慶事。

かじ

かじ [1] 【仮時・暇時】
ひまなとき。閑時。

かじ

かじ クワ― [1] 【花時】
花の咲く時期。花盛りの時。はなどき。

かじ

かじ【家事】
household matters;chores.〜のつごうで for family reasons.

かじ

かじ クワ― [1] 【花字・華字】
(1)書き判。花押(カオウ)。
(2)中国の文字。

かじ

かじ【火事】
a fire;→英和
a conflagration (大火).→英和
〜がおこる A fire breaks out.〜にあう suffer from a fire.〜を出す have a fire started.‖火事場泥棒 a looter;fishing in troubled waters (比喩的).

かじ

かじ【鍛治】
a smith;→英和
a blacksmith;→英和
a smithy (鍛治屋);→英和
smithery (職).

かじ

かじ【舵】
a rudder (舵板);→英和
a helm (舵機);→英和
a (steering) wheel (舵輪).〜をとる steer;→英和
be at the helm;control <a ship,one's husband> .→英和
‖舵取り steering (操舵);a steersman (舵手);a coxswain (ボートの).

かじ

かじ [1] 【夏時】
夏の時節。夏季。

かじ

かじ クワ― [1] 【卦辞】
六四卦について説明したことば。

かじ

かじ【加持祈祷(とう)する】
perform incantations.

かじ

かじ クワ― [1] 【火事】
〔「ひのこと」の漢字表記「火事」を音読みした語〕
建物・船・山林などが焼けること。火災。[季]冬。「―になる」「―を出す」

かじ

かじ [1] 【佳児】
よい子。「絶世の―」

かじ

かじ クワ― [1] 【華字】
中国の文字。漢字。「―紙」

かじ

かじ [1] 【家慈】
自分の母の称。
⇔家厳

かじ

かじ [1] 【家事】
(1)炊事・洗濯・掃除・育児など,家庭生活に必要な仕事。「―に専念する」
(2)家庭内の事柄。

かじ=と喧嘩(ケンカ)は江戸の華(ハナ)

――と喧嘩(ケンカ)は江戸の華(ハナ)
火消しの華やかな働きぶりと,江戸っ子の喧嘩は威勢がよく,江戸の見物(ミモノ)である。

かじ=を取る

――を取・る
(1)舵をあやつって舟を進める。
(2)物事がうまく進行するように導く。「日本経済の―・る」

かじい

かじい カヂヰ 【梶井】
京都市上京区の地名。かつて三千院(梶井門跡)があった。

かじい

かじい カヂヰ 【梶井】
姓氏の一。

かじいちご

かじいちご カヂ― [3] 【梶苺】
バラ科の落葉低木。海岸付近に自生し,栽培もされる。高さ2メートル内外。葉は掌状。果実は球形で淡黄色に熟し,甘酸っぱく,食べられる。

かじいもとじろう

かじいもとじろう カヂヰモトジラウ 【梶井基次郎】
(1901-1932) 小説家。大阪市生まれ。東大中退。「青空」同人。鋭敏繊細な感受性によって特異な心象風景を短編に結晶させたが結核で早逝。著「檸檬(レモン)」「城のある町にて」「闇の絵巻」など。

かじお

かじお カヂヲ 【楫緒】
櫂(カイ)や櫓(ロ)を船に取り付ける縄。「―たえゆくへもしらぬ恋の道かも/新古今(恋一)」

かじおと

かじおと カヂ― [0] 【楫音】
船を漕ぐ楫の音。

かじか

かじか [0] 【河鹿】
「カジカガエル」に同じ。[季]夏。《湯宿皆夕影ひきぬ―鳴く/虚子》

かじか

かじか【鰍】
《魚》a sculpin;a bullhead.→英和

かじか

かじか [0] 【鰍・杜父魚】
(1)カサゴ目カジカ科の魚の総称。体の大きさはまちまちで,日本にはカマキリ・ヤマノカミ・トゲカジカなど約九〇種がいる。大部分は北日本の沿岸や河川の冷水域に分布。
(2){(1)}の一種。全長15センチメートルになる。頭と口は大きく,やや扁平のずんぐりした体形。背部は灰褐色で,背面に暗色のまだら模様がある。食用にして美味。北海道南部以南の底が小石で水のきれいな河川に分布。マゴリ。ゴリ。[季]秋。

かじか

かじか【河鹿】
《動》a shinging frog.

かじかえで

かじかえで カヂカヘデ [3] 【梶楓】
カエデ科の落葉高木。山地に生える。葉は五裂する。雌雄異株。春,暗紅色の小花を開き,秋,大形で剛毛を密生する翼果を結ぶ。オニモミジ。

かじかがえる

かじかがえる [4] 【河鹿蛙・金襖子】
無尾目の両生類。谷川の岩間にすむカエル。体の背面は灰褐色の地に暗褐色の斑紋があり,下面は淡黄色。雄は体長3.5センチメートル,雌は6センチメートル内外。指先に吸盤がある。雄の鳴き声が美しい。本州・四国・九州に分布。古く「かはづ」として和歌などに詠まれた。カジカ。

かじかざわ

かじかざわ カジカザハ 【鰍沢】
山梨県中西部,南巨摩郡の町。富士川水運の河港として発展。雨畑硯(アマバタスズリ)を産する。

かじかむ

かじか・む [0] 【悴む】 (動マ五[四])
〔古くは「かしかむ」。「悴(カシ)く」と同源〕
(1)手足が凍えて思うように動かなくなる。[季]冬。「手が―・んで字が書けない」
(2)生気がなくなってやせおとろえる。[新撰字鏡]

かじかむ

かじかむ
be benumbed <with> .

かじかわ

かじかわ カヂカハ 【梶川】
姓氏の一。

かじかわきゅうじろう

かじかわきゅうじろう カヂカハキウジラウ 【梶川久次郎】
江戸中期の蒔絵(マキエ)師。徳川家に仕え,印籠などの小品に華麗で精緻な技巧を発揮した。子も代々業を伝え,その作品を梶川蒔絵という。生没年未詳。

かじき

かじき [0] 【加敷・加鋪】
和船の船底で,中棚(ナカダナ)に接して船底材の両外側に取り付ける最下部の棚板。根枻(ネダナ)。横がわら。

かじき

かじき
《魚》a swordfish.→英和

かじき

かじき カヂキ [1] 【梶木・旗魚】
スズキ目マカジキ科・メカジキ科の海魚の総称。全長3メートル内外の大形魚で,上顎が槍状に伸びている。マカジキ科のマカジキ・バショウカジキ・クロカジキなどは海面近くを,メカジキ科のメカジキはやや深いところを泳ぐ。マカジキが最も美味。外洋に広く分布。カジキマグロ。カジトオシ。
梶木[図]

かじき

かじき カヂキ 【加治木】
鹿児島県中部,姶良(アイラ)郡の町。郡の中心地。クモ合戦の行事で知られ,特産品に竜門司焼がある。

かじきざ

かじきざ カヂキ― [0] 【旗魚座】
〔(ラテン) Dorado〕
一月末頃の宵,南中する星座。日本からはその一部しか見えない。大マゼラン雲をその中に含む。

かじきとう

かじきとう カヂキタウ [1] 【加持祈祷】
密教の行法に始まり,民間にも広まった祈祷の形態。神仏の加護を求める行法を修し,病気平癒や災いの除去などの現世利益を祈ること。

かじきまぐろ

かじきまぐろ カヂキ― [4] 【梶木鮪】
魚のカジキの異名。

かじく

かじ・く 【悴く】 (動カ下二)
⇒かじける

かじく

かじく クワヂク [0] 【花軸】
花序において,花柄を分枝している中央の茎。

かじくろし

かじくろ・し (形シク)
〔「かぢくろし」とも表記〕
窮屈である。息苦しい。「よろづ―・しく,あたら夜終(ヨモスガラ)新三十石に乗合の心地するなり/浮世草子・一代男 5」

かじける

かじ・ける [3] 【悴ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かじ・く
〔古くは「かしく」と清音〕
(1)寒さで凍えて,手足が自由に動かなくなる。かじかむ。「手ガ―・ケタ/ヘボン(三版)」
(2)生気を失う。しおれる。やつれる。「衣裳弊(ヤ)れ垢つき,形色(カオ)―・け/日本書紀(崇峻訓)」

かじこ

かじこ カヂ― [0] 【楫子】
かじとり。水夫。かこ。

かじこうずい

かじこうずい カヂカウズイ [3] 【加持香水】
密教で,修法の時に浄めに注ぐ香水を,前もって浄化し,神聖なものとするための祈り。また,その香水。

かじし

かじし 【加地子】
(1)中世,名主が土地を貸し与えて耕作させた作人から徴収する地代。小作料。国衙(コクガ)や荘園領主が徴収する本地子(本年貢)に対していう。加得。片子(カタコ)。
(2)江戸時代,小作米の異名。加地子米。

かじしょうぞく

かじしょうぞく クワジシヤウゾク [3] 【火事装束】
江戸時代,消火に当たる人の服装。主に武家の服装にいい,火事頭巾・火事羽織・野袴・胸当・革足袋などからなる。

かじしようにん

かじしようにん [1] 【家事使用人】
家事一般に従事する労働者。お手伝い・子守など。

かじしん

かじしん カヂ― [2] 【加持身】
(1)密教で修行者が三密の修行をして仏と一体化した時,修行者のなかに現れてくる仏身。
(2)新義真言宗で,大日如来が,利他のためにとる形態。
⇔本地身

かじしんぱん

かじしんぱん [3] 【家事審判】
家事審判法に基づき,家庭内や親族間の紛争について家庭裁判所が行う審判。

かじしんぱんほう

かじしんぱんほう [0] 【家事審判法】
家庭裁判所の審判(家事審判)および調停(家事調停)の手続きの基本を定めた法律。1947年(昭和22)に制定。

かじずきん

かじずきん クワジヅキン [3][4] 【火事頭巾】
火事装束の頭巾。武家は兜(カブト)頭巾を用い,庶民は革・羅紗(ラシヤ)・刺し子などで製する。

かじた

かじた カヂタ 【梶田】
姓氏の一。

かじたはんこ

かじたはんこ カヂタ― 【梶田半古】
(1870-1917) 日本画家。本名,錠次郎。別号,玉州。東京生まれ。着実な描写力で浪漫的な風俗画をよくし,紅葉らの小説の挿絵でも著名。門下に,小林古径・前田青邨らが輩出。

かじち

かじち 【家質】
家屋敷を抵当にして借金すること。いえじち。「―の銀借(カネカシ)して,富貴になるも有り/浮世草子・永代蔵 6」

かじちょうてい

かじちょうてい [3] 【家事調停】
家事審判法に基づき,家庭内や親族間の紛争について家庭裁判所が行う調停。

かじつ

かじつ 【下日】
非番の日。
⇔上日(ジヨウニチ)
[俚言集覧]

かじつ

かじつ クワ― [1] 【果実】
(1)種子植物の花の子房・花托(カタク)・萼(ガク)などが受精後に形成する器官。被子植物ではふつう雌しべの子房壁が発達して果皮となり,内部に種子を包む。一個の子房からできる単花果と,多数の子房からなる集合果がある。また,果皮が多肉質のものを液果,堅い膜質のものを乾果といい,さらに種によって様々な形態をとる。
(2)液果のうち,食用になるもの。くだもの。
(3)〔法〕 ある物品(元物(ゲンブツ))から生み出される収益。穀物・羊毛などの天然果実と,利息・家賃・地代などの法定果実とがある。
果実(1)[図]

かじつ

かじつ [1] 【佳日・嘉日】
よい日。めでたい日。

かじつ

かじつ クワ― [1] 【花実】
(1)花と実。
(2)(歌論・連歌論・俳論で)外形と実質。形式と内容。

かじつ

かじつ [1] 【夏日】
夏の日。

かじつ

かじつ【過日】
some days ago;the other day.

かじつ

かじつ クワ― [1] 【過日】
過ぎ去ったある日。先日。「―お申し越しの件」

かじつ

かじつ [1] 【暇日】
ひまな日。用事のない日。

かじつ

かじつ【果実】
(a) fruit;→英和
a nut (堅果);→英和
a berry (漿(しよう)果).→英和
〜を生じる bear fruit.‖果実酒 fruit wine.

かじつ=に氷を求む

――に氷を求む
得がたいことのたとえ。

かじつしゅ

かじつしゅ クワ― [3] 【果実酒】
(1)果実を原料とし,発酵させて造る酒。ブドウ酒・リンゴ酒など。
(2)蒸留酒に果実を漬け込んだ飲み物。果実混合酒。税法上は,リキュールとする。梅酒・イチゴ酒・ニンニク酒など。

かじつす

かじつす クワ― [3] 【果実酢】
果実を原料とする醸造酢。風味がよく,ドレッシング・マヨネーズ・ソースなどに用いる。

かじつねきち

かじつねきち カヂ― 【梶常吉】
(1803-1883) 幕末・明治初期の七宝工芸家。尾張の人。舶来の七宝器を分析,尾張七宝をつくりあげ,近代七宝の祖といわれる。

かじつはん

かじつはん [3] 【夏日斑】
そばかす。

かじづか

かじづか カヂ― [2] 【舵柄】
舵を回すために,舵の頭に通してある横棒。舵棒。だへい。

かじとおし

かじとおし カヂトホシ [0][3] 【梶通し】
カジキの異名。

かじとり

かじとり カヂ― [2][3] 【舵取り・楫取り】 (名)スル
(1)舵を操って船を一定の方向に進ませること。また,その人。操舵手。
(2)物事がうまく進行するように,指揮・誘導すること。また,その人。「財界の―役」
(3)古代・中世に,荘園の年貢や公事物を運搬する船の責任者。近世においては航海の責任者としての役職名で,船頭につぐ重要な役職。

かじどう

かじどう 【賈似道】
(1213-1275) 中国,南宋末の政治家。字(アザナ)は師憲。モンゴル軍撃退の功で宰相となり,公田法などで財政の立て直しを行なった。再び,侵入したモンゴル軍に敗れ,流罪地漳州で殺された。

かじどこ

かじどこ カヂ― [0] 【舵床】
和船の,船尾後端の船梁(フナバリ)。中央に舵をはめ込む凹所がある。床(トコ)船梁。床。

かじのき

かじのき カヂ― [1][3] 【梶の木・構の木】
クワ科の落葉高木。東南アジア原産。亜熱帯および日本各地で栽培される。高さ10メートル内外。葉は互生し,広卵形で,しばしば三〜五裂する。葉の裏や柄に密毛がある。春,開花する。雄花穂は円柱状で下垂し,雌花穂は球形。樹皮は和紙の原料。カジ。カミノキ。
梶の木[図]

かじのは

かじのは カヂ― [1] 【梶の葉】
(1)カジノキの葉。七夕に,七枚の梶の葉に歌を書いて供える風習があった。[季]秋。《―を朗詠集の栞かな/蕪村》
(2){(1)}をかたどった模様。「―の文の直垂を著て/東鑑(治承四)」
(3)家紋の一。{(1)}をかたどったもの。
梶の葉(3)[図]

かじのはひめ

かじのはひめ カヂ― 【梶の葉姫】
織女星(シヨクジヨセイ)の異名。

かじば

かじば クワジ― [0][3] 【火事場】
火事の起こっている現場。

かじばおり

かじばおり クワジ― [3] 【火事羽織】
江戸時代,火事装束の羽織。大名火消しは革,のちには羅紗(ラシヤ)などで陣羽織のように作り,定紋(ジヨウモン)をつけた。町火消しは組頭が革羽織,一般には刺し子半纏(バンテン)を用いた。
火事羽織[図]

かじばしかのう

かじばしかのう カヂバシ― 【鍛冶橋狩野】
江戸幕府の奥絵師狩野四家の一。また,その流れをくむ画系の名。狩野探幽が鍛冶橋門外に屋敷を与えられたことに由来する。

かじばどろぼう

かじばどろぼう クワジ―バウ [4] 【火事場泥棒】
(1)火事場の騒ぎに付け込んで盗みをする者。かじどろ。
(2)混乱に乗じて不正な利益をあげること。また,その者。かじどろ。

かじばみまわりやく

かじばみまわりやく クワジ―ミマハリ― [7] 【火事場見廻役】
江戸幕府の職名。若年寄支配。1722年設置。江戸に火災が発生した時,風下の万石以上の邸宅の巡視・警戒,消防の実際を指揮・監察,鎮火後の視察・報告などを役目とした。

かじぼう

かじぼう カヂバウ [0][2] 【梶棒・舵棒】
(1)人力車や荷車を引っ張るため前方に付けられた長い棒。かじ。《梶棒》
(2)「舵柄(カジヅカ)」に同じ。《舵棒》

かじぼう

かじぼう【梶棒】
shafts.

かじまくら

かじまくら カヂ― 【楫枕】
〔楫を枕として寝る意〕
船中で寝ること。また,船旅。なみまくら。「浦づたふ磯のとまやの―ききもならはぬ波のおとかな/千載(羇旅)」

かじまや

かじまや 【加島屋】
江戸時代,大坂の豪商。両替と米仲買を営み,大名貸しもした。明治時代,加島銀行を創立。

かじまり

かじまり カヂ― [2] 【梶鞠】
七夕に行われた蹴鞠(ケマリ)の行事。飛鳥井・難波両家で,初めに梶の枝に鞠をかけ,坪の内に持参して二星に供える儀があった。梶の鞠。[季]秋。《―や金の菖蒲を画きし袖/山口誓子》

かじみまい

かじみまい クワジミマヒ [3] 【火事見舞(い)】
火災に遭った家や,近火に遭った家などを見舞うこと。

かじめ

かじめ カヂ― [0] 【搗布】
褐藻類コンブ目の海藻。中部太平洋岸の深さ5〜30メートルの岩上に生える。茎は長さ2メートルに達し,ほぼ同長の葉をつける。葉片は革質で,羽状複葉状。ヨード・アルギン酸の原料。ノロカジメ。[季]春。
搗布[図]

かじゃ

かじゃ クワ― 【冠者】
〔「かんじゃ」の撥音「ん」の無表記〕
「かんじゃ(冠者)」に同じ。「源太―はなきか/平治(中)」

かじゃく

かじゃく [0] 【下若】
中国,浙江(セツコウ)省長興県にある地で,名酒の産地。また,酒の異名。シアルオ。

かじや

かじや カヂ― [0] 【鍛冶屋】
(1)金属をきたえ,加工して器物を作ることを職業とする人。また,その家。
(2)大形の釘抜き。一方が L 字形に曲がり,両端を二叉(フタマタ)に割って釘をはさむようにしてある。梃子(テコ)としても使う。

かじやずみ

かじやずみ カヂ― [3][0] 【鍛冶屋炭】
鍛冶屋で使う,火力が弱く,炎の立つ木炭。松・栗などの柔らかい材でつくる。和炭(ニコズミ)。金屋炭(カナヤズミ)。

かじゅ

かじゅ [1] 【下寿】
長寿を三段階に分けた最も下の段階。六〇歳。一説に八〇歳。げじゅ。
→上寿
→中寿

かじゅ

かじゅ クワ― [1] 【果樹】
食用にする果実のなる樹木。カキ・モモ・ミカンの木など。「―園芸」

かじゅ

かじゅ クワ― [1] 【花樹】
花の咲く樹木。花を観賞する木。

かじゅ

かじゅ クワ― [1] 【華寿】
六一歳の祝い。還暦。
→華甲

かじゅ

かじゅ【果樹】
a fruit tree.‖果樹園 an orchard.果樹栽培 fruit culture.

かじゅう

かじゅう [0] 【家什】
家庭用の諸道具。家具。家財。

かじゅう

かじゅう [0] 【家従】
(1)家臣。家来。「和泉守が―して送り来れり/折たく柴の記」
(2)
 (ア)旧制度で,皇族付き職員の一。家令の次位で庶務をつかさどった判任官。
 (イ)もと華族の家で,家扶の次にあって,庶務をつかさどった者。

かじゅう

かじゅう【果汁】
fruit juice.

かじゅう

かじゅう【過重】
overweight.→英和
〜の too heavy[severe].

かじゅう

かじゅう クワヂユウ [0] 【過重】 (名・形動)
重すぎること。負担などが大きすぎること。また,そのさま。「―な負担」「―労働」

かじゅう

かじゅう [0] 【荷重】
(1)貨物自動車などの荷の重さ。
(2)機械や構造物の全体またはその一部が外部から受ける力。ロード。

かじゅう

かじゅう [0] 【佳什】
〔「什」は詩篇の意〕
すぐれた詩文。

かじゅう

かじゅう [0] 【加重】 (名)スル
(1)一段と重くすること。責任・負担などがさらに加わること。
(2)〔法〕 法定刑以上に刑罰を重くすること。累犯加重と併合罪加重とがある。刑の加重。かちょう。
⇔減軽
(3)〔生理〕 二つ以上の刺激を神経や筋肉などに与えることにより,個々の刺激による効果以上の大きな効果が得られること。シナプスでの興奮伝達や反復刺激による筋肉の強縮など各種の反応にみられる。

かじゅう

かじゅう クワジフ [0] 【果汁】
液果をしぼった汁(シル)。

かじゅうけんさき

かじゅうけんさき [6] 【荷重検査器】
荷を積んだ自動車などの重さを量り,積荷の重量を計測するはかり。

かじゅうしけん

かじゅうしけん [5][4] 【荷重試験】
構造物や車両・航空機などに外力を加えて,応力や変形状態を調査するための試験。加力試験。載荷試験。

かじゅうじ

かじゅうじ クワジウ― 【勧修寺】
⇒かんじゅじ(勧修寺)

かじゅうち

かじゅうち カヂユウ― [2] 【可住地】
居住可能な条件を備えた土地。地形や傾斜等をもとに可住地面積として表すことが多い。

かじゅうちじんこうみつど

かじゅうちじんこうみつど カヂユウ― [9] 【可住地人口密度】
可住地面積で人口数を割った度合。実態に近い居住密度の尺度として用いる。

かじゅうへいきん

かじゅうへいきん [4] 【加重平均】
平均値を計算する時,各項の数値にその重要度に比例した係数を掛け,各項に重みをつけてから平均すること。重みつき平均。

かじゅえん

かじゅえん クワ―ヱン [2] 【果樹園】
果物をとるために果樹を栽培する農園。果樹畑。

かじゅく

かじゅく [1][0] 【家塾】
個人が設立・経営する塾。私塾。

かじゅくじ

かじゅくじ クワジユク― [3] 【過熟児】
(1)出産予定日よりかなり遅れて生まれた子供。
(2)著しく体重の多い新生児。通常4キログラム以上ある場合にいう。巨大児。

かじゅじ

かじゅじ クワジユ― 【勧修寺】
⇒かんじゅじ(勧修寺)

かじょ

かじょ 【歌女】
(1)うたいめ。
(2)ミミズの異名。[本草和名]

かじょ

かじょ [1] 【家女】
(1)その家に生まれた女。家つき娘。
(2)旧民法で,養子からみて養家にいる女子をさした語。

かじょ

かじょ クワ― [1] 【花序】
花軸についている花の配列状態。無限花序と有限花序に大別される。
花序[図]

かじょ

かじょ [1] 【加除】 (名)スル
加えることと除くこと。「条文を―する」

かじょ

かじょ [1] 【加叙】
位階が昇進すること。加階。

かじょう

かじょう クワジヤウ 【官掌】
〔「かんしょう」の転〕
律令制下,太政官の弁官の下にあって,雑役に従った下級職員。

かじょう

かじょう クワヂヤウ [0] 【火定】
〔仏〕
(1)「火生(カシヨウ)」に同じ。
(2)修行者が自ら焼身死することによって入定すること。
→水定(スイジヨウ)
→土定(ドジヨウ)

かじょう

かじょう [0] 【下情】
庶民の生活の実情や人情。しもじもの様子。「―に通じた政治家」

かじょう

かじょう [0] 【河上】
(1)河の水面。「―の舟」
(2)河辺。

かじょう

かじょう【過剰】
an excess;→英和
a surplus.→英和
〜の superfluous.→英和
‖過剰人口 surplus[overflowing]population.過剰防衛 excessive self-defense.意識過剰 overconsciousness.生産過剰 overproduction.

かじょう

かじょう【箇条】
an article;→英和
an item;→英和
a provision (規約).→英和
〜書にする itemize.→英和

かじょう

かじょう [0] 【嘉祥】
陰暦六月一六日の行事。室町後期に始まったというが,起源・由来などは未詳。江戸時代には大名・旗本が総登城して,将軍から菓子を賜る儀式が行われた。嘉祥食い。

かじょう

かじょう 【箇条・個条】
■一■ [0] (名)
事柄によっていくつかに分けて書き並べたものの,一つ一つ。「該当する―」
■二■ (接尾)
(「か条」「ケ条」とも書く)助数詞。数を表す漢語に付いて,条項や項目の数を数えるのに用いる。「三―からなる要求」

かじょう

かじょう [0] 【架上】
棚の上。架の上。

かじょう

かじょう クワデウ [0] 【科条】
法律。規則。また,その条項。

かじょう

かじょう クワヂヤウ [0] 【科場】
中国で,科挙(カキヨ)の試験を行う場所。転じて,試験場のこと。

かじょう

かじょう [0] 【家乗】
家の記録。一家の歴史。

かじょう

かじょう クワジヤウ 【過状】
過怠をわびる公文書。「検非違使―奉りけるとぞ/続古事談 5」
→怠状

かじょう

かじょう [0] 【家醸】
自分の家で造った酒。

かじょう

かじょう クワジヤウ [0] 【渦状】
うずまきのような状態。うずまきがた。「―紋」

かじょう

かじょう [0] 【家常】
日常のこと。ごくありふれたこと。禅家で用いる語。

かじょう

かじょう クワ― [0] 【過剰】 (名・形動)[文]ナリ
適当な分量や程度を超えていること。多すぎること。また,そのさま。「―な供給」「自意識―」

かじょうがき

かじょうがき [0] 【箇条書き】
事柄をいくつかに分けて書き並べること。また,その形式で書いたもの。「問題点を―にする」

かじょうきょうせい

かじょうきょうせい クワ―ケウ― [4] 【過剰矯正】
〔hypercorrection〕
語句の発音・形・用法が正しいにもかかわらず,それを社会的な権威のある方言・言語の規則に基づく類推によって誤りあるいは不適切と判断し,訂正すること。標準語の「ぜ(せ)」がジェ(シェ)と発音される松江市などで,「 JR 」をゼーアールと発音する類。過剰修正。

かじょうぎんが

かじょうぎんが クワジヤウ― [4] 【渦状銀河】
⇒渦巻銀河(ウズマキギンガ)

かじょうさはん

かじょうさはん [4] 【家常茶飯】
〔「家庭の平素の食事」の意〕
普通のこと。ありふれたこと。

かじょうせいさん

かじょうせいさん クワ― [4] 【過剰生産】
需要量を超えて生産されること。これが経済全体にわたるとき恐慌になるとされる。

かじょうだいし

かじょうだいし カジヤウ― 【嘉祥大師】
吉蔵(キチゾウ)の尊称。

かじょうにじ

かじょうにじ クワ― [2] 【過剰虹】
虹の内側の紫のさらに内側に出ることのある,赤・黄・紫などの狭い色帯。

かじょうひなん

かじょうひなん クワ― [4] 【過剰避難】
〔法〕 緊急避難として認められる限度を超えた行為。違法なものとされるが,情状により刑が軽減,または免除される。
→緊急避難

かじょうほうそう

かじょうほうそう クワ―ハウサウ [4] 【過剰包装】
必要以上に商品・製品を包装すること。

かじょうぼうえい

かじょうぼうえい クワ―バウヱイ [4] 【過剰防衛】
〔法〕 正当防衛として必要な限度を超えた防衛行為。違法なものとされるが,情状により刑を軽減,または免除される。
→正当防衛

かじょうりゅうどうせい

かじょうりゅうどうせい クワ―リウドウ― [0] 【過剰流動性】
通貨(流動性)の量が,正常な経済活動に必要な適正水準を上回り,インフレーションが発生する状態。

かじょうるいてん

かじょうるいてん クワデウ― 【科条類典】
江戸時代の刑律条例書。二巻。徳川家治の命により,松平武元ら編。1767年完成。徳川吉宗が公事方御定書(クジガタオサダメガキ)編纂のために収集した文書・記録類を御定書の各条別に編集したもの。

かじりつく

かじりつ・く [4] 【齧り付く】 (動カ五[四])
(1)かみつく。かぶりつく。「リンゴに―・く」
(2)しっかりとりつく。しがみついて離れまいとする。また,懸命に取り組む。「母親に―・く」「石に―・いてもやりぬく」「机に―・いて勉強する」
(3)地位などから離れまいとして,未練がましくしがみつく。「社長のいすに―・く」
[可能] かじりつける

かじりつく

かじりつく【齧り付く】
cling[stick] <to> ;→英和
fasten one's teeth <into> (歯で).

かじる

かじる【齧る】
(1) gnaw <at> ;→英和
nibble <at> .→英和
(2) have a smattering <of> ;→英和
know a bit <of> (少し知る).→英和

かじる

かじ・る [2] 【齧る】 (動ラ五[四])
(1)かたいものの一部を,少しずつ歯でかんで削り取る。「リンゴを―・る」
(2)ある分野の勉強を始めてすぐにやめてしまう。「ロシア語を少し―・りました」
[可能] かじれる
[慣用] 親の臑(スネ)を―/石に齧り付いても

かじろうどう

かじろうどう [3] 【家事労働】
家庭内でなされる炊事・掃除などの家事を,労働として把握するとき用いられる概念。育児・介護などを含む場合もある。マルクス主義フェミニズムは,家事労働が,労働力再生産という資本にとって不可欠の労働でありながら,家庭内の私的労働として主として女性の手により無償で行われていることに,現代の男性支配の根拠を見出だす。

かじわたる

かじわたる カヂ― 【鹿地亘】
(1903-1982) 小説家・評論家。大分県生まれ。本名,瀬口貢。東大卒。第二次大戦中,中国で反戦運動に従事。戦後,1951年(昭和26)在日米軍の諜報機関に拉致され,いわゆる「鹿地事件」に遭遇した。

かじわら

かじわら カヂハラ 【梶原】
姓氏の一。

かじわら

かじわら カヂハラ 【梶原】
〔梶原景時の故事から〕
(1)嫌われ者・憎まれ者の異名。「うとまるる身は―か厄払ひ(芭蕉)/射水川」
(2)ゲジの異名。「蚰蜒(ゲジゲジ)は―といへり/鶉衣」

かじわらかげすえ

かじわらかげすえ カヂハラカゲスヱ 【梶原景季】
(1162-1200) 鎌倉初期の武将。景時の子。通称源太。宇治川の戦いで名馬磨墨(スルスミ)を駆って佐々木高綱と先陣を競った。また,生田の森の合戦では箙(エビラ)に梅の枝を差して戦った。父とともに駿河狐崎で戦死。

かじわらかげとき

かじわらかげとき カヂハラ― 【梶原景時】
(?-1200) 鎌倉初期の武将。通称平三。石橋山の戦いで源頼朝を救って重用された。弁舌に巧みで,源義経を讒(ザン)して失脚させ,のち頼家に結城朝光を讒したが,三浦義村らの弾劾を受けて鎌倉を追放,狐崎で子の景季とともに戦死。

かじわらなおかげ

かじわらなおかげ カヂハラナホカゲ 【梶原直景】
江戸初期の柔術家。梶原流柔術の祖。尾張徳川家に仕えた。生没年未詳。

かじわらりゅう

かじわらりゅう カヂハラリウ 【梶原流】
古武術の一流派。柔術を主として,居合い・縄術などを含む。三代目梶原源左衛門直景が尾張家に仕えて有名となった。制剛流。

かじん

かじん [0] 【下塵】
風下にいて浴びるほこり。後塵。

かじん

かじん [1] 【家人】
同じ家で一緒に生活している人。家族。

かじん

かじん クワ― [1] 【華人】
(1)中国人。
(2)居住国の国籍・市民権を取得した華僑の自称。

かじん

かじん クワ― [0] 【過甚】 (名・形動)[文]ナリ
程度がはなはだしい・こと(さま)。過激。「偏頗なく節適にして―ならざる/明六雑誌 15」

かじん

かじん [1][0] 【歌人】
和歌を詠むことを専門とする人。また,歌を詠む人。歌よみ。

かじん

かじん クワ― [1] 【寡人】 (代)
〔徳の寡(スクナ)い者の意〕
一人称。帝王・諸侯などが自分をさしていう語。[ヘボン(三版)]

かじん

かじん【佳人】
a beautiful woman;a beauty.→英和

かじん

かじん【家人】
the family;→英和
one's folks.

かじん

かじん【歌人】
a poet;→英和
a poetess (女).→英和

かじん

かじん [1][0] 【佳人】
美しい女の人。

かじん=は居ながらにして名所(メイシヨ)を知る

――は居ながらにして名所(メイシヨ)を知る
歌人は実際にその場に行かなくても,古歌や歌枕を調べて天下の名所の様子を知っている。

かじんけいざいけん

かじんけいざいけん クワ― [6] 【華人経済圏】
1980年代以降経済的結合を強めている香港・台湾・中国大陸(とりわけ広東省と福建省)の三地域。

かじんのきぐう

かじんのきぐう 【佳人之奇遇】
小説。東海散士作。1885(明治18)〜97年刊。世界の独立運動の歴史を描いて,日本の自由と独立を熱情こめて訴えた明治政治小説の代表作の一。

かじんはくめい

かじんはくめい [1] 【佳人薄命】
〔蘇軾「薄命佳人」から〕
美人には生まれつき病弱であったり,数奇な運命にもてあそばれたりして,不幸な者や命短い者が多いということ。美人薄命。

かす

か・す クワ― [1] 【化す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「化する」の五段化〕
「化する」に同じ。「一夜にして荒野と―・す」
[可能] かせる
■二■ (動サ変)
⇒かする

かす

か・す クワ― 【和す】 (動サ変)
(1)他のものととけ合った状態にする。調和させる。わする。「虫声の喞々に―・して/蜃中楼(柳浪)」
(2)なごませる。やわらげる。「人ノ心ヲ―・スル/日葡」

かす

かす【粕[糟・滓]】
dregs (酒・コーヒーなどのおり);→英和
<sake> lees (粕);scum (浮き滓);→英和
dross (鉄滓);→英和
refuse (くず).→英和
人間のかす the scum of society.

かす

か・す [0] 【仮す】 (動サ五[四])
(1)仮に与える。「然れども些少も之に権力を―・すべからず/明六雑誌 6」「―・すに時日を以てす(=時間ヲ与エル)」
(2)罪をゆるす。見逃す。仮借(カシヤク)する。「苟(イヤシク)も其罪を―・すことなからしめば/新聞雑誌 54」
〔(1)は「貸す」とも書く〕
[可能] かせる

かす

かす [1] 【糟・粕】
〔「かす(滓)」と同源〕
もろみから酒をしぼり取ったあとに残るもの。漬物などに使う。酒かす。

かす

かす【貸す】
(1) lend;→英和
advance <money> .→英和
(2) rent <a room to a person> ;→英和
<英> let (家などを);→英和
lease (土地を);→英和
hire out <a boat> (賃貸).
(3) give <a person> credit (掛売り).
手を〜 lend[give]a (helping) hand <to> .

かす

か・す クワ― [1] 【科す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「科する」の五段化〕
「科する」に同じ。「実刑を―・す」
[可能] かせる
■二■ (動サ変)
⇒かする

かす

か・す クワ― [1] 【課す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「課する」の五段化〕
「課する」に同じ。「重税を―・す」
[可能] かせる
■二■ (動サ変)
⇒かする

かす

か・す [1] 【嫁す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「嫁する」の五段化〕
「嫁する」に同じ。「どこにも―・さないで一生を終えた」
■二■ (動サ変)
⇒かする

かす

か・す [1] 【架す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「架する」の五段化〕
「架する」に同じ。「橋を―・す」
[可能] かせる
■二■ (動サ変)
⇒かする

かす

か・す [0] 【貸す・藉す】 (動サ五[四])
(1)あとで返してもらう約束で一時的に品物・金を他人に渡したり使わせたりする。
⇔借りる
「本を―・す」「一万円―・す」「学生に部屋を―・す」
(2)自分の知恵や能力を,他人のために使う。「君の知恵を―・してもらいたい」「会社再建に力を―・す」「手を―・す」「弟に肩を―・してもらって医者へ行った」「耳を―・す(=他人ノ発言ヲ聞ク)」「顔を―・す」
〔近世以前は多く「借す」と書いた〕

かす

かす 【滓】
■一■ [1] (名)
(1)液体の底にたまる沈殿物。液体をこしたあとに残る不純物。
(2)必要な部分を取ったあとに残るもの。くず。
(3)ねうちのないもの。ひどくつまらないもの。「バーゲン-セールで―をつかまされた」「人間の―」
(4)花合わせで,一点ふだ。かすふだ。
■二■ (接頭)
〔近世語〕
人を表す語に付いて,あなどりの気持ちやののしりの気持ちを表す。「―客」「―奴(ヤツコ)」

かす

か・す 【淅す・浸す・漬す】 (動サ四)
(1)水に浸す。水につける。「秋刈りし室のおしねを思ひ出でて春ぞたなゐに種ぞ―・しける/堀河百首」
(2)米をとぐ。[名義抄]

かす

か・す 【痂す・悴す】 (動サ下二)
⇒かせる

かす

か・す 【呵す】 (動サ変)
⇒かする

かす=を食う

――を食・う
小言を言われる。しかられる。主に,演劇関係で使われる語。

かすい

かすい [0] 【加水】
水を加えること。

かすい

かすい クワ― [0] 【花穂】
花柄が無いかまたは短い花が,一本の軸に群がりついている花序。穂状花序・総状花序など。

かすい

かすい クワ― [1] 【火水】
(1)火と水。たいへんつらいこと,困難なことにもたとえる。「―も辞さず」
(2)性質を異にし相容れないもののたとえ。「精神上の―の争ひ/描写論(花袋)」

かすい

かすい [0] 【仮睡】 (名)スル
うたたね。仮眠。「車中で―する」

かすい

かすい [0] 【下垂】 (名)スル
たれさがること。「胃―」「五弁花を―する」

かすい

かすい [0] 【歌吹】
歌をうたい笛を吹くこと。

かすい

かすい クワ― [0] 【禾穂】
イネ科植物,特に穀類の花序。

かすい

かすい [1] 【河水】
河の水。河の流れ。

かすいかい

かすいかい 【歌吹海】
歌舞・音曲などの盛んに行われる所。遊里。「三谷麁弾(スガガキ)の―に/浮世草子・好色万金丹」

かすいさい

かすいさい 【可睡斎】
静岡県袋井市久能にある曹洞宗の寺。山号は万松山。1407年如仲天誾(テンギン)の創建で東陽軒と称した。徳川家康の帰依を得て現号に改名。明治初年,秋葉寺より三尺坊大権現を移してから,秋葉総本殿とも呼ばれ火災除けの験があるとして,信仰される。

かすいたい

かすいたい [0] 【下垂体】
⇒脳下垂体(ノウカスイタイ)

かすいどり

かすいどり カスヒ― [2] 【蚊吸い鳥】
鳥,ヨタカの異名。

かすいぶんかい

かすいぶんかい [4] 【加水分解】 (名)スル
一般に,化合物が水と反応して起こす分解反応。特に,弱酸あるいは弱塩基の塩が水に溶け,生じた弱酸あるいは弱塩基のイオンが水と反応すること。その他,エステルが水と反応して酸とアルコールを生じるなどの有機化合物の水による分解反応。弱酸・弱塩基あるいはその塩類の可逆的な加水分解を加水解離ともいう。

かすいぶんかいこうそ

かすいぶんかいこうそ [8] 【加水分解酵素】
生体内の加水分解反応を触媒する酵素の総称。ヒドロラーゼ。分解される化合物や結合によりエステラーゼ・グリコシダーゼ・プロテアーゼ・ヌクレアーゼなどがある。

かすう

かすう [2] 【加数】
加法で,加える方の数。�+� の � をいう。
⇔被加数

かすう

かすう [0] 【遐陬】
〔「遐」は遠い,「陬」は隅の意〕
都から遠いへんぴな所。辺地。「―僻境」

かすう

かすう [2] 【仮数】
常用対数の値を整数部分と小数部分に分けたときの,その小数部分。
→指標

かすう

かすう [2] 【価数】
(1)元素の原子価を表す数値。また,ある基(原子あるいは原子団)が他の原子と化学結合をいくつ作りうるかを表す数値。
(2)イオンのイオン価を表す数値。
(3)酸の塩基度,塩基の酸度を,それぞれ表す数値。
→塩基度
→酸度
(4)有機化合物の分子一個が,ある基を何個もっているかを表す数値。特に,アルコール・カルボン酸について,その分子一個がもっている水酸基・カルボキシル基の数。

かすお

かすお [2] 【糟尾】
(1)白髪まじりの頭髪。半白(ハンパク)。
(2)絣(カスリ)の模様のある矢羽根。

かすか

かすか【幽[微]かな(に)】
faint(ly);→英和
dim(ly);→英和
slight(ly) (軽少).→英和

かすか

かすか [1] 【幽か・微か】 (形動)[文]ナリ
(1)物の形・音などがかろうじて認められる程度であるさま。勢いがなくて,弱々しいさま。「―な音」「―な記憶」「―に息をしている」
(2)物寂しいさま。人けのないさま。「人多う住み侍りけるを。今はいと―にこそなり行くめれ/源氏(夢浮橋)」
(3)人目につかぬさま。「七八人ばかり御供にて,いと―にいで立ち給ふ/源氏(須磨)」
(4)みすぼらしいさま。貧弱なさま。「―なる渡世に年月かさねしうちに/浮世草子・桜陰比事 4」

かすかす

かすかす
■一■ [1][0] (副)スル
(1)(「と」を伴うこともある)食物の水気が乏しいさま。「―(と)していてまずい」
(2)どうにかこうにか。やっとのことで。「―,間に合った」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(1)}に同じ。「―の大根」
(2)かろうじて満たしているさま。「―で予選を通過した」「電車賃にさえ―だ」

かすかべ

かすかべ 【春日部】
埼玉県東部にある市。日光街道の宿場町から発達。春日部氏の旧領。箪笥(タンス)・下駄などの桐製品を特産。住宅地として発展。

かすが

かすが 【春日】
〔「春日」の表記は「かすが」にかかる枕詞「春日(ハルヒ)」を当てたもの〕
(1)奈良市春日野町の春日神社一帯の称。また,奈良市およびその付近の称。
(2)福岡県北西部の市。福岡市の南に接する住宅都市。

かすが

かすが 【春日】
姓氏の一。

かすがい

かすがい カスガヒ [0][2] 【鎹】
(1)二本の材木をつなぎとめるための両端の曲がった大釘。
(2)二つのものをつなぎとめる役をするもの。「子は―」
(3)戸締まりに用いる金具。かけがね。「―もとざしもあらばこそ/催馬楽」
鎹(1)[図]

かすがい

かすがい【鎹】
<fasten with> a cramp.→英和

かすがい

かすがい カスガヰ 【春日井】
名古屋市北東部に隣接する市。製紙・陶器・電気器具などの工業が盛ん。

かすがいじあん

かすがいじあん カスガヒ― 【鎹思案】
二つのことをどちらも成就しようとする考え。鎹分別。「頼朝に出つくはさば,本望とげんと入込みし―の抜目なく/浄瑠璃・壇浦兜軍記」

かすががた

かすががた [0] 【春日形】
「春日灯籠(ドウロウ){(1)}」に同じ。

かすがごんげん

かすがごんげん 【春日権現】
春日神社の祭神。春日明神。

かすがごんげんけんき

かすがごんげんけんき 【春日権現験記】
絵巻。二〇巻,目録一巻。絵は絵所預高階隆兼,詞は鷹司基忠ほか三人の筆写。春日神社創建の由来と霊験奇瑞譚約五八話を収録。西園寺公衡(キンヒラ)が発願し,1309年同神社に奉納。

かすがしんこう

かすがしんこう [4] 【春日信仰】
春日神社に対する信仰。本来は藤原氏の氏神信仰であったが,三笠山への神体山信仰,雷神信仰,竜神信仰など多様な信仰形態をもつにいたった。春日講が組織されて全国に広まった。若宮祭りや神鹿尊崇などで知られる。

かすがじんじゃ

かすがじんじゃ 【春日神社】
奈良市春日野町にある神社。祭神は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)・経津主命(フツヌシノミコト)・天児屋根命(アメノコヤネノミコト)・比売神(ヒメノカミ)。平城遷都後,藤原氏により創建されたと伝えられ,その氏神として藤原氏の興隆とともに栄えた。1946年(昭21)春日大社と改称。

かすがすぎ

かすがすぎ [3] 【春日杉】
スギの代表的銘木の一。奈良県春日山周辺に生育する。優雅な笹杢(ササモク)が現れ,天井板や盆・手箱など木工芸用材として賞用される。

かすがせんあん

かすがせんあん 【春日潜庵】
(1811-1878) 幕末・明治初期の儒者。京都久我家の臣。陽明学を信奉して国事に奔走。安政の大獄に連座。維新後,奈良県知事。著「潜庵遺稿」など。

かすがたいしゃ

かすがたいしゃ 【春日大社】
「春日神社(カスガジンジヤ)」に同じ。

かすがづくり

かすがづくり [4] 【春日造り】
神社建築の一。春日神社の本殿に代表される。妻入の切妻造りの母屋の前方に庇(ヒサシ)を延ばして向拝とし,屋根に反りをつける。
春日造り[図]

かすがどうろう

かすがどうろう [4] 【春日灯籠】
(1)春日神社で使われている石灯籠に代表される石灯籠の形式。火袋は六角柱で,二面に雌雄の鹿,他の二面に雲形の日月が彫られ,残りの二面は彫りぬかれている。
(2)春日神社にある釣り灯籠。また,それを模したもの。

かすがどりい

かすがどりい [4] 【春日鳥居】
春日神社の一の鳥居に代表される鳥居の形式。柱径が太く,わずかに内側に傾き,島木・笠木の反りは少なく,額束(ガクヅカ)がある。
→鳥居

かすがの

かすがの 【春日野】
奈良,春日山麓に広がる野。((歌枕))「―の若菜つみにやしろたへの袖ふりはへて人のゆくらむ/古今(春上)」

かすがのおゆ

かすがのおゆ 【春日老】
奈良時代の官僚・歌人。従五位下,常陸介。万葉集に八首収められている。春日倉老。生没年未詳。

かすがのしんぼく

かすがのしんぼく [1] 【春日の神木】
春日神社の神体とされた榊(サカキ)。
→神木動座

かすがのつかい

かすがのつかい [1] 【春日の使】
古代,春日祭の前日,神馬(ジンメ)を奉献するために遣わされた勅使。摂関家の者で,近衛中将・少将が当てられた。春日祭使。

かすがのつぼね

かすがのつぼね 【春日局】
(1579-1643) 徳川三代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光の将軍継嗣に尽力。大奥を統率し,内外に勢力を振るった。湯島に天沢寺(麟祥院)を建立。

かすがばん

かすがばん [0] 【春日版】
〔春日神社に奉納されたものが多いところからいう〕
平安末期から鎌倉時代にかけて興福寺で開版された仏典。版が整然として文字は太め,墨色も美しい。

かすがふじおり

かすがふじおり [4] 【春日藤織】
奈良地方特産の絽(ロ)織物。古くは藤の靭皮(ジンピ)繊維で,のちには大麻・苧麻(チヨマ)を用いて織った。夏帯地・夏襟地にする。春日藤布(トウフ)。春日藤(カスガトウ)。

かすがぼん

かすがぼん [3] 【春日盆】
表を朱,裏を黒く漆を塗り,螺鈿(ラデン)などをほどこした高坏(タカツキ)または平盆。

かすがまい

かすがまい [0] 【春日舞】
春日神社で,巫女(ミコ)が奏する神楽舞。

かすがまさじ

かすがまさじ 【春日政治】
(1878-1962) 国語学者。長野県生まれ。九大教授。訓点語研究の発展に努めた。著「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」「古訓点の研究」「仮名発達史序説」など。

かすがまつり

かすがまつり 【春日祭】
春日神社の例祭。古くは陰暦二月・一一月の上(カミ)の申(サル)の日に行われたので申祭ともいう。朝廷から勅使が遣わされ,斎女が参向するなど,盛大に行われた。明治以後は三月一三日。三勅祭の一。申祭(サルマツリ)。春日の祭。かすがさい。[季]春。

かすがまんだら

かすがまんだら [4] 【春日曼荼羅】
春日信仰に基づく曼荼羅。春日の本地仏を表した本地曼荼羅のほか,神鹿が神鏡をかけた榊(サカキ)を負う図柄の鹿曼荼羅,春日神社を鳥瞰(チヨウカン)的に描いた宮曼荼羅など各種ある。鎌倉・室町時代に流行した。

かすがみょうじん

かすがみょうじん 【春日明神】
「春日権現(ゴンゲン)」に同じ。

かすがやま

かすがやま 【春日山】
新潟県上越市にある山。上杉謙信の居城,春日山城址がある。

かすがやま

かすがやま 【春日山】
春日神社背後の山の総称。狭義には,最高峰の花山(海抜497メートル)をさす。古来,神域として斧を入れなかったので原始林におおわれている。((歌枕))「―いはねの松は君がため千とせのみかはよろづよぞへむ/後拾遺(賀)」

かすがやまじょう

かすがやまじょう 【春日山城】
上越市春日山に築かれた城。上杉家の居城であったが,のち堀秀治が城主となる。1607年堀家が福島城に移り廃城。

かすがりゅうじん

かすがりゅうじん 【春日竜神】
能の一。五番目物。明恵上人(ミヨウエシヨウニン)が天竺(テンジク)に渡ろうとして暇(イトマ)ごいのため春日神社に参詣すると,竜神が現れて奇瑞(キズイ)を見せ,思いとどまらせる。

かすがわかみやじんじゃ

かすがわかみやじんじゃ 【春日若宮神社】
春日神社の摂社の一。祭神は天押雲根命(アマノオシクモネノミコト)。一二月の例祭「御祭(オンマツリ)」が著名。

かすきゃく

かすきゃく 【糟客】
〔「かすぎゃく」とも〕
商売上もうけの少ない客。客のなかのくず。「見る影もない―がたつた一人/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」

かすけごう

かすけごう [2][3] 【加助郷】
江戸時代,交通量の増大に伴って新たに追加された助郷。増(マシ)助郷。
→助郷

かすげ

かすげ [2][0] 【糟毛】
馬の毛色の名。灰色に白の差し毛のあるもの。「―なる馬に金覆輪の鞍置きて/盛衰記 29」

かすざめ

かすざめ [2][0] 【糟鮫】
ツノザメ目の海魚。全長2メートルに達する。平べったく胸鰭(ムナビレ)が特に発達してエイに近い形であるが,鰓穴(エラアナ)が体側に開く。背は茶褐色で腹は白い。肉はかまぼこの原料とし,皮はさめやすりとして利用する。卵胎生。本州中部以南に分布。

かすじる

かすじる [3][0] 【粕汁・糟汁】
酒粕を溶いて入れた汁。塩ザケ・塩ブリや野菜などを実とする。[季]冬。

かすず

かすず [2][0] 【糟酢・滓酢】
酒粕からつくった食酢。

かすづけ

かすづけ【粕漬】
fish[vegetables]pickled in sake lees.

かすづけ

かすづけ [0] 【粕漬(け)・糟漬(け)】
酒粕を調味した床に,肉・魚・野菜などを漬けた物。奈良漬け・わさび漬けなど。

かすとり

かすとり [0] 【粕取り・糟取り】
(1)酒粕を蒸留してとった焼酎。独特の香味がある。粕取り焼酎。
(2)米またはイモから急造した粗悪な密造酒。第二次大戦直後に盛行。

かすとりざっし

かすとりざっし [5] 【粕取り雑誌】
低劣な記事を主とした雑誌。粕取りを三合飲めば酔いつぶれることから三号でつぶれる雑誌の意という。

かすふ

かすふ [0] 【糟斑】
(1)馬の毛色の名。黒毛の中に白い斑のあるもの。
(2)鷹の羽の矢羽で,黒くて白斑のあるもの。

かすぶ

かす・ぶ 【求ぶ】 (動バ下二)
奪い取る。かすめ取る。「速に山に向(ユ)きて彼の王を―・べ捉(カラ)むべし/日本書紀(皇極訓)」

かすまぐさ

かすまぐさ [3]
マメ科の越年草。各地の田野山麓に自生。高さ50センチメートル内外。カラスノエンドウとスズメノエンドウとに形状が似,その中間形を示すのでその頭文字をとって名付けられた。

かすみ

かすみ [0] 【霞】
(1)空気中に浮遊するごく小さな水滴・ちりなどのために,遠くのものがはっきり見えなくなる現象。また,そのために,山腹などに帯状に見える薄雲のようなもの。普通,春のものをいう。[季]春。「―がたなびく」
→霧
(2)(「翳」とも書く)視力が落ちたりして,物がぼんやりとして見えること。「目に―がかかる」
(3)朝焼け。夕焼け。[和名抄]
(4)酒の異名。「―を入るる徳利一対/大句数」
(5)「霞網(カスミアミ)」に同じ。
(6)「霞割り」に同じ。

かすみ

かすみ【霞】
(a) haze;→英和
(a) mist.→英和
〜のかかった hazy;→英和
misty.→英和

かすみ=に千鳥

――に千鳥
〔霞は春のもの,千鳥は冬のものであることから〕
釣り合わないこと,またはありえないことのたとえ。「雲にかけはし―/浄瑠璃・日本武尊」

かすみ=を食う

――を食・う
〔仙人は霞を食って生きると信じられたことから〕
俗世間を超越して生きる。

かすみあみ

かすみあみ [3][0] 【霞網】
張り網の一。ごく細い糸で編んだ,小さな目の長い網。大群をなして渡ってくるツグミ・アトリなどの小鳥を捕らえる。現在,使用が禁止されている。[季]秋。

かすみいし

かすみいし [3] 【霞石】
ナトリウムのアルミノケイ酸塩鉱物の一。六方晶系。無色ないし灰白色で,ガラス光沢がある。アルカリ岩中に産し,ガラスや窯業の原料とする。

かすみいり

かすみいり [0] 【霞入り】
金銀糸または柞蚕糸(サクサンシ)を霞状に織り込んだり縫い込んだりした織物。

かすみがうら

かすみがうら 【霞ヶ浦】
茨城県南東部,利根川下流域にある海跡湖。琵琶湖に次ぐ日本第二の大湖。面積168平方キロメートル。帆引き網によるワカサギ漁が知られる。近年水質汚濁がすすんでいる。

かすみがせき

かすみがせき 【霞が関】
東京都千代田区南部の中央官庁街。外務・大蔵・文部・法務などの各省庁舎や合同庁舎が集中し,永田町とともに日本の政治・行政の中心地。古く,同名の関所が置かれていたことからの称。霞ヶ関。

かすみがせきビル

かすみがせきビル 【霞が関―】
我が国最初の超高層建築。1968年(昭和43)竣工。高さ147メートル,地上三六階建て。柔構造による耐震構造を採用し,超高層時代の先駆となった。

かすみぐみ

かすみぐみ [0] 【霞組(み)】
障子・格子などの組み方の一。桟を互い違いに組んで,霞の棚引くさまに模したもの。

かすみさんしょううお

かすみさんしょううお [6] 【霞山椒魚】
有尾目の両生類。体長7〜11センチメートル。背面は暗褐色ないし黄褐色で,小黒斑が散在し,腹面は淡色,尾の上下の縁に黄色の線がある。繁殖期以外は森林などの落葉や倒木の下など湿った所にすみ,昆虫・ミミズなどを食べる。本州の近畿以西と四国・九州に分布。

かすみざくら

かすみざくら [4] 【霞桜】
バラ科の落葉高木。各地の山地に生える。花はわずかに紅色を帯び,四,五月頃,葉と同時に開く。ヤマザクラに似るが,若葉は緑色で,花期はやや遅い。

かすみそう

かすみそう [0] 【霞草】
(1)ナデシコ科の多年草。ヨーロッパ・北アジア原産。観賞用に越年草として栽培し,切り花に多く使われる。高さ60センチメートル内外。葉は披針形。夏から秋にかけ,枝頂に大形の集散花序をつけ,白色の小五弁花を多数つける。ムレナデシコ。
(2)ホトケノザの別名。
霞草(1)[図]

かすみてい

かすみてい [0] 【霞堤】
河川沿いに堤防を連続的に造らずに下流端を開放し,次の堤防の上流端を堤内に延長して,重複させるように造ったもの。急流河川に多く利用される。

かすみのいのち

かすみのいのち 【霞の命】
〔仙人は霞を食って生命を延ばすという俗説から〕
長生き。長寿。

かすみのうみ

かすみのうみ 【霞の海】
(1)霞が一面にかかっているさまを海に見立てていう語。「酒折の山は―深く/浄瑠璃・日本振袖始」
(2)霞がかかっている海。

かすみのおうぎ

かすみのおうぎ 【霞の扇】
能の型。広げた扇を右横から上にあげ,ゆっくり前方水平までおろしながら前に出る。おろし扇。

かすみのころも

かすみのころも 【霞の衣】
(1)霞を春が着る衣に見立てていう語。「春のきる―ぬきを薄み/古今(春上)」
(2)〔「かすみ」に「墨」をかけて〕
鼠色の衣。喪服。「はかなしや―たちしまに/源氏(早蕨)」

かすみのほら

かすみのほら 【霞の洞】
(1)仙人の住む所。
(2)上皇の御所。仙洞(センドウ)。「げに千世をこめたる―なり/増鏡(おどろの下)」

かすみのまゆ

かすみのまゆ 【霞の眉】
江戸時代の化粧法。眉墨を薄くほんのりと引いた眉。かすみ眉。

かすみまく

かすみまく [3] 【霞幕】
歌舞伎の大道具で,白地の木綿に浅黄色で横がすみを描いた幕。浄瑠璃伴奏者の登退場を隠すのに用いる消し幕。

かすみめ

かすみめ [0][3] 【翳目】
物がかすんではっきりと見えない目。またはそのような眼病。

かすみわり

かすみわり [0] 【霞割(り)】
修験道(特に本山派・聖護院系)における先達(センダツ)や山伏たちの支配地域。転じて,権力範囲・縄張りの意。かすみ。

かすむ

かすむ【霞む】
be[grow]hazy;be dim[blurred] <with tears> (目が).

かすむ

かす・む 【掠む】
■一■ (動マ四)
(1)人の物をさっと奪い取る。「しばしば人民を―・む/日本書紀(景行訓)」
(2)人目をごまかす。あざむく。「主の身代空になし天道を―・めをる/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
■二■ (動マ下二)
⇒かすめる

かすむ

かす・む [0] 【霞む・翳む】
■一■ (動マ五[四])
(1)霞(カスミ){(1)}がかかる。また,物がぼやけて見えなくなる。《霞》「山が―・む」
(2)(多く「翳む」と書く)視力が衰えたり,涙が出たりして,ぼやけて見えなくなる。「目が―・む」
(3)他の,より目立つものに負けて,存在感がうすくなる。《霞》「ゲストが豪華なので,主賓が―・んでしまった」
■二■ (動マ下二)
⇒かすめる

かすめとる

かすめと・る [4] 【掠め取る】 (動ラ五[四])
(1)人の物を奪い取る。掠奪する。「他の部落を却(オビヤカ)し資財人畜を―・り/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
(2)相手のすきをうかがって盗む。「親の財布から―・った金」
[可能] かすめとれる

かすめる

かすめる【掠める】
(1) steal;→英和
rob <a person of a thing> .→英和
(2) graze (かする);→英和
skim <over the water> .→英和
人の目を掠めて in secret.

かすめる

かす・める [0][3] 【掠める】 (動マ下一)[文]マ下二 かす・む
〔「掠る」と同源〕
(1)すきをねらってすばやく盗む。「すきをみて,カキを―・めてきた」
(2)(多く「目をかすめて」の形で)ある人のすきをねらって,ちょっとした悪事をする意をいう。「親の目を―・めて小金(コガネ)を持ち出す」
(3)今にも触れそうにして,す早く通り過ぎる。「軒を―・めて飛ぶツバメ」「台風九号は本土を―・めて通りそうだ」
(4)ほんの一時,生じてすぐ消える。「後悔の念が一瞬,脳裏を―・めた」「大村の顔を,微かな微笑が―・めて過ぎた/青年(鴎外)」
(5)ほのめかす。におわす。「うとくおぼいたる事などうち―・め,恨みなどするに/枕草子 36」
(6)だます。欺く。「上を―・むる証拠に若宮を奪ひ奏聞せん/浄瑠璃・松風村雨」

かすめる

かす・める [0] 【翳める】 (動マ下一)[文]マ下二 かす・む
形や音声などをぼやけさせる。「―・めた声に力を入れて云ったのである/雁(鴎外)」「黒煙,天を―・めたり/太平記 10」

かすや

かすや 【粕屋】
福岡県北西部,糟屋(カスヤ)郡の町。福岡市の東に接する。駕与丁(カヨイチヨウ)池は福岡平野最大の溜め池。

かすゆざけ

かすゆざけ 【糟湯酒】
酒の糟を湯で溶かした飲み物。「堅塩を取りつづしろひ―うちすすろひて/万葉 892」

かすり

かすり [3] 【掠り・擦り】
(1)かすること。表面をさっとなでて過ぎること。
(2)上前をはねること。口銭を取ること。また,そのもうけ。「―をとる」
(3)わずかな金もうけ。「川ごしの賃銭ばかりで,台の賃が―になりやす/滑稽本・膝栗毛 7」
(4)かすり傷。「少しの―で水に浸つた故か気を失うた/歌舞伎・助六」
(5)ことば遊びの技法の一。同音異義または類似の音をもつ語によって,本来の意味とは別の意味を掛けもたせるもの。

かすり

かすり【絣】
<a kimono with> splashed patterns.

かすり

かすり [0][3] 【絣・飛白】
部分的に染めた織り糸を用いて,ところどころかすったような模様を織り出した織物。また,その模様。

かすりいわ

かすりいわ [3] 【飛白岩】
⇒斑糲岩(ハンレイガン)

かすりきず

かすりきず【掠り傷】
<get> a scratch <on the head> .→英和
〜一つ受けずに without a scratch.

かすりきず

かすりきず [3] 【擦り傷】
皮膚を物がかすってできる浅い傷。擦過傷。「―程度ですんだ」

かすりとり

かすりとり 【掠り取り】
他人の上前をはねること。また,その人。「喰いかせぎと―,為になる人稀なれば/人情本・辰巳園 4」

かすりふで

かすりふで [3] 【掠り筆】
〔「かすれふで」とも〕
(1)墨跡をかすれさせる筆法。渇筆(カツピツ)。かすれふで。
(2)水墨画で,量感などを出すためにわざと墨をかすれさせる技法。擦筆(サツピツ)。

かする

か・する [2] 【嫁する】 (動サ変)[文]サ変 か・す
(1)嫁に行く。また,嫁にやる。「―・しては夫(オツト)に従う」「お勢を―・するのが厭になつて/浮雲(四迷)」
(2)責任などを他に負わせる。転嫁する。「責任を部下に―・する」

かする

かす・る [2][0] 【掠る・擦る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)す早く通り過ぎる時に軽くこするように触れる。「車が電柱を―・った」「弾丸は頬を―・っただけで命びろいした」
(2)上前をはねる。「そば切(=蕎麦屋)のあかりを―・る夜はまぐり(=夜鷹)/柳多留 2」
(3)容器の底にわずかに残った内容物を,底をこするようにして取り出す。「壺底ヲ―・ル/日葡」
■二■ (動ラ下二)
⇒かすれる

かする

か・する [2] 【呵する】 (動サ変)[文]サ変 か・す
(1)しかる。なじる。「愚行を―・する」
(2)息を吹きかけてあたためる。「禿筆(トクヒツ)を―・する(=寒イ時ニ文章ヲ書ク)」

かする

か・する [2] 【架する】 (動サ変)[文]サ変 か・す
二つの物の上にかけ渡す。「橋を―・する」「屋上屋を―・する」

かする

か・する クワ― [2] 【科する】 (動サ変)[文]サ変 くわ・す
罰などを定めて負わせる。「懲役を―・する」

かする

かする【科する】
inflict[impose] <a penalty on a person> (刑罰を).→英和

かする

か・する クワ― [2] 【課する】 (動サ変)[文]サ変 くわ・す
租税・仕事・責任などを義務として負わせる。「税を―・する」「任務を―・する」

かする

かする【課する】
impose[levy] <a tax on> (税などを);→英和
assign <a task to a person> (仕事を);→英和
set <a person (a) homework> .→英和

かする

かする【掠る】
(1) graze (軽くさわる).→英和
(2) take a percentage <from> (上前をはねる).→英和

かする

かする【化する】
change[turn] <a thing into,to> (変化);→英和
be transformed <to,into> (変形);influence (感化).→英和
米国〜 Americanize.→英和

かする

か・する クワ― [2] 【化する】 (動サ変)[文]サ変 くわ・す
(1)形や性質が別のものに変わる。また,変わらせる。変える。「戦災で焦土と―・する」「荒れ地を―・して美田とする」
(2)影響を受けて変わる。同化する。また,導いて変わらせる。感化する。教化する。「徳をもって人を―・する」

かすれ

かすれ [3] 【掠れ・擦れ】
(1)かすれること。「文字の―」「声の―」
(2)商品が不足してくること。「品―」

かすれ

かすれ【掠れ声】
a husky voice.

かすれきず

かすれきず [3] 【擦れ傷】
「かすりきず」に同じ。

かすれふで

かすれふで [3] 【掠れ筆】
「かすりふで」に同じ。

かすれる

かすれる【掠れる】
get hoarse[husky](声が);become scratchy (ペンが);become blurred (字が).

かすれる

かす・れる [3][0] 【掠れる・擦れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かす・る
(1)墨・絵の具・インクなどの量が少なくて,書いた字や線の一部が切れ切れに白く欠ける。「字が―・れる」
(2)声がしわがれる。「声が―・れる」「―・れた声」

かず

かず クワヅ [1] 【火途】
三途(サンズ)の一。地獄道(ジゴクドウ)のこと。

かず

かず【数】
a number;→英和
a figure (数字).→英和
〜でこなす make (good) profits by quantity sales.〜限りない countless;→英和
innumerable.→英和

かず

かず 【数】
■一■ [1] (名)
(1)物の多少や順序を表す言葉。一,二,三の類。また,それを表す文字。
(2)物の数量。「人の―を数える」「―が合わない」
(3)数量の多いこと。古語では多く「かずの」の形で使われる。「―をこなす」「―ある作品中の名作」「今我等―の仏を見奉りつ/栄花(鳥の舞)」
(4)数えあげるほどに価値のあるもの。下に打ち消しの語を伴っていう場合が多い。「物の―でない」「物の―にも入らない」
(5)あるものを構成する,同類の仲間。「亡き―に入る」「この御殿移りの―の内には交じらひ給ひなまし/源氏(玉鬘)」
(6)数を数える時に,しるしとして使う物。特に,勝負の点数を数える時の串など。「―には,榛とかやいふなる木の枝にかねの鵯鳥をぞすゑし/たまきはる」
■二■ (接頭)
〔近世語〕
名詞に付いて,ありふれた,安っぽい,粗末な,などの意を表す。「―扇」「―具足」

かず

かず [1] 【下図】
下に示した図。
⇔上図
「―参照」

かず=でこなす

――でこな・す
一つ当たりの利益などが少ないので,多くの量を扱って通常程度の利益などを生み出す。

かず=なら∘ず

――なら∘ず
とるに足りない。数にもあらず。「―∘ぬ下部(シモベ)どもなどだに/源氏(初音)」

かず=ならぬ身(ミ)

――ならぬ身(ミ)
とるに足りないわが身。

かず=にもあら∘ず

――にもあら∘ず
「数ならず」に同じ。「この―∘ずおとしめ給ふ山里の人こそは/源氏(朝顔)」

かず=の外(ホカ)

――の外(ホカ)
定員外であること。かずよりほか。「白壁皇子―にて位に付き給ふべくもなかりけるに/十訓 6」

かず=より外(ホカ)

――より外(ホカ)
(1)「数の外(ホカ)」に同じ。「―の大納言になさむ事は難し/落窪 4」
(2)とるに足りないこと。「都にて月をあはれと思ひしは―のすさびなりけり/山家(秋)」

かず=をこなす

――をこな・す
(1)多数の物を処理する。
(2)多くの経験を積む。「人前での発表は―・している」

かず=を尽くす

――を尽く・す
(多く「数をつくし(て)」の形で)あるだけすべて。残らず。「―・して踏み殺しつ/今昔 4」

かず=を頼む

――を頼・む
協力する人数の多さをたよりに事をなす。

かず=知らず

――知らず
数え切れないほど多い。

かず=知れぬ

――知れぬ
数えつくせないほど多い。数知れない。

かず=限りない

――限りな・い
数え切れないほど多い。無数である。

かずい

かずい [0][1] 【嘉瑞】
めでたいしるし。吉兆。瑞祥。

かずい

かずい クワ― [0] 【花蕊】
花のしべ。雄しべと雌しべ。花心。

かずう

かず・う カズフ 【数ふ】 (動ハ下二)
「かぞえる」に同じ。「宰相中将など―・ふべきにもあらず/栄花(松の下枝)」

かずうち

かずうち [0] 【数打ち】
仕入れ物用に,打ち物鍛冶が大量生産した刀や槍。作者の銘は入れないものが多いが,鍛冶の一派がすべて同銘を入れることもある。

かずえ

かずえ カズヘ 【数へ】
かぞえること。また,かず。かぞえ。「何かは―のうちには聞え給はむ/源氏(玉鬘)」

かずえのかみ

かずえのかみ カズヘ― 【主計頭】
主計寮(シユケイリヨウ)の長官。

かずえりょう

かずえりょう カズヘレウ 【主計寮】
「主計寮(シユケイリヨウ)」に同じ。

かずおうぎ

かずおうぎ 【数扇】
大量に作られた,粗末な安物の扇子。「男子は一匁に五十本づつの―/浮世草子・胸算用 4」

かずかず

かずかず [1] 【数数】
数や種類の多いこと。また,たくさんの物。副詞的にも用いる。「―の名作の舞台となる」「酒肴を―並べてもてなす」

かずかず

かずかず【数々の】
many;→英和
numerous;→英和
various (色々の).→英和

かずき

かずき カヅキ 【潜き】
水中にもぐって魚介などを取ること。「まいて海女の―しに入るは憂きわざなり/枕草子 306」

かずき

かずき カヅキ [0][1] 【被・被衣】
〔動詞「かずく」の連用形から。「かつぎ」とも〕
(1)頭にかぶること。「―せむ袂は風にいかがせし/玄々集」
(2)「衣被(キヌカズキ){(1)}」に同じ。
(3)負担。損失。「跡には大臣が―にならうとままよ/浮世草子・魂胆色遊懐男」

かずきぞめ

かずきぞめ カヅキ― 【被衣初(め)】
江戸時代,京都で女児が初めて被衣を着ける式。五歳から七歳の間に一一月の吉日を選んで行なった。

かずきめ

かずきめ カヅキ― 【潜き女】
〔「かつぎめ」とも〕
海中に入り魚介や海藻を取る女。海女(アマ)。

かずきもの

かずきもの カヅキ― 【被物】
(1)〔「かつぎもの」とも〕
かぶっている物。衣被(キヌカズキ)。「はやう―をとらさせられい/狂言・眉目吉」
(2)負担・損失となるもの。「六匁に召したらば大きな―/浮世草子・禁短気」

かずく

かず・く カヅク 【被く】
〔「かずく(潜)」と同源。「かつぐ」とも〕
■一■ (動カ四)
(1)頭にかぶる。「黒き物を―・きて/源氏(手習)」
(2)当座の褒美・引き出物として,布・装束などを主君から与えられる。また,それを左肩にかける。「白き物どもをしなしな―・きて/源氏(若菜上)」
(3)損害などを身に受ける。「闇にても人はかしこく,老たる姿を―・かず/浮世草子・五人女 2」
■二■ (動カ下二)
⇒かずける

かずく

かず・く カヅク 【潜く】
■一■ (動カ四)
(1)水中に頭からもぐる。「にほ鳥の―・く池水/万葉 725」
(2)水にもぐって貝・海藻などをとる。「沖つ島い行き渡りて―・くちふ鮑玉(アワビタマ)もが包みて遣らむ/万葉 4103」
■二■ (動カ下二)
水中にもぐらせる。「上つ瀬に鵜を八頭(ヤツ)―・け/万葉 3330」

かずぐそく

かずぐそく 【数具足】
量産品の安物の具足。「用心や春の光の―/大矢数」

かずけごと

かずけごと カヅケ― 【託言】
口実。ごまかし。かこつけごと。「天子の詔書と―を言ひかけて殺す事ぞ/蒙求抄 4」

かずけもの

かずけもの カヅケ― 【被け物】
〔「かつげもの」とも〕
(1)当座の褒美・引き出物として与えられるもの。多くは衣服で,肩に掛けて与えた。禄(ロク)。「これかれ酔ひ給ひて物語りし,―などせらる/大和 29」
(2)芸人に与えられる御祝儀。纏頭(テントウ)。はな。

かずける

かず・ける カヅケル [3] 【被ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かづ・く
(1)頭にかぶらせる。「衣ヲ―・ケル/ヘボン(三版)」
(2)当座の褒美・引き出物として衣類などを与える。「女の装束―・けむとす/伊勢 44」
(3)責任を他に負わせる。転嫁する。「ワガトガヲ人ニ―・ケル/ヘボン(三版)」
(4)かこつける。「病に―・けて寺へ引き込みて/三体詩抄」

かずさ

かずさ カヅサ 【上総】
旧国名の一。千葉県中央部を占める。

かずさし

かずさし 【数差(し)・員刺(し)・籌刺(し)】
競馬(クラベウマ)・相撲・歌合(ウタアワセ)・賭弓(ノリユミ)などで,勝った側が,数取りの串(クシ)や木の枝を数立てにさすこと。また,その用具や係の人。「内に歌合せさせ給ひき…―の洲浜どもなど/栄花(根合)」

かずさしりがい

かずさしりがい カヅサ― [4] 【上総鞦】
種々の色糸を用いた美麗な鞦。上総国で製したという。

かずさのすけひろつね

かずさのすけひろつね 【上総介広常】
⇒千葉広常(チバヒロツネ)

かずさぼり

かずさぼり カヅサ― [0] 【上総掘り】
古く上総国で起こった井戸の掘削法。竹を束ねた槓桿(コウカン)の弾力を利用して割竹製の錐(キリ)で掘る。

かずさもめん

かずさもめん カヅサ― [4] 【上総木綿】
(1)上総国で産した丈夫な綿。
(2)〔(1)の丈が短いことから〕
情(ジヨウ)のないこと,また情のない人。「―,情のなき客を云/洒落本・辰巳之園」

かずちゃわん

かずちゃわん [3] 【数茶碗】
大寄せの茶会で,水屋で茶をたてて出す際に用いるそろいの茶碗。主(オモ)茶碗・替え茶碗に対していう。

かずとり

かずとり [2][3] 【数取り】 (名)スル
(1)物の数を数えること。「百(ソク)近い―するそうだ/南小泉村(青果)」
(2)数を数えるとき,数え違いを防ぐために心覚えにするもの。「ことしよりつむりにけしを置そめて千代万代の―にせむ/徳和歌後万載集」

かずとりき

かずとりき [4] 【数取り器】
数えた数量が数字で表示される器具。カウンター。

かずなし

かずな・し 【数無し】 (形ク)
(1)物の数に入らない。短い。はかない。「うつせみは―・き身なり/万葉 4468」
(2)無数に多い。「怨むる事ぞ―・かりける/後撰(恋二)」

かずのこ

かずのこ【数の子】
herring roe.

かずのこ

かずのこ [0] 【数の子】
〔鰊(カド)の子の意〕
ニシンの卵巣を乾燥,または塩漬けにした食品。名を子孫繁栄に結び付け,正月などの祝儀膳(ゼン)に用いる。[季]新年。

かずのこぐさ

かずのこぐさ [4] 【数の子草】
イネ科の越年草。水田に多い雑草で,高さ約50センチメートル。春,茎の先に円錐形の花穂をつける。小穂は緑色で側枝に二列に密に並ぶ。ミノゴメ。

かずのみや

かずのみや 【和宮】
(1846-1877) 仁孝天皇の第八皇女。孝明天皇の妹。名は親子。公武合体論に伴って,1862年徳川家茂に降嫁。家茂の死後,剃髪して静寛院宮と号す。江戸城明け渡しに尽くした。

かずびょうし

かずびょうし [3] 【数拍子】
能で,足拍子を続けざまに踏むこと。六つ拍子,七つ拍子など。

かずまう

かずま・う 【数まふ】 (動ハ下二)
その仲間として数え入れる。人並みに扱う。「よき人の御筋といへど,親に―・へられたてまつらず,世に知られでは/源氏(玉鬘)」

かずもう

かずもう カズマフ 【蚊相撲】
狂言の一。大名が新参者と相撲を取って負けるが,相手が蚊の精であることを知り,大うちわであおいで面白がる。

かずもの

かずもの [2] 【数物】
(1)量産品の安価な物。ありふれた物。「―の靴」
(2)一定の数でひとそろいになっている物。「―の皿」
(3)数の少ない物。

かずもん

かずもん 【数紋】
ひいきの遊女や役者の紋を自分の紋と並べていくつもつけること。また,その紋。「上には卵色の縮緬(チリメン)に思日入れの―/浮世草子・一代男 7」

かずら

かずら【葛】
《植》a vine;→英和
a creeper.→英和

かずら

かずら カヅラ [0] 【葛・蔓】
(1)つる性植物の総称。つるくさ。かずらぐさ。
(2)桶(オケ)のたが。[物類称呼]

かずら

かずら カヅラ [0] 【鬘】
「かつら(鬘)」に同じ。

かずらいし

かずらいし カヅラ― [3] 【葛石】
社寺の建物の壇の先端にある縁とりの石。

かずらおうぎ

かずらおうぎ カヅラアフギ [4] 【鬘扇】
能で,鬘物のシテが用いる黒骨・端紅(ツマクレナイ)の扇。かつらおうぎ。

かずらおけ

かずらおけ カヅラヲケ [4] 【鬘桶】
能・狂言などで床几(シヨウギ)・腰掛けなどに用いる,黒漆塗りの円筒形で蓋(フタ)つきの桶。狂言ではこの蓋を酒杯に用いる。腰桶。鼓桶(ツヅミオケ)。
鬘桶[図]

かずらおび

かずらおび カヅラ― [4] 【鬘帯】
能の扮装具の一。女役の鬘の上から巻いて後ろで結び,長く垂らす帯。鬘鉢巻。

かずらかけ

かずらかけ カヅラ― 【葛掛け】
桶などのたがをかけること。また,その職人。たがや。[物類称呼]

かずらき

かずらき カヅラキ 【葛城】
姓氏の一。古代の豪族。葛城襲津彦を祖とするとされる。

かずらき

かずらき カヅラキ 【葛城】
(1)「かつらぎ(葛城)」に同じ。
(2)能の一。三・四番目物。世阿弥作。大和の葛城山で,山伏の前に葛城の女神が現れ,怠って岩橋を架けなかったため,役小角(エンノオヅノ)の怒りに触れて不動の大縄に縛られている苦しみを語る。

かずらきのかみ

かずらきのかみ カヅラキ― 【葛城の神】
⇒かつらぎのかみ

かずらきのそつひこ

かずらきのそつひこ カヅラキ― 【葛城襲津彦】
四世紀末前後に実在したと考えられる将軍。仁徳天皇皇后磐之媛(イワノヒメ)の父で,その子孫葛城氏は五世紀を通じて外戚として栄えた。

かずらく

かずら・く カヅラク 【鬘く】 (動カ四)
草や木を鬘とする。「ほととぎす今来鳴きそむあやめぐさ―・くまでに離(カ)るる日あらめや/万葉 4175」

かずらぐさ

かずらぐさ カヅラ― [3] 【葛草】
「葛(カズラ){(1)}」に同じ。

かずらごと

かずらごと カヅラ― [0] 【鬘事】
⇒鬘物(カズラモノ)

かずらし

かずらし カヅラ― [3] 【鬘師】
鬘をつくる職人。かつらし。

かずらづつみ

かずらづつみ カヅラ― 【鬘包み】
⇒かつらづつみ(桂包)

かずらはちまき

かずらはちまき カヅラ― [5] 【鬘鉢巻】
⇒鬘帯(カズラオビ)

かずらばし

かずらばし カヅラ― 【蔓橋】
徳島県西祖谷山(イヤヤマ)村,祖谷川上流に架かる吊り橋。自生するシロクチカズラを編んで,三年に一度架け替える。祖谷の蔓橋。

かずらもの

かずらもの カヅラ― [0] 【鬘物】
〔鬘を用いるところから〕
能で,美しい女を主人公とした曲。三番目物。かずらごと。

かせ

かせ [0] 【加背】
〔鉱山用語〕
坑道やトンネルの断面積を表す語。例えば,四六(シロク)の加背は幅四尺,高さ六尺の坑道の断面のこと。

かせ

かせ 【悴】 (接頭)
〔動詞「悴(カ)せる」の連用形から〕
名詞に付いて,やせ細った,貧相な,取るに足りないなどの意を表す。「―首」「―侍」

かせ

かせ [0] 【痂】
〔動詞「痂(カ)せる」の連用形から〕
かさぶた。

かせ

かせ【枷】
shackles;handcuffs (手);fetters (足);a yoke (首).→英和

かせ

かせ [1] 【枷】
〔「かし」の転〕
(1)刑具の一。首や手足にはめて,自由に動けないようにするもの。かし。桎梏(シツコク)。「足―」
(2)人の行動を束縛するもの。「恩愛の情が―となる」
(3)三味線で上調子を弾く時,弦を短くするために弦の上から当ててさおにくくり付ける駒(コマ)。
(4)芝居で,演技を効果的にするために利用するもの。「梅柳の立木を―に両人宜しく立廻り/歌舞伎・小袖曾我」

かせ

かせ [1] 【桛・綛】
(1)紡いだ糸を巻き取る H 型や X 型の道具。桛木(カセギ)。
(2){(1)}からはずした糸。また,一定の長さの糸を一定の枠に巻いて束ねたもの。かせいと。《綛》
(3)手ぬぐいなどを掛ける家具。「手のごひ布の―にて取り上げなどして/井蛙抄」

かせ

かせ 【甲蠃・石陰子】
〔「がぜ」とも〕
ウニの古名。「御肴に何よけむ鮑(アワビ)栄螺(サダオ)か―よけむ/催馬楽」

かせい

かせい【家政】
housekeeping.→英和
〜がじょうず(へた)である be a good (poor,bad) housekeeper.‖家政学(科) (a) home economics (course).家政婦 a housekeeper.

かせい

かせい [0] 【家勢】
家のいきおい。家の勢力。「―の衰え」

かせい

かせい 【下姓】
⇒げしょう(下姓)

かせい

かせい クワ― [0] 【火星】
〔Mars〕
太陽系の第四惑星。地球の軌道のすぐ外側に軌道をもつ。赤く見えるので,西洋では軍神マルスにたとえられ,日本では「災星(ワザワイボシ)」「炎星(ホノオボシ)」などといわれる。中国名は熒惑(ケイコク)。公転周期1.88年。自転周期は約二四時間三七分。赤道半径3397キロメートル。質量は地球の〇・一〇七倍。二つの衛星をもつ。冬になると大きくなる極冠が知られている。また,クレーターや,過去に水の浸食を受けたように見える大峡谷なども発見された。

かせい

かせい【火勢】
the (force of) the fire.→英和

かせい

かせい【加勢】
help;→英和
aid;→英和
support;→英和
reinforcements (援兵).〜する help;→英和
support;→英和
take a side[sides] <with a person> (肩を持つ).→英和

かせい

かせい [0] 【仮声】
(1)つくり声。
(2)裏声。ファルセット。

かせい

かせい クワ― [0] 【化性】
昆虫が一年間に何回か世代を繰り返す性質。遺伝形質によって定まっており,年に一回だけの一化性,二世代を重ねるものを二化性,三世代以上繰り返すものは多化性という。

かせい

かせい【苛性の】
caustic.→英和
苛性カリ(ソーダ) caustic potash (soda).

かせい

かせい クワ― [0][1] 【化政】
年号の文化・文政を合わせて呼んだ語。

かせい

かせい【仮性近視】
pseudomyopia.

かせい

かせい [0] 【家政】
家をおさめること。特に,日常の家庭生活を処理してゆく方法。

かせい

かせい【化成】
transformation;chemical synthesis (化学で).化成工業 the chemical and synthetic industry.

かせい

かせい [0] 【歌声】
うたごえ。

かせい

かせい [0] 【歌聖】
歌の道で,最もすぐれた人。歌のひじり。「―柿本人麻呂」

かせい

かせい [0][1] 【河清】
いつも濁っている黄河の水の澄むこと。実現する当てのない望みのたとえ。

かせい

かせい [0] 【家世】
代々の家柄。家系。

かせい

かせい [0] 【苛政】
苛酷な政治。虐政。

かせい

かせい [0] 【苛性】
皮膚やその他の動物組織に激しく作用し,腐食させる性質。

かせい

かせい クワ― [0] 【化生】 (名)スル
(1)形を変えて生まれること。
(2)ある特定の器官に分化した生物の組織・細胞が再生や病理的変化に伴って著しく異なった形に変化すること。赤星病にかかったナシの葉での海綿組織から柵(サク)状組織への変化など。変質形成。

かせい

かせい クワ― [0] 【火勢】
火の燃えるいきおい。「―が衰える」

かせい

かせい クワ― [0] 【化成】 (名)スル
(1)化合して他の物質になること。
(2)よい方にあらためること。「天下を―する/百一新論(周)」

かせい

かせい [0] 【仮性】
病因は違うが,性質や症状が真性に似ていること。また,そういう病名の上に付けていう語。

かせい

かせい クワ― [0] 【火成】
マグマの活動で生成する意。

かせい

かせい クワ― [1] 【和声】
⇒わせい(和声)

かせい

かせい【火星】
Mars.→英和
〜の(人) (a) Martian.→英和

かせい

かせい 【河西】
中国,甘粛(カンシユク)省の黄河以西の地域の呼称。シルクロードの東端をなす東西交通の要地で,古来,漢民族と遊牧民族の争奪の焦点であった。河西廻廊(カイロウ)。

かせい

かせい [0] 【加勢】 (名)スル
(1)力を貸して助けること。また,助ける人。助太刀。「負けている方に―する」
(2)援軍を送ること。また,援軍。

かせい

かせい [0] 【家声】
家の評判・名誉。家名。「此より―を興す可き当主はまだ年若にて/不如帰(蘆花)」

かせい=は虎よりも猛(タケ)し

――は虎よりも猛(タケ)し
〔礼記(檀弓下)「苛政猛�於虎�也」〕
苛酷な政治の害は,虎の害よりもひどい。

かせい=を俟(マ)つ

――を俟(マ)つ
〔左氏伝(襄公八年)〕
⇒百年(ヒヤクネン)河清を俟つ

かせいかつどう

かせいかつどう クワ―クワツ― [4] 【火成活動】
マグマの生成・上昇や火成岩の生成などの諸活動の総称。

かせいがく

かせいがく [2] 【家政学】
家庭生活に必要な家政・家事の技術や理論を研究する学問。

かせいがん

かせいがん【火成岩】
an igneous rock.

かせいがん

かせいがん クワ― [2] 【火成岩】
マグマが冷却・固結してできた岩石の総称。化学組成や生成される時の状態によって分類され,地下深所で固結したものを深成岩(花崗岩など),地表または地表近くで固結したものを火山岩(安山岩・玄武岩など),前二者の中間の地下で固結したものを半深成岩という。

かせいきゅう

かせいきゅう クワセイ― 【華清宮】
中国唐代,驪山(リザン)にあった離宮。温泉があり玄宗と楊貴妃(ヨウキヒ)が遊んだことで有名。

かせいきんし

かせいきんし [4] 【仮性近視】
読書などで毛様体筋の緊張が長時間続いたために起こる軽度の近視状態。適切な処置により回復する。学校近視。偽近視。

かせいこうしょう

かせいこうしょう クワ―クワウシヤウ [4] 【火成鉱床】
マグマの固結作用の過程で形成された鉱床の総称。正マグマ鉱床・ペグマタイト鉱床・熱水鉱床・接触交代鉱床など。

かせいこうぶつ

かせいこうぶつ クワ―クワウ― [4] 【火成鉱物】
火成岩を構成する鉱物。マグマが冷却・結晶分化してできる,輝石・角閃石・雲母・長石・石英など。

かせいしょうにコレラ

かせいしょうにコレラ [7] 【仮性小児―】
主として乳児が初秋から冬にかけてかかる下痢の一種。ウイルスの感染による。感冒様症状で発症し,便が黄白色を呈する。白色便性下痢症。白痢。

かせいせっかい

かせいせっかい [4] 【煆製石灰】
⇒酸化(サンカ)カルシウム

かせいそ

かせいそ クワセイ― [2] 【花青素】
⇒アントシアン

かせいてい

かせいてい 【嘉靖帝】
(1507-1566) 中国,明朝第一二代皇帝(在位1521-1566)。廟号は世宗。先代皇帝の従弟。初め治政につとめたが,重臣たちと対立して政務を放棄。宦官(カンガン)の専横を許し,北虜南倭(ホクリヨナンワ)の被害も重なって国勢は急速に衰えた。

かせいと

かせいと [3][0] 【桛糸・綛糸】
「桛(カセ){(2)}」に同じ。

かせいど

かせいど クワ― [2] 【化政度】
文化・文政時代(1804-1830)。文化・文政頃。

かせいひりょう

かせいひりょう クワ―レウ [4] 【化成肥料】
無機質の肥料原料を化学的に処理して,窒素・リン酸・カリウムのうち二成分以上を含むように作られた複合化学肥料。

かせいふ

かせいふ [2] 【家政婦】
家事を手伝うために雇われる婦人。

かせいぶんか

かせいぶんか クワ―クワ [4] 【化政文化】
文化・文政時代を中心とする江戸の町人文化。元禄文化に比べ刹那的・退廃的な傾向が濃い。
→文化文政時代

かせいほうけい

かせいほうけい [4] 【仮性包茎】
外見上は包茎であるが包皮を反転して亀頭を露出できる状態。偽包茎。
→真性包茎

かせいゆ

かせいゆ クワセイ― [2] 【花精油】
植物の花から精製する揮発性の精油。香料とする。

かせいろん

かせいろん クワ― [2] 【火成論】
岩石の生成について,地球内部の火(熱)の作用を重視した学説。一八世紀末,イギリスのハットンらは,マグマが冷却・固結してできた火成岩の存在を確かめ,ドイツのウェルナーらの水成論と対立した。のち一般化されて地質学の発展に寄与した。火成説。
⇔水成論

かせいアルカリ

かせいアルカリ [4] 【苛性―】
アルカリ金属の水酸化物,特に,水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの俗称。水・アルコールに溶け,水溶液は強い塩基性。

かせいカリ

かせいカリ [4] 【苛性―】
⇒水酸化(スイサンカ)カリウム

かせいクループ

かせいクループ [5] 【仮性―】
〔croup〕
ウイルスの感染により,声門下の粘膜が急に腫れて起こる,喘鳴(ゼンメイ)・しわがれ声などの症状。幼児がなりやすい。声門下喉頭炎。

かせいソーダ

かせいソーダ [4] 【苛性―】
⇒水酸化(スイサンカ)ナトリウム

かせき

かせき【化石】
a fossil;→英和
fossilization (作用).〜化する fossilize.→英和
‖化石学 paleontology.

かせき

かせき [0] 【家跡】
その家の名跡(ミヨウセキ)。家督。

かせき

かせき クワ― [0] 【化石】 (名)スル
(1)地質時代の動植物の遺骸・遺物・遺跡などが地層中に保存されていたもの。動植物の硬い部分が鉱物と置きかわったり,石化したりして残ることが多い。
(2)今に残る古いものやしきたり。「封建時代の―」
(3)石になること。石のように動かなくなること。「―するまで此処(ココ)を離れまい/露団々(露伴)」

かせきげんせいじんるい

かせきげんせいじんるい クワ― [8] 【化石現生人類】
新人{(3)}の別名。

かせきこ

かせきこ [3] 【河跡湖】
河川の一部が川道から分離されてできた湖。三日月湖など。

かせきさい

かせきさい クワ― [2] 【過積載】
トラックなどが荷物を積み過ぎること。過積み。積み過ぎ。過載。

かせきじんるい

かせきじんるい クワ― [4] 【化石人類】
化石から,その存在が知られている過去の人類。進化段階によって猿人・原人・旧人・新人に分ける。

かせきねんりょう

かせきねんりょう クワ―レウ [4] 【化石燃料】
動植物などの遺骸が地質時代を通じて堆積物となり,地圧・地熱などにより変成してできた有機物。石炭・石油など。生物に蓄えられた昔の太陽エネルギーを取り出していると考えることができる。化石エネルギー。

かせきりん

かせきりん クワ― [3] 【化石林】
地質時代の森林が,生育していた時の状態に近い形で埋没し,地層中で化石になったもの。石川県手取川流域(中生代白亜紀)・富山県魚津市(新生代第四紀,特別天然記念物)などの例が有名。

かせぎ

かせぎ【稼ぎ】
<go for[to]> work (働き);→英和
labor;→英和
earnings;an income.→英和
‖稼ぎ高 one's earnings.稼ぎ人[手]a bread winner.

かせぎ

かせぎ [2] 【桛木】
(1)「桛(カセ){(1)}」に同じ。
(2)木の,またになった所。「あやまたず―に射てけり/著聞 20」
(3)木のまたを利用して Y 字型に作り,傾く物を支えたり,高い所へ物を押し上げたりするのに使う道具。
(4)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。

かせぎ

かせぎ [1][3] 【稼ぎ】
(1)働いて収入を得ること。また,その収入。「良い―になる」「―が少ない」「共―」
(2)生活の資を得るための仕事。また,その仕事に励むこと。「野良―」

かせぎ

かせぎ 【鹿】
シカの古名。「山深み馴るる―のけ近さに/山家(雑)」

かせぎだか

かせぎだか [3][0] 【稼ぎ高】
働いて得た金額。

かせぎだす

かせぎだ・す [0][4] 【稼ぎ出す】 (動サ五[四])
(1)働き始める。
(2)働いてある額の収入を得る。「生活費を―・す」

かせぎて

かせぎて [0][4] 【稼ぎ手】
(1)一家の生計を支えている人。働き手。
(2)よく働く人。

かせぎのその

かせぎのその 【鹿の園】
「鹿野苑(ロクヤオン)」に同じ。

かせくび

かせくび [2] 【悴首】
やせた首。細い首。かせっくび。

かせぐ

かせ・ぐ 【枷ぐ】 (動ガ四)
〔「かせ(枷)」の動詞化〕
邪魔をする。妨げる。「屏風に―・がれ,働かせず/浄瑠璃・鎌田兵衛」

かせぐ

かせぐ【稼ぐ】
work (働く);→英和
labor;→英和
work for one's living;make[earn] <money> .→英和
時を〜 gain time.

かせぐ

かせ・ぐ [2] 【稼ぐ】 (動ガ五[四])
(1)働いて収入を得る。「アルバイトで―・ぐ」「学費を自分で―・ぐ」
(2)(点数・得点などを)努力して得る。「英語で点数を―・いだ」「 S 選手一人で点を―・いだ」
(3)利益を得る。「利ざやを―・ぐ」
(4)自分の都合の良い情勢になるまで時間を引きのばす。「援軍が来るまで時を―・ぐ」
(5)仕事などにはげむ。努力して…する。「此のおうぢも,若い時―・いだによつて,今楽をする/狂言・財宝」
[可能] かせげる

かせぐい

かせぐい 【枷杭】
自由な行動を妨げるもの。拘束するもの。「義理の柵(シガラミ),情の―/浄瑠璃・新版歌祭文」

かせぐるま

かせぐるま [3] 【桛車】
かせ糸を掛けて回転させる車。かせ糸を小枠に移す時などに用いる。とんぼ。
桛車[図]

かせざむらい

かせざむらい 【悴侍】
身分の低い侍。雑役を仕事とする下級武士。「山科と云所の―なりしが/申楽談儀」

かせだ

かせだ 【加世田】
鹿児島県,薩摩半島西部の市。農作のほか,食品・焼酎・クエン酸製造などの工業が行われる。

かせつ

かせつ【仮設の】
provisional;→英和
temporary (仮の).→英和

かせつ

かせつ [0] 【仮設】 (名)スル
(1)ある期間だけ臨時に設置すること。「海岸に救護所を―する」「―テント」
(2)想像によって物・場面などを作り出してみること。「小説の主人公は…作者の意匠に成たる虚空―の人物なるのみ/小説神髄(逍遥)」
(3)〔数〕「仮定(カテイ){(3)}」に同じ。[哲学字彙]

かせつ

かせつ [0] 【仮説】
〔hypothesis〕
ある現象を理論的に統一して説明するために立てられた経験科学上の仮定。その真偽の検証は,仮説から必然的に演繹(エンエキ)された諸命題を実験や観察によるテストで確かめることによってなされる。検証された仮説は法則や理論として公認される。

かせつ

かせつ [0] 【佳節・嘉節】
(1)めでたい日。祝日。
(2)よい時節。

かせつ

かせつ [0] 【架設】 (名)スル
支えを設けて一方から他方へかけ渡すこと。「電線を―する」

かせつ

かせつ【架設する】
construct[build] <a bridge over the river> ;→英和
install <a telephone> ;have <a telephone> installed (引く).

かせつ

かせつ【仮説】
a hypothesis.→英和
〜的 hypothetical.

かせつけんちくぶつ

かせつけんちくぶつ [7] 【仮設建築物】
一定期間後に撤去されることを前提とした建築物。工事現場の仮設事務所や材料置場,仮設店舗など。

かせつけんてい

かせつけんてい [4] 【仮説検定】
〔hypothesis testing〕
統計学の用語。一組のデータが与えられたとき,それがある特定の分布に従う母集団からの標本である,という仮説がデータと矛盾しないかどうかをみる方法。標本がその中にはいる確率が小さい範囲(棄却域)を定めて,データがそこにはいれば仮説は正しくないとして棄却し,そうでなければ仮説を採択する。

かせつこうじ

かせつこうじ [4] 【仮設工事】
建設工事の終了後は撤去される一時的な施設や設備の工事。

かせつるい

かせつるい クワセツ― [3] 【髁節類】
絶滅した哺乳類の一群。暁新世から始新世にかけて栄えた。四肢の構造から初期の有蹄類と考えられる。このグループから,蹄をもつ多様な草食哺乳類が進化したといわれる。

かせづえ

かせづえ [3] 【鹿杖】
(1)先がふたまたになった杖。また,握りを横木にした撞木(シユモク)形の杖。「―のふたまたなるにすがて/平家 3」
(2)念仏僧の持つシカの角を握りにした杖。
鹿杖(1)[図]

かせどり

かせどり
(主に東北・九州地方で)小正月に子供や若者が家々を巡って,祝言を述べ祝儀をもらう行事。また,巡り歩く者。かせぎどり。
→小正月の訪問者

かせぶか

かせぶか 【桛鱶】
シュモクザメの異名。[物類称呼]

かせやま

かせやま 【鹿背山】
京都府南端,相楽郡木津町にある山。((歌枕))「宮こいでてけふみかのはらいづみがは川風さむし衣―/古今(羇旅)」

かせる

か・せる [0] 【痂せる・悴せる】 (動サ下一)[文]サ下二 か・す
(1)ひからびる。また,傷やでき物の表面が乾く。「おできが―・せる」
(2)かぶれる。「漆ニ―・セタ/ヘボン(三版)」
(3)やせこける。やつれる。「―・セタ人/日葡」

かせわく

かせわく [0] 【桛枠】
紡績で,かせ糸を巻く枠。

かせん

かせん クワ― [0] 【化繊】
「化学繊維(カガクセンイ)」の略。「―のシャツ」

かせん

かせん クワ― [0] 【戈船】
ほこを積んだ戦闘用の船。軍(イクサ)船。

かせん

かせん [0] 【架線】 (名)スル
(1)電線などを架設すること。また,その電線。
(2)電車に動力用電力を供給するために,線路上方に張る電線。鉄道関係者は「がせん」という。

かせん

かせん クワ― [0] 【貨泉】
中国,新の王莽(オウモウ)が14年に鋳造した円形方孔の銅銭。「貨泉」の二字がある。日本でも弥生(ヤヨイ)時代の遺跡から出土。
貨泉[図]

かせん

かせん クワ― [0] 【花氈・華氈】
花模様のある美しい毛氈(モウセン)。

かせん

かせん [1] 【河川】
大小さまざまの川の総称。「―の氾濫」

かせん

かせん クワ― [0] 【火戦】
銃砲で行う戦い。火兵戦。

かせん

かせん クワ― [0] 【火箭】
(1)火矢(ヒヤ)。
(2)空中に打ち上げ,彩火・彩煙・音響を放たせて信号とする,艦船の火具。「―信号」

かせん

かせん クワ― [1][0] 【華箋】
相手の手紙を敬っていう語。

かせん

かせん クワ― [1] 【火線】
直接敵と射撃を交える最前線。

かせん

かせん [0] 【加線】
五線譜で,五線の上下に引く短い線。五線の範囲では書けない高音・低音を表すのに用いる。

かせん

かせん [1] 【歌仙】
(1)和歌に優れた人。「三十六―」
(2)連歌・俳諧で,長句と短句を交互に三六句連ねたもの。懐紙二枚を折って用い,一折目(初折)の表に六句,裏に一二句,二折目(名残の折)の表に一二句,裏に六句書く。芭蕉以降盛んに行われた。
→百韻

かせん

かせん【寡占】
oligopoly.→英和

かせん

かせん【架線】
wiring;→英和
wires (線);an overhead wire.架線工事 wiring works.

かせん

かせん クワ― [1][0] 【花仙】
(花木録「以�海棠�,為�花中神仙�」より〕 海棠(カイドウ)の異名。「―の姿置きあげに/浄瑠璃・嫗山姥」

かせん

かせん【下線】
an underline.→英和
〜を引く underline <the words> .

かせん

かせん クワ― [0] 【火船】
(1)藁(ワラ)や薪(マキ)などを積んで火をつけ,風上から流して敵船を焼き討ちにする船や筏(イカダ)。
(2)〔「火輪船(カリンセン)」の略〕
汽船。

かせん

かせん【河川】
a river.→英和
‖河川敷 a (dry) riverbed.河川改修工事 river improvement works.

かせん

かせん【化繊】
a chemical[synthetic]fiber.

かせん

かせん [0] 【佳饌・嘉饌】
立派な料理。ごちそう。

かせん

かせん [0] 【河船】
河川を航行する船。かわぶね。

かせん

かせん クワ― [0] 【寡占】
少数の大企業が産業を支配しながら互いに競争し合う市場構造。完全競争と独占の中間的形態。企業は市場価格を左右する力をもち,互いに他社の反応を考慮して行動するという特徴がある。オリゴポリー。
→独占
→完全競争

かせんえ

かせんえ [2] 【歌仙絵】
三十六歌仙など有名な歌人の姿を描き,それに代表的和歌などを書き添えたもの。鎌倉時代に盛行。

かせんかかく

かせんかかく クワ― [4] 【寡占価格】
少数の大企業が市場を支配している寡占産業で成立している価格。

かせんこうがく

かせんこうがく [4] 【河川工学】
土木工学の一分野。河川の保全と利用に関する学問。

かせんしき

かせんしき [2] 【河川敷】
河岸の敷地。堤防と堤防との間にはさまれた区域。高水時に水の流れる高水敷と平時に水の流れる低水敷とからなる。河道。

かせんそう

かせんそう [0] 【歌仙草】
キク科の多年草。日当たりの良い山地の少し湿った土地に自生。高さ30〜60センチメートル。葉は披針形。夏から秋,径約4センチメートルの黄色の頭花を開く。

かせんねん

かせんねん 【迦旃延】
〔梵 Kātyāyana〕
釈迦十大弟子の一人。論議第一といわれた。摩訶迦旃延。

かせんぶんげん

かせんぶんげん 【歌仙分限】
元禄期の京都の三六人の富豪。三十六歌仙になぞらえていう。かせんぶげん。「広き都に三十六人の―の内に入りぬ/浮世草子・織留 2」

かせんほう

かせんほう 【河川法】
国土保全や公共の利害に関わりのある水系を一級河川・二級河川・準用河川に区分し,これら河川の利用・治水・管理などを定めた法律。1964年(昭和39)制定。

かぜ

かぜ【風】
a wind;→英和
a breeze (そよ風);→英和
a draft (すきま風);→英和
a current (扇風機などの).→英和
〜が出る(やむ) The wind rises (drops).〜のある(ない) windy (windless).→英和
〜を通す air;→英和
admit (fresh) air <into> .

かぜ

かぜ [0] 【風】 (名)
(1)空気の動き。一般に,気圧の高い方から低い方に向かう水平方向の空気の流れをいう。「―が吹く」
(2)人に対する社会全体の態度。「世間の―は冷たい」
(3)ならわし。しきたり。風習。「芦原や正しき国の―として/新千載(慶賀)」
(4)名詞の下について,接尾語的に用いる。
 (ア)様子・態度・素振りなどの意を表す。「先輩―」「役人―」
 (イ)人をある気分にさせることを表す。「臆病―に吹かれる」
→かぜ(風邪)

かぜ

かぜ [0] 【風邪】
〔「風」と同源〕
呼吸器系の炎症性の病気で,単一の疾患ではなく,医学的には風邪症候群という。熱がでて寒けがし咳が出る。感冒(カンボウ)。ふうじゃ。[季]冬。

かぜ

かぜ【風邪】
<catch> (a) cold;→英和
[流感]influenza;→英和
<話> flu.→英和
風邪薬 a medicine[cure]for colds.

かぜ=が吹けば桶屋(オケヤ)が儲(モウ)かる

――が吹けば桶屋(オケヤ)が儲(モウ)かる
何か事が起こると,めぐりめぐって意外なところに影響が及ぶことのたとえ。

かぜ=に柳(ヤナギ)

――に柳(ヤナギ)
「柳に風」に同じ。

かぜ=に櫛(クシケズ)り雨に沐(カミアラ)う

――に櫛(クシケズ)り雨に沐(カミアラ)う
〔荘子(天下)「沐�甚雨�,櫛�疾風�」〕
風雨にさらされて苦労すること。さまざまな苦労を体験するたとえ。櫛風沐雨(シツプウモクウ)。

かぜ=に靡(ナビ)く草

――に靡(ナビ)く草
〔論語(顔淵)〕
小人が徳のある者,有力者に従順なことのたとえ。

かぜ=に順(シタガ)いて呼ぶ

――に順(シタガ)いて呼ぶ
〔「荀子(勧学)」より。風上で呼ぶとはっきり聞こえることから〕
勢いに乗って事をなせば,早く容易に成功するたとえ。

かぜ=の前の塵(チリ)

――の前の塵(チリ)
〔「風前(フウゼン)の塵」を訓読みした語〕
(1)物事のもろくはかないことのたとえ。風前の塵。「たけき者も遂には滅びぬ,偏(ヒト)へに―に同じ/平家 1」

かぜ=の前の灯(トモシビ)

――の前の灯(トモシビ)
「風前(フウゼン)の灯」に同じ。

かぜ=の吹き回し

――の吹き回し
事態のなりゆき。形勢。「君がこんなに親切にしてくれるのはどういう―だい」

かぜ=を切る

――を切・る
風に逆らって突き進む。また,勢いよく進む。「矢が―・って飛ぶ」
→肩で風を切る

かぜ=を吸(ス)い露(ツユ)を飲む

――を吸(ス)い露(ツユ)を飲む
〔荘子(逍遥遊)〕
仙人が穀物を断って風と露で生きていること。仙人の生活。

かぜ=を引く

――を引・く
(1)風邪にかかる。感冒にかかる。
(2)空気・湿気にふれて変質する。「チャガカゼヒク/日葡」

かぜ=を捕(ツカ)まえる

――を捕(ツカ)ま・える
(1)ありもしないものをつかもうとする。不可能な試みのたとえ。
(2)「雲をつかむよう」に同じ。

かぜ=を食らう

――を食ら・う
事態を察知して素早く逃げるさまをいう。多く悪事が露見した場合にいう。「―・って逃げる」

かぜ=光る

――光る
春の日差しの中を,そよ風が吹き渡る。[季]春。《装束をつけて端居や―/虚子》

かぜ=冴(サ)ゆ

――冴(サ)ゆ
冬の風が吹いて寒さが一層増す。[季]冬。

かぜ=枝を鳴らさず

――枝を鳴らさず
〔論衡〕
世の中が太平であるさま。「五日の―十日の雨壌(ツチクレ)を破る事なし/太平記 32」

かぜ=薫(カオ)る

――薫(カオ)る
初夏の若葉の中を,さわやかに風が吹き渡ってくる。「―五月」[季]夏。《―羽織は襟もつくろはず/芭蕉》
→薫風(クンプウ)

かぜ=青し

――青し
新緑を吹き抜ける初夏の風がさわやかに感じられるさま。

かぜあたり

かぜあたり [0][3] 【風当(た)り】
(1)風が吹いて物に当たること。その強さ。
(2)ある人の行動に対する社会・世間からの反発や非難。「世間の―が強い」

かぜあたり

かぜあたり【風当りが強い】
(1) be windy (場所が);blow hard against <a house> (風が).
(2) be subject to severe criticism (世間などの).

かぜい

かぜい クワ― [0] 【寡勢】
わずかな軍勢。無勢。

かぜい

かぜい [0] 【苛税】
きびしい租税。苛酷な税。

かぜい

かぜい【課税】
taxation;→英和
a tax (税).→英和
〜する (impose a) tax <on> .‖課税品 a taxable article.課税率 tax rate.累進課税 progressive taxation.

かぜい

かぜい クワ― [0] 【課税】 (名)スル
税を割り当てること。また,その税。「利子に―する」「累進―」

かぜいかかく

かぜいかかく クワ― [4] 【課税価格】
課税する物件の価格。従価税において課税標準となる。

かぜいきゃくたい

かぜいきゃくたい クワ― [4] 【課税客体】
⇒課税物件

かぜいさいていげん

かぜいさいていげん クワ― [6] 【課税最低限】
所得税や住民税において,課税の対象となる最低限度の額。

かぜいしょとく

かぜいしょとく クワ― [4] 【課税所得】
所得税の課税対象となる所得。非課税所得および免除所得以外のすべての所得をいう。課税ベース。
→非課税所得

かぜいひょうじゅん

かぜいひょうじゅん クワ―ヘウ― [4] 【課税標準】
税額算定の基準とする課税物件の数量・価格など。所得税では所得の額,酒税では酒類の数量。これに税率を乗じて税額を計算する。

かぜいぶっけん

かぜいぶっけん クワ― [4] 【課税物件】
課税の対象となる物・所得・行為その他の事実。所得税における所得,印紙税における文書など。地方税法では課税客体と呼ぶ。財政学では租税客体という。

かぜいれ

かぜいれ [0] 【風入れ】
⇒かざいれ(風入)

かぜおと

かぜおと [0] 【風音】
風の音。かざおと。

かぜかじゅう

かぜかじゅう [3] 【風荷重】
風によって構造物が受ける力。特に高層建築では影響が大きい。

かぜきりがま

かぜきりがま [4][5] 【風切り鎌】
強風の勢いを弱めるまじないに,屋根の棟木や竿(サオ)の先に縛りつける草刈り鎌。

かぜぎみ

かぜぎみ [0] 【風邪気味】
少しかぜをひいている状態。

かぜくさ

かぜくさ [0] 【風草】
イネ科の多年草。路傍に普通に見られる。葉は線状。秋,小穂が多数集まって高さ30センチメートルほどの紫褐色の円錐花序をつくる。ミチシバ。カゼシリグサ。風知草(フウチソウ)。

かぜくも

かぜくも [0][3] 【風雲】
(1)風や雲。
(2)風に吹かれて動く雲。消息を伝える使いに見立てる。「あしひきの山川隔て―に言は通へど/万葉 4214」
(3)「かざぐも(風雲)」に同じ。

かぜぐすり

かぜぐすり [3] 【風邪薬】
風邪を治すのに用いる薬。かざぐすり。

かぜけ

かぜけ [0] 【風気】
「かざけ(風気)」に同じ。

かぜけ

かぜけ【風邪気】
<have> a touch of cold.

かぜごえ

かぜごえ [0] 【風邪声】
「かざごえ(風邪声)」に同じ。

かぜさだめ

かぜさだめ [3] 【風定め】
(1)ある一定の日の風向を見て,その年の風や天候を占うこと。
(2)〔(1)をする日であったことから〕
陰暦一〇月一〇日の異名 [俚言集覧]

かぜしりぐさ

かぜしりぐさ [4] 【風知り草】
カゼクサの別名。風知草(フウチソウ)。

かぜたいふう

かぜたいふう [3][5] 【風台風】
雨よりは風による被害の大きい台風。
→雨台風

かぜたちぬ

かぜたちぬ 【風立ちぬ】
〔題名はバレリーの詩「海辺の墓地」の「風立ちぬいざ生きめやも」による〕
小説。堀辰雄作。1938年刊。婚約者節子との愛とその死を通して,生の意味を探る。

かぜつ

かぜつ [0] 【佳絶】 (名・形動)[文]ナリ
(風景が)この上なくよい・こと(さま)。絶佳。「風光―の地」

かぜつなみ

かぜつなみ [3] 【風津波】
⇒高潮(タカシオ)

かぜとおし

かぜとおし【風通しが良い(悪い)】
be well-(ill-)ventilated;be airy (stuffy).

かぜとおし

かぜとおし [0] 【風通し】
(1)風が吹き通ること。また,その具合。かざとおし。「―のいい部屋」
(2)比喩的に組織内などで,情報・意思の通じ具合。「社内の―をよくする」

かぜとともにさりぬ

かぜとともにさりぬ 【風と共に去りぬ】
〔原題 Gone with the Wind〕
アメリカの女流作家マーガレット=ミッチェルの長編小説。1936年刊。南北戦争と戦後の急激に変化する南部を背景に,農場主の娘スカーレット=オハラの波瀾にみちた生活と恋愛を描く。

かぜにつれなきものがたり

かぜにつれなきものがたり 【風につれなき物語】
擬古物語。作者未詳。鎌倉時代の成立。現存本は初巻のみであるが,「風葉和歌集」に四二首の歌と詞書が見られる。人生のつれなさを主題にした恋愛物語。

かぜぬき

かぜぬき [0] 【風抜き】
「かざぬき(風抜)」に同じ。

かぜのいき

かぜのいき [4] 【風の息】
風が比較的短時間に強くなったり弱くなったり,息をしているように不規則に変動する現象。かざいき。

かぜのかみ

かぜのかみ [4] 【風の神】
(1)風をつかさどる神。風神(フウジン)。
(2)風邪をはやらせる厄神(ヤクジン)。
(3)江戸時代,風邪の神を追い払うと称して面をかぶり,太鼓をたたいて門付をした物乞い。「茶碗焼出す高原といふ所に―と相住して/浮世草子・色三味線」
風の神(3)[図]

かぜのかみおくり

かぜのかみおくり [6] 【風の神送り】
風邪の神や悪疫・虫害を追い払う儀礼。

かぜのかみまつり

かぜのかみまつり [6] 【風の神祭】
風害を避けて,豊作を願う祭り。竜田神社で六月二八日から七月四日まで行われる。風鎮(フウチン)祭。

かぜのこ

かぜのこ [0] 【風の子】
〔寒風の中でも元気に遊んでいることからいう〕
子供のこと。「子供は―」

かぜのすがた

かぜのすがた 【風の姿】
〔「風姿(フウシ)」の訓読み〕
うるわしい姿。「高き世に―もたちかくれ/尭孝集」

かぜのたより

かぜのたより [4] 【風の便り】
(1)どこからともなく伝わってくる消息やうわさ。風聞。「―に聞く」
(2)風が吹きおくること。風の使い。「花の香を―にたぐへてぞ/古今(春上)」
(3)ふとした機会。ちょっとした折。「いかなりける―にか,ほのかに見きこえ給ひてけり/狭衣 1」

かぜのとの

かぜのとの 【風の音の】 (枕詞)
「遠し」にかかる。「―遠き我妹(ワギモ)が着せし衣(キヌ)/万葉 3453」
〔風の音は遠くより聞こえることから,また風の便りに消息を聞く意からとも〕

かぜのぼん

かぜのぼん [4] 【風の盆】
富山県八尾(ヤツオ)町で九月一日から三日まで行われる行事。風の神を鎮め豊年を祈り,胡弓(コキユウ)の加わった地方(ジカタ)のはやしに合わせて「越中おわら節」を歌い踊り明かす。[季]秋。

かぜのまたさぶろう

かぜのまたさぶろう 【風の又三郎】
童話。宮沢賢治作。1934年(昭和9)刊。東北の小学校に転校してきた少年を,村の子供たちが風の化身と思い,恐れ親しむ姿が自然の中の遊びを通して描かれる。

かぜのやなぎ

かぜのやなぎ 【風の柳】
(1)柳の枝葉が風に吹かれてゆらゆらと揺らぐさま。
(2)逆らわず軽く受け流すこと。風に柳。「何事もあらそはぬ,―のしなやかに/人情本・辰巳園(初)」

かぜのやまい

かぜのやまい 【風の病】
(1)悪い気に当たって起こるとされた病。頭痛・関節疼痛など神経系統の病気の俗称。風病(フウビヨウ)。
(2)感冒。風邪。

かぜひき

かぜひき [0][4] 【風邪引き】
風邪をひくこと。また,風邪をひいた人。

かぜま

かぜま [0] 【風間】
「かざま(風間){(1)}」に同じ。

かぜまかせ

かぜまかせ [3] 【風任せ】
(風の吹くままに漂うように)その時のなりゆきに任せること。「―の浮き草稼業」

かぜまじり

かぜまじり [3] 【風交じり】
雨や雪が風を伴うこと。

かぜまち

かぜまち [0] 【風待ち】 (名)スル
「かざまち(風待)」に同じ。

かぜまつり

かぜまつり [3] 【風祭(り)】
「かざまつり(風祭)」に同じ。

かぜみち

かぜみち [2] 【風道】
「かざみち(風道)」に同じ。

かぜむき

かぜむき [0] 【風向き】
「かざむき(風向)」に同じ。

かぜよけ

かぜよけ【風除け】
a windbreak;→英和
a windshield (自動車の).→英和

かぜよけ

かぜよけ [0] 【風除け】
「かざよけ(風除)」に同じ。

かぜん

かぜん クワ― [0] 【果然】
■一■ (副)
思ったとおり。はたして。「大敵の彼妖魔は―待伏せして居た/思出の記(蘆花)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
予想していたとおりであるさま。「新理論を組成し,―として学術界の方針を一斡する/真善美日本人(雪嶺)」

かぜん

かぜん【果然】
sure enough.⇒果して.

かそ

かそ【可塑の】
plastic.→英和
可塑性 plasticity.

かそ

かそ【過疎現象】
the drift of population away from the countryside.→英和
過疎地帯 an underpopulated area.

かそ

かそ クワ― [1] 【過疎】
非常にまばらであること。特に,農山村の人口が極度に少ない状態などにいう。
⇔過密
「―化」

かそ

かそ [1] 【家祖】
一家の先祖。祖先。

かそ

かそ クワ― [1] 【火鼠】
⇒ひねずみ(火鼠)

かそ

かそ クワ― [1] 【果蔬】
果物(クダモノ)と野菜。

かそう

かそう [0] 【歌僧】
(平安時代から中世にかけての)歌を詠んだ僧。

かそう

かそ・う カソフ 【掠ふ】 (動ハ四)
(1)奪い取る。かすめ取る。「天つ日嗣高御座の次ぎてを―・ひ奪ひ盗まむとして/続紀(天平宝字一宣命)」
(2)人目をかすめる。「―・うで,京内参を致してござる/狂言記・二千石」

かそう

かそう [0] 【架装】
車両などに積載されている装備。

かそう

かそう [0] 【仮相】
実在でない現象。

かそう

かそう [0] 【仮想】 (名)スル
(1)仮に想定すること。「大地震発生を―した対策」
(2)文法で,実際はそうでないことを前提として推量することを表す言い方。文語で,助動詞「まし」を付けて言い表す。

かそう

かそう [0] 【仮装】 (名)スル
(1)仮にほかの物の姿をすること。また,そのよそおい。「―して町に出る」「―舞踏会」
(2)仮のよそおい・装備で別なものにすること。「―空母」

かそう

かそう [0] 【仮葬】 (名)スル
仮に葬ること。
⇔本葬

かそう

かそう [0][2] 【家相】
その住人の運勢がわかるとされる,家の向きや間取りなど。

かそう

かそう クワサウ [0] 【火葬】 (名)スル
死体を焼き,残った骨を葬ること。また,そういう葬法。日本では,700年に僧道昭が遺言により火葬に付されたのが文献(「続日本紀」)上の初例。荼毘(ダビ)。「―に付す」

かそう

かそう [0] 【下層】
(1)幾重にも重なったものの下の部分・層。
(2)財産が少なく,地位の低い階層。「社会の―」
⇔上層

かそう

かそう【下層】
a substratum;→英和
an underlayer.下層階級 the lower classes.

かそう

かそう【火葬】
cremation.〜にする cremate.→英和
‖火葬場 a crematory.

かそう

かそう【仮装(して)】
(in) disguise.→英和
〜する disguise <oneself as> .‖仮装行列 a fancy dress parade.仮装舞踏会 a fancy (dress) ball;a masked ball.

かそう

かそう【仮想の】
imaginary.→英和
〜する imagine;→英和
assume.→英和
‖仮想敵国 a potential[hypothetical]enemy.

かそううん

かそううん [2] 【下層雲】
地表から2千メートルぐらいまでに現れる層積雲・層雲をいう。

かそうかい

かそうかい カサウ― [2] 【可想界】
⇒叡智界(エイチカイ)

かそうかいきゅう

かそうかいきゅう [4] 【下層階級】
財産が少なく,社会的地位も低い階層。また,その階層に属する人々。

かそうきおく

かそうきおく [4] 【仮想記憶】
⇒バーチャル-メモリー

かそうぎょうれつ

かそうぎょうれつ [4] 【仮装行列】
大勢がそれぞれに仮装してねり歩く行列。

かそうげんじつ

かそうげんじつ [4] 【仮想現実】
⇒バーチャル-リアリティー

かそうこうい

かそうこうい [4] 【仮装行為】
相手方と通謀して,その同意の上で行う虚偽表示に基づく法律行為。通常,第三者を欺くために行う。例えば仮装売買など。
→虚偽表示

かそうしせつつうしんもう

かそうしせつつうしんもう [9] 【仮想私設通信網】
〔virtual private network〕
公衆電話回線を使って構築した企業内専用網。国内外の事業所間で通常の内線電話のように利用することが可能。VPN 。

かそうしゃかい

かそうしゃかい [4] 【下層社会】
下層階級に属する人々が,集まってつくる固有の社会。

かそうてきこく

かそうてきこく [4] 【仮想敵国】
国防計画を立てる際に,仮に敵とみなす国。

かそうば

かそうば クワサウ― [0] 【火葬場】
火葬のため死体を焼く場所。やきば。

かそうばいばい

かそうばいばい [4] 【仮装売買】
(1)売買の意思がないのに,相手と通じて行う見せかけの売買。例えば,差し押さえを免れるために,不動産を他人に売ったように見せかけたりすること。
(2)取引所で,相場操縦の方法として行われる見せかけの売買。違法として禁止される。

かそく

かそく【加速】
acceleration.〜する accelerate.→英和

かそく

かそく [0] 【仮足】
白血球や原生動物のアメーバ類などで,原形質の一時的突起として形成される細胞小器官。捕食および移動運動を行う。偽足。擬足。虚足。

かそく

かそく [0] 【加速】 (名)スル
速度を加えること。はやめること。
⇔減速
「―して前の車を追い越す」

かそくき

かそくき [2] 【加速器】
〔accelerator〕
原子核または素粒子の実験や放射線源を得るために,電子・陽子・イオンなどの荷電粒子を高速度に加速する装置。線形加速器・サイクロトロン・シンクロトロン・ベータトロンなど。

かそくけい

かそくけい [0] 【加速系】
慣性系に対して加速度運動をしている座標系。

かそくしゃせん

かそくしゃせん [4] 【加速車線】
高速道路に進入するランプ-ウエーに続く直線路。この区間で加速して本線に合流する。

かそくしょうきゃく

かそくしょうきゃく [4] 【加速償却】
企業が機械設備の償却期間を短縮し,通常の場合よりも多額の減価償却引当費を計上すること。積み立てられた減価償却累計額で設備改善などに充当することができる。

かそくそうち

かそくそうち [4] 【加速装置】
(1)機関の回転を速くする装置。
(2)「加速器」に同じ。

かそくでんあつ

かそくでんあつ [4] 【加速電圧】
荷電粒子を加速する電場を作るために加えられる電圧。

かそくど

かそくど【加速度】
acceleration.〜的に with accelerated speed.

かそくど

かそくど [3][2] 【加速度】
(1)一定時間についての速度変化の割合。
(2)次第に増していく速さ。「―がつく」

かそくどけい

かそくどけい [0] 【加速度計】
加速度を計る計器。車両・航空機などに使われる。

かそくどげんり

かそくどげんり [5] 【加速度原理】
設備投資の水準は産出高の増加額によって決定されるという理論。

かそくどてき

かそくどてき [0] 【加速度的】 (形動)
変化する度合が次第に大きくなってゆくさま。

かそくどびょう

かそくどびょう [0] 【加速度病】
乗り物の速度の変化や動揺に適応できずに起こる病症。乗り物酔い。

かそけし

かそけ・し 【幽し】 (形ク)
かすかである。淡い。「夕月夜―・き野辺に/万葉 4192」

かそざい

かそざい [2] 【可塑剤】
成形や加工をしやすくするためにプラスチックや合成ゴムに添加する物質。

かそせい

かそせい [0] 【可塑性】
⇒塑性(ソセイ)

かそせいぶっしつ

かそせいぶっしつ [5] 【可塑性物質】
塑性を示す物質。特に,プラスチック。可塑物。

かそちいき

かそちいき クワソチヰキ [3] 【過疎地域】
人口の著しい減少により,その地域社会の活力が低下している地域。

かそぶつ

かそぶつ [2] 【可塑物】
⇒可塑性物質(カソセイブツシツ)

かそりかいづか

かそりかいづか 【加曾利貝塚】
千葉市桜木町にある縄文中期・後期の大貝塚。直径約200メートルの環状貝塚が二つ相接している。指定史跡。

かぞ

かぞ [1] 【楮】
⇒こうぞ(楮)

かぞ

かぞ 【父】
〔古くは「かそ」〕
父(チチ)。
⇔いろは
[和名抄]

かぞ

かぞ 【加須】
埼玉県北東部の市。近郊は稲作地帯。江戸期は青縞を生産。現在は鯉幟(コイノボ)りと柔・剣道着を特産。

かぞいろ

かぞいろ 【父母】
「かぞいろは」に同じ。「―の契りは深きつばめだに/為忠集」

かぞいろは

かぞいろは 【父母】
〔「いろは」は母の意。古くは「かそいろは」〕
父母。両親。かぞいろ。「よも山に木の芽春雨降りぬれば―とや花のたのまむ/千載(春上)」

かぞう

かぞう [0] 【加増】 (名)スル
領地・禄高などを加え増すこと。

かぞう

かぞ・う カゾフ 【数ふ】 (動ハ下二)
⇒かぞえる

かぞう

かぞう [0] 【架蔵】 (名)スル
(主に書物を)棚に所蔵すること。

かぞう

かぞう [0] 【家蔵】 (名)スル
自分の家のものとして所有すること。また,その品。「―の書」

かぞうなます

かぞうなます クワザフ― [4] 【和雑膾】
夏の料理の一種。種々の鮮魚の切り身を混ぜて,蓼酢(タデス)や塩で味をつけたもの。かんぞうなます。かんじょうなます。

かぞえ

かぞえ カゾヘ [3][2] 【数え】
〔動詞「数える」の連用形から〕
「数え年」に同じ。「―で三〇歳」
→満(マン)

かぞえあげる

かぞえあ・げる カゾヘ― [5][0] 【数え上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かぞへあ・ぐ
一つ一つ数える。列挙する。「美点を―・げる」

かぞえうた

かぞえうた【数え歌】
a counting song.

かぞえうた

かぞえうた カゾヘ― [3] 【数え歌】
(1)一つ,二つと数える言葉が各歌詞の歌い出しにおかれ順次数をおって続いていく歌。
(2)平安時代に,漢詩の六義(リクギ)になぞらえてたてられた和歌の一体。「賦」に当たる。

かぞえきれ∘ない

かぞえきれ∘ない カゾヘ― 【数え切れない】 (連語)
数量が多くて,数がわからない。

かぞえきれない

かぞえきれない【数え切れない】
innumerable;→英和
⇒無数.

かぞえたてる

かぞえた・てる カゾヘ― [5] 【数え立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かぞへた・つ
(よくないことを)一つ一つ数える。「罪状を―・てる」

かぞえづき

かぞえづき カゾヘ― [3] 【数え月】
一二月のこと。

かぞえどし

かぞえどし カゾヘ― [3] 【数え年】
生まれたその年を一歳とし,以後正月ごとに一歳ずつ増やして数える年齢。かぞえ。「―で三歳」

かぞえどし

かぞえどし【数え年で】
in one's <tenth> calendar year.

かぞえび

かぞえび カゾヘ― [3] 【数え日】
年末の,残り少ない日々。「―は親のと子のは大違ひ/柳多留 7」

かぞえる

かぞ・える カゾヘル [3] 【数える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かぞ・ふ
〔「かず」と同源〕
(1)数をよむ。物の数がいくつか調べる。勘定する。「参加人員を―・える」「指折り―・える」
(2)一つ一つ取りあげていう。列挙する。数えあげる。「長所を―・える」
(3)結果としてそれだけの数になる。「卒業以来,一〇年を―・える」
(4)その範囲内のものであると認める。「名作の一つに―・えられる」
(5)考慮に入れる。「哀をもわき給へ,労をも―・へ給へ/源氏(胡蝶)」
(6)ほとんど節を付けず,拍子をとってうたう。「白拍子をまことに面白く―・へすましたりければ/平家 10」

かぞえる

かぞえる【数える】
count;→英和
number;→英和
calculate.→英和
指折り〜 count on one's fingers.…の中に数えられる rank[be numbered] <among> .→英和

かぞく

かぞく【華族】
a peer[peeress (女)];→英和
the peerage (総称).→英和
華族制度 the peerage system.

かぞく

かぞく [1] 【家族】
(1)夫婦とその血縁関係にある者を中心として構成される集団。
(2)民法旧規定において,戸主の統率下にある家の構成員。
→家(イエ)(2)
 (イ)

かぞく

かぞく クワ― [1] 【華族】
(1)旧憲法下,皇族の下,士族の上に置かれ貴族として遇せられた特権的身分。1869年(明治2)旧公卿・大名の称としたのに始まり(旧華族),84年の華族令により,公・侯・伯・子・男の爵位が授けられ,国家に貢献した政治家・軍人・官吏などにも適用されるに至った。1947年(昭和22)新憲法施行により廃止。
(2)〔「かしょく」「かそく」とも〕
清華(セイガ)家の別名。かしょく。「―も栄耀も面をむかへ肩を並ぶる人なし/平家 1」

かぞく

かぞく【家族】
a family;→英和
one's people.4人〜 a family of four.‖家族制度 the family system.家族手当 a family allowance.家族計画 family planning.

かぞくあわせ

かぞくあわせ [4] 【家族合(わ)せ】
合わせ物カルタの一。一家族五人ずつ一〇家族分の札を分配し,札をもらいあって多くの家族をそろえた者を勝ちとする。明治末年に始まる。

かぞくおん

かぞくおん [3] 【下属音】
洋楽で,主音の五度下の音。ハ長調・ハ短調ではヘ音。サブドミナント。

かぞくかいかん

かぞくかいかん クワ―クワイクワン 【華族会館】
華族の社交のための集会所。東京都千代田区永田町にあった。1874年(明治7)創立。

かぞくけいかく

かぞくけいかく [4] 【家族計画】
家庭事情などに応じて,出産間隔や産児数を考え妊娠・出産に計画性をもたせること。

かぞくしゅぎ

かぞくしゅぎ [4] 【家族主義】
(1)家族をすべてに優先して考える主義。
(2)組織における支配と服従の関係を,家父長の恩情と子の家父長への奉仕の関係とみなす思想。

かぞくじゅうぎょうしゃ

かぞくじゅうぎょうしゃ [6] 【家族従業者】
農家や商店など自営業主の家族で,その自営業に従事している者。

かぞくじょがっこう

かぞくじょがっこう クワ―ヂヨガクカウ 【華族女学校】
1885年(明治18)下田歌子らにより設けられた学校。華族子女の教育に携わったが,1906年学習院女学部として合併。

かぞくせいど

かぞくせいど [4] 【家族制度】
法的・社会的に規定された家族の在り方。現在の日本において,民法上では個人の尊厳と男女の本質的平等を基礎とした夫婦本位の家族制度であるといわれるが,社会的慣習的には,家制度の影響も残存している。

かぞくてあて

かぞくてあて [4] 【家族手当】
(1)扶養家族をもつ勤労者にその生活を維持させるため,使用者が基本給に加えて支給する手当。扶養手当。
(2)社会保障の一環として,家族扶養のために国が支給する手当。

かぞくふくし

かぞくふくし [4] 【家族福祉】
個人と家族とのつながりを重視し,家族全体に対して働きかけ援助しようとする社会福祉の一分野。

かぞくぶろ

かぞくぶろ [0][4] 【家族風呂】
旅館などで,一家族だけで入れるようにした風呂。

かぞくほう

かぞくほう [0] 【家族法】
(1)民法四編を中心とする夫婦・親子等の生活関係を規律する法律。親族法。
(2)広く,民法五編の相続法を含めていう。

かぞくりょうほう

かぞくりょうほう [4] 【家族療法】
心理療法の一。患者本人だけでなく,その家族全体に働きかけ,家族関係の改善・変容をはかる。

かぞくれき

かぞくれき [3] 【家族歴】
患者の家族や近親者の病歴,健康状態,死因などの記録。

かぞくわおん

かぞくわおん [4] 【下属和音】
下属音を根音とする三和音。主和音,属和音とともに和声上重要な機能をになう。長調では長三和音,短調では短三和音となる。

かた

かた クワ― [1] 【掛搭・挂搭】
〔仏〕
(1)その寺に滞在を許された禅僧が錫杖(シヤクジヨウ)を禅堂の搭鉤(トウコ)に掛けること。
(2)禅僧が行脚をやめて一か所に長く滞在すること。

かた

かた【方】
(1) a manner;→英和
a way (仕方).→英和
(2) <a relation on one's father's> side.→英和
(3) care of <�> .

かた

かた【肩】
the shoulder.→英和
〜にする[かつぐ]shoulder <a thing> .〜で息をする pant.→英和
〜で風を切る strut along.〜がこる have stiff shoulders;feel uneasy (比喩的).…の〜を持つ support <a person> .→英和
〜が広い(狭い) be broad-(narrow-)shouldered.

かた

かた 【方】
■一■ [2] (名)
(1)方向。方位。「東の―,三〇里」「職(シキ)の御曹司を―悪(ア)しとて/枕草子 161」
(2)〔「北の方」のように,貴人を呼ぶのに居所の方角を用いたところから〕
人を敬っていう語。「あの―は,よい―です」「男の―」
(3)ところ。場所。「道なき―」「黒羽の館代浄坊寺なにがしの―におとづる/奥の細道」
(4)(多く下に打ち消しの語を伴って)手段。方法。「憤懣やる―なし」「言はむ―なく,むくつけげなる物来て/竹取」
(5)頃。時分。「来(コ)し―行く末」「この世を去らんとする時にこそ,はじめて過ぎぬる―の誤れる事は知らるなれ/徒然 49」
(6)二つに分かれたものの一方。仲間。組。「左・右と―わかたせ給ふ/源氏(絵合)」
(7)味方。多く「方をす」の形で用いる。「娘,夫の―をして/狂言・水引聟(天正本)」
(8)物事の分野。方面。あたり。「宮仕への―にも立ち馴れ/更級」「なつかしうなまめきたる―は/大鏡(昔物語)」
■二■ (接尾)
(1)動詞の連用形に付いて,そのことを行う方法または,そのありさまの意を表す。様(ヨウ)。「作り―」「 話し―」「痛み―」
(2)人名に付いて,寄宿している場所を表す。ところ。「山田―」
(3)「お」を冠した数を表す語に付いて,その数の人を尊敬していうのに用いる。「おふた―」「お三(サン)―」
(4)〔「がた」とも〕
数量や時を表す名詞に付いて,それくらい・そのころであることを表す。「五割―高い」「暮れ―」「朝―」
(5)〔「がた」とも〕
動詞の連用形や名詞に付く。
 (ア)必ず相手があると予想される場合の,一方の側を表す。側(ガワ)。「父―」「母―」「売り―」「買い―」「敵―」
 (イ)ある組織内でその方面に関係する人を表す。係。担当。「囃子(ハヤシ)―」「衣装―」「道具―」
 (ウ)それをすることを表す。「撃ち―やめ」「依頼―お願いします」
→がた(方)

かた

かた 【片】 (接頭)
〔「かた(方)」と同源〕
名詞に付く。
(1)
 (ア)二つそろったものの一方の意を表す。「―親」「―思い」「―敷く」
 (イ)すくない,わずかである意を表す。「―時」
 (ウ)完全でない意を表す。「―言(コト)」
 (エ)中心より離れ,一方に寄っている,へんぴである意を表す。「―田舎」「―山里」
(2)〔上代の用法〕
動詞に付いて,ひたすらそれをするさまを表す。「―待つ」「―設(マ)く」
→片や

かた

かた [2] 【形・型】
(1)外見に現れたかたち。かっこう。《形》「髪の―を整える」「―がくずれる」
(2)相対的な特性によって区別される性質や形態。タイプ。《型》「新しい―の車」「―によって分類する」
(3)同種類の物を幾つも作る時,基にする枠や紙。ひながた・鋳型・型紙など。《型》「石膏(セツコウ)を―に入れる」「―を取る」
(4)スポーツ・芸道などで規範とされる一定の体勢や動作。フォーム。「柔道の―」「―が決まる」
(5)習慣で決まっている形式。しきたり。慣例。《型》「―を破る」「―のとおりに行う」
(6)借金が返せない時の保証として相手に渡す約束をした物。抵当。担保。《形》「土地を―に借金する」「借金の―に家屋を取る」
(7)前に物事のあったことを示すしるし。あとかた。形跡。「所せく集ひし馬・車の―もなく/源氏(須磨)」
(8)絵図。「―にかきても見まうきさましたり/源氏(末摘花)」
(9)模様。「着る物の―にてばし侍るか/仮名草子・伊曾保物語」
(10)うらないの結果。うらかた。「告(ノ)らぬ妹が名―に出でむかも/万葉 3488」
(11)銭の文字のある方の面。銭の表。
⇔縵面(ナメ)
[物類称呼]
(12)(「がた」の形で)
 (ア)名詞の下に付いて,ある物に似たかたちをしていることを表す。《形》「扇―」「ピラミッド―」
 (イ)名詞や形容詞の語幹の下に付いて,ある性質・形式をもつことを表す。《型》「 A ―の血液」「冬―の気圧配置」「ハムレット―」「うるさ―」

かた

かた【過多】
(an) excess <of fat> .→英和
〜の excessive;→英和
too much;over-.→英和

かた

かた [1] 【肩】
(1)首の付け根から腕の付け根に至るまでの胴体の上側の部分。「―に担ぐ」「―が張る」「―を寄せ合う」
(2)動物の前肢・翼などが胴体に接続する部分の上側。
(3)衣服の{(1)}に当たる部分。
(4)山・道などの人の{(1)}に似た部分。
 (ア)山の頂上から少し下がった平らな部分。「山の―」
 (イ)道の谷側の端。「路―」
(5)文字や物の,上のかどの部分。「表紙の右―」
(6)物を投げる力。「―がいい」「鉄砲―」
(7)担ぐ力。転じて,責任。負担。「―代わり」
(8)〔肩に倶生神(グシヨウジン)が宿っていて人の運命を支配するという俗信から〕
運。「―のよい者の幸せ見よ/浄瑠璃・万年草(中)」

かた

かた クワ― [1] 【夥多】 (名・形動)[文]ナリ
おびただしく多い・こと(さま)。「異同―なるを厭ふ/明六雑誌 10」

かた

かた【形[型]】
(1)[かたち](a) shape (形状);→英和
(a) form (形式);→英和
a size (大きさ).→英和
(2)[様式](a) style;→英和
a mode;→英和
(a) type;→英和
cut (仕立).→英和
(3)[型]a pattern;→英和
a mold (鋳型).→英和
(4)[慣例]usage;→英和
(a) convention (しきたり).→英和
(5) (a) security (抵当の).→英和
〜にはまった conventional.→英和
〜破りの unconventional.→英和
〜をつける settle <a question> .→英和

かた

かた [2] 【潟】
(1)砂州または沿岸州によって海と切り離されてできた湖や沼。狭い水路で海に通ずるものもある。潟湖(セキコ)。ラグーン。石川県の河北潟はその例。
(2)遠浅の海で,潮の干満によって陸地が現れたり水面下に隠れたりする所。干潟(ヒガタ)。
(3)浦。入り江。今も「松浦(マツラ)潟」「清見潟」のような地名に残っている。

かた

かた クワ― [1] 【過多】 (名・形動)[文]ナリ
必要以上に多すぎる・こと(さま)。
⇔過少
「胃酸―」「―な情報」

かた=が付く

――が付・く
「方が付く」に同じ。
〔「片付く」からの類推表記〕

かた=が付く

――が付・く
〔「片が付く」とも表記〕
物事の処理が終わる。物事のけりがつく。決着がつく。

かた=が凝(コ)る

――が凝(コ)・る
(1)肩の筋肉がこわばり,肩が重苦しくなる。肩が張る。
(2)緊張させられる。肩が張る。「肩の凝らない軽い読み物」

かた=が張る

――が張・る
(1)「肩が怒る」に同じ。
(2)「肩が凝(コ)る」に同じ。

かた=が怒(イカ)る

――が怒(イカ)・る
(1)肩が高く張っている。いかりがたである。
(2)肩身が広くなる。「お供についたわしらまで,ほんに―・つた/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」

かた=で息を∘する

――で息を∘する
上下に肩を動かし,荒い息をする。

かた=で風を切る

――で風を切・る
肩をそびやかして得意げに歩く。

かた=にかかる

――にかか・る
責任・義務などが負いかぶさる。双肩にかかる。「一家の生活が長男の―・った」

かた=に嵌(ハ)まる

――に嵌(ハ)ま・る
一定の形式・習慣に従って特徴がなくなる。新鮮味がなくなる。「―・った式辞」

かた=に嵌(ハ)める

――に嵌(ハ)・める
一定の枠に入れて特徴をなくする。規格化する。「子供を―・めてしまう画一教育」

かた=の如(ゴト)く

――の如(ゴト)く
決まった形式のとおり。かたどおり。「安普請ではあつたが,―床の間もあつて/平凡(四迷)」

かた=の荷が下りる

――の荷が下・りる
責任や負担がなくなり気が楽になる。

かた=を並べる

――を並・べる
(1)並んで立つ。
(2)同じような力や勢いをもつ。対等な地位に立つ。「名人・上手と―・べる」

かた=を付ける

――を付・ける
〔「片を付ける」とも表記〕
物事をきちんと処理する。けりをつける。決着をつける。「長年の争いに―・ける」「金で―・ける」

かた=を付ける

――を付・ける
「方を付ける」に同じ。
〔「片付ける」からの類推表記〕

かた=を入れる

――を入・れる
後援する。ひいきする。加勢する。肩をもつ。「芸術家の卵に―・れる」

かた=を叩(タタ)く

――を叩(タタ)・く
(1)肩のこりをほぐすため,肩を手でたたく。
(2)上役が部下に退職を勧める。
→肩叩き(2)

かた=を張る

――を張・る
威勢のある態度を示す。いばる。

かた=を怒(イカ)らす

――を怒(イカ)ら・す
肩をそびやかして威圧的な態度をとる。

かた=を抜く

――を抜・く
それまで負っていた負担・責任をのがれる。手を引く。「わしは―・く程に/歌舞伎・お染久松色読販」

かた=を持つ

――を持・つ
ひいきをする。味方をする。「女房の―・つ」

かた=を窄(スボ)める

――を窄(スボ)・める
(1)寒くて肩をちぢめる。「雪の中を―・めて歩く」
(2)肩身が狭く感じられて小さくなる。

かた=を竦(スク)める

――を竦(スク)・める
肩をちぢめるしぐさをする。恐れ入った,あきれた,不本意だ,などの気持ちを表す。

かた=を落とす

――を落と・す
気落ちしてしょんぼりする。落胆する。

かた=を貸す

――を貸・す
(1)傷ついた者・病気の者などを肩につかまらせて支えてやる。
(2)手助けをする。後援する。

かた=塞(フタ)がる

――塞(フタ)が・る
方塞がりになる。「―・りけれど/大和 8」

かた=明く

――明・く
陰陽道で方角のふさがりが除かれる。「―・きなばこそは参りくべかなれと思ふに/蜻蛉(中)」

かた=違(タガ)う

――違(タガ)・う
方違(カタタガ)えをする。「大殿へは―・へむとて渡り給ひにけるを/源氏(夕霧)」

かたあがり

かたあがり [3] 【肩上(が)り】
書いた文字の右の方が上がっていること。右肩上がり。右上がり。

かたあげ

かたあげ [2] 【肩揚(げ)・肩上げ】 (名)スル
子供の着物の裄(ユキ)を合わせ,長さを調節するために肩にとった揚げ。

かたあげ=を下ろす

――を下ろ・す
(1)肩揚げをはずして裄(ユキ)丈を長くする。
(2)童女が成人する。

かたあし

かたあし [0] 【片足】
(1)一方の足。「―とび」
(2)一組の履物の片方。
(3)足が一本しかないこと。また,その人。

かたあし

かたあし【片足】
one foot; <stand on> one leg.

かたあて

かたあて [0] 【肩当て】
(1)裁縫で,単(ヒトエ)の長着や夜着の肩から背に,補強と汚れを防ぐために当てる布。
(2)寝るとき,肩に当てて,寒さを防ぐ布。
(3)重い物や硬い物を担ぐとき肩に当てる敷物。
(4)鎧(ヨロイ)の綿上(ワタガミ)の下に当てるもの。
肩当て(4)[図]

かたあて

かたあて【肩当】
a shoulder pad.

かたあぶら

かたあぶら [3] 【固油】
⇒鬢付(ビンツ)け油(アブラ)

かたあめ

かたあめ [0] 【固飴】
かたく作った飴。固形の飴。
→水飴

かたあらし

かたあらし 【片荒らし】
中世,地味が悪いため一年おきまたは数年おきに耕作した田。律令制下では易田(エキデン)と呼んだ。休田(ヤスミダ)。「山がつの外面の小田の―/新撰六帖 2」

かたい

かた・い [0][2] 【堅い・固い・硬い】 (形)[文]ク かた・し
(1)物が力を加えられても,容易に形や状態を変えない。《固・硬》
⇔やわらかい
「―・い鉛筆」「卵を―・くゆでる」
(2)物と物,人と人がしっかりと合わさっていて容易に離れない。《堅・固》
⇔ゆるい
「―・くひもを結ぶ」「―・い団結」「―・い握手」
(3)心が動揺したり,容易に変わったりしない。《堅・固》「―・い決意」「―・く信ずる」「押し売り―・くおことわり」
(4)自分の考えにこだわり,融通がきかない。頑固だ。《固・硬》
⇔やわらかい
「頭が―・い」
(5)外見がこわばって柔らかみがない。また,緊張していてぎこちない。《硬》「―・い表情」
(6)内容がまじめ一方で,面白みがない。かたくるしい。きまじめだ。《固・硬》
⇔やわらかい
「―・い一方の男」「―・い話」
(7)することに,浮ついたところがなく,信用がおける。
 (ア)てがたい。堅実だ。「―・い商売」「―・く見積もっても一億円はもうかる」
 (イ)(「口がかたい」の形で)人に秘密をもらさない。「口の―・い人」
 (ウ)間違いない。確かだ。「合格は―・い」「一万円は―・い」
(8)どんな小さなことでも誤りを許さない。厳重だ。きびしい。「―・く禁ずる」「守りの―・い城」
(9)(「目がかたい」の形で)眠気がこない。眠たがらない。「おとなし様に,おめが―・い/浄瑠璃・栬狩」
(10)取引で,相場がなかなか下がらない。「値が―・い」「底が―・い」{(7)}〜{(10)}《堅・固》
(11)写真で,画像の明暗の対照がはっきりしている。硬調である。《硬》
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かたい

かたい [0] 【歌体】
和歌の形態。短歌・長歌・旋頭歌(セドウカ)など。

かたい

かたい クワタイ 【花袋】
⇒田山(タヤマ)花袋

かたい

かたい【堅[固・硬]い】
(1) hard <pencil> ;→英和
solid <ground> ;→英和
tough <meat> ;→英和
stiff <paper> ;→英和
tight <knot> .→英和
(2) strong <defense> ;→英和
firm <resolve> ;→英和
strict <rules> ;→英和
serious <reading> ;→英和
sound <business> ;→英和
reliable <person> ;→英和
chaste <woman> (貞操の).→英和
堅[固]く firmly;tightly;→英和
strictly.堅[固]くなる(ならない) grow stiff (be at ease).堅[固]く断わる refuse positively.

かたい

かたい【難い】
hard;→英和
difficult.→英和

かたい

かたい クワ― [0] 【過怠】
(1)あやまち。てぬかり。「大した―もなく勤めを終える」
(2)中世,過失や罪を犯した者に対して金銭や労役によって償わせた武家法上の刑罰。
(3)あやまちの償いにする物事。「馬場を渡らずは,百文の―なり/申楽談儀」

かたい

かたい クワ― [0] 【科怠】
とがめるべき怠慢。怠慢ゆえの過失。

かたい

かたい クワ― [0] 【化体】
観念的な事柄を,有形物によって具体的な感知できるものにすること。特に,有価証券法において,権利を証券上に表すことを示す。

かたい

かたい [0] 【下腿】
足の膝から足首までの部分。

かたい

かたい クワ― [0] 【銙帯】
革帯(カクタイ)の一種。表面に銙と呼ぶ,金・銀または玉石などの飾りを据え付けた。

かたい

かた・い [0] 【難い】 (形)[文]ク かた・し
〔「堅(カタ)い」と同源〕
(1)なかなかできない。むずかしい。困難だ。「守るに易く攻めるに―・い」「言うはやすく行うは―・し」
(2)ほとんど存在しない。めったにない。めずらしい。「女の,これはしもと,難つくまじきは,―・くもあるかな/源氏(帚木)」
→がたい(接尾)

かたい

かたい 【乞丐・乞食】
〔「傍居(カタイ)」の意〕
(1)こじき。物もらい。
(2)人をののしっていう語。ばかもの。「心なしの―とは,をのれがやうなる者をいふぞかし/宇治拾遺 2」
(3)〔昔,罹病(リビヨウ)者は放逐され放浪乞食をしたところから〕
癩(ライ)病。また,それにかかった人。かったい。

かたいき

かたいき [3][0] 【片息・肩息】
大層苦しそうに息を吐くこと。また,その息。「―をつく」

かたいきん

かたいきん クワ― [0] 【過怠金】
公共組合その他の団体で,構成員が義務を怠ったり,規約に違反した時,自治的制裁として科する金銭罰。

かたいこつ

かたいこつ [2] 【下腿骨】
下腿の脛骨・腓骨の総称。

かたいじ

かたいじ【片意地な】
stubborn;→英和
obstinate.→英和

かたいじ

かたいじ [0] 【片意地】 (名・形動)[文]ナリ
頑固に自分の考えを押し通す・こと(さま)。「―な男」「―を張る」

かたいじん

かたいじん [2] 【家大人】
自分の父親を敬っていう語。「―のおなくなりなされた事は/内地雑居未来之夢(逍遥)」

かたいせつ

かたいせつ クワ― [2] 【化体説】
ローマ-カトリック教会での,聖餐(セイサン)に関する教義。聖別されたパンと葡萄酒は,キリストの肉と血が実体化したものであるとする説。

かたいた

かたいた [0] 【型板・形板】
(1)木石などで材を成形するために用いる,所要の形に造った板。この板を材に当てて形をうつす。形木。
(2)型付けのための布を張る板。張った布の上に型紙をおいて模様を染め付ける。捺染(ナツセン)板。

かたいたガラス

かたいたガラス【型板ガラス】
ornamental glass.

かたいたガラス

かたいたガラス [5] 【型板―】
片面や両面に種々の型模様をつけた板ガラス。視線を遮る用途に用いる。

かたいっぽう

かたいっぽう [3] 【片一方】
二つのうちの一つ。片方。

かたいてじょう

かたいてじょう クワ―ヂヤウ [4] 【過怠手錠】
江戸幕府の刑罰の一。過料を納めることができない時,代わりに科した手錠。

かたいと

かたいと [0][3] 【片糸】
(諸糸(モロイト)に対して)まだ撚り合わせていない一本の糸。また,片撚(ヨ)りの糸。「手染の糸を繰り反し―にあれど絶えむと思へや/万葉 1316」

かたいとの

かたいとの 【片糸の】 (枕詞)
片糸は撚り合わせて用いるものであることから,「より」「よる」「くる」「あふ」「を(緒)」などにかかる。「―よりよりに絶えずぞありける/古今(仮名序)」

かたいなか

かたいなか【片田舎】
a remote countryside.

かたいなか

かたいなか [3] 【片田舎】
都会から遠く離れた,交通不便な土地。「―で暮らす」

かたいはさんざい

かたいはさんざい クワ― [5] 【過怠破産罪】
破産宣告の前後を問わず,債務者が財産の減少,特定債権者に対する利益の供与,帳簿記載上の不正などの行為をした時,破産宣告が確定すると成立する破産法上の罪。

かたいみ

かたいみ [4][0] 【方忌み】
陰陽道(オンヨウドウ)で,ふさがっている方角を忌み避けること。ほういみ。
→方違(カタタガ)え

かたいやっかん

かたいやっかん クワ―ヤククワン [4] 【過怠約款】
旧民法用語。債務不履行があった場合に賠償すべき損害額をあらかじめ契約により定めておくこと。損害賠償額の予定。

かたいれ

かたいれ【肩入れする】
back <a person> up.

かたいれ

かたいれ [0][4] 【肩入れ】 (名)スル
(1)ひいきにしたり,援助したりすること。肩を入れること。「歌舞伎役者に―する」
(2)着物の肩の部分を別布で仕立てること。また,その布。
(3)芝居で肩をいかつく見せるためや,駕籠(カゴ)を担いで肩を痛めないために,役者が肩の所に入れる布団。
(4)「肩入れ奉公」の略。

かたいれぼうこう

かたいれぼうこう [5] 【肩入れ奉公】
奉公人が独立したあとも,もとの主家に通って奉公すること。肩入れ。

かたいろ

かたいろ [0] 【片色】
(1)練貫(ネリヌキ)の一種で,たて糸とよこ糸の色が違う織物。
(2)紋も腰替わりもない熨斗目(ノシメ)小袖。

かたいろう

かたいろう クワ―ラウ [2] 【過怠牢】
江戸幕府の刑罰の一。敲刑(タタキケイ)などの代わりに入牢させた刑。

かたうた

かたうた [2][0] 【片歌】
〔二つ組み合って完全になる歌の片方の意〕
(1)古代歌謡の一体。五・七・七の三句で一首をなす歌で,多くは問答に用いた。二つ合わせると旋頭歌(セドウカ)の形となる。「はしけやし我家(ワギエ)の方よ雲居立ち来も/古事記(中)」の類。
(2)江戸時代の俳人建部綾足が,俳諧の起源を{(1)}に求めて提唱した一九音(五・七・七)の発句形式。

かたうちさぎょう

かたうちさぎょう [5] 【型打ち作業】
金属製品の大量生産の一手段。プレスによる打ち抜き,または成型作業。

かたうで

かたうで【片腕】
(1) one arm.(2) one's right-hand man.

かたうで

かたうで [0] 【片腕】
(1)片一方の腕。
(2)最も有能で信頼できる補佐役。「社長の―」

かたうど

かたうど 【方人】
〔「かたひと」の転〕
(1)「かたひと」に同じ。
(2)味方すること。また,味方の人。仲間。かとうど。「此の国にも平家の―する人ありけり/平家 6」

かたうま

かたうま [2] 【肩馬】
「かたぐるま(肩車){(1)}」に同じ。

かたえ

かたえ [0][2] 【片方・傍】
(1)対になっているものの一方。かたほう。
(2)物のすぐ横。傍ら。「余が―なる椅子に腰掛け/あめりか物語(荷風)」
(3)一部分。また,半分。「むかし人も―は変らで侍りければ/源氏(玉鬘)」
(4)傍らにいる人。また,仲間・同僚。「腹ぎたなき―の教へおこするぞかし/源氏(賢木)」
(5)(「は」を伴って副詞的に用いられる)一方では。あるいは。一面。「―は,思ひなしか,折からか/源氏(蜻蛉)」

かたえくぼ

かたえくぼ [3] 【片靨】
片方の頬だけにできるえくぼ。

かたえぞめ

かたえぞめ カタヱ― [0] 【型絵染(め)】
型紙を用いて絵画的な文様を染めること。また,染めたもの。

かたえみ

かたえみ [0] 【片笑み】
片頬に笑いを浮かべること。

かたえむ

かたえ・む [3] 【片笑む】 (動マ四)
微笑する。「葉山は―・みながら鉄瓶から徳利を引き出す/多情多恨(紅葉)」

かたおい

かたおい 【片生ひ】 (名・形動ナリ)
十分に成長しない・こと(さま)。未成熟。「まだ―なる手の/源氏(乙女)」

かたおか

かたおか カタヲカ 【片岡】
姓氏の一。

かたおか

かたおか カタヲカ 【片岡】
(1)奈良県北葛城郡王寺町付近の丘陵。かたおかやま。((歌枕))「霧立ちて鴈(カリ)ぞなくなる―の朝(アシタ)の原はもみぢしぬらむ/古今(秋下)」
(2)京都市北区の上賀茂神社本殿の東にある小山。海抜170メートル。片岡の森。((歌枕))「郭公(ホトトギス)こゑ待つ程は―の杜のしづくに立ちやぬれまし/新古今(夏)」

かたおか

かたおか 【片岡】
一方が他方よりなだらかに傾斜している岡。また,孤立している岡。「―にしば移りしてなく雉子(キギス)/山家(春)」

かたおかけんきち

かたおかけんきち カタヲカ― 【片岡健吉】
(1843-1903) 政治家。土佐藩出身。立志社を創立し,自由民権運動を指導した。また,国会期成同盟総代として活躍。国会開設後衆議院議員,同議長。

かたおかちえぞう

かたおかちえぞう カタヲカチヱザウ 【片岡千恵蔵】
(1903-1983) 映画俳優。本名,植木正義。群馬県生まれ。歌舞伎から映画に転じ,時代劇を中心に長く第一線のスターとして活躍。代表作「国士無双」「赤西蠣太」「血槍富士」など。

かたおかてっぺい

かたおかてっぺい カタヲカ― 【片岡鉄兵】
(1894-1944) 小説家。岡山県生まれ。横光利一らと「文芸時代」を創刊,新感覚派の提唱者となるが,プロレタリア文学に転じた。のち転向,以後大衆文学に進んだ。代表作「綱の上の少女」「綾里村快挙録」

かたおかにざえもん

かたおかにざえもん カタヲカニザヱモン 【片岡仁左衛門】
上方の歌舞伎俳優。屋号,松島屋。
(1)(初世)(1656-1715) 元禄期(1688-1704)に敵役(カタキヤク)・実事・武道の名人といわれた。
(2)(七世)(1755-1837) 文化・文政期(1804-1830)に大坂を中心に活躍,幅広い芸風を示した。
(3)(一一世)(1857-1934) 大正・昭和初期の名優。晩年は東京に移り,和事や新作物の老け役を得意とした。
(4)(一三世)(1903-1994) 一一世の三男。上方歌舞伎の復興に貢献。

かたおかやすし

かたおかやすし カタヲカ― 【片岡安】
(1876-1946) 建築家。金沢生まれ。東京帝大卒。関西建築協会(現・日本建築協会)の初代理事長。大阪市中央公会堂,大阪毎日新聞社などを設計。

かたおき

かたおき [0] 【型置き】
型紙を布・紙などの上に置き,その上から防染糊または色糊を置く染色技法。型付け。

かたおし

かたおし [0] 【型押し】 (名)スル
板などに模様を彫り,紙などに押しつけて凹凸の模様を表すこと。

かたおち

かたおち [0] 【片落ち】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一方が欠け落ちること。
(2)日歩の利息の計算で,預け入れまたは貸し出し期間の最初の日か最後の日の一方に利息をつけないこと。片端落とし。片落とし。
→両落ち
(3)一方だけをひいきにする・こと(さま)。不公平。片手落ち。「その様な―な事があるものでござるか/狂言・鈍太郎(虎寛本)」

かたおとし

かたおとし [3] 【片落(と)し】
(1)一方だけをきりおとすこと。「(舞台装置ノ)下の方―にかざり/歌舞伎・お染久松色読販」
(2)一方だけをひいきすること。不公平。かたおち。「―ノサイバン/ヘボン(三版)」

かたおなみ

かたおなみ [3] 【片男波】
〔山部赤人の歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴(タズ)鳴き渡る」の「かたをなみ」を「片男波」にこじつけてできた語〕
高い波。男波(オナミ)。「寄せては帰る―/謡曲・松風」

かたおもい

かたおもい【片思い】
unrequited love.

かたおもい

かたおもい [3] 【片思い】
男女の一方だけが相手を恋い慕うこと。片恋。「せつない―」

かたおもむき

かたおもむき 【片趣】 (形動ナリ)
一方にばかり心を寄せて他を顧みないさま。いちず。「―なるをばゐのしし武者とてよきにはせず/平家 11」

かたおや

かたおや【片親】
a parent.→英和

かたおや

かたおや [0] 【片親】
(1)両親のうち,どちらか一方の親。
⇔二親(フタオヤ)
「戦争で―を失う」
(2)両親のうち,どちらか一方がいないこと。「飛行機事故で―になる」

かたおり

かたおり [0] 【固織(り)】
織物の文様の部分をからめおさえて織ること。また,その織物。
⇔浮き織り

かたおりど

かたおりど [4] 【片折(り)戸】
片側だけが開くようにした,一枚作りの折り戸。
⇔諸(モロ)折り戸

かたおろし

かたおろし [3] 【片下ろし】
古代歌謡のうたい方の一。本(モト)と末(スエ)に分かれてうたうとき,一方の調子を下げてうたうこと。また,そのようなうたい方をする歌謡の曲名。

かたかえし

かたかえし [3] 【片返し】
裁縫で,縫い代を割らずに片方に倒すこと。

かたかお

かたかお 【片顔】
顔の半分。片面。「ほうかぶりはづれて―の少し見えたるを/太平記 29」

かたかおなし

かたかおなし 【片顔無し】
心が一徹で他を顧みないこと。また,そのような人。「入道はさる―の人にて/盛衰記 12」

かたかぎ

かたかぎ [2] 【片鉤】
結び目の片側だけに輪を結ぶこと。かたわな。
⇔諸鉤(モロカギ)

かたかく

かたか・く 【片掛く】 (動カ下二)
(1)片方を寄せかける。「山に―・けたる家なれば/源氏(手習)」
(2)頼みにする。当てにする。「かの殿の御蔭に―・けて/源氏(松風)」

かたかけ

かたかけ [2] 【肩掛(け)】
主に外出のとき,防寒・装飾などのために肩にかける婦人用の衣料。ショール。[季]冬。

かたかけ

かたかけ【肩掛】
<wear> a shawl.→英和

かたかげ

かたかげ [3] 【片陰】
(1)日陰。特に夏の夕方の日陰。[季]夏。
(2)何かに隠されて,ある方角からは見えない所。物かげ。「―へ呼んで,紙に包んだ物を手に握らせて/雁(鴎外)」

かたかご

かたかご 【堅香子】
カタクリの古名。「寺井の上の―の花/万葉 4143」

かたかた

かたかた 【堅堅】 (副)
〔「かたがた」とも〕
(1)透き間なく詰まっていて崩れにくいさま。「桟敷をも―と打廻して/申楽談儀」
(2)確かなさま。「三十三間堂にて相待つべしと,―極めて/浮世草子・新色五巻書」

かたかた

かたかた [1] (副)スル
堅い物が触れ合って出る軽い音を表す語。「―(と)下駄を鳴らして行く」

かたかた

かたかた 【片方・片片】
(1)二つあるうちの一方。かたほう。かたつかた。「この川,つつみのかたはいと深くて―は浅ければ/十六夜」
(2)かたすみ。かたわら。「―へ行きてさうぞきて/宇治拾遺 5」

かたかど

かたかど 【片才】
わずかな才芸。「(女ノ)―を聞き伝へて(男ガ)心を動かすこともあめり/源氏(帚木)」

かたかな

かたかな [3] 【片仮名】
〔「かたかんな」の転。「かた」は不完全の意。多く漢字の画の一部分より作られたのでこの名がある〕
仮名の一種。万葉仮名として用いられた漢字の一部分,あるいは画数の少ない漢字の全画より作られた音節文字。平安初期,漢文訓読に用いられたものが起源。1900年(明治33)の「小学校令施行規則」改正で種々の異字体を廃し現行字体に統一された。現在は主に外来語・擬声語・擬態語などの表記に用いられる。大和(ヤマト)仮名。五十音仮名。略体仮名。
→仮名
→平仮名

かたかな

かたかな【片仮名】
the square form of kana[the Japanese syllabary].

かたかなご

かたかなご [0] 【片仮名語】
片仮名で表記される語。主として,外来語。

かたかま

かたかま [3] 【片鎌】
(1)鎌槍の左右へ突き出た三日月形の枝のうちの一方の枝。
(2)「片鎌槍」の略。

かたかまやり

かたかまやり [4] 【片鎌槍】
鎌槍のうち,穂の枝が片方のみのもの。かたかま。
片鎌槍[図]

かたかみ

かたかみ 【片上】
姓氏の一。

かたかみのぶる

かたかみのぶる 【片上伸】
(1884-1928) 文芸評論家・露文学者。愛媛県生まれ。号,天弦。早大卒。自然主義評論から生命主義,人道主義に傾斜,ロシア留学後はプロレタリア文学理論を紹介。著「生の要求と文学」「思想の勝利」など。

かたかゆ

かたかゆ 【固粥】
〔「かたがゆ」とも〕
固く煮た粥。今日の普通の飯(メシ)。[和名抄]
→しるかゆ

かたかんな

かたかんな 【片仮名】
「かたかな」に同じ。「一には―,ひとつは葦手/宇津保(蔵開中)」

かたがき

かたがき [0] 【肩書き】
(1)名刺などで,氏名の右上に書かれる職名・地位など。
(2)人の社会的地位や身分を示す職業・役職名など。「―が物をいう」

かたがき

かたがき【肩書】
a title;→英和
a <doctor's> degree (学位).→英和
〜のある(ない) (un)titled.

かたがきつき

かたがきつき [0][4] 【肩書き付き】
(1)肩書きがついていること。また,その人。
(2)悪事などの前歴をもっていること。ふだつき。

かたがた

かたがた [2] 【旁・旁旁】 (接続)
〔「かたがた(方方)」と同源〕
(1)いずれにしても。どっちみち。「母も大病で危篤な容子,―妹一人に家事を任して置(オク)といふ次第にも参りませんから/緑簑談(南翠)」
(2)その機会にまた。ついでに。かつ。「お誘ひ申さうと―御無沙汰見舞を兼ねて/社会百面相(魯庵)」

かたがた

かたがた【旁】
⇒−がてら.

かたがた

かたがた 【旁・旁旁】 (接尾)
〔「かたがた(方方)」の接尾語化〕
動作性の意をもった名詞に付いて,「…をかねて」「…のついでに」などの意を表す。がてら。「遊び―練習する」「御挨拶(アイサツ)―お願いまで」

かたがた

かたがた [2] 【方方・旁】
■一■ (名)
(1)複数の人々を敬っていう語。あのかたこのかた。《方方》「御来場の―」
(2)あちこちの場所や方角。ほうぼう。「みな―にながされ給てかなしきに/大鏡 2」
■二■ (代)
二人称。複数の相手を丁寧に呼ぶ語。本来は複数をさすが,単数をさす時にも用いられることがある。あなたがた。おのおのがた。《方方》「『―の御名字は』,『いや,名もない者でござる』/狂言・入間川」
■三■ (副)
あれやこれやと。さまざまに。いろいろ。「うれしくも,哀れにも,―移ろふ心地して/源氏(紅葉賀)」

かたがた=以(モツ)て

――以(モツ)て
いずれにしても。どのみち。

かたがため

かたがため [3] 【肩固め】
柔道の抑え込み技の名。あお向けになっている相手の片腕と頸部を一緒に抱きかかえるようにして抑え込むもの。

かたがっしょう

かたがっしょう [3] 【片合掌】
片手だけで合掌のかっこうをすること。

かたがみ

かたがみ【型紙】
a paper pattern <for a dress> .

かたがみ

かたがみ [0] 【型紙】
(1)洋裁・手芸などで,所要の布の形に製図して切り抜いた紙。布を裁断する時に当てて形をとる。
(2)型染めに用いる絵柄を彫り抜いた紙。

かたがみなっせん

かたがみなっせん [5] 【型紙捺染】
型紙を使って手工的に行う捺染。

かたがわ

かたがわ [0] 【片側】
物事の一方の側。片方の側。
⇔両側
「―通行」

かたがわ

かたがわ【片側(に)】
(on) one side.‖片側通行 one-way traffic.片側通行止 <掲示> No Thoroughfare on This Side.

かたがわおん

かたがわおん [4] 【片側音】
〔unilateral〕
舌尖(ゼツセン)で歯から後部歯茎のあたりをしっかりと閉鎖し,呼気を舌の片側から抜くようにして作られる言語音。へんそくおん。

かたがわせ

かたがわせ [3] 【片為替】
特定国との間で,貿易不均衡のため為替の受け払いが,一方に偏った状態。

かたがわまち

かたがわまち [4] 【片側町】
道の一方の側にばかり家の建ち並んでいる町。片町。片通。

かたがわやぶり

かたがわやぶり 【片側破り】
前後の見境もなく向こう見ずに押し通そうとする性質。また,その人。「―の猪(イノシシ)武者/太平記 38」

かたがわり

かたがわり [3] 【肩代(わ)り・肩替(わ)り】 (名)スル
(1)他の人が負っていた負担や負債を,代わりに負うこと。「借金を―する」
(2)駕籠(カゴ)などの担ぎ手が交代すること。

かたがわり

かたがわり【肩替りする】
take over;transfer <stocks> .→英和

かたき

かたき 【片食】
〔「かたけ(片食)」の転〕
■一■ (名)
「かたけ(片食){■一■}」に同じ。
■二■ (接尾)
「かたけ(片食){■二■}」に同じ。

かたき

かたき【敵】
an enemy;→英和
a foe;→英和
a rival <in love> (競争者).→英和

かたき

かたき [3][0] 【難き】
〔文語形容詞「難し」の連体形から〕
むずかしいこと。困難。
⇔易(ヤス)き
「―を避け,易きにつく」

かたき

かたき [3] 【敵】
(1)競い合う相手。競技などの相手。現代では多く,「がたき」の形で他の語と複合して用いる。「恋―」「商売―」「飲み―」「碁―」「御碁の―に,召し寄す/源氏(宿木)」
(2)(「仇」とも書く)恨みをいだいている相手。仇敵(キユウテキ)。「親の―を討つ」「―を取る」
(3)敵対する相手。てき。「―の手にはかかるまじ/平家 11」
(4)結婚の相手。配偶者。「―を得むずるやうは/宇津保(藤原君)」

かたきうち

かたきうち [3] 【敵討ち】
(1)主人・父・夫などを殺した相手を討ち取って,恨みを晴らすこと。あだうち。
(2)仕返しをすること。雪辱。「このあいだの―だ」

かたきうち

かたきうち【敵討】
revenge;→英和
vengeance.→英和
〜をする revenge oneself <upon a person for one's father's murder> .

かたきうちもの

かたきうちもの [0] 【敵討物】
⇒仇討(アダウチ)物(モノ)

かたきし

かたきし (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。まったく。「ほれた証拠をいつ見しよと,思や―忘られぬ/洒落本・通言総籬」

かたきもち

かたきもち 【敵持ち】
かたきとしてつけねらわれていること。また,その者。「―同然の身持/浄瑠璃・天の網島(上)」

かたきやく

かたきやく [0] 【敵役】
(1)演劇で悪人を演ずる役。悪役。悪形(アクガタ)。てきやく。
(2)他人から憎まれることをあえて行う役目。憎まれ役。てきやく。「―を買って出る」

かたきやく

かたきやく【敵役】
<play> a villain's part.

かたきりばづくり

かたきりばづくり [6] 【片切刃造り】
刀身の片側が平造りで,反対側が切刃造りのもの。差し表が平造りとなる。

かたぎ

かたぎ【堅気の】
honest;→英和
decent.→英和
〜になる(暮らす) start on a decent life (live an honest life).

かたぎ

かたぎ [0] 【気質】
〔「形木」から生じた語〕
(1)ある身分・職業・環境などの人に特有の気性。多く他の語と複合して用いる。「昔―」「職人―」「江戸っ子―」
(2)その人の感情や行動に表れる特有の傾向。気性や習慣。「行義強い―なれば/浮世草子・禁短気」

かたぎ

かたぎ [0] 【堅気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)性質がまじめでしっかりしている・こと(さま)。律義。「―な人」
(2)(やくざ・娼婦・芸妓などに対して)まじめで地道な職業。また,それに従事する人。「―の商人(アキンド)」「―になる」

かたぎ

かたぎ [0] 【堅木】
堅固な木材。カシ・ナラ・クヌギの類。

かたぎ

かたぎ【気質】
character;→英和
spirit.→英和
学者〜の人 a man of scholarly mind.

かたぎ

かたぎ [0] 【形木・模】
(1)模様を彫刻した板。その形を布や紙に刷って染めつけるのに用いる。
(2)版木(ハンギ)。
(3)基準。型。手本。「定めて稽古すべき―もなし/風姿花伝」

かたぎおおいれ

かたぎおおいれ [4] 【傾ぎ大入れ】
仕口(シグチ)の一。大入れの仕口の,差し込む材の端部を斜めに切り落としたもの。
→大入れ
→仕口

かたぎし

かたぎし [0] 【片岸】
〔古くは「かたきし」とも〕
(1)川などの一方の岸。
(2)〔「岸」は崖(ガケ)の意〕
片方が高く切り立ってがけになった所。「遥なる―より馬を丸ばして落ちて/今昔 19」
(3)傍らの場所。隣。「左近の馬場を―にしたれば/蜻蛉(上)」

かたぎぬ

かたぎぬ [2] 【肩衣】
(1)袖無しの上衣。「布―有りのことごと着襲(キソ)へども/万葉 892」
(2)素襖(スオウ)の袖や胸紐を略した形の上衣。初め下位の武士が用いたが,室町末期には上位の武士も用いた。
→肩衣袴
肩衣(2)[図]

かたぎぬばかま

かたぎぬばかま [5] 【肩衣袴】
小袖に肩衣と袴をつけた姿。室町末期には武士の正装となる。近世の裃(カミシモ)の前身。

かたぎもの

かたぎもの [0] 【気質物】
浮世草子の一種。江戸時代の庶民,例えば,息子・娘・妾・手代などの人物の特徴的な性向を類型として描いたもの。八文字屋本に多い。江島其磧の「世間子息気質」など。

かたぎり

かたぎり 【片桐】
姓氏の一。

かたぎりかつもと

かたぎりかつもと 【片桐且元】
(1556-1615) 安土桃山・江戸初期の武将。通称市正(イチノカミ)。近江の人。豊臣秀吉に仕え,賤ヶ岳七本槍の一人。秀頼の後見役。方広寺鐘銘事件で大坂城を去る。大坂冬・夏の陣では徳川方についた。

かたぎりせきしゅう

かたぎりせきしゅう 【片桐石州】
(1605-1673) 江戸初期の茶匠。名は貞昌。石州流茶道の開祖。大和国小泉城主。石見守(イワミノカミ)。千道安の高弟桑山宗仙に学び,小堀遠州の後継として将軍家の茶道師範となった。

かたぎりぼり

かたぎりぼり [0] 【片切彫(り)】
彫金法の一。金属面に絵模様を表すのに,線の片側を面に垂直に彫り,他の片側を斜めに彫るもの。横谷宗珉の創始。

かたぎん

かたぎん [0] 【片吟】
連歌・俳諧の一巻を一人で吟ずること。独吟。
→両吟
→三吟

かたく

かたく [0] 【仮託】 (名)スル
他の物にかこつけること。ことよせること。「主人公に―して自らの思想を述べる」

かたく

かたく【家宅】
<search> a house.→英和
‖家宅侵入(罪) housebreaking.家宅捜索 <make> a domiciliary search.

かたく

かたく クワ― [0] 【火宅】
〔仏〕
〔法華経(譬喩品)〕
三界に平安のないことを火事にあった家にたとえた語。苦に満ちた世界としてのこの世。現世。娑婆(シヤバ)。

かたく

かたく [0] 【家宅】
いえ。住宅。住居。

かたく

かたく クワ― [0] 【花托】
花柄の上端にあって,花弁・めしべなどをつける部分。花床。

かたくしんにゅうざい

かたくしんにゅうざい [6] 【家宅侵入罪】
⇒住居侵入罪(ジユウキヨシンニユウザイ)

かたくずれ

かたくずれ [3] 【型崩れ・形崩れ】
素材の不良や縫製の不具合などのために,洋服・靴などのもとの形が変化して,見苦しくなること。

かたくそう

かたくそう クワ― [3] 【火宅僧】
妻のある僧侶。妻帯僧。

かたくそうさく

かたくそうさく [4] 【家宅捜索】
裁判所・検察官・警察官などが容疑者や証拠を発見するため職権によって住居の内外を捜索すること。

かたくち

かたくち [0] 【片口】
(1)鉢で,取っ手がなく一方に注ぎ口の突き出ているもの。
⇔両口(リヨウグチ)
(2)一方の人だけの言い分。「―の御裁断/浄瑠璃・反魂香」
(3)かたわら。片一方。「酒飲む―に案じつつ/義経記 4」
(4)馬の口取り縄の左右の一方だけを引くこと。
⇔諸口(モロクチ)
「或は―に引かせ/平家(一六・長門本)」
片口(1)[図]

かたくちいわし

かたくちいわし [5] 【片口鰯】
ニシン目の海魚。全長15センチメートル内外。下顎が小さい。体色は背側が青黒色,腹側が銀白色。しらす干し・煮干し・ごまめなどの材料とし,食用のほかカツオ釣りの生き餌とする。日本各地に分布。ヒシコイワシ。セグロイワシ。シコイワシ。シコ。タレクチ。
→イワシ

かたくな

かたくな [0] 【頑】 (形動)[文]ナリ
(1)意地を張って自分の考えや態度を変えようとしないさま。頑固。一途。「―な態度」「―に口をつぐむ」
(2)ぎこちなく見苦しいさま。不体裁なさま。「翁,門をえあけやらねば,(女ガ)寄りて引き助くる,いと―なり/源氏(末摘花)」
[派生] ――さ(名)

かたくな

かたくな【頑な】
⇒頑固.

かたくなし

かたくな・し 【頑し】 (形シク)
(1)偏屈だ。片意地だ。頑固だ。「いとど愚に―・しき入道の心ばへも/源氏(明石)」
(2)融通がきかない。愚かしい。「おり立ちて尋ね歩かむも,―・しなどや,人言ひなさむ/源氏(手習)」
(3)風流でない。不体裁だ。「装束どものうち合はず,―・しき姿などをも/源氏(乙女)」

かたくなる

かたくな・る
緊張しすぎて,心身の動きがぎこちなくなる。「初めてのスピーチに―・った」

かたくなわし

かたくなわ・し 【頑はし】 (形シク)
「かたくなし(頑)」に同じ。「―・しき様ぞしたりける/宇治拾遺 11」

かたくま

かたくま 【肩くま】
〔「肩駒(カタコマ)」の転か〕
肩車。「―にのせたる娘も/浮世草子・一代男 8」

かたくら

かたくら 【片倉】
姓氏の一。

かたくらかねたろう

かたくらかねたろう 【片倉兼太郎】
(1849-1917) 実業家。長野県生まれ。洋式の製糸工業を興し,片倉財閥の基礎を築いた。

かたくり

かたくり [2] 【片栗】
(1)ユリ科の多年草。林下に生じ,早春,二葉を開く。葉は楕円形で厚く,紫斑がある。葉にやや後れて長い花茎の先に紫紅色のユリに似た花を一個下向きにつける。根茎は白色・多肉の棒状でデンプンを蓄え,片栗粉にする。古名,カタカゴ・カタカシ。カタコ。
〔「片栗の花」は[季]春。《―の一つの花の花盛り/高野素十》〕
(2)「片栗粉」の略。
片栗(1)[図]

かたくりこ

かたくりこ【片栗粉】
(dogtooth violet) starch.→英和

かたくりこ

かたくりこ [4][3] 【片栗粉】
カタクリの地下茎から製した白いデンプン。市販の多くはジャガイモから製し,葛(クズ)粉の代用として菓子・料理に用いる。

かたくるしい

かたくるし・い [5][0] 【堅苦しい】 (形)[文]シク かたくる・し
格式ばっていて窮屈だ。くつろげない。「―・い話」「―・い挨拶(アイサツ)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かたくるしい

かたくるしい【堅苦しい】
formal;→英和
stiff <manner> ;→英和
ceremonious;→英和
strict.→英和
〜事 <without> formalities.

かたぐ

かた・ぐ 【担ぐ・肩ぐ】 (動ガ下二)
⇒かたげる

かたぐ

かた・ぐ 【傾ぐ】
■一■ (動ガ四)
かたむく。「杉の木末に月―・ぐなり(利牛)/炭俵」
■二■ (動ガ下二)
⇒かたげる

かたぐち

かたぐち [2] 【肩口】
肩の,腕の付け根に近い部分。肩先。「―から入ってくるカーブ」

かたぐるし

かたぐるし 【片苦し】 (形動ナリ)
片思いで,心ぐるしいさま。「―なるめな見せそ神/蜻蛉(上)」

かたぐるま

かたぐるま [3] 【肩車】
(1)両肩に人をまたがらせて担ぐこと。肩馬。
(2)柔道で,相手を自分の肩へ横にわたしかけて担ぎ投げる技。

かたぐるま

かたぐるま【肩車に乗る】
ride on a person's shoulders.

かたけ

かたけ 【片食】
〔「け」は食物・食事の意。江戸時代,朝夕二度の食事が普通であった頃できた語。「かたき」とも〕
■一■ (名)
一回分の食事。一度の食事。「たとへ―は食はずとも/浮世草子・織留 5」
■二■ (接尾)
助数詞。和語の数詞に付いて,食事の回数を数えるのに用いる。「ひと―,ふた―」

かたけずりばん

かたけずりばん カタケヅリ― [0] 【形削り盤】
刃物を往復させ,台に固定した工作物の表面を削る工作機械。シェーパー。

かたげ

かたげ 【担げ】
〔動詞「担げる」の連用形から〕
■一■ [3] (名)
かつぐこと。
■二■ (接尾)
助数詞。天秤(テンビン)棒で物をかついで運ぶ度数を数えるのに用いる。「ふた―の荷」

かたげさく

かたげさく [3] 【片毛作】
湿地・深田,また寒冷な気候などのために稲作だけで裏作ができないこと。また,そのような田。一毛作。
⇔両毛作(リヨウゲサク)

かたげる

かた・げる [3] 【傾げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かた・ぐ
(1)斜めにする。かたむける。かしげる。「小首―・げて不審皃(フシンガオ)/当世書生気質(逍遥)」
(2)体を横たえる。寝る。「もうお―・げなさりまし/滑稽本・続膝栗毛」

かたげる

かた・げる [3] 【担げる・肩げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かた・ぐ
(1)肩に載せる。かつぐ。になう。「鍬を―・げる」「猟銃―・げ行く/金色夜叉(紅葉)」
(2)身に引き受ける。しょい込む。「一本―・げ,恥かこより/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」

かたこ

かたこ [0][2] 【片子】
(1)「加地子(カジシ){(1)}」に同じ。
(2)一歳になっていない子。あかご。
(3)植物,カタクリの別名。

かたこい

かたこい [0] 【片恋】
片思い。
⇔諸恋(モロゴイ)
「旅に去にし君しも継ぎて夢(イメ)に見ゆ我(ア)が―の繁ければかも/万葉 3929」

かたこう

かたこう [0] 【形鋼・型鋼】
一定の形の断面をもつ棒状鋼材の総称。断面の形により,山形鋼・ I 形鋼・溝(ミゾ)形鋼・ T 形鋼・ H 形鋼などに分かれる。

かたこうがい

かたこうがい [3] 【硬口蓋】
⇒こうこうがい(硬口蓋)

かたこし

かたこし [2] 【肩輿】
轅(ナガエ)を肩に載せて担ぐ輿。けんよ。

かたこて

かたこて 【片籠手】
弓を引きやすいように,右手には籠手をつけず,敵の攻撃を受ける左手のみに籠手をつけること。
→諸籠手(モロゴテ)

かたこと

かたこと 【片言】
方言集。安原貞室著。五巻。1650年刊。愛児に言葉遣いを教えるため,主に京都の方言・訛語(カゴ)を集めて正しい語と対比したもの。片言なおし。

かたこと

かたこと [0] 【片言】
〔「かた」は不完全の意〕
(1)幼児や外国人などのたどたどしい話し方。「―の英語を話す」
(2)方言や俗語。「さるといふをはるといふ,すべて―はさつしたまへ/人情本・梅児誉美(初)」

かたこと

かたこと [1] (副)
硬くて軽い物が触れ合って出る,乾いた音を表す語。「荷車を―いわせて引いてくる」

かたこと

かたこと【片言を言う】
babble;→英和
prattle.→英和
〜まじりの broken <English> .→英和

かたことまじり

かたことまじり [5] 【片言交じり】
片言をまじえて話すこと。

かたこびん

かたこびん 【片小鬢】
〔「かたこうびん」とも〕
片方の小鬢。近世,遊郭で制裁に男の片小鬢を剃り落とす風があった。「世之介を捕へて,とかくは―剃られて/浮世草子・一代男 3」

かたこもん

かたこもん [3] 【型小紋】
本来の型染めの小紋。機械捺染(ナツセン)に対していう。

かたこり

かたこり [2] 【肩凝り】
肩の筋肉が固くこわばり,不快感を伴う状態。

かたごころ

かたごころ 【片心】
少し心にかけること。「いとただにはおぼえじとおぼす―ぞつきにける/源氏(夕霧)」

かたごし

かたごし [0] 【肩越し】
(多く「に」を伴って)人の肩の上を越して物事をすること。「―にのぞきこむ」「―に渡す」

かたごし

かたごし【肩越しに】
<look at a person> over one's shoulder.

かたさ

かたさ [0] 【硬さ】
(1)硬い度合。
(2)〔心〕 行動・思考に関して,個々の状況に対応する融通性・柔軟性がないこと。

かたさ

かたさ【堅[固]さ】
hardness;→英和
stiffness (こわさ);toughness (肉などの);tightness (きつさ);→英和
steadiness (身持ちの);firmness (決心の).

かたさがり

かたさがり [3] 【片下(が)り】
(1)片方が下がっていること。
(2)着物の裾の一方が下がっていること。

かたさがり

かたさがり [3] 【肩下(が)り】
文字の右側が下がるように書く書き癖。

かたさき

かたさき【肩先】
<receive a cut on> the shoulder.→英和

かたさき

かたさき [0] 【肩先】
肩の腕の付け根に近い部分。肩口(カタグチ)。

かたさしなわ

かたさしなわ 【片差縄】
馬の口に付けて引く差縄を,左右に付けず,片方(右)にだけ付けたもの。四位以下の者がこれを行なった。
⇔諸差縄(モロサシナワ)

かたさま

かたさま 【方様】 (代)
二人称。女が男を敬愛して呼ぶ語。あなたさま。「今―に思ひ合はせ,昔が思はるる/浮世草子・一代男 1」
〔近世,多く遊女が用いた〕

かたさら

かたさら [0] 【片皿】
〔「かたざら」とも〕
(1)古く祭式に用いられた,蓋(フタ)のない大形の皿。
(2)片方の皿。「鰯鱠(イワシナマス)を―に赤鰯の焼物にて/浮世草子・胸算用 5」

かたさる

かたさ・る 【片去る】 (動ラ四)
(1)一方に寄る。よける。「枕―・る夢に見え来し/万葉 633」
(2)遠慮する。「いづ方も皆こなたの御けはひには,―・り憚るさまにて/源氏(若菜上)」

かたざい

かたざい [0] 【形材】
建材や装飾用の金属材料。アルミニウム合金のものが多い。

かたざくら

かたざくら [3] 【堅桜】
リンボク(橉木)の別名。

かたざま

かたざま 【方様】
(1)方向。方角。「北の陣の―に歩みゆくに/枕草子(二四四・能因本)」
(2)物事の方面。分野。向き。「かかる―をおぼし好みて心ざし給ふが/源氏(乙女)」
(3)その人の側。身内。「前右大将宗盛卿の―の人は/平家 3」

かたし

かたし [2] 【型師】
鋳型を作る職人。

かたし

かた・し 【難し】 (形ク)
⇒かたい

かたし

かたし 【片足・片し】
〔「かたあし」の転〕
(1)片方の足。「お里は踏脱(クツヌギ)へ―おろして/人情本・閑情末摘花」
(2)対になっているものの片方。また,半分。「くろ箱のふたも―落ちたる硯/枕草子(二一九・能因本)」
(3)ほんのわずかの物。少しの物。「食物等―なければ/四河入海 14」

かたし

かた・し 【堅し・固し】 (形ク)
⇒かたい

かたしお

かたしお [0] 【堅塩・固塩】
(1)料理の塩気の強いこと。
→甘塩
(2)精製していない固まっている塩。粗製の塩。
⇔淡塩(アワシオ)
「―を取りつづしろひ/万葉 892」

かたしがたし

かたしがたし 【片し片し】
履物など対になっているものの片方が違っていること。「―の奈良草履/浮世草子・五人女 3」

かたしき

かたしき 【片敷き】
〔動詞「かたしく」の連用形から〕
独り寝。「ひとりさえつる―の袖/源氏(真木柱)」

かたしき

かたしき [0] 【型式】
飛行機・自動車などで,その構造・設備・外形などの違いによって他と区別される独自の型。モデル。

かたしきしょうめい

かたしきしょうめい [5] 【型式証明】
航空機などの型式の設計が,定められた基準に適合しているという運輸大臣の証明。

かたしく

かたし・く 【片敷く】 (動カ四)
(1)自分の衣だけを敷いて寝る。独り寝をする。古く男女が共寝する時は二人の衣を重ねて敷いたのに対していう。「玉の浦に衣―・きひとりかも寝む/万葉 1692」
(2)〔「かた」は動作の軽いことを表す〕
敷く。「領巾(ヒレ)―・きま玉手の玉手さし交(カ)へ/万葉 1520」

かたしぐれ

かたしぐれ 【片時雨】
ある場所では時雨が降っていて,別の場所では晴れていること。[季]冬。「―茶屋が異見も聞く夜なり/柳多留拾遺」

かたしのぎづくり

かたしのぎづくり [6] 【片鎬造り】
刀身の片側が平造りで,反対側は普通の鎬造りとする刀剣。作品はごく少ない。

かたしめぬき

かたしめぬき [4] 【片し目貫】
(1)もともと,裏表一対あった目貫が片方だけになったもの。
(2)一対の目貫の片方が造りを異にしているもの。

かたしゃぎり

かたしゃぎり [3] 【片しゃぎり】
歌舞伎の下座の一。松羽目物や口上などの幕開き,大時代物の幕切れなどに用いる。太鼓・大鼓・小鼓・能管などを用い,太鼓を右ばちの片方で流す手法が特徴。

かたしょうばい

かたしょうばい [3] 【片商売】
本業の仕事の片手間にする商売。副業。「―をやらなけりや飯は喰つて行かれねえ/社会百面相(魯庵)」

かたしろ

かたしろ [0][2] 【形代】
(1)祭りの時,神霊の代わりに据える人形(ヒトガタ)。
(2)禊(ミソギ)や祓(ハラエ)に用いる紙の人形。体をなでて災いを移し,川に流す。なで物。[季]夏。
→流し雛(ビナ)
(3)代わりになる物。また,身代わり。「父の著なれし蓑笠を壁にかけて―とし/読本・本朝酔菩提」
(4)根拠。証拠。「まんざら―のなきことにはあらず/洒落本・青楼籬の花」
形代(2)[図]

かたしろ

かたしろ [0] 【片白】
全体の中の一部だけが白いこと。また,そうしたもの。

かたしろぐさ

かたしろぐさ [4] 【片白草】
植物ハンゲショウの別名。[季]夏。

かたしろのかぶと

かたしろのかぶと [6] 【片白の兜】
鉢の前側にのみ,金色・銀色などの地板を伏せ,また篠垂(シノダレ)を打った兜。

かたじ

かたじ [0] 【片字】
(1)名前の字の一字。かたな。「先輩高名の女郎の―をとり/評判記・色道大鏡」
(2)書道で,字画の一部を略した書体。

かたじ

かたじ [0] 【堅地】
(1)漆器の一種。漆器の木地に漆を塗った麻布を張り,さらに上漆をかけて仕上げた上質のもの。
→糊地(ノリジ)
(2)材料や下地がしっかりしていること。「―の長持/浄瑠璃・卯月の潤色(下)」
(3)きまじめなこと。「―に気をつくし,身汗水なして/浮世草子・永代蔵 4」

かたじけあり

かたじけあ・り 【忝あり】 (動ラ変)
〔「かたじけなし」をふざけて言いかえたもの。元禄(1688-1704)頃の遊里の流行語〕
おそれ多い。恐縮である。「はにふの小屋へのお立寄り,―・りというものぢやと/浮世草子・置土産 1」

かたじけない

かたじけな・い [5] 【忝い・辱い】 (形)[文]ク かたじけな・し
(1)(身にあまる好意・親切に対して)感謝にたえない。ありがたい。「御配慮の程まことに―・く存じます」
(2)(分に過ぎた処遇に対して)おそれ多い。もったいない。恐縮だ。「―・く汚げなる所に年月を経て物し給ふこと,極まりたるかしこまり/竹取」
(3)恥ずかしい。面目ない。「天の下の百姓(オオミタカラ)の思へらまくも恥かし―・し/続紀(宝亀三宣命)」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

かたじけなく∘する

かたじけなく∘する 【忝くする・辱くする】 (連語)
おそれ多くも…していただく。…していただいてもったいなく思う。「御高批を―∘する」

かたじけなみだ

かたじけなみだ 【忝涙・辱涙】
〔「かたじけない」の「ない」に「なみだ」をかけた語〕
ありがたなみだ。「声を知るべの―/浄瑠璃・寿の門松」

かたじけのう∘する

かたじけのう∘する カタジケナウ― 【忝うする・辱うする】 (連語)
〔「かたじけなくする」の転〕
⇒かたじけなくする

かたじし

かたじし [0] 【堅肉】
かたくひきしまった肉づき。

かたじまい

かたじまい 【片仕舞ひ】
遊女を買うのに,昼または夜の一方だけ買い切ること。「―で一分二朱/滑稽本・膝栗毛 3」

かたじょうはり

かたじょうはり 【片情張り】
〔「かたじょうっぱり」とも〕
我(ガ)を張り通すこと。「我田へ水の談義法談を,一途に聞きかじつて,―に成るのだ/滑稽本・浮世床 3」

かたじるし

かたじるし [3] 【肩章】
⇒けんしょう(肩章)

かたじろ

かたじろ [0] 【肩白】
鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)の一。肩取縅で,袖・胴の上二段を白糸で縅したもの。

かたじん

かたじん [0] 【堅人】
きまじめな人。かたぶつ。律儀者。

かたす

かた・す [2] 【片す】 (動サ五[四])
物を他の場所に移す。どける。また,かたづける。「おもちゃを―・す」「其所を―・して盥(タレイ)をあげろ/塩原多助一代記(円朝)」

かたす

かた・す 【肩す】 (動サ変)
駕籠(カゴ)かきが,担ぐ棒を息杖(イキヅエ)に乗せて肩を休める。「先へ急ぐは駕籠の足,せめて―・して止めもせず/浄瑠璃・寿の門松」

かたす

かた・す 【鍛す】 (動サ四)
鉄などをきたえる。「新しき鈎(チ)を―・し/日本書紀(神代下訓)」

かたすかし

かたすかし [3] 【肩透かし】
(1)相撲の決まり手の一。相手が押してくる時に,差し手で相手を抱え込み体を開くと同時に他方の手で相手の肩口をはたいて引き落とす技。
(2)勢い込んで向かってくる相手の気勢をそぐこと。「―を食わせる」

かたすかし

かたすかし【肩透かしを食わせる】
parry <a question> .→英和

かたすくに

かたすくに 【堅洲国】
⇒根(ネ)の堅洲国

かたすそ

かたすそ [1] 【肩裾】
(1)肩と裾。
(2)小袖の模様の置き方。直線や曲線・雲形・州浜形などで区切った肩と裾だけに模様を置いたもの。

かたすべり

かたすべり [3] 【肩辷り】
すべりがよいように,単(ヒトエ)のコートや羽織の肩に付けた裏布。

かたすみ

かたすみ [3][0] 【片隅】
中央部から離れた目立たない所。すみっこ。「部屋の―」「大都会の―」

かたすみ

かたすみ【片隅(に)】
(in) a corner <of> .→英和

かたず

かたず [0] 【固唾】
緊張した時に口中にたまるつば。

かたず

かたず【固唾をのんで】
with breathless interest;holding one's breath.

かたず=を呑(ノ)む

――を呑(ノ)・む
事の成り行きを案じて息をこらす。「―・んで見守る」

かたずつう

かたずつう [3] 【片頭痛】
⇒へんずつう(片頭痛)

かたずみ

かたずみ【堅炭】
hard charcoal.

かたずみ

かたずみ [0] 【堅炭】
堅くて,火力の強い炭。ナラ・カシ・クリなどを原料とする。荒炭。
→白炭(シロズミ)

かたずむ

かたず・む 【偏む】 (動マ四)
一方に寄る。かたよる。「器量のよいのが情人(イロオトコ)と定まつたら,広い世界が―・むわいなあ/歌舞伎・八幡祭」
〔「ずむ」の仮名遣い未詳〕

かたせ

かたせ 【片瀬】
神奈川県藤沢市南部の地区。対岸に江ノ島がある。海水浴場。竜口(リユウコウ)寺がある。

かたせ

かたせ 【肩背】
肩や背。

かたせ=苦(クル)し

――苦(クル)・し
気がめいる。「今朝肌薄く行く道は,―・しき身の行方/浄瑠璃・博多小女郎(下)」

かたそぎ

かたそぎ [0] 【片削ぎ】
(1)片方をそぎ落とすこと。また,そのもの。「―の月を昔の色と見て/新後撰(秋下)」
(2)神社の屋根に交わしてある千木(チギ)の両端を斜めにけずり落としたもの。

かたそぎづくり

かたそぎづくり [5] 【片削ぎ造り】
片削ぎの千木を取り付けた神社の造り。

かたそで

かたそで [0][4] 【片袖】
(1)片方の袖。
(2)一方の面。片面。「庖丁の―くらし月の雲(其角)/炭俵」

かたそでづくえ

かたそでづくえ [5] 【片袖机】
下までの引き出しが片側だけについている机。かたそで。
⇔両袖机

かたそば

かたそば 【片側・片傍】
(1)物の一方のはし。片はし。「よしある岩の―に/源氏(明石)」
(2)物事の一部分。一面。一端。「日本紀などはただ―ぞかし/源氏(蛍)」

かたぞう

かたぞう 【堅蔵】 (名・形動)
まじめで,遊びをしない人やそのさまを人名めかしていう語。かたぶつ。「親父は…,―な人であつたが/歌舞伎・三人吉三」

かたぞめ

かたぞめ [0][4] 【型染(め)】
型紙や染め型を使って模様を染める染色法。また,その方法によって染めたもの。小紋・更紗(サラサ)・型友禅・紅型(ビンガタ)など。

かたた

かたた [0] 【堅田】
水が乾ききって堅くなった田。

かたた

かたた 【堅田】
大津市の地名。琵琶湖南西岸に位置し,古来,湖上交通の要地。堅田の落雁(ラクガン)は近江八景の一。

かたたいすうかいき

かたたいすうかいき [7] 【片対数回帰】
集団のそれぞれの対象に二つの量 X ・ Y が観測されるとき,log � と � の直線回帰 log �=�+�� を求めること。
→回帰式

かたたがえ

かたたがえ [3] 【方違え】
陰陽道(オンヨウドウ)の説により平安時代以降行われた風習。外出の際,目的地が禁忌の方角に当たる場合,前夜に別の方角に行って泊まり,方角を変えてから出発したこと。また,作事などが禁忌の方角に当たる場合に,いったん他に宿泊してその忌を他所に移したりした。院政期に最も盛んに行われた。かたいみ。かたたがい。
→方塞(カタフタ)がり

かたたがえどころ

かたたがえどころ 【方違へ所】
方違えのため泊まる家。「しのびしのびの御―は/源氏(帚木)」

かたたたき

かたたたき [3] 【肩叩き】 (名)スル
(1)肩のこりをほぐすために肩を軽く続けてたたくこと。また,その道具。
(2)相手の肩をぽんとたたいて気持ちを和らげ,頼みにくいことを頼むこと。特に,退職を勧奨すること。

かただい

かただい [2] 【肩台】
肩線の誇張や補整のために,洋服の肩の部分に入れる当てもの。肩パッド。

かただすき

かただすき [3] 【片襷】
和服の片方の袖(ソデ)だけに襷を掛けてたくし上げること。

かただすけ

かただすけ 【肩助け】
手助け。助力。「随分稼いで親達の―と心願立てさんせ/浄瑠璃・油地獄(上)」

かただより

かただより [3] 【片便り】
便りをしても相手からは返事がないこと。また,便りのすべが一方にしかないこと。片便宜(カタビンギ)。「―なれば,此の返しもせずなりぬ/為忠集」

かたち

かたち [0] 【形】
(1)視覚や触覚によってとらえられる,物や人の外見的な姿。恰好(カツコウ)。外形。「髪の―を整える」「―のよい人」「はっきりした―をとる」
(2)内容や実質と対比される一定の外見的な姿。形式。「―にとらわれる」
(3)実際とは違う表向きの様式・形式。恰好。「ふと立ち寄ったという―にする」「解雇のところを依願退職という―にする」
(4)顔だち。容色。「みめ―」「かぐや姫―の世に似ずめでたきこと/竹取」
(5)あとかた。跡。「影も―もない」「色々にみだれ咲きたりし花の―もなく散りたるに/枕草子 67」
(6)からだ。肉体。「弥陀如来…丈六八尺の御―にて/平家 10」
〔(4)などは「容」「貌」とも書く〕

かたち

かたち [0] 【片地】
少しばかりの土地。わずかの土地。

かたち

かたち【形】
a shape;→英和
a form;→英和
a figure (姿);→英和
(an) appearance.→英和
〜の良い(悪い) (un)shapely.→英和
〜の整った(整わない) well-(ill-)shaped.

かたち=あり

――あ・り
顔だち・姿が優れている。「―・る女をいかで集めてみむ/源氏(玉鬘)」

かたち=が付く

――が付・く
まとまりができる。整う。

かたち=に影の添う如(ゴト)し

――に影の添う如(ゴト)し
⇒影の形に随(シタガ)うが如し(「影」の句項目)

かたち=を=改める

――を=改・める(=正・す)
姿勢を正し,改まった態度をとる。威儀を正す。

かたち=変わる

――変わ・る
髪を剃(ソ)って僧の姿になる。出家の姿になる。「御形も変りておはしますらむが/源氏(橋姫)」

かたちぐ

かたちぐ 【片ちぐ】 (名・形動)
対をなすものが,ふぞろいな・こと(さま)。ちぐはぐ。ふぞろい。「―に片枝は蕾,片枝は開きそめたる花衣/浄瑠璃・五十年忌(中)」

かたちぞう

かたちぞう 【形族】
〔「ぞう」は「ぞく」の転〕
容貌の美しい家系。器量すじ。「さる―にて親王たちにさへおはすれば/宇津保(蔵開下)」

かたちづくる

かたちづく・る [5] 【形作る】 (動ラ五[四])
(1)まとまりのある形や組織をつくる。形成する。「性格は幼時に―・られる」「縦列を―・った一隊/こころ(漱石)」
(2)(「容作る」とも書く)化粧や身支度をする。よそおう。「誰がためにか―・り,たれが為にか梳(クシケズ)らん/当世書生気質(逍遥)」
[可能] かたちづくれる

かたちづくる

かたちづくる【形作る】
form;→英和
shape.→英和

かたちばかり

かたちばかり [4] 【形許り】
体裁だけは何とか整っていること。謙遜して言う場合にも使う。しるしばかり。かたばかり。「―のお礼ですが」

かたちびと

かたちびと 【容人】
顔かたちの美しい人。「后(キサイ)の宮の姫君こそ,…ありがたき御―になむ/源氏(桐壺)」

かたちわう

かたちわ・う 【阿党ふ・儻ふ】 (動ハ四)
片方に親しむ。ひいきする。「或いは―・ひて曲ぐること有らば/日本書紀(孝徳訓)」

かたちんば

かたちんば [3] 【片跛】 (名・形動)
(1)片方の足が不自由で,普通には歩けない・こと(さま)。
(2)対であるはずの物がそろっていない・こと(さま)。ちんば。「下駄が―だ」

かたちんば

かたちんば【片跛[片方だけ]の】
odd.→英和
〜の靴 an odd pair of shoes.

かたっきし

かたっきし (副)
「かたきし」の促音添加。「おいらあ―知らなんだ/滑稽本・浮世風呂 2」

かたっぱし

かたっぱし [0] 【片っ端】
「かたはし」の促音添加。

かたっぱし

かたっぱし【片っ端から】
⇒片端(かたはし).

かたっぱしから

かたっぱしから 【片っ端から】 (副)
はしから次々に。手当たり次第に。無差別に。かたはしから。「―投げつける」「―けちをつける」

かたっぺら

かたっぺら [0] 【傍っ片】
「かたへら(傍片)」の転。

かたっぽう

かたっぽう [2] 【片っ方】
「かたほう」の促音添加。かたっぽ。

かたつ

かた・つ 【崇つ】
■一■ (動タ四)
あがめる。尊ぶ。「正教(ミノリ)を―・ちて/日本書紀(孝徳訓)」
■二■ (動タ下二)
{■一■}に同じ。「神祇を―・て重(アガ)む/日本書紀(崇神訓)」

かたつ

かたつ [0] 【下達】 (名)スル
上の者の意思を下の者に伝えること。
⇔上達
「上意―」「命令を―する」

かたつう

かたつう [0] 【肩痛】
肩の痛み。

かたつかた

かたつかた 【片つ方】
(1)二つ一組のもののどちらか一方。片一方。片側。「御手,―をばひろげたるやうに/更級」
(2)いま一つの方。他方。「きびしき―(=本妻)やありけむ/堤中納言(このついで)」
(3)かたすみ。かたはし。「御たたう紙の―に/源氏(空蝉)」

かたつき

かたつき [2] 【肩付き】
肩のかっこう。肩のようす。

かたつき

かたつき [2][0] 【形付き・型付き】
(1)形・模様がついていること。また,そのもの。
(2)サラサの別称。

かたつき

かたつき [2] 【肩衝】
茶入れの形の一。肩がはっきりとついているもの。
肩衝[図]

かたつきみ

かたつきみ [3][4] 【片月見】
八月十五夜と九月十三夜のどちらか一方だけ月見をすること。忌むべきこととされる。

かたつけ

かたつけ [4][0] 【型付け】
(1)「型置き」に同じ。
(2)能楽における演者の動きの方式,またそれを曲ごとに記した書物。

かたつけぞめ

かたつけぞめ [0] 【型付け染め】
模様を型付けによって表した染め物。

かたつぶり

かたつぶり [3] 【蝸牛】
カタツムリに同じ。[季]夏。

かたつむり

かたつむり【蝸牛】
a snail.→英和

かたつむり

かたつむり [3] 【蝸牛】
〔「かたつぶり」の転〕
軟体動物腹足綱のうち陸上にすむ貝類の総称。普通は右巻きの殻をもつ。二対の触角の長い方の先端に目がある。雌雄同体。食用になる種類もあり,フランス料理で使われる。マイマイ。マイマイツブロ。デンデンムシ。かぎゅう。[季]夏。《角出して這はでやみけり―/太祇》

かたつら

かたつら 【片面】
物の一方の側。また,顔の片側。「わたくしはいつも―の眼がねていますゆゑ/咄本・御前男」

かたづく

かたづく【片付く】
(1)[整理]be put in order.(2)[完結]be finished.(3)[処理]be settled;be disposed <of> ;get[be]married <to> (縁づく).

かたづく

かたづ・く [3] 【片付く】
〔「かたつく」とも〕
■一■ (動カ五[四])
(1)(散らかっていた)物が置かれるべき所にきちんと置かれる。「机の上がきちんと―・いている」「部屋が―・く」
(2)物事が解決・決着する。片がつく。「事件が―・く」「この仕事が―・くまで帰れない」
(3)〔「嫁く」とも書く〕
娘が嫁に行く。縁づく。「娘が―・く」
(4)他の人に付き添う。「つれ衆には天神―・き/浮世草子・一代女 2」
(5)片側が何かに接する。「谷―・きて家居れる/万葉 4207」
〔「片付ける」に対する自動詞。(5)が原義〕
■二■ (動カ下二)
⇒かたづける

かたづけ

かたづけ [0] 【片付け】
散らかっているものを整理すること。「部屋の―をする」

かたづけもの

かたづけもの [0] 【片付け物】
物を整理したり,元の場所に収めること。「―をする」

かたづける

かたづける【片付ける】
(1)[整理]put <things> in order;clear[put]away (しまう).
(2)[完結]finish.→英和
(3)[処理]dispose of <a matter> ;settle <a problem> ;→英和
marry (off) <one's daughter> (縁づける);→英和
kill;→英和
do away with (殺す).

かたづける

かたづ・ける [4] 【片付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かたづ・く
(1)物が散乱している場所をきちんと整頓する。「机の上を―・ける」「部屋を―・ける」
(2)置かれている物や散乱している物を収納したり,捨てたりする。「布団を―・ける」「がらくたを―・ける」
(3)物事を処理・解決する。決着をつける。「これを―・けたら,次の仕事にかかります」「宿題を―・ける」「提案は実現不可能の一言で―・けられた」
(4)じゃまな者を取りのぞく。殺す。「裏切り者は―・けろ」
(5)〔「嫁ける」とも書く〕
娘を嫁にやる。嫁入りさせる。「娘を―・けるまでは落ちつきません」
(6)片方に寄せる。[ヘボン]
〔「片付く」に対する他動詞〕

かたづま

かたづま [0] 【片褄】
〔「かたつま」とも〕
着物の片方の褄。

かたづまもよう

かたづまもよう [5] 【片褄模様】
和服で,下前だけに置いた裾模様。

かたづみ

かたづみ [0] 【片積み】
貨物を片側に積んだ状態。

かたづり

かたづり 【片釣り】
一方に片寄っていること。ふつりあい。「―ガアルカ見ヨ/日葡」

かたて

かたて【片手】
one hand.〜の one-handed.

かたて

かたて [0] 【片手】
(1)一方の手。隻手(セキシユ)。「―でピアノを弾く」「単語帳―に試験勉強」
(2)相対するものの一方。かたがわ。「舞台の―」
(3)一方にだけ取っ手のあること。「―のなべ」
(4)〔片手の指の数から。商売人などが使う〕
五の数のつく金額。「―だけ貸してくれ」
(5)二つのことを同時に行うこと。一方。「子守―に内職をする」「提灯ともしや,といふ―に,草履取出し/浮世草子・一代男 1」

かたてうち

かたてうち [0] 【片手打ち】 (名・形動ナリ)
(1)刀を片手で持って切りかけること。片手なぐり。「―に打ちけるが/太平記 2」
(2)「片手落ち」に同じ。「―のなされやう/浄瑠璃・五十年忌(中)」

かたておけ

かたておけ [4] 【片手桶】
片側にだけ取っ手のある桶。

かたておち

かたておち【片手落ち】
one-sided;unfair;→英和
partial.→英和

かたておち

かたておち [0] 【片手落ち】 (名・形動)[文]ナリ
片方に対する配慮が欠けている・こと(さま)。不公平。「―の裁き」「―にならないよう公平を心がける」

かたてじょうだん

かたてじょうだん [4] 【片手上段】
剣道で,片手で刀を持って上段に構えること。

かたてせいがん

かたてせいがん [4] 【片手正眼】
剣道で,片手で刀を持って正眼に構えること。

かたてづき

かたてづき [3] 【片手突き】
剣道で,片手に竹刀(シナイ)を握り,大きく踏み込んで相手ののどを突く技。

かたてなぐり

かたてなぐり 【片手擲り】
「片手打ち{(1)}」に同じ。「―に腰の番(ツガイ)くわらりずんと切り下げられ/浄瑠璃・鑓の権三(下)」

かたてにんぎょう

かたてにんぎょう [4] 【片手人形】
一人遣いの操り人形で,左手で胴を持ち,右手で人形の右手を動かす方式。また,その人形。文楽のツメ(端役)はその例。

かたてぬき

かたてぬき [0] 【片手抜き】
神伝流泳法の一。足を交互にあおって,踏み出した足と同じ方の手で水をかき,その手を腰の後ろで水から抜いて前に落とすもの。片抜き手。

かたてま

かたてま【片手間(に)】
(in) one's spare time;(in) leisure hours.片手間仕事 an odd job.

かたてま

かたてま [0] 【片手間】
本業のかたわら。用事のあいま。「―ではできない」

かたてまき

かたてまき [0] 【片手巻(き)】
刀剣類の柄巻(ツカマキ)などを菱(ヒシ)巻にせず,一方向にのみ巻くこと。また,そのもの。中世に多い。

かたてましごと

かたてましごと [5] 【片手間仕事】
本業のあいまにする仕事。また,簡単な仕事。

かたてや

かたてや 【片手矢】
〔二本の矢を一手(ヒトテ)というのに対し〕
一本の矢。
⇔一手矢(ヒトテヤ)
「―はげて出でけるを/平家 9」

かたてわざ

かたてわざ [3] 【片手業】
(1)片手でする行為。「こなた両手(モロテ)のまくり切り,―に受けかね/浄瑠璃・井筒業平」
(2)片手間の仕事。「麦まきや声で雁追ふ―/太祇句選」

かたてん

かたてん [0] 【片点】
漢文に送り仮名をつけないで返り点だけをつけること。また,その点。
⇔両点
⇔諸点(モロテン)

かたてん

かたてん [2] 【肩点】
歌などの右肩にうつ評点
→合点(ガツテン)

かたで

かたで [0] 【堅手】
(1)陶器などの質がかたいこと。
(2)人の性質がものがたいこと。「至極―の侍/浄瑠璃・天の網島(上)」

かたでり

かたでり [0] 【偏照り・片照り】
晴天の続くこと。
⇔偏降り

かたとき

かたとき【片時も】
even for a moment.→英和

かたとき

かたとき [0][4] 【片時】
〔一時(イツトキ)の半分の意〕
ほんのわずかな時間。一瞬。へんじ。

かたとき=去ら∘ず

――去ら∘ず
少しの間もおかず。始終。「―∘ずあひ思ひけるを/伊勢 46」

かたときへんじ

かたときへんじ [5] 【片時片時】
〔「かたときへんし」とも〕
「かたとき」を強めた語。ほんの短い間。

かたときも

かたときも [2][3] 【片時も】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)一瞬たりともゆるがせにしないさま。「―忘れない」

かたど

かたど [0] 【片戸】
扉一枚の開き戸。片開きの戸。

かたどおり

かたどおり [3] 【型通り】 (名・形動)
決まったやり方のままである・こと(さま)。「―の挨拶(アイサツ)」

かたどおり

かたどおり【型通りの】
formal.→英和

かたどまり

かたどまり 【片泊まり】
「片旅籠(カタハタゴ)」に同じ。

かたどり

かたどり [2] 【肩取】
「肩取縅(オドシ)」の略。

かたどりおどし

かたどりおどし [5] 【肩取縅】
鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)の一。袖の一の板・二の板,また胴の上部二段を,基調と異なる色で縅したもの。かたどり。

かたどる

かたどる【象る】
model <on,after> ;→英和
imitate.→英和

かたどる

かたど・る 【方取る】 (動ラ四)
(1)一つの方面にのみ心を向ける。「学問に―・るをば/栄花(疑)」
(2)ある物に近づけて置く。「山ヲ―・ツテ陣ヲ取ル/ヘボン(三版)」

かたどる

かたど・る [3] 【象る・模る】 (動ラ五[四])
〔「形取る」の意〕
(1)ある物の形をまねて,そのような形に作る。「いちょうの葉を―・ったバッジ」「川の流れに―・った和菓子」
(2)抽象的な物事の内容を具体的な姿・形に表す。象徴する。「生の喜びを―・った群像」
[可能] かたどれる

かたな

かたな【刀】
a sword.→英和
〜を抜く(さやにおさめる) draw (sheathe) a sword.→英和

かたな

かたな [3][2] 【刀】
〔「かた」は片,「な」は刃の意〕
(1)武器として用いる刃物。
 (ア)(両刃(モロハ)の「剣(ツルギ)」に対して)細長い片刃の刃物。
 (イ)(短い「脇差(ワキザシ)」に対して)長い刃物。大刀(ダイトウ)。
(2)(長い「太刀(タチ)」に対して)小形の護身用の刃物。腰刀(コシガタナ)。短刀。「我は元来,太刀も―も持たず/太平記 2」
(3)小さい刃物。小刀(コガタナ)。「よき細工は,少し鈍き―をつかふ/徒然 229」
刀(1)[図]

かたな

かたな 【片名】
〔「偏名」とも書く〕
(1)二字でできている名の片方の字。偏諱(ヘンキ)。
(2)名が二字以上の場合,略して一字だけ書くこと。俳号などで用いる。
(3)略して呼んだり書いたりする名。「ひよつと親父の―でも知つて居るなら手掛りと/人情本・郭の花笠」
(4)(「肩名」とも書く)通称。あだ名。「誰言ふとなく日本と―に呼ばるる頭株/歌舞伎・青砥稿」

かたな=にかけて

――にかけて
(1)刀に訴えてでも。腕ずくでも。
(2)武士の名誉にかけても。誓って。「―保(ウケオ)ふたり/読本・八犬伝 8」

かたな=の錆(サビ)

――の錆(サビ)
刀にできる錆。また,血のために刀がさびることから,刀で切ることや切られることにいう。「―にしてくれよう」

かたな=の=手前

――の=手前(=柄前(ツカマエ))
刀を差した武士の面目上。

かたな=折れ、矢尽(ツ)きる

――折れ、矢尽(ツ)きる
〔後漢書(段熲伝)〕
さんざんに戦って,戦う手段がなくなる。物事に立ち向かうに,なす術(スベ)がなくなる。

かたなかけ

かたなかけ [3] 【刀掛(け)・刀懸(け)】
(1)刀を横にしてかけておく道具。刀架。
(2)武術に劣る武士をあざけっていう語。
(3)茶席の外壁に設けられた木枠で作った棚。往時は,帯刀をこの棚に置いて入席した。

かたなかじ

かたなかじ [3] 【刀鍛冶】
鉄を打ってきたえ,刀を作る人。刀工。刀匠。

かたながり

かたながり [0] 【刀狩(り)】
武士以外の者の武器所有を禁止し,没収すること。豊臣政権の行なったものが有名で,検地・身分統制と並んで兵農分離策の一環を成した。

かたながれ

かたながれ [3] 【片流れ】
(1)屋根の棟から片方の軒までの斜面。
(2)片方にだけ傾斜している屋根。片流れ屋根。
(3)「片流れ造り」の略。

かたながれづくり

かたながれづくり [6] 【片流れ造り】
一方にだけ傾斜している屋根を有する家の造り。

かたなき

かたなき 【片泣き・片鳴き】
(1)一人で泣くこと。ひたすらに泣くこと。「下泣きに我が泣く妻―に我が泣く妻/日本書紀(允恭)」
(2)鳥の鳴き声がまだ整わないこと。《片鳴》「おのづからまだ―のひなどりの/新撰六帖 6」

かたなきず

かたなきず [3] 【刀疵・刀傷】
刀で切られた傷。また,その傷跡。

かたなし

かたなし [0] 【形無し】 (名・形動)[文]ナリ
(1)本来の価値が損なわれ,何の役目もしなくなる・こと(さま)。台無し。「今までの努力が―だ」
(2)体面が損なわれ,みじめなありさまになる・こと(さま)。面目まるつぶれ。「ああ見事にふられては二枚目も―だ」
(3)元の姿・形が損なわれてしまうこと。「ひだの―になりたるを/書生気質(逍遥)」
→形無し(形ク)

かたなし

かたなし 【結政】
〔動詞「かたぬ」の連用形に「なす」の付いた「かたねなす」の転である「かたなす(=集メテヒトマトメニスル)」の連用形から〕
(1)奈良・平安時代,太政官庁や外記庁(ゲキノチヨウ)で,政務に関する書類を一つに束ねておいたものを,政務を行う前に開いて読み上げた儀式。
(2)「結政所(カタナシドコロ)」の略。

かたなし

かたな・し 【形無し】 (形ク)
(1)容貌がみにくい。「形姿(カオ)―・し/日本書紀(景行訓)」
(2)形跡が残っていない。「大垣はさねばかりこそ残りけれ―・しとても家はあらじな/続詞花集」

かたなし

かたなし【形無し】
⇒台無し.

かたなしどころ

かたなしどころ 【結政所】
大内裏の外記庁(ゲキノチヨウ)の南にあって,参議・弁・少納言以下が参集し,政務書類を処理した役所。かたなし。かたなしの座。

かたなだま

かたなだま [0][3] 【刀玉】
小刀・玉などを次々と投げ上げては受け,また投げ上げる曲芸。古く散楽中の一曲として西域から中国を経て伝わり,のち,猿楽や田楽の中で演じられ,江戸時代には放下師・太神楽の芸となった。品玉(シナダマ)。

かたなだんす

かたなだんす [4] 【刀箪笥】
刀剣を入れておくための箪笥。

かたなと

かたなと [3] 【刀砥】
刀を研ぐのに用いる砥石(トイシ)。

かたなとぎ

かたなとぎ [3] 【刀磨ぎ・刀研ぎ】
刀剣をとぎみがくこと。また,その職人。

かたなのはわたり

かたなのはわたり [6] 【刀の刃渡り】
刀の刃の上を素足で歩く曲技。山伏や行者が寺社の境内などで行い,剣難よけの札(フダ)を出したりした。刃渡り。

かたなびき

かたなびき 【刀引き】
宴会などで刀を引き出物として贈ること。[貞丈雑記]

かたなめい

かたなめい [3] 【刀銘】
刀剣を刃を上にして差した時,中子(ナカゴ)の差し表側になる方に入れた作者の銘。
⇔太刀(タチ)銘

かたなめきき

かたなめきき [4] 【刀目利き】
刀剣の真偽を鑑定し,価値を評価すること。また,その人。室町期より職業化し,本阿弥家が名高い。

かたなもち

かたなもち [3] 【刀持ち】
武家で,主人の刀を持って従った家来。

かたなよごし

かたなよごし 【刀汚し】
切る値打ちのないもの。刀のけがれ。「―の蠅侍(ハイザムライ)/浄瑠璃・信州川中島」

かたならし

かたならし [3] 【肩慣らし】 (名)スル
(1)野球などで,ボールを軽く投げて肩の調子を整えること。
(2)転じて,本格的に物事をする前の下準備。

かたならし

かたならし【肩ならし】
warm(ing)-up.

かたなり

かたなり 【片生】 (名・形動ナリ)
(1)心身がまだ十分に成育していない・こと(さま)。未熟。かたおい。「むすめ,いとまだ―に/源氏(東屋)」
(2)技能に習熟していない・こと(さま)。「かの御琴の音,まだ―なるところありしを/源氏(竹河)」

かたに

かたに [0] 【片荷】
(1)天秤棒(テンビンボウ)で前後に分けて担った荷物の片方。
(2)荷物が片方に寄ってしまうこと。
(3)船舶・トラックなどで,積み荷が往路または復路のどちらか一方しかないこと。
(4)責任の一半。「―を下ろす」

かたぬ

かた・ぬ 【結ぬ】 (動ナ下二)
(1)まとめる。たばねる。「仕ふる国の年の内の事―・ね持ち/万葉 4116」
(2)結政(カタナシ)で,文書を広げて読み上げる。

かたぬきて

かたぬきて [3] 【片抜き手】
横泳ぎ法の一。水面に横臥してあおり足を使用し,上方の手を抜いては水をかき,下方の手は抜かないでかくもの。

かたぬきのうら

かたぬきのうら 【肩抜きの占】
古代の占法の一。鹿の肩の骨を抜き取って,波波迦(ハハカ)の木で焼き,表面にできた亀裂(キレツ)によって吉凶を占ったもの。鹿占(シカウラ)。
→太占(フトマニ)

かたぬぎ

かたぬぎ [4][3] 【肩脱ぎ】 (名)スル
(1)衣服の腰から上の部分を脱ぐこと。
(2)節会などの宴席で,装束の袍(ホウ)を肩脱いでくつろぐこと。
(3)能装束の着付けの一。法被(ハツピ){(3)}や長絹などの上衣の右袖(または左袖)を脱ぐこと。

かたぬぐ

かたぬ・ぐ [3] 【肩脱ぐ】 (動ガ五[四])
(1)上衣の片方の肩を脱いで,下衣の肩をあらわす。「薄紅の素袍(スオウ)に右の袖を―・ぎ/滝口入道(樗牛)」
(2)衣服の腰から上を脱いで,肌をあらわに出す。はだ脱ぐ。「男の―・ぎて/著聞 11」

かたぬけ

かたぬけ [0] 【肩抜け】
負担や責任などがなくなり楽になること。「それからは謙作も幾らか気持に―が出来た/暗夜行路(直哉)」

かたね

かたね [0] 【片寝・偏寝】 (名)スル
(1)体の一方ばかりを下にして寝ること。「―ヲシテ腕ガシビレル/ヘボン(三版)」
(2)鳥屋(トヤ)で一度羽根の抜け替わった鷹(タカ)。かたがえりの鷹。

かたね

かたね [0] 【固根・癤】
⇒根太(ネブト)

かたねぶり

かたねぶり 【片眠り】
まどろむこと。かりね。うたたね。「あふことは―なる磯びたひ/金葉(恋下)」

かたねり

かたねり [0] 【片練】
たて糸またはよこ糸の一方だけを練糸を使って織った絹織物。多く精好(セイゴウ)織りにいう。

かたねり

かたねり [0] 【固練り・固煉り】
水分を少なく,固く練ること。また,そのもの。「―の餡(アン)」

かたの

かたの 【堅篦】
篠(シノ)の三年竹で作った堅い矢柄。征矢(ソヤ)に最適という。

かたの

かたの 【交野】
(1)大阪府北東部,天野川中流域の市。住宅地として発展。獅子窟寺がある。
(2)交野市の北西部から枚方(ヒラカタ)市にかけての台地。平安時代以来,皇室の狩猟地。交野�原。天之川。((歌枕))「又やみむ―の御野(ミノ)の桜狩花の雪散る春の明(アケ)ぼの/新古今(春下)」

かたは

かたは【片刃の】
single-edged <blade> .

かたは

かたは [0] 【片羽】
(1)片一方の翼。かたはね。
(2)対になっているものの一方。転じて,不完全なさま。「鎮西八郎為朝の箭(ヤ)の根あり。…―の長さ八寸ばかり/読本・弓張月(残)」「名を知って物を知らぬ―になった/サフラン(鴎外)」

かたは

かたは [0] 【片刃】
〔「かたば」とも〕
刃物で,片面または片側だけに刃が付いていること。また,そのもの。
⇔諸刃(モロハ)

かたは

かたは [0] 【片葉】
片方の葉。

かたはい

かたはい [0] 【片肺】
(1)片方の肺。
(2)双発の飛行機で,片方のエンジンだけしか動かないこと。また,そのエンジン。「―飛行」
(3)両方備わって初めて十分な働きをするものが,片方だけしかないこと。

かたはく

かたはく [0] 【片白】
精白米と黒麹を用いてつくる酒。諸白(モロハク)より下級の酒。
⇔諸白

かたはし

かたはし【片端】
one end (一端);one side (片側).〜に寄る step aside.〜から one and all;one by one;one after another.

かたはし

かたはし [0] 【片端】
■一■ (名)
(1)物の一方のはし。一端。「ベンチの―に座る」
(2)一部分。わずか。「話の―」
(3)末につらなるもの。はしくれ。末輩。「貴族の―」
■二■ (副)
つぎつぎと。かたっぱしから。「―海へはめてのけと/浄瑠璃・用明天皇」

かたはしから

かたはしから [0] 【片端から】 (副)
「かたっぱしから」に同じ。

かたはしょり

かたはしょり [3] 【片端折り】
和服の裾の片方をはしょること。

かたはずし

かたはずし [3] 【片外し】
(1)江戸時代の女性の髪の結い方の一。束ねた髪を根の前に水平に挿した笄(コウガイ)に巻きつけ,片方を笄からはずし後ろへ垂れ下げたもの。笄を抜き取ると,下げ髪となる。諸侯の奥女中などが結った。
(2)歌舞伎の鬘の一。「伽羅先代萩(メイボクセンダイハギ)」の政岡,「鏡山」の尾上など御殿女中や武家の奥方に扮する女形が用いる。
片外し(1)[図]

かたはたご

かたはたご 【片旅籠】
旅館に宿泊する場合,朝夕どちらか一方だけの食事をすること。片泊まり。

かたはだ

かたはだ [0] 【片肌】
着物の片袖を脱いであらわした肩。
⇔諸肌(モロハダ)

かたはだ

かたはだ【片肌脱ぐ】
bare one shoulder;lend a helping hand <to> (援助する).

かたはだ=脱ぐ

――脱・ぐ
(1)着物の片袖を脱いで一方の肩をあらわす。
(2)〔一働きする時に(1)のようにすることから〕
助勢する。手助けをする。片腕を貸す。

かたはだぬぎ

かたはだぬぎ [0][6] 【片肌脱ぎ】
片肌を脱いださま。[季]夏。「―になる」

かたはのあし

かたはのあし 【片葉の葦】
茎の片方にしか葉が生えない葦。八幡太郎の立てた片羽の白矢が根を生じたものとか,熊谷直実の馬が葉の片方を食い残したなど,種々の伝説がある。

かたはば

かたはば【肩幅】
the breadth of one's shoulders;(a) shoulder length (洋裁).〜の広い(狭い) broad-(narrow-)shouldered.

かたはば

かたはば [2] 【肩幅】
(1)肩の一方の端から他方の端までの幅。
(2)和服の背縫いから袖付けまでの幅。また,洋服の襟ぐり線から肩さきまでの幅。
(3)世間に対しての面目。肩身。「其方(ソナタ)等は此辺の村々にも―広く/経国美談(竜渓)」

かたはぶたえ

かたはぶたえ [3] 【片羽二重】
普通,筬(オサ)一羽にたて糸を二本入れるのに対して,たて糸一本で織った軽い羽二重。

かたはら

かたはら [0] 【片腹】
片一方の腹。わきばら。

かたはら

かたはら【片腹痛い】
ridiculous;→英和
absurd.→英和

かたはらいたい

かたはらいた・い [6] 【片腹痛い】 (形)[文]ク かたはらいた・し
〔中世以降,文語形容詞「傍(カタハラ)いたし」の「かたはら」を「片腹」と誤ってできた語〕
身のほどを知らない相手の態度がおかしくてたまらない。ちゃんちゃらおかしい。笑止千万だ。「あの声で歌手とは―・い」
→かたわらいたし

かたばかま

かたばかま 【片袴】
(1)袴の足の片方。
(2)山伏などがはく短い袴。また,袴の下にはく防寒用の袴とも。

かたばかり

かたばかり [2][3] 【形許り】
「かたちばかり(形許)」に同じ。「―の結納式」

かたばこ

かたばこ [2] 【肩箱・形箱】
山伏が笈(オイ)の上につける小箱。中に経文や仏具を入れる。

かたばち

かたばち [0] 【片撥】
(1)能楽で,太鼓を打つ時に右撥だけを使う特殊な奏法。
(2)寛永(1624-1644)頃に遊里で流行した小歌節の一。
(3)三味線の奏法の一。撥を打ちおろす時のみ弦に当てるもの。

かたばみ

かたばみ [0] 【酢漿草】
(1)カタバミ科の多年草。庭や道端に自生する。茎は地面をはい,細い葉柄の先端にハート形の葉が三個つく。春から秋にかけて黄色の小さな花が咲く。果実は円柱形で,熟すとはじけて種子を飛ばす。全草酸味があり,葉は疥癬(カイセン)の薬になる。スイモノグサ。[季]夏。
(2)(「片喰」とも書く)家紋の一。カタバミの葉や実をかたどったもの。
酢漿草(1)[図]
酢漿草(2)[図]

かたばみも

かたばみも [4] 【酢漿草藻】
デンジソウ(田字草)の異名。

かたひいき

かたひいき 【片贔屓】
〔「かたびいき」とも〕
一方に好意を寄せて力を添えること。「時宗は―の親を持ち,分けて一人を憎まれ子/浄瑠璃・扇八景」

かたひく

かたひ・く 【片引く・方引く】 (動カ四)
えこひいきする。「け近き人思ひ―・き/枕草子 135」

かたひざ

かたひざ [0] 【片膝】
片一方の膝。

かたひざ

かたひざ【片膝をつく(立てる)】
kneel on (raise) one knee.

かたひざたて

かたひざたて [0] 【片膝立て】
片方の膝を立てた座り方。

かたひじ

かたひじ [0] 【片肘・片肱】
片一方のひじ。

かたひじ

かたひじ [0][2] 【肩肘・肩肱】
肩と肘。

かたひじ

かたひじ【肩肘張る】
swagger.→英和

かたひじ

かたひじ【片肘(をつく)】
(rest on) one elbow.

かたひじ=張る

――張・る
肩をそびやかし,肘を張る。気負うさま,またはいばるさまにいう。「―・って生きる」

かたひと

かたひと 【方人】
〔「かたうど」とも〕
歌合わせなどで,左右二組に分けられた人々の一方。「左右の―の書き分けを典侍して方々の頭の曹司に給へり/天徳歌合」

かたひば

かたひば [0] 【片檜葉】
イワヒバ目の常緑性シダ植物。本州中部以南の山中の岩上に着生する。地上茎は高さ15〜40センチメートル,複葉状に平たく分枝して鱗片状の小さい葉で覆われる。イワヒバと比べて弱々しいのでメヒバ・ヒメヒバという。園芸品種も多い。

かたびさし

かたびさし [3] 【片庇】
(1)片流れの屋根。
(2)粗末なさしかけの屋根。「かすかなる―をかりて/浮世草子・二十不孝 3」

かたびょうし

かたびょうし [3] 【硬表紙】
硬い紙で作った表紙。

かたびら

かたびら [0][3] 【帷子】
〔あわせの「片ひら」の意〕
(1)裏を付けない衣服。ひとえもの。
 (ア)装束の下に着るひとえの布製の衣服。
 (イ)夏用の麻の小袖。薩摩上布・越後上布などが用いられた。[季]夏。
(2)几帳(キチヨウ)・帳(トバリ)などに用いて隔てとする薄い絹布の垂れ布。
(3)経帷子。

かたびらき

かたびらき [3] 【片開き】
開き戸が一枚で,一方だけに開くこと。
⇔両開き

かたびらゆき

かたびらゆき 【帷子雪】
一片が薄くて大きな雪。一説に,薄く積もった雪。「―の,消えもせで/隆達節」

かたびん

かたびん [0] 【片鬢】
片方の鬢。かたこうびん。

かたびんぎ

かたびんぎ 【片便宜】
「片便(カタダヨ)り」に同じ。「古郷の―になほ気をなやまし/浮世草子・武道伝来記 1」

かたびんそり

かたびんそり 【片鬢剃り】
中世以降での刑の名。姦通・強姦・博打などの罪人の片方の鬢を剃り落としたこと。身分の低い者に科された。

かたふたがり

かたふたがり [3] 【方塞がり】
陰陽道(オンヨウドウ)で,ある方角に天一神・太白神がいること。その方角に行くと災いを受ける。
→方違(カタタガ)え

かたふたぎ

かたふたぎ 【方塞ぎ】
「かたふたがり(方塞)」に同じ。

かたふたばしら

かたふたばしら [5] 【片蓋柱】
装飾として壁面に取り付けた柱。壁面より多少突き出ている。つけ柱。

かたぶき

かたぶき [0] 【型吹き】 (名)スル
ガラス器物の成形法の一。木型や金型などの中に,熔解したガラス種(ダネ)を吹きこむ技法。「―ガラス」
→吹きガラス

かたぶき

かたぶき 【傾き】
(1)かたぶくこと。かたむき。
(2)「かたむき(傾){(2)}」に同じ。「読者をして,其陋劣なる事蹟をしも知るを嫌はしむる―あればなり/小説神髄(逍遥)」
(3)勢いが衰えること。「ただ―になる我身かな/新撰六帖 6」

かたぶく

かたぶ・く [3] 【傾く】
■一■ (動カ四)
〔「かたむく」の古い言い方〕
(1)斜めになる。「海は―・きて陸地をひたせり/方丈記」
(2)首をかしげて,思案する。「なに事ぞと―・きをり/竹取」
(3)太陽や月が,西に沈もうとする。「二上山に月―・きぬ/万葉 3955」
(4)勢いが衰える。「わがよはひこそ―・きにけれ/続後撰(雑中)」
(5)考えや気持ちがある方向に片寄ったり,引かれたりする。「この君,禅の宗旨に―・かせ給ひて/太平記 4」
(6)非難する。「この門の名をぞ人―・きける/愚管 6」
■二■ (動カ下二)
⇒かたぶける

かたぶける

かたぶ・ける [4] 【傾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かたぶ・く
〔「かたむける」の古い言い方〕
「かたむける」に同じ。「謹んで耳を―・けてゐたが/坑夫(漱石)」

かたぶつ

かたぶつ【堅物】
a straight-laced person.

かたぶつ

かたぶつ [0] 【堅物】
きまじめで融通のきかない人。

かたぶとり

かたぶとり [0][3] 【固太り・堅肥り】 (名・形動)スル
肉付きがかたくしまって,ふとっていること。また,そのようなさま。また,そういう人。「―な体」「―した体つき」

かたぶとん

かたぶとん [3] 【肩布団】
寝るとき,冷えないように肩を包む細長い小さなふとん。[季]冬。

かたぶり

かたぶり [0] 【偏降り・片降り】
日照りのあと,雨降りばかり長く続くこと。
⇔偏照り

かたへら

かたへら [0] 【傍片】
対の物の一方。かたほう。かたっぺら。

かたへん

かたへん [0] 【方偏】
漢字の偏の一。「旅」「旗」などの「方」の部分。旗の種類・状態などの意を表す文字を作る。ほうへん。

かたへん

かたへん [0] 【片偏】
漢字の偏の一。「版」「牒」などの「片」の部分。板の状態・製品などの意を表す文字を作る。

かたべり

かたべり [0] 【片減り】 (名)スル
片側または片一方だけが減ること。はき物の底や車のタイヤなどにいう。

かたほ

かたほ 【偏・片秀】 (形動ナリ)
(1)欠点があり,不完全であるさま。不十分。
⇔真秀(マホ)
「―なるをだに,乳母などやうの,おもふべき人は,あさましうまほに見なすものを/源氏(夕顔)」
(2)容貌がみにくいさま。不器量。「―にものし給はむ人の/栄花(根合)」

かたほ

かたほ [0] 【片頬】
〔「かたほお」の転〕
一方の頬(ホオ)。「王は最(イ)と機嫌よく―に笑(エミ)を浮めしまま/鉄仮面(涙香)」

かたほ

かたほ [2][0] 【片帆】
横風を受けて帆走するために,帆を斜めに片寄らせて張ること。開き帆。
→真帆(マホ)

かたほう

かたほう【片方】
(1) one of the pair.→英和
(2) one side (片側).
(3) one side[party];the other side[party](組・仲間の).

かたほう

かたほう [2] 【片方】
二つあるものの一つ。一方のがわ。片側。
⇔両方
「手袋が―見えない」「―の言い分」

かたほえむ

かたほえ・む [4] 【片頬笑む】 (動マ五[四])
ちょっとほほえむ。片頬に笑む。「口を捻ぢて―・み/歌行灯(鏡花)」

かたほお

かたほお [0][3] 【片頬】
一方の頬。「三年に―笑う(メッタニ笑ワナイコトノ形容)」

かたほとり

かたほとり [3] 【片辺】
(1)片隅。
(2)都から離れたへんぴな所。片いなか。「―なるひじり法師などぞ/徒然 77」

かたぼう

かたぼう [0] 【片棒】
駕籠(カゴ)などの担ぎ棒の前側か後側の一方。また,それを担ぐ人。

かたぼう

かたぼう【片棒をかつぐ】
take part <in> .

かたぼう=を担(カツ)ぐ

――を担(カツ)・ぐ
ある企てや仕事などの一半をになう。荷担する。多く,悪い仕業についていう。「悪事の―・ぐ」

かたぼうえき

かたぼうえき [3] 【片貿易】
二国間の貿易が,輸出超過か輸入超過のどちらかに片寄った状態。

かたぼうえき

かたぼうえき【片貿易】
one-way trade.

かたぼっけ

かたぼっけ 【固法華】
〔「かたほっけ」とも〕
法華宗の信仰に凝り固まっている者。かたまりぼっけ。「親仁(オヤジ)の―を知つてゐるゆゑ/浮世草子・親仁形気」

かたま

かたま 【堅間】
竹で目を細かく編んだ籠(カゴ)。勝間(カツマ)。筐(カタミ)。「無目(マナシ)―を以て浮木に為(ツク)り/日本書紀(神代下訓)」

かたまい

かたまい 【片舞】
東遊(アズマアソ)びで,駿河舞(スルガマイ)・求子舞(モトメゴマイ)のいずれか一方を舞う舞い方。二つを舞うのは諸舞(モロマイ)。

かたまえ

かたまえ [0][3] 【片前】
(1)洋服の打ち合わせで,ボタンが一列に付いているもの。シングル。
(2)着物の前を合わせた外側の部分。上前(ウワマエ)。

かたまく

かたま・く 【片設く】 (動カ下二)
(1)時が経って,その時期になる。「桜の花の時―・けぬ/万葉 854」
(2)傾注する。「夏麻(ソ)引く命―・け刈り薦(コモ)の心もしのに/万葉 3255」

かたまく

かたまく [0] 【片幕】
(1)幕が舞台の端から端まで一枚であるもの。一方の側へ引いて開ける。
(2)能楽で,囃子方(ハヤシカタ)やシテ方後見が鏡の間より橋懸かりへ登場の際,揚げ幕の片方を少し寄せて登場すること。
→本幕
→半幕

かたまち

かたまち [0] 【片町】
「片側町(カタガワマチ)」に同じ。

かたまちせん

かたまちせん 【片町線】
J R 西日本の鉄道線。京都府木津と大阪市片町間,45.3キロメートル。学研都市線。

かたまつ

かたま・つ 【片待つ】 (動タ四)
ひたすら待つ。「うぐひすは今は鳴かむと―・てば/万葉 4030」

かたまひ

かたまひ [3] 【片麻痺】
⇒半身不随(ハンシンフズイ)

かたまふ

かたまふ [3] 【片麻布】
たてに綿糸,よこに麻糸を使って織った布。着尺地・夏用座布団地・蚊帳地などに用いる。

かたまり

かたまり [0] 【固まり・塊】
(1)固まること。また,固まった物。「砂糖の―」
(2)全体から切り取られた部分で,ある大きさと形のあるもの。「肉の―」「石炭の―」
(3)一つの性質・傾向などを極端に強くもつ人。「欲の―」
(4)寄り集まっているもの。一団。「やじうまの―」

かたまり

かたまり【塊】
a lump;→英和
a mass;→英和
a clod (土塊);→英和
<in> a group;→英和
a crowd.→英和

かたまり=法華

――法華((カタマリボツケ))に徒党門徒(トトウモント)
〔「門徒」は一向宗徒〕
法華宗の信者はともすると宗旨に凝り固まり,一向宗の信者はとかく徒党を組む,の意。

かたまりぼっけ

かたまりぼっけ 【固まり法華】
「かたぼっけ」に同じ。

かたまる

かたま・る [0] 【固まる】 (動ラ五[四])
(1)やわらかいものや液状・粉状のものが,変形しにくいものに変わる。固くなる。凝固する。「セメントが―・る」「砂糖が―・る」
(2)ばらばらであったものが,ひとまとまりになる。寄り集まる。「部屋の隅に―・ってすわり込む」「全員の心が一つに―・る」
(3)不安定であったものが安定する。しっかりする。確実になる。「基礎が―・る」「意志が―・る」「証拠が―・る」
(4)一つのことを深く信じ込む。またそうして,他を顧みなくなる。「排外思想に―・る」「けちで―・る」
(5)身持ちがよくなる。「聟どのは一返道楽をして―・った人だけに/滑稽本・浮世風呂 2」
〔「かためる」に対する自動詞〕
[慣用] 雨降って地(ジ)―

かたまる

かたまる【固まる】
(1) harden;→英和
become hard.(2)[凝結]congeal;→英和
curdle (牛乳が);→英和
set (セメントなどが);→英和
clot (血が).→英和
(3)[集団をつくる]gather;→英和
form a group.→英和

かたまわし

かたまわし [3] 【肩回し】
和船の積石数を算出するための近似計算法。�(カワラ)の長さ,肩の幅,深さの三者を掛け合わせ一〇で割る方式が多く用いられた。肩回し算法。

かたみ

かたみ [1] 【肩身】
(1)肩と身。からだ。
(2)他人に対する面目。体面。「姉の―を思ひやりて/大つごもり(一葉)」

かたみ

かたみ 【筐】
竹製の目の細かい籠(カゴ)。勝間(カツマ)。堅間(カタマ)。「春の野の―につめる若菜なりけり/新古今(春上)」

かたみ

かたみ [0] 【片身】
(1)「片身頃(カタミゴロ)」に同じ。
(2)体の半分。多くは,魚の背骨に沿って縦に切り開いた一方の身。半身(ハンミ)。「ブリの―」「―漬け」

かたみ

かたみ【片身】
one side[a half] <of a fish> .

かたみ

かたみ【肩身が広い(狭い)】
feel proud (small).

かたみ

かたみ [0] 【形見】
(1)死んだ人や別れた人を思い出す頼りとなる品。「母の―の着物」
(2)過ぎ去ったことの思い出のよすがとなる物。「青春の―」「春の―」

かたみ

かたみ【形見】
a keepsake;→英和
a memento.→英和
形見分け distribution of mementos.

かたみ=が広い

――が広・い
世間に対して誇らしく感ずる。面目が立つ。「子の出世で親まで―・い思いをする」

かたみ=が狭い

――が狭・い
世間に対して面目が立たない。

かたみ=の水

――の水
筐に汲んだ水。すぐに漏れてしまうことから,物事の頼みがたいことをいう。「今はまたかげだに見えぬうき人の―は涙なりけり/続古今(恋五)」

かたみ=をおろす

――をおろ・す
半分にする。半分を終える。

かたみ=を窄(スボ)める

――を窄(スボ)・める
肩身の狭い思いをする。世をはばかる。

かたみうらみ

かたみうらみ 【片身恨み】
不公平から生じた恨み。片恨み。「孝行に―のないやうに/浄瑠璃・新版歌祭文」

かたみがわり

かたみがわり [4] 【片身替(わ)り】
(1)衣服の右半分と左半分を別の布地で仕立てること。また,その衣服。大身替(オオミガワリ)。
(2)陶器の半分ずつが異なる調子に焼成されたもの。また,半分ずつに異なる色の釉(ウワグスリ)をかけたもの。

かたみがわり

かたみがわり [4] 【互替(わ)り】
かわるがわるすること。交互。「両足で空(クウ)を―に蹴つてゐた/ぼんち(泡鳴)」

かたみぐさ

かたみぐさ 【形見草】
〔形見と見られる草の意〕
葵(アオイ)・菊・撫子(ナデシコ)の異名。

かたみごろ

かたみごろ [3] 【片身頃】
衣服の身頃の片方。片身。

かたみす

かたみ・す 【難みす】 (動サ変)
困難に思う。できかねる。難(カタ)んずる。「白たへの袖の別れを―・して/万葉 3215」

かたみせ

かたみせ [0] 【片見世・片店】
店の一部分で,本業とは違う商品を副業的に並べ商うこと。また,その店。

かたみだし

かたみだし [3] 【肩見出し】
新聞の大見出しの前に付ける小さい見出し。

かたみち

かたみち [0] 【片道】
(1)行きか帰りかの一方。「―二キロの道のり」
(2)一方からだけすること。「―貿易」
(3)軍費として,片道分の費用について沿道諸国からの徴発を許すこと。「北陸道七か国の―を給ひて上洛仕るべきよし申され候ひければ/義経記 1」

かたみち

かたみち【片道】
one way.片道乗車券 <米> a one-way ticket; <英> a single (ticket).→英和

かたみちきっぷ

かたみちきっぷ [5] 【片道切符】
(1)一区間の一方向に,一回だけ通用する切符。
(2)(比喩的に)行くことはできても,帰るすべがないこと。

かたみつわ

かたみつわ [3] 【片三輪】
江戸時代,女性の髪の結い方。三輪髷(マゲ)の片方を切り離して若衆髷のようにしたもの。

かたみに

かたみに 【互に】 (副)
たがいに。かわるがわる。「―聞え出づべき言の葉もおぼえ給はざりけり/浜松中納言 3」

かたみのいろ

かたみのいろ 【形見の色】
(1)形見の衣の色。鈍(ニビ)色をいうことが多い。「女房なども,かの御―かへぬもあり/源氏(幻)」
(2)思い出のよすがとなる色。「心とめし―もあはれなり/風雅(雑下)」

かたみのくし

かたみのくし 【形見の櫛】
「別れの櫛(クシ)」に同じ。

かたみのくも

かたみのくも 【形見の雲】
火葬にした煙のたなびくのを雲に見たてたもの。「なき人の―やしほるらむ/新古今(哀傷)」

かたみのころも

かたみのころも 【形見の衣】
(1)死んだ人または遠く離れた人の記念である衣。
(2)喪服。「今はとて―ぬぎすてて色かはるべき心地こそせね/玉葉(雑四)」

かたみみ

かたみみ [0] 【片耳・傍耳】
(1)片方の耳。
(2)小耳にはさむこと。「うつくしみ聞ゆるを―に聞き給ひて/源氏(柏木)」

かたみょうじ

かたみょうじ [3] 【片名字】
江戸時代,名字・官職名を省略して書くこと。「高木伊勢守」を「高伊勢」「高伊」とする類。宛名に用いれば,相手に対する尊敬の意を表した。

かたみわけ

かたみわけ [0] 【形見分け】 (名)スル
故人の残した物を形見として近親者に分けること。

かたむ

かた・む 【固む】 (動マ下二)
⇒かためる

かたむき

かたむき [0][4] 【傾き】
(1)かたむくこと。また,その度合。「屋根の―が急だ」
(2)物事がある方向に次第に変わっていくようす。傾向。「易(ヤス)きにつく―がある」
(3)〔数〕 平面で直線が � 軸の正の方向となす角。その角を θ とするとき,tanθ をいう。方向係数。勾配。

かたむき

かたむき【傾き】
(1) slope;→英和
slant (傾斜).→英和
(2) <have> a tendency <to> (傾向);→英和
an inclination (性向).→英和
…の〜がある be apt <to do> .

かたむきやま

かたむきやま 【傾山】
大分県と宮崎県の境にある山。海抜1602メートル。西に連なる祖母(ソボ)山とともに祖母傾国定公園の中心。

かたむく

かたむく【傾く】
lean <to,toward> ;→英和
incline <to> (傾斜).→英和

かたむく

かたむ・く [3] 【傾く】
〔「かたぶく」の転。「片向く」の意〕
■一■ (動カ五[四])
(1)斜めになる。かしぐ。「船が左に―・く」
(2)考えや気持ちがある方面に引きつけられる。「芸術家に心が―・く」「賛成に―・く」
(3)そういう傾向をもつ。かたよる。「理論だけに―・く」「文弱に―・く」
(4)勢いが衰える。「国が―・く」「財政が―・く」
(5)太陽や月が西に沈もうとする。「日が西に―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒かたむける

かたむくろ

かたむくろ 【堅躯】
一途に自分の意地を張り通すこと。頑固。片意地。「―の親仁(オヤジ)殿/浄瑠璃・天の網島(中)」

かたむける

かたむ・ける [4] 【傾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かたむ・く
〔「かたぶける」の転。「片向ける」の意〕
(1)斜めにする。かたむくようにする。「盆を―・ける」「首を―・ける」
(2)考えや心をある方面に向ける。他のことは考えずに,ひたすら心をその事に向けて行う。心を注ぐ。「精魂を―・ける」「愛情を―・ける」「耳を―・ける」
(3)衰えさせる。滅ぼす。「国を―・ける」「身代を―・ける」
(4)〔「杯を傾ける」の意から〕
酒の類を飲む。「一献―・ける」
(5)非難する。けなす。「たとへ卿相の位に昇るといふとも,誰か―・け申すべき/保元(中)」
[慣用] 蘊蓄(ウンチク)を―・産を―

かたむける

かたむける【傾ける】
(1) incline <one's head> ;→英和
bend;→英和
tip (器具など).→英和
(2) devote oneself to.(3) ruin <a country> (滅ぼす).→英和
杯を〜 drink wine.耳を〜 listen to.

かたむすび

かたむすび [3] 【片結び】
帯やひもなどの結び方。一方に輪を作り,その輪に他方を輪にして入れ,はじめの輪を引き締めて結ぶもの。解けやすい結び方。

かたむすび

かたむすび [3] 【固結び】
「細(コマ)結び」に同じ。

かため

かため【片目の】
one-eyed;blind of[in]one eye.

かため

かため [0] 【固め・堅め】 (名・形動)
〔「め」は接尾語〕
やや固い程度。
⇔やわらかめ
「そばを―にゆでる」

かため

かため [0] 【固め】
〔動詞「固める」の連用形から〕
(1)物事をゆるぎなく安定させること。また,そうするもの。「基礎―」
(2)しっかりと結び付けること。約束。「夫婦の―」
(3)守備。警備。「門の―に就く」

かため

かため [0] 【片目】
(1)片方の目。一方の目。
(2)片目しか見えないこと。また,その人。
(3)〔女房詞〕
ヒラメ,またはカレイ。[御湯殿上(文明一六)]

かため

かため【固め】
(1) defense (防備);→英和
guard (警備).→英和
(2) a pledge;→英和
a promise (誓約).→英和

かため=が開(ア)く

――が開(ア)・く
(1)(相撲などで)負け続けている勝負に,初めて勝利を得る。
(2)少し文字が読める。「いかでか。片目もあきつかうまつらでは/枕草子 314」

かため=を入れる

――を入・れる
事が成就した時などに,片目の入っただるまに残りの片目を入れて仕上げる。

かためのさかずき

かためのさかずき [0] 【固めの杯】
約束や結びつきを固めるために取り交わす杯。

かためぶみ

かためぶみ 【固め文】
誓いの文書。誓約書。

かためる

かためる【固める】
(1) harden (固くする);→英和
tighten (締める);→英和
congeal (凝結).→英和
(2)[強化]strengthen;→英和
defend (防備);→英和
fortify;→英和
guard (警固);→英和
arm oneself <with> .
身を〜 marry and settle down.

かためる

かた・める [0] 【固める】 (動マ下一)[文]マ下二 かた・む
(1)やわらかいものや液状・粉状のものを,形の変形しにくいものに変える。固くする。「粘土をこねて―・める」「寒天を冷やして―・める」「雪を踏んで―・める」
(2)散らばっているものを,ひとまとめにする。寄せ集める。「一週間分の食料を―・めて買い込む」「―・めて休暇をとる」
(3)不安定なものを安定させる。確実にする。「基礎を―・める」「意志を―・める」「地歩を―・める」「結束を―・める」
(4)外部からの力に対して侵されない態勢を構える。「城を―・める」「守りを―・める」
(5)ゆるんでいるものを強く締める。「烏帽子の緒,元結,―・めずともありなむ/枕草子 63」
(6)かたく約束する。また,禁ずる。「このくしげ開くなゆめとそこらくに―・めしことを/万葉 1740」
(7)矢を放つ時,弓を引きしぼってそのままの状態で保つ。「きり��と引きしぼり,しばし―・めて切つて放せば/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
〔「かたまる」に対する他動詞〕
[慣用] 嘘(ウソ)で―・臍(ホゾ)を―・身を―

かためわざ

かためわざ [0] 【固め技】
柔道で,絞め技・抑え込み技・関節技などの総称。

かためん

かためん [0] 【片面】
(1)物の一方の面。半面。
⇔両面
「レコードの―」「―刷り」
(2)物事の一方の面。「ものの―だけしか見ない」
(3)顔の半分。

かためん

かためん【片面】
one[a single]side.

かたもい

かたもい 【片思ひ】
〔「かたおもい」の転〕
片恋。「鮑(アワビ)の貝の―にして/万葉 2798」

かたもい

かたもい 【片垸】
蓋(フタ)のない土製の碗(ワン)。「思ひ遣るすベの知らねば―(=「片思い」ニカケル)の/万葉 707」

かたもじ

かたもじ 【片文字】
文字,または名前の一部分。「―はおぼえでいふはをかし/枕草子 57」

かたもち

かたもち [0][4] 【肩持ち】
肩をもつこと。ひいきすること。

かたもち

かたもち [0][3] 【堅餅・固餅】
(1)干してかたくした餅。
(2)鏡餅を砕いて乾かしたもの。

かたもちがお

かたもちがお 【肩持ち顔】
ひいきするような素振り。「主の―/浄瑠璃・菅原」

かたもちばり

かたもちばり [0] 【片持ち梁】
一端を固定支持し,他端を自由にした状態の梁。カンティレバー。

かたもの

かたもの [0] 【型物】
(1)轆轤(ロクロ)で成形せず型にはめて作った陶磁器。
(2)型成形によって同種多作の可能な一定の形をもつ茶器。香合・水指など。
(3)演出様式や所作(シヨサ)などが固定した歌舞伎狂言。

かたもん

かたもん [0] 【固文】
綾織物の模様を糸を浮かせないで,おさえて織り出したもの。

かたや

かたや 【片や】 (連語)
(1)片一方は。「―五期連続の名人,―新進気鋭の四段」
(2)相撲で,行司が力士を土俵上で名を呼び上げて,名指す時に用いる語。

かたや

かたや [0] 【片屋・傍屋】
(1)片流れの屋根。また,その造りの建物。片屋造り。
(2)母屋の傍らにある建物。

かたや

かたや 【片矢】
一対ある内の一本の矢。片手矢(カタテヤ)。
⇔諸矢(モロヤ)
「春されば―たばさみともねうち/永久百首」

かたや

かたや 【方屋】
(1)相撲や競馬などの競技者が,左右・東西に別れて集まっている所。「―の南より馬場に打出たり/今昔 28」
(2)相撲の土俵。[日葡]

かたやいり

かたやいり 【方屋入り】
力士が土俵にのぼること。

かたやき

かたやき 【肩灼】
古代の占法の一。鹿の肩甲骨を焼いて,そのひびわれの形で吉凶を占うこと。太占(フトマニ)。鹿占(シカウラ)。

かたやき

かたやき [0] 【堅焼(き)・固焼(き)】
固めに焼くこと。また,そうした物。「―のせんべい」

かたやぶり

かたやぶり【型破りの】
unconventional.→英和

かたやぶり

かたやぶり [3] 【型破り】 (名・形動)
定型や慣例に従わず,大胆なやり方をとる・こと(さま)。「―な言動」

かたやま

かたやま [0] 【肩山】
(1)衣服の肩のいちばん高い所。
(2)駕籠(カゴ)かきが肩の位置を変えること。また,その時に掛ける掛け声。「―ぢゃ,合点ぢゃ/常磐津・戻駕」

かたやま

かたやま 【堅山】
姓氏の一。

かたやま

かたやま 【片山】
一方が崖(ガケ)になっている山。一説に,孤立した山。「あしひきのこの―に二つ立つ櫟(イチイ)が本に/万葉 3885」

かたやま

かたやま 【片山】
姓氏の一。

かたやまかげ

かたやまかげ 【片山陰】
片山の陰。または,山の一方の陰になっている所とも。「ひさぎおふる―に忍びつつ/新古今(夏)」

かたやまがい

かたやまがい [4] 【片山貝】
淡水産の巻貝。貝殻は細長く,殻高7.5ミリメートル内外で,暗緑褐色。水田・小川などの底土や水草に付着してすむ。山梨県・広島県・福岡県などに分布。日本住血吸虫の中間宿主。
〔広島県片山地方で発見されたのでこの名が付いた。日本住血吸虫の中間宿主となることを発見した宮入慶之助にちなみ「宮入貝(ミヤイリガイ)」ともいう〕
片山貝[図]

かたやまぎし

かたやまぎし 【片山岸】
片山の崖。「朝妻の―に霞たなびく/万葉 1818」

かたやまくにか

かたやまくにか 【片山国嘉】
(1855-1931) 法医学者。静岡県生まれ。東大教授。日本に近代的な法医学を確立。また,禁酒運動に尽力。

かたやまけんざん

かたやまけんざん 【片山兼山】
(1730-1782) 江戸中期の儒者。上野の人。はじめ徂徠学を学んだが,のちこれを批判。古註を参照しつつ道徳実践に励む折衷学(山子学)を唱えた。著「山子垂統」ほか。

かたやまざと

かたやまざと [3][4] 【片山里】
へんぴな山里。片田舎の山里。

かたやません

かたやません 【片山潜】
(1859-1933) 社会主義運動の先駆者。岡山県生まれ。エール大卒。明治中期から昭和初めにかけて労働組合運動・社会主義運動に尽力。1914年(大正3)渡米してアメリカ共産党創立に参加。21年ソ連に渡り,コミンテルンの執行委員会幹部会員となる。また,日本共産党の結成を指導。モスクワで客死。著「我社会主義」「日本の労働運動」など。

かたやまづおんせん

かたやまづおんせん 【片山津温泉】
石川県加賀市,柴山潟の湖畔にある温泉。食塩泉。

かたやまてつ

かたやまてつ 【片山哲】
(1887-1978) 政治家。和歌山県生まれ。東大卒。弁護士から無産政党議員。1946年(昭和21)日本社会党委員長。47年連立内閣の首相となったが,翌年退陣。のち民主社会党の最高顧問。

かたやまとうくま

かたやまとうくま 【片山東熊】
(1854-1917) 建築家。萩の人。工部大学校卒。多くの宮廷建築を手がける。代表作に赤坂離宮・奈良博物館・京都博物館などがある。

かたやまなんぷう

かたやまなんぷう 【堅山南風】
(1887-1980) 日本画家。名は熊次。熊本生まれ。横山大観に認められ,院展で活躍。芸術院会員。花鳥画ことに鯉を中心とする魚類を描いて秀抜。

かたやまひさやす

かたやまひさやす 【片山久安】
安土桃山時代の剣客。片山伯耆(ホウキ)流の祖。伯耆守。関白豊臣秀次に教授。生没年未詳。

かたやまびょう

かたやまびょう [0] 【片山病】
⇒日本住血吸虫症(ニホンジユウケツキユウチユウシヨウ)

かたやまほうきりゅう

かたやまほうきりゅう 【片山伯耆流】
居合術の一派。祖は片山伯耆守久安(ヒサヤス)。1596年正月,京都の愛宕社に祈願し,貫の字を夢みて創始したと伝え,一貫流とも称する。抜刀伯耆流。

かたやまほっかい

かたやまほっかい 【片山北海】
(1723-1790) 江戸中期の儒者・漢詩人。越後の人。大坂で塾を開き,多くの門弟を集めた。詩文をよくし,混沌社を組織。

かたやままさお

かたやままさお 【片山正夫】
(1877-1961) 化学者。岡山県生まれ。東大教授。物理化学,特に界面化学の先駆的な研究を行なった。その著「化学本論」(1915年)は日本における初期の本格的な物理化学教科書。

かたゆうぜん

かたゆうぜん [3] 【型友禅】
〔「型紙友禅」の略〕
型紙を用い,糊(ノリ)に染料を加えた写し糊を使って模様を染め出す友禅染め。明治以後始まり,量産されるようになった。

かたゆき

かたゆき [0] 【片裄】
(1)衣服の,左右の裄の一方。
(2)着物を左右どちらかへ片寄せてだらしなく着ること。

かたゆき

かたゆき [0] 【堅雪】
春,解けかかった雪が夜間に冷えて固く凍りついたもの。

かたゆで

かたゆで【堅茹での】
hard-boiled.

かたゆで

かたゆで [0] 【固茹で】
固めにゆでること。また,そのようにしたもの。「―の卵」

かたよせる

かたよ・せる [4] 【片寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かたよ・す
一方へ寄せる。一方にまとめる。「四辺(アタリ)に散りたる雑籍を―・せつつ/社会百面相(魯庵)」

かたより

かたより [0][4] 【片寄り・偏り】
(1)一方にかたよること。「栄養の―がひどい」
(2)〔物〕 偏光。
(3)(「かたよりに」の形で)ただ一方に寄って。ひたすら。「明日の夕(ヨイ)照らむ月夜は―に今夜(コヨイ)に寄りて/万葉 1072」

かたより

かたより【片寄り】
inclination;→英和
a tendency.→英和

かたより

かたより [0] 【片撚り・片縒り】
左右どちらか一方向にだけ撚りをかけること。

かたよる

かたよ・る [3] 【偏る・片寄る】 (動ラ五[四])
(1)中心や標準からはずれて一方に寄る。「進路が東に―・る」「―・った考え方」「栄養が―・る」
(2)ある部分にだけ集まって,全体の釣り合いを欠く。「人口が都市に―・る」
(3)一方に味方をする。不公平な扱いをする。「―・った判定」
(4)あるものの方に近づき寄る。「浦野の山に月(ツク)―・るも/万葉 3565」

かたよる

かたよる【片寄る】
(1) lean <to> ;→英和
incline <toward> .→英和
(2)[偏する]be biased;be partial <to a thing> ;be prejudiced.片寄らない impartial;→英和
fair.→英和
片寄せる put <a thing> aside.

かたよろい

かたよろい [3] 【肩鎧・肩甲】
古墳時代に用いた鎧の付属具で,肩と上膊(ジヨウハク)部を保護するためのもの。短甲(タンコウ)では湾曲した鉄板を革紐(カワヒモ)で綴(ツヅ)ったものを,また挂甲(ケイコウ)は小札(コザネ)を綴り合わせたものを用いた。

かたらい

かたらい【語らい】
a chat (話);→英和
a promise (約束).→英和

かたらい

かたらい カタラヒ [0] 【語らい】
(1)互いに話をすること。懇談。睦言(ムツゴト)。「楽しい―のひととき」
(2)男女の契り。情交。「浅はかなる―にだに/源氏(松風)」
(3)説いて承知させること。説得。「道摩,堀河の右府の―にて術を施す由申けれども/十訓 7」

かたらいぐさ

かたらいぐさ カタラヒ― 【語らひ種】
話の種。語りぐさ。「万代(ヨロズヨ)の―と/万葉 4000」

かたらいつく

かたらいつ・く カタラヒ― 【語らひ付く】
■一■ (動カ四)
話しかけて親しくなる。「しのびて―・き給へりけるを/源氏(若紫)」
■二■ (動カ下二)
(1)親しく話して事を託する。依頼する。「―・け給へる心たがへじ/源氏(夕霧)」
(2)話しかけてなじませる。「かかる者をなむ―・けておきためる/枕草子 87」

かたらいとる

かたらいと・る カタラヒ― 【語らひ取る】 (動ラ四)
説き伏せて味方にさせる。「この家の二郎を―・りて/源氏(玉鬘)」

かたらいびと

かたらいびと カタラヒ― 【語らひ人】
話し相手。相談相手。「琴(キン)をぞ懐しき―と思へる/源氏(末摘花)」

かたらう

かたらう【語らう】
have a chat[talk] <with> ;→英和
invite <to> (誘う);→英和
conspire <with> (共謀).→英和

かたらう

かたら・う カタラフ [3] 【語らう】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いに打ち解けた気分で話し合う。「親子水入らずで―・う」「将来を―・った仲」
(2)行動をともにするように説得する。味方に誘う。「仲間を―・って街へくり出す」「浪士等数百名を―・ひ/近世紀聞(延房)」
(3)親しく交際する。懇意にする。「早く親の―・ひし大徳/源氏(玉鬘)」
(4)特に,男女が言い交わす。契る。「うなゐを,右京の大夫(カミ)よび出でて―・ひて/大和 39」
〔「語る」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いたものとも,「語り合ふ」の転ともいう〕
[可能] かたらえる

かたらか

かたらか (形動ナリ)
ただちに事を行うさま。さっそく。早く。一説に,確実なさまの意とする。「平けく―に帰し賜へと/続後紀(承和三宣命)」

かたり

かたり【語り】
narration (ドラマの中の).→英和

かたり

かたり【騙り】
a fraud;→英和
a swindle;→英和
a swindler[an impostor](人).

かたり

かたり [0] 【騙り】
人をだまして金品を巻き上げること。また,そうする人。詐欺。「―を働く」「ゆすり―」

かたり

かたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物が軽く触れ合ったり,動き出したりする時の音を表す語。かたん。「―とも音がしない」

かたり

かたり [0] 【語り】
(1)語ること。また,その話。
(2)能や狂言で,叙事的な内容を物語ること。また,その文句。能楽では節をつけず,多くワキが演じる。
(3)歌舞伎で,看板や外題の上に書く,粗筋を述べた七五調の文章。
(4)劇や放送などで,筋や話の進行を物語ること。ナレーション。
(5)話題。また,話の種。「永き世の―にしつつ/万葉 1801」

かたりあい

かたりあい [0] 【語り間】
能楽の間(アイ)狂言の一。シテの中入りの間に一曲の主題・内容などを平易に語るもの。

かたりあう

かたりあ・う [4] 【語り合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに語る。語らう。「友と将来の夢を―・う」
[可能] かたりあえる

かたりあう

かたりあう【語り合う】
⇒語らう.

かたりあかす

かたりあか・す [5][0] 【語り明かす】 (動サ五[四])
話をし合って夜を明かす。夜の明けるまで話す。「秋の夜を―・す」

かたりあかす

かたりあかす【語り明かす】
talk all night (long)[all the night through].

かたりく

かたりく [3] 【語り句】
(1)語りぐさ。話のたね。「すゑの世の―になすべし/浮世草子・永代蔵 1」
(2)平曲で,琵琶に合わせないで文章ばかり語ることをいう。素声(シラゴエ)。
⇔引き句

かたりくち

かたりくち [0][3] 【語り口】
(1)話をする調子や口振り。
(2)浄瑠璃など,語り物を語る時の調子や態度。語りぶり。語りかた。「渋い―」

かたりぐさ

かたりぐさ【語り草】
a topic.→英和

かたりぐさ

かたりぐさ [0][3] 【語り種】
人々の話題となる話の種。「のちのちまでの―となる」

かたりつくす

かたりつく・す [5] 【語り尽(く)す】 (動サ五[四])
言いたいことを残らず語る。すっかり話す。「とても―・すことのできない戦争体験」
[可能] かたりつくせる

かたりつぐ

かたりつ・ぐ [4] 【語り継ぐ】 (動ガ五[四])
次の世代の人に次々と語って,伝える。「この村に―・がれてきた民話」

かたりつたえる

かたりつた・える [6][0] 【語り伝える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かたりつた・ふ
世間の人々やのちの世の人々に次々に話して伝える。語り継ぐ。「―・えられた英雄伝説」

かたりて

かたりて [0] 【語り手】
(1)話す人。話し手。
(2)劇や放送などで,筋の進行を物語る人。ナレーター。
(3)浄瑠璃や浪曲を語る人。

かたりて

かたりて【語り手】
a narrator.

かたりふるす

かたりふる・す [5] 【語り古す】 (動サ五[四])
これまでに多くの人々が語って新しみがなくなる。「―・された話題」

かたりべ

かたりべ [0] 【語部】
(1)古代,古伝承を儀式の際に語ることを職掌とした部民。
(2)転じて,自ら体験・伝聞したことを後世に語り継ぐ人。「沖縄戦の―」

かたりもの

かたりもの [0] 【語り物】
日本音楽の声楽の種目分類概念。「歌物(ウタイモノ)」に対する。本来の性格として,詞章の意味内容の伝達が第一義的に重視され,旋律・リズムの変化などの音楽的情緒表現がそれに従属する傾向の強い種目。詞章は歌物の歌詞に比べて一般に長篇で叙事性が強い。平曲・曲舞(クセマイ)・幸若(コウワカ)・謡曲・浄瑠璃・琵琶楽・浪曲など。

かたる

かた・る [0] 【騙る】 (動ラ五[四])
〔「語る」と同源〕
(1)だまして人の金品を取る。「金を―・る」
(2)身分・地位・名前などを偽る。詐称する。「人の名を―・る」「実印を―・る」
[可能] かたれる

かたる

かた・る [0] 【語る】 (動ラ五[四])
(1)順序だてて話してきかせる。言葉で表し言う。「事件のあらましを―・る」「今夜は大いに―・ろう」
(2)特定の物語などを話す。また,節(フシ)をつけて話す。「義太夫を―・る」「光る源氏のあるやうなど,ところどころ―・るを聞くに/更級」
(3)ある事柄をよく説明する。おのずから示す。「真相を如実に―・っている」
(4)親しく付き合う。懇意にする。「日比(ヒゴロ)―・るはここらと思ひ男づくで貸したぞよ/浄瑠璃・曾根崎心中」
[可能] かたれる

かたる

かたる【騙る】
swindle <money out of a person> ;→英和
cheat;→英和
deceive.→英和
名を〜 use another's name.

かたる

かたる【語る】
talk (話す);→英和
speak;→英和
tell;→英和
narrate (物語る);→英和
recite (浄るりなどを).→英和

かたろうか

かたろうか [3] 【片廊下】
部屋や住戸を片側だけに並べた廊下。また,そうした平面配置の住宅やアパートの形式。「―型」

かたわ

かたわ [2] 【片端】 (名・形動)[文]ナリ
〔「かた」は不完全の意。「片輪」とも書く〕
(1)体の一部の機能や形態に欠陥があること。
(2)釣り合いがとれていないこと。片寄りのあること。「―な知識」
(3)不十分な点。欠点。また,欠点のあるさま。「かたちなどはさてもありぬべけれど,いみじき―のあれば/源氏(玉鬘)」
(4)見苦しいこと。不体裁なこと。「あな―と見ゆるものは鼻なりけり/源氏(末摘花)」
(5)(多く「かたはなるまで」の形で)度はずれているさま。「すきずきしき心ぞ―なるまであべき/枕草子 315」

かたわ

かたわ [0] 【片輪】
車の片方の輪。

かたわかち

かたわかち 【方分かち】
歌合わせなどで,左右両方に分かれること。また,そのようにして勝負すること。かたわき。「忍びて新院と御―のことし給ふ/増鏡(あすか川)」

かたわき

かたわき [0][4] 【片脇】
(1)かたわら。片隅。
(2)片方のわき腹。横腹。
(3)中心地から離れた所。いなか。場末。「小庭・―などに出で来る能は/花鏡」

かたわく

かたわ・く 【方分く】
■一■ (動カ四)
(1)歌合わせ・競べ馬・相撲などで,左右の組に分かれる。別々になる。「三条太政大臣左右に―・きて/後拾遺(秋上詞)」
(2)区別する。けじめをつける。「かく御心少しづつは―・かせ給へれど/栄花(殿上の花見)」
■二■ (動カ下二)
別々に分ける。「梅と桜の造花(ツクリ)百人づつ―・けて振りかたげ/浄瑠璃・国性爺合戦」

かたわく

かたわく [0] 【型枠】
コンクリートを所定の形に打ち込むための仮設の枠。コンクリートが硬化すると外す。

かたわくこう

かたわくこう [0] 【型枠工】
型枠の組み立てから除去までの作業を行う技能労働者。

かたわぐるま

かたわぐるま [4] 【片輪車】
(1)一輪車。
(2)車輪が一つしかなくて役に立たない車。[日葡]
(3)文様の一。乾燥を防ぐために,牛車(ギツシヤ)の車輪を川の水に浸している情景を表したもの。
片輪車(3)[図]

かたわら

かたわら【傍】
by the side <of> (脇);→英和
near by (そば);besides (…する一方).→英和
〜の nearby (近く);→英和
at one's elbow (手近).

かたわら

かたわら [0] 【傍ら・旁・側・脇】
(1)端に片寄った所。はし。わき。「森の―に泉がある」「道の―で休む」
(2)すぐ近くのあたり。そば。「母屋の―に茶室を建てる」
(3)(接続助詞的に用いて)…しながら,また一方で。「勤めの―,絵をかく」「勉強に精出す―,体も鍛える」
(4)〔(3)から転じて〕
(副詞的に用いて)ある動作をしながら,また一方で。「関西に旅行し,―旧友を訪ねる」
(5)物の横側。脇腹(ワキバラ)。「大蛇頭毎に各石松あり。ふたつの―に山あり/日本書紀(神代上訓)」

かたわら=に人無きが如(ゴト)し

――に人無きが如(ゴト)し
〔「傍若無人(ボウジヤクブジン)」の訓読み〕
そばに誰もいないかのように,人を無視して勝手に振る舞う。

かたわらいたし

かたわらいた・し カタハラ― 【傍ら痛し】 (形ク)
(1)傍らで見ていて,気の毒だ。いたたまれない気がする。心苦しい。はらはらする。「簀の子は―・ければ,南のひさしに入れ奉る/源氏(朝顔)」
(2)そばで見ていて苦々しい。はたで聞いていて笑止だ。「大方差し向かひてもなめきは,などかく言ふらむと―・し/枕草子 262」
(3)傍らの人が自分をどう思うだろうと考えると,恥ずかしい。きまりがわるい。「―・く心の鬼出で来て,いひにくくなり侍りなむ/枕草子 135」
→片腹(カタハラ)痛い

かたわらぐるし

かたわらぐる・し カタハラ― 【傍ら苦し】 (形シク)
傍らにいていたたまれない。心苦しい。気の毒である。「いかに聞き給ふらむ,―・しげなり/栄花(松の下枝)」

かたわらさびし

かたわらさび・し カタハラ― 【傍ら寂し】 (形シク)
そばにいるべき人がいなくて何となくもの寂しい。独り寝でもの足りない。「げに―・しき夜な夜なへにけるも/源氏(若菜上)」

かたわらざま

かたわらざま 【傍ら方】
わきの方。「にはかに―にふと寄りたれば/宇治拾遺 11」

かたわらなし

かたわらな・し カタハラ― 【傍ら無し】 (形ク)
比べるものがない。「人がらも―・きやうに物し給ふにも/源氏(若菜上)」

かたわらぶし

かたわらぶし 【傍ら臥し】
(1)横向きに寝ること。「吹き返す風なかりせば刈萱の―は直らざらまし/為忠百首(丹後守)」
(2)人や物のそばに寝ること。添い寝。

かたわらめ

かたわらめ 【傍ら目】
(1)傍らから見える姿。そばめ。横顔。「―言ひ知らずなまめかしう見ゆ/源氏(賢木)」
(2)すがめ。斜視。[名義抄]

かたわれ

かたわれ【片割れ】
(1) a fragment (破片).→英和
(2) one <of the party> ;→英和
an accomplice (共謀者).→英和

かたわれ

かたわれ [0][4] 【片割れ】
(1)仲間の一部。「盗賊の―」
(2)器などの割れた一片。また,ひとそろいのものの一部。
(3)分身。「清をおれの―と思ふからだ/坊っちゃん(漱石)」

かたわれづき

かたわれづき [4] 【片割れ月】
半月。弓張り月。弦月。

かたん

かたん [2] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物が軽く触れ合って出す音を表す語。かたり。かたっ。「戸が―となる」

かたん

かたん【加担する】
assist;→英和
support (援助);→英和
side <with> (味方);→英和
participate[take part] <in> (関与);→英和
conspire <with> (共謀).→英和
‖加担者 a confederate.

かたん

かたん [0] 【荷担・加担】 (名)スル
(1)〔(2)が原義〕
仲間に加わって助力すること。「陰謀に―する」
(2)荷物を背負うこと。「三種の神器を自ら―して/太平記 18」

かたん

かたん [0] 【下端】
(1)物の下の方のはし。
⇔上端
(2)〔数〕「下限」に同じ。

かたん

かたん 【賈耽】
(730-805) 中国,中唐の政治家・地理学者。字(アザナ)は敦詩。晩年,宰相。外国使節や帰国者の見聞に基づき「海内華夷図」「古今郡国道県四夷述」などを著す。

かたんずる

かたん・ずる [4] 【難んずる】 (動サ変)[文]サ変 かたん・ず
〔「かたみす」の転〕
難しとする。むずかしいと思う。「割愛を―・ずる/青年(鴎外)」

かたんせい

かたんせい [0] 【可鍛性】
外力によって,固体が壊れることなく変形し,強度や靭性を向上させる性質。鍛造性。

かたんちゅうてつ

かたんちゅうてつ [4] 【可鍛鋳鉄】
白銑鋳物として鋳造したのち,熱処理により含有炭素を脱炭または黒鉛化した鋳鉄。白心・パーライト・黒心の三種類がある。肉薄で強い鋳物ができるため,各種車両部品・電送部品などに利用される。

かたパン

かたパン [0] 【堅―】
⇒乾(カン)パン

かだ

かだ [1] 【伽陀】
〔梵 gāthā〕
「偈(ゲ)」に同じ。「香花(コウゲ)を備へ,―を唱へ/太平記 24」

かだ

かだ 【荷田】
姓氏の一。

かだ

かだ
〔動詞「かだむ」の語幹〕
なまけ怠ること。横着。「大分の銭を取りながら―をして働かず/浄瑠璃・出世景清」

かだ

かだ 【加太】
和歌山市北西端の紀淡(キタン)海峡に面する漁村。古くは紀州から淡路・四国への重要な港。

かだ

かだ クワ― 【華佗】
中国,後漢末・魏初の名医。字(アザナ)は元化。麻沸散(一種の麻酔薬)を飲ませて外科手術を行なったという。曹操の侍医となったが,殺された。華陀。

かだい

かだい クワ― [0] 【火大】
〔仏〕 四大・五大・六大の一。地・水・風などとともに万物を構成するとされる要素。

かだい

かだい クワ― [0] 【過大】 (形動)[文]ナリ
程度が大きすぎるさま。
⇔過小
「―な期待をかける」「経費を―に見積もる」
[派生] ――さ(名)

かだい

かだい【過大(な)】
excessive;→英和
exaggerated (誇大).〜に excessively;→英和
with exaggeration.〜に言う(評価する) exaggerate (overestimate,overvalue).→英和

かだい

かだい [0] 【架台】
(1)高い所で仕事をする時,足場としてつくる台。
(2)鉄道・水路・橋などを支える構造物。
(3)化学の実験で,レトルトなどを支えるのに用いられる台。

かだい

かだい【課題】
a subject (題目);→英和
a theme;→英和
homework (宿題);→英和
an exercise (練習題);→英和
a problem (問題);→英和
a task (仕事).→英和
〜を課する impose a task <on a person> .

かだい

かだい クワ― 【科第】
中国の科挙。また,それにならった古代日本の官吏登用試験。課試。

かだい

かだい [0] 【歌題】
和歌の題。

かだい

かだい クワ― [0] 【課題】
(1)仕事や勉強の問題や題目。「休暇中の―」「―を与える」「―図書」
(2)解決しなければならない問題。「当面の―」「緊急―」

かだい

かだい クワ― [0][1] 【花台】
(1)美しい楼台。
(2)花器を置く台。

かだい

かだい [0] 【仮題】
かりにつけた題名。

かだいし

かだいし クワ― [2] 【過大視】 (名)スル
物事を実際よりも大きく見ること。重要に考えすぎること。「自分の力を―する」

かだいじょうみゃく

かだいじょうみゃく [4] 【下大静脈】
魚類以外の脊椎動物で胸部以下の下半身の血液を集めて右心房に送る静脈。

かだいひょうか

かだいひょうか クワ―ヒヤウ― [4] 【過大評価】 (名)スル
物事の価値を実際以上に大きく見積もること。
⇔過小評価

かだのあずままろ

かだのあずままろ 【荷田春満】
(1669-1736) 江戸中期の国学者・歌人。姓は羽倉とも。京都伏見稲荷神社の神官。国学四大人の一人。記紀・万葉,有職故実を研究,復古神道を唱えた。弟子に賀茂真淵・荷田在満(アリマロ)などがいる。著「万葉集僻案抄」「万葉集訓釈」「日本書紀訓釈」「創学校啓」,歌集「春葉集」など。

かだのありまろ

かだのありまろ 【荷田在満】
(1706-1751) 江戸中期の国学者。春満(アズママロ)の甥,のち養子。姓は羽倉とも。有職故実の研究を春満より継ぎ,また,田安宗武に仕えた。その著「国歌八論」は,近世歌学革新に重要な役割を果たす。著「大嘗会儀式具釈」「羽倉考」など。

かだまし

かだま・し 【姧し・佞し】 (形シク)
〔古くは「かたまし」。動詞「かだむ」の形容詞化〕
悪賢くて誠意がない。「悪(キタナ)く―・しき奴(ヤツコ)の/続紀(天平宝字八宣命)」

かだむ

かだ・む [2] (動マ五[四])
(1)いたわる。かばう。「傷ヲ―・ム/ヘボン(三版)」
(2)惜しむ。けちけちする。「一尺切れと仰られしが…五寸―・みて切り候はず/世継物語」
(3)怠けて,物事をやめる。[日葡]

かだむ

かだ・む 【姧む・佞む】 (動マ五[四])
〔古くは「かたむ」〕
(1)悪事や不義をたくらむ。「詐(イツワ)り―・める心をもちて兵を発(オコ)し/続紀(天平宝字八宣命)」
(2)姦通する。「或るは他(ヒト)の妻を―・み犯し/霊異記(上訓)」

かだもの

かだもの
〔「かだ」は「かだむ」の語幹〕
横着者。「無精者よ―と,威しの為に打つ杖の/浄瑠璃・双生隅田川」

かだやし

かだやし [2] 【蚊絶やし】
メダカ目の淡水魚。雌の全長約5センチメートル,雄は約3センチメートル。メダカに似るが卵胎生。体色は背部が青褐色。ボウフラを好んで食べるが,小魚や魚卵も食害する。北アメリカ南部原産。日本へは蚊の天敵として移入され東北地方南部以南に分布。タップミノー。

かだゆうぶし

かだゆうぶし カダイフ― [0] 【嘉太夫節】
古浄瑠璃の一。延宝年間(1673-1681)に,宇治嘉太夫の語り出した浄瑠璃。先行芸能,特に謡曲の曲節を取り入れ,古浄瑠璃としてはこまやかな曲節を特徴とした。義太夫節への影響が大きい。加賀節。

かだん

かだん【果断な】
resolute;→英和
decisive;→英和
determined.→英和

かだん

かだん【歌壇】
the world of tanka poetry.

かだん

かだん【花壇】
a flower bed[garden].

かだん

かだん クワ― [0] 【果断】 (名・形動)[文]ナリ
思い切りよく事を行う・こと(さま)。「―な処置」
[派生] ――さ(名)

かだん

かだん [0][1] 【歌壇】
歌人たちの社会。

かだん

かだん クワ― [0][1] 【華壇】
華道の社会。華道界。

かだん

かだん [0] 【歌談】
和歌についての談話。歌話。

かだん

かだん クワ― 【花壇】
草花を植えるために,土を盛り上げたり仕切りを設けたりした所。

かち

かち [2] 【勝ち】
勝つこと。勝利。
⇔負け
「―を譲る」「負けるが―」
→がち(接尾)

かち

かち【勝】
(a) victory;→英和
conquest.→英和
〜を争う strive for victory.〜を譲る let one's opponent win.‖早い者勝 First come,first served.

かち

かち [1] 【徒歩・徒】
(1)乗り物を使わず歩くこと。とほ。「母御の―にて歩(アユ)ませ給ふが御痛敷候/太平記 11」
(2)陸路を行くこと。
(3)武士の身分の一。江戸時代,幕府・諸藩とも御目見得以下,騎馬を許されぬ軽輩の武士。おかち。
(4)「徒侍(カチザムライ)」の略。
(5)「徒士組(カチグミ)」の略。
〔(3)〜(5)は「徒士」とも書く〕

かち

かち [1] 【価値】
(1)物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」
〔幕末までは「価直(カチヨク)」が用いられた〕
(2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め,その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが,特に,真・善・美など,普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。
(3)〔経〕 商品の価格の背後にあって,それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。

かち

かち 【褐】
(1)濃い藍色。かちいろ。かつ。かちん。「―の直垂(ヒタタレ)/平家 7」
→かつ(褐)
(2)「褐衣(カチエ)」の略。

かち

かち【価値】
value;→英和
worth;→英和
merit.→英和
〜のある valuable;→英和
worthy.→英和
〜のない valueless;→英和
worthless;of no value.価値観 a sense of values.価値判断 value judgement.

かち=に乗(ジヨウ)ずる

――に乗(ジヨウ)・ずる
勝った勢いに乗ってさらに調子づく。かちにのる。「―・じて一気に敵の本拠に迫る」

かち=に乗(ノ)る

――に乗(ノ)・る
「勝ちに乗(ジヨウ)ずる」に同じ。

かち=を制する

――を制・する
勝利を得る。勝つ。

かち=を千里の外に決す

――を千里の外に決す
〔「史記(高祖本紀)」より。張良が軍師として優れていたことから〕
いながらに,計略をめぐらし,遠く離れている戦場で勝利を得させる。

かち=を拾う

――を拾・う
思いがけなく勝つ。

かちあう

かちあう
run into;clash[collide] <with> ;→英和
coincide <with> (行事などが);→英和
fall on (日時が).

かちあう

かちあ・う [0][3] 【搗ち合う】 (動ワ五[ハ四])
〔臼(ウス)でつく時に杵(キネ)がぶつかり合うの意から〕
(1)物と物とがぶつかり合う。「勢ひ両面の背は―・はねばならぬ/多情多恨(紅葉)」
(2)物事が偶然同じ時・所に重なる。「表に出ると,父の帰りと―・った」「日曜と祝日が―・う」

かちあがる

かちあが・る [4] 【勝ち上(が)る】 (動ラ五[四])
試合に勝って上位の段階へ進む。「初出場校が決勝戦にまで―・った」

かちあげ

かちあげ [0] 【搗ち上げ】
相撲で,立ち合いの時,肘(ヒジ)を曲げて腕や肩で相手の上半身を突き上げること。

かちあげる

かちあ・げる [4] 【搗ち上げる】 (動ガ下一)
搗ち上げをする。

かちいくさ

かちいくさ [3] 【勝ち軍】
戦いに勝つこと。また,その戦い。戦捷(センシヨウ)。
⇔負け軍

かちいくさ

かちいくさ【勝ち戦】
a winning battle;a victory.→英和

かちいくさ

かちいくさ 【徒歩軍・歩兵】
(1)徒歩で戦う兵士。「―・騎(ムマイクサ)夾み攻めて/日本書紀(雄略訓)」
(2)徒歩の兵士の戦い。

かちいろ

かちいろ [0] 【勝(ち)色】
(1)勝ちそうなようす。
⇔負け色
(2)「褐色(カチイロ)」に同じ。

かちいろ

かちいろ [0] 【褐色】
(1)〔「かついろ」とも〕
黒く見えるほど深い藍(アイ)色。「勝ち色」に通じるので,武具などを染めるのに用いた。かち。かちんいろ。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも萌黄(モエギ)色。

かちいろおどし

かちいろおどし [5] 【褐色縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一種。濃い藍(アイ)の糸でおどしたもの。

かちうま

かちうま【勝馬】
a winning horse.

かちうま

かちうま [2][0] 【勝(ち)馬】
(1)競馬で第一着になった馬。優勝馬。
(2)賀茂の競馬(クラベウマ)で勝った馬。[季]夏。

かちうまとうひょうけん

かちうまとうひょうけん [7] 【勝ち馬投票券】
競馬の馬券の正式名称。

かちえ

かちえ [2] 【勝(ち)絵】
(1)勝負事や競技のさまを描いた絵。滑稽・卑猥の要素が強い。鳥羽僧正覚猷(カクユウ)の画などが伝わる。
(2)〔具足櫃(グソクビツ)の中に入れて出陣すると勝つと信じられていたことから〕
春画の異名。

かちえ

かちえ [2] 【褐衣】
狩衣(カリギヌ)系の衣服。後世,両脇を縫いふさいだ。主に随身(ズイジン)が着た。かちぎぬ。かちあお。
褐衣[図]

かちえる

かち・える [3] 【勝(ち)得る・贏ち得る】 (動ア下一)[文]ア下二 かち・う
努力の結果として得る。「名声を―・える」

かちえる

かちえる【かち得る】
win;→英和
gain;→英和
achieve.→英和
名声(成功)を〜 win fame[success].

かちおでら

かちおでら カチヲ― 【勝尾寺】
大阪府箕面(ミノオ)市にある高野山真言宗の寺。山号は応頂山。西国三十三所の第二十三番札所。727年善仲・善算の創建と伝え,光仁帝の皇子開成(カイジヨウ)が入山して弥勒(ミロク)寺と称した。清和天皇より現寺号をおくられ,歴代皇室の帰依を受けた。

かちおとす

かちおと・す 【搗ち落とす】 (動サ四)
(1)たたき落とす。「(ヒイラギヲ)―・いてのけう/狂言・節分(虎寛本)」
(2)じゃまをして成功させない。「だまれ��,人の願ひを―・し/浄瑠璃・浦島年代記」

かちかち

かちかち
a ticktack (時計の音);→英和
a click-clack (拍子木などの音).→英和
〜鳴る[いう]ticktack (時計が);tick <away,off> ;→英和
click,click,click (タイプライターが);clack[clatter](固いものが).

かちかち

かちかち
■一■ [0] (形動)
(1)相当に堅いさま。「―に凍る」「―のパン」
(2)緊張で体を自由に動かせないさま。「初舞台で―になる」
(3)性質・考えなどが堅苦しく,融通がきかないさま。がちがち。
■二■ [1] (副)
堅い物が触れ合って発する軽い音を表す語。「拍子木を―(と)たたく」
■三■ [1] (名)
(1)拍子木の幼児語。
(2)火打ち石。火打ち金。

かちかちやま

かちかちやま 【かちかち山】
昔話の一。狸(タヌキ)におばあさんを殺されたおじいさんの嘆きを聞いた兎が,狸の背負った柴に火をつけるなどしてこらしめたすえ,泥舟に乗せて溺れ死にさせるという復讐譚。

かちかち山

かちかちやま 【かちかち山】
昔話の一。狸(タヌキ)におばあさんを殺されたおじいさんの嘆きを聞いた兎が,狸の背負った柴に火をつけるなどしてこらしめたすえ,泥舟に乗せて溺れ死にさせるという復讐譚。

かちかぶり

かちかぶり [3] 【褐冠】
褐衣(カチエ)に冠を着けた装束。

かちかん

かちかん [3][2] 【価値観】
いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断。「―の相違」

かちがしら

かちがしら [3] 【徒士頭】
(1)中世以後,徒歩で戦をする兵士の長。
(2)江戸幕府の職名。徒士組の隊長。

かちき

かちき【勝気】
an unyielding spirit.

かちき

かちき [0][3] 【勝(ち)気】 (名・形動)[文]ナリ
他人に負けまいとして頑張る気性である・こと(さま)。負けん気。「―な性格」
[派生] ――さ(名)

かちぎぬ

かちぎぬ [2] 【褐衣】
⇒かちえ(褐衣)

かちぎね

かちぎね [2] 【搗ち杵】
「手杵(テギネ)」に同じ。

かちく

かちく [0] 【家畜】
人間が生活に役立てるために飼育する動物。牛・馬・鶏・羊・豚・犬など。

かちく

かちく【家畜】
a domestic animal;livestock.→英和
家畜病院 a hospital for domestic animals;a pets' hospital (犬・猫の).

かちくじんこうじゅせいし

かちくじんこうじゅせいし [9] 【家畜人工授精師】
家畜改良増殖法に基づき,家畜の人工授精または受精卵移植を行うことができる者。

かちくほうていでんせんびょう

かちくほうていでんせんびょう [0] 【家畜法定伝染病】
牛・馬・豚などの家畜がかかる伝染病で,特に伝染力が強く被害が大きいため,家畜伝染病予防法で規定している伝染病。家畜伝染病。牛疫・狂犬病・鼻疽(ビソ)など二五種。

かちくら

かちくら [0] 【勝ち鞍】
競馬で,一着になったレースの数。

かちぐそく

かちぐそく [3] 【歩具足】
徒侍(カチザムライ)などが着る粗末な具足。

かちぐみ

かちぐみ [0] 【徒士組・徒組】
江戸幕府の職名。将軍外出の際,徒歩で先駆を務め沿道警備などに当たった。おかちぐみ。かち。

かちぐり

かちぐり [2] 【搗ち栗・勝ち栗】
干した栗を臼(ウス)でついて,殻と渋皮を取り除いたもの。「搗(カ)ち」を「勝ち」にかけて出陣や勝利の祝い,正月の祝儀などに用いた。押し栗。

かちこし

かちこし [0] 【勝(ち)越し】
勝ち越すこと。「―を決める」

かちこす

かちこす【勝ち越す】
lead in a game;→英和
outgame;lead <another by three points> ;→英和
have <two> wins <against another> .

かちこす

かちこ・す [0][3] 【勝(ち)越す】 (動サ五[四])
(1)何回かの勝負で,負けの数より勝ちの数が多くなる。
⇔負け越す
「三連戦を二勝一敗で―・す」
(2)勝負の途中で,相手より多く得点をいれる。「一点―・す」
[可能] かちこせる

かちさび

かちさび 【勝ちさび】
勝者らしい行動をとること。「―に天照大御神の営田(ツクダ)の畔(ア)を離ち/古事記(上)」

かちざむらい

かちざむらい [3] 【徒侍】
徒歩で主人の身辺警護にあたった小身の武士。かちしゅう。かち。

かちし

かちし [2] 【加地子】
⇒かじし(加地子)

かちしゅう

かちしゅう [2] 【徒士衆】
(1)「かちざむらい(徒侍)」に同じ。
(2)江戸時代,徒士組(カチグミ)に属した者。

かちじ

かちじ 【徒路】
徒歩で行く道。「―の勢は/太平記 16」

かちじゆう

かちじゆう [4] 【価値自由】
〔(ドイツ) Wertfreiheit〕
マックス=ウェーバーの学問論の立場。経験科学は価値判断に立ち入ってはならないとする。実証主義をめぐる今日の論争において,しばしば批判される。没価値性。

かちすぎる

かちす・ぎる [4] 【勝ち過ぎる】 (動ガ上一)
(1)ある傾向が強すぎる。ある性質が多すぎる。「芝居気が―・ぎる」「常識論の―・ぎた批判」
(2)(能力に比べて)負担が大きすぎる。「新人には荷が―・ぎる」

かちすすむ

かちすす・む [4][0] 【勝(ち)進む】 (動マ五[四])
試合に勝って,次の段階へ進む。「準決勝に―・む」

かちぞめ

かちぞめ [0] 【褐染(め)】
褐色(カチイロ)に染めること。また,その色の染め物。かちんぞめ。

かちだち

かちだち 【徒立ち】
(1)馬などに乗らず,徒歩で行動すること。「馬をも射させ,―になり/平家 7」
(2)歩兵の戦い。徒(カチ)いくさ。また,その兵。

かちっと

かちっと [2] (副)スル
(1)堅い物が打ち当たった時に出る音を表す語。「―スイッチを入れる」
(2)組み立てや結合がしっかりしているさま。「―固定する」
(3)しっかりしてひきしまったさま。「内容の―した本」

かちっぱなし

かちっぱなし [0] 【勝ちっ放し】
〔「かちはなし」の転〕
一度も負けずに勝ち続けること。勝ち通し。

かちつ

かちつ [0] 【加秩】
俸禄が増加すること。加禄。加増。

かちてつがく

かちてつがく [4][3] 【価値哲学】
⇒価値論(1)

かちとうしゅ

かちとうしゅ [3] 【勝(ち)投手】
野球の試合で,チームの勝利に最も貢献した投手。勝利投手。
⇔負け投手

かちとる

かちとる【勝ち取る】
⇒かち得る.

かちとる

かちと・る [0][3] 【勝(ち)取る】 (動ラ五[四])
戦って自分のものにする。努力して獲得する。「勝利の栄冠を―・る」「自由を―・る」
[可能] かちとれる

かちどうしん

かちどうしん [3] 【徒同心・徒士同心】
平時は雑役に従い,戦時には武家の歩卒となる下級の侍。足軽(アシガル)。

かちどき

かちどき [0][2] 【勝ち鬨】
戦いや競技に勝った時にあげる鬨(トキ)の声。凱歌(ガイカ)。「―をあげる」

かちどき

かちどき【勝閧】
a shout of victory[triumph].〜をあげる give[raise]a shout of victory;crow <over a beaten rival> .→英和

かちどきばし

かちどきばし 【勝鬨橋】
東京都中央区,隅田川下流に架かる可動橋。1940年(昭和15)完成。大型船の通過時開閉したが,現在は開かない。

かちなのり

かちなのり [3] 【勝(ち)名乗り】
相撲で,行司(ギヨウジ)が勝った力士の方に軍配を上げ,名を呼びあげること。「―を受ける」

かちなのり=を上げる

――を上・げる
勝利を宣する。

かちにげ

かちにげ [0] 【勝(ち)逃げ】 (名)スル
勝負に勝った者が,再度の挑戦に応じないまま,その場を立ち去ること。多く,博打(バクチ)などでいう。「―する気か」

かちぬき

かちぬき [0] 【勝(ち)抜き】
負けるか,優勝するまで次々と相手を変えて勝負すること。「―戦」

かちぬきせん

かちぬきせん【勝ち抜き戦】
a tournament.→英和

かちぬく

かちぬ・く [3][0] 【勝(ち)抜く】 (動カ五[四])
(1)次々と勝つ。勝ち進む。「―・いて決勝戦に進出する」
(2)努力して,最終的な勝利を得る。「受験戦争に―・く」
[可能] かちぬける

かちぬの

かちぬの 【褐布】
褐色(カチイロ)に染めた布。かつて播磨国飾磨(シカマ)郡産のものが有名であった。「飾磨なる市女がもてる―の/夫木 33」

かちのこり

かちのこり [0] 【勝(ち)残り】
勝ち残ること。また,勝ち残った勝者。

かちのこる

かちのこ・る [4][0] 【勝(ち)残る】 (動ラ五[四])
試合・勝負に勝って,次の戦いに出場する権利を得る。「地区予選に―・る」
[可能] かちのこれる

かちのこる

かちのこる【勝ち残る】
win one's way to the finals.

かちのやまい

かちのやまい 【�の病】
「痟�(シヨウカチ){(2)}」に同じ。[和名抄]

かちはしり

かちはしり 【徒走り】
(1)乗り物を用いず走ること。「―の苦しかりしを/宇津保(国譲下)」
(2)徒歩で供に従う下卒。走衆(ハシリシユウ)。「―の一人をだにも具せざりけり/保元(中)」

かちはだし

かちはだし [3] 【徒跣】
はだしで歩くこと。はだし。

かちはんだん

かちはんだん [3] 【価値判断】
ある事柄について,主観の評価による是認あるいは否認を言明する判断。「この鳥は青い」は事実判断だが,「この鳥は美しい」は価値判断。

かちぶんせき

かちぶんせき [3] 【価値分析】
〔value analysis; value engineering〕
製品や部品の本質的機能を得るための最小原価を求める手法。この本質的機能には使用上の機能だけではなく,顧客の要求する外観・魅力なども含まれる。価値工学( VE )。VA 。

かちほうそく

かちほうそく [3] 【価値法則】
商品生産の基本的経済法則。商品の価値はその生産のために必要な労働の量によって決まり,この価値にしたがって商品が交換されるというもの。

かちほこる

かちほこ・る [4][0] 【勝(ち)誇る】 (動ラ五[四])
勝負に勝って,大いに得意になる。「―・った態度」

かちほこる

かちほこる【勝ち誇る】
be triumphant <over> ;be elated[puffed]with success.勝ち誇って triumphantly;→英和
in triumph.

かちぼし

かちぼし [2] 【勝(ち)星】
相撲などで,勝利を表す白い丸じるし。白星。
⇔負け星
「―をあげる」

かちまけ

かちまけ [1][2] 【勝ち負け】
勝負(シヨウブ)の結果。勝敗(シヨウハイ)。「―にこだわる」

かちまけ

かちまけ【勝ち負け】
victory and defeat.⇒勝負.

かちみ

かちみ【勝ち味】
chances;odds.→英和
〜がある(ない) The chances are in one's favor (against one).〜のない戦争 a hopeless war.

かちみ

かちみ [3] 【勝(ち)味】
勝てる見込み。勝ち目。「―がない」

かちむしゃ

かちむしゃ [3] 【徒武者】
徒歩の兵士。歩卒。雑兵。

かちめ

かちめ【勝ち目】
⇒勝ち味.

かちめ

かちめ [3] 【勝(ち)目】
(1)勝つ見込み。勝ち味。「―のない試合」
(2)博打(バクチ)で,勝ちとなるさいころの目。[日葡]

かちめつけ

かちめつけ [3] 【徒目付】
江戸幕府の職名。目付の監督下に警衛・探偵などの仕事をした者。徒横目。おかちめつけ。

かちゃかちゃ

かちゃかちゃ [1] (副)スル
堅い物が続けて軽く打ち当たる音を表す語。「ナイフやフォークを―と片付ける」

かちゃく

かちゃく [0] 【家嫡】
家督を相続する者。嫡子。けちゃく。

かちゃり

かちゃり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物が触れ合った時に出る小さな音を表す語。「―と鍵(カギ)をかける」

かちゃん

かちゃん [2] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物がぶつかった時に出る澄んだ音を表す語。「コップが―と割れる」

かちゅう

かちゅう クワ― [0][1] 【渦中】
(1)水のうずまく中。
(2)物事が混乱し,もめている真っただ中。「政局の―に立つ人」「噂(ウワサ)の―にある人」

かちゅう

かちゅう [1] 【家中】
(1)家の中。屋敷の中。
(2)家の全員。いえじゅう。
(3)戦国時代に,武家の主君・家臣団の総体を示す擬制的同族呼称として使用され,次第に諸大名の家臣の総称となった。また,江戸時代には藩の意味にも用いられた。
→藩

かちゅう

かちゅう クワ― [0][1] 【火中】 (名)スル
(1)火の中。「―に投ずる」
(2)火の中に入れて焼くこと。「此文殻は自分が死んで後は―して呉れろ/続風流懺法(虚子)」

かちゅう

かちゅう クワ― [1] 【華中】
中国の中部,長江の中・下流域地方。秦嶺山脈と淮河以南,南嶺山脈以北にあたる,江蘇・淅江・湖南・湖北・安徽・江西・四川の七省と,政府直轄地の上海から成る。

かちゅう

かちゅう クワ― [0] 【花柱】
雌しべの一部で,柱頭と子房との間の円柱状の部分。受精する時,この中を花粉管がのびる。
→花式図

かちゅう

かちゅう【渦中】
a whirlpool;→英和
a vortex.→英和
〜に捲き込まれる be involved[entangled] <in a war> .

かちゅう

かちゅう【火中(に)】
(in,into) the fire.→英和
〜に投じる throw <a thing> into the fire.

かちゅう

かちゅう クワチウ [1] 【華胄】
〔「胄」は血筋・世継ぎの意。冑(カブト)とは別字〕
貴い家柄。名門。貴族。「―界」

かちゅう=の栗(クリ)を拾う

――の栗(クリ)を拾う
〔猿におだてられた猫が火の中の栗を拾い,大やけどしたというラ=フォンテーヌの寓話に基づく,フランスの諺から〕
他人の利益のために危険を冒す。

かちゅうるい

かちゅうるい クワチユウ― [2] 【渦虫類】
⇒うずむしるい(渦虫類)

かちゅうるい

かちゅうるい クワチユウ― [2] 【花虫類】
腔腸動物の一綱。イソギンチャク類・ウミトサカ類や各種のサンゴ類・ウミサボテン類・ウミエラ類などを含む。群体または単体で,固着性のものが多く,動物体は触手を花弁状に備えている。はなむし類。

かちゆみ

かちゆみ 【徒弓・歩射】
徒歩で弓を射ること。歩射(ブシヤ)。「―のすぐれたる上手ども/源氏(若菜下)」
→馬弓(ウマユミ)

かちょ

かちょ 【家猪】
〔家畜化した猪(イノシシ)の意〕
豚(ブタ)。[日葡]

かちょう

かちょう クワチヤウ 【火長】
(1)律令制下の軍団の行動単位である火(兵士一〇人で組織)の長。
(2)検非違使の下級職員。府生(フシヨウ)の下。看督長(カドノオサ)・案主長(アンジユノオサ)などの職についた。

かちょう

かちょう [1][0] 【家長】
家や家族を統率する者。一家の長。戸主。

かちょう

かちょう [0] 【蚊帳】
かや。

かちょう

かちょう【課長(代理)】
the (acting) chief of a section.→英和

かちょう

かちょう クワチヤウ [0] 【課丁】
⇒課口(カコウ)

かちょう

かちょう [0] 【歌調】
歌の調子。

かちょう

かちょう【家長】
the head of a family.→英和

かちょう

かちょう クワチヤウ [0] 【課長】
官庁や会社などで,課の事務を管理し,部下を監督する職。また,その職の人。

かちょう

かちょう 【加重】
⇒かじゅう(加重)

かちょう

かちょう クワ― [0] 【課徴】
割り当て,とりたてること。

かちょう

かちょう [0] 【嘉兆】
めでたいきざし。吉兆。

かちょう

かちょう [0] 【佳調・嘉調】
詩歌などで,よく整った調子。

かちょう

かちょう [0] 【苛重】 (名・形動)[文]ナリ
きびしく重い・こと(さま)。かじゅう。「此の―なる税を課せられんに/新粧之佳人(南翠)」

かちょう

かちょう [0] 【加徴】
(1)租税などを追加・徴収すること。
(2)「加徴米」の略。

かちょう

かちょう クワテウ [1][0] 【花朝】
陰暦二月の異名。

かちょう

かちょう クワテウ [1][0] 【花鳥】
(1)花と鳥。鑑賞して風流を楽しんだり,詩歌・絵画などの題材にする時にいう。
(2)「花鳥画」の略。

かちょうおん

かちょうおん カチヤウ― [2] 【可聴音】
人間の耳に聞こえる範囲の音。おおよそ振動数20〜2万ヘルツの音波。

かちょうが

かちょうが クワテウグワ [0] 【花鳥画】
花・鳥・虫などを描く中国・日本の絵画の総称。人物・山水とともに東洋画の画題の一。中国,宋代に発達し,室町時代に日本に伝えられて障屏(シヨウヘイ)画として多く描かれた。

かちょうきん

かちょうきん【課徴金】
a surcharge.→英和

かちょうきん

かちょうきん クワ― [0] 【課徴金】
(1)国が国民から徴収する金銭のうち,租税を除くもの。手数料・特許料・罰金・科料など。
(2)法令に基づき,行政手段として国が徴収する金銭。違法カルテルによって得た不当な利得を独占禁止法に基づいて徴収する場合など。
→輸入課徴金

かちょうぐさ

かちょうぐさ [2] 【蚊帳草】
カヤツリグサの異名。

かちょうけん

かちょうけん [2] 【家長権】
家長が家族員に対して有していた支配・統制の権利。日本の旧家族制度における戸主権はその一種。家父長権。

かちょうざん

かちょうざん クワチヤウ― 【華頂山】
(1)京都,東山三十六峰の一。
(2)京都,知恩院の山号。

かちょうぢゃや

かちょうぢゃや クワテウ― [4][2] 【花鳥茶屋】
寛政(1789-1801)頃に江戸・大坂で繁盛した,珍しい鳥獣を見せ物とした茶屋。明治以後,動物園が開設され衰えた。

かちょうのつかい

かちょうのつかい クワテウ―ツカヒ 【花鳥の使】
〔唐の玄宗が,天下の美人を選びもとめるために遣わした使者の称から〕
恋文を持って行って男女の仲立ちをする使者。恋のなかだち。「好色之家には,此を以ちて―とし/古今(真名序)」

かちょうのみや

かちょうのみや クワチヤウ― 【華頂宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第一二王子博経親王が1868年(明治1)に創始。1924年(大正13)廃絶。

かちょうふうえい

かちょうふうえい クワテウ― [1] 【花鳥諷詠】
高浜虚子が昭和初期に唱えたホトトギス派の主張。四季の変化によって生ずる自然界の現象およびそれに伴う人事界の現象を無心に客観的に詠むのが俳句の根本義であるとするもの。

かちょうふうげつ

かちょうふうげつ クワテウ― [1][1][4] 【花鳥風月】
(1)自然の美しい風景。「―を友とする」
(2)自然を相手に詩・絵画などをつくる風雅な遊び。風流。

かちょうまい

かちょうまい [0] 【加徴米】
公領・荘園で正規の年貢に加えて徴収する米。鎌倉時代,新補地頭には反別五升の加徴米が認められた。

かちょうよじょう

かちょうよじょう クワテウヨジヤウ 【花鳥余情】
〔「かちょうよせい」とも〕
源氏物語の注釈書。三〇巻。一条兼良著。1472年成立。「河海抄」を訂正・補足し,事実考証より,文意の理解に力を注ぐ。

かちょく

かちょく 【下直】 (名・形動)
値段の安い・こと(さま)。また,そのもの。げじき。「今すこし―なのはなんぼじや/滑稽本・膝栗毛 2」

かちょく

かちょく 【価直】
価額。あたい。価値。[落葉集]

かちよこめ

かちよこめ [3] 【徒横目】
江戸時代,諸藩で徒目付(カチメツケ)を呼んだ名。

かちり

かちり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)堅い小さな物が触れ合って発する音を表す語。「―と鍵を回す」

かちりんりがく

かちりんりがく [5] 【価値倫理学】
価値論の観点から構想された倫理学。新カント派の文化価値の倫理学,現象学派の実質的価値倫理学など。

かちろん

かちろん [2] 【価値論】
(1)〔axiology〕
倫理的・美的・宗教的価値についての研究。価値判断に立ち入って普通妥当的価値などを定立する規範的立場と,価値に関する概念や命題を分析するメタ規範的立場とがある。価値哲学。
(2)商品の価値の本質,価値の形態,価値形成過程など,価値をめぐるマルクス経済学上の理論。

かちわたり

かちわたり 【徒渡り】
歩いて川を渡ること。徒渉(トシヨウ)。

かちわり

かちわり [0]
主に関西で,欠き氷{(1)}のこと。

かちん

かちん 【餅】
〔「搗飯(カチイイ)」の転。もと女房詞〕
餅(モチ)。

かちん

かちん
〜と with a click.→英和
〜と鳴る[いう]click;clink;→英和
clang.→英和
〜と来る[言葉が]cut a person to the quick.→英和

かちん

かちん 【褐】
〔「かち」の転〕
「かち(褐)」に同じ。

かちん

かちん [2] (副)
(多く「と」を伴って)堅い小さな物が触れ合って発する音を表す語。「グラスが―と触れ合う」

かちん=と∘来る

――と∘来る
他人の振る舞いや言葉が強く神経にさわって不愉快になる。「小生意気な態度に―∘来た」

かちんいろ

かちんいろ [0] 【褐色】
⇒かちいろ(褐色)

かちんかちん

かちんかちん [0] (形動)
(1)物が非常に堅いさま。「池の水が―に凍る」
(2)考え・性質などが非常に堅苦しいさま。「―の石頭」

かちんこ

かちんこ [0] 【カチンコ】
映画で,同時録音の撮影をする際,カメラの前で打ち鳴らす小さな黒板の付いた拍子木。カメラでとる画と,録音機でとる音とを同期させる起点を判別するための道具で,フィルムに映ったこの画像のうち,拍子木の打ち合わさった齣(コマ)が同期点となり,この時にかちんと鳴ることからいう。

かちんぞめ

かちんぞめ [0] 【褐染(め)】
⇒かちぞめ(褐染)

かち得る

かちえる【かち得る】
win;→英和
gain;→英和
achieve.→英和
名声(成功)を〜 win fame[success].

かっ

かっ [1] (感)
禅宗で,修行者の迷いや誤りをしかりつけたり,悟りに導いたりする時に師が発する語。
→かつ(喝)(2)

かっ

かっ (接頭)
〔接頭語「掻き」の転〕
動詞に付いて,その動作の勢いを強める意を表す。「―とばす」「―ぱらう」

かっか

かっか カク― [1] 【閣下】
(1)〔(2)が原義〕
身分や地位の高い人を敬って,その名の下に付けていう語。もと勅任官・将官以上の者に用いた。単独で代名詞のようにも用いる。
(2)高殿(タカドノ)のもと。「或は楼上,もしくは―に/正法眼蔵随聞記」

かっか

かっか【閣下】
[二人称]Your Excellency;[三人称]His[Her]Excellency <複数 Their Excellencies> .

かっか

かっか カククワ [0][1] 【核果】
液果の一種。外果皮は薄く,多肉・多漿質の中果皮と,厚く堅い内果皮とをもつ果実。モモ・ウメなど。石果。かくか。

かっか

かっか [1] (副)スル
(多く「と」を伴って)
(1)熱気が非常に強いさま。火が盛んに燃えるさま。「炭火が―とおこっている」「―と照りつける太陽」「体中が―(と)する」
(2)憤慨したり,発奮したりするさま。「無能呼ばわりに―(と)する」「頭に―(と)くる」
→かっかっ

かっか

かっか クワク― [0] 【画可】
勅語・詔書などの年号の左上に,裁可の印として天皇が「可」と書くこと。また,その文字。

かっか

かっか クワツクワ [1] 【活火】
盛んにおこっている火。

かっかい

かっかい クワククワイ 【郭隗】
⇒かくかい(郭隗)

かっかい

かっかい カククワイ [0] 【客懐】
旅先で故郷を思う心。

かっかい

かっかい カク― [0][1] 【各界】
⇒かくかい(各界)

かっかい

かっかい カク― [0] 【角界】
⇒かくかい(角界)

かっかく

かっかく カク― [0] 【赫赫】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)はなばなしい功名をあげるさま。「―たる戦果」
(2)光り輝くさま。「―たる南国の太陽」

かっかく

かっかく【嚇々たる】
brilliant;→英和
glorious.→英和

かっかざん

かっかざん クワツクワザン [3] 【活火山】
〔「かつかざん」とも〕
現在,火山活動をしているか,近い将来に噴火が予想される火山。浅間山・三原山・桜島など。
→休火山
→死火山

かっかざん

かっかざん【活火山】
an active volcano.

かっかそうよう

かっかそうよう カククワサウヤウ [1] 【隔靴掻痒】
〔「無門関(序)」より。靴の上からかゆいところをかく,の意から〕
思いどおりにいかなくて,もどかしいこと。「―の感」

かっかっ

かっかっ [1] (副)スル
(多く「と」を伴って)
(1)火が盛んに燃え立つさま。「囲炉裏(イロリ)に火が―と起って/田舎教師(花袋)」
(2)太陽や明かりが照り輝くさま。「日が砂地に―と照つてゐる/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(3)上気するさま。「顔が―とする」
〔古くは「くゎっくゎっ」と書いた〕

かっかん

かっかん カククワン [0] 【客観】 (名)スル
「きゃっかん(客観)」に同じ。「自己を―してゐるのかも知れない/青年(鴎外)」

かっかん

かっかん カククワン [0] 【客館】
旅館。

かっかんてき

かっかんてき カククワン― [0] 【客観的】 (形動)
「きゃっかんてき(客観的)」に同じ。

かっき

かっき【活気】
animation;→英和
life;→英和
vigor.→英和
〜のある full of life;→英和
lively.→英和
〜のない lifeless;→英和
dull.→英和
〜づける[を添える]give life <to> .

かっき

かっき クワツ― [0] 【火っ気】
〔「かき(火気)」の促音添加〕
火のけ。

かっき

かっき クワツ― [0] 【活気】
いきいきとして活動的な気分。盛んな勢い。元気。「―のある生活」「―を帯びる」

かっき

かっき カク― [1] 【客気】
ものにはやる心。血気。きゃっき。「―にかられる」「当地は青年―の徒を除き/花間鶯(鉄腸)」

かっき

かっき クワク― [0][1] 【画期・劃期】
時代を限ること。「―をなす事件」

かっき

かっき クワツ― [1] 【活機】
(1)いきいきとした動き。「どうせ思想に囚はれて―の分(ワカ)らぬ人の為る事だから/平凡(四迷)」
(2)〔仏〕 悟りに通じる,内部に脈打つ資質。

かっきづく

かっきづ・く クワツキ― [4] 【活気付く】 (動カ五)
いきいきした様子になる。元気が出る。「大漁で港は―・いている」

かっきてき

かっきてき【画期的】
epoch-making;epochal.→英和

かっきてき

かっきてき クワク― [0] 【画期的・劃期的】 (形動)
時代に一つの区切りをつけるような新しい事態の現れるさま。画時代的。エポック-メーキング。「―な発明」

かっきゅう

かっきゅう [0] 【割球】
受精卵の卵割によって生じた未分化の細胞。二細胞期から胞胚期までのものについていう。卵割球。分割球。

かっきょ

かっきょ【割拠する】
hold one's own ground.

かっきょ

かっきょ [1] 【割拠】 (名)スル
ある地域を占拠して,そこを根城に勢力を張ること。「群雄―」「地方官が任地に永住し,諸国に―して/一隅より(晶子)」

かっきょ

かっきょ カク― [1] 【客居】 (名)スル
旅ずまい。客として,仮ずまいすること。「―スル/ヘボン(三版)」

かっきょう

かっきょう カクキヤウ [0] 【客郷】
客となって滞在している土地。他郷。異郷。かくきょう。

かっきょう

かっきょう クワツキヤウ [0] 【活況】
商売・取引などが活発で,景気のよい状態。「―を呈する」

かっきょう

かっきょう【活況】
a boom.→英和
〜を呈する show (signs of) activity.

かっきり

かっきり [3] (副)
(1)時間・数量などに端数のないさま。ちょうど。「一〇時―に集まれ」「―千円」
(2)境などがはっきりしているさま。はっきり。「南北に―(と)二分する」

かっきり

かっきり
just;→英和
sharp.→英和
〜2時に at two o'clock sharp.→英和

かっきる

かっき・る [3][0] 【掻っ切る】 (動ラ五[四])
「かききる」の転。「腹―・って死ぬ」

かっきん

かっきん [0] 【葛巾】
葛布(クズフ)の頭巾(ズキン)。

かっきん

かっきん カク― [0] 【恪勤】 (名)スル
まじめに,一生懸命職務に励むこと。精勤。かくごん。「精励―」

かっく

かっく クワツ― [0][1] 【活句】
(1)〔仏〕 禅宗で,悟りの境地を示すものとして,有効に用いられている語句。生きている言葉。
(2)詩・俳諧で,言外に余情のある句。
⇔死句

かっくう

かっくう【滑空】
《空》gliding;a glide.→英和

かっくう

かっくう クワツ― [0] 【滑空】 (名)スル
(1)航空機がエンジンの力によらずに,上昇気流や地面に対して一定の角度で降下することによって揚力を得て空を飛ぶこと。空中滑走。「―飛行」「グライダーが大空を―する」
(2)鳥が羽ばたきをせず,羽を広げたまま飛ぶこと。

かっくうき

かっくうき クワツ― [3] 【滑空機】
⇒グライダー

かっくうひ

かっくうひ クワツ― [3] 【滑空比】
グライダーなどが滑空するとき,前進した水平距離をその間に沈降した高度差で割った値。

かっけ

かっけ【脚気】
beriberi.→英和
脚気衝心 heart failure through beriberi.→英和

かっけ

かっけ カク― [3] 【脚気】
ビタミン B� 欠乏による栄養失調症の一。末梢神経が冒されて,足がしびれたり,むくんだりする。脚病(カクビヨウ)。あしのけ。[季]夏。《―病んで国に帰るといとまごひ/虚子》

かっけい

かっけい クワツ― [0] 【活計】 (名)スル
(1)生活を維持すること。また,そのための手段。生計。「―をたてる」「―にこまる」
(2)もてなし。供応。「御江戸へ来りて奉公をいたせばこそ,かかる―に合ふ事よ/浮世草子・永代蔵 6」
(3)豊かで安楽な暮らしをすること。贅沢。「一族共,様様の遊宴を尽し,―しけるが/太平記 23」

かっけしょうしん

かっけしょうしん カク― [4] 【脚気衝心】
脚気に伴う心筋障害。心臓肥大と脈拍数増加が著しく,急性の心不全を起こすこともある。衝心。衝心脚気。

かっけつ

かっけつ【喀血(する)】
(have) hemoptysis.

かっけつ

かっけつ カク― [0] 【喀血】 (名)スル
肺・気管支などの血を口から吐くこと。消化器からの出血は吐血という。

かっこ

かっこ [0]
「かっこう(恰好・格好)」の転。「―をつける」「―悪い」「―いい」

かっこ

かっこ カク― [1] 【各戸】
それぞれの家。

かっこ

かっこ [1][0] 【羯鼓】
〔五胡の一つ羯族の用いた鼓〕
(1)雅楽で用いる太鼓の一種。左方楽の主要打楽器。台の上に横にして据えた鼓を両手に持った桴(バチ)で両面からたたく。両杖鼓(リヨウジヨウコ)。
(2)能の舞事(マイゴト)の一。羯鼓の作り物を胸下に付けて打ちつつ軽快なリズムで舞うもの。「自然居士」「花月」などにある。
(3)狂言の囃子(ハヤシ)事の一。羯鼓を打ちつつ舞うもので,笛だけで囃(ハヤ)す。
(4)歌舞伎の下座で用いる,{(1)}同様の楽器。王朝物の宮殿の場などで使う。
(5)能・歌舞伎で用いる,{(1)}を模した小道具。
羯鼓(1)[図]

かっこ

かっこ [1] 【喝火】
〔「こ」は唐音〕
禅寺で,夜半や就寝前に火の用心を呼びまわること。また,それをする僧。

かっこ

かっこ カク― [1] 【各個】
いくつかあるものの一つ一つ。おのおの。めいめい。それぞれ。

かっこ

かっこ【各戸(に)】
(at) every[each]door[house].

かっこ

かっこ【確固たる】
firm <determination> ;→英和
determined <resolution> .→英和

かっこ

かっこ【括弧】
a parenthesis (丸形);→英和
a bracket (角形);→英和
a brace (大);→英和
double parentheses (二重).

かっこ

かっこ [1]
〔「からころ」という音からの幼児語〕
下駄。

かっこ

かっこ クワツ― [1] 【括弧】 (名)スル
文・語・文字などを囲み,ほかと区別するために用いる記号。また,その符号を付けること。()「」『 』 [ ] { } 〈 〉 など。

かっこ

かっこ カク― [1] 【確固・確乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
しっかりしていて,容易に動かされないさま。「―たる信念」「―とした決意」

かっこ

かっこ【各個】
each (one).→英和
〜に each;severally;→英和
individually.→英和

かっこいい

かっこいい
<話> neat[super];→英和
<俗> cool[far-out,groovy].→英和

かっこう

かっこう [0] 【割腔】
多細胞動物の発生初期に,卵割が進むにつれて胚の内部に生ずる腔所。卵割腔。分割腔。

かっこう

かっこう クワク― [1] 【郭公】
カッコウ目カッコウ科の鳥。全長35センチメートル内外で,翼と尾が長い。背面は灰色,腹面は白で細い不規則な黒の横しまがある。日本には夏鳥として渡来する。開けた林や草原にすみ,カッコー,カッコーと鳴く。自分で巣を作らず,ホオジロやモズなどの巣に産卵し,ひなはその巣の親に養われる。閑古鳥(カンコドリ)。呼子鳥(ヨブコドリ)。合法鳥(ガツポウドリ)。[季]夏。
〔平安時代以来,ホトトギスに「郭公」の字を当てることがある〕

かっこう

かっこう [0] ―カウ 【恰好】 ・ カクカウ 【格好】
■一■ (名)
(1)外から見た形。外見。姿。「変な―の帽子」「歩く―がおもしろい」「―を気にする」
(2)体裁(テイサイ)。世間体。みば。「―が悪い」「―のいいことを言う」
(3)(用言の連体形に付いて)状態。ありさま。「会議は中断された―になっている」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
ちょうどよいこと。適当であること。また,そのさま。手頃。「―な値段」「オフィスに―な部屋」
■三■ (接尾)
年齢が大体そのくらいであること,ちょうどその年齢くらいであることを示す。「四〇―の男」
〔「恰」はまさに・ちょうど,「好」はよい意。ちょうどよいというところから,形・体裁の意に転じたもの。「格好」は当て字〕

かっこう

かっこう【郭公】
《鳥》a cuckoo.→英和

かっこう

かっこう クワツカウ [0] 【滑降】 (名)スル
(1)すべりおりること。主にスキーでいう。「直―」「急斜面を―する」
(2)「滑降競技」の略。

かっこう

かっこう カクカウ [0] 【角行】
⇒かくぎょう(角行)

かっこう

かっこう 【葛洪】
(283-343頃) 中国,東晋の道士。字(アザナ)は稚川(チセン),号は抱朴子(ホウボクシ)。栄利を望まず,神仙道を修行。晩年は羅浮山(ラフザン)に入り,錬丹と著述に専念。著「抱朴子」「神仙伝」

かっこう

かっこう【格好】
(a) shape;→英和
(a) form.→英和
〜の好い well-formed[-shaped].〜の悪い ill-formed[shaped](形の);clumsy (姿の);→英和
awkward.→英和
〜な suitable;→英和
reasonable <price> (ころあいの).→英和
〜を付ける put on airs (気取る).

かっこう

かっこう【滑降】
a descent;→英和
《スキー》滑降競技 a downhill race.

かっこう=が付く

――が付・く
備えるべき一定の形式を整える。見られるようになる。うまくおさまる。

かっこう=を付ける

――を付・ける
(1)格好がつくようにする。
(2)人にいいところを見せる。かっこつける。

かっこう=悪い

――悪・い
体裁が悪い。かっこ悪い。「あの洋服は―・い」「遅刻が続いて―・いな」

かっこう=良い

――良・い
(1)姿・形がよい。特に,いかにも洗練されているように感じられるさまをほめていう語。かっこういい。「格好いい車だ」
(2)人の行動について,いかにも潔いさま。かっこういい。「かれは―・く生きている」

かっこうあざみ

かっこうあざみ クワクカウ― [5] 【藿香薊】
⇒アゲラタム

かっこうきょうぎ

かっこうきょうぎ クワツカウキヤウ― [5] 【滑降競技】
スキーのアルペン競技の一。急斜面に設けられたコースを高速度ですべりおり,その速さを競うもの。

かっこうふう

かっこうふう クワツカウ― [3][0] 【滑降風】
斜面を吹きおりる風。冷えた空気が自らの重みで下降する。山風や,南極大陸の氷の斜面を下降する冷たい強風がある。カタバ風。
⇔滑昇風

かっこおどり

かっこおどり [4] 【羯鼓踊り】
羯鼓を腹につけ,神籬(ヒモロギ)を背負った一団を中心に踊る民俗芸能。雨乞(ゴ)いのために踊ることが多い。

かっこく

かっこく カク― [1][0] 【各国】
それぞれの国。国々。

かっこげきは

かっこげきは カク― [4] 【各個撃破】
(1)敵の勢力がいくつにも分散しているうちに,その一つ一つを別々に撃ち破ること。
(2)関係者が大勢いる場合,関係者一人一人を別々に説得すること。

かっこふばつ

かっこふばつ カク― [1] 【確乎不抜】 (名・形動)[文]ナリ
意志がしっかりしてものに動じない・こと(さま)。「―の信念」

かっこむ

かっこ・む [0][3] 【掻っ込む】 (動マ五[四])
〔「かきこむ」の転〕
「掻き込む」に同じ。「お茶づけを―・む」
[可能] かっこめる

かっこめ

かっこめ [0] 【掻っ込め】
〔それで福を「かきこめ」の意〕
酉(トリ)の市で売る,縁起物の熊手の一種。小さい枡(マス)形の中に,恵比須・大黒の像などを入れたものを付ける。

かっこん

かっこん [0] 【葛根】
クズの根。葛根湯などの漢方薬材料。

かっこんとう

かっこんとう [0] 【葛根湯】
漢方薬の一。クズの根を主な材料にし,麻黄・桂枝・生姜(シヨウキヨウ)・甘草(カンゾウ)・芍薬(シヤクヤク)・大棗(タイソウ)を煎(セン)じた薬。風邪などの際に,発汗剤または止瀉(シシヤ)剤として用いる。

かっさい

かっさい [0] 【喝采】 (名)スル
手をたたいたり大声をあげたりして,ほめそやすこと。「拍手―」「―を博する」「図書館で研究する。著作をやる。世間で―する/三四郎(漱石)」

かっさい

かっさい【喝采】
<give> cheers; <win> applause.→英和
〜を浴びて amid cheers.

かっさつ

かっさつ クワツ― [0] 【活殺】
生かすことと殺すこと。生殺。

かっさつ

かっさつ [0] 【甲刹】
〔仏〕 禅宗で五山十刹に次ぐ寺院の格式。中国の宋に始まり,日本でも室町時代に制定され,全国で約一八〇寺が指定された。

かっさつじざい

かっさつじざい クワツ― [0][5] 【活殺自在】
生かすも殺すも思いのまま。他を自分の思いどおり自由に扱うこと。

かっさばく

かっさば・く [4] 【掻っ捌く】 (動カ五[四])
〔「かきさばく」の転〕
切り裂く。裂く。割る。「腹―・いて果てる」

かっさらう

かっさら・う [4][0] 【掻っ攫う】 (動ワ五[ハ四])
〔「かきさらう」の転〕
(1)横あいから素早く奪い取る。ひっさらう。「女房を―・つて,それなり雲隠れをしちまつた/あめりか物語(荷風)」
(2)すくい上げて除く。「底を―・う」

かっし

かっし クワツ― [1][0] 【活嘴】
コック(cock)のこと。活栓。

かっし

かっし [1] 【甲子】
〔「こうし」とも〕
(1)干支(エト)の第一番目のもの。きのえね。
(2)干支のこと。

かっし

かっし (副)
(多く「と」を伴って)堅い物がぶつかり合って発する激しい音を表す語。「襟にさしたる如意を持,右手に―と請とめる/滑稽本・七偏人」

かっしき

かっしき [0] 【喝食】
〔「かつ」は唱える意。「しき」は「食」の唐音〕
(1)禅寺で食事をする時,食事の種別や進め方を僧たちに告げながら給仕すること。また,その役に当たる未得度の者。喝食行者。かつじき。
(2)学問のために寺に預けられ,{(1)}を務めた有髪(ウハツ)の稚児(チゴ)。
(3)能面の一つで{(2)}に似せたもの。額に銀杏(イチヨウ)の葉形の前髪を描いた少年の面。
(4)「喝食姿」の略。
(5)歌舞伎の鬘(カツラ)の一。髻(モトドリ)を結んで後ろに垂らした髪形。「船弁慶」の静など,時代狂言の高位の女性に用いる。
喝食(3)[図]

かっしきあんじゃ

かっしきあんじゃ 【喝食行者】
「喝食{(1)}」に同じ。

かっしきすがた

かっしきすがた [5] 【喝食姿】
髻(モトドリ)を頭頂で結んで後ろに垂らし,肩のあたりで切りそろえた髪形。また,髷(マゲ)を唐輪(カラワ)に結び,前髪を額に垂らしたもの。主に武家の童子が元服まで結った。かっしき。

かっしぎんこう

かっしぎんこう 【甲子吟行】
「野ざらし紀行」の別称。

かっしゃ

かっしゃ クワツ― [0] 【活写】 (名)スル
ありのままをいきいきと写すこと。「戦争の残酷さを―した文」

かっしゃ

かっしゃ クワツ― [0][1] 【滑車】
軸を中心に回転しうる円板で,普通,周囲に溝があり,これに綱・ベルトなどをかけ,加える力の方向を変えたり,動力を伝えたり,小さい力で大きい力と釣り合わせたりするのに用いるもの。軸が固定された定滑車,軸が移動する動滑車,何個かの滑車を組み合わせた複滑車などがある。

かっしゃ

かっしゃ【滑車】
a pulley.→英和

かっしゃかい

かっしゃかい クワツシヤクワイ [3] 【活社会】
文学や観念の中にある想像上の社会に対して,活動している現実の社会。実社会。

かっしゃしんけい

かっしゃしんけい クワツ― [4] 【滑車神経】
眼球を下方に動かす上斜筋に分布する神経。第四脳神経。古く上斜筋を滑車筋といったことからの名称。

かっしやわ

かっしやわ 【甲子夜話】
随筆。正編一〇〇巻,続編一〇〇巻,三編七八巻。平戸藩主松浦静山著。著者六二歳の1821年11月17日甲子(キノエネ)の夜に起稿。幕末の政治・経済・外交・逸話・風俗などの広範な記事がみられる。

かっしゅつ

かっしゅつ クワツ― 【括出】
律令制で,課役を免れ浮浪・逃亡する者を摘発し,戸籍・計帳に登録すること。
→隠首(オンシユ)

かっしょう

かっしょう クワツシヤウ [0] 【滑翔】 (名)スル
鳥が羽ばたきをとめて空を飛ぶこと。「大空を―する」

かっしょうぎり

かっしょうぎり クワツシヨウ― [3] 【滑昇霧】
霧の一種。気流が斜面を上昇するとき断熱冷却によって生ずる霧。

かっしょうふう

かっしょうふう クワツシヨウ― [3][0] 【滑昇風】
斜面を吹き上げる風。地表面付近の空気が熱せられて軽くなり,山の斜面に沿って吹き上がる。谷風がその例。アナバ風。
⇔滑降風

かっしょく

かっしょく【褐色(の)】
brown.→英和

かっしょく

かっしょく [0] 【褐色】
黒っぽい茶色。

かっしょくかやく

かっしょくかやく [5] 【褐色火薬】
⇒トリニトロトルエン

かっしょくしぼうそしき

かっしょくしぼうそしき [8] 【褐色脂肪組織】
哺乳(ホニユウ)類の頸(ケイ)部・肩甲部にある褐色の特殊な脂肪組織。脂肪分解の能力が大きく,急激に多量の熱を産生する。冬眠動物によく発達し,冬眠から覚める時の体温上昇に働く。冬眠腺。

かっしょくしんりんど

かっしょくしんりんど [7] 【褐色森林土】
温帯湿潤な気候下の落葉広葉樹林帯に発達する,褐色の強い色調の土壌。

かっしょくもくたん

かっしょくもくたん [5] 【褐色木炭】
完全に炭化して黒くならないうちに焼き止めた褐色の木炭。火薬製造などに用いる。

かっす

かっ・す 【喝す】 (動サ変)
⇒かっする

かっす

かっ・す 【渇す】 (動サ変)
⇒かっする

かっすい

かっすい クワツ― [0] 【活錘】
杭(クイ)を打つのに用いる重い鉄のおもり。綱や鎖を付けて滑車で引き上げ,杭の上に落として打ち込む。

かっすい

かっすい クワツ― [0] 【活水】
流れている水。
⇔死水

かっすい

かっすい [0] 【渇水】
日照りが続いて水が欠乏すること。

かっすい

かっすい【渇水】
<a period of> water shortage.渇水期 a dry season.

かっすいい

かっすいい [3] 【渇水位】
一年間のうち三五五日間はこれより低下することのない河川の水位。

かっすいき

かっすいき [3] 【渇水期】
雨量が少なく,水源の水が乏しくなる時期。また,夏などに需要が増大して供給が間に合わず,水不足をきたす時期。

かっすいじょしだいがく

かっすいじょしだいがく クワツスイヂヨシダイガク 【活水女子大学】
私立大学の一。1879年(明治12)創立の活水女学校を源とし,1981年(昭和56)設立。本部は長崎市。

かっする

かっ・する [0][3] 【渇する】 (動サ変)[文]サ変 かつ・す
(1)のどがかわく。
(2)ものが欠乏する。また,ひどく欲しがる。「黄金に―・する奴,酒肉に飽く奴/くれの廿八日(魯庵)」
(3)水がかれる。「池の水が―・する」

かっする

かっ・する [0][3] 【喝する】 (動サ変)[文]サ変 かつ・す
大声でしかる。責める。どなりつける。「彼を―・せし怒に任せて/金色夜叉(紅葉)」

かっせい

かっせい クワツ― [0] 【活性】
機能が出現したり,効率が向上したりすること。また,反応や応答をする能力。
→活性化

かっせい

かっせい【活性の】
《化》active;→英和
activated <carbon> .活性化する activate;→英和
vitalize.→英和

かっせいおでい

かっせいおでい クワツ―ヲ― [5] 【活性汚泥】
下水や廃水中に生じる,細菌などの微生物からなる汚泥。水中の有機物質や無機物質を酸化あるいは還元し,分解する能力をもつ。下水・廃水処理に利用。活性スラッジ。

かっせいおでいほう

かっせいおでいほう クワツ―ヲデイハフ [0] 【活性汚泥法】
下水・排水に空気を吹き込んで活性汚泥を発生させ,これを利用して,水中の有機物を分解し,浄化する方法。大都市の下水処理に広く用いられている。

かっせいか

かっせいか クワツ―クワ [0] 【活性化】 (名)スル
(1)物質の反応性が高まること。
 (ア)原子や分子が光・熱などのエネルギーを得て高いエネルギー状態になること。
 (イ)触媒が表面状態の変化や他の微量物質の添加により,その作用を著しく高めること。
 (ウ)酵素作用をもたない酵素前駆体が酵素作用をもつ酵素に変わること。
(2)社会・組織などを活発にすること。「社内の―を図る」

かっせいかざい

かっせいかざい クワツ―クワ― [5][0] 【活性化剤】
(1)少量加えることによって,触媒の作用を増大させる物質。助触媒。促進剤。
(2)酵素活性をもたない酵素前駆体に作用して,酵素活性をもつようにさせる物質。賦活剤。賦活物質。

かっせいかじょうたい

かっせいかじょうたい クワツ―クワジヤウタイ [6] 【活性化状態】
化学反応の際に,反応物の分子が生成物の分子に移り変わる途中で通過する,エネルギーの高い状態。活性状態,遷移状態ともいう。

かっせいかエネルギー

かっせいかエネルギー クワツ―クワ― [7] 【活性化―】
化学反応が進行するために反応物に必要な最小のエネルギー。反応物の分子のうち,活性化エネルギーよりも大きいエネルギーをもったものだけが,原子間の結合の組み換えをし,生成物の分子に変わることができる。化学反応だけでなく,輸送現象についても用いられる。

かっせいさくたい

かっせいさくたい クワツ― [5] 【活性錯体】
化学反応の際に,活性化状態となって存在すると考えられる不安定な一種の複合分子。活性錯合体,活性複合体ともいう。

かっせいさんそ

かっせいさんそ クワツ― [5] 【活性酸素】
原子状態の酸素や電子状態が不安定な酸素分子。生体内では白血球の殺菌作用など多くの生理現象に関与する。細胞を直接的あるいは間接的に傷つけ,老化の一因をつくる。

かっせいたん

かっせいたん クワツ― [0] 【活性炭】
気体や色素の分子などに対して特に高い吸着能力を示す炭素質の粒状または粉状物質。ヤシ炭・褐炭・泥炭などを原料とする。脱臭・脱色剤,ガスや溶液の精製,ガスマスク用など用途は広い。

かっせいちゅうしん

かっせいちゅうしん クワツ― [5] 【活性中心】
固体触媒の表面にあって,反応物質が触媒作用を受ける特定の部位。また,特に,酵素分子中で,基質が結合して触媒作用を受ける特定の部位。活性部位。

かっせいアルミナ

かっせいアルミナ クワツ― [5] 【活性―】
吸着能力の大きい非結晶性のアルミナ。気体・有機溶媒中からの水分の除去やクロマトグラフィーに用いる。

かっせき

かっせき クワツ― [0] 【滑石】
マグネシウムのケイ酸塩を主成分とし,最も柔らかい鉱物の一。白色・淡緑色・灰色を呈し,絹糸状の光沢がある。単斜晶系または三斜晶系蛇紋岩やドロマイトの熱水変質部に産する。粉末状にして,滑材,紙の充填剤,熱・電気の絶縁材などに用いる。滑石粉塵を多量に吸入すると激しい塵肺(滑石肺)を起こす。タルク。

かっせき

かっせき クワツ― [0] 【滑席】
⇒スライディング-シート

かっせん

かっせん [0][1] 【割線】
円周または曲線と二つ以上の点で交わる直線。

かっせん

かっせん【合戦】
<fight> a battle;→英和
an engagement.→英和
歌合戦 a singing contest.

かっせん

かっせん【割線】
《数》a secant.→英和

かっせん

かっせん クワツ― [0] 【活栓】
コック(cock)のこと。

かっせん

かっせん [0] 【合戦】
敵味方が出会って戦うこと。戦い。「関ヶ原の―」

かっせん

かっせん クワツ― [0] 【活線】
通電している送電線または配電線。

かっそう

かっそう【滑走する】
glide (滑空);→英和
taxi (地上を);→英和
volplane (空中滑降);→英和
slide;→英和
skate.→英和
滑走路 a runway;→英和
a landing strip.

かっそう

かっそう [0] 【褐藻】
植物界の一門。海産で,緑藻・紅藻とともに狭義の藻類の一群。葉緑素のほかにフコキサンチンなどのキサントフィルを含み,黄褐色ないし黒褐色を呈する。コンブ・ワカメ・ヒジキ・ホンダワラ類などが含まれる。褐藻類。褐藻植物。

かっそう

かっそう [0] 【割創】
重量のある刃物(日本刀・出刃包丁・斧など)を打ちおろしてつけた傷。

かっそう

かっそう クワツ― [0] 【滑走】 (名)スル
(1)すべるように走ること。「氷上を―する」
(2)飛行機が離陸や着陸のため,地上・水上を走ること。

かっそうしょくぶつ

かっそうしょくぶつ [6] 【褐藻植物】
⇒褐藻(カツソウ)

かっそうそ

かっそうそ [3] 【褐藻素】
⇒フコキサンチン

かっそうろ

かっそうろ クワツ― [3] 【滑走路】
飛行場内で,飛行機の離陸や着陸のため,地上を走るのに用いる道路状の部分。ランウェイ。

かっそく

かっそく クワツ― [0] 【活塞】
ピストンのこと。

かったい

かったい [1] 【癩・乞丐】
〔「かたい」の促音添加〕
(1)癩(ライ)病。
(2)こじき。

かったい=の瘡(カサ)うらみ

――の瘡(カサ)うらみ
〔癩(ライ)病患者が梅毒患者をうらやむ意〕
自分よりわずかでもよい境遇の者をうらやむこと。

かったいまゆ

かったいまゆ 【癩眉】
(1)癩(ライ)病で薄くなった眉。
(2)剃ったり抜いたりして細く整えた眉。安永(1772-1781)頃,当世男の間で流行した。「華蓋(マユゲ)石仏の眉より細うして,自ら称す―と/洒落本・当世気とり草」

かったく

かったく クワツ― [0] 【滑沢】 (名・形動)[文]ナリ
なめらかでつやのある・こと(さま)。「殊更厚くして―なる紙一枚あり/竜動鬼談(勤)」

かったくざい

かったくざい クワツ― [4][0] 【滑沢剤】
錠剤を製造する時に加えられる物質。なめらかでつやを出す滑石(カツセキ)・ステアリン酸マグネシウムなどが使われる。

かったつ

かったつ【闊達な】
broad-minded.

かったつ

かったつ クワツ― [0] 【闊達・豁達】 (形動)[文]ナリ
〔古くは「かつだつ」〕
心が大きく,小さな物事にこだわらないさま。度量の大きいさま。「自由―に振る舞う」「兄と云ふのは寧ろ―な気性で/それから(漱石)」
[派生] ――さ(名)

かったるい

かったる・い [4][0] (形)
〔「かいだるい(腕弛)」の転〕
(1)体が疲れてだるい。ものうい。「―・くて何もする気がない」
(2)もどかしい。じれったい。「―・い男だ」
→おかったるい
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かったん

かったん [0][1] 【褐炭】
炭化が不完全で褐色をした石炭。燃やすと瀝青炭(レキセイタン)に比べてすすが多く出て,臭気があり,火力が弱く,灰が多く残る。

かったん

かったん【褐炭】
brown coal;lignite.→英和

かっち

かっち クワツ― [1] 【猾知・猾智】
悪がしこい知恵。狡知(コウチ)。

かっちゃく

かっちゃく クワツ― [0] 【活着】 (名)スル
挿し木・接ぎ木・移植などした植物が,根づいて生長しはじめること。

かっちゅう

かっちゅう [0][3] 【甲冑】
〔「甲」は鎧(ヨロイ),「冑」は兜(カブト)のこと〕
戦闘の時,身体を保護するため身につける武具。具足。

かっちゅう

かっちゅう【甲胄】
(helmet and) armor.→英和
〜に身を固める be clad in armor.

かっちゅうぎょ

かっちゅうぎょ [3] 【甲冑魚】
原始的な魚形をもつ化石動物の一群。古生代オルドビス紀に現れデボン紀に栄え,そして絶滅した。体長15〜25センチメートルで,体表が骨格化し,ことに頭部は堅い骨質板でおおわれ,甲冑をつけたように見える。カブトウオ。

かっちゅうし

かっちゅうし [3] 【甲冑師】
甲冑を製作する人。よろい師。具足師。

かっちゅうしつば

かっちゅうしつば [6] 【甲冑師鐔】
鎌倉末期より室町時代にみられる鉄の板鐔の総称。鐔の耳に甲冑製作技法と同じ手法を用い,小透かしで図柄を表現する。

かっちり

かっちり [3] (副)スル
(1)すきまやゆるみがなく,ぴったりしているさま。「日程は―決まっている」
(2)ひきしまっているさま。「―した体格」

かって

かって【勝手】
(1) a kitchen (台所).→英和
(2) condition;→英和
circumstances (事情).
(3) one's own convenience (都合).
〜な selfish;→英和
willful.→英和
〜なまねをする have one's own way.〜に as one pleases[likes](自由に);of one's own accord (進んで);without leave (無断で);arbitrarily (独断で).→英和
〜の良い(悪い) (in)convenient.→英和
〜を知っている(知らない) (un)familiar <with> .→英和
‖勝手口 the kitchen[back]door.勝手仕事 <do> kitchen work.勝手道具 kitchenware.

かって

かって [0] 【勝手】 (名・形動)[文]ナリ
■一■ (名)
(1)台所。「―道具」
(2)様子。事情。「―がわからずまごつく」
(3)便利。便宜。「―の悪い家」「使い―がよい」
(4)生計。家計。暮らし向き。「―が苦しい」
(5)弓を射る時,弦を引く方の手。右手。
⇔おし手
[日葡]
■二■ (名・形動)[文]ナリ
自分に都合のよいように振る舞う・こと(さま)。わがまま。「―なことを言う」「―に他人の物を使う」「―にしろ」「―は許さない」
[派生] ――さ(名)

かって=が違う

――が違・う
慣れないことで様子がわからず,具合が悪い。面くらう。

かって=な熱を吹く

――な熱を吹・く
いい気になって,言いたい放題なことを言う。「てんでに―・く」

かって∘でる

かって∘でる 【買って出る】
⇒「かう(買)」の句項目

かってかた

かってかた [0] 【勝手方】
(1)台所。また,調理係。まかないかた。
(2)台所に近い方。下の座。
(3)江戸幕府の職名。財務・民政をつかさどった役の汎称。老中・若年寄・勘定奉行などに担当者が置かれた。

かってがましい

かってがまし・い [6] 【勝手がましい】 (形)
いかにも自分本位でわがままなようである。「―・いお願いで恐縮です」

かってきまま

かってきまま [0] 【勝手気儘】 (名・形動)
自分の思うままに振る舞う・こと(さま)。「―に暮らす」

かってぐち

かってぐち [3][0] 【勝手口】
(1)台所の出入り口。また,台所に行く入り口。「―に回る」
(2)茶室で亭主の出入りする口。茶道口。

かってしだい

かってしだい [4] 【勝手次第】 (名・形動)
自分の思うままにする・こと(さま)。勝手気まま。勝手ずく。「―な振る舞い」「洋服でも馬でも馬車でも―/安愚楽鍋(魯文)」

かってずく

かってずく 【勝手尽く】 (名・形動)
「勝手次第」に同じ。「皆内証―の祝言なれば/浄瑠璃・万年草(中)」

かってっこう

かってっこう [3] 【褐鉄鉱】
水を吸着した,鉄の酸化物。主成分は低結晶度の針鉄鉱。黒褐色ないし赤褐色を呈し,土状で軟らかい。しばしば鉱床を形成し,鉄資源となる。

かってむき

かってむき [0] 【勝手向き】
(1)台所に関係のあること。「―の商品を扱う」
(2)暮らし向き。家計。「―が苦しい」
(3)江戸時代,幕府・諸藩の財務に関する方面。

かってもと

かってもと [0] 【勝手許】
(1)台所。また,台所のあたり。
(2)生活費。暮らし向き。勝手向き。
(3)台所仕事。食事のしたく。「―を手伝う」

かっと

かっと クワツ― [0][1] (副)スル
(1)光や火などが非常に強烈なさま。かっかと。「―照りつける太陽」「月光が―一面に当つて/続風流懺法(虚子)」
(2)(「かっとする」「かっとなる」「かっとくる」などの形で)急に興奮したり憤慨したりするさま。かっか。「すぐ―なる性質」「―すると手がつけられない」
(3)目や口などを急に大きく開くさま。「―目を見開いてにらむ」
(4)思い切った行動をとるさま。景気よく。豪勢に。「国もとへ着いたらば,―扶持をせうぞ/狂言・入間川」

かっと

かっと
〜なる fly into a rage;→英和
blow one's top.〜なって in a fit of anger.

かっとう

かっとう [0] 【葛藤】 (名)スル
〔もつれ合う葛(カズラ)や藤の意から〕
(1)人と人とが譲ることなく対立すること。争い。もつれ。「藤原氏内部の激しい―」
(2)〔心〕 心の中に相反する欲求が同時に起こり,そのどちらを選ぶか迷うこと。コンフリクト。「―に苦しむ」
(3)禅宗で,解きがたい語句・公案,また問答工夫の意。

かっとう

かっとう【葛藤】
<give rise to> complications; <cause> trouble.→英和

かっとばす

かっとばす【かっ飛ばす】
《野》smack[bang]out <a homer> .

かっとばす

かっとば・す [4][0] 【かっ飛ばす】 (動サ五)
〔「かっ」は接頭語〕
(野球などで)球を打って勢いよく遠くへとばす。「ホームランを―・す」
[可能] かっとばせる

かっぱ

かっぱ [0] 【河童】
〔「かはわらは」の転〕
(1)水界にすむと考えられている動物。くちばしがとがり,甲羅や鱗があり,頭の頂に水をたたえた皿がある。人間に相撲を挑んだとか,人馬を水中に引き入れたとか,田植えを手伝ってくれたとか,人間界との交渉を説く話が多い。水神もしくはそのお使いの零落したものかといわれている。かわっぱ。かわこ。かわたろう。みずち。しばてん。
(2)水泳の上手な人。また,水泳ぎをしている子供。
(3)子供の髪形。髪を下げ,耳のあたりで切りそろえたもの。江戸時代は頭のてっぺんを丸く剃った。
→おかっぱ
(4)〔河童の好物だからという〕
キュウリ。また,キュウリをしんに巻いた海苔(ノリ)巻き。かっぱ巻き。
(5)見世物・劇場などの木戸口にいて客を呼び込む人。呼び込み。合羽(カツパ)。
(6)〔川に浮かべた舟に客を引き込むので〕
船饅頭(フナマンジユウ)の別名。下級の私娼。

かっぱ

かっぱ 【河童】
小説。芥川竜之介作。1927年(昭和2)「改造」に発表。河童の世界を借りた風刺小説。死を決意した人間の眼でみた現実の世界,作者の心象風景が戯画化されている。

かっぱ

かっぱ [1] 【喝破】 (名)スル
(1)大声でしかりつけること。「『返事をしないか!』と江間君の―した時/第三者(独歩)」
(2)誤った説をしりぞけ,正しい説を確信をもって言い切ること。「神にも苦痛があるとは,たしかカライルが―したのである/神秘的半獣主義(泡鳴)」

かっぱ

かっぱ【喝破する】
declare;→英和
proclaim.→英和

かっぱ

かっぱ【河童】
a water imp;a good swimmer.

かっぱ=の屁(ヘ)

――の屁(ヘ)
取るに足りないことのたとえ。へのかっぱ。
〔「木端(コツパ)の火」の転とも,河童は屁を水中でするので勢いがないからともいう〕

かっぱ=の川流れ

――の川流れ
水中にすむ河童も,時には水に押し流される。どんな達人でも失敗することがある。

かっぱいきん

かっぱいきん クワツパイ― [0][3] 【闊背筋】
⇒広背筋(コウハイキン)

かっぱき

かっぱき [3] 【河童忌】
芥川竜之介の命日。七月二四日。小説「河童」や河童の絵を好んで描いたことにちなむ。[季]夏。

かっぱつ

かっぱつ クワツ― [0] 【活発・活溌】 (名・形動)[文]ナリ
いきいきとして勢いのよいこと。活気のあること。また,そのさま。「―な子」「―に飛び回る」「―な議論」
[派生] ――さ(名)

かっぱつ

かっぱつ【活発な(に)】
active(ly);→英和
lively (livelily);→英和
brisk(ly).→英和

かっぱつはっち

かっぱつはっち クワツ― [5] 【活溌溌地】 (名・形動)[文]ナリ
〔「かっぱつぱっち」とも〕
気力にあふれ,きわめて勢いのよいこと。また,そのさま。「―に躍動する許(バカ)りだ/三四郎(漱石)」

かっぱと

かっぱと [1] (副)
(1)急に倒れ伏したり,立ち上がったりするさま。がばと。「介抱せんと立寄るを,払ひのけて―伏し/桐一葉(逍遥)」
(2)物が勢いよく触れる音を表す語。「いただき給ふ鉢―前に落ちにけり/御伽草子・鉢かづき」

かっぱまき

かっぱまき [0] 【河童巻(き)】
⇒河童(カツパ)(4)

かっぱらい

かっぱらい [0] 【掻っ払い】
かっぱらうこと。また,その盗人。かっさらい。「すりや―」

かっぱらい

かっぱらい【掻払い】
stealing;pilfering[a pilferer (人)];a shoplifter (万引).→英和

かっぱらう

かっぱらう【掻払う】
steal;→英和
pilfer;→英和
shoplift; <俗> swipe.→英和

かっぱらう

かっぱら・う [4][0] 【掻っ払う】 (動ワ五[ハ四])
〔「かきはらう」の転〕
(1)人のすきをねらって,置いてある金品を素早く盗む。かっさらう。「店先の本を―・う」
(2)横になぎ払う。「棒で足を―・う」
[可能] かっぱらえる

かっぱん

かっぱん【活版】
printing;→英和
typography;→英和
<print with> type (活字).→英和
〜にする print.→英和

かっぱん

かっぱん クワツ― [0] 【活版】
活字などを組み並べて作った印刷版。また,それによる印刷。活字組版。活字版。

かっぱんいんさつ

かっぱんいんさつ クワツ― [5] 【活版印刷】
凸版印刷の一。活版を用いて印刷すること。また,その印刷物。鉛版・樹脂版・写真凸版などを版とする印刷をも含めていう。

かっぱんじょ

かっぱんじょ クワツ― [0][5] 【活版所】
印刷所の旧称。活版屋。

かっぱんずり

かっぱんずり クワツ― [0] 【活版刷(り)】
活版で印刷すること。また,その印刷物。活版印刷。

かっぱんびょう

かっぱんびょう [0] 【褐斑病】
種々の病原菌により,葉に褐色の斑点が生じる農作物の病気。

かっぱんぼん

かっぱんぼん クワツ― [0] 【活版本】
活版で印刷した本。木版本などに対していう。

かっぴつ

かっぴつ [0] 【渇筆】
水墨画の技法の一。岩や崖(ガケ)などを立体的に描くのに,墨の使用を抑え,半乾きの筆を紙に擦りつけるように描くこと。墨をたっぷり用いる潤筆に対していう。擦筆。枯筆。掠(カス)り筆。かわきふで。

かっぴんとう

かっぴんとう クワツピンタウ 【活貧党】
朝鮮,李朝末期の1899年から1904年にかけて,朝鮮中南部で活動した農民の武装集団。食糧輸出や外国人への利権供与に反対し,土地再分配などを要求した。

かっぷ

かっぷ [0] 【割賦】
⇒わっぷ(割賦)

かっぷく

かっぷく [0] 【恰幅】
肩幅や肉づきの具合などからみた体のかっこう。押し出し。「―がよい」「堂々たる―の紳士」

かっぷく

かっぷく【割腹】
⇒切腹.

かっぷく

かっぷく【恰幅のよい】
<a man> of stout build.

かっぷく

かっぷく [0] 【割腹】 (名)スル
腹を切ること。切腹。

かっぷしょうかん

かっぷしょうかん [4] 【割賦償還】
⇒わっぷ(割賦)

かっぷはんばい

かっぷはんばい [4] 【割賦販売】
代金を分割して受け取る販売方法。商品の所有権は代金完済まで売り主に留保される。1961年(昭和36)制定の割賦販売法による規制を受ける。

かっぺ

かっぺ [3]
「いなかっぺえ(田舎兵衛)」の略。

かっぺき

かっぺき [0] 【合壁】
〔「がっぺき」とも〕
壁一つ隔てた隣家。かべどなり。「お顔を見れば皆―のお方々/浄瑠璃・妹背山」

かっぺん

かっぺん [0] 【褐変】
(1)植物体の一部分が病変などにより褐色に変わること。
(2)食品が,加工・調理または保存中に褐色に変わること。酵素的褐変と非酵素的褐変とがある。

かっぽ

かっぽ【闊歩する】
stalk <along a street> ;→英和
stride.→英和

かっぽ

かっぽ クワツ― [1] 【闊歩】 (名)スル
(1)大またにゆっくり歩くこと。
(2)大いばりで勝手気ままに振る舞うこと。「悪人が白昼往来を―する」「政界を―する」

かっぽう

かっぽう クワツパフ [0] 【活法】
(1)能力などを有効に生かす方法。活用する方法。
(2)柔道で,絞め技によって気絶した者に施す意識回復法。

かっぽう

かっぽう [0] 【割烹】
〔「割」はさく,「烹」は煮る意〕
(1)食物の調理。料理。
(2)「割烹店」に同じ。「―料理」

かっぽう

かっぽう【割烹】
cooking.‖割烹着 a cooking apron.割烹店 a Japanese restaurant.

かっぽうぎ

かっぽうぎ [3] 【割烹着】
炊事の時につける筒袖(ツツソデ),後ろあきの前掛け。

かっぽうてん

かっぽうてん [3] 【割烹店】
料理屋。飲食店。日本料理店にいう。

かっぽじる

かっぽじ・る [4] 【掻っ穿じる】 (動ラ五[四])
「ほじる」を強めていう語。「耳の穴を―・ってよく聞けよ」

かっぽれ

かっぽれ [1]
(1)〔「カッポレ��甘茶でカッポレ」という囃子詞からの名〕
幕末から明治にかけて流行した俗謡と踊り。鳥羽節から願人坊主の住吉踊りに取り入れられて大道芸とされ,豊年斎梅坊主らによって座敷芸となった。
(2){(1)}を取り入れた歌舞伎舞踊の通称。現行のものは河竹黙阿弥作詩による常磐津「初霞空住吉(ハツガスミソラモスミヨシ)」。

かっ飛ばす

かっとば・す [4][0] 【かっ飛ばす】 (動サ五)
〔「かっ」は接頭語〕
(野球などで)球を打って勢いよく遠くへとばす。「ホームランを―・す」
[可能] かっとばせる

かっ飛ばす

かっとばす【かっ飛ばす】
《野》smack[bang]out <a homer> .

かつ

か・つ (動タ下二)
動詞の連用形の下に付いて,「…するにたえる」「…することができる」の意を表す。多く,未然形には打ち消しの助動詞「ず」,終止形には打ち消し推量の助動詞「ましじ」が付いて用いられる。「行き―・つましじ寝を先立たね/万葉 3353」「降る雪の千重に積めこそ我が立ち―・てね/万葉 4234」
→かてに

かつ

かつ [1] 【褐】
(1)濃い紺色。かち。
(2)目のあらい毛織物。粗服。

かつ

かつ 【勝つ】
〔動詞「勝つ」を名詞に用いたもの〕
歌合(ウタアワセ)などで,相手に勝つこと。「左―になりぬ/源氏(絵合)」

かつ

かつ【渇】
<quench one's> thirst.→英和

かつ

かつ【且つ】
besides;→英和
moreover.→英和
⇒その上.

かつ

かつ【勝つ】
win <a battle,a game> ;→英和
win[gain]a victory <over> ;→英和
beat;→英和
defeat;→英和
conquer <the enemy> ;→英和
overcome <a difficulty> .→英和
5 対 2 で〜 win the game (by a score of) 5 to 2.

かつ

かつ【活を入れる】
revive;→英和
invigorate.→英和

かつ

か・つ [1] 【勝つ・克つ】 (動タ五[四])
(1)争って相手を負かす。競争して他の者をしのぐ。《勝》
⇔負ける
「大事な試合に―・つ」「選挙で―・つ」
(2)(多く「克つ」と書く)欲望などを抑える。「誘惑に―・つ」「己に―・つ」
(3)一方の力や傾向などが他方より強い。まさっている。《勝》「赤みの―・った色」「理性の―・った人」
(4)能力を超えた負担を負っている。《勝》「荷が―・ちすぎる」
[可能] かてる
[慣用] 気が―・荷が―/年には勝てない

かつ

かつ 【勝】
姓氏の一。

かつ

か・つ 【糅つ】 (動タ下二)
⇒かてる

かつ

かつ [1] 【且つ】
■一■ (副)
(1)二つのことが同時にまたは相前後して行われることを表す。一方では。「大いに飲み,―歌った」「―喰らい,―飲み,―語った」
(2)すぐに。かたはしから。次々に。「咲くと見し間に―散りにけり/古今(春下)」「―あらはるるをもかへりみず,口にまかせて言ひ散らすは/徒然 73」
(3)わずかに。ちょっと。「心をぞわりなきものと思ひぬる―見る人や恋しかるらむ/伊勢 128」
(4)あらかじめ。前もって。「―聞き給ひてもあるらん/平家 11」
■二■ (接続)
〔漢文訓読に由来する語〕
二つの動作・状態が並行あるいは添加して行われることを表す。同時に。また。その上。「学び,―遊ぶ」「必要にして―十分な条件」「行く先は遠いし,―時間もない」

かつ

かつ [1] 【渇】
のどがかわくこと。かわき。「―を覚える」「―を癒す」「―を医する」

かつ

か・つ 【搗つ】 (動タ四)
(1)臼(ウス)でつく。「米―・つ男ら/読本・雨月(蛇性の婬)」
(2)棒などで打ちたたく。「木ノ実ヲ―・チ落トス/日葡」

かつ

かつ [1] 【喝】
(1)大きな声で叱ること,おどすこと。
(2)禅宗で,指導者が修行者を叱ったり導いたりする手段として大声を出すこと。また,その際に言う語。

かつ

かつ クワツ [1] 【活】
(1)生きること。「死中に―を求める」
(2)柔道などで,気絶した人の意識を取り戻させる方法。
(3)勢いがよいこと。いきいきとしていること。「気象も頗る―の方なるゆゑ/当世書生気質(逍遥)」

かつ=に乗る

――に乗・る
(1)勝って勢いがつく。勝ちに乗ずる。「寄方まけ色になりければ為義・為朝―・つて責めたたかふ/保元(中)」
(2)得意になってつけあがる。図に乗る。「おのれは―・つて,そのつれな事をいふか/狂言・髭櫓」

かつ=に臨(ノゾ)みて井を=穿(ウガ)つ

――に臨(ノゾ)みて井を=穿(ウガ)つ(=掘る)
必要に迫られてからあわてて準備するのでは間に合わないことのたとえ。

かつ=を入れる

――を入・れる
(1)気絶した人の息を吹き返させる。
(2)刺激を与えて,気力を起こさせる。「沈滞したムードに―・れる」

かつ=を釈(ト)く

――を釈(ト)・く
〔揚雄「解嘲」より。「釈く」は捨てる意〕
粗服を脱ぎ捨てて官服を着る。野(ヤ)にいた者が仕官する。

かつあい

かつあい [0] 【割愛】 (名)スル
(1)惜しいと思いながら,捨てたり譲ったりすること。「各論は―する」
(2)公務員が,一定の手続きによって他の自治体や大学・民間企業などへ身分を移すこと。「―願い」
(3)愛着の気持ちを断ち切ること。「佇立多時の後,遂に―して林間の路に入れば/日光山の奥(花袋)」

かつあい

かつあい【割愛する】
spare;→英和
part with;give up;omit.→英和

かつあい

かつあい [0] 【渇愛】
のどがかわいた人が激しく水を求めるような激しい愛着。

かつあげ

かつあげ [0] (名)スル
恐喝して金品を巻き上げることをいう隠語。

かついろ

かついろ 【褐色・勝つ色】
「かちいろ(褐色)」に同じ。「―見せたる花のかんばせ/浄瑠璃・菅原」

かついろおどし

かついろおどし [5] 【勝つ色縅】
⇒かちいろおどし(褐色縅)

かつう

かつ・う 【餓う】 (動ワ下二)
⇒かつえる

かつうは

かつうは 【且つうは】 (接続)
「かつ(且)は」の転。「―嬉しく―悲しく/曾我 12」

かつうら

かつうら 【勝浦】
(1)千葉県南東部,太平洋に面する市。漁業・観光の町。海水浴場として知られる。
(2)和歌山県南部,東牟婁(ムロ)郡の温泉地。那智(ナチ)勝浦町の港近くにある。

かつえき

かつえき クワツ― [2][0] 【滑液】
滑液膜から分泌される透明アルカリ性の液。卵白に似ている。関節腔にあり,関節の運動を滑らかにする。

かつえきまく

かつえきまく クワツ― [4] 【滑液膜】
関節の内面をおおう膜。神経・血管に富み,滑液を分泌する。

かつえじに

かつえじに カツヱ― [0] 【餓え死に】
飢えで死ぬこと。うえじに。

かつえる

かつ・える カツヱル [3][0] 【餓える・飢える】 (動ア下一)[文]ワ下二 かつ・う
(1)食物が足りなくて苦しむ。うえる。「これから先きは―・ゑて死ぬより外に仕方がない/塩原多助一代記(円朝)」
(2)不足を感じてしきりに欲しがる。「何かに―・ゑたやうな眼をぱつちりと開いて/悪魔(潤一郎)」

かつお

かつお【鰹】
a bonito.→英和
鰹節 (a piece of) dried bonito.

かつお

かつお カツヲ [0] 【鰹・松魚・堅魚】
(1)スズキ目の海魚。全長40〜70センチメートル。体は紡錘形,背面は暗青色,腹面は銀白色で四〜一〇条の青黒色の縦帯が走る。温帯・熱帯の海に広く分布し,季節的に回遊する。重要な食用魚で,刺身・たたきなどにして美味。鰹節・なまり節・塩辛・缶詰などにする。マンダラ。カチュウ。[季]夏。
(2)「鰹木」の略。「―を上げて舎屋(ヤ)を作れる家有りき/古事記(下訓)」
(3)「鰹節」の略。「手に―を一節づつ持ちて/咄本・醒睡笑」
鰹(1)[図]

かつおうり

かつおうり カツヲ― [3] 【鰹売り】
鰹,特に初鰹を威勢のよい声で売り歩いた魚屋。

かつおぎ

かつおぎ カツヲ― [3] 【鰹木・堅魚木】
神社などの建物で,棟木の上に,棟と直交させて並べた装飾の短材。古く大棟を押さえるために置いたものの名残。断面は円・角など。
→千木(チギ)

かつおどり

かつおどり カツヲ― [3] 【鰹鳥】
(1)ペリカン目カツオドリ科の海鳥の総称。全長60〜85センチメートル。ほとんどが白色。くちばしは大きくて鋭い。太平洋の熱帯・亜熱帯の群島に九種が生息。小魚を追うカツオ群の上に集まることが多く,魚を見つけると海中に突入して捕らえる。ミズナギドリ類をさすこともある。
(2){(1)}の一種。全長75センチメートル内外。背面と頸は暗褐色,腹面は白色。小笠原諸島などで繁殖。オサドリ。

かつおのえぼし

かつおのえぼし カツヲ― [5] 【鰹の烏帽子】
ヒドロ虫綱のクラゲ。長径7センチメートルほどの烏帽子形の気胞体と,ひも状の栄養体・生殖体・触手などが垂れ下がる群体をつくり,ときに長さ16メートルにも達する。刺胞に刺されると激しく痛むので,電気クラゲとも呼ばれる。しばしばカツオの群れと一緒に見つかるのでこの名がある。
鰹の烏帽子[図]

かつおのかんむり

かつおのかんむり カツヲ― [0] 【鰹の冠】
ヒドロ虫綱のクラゲ。鍋蓋(ナベブタ)状の気胞体の上に三角の帆をもち,冠に似る。下面に栄養体がつき,周縁には感触体がある。触手の刺胞に刺されると激しく痛む。しばしばカツオの群れと一緒に見つかる。

かつおぶし

かつおぶし カツヲ― [0] 【鰹節】
カツオの身を煮て,何回もいぶし,乾かす作業を繰り返したのち,黴(カビ)付けをして日に干したもの。削って出し汁をとったり料理にかけたりして用いる。かつぶし。

かつおぶしむし

かつおぶしむし カツヲ― [5] 【鰹節虫】
カツオブシムシ科の甲虫の総称。体長5〜10ミリメートル,幼虫は毛虫状。幼虫・成虫ともに鰹節など動物性乾燥食品や毛皮・毛織物を食害するものが多い。ヒメマルカツオブシムシ・ヒメカツオブシムシ・トビカツオブシムシなど。

かつおぶね

かつおぶね カツヲ― [4] 【鰹船】
カツオを釣りに沖へ出る漁船。[季]夏。

かつかいしゅう

かつかいしゅう 【勝海舟】
(1823-1899) 江戸末期の幕臣・政治家。名は義邦(ヨシクニ),のち安芳(ヤスヨシ)。通称,麟太郎。海舟は号。江戸の人。蘭学・兵学に通じ,蕃書翻訳所に出仕。1860年咸臨(カンリン)丸を指揮して太平洋を横断。64年海軍奉行。西郷隆盛と会見して江戸城明け渡しに尽力。維新後海軍大輔・枢密院顧問。著「海軍歴史」「吹塵録」「氷川清話」など。

かつかじゅう

かつかじゅう クワツカヂユウ [3] 【活荷重】
橋などの構造物を設計する時に考慮する,列車・自動車・群集など構造物上を移動する荷重の総称。
⇔死荷重

かつかつ

かつかつ
〜暮らす make a bare living.

かつかつ

かつかつ [0] (副)
ほとんど余裕のないさま。ぎりぎり。かろうじて。「―間に合う」「―の生活」

かつかつ

かつかつ [1] 【戛戛】 (ト|タル)[文]形動タリ
堅い物の触れる音を表す語。「―たる馬蹄の響き」「―と錠を内より下せしが/緑簑談(南翠)」

かつかつ

かつかつ クワツクワツ 【活活】 (副)
失神した人や死者をよみがえらせるために唱える言葉。「―と唱へて是を簸(ヒ)けるに,罪人忽に蘇(ヨミガ)へつて/太平記 20」

かつかわ

かつかわ カツカハ 【勝川】
姓氏の一。

かつかわしゅんしょう

かつかわしゅんしょう カツカハシユンシヤウ 【勝川春章】
(1726-1792) 江戸中期の浮世絵師。宮川春水に師事。はじめ勝宮川と称した。鳥居派の類型から脱して,役者絵に個性描写の新様式を開く。相撲絵・美人画も多く描いた。門下に春好・春朗(葛飾北斎)らがいる。

かつかわは

かつかわは カツカハ― 【勝川派】
浮世絵の一流派。勝川春章を祖とする。写実的な画風が特徴。かちかわ派。

かつかんぱく

かつかんぱく [3] 【褐寛博】
〔「褐」は粗末な服,「寛博」はひろくゆるやかなこと〕
(1)卑しい者の衣服。
(2)卑しい者。無頼漢。

かつが

かつが クワツグワ [0] 【活画】
「活画図(カツガト)」に同じ。

かつがつ

かつがつ [0] 【且つ且つ】 (副)
(1)不十分ながら成り立つさま。ともかくも。やっと。「―生活の独立が維持される丈の保証/一隅より(晶子)」
(2)不十分ながらとりあえず行うさま。急いで。「玉守に玉は授けて―も枕と我はいざ二人寝む/万葉 652」「―さと内裏つくるべきよし議定あつて/平家 5」
(3)まだそうすべきでないのに行うさま。早くも。「我山の衆徒,―以て承悦す/平家 7」
(4)時とともに充実の度を増すさま。おいおい。すこしずつ。「要法など―伝授しけり/沙石 2」
(5)ある事態に加えて行われるさま。あわせて。一方で。また,ある事態に応じて行うさま。「残りの命うしろめたくて,―物ゆかしがりて/源氏(若菜下)」「デキシダイ―進ジマラショウズ/日葡」

かつがと

かつがと クワツグワト [3] 【活画図】
生き生きと描かれた絵。活画。「その彩色したる―を/即興詩人(鴎外)」

かつがん

かつがん クワツ― [0] 【活眼】
物事の道理を正しく見通す眼識や見識。「―の士」「―を開く」

かつぎ

かつぎ [3] 【担ぎ】
(1)物をかついで運ぶこと。また,運ぶ人。「蕎麦(ソバ)屋の―が/三四郎(漱石)」
(2)商品をかついで売り歩く人。行商人。[ヘボン]

かつぎ

かつぎ 【被】
〔「かづき」の転〕
⇒かずき(被)

かつぎあげる

かつぎあ・げる [5] 【担ぎ上げる】 (動ガ下一)
(1)物をかついで,上方に運ぶ。「荷物を二階に―・げる」
(2)おだてて,上に立つ人として押し立てる。「町会長に―・げる」

かつぎこむ

かつぎこ・む [5][0] 【担ぎ込む】 (動マ五[四])
人や物をかついで運び入れる。特に,けが人などを病院に運び込む。「救急車で病院に―・まれる」

かつぎだし

かつぎだし [0] 【担ぎ出し】
担ぎ出すこと。「立候補者の―をはかる」

かつぎだす

かつぎだ・す [4][0] 【担ぎ出す】 (動サ五[四])
(1)物をかついで運び出す。「荷物を倉庫から―・す」
(2)「かつぎあげる{(2)}」に同じ。「彼を市長選挙に―・す」
[可能] かつぎだせる

かつぎだす

かつぎだす【担ぎ出す】
bring <a person> forward <as> .

かつぎや

かつぎや [0] 【担ぎ屋】
(1)縁起などをひどく気にする人。御幣かつぎ。
(2)人をだましておもしろがる人。
(3)商品を生産者から仕入れ,持参して売り歩く人。
(4)第二次大戦後の昭和20年代に,米などの統制物資を買い入れ,かついで売り歩いた人。

かつぎや

かつぎや【担ぎ屋】
(1) a blackmarket peddler <of rice> .
(2) a superstitious person (迷信家).

かつぎょ

かつぎょ クワツ― [1] 【活魚】
生きている魚。「―料理」

かつぎょう

かつぎょう [0] 【渇仰】
⇒かつごう(渇仰)

かつぎょそう

かつぎょそう クワツ―サウ [3] 【活魚艙】
船の中に設けた,魚介類を生かしたまま入れておく水槽。活け間(マ)。かめ。

かつぐ

かつ・ぐ 【被ぐ】 (動)
⇒かずく(被)

かつぐ

かつ・ぐ [2] 【担ぐ】 (動ガ五[四])
(1)物を肩の上にのせて支える。「米俵を―・ぐ」
(2)自分たちの上に立つ人として押し立てる。「会長に―・ぐ」
(3)迷信・縁起などにとらわれる。「縁起を―・ぐ」「御幣を―・ぐ」
(4)からかってだます。「うまく―・がれた」
(5)婦女を誘拐する。「―・がれる宵にしげしげうらへ出る/柳多留 7」
[可能] かつげる
[慣用] 後棒を―・お先棒を―・片棒を―・御輿(ミコシ)を―

かつぐ

かつぐ【担ぐ】
(1) carry <a thing> on one's shoulder(s)[back];→英和
shoulder.(2) be superstitious (迷信);deceive (だます);→英和
choose <a person as president> (おし立てる).→英和

かつげき

かつげき クワツ― [0] 【活劇】
(1)立ち回りの場面を主とする演劇や映画。アクション-ドラマ。
(2)演劇の立ち回りのような激しく派手な乱闘。「路上で―を演ずる」

かつげき

かつげき【活劇】
a riotous scene (場面);→英和
an action film (映画).〜を演じる make a scene.

かつげん

かつげん クワツ― [0] 【活現】 (名)スル
いきいきと現れ出ること。「肉即霊の新天地を―する/神秘的半獣主義(泡鳴)」

かつご

かつご クワツ― [0] 【活語】
(1)現在用いられている言葉。
→死語
(2)活用語の古い呼称。

かつごう

かつごう [0] 【渇仰】 (名)スル
(のどのかわいた者が水を欲しがるように)深く仏を信仰すること。転じて,強くあこがれ慕うこと。かつぎょう。「今更のやうに讃嘆し,―した/飇風(潤一郎)」

かつござつわ

かつござつわ クワツゴ― 【活語雑話】
語学書。東条義門著。三編。1838〜42年刊。主として活用に関する研究を集めた覚え書き集ともいうべきもの。

かつごしなん

かつごしなん クワツゴ― 【活語指南】
語学書。東条義門著。二巻。1844年刊。自著「友鏡」を改訂した「和語説略図」の解説書。

かつごだんぞくふ

かつごだんぞくふ クワツゴ― 【活語断続譜】
語学書。鈴木朖(アキラ)著。一巻。1803年頃成立。本居宣長(ノリナガ)の「御国詞(ミクニコトバ)活用抄」を整理発展させたもの。かつごきれつづきのふ。

かつさかいせき

かつさかいせき 【勝坂遺跡】
神奈川県相模原市新磯にある縄文中期の勝坂式土器の標準遺跡。住居址と多数の打製石斧(セキフ)が発見され,縄文農耕説では土掘り具とされた。指定史跡。

かつざい

かつざい クワツ― [0][2] 【滑剤】
機械・器具の摩擦をへらし,すべりをよくするために用いる物質。油や滑石など。

かつしか

かつしか 【葛飾】
〔古くは「かづしか」とも〕
(1)古く下総(シモウサ)国に属した一郡。現在の東京都葛飾区・千葉県東葛飾郡・埼玉県北葛飾郡はいずれもその一部。
(2)東京都二三区の一。荒川放水路と江戸川にはさまれた住宅・工業地域。

かつしか

かつしか 【葛飾】
姓氏の一。

かつしかは

かつしかは 【葛飾派】
浮世絵の一流派。葛飾北斎を祖とする。西洋画を学んだ風景画に特徴がある。

かつしかは

かつしかは 【葛飾派】
山口素堂を祖とする俳諧の一派。素堂が江戸葛飾に住んだのによる名。二世素丸が唱え出した。学究的な一派で俳諧学者を輩出した。葛飾蕉門。葛飾正風。

かつしかほくさい

かつしかほくさい 【葛飾北斎】
(1760-1849) 江戸後期の浮世絵師。江戸生まれ。春朗・宗理・画狂人などたびたび号を変えた。勝川春章の門で浮世絵を学ぶ。また,狩野派・土佐派・西洋画などからも画技を学び,風景版画に新生面を開いた。その画風はヨーロッパ印象派の発生に大きな影響を与えた。代表作「富嶽三十六景」「北斎漫画」など。

かつしきん

かつしきん 【葛子琴】
(1739-1784) 江戸後期の漢詩人・医家。大坂の人。本姓,葛城氏。居を御風楼と称した。混沌詩社に属し華麗な詩風で知られた。著「葛子琴詩抄」

かつじ

かつじ クワツ― [0] 【活字】
(1)活版印刷や和文タイプに用いる字型。活版用は鉛合金を,タイプ用は亜鉛合金を用いて方形柱状に作り,その頂面に文字類を左右逆に浮き彫りにしたもの。古くは陶土・木材などを材料としたが,1445年頃グーテンベルクが鉛合金の活字を考案し,実用化した。大きさを表すのに,日本ではポイントと号数を用いる。また,和文・欧文とも種々の書体がある。
→ポイント活字
→号数活字
→書体
(2)印刷した文字。また,書物。「論文を―にする」「―に親しむ」「―離れ」
活字(1)[図]

かつじ

かつじ【活字】
a printing type;→英和
type (総称).〜にする print.→英和
〜に組む put[set]in type.〜を組む set type.〜体で書く write in block letters.‖7号活字 No.7 type; <米> agate; <英> ruby.

かつじごうきん

かつじごうきん クワツ―ガフ― [4] 【活字合金】
活字・鉛版または込め物類の鋳造に用いる合金。鉛を主成分にしてアンチモン・スズを加える。凝固の際の収縮が小さい。活字地金。

かつじたい

かつじたい クワツ― [0] 【活字体】
欧文活字で,印刷に用いる活字のような字体。
⇔筆記体

かつじぼん

かつじぼん クワツ― [0] 【活字本】
活字を用いて印刷した書物。活版本。写本や木版本と区別する時にいう。

かつじょ

かつじょ クワツ― [1] 【豁如】 (形動タリ)
度量が広く,小さなことにかかわらないさま。「其の意見の異なるにも拘らず互に―たるの有様は/経国美談(竜渓)」

かつじょう

かつじょう【割譲】
(a) cession.→英和
〜する cede <a territory> .→英和

かつじょう

かつじょう [0] 【割譲】 (名)スル
所有物・権利などの一部を分けて与えること。特に,条約により自国の領土の一部を他国に分け与えること。「国土を―する」

かつじん

かつじん クワツ― [0] 【活人】
(1)実際に生きて活動している人。命のある人。
(2)人を生かすこと。人の生命を助けること。「―の法」

かつじんが

かつじんが クワツ―グワ [0] 【活人画】
背景の前で扮装(フンソウ)した人がポーズをとり,一幅の人物画のように見せること。明治から大正にかけて余興などに行われ,名画や歴史上の有名人などが題材とされた。

かつじんけん

かつじんけん クワツ― [3] 【活人剣】
〔「かつにんけん」とも〕
(1)不義・不正・迷いなどを切り捨て,人を生かす正しい剣。
⇔殺人剣
(2)禅宗で,師が弟子の自主的な研究にゆだねること。

かつじメディア

かつじメディア クワツ― [4] 【活字―】
新聞・雑誌・書籍など文字を用いたメディア。

かつぜん

かつぜん [0] 【戛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
堅い物が触れて出る音のさま。「石畳に―と響く馬蹄の音」「天に向つて石を投ぜば,―として天鳴らむかと思ふ/自然と人生(蘆花)」

かつぜん

かつぜん クワツ― [0] 【豁然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ぱっと開けるさま。ひろびろとしたさま。「東は眺望―と開きて/獺祭書屋俳話(子規)」
(2)疑いや迷いが突然消えるさま。「―として此時彼は悟つた/罪と罰(魯庵)」

かつた

かつた 【勝田】
茨城県中部,ひたちなか市の地名。旧市名。水戸市の東に隣接。1994年(平成6)那珂湊市と合併。

かつだい

かつだい クワツ― [0] 【闊大】 (形動)[文]ナリ
ひろく大きなさま。「―なる土地に因て得る所の利益は/民約論(徳)」

かつだいかもつ

かつだいかもつ クワツ―クワ― [5] 【闊大貨物】
鉄道で,大きさや重さが制限を越える貨物。闊大品。

かつだつ

かつだつ クワツ― [0] 【滑脱】 (名・形動)[文]ナリ
よどみなく自由自在に変化する・こと(さま)。「円転―」

かつだんそう

かつだんそう クワツ― [3] 【活断層】
最新の地質時代,すなわち新生代第四紀に変動したことがあり,将来も活動の可能性が予想される断層。日本にはその例が多い。

かつて

かつて [1] 【曾て・嘗て】 (副)
(1)過去のある時。昔。以前。前に。「―見たことがある」「―米国に遊学したおり」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)今まで一度も。ついぞ。「―ない大成功」「いまだ―負けを知らない」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)全然。決して。少しも。「木高くは―木植ゑじほととぎす/万葉 1946」「―塵ばかりも損じ給ふ事なし/今昔 12」
(4)すべて。みな。ことごとく。「服玩―尽きぬるときは/大唐西域記(長寛点)」
〔平安時代,主として漢文訓読に用いられた。近世以降「かって」と発音されることもある〕

かつて

かつて【曾[嘗]て】
once;→英和
before;→英和
ever (疑問);→英和
never (否定).→英和

かつどう

かつどう クワツ― [0] 【活動】 (名)スル
(1)活発に動いたり,働いたりすること。「さかんに―する火山」「夜間―する動物」「組合―」
(2)「活動写真」の略。

かつどう

かつどう【活動】
activity;→英和
action.→英和
〜する be active;play an active part <in> ;function (作用する).→英和
‖活動家 an activist.活動力 vitality.

かつどう

かつどう [0] 【喝道】
(1)大声でしかりつけること。どなりつけること。
(2)昔,貴人の通行の際,先駆の者が道行く人々を大声で制したこと。先払い。

かつどう

かつどう クワツダウ [0] 【滑道】
山腹の斜面に設けた溝型の木材搬出路。山腹の凹部を利用した土修羅と丸太で溝を作った修羅{(4)}があり,木材を滑走させる。滑路。

かつどうか

かつどうか クワツ― [0] 【活動家】
積極的に行動する人。特に,政治活動に積極的な人。運動家。「学生―」

かつどうこうざ

かつどうこうざ クワツ― [5] 【活動口座】
絶えず記入が行われる口座。
⇔睡眠口座

かつどうしゃしん

かつどうしゃしん クワツ― [5] 【活動写真】
映画の旧称。動く写真という意味で,映画初期に広く使われた。活動。

かつどうせいひだい

かつどうせいひだい クワツ― [7] 【活動性肥大】
ある臓器や組織が,その生理的な限界以上の負荷を持続的に受けることにより,肥大してその負荷に適応した形態をとるようになること。作業性肥大。

かつどうてき

かつどうてき クワツ― [0] 【活動的】 (形動)
(1)積極的に動き働くさま。いきいきしたさま。「―な人」
(2)てきぱきと動くのに適したさま。活動しやすいさま。「―な服装」

かつどうでんい

かつどうでんい クワツ―ヰ [5] 【活動電位】
生体の活動時に神経・筋肉など興奮性組織に発生する膜電位の変化。興奮部は静止部に対して負の電位を示し,電流(活動電流)が流れる。動作電位。
→膜電位

かつどうでんりゅう

かつどうでんりゅう クワツ―リウ [5] 【活動電流】
生体内部に活動電位が生じた時に流れる微弱な電流。心電図や脳波はこれを記録したもの。動作電流。

かつどうど

かつどうど クワツ― [3] 【活動度】
⇒活量(カツリヨウ)

かつどうべん

かつどうべん クワツドウ― [3] 【滑動弁】
「滑(スベ)り弁(ベン)」に同じ。

かつぬま

かつぬま 【勝沼】
山梨県甲府盆地東縁にある町。近世,甲州街道の宿場町。甲州ブドウの中心産地。

かつは

かつは [1] 【且つは】 (接続)
〔「かつ」に助詞「は」の付いたもの〕
「かつ(且)」に同じ。「―人の耳におそり,―うたの心に恥ぢ思へど/古今(仮名序)」
〔中世には「かつうは」といった〕

かつはつはつ

かつはつはつ クワツ― [3] 【活発発・活溌溌】
〔「かっぱつぱつ」とも〕
■一■ (名・形動タリ)
「活溌溌地(カツパツハツチ)」に同じ。「―たる政界の運動/舞姫(鴎外)」
■二■ (形動ナリ)
{■一■}に同じ。「仏仏祖祖不入にして法性を―ならしむ/正法眼蔵」

かつふつ

かつふつ [1] (副)
(あとに打ち消しの語を伴って)全く。全然。「商ひは―利(キ)かぬ所とて/たけくらべ(一葉)」

かつぶし

かつぶし [0] 【鰹節】
「かつおぶし(鰹節)」の転。

かつぶつ

かつぶつ クワツ― [0] 【活物】
生きて盛んに活動しているもの。生き物。

かつぶつ

かつぶつ クワツ― [0] 【活仏】
(1)生き仏。生き如来。
(2)ラマ教で,仏・菩薩・聖僧などの転生者と考えられている高僧。ダライ-ラマなど。

かつぶつきせい

かつぶつきせい クワツ― [5] 【活物寄生】
生きた生物への寄生。死物寄生(腐生)と区別する場合にいう。

かつべん

かつべん クワツ― [0] 【滑弁】
⇒すべりべん(滑弁)

かつべん

かつべん クワツ― [0] 【活弁】
〔「活動写真弁士」の略〕
無声映画時代に,スクリーンのそばで映画の筋や情況を説明したり,声色を使って台詞(セリフ)を代弁した者。弁士。

かつぼう

かつぼう【渇望】
a longing <for> .→英和
〜する long[yearn,crave] <for> ;→英和
be anxious <for,to do> .

かつぼう

かつぼう [0] 【渇望】 (名)スル
のどがかわいて水を欲するように,しきりに望むこと。「平和を―する」「確報を―するの余り/八十日間世界一周(忠之助)」

かつま

かつま [1] 【羯磨】
〔梵 karman〕
〔仏〕
〔天台宗・浄土宗など一般には「かつま」と読むが,真言宗・南都諸宗では「こんま」と読む〕
(1)行為。業(ゴウ)。所作。
(2)受戒・懺悔の作法。
(3)「羯磨金剛」の略。

かつま

かつま 【勝間】
「堅間(カタマ)」に同じ。「間(マ)なし―の小船を作りて/古事記(上訓)」

かつまこんごう

かつまこんごう [4] 【羯磨金剛】
三叉(サンサ)の金剛杵(シヨ)を二本,十文字に組み合わせた密教の法具。
羯磨金剛[図]

かつまた

かつまた [1] 【且つ又】 (接続)
その上また。「史跡として,―絶景の地として著名である」

かつまたのいけ

かつまたのいけ 【勝間田の池】
奈良市西の京の唐招提寺と薬師寺付近にあったという池。((歌枕))「―は我知る蓮(ハチス)なし然(シカ)言ふ君がひげなきごとし/万葉 3835」
〔平安時代以降,その所在は不明となり,美作(ミマサカ)・下野(シモツケ)・下総(シモウサ)など,諸説が生まれた〕

かつままんだら

かつままんだら 【羯磨曼荼羅】
四種曼荼羅の一。仏のはたらきの姿や菩薩の行為を示したもの。

かつみ

かつみ 【勝見】
「勝見草」の略。「葦根はひ―も茂き沼水に/金葉(秋)」

かつみぐさ

かつみぐさ 【勝見草】
マコモの古名。「浅香の沼には―/閑吟集」

かつみつ

かつみつ 【勝光】
(1434-?) 室町中期備前長船の刀工。右京亮。赤松政則幕下の武将。弟左京進宗光とともに当時の長船鍛冶の代表的刀工。

かつめい

かつめい 【渇命】
飢えや渇きで,命が危くなること。かつみょう。「これを上げましては明日より―に及びまする程に/狂言・靭猿(鷺流)」

かつもく

かつもく クワツ― [0] 【刮目】 (名)スル
〔「刮」はこする意〕
目をこすってよく見ること。注意して見ること。刮眼。「―に値する」「請ふ,―して百年の後を見ん/文学史骨(透谷)」

かつやく

かつやく クワツ― [0] 【活躍】 (名)スル
(1)大いに活動すること。「政界で―する」
(2)勢いよくはねまわること。「苦しがつて羽根を振つて一大―を試みる/吾輩は猫である(漱石)」

かつやく

かつやく クワツ― [0] 【括約】 (名)スル
くくりちぢめること。

かつやく

かつやく【活躍】
activity.→英和
〜する be active <in> ;play an active part <in> .

かつやくきん

かつやくきん【括約筋】
《解》a constrictor;a sphincter.→英和

かつやくきん

かつやくきん クワツ― [0][4] 【括約筋】
管腔臓器を取り巻き,内容物の貯留や排出を調節する筋肉。幽門・肛門・膀胱・尿道・瞳孔などにある。部位によって平滑筋または横紋筋からなる。

かつやすよし

かつやすよし 【勝安芳】
⇒勝海舟

かつやま

かつやま [2] 【勝山】
江戸時代の婦人の髪の結い方。後頭部で束ねた髪を先を細くして輪のようにたわめて前に返し,先端を笄(コウガイ)でとめたもの。吉原の遊女,勝山が結いはじめたという。勝山髷(マゲ)。
勝山[図]

かつやま

かつやま 【勝山】
福井県北東部,九頭竜川中流に臨む市。機業が盛ん。白山神社には,もと平泉(ヘイセン)寺があった。

かつゆう

かつゆう [0] 【割有】 (名)スル
分割して所有すること。「武強豪横の徒檀(ホシイママ)に土地を―し/新聞雑誌 40」

かつゆほう

かつゆほう クワツユハフ [0] 【活喩法】
⇒擬人法(ギジンホウ)

かつよう

かつよう クワツ― [0] 【活用】 (名)スル
(1)物の性質・働きが十分に発揮できるように使うこと。うまく使うこと。「学んだ知識を―する」「遊休施設の―をはかる」
(2)文法で,動詞・形容詞・形容動詞・助動詞が,文を終止したり,他の語に続いたりするときに,それに応じて語形が変化すること。また,その変化の体系。動詞「書く」が打ち消しの助動詞「ない」に接続する時に「書か」となり,命令の意で言い切りになる時に「書け」となるの類。

かつよう

かつよう【活用】
(1) practical use;application.→英和
(2)《文》inflection (語尾の);→英和
conjugation (動詞の);declension (格の).→英和
〜する put <knowledge> to practical use.

かつようけい

かつようけい クワツ― [0] 【活用形】
動詞・形容詞・形容動詞・助動詞が,活用してとる種々の語形。通常,口語では未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形の六つとし,文語では仮定形の代わりに已然形を立てる。

かつようげん

かつようげん クワツ― [3] 【活用言】
(1)活用語の旧称。
(2)「働き詞(コトバ)」に同じ。

かつようご

かつようご クワツ― [0] 【活用語】
活用のある単語。動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の総称。

かつようごび

かつようごび クワツ― [5] 【活用語尾】
用言が活用の際に語形を変える部分。例えば,動詞「書く」は,「書か・書き・書く・書く・書け・書け」と活用するが,語形を変える語尾の「か・き・く・く・け・け」の類。「生きる」「越える」など一段活用の動詞では,それぞれ「き・き・きる・きる・きれ・きろ」「え・え・える・える・えれ・えろ」を活用語尾とする。なお,カ行変格活用の動詞「来る」サ行変格活用の動詞「する」などは,全体が語形を変えるので,活用語尾だけをとりだすことができない。

かつようじゅ

かつようじゅ クワツエフ― [3] 【闊葉樹】
広葉樹(コウヨウジユ)の旧称。

かつようれんご

かつようれんご クワツ― [5] 【活用連語】
活用する連語の意。用言に助動詞が結びついたもの,例えば,「咲けり」「書いた」などで,全体として一つの用言と同様の機能をもつものをいう。なお,助動詞が他の語に付いてできた連語,例えば,「雪だ」「花のごとし」などを含めてもいう。

かつら

かつら [0] 【鬘】
〔「かずら」とも〕
(1)演劇などで髪の形を変えるために俳優がかぶるもの。
(2)さまざまな髪形に人の毛で結いあげたかぶりもの。ウィッグ。
(3)頭髪の少ないのを補う毛。かもじ。そえがみ。ヘア-ピース。
(4)蔓草(ツルクサ)・花・羽などを頭に巻き付け,飾りとしたもの。「あやめぐさ花橘を玉に貫き―にせむと/万葉 423」

かつら

かつら 【桂】
京都市西京区,桂川西岸の地域。桂離宮がある。((歌枕))「こよひわが―の里の月を見ておもひのこせることのなきかな/金葉(秋)」

かつら

かつら【桂】
a Japanese Judas tree.

かつら

かつら [0] 【桂】
(1)カツラ科の落葉高木。高さ約30メートル。樹皮は灰色で,葉は卵心形。雌雄異株。春,葉に先立って紅色を帯びた細花を房状につける。果実は円柱形の袋果。材は軽く軟らかく加工が容易で,家具・彫刻・器具用になる。
(2)中国で,月にあるといわれる想像上の木。月の桂。

かつら

かつら 【桂】
姓氏の一。

かつら

かつら【鬘】
<wear> a wig;→英和
a hairpiece.→英和

かつら=を折る

――を折る
〔晋の郤詵(ゲキシン)が科挙において,自分の対策を「桂林の一枝,崑山(コンザン)の片玉」に比して自賛した故事より〕
官吏の登用試験に合格する。

かつらお

かつらお 【桂男】
「かつらおとこ」に同じ。「―の月の船こぐあまの海を/夫木 13」

かつらおうぎ

かつらおうぎ [4] 【鬘扇】
⇒かずらおうぎ(鬘扇)

かつらおけ

かつらおけ [4] 【鬘桶】
⇒かずらおけ(鬘桶)

かつらおとこ

かつらおとこ 【桂男】
(1)月に住むという中国古代の伝説上の男。また,月を擬人化した異名。かつらお。「―も同じ心に,あはれとや見たてまつるらむ/狭衣 4」
(2)美男子。「手にはとられぬ―の,ああいぶりさは/浄瑠璃・出世景清」

かつらおび

かつらおび [4] 【鬘帯】
⇒かずらおび(鬘帯)

かつらかご

かつらかご [3] 【桂籠】
花入れ用の籠の一。千利休が桂川の漁師の魚籠を譲り受け,花入れに用いたもの。桂川籠。

かつらかじ

かつらかじ 【桂楫】
月の世界にあるという,桂の木で造った櫂(カイ)。「天の海に月の船浮け―かけて漕ぐ見ゆ月人をとこ/万葉 2223」

かつらがき

かつらがき [3] 【桂垣】
桂離宮のものを原型とする竹垣の形式。横に使った竹穂を,縦に扱った割竹で間隔をおいて押さえる竹塀式のものと,生きた竹を折り曲げてそのまま垣とするものとがある。

かつらがわ

かつらがわ 【桂川】
(1)京都市西部を流れ,淀川に注ぐ川。上流を保津川,嵐山の渡月橋付近で大堰(オオイ)川,その下流が桂川となる。((歌枕))「照る月の桂の川しきよければうへした秋のもみぢをぞみる/古今六帖 3」
(2)相模川の上流部の名称。山梨県の山中湖に源を発する。

かつらがわ

かつらがわ カツラガハ 【桂川】
姓氏の一。

かつらがわほさん

かつらがわほさん カツラガハ― 【桂川甫粲】
⇒森羅万象(シンラバンシヨウ)(独立項目)

かつらがわほしゅう

かつらがわほしゅう カツラガハホシウ 【桂川甫周】
(1)(1751-1809) 江戸後期の蘭医。幕府の奥医師。名は国瑞(クニアキラ)。桂川家四代。杉田玄白らと「解体新書」を和訳刊行。編「北槎聞略」「魯西亜志」など。
(2)(1826-1881) 幕末・明治前期の医師。名は国興(クニオキ)。桂川家七代。「ズーフ-ハルマ(和蘭字彙)」を出版。

かつらがわほちく

かつらがわほちく カツラガハ― 【桂川甫筑】
(1661-1747) 江戸中期の蘭医。本姓森島。名は邦教(クニミチ)。大和の人。嵐山甫安に蘭方医学を学ぶ。のち桂川と改姓。幕府に仕え以後桂川家は奥医師をつとめた。

かつらがわれんりのしがらみ

かつらがわれんりのしがらみ カツラガハ― 【桂川連理柵】
人形浄瑠璃,世話物の一。菅専助作。1776年初演。信濃屋の一四歳の娘お半と隣家の四十男帯屋長右衛門との桂川での心中を内容とする。

かつらぎ

かつらぎ
和歌山県北部,伊都(イト)郡の町。葛城山の南麓に位置し紀ノ川が流れる。妹背(イモセ)山がある。

かつらぎ

かつらぎ 【葛城】
〔古くは「かづらき」〕
(1)奈良県御所市・大和高田市と北葛城郡一帯の地。古代の倭六県(ヤマトノムツノミアガタ)の一つ葛城県の所在地。
(2)大和朝廷時代,大和葛城地方を本拠とした豪族。特に武内宿禰(タケノウチノスクネ)を祖といい,臣(オミ)の姓を称した一族は天皇家と婚姻関係を結び有力であった。

かつらぎ

かつらぎ 【葛城】
姓氏の一。

かつらぎおり

かつらぎおり [0] 【葛城織】
綾織りにした厚地の綿布。服地・布団カバーなどに使う。かつらぎ。太綾。

かつらぎさん

かつらぎさん 【葛城山】
(1)奈良県と大阪府の境にある金剛山地の一峰。海抜959メートル。修験道最古の霊場。かつらぎやま。かつらぎのやま。
(2){(1)}の北に連なる金剛山に至る一帯の山々の称。かつらぎやま。
〔古くは,現在の葛城山や金剛山を含む総称,もしくはその山脈の主峰である金剛山の称として用いられ,和歌に詠まれた〕
((歌枕))「春柳―に立つ雲の立ちても居ても妹(イモ)をしそ思ふ/万葉 2453」

かつらぎしんとう

かつらぎしんとう 【葛城神道】
⇒雲伝神道(ウンデンシントウ)

かつらぎのかみ

かつらぎのかみ 【葛城の神】
今の奈良県にある葛城坐一言主(カズラギニマスヒトコトヌシ)神社の祭神である一言主と同一視される神。昔,役小角(エンノオヅノ)が諸鬼神に命じて,葛城山から吉野の金峯山(キンプセン)への久米路に石橋を渡させようとしたが,この神は容貌の醜いことを恥じて,夜間だけ出て働いたので,工事は完成しなかったという。この故事から,歌や物語などに,恋や物事の成就しない場合や醜い顔を恥じたりする場合に引用されることが多い。

かつらぎのそつひこ

かつらぎのそつひこ 【葛城襲津彦】
⇒かずらきのそつひこ(葛城襲津彦)

かつらく

かつらく クワツ― [0] 【滑落】 (名)スル
山の岩場や雪上をすべりおちること。「―事故」「岩が―する」

かつらこごろう

かつらこごろう 【桂小五郎】
木戸孝允(キドタカヨシ)の前名。

かつらこそん

かつらこそん 【桂湖村】
(1868-1938) 中国文学者。名は五十郎。早大教授。新潟県生まれ。漢詩にすぐれ,陶器研究でも知られた。著「漢籍解題」

かつらし

かつらし [3] 【鬘師】
⇒かずらし(鬘師)

かつらした

かつらした [0] 【鬘下】
⇒楽屋銀杏(ガクヤイチヨウ)

かつらたろう

かつらたろう 【桂太郎】
(1847-1913) 政治家・陸軍大将。長州藩の人。ドイツ兵制を学び,陸軍建設に尽力。三度組閣し,日英同盟締結・日露戦争・韓国併合などに当たる。1913年(大正2)憲政擁護運動に批判されて辞職(大正政変)。

かつらだ

かつらだ 【桂田】
姓氏の一。

かつらだふじろう

かつらだふじろう 【桂田富士郎】
(1867-1946) 病理学者。石川県生まれ。東大卒。日本住血吸虫を発見。

かつらづつみ

かつらづつみ 【桂包】
手拭いのような長い布で後ろから頭を包み,前で結び,また余りを顔の両側に下げたりしたもの。室町時代の庶民の女性の風俗。桂女(カツラメ)の風俗から始まったという。桂巻。
桂包[図]

かつらなわ

かつらなわ [3] 【桂縄】
「振り縄」に同じ。

かつらのかげ

かつらのかげ 【桂の影】
月の光。月影。「―はのどけかるらむ/源氏(松風)」

かつらのまゆずみ

かつらのまゆずみ 【桂の黛】
三日月のように細くひいた黛。また,その眉。「花の容(カタチ)輝き,―青うして/謡曲・卒都婆小町」

かつらのみや

かつらのみや 【桂宮】
(1)旧宮家。四親王家の一。正親町(オオギマチ)天皇の第一皇子誠仁(ノブヒト)親王の第六王子智仁(トシヒト)親王が,1589年八条宮家を興したのに始まる。以後,常磐井宮・京極宮とも称されたが1810年桂宮と改称。第一一代淑子(スミコ)内親王が81年(明治14)死去して廃絶。
(2)宮家。1988年(昭和63),三笠宮崇仁(タカヒト)親王の第二皇子宜仁(ヨシヒト)親王が創立。

かつらのみやこ

かつらのみやこ 【桂の都】
〔桂{(2)}から〕
月の都。「―を逃れた月界の嫦娥(ジヨウガ)が/草枕(漱石)」

かつらはま

かつらはま 【桂浜】
高知市南部の海岸。浦戸(ウラド)湾口西岸にあり,ケイ砂の浜が広がる景勝地。

かつらはらしんのう

かつらはらしんのう 【葛原親王】
〔「かずらはらしんのう」とも〕
(786-853) 桓武天皇の第三皇子。桓武平氏の祖。825年,平朝臣の姓を請うて許され,臣籍に下った。850年大宰帥(ダザイノソツ)。

かつらはるだんじ

かつらはるだんじ 【桂春団治】
(初世)(1878-1934) 落語家。本名,皮田藤吉。大阪古典落語に破天荒なナンセンスを持ち込み,自身の奇行とともに人気を博した。

かつらぶんし

かつらぶんし 【桂文枝】
(初世)(1819-1874) 大坂の落語家。素咄(スバナシ)を得意とした。人望があり,四人の門人が活躍して明治中期の上方落語の全盛時代を築き上げた。

かつらぶんじ

かつらぶんじ 【桂文治】
(初世)(1774-1816) 大坂の落語家。桂派の祖。坐摩社境内に咄(ハナシ)小屋を持ち芝居咄を得意とした。「臍の宿替」などを刊行。

かつらぶんらく

かつらぶんらく 【桂文楽】
(八代)(1892-1971) 落語家。東京の人。本名並河益義。「素人鰻」「船徳」「心眼」などを得意とし,当代の名人とうたわれた。

かつらまき

かつらまき 【桂巻】
「桂包(カツラヅツミ)」に同じ。

かつらむき

かつらむき [0] 【桂剥き】
野菜の切り方の一。輪切りにした大根・キュウリなどを皮をむくように回しながら長く薄く切るもの。

かつらめ

かつらめ [3] 【桂女】
京都郊外の桂に住んだ女性。元来,神功皇后を祭神とする御香宮(ゴコウノミヤ)に属して石清水八幡宮にも仕えた巫女(ミコ)に由来し,諸家の婚礼・出産・祈祷などに奉仕した女性の称であったが,のちに桂の里から出て京都市中で鮎(アユ)・飴(アメ)などを売り歩く女性の称ともなった。特殊な風俗を伝え,特に頭を白布で包む桂包(カツラヅツミ)で知られた。桂姫。桂御前。

かつらもの

かつらもの [0] 【鬘物】
⇒かずらもの(鬘物)

かつらりきゅう

かつらりきゅう 【桂離宮】
京都市西京区桂御園にある旧桂宮家(もと八条宮家)の別荘。元和年間(1615-1624)八条宮家初代智仁(トシヒト)親王により創建,二代智忠(トシタダ)親王・三代穏仁(ヤスヒト)親王により増築改修されて現在の姿が完成した。雁行して建つ書院群と茶屋,これに調和する回遊式庭園は著名。1883年(明治16)から離宮とされた。

かつらタフトきょうてい

かつらタフトきょうてい 【桂―協定】
1905年(明治38)7月,日露講和会議直前に桂太郎首相と米大統領特使タフト陸軍長官との間に交わされた秘密覚え書き。米国のフィリピン統治と日本の朝鮮半島に対する優越支配とを相互に承認するというもの。

かつりょう

かつりょう クワツリヤウ [2] 【活量】
気体や溶液の性質を理論的に扱う際に,濃度の代わりに用いる量。特に強電解質溶液や,弱電解質溶液であっても高濃度の溶液などでは,分子あるいはイオン間の相互作用のために実際の濃度の値をそのまま用いることができないので,実効的な濃度として活量を用いる。活動度。

かつりょく

かつりょく クワツ― [2] 【活力】
働き動くための力。活動力。生命力。「―にあふれた町」

かつりょく

かつりょく【活力】
vitality;→英和
energy.→英和

かつりょくせつ

かつりょくせつ クワツ― 【活力説】
⇒生気論(セイキロン)

かつれい

かつれい【割礼】
(a) circumcision.→英和

かつれい

かつれい [0] 【割礼】
〔circumcision〕
陰茎包皮または小陰核を切開したり,その一部を除去したりする習俗。古代より多くの民族の間で行われてきた。今日でも世界的に広く行われている。ユダヤ教では,神との契約のしるしとして生後八日目の男児に対して行う。

かつれき

かつれき クワツ― [0] 【活歴】
歌舞伎狂言の演出様式の一。従来の史劇の荒唐無稽を排し,史実を重視しようという明治の演劇改良運動のなかで,九世市川団十郎が提唱し,河竹黙阿弥・福地桜痴らが協力して実現。劇的な面白みが薄く,仮名垣魯文が「活歴史」と酷評したことから呼ばれるようになったという。

かつれきもの

かつれきもの クワツ― [5] 【活歴物】
歌舞伎狂言のうち,活歴の演出様式によって書かれた時代狂言の総称。活歴劇。

かつろ

かつろ【活路を開く[見いだす]】
find a way out <of the difficulty> .

かつろ

かつろ クワツ― [1] 【活路】
(1)行き詰まった状況から抜け出す方法。生きるための道や方法。「―を開く」「新天地に―を求める」
(2)生活の手段。「―ニ苦シム/ヘボン(三版)」

かつろん

かつろん 【勝論】
⇒バイシェーシカ学派(ガクハ)

かづき

かづき 【香月】
姓氏の一。

かづきやすお

かづきやすお 【香月泰男】
(1911-1974) 洋画家。山口県生まれ。東京美術学校卒。シベリア抑留の体験をモチーフに,薄黄色と豊かな墨色とのコントラストを基調とした連作を発表。作「埋葬」「黒い太陽」など。

かづの

かづの 【鹿角】
秋田県北東部の市。十和田・八幡平への観光基地。大湯・後生掛(ゴシヨガケ)などの温泉がある。
→大湯温泉

かて

かて [2][1] 【糅】
〔動詞「糅てる」の連用形から〕
(1)主食の量を増やすために混ぜ加えて炊く物。アワ・ヒエなど。加薬(カヤク)。
(2)かてめし。

かて

かて (接助)
〔「かてて」の転。近世上方語〕
活用語の連体形に付いて,逆接条件を表す。…といったって。…からとて。…にしても。「刀を出した―,何の別に怖いことはないぞ/歌舞伎・復讐高音皷」「人待たす―程がある/雑俳・玉の光」
〔現代語でも関西地方で用いられる。なお,関西地方では,副助詞としても用いられ,体言または格助詞に付いて,「…だって」「…でさえも」の意を表す。「僕―,我慢に我慢を重ねて来たのや/家族会議(利一)」「日本に―,神戸の海岸通に大きなビルデイングあるやないか/細雪(潤一郎)」〕

かて

かて [2][1] 【糧・粮】
(1)食物。「その日の―にも困る」
(2)精神や生活のためになる必要なもの。「読書は心の―」
(3)旅行に携帯した乾飯(ホシイイ)。かりて。「ある時は―尽きて草の根を食ひものとしき/竹取」

かて

かて【糧】
food;→英和
provisions; <earn one's> bread.→英和
心の〜 mental food.

かて=を捨てて船を沈む

――を捨てて船を沈む
決死の覚悟で戦う。
〔「史記(項羽本紀)」による。楚の項羽が鉅鹿の戦いで,自軍の船を沈め,かまの類をこわして,兵に必死の覚悟を迫って秦軍に大勝した故事から〕

かてい

かてい [0] 【家庭】
夫婦・親子などの家族の集まり。また,その生活の場所。「あたたかな―を築く」

かてい

かてい [0] 【家弟】
他人に対して自分の弟をいう語。舎弟。

かてい

かてい【課程】
a course;→英和
a curriculum (全教科).→英和

かてい

かてい クワ― [0] 【科程】
順序。次第。程度。「小学校の―」

かてい

かてい [0] 【河底】
かわのそこ。かわぞこ。

かてい

かてい [0] 【河堤】
河川のつつみ。かわづつみ。

かてい

かてい [0] 【下底】
台形の相対する平行な辺のうち,下側の一辺。
⇔上底

かてい

かてい クワ― 【課丁】
⇒課口(カコウ)

かてい

かてい クワ― [0] 【課程】
修得しなくてはならない一定範囲の学習などの事項。コース。「教職―」「博士―」

かてい

かてい [1][0] 【柯亭】
後漢の蔡邕(サイヨウ)が柯亭館の椽(タルキ)の竹で作ったという名笛。転じて,笛の異名。

かてい

かてい 【嘉禎】
年号(1235.9.19-1238.11.23)。文暦の後,暦仁の前。四条天皇の代。

かてい

かてい【過程】
a process;→英和
a course.→英和

かてい

かてい [0] 【仮定】 (名)スル
(1)事実に関係なく,仮にそうだとすること。想定。仮想。「―の話」「うわさが事実だと―しても」
(2)〔論〕 ある条件を仮に設定すること。また,その条件。推論「 � ならば � 」の � の部分。
(3)数学・論理学の命題で,推理の出発点となる条件。古くは「仮設」といった。
〔明治期に造られた語〕

かてい

かてい【仮定】
(an) assumption;→英和
(a) supposition;→英和
a hypothesis (仮説).→英和
〜する assume;→英和
suppose.→英和
〜的[の]hypothetical;assumptive.→英和
‖仮定法《文》the subjunctive mood.

かてい

かてい クワ― [0] 【過程】
物事が変化・発展していくみちすじ。プロセス。「生産―」「変化の―にある」

かてい

かてい【家庭】
(a) home;→英和
family;→英和
a household.→英和
〜的[の]home;domestic.→英和
〜で at home.〜を持つ make a home;settle down.‖家庭科 homemaking course.家庭教師 a tutor (男);a governess (女).家庭菜園 a kitchen garden.家庭裁判所 a family[domestic relations]court.家庭生活(教育) home life (education).家庭争議 family troubles.家庭内暴力 domestic violence.家庭用品 household articles.家庭料理 home cooking.

かていい

かていい [2] 【家庭医】
家族のかかりつけの医者。家族や地域住民の健康相談や初期診察を受け持つ医者。

かていか

かていか [0] 【家庭科】
(1)1947年(昭和22)以降,小・中・高の各学校に新設された教科の一。家庭生活に必要な基礎的な知識・技能・態度の習得を目的とする。93年度から中学で,94年度から高校で,男女共修が義務づけられた。
→技術家庭
(2)高校における職業課程のうち家庭生活を主とするコース。

かていきょういく

かていきょういく [4] 【家庭教育】
家庭での生活を通して,父母やその他の家族によって行われる教育。子供の人格形成に重要な役割をもつ。

かていきょうし

かていきょうし [4] 【家庭教師】
家庭に招かれて,その家の子弟の学習を指導する人。

かていぎ

かていぎ [2] 【家庭着】
家庭で着る服。ホーム-ドレス。

かていけい

かていけい [0] 【仮定形】
口語の用言・助動詞の活用形の一。六活用のうち,第五番目に置かれる。接続助詞「ば」を伴って,仮定条件を表す。「読めば」「見れば」「受ければ」の「読め」「見れ」「受けれ」の類。

かていげき

かていげき [2] 【家庭劇】
(1)家庭生活を主題にした演劇・映画・テレビ-ドラマ・放送劇など。ホーム-ドラマ。
(2)劇団名。1928年(昭和3)大阪で結成された曾我廼家(ソガノヤ)系喜劇団。松竹家庭劇。

かていさいえん

かていさいえん [4] 【家庭菜園】
庭先の空き地などを利用してつくった野菜畑。

かていさいばんしょ

かていさいばんしょ [0][8] 【家庭裁判所】
家庭事件の審判・調停,少年保護事件の調査・審判などを扱う下級裁判所。地方裁判所と同格で,所在地・管轄地域も同じくする。

かていさいばんしょちょうさかん

かていさいばんしょちょうさかん [11] 【家庭裁判所調査官】
家庭裁判所に置かれ,裁判事務を補助する職員。家庭事件の審判および調停につき事実の調査をし,少年審判事件につき少年の観護・観察などを行う。

かていしょうせつ

かていしょうせつ [4] 【家庭小説】
(1)家庭に題材を求めた小説。
(2)明治30年代,主に家庭婦人を読者として流行した通俗小説。健全な家庭道徳に基づく愛や封建的な家における女性の苦悩を描いた。徳富蘆花の「不如帰(ホトトギス)」,菊池幽芳の「己が罪」など。光明小説。

かていじどうそうだんしつ

かていじどうそうだんしつ [9] 【家庭児童相談室】
家庭における児童の健全な養育・福祉の向上を目的に,福祉事務所に設置された相談所。社会福祉主事と家庭児童相談員が指導にあたる。

かていじょうけん

かていじょうけん [4] 【仮定条件】
まだ成立していない事柄が仮に成立したらという条件で述べる表現形式。口語では仮定形に,文語では未然形にそれぞれ接続助詞を付けて表されることが多い。「読めば」「降ったら」「走らば」の類。
→確定条件

かていそうぎ

かていそうぎ [4] 【家庭争議】
〔労働争議になぞらえていう〕
家庭内のもめごと。おもに夫婦の不和についていう。

かていてき

かていてき [0] 【家庭的】 (形動)
(1)家庭に関するさま。「―に恵まれない」
(2)いかにも家庭らしい感じがするさま。「―な雰囲気」

かていないぼうりょく

かていないぼうりょく [6] 【家庭内暴力】
家庭内で子供が親に向けてとる,暴力的言動や行為などの問題行動。

かていはいすい

かていはいすい [4] 【家庭排水】
炊事・洗濯・風呂に使った水など,一般家庭から出るすべての排水の総称。

かていふくしいん

かていふくしいん [6] 【家庭福祉員】
付近に保育所がないなどの理由で保育所入所ができない場合に,市町村長が保育の委託を行う一定の条件を備えた女性。通称,保育ママ。

かていほう

かていほう [0] 【仮定法】
〔subjunctive mood〕
英文法での法の一。事柄を事実としてではなく,仮定・願望・祈願として述べるもの。接続法。
→直説法
→命令法

かていほうしいん

かていほうしいん [6] 【家庭奉仕員】
⇒ホーム-ヘルパー

かていほうもん

かていほうもん [4] 【家庭訪問】
学校の教師が,児童・生徒の家庭環境を理解し,家族と密接な連絡を保って,児童・生徒の教育に効果をあげるためにその家庭を訪問すること。また,カウンセラー・家庭裁判所調査官などが,家庭環境を知り,保護者の協力を得るため家庭を訪問すること。

かていやく

かていやく [2] 【家庭薬】
家庭で,医師の指示なく風邪・胃痛・小さなけがなどのために使う薬。

かていらん

かていらん [2] 【家庭欄】
新聞・雑誌などで,家事・服飾・園芸・衛生など,暮らしに関する記事を掲載する欄。

かてき

かてき クワ― 【貨狄・化狄】
中国古代,黄帝の臣で,舟を考案した人といわれる。謡曲「自然居士」にみえる。

かてきそんじゃ

かてきそんじゃ クワ― 【貨狄尊者】
栃木県佐野市竜江院に伝わる木像。オランダ船リーフデ号の船尾飾り(エラスムスの像)だが,貨狄になぞらえて呼んだ。

かてて

かてて (接助)
〔「かとて」の転。近世上方語〕
活用語の連体形に付いて,逆接条件を表す。…といったって。…にしても。「母御によう似た伯母様が有る―,子供といふものはても扨も/浄瑠璃・彦山権現」「こちらのやうな者が馴染になつた―,お前のためにはなりやせまいし/洒落本・十界和尚話」

かててくわえて

かててくわえて 【糅てて加えて】 (連語)
〔「かて」は動詞「糅てる」の連用形〕
その上に。さらに。普通,よくない物事が重なる時に用いる。「事業に失敗し,―事故に遭う」

かててくわえて

かててくわえて【糅てて加えて】
besides.→英和

かてに

かてに (連語)
〔下二段動詞「かつ」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の連用形の古形「に」の付いたもの〕
動詞の連用形に付いて「…することに耐えられないで」の意を表す。「携はり別れ―と引き留め慕ひしものを/万葉 4408」
→がてに

かてめし

かてめし [0][2] 【糅飯】
米のほかに,雑穀や大根・芋・海藻類を混ぜて炊いた飯。かて。

かてる

か・てる 【糅てる】 (動タ下一)[文]タ下二 か・つ
まぜあわせる。まぜる。「醤酢(ヒシオス)に蒜(ヒル)搗(ツ)き―・てて/万葉 3829」

かてん

かてん 【嘉点】
江戸時代,山崎闇斎(通称嘉右衛門)が漢籍に加えた訓点。闇斎点。

かてん

かてん クワ― 【火天】
〔仏〕 密教で十二天の一。もとインドの火神で,仏教に取り入れられて護法神とされ,南東を守る。老いた仙人の姿で火焔中に座す。火仙。火光尊。
→アグニ

かてん

かてん [0] 【歌天】
〔仏〕 胎蔵界曼荼羅の外金剛部院に位置する楽器を持った天人。

かてん

かてん 【賀殿】
雅楽の一。唐楽。壱越(イチコツ)調。新楽。四人舞の文の舞。承和年間(834-848),遣唐使藤原貞敏(サダトシ)が伝えたという。特別の甲(カブト)をかぶり,襲(カサネ)装束を片肩袒(カタカタヌギ)で舞う。甘泉楽。

かてん

かてん [0] 【加点】 (名)スル
(1)(試験やゲームの)点数を追加してふやすこと。「六回表に一点―する」
(2)漢文に訓点を付けること。漢文に,ヲコト点・返り点・仮名などを書き加えて訓読法を示すこと。施点。
(3)文書に確認・承諾の意を表すため,鉤(カギ)印をを書くこと。

かてん

かてん クワ― [0] 【火点】
機関銃・速射砲・歩兵砲などを主体とした,火力のやや大きい個々の陣地。

かてん

かてん [0] 【嘉典】
婚礼・饗宴など,めでたい儀式。嘉礼。

かてんげっち

かてんげっち クワテン― [4] 【花天月地】
〔花が空一杯に咲き,月光がくまなく地上を照らす意から〕
花咲く陽春の頃の月夜の景色。

かてんぼん

かてんぼん [0] 【加点本】
訓点の付せられた漢籍,仏典など。現存する年代が明らかな最古のものは,828年(天長5)に加点された東大寺蔵「成実論」である。訓点本。付点本。

かでな

かでな 【嘉手納】
沖縄島中部,西海岸沿いにある町。町の大半はアメリカ軍の空軍基地。

かでん

かでん [0] 【荷電】
(1)「電荷(デンカ)」に同じ。
(2)「帯電(タイデン)」に同じ。

かでん

かでん クワ― [0][1] 【火田】
朝鮮北部で古くから行われる一種の焼き畑農業。アワ・ソバ・ジャガイモ・大豆などを栽培する。

かでん

かでん クワ― [0] 【瓜田】
ウリ畑。

かでん

かでん クワ― [0] 【訛伝】 (名)スル
誤って伝えること。また,誤った伝え。誤伝。

かでん

かでん【家電】
electric household appliances.

かでん

かでん [0] 【家電】
「家庭用電器」の略。「―業界」

かでん

かでん [0][1] 【家伝】
(1)家に代々伝わること。また,伝えられる物事。相伝。「―の名刀」
(2)家に伝えられた事跡を記した書物。

かでん

かでん【家伝の】
handed down from father to son;hereditary.→英和

かでん=に履(クツ)を納(イ)れず

――に履(クツ)を納(イ)れず
〔古楽府(君子行)〕
ウリ畑でかがんでくつをはき直すと,ウリを盗んでいるのではないかと疑われる。疑われる恐れのある行為はしない方がよいの意。瓜田の履。李下(リカ)に冠を整(タダ)さず。

かでん=の履(クツ)

――の履(クツ)
⇒瓜田に履を納(イ)れず

かでん=李下(リカ)

――李下(リカ)
〔「瓜田に履を納(イ)れず,李下に冠を整(タダ)さず」の「瓜田」と「李下」を合わせた語〕
人に疑われやすいことをするなという意。

かでんあつ

かでんあつ クワ― [2] 【過電圧】
(1)電流が流れている時の電極電位と,電流が流れずに電極反応が平衡状態にある時の電極電位との差。電気分解を進行させるために必要な電圧は,両極の平衡電位の差に過電圧を加えたものになる。
(2)「異常電圧」に同じ。

かでんきょうやくへんかん

かでんきょうやくへんかん [8] 【荷電共役変換】
粒子と反粒子を入れ替える変換。

かでんし

かでんし [2] 【価電子】
原子の最外殻にある電子。イオンの形成や化学結合の形成に関与し,原子価などの化学的性質を決定する。原子価電子。

かでんしょ

かでんしょ クワデンシヨ 【花伝書】
(1)世阿弥著「風姿(フウシ)花伝」の通称。
(2)生け花の伝書。

かでんほう

かでんほう クワデンハフ [0][2] 【課田法】
⇒占田課田法(センデンカデンホウ)

かでんほう

かでんほう クワデンハフ 【科田法】
朝鮮高麗朝末期の1391年,李成桂ら新興官僚層によって作られた土地制度。官僚の地位により一定額の土地を支給し,地税徴収権を分与した。李朝初期の土地制度の基礎となった。

かでんみん

かでんみん クワ― [2] 【火田民】
朝鮮で火田を耕作する農民。

かでんりゅう

かでんりゅう クワデンリウ [2] 【渦電流】
⇒うずでんりゅう(渦電流)

かでんりゅうし

かでんりゅうし [4] 【荷電粒子】
電荷をもった粒子。

かと

かと クワ― [1] 【蝌蚪】
(1)オタマジャクシの別名。[季]春。《この池の生々流転―の紐/虚子》
(2)「蝌蚪文字(カトモジ)」の略。

かと

かと [1] 【河図】
古代中国の伝説で,伏羲氏(フツキシ)の時,黄河に現れた竜馬の背中のつむじの形状を写しとったという文様。易(エキ)の八卦(ハツケ)はこれをかたどったとされる。竜図。
→洛書

かと

かと クワ― [1] 【過渡】
ある状態から他の新しい状態へ移り変わること。また,その過程。「―期」

かと

かと クワ― [1] 【火斗】
(1)火を運ぶ器具。十能(ジユウノウ)。
(2)火のし。

かと

かと [1] 【家兎】
人家で飼っている兎(ウサギ)。飼い兎。
⇔野兎(ヤト)

かと=の水(ミズ)

――の水(ミズ)
オタマジャクシの泳いでいる水たまりや池。

かといって

かといって 【かと言って】 (連語)
前に述べた事柄と相関(逆相関)関係にある事柄を,打ち消す場合に用いる。「金はほしいが,―働きたくはない」

かとう

かとう クワ― [0] 【裹頭】
僧侶の,頭を袈裟(ケサ)で包み,両眼だけを出した装い。かしらづつみ。
裹頭[図]

かとう

かとう [0] 【仮痘】
種痘を受けた者がかかる痘瘡(トウソウ)。発疹(ハツシン)が少なく,化膿(カノウ)も軽い。軽症痘瘡。

かとう

かとう 【歌頭】
踏歌(トウカ)の音頭をとること。また,その役の人。「この四位の侍従,右の―なり/源氏(竹河)」

かとう

かとう クワタフ [0] 【掛搭】
「かた(掛搭)」に同じ。

かとう

かとう クワタウ [0][2] 【果糖】
炭素数六個の単糖類。化学式 C�H��O� 強い甘味をもつ。果実や蜂蜜に多量に含まれ,ショ糖やイヌリンなどの多糖類の成分として植物界に広く存在する。食用・薬用。D -フルクトース。

かとう

かとう【下等な】
inferior;→英和
low;→英和
vulgar (下品);→英和
coarse (粗野).→英和
〜な人 a mean fellow.‖下等動(植)物 lower animals (plants).

かとう

かとう [0] 【河頭】
河のほとり。河畔(カハン)。[日葡]

かとう

かとう クワタウ [0] 【過当】 (形動)[文]ナリ
適当な度合を超えているさま。過分。「其価―なりと雖ども/文明論之概略(諭吉)」

かとう

かとう カタウ 【河套】
⇒オルドス

かとう

かとう クワ― 【火頭】
律令制下の軍隊や役民の組織において,炊事に当たった役夫。

かとう

かとう [0] 【可撓】
曲げたわめることが可能であること。「―性」

かとう

かとう 【加藤】
姓氏の一。

かとう

かとう 【賈島】
(779-843) 中唐の詩人。字(アザナ)は浪仙。出家していたが,韓愈(カンユ)に詩作を認められ還俗。「推敲(スイコウ)」の逸話は有名。
→推敲

かとう

かとう【過当な】
undue;→英和
excessive.→英和
過当競争 an excessive competition.

かとう

かとう [0] 【下等】 (名・形動)[文]ナリ
(1)品質や品性が劣っている・こと(さま)。低級。
⇔上等
「―な品」「―な人間」「―な趣味」
(2)構造が簡単で,進化の度合が低い・こと(さま)。
⇔高等
「―な動物」
[派生] ――さ(名)

かとう

かとう クワ― [0] 【火灯・瓦灯】
〔「がとう」とも〕
(1)中に灯火をともすための陶製の用具。方形で上が狭く,下が広い。
(2)「火灯口」「火灯窓」「火灯額(カトウビタイ)」の略。

かとう

かとう 【河東】
(1)近世の江戸で,隅田川の東の深川の遊里。
(2)近世の京都で,鴨川の東の祇園(ギオン)の遊里。
(3)中国で黄河が南流している部分の東の地。今の山西省の南西部地方。
(4)河東節の祖十寸見(マスミ)河東以下の家元名。また,河東節の略。

かとううまき

かとううまき 【加藤宇万伎】
〔名は「美樹」とも書く〕
(1721-1777) 江戸中期の国学者・歌人。本姓,藤原氏。号,静舎(シズノヤ)。江戸の人。幕臣。賀茂真淵に学び,古典の注解を行う。歌は県門四天王の一人。上田秋成の師。著「雨夜物語だみ言葉」「土佐日記解」「静舎歌集」など。

かとうえなお

かとうえなお 【加藤枝直】
(1692-1785) 江戸中期の国学者・歌人。本姓,橘氏。号,芳宜園(ハギゾノ)など。千蔭(チカゲ)の父。伊勢の人。江戸南町奉行所の与力。賀茂真淵を師友としたが,歌は古今和歌集初期を理想とし,江戸派を開く。家集「東歌」など。

かとうかげまさ

かとうかげまさ 【加藤景正】
鎌倉時代の陶工。本名,四郎左衛門。通称,藤四郎。晩年入道して春慶。1223年道元に従って入宋。陶法を学び帰国して尾張国瀬戸に開窯したといわれる。陶工の祖と呼ばれ,代々藤四郎の名が継承される。生没年未詳。

かとうがき

かとうがき クワ― [2] 【火灯垣】
火灯形の出入り口を設けた垣根。路地口や中庭に竹などで作ることが多い。

かとうがた

かとうがた クワ― [0] 【火灯形】
火灯窓などに用いられる,上が尖頭アーチ形で,下が広がった形。

かとうきょうそう

かとうきょうそう クワタウキヤウサウ [4] 【過当競争】
多数の同業種企業間の,適正な水準を超えた激しい経済競争。

かとうきょうたい

かとうきょうたい 【加藤暁台】
(1732-1792) 江戸中期の俳人。久村(クムラ)氏とも。名,周挙(カネタカ)。別号,暮雨巷(ボウコウ)など。名古屋の生まれ。「秋の日」を刊行,蕉風復興運動のさきがけをなす。蕪村一派と親しみ,優艶な作風に才気を示した。著「蛙啼(アテイ)集」「しおり萩」「暁台句集」など。

かとうきよまさ

かとうきよまさ 【加藤清正】
(1562-1611) 安土桃山時代の武将。通称,虎之助。尾張の人。幼少より豊臣秀吉に仕え,賤ヶ岳七本槍の一人。熊本城主。文禄・慶長の役の先鋒。関ヶ原の戦いでは徳川方について肥後五二万石領主となる。他方,秀吉亡きあとの豊臣家の安泰もはかった。

かとうぐち

かとうぐち クワ― [2] 【火灯口】
(1)火灯形の出入り口。特に,茶室の給仕口・茶道口に用いられる,上部が円形で方立(ホウダテ)を用いず壁を塗り回して作った出入り口。花頭口。
(2)歌舞伎の大道具の一つで,舞台正面の屋台に設ける火灯形の出入り口。

かとうしげし

かとうしげし 【加藤繁】
(1880-1946) 歴史学者。松江市生まれ。東大教授。中国経済史を専攻。著「唐宋時代に於ける金銀の研究」「支那古田制の研究」「支那経済史考証」など。

かとうしゅ

かとうしゅ クワ― [2] 【裹頭衆】
平安時代,延暦寺・東大寺などの裹頭姿の僧兵たち。

かとうしゅうそん

かとうしゅうそん 【加藤楸邨】
(1905-1993) 俳人。東京生まれ。本名,健雄。東京文理大卒。抒情的な自然詠から内面的傾向を深め,人間探求派と称される。その後自然や東洋美術に題材を求める。句集「寒雷」「山脈」など。

かとうしょうがく

かとうしょうがく [4] 【下等小学】
1872年(明治5)の学制により設置された小学校。六歳で入学し,修業年限は四年。
→上等小学

かとうしょくぶつ

かとうしょくぶつ [5] 【下等植物】
根・茎・葉が分化していない植物の総称。コケ類・藻類など。
⇔高等植物

かとうせい

かとうせい クワトウ― [0] 【寡頭制】
権力が少数者に集中している支配体制。オリガーキー。

かとうせいじ

かとうせいじ【寡頭政治】
oligarchy.→英和

かとうせいりょく

かとうせいりょく クワトウ― [4] 【寡頭勢力】
中南米で,地主などから成る特権的グループのこと。経済力と政治力を掌握して国内政治に大きな影響力をもつ。オリガルキア。

かとうたかあき

かとうたかあき 【加藤高明】
(1860-1926) 政治家。愛知県生まれ。東大卒。岩崎弥太郎の女婿。四度外相。1916年(大正5)憲政会を組織して,第二次護憲運動に参加。24年首相。翌年普通選挙法・治安維持法を制定。

かとうたみきち

かとうたみきち 【加藤民吉】
(?-1824) 江戸時代の陶工。瀬戸の人。瀬戸の染付磁器創成のため,肥前へ渡り製磁技術を学ぶ。瀬戸の磁祖。

かとうちかげ

かとうちかげ 【加藤千蔭】
(1735-1808) 江戸後期の国学者・歌人。本姓,橘氏。江戸の人。号,芳宜園(ハギゾノ)・朮園(ウケラゾノ)など。枝直(エナオ)の子。国学・和歌を賀茂真淵に学ぶ。著「万葉集略解」は平易な万葉集入門書として広く流布。村田春海らとともに江戸派の代表的歌人。書は上代様をきわめ,千蔭流の開祖。著「うけらが花」など。

かとうとうくろう

かとうとうくろう 【加藤唐九郎】
(1898-1986) 陶芸家。愛知県瀬戸の生まれ。伝統的陶芸の研究・再現に努め,卓越した技倆を示した。

かとうともさぶろう

かとうともさぶろう 【加藤友三郎】
(1861-1923) 海軍軍人・政治家。元帥。広島県生まれ。日露戦争の連合艦隊参謀長。四度,海相を歴任。ワシントン軍縮会議の首席全権。翌年首相。

かとうどうぶつ

かとうどうぶつ [4] 【下等動物】
進化の程度が低く,体制の単純な動物の総称。
⇔高等動物

かとうは

かとうは 【河東派】
中国明代の朱子学の一派。河東の人薛瑄(セツセン)を宗主とする。程朱の学説を基本とし実践躬行を唱え,王陽明一派の姚江(ヨウコウ)派と対した。

かとうはじめ

かとうはじめ 【加藤土師萌】
(1900-1968) 陶芸家。愛知県生まれ。本名,一(ハジメ)。陶芸図案家から作陶に進む。富本憲吉とともに色絵磁器の双璧と称された。

かとうばんさい

かとうばんさい 【加藤盤斎】
(1621-1674) 江戸前期の和学者。摂津(一説に播磨)の人。号,踏雪軒など。和歌を松永貞徳に学ぶ。著「新古今増抄」「方丈記抄」「清少納言枕草紙抄」「俳諧談」など。

かとうひろゆき

かとうひろゆき 【加藤弘之】
(1836-1916) 国法学者。但馬国出石(イズシ)藩士。維新後,啓蒙思想家として活躍。のち,社会進化論の立場から自由民権論を批判。東大総長・枢密顧問官などを歴任。著「人権新説」「真政大意」など。

かとうびたい

かとうびたい クワ―ビタヒ 【火灯額】
生え際が火灯形になっている額。富士額。

かとうぶし

かとうぶし [0][2] 【河東節】
江戸浄瑠璃の一。享保年間(1716-1736),十寸見(マスミ)河東が半太夫節から分かれて創始。曲風は優美で渋く,生っ粋の江戸風。代表曲「助六」「水調子」「松の内」など。

かとうまど

かとうまど クワ― [4] 【火灯窓】
上部が尖頭アーチ形をしている窓。禅宗寺院の建築とともに中国から伝わって,唐様(カラヨウ)建築に多く用いられた。書院窓。源氏窓。
火灯窓[図]

かとうみちお

かとうみちお 【加藤道夫】
(1918-1953) 劇作家。福岡県生まれ。慶大卒。文学座に参加。ジロドゥーの研究やカミュの翻訳を手がけた。のち自殺。代表作「なよたけ」「思い出を売る男」

かとうよしあき

かとうよしあき 【加藤嘉明】
(1563-1631) 安土桃山時代の武将。初名,茂勝。通称,孫六・左馬助。三河の人。豊臣秀吉の臣。賤ヶ岳七本槍の一人。慶長の役の水軍の将。関ヶ原の戦いでは徳川方につき,会津四〇万石を領した。

かとうらく

かとうらく クワトウラク [2] 【裹頭楽】
雅楽の一。唐楽。平調(ヒヨウジヨウ)。新楽。四人舞の文の舞。斉(セイ)の明帝作とも,唐の李徳祐(リトクユウ)作とも伝える。襲(カサネ)装束を片肩袒(カタカタヌギ)で舞う。

かとうれんにゅう

かとうれんにゅう カタウ― [4] 【加糖練乳】
砂糖を加えて濃縮した牛乳。
→コンデンス-ミルク

かとき

かとき クワト― [2] 【過渡期】
ある状態から新しい状態へ移り変わっていく途中の時期。「―の混乱」

かとき

かとき【過渡期】
a transition period[stage].

かとく

かとく【家督】
a family estate.〜を相続する succeed to one's father's estate.‖家督相続人 an heir[heiress (女)].

かとく

かとく クワ― [0] 【寡徳】
徳の少ないこと。また,その人。自分を卑下していうのに用いる。「みんな自分の―の致す所で/坊っちゃん(漱石)」

かとく

かとく [0] 【家督】
(1)家を継ぐべき人。嫡子。あとつぎ。
(2)戸主の地位。民法旧規定では,それに伴うすべての権利・義務を含める。「―を継ぐ」
(3)中世,一門・一族の長。棟梁。
(4)江戸時代,武士が主君から与えられた世襲の家禄。跡式。跡目。
(5)遺産。家産。「其の死跡に過分の金銀・―ありて/浮世草子・永代蔵 1」

かとく

かとく [0] 【稼得】
労働・サービスの提供によって所得を得ること。「家計の主たる―者」

かとくそうぞく

かとくそうぞく [4] 【家督相続】
民法旧規定で,戸主の身分(戸主権)および家の財産を相続すること。直系卑属の中から一人の相続人(多くは長男)が選ばれた。戦後,家制度とともに廃止。「―人」
→遺産相続

かとげんしょう

かとげんしょう クワトゲンシヤウ [3] 【過渡現象】
安定状態から他の安定状態に移る際に,ある変動を示す現象。例えば電気回路などで,スイッチを入れてから,電圧や電流などが定常状態になるまでの間に起こる現象。

かとて

かとて (連語)
〔係助詞「か」に接続助詞「とて」の付いたもの。近世上方語〕
活用語の連体形に付いて,逆接条件を表す接続助詞のように用いられる。…といったって。…にしても。「あの者の着類を売つた―,何程の事があらう/洒落本・身体山吹色」

かとてき

かとてき クワト― [0] 【過渡的】 (形動)
ある状態から新しい状態へ移り変わる途中であるさま。「―な現象」

かともじ

かともじ クワト― [3] 【蝌蚪文字】
〔「蝌蚪」はオタマジャクシの意〕
中国の古体篆字(テンジ)の称。竹簡に漆で書いたとき,漆がねばって,点画の頭が太く,先の方が細く,オタマジャクシを思わせる形をしている。

かとよ

かとよ (連語)
〔係助詞「か」に格助詞「と」および間投助詞「よ」の付いたもの〕
多く過去の事柄について,漠然とした推定や伝聞の意を表す。…であったかなあ。…たかということだ。「去安元三年四月二十八日―。風烈しく吹きて,静かならざりし夜/方丈記」「中宮の御手は,…いかにぞやおくれ給へる所のまじりたる―/苔の衣」

かとり

かとり [0] 【蚊鳥】
コウモリの異名。

かとり

かとり 【香取】
(1)滋賀県,琵琶湖西岸の古地名。「大船の―の海にいかり下し/万葉 2436」
(2)千葉県佐原市にある地名。香取神宮がある。

かとり

かとり 【楫取】
姓氏の一。

かとり

かとり 【香取】
姓氏の一。

かとり

かとり 【縑】
〔「固織(カタオリ)」の転〕
織り目を密に,固く織った絹布。「―にうす物重ねて/宇津保(吹上・上)」
→絁(アシギヌ)

かとりじんぐう

かとりじんぐう 【香取神宮】
千葉県佐原市香取にある神社。下総国一の宮。祭神は経津主神(フツヌシノカミ)。鹿島神宮とともに軍神として尊崇を受けた。

かとりせんこう

かとりせんこう【蚊取線香】
a mosquito-repellent incense.

かとりせんこう

かとりせんこう [4] 【蚊取り線香】
火をつけて煙を出し,蚊を除去する線香。除虫菊の花・茎・葉の粉末を糊料で固め,棒状・渦巻き状にしたもの。有効成分はピレストリン。かやりせんこう。[季]夏。

かとりなひこ

かとりなひこ 【楫取魚彦】
(1723-1782) 江戸中期の国学者・歌人。本姓,伊能。名は景豊(カゲトヨ)。号,青藍。下総の人。賀茂真淵に師事。古語研究に努める一方,建部綾足に学んで画もよくした。著「古言梯(コゲンテイ)」「楫取魚彦家集」など。

かとりのきぬ

かとりのきぬ 【縑の衣】
縑で仕立てた衣服。夏の初めに用いる。

かとりほずま

かとりほずま 【香取秀真】
(1874-1954) 金工家。千葉県生まれ。本名,秀治郎。東京美校教授。鋳金を専門とし,伝統的な題材を近代的感覚で格調高く表現。アララギ派の歌人としても知られる。著「日本金工史」,歌集「天之真榊」など。

かとる

かと・る (動ラ四)
意のままに統御する。管理する。「悉(フツク)に車持部を―・り/日本書紀(履中訓)」

かとん

かとん [0] 【河豚】
「ふぐ(河豚)」の異名。

かとん

かとん クワ― [0] 【火遁】
火の中にはいって身を隠すという忍術の一法。「―の術」

かとんぼ

かとんぼ [2][0] 【蚊蜻蛉】
(1)ガガンボの異名。[季]夏。
(2)俗に,やせて背の高い人や,ひ弱な人をあざけっていう語。

かと言って

かといって 【かと言って】 (連語)
前に述べた事柄と相関(逆相関)関係にある事柄を,打ち消す場合に用いる。「金はほしいが,―働きたくはない」

かど

かど 【才】
気の利いた点。才能。才気。「今めかしくかい弾いたる爪音,―なきにはあらねど/源氏(帚木)」

かど

かど [1] 【角】
(1)二つの線や面が出合って生じるとがった部分。
 (ア)物の端の外側に突き出した部分。「柱の―」
 (イ)物の隅。
 (ウ)道の折れ曲がっている所。まがりかど。「―の店」
(2)円満でなくとげとげしい性質。圭角(ケイカク)。「―のある言い方」
(3)刀剣の,峰の厚くなっている部分。しのぎ。または,切っ先。
(4)目に立つ所。見るべき点。「面白き―を少な少なと見せて/花鏡」

かど

かど
…の廉で on the ground of…[that…](理由);on the charge of… (罪科).

かど

かど [1] 【門】
(1)家の出入り口。もん。また,その前。「―を出る」
(2)屋敷。いえ。「笑う―には福来たる」
(3)家族。一門。一族。「みな―わかちたまへりけり/大鏡(藤氏物語)」

かど

かど [1] 【鰊】
(主に東北地方で)ニシンの異名。

かど

かど クワ― [1] 【火度】
陶磁器などを焼く窯(カマ)の温度。

かど

かど クワ― [1] 【過度】 (名・形動)[文]ナリ
適切な程度を超えていること。度を過ごすこと。また,そのさま。「―の運動」「―に緊張する」

かど

かど【過度】
excess.→英和
〜の excessive;→英和
too much.〜に excessively;→英和
too much.

かど

かど【角】
(1) a corner (すみ).→英和
(2) <turn> a corner;a turn;→英和
a turning (曲り角).→英和
〜のある angular;→英和
harsh (性質など).→英和
〜のとれた(とれない) smooth-(harsh-)mannered.

かど

かど [1] 【廉】
理由として取り上げる事柄。箇条(カジヨウ)。ふし。点。「謀叛(ムホン)の―で捕らえられる」「余程気遣ふ可き―あるに相違なし/鉄仮面(涙香)」

かど

かど [1] 【下土】
〔「かと」とも〕
下界。大地。
⇔上天

かど=が取れる

――が取・れる
性質にとげとげしたところがなくなって穏やかになる。「苦労したせいか―・れてきた」

かど=が立つ

――が立・つ
人との間柄が穏やかでなくなる。事が荒立つ。「物も言い様で―・つ」

かど=たつ

――た・つ
門の扉をしめる。「―・てて戸は閉(サ)したれど盗人の/万葉 3118」

かど=に立(タ)つ

――に立(タ)・つ
(物乞いなどのために)門口に立つ。

かど=を入れる

――を入・れる
(1)とげとげしくする。「言葉に―・れ/浮世草子・男色大鑑 8」
(2)「隅(スミ)を入れる」に同じ。「十五歳にして…角をも入れて/浮世草子・一代男 2」

かど=を出(イ)ず

――を出(イ)・ず
(1)家を出る。
(2)出家して僧や尼となる。

かど=を広ぐ

――を広・ぐ
子孫を増やし,一族を栄えさせる。「この門ひろげさせ給ひて,侍らずなりなむ後にも/源氏(薄雲)」

かど=を立てる

――を立・てる
物事を荒立てる。角立てる。

かど=広し

――広・し
一門が繁盛している。「その後なむ―・くもなり侍る/竹取」

かど=打(ウ)つ

――打(ウ)・つ
(近世,江戸などで犯人の逃亡などを防ぐため)木戸・門をとじる。

かどあんどう

かどあんどう 【門行灯】
家名・屋号などを書いて門口に掛け,目印とする行灯(アンドン)。かどあんどん。

かどう

かどう【稼働人口】
manpower.稼働率 the rate of operation.

かどう

かどう [0] 【稼働】 (名)スル
(1)かせぎ働くこと。生産に従事すること。「―人口」
(2)機械を動かすこと。「発電機を―させる」

かどう

かど・う カドフ 【勾引ふ・拐ふ】
■一■ (動ハ四)
(1)誘う。「山風の花の香―・ふふもとには/後撰(春中)」
(2)かどわかす。「江田へ―・はれたるなり/とはずがたり 5」
■二■ (動ハ下二)
かどわかす。「藤太は信田殿を―・へて売らんため/幸若・信太」

かどう

かどう [1] 【歌道】
和歌を作る方法・作法。歌の道。

かどう

かどう [1] 【家道】
(1)家の中で守るべき道徳。
(2)一家の暮らし向き。家計。家政。
(3)代々その家に伝えた芸道。

かどう

かどう【歌道】
(the art of) tanka poetry.

かどう

かどう [0] 【可動】
動かせること。動く仕掛けになっていること。「―式」

かどう

かどう [0] 【河道】
自然堤防あるいは人工堤防によって限られ,河川水の流路となる細長い凹地。
→氾濫原

かどう

かどう【華道】
(the art of) flower arrangement.⇒生花(いけばな).

かどう

かどう クワダウ [0] 【化導】 (名)スル
〔「けどう」とも〕
徳をもって人を感化して善に導くこと。

かどう

かどう クワ― 【火動】
過度な性交による衰弱症。陰虚火動。腎虚。「はだかにて―の症(シヨウ)は追つかける/柳多留 7」

かどう

かどう [0][1] 【家僮】
家の召し使い。下働きの者。

かどう

かどう クワダウ [1] 【華道・花道】
生け花を単なる技芸としてではなく,人間としての修養の面を重視した呼び名。

かどう

かどう クワダウ [0] 【火道】
マグマが地殻内部から地表へ上昇する通路。

かどう

かどう クワ― [0] 【渦動】
うず。うず巻き形の運動。

かどう

かどう【可動(の)】
movable;→英和
mobile.→英和
可動性 movability;mobility.

かどうか

かどうか (連語)
⇒どうか■二■

かどうかん

かどうかん [0][2] 【仮道管・仮導管】
裸子植物やシダ植物の木部の主要素。組織の支持や水分の通路となる細胞壁の肥厚した組織。細長い紡錘形・管状の死細胞より成り,道管に似るが,隔壁に穿孔(センコウ)がない。

かどうきょう

かどうきょう カダウケウ [0] 【架道橋】
道路や鉄道を立体交差で越えるために架けられた橋。跨道(コドウ)橋・跨線橋など。

かどうきょう

かどうきょう [0] 【可動橋】
船が通過する時,橋桁を上や左右に動かせるようにした橋。旋回橋・跳開橋・昇降橋などがある。

かどうぜき

かどうぜき [2] 【可動堰】
河川・湖沼の水位を調節するため,開放できるようにした堰。

かどうたい

かどうたい 【門謡】
近世,人家の門口に立ち,謡(ウタイ)をうたって門付(カドヅケ)をしたり,大道で一人能をして物乞いをすること。また,その人。謡うたい。

かどうてっぺんがたけいき

かどうてっぺんがたけいき [10] 【可動鉄片型計器】
固定コイルを流れる電流が作る磁場中に可動および固定鉄片を置き,両者間に働く力で指針を動かす方式の電気計器。精度はあまりよくないが,交流の電流計・電圧計として広く用いる。

かどうでんじゅ

かどうでんじゅ [4] 【歌道伝授】
歌道に関して,一定の事柄を師から弟子に伝え授けること。主として語句の読み方や解釈で,古今集に関する「古今伝授」が特に名高い。

かどうでんりゅう

かどうでんりゅう クワ―リウ [4] 【渦動電流】
⇒渦電流(ウズデンリユウ)

かどうまじきり

かどうまじきり [4] 【可動間仕切り】
必要なときに容易に取り付け,取り外しができる間仕切り。

かどうりつ

かどうりつ [2] 【稼働率】
生産設備の総量に対して,実際に稼働している生産設備の比率。

かどうりん

かどうりん クワ― [2] 【渦動輪】
円輪状をなして軸方向に進行する流体の渦。タバコの煙の輪などに見られる。

かどうコイルがたけいき

かどうコイルがたけいき [9] 【可動―型計器】
磁場中のコイルを流れる電流に働く力を利用してコイルの動きを指針で示す方式の電気計器。精度が高く,電流計・電圧計などに広く用いる。

かどおくり

かどおくり [3] 【門送り】
(1)葬式の時,死者の家へ行かず,自分の家の門に立って棺を見送ること。
(2)人を門口まで見送ること。「―して後の隠るるほど見送り/曾我 12」

かどかざり

かどかざり [3] 【門飾り】
正月に,門松を立てるなどして門口を飾ること。また,その飾り。[季]新年。

かどかど

かどかど [1] 【廉廉】
それぞれの箇所。部分部分。

かどかど

かどかど [1][2] 【角角】
■一■ (名)
あの角この角。すべての角。すみずみ。「街の―にビラをはる」
■二■ (名)スル
かどだっていること。「―した言い方」

かどかどし

かどかど・し 【才才し】 (形シク)
才気に満ちている。才走っている。「顔あかみて,―・しげなる/枕草子 55」

かどかどしい

かどかどし・い [5] 【角角しい】 (形)[文]シク かどかど・し
(1)性格や言動が角立っている。とげとげしい。「―・い物言い」
(2)角張っている。「岩の上の―・しきもあるものを/夫木 22」

かどかわ

かどかわ [0] 【角革】
本の表紙の角に三角形にはった革。

かどがまえ

かどがまえ [3] 【門構え】
⇒もんがまえ(門構)

かどがわ

かどがわ カドガハ 【門川】
宮崎県中北部,東臼杵(ヒガシウスキ)郡の町。日向延岡新産業都市地域。めざしを特産。乙(オト)島は観光地。

かどぎょう

かどぎょう [0] 【門経】
(1)葬式の時,棺を戸外に運び出す際に家の前で僧侶が上げる経。
(2)人の家の門前で観音経などを読み,喜捨を受ける僧形の者。門経読み。

かどぎれ

かどぎれ [0] 【角切れ・角裂れ】
和本の背の上下両端にはりつける布。本を丈夫にし,同時に装飾の役目を果たす。

かどくせい

かどくせい [0] 【可読性】
読みやすさの度合。「―に欠ける」

かどぐち

かどぐち【門口】
the entrance;→英和
the front door.→英和
〜に[の]at the door.

かどぐち

かどぐち [2] 【門口】
(1)門または家の出入り口。また,その付近。「―に立つ」
(2)物事が始まろうとする時。「おまへさんの出世の―/当世書生気質(逍遥)」

かどけいざいりょくしゅうちゅうはいじょほう

かどけいざいりょくしゅうちゅうはいじょほう クワド―シフチユウハイヂヨハフ 【過度経済力集中排除法】
1947年(昭和22)財閥解体と大企業のもつ経済力の分散を目的として制定された法律。不徹底のまま55年廃止。
→独占禁止法

かどざ

かどざ 【角座】
大阪市道頓堀にあった劇場。承応(1652-1655)の頃の開設という。1758年(宝暦8)並木正三の考案で回り舞台を初めて設置。1945年(昭和20)焼失。

かどじめん

かどじめん [3] 【角地面】
「角地(カドチ)」に同じ。

かどじょうるり

かどじょうるり [3] 【門浄瑠璃】
門付(カドヅケ)の一。江戸時代,門前に立ち,三味線をひき浄瑠璃を語って金銭を乞うこと。また,その者。

かどすずみ

かどすずみ [3] 【門涼み】
(夕方に)門前に出て涼むこと。[季]夏。

かどぜっきょう

かどぜっきょう [3] 【門説経】
門付(カドヅケ)の一。江戸時代,編み笠をかぶり,人の家の前に立って三味線・ささら・胡弓に合わせて説経節を語り,物を乞う者。歌説経。

かどた

かどた 【門田】
(1)屋敷周辺,特に,門の前にある田。「夕されば―の稲葉おとづれて/金葉(秋)」
(2)中世,武士・土豪の直営田。居館に近い良田が多く免田とされたので,在地領主支配の根拠となった。土居。堀の内。かどんだ。もんでん。

かどためくらちびごみむし

かどためくらちびごみむし [10] 【門田盲矮塵芥虫】
ゴミムシ科の甲虫。体長約5ミリメートル。全身赤褐色。後ろばねを欠き,洞窟(ドウクツ)にすむため複眼が退化する。高知県の大内洞に特産したが,石灰岩の採掘によって生息場所の洞窟が失われ絶滅。

かどだつ

かどだ・つ [3] 【角立つ】
■一■ (動タ五[四])
(1)角がとがっている。角張る。「倒三角形の目がいよいよ―・つてゐた/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(2)人の感情を刺激する。「英吉は―・つた様子もなく/婦系図(鏡花)」
■二■ (動タ下二)
⇒かどだてる

かどだてる

かどだ・てる [4] 【角立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かどだ・つ
(1)角をとがらせる。角をたてる。「目を―・てる」
(2)人の感情を刺激するようなことをする。

かどだんぎ

かどだんぎ 【門談義】
江戸時代,長い柄の傘をさし,門に立って法文を説き,物を乞うた僧体の乞食。

かどち

かどち [0][2] 【角地】
道路の曲がり角や,交差したところにあって,二方が道路に面している土地。角地面。

かどちがい

かどちがい [3] 【門違い】
めざす家を間違えること。かどたがい。かどたがえ。かどちがえ。
→おかどちがい

かどちゃ

かどちゃ [2] 【門茶】
盂蘭盆(ウラボン)に,供養のため仏家の門前で茶を入れて往来の人に施すこと。摂待(セツタイ)。[季]秋。

かどづけ

かどづけ [0][4] 【門付】 (名)スル
人家の門口で雑芸を演じたり,経を読んだりして金品を乞うこと。また,それをする人。万歳・厄払い・人形回し・門説経その他がある。「家々を―して歩く」

かどづけうた

かどづけうた [4] 【門付歌】
門付芸の一類。門説経・歌祭文・鉢叩(ハチタタ)き・四つ竹節などの総称。

かどてきおう

かどてきおう クワド― [3] 【過度適応】
生物のある形質が,適応の度を越えて発達すること。マンモスの牙など。

かどで

かどで【門出】
(a) departure;→英和
start.→英和
〜を祝う wish good luck on one's departure.人生の〜 the start in life.

かどで

かどで [0][3] 【門出・首途】 (名)スル
〔古くは「かどいで」とも〕
(1)自分の家を出発して旅に向かうこと。「―を見送る」「赤駒が―をしつつ出でかてに/万葉 3534」
(2)新しい生活に向けて出発すること。「人生の―を祝う」

かどなみ

かどなみ [0] 【門並(み)】
(1)並んでいる家ごと。軒なみ。「―目に付くのは如何はしい宝石屋と古衣(フルギ)屋とで/あめりか物語(荷風)」
(2)家が並び続いていること。家並み。

かどのおさ

かどのおさ 【看督長】
〔「かど」は「看督」の字音の転〕
平安時代,検非違使の属官として,牢獄の管理や犯人の追捕(ツイブ)などに当たった者。

かどのかみ

かどのかみ [3][1] 【門の神】
門や戸口を守る神。古事記神話の天岩戸別神(アマノイワトワケノカミ)など。

かどのさわどうぶつぐん

かどのさわどうぶつぐん カドノサハ― [9] 【門ノ沢動物群】
〔大塚弥之助の命名〕
岩手県二戸(ニノヘ)市,福岡町付近の中新統で発見された,貝化石を中心とする中新世中期の代表的な暖流系の動物化石群。

かどのりゅう

かどのりゅう 【葛野流】
能楽の大鼓(オオツヅミ)方の流派。江戸初期に活躍した。流祖は葛野九郎兵衛定之。

かどばしら

かどばしら [3] 【門柱】
門の柱。もんちゅう。

かどばた

かどばた [2] 【門畑・門畠】
(1)屋敷周辺,特に,門の前にある畑地。
(2)中世,門田(カドタ){(2)}と同じ条件の畑地。

かどばる

かどば・る [3] 【角張る】 (動ラ五[四])
(1)かどが突き出る。かくばる。「―・った顔」
(2)打ち解けない,窮屈なふるまいをする。四角ばる。「―・った態度をくずさない」

かどばん

かどばん [0] 【角番】
(1)囲碁・将棋などの連続した対局で,勝負が決まる局番。七番勝負ならば三敗した次の一戦。「―に立つ」「―に追い込まれる」
(2)相撲で,負け越せば,その地位から転落するという局面。「―大関」

かどび

かどび [2] 【門火】
(1)盂蘭盆(ウラボン)に,死者の霊魂を迎え,送るために門前でたく火。迎え火と送り火とがある。[季]秋。
(2)葬式の出棺の時に門前でたく火。[和名抄]
(3)婚礼の時,嫁が実家を出発する際や婚家に入る際に門前でたく火。再び帰ることのないことを願ってするという。

かどびゃくしょう

かどびゃくしょう 【門百姓】
〔主家の門屋(カドヤ)に住むのでいう〕
主家から土地・住居を分与または貸与され,主家の雑用をしながら小作をする百姓。完全には自立せず,年貢・諸役は主家を通じる。門屋。家抱(ケホウ)。いえがかえ。

かどふだ

かどふだ [2] 【門札】
氏名を書いて門に掲げておく札。もんさつ。表札。門標。

かどべ

かどべ [0] 【門辺】
門のあたり。門のそば。

かどべ

かどべ 【門部】
律令制下,宮中諸門の守衛に当たる衛門府の武官。

かどま

かどま 【門真】
大阪府中北部の市。大阪市の北東に隣接する住宅地。電気機械器具工業が発達。

かどまつ

かどまつ【門松】
the New Year's pine decoration.

かどまつ

かどまつ [2][0] 【門松】
正月に,家の門口に立てる松の飾り。本来は年神の来臨する依り代で,中世以降,竹を一緒に飾ることが多い。松飾り。[季]新年。
門松[図]

かどまつ=は冥途(メイド)の旅の一里塚

――は冥途(メイド)の旅の一里塚
〔一休禅師の作と伝える狂歌。下の句は「めでたくもありめでたくもなし」〕
門松を立てるごとに年齢を重ねるから,門松は死に一歩ずつ近づくしるしとみるべきである。

かどまる

かどまる [0] 【角丸】
製本の際,小口(コグチ)側のページのかどを丸く裁断したもの。

かどみせ

かどみせ [0] 【角店】
角地にある店。

かどめく

かどめ・く 【才めく】 (動カ四)
才気・才能がありそうに見える。「これは―・いたる所ぞ添ひたる/源氏(胡蝶)」

かどもりのかみ

かどもりのかみ 【門守の神・閽神】
⇒矢大神(ヤダイジン)

かどや

かどや [2] 【門屋】
(1)門に付属して建てた小屋。
(2)農家の屋敷の表にある納屋(ナヤ)で,下男・作男などが住む小屋。
(3)〔(2)に住むことから〕
「門百姓(カドビヤクシヨウ)」に同じ。
(4)産婦や月経中の女,忌中の喪主などが住む小屋。

かどやしき

かどやしき 【角屋敷】
江戸古町の四つ角にあった屋敷。その主人は年頭に将軍に拝謁することができた。

かどやしちろうべえ

かどやしちろうべえ 【角屋七郎兵衛】
(1610-1672) 江戸前期の貿易商。伊勢の人。安南(現在のベトナム)に渡り,国王の一族の娘を妻とし,日本との交易に当たった。

かどやなぎ

かどやなぎ [3] 【門柳】
門にあるヤナギ。

かどれい

かどれい 【門礼】
門口で年賀をのべること。「―にしたのが伯父の不足也/柳多留 5」

かどわかす

かどわか・す カドハカス [4] 【勾引かす】 (動サ五[四])
力ずくで,または,だましたりして,人を連れ去る。誘拐する。「子供を―・して身代金を要求する」
[可能] かどわかせる

かどわかす

かどわかす
carry off;kidnap.→英和

かどわきさいしょう

かどわきさいしょう 【門脇宰相】
平教盛(タイラノノリモリ)の通称。邸宅が六波羅の総門の脇にあったからいう。門脇殿。

かどわす

かどわ・す カドハス 【勾引す】 (動サ四)
「かどわかす」に同じ。「女の,人に―・されて来たりけるを/今昔 24」

かどわり

かどわり [0] 【門割】
薩摩藩の定期耕地割替制度。四〜五家部(カブ)(戸(コ))からなる門(カド)ごとに村内の耕地を割り当て,一定年限ののち割替を行う。

かどんす

かどんす クワ― [2] 【花緞子】
花模様を織り出した緞子。

かな

かな【仮名】
the Japanese syllabary;kana.仮名づかい the use of kana.

かな

かな 【縢】
糸。糸すじ。「人の心を―引きてみん/七十一番職人歌合」

かな

かな 【哉】 (終助)
〔係助詞「か」の文末用法に詠嘆の終助詞「な」が付いてできたもの。中古以降の語〕
体言およびそれに準ずるもの,活用語の連体形に付く。文末にあって,詠嘆・感動の意を表す。…だなあ。…なあ。「うたてある主のみもとに仕うまつりて,すずろなる死をすべかめる―/竹取」「まつ人にあらぬものから初雁のけさ鳴く声のめづらしき―/古今(秋上)」「あぱれ剛の者―/平家 8」
〔(1)上代には「かも」が用いられた。(2)現代語でも,「惜しい」「悲しい」など一部の形容詞に付けて,「…なことに」といった意味の慣用句を作るのにわずかに用いられることがある。「悲しい―,子供の力ではどうすることもできなかった」。また,「素晴らしき―,わが人生」などのように,文語的表現として用いられることもある〕

かな

かな [0] 【仮名・仮字】
〔「かりな」の転じた「かんな」の撥音「ん」の無表記から。漢字を真名(マナ)と呼ぶのに対し,仮の文字の意〕
日本で発生・発達した音節文字。平仮名・片仮名の総称。日本語の音節を表すのに,初めは漢字の音訓をそのまま用いた(=万葉仮名)が,それが簡略化されて片仮名が生まれ,一方草書体から草仮名を経て平仮名ができた。仮名文字。和字。国字。
⇔真名(マナ)
〔表音文字としてみた場合は万葉仮名を含めてもいうことがある〕
→漢字

かな

かな (連語)
〔終助詞「か」に詠嘆の終助詞「な」の付いたもの。近世江戸語以降の語〕
文末にあって,体言または体言に準ずるもの,動詞・形容詞およびそれらと同じ活用型の助動詞の終止・連体形に接続する。
(1)軽い詠嘆の気持ちを込めた疑問の意を表す。「あの人はひとりでうまくやれる―」「どうしてそんなに怖いの―」
(2)自分自身に問いかける気持ちを表す。「お茶でも飲もう―」「もうそろそろ向こうに着く時分―」
(3)(「ないかな」の形で)願望の意を表す。「だれか来ない―」「はやく帰らない―」

かな=に言う

――に言・う
平易に言う。やわらげて言う。[日葡]

かなあ

かなあ (連語)
〔終助詞「か」に詠嘆の終助詞「なあ」の付いたもの〕
文末にあって,接続の仕方は「かな(連語)」に同じ。
(1)軽い詠嘆を込めて,自分自身に問いかける気持ちを表す。「ぼくたちは,これでも,うまくいっているほう―」
(2)(「ないかなあ」の形で)願望の意を表す。「早く春にならない―」「ひと雨降ってくれない―」

かなあみ

かなあみ [0] 【金網】
針金で編んだ網。「―戸」

かなあみ

かなあみ【金網】
a wire netting[gauze].〜を張る cover <the window> with wire netting.

かなあんどん

かなあんどん [3] 【金行灯】
金網を張った行灯。

かない

かない カナヰ 【金井】
姓氏の一。

かない

かない【家内】
(1) a family;→英和
a household.→英和
(2) one's wife.‖家内一同 all one's family.家内工業 (a) household industry.

かない

かない [1] 【家内】
(1)家のなか。また,家族。「―安全」
(2)自分の妻をいう語。「うちの―が言うには…」「家のことは―に任せてあります」

かないかり

かないかり [3] 【鉄碇・鉄錨】
鉄製のいかり。近世以降,木製に代わって用いられた。

かないこうぎょう

かないこうぎょう [4] 【家内工業】
家族を中心に,その家で営まれる小規模で単純な工業。

かないさんしょう

かないさんしょう カナヰサンセウ 【金井三笑】
(1731-1797) 江戸中期の歌舞伎作者。江戸の人。通称,半九郎。別号,与鳳亭。世話物にすぐれ,その作風は筋立てを重視し,「三笑風」と呼ばれる。壕越二三治(ホリコシニソウジ)とともに,江戸の二大名作者と称された。作「江戸紫根元曾我」「色上戸三組曾我」など。

かないろ

かないろ [0] 【金色】
(1)金属の色。「身共が刀と焼刃,―,寸分違はぬ希代の業物/歌舞伎・浮世柄」
(2)真鍮(シンチユウ)またはスズ製の提子(ヒサゲ)。「此の―なは酒ではないか/浄瑠璃・持統天皇」

かないろうどう

かないろうどう [4] 【家内労働】
(1)問屋・製造業者などから原料や道具などの提供を受け,自宅で単純な物品の製造・加工を行い賃金を得る労働の形態。
(2)家庭内で行われる労働。家事労働。家庭内労働。

かないろうどうほう

かないろうどうほう 【家内労働法】
工賃の最低額・安全・衛生など家内労働に関する事項を定め,その労働条件の向上を図るための法律。1970年(昭和45)制定。

かなう

かなう【叶う】
be fulfilled[realized](希望などが);be granted (願いなどが).望みが〜 have one's desire fulfilled.叶わぬ願い an impossible desire.叶わぬ恋 hopeless love.

かなう

かなう【敵う】
match <a person> (匹敵する);→英和
be equal <to> .敵わない be no match <for a person> .

かなう

かな・う カナフ [2] 【叶う・適う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)願望が実現する。《叶》「念願が―・った」「―・わぬ恋」
(2)(基準や条件などに)適合する。《適》「理想に―・った人」「時宜に―・う」「潮も―・ひぬ今は漕ぎ出でな/万葉 8」
(3)(動作性の名詞などを受け,下に打ち消し表現を伴って)…することができる。…することが許される。「足が弱って歩行も―・わない」
(4)(多く「敵う」と書く)対抗できるほどである。匹敵する。打ち消し表現を伴って用いる。「二人でかかっても―・う相手ではない」
〔「かなえる」に対する自動詞〕
→かなわない
→かなわぬ
■二■ (動ハ下二)
⇒かなえる
[慣用] 御眼鏡(オメガネ)に―/願ったり叶ったり

かなう

かなう【適う】
suit;→英和
be suitable <to,for> .目的に〜 answer[serve]the purpose.→英和

かなうす

かなうす [0] 【鉄臼】
鉄製の臼。香を搗(ツ)くのに用いる。

かなえ

かなえ カナヘ [0] 【鼎】
(1)〔金瓮(カナヘ)の意〕
食物を煮るのに用いた金属の器。
→鼎(テイ)
(2)〔夏の禹王(ウオウ)が九鼎を作り,王室の宝とした故事から〕
王位。また,王位の象徴。

かなえ

かなえ【鼎】
a tripod kettle.〜の軽重を問われる have one's ability called in question.

かなえ=の沸(ワ)くが如(ゴト)し

――の沸(ワ)くが如(ゴト)し
〔漢書(霍光伝)〕
鼎の中の湯が煮え立つように,騒がしくておさまりがつかない。鼎沸(テイフツ)。

かなえ=の軽重(ケイチヨウ)を問う

――の軽重(ケイチヨウ)を問う
〔「左氏伝(宣公三年)」より。晋の景公を破って心のおごった楚の荘王が,無礼にも周の宝器たる九鼎の大小・軽重を問うた故事による〕
統治者を軽んじ,これを滅ぼして天下を取ろうとする。人の実力を疑って,その地位をくつがえそうとする。また,人の能力を疑う。

かなえ=を扛(ア)ぐ

――を扛(ア)・ぐ
〔史記(項羽本紀)〕
きわめて力が強いことの形容。「身長一丈(ヒトツエ)力能(ヨ)く―・げたまふ/日本書紀(景行訓)」

かなえる

かなえる【叶える】
grant <a request> ;→英和
answer <a person's prayer> .→英和

かなえる

かな・える カナヘル [3] 【叶える・適える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かな・ふ
(1)他人の望みを実現させる。《叶》「望みを―・えてあげる」
(2)基準・条件をみたす。《適》「条件を―・える」
〔「かなう」に対する他動詞〕

かなおか

かなおか カナヲカ 【金岡】
狂言の一。和泉流・鷺流。絵師巨勢(コセ)金岡は,美女に恋して物狂いとなる。見兼ねた妻が,絵の名人のあなたが彩色すれば私の顔も美女に劣るまいというので試みるが失敗する。

かなかな

かなかな [0][4] 【蜩】
〔鳴き声から〕
蜩(ヒグラシ)の別名。かなかなぜみ。[季]秋。《―に後れ勝なる仕事かな/虚子》

かながい

かながい [0][2] 【金貝】
金・銀・スズ・鉛などの薄い金属板を文様に切ったもの。また,それを漆面にはめこみ加飾する技法。平文(ヒヨウモン)に用いられるものより厚い。室町期以降蒔絵(マキエ)に多く用いられた。

かながいざいく

かながいざいく [5] 【金貝細工】
蒔絵(マキエ)に金貝を施すこと。また,その細工を施した蒔絵。

かながいばり

かながいばり [0] 【金貝貼り】
(1)木地蒔絵(キジマキエ)をする時に,地を汚さないようにスズの薄片を表面にはること。
(2)スズや鉛の薄片をはって本物に見せかけた竹光(タケミツ)。

かながえし

かながえし [3] 【仮名反し】
(1)漢字音の反切を仮名を用いて表すもの。
(2)中世以降,漢字音の反切法を利用して,日本語の語源を説明しようとしたもの。第一の音節の子音と第二の音節の母音が結合して,新たな音を生じたとする。例えば,「さ(然)」が「しか」から生じたと考える類。また,連続する二音節が一音節につづまる現象をさす語。反音。約音。約言。

かながき

かながき [0] 【仮名書き】
仮名で書くこと。また,書いたもの。
⇔真名(マナ)書き

かながきろぶん

かながきろぶん 【仮名垣魯文】
(1829-1894) 江戸末期・明治初期の戯作者・新聞記者。江戸の人。本名,野崎文蔵。別号,鈍亭・猫々道人。花笠文京に師事。風刺のきいた戯文に長じた。「仮名読新聞」「魯文珍報」を創刊。著「安愚楽鍋(アグラナベ)」「西洋道中膝栗毛」など。

かながしら

かながしら [3][0] 【金頭・鉄頭】
カサゴ目の海魚。全長40センチメートルに達する。体形はホウボウに似て,頭部に堅い骨格が発達し,胸びれで海底をはう。塩焼き・てんぷらなどにして美味。北海道南部以南の沿岸に分布。カナンド。

かながしら

かながしら [3][0] 【仮名頭】
いろは四七文字の最初の字。「い」の字。
⇔仮名尻(カナジリ)

かながた

かながた [0] 【金型】
金属で作った型の総称。ダイカスト用・鋳物用・型鍛造用・プラスチック成型用などがある。

かながわ

かながわ カナガハ 【神奈川】
関東地方南西部の県。かつての相模(サガミ)国の全域と武蔵(ムサシ)国の一部を占める。東は東京湾,南は相模湾に面し,東部は多摩丘陵,中部は相模原台地,西部は丹沢山地・箱根山となる。南東部に三浦半島が突出。県庁所在地,横浜市。

かながわこうかだいがく

かながわこうかだいがく カナガハコウクワ― 【神奈川工科大学】
私立大学の一。1962年(昭和37)創立の幾徳工業高等専門学校を母体とし,75年幾徳工業大学として設立,88年現名に改称。本部は厚木市。

かながわしかだいがく

かながわしかだいがく カナガハシクワ― 【神奈川歯科大学】
私立大学の一。1910年(明治43)創立の東京女子歯科医学校を源とし,64年(昭和39)設立。本部は横須賀市。

かながわじょうやく

かながわじょうやく カナガハデウ― 【神奈川条約】
⇒日米和親条約(ニチベイワシンジヨウヤク)

かながわだいがく

かながわだいがく カナガハ― 【神奈川大学】
私立大学の一。1929年(昭和4)創立の横浜専門学校を母体に,49年新制大学となる。本部は横浜市神奈川区。

かながわぶぎょう

かながわぶぎょう カナガハ―ギヤウ [5] 【神奈川奉行】
江戸幕府の職名。開港場神奈川(横浜市神奈川区)の外国関係の事務を担当。1859年に設置。

かなき

かなき 【鉗・金木】
〔「かなぎ」とも〕
(1)金属のように堅い木。
(2)堅い木や鉄で製した首かせ。「―つけ吾(ア)が飼ふ駒は引出せず/日本書紀(孝徳)」

かなきりごえ

かなきりごえ [5] 【金切り声】
金属を切る音のような,細くかん高い声。多く女性の声についていう。「―を上げる」

かなきりごえ

かなきりごえ【金切り声】
<in> a shrill voice.〜を出す (give a) shriek;→英和
scream.→英和

かなぎる

かなぎ・る 【金切る】 (動ラ四)
金切り声を出す。「―・つた声で,はなたれ娘が三弦(セン)をぞ弾居たる/滑稽本・根南志具佐」

かなくぎ

かなくぎ [0] 【金釘】
(1)金属で作った釘。
(2)「金釘流」の略。

かなくぎりゅう

かなくぎりゅう【金釘流(で書く)】
(write) a scrawl[bad hand].→英和

かなくぎりゅう

かなくぎりゅう [0] 【金釘流】
金釘を曲げたようなへたな字を書くことを,流派にみたててからかう言葉。

かなくさい

かなくさ・い [4] 【金臭い】 (形)[文]ク かなくさ・し
金属のもついやなにおいや味がする。「―・い水」

かなくず

かなくず [3][0] 【金屑】
金属を細工した時に出るくず。

かなくず

かなくず【鉄[金]屑】
scrap iron;filings.→英和

かなくそ

かなくそ [0] 【金屎】
(1)鉄のさび。
(2)鉄を焼いて打ち鍛える時に飛び落ちるかす。スラグ。
(3)〔便の色を金に見たてた語〕
黄色い軟便。かねぐそ。「―をひるのは乳母のそそう也/柳多留 21」

かなくらむし

かなくらむし [4] 【伽那久羅虫】
〔仏〕 微細な身でありながら,一度風にあえばたちまち大きくなって,一切の物を飲みこむという想像上の虫。からくらむし。

かなぐ

かなぐ [0] 【金具】
器具・器物などの金属製の部品や部分。

かなぐ

かなぐ【金具(を打つ)】
(nail) metal fittings <on> .

かなぐさり

かなぐさり [3] 【金鎖】
金属製の鎖。

かなぐさり

かなぐさり [3] 【仮名鎖】
和歌・俳諧で句の終わりと次の句の初めとを同音の仮名で連ねること。文字鎖。

かなぐし

かなぐし [0] 【金串】
金属製の串。魚や肉を焼く時に使う。

かなぐし

かなぐし【金串】
an iron skewer[spit].

かなぐつ

かなぐつ [0] 【鉄沓】
蹄鉄(テイテツ)。

かなぐつわ

かなぐつわ [3] 【金轡】
金属製のくつわ。かねぐつわ。

かなぐつわ=をはめる

――をは・める
賄賂(ワイロ)を贈って口止めする。

かなぐまわり

かなぐまわり [4] 【金具廻り】
甲冑の部分名。防御の中心となる小札(コザネ)が革を主材としているのに対し,胸板・脇板・壺板・冠板(カンムリイタ)など鉄板で作る部分の総称。金物。

かなぐり

かなぐり [0] 【金繰り】
「かねぐり(金繰)」に同じ。

かなぐりすてる

かなぐりす・てる [6][0] 【かなぐり捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かなぐりす・つ
(1)身につけている衣類などを,乱暴に取って放り出す。「上着を―・てて飛びかかる」
(2)大事にしてきたものを思い切って振り捨てる。「恥も外聞も―・てる」

かなぐりすてる

かなぐりすてる【かなぐり捨てる】
cast off.

かなぐり捨てる

かなぐりすてる【かなぐり捨てる】
cast off.

かなぐり捨てる

かなぐりす・てる [6][0] 【かなぐり捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かなぐりす・つ
(1)身につけている衣類などを,乱暴に取って放り出す。「上着を―・てて飛びかかる」
(2)大事にしてきたものを思い切って振り捨てる。「恥も外聞も―・てる」

かなぐる

かなぐ・る (動ラ四)
(1)荒々しく取り去る。「死にし人の髪を―・り抜き取るなりけり/今昔 29」
(2)荒々しく払いのける。「腹だち―・りて起くれば/落窪 1」

かなぐわ

かなぐわ [0] 【金鍬】
平たい鉄製の板に柄を直接取り付けた鍬。風呂無し鍬。

かなけ

かなけ【金気】
a metallic taste.〜がある contain mineral matter (水などが).

かなけ

かなけ [0] 【金気・鉄気】
(1)土・水に含まれる金属分。特に,鉄分。
(2)新しい鍋(ナベ)や釜(カマ)で湯を沸かした時に浮かび出る赤黒いしぶ。
(3)金銭に関すること。また,金銭。「一厘たりとも―は肌に着いてゐない/坑夫(漱石)」
(4)俗に,金属類。

かなげんりゅうこう

かなげんりゅうこう カナゲンリウカウ 【仮名源流考】
語学書。一冊。証本写真一冊を付す。大矢透著。1911年(明治44)刊。推古朝の文献に見える万葉仮名の漢字音の源流が,中国周代の古音にあることを論じた。

かなこおり

かなこおり [3] 【金氷】
非常に冷たいこと。また,冷たくて氷のような感じがするもの。「足が―のようになる」

かなごよみ

かなごよみ 【仮名暦】
昔,仮名で書いた暦。漢字で書いた暦に対して,女子用のもの。

かなさいぼう

かなさいぼう 【鉄撮棒】
敵を打ち倒すための武器。六角・八角などに削った棒に筋鉄(スジガネ)を伏せ,鉄の鋲(ビヨウ)を打ち並べ,鉄輪(カナワ)をはめ,上下に石突きを入れたものが多い。

かなさなじんじゃ

かなさなじんじゃ 【金鑽神社】
埼玉県神川村二の宮にある神社。祭神は天照大神(アマテラスオオミカミ)・素戔嗚尊(スサノオノミコト)・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。神体は御室ヶ岳。

かなさび

かなさび [0] 【金錆】
金属に生じるさび。

かなざわ

かなざわ カナザハ 【金沢】
姓氏の一。

かなざわ

かなざわ カナザハ 【金沢】
(1)石川県中部にある市。県庁所在地。加賀百万石の城下町として繁栄した往時を物語る町並みや建造物が多く残る。伝統的な焼き物・漆器・加賀友禅などのほか,近代産業も活発。金沢城跡・兼六園(ケンロクエン)などがある。
(2)〔古くは「かねさわ」〕
横浜市金沢区の地名。金沢文庫・金沢八景で有名。

かなざわいかだいがく

かなざわいかだいがく カナザハイクワ― 【金沢医科大学】
私立大学の一。1972年(昭和47)設立。本部は石川県内灘町。

かなざわがくいんだいがく

かなざわがくいんだいがく カナザハガクヰン― 【金沢学院大学】
私立大学の一。1986年(昭和61)設立。本部は金沢市。

かなざわけいざいだいがく

かなざわけいざいだいがく カナザハ― 【金沢経済大学】
私立大学の一。1967年(昭和42)設立。本部は金沢市。

かなざわこうぎょうだいがく

かなざわこうぎょうだいがく カナザハコウゲフ― 【金沢工業大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)設立。本部は石川県野々市町。

かなざわさねとき

かなざわさねとき カナザハ― 【金沢実時】
⇒北条(ホウジヨウ)実時

かなざわしょうざぶろう

かなざわしょうざぶろう カナザハシヤウザブラウ 【金沢庄三郎】
(1872-1967) 言語学者・国語学者。大阪生まれ。東大卒。国語と朝鮮語との系統関係についての研究が多い。著「日韓両国語同系論」「日鮮同祖論」,編「辞林」「広辞林」など。

かなざわだいがく

かなざわだいがく カナザハ― 【金沢大学】
国立大学の一。1922年(大正12)創立の金沢医大,1886年(明治19)創立の第四高等学校と,金沢高師・金沢工専・石川師範・同青年師範が合併して1949年(昭和24)新制大学となる。本部は金沢市。

かなざわはっけい

かなざわはっけい カナザハ― 【金沢八景】
横浜市金沢区にある,洲崎の晴嵐,瀬戸の秋月,小泉の夜雨,乙艫(オツトモ)の帰帆,称名寺の晩鐘,平潟の落雁,野島の多照,内川の暮雪の八景。明の心越禅師が中国瀟湘(シヨウシヨウ)八景を模して命名。

かなざわびじゅつこうげいだいがく

かなざわびじゅつこうげいだいがく カナザハ― 【金沢美術工芸大学】
公立大学の一。1946年(昭和21)創立の金沢美術工芸専門学校を源とし,短期大学を経て,55年設立。本部は金沢市。

かなざわぶんこ

かなざわぶんこ カナザハ― 【金沢文庫】
〔「かねさわぶんこ」とも〕
鎌倉中期,北条実時(サネトキ)が武蔵国金沢{(2)}の称名寺境内に創建した文庫。実時が和漢の書籍を蒐集書写して収蔵したのに始まる。金沢学校とも呼ばれ,足利学校とともに中世学問の中心。鎌倉幕府滅亡とともに衰微したが,1930年(昭和5)再興,貴重書多数が現在に伝わる。称名寺文庫。

かなし

かなし [0] 【仮名詩】
俳諧用語。漢詩の五言律・七言律などの形式にならい,国語で綴(ツヅ)った詩。各務支考(カガミシコウ)の創意といわれ,五十音図の横列によって仮名の押韻(オウイン)(脚韻)を試みた。蕪村の「春風馬堤曲」もその一つ。和詩。

かなしい

かなしい【悲しい】
sad;→英和
sorrowful.悲しそうに[悲しげに]sadly;→英和
sorrowfully.

かなしい

かなし・い [0][3] 【悲しい・哀しい・愛しい】 (形)[文]シク かな・し
□一□心が痛んで泣きたくなるような気持ちだ。つらく切ない。《悲・哀》「母に死なれて―・い」「誠意が通じなくて―・い」
□二□(古くは「愛し」と書かれた)
(1)身にしみていとしい。切ないほどにかわいい。《愛》「何そこの児(コ)のここだ―・しき/万葉 3373」
(2)心にしみるような趣だ。深い感興を感ずる。「みちのくはいづくはあれど塩釜の浦こぐ舟の綱手―・しも/古今(東歌)」
(3)見事だ。感心するほど立派だ。「―・しくせられたりとて,見あさみけるとなん/著聞 17」
(4)残念だ。くやしい。「物もおぼえぬくさり女に―・しう言はれたる/宇治拾遺 7」
(5)貧苦がつらい。「ひとりあるせがれを行く末の楽しみに,―・しき年をふりしに/浮世草子・永代蔵 1」
〔悲しいにつけ愛(イト)しいにつけ,感情が痛切に迫って心が強く打たれるさまを表す意が原義〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)

かなしがる

かなしが・る [4] 【悲しがる】 (動ラ五[四])
(1)悲しいという気持ちを態度に表す。
(2)いとしいと思う気持ちを態度に表す。《愛》「にくげなるちごを,おのが心地のかなしきままに,うつくしみ―・り/枕草子 96」

かなしき

かなしき [0] 【金敷・鉄敷】
鍛造や板金で,加工しようと思う金属をのせる鋳鉄製または鋳鋼製の作業台。鉄床(カナトコ)。アンビル。
金敷[図]

かなしきがんぐ

かなしきがんぐ 【悲しき玩具】
歌集。石川啄木作。死後,1912年(明治45)土岐哀果の手で刊行。第二歌集。処女歌集「一握の砂」の三行書きを踏襲し,切迫した生活感情がうたわれている。

かなしさ

かなしさ【悲しさ】
sadness;→英和
sorrow;→英和
sorrowfulness.

かなしばり

かなしばり【金縛りになっている】
be bound hand and foot;[金で]be tied down with money.

かなしばり

かなしばり [3][0] 【金縛り】
(1)金鎖で縛ったように,きつくしっかりと縛りあげること。
(2)金銭で人の自由を束縛すること。
(3)「金縛りの法」に同じ。「―に遭ったように動けなかった」

かなしばりのほう

かなしばりのほう [3] 【金縛りの法】
修験者(シユゲンジヤ)の行う秘法で,不動明王の威力によって相手を身動きできないようにする法。不動金縛りの法。

かなしび

かなしび 【悲しび・哀しび】
悲しむこと。悲しみ。「見奉り置く―をなむ,かへすがへす宣ひける/源氏(桐壺)」

かなしぶ

かなしぶ [0] 【金渋・鉄渋】
水に混じった鉄錆(テツサビ)。

かなしぶ

かなし・ぶ 【悲しぶ・哀しぶ・愛しぶ】
■一■ (動バ四)
「かなしむ」に同じ。「霞をあはれび露を―・ぶ心/古今(仮名序)」
■二■ (動バ上二)
「かなしむ」に同じ。「言問ひせむと惜しみつつ―・びませば/万葉 4408」
〔上代には上二段活用,中古に四段に転じた〕

かなしみ

かなしみ [0][3] 【悲しみ・哀しみ・愛しみ】
(1)かなしむこと。「―に打ち沈む」
(2)いとおしむこと。また,あわれむこと。「祖子(オヤコ)の―深き事を知しめんが為也/今昔 4」

かなしみ

かなしみ【悲しみ】
sorrow;→英和
sadness;→英和
grief.→英和

かなしみのせつ

かなしみのせつ [6] 【悲しみの節】
四旬節(シジユンセツ)の異名。

かなしむ

かなし・む [3] 【悲しむ・哀しむ・愛しむ】 (動マ五[四])
(1)悲しい気持ちになる。心が痛む。《悲・哀》「恩師の死を―・む」
(2)いとしいと思う。かわいがる。《愛》「親の身として子を―・まざるはなかりしに/浮世草子・置土産 2」
(3)深く心を動かす。《愛》「かく機縁深くして行き合へる事を―・んで/今昔 26」
[可能] かなしめる

かなしむ

かなしむ【悲しむ】
be[feel]sad[sorrowful];grieve <at,over> ;→英和
regret (遺憾).→英和
〜べき regrettable;→英和
deplorable.→英和
…は〜べきことだ It is a pity that….

かなじゃくし

かなじゃくし [3] 【金杓子】
金属製の杓子。

かなじょ

かなじょ [0] 【仮名序】
仮名書きの序文。
⇔真名(マナ)序

かなじり

かなじり [0] 【仮名尻】
いろは四七文字の最後に付け加える「京」の字。
⇔仮名頭(カナガシラ)

かなすき

かなすき [0] 【金鋤・鉄鋤】
鉄製の鋤。

かなず

かな・ず カナヅ 【奏づ】 (動ダ下二)
⇒かなでる

かなぞうし

かなぞうし [3] 【仮名草子】
(1)江戸初期に行われた仮名または仮名交じり文の物語・小説・教訓書・地誌・遊女評判記などの総称。実用性・教訓性・娯楽性などを特色とする。作者に浅井了意・鈴木正三(シヨウサン)らがあり,作品に「清水物語」「竹斎」「恨之介」「東海道名所記」など多数がある。室町時代の御伽草子(オトギゾウシ)のあとを受け,西鶴の「好色一代男」に始まる浮世草子へ連なる。
(2)仮名文もしくは漢字仮名交じり文で書かれた草子類の総称。

かなた

かなた【彼方(に)】
(over) there;→英和
far away;in the distance;→英和
beyond <the sea> ;→英和
on the other side <of the river> .

かなた

かなた [1] 【彼方】 (代)
遠称の指示代名詞。
(1)あるものを越して,話し手から遠く離れた先の方,またはその場所をさす。むこう。あなた。「海の―の国」「二万光年の―の星」
(2)現在から遠く隔たった過去および未来をさす。「歴史の―」

かなたこなた

かなたこなた [1][1][4] 【彼方此方】 (代)
指示代名詞。いろいろの方向・地点をさす。あちらこちら。「―で奏し出す折からの音楽(バンド)につれて/あめりか物語(荷風)」

かなだらい

かなだらい [3] 【金盥】
金属製のたらい。

かなだらい

かなだらい【金盥】
a metal basin.

かなつぼ

かなつぼ [0] 【金壺】
金属製の壺。銅壺(ドウコ)・鉄壺の類。

かなつぼまなこ

かなつぼまなこ [5] 【金壺眼】
眼窩(ガンカ)の落ちくぼんだ丸い眼。

かなつんぼ

かなつんぼ [3] 【金聾】
まったく耳の聞こえないこと。また,そういう人。かなつんぼう。

かなづ

かなづ 【金津】
福井県北部の町。北陸街道の宿駅。北部に吉崎御坊があり,芦原(アワラ)温泉も近い。

かなづかい

かなづかい [3] 【仮名遣い】
(1)日本語を仮名で書き表す時の,同音の仮名の使い分け。また,その使い分けについての規準。
→現代仮名遣い
→歴史的仮名遣い
→表音式仮名遣い
→定家仮名遣い
(2)それぞれの仮名がどのような音を表すのに使われていたかということ。仮名の用法の実態。「上代特殊―」
(3)文字や文章の書き表し方。また,言葉の書き表し方。「此日の本の―,千言玉をつらぬるも,心を顕はすこと読なす文字(モンジ)のてにはに有/浄瑠璃・聖徳太子」

かなづかいおくのやまじ

かなづかいおくのやまじ カナヅカヒ―ヤマヂ 【仮字遣奥山路】
語学書。三巻。石塚竜麿著。1798年以前の成立。上代の文献では,キ・ヒ・ミなどの音節に二類の使い分けがあり互いに混用されることがないという,上代特殊仮名遣いの存在を初めて実証的・帰納的に述べた書。
→上代特殊仮名遣い

かなづち

かなづち [3][4] 【金槌・鉄鎚】
(1)釘などを打ちつける道具。頭部が鉄製の鎚。
(2)〔(1)は重くて沈むことから〕
泳ぎのまったくできないこと。また,そういう人。
金槌(1)[図]

かなづち

かなづち【金槌】
a (an iron) hammer.→英和
〜で打つ hammer <a nail> .

かなづち=の川流(カワナガ)れ

――の川流(カワナガ)れ
(1)人に頭の上がらないことのたとえ。
(2)出世の見込みのないことのたとえ。

かなづちあたま

かなづちあたま [5] 【金槌頭】
考え方が頑固で融通のきかない人をからかっていう語。石頭。

かなづちろん

かなづちろん 【金槌論】
双方が自分の主張を繰り返すだけの議論。また,畳み込むように主張を述べたてる議論。「生木に釘打つ―/浄瑠璃・双生隅田川」

かなてこ

かなてこ【鉄挺】
a crowbar;→英和
an iron lever.

かなてこ

かなてこ [0] 【鉄梃】
鉄製のてこ。かなてこぼう。てってい。

かなてこおやじ

かなてこおやじ 【鉄梃親父】
〔鉄梃でも動かない親父の意〕
頑固おやじ。強情なおやじ。「一向聞かぬ―/歌舞伎・五大力」

かなてこぼう

かなてこぼう [4][0] 【鉄梃棒】
「鉄梃(カナテコ)」に同じ。

かなでほん

かなでほん [3] 【仮名手本】
(1)いろは歌を平仮名で書いた習字の手本。
(2)「仮名手本忠臣蔵」の略。

かなでほんちゅうしんぐら

かなでほんちゅうしんぐら 【仮名手本忠臣蔵】
人形浄瑠璃の一。時代物。竹田出雲・三好松洛・並木千柳作。1748年竹本座初演。通称「忠臣蔵」。赤穂(アコウ)義士の仇討ち事件を題材としたもの。時代を「太平記」の世界にとり,塩谷(エンヤ)判官(浅野内匠頭(タクミノカミ))の臣大星由良之助(大石内蔵助(クラノスケ))ら四十七士が高師直(コウノモロナオ)(吉良上野介(キラコウズケノスケ))を討つことを主筋に,お軽・勘平(萱野三平)の恋と忠義などを副筋に脚色。初演後すぐに歌舞伎にも移された。人形浄瑠璃・歌舞伎の代表的演目で,興行して不入りのことがないところから,芝居の独参湯(ドクジントウ)(起死回生の妙薬)と称せられる。

かなでる

かな・でる [3] 【奏でる】 (動ダ下一)[文]ダ下二 かな・づ
(1)音楽を奏する。楽器,特に弦楽器を鳴らす。「琴を―・でる」「セレナーデを―・でる」
(2)手足を動かして舞う。「手を挙げ膝を打ち舞ひ―・で歌ひ参来つ/古事記(下)」
(3)鞭(ムチ)などを振る。「馬をいさめて,手,鞭を―・づ/海道記」

かなでる

かなでる【奏でる】
play <a tune,the koto> .→英和

かなとおし

かなとおし [3][0] 【金通し】
針金の網を張った篩(フルイ)。

かなとこ

かなとこ [0] 【鉄床】
「鉄敷(カナシキ)」に同じ。

かなとこ

かなとこ【鉄床】
an anvil.→英和

かなとこぐも

かなとこぐも [5] 【鉄床雲】
上部が水平に広がり,鉄床形になった積乱雲。

かなどう

かなどう [0] 【金胴】
鎧(ヨロイ)の胴の一。鉄板を矧(ハ)ぎ合わせた四枚の板を蝶番(チヨウツガイ)でつないだ胴。後世の,最上胴(モガミドウ)。

かなどうろう

かなどうろう [3] 【金灯籠】
鉄・銅・真鍮(シンチユウ)など金属でつくった灯籠。

かなな

かなな (連語)
〔終助詞「かな」に詠嘆の終助詞「な」の付いたもの〕
感動の意を強く表す。…だなあ。「少将の…おもむきは耳とどめ給ひつや。いたき主―/源氏(藤裏葉)」

かなのかい

かなのかい カナノクワイ
〔「かなのくわい」と書いた〕
漢字を廃し仮名文字のみによる国語表記を主張する仮名文字論者が合併して1883年(明治16)に結成した団体。

かなのもとすえ

かなのもとすえ 【仮字本末】
語学書。二巻,付録一巻。伴信友著。1850年刊。仮名の起源と沿革を記し,神代文字の存在を否定する。

かなはだ

かなはだ [0] 【鉄肌】
(1)刀身の地鉄の表面の状態。折り返し鍛造により生じた正目・板目などの鍛え目がある。
(2)鉄を熱した時,表面に生ずる酸化鉄。火肌(ヒハダ)。

かなはらまき

かなはらまき [4] 【金腹巻】
鎧(ヨロイ)の一。鉄板をつないで衡胴(カブキドウ)とした簡便な腹巻。室町末期に出現。

かなはん

かなはん [0] 【金版】
〔「かなばん」とも〕
箔(ハク)押しや空(カラ)押しに用いる凸版。多く真鍮(シンチユウ)製。

かなばかり

かなばかり [3] 【矩計り】
(1)〔建〕 建物各部の高さを詳しく定めるための断面図。地盤面を基準に,床高・軒高・窓高・腰高・天井高などを示す。矩計図。
(2)検地や建築現場で長さを測るために使う竿。間竿(ケンザオ)。[和訓栞]

かなばさみ

かなばさみ [3] 【金鋏・金鉗】
(1)金属の薄板を切る鋏。
(2)「金箸(カナバシ)」に同じ。

かなばし

かなばし [3] 【金箸】
鍛冶(カジ)で,焼けた金属をはさむのに用いる,大きな鋏のような道具。かなばさみ。

かなばち

かなばち [0] 【金鉢・鉄鉢】
(1)金属製の鉢。
(2)鉄製の兜(カブト)の鉢。

かなひばし

かなひばし [3] 【金火箸】
金属製の火箸。

かなびく

かなび・く 【金引く】 (動カ四)
(1)刀の切れ味をためす。「太刀の金をも―・いて/太平記 33」
(2)人の心をためす。「御心どもを―・き奉らん/平家 7」

かなびし

かなびし [0] 【鉄菱】
武器の一。菱の実の形に似た,とげのある鉄片。地面にまいて敵の人馬の進退を妨げた。

かなぶつ

かなぶつ [0] 【金仏】
(1)金属製の仏像。かなぼとけ。
(2)感情の動きの少ない人。心の冷たい人。

かなぶろ

かなぶろ [0] 【金風炉】
茶道具の一。青銅製や鉄製の風炉。唐銅風炉。

かなぶん

かなぶん(ぶん)
《虫》a scarab.→英和

かなぶん

かなぶん [1][2] 【金蚉】
コガネムシ科の甲虫。体長25ミリメートル内外。銅色または銅緑色で金属光沢がある。コガネムシに似るがやや平たい。夏期,クヌギ・ナラなどの樹液に集まる。中国・朝鮮と日本の本州以南に分布。[季]夏。
金蚉[図]

かなぶん

かなぶん [0] 【仮名文】
仮名で書いた文章。

かなぶんぶん

かなぶんぶん [1][3]
カナブンに同じ。

かなへび

かなへび [0] 【金蛇・蛇舅母】
有鱗目カナヘビ科のトカゲの総称。多くは全長20センチメートル内外で,尾は全長の二分の一以上もある。ニホンカナヘビは日本特産種。側面に帯状斑紋がある。草むらなどを好み,動きは素早く,昆虫・クモなどを捕食する。

かなべら

かなべら [0][3] 【金篦】
(1)石膏(セツコウ)型を造る際に用いる金属製のへら。
(2)鏝(コテ)。

かなほうご

かなほうご [3] 【仮名法語】
仮名または,漢字仮名交じりのやさしい文章で書かれた仏の教え。源信の「横川(ヨカワ)法語」,法然の「一枚起請文」など。

かなぼう

かなぼう【金棒】
an iron rod (鉄棒);a crowbar (鉄挺(かなてこ)).→英和
金棒引き a gossipmonger.

かなぼう

かなぼう [0] 【金棒・鉄棒】
(1)武器の一。鉄製の棒。金撮棒(カナサイボウ)。「鬼に―」
(2)頭部に鉄の輪をつけた鉄製の杖。夜回りや行列の先頭に立つ者が突き鳴らし,人々の注意をひくのに用いる。
(3)器械体操に使う用具。鉄棒(テツボウ)。
〔明治・大正期によく使われた語〕
(4)「金棒引き」の略。「長屋中―引いて人の蔭沙汰あする…/滑稽本・浮世風呂 2」

かなぼうひき

かなぼうひき [3] 【金棒引き・鉄棒引き】
(1)金棒{(2)}を突き鳴らして夜警や警固などをすること。また,その人。
(2)ちょっとしたことを大げさにふれまわること。また,その人。

かなぼとけ

かなぼとけ [3] 【金仏】
金属製の仏像。かなぶつ。

かなぼん

かなぼん [0] 【仮名本】
仮名書きの本。

かなまじり

かなまじり [3][0] 【仮名交じり】
漢字に仮名を交ぜて文章を書くこと。また,その文章。

かなまじりむすめせつよう

かなまじりむすめせつよう 【仮名文章娘節用】
人情本。三編九冊。曲山人作。1831〜34年刊。小さん・金五郎の悲恋物語。武家社会を舞台とし最後は小さんの自殺で終わる。

かなまぜ

かなまぜ 【金交ぜ・鉄交ぜ】
本小札(ホンコザネ)の鎧(ヨロイ)で,革小札に鉄小札を交えて綴ったもの。鉄と革を交互に入れたものを一枚交ぜ,革二枚に鉄一枚を二枚交ぜと呼ぶ。

かなまた

かなまた [0] 【鉄叉】
先端を叉状にした鉄の棒。炭火などを突き砕いたり,置きなおしたりするのに使う。

かなまり

かなまり 【金椀・鋺】
金属製の椀(ワン)。「銀(シロカネ)の―/竹取」

かなまるざ

かなまるざ 【金丸座】
香川県琴平町にある江戸時代の芝居小屋。

かなむぐら

かなむぐら [3] 【金葎】
クワ科のつる性一年草。路傍・荒れ地に群生する。茎と葉柄に鋭い逆向きのとげがある。葉は長い葉柄があり,モミジ状。雌雄異株。秋,雄株は黄緑色の小花を円錐状に,雌株は緑色の花穂をつける。茎と葉を健胃薬・利尿薬にする。八重葎。

かなむち

かなむち [3] 【鉄鞭】
(1)鉄製の鞭。
(2)室町時代,警備のため,走り衆が携えた鉄の棒。かなぶち。

かなめ

かなめ【要】
(1) the rivet (of a fan).→英和
(2) the point (要点).→英和

かなめ

かなめ [0] 【要】
(1)物事の最も大切な点や事柄,また人物。要点。「チームの―」「肝心―のところで失敗する」
(2)扇の骨を留めるのに用いる釘。また,扇のその場所。
(3)「要黐(カナメモチ)」の略。

かなめいし

かなめいし [3] 【要石】
(1)茨城県の鹿島神宮にある神石。根が深く,地震を鎮めているという。「ゆるぐともよもや抜けじの―/浄瑠璃・用明天皇」
(2)〔建〕 石や煉瓦でアーチを造る際,最後に頂点に入れて他を固定するための楔形(クサビガタ)の石。剣石。楔石。キーストーン。
(3)物事の支えとなる大切な事柄や人物。「是ぞお留守の―/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(4)「役石(ヤクイシ)」に同じ。
(5)露地の飛び石の一。他の石より少し高く据えてあり,この石の上から露地の景がよく眺められる。

かなめいし

かなめいし【要石】
the keystone.→英和

かなめがき

かなめがき [3] 【要垣・金目垣】
要黐(カナメモチ)で造った生け垣。

かなめのき

かなめのき [5] 【要の木・金目の木】
要黐(カナメモチ)の別名。

かなめもち

かなめもち [3] 【要黐】
バラ科の常緑小高木。暖地に自生。庭木や生け垣とする。葉は厚く,長楕円形。若葉と落葉前の葉は赤い。五,六月,白色の小花を多数開く。材は堅く強く,扇の骨や,鎌(カマ)の柄,車軸などにする。アカメモチ。ソバノキ。

かなめん

かなめん [0] 【鉄面】
武具の一。顔面を防ぐのに用いる。顔面全部を覆うものを面頬(メンボオ),目の下を覆うものを半頬(ハンボオ),頤(オトガイ)に当てるものを猿頬(サルボオ)という。

かなもじ

かなもじ [0] 【仮名文字】
⇒仮名(カナ)

かなもじかい

かなもじかい カナモジクワイ
〔「カナモジカイ」と書いた〕
1920年(大正9),山下芳太郎を中心に仮名文字協会が設立され,のちにカナモジカイと改称。片仮名左横書きを主張。

かなもじづかい

かなもじづかい 【仮名文字遣】
仮名遣い書。行阿著。1363年以後成立。藤原定家の「下官集」に準拠し,仮名の書き分けを示す。「を・お,え・ゑ・へ,ひ・い・ゐ,ほ・わ・は・む・う・ふ」の一四項を立て,各項ごとに,その仮名を用いるべき語を列挙したもの。定家仮名遣いと呼ばれ,江戸中期まで歌人の間で用いられた。行阿仮名遣。

かなもの

かなもの【金物】
hardware (器物);→英和
ironware (鉄器);→英和
metal fittings (金具).金物屋 a hardware man[ <英> an ironmonger](人);a hardware store[ <英> an ironmonger's](店).

かなもの

かなもの [0] 【金物】
(1)鍋(ナベ)や釜(カマ)など比較的小さな金属製の器具の総称。「―屋」
(2)「金具廻(カナグマワ)り」に同じ。「鎧を見るに輪違ひを―にほりすかしたり/太平記 26」

かなもり

かなもり 【金森】
姓氏の一。

かなもりそうわ

かなもりそうわ 【金森宗和】
(1584-1656) 江戸前期の茶人。飛騨国高山城主可重(ヨシシゲ)の子。名は重近。祖父長近(ナガチカ),父可重ともに茶人として知られる。父から茶道を学んだが,のち勘当されて京都に閑居。茶道宗和流の祖。

かなもりとくじろう

かなもりとくじろう 【金森徳次郎】
(1886-1959) 憲法学者・政治家。名古屋市生まれ。東大卒。日本国憲法審議担当国務大臣。国立国会図書館初代館長。

かなや

かなや (連語)
〔終助詞「かな」に詠嘆の間投助詞「や」の付いたもの〕
文末にあって,詠嘆・感動の意を表す。…だなあ。…なあ。「ものいはぬ四方のけだものすらだにも哀れなる―親の子を思ふ/金槐(雑・定家本)」「悲しき―。父の心を知りたれば/義経記 2」

かなや

かなや 【金谷】
静岡県中部,榛原(ハイバラ)郡の町。東海道の大井川越えの宿場町。

かなや

かなや [0] 【金屋】
大鍛冶(オオカジ)(製鉄)・小鍛冶(刀鍛冶)・鋳物師(イモジ)など,鉄を主とした金属加工業の作業場。またこれら職人の総称。

かなやき

かなやき [0] 【鉄焼き】
鉄の焼き印を押すこと。かねやき。「尾髪を切り,―して/平家 4」

かなやごがみ

かなやごがみ [4] 【金屋子神】
鍛冶(カジ)師・たたら師・鋳物師(イモジ)などが信奉する鉄の神・火の神。東北から九州まで広く分布しているが,特に中国地方で盛ん。

かなやずみ

かなやずみ [3] 【金屋炭】
「鍛冶屋炭(カジヤズミ)」に同じ。

かなやま

かなやま [0] 【金山】
金属鉱石を掘り出す山。鉱山。

かなやまがたり

かなやまがたり 【金山騙り】
詐欺師。山師。「―,…家に鼠,国に賊,油断することなかれ/浮世草子・昼夜用心記」

かなやまさま

かなやまさま [6][5] 【金山様】
鍛冶屋がまつる神様。

かなやまつば

かなやまつば [5] 【金山鐔】
室町中期に始まる鉄透かし鐔の流派。尾張熱田の金山の地で製作されたという。地鉄は手強く,構図は簡素で幾何学的なものが多い。尾張鐔に近い作風だが,より簡明で力強い。尾張鐔とともに透かし鐔の双璧。一派は江戸初期頃まで続く。

かなやまびこ

かなやまびこ 【金山彦】
鉱山の神。金山姫と対をなす。

かならず

かならず【必ず】
certainly;→英和
surely;without fail (確かに);by all means (ぜひ);always (常に).→英和
〜しも…でない not always[necessarily].

かならず

かならず [0] 【必ず】 (副)
〔「仮(カリ)ならず」からできた語か〕
(1)例外なく。常に。「生あるものは―死ぬ」「会えば―けんかになる」
(2)まちがいなく。きっと。「―来てください」「―成功してみせる」「宿題を―やりなさいよ」
(3)(下に禁止や打ち消しの語を伴って)決して。必ずしも。「―一味同心なることは候はず/平家 7」

かならずしも

かならずしも [4] 【必ずしも】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)一部分はそうであっても,全部がそうではないということを表す。いつでも…ではない。「貧乏だからといって―不幸ではない」

かならずや

かならずや [4] 【必ずや】 (副)
〔「必ず」に助詞「や」の付いた語〕
きっと。たしかに。「―実業界において成功するだろう」

かなり

かなり
fairly;pretty;→英和
rather.→英和
〜の fair <success> ;→英和
tolerable (可);→英和
considerable (多大の).→英和

かなり

かなり [1] 【可成り・可也】
■一■ (副)
〔連語「可なり」からできた語〕
非常にというほどではないが,普通の程度を大分超えているさま。相当。「―うまくいった」「―の損害」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■}に同じ。「―な金額にのぼる」「パリに住むようになってから―になる」

かなわ

かなわ 【鉄輪】
能の一。四番目物。自分を捨てて新しい女のもとへ走った夫に復讐しようと,頭に鉄輪を戴き貴船の宮に丑(ウシ)の時参りをした女が,神託を得て鬼となる。

かなわ

かなわ [0] 【金輪・鉄輪】
(1)三本の足を付けた鉄製の輪。火鉢や囲炉裏の火の上に立て,やかん・鍋などの台にする。五徳。
(2)金属製の輪。また,鉄製の車輪。
(3)家紋の一。五徳の輪の部分を三つから七つ組み合わせたもの。

かなわ∘ない

かなわ∘ない カナハ― 【敵わない】 (連語)
(1)(力や能力が)…に対抗できない。勝てない。かなわぬ。「いくら頑張っても君には―∘ない」
(2)(「…て(は)かなわない」の形で,形容詞を受けて)負担が大きくて,それに耐えられない。困ってしまう。もて余してしまう。かなわぬ。かなわん。「こう暑くては―∘ない」「このカメラは重くて―∘ない」
→かなう

かなわ∘ぬ

かなわ∘ぬ カナハ― 【叶わぬ・適わぬ】 (連語)
(1)望みが実現しない。かなわない。「―∘ぬ恋」
(2)(「…しなくてはかなわぬ」の形で)そうしなくては実現できない。どうしても必要である。かなわない。「行かなくては―∘ぬ用事」

かなわ∘ぬ=時の神頼み

――時の神頼み
⇒「かなう(叶・適)」の句項目

かなわうけ

かなわうけ 【鉄輪請け】
江戸時代,三人の者が互いに金銭貸借などの請人となり合ったこと。また,その人。

かなわつぎ

かなわつぎ [3] 【金輪継(ぎ)】
木造継手の一。追っ掛け継ぎに似るが,胴付きに目違いを持ち,継手中央の側面に栓を打ち込んで締める複雑なもの。断面は結び目のように固く組み合い,はずれにくいため梁・桁の継手や柱の根継ぎなどに用いる。

かなわらび

かなわらび [3] 【鉄蕨】
オシダ科カナワラビ属の常緑性シダの一群。葉は二,三回羽状に分裂。羽片は一般に硬質で,鋸歯は鋭く,先がとげ状。常緑樹林の林床に自生。

かなわん

かなわん [0] 【金椀】
金属製の椀。かなまり。

かなん

かなん 【河南】
(1)中国,黄河の中流域を占める省。土地が肥沃で農業が盛ん。洛陽(ラクヨウ)・開封などの古都がある。省都,鄭州(テイシユウ)。別名,豫。ホーナン。
(2)洛陽の古名。

かなん

かなん クワ― [0] 【火難】
火による災難。火事。

かなん

かなん [0] 【家難】
一家の災難。

かなん

かなん クワ― [1] 【華南】
中国の南部,福建省と珠江流域にある広東・貴州・雲南の三省と,広西チワン族自治区から成る地方。

かなん

かなん 【河南】
(1)宮城県東部,桃生(モノウ)郡の町。北上川の南に位置し,水田単作地帯。旭山は桜の名所。
(2)大阪府南東部,南河内郡の町。金剛山地斜面にありミカンを栽培。弘川(ヒロカワ)寺(西行法師の墓がある),高貴寺などがある。

かなん

かなん クワ― [0] 【禍難】
災難。わざわい。「―に遭う」

かなんぷ

かなんぷ 【河南浦】
〔「かなんふ」とも〕
雅楽の一。左方に属する黄鐘調新楽の曲。役人の料理した魚を食べ,骨をのどにさして苦しむ体(テイ)を舞う。舞・曲とも廃絶。

かなタイプ

かなタイプ [3] 【仮名―】
仮名文字を使ったタイプライター。平仮名よりも片仮名の方が普通。

かに

かに【蟹】
a crab.→英和
‖蟹の甲 a crust.蟹缶 canned[ <英> tinned]crab.蟹工船 a floating crab cannery.蟹座 the Crab;Cancer.蟹サラダ crabmeat salad.

かに

かに [0] 【蟹】
(1)甲殻綱十脚目のうち尾の短い一群の節足動物の総称。一対のはさみと四対の歩脚,堅い甲を持ち,大部分は横にはう。海産・淡水産とも種類が多く,大きさもさまざま。食用になるものも多い。タラバガニやヤシガニは分類上カニ類ではないが,一般にはカニと呼ばれる。
(2)俳句で,サワガニや,磯にいる小さいカニ類。[季]夏。《さかしげに帆綱をのぼる小―かな/鈴鹿野風呂》

かに

かに [1] (名)スル
〔女性語〕
「かんにん(勘忍)」の転。「親方様―して下され私が悪い/五重塔(露伴)」

かに

かに 【可児】
岐阜県南部,木曾川中流域の市。パルプ・自動車部品工業などが発達。日本ライン下りの起点。

かに=の念仏

――の念仏
口の中でぶつぶつつぶやくさま。

かに=の穴這入(アナハイ)り

――の穴這入(アナハイ)り
あわてふためくさま。

かに=は甲羅(コウラ)に似せて穴を掘(ホ)る

――は甲羅(コウラ)に似せて穴を掘(ホ)る
人は各々その分に応じた考えや行動をする。

かにあられ

かにあられ クワ― [3] 【窠に霰】
織り模様の一。霰模様(のちの市松模様)の地紋に,同色の窠紋(カモン)を散らしたもの。束帯の表袴(ウエノハカマ)などに多く用いた。
窠に霰[図]

かにいし

かにいし [0][2] 【蟹石】
カニの化石。また,カニのような形の化石。

かにえ

かにえ 【蟹江】
愛知県西部,海部(アマ)郡の町。名古屋市の西に接する水郷地帯で,施設園芸が盛ん。

かにかくに

かにかくに (副)
とやかくと。あれこれと。「―人は言ふとも織り継がむ/万葉 1298」

かにく

かにく クワ― [0][1] 【果肉】
ウメ・モモなどの液果の食用にする部分。普通,中果皮の部分で多汁質の柔細胞よりなる。

かにく

かにく【果肉】
flesh;→英和
《植》sarcocarp.

かにくいざる

かにくいざる カニクヒ― [5] 【蟹喰猿】
オナガザル科の哺乳類。体長50センチメートル内外で,尾は体長よりやや長い。体はほっそりしており,灰褐色ないし褐色。川沿いの密林や山地に小群ですむ。カニや貝類を好み,木の実・穀類なども食う。実験動物として重要。東南アジア・東インドに分布。

かにくさ

かにくさ [0] 【蟹草】
カニクサ科の夏緑性シダ植物。葉は羽状複葉で,地下の根茎から出る。地上部は全体が葉で,つる状で茎にみえる部分は葉柄にあたる。羽片は三角形。胞子や根を漢方薬として用いる。ツルシノブ。シャミセンヅル。スナクサ。漢名,海金砂。

かにくそ

かにくそ [0] 【蟹屎】
赤ん坊が生まれて初めてする大便。青黒く粘り気がある。かにばば。かに。胎便。

かにぐま

かにぐま [0] 【蟹隈】
歌舞伎の隈取の一。蟹の形状で模した紅隈。半道敵(ハンドウガタキ)役に用いる。

かにこうせん

かにこうせん [0] 【蟹工船】
漁獲したカニを船中ですぐに缶詰に加工する設備のある船。カニ母船。

かにこうせん

かにこうせん 【蟹工船】
小説。小林多喜二作。1929年(昭和4)「戦旗」発表。綿密な調査をもとに,タラバガニ漁の蟹工船における未組織労働者の階級闘争を描いたプロレタリア文学の代表作。

かにこうもり

かにこうもり [3] 【蟹蝙蝠】
キク科の多年草。深山の林中に生える。茎は高さ約60センチメートル,数個の葉を互生し,葉はカニの甲羅に似る。夏から秋にかけ茎頂に円錐花序を立てて多数の白色の頭花をつける。

かにざ

かにざ [0] 【蟹座】
〔(ラテン) Cancer〕
三月下旬の宵に南中する黄道星座。双子座と獅子(シシ)座の間にある。黄道十二宮の巨蟹(キヨカイ)宮に相当し,約二千年前には,ここに天球の夏至点があった。

かにせいうん

かにせいうん [3] 【蟹星雲】
牡牛(オウシ)座にあるガス星雲。強い電波や X 線の放射源。藤原定家の「明月記」や中国の記録から,1054年に木星ほどに輝いてこの付近に現れた超新星の残骸と考えられる。

かにたま

かにたま [0] 【蟹玉】
中国料理の一。ほぐしたカニの肉と野菜を卵でとじて味をつけたもの。芙蓉蟹(フーヨーハイ)・(フーロンシエ)。

かにつりぐさ

かにつりぐさ [4] 【蟹釣草】
イネ科の多年草。原野に多い。高さ50センチメートル内外。葉は線形。五,六月,長さ10センチメートル内外の円錐花序をつける。花は黄褐色。子供が穂で小ガニを釣って遊ぶのでこの名がある。

かにとり

かにとり 【蟹取】
公家(クゲ)などの産衣。薄縹(ウスハナダ)の生絹(スズシ)に,蟹・鶴・宝尽くしなど縁起のよい模様をつけたもの。蟹取小袖。

かにのて

かにのて [4] 【蟹の手】
紅藻類カクレイト目の石灰藻の一種。関東以南の浅海の岩上に群生する。体は帯紅色。節ごとに叉状に分枝し,高さ約10センチメートルになる。
→石灰藻

かにのふんどし

かにのふんどし [0] 【蟹の褌】
カニの腹部の三角形をした部分の俗称。

かにばさみ

かにばさみ [3] 【蟹挟み】
(1)柔道の技の名。相手の横にまわり込んで,ジャンプしながら相手の両足を前と後ろからはさみつけて相手を後ろに倒す技。
(2)レスリングの技の名。相手に片足をとられた時に,残りの足で相手の両足を後ろから払い,倒れた相手の胴を両足ではさみつける技。

かにばば

かにばば [0] 【蟹屎】
「かにくそ(蟹屎)」に同じ。

かにばサボテン

かにばサボテン [4] 【蟹葉―】
サボテン科の多年草。ブラジル原産。茎は扁平で細長い楕円形の茎節が連なり,多く分枝し下垂する。茎節にはとげがなく,葉は退化。早春,紫紅色の漏斗状花をつける。本種を母種の一とする園芸種クリスマス-カクタスのうち,茎節が細くとげがないものを称することが多い。カニサボテン。

かにびしお

かにびしお [3] 【蟹醢】
カニの塩辛(シオカラ)。かにひしこ。

かにまんじ

かにまんじ 【蟹満寺】
京都府相楽郡山城町にある真言宗の寺。山号は普門山。行基の開基と伝える。法華経普門品を読誦した利益(リヤク)によって,少女が蛇の難から蟹の群れによって助けられたという縁起は有名。本尊の釈迦如来坐像は白鳳時代の作で国宝。紙幡(カバタ)寺。

かにみそ

かにみそ [0] 【蟹味噌】
カニの甲羅の中にあるわたのこと。

かにむし

かにむし [2] 【蟹虫】
クモ形綱擬蠍(ギケツ)目の節足動物の総称。外見が尾のないサソリに似る。体長1〜7ミリメートル。一般に白ないし淡褐色のものが多い。大きなはさみをもち,毒腺を備える種もある。倒木・落葉の下にすみ,洞穴・屋内でも見られる。アトジサリ。アトビサリ。

かにめがね

かにめがね [3] 【蟹眼鏡】
双眼鏡の一。プリズムを使って,対物レンズを観測者の眼より高くカニの眼のように突き出した形のもの。弾着観測用などに使用。

かにめくぎ

かにめくぎ [3] 【蟹目釘】
頭部がまるく盛り上がった化粧釘。戸板などに打つ。

かにもかくにも

かにもかくにも (副)
ともかくも。「なにすとか使の来つる君をこそ―待ちがてにすれ/万葉 629」

かにもじ

かにもじ [0][3] 【蟹文字】
〔カニが横にはうところから。明治初期の語〕
横文字。外国語。蟹行(カイコウ)文字。

かにもり

かにもり 【掃部】
「掃部寮(カニモリノツカサ)」の略。

かにもりがい

かにもりがい [4] 【蟹守貝】
海産の巻貝。殻は細く先端がとがり,殻長40ミリメートル,殻径15ミリメートルほど。褐色の斑条がある。死殻にヤドカリが入るのでこの名がある。貝細工の材料。温・熱帯海域の浅海の砂底にすむ。

かにもりのつかさ

かにもりのつかさ 【掃部寮・掃司】
(1)「かもんりょう(掃部寮)」に同じ。
(2)「そうし(掃司)」に同じ。

かにやまぶし

かにやまぶし 【蟹山伏】
狂言の一。修行をつんだ羽黒山の山伏が,下向の途中で蟹の精に会い,行力を見せようとしてかえってはさみで耳をはさまれ愚弄(グロウ)される。

かにゅう

かにゅう [0] 【罅入】
「貫乳(カンニユウ)」に同じ。

かにゅう

かにゅう【加入する】
join;→英和
enter;→英和
become a member <of> ;→英和
subscribe <for a telephone> (電話に).→英和
加入者 a member;a subscriber.

かにゅう

かにゅう [0] 【加入】 (名)スル
団体・組織などの一員としてその中に加わること。「組合に―する」

かにゅうでんしん

かにゅうでんしん [4] 【加入電信】
⇒テレックス

かにわ

かにわ カニハ 【樺】
カバザクラ,一説に,シラカバの古名。上代には,舟に巻いたり器に張ったりした,その樹皮。「しきたへの枕もまかず,―巻き作れる舟に/万葉 942」

かにわざくら

かにわざくら カニハ― 【樺桜】
⇒かばざくら(樺桜)

かにサボテン

かにサボテン [3] 【蟹―】
⇒蟹葉(カニバ)サボテン

かぬ

か・ぬ 【兼ぬ】 (動ナ下二)
⇒かねる

かぬち

かぬち 【鍛冶】
〔「かねうち(金打)」の転〕
金属を鍛え加工すること。また,その職人。かじ。[新撰字鏡]

かぬちのつかさ

かぬちのつかさ 【鍛冶司】
律令制下,宮内省に属した官司の一。鍛冶部(カヌチベ)を管理し,刀剣や鉄・銅製器具の製作にあたった。

かぬちべ

かぬちべ [3] 【鍛冶部】
大化前代,豪族に隷属し鉄製武具などの製作にあたった部民。先進技術をもった渡来人系の韓鍛冶部(カラカヌチベ)と在来技術による倭鍛冶部(ヤマトカヌチベ)とがあった。大化の改新後,鍛冶司(カヌチノツカサ)に率いられた。

かぬま

かぬま 【鹿沼】
栃木県中部にある市。日光例幣使街道の宿場町。木工業・電機工業などが盛ん。鹿沼土を特産する。

かぬまつち

かぬまつち [3] 【鹿沼土】
鹿沼市付近に分布する軽石風化物。赤城火山の噴出物で,地表下2〜3メートルの所に厚さ1.5メートルほどの地層として存在する。黄色,米粒大。保水性と通気性に優れ,園芸用土として利用。鹿沼軽石層。

かね

かね 【印】
飼い主・飼育地・品位などを表すために馬や牛などに押す焼き印。かなやき。[色葉字類抄]

かね

かね【鐘】
a bell;→英和
a gong (どら).→英和
〜を鳴らす(つく) ring (strike,toll) a bell.‖鐘つき a bell ringer (男).

かね

かね (連語)
〔終助詞「か」に終助詞「ね」の付いたもの〕
文末にあって,体言および体言に準ずるもの,動詞・形容詞および助動詞の終止連体形に接続する。
(1)疑いつつ念を押す意を表す。「大丈夫―」「何かおもしろくないことでもあるの―」
(2)質問する意を表す。「どうです,もうかりました―」
(3)反問する意を表す。「そんなこと君にできる―」
〔近世江戸語以降の語。話し言葉に用いられる〕

かね

かね [0] 【鐘・鉦】
(1)つりがね。《鐘》「お寺の―をつく」
(2)鐘の音。《鐘》「遠くから―が聞こえる」
(3)撞木(シユモク)でたたくかね。たたきがね。《鉦》

かね

かね [0] 【鉄漿】
御歯黒(オハグロ)の液。「―をつける」

かね

かね [0] 【金】
(1)金属。金・銀・銅・鉄など。「―の箸」
(2)金銭。おかね。「―をためる」「―を貸す」
〔近世,上方では主に銀貨が用いられたことから「銀」の字も用いられた〕

かね

かね [0] 【矩】
(1)「曲尺(カネジヤク)」に同じ。
(2)まっすぐなこと。直線。また,直角。「―に渡いておし落さるな/平家 4」
(3)模範。手本。規矩(キク)。「諸人の―となしぬ/洒落本・深弥満於路志」

かね

かね【金】
(1)[金属](a) metal.→英和
(2)[金銭]money;→英和
cash;→英和
a coin (硬貨).→英和
〜の[金属]metal(lic);[金銭]pecuniary;→英和
monetary.→英和
〜がある(ない) be rich (poor).〜がかかる be expensive.〜になる profitable <job> .→英和
〜ずくで by force of money.

かね=がものを言う

――がものを言・う
解決困難な事でも,金銭の力で容易に解決しうるということ。「万事―・う世の中」

かね=が唸(ウナ)る

――が唸(ウナ)・る
有り余るほど金銭を貯え持っている。

かね=が敵(カタキ)

――が敵(カタキ)
金銭のために苦労したり身を滅ぼしたりすることが多いということ。

かね=が金を溜(タ)める

――が金を溜(タ)・める
もととなる金があれば次々に金はたまる。

かね=で面(ツラ)を張る

――で面(ツラ)を張る
金銭の力で人を従わせる。

かね=になる

――にな・る
金もうけになる。「この仕事は―・る」

かね=に目がくらむ

――に目がくら・む
金ほしさに思慮・分別・良心を失う。

かね=に糸目をつけぬ

――に糸目をつけぬ
〔「糸目」は釣り合いをとるために凧(タコ)につける糸。それをつけずに飛ぶにまかせる意から〕
惜しげもなく金を使う。

かね=に飽(ア)かす

――に飽(ア)か・す
費用を惜しまずに物事を行う。「―・して作った豪邸」

かね=の世の中

――の世の中
金銭の力が万能である世の中。

かね=の切れ目が縁(エン)の切れ目

――の切れ目が縁(エン)の切れ目
金銭だけで成り立っていた関係は,金銭がなくなればつながりが切れてしまう。

かね=の生(ナ)る木

――の生(ナ)る木
(1)労せずして金を生む財源。
(2)フチベニベンケイの別名。

かね=の番人(バンニン)

――の番人(バンニン)
いたずらに金銭をためているだけで使い道を知らない人。守銭奴。金の番。

かね=の草鞋(ワラジ)で尋ねる

――の草鞋(ワラジ)で尋・ねる
〔鉄製の草鞋はすりへらないことから〕
根気よく探し求める。

かね=の轡(クツワ)を食(ハ)ます

――の轡(クツワ)を食(ハ)ます
金銭を与えて口止めする。

かね=は天下の回り=もの

――は天下の回り=もの(=持ち)
金銭は一か所にばかりとどまっているものではなく,世間を回って動く。

かね=は湧(ワ)き物

――は湧(ワ)き物
金銭は思いがけず手に入るものである。

かね=も撞木(シユモク)の当たりがら

――も撞木(シユモク)の当たりがら
〔鐘の音は撞木の当たり具合で変化する意〕
こちらの対応の仕方で,相手の出方も決まる。また,つきあう相手によって,良くも悪くもなる。

かね=や太鼓(タイコ)で探す

――や太鼓(タイコ)で探・す
〔迷子などを探す時,大勢で鉦や太鼓を打ち鳴らしたことから〕
大勢で大騒ぎしながら探しまわる。

かね=を包む

――を包・む
お礼やお祝い,おわびのための金を直接目にふれないよう包んで渡す。

かね=を寝かす

――を寝か・す
金銭を有効に使わずためておく。

かね=を落とす

――を落と・す
(1)金を紛失する。
(2)(観光地などで旅行客などが)金を使う。

かね=を食う

――を食・う
費用が多くかかる。

かね∘ない

かね∘ない 【兼ねない】 (連語)
(動詞の連用形の下に付いて)…しないとはいえない。…するかもしれない。「あいつならやり―∘ない」「秘密をもらし―∘ない」
→兼ねる

かねあい

かねあい [0] 【兼(ね)合い】
つりあい。均衡・バランス。「費用との―」「―がむずかしい」

かねあう

かねあ・う 【兼ね合ふ】 (動ハ四)
(1)互いにつりあう。「―・うて熊手も持つた間引売り/雑俳・冠付後の栞」
(2)互いに遠慮しあう。「兄弟心を―・ひて/浄瑠璃・持統天皇」

かねあきゅうど

かねあきゅうど 【金商人】
(1)砂金などを売買する人。かねあきびと。かねうり。「毎年奥州に下る―なりけるが/義経記 1」
(2)金銭の両替を業とする人。ぜにや。

かねあきらしんのう

かねあきらしんのう 【兼明親王】
(914-987) 平安中期の政治家・文人。醍醐天皇の皇子。小倉親王・前中書王と称される。左大臣に至るが,藤原兼通に讒(ザン)され,嵯峨小倉に隠遁(イントン)。詩文・書に長じ,「本朝文粋」「和漢朗詠集」に詩文が残る。書に「池亭記」がある。

かねあまり

かねあまり [0][3] 【金余り】
使い道がなく金がだぶつくこと。
⇔金づまり
「―現象」

かねいえ

かねいえ カネイヘ 【金家】
安土桃山期の鐔工。鐔に絵画風を初めて取り入れた。薄い鉄の板鐔に少量の金・銀・銅などを象眼し,空間の妙をたくみに生かす。

かねいり

かねいり [0] 【鐘入り】
能「道成寺」,歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」,組踊「執心鐘入(シユウシンカネイリ)」など,道成寺物の芸能で,主人公が鐘の中に入る演技・演出。

かねいれ

かねいれ [3][4] 【金入れ】
金銭を入れるいれもの。財布(サイフ)。

かねうけ

かねうけ [0] 【金請】
近世の保証の一。借金契約の保証。

かねうけ=するとも人請(ヒトウケ)するな

――するとも人請(ヒトウケ)するな
借金の保証人とはなっても人の保証人とはなるな。人物の保証をすることは面倒なことが多いことをいう。金請に立つとも人請に立つな。

かねうじ

かねうじ カネウヂ 【兼氏】
南北朝期の刀工。美濃国志津に住したことから志津三郎と称される。直江志津派の祖で,初期美濃鍛冶の中で最も名が高い。大和鍛冶出身との説もある。太刀は少なく,短刀・長巻などが多い。

かねうち

かねうち 【金打ち】
「きんちょう(金打)」に同じ。

かねうつ

かねう・つ 【金打つ】 (動タ四)
(1)鉦(シヨウ)または鰐口(ワニグチ)などを鳴らして神仏に誓う。「大仏の御前にて―・ちて仏に申して去りぬ/宇治拾遺 12」
(2)金打(キンチヨウ)する。誓う。

かねうり

かねうり [0][4] 【金売り】
「金商人(カネアキユウド){(1)}」に同じ。

かねうりきちじ

かねうりきちじ 【金売吉次】
陸奥国の金を京で売って長者となったといわれる伝説上の人物。鞍馬寺で牛若丸に会い,藤原秀衡のもとに案内したという。後の名を堀弥太郎光景。

かねおや

かねおや [0] 【鉄漿親】
「御歯黒親(オハグロオヤ)」に同じ。

かねおや

かねおや [0] 【金親】
資金を出してくれる人。金主。金元。

かねかし

かねかし【金貸し】
a moneylender;→英和
a loan shark (高利貸).〜をする loan money;run moneylending business.

かねかし

かねかし [3][0] 【金貸し】
金を貸して利子を得る商売。金融業。また,その人。

かねかんじょう

かねかんじょう [3] 【金勘定】
金銭を勘定すること。金銭の収支を勘定すること。

かねがえ

かねがえ 【金替・銀替】
両替屋。「―の手代/浮世草子・永代蔵 1」

かねがえさんべえ

かねがえさんべえ 【金ヶ江三兵衛】
⇒李参平(リサンペイ)

かねがさき

かねがさき 【金ヶ崎】
(1)福井県敦賀市の北東にある小さな岬。また,その付近の地名。
(2)岩手県南西部,胆沢(イサワ)郡の町。穀倉地帯で,六原に営農大学校がある。北部は北上工業地帯の一部。

かねがさきぐう

かねがさきぐう 【金崎宮】
福井県敦賀市金崎城跡にある神社。祭神は後醍醐天皇の皇子,尊良(タカナガ)・恒良(ツネナガ)両親王。1890年(明治23)創建。

かねがさきじょう

かねがさきじょう 【金崎城】
敦賀市金ヶ崎の先端近くにあった城。1337年,新田義貞が尊良(タカナガ)親王・恒良(ツネナガ)親王を奉じて再挙のため北国に赴く途中立てこもった城。高師泰(コウノモロヤス)の軍に包囲されて落城,両親王は敗死。現在,金崎宮がある。

かねがた

かねがた [0] 【金型】
金属製の鋳型。
→土型
→木型

かねがね

かねがね
⇒予(かね)て.

かねがね

かねがね [2][3] 【予予・兼兼】 (副)
前々から。かねてから。「御高名は―承っておりました」

かねがふち

かねがふち 【鐘ヶ淵】
(1)寺鐘・陣鐘などが沈んだという伝説によって名付けられた淵。
(2)東京都墨田区北部の地域。綾瀬川が荒川と合して深淵をなした所に橋場長昌寺の釣り鐘(亀戸普門院のものとも)が沈んだという。

かねくい

かねくい [3] 【金食い】
(1)金銭のかかること。
(2)衣服などにぜいたくをすること。また,その人。

かねくいむし

かねくいむし [3] 【金食い虫】
費用ばかりかかって利益を生まない物事を虫にたとえてののしっていう語。「―の企画」

かねくじ

かねくじ 【金公事】
江戸時代,利息付きまたは,無担保の金銭の債権に関する訴訟。売掛金・手付金・立替金・先納金など。
⇔本公事

かねくよう

かねくよう [3] 【鐘供養】
(1)新たに鋳造された鐘のつき初めに行う供養。多くは女子がつき初めを行う。
(2)晩春のころ,寺々で行われる梵鐘(ボンシヨウ)供養。和歌山県の道成寺(ドウジヨウジ),東京品川の品川寺(ホンセンジ)のものなどが著名。[季]春。《品川の宿に古る寺―/今井つる女》

かねぐら

かねぐら [0] 【金蔵】
(1)金銭や財宝を納めておく蔵。
(2)金を出してくれる金持ちや,金をもうけさせてくれる人。

かねぐり

かねぐり [0] 【金繰り】
金のやりくり。資金の工面。資金ぐり。かなぐり。「―がつかない」

かねぐり

かねぐり【金繰り】
financing.

かねけ

かねけ [0] 【金気】
⇒かなけ(金気)

かねこ

かねこ 【金子】
姓氏の一。

かねこうばい

かねこうばい [3] 【矩勾配】
〔建〕 四五度の勾配。

かねこくんえん

かねこくんえん 【金子薫園】
(1876-1951) 歌人。東京生まれ。本名,雄太郎。「浅香社」同人。尾上柴舟とともに叙景歌運動を起こし,明星派に対抗した。歌風は平明温雅。歌集「片われ月」「伶人」「覚めたる歌」「白鷺集」など。

かねこけんたろう

かねこけんたろう 【金子堅太郎】
(1853-1942) 官僚・政治家。福岡藩出身。伊藤博文のもとで,帝国憲法の起草に参加。のち農商務相・法相などを歴任。日露戦争時,渡米して講和外交に貢献。枢密顧問官。

かねこふみこ

かねこふみこ 【金子文子】
(1903?-1926) 無政府主義者。神奈川県生まれ。朴烈と結婚。関東大震災後の朝鮮人暴動のデマの中,大逆罪で逮捕され死刑判決を受け,のち無期懲役に減刑されるが,四か月後獄中で縊死。

かねこみつはる

かねこみつはる 【金子光晴】
(1895-1975) 詩人。愛知県生まれ。本名,大鹿安和(保和)。早大予科・東京美校・慶大予科をいずれも中退。「こがね虫」で詩壇に登場,絢爛(ケンラン)たる詩的世界が注目されたが,のち強烈な自我意識とニヒリズムを基調にした詩風に転じた。詩集「鮫」「落下傘」「蛾」「人間の悲劇」「 IL 」など。

かねこもとおみ

かねこもとおみ 【金子元臣】
(1868-1944) 歌人・国文学者。静岡県の人。国学院大教授・御歌所寄人。短歌の革新を志し,古典の注釈に努めた。著「古今和歌集評釈」「枕草子評釈」「万葉集評釈」など。

かねごえ

かねごえ [0] 【金肥】
⇒きんぴ(金肥)

かねごと

かねごと 【予言・兼言】
前もって言っておいた言葉。約束の言葉。また,将来を予測して言う言葉。「昔せし我が―の悲しきは/後撰(恋三)」

かねさだ

かねさだ 【兼定】
室町中期,美濃,関の刀工。和泉守。吉右衛門尉と称したとも伝える。関七流徳永派。「定」の字のウ冠の下を「之」と切るところから之定(ノサダ)と呼ばれる。兼元と並ぶ美濃刀工の代表者。

かねさわ

かねさわ カネサハ 【金沢】
姓氏の一。

かねさわさねとき

かねさわさねとき カネサハ― 【金沢実時】
⇒北条(ホウジヨウ)実時

かねさわぶんこ

かねさわぶんこ カネサハ― 【金沢文庫】
⇒かなざわぶんこ(金沢文庫)

かねざし

かねざし [0] 【矩差】
「曲尺(カネジヤク)」に同じ。

かねざた

かねざた [0] 【金沙汰】
金銭に関する事件。

かねざわのさく

かねざわのさく カネザハ― 【金沢柵】
秋田県横手市金沢にあった城柵(ジヨウサク)。後三年の役の際,清原氏がこれに拠(ヨ)り,源義家に滅ぼされた。

かねしげ

かねしげ 【金重】
鎌倉末期・南北朝期の刀工。越前の人で後に美濃に移住,関鍛冶繁栄の基を築いたという。生没年未詳。

かねしげ

かねしげ 【金重】
姓氏の一。

かねしげとうよう

かねしげとうよう 【金重陶陽】
(1896-1967) 陶芸家。岡山県生まれ。本名,勇。父に作陶を学び,桃山時代の備前焼の再現に努めた。備前焼中興の祖と称される。

かねじゃく

かねじゃく【曲尺】
a carpenter's square.

かねじゃく

かねじゃく [0] 【曲尺・矩尺】
〔金属製であることから〕
(1)大工・建具職人などが用いる直角に曲がった金属製の物差し。表には実寸(表目)の,裏にはその�倍(裏目),1/π倍(丸目)の目盛りがきざまれている。かね。かねざし。まがりがね。まがりざし。まがりじゃく。さしがね。すみがね。大工金(ダイクガネ)。鉄尺。
(2){(1)}が用いている尺の単位。現在の尺。一尺は30.3センチメートル。鯨尺(クジラジヤク)の八寸にあたる。
→尺
曲尺(1)[図]

かねずく

かねずく [0] 【金尽く】
金銭の力だけで物事を解決しようとすること。金銭ずく。かねずくめ。「―で納得させる」

かねずくめ

かねずくめ [3] 【金尽くめ】
「金尽(ズ)く」に同じ。

かねせんじ

かねせんじ 【兼ね宣旨】
⇒けんせんじ(兼宣旨)

かねそなえる

かねそな・える [5] 【兼(ね)備える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かねそな・ふ
(両立しがたい二つの要素を)両方とも持ち合わせる。兼備する。「知恵と勇気を―・える」

かねぞめ

かねぞめ [0] 【鉄漿染(め)】
(1)歯を御歯黒(オハグロ)で黒く染めること。御歯黒染め。
(2)御歯黒で布を紺色に染めること。

かねたたき

かねたたき [3] 【鉦叩】
(1)念仏の際に鉦をたたくこと。また,その人。
(2)鉦をたたく棒。撞木(シユモク)。
(3)鉦をたたきながら経文などを唱え,金品をもらい歩く乞食僧。「彼の京の―/浮世草子・永代蔵 3」
(4)カネタタキ科の昆虫。体長10ミリメートル内外。コオロギに似,体表は灰褐色。雄は前ばねが黒褐色で非常に短く後ろばねを欠き,雌にははねがない。雄は秋にチン,チン,チンと鳴く。関東以南と中国に分布。[季]秋。《暁は宵より淋し―/星野立子》

かねだか

かねだか [2][0] 【金高】
金銭の額。金額。きんだか。

かねつ

かねつ【過熱する】
overheat.→英和

かねつ

かねつ クワ― [0] 【過熱】 (名)スル
(1)必要以上に,また限界以上に熱くなること。「エンジンが―する」
(2)物事の状態が限度を超えて激しくなること。「―ぎみの景気」
(3)〔物〕 蒸気が沸点以上の温度になっていること。また,沸点以上に熱せられた液体が沸騰しない状態。

かねつ

かねつ [0] 【加熱】 (名)スル
熱を加えること。「殺菌のため―する」

かねつ

かねつ クワ― [1] 【火熱】
火の熱。火の熱さ。

かねつ

かねつ【加熱】
heating.〜する heat.→英和
‖加熱処理 heat-treatment.

かねつき

かねつき クワ― [3][2] 【過熱器】
ボイラーから出た飽和蒸気を,再度摂氏二〇〇〜三〇〇度に過熱して過熱蒸気としてタービンに送る装置。スーパー-ヒーター。

かねつき

かねつき [3][2] 【加熱器】
ガス・電気などによって物体を熱する装置。

かねつき

かねつき [0][4] 【鐘撞き】
釣り鐘をつくこと。また,寺で一定の時刻に鐘をつく人。

かねつき

かねつき 【鉄漿坏】
御歯黒(オハグロ)を入れる金属製の小器。

かねつきどう

かねつきどう [0] 【鐘撞き堂】
釣り鐘をつっておく堂。鐘楼。

かねつけ

かねつけ [0] 【鉄漿付け】
(1)御歯黒(オハグロ)をつけること。特に,女子が成年の儀式として初めてそれをつけること。鉄漿は,知人七か所からもらってくる風習であった。
(2)江戸時代,遊里で遊女・芸妓が新造に出る時の,御歯黒のつけぞめの儀式。
(3)カネツケトンボの略。
(4)「鉄漿付け筆」の略。

かねつけいし

かねつけいし [4] 【金付け石】
⇒試金石(シキンセキ)(1)

かねつけとんぼ

かねつけとんぼ [5] 【鉄漿付け蜻蛉】
オハグロトンボの異名。

かねつけふで

かねつけふで 【鉄漿付け筆】
鉄漿を歯につける時に用いる筆。御歯黒(オハグロ)筆。鉄漿筆(カネフデ)。

かねつじょうき

かねつじょうき クワ― [4] 【過熱蒸気】
水から分離した水蒸気を沸点以上に加熱したもの。高温度の加水分解やボイラーなどの効率を高めるために利用される。

かねつね

かねつね 【兼常】
(1425-1484) 室町中期,美濃,関の刀工。福三郎と称す。関七流奈良太郎派の頭領。地鉄の美しさと切れ味は,当時の明国にも聞こえた。

かねつぼ

かねつぼ 【鉄漿壺】
御歯黒(オハグロ)を入れる壺。御歯黒壺。

かねつろ

かねつろ [3] 【加熱炉】
金属の熱処理に用いる炉。形により横形炉・縦形炉・ピット炉などがあり,熱源には電気・重油・ガスなどが用いられる。炉内に入れる気体の性質により酸性炉・中性炉・還元性炉に分類される。

かねづかい

かねづかい [3] 【金遣い】
(1)金銭の使い方。金銭を使う程度。「―が荒い」
(2)金銭を浪費すること。また,その人。「―を始めたので早速離縁した事/思出の記(蘆花)」

かねづかい

かねづかい【金遣いが荒い】
be free with one's money;be extravagant.

かねづまり

かねづまり [0] 【金詰(ま)り】
資金が不足すること。金がなくやりくりがつかないこと。
⇔金余り

かねづまり

かねづまり【金詰り】
shortage of money.〜である be pressed for money (人が);(The) money[market]is tight.

かねづら

かねづら [0] 【金面】
金銭を強め,または卑しんでいう語。

かねづる

かねづる [0] 【金蔓】
金を出してくれる当て。また,当てになる人。「いい―を探す」「―が切れる」

かねづる

かねづる【金蔓】
a source of revenue (収入源);a financial supporter (人).

かねて

かねて [1] 【予て】
■一■ (副)
(1)前もって。以前より。あらかじめ。「―御案内申し上げましたように」「―婚約中の二人」「―からの懸案事項」
(2)(名詞的に用いて)ふだん。平生。「―は猛く見えしひとびとも/増鏡(新島守)」
■二■ (連語)
(上の語句を受けて)…以前。…前に。「二,三日―,大殿に,夜に隠れて渡り給へり/源氏(須磨)」

かねて

かねて【兼ねて】
at the same time.商用を〜 <go to a place> partly on business.

かねて

かねて【予て】
previously;→英和
already;→英和
since long ago (予てから).〜の prearranged <plan> ;long-cherished <desire> .

かねなが

かねなが 【包永】
鎌倉中期,大和国の刀工。平三郎と称す。奈良手掻(テガイ)派の祖。大和鍛冶を代表する刀工で名物「児手柏(コノテガシワ)」の作者。二代包永以下一門繁栄した。

かねながしんのう

かねながしんのう 【懐良親王】
〔「懐良」は「かねよし」とも読む〕
(1329-1383) 後醍醐天皇の皇子。南朝方の征西将軍として一時九州全土を制圧。のち九州探題今川貞世(了俊)に追われ,筑後で没した。鎮西宮。九州宮。

かねのこぎり

かねのこぎり [3] 【金鋸】
(1)金属を切る鋸。金引鋸(カナヒキノコ)。かねのこ。
(2)金属製の鋸。「竹鋸と―とを相添へて/三河物語」

かねのつる

かねのつる [5] 【金の蔓】
(1)金銭を出してもらえる当て。かねづる。
(2)鉱脈。つる。

かねのて

かねのて [3] 【矩の手】
曲尺(カネジヤク)のように直角に曲がっていること。

かねのね

かねのね 【鐘の音】
狂言。主人に「金(カネ)の値」を聞いて来いと言われた太郎冠者は,これを「鐘の音」と取りちがえて,鎌倉中の鐘の音を聞き歩きその様を報告する。

かねのみさき

かねのみさき 【鐘の岬】
現在の福岡県玄海町の北端の岬。玄界灘と響灘が接する所に位置する。((歌枕))「ちはやぶる―を過ぎぬとも我は忘れじ志賀(シカ)の皇神(スメカミ)/万葉 1230」

かねのみたけ

かねのみたけ 【金の御岳】
金峰山(キンプセン)の別名。

かねはき

かねはき 【鉄漿吐き】
御歯黒(オハグロ)で歯を黒く染める時,口に含んだ御歯黒の汁を吐きだす器。

かねはじめ

かねはじめ 【鉄漿始め】
初めて御歯黒(オハグロ)をつけること。また,その儀式。平安時代は,女子は九歳,男子は元服の時に,江戸時代には女子のみが普通一三歳で行なった。

かねばこ

かねばこ [0] 【金箱】
(1)金銭や財物などをいれておく箱。銭箱(ゼニバコ)。金櫃(カネビツ)。
(2)金銭を引き出すのに都合のよい人や所。いい収入源になる人や所。ドル箱。

かねばなれ

かねばなれ【金離れが良い(悪い)】
be generous (stingy) with one's money.

かねばなれ

かねばなれ [3][0] 【金離れ】
金銭の使いぶり。「―がよい」

かねひつのせい

かねひつのせい 【鐘匱の制】
大化の改新の際に設けられた制度。首長を介して民の訴状を匱に入れさせ,受け入れられない場合は,訴人に鐘を打たせるようにした。

かねひら

かねひら 【包平】
平安中期,備前の刀工。古備前初期に属する。太刀姿は反(ソリ)高く優美で高尚な作風。名物「大包平」の作者。助平・高平とともに備前三平の名がある。

かねひら

かねひら 【兼平】
能の一。二番目物。近江の粟津(アワヅ)で,今井兼平の霊が現れ,主君木曾義仲の最期のさまを語る。

かねびきゃく

かねびきゃく 【金飛脚】
江戸時代,江戸・大坂間の金銭の輸送に従事した飛脚。

かねびら

かねびら [0] 【金片】
金銭。札片(サツビラ)。

かねびら=を切る

――を切・る
金銭を惜しげもなく消費する。

かねふき

かねふき [0][4] 【金吹き】
(1)鉱石から有用な鉱物をとりだすこと。また,その人。
(2)鉱石から金銀などを分離し,貨幣を鋳造すること。また,その人。

かねふで

かねふで 【鉄漿筆】
⇒鉄漿付(カネツ)け筆(フデ)

かねぶぎょう

かねぶぎょう [3] 【金奉行】
江戸幕府の職名。勘定奉行に属し,幕府の金庫の出納を管理する役。大坂にも大坂金奉行があった。

かねぶくろ

かねぶくろ [3] 【金袋】
金銭を入れる袋。金いれ。さいふ。

かねへん

かねへん [0] 【金偏】
漢字の偏の一。「針」「鉄」などの「金」の部分。金属などに関する文字を作る。

かねへんけいき

かねへんけいき [5] 【金偏景気】
金偏の字のつく,鉄鋼・鉱山・金属などの産業が好景気なこと。朝鮮戦争に伴う特需景気の際の流行語。

かねほり

かねほり [4][3][0] 【金掘り】
鉱山で鉱石を掘りとること。また,その人。

かねまき

かねまき 【鐘巻】
姓氏の一。

かねまき

かねまき [0] 【鐘巻】
蟇目(ヒキメ)の矢で,沓巻(クツマキ)の部分を上を細く下を太く釣り鐘形に巻いたもの。

かねまきじさい

かねまきじさい 【鐘巻自斎】
江戸初期の剣客。自斎は自在とも。名は通家,また通宗。遠州の人。鐘巻流の祖。生没年未詳。

かねます

かねます [0] 【金枡】
江戸時代,両替商などが,一分金銀など長方形の小型貨幣を数えるのに用いた道具。柄のある木製の角皿で,長方形の枡目が切ってある。明治以後,硬貨枡と称した。
金枡[図]

かねまわり

かねまわり【金回り】
financial condition.〜が良い(悪い) be well (badly) off.

かねまわり

かねまわり [3][0] 【金回り】
(1)収入の具合。ふところ具合。「―がよい」
(2)金銭の流通。

かねみち

かねみち 【金道】
江戸初期の刀工。美濃,関の兼道の長男。三品(ミシナ)派の祖。二代伊賀守金道より代々日本鍛冶惣匠に任ぜられ,刀工の受領などをつかさどった。

かねみつ

かねみつ 【兼光】
南北朝期,備前の刀工。景光の嫡男。孫左衛門尉と称する。当時の長船鍛冶の頭領。古来大業物(ワザモノ)として名高い。兼光は二代にわたるとの説もある。

かねめ

かねめ [0] 【金目】
(1)金銭的な価値の高いこと。「―の物」
(2)金銭的な価値。値打ち。「―に積もらば拾七八貫目が物有/浮世草子・好色万金丹」

かねめ

かねめ【金目のもの】
a valuable article;valuables.

かねもうけ

かねもうけ [3] 【金儲け】 (名)スル
金銭をもうけること。

かねもうけ

かねもうけ【金儲け】
moneymaking.→英和
〜をする make money[a fortune].

かねもち

かねもち【金持】
a rich[wealthy]person.〜になる become[grow]rich.

かねもち

かねもち [3] 【金持(ち)】
金銭や財産を豊かに持っている人。財産家。金満家。

かねもち=と灰吹きは溜(タマ)るほどきたない

――と灰吹きは溜(タマ)るほどきたない
灰吹きはタバコの灰が溜れば溜るほど汚くなるように,金持ちは金が溜るほど欲張りで意地汚くなる。

かねもち=喧嘩(ケンカ)せず

――喧嘩(ケンカ)せず
喧嘩をしても得することはないので,金持ちは他人と争わない。

かねもち=小銭(コゼニ)に困る

――小銭(コゼニ)に困る
金持ちは日常生活に必要な小銭に不自由する。考えられないような矛盾についていう。

かねもち=金(カネ)遣(ツカ)わず

――金(カネ)遣(ツカ)わず
金持ちはとかくけちである。「―,槍持ち槍使わず」

かねもと

かねもと [0] 【金元・銀元】
資金を出す人。金親(カネオヤ)。金主(キンシユ)。

かねもと

かねもと 【兼元】
室町中期,美濃の刀工。本名孫六。初代兼元の子。美濃,赤坂に住し(美濃,関に住んだ兼元は別人),俗に関孫六と呼ばれる。兼定と並ぶ美濃刀工の代表者。

かねやく

かねやく [0] 【兼ね役】
二つ以上の職務を兼ねること。また,その役。兼務。兼勤。

かねやす

かねやす 【兼康】
江戸時代,本郷にあった歯磨き粉・歯痛薬を商った店。「本郷も―までは江戸のうち」

かねよし

かねよし 【兼吉】
室町初期,美濃,関の刀工。本名清次郎。法名善定。室町期に栄える関鍛冶七流中の筆頭,善定派の開祖。

かねよししんのう

かねよししんのう 【懐良親王】
⇒かねながしんのう(懐良親王)

かねよつ

かねよつ 【鐘四つ】
江戸時代,吉原などの遊郭で,営業を終えるように定められた四つ時(午後一〇時頃)の時刻。
→引け四つ

かねる

かねる【兼ねる】
(1) combine <one thing with another> ;→英和
unite (兼用).→英和
(2) hold <the other office> concurrently (兼職).
(3) cannot;→英和
be unable <to do> ;hesitate <to do> .→英和

かねる

か・ねる [2] 【兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 か・ぬ
(1)二つ以上のはたらき・役割を併せもつ。「食堂と居間を―・ねた部屋」「趣味と実益を―・ねた仕事」
(2)本務の他に別の職務を同時に務める。「首相が外相を―・ねる」
(3)遠慮する。心をおしはかる。気兼ねする。「気を―・ねる」「母親が兄の手前を―・ねて/春の鳥(独歩)」「虎は又,十郎が心を―・ねて/曾我 6」
(4)将来のことまで予定する。「千年を―・ねて定めけむ奈良の都は/万葉 1047」
(5)長い時間または広い距離に及ぶ。「あらたまの年月―・ねてぬばたまの夢に見えけり君が姿は/万葉 2956」「桜咲く四方の山辺を―・ぬるまに/山家(春)」
(6)(動詞の連用形に付いて)
 (ア)しようとしてもできない。…することに堪えられない。「引き受け―・ねる」「見るに見―・ねて手伝う」
 (イ)(「…かねない」の形で)その可能性があることを表す。…するかもしれない。…しそうだ。「放っておいたら自殺し―・ねない」「そのまま出て行き―・ねない」
[慣用] 大は小を―

かねん

かねん クワ― [0] 【華年】
⇒かこう(華甲)

かねん

かねん [0] 【可燃】
燃えること。燃えやすいこと。
⇔不燃

かねん

かねん [0] 【加年】
「加齢」に同じ。

かねん

かねん【可燃性】
combustibility.〜の combustible;→英和
inflammable.→英和
‖可燃物 combustibles;inflammables.

かねん

かねん 【箇年】 (接尾)
助数詞。年数を数えるのに用いる。「三―」

かねんせい

かねんせい [0] 【可燃性】
よく燃える性質。
⇔不燃性
「―物質」

かねんど

かねんど クワ― [2] 【過年度】
すでに過ぎた会計年度。過去の会計年度。「―余剰金」
→現年度

かねんどししゅつ

かねんどししゅつ クワ― [5] 【過年度支出】
過年度に属する経費を現年度の予算から支出すること。

かねんどしゅうにゅう

かねんどしゅうにゅう クワ―シウニフ [5] 【過年度収入】
過年度に属する収入を現年度の収入に入れること。

かねんぶつ

かねんぶつ [2] 【可燃物】
可燃性のあるもの。

かの

かの【彼の】
⇒あの.

かの

かの 【狩野】
姓氏の一。

かの

かの [1] 【彼】
■一■ (連体)
〔■三■の一語化したもの〕
それまでの話とは関係ないが,話し手・聞き手ともに知っている事物をさす語。あの。周知の。「―芭蕉翁の名句」「―有名な」
■二■ (代)
〔■三■から転じた語。近世語〕
あからさまに言いにくい物や人をさす語。
(1)遠称の指示代名詞。あれ。例のもの。例のこと。「脇差をもどせば茶屋は―を出し/柳多留(初)」
(2)三人称の人代名詞。あの人。例の人。「―がよろしくと言つたよ/滑稽本・浮世風呂 3」
■三■ (連語)
〔代名詞「か」に格助詞「の」の付いたもの〕
(1)あの。「―児ろと寝ずやなりなむ/万葉 3565」
(2)その。「この名しかるべからずとて,―木を切られにけり/徒然 45」

かのう

かのう [0] 【可能】 (名・形動)[文]ナリ
(1)することができること。ありうること。また,そのさま。
⇔不可能
「―な限り」「実行―な計画」
(2)文法で,そうすることができるという意を表す言い方。口語では助動詞「れる」「られる」,文語では「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)を付けて言い表す。

かのう

かのう [0] 【嘉納】 (名)スル
目上の者が喜んで贈り物・進言などを受け入れること。「御―になる」「御―ある」「議長の意見を―し了せり/火の柱(尚江)」

かのう

かのう 【加納】
荘田の一種。荘民が免税地(本免)以外に耕作した公田。また,これに課税すること。加納田。

かのう

かのう カナフ 【嘉納】
姓氏の一。

かのう

かのう [0] 【仮納】 (名)スル
金品を仮に納めること。

かのう

かのう【可能(性)】
possibility.→英和
可能性のある(ない) (im)possible.→英和

かのう

かのう【化膿】
suppuration.〜する suppurate;→英和
fester (傷が).→英和

かのう

かのう 【加能】
姓氏の一。

かのう

かのう カナフ 【加納】
姓氏の一。

かのう

かのう 【狩野】
姓氏の一。

かのう

かのう クワナフ [0] 【過納】 (名)スル
税金・手数料などを,納めるべき額より多く納めること。納めすぎ。

かのう

かのう カナフ 【加納】
岐阜市南部の地名。加納藩の城下町・中山道の宿場町。和傘・提灯(チヨウチン)・美濃紙を特産する。

かのう

かのう クワ― [0] 【化膿】 (名)スル
傷口などがうみをもつこと。化膿菌の引き起こす炎症。「足の傷が―する」

かのうえいとく

かのうえいとく 【狩野永徳】
(1543-1590) 安土桃山時代の画家。山城国の生まれ。幼少の時から祖父元信の指導を受ける。織田信長・豊臣秀吉に用いられ,安土城・大坂城・聚楽第(ジユラクダイ)などに豪壮雄大な障壁画を制作,御用絵師としての狩野派の基礎を確立した。代表作「洛中洛外図屏風」「唐獅子図屏風」など。

かのうきん

かのうきん クワ― [0] 【化膿菌】
化膿性炎症の原因となる細菌の総称。ブドウ球菌・連鎖球菌などのほか,肺炎双球菌・淋菌・結核菌・腸チフス菌・緑膿菌などがある。

かのうきん

かのうきん クワナフ― [0] 【過納金】
納め過ぎた金銭。

かのうこうきち

かのうこうきち 【狩野亨吉】
(1865-1942) 哲学者・思想家。秋田県生まれ。京大初代文科大学長。独自の唯物論・合理主義を貫いた百科全書的思想家。安藤昌益・本多利明・志筑忠雄など江戸期の忘れられた思想家を発掘。

かのうさくじろう

かのうさくじろう 【加能作次郎】
(1885-1941) 小説家。石川県生まれ。早大卒。田山花袋に師事。「文章世界」編集主任。地味だが情味あふれる作風で知られる。作「世の中へ」「若き日」「乳の匂ひ」など。

かのうさんせつ

かのうさんせつ 【狩野山雪】
(1590-1651) 江戸前期の画家。肥前の人。名は平四郎。狩野山楽に学び,その養子となる。花鳥画を得意とした。

かのうさんらく

かのうさんらく 【狩野山楽】
(1559-1635) 安土桃山後期・江戸初期の画家。近江国の生まれ。小姓として豊臣秀吉に仕えたが,画才を認められ,狩野永徳の門に入り狩野姓を許される。徳川幕府に仕えず,京都にとどまり社寺の障壁画を描いて京狩野家の祖となる。代表作「帝鑑図屏風」「牡丹図」など。

かのうざん

かのうざん 【鹿野山】
〔「かのさん」とも〕
千葉県南部,君津市と富津市の境にある山。海抜379メートル。山中に神野寺(ジンヤジ)がある。山頂の三角点と東京麻布の旧天文台跡の一等三角点を結ぶ方向は日本の基準方位をなす。

かのうじごろう

かのうじごろう カナフヂゴラウ 【嘉納治五郎】
(1860-1938) 教育者・柔道家。兵庫県生まれ。東大卒。1882年(明治15)講道館を創設,柔術を改良して柔道の普及に努めた。東京高師校長。大日本体育協会を創立。

かのうせい

かのうせい [0] 【可能性】
(1)物事の実現する見込み。「成功の―がある」「―が小さい」「無限の―を秘める」
(2)〔哲〕
〔possibility〕
物事の現実の在り方(現実性)に対して,できうる(ありうる,考えうる,能うる)在り方。事柄・知識・能力などの,今実際にそうではないが,そうでありうる範囲・程度のこと。
→蓋然性

かのうせかい

かのうせかい [4] 【可能世界】
〔possible world〕
神は無数の世界(可能な事物の組み合わせ)を創造しえたのであり,現実世界はその一つであるとする思想。必然的真理はすべての可能世界で真とされる。ライプニッツにより展開されたが,二〇世紀の様相論理学でも可能世界意味論として重要。

かのうたんゆう

かのうたんゆう 【狩野探幽】
(1602-1674) 江戸初期の画家。京都の人。本名,守信。徳川幕府の御用絵師として江戸鍛冶橋に屋敷を拝領し,鍛冶橋狩野家の祖となる。淡白・瀟洒(シヨウシヤ)な画風で,水墨画・彩色画など幅広く活躍。晩年法印に叙せられる。代表作は名古屋城上洛殿襖絵や「東照宮縁起絵巻」など。

かのうつねのぶ

かのうつねのぶ 【狩野常信】
(1636-1713) 江戸前期の画家。父尚信(ナオノブ)の跡を継いで内裏障壁画制作に参加。探幽以来の狩野派の様式を集大成し,元信・永徳・探幽とともに狩野派の四大家の一人と称された。古画を模写した「常信縮図」は資料として貴重。

かのうどうし

かのうどうし [4] 【可能動詞】
五段(四段)活用の動詞が下一段活用に転じて可能の意味を表すようになったもの。例えば,「読む」「書く」に対する「読める」「書ける」などの類。命令形をもたない。近世江戸語に発生し,明治以降次第に普及した。

かのうなおき

かのうなおき 【狩野直喜】
⇒かのなおき(狩野直喜)

かのうなおのぶ

かのうなおのぶ 【狩野尚信】
(1607-1650) 江戸初期の画家。探幽の弟。江戸幕府の御用絵師となり,木挽町(コビキチヨウ)狩野家の基礎を築く。水墨山水画に長じた。作「瀟湘(シヨウシヨウ)八景図屏風」など。

かのうなつお

かのうなつお カナフナツヲ 【加納夏雄】
(1828-1898) 幕末・明治の彫金家。京都生まれ。江戸に出て,独力で大成。明治前期を代表する作家と評される。維新後,金・銀貨,勲章の原型を製作。東京美校教授。代表作「月雁(ツキニカリ)図鉄額」

かのうは

かのうは 【狩野派】
日本画の一流派。漢画様式を基調とした日本画中最大の画派。狩野正信を祖とする。安土桃山・江戸時代を通じて,将軍家の御用絵師として画界の主流をなした。土佐派の大和絵に対し,漢画系に分類される。

かのうば

かのうば [3] 【蚊の姥】
ガガンボの別名。かのおば。[季]夏。

かのうふくすけ

かのうふくすけ カナフ― [5] 【叶福助】
裃(カミシモ)を着た,背が低く頭の大きな幸福招来の縁起人形。文化(1804-1818)頃,願いが叶うといって江戸で流行し,茶屋・遊女屋・水商売の家などで祀(マツ)り,その後一般の家庭にも広まった。ふくすけ。

かのうほう

かのうほう [2] 【加農砲】
⇒カノン砲

かのうほうがい

かのうほうがい 【狩野芳崖】
(1828-1888) 日本画家。長門国の生まれ。江戸に出て狩野勝川に師事,橋本雅邦とともにその英才を謳(ウタ)われる。従来の狩野派の筆法に西洋画の画法を取り入れ,フェノロサ・岡倉天心の日本画革新運動に加わり,新しい日本画の領域を開拓。東京美術学校創立の準備中病死。代表作「大鷲」「悲母観音像」など。

かのうまさのぶ

かのうまさのぶ 【狩野正信】
(1434-1530) 室町中期の画家。別名,鹿野性玄(カノウセイゲン)。号,祐勢(ユウセイ)。元信の父。小栗宗湛(ソウタン)に師事して室町幕府の御用絵師となり,狩野派の基礎をつくる。代表作「周茂叔愛蓮図(シユウモシユクアイレンズ)」「崖下布袋図」など。

かのうみつのぶ

かのうみつのぶ 【狩野光信】
(?-1608) 桃山時代の画家。山城の人。名は四郎次郎。狩野永徳の嫡男。大和絵風の優美な画風。

かのうむすび

かのうむすび カナフ― [4] 【叶結び】
〔表から見ると口の字に,裏からは十の字に見えるところから〕
装飾紐(ヒモ)の結び方の一。儀式用やお守りを結ぶのに用いる。

かのうめいだい

かのうめいだい [4] 【可能命題】
様相命題の一。ある事実が生起することが可能であることを述べる命題。「 S は P であることが可能である」と「 S が P であることは可能である」という二つの形に大別される。

かのうもとのぶ

かのうもとのぶ 【狩野元信】
(1476-1559) 室町後期の画家。法号,永仙。父正信に続いて幕府御用絵師として活躍。宋・元・明画様式に大和絵の技法を取り入れ,力強い装飾性をもつ様式を大成。桃山障壁画の基礎を確立。

かのうもろひら

かのうもろひら カナフ― 【加納諸平】
(1806-1857) 江戸後期の国学者・歌人。夏目甕麿(ミカマロ)の長子。紀州藩医加納氏の養子。通称,杏仙。号は柿園(カキゾノ)。遠江の人。本居大平に師事。のち紀州藩の国学所教授。主著「柿園詠草」など。

かのえ

かのえ [0] 【庚】
〔「金(カネ)の兄(エ)」の意〕
十干(ジツカン)の第七。

かのえさる

かのえさる [4] 【庚申】
干支(エト)の第五七番目。こうしん。

かのおば

かのおば [3] 【蚊の姥】
ガガンボの別名。かのうば。

かのがわ

かのがわ 【狩野川】
静岡県伊豆半島を流れる川。天城峠付近に源を発して北流し,沼津市で駿河湾に注ぐ。長さ48キロメートル。

かのがわたいふう

かのがわたいふう 【狩野川台風】
1958年(昭和33)9月,伊豆半島・三浦半島に上陸し,伊豆半島・関東南部に記録的な豪雨を降らせた台風。特に伊豆の狩野川の決壊による被害が大きかった。

かのきし

かのきし [1] 【彼の岸】
〔「彼岸(ヒガン)」を訓読した語〕
「彼岸{(2)}」に同じ。「―に到る事など/源氏(早蕨)」

かのくつ

かのくつ クワ― 【靴の沓】
〔「靴」は革靴(カワグツ)のこと〕
束帯用の沓。牛革製,黒塗りで,赤地または青地の錦(ニシキ)で飾りをつけ,金銅(コンドウ)の飾り金具をつけたもの。
靴の沓[図]

かのこ

かのこ [1][2] 【鹿の子】
(1)シカの子。[季]夏。《うつとりと人見る奈良の―かな/子規》
(2)「鹿の子絞(シボ)り」「鹿の子餅(モチ)」「鹿の子斑(マダラ)」の略。

かのこ

かのこ【鹿の子絞り】
dappled cloth.

かのこあみ

かのこあみ [0] 【鹿の子編み】
表目・裏目を縦横に交互に組み合わせて,鹿の子のような模様を作る編み方。また,その模様。モス-ステッチ。

かのこうお

かのこうお [3] 【鹿の子魚】
イットウダイの別名。

かのこうち

かのこうち [0] 【鹿の子打ち】
木材の表皮を手斧(チヨウナ)でまだらに削ること。鹿の子削り。

かのこおび

かのこおび [4] 【鹿の子帯】
鹿の子絞りの模様の帯。

かのこが

かのこが [3] 【鹿の子蛾】
カノコガ科のガ。開張約34ミリメートル。はねは細長く黒色で透明な紋が散在し,体には黄色の帯状斑がある。成虫は昼間飛ぶ。幼虫はツメクサ・スギナ・タンポポなどの葉を食う。日本各地と朝鮮半島に分布。

かのこぎり

かのこぎり [0] 【鹿の子切り】
料理で,材料を五ミリ角ほどの賽(サイ)の目に切ること。

かのこしぼり

かのこしぼり [4] 【鹿の子絞り】
布を小さくつまんでくくった絞り染め。白い小さな丸が表されたもの。鹿の子染め。鹿の子結い。鹿の子目結い。

かのこじ

かのこじ [0] 【鹿の子地】
鹿の子絞り用の薄い縮緬(チリメン)の布。

かのこずり

かのこずり [0] 【鹿の子摺り】
漆喰(シツクイ)塗りなどの際に,塗り下地を平らにするため,くぼんだ箇所に漆喰を塗り込むこと。

かのこそう

かのこそう [0] 【鹿の子草】
オミナエシ科の多年草。湿地に自生。高さ約50センチメートル。葉は対生し,羽状複葉。春,茎先に淡紅色の小花を多数つける。根茎を乾かしたものを纈草根(ケツソウコン)または吉草根(キツソウコン)といい,鎮痙剤とする。ハルオミナエシ。
鹿の子草[図]

かのこぞめ

かのこぞめ [0] 【鹿の子染(め)】
「鹿の子絞(シボ)り」に同じ。

かのこづくり

かのこづくり [4] 【鹿の子作り・鹿の子造り】
(1)鯛の皮霜(カワシモ)作りのこと。
(2)イカ・アカガイなどの身に縦横に細かい切り込みを入れる切り方。

かのこなしじ

かのこなしじ [4] 【鹿の子梨子地】
蒔絵(マキエ)の一。梨子地の中に平目粉をところどころに置いて仕上げたもの。

かのこぬい

かのこぬい [3] 【鹿の子繍】
日本刺繍(シシユウ)の技法の一。格子に刺した中に相良繍(サガラヌイ)をして鹿の子絞りのように見えるもの。

かのこまだら

かのこまだら [4] 【鹿の子斑】
鹿の毛のように,ところどころに白い斑点(ハンテン)のある模様。

かのこもち

かのこもち 【鹿の子餅】
咄本。木室卯雲(キムロボウウン)作。1772年刊。小本の書形の最初の咄本。簡潔な文体で軽妙洒脱な内容が好評を得,安永期(1772-1781)の小咄全盛を導いた。

かのこもち

かのこもち [3] 【鹿の子餅】
(1)餅菓子の一。餅や求肥(ギユウヒ)を餡(アン)で包んでまるめ,そのまわりに蜜漬けにした小豆や隠元をまだらにつけたもの。
(2)書名(別項参照)。

かのこもよう

かのこもよう [4] 【鹿の子模様】
鹿の子絞りの模様。

かのこもん

かのこもん [3] 【鹿の子紋】
「鹿の子模様」に同じ。

かのこゆい

かのこゆい 【鹿の子結い】
(1)「鹿の子絞り」に同じ。
(2)近世,上方で鹿の子を絞る女性。

かのこゆり

かのこゆり [3] 【鹿の子百合】
ユリ科の多年草。九州・四国の崖に自生し,また栽培される。高さ1メートル以上になり,茎頂で分枝して数個から十数個の花をやや下向きにつける。花弁は上にそりかえり淡紅色か白色地に鮮紅色の斑点を散在する。イワユリ。タキユリ。タナバタユリ。[季]夏。

かのさま

かのさま 【彼の様】 (代)
三人称。話し手・聞き手以外の人をかるい敬意をもっていう語。あのお方。例の方。「わが―寄せ給へ/仮名草子・仁勢物語」

かのしし

かのしし 【鹿】
〔「しし」は獣の意。多く,食肉となる猪(イノシシ)・鹿をさす〕
(1)シカ。「ゐのしし・―は知らず/平家 11」
(2)シカの肉。「―の味噌の無ければ食はじ/仮名草子・仁勢物語」

かのじょ

かのじょ【彼女】
she.→英和
〜の[に,を]her.→英和
〜のもの hers.→英和

かのじょ

かのじょ [1] 【彼女】
■一■ (代)
三人称。話し手,聞き手以外の女性をさし示す語。
⇔彼
〔西欧語の三人称単数の女性をさす代名詞(英語の she など)の翻訳語「彼女(カノオンナ)((アノオンナ))」から生まれた語〕
■二■ (名)
〔■一■から転じた語〕
(男性からみて)愛人・恋人である女性。
⇔彼氏
「―ができる」

かのと

かのと [2][0] 【辛】
〔「金(カネ)の弟(ト)」の意〕
十干(ジツカン)の第八。

かのなおき

かのなおき 【狩野直喜】
(1868-1947) 中国哲学・文学研究者。熊本県生まれ。京大教授。号,君山・半農人。経学(ケイガク)では清朝考証学を祖述し,文学では戯曲・小説を研究。また,敦煌文書を調査し,宋学中心の旧来の中国学に新風を吹き込む。著「支那学文藪」「読書籑餘」「中国哲学史」など。

かのも

かのも 【彼の面】
あちら側。かなた。
⇔このも
「つくばねのこのも―に影はあれど/古今(東歌)」

かのや

かのや 【鹿屋】
鹿児島県,大隅半島中央部の市。自衛隊航空基地がある。農業・畜産のほかアルコール・デンプン工業が盛ん。

かのやたいいくだいがく

かのやたいいくだいがく 【鹿屋体育大学】
国立大学の一。1981年(昭和56)に設立。本部は鹿屋市。

かのよ

かのよ 【彼の世】
死後の世界。あの世。のちの世。「この世のことは―にも見む/蜻蛉(中)」

かは

かは (連語)
〔係助詞「か」に係助詞「は」の付いたもの〕
文中にある場合には種々の語に付き,係り結びの関係で結びを連体形で止める。文末にある場合には,体言またはそれに準ずる語,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたものに付く。
(1)詠嘆を含んだ疑問の意を表す。「はちす葉の濁りにしまぬ心もて何―露を玉とあざむく/古今(夏)」「いづこにおはします神仏に―/更級」
(2)反語の意を表す。「逢ふことも涙にうかぶわが身には死なぬ薬も何に―せむ/竹取」「家にあり人に交はるとも,後世を願はんに難かるべき―/徒然 58」

かはい

かはい [0] 【佳配】
よい配偶者。

かはい

かはい [0] 【下輩】
身分の低い者。げはい。

かはい

かはい [0] 【加配】 (名)スル
配給制度のもとで,規定の配給のほかに特別に加えて配給すること。また,その配給。

かはく

かはく 【夏伯】
夏王朝の始祖,禹(ウ)の異名。
→夏

かはく

かはく [0] 【仮泊】 (名)スル
艦船が潮待ちや事故などのため,港内や沖合に,一時的に停泊すること。

かはく

かはく [0][1] 【河伯】
(1)川を守る神。川の神。
(2)河童(カツパ)。

かはく

かはく クワ― [0] 【科白】
俳優のしぐさと台詞(セリフ)。特に台詞のこと。

かはくげき

かはくげき クワ― [3] 【科白劇】
しぐさと台詞(セリフ)からなる劇。楽劇・歌劇・舞踊劇などに対していう。

かはつ

かはつ [0] 【仮髪】
(1)添え髪。つけまげ。かもじ。
(2)鬘(カツラ)。

かはな

かはな (連語)
〔係助詞「か」に係助詞「は」の付いた「かは」に終助詞「な」の付いたもの〕
文末にあって,感動を含めた反語の意を表す。「思ひよるべきこと―/大鏡(伊尹)」

かはん

かはん クワ― [0][1] 【過半】
半分より多いこと。大半。

かはん

かはん クワ― [1] 【過般】
さきごろ。この間。先般。「―面談の折」

かはん

かはん [0][1] 【夏半】
陰暦四月の異名。

かはん

かはん【河畔】
the banks of a river.→英和
〜の riverside.→英和
〜にある be (situated) on <the Thames> .

かはん

かはん [0] 【加判】 (名)スル
(1)公文書に花押(カオウ)(書き判)を加えること。また,その判を加える人。鎌倉時代では連署,江戸時代では老中がその役。
(2)室町・江戸時代,債務者とともに連帯責任を負って借用証文に署名して判を押すこと。連判。連署。

かはん

かはん [0] 【下半】
物の下半分。
⇔上半

かはん

かはん【過半】
the greater part <of> .‖過半数 the greater part[number] <of> ;a majority.過半数を得る gain[win]a majority.

かはん

かはん [0] 【河畔】
川のほとり。川端。川岸。「セーヌ―」

かはんしん

かはんしん【下半身】
the lower half of the body.→英和

かはんしん

かはんしん [2] 【下半身】
人のからだの,腰から下の部分。しもはんしん。
⇔上半身

かはんすう

かはんすう クワ― [2][4] 【過半数】
全体の半分より多い数。「―の議席を得た」

かはんにん

かはんにん 【加判人】
室町・江戸時代,連帯保証人となって判を押す人。

かば

かば【河馬】
a hippopotamus;→英和
<話> a hippo.→英和

かば

かば [1] 【樺】
(1)カバノキ科の植物の総称。かんば。
(2)(桜の)樹皮。[日葡]

かば

かば [1] 【蒲】
(1)植物ガマの異名。
(2)「蒲色(カバイロ)」の略。

かば

かば [1] 【河馬】
カバ科の哺乳類。体長4メートル,肩高1.5メートルほど。体は肥大し,体重4トンに達するものもある。体毛は少なく,口が大きい。水中生活に適応し,アフリカのサハラ砂漠以南の川や湖の近くにすむ。

かば

かば【樺】
a birch.→英和
樺色 reddish yellow.

かばい

かばい [0] 【歌唄】
仏教儀式の一。仏の徳を賛美して梵唄(ボンバイ)を歌うこと。また,その歌。賛頌。賛嘆。

かばい

かばい カバヒ [2] 【庇い】
かばうこと。

かばいだて

かばいだて カバヒ― [0] 【庇い立て】 (名)スル
何かとかばうこと。「無用な―」

かばいて

かばいて カバヒ― [2][0] 【庇い手】
(1)相撲で,重なりあって倒れる時,上になった者がすでに体(タイ)のない相手をかばうために先に手をつくこと。負けにならない。
(2)かばってくれる人。「―がいない」

かばいろ

かばいろ [0] 【蒲色・樺色】
赤みの強い茶黄色。かば。

かばう

かばう【庇う】
protect[defend] <a person from,against> ;→英和
take <a person> under one's wings;plead <for a person> (弁護する).→英和
罪人を〜 shelter[harbor]a culprit.→英和

かばう

かば・う カバフ [2] 【庇う】 (動ワ五[ハ四])
(1)他からの危険や非難などが及ばないように守る。「部下を―・う」「傷を―・う」「君を―・ひ参らせんとて,現在の主を打ち奉るぞ/義経記 7」
(2)大事にしまっておく。「大根ヲ土ニ―・ッテオク/ヘボン」
[可能] かばえる

かばかり

かばかり 【斯許り】 (副)
(1)こんなにも。これほど。「―われに従ふ心ならば,思ひ懲(コ)りなん/源氏(帚木)」
(2)この程度。これくらい。これしき。「―になりては,飛びおるとも降りなん/徒然 109」

かばさん

かばさん 【加波山】
茨城県中央部,筑波山の北方にある山。709メートル。

かばさんじけん

かばさんじけん 【加波山事件】
自由民権運動の一つで,政府転覆を企図した事件。1884年(明治17)自由党急進派が,栃木県令三島通庸(ミチツネ)および政府高官の暗殺を計画して発覚,茨城県の加波山に拠って挙兵したが,数日で鎮圧された。

かばざくら

かばざくら [3] 【樺桜】
(1)エドヒガンの一園芸品種。花は白色単弁。
(2)カンバ類と似た樹皮をもつヤマザクラ・チョウジザクラなどの俗称。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は蘇芳(スオウ),裏は赤花。また,表紫,裏青とも。春に着用。

かばしら

かばしら [2][0] 【蚊柱】
夏の夕暮れ,たくさんの蚊が軒下や木陰などに群がり飛び,柱のように見えるもの。交尾と関係した行動と考えられている。[季]夏。「―が立つ」

かばつてきいほうせい

かばつてきいほうせい [0] 【可罰的違法性】
処罰を加えることが妥当であるほどの強い違法性。

かばね

かばね [0] 【屍・尸】
(1)死体。死骸。しかばね。「―を山野にさらす」「―に鞭(ムチ)打つ」
(2)骸骨。
(3)「尸冠(シカバネカンムリ)」に同じ。

かばね

かばね [0] 【姓】
(1)古代の豪族が氏(ウジ)の下につけた称号。臣(オミ)・連(ムラジ)・造(ミヤツコ)・直(アタイ)・首(オビト)・史(フビト)・吉士(キシ)など三十種余に及ぶ。古くは氏人が氏の長(オサ)に付した尊称であったが,朝廷のもとに諸豪族が組織づけられるにつれて政治的・社会的な序列を示すものとなり,世襲されるようになった(氏姓制度)。684年,天武天皇が八色(ヤクサ)の姓を定め,皇親を中心として再編成したが,氏よりも家(イエ)に分裂する傾向が強まる中で自然消滅した。
(2)氏(ウジ)。「皇胤なれど―給ひてただ人にて仕へて/大鏡(基経)」

かばねがき

かばねがき 【姓書】
氏名に添えて,姓を書くこと。藤原家隆朝臣(アソン),大伴宿禰(スクネ)の類。

かばねどころ

かばねどころ 【尸所】
死体を埋める所。墓場。また,死に場所。「父や祖父が―とて知行せんにも/盛衰記 22」

かばのあぶら

かばのあぶら [1] 【樺の油】
白樺(シラカバ)の樹皮を乾留してつくった芳香油。

かばのき

かばのき [1] 【樺の木】
(1)白樺(シラカバ)。
(2)カバノキ科の樹木の総称。シラカバ・ダケカンバなど。

かばまき

かばまき [0] 【樺巻】
弓・矢・笛などの補強・装飾のために,細く割いた樺桜の皮を巻くこと。また,その箇所。

かばやき

かばやき【蒲焼】
an eel split and broiled.〜にする spitchcock.→英和

かばやき

かばやき [0] 【蒲焼(き)】
〔もと,ウナギを丸のまま縦に串刺しにして焼いたのが,蒲(ガマ)の穂に似ていたからとも,形・色が樺(カバ)皮に似るからともいう〕
ウナギ・ハモ・アナゴ・ドジョウなどを開いて骨をとり,適当な長さに切って串に刺し,たれをつけて焼く料理法。また,その料理。

かばやま

かばやま 【樺山】
姓氏の一。

かばやますけのり

かばやますけのり 【樺山資紀】
(1837-1922) 軍人・政治家。鹿児島県生まれ。戊辰戦争では各地を転戦。松方内閣海相の折,藩閥政治を擁護した「蛮勇演説」は有名。日清戦争時に軍令部長。初代台湾総督。

かばらい

かばらい クワバラヒ [2] 【過払い】
代金や給料などを,規定より払い過ぎること。

かばり

かばり [0] 【蚊鉤・蚊針】
⇒毛鉤(ケバリ)

かばり

かばり【蚊鉤[針]】
a (an artificial) fly;a fishing fly.〜でつる flyfish.

かばん

かばん [0] 【加番】
江戸幕府の職名。人数不足の時,大坂定番(ジヨウバン)・駿府定番を助けて城を警備した者。
→定番

かばん

かばん [0] 【鞄】
〔中国語「夾板(キヤバン)」また「夾槾(キヤバン)」の転という〕
革やズックで作り,物を入れて持ち運ぶための用具。

かばん

かばん [0] 【下番】 (名)スル
軍隊などで,勤務を終えること。非番。
⇔上番

かばん

かばん【鞄】
a bag;→英和
a briefcase (書類入れ);→英和
a suitcase (旅行鞄);→英和
a trunk (大型).→英和
〜につめる pack (up) a bag[trunk];put <things> in(to) a bag.

かばんご

かばんご [0] 【鞄語】
〔portmanteau word〕
二つの語の一部分ずつを切り取り,結合して一つにし,もとの二つの語の意味を合わせた語。「ラジオ」と「カセット-レコーダー」から「ラジカセ」をつくる類。フランス語の à と le が複合して aux になる類は,鞄形態(素)という。
〔イギリスの童話作家ルイス=キャロルがこの種の造語を評した言葉に由来する〕

かばんもち

かばんもち [2] 【鞄持(ち)】
(1)主人・上役の鞄を持って供をする人。秘書。
(2)上役にぴったりくっついてへつらう者をさげすんでいう語。

かひ

かひ [1] 【歌碑】
和歌をきざみつけた碑。

かひ

かひ クワ― [1] 【果皮】
(1)果実の種子を包む部分。子房壁が発達したもので,普通,外果皮・中果皮・内果皮より成る。
(2)果実の表面の皮。

かひ

かひ クワ― [1] 【花被】
一般に,花冠と萼(ガク)の区別がない場合,両者を一括した呼称。広義には,花冠と萼の総称。雌しべ・雄しべを取り囲み保護している部分。花蓋(カガイ)。

かひ

かひ [1] 【下婢】
召し使いの女。下女。女中。はしため。

かひ

かひ【可否】
right or wrong (当否);pros and cons (賛否).〜を論じる argue for and against <a matter> .〜を問う put <a matter> to vote.

かひ

かひ [1] 【痂皮】
かさぶた。

かひ

かひ [1] 【可否】 (名)スル
(1)よいことと悪いこと。よしあし。「原発建設の―を論ずる」
(2)賛成と反対。賛否。「―を採る」
(3)よい悪い,賛成不賛成などについて論じること。「其名衆口に上り世人之を―すれども/花柳春話(純一郎)」

かひ

かひ クワ― [1] 【化肥】
「化学肥料(カガクヒリヨウ)」の略。

かひつ

かひつ [0] 【加筆】 (名)スル
文章や絵に筆を加えて修正や追加をすること。「―訂正」「草稿に―する」

かひつ

かひつ【加筆する】
correct;→英和
retouch.→英和

かひのり

かひのり 【加比の理】
〔数〕 比例式で,前項の和と後項の和の比は,もとの比に等しいこと。�:�=�:� ならば(�+�):(�+�)=�:� であること。

かひょう

かひょう [0] 【苛評】
手厳しい批評。酷評。

かひょう

かひょう [0] 【下平】
(1)中国の韻書の分類の一。「広韻」などで,平声の収録漢字が多いことから,それを便宜的に上下に二分した後半。下平声。
(2)中国語の声調で,第二声の別名。陽平声。北京音では昇り調子で語尾の音を高く発音する。
⇔上平(ジヨウヒヨウ)

かひょう

かひょう [0] 【価標】
〔化〕 構造式で,原子と原子との結合を示す線。単結合・二重結合・三重結合のそれぞれに対して,一・二・三本の線で示す。共有結合に対してのみ使用し,イオン結合には使用しない。

かひょう

かひょう クワヘウ [0][1] 【華表】
(1)中国で,宮城・墓所などの前に建てる標柱。
(2)神社の鳥居。

かひよ

かひよ (副)
⇒かいよ

かひん

かひん [0] 【河浜】
川のほとり。中国では,黄河のほとり。

かひん

かひん [0] 【佳品】
いい品。よい作品。「紀行文の―」

かひん

かひん [0] 【佳賓】
よい客。珍しい客。賓客。「今一人の―なる供農君/経国美談(竜渓)」

かび

かび [0] 【黴】
菌類のうち,菌糸からなる原糸体をつくり,子実体をつくらないものの慣用的名称。飲食物・衣類その他有機物質の表面に生え,人間の生活と関係の深いものが多い。糸状菌。[季]夏。《―の香や一冊足らぬ七部集/青木月斗》

かび

かび クワ― [1] 【華美・花美】 (名・形動)[文]ナリ
はなやかで美しいこと。また,ぜいたくではでなこと。また,そのさま。「―な服装」「―を競う」「―に流れる」
[派生] ――さ(名)

かび

かび【黴】
mold;→英和
mildew.→英和
黴びる[がはえる]grow[become]moldy;→英和
get musty.→英和
〜のはえた[くさい]musty;moldy;stale (ふるくさい).→英和
‖黴防止剤 fungicide.

かび

かび 【加被】
〔仏〕 仏・菩薩・神が慈悲の力を加えて衆生を助け,願いをかなえること。加護。被護。加持。「もし神明仏陀の―にあらずは/平家 7」

かび

かび 【梭】
「杼(ヒ)」に同じ。「天照大神,驚動(オトロ)きたまひて―を以て身を傷(イタ)ましむ/日本書紀(神代上訓)」

かび

かび 【牙・穎】
(1)植物の芽。「葦―の如く/古事記(上訓)」
(2)〔「かひ」とも〕
植物,特に稲の穂。また,穂先。「初穂をば千―八百―に奉り置きて/祝詞(祈年祭)」

かび

かび【華美】
splendor;→英和
gorgeousness (はで);→英和
showiness.〜な gorgeous;→英和
gaudy;→英和
showy.→英和

かび

かび [1] 【蚊火】
「蚊遣(カヤ)り火」に同じ。[季]夏。

かび=が生える

――が生・える
(1)食べ物などに,かびが生じる。
(2)物事が古くさくなる。「―・えたスローガン」

かびくさい

かびくさ・い [4][0] 【黴臭い】 (形)[文]ク かびくさ・し
(1)かびが生えたようないやなにおいがする。「布団が―・い」
(2)時代おくれである。古めかしい。「―・い理論」
[派生] ――さ(名)

かびどく

かびどく [0] 【黴毒】
⇒マイコトキシン

かびや

かびや 【鹿火屋・蚊火屋】
〔古くは「かひや」〕
田畑を荒らしに来る鹿(シカ)や猪(イノシシ)を近寄らせないように火をたく小屋。一説に,蚊遣(ヤ)り火をたく小屋ともいう。[季]秋。「―守り」「朝霞―が下に鳴くかはづ/万葉 2265」

かびゅう

かびゅう クワビウ [0] 【過謬】
あやまち。過誤。

かびょう

かびょう [0] 【歌病】
⇒うたのやまい(歌病)

かびら

かびら 【迦毘羅】
〔「かぴら」とも〕
(1)「迦毘羅衛」の略。
(2)「迦毘羅仙」の略。

かびらえ

かびらえ 【迦毘羅衛】
〔梵 Kapilavastu〕
ネパールの中央部,紀元前六世紀頃ヒマラヤ山脈の南麓にあった釈迦(シヤカ)族の都城,およびその部族国家。釈迦牟尼の出生地。迦毗羅衛。迦毘羅城。カピラバストゥ。

かびらげどう

かびらげどう 【迦毘羅外道】
迦毘羅仙を創始者とするサーンキヤ学派を,仏教の側から批判的に呼んだ名称。

かびらせん

かびらせん 【迦毘羅仙】
〔Kapilamahāṛṣi〕
紀元前300年頃のインドの思想家。サーンキヤ(数論)学派の創始者といわれ,「サーンキヤ-スートラ」の著者と伝えられる。生没年未詳。迦毗羅仙。カピラ。

かびる

か・びる [0] 【黴る】 (動バ上一)[文]バ上二 か・ぶ
かびが生える。「餅が―・びる」「使わないと頭が―・びる」

かびる

かびる【黴びる】
⇒黴.

かびん

かびん クワ― [0] 【花瓶】
陶磁・ガラス・金属などで作った壺形・瓶形の花器。「―に花をいける」

かびん

かびん【過敏な】
(over)sensitive;→英和
nervous.→英和
‖過敏症 hypersensitiveness;《医》hyperesthesia.

かびん

かびん クワ― [0] 【過敏】 (名・形動)[文]ナリ
肉体的また精神的に度を超して感じやすい・こと(さま)。「神経―」「―な反応」
[派生] ――さ(名)

かびん

かびん【花瓶】
a (flower) vase.

かびんしょう

かびんしょう クワ―シヤウ [0][2] 【過敏症】
普通では反応を示さない弱い刺激に対し,特定の条件下で過敏に反応する症状。血清注射によるショック死の例など。アレルギー体質による反応性の過度となったものとされる。アナフィラキシーはこの一型。

かびんせいだいちょう

かびんせいだいちょう クワ―ダイチヤウ [6] 【過敏性大腸】
大腸の運動機能異常のため,長期にわたり下痢や便秘,あるいは両者の反復症状をきたした状態。心因的な背景が関与していることが多い。過敏性腸症候群。

かびんせいはいぞうえん

かびんせいはいぞうえん クワ―ハイザウエン [8] 【過敏性肺臓炎】
真菌胞子や動物性異種タンパク質を含む塵埃(ジンアイ)の長期にわたる吸入が原因で,肺にアレルギー反応を起こす症状。外因性アレルギー性肺胞隔炎。農夫肺・鳥飼育者肺・コルク肺など職業病的なものが多い。

かふ

かふ クワ― [1] 【寡婦】
夫と死別または離婚して,再婚しないでいる女性。やもめ。未亡人。

かふ

かふ [1] 【跏趺】
「結跏趺坐(ケツカフザ)」の略。

かふ

かふ クワ― 【華府】
アメリカ合衆国の首都ワシントン(華盛頓)のこと。

かふ

かふ【家譜】
a family tree.⇒系図.

かふ

かふ [1] 【家扶】
もと皇族・華族の家で,家令を補佐した者。

かふ

かふ [1] 【家父】
(1)自分の父。
⇔家母
(2)〔(ラテン) pater familias〕
〔法〕 古代ローマで,家長権をもつ者。

かふ

かふ [1] 【家譜】
一家の系譜。系図。

かふ

かふ [1] 【家婦】
主婦。妻。

かふ

かふ【寡婦】
a widow.→英和

かふ

かふ クワ― [1] 【寡夫】
妻と死別または離婚して,再婚しないでいる男。男やもめ。やもめ。やもお。

かふ

かふ [1] 【下付・下附】 (名)スル
官庁から民間に金や物をさげわたすこと。「―金」

かふ

かふ クワ― [1] 【火夫】
(1)ボイラーなどの火をたく人。火手。かまたき。
(2)(船舶で)機関員の旧称。

かふ

かふ クワ― [1] 【花布】
花の模様を染織または刺繍(シシユウ)した布。更紗(サラサ)をいうことが多い。印花布。華布。

かふ

かふ クワ― [1] 【花譜】
いろいろな花の絵を,咲く季節や種類ごとに分類して掲げた本。

かふう

かふう [1][0] 【家風】
その家特有の気風・習慣。「わが家の―」

かふう

かふう [0] 【歌風】
和歌の特徴や傾向。歌の詠みぶり。

かふう

かふう 【荷風】
⇒永井(ナガイ)荷風

かふう

かふう クワ― [1] 【火風】
(1)火と風。
(2)火炎を伴った風。「青色の鬼神現れ出て…―その口より出て/太平記 39」

かふう

かふう [0] 【下風】
(1)かざしも。
(2)他人の勢力下。人より低い地位。「人の―に立つを潔しとしない」

かふう

かふう【家風】
the ways of a family.→英和

かふうらく

かふうらく 【夏風楽】
春庭楽(シユンデイラク)の別名。

かふか

かふか クワ― [2] 【過負荷】
機械や電気機器・回路などで定格負荷を上回る負荷がかかること。また,その負荷。オーバー-ロード。

かふきゅう

かふきゅう クワフキフ [2] 【過不及】
過ぎることと及ばないこと。程度を超えることと,程度に達しないこと。過不足。

かふきゅう=ない

――な・い
ちょうどよい。過不足ない。「著想を―・く言ひ表す言語の技巧を持つてゐる/一隅より(晶子)」

かふく

かふく [0] 【下腹】
腹の下の部分。したはら。

かふく

かふく クワ― [1] 【禍福】
災いと幸せ。不幸と幸福。

かふく=は糾(アザナ)える縄(ナワ)の如(ゴト)し

――は糾(アザナ)える縄(ナワ)の如(ゴト)し
〔史記(南越伝賛)〕
災いと福とは,縄をより合わせたように入れかわり変転する。吉凶は糾える縄の如し。禍福糾纆(キユウボク)。

かふく=門(モン)なし唯(タダ)人の招く所

――門(モン)なし唯(タダ)人の招く所
〔左氏伝(襄公二十三年)〕
悪事を行えば災いがあり,善事を行えば福が得られるというように,禍も福もすべてその人自らが招くものである。

かふくぶ

かふくぶ [3] 【下腹部】
(1)したはらの部分。
(2)陰部。

かふくぶ

かふくぶ【下腹部】
the abdomen.→英和

かふすべ

かふすべ 【蚊燻べ】
「蚊遣(カヤ)り」に同じ。「物の淋しき夕は―の鋸屑(オガクズ)売り/浮世草子・椀久一世(下)」

かふそく

かふそく【過不足なく】
equally;→英和
just enough.

かふそく

かふそく クワ― [2][3] 【過不足】
数量が多すぎることと少なすぎること。「―なく配る」

かふそくざん

かふそくざん クワ― [4] 【過不足算】
算術の四則応用問題の一。「何人かの人に品物を六個ずつ分ければ八個余り,七個ずつ分ければ五個不足するという。人数と品物の個数を求めよ」といった問題。盗人算(ヌスビトザン)。

かふちょうけん

かふちょうけん カフチヤウ― [3] 【家父長権】
⇒家長権(カチヨウケン)

かふちょうせい

かふちょうせい カフチヤウ― [0] 【家父長制】
(1)家長が,家長権に基づいて家族員を支配し,服従させる家族形態。また,社会集団においてその構成員同士の関係が,家長と家族員の関係に擬せられることもある。
(2)フェミニズムで,社会のあらゆる領域において,男性が女性を従属させているような社会形態。

かふねんきん

かふねんきん クワフ― [3] 【寡婦年金】
自営業者などに対する国民年金の給付の一。保険料の受給権者の夫が死亡した場合に,10年以上婚姻を継続した妻に対して支給される。

かふん

かふん クワ― [0] 【花粉】
種子植物の雄性配偶体。雄しべの葯(ヤク)の中で減数分裂によって作られる半数性の単細胞。直接または風・虫・鳥などによって雌しべの柱頭に運ばれる。

かふん

かふん【花粉】
pollen.→英和
花粉症 hay fever;pollenosis.

かふんかん

かふんかん クワ―クワン [0] 【花粉管】
花粉が発芽して作る管状の構造。柱頭から胚嚢(ハイノウ)に至り,精核が卵細胞や極核に移動するための通路となる。

かふんしょう

かふんしょう クワ―シヤウ [0][2] 【花粉症】
花粉によって粘膜が刺激されて起こるアレルギー。結膜炎・鼻炎・喘息などの症状が見られる。原因として春先のスギ・ヒノキ,初夏のオオアワガエリ,秋のブタクサ・ヨモギなどの花粉が知られている。枯草熱(コソウネツ)。

かふんじょうほう

かふんじょうほう クワ―ジヤウ― [4] 【花粉情報】
生活気象情報の一。気温・湿度・天気から花粉の飛散度を推定した情報。

かふんばいよう

かふんばいよう クワ―ヤウ [4] 【花粉培養】
花粉を培養して半数の染色体をもつ培養細胞や植物体を作ること。実際の育種では花粉の入った葯(ヤク)のまま培養して,半数体植物を作っている。
→葯培養

かふんぶんせき

かふんぶんせき クワ― [4] 【花粉分析】
地層の中の花粉の種類や割合を調べ,過去の植生・気候環境などを推定すること。

かぶ

かぶ [0] 【蕪】
(1)アブラナ科の越年草。古く中国から渡来して野菜として栽培される。根は白色のものが多く,多肉質で,大きさや形は,品種によって多様。根生葉はへら形。春,花茎の先に黄色の十字形花を総状に開く。カブラ。カブラナ。[季]冬。
(2)家紋の一。葉のついた蕪を図案化したもの。
(3)昔,女房が用いたカブ形のかもじ。

かぶ

かぶ【下部】
the lower part.

かぶ

かぶ 【頭】
あたま。かしら。「―を離いたは/狂言・惣八(虎寛本)」

かぶ

かぶ [1] 【下部】
下の部分。
⇔上部
「―組織」

かぶ

かぶ【株】
(1) a stump (切株);→英和
a root (根).→英和
(2) stocks[ <英> shares](株式);stock speculation (投機).
〜を買う invest in stocks;buy shares <of a company> .
〜に手を出す speculate[dabble]in stocks.(人の)〜が上がる increase in a person's estimation; <米俗> have one's stock go up <with> .
‖旧[親]株 old stocks.新[子]株 new stocks.成長株 growth stocks.優良株 blue chips.

かぶ

かぶ【蕪】
《植》a turnip.→英和

かぶ

かぶ [1] 【歌舞】 (名)スル
(1)歌と舞。
(2)歌ったり踊ったりすること。「―音曲(オンギヨク)」「念仏踊を―す/日本開化小史(卯吉)」

かぶ

かぶ 【株】
■一■ [0] (名)
(1)木を切り倒したあとに残った部分。きりかぶ。「木の―」
(2)植物の根のついたひとまとまり。「―分け」
(3)職業上・営業上の特権。「相撲の年寄の―」
(4)江戸時代,売買の対象とされた名跡や役職など。「御家人―」
(5)株式会社の株式。株券。
(6)株券・証券の取引。「―に手を出す」
(7)その人の得意の技能。
→おかぶ
(8)ある社会での,その人の人気や評価。
→株が上がる
(9)菌・バクテリア・培養細胞を純粋に分離培養したもの。菌株(キンカブ)。
■二■ (接尾)
(1)助数詞。
 (ア)根のついた草木を数えるのに用いる。「バラを一―植える」
 (イ)株券の数を数えるのに用いる。「株を千―買う」
 (ウ)菌株(キンカブ)や培養細胞の純系の数を数えるのに用いる。
(2)名詞に付いて,そういう身分・地位・役割である意を表す。「親分―」「姉御―」

かぶ

か・ぶ 【黴ぶ】 (動バ上二)
⇒かびる

かぶ

かぶ [1]
〔カルタの用語。語源未詳〕
(1)めくりカルタの九の数の札。また,合計の数の末尾が九になるもの。
(2)「おいちょかぶ」に同じ。

かぶ=が上がる

――が上が・る
(1)株価が上昇する。
(2)評判がよくなる。
⇔株が下がる
「社内での―・る」

かぶ=を守りて兎(ウサギ)を待つ

――を守りて兎(ウサギ)を待つ
⇒守株(シユシユ)

かぶおんぎょく

かぶおんぎょく [1] 【歌舞音曲】
歌と踊りと音楽。華美な遊芸を総称していう語。

かぶか

かぶか [2][0] 【株価】
株式を売買する値段。株式市場で形成される相場に基づいて決定される。
→平均株価
→修正平均株価
→ダウ式平均株価

かぶか

かぶか【株価】
stock prices.

かぶかしすう

かぶかしすう [5][4] 【株価指数】
一定の時期の株価水準を一〇〇とし,その後の株価の変動を百分比で表した指数。
→東証株価指数
→日経平均株価指数

かぶかしゅうえきりつ

かぶかしゅうえきりつ [7] 【株価収益率】
〔price earnings ratio〕
株価を一株当たりの税引き利益で割った値。投資の際の目安とされる。PER 。

かぶかじゅんしさんばいりつ

かぶかじゅんしさんばいりつ [9][2][6] 【株価純資産倍率】
〔price book-value ratio〕
株価をその会社の一株当たりの純資産で割ったもの。株価資産倍率。PBR 。

かぶき

かぶき【歌舞伎】
the kabuki;a Japanese classical play.歌舞伎役者 a kabuki actor.

かぶき

かぶき [0] 【歌舞伎・歌舞妓】
〔動詞「傾(カブ)く」の連用形から。(2)が原義〕
(1)江戸時代に大成した日本の代表的演劇。慶長(1596-1615)頃の阿国(オクニ)歌舞伎に始まり,若衆歌舞伎を経て元禄期(1688-1704)に劇的要素を主とする演劇に発展した。女優の代わりに女形を使い,また舞踊劇・音楽劇などの要素をも含む演劇。歌舞伎芝居。歌舞伎劇。
(2)異様で華美な風体を好み,色めいた振る舞いをすること。「―の風体を見ては,其風体なきやうに嗜み/わらんべ草」
→歌舞伎舞踊

かぶき

かぶき [0] 【冠木】
(1)鳥居や門の上方にあって,両方の柱を貫く横木。
(2)「冠木門」の略。

かぶきうた

かぶきうた [3] 【歌舞伎唄】
歌舞伎に用いられる唄の総称。長唄に代表される。舞踊の伴奏に用いる所作事唄と,下座(ゲザ)で雰囲気描写に使用される下座唄とに大別される。

かぶきえ

かぶきえ [3] 【歌舞伎絵】
「芝居絵(シバイエ)」に同じ。

かぶきおどり

かぶきおどり [4] 【歌舞伎踊り】
女歌舞伎・若衆歌舞伎など初期の歌舞伎の踊り。

かぶきおんがく

かぶきおんがく [4] 【歌舞伎音楽】
歌舞伎に用いられる音楽。舞踊の伴奏に使われる所作音楽と,劇進行上の情景描写をする下座(ゲザ)音楽とに大別される。

かぶききょうげん

かぶききょうげん [4] 【歌舞伎狂言】
歌舞伎で演じられる劇。また,歌舞伎の脚本。

かぶきげき

かぶきげき [3] 【歌舞伎劇】
⇒歌舞伎(1)

かぶきこ

かぶきこ 【歌舞伎子】
歌舞伎芝居の少年俳優。男色も売った。歌舞伎若衆(ワカシユ)。若衆。舞台子。

かぶきざ

かぶきざ [0] 【歌舞伎座】
(1)歌舞伎を上演する一座。また,その劇場。
(2)東京都中央区銀座にある劇場。1889年(明治22),福地桜痴(オウチ)が建設。

かぶきしばい

かぶきしばい [4] 【歌舞伎芝居】
⇒歌舞伎(1)

かぶきじゅうはちばん

かぶきじゅうはちばん [7] 【歌舞伎十八番】
市川家で代々務めてきた家の芸で,七代目団十郎の制定といわれる当たり狂言。荒事が大半を占める。
→歌舞伎十八番[表]

かぶきじょうるり

かぶきじょうるり [4] 【歌舞伎浄瑠璃】
歌舞伎に用いられる浄瑠璃。河東・一中・清元・常磐津(トキワズ)・新内など。

かぶきちょう

かぶきちょう 【歌舞伎町】
東京都新宿区にある町名。飲食店・遊技場・映画館が集中する大歓楽街。

かぶきどう

かぶきどう [3] 【衡胴】
甲冑(カツチユウ)の胴の部分名。立挙(タテアゲ)と草摺(クサズリ)の間にあり,胴のまわりを守るもの。長側(ナガカワ)。
→大鎧(オオヨロイ)

かぶきねんだいき

かぶきねんだいき [6] 【歌舞伎年代記】
歌舞伎の興行年表を収めた書物の総称。江戸後期から明治・大正にかけて数多く刊行された。江戸(東京)における歌舞伎草創期から明治時代にかけての一貫した年代記のほか,京坂を中心としたものや興行元別のものなど種々ある。烏亭焉馬(エンバ)「花江都(ハナノエド)歌舞伎年代記」など。

かぶきぶよう

かぶきぶよう [4] 【歌舞伎舞踊】
歌舞伎とともに発達した舞踊で,歌舞伎劇の劇中や,演目の一つとして各種の浄瑠璃や長唄を伴奏として演じられる。広義には,日本舞踊の別称ともされる。
→所作事(シヨサゴト)

かぶきもの

かぶきもの 【歌舞伎者】
(1)華美を好み,軽薄・異様な風体をする者。うわついた好色者。伊達(ダテ)者。「むかしは博多小女郎と申して―ありける/浮世草子・一代男 5」
(2)踊り子。「女の―を揃へて踊らせける/浮世草子・置土産 4」
(3)歌舞伎社会の人間。芝居者(シバイモノ)。

かぶきもん

かぶきもん [3] 【冠木門】
門の一。門柱に,冠木を渡した門。
冠木門[図]

かぶきやくしゃ

かぶきやくしゃ [4] 【歌舞伎役者】
歌舞伎を演じる俳優。

かぶきり

かぶきり [0] 【頭切り】
〔「禿切(カブロキリ)」の転〕
四方同じ長さに切りそろえた子供の頭髪。きりかぶろ。

かぶきわかしゅ

かぶきわかしゅ 【歌舞伎若衆】
⇒歌舞伎子(カブキコ)

かぶく

かぶ・く 【傾く】 (動カ四)
〔「かぶ」は頭の意〕
(1)傾(カタム)く。頭を傾ける。「八束穂の―・きわたりて/六帖詠草」
(2)人目につくような変わった身なりや行動をする。「―・きたるなりばかりを好み/御伽草子・猫」
(3)歌舞伎を演ずる。「いざや―・かん/御伽草子・歌舞伎」

かぶけん

かぶけん [0][2] 【株券】
株主としての地位を表章する有価証券。社員権証券の一。

かぶけん

かぶけん【株券】
a stock certificate.

かぶこうぞう

かぶこうぞう [3] 【下部構造】
〔(ドイツ) Unterbau〕
マルクス主義において,政治・法制・思想(イデオロギー)を上部構造とするのに対し,それらの土台としての経済構造ないし社会の生産様式をさす概念。
→上部構造

かぶさきごじゅう

かぶさきごじゅう [6] 【株先五〇】
1987年(昭和62)に大阪証券取引所が導入した,わが国最初の株式先物商品。各業種を代表する主要五〇銘柄をパッケージにし,その平均株価の先物を売買する。

かぶさる

かぶさる【被さる】
be[get]covered <with> ;overlap (重なり合う).→英和

かぶさる

かぶさ・る [3] 【被さる】 (動ラ五[四])
(1)覆いかかる。上に重なる。「落ち葉が―・る」
(2)負担になる。「負担が―・る」
(3)守る。かばう。「親ガ子ヲ叱レバババガ―・ル/ヘボン」

かぶし

かぶし
頭の形。「―,かたちなど,いとよし/徒然 105」

かぶしき

かぶしき【株式】
⇒株.‖株式会社 a joint-stock corporation[ <英> company].株式市場 a stock market.株式相場 stock quotations[prices].株式投資 stock investment.株式取引所 a stock exchange.株式仲買人 a stockbroker.株式売買 stockbroking.

かぶしき

かぶしき [2] 【株式】
(1)株主としての地位。株主権。
(2)株式会社の資本の構成単位。
(3)株券。
(4)その人の持ち前。かぶ。「もう一けん行ふとせき込むのが―で/洒落本・船頭深話」

かぶしきがいしゃ

かぶしきがいしゃ [5] 【株式会社】
構成員の地位が細分化された株式という形式をとり,株式の自由譲渡性,および構成員たる株主の有限責任などを特色とする企業形態。機関としては株主総会・取締役会・代表取締役などがある。物的会社の典型的なもの。

かぶしききんゆう

かぶしききんゆう [5] 【株式金融】
会社の資金を株式の発行によって調達すること。これによって得られた資金は会社の自己資本となる。

かぶしきこうかい

かぶしきこうかい [5] 【株式公開】
限られた株主によって所有されていた会社の株式を,創業者利得や資金調達のために広く不特定多数の者に公開すること。

かぶしきこうかいかいつけ

かぶしきこうかいかいつけ [9] 【株式公開買付】
〔take-over bid〕
会社の支配権の取得や強化のため,株式の価格・数などを公表して証券市場の外で不特定多数の株主から株式を大量に買い取ること。アメリカで多く行われる。TOB 。テンダー-オファー。

かぶしきごうしがいしゃ

かぶしきごうしがいしゃ [8] 【株式合資会社】
無限責任社員と株主とで組織される会社。無限責任社員が業務執行を行うという合資会社の特色と,資本集中に便利な株式会社の特色とをもっていたが,1950年(昭和25)商法改正で廃止。

かぶしきさいけんファンド

かぶしきさいけんファンド [9] 【株式債権―】
株式と債権をバランスよく組み合わせ,運用成績の安定を目指した投資信託。一定期間解約を認めないクローズド制が一般的。

かぶしきしじょう

かぶしきしじょう [5] 【株式市場】
株式を売買する市場。発行市場と流通市場とがあり,一般には後者をさす。

かぶしきてすうりょう

かぶしきてすうりょう [6] 【株式手数料】
株式を売買する際に,投資家が証券会社に支払う手数料。

かぶしきてんかんしゃさいファンド

かぶしきてんかんしゃさいファンド [2][8] 【株式転換社債―】
株式と転換社債に重点的に投資する単位型投資信託。

かぶしきなかがいにん

かぶしきなかがいにん [0] 【株式仲買人】
もと株式取引所において,株式の売買・取引を顧客に委託されて行なった人。現在は,証券会社がその任務を行う。

かぶしきはいとう

かぶしきはいとう [5] 【株式配当】
(1)株式会社が利益を現金の代わりに新たに発行する株式で配当すること。
(2)「配当{(2)}」に同じ。

かぶしきぶんかつ

かぶしきぶんかつ [5] 【株式分割】
高額の株式を細分化して,多数の小額の株式にすること。資本金や株主の実質的地位には変化はなく,株式の流通性が高められる。また,株主への利益還元として株式の無償交付の形としても行われる。

かぶしきほかんふりかえせいど

かぶしきほかんふりかえせいど [2][8] 【株式保管振替制度】
株式売買の決済を株券の移動を伴わずに,証券保管振替機構の口座振替で行う制度。

かぶしきもちあい

かぶしきもちあい [5] 【株式持(ち)合い】
株式会社同士が,相互に相手方の株式を持ち合うこと。取引関係の強化,相互の経営権の安定などを目的として行われ,企業結合の手段ともなる。会社法上,弊害があり一定の場合について法的な規制が加えられる。株式の相互保有。

かぶす

かぶ・す 【傾す】 (動サ四)
〔「頭(カブ)」の動詞化〕
頭をたれる。うなだれる。「山処(ヤマト)の一本薄(ヒトモトススキ)うな―・し/古事記(上)」

かぶす

かぶす [0][1] 【臭橙】
ダイダイの一種。酸味が強い。食酢をとる。しゅうとう。

かぶす

かぶ・す [2] 【被す】
■一■ (動サ五[四])
「かぶせる」に同じ。「子供に帽子を―・してやる」
■二■ (動サ下二)
⇒かぶせる

かぶせ

かぶせ [3] 【被せ】
(1)かぶせること。物をおおうこと。また,そのもの。
(2)「被せ物」の略。

かぶせあみ

かぶせあみ [3] 【被せ網・掩網】
水の上から投げかぶせて魚を捕らえる網。投網(トアミ)・提灯網など。

かぶせぶた

かぶせぶた [3] 【被せ蓋】
箱や筒で,身をすっぽりおおうように作った蓋。薬籠蓋(ヤロウブタ)。

かぶせぼり

かぶせぼり [0] 【被せ彫(り)】
木版印刷で,既刊の版本の刷り紙を版下として版木を彫刻しなおすこと。また,その版木。

かぶせもの

かぶせもの [0] 【被せ物】
表面だけ立派にしてごまかしたもの。まやかしもの。

かぶせる

かぶ・せる [3] 【被せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かぶ・す
(1)上からかけて覆う。表面を覆って包む。「帽子を―・せる」「本にカバーを―・せる」
(2)浴びせかける。「頭から水を―・せる」
(3)色・音などの上に,さらに別の色や音を加える。「赤を―・せる」「音を―・せる」
(4)他人の話が終わらないうちに話し始める。「相手の言葉に―・せて反論する」
(5)罪や責任を人に負わせる。着せる。「罪を―・せる」
〔「かぶる」に対する他動詞〕

かぶせる

かぶせる【被せる】
cover <with> ;→英和
put <a hat> on a person's head;pour <water on> ;→英和
cover <a thing> with earth;lay a guilt <on a person> ;→英和
charge a person <with a blame> .→英和

かぶそしき

かぶそしき【下部組織】
a subordinate organization;a substructure.→英和

かぶだち

かぶだち [0] 【株立ち】
一つの根株から数本の幹が生じること。

かぶだて

かぶだて [0] 【株立て・榾立て】
⇒砂(スナ)の物(モノ)

かぶち

かぶち 【枸櫞】
ダイダイの一種。[本草和名]
→かぶす

かぶつ

かぶつ クワ― [1] 【貨物】
有形の財貨。かもつ。

かぶつち

かぶつち 【頭椎・頭槌】
〔「かぶ」は塊(カタマリ)の意〕
柄頭(ツカガシラ)が塊状であること。また,塊状の柄頭。

かぶつちのたち

かぶつちのたち 【頭椎の大刀】
古墳時代の刀剣の一。柄(ツカ)の頭に金銅や銀で作った塊状の中空の金具をつけた大刀。実戦用ではなく儀仗用か奉献用の大刀とされる。くぶつちのたち。
頭椎の大刀[図]

かぶと

かぶと [1] 【兜】
(1)頭部を守る武具。頭にかぶる鉢と,鉢から垂らす錏(シコロ)を主要部とする。形式は攻撃用武器の変化に伴い様々の変遷をみた。「鎧―に身を固める」
(2)舞楽で用いる鳥兜(トリカブト)のこと。
兜(1)[図]

かぶと

かぶと【兜】
a helmet.→英和
〜を脱ぐ[降参する]give in;admit[acknowledge]defeat.

かぶと=の緒(オ)を締(シ)める

――の緒(オ)を締(シ)・める
なお油断しないで用心する。「勝って―・めよ」

かぶと=を脱(ヌ)ぐ

――を脱(ヌ)・ぐ
(1)能力などで,とてもかなわないことを認める。
(2)敵に降伏する。降参する。

かぶとあらため

かぶとあらため [4] 【兜改め】
討ち取った者の兜を検査して,持ち主の身分などを調べること。

かぶとうお

かぶとうお [3] 【兜魚】
(1)キンメダイ目の海魚。全長12センチメートルほどで,頭部が約三分の一を占める。
(2)「甲冑魚(カツチユウギヨ)」に同じ。

かぶとえび

かぶとえび [3] 【兜海老】
背甲目の甲殻類。体表は暗緑色で,体長2センチメートル内外。体の前半の背面は楕円形の背甲に覆われ,後方は多数の体節からなり,四〇対以上の脚がある。初夏,本州中部以南の水田に出現し,一か月くらいで死滅する。草取り虫。

かぶとかけ

かぶとかけ [3] 【兜掛】
「兜立(カブトタテ)」に同じ。

かぶとがに

かぶとがに [3] 【兜蟹・鱟魚】
剣尾目の節足動物。成体は全長60センチメートル内外。半円形の頭胸甲と,五角形に近い腹甲,剣状の尾から成り,腹甲の縁には長く鋭いとげがある。脚は胸部に六対,うち第二対以下は先端がはさみ状。腹部には付属肢が六対ある。世界で四種現存,日本には瀬戸内海・博多湾に一種が分布。系統的にはカニよりもクモ類・サソリ類に近く,中生代に栄えた種属の生き残りで「生きている化石」といわれる。
兜蟹[図]

かぶとがに

かぶとがに【兜蟹】
a horseshoe crab.

かぶとがね

かぶとがね [3] 【兜金】
太刀の柄頭(ツカガシラ)を覆う金具。
→太刀

かぶとぎく

かぶとぎく [3] 【兜菊】
トリカブトの異名。

かぶとくび

かぶとくび [3] 【兜首】
兜をつけた身分ある武将の首。

かぶとごけ

かぶとごけ [3] 【兜苔】
地衣類ヨロイゴケ科の一種。主に樹皮上に生ずる。葉状の地衣で,縁は鹿の角状に切れこむ。

かぶとずきん

かぶとずきん [4][5] 【兜頭巾】
江戸時代,武士が火事装束の時にかぶった頭巾。兜に似て,羅紗(ラシヤ)の錏(シコロ)を付けたもの。
兜頭巾[図]

かぶとたて

かぶとたて [3] 【兜立】
兜を掛けておく台。饅頭(マンジユウ)形の鉢受(ハチウケ)に兜をのせ,その下に支柱と直交する緒搦(オガラミ)が設けてある。下端は,土に突き立てる石突きを入れた屋外用と,土居(ツチイ)をつけた屋内用とがある。兜掛(カブトカケ)。

かぶとちょう

かぶとちょう 【兜町】
(1)東京都中央区にある町名。東京証券取引所を中心に証券会社が集中している。
(2)東京証券取引所の通称。
→北浜

かぶとづくり

かぶとづくり [4] 【兜造り】
民家の形式の一。寄せ棟屋根の妻側の下半部を切り取って開口部を設けたもの。屋根の形が兜に似るところからいう。山梨・長野・新潟・山形などの各県に分布。
兜造り[図]

かぶとに

かぶとに [0] 【兜煮】
粗(アラ)煮の一。魚の頭を煮たもので,鯛の兜煮が代表的。

かぶとにんぎょう

かぶとにんぎょう [4] 【兜人形】
端午の節句に飾る,兜をつけた人形。武者人形。[季]夏。

かぶとのお

かぶとのお 【兜の緒】
「忍びの緒」に同じ。

かぶとのてさき

かぶとのてさき 【兜の手先】
兜の吹き返しの前の部分。

かぶとのほし

かぶとのほし [1] 【兜の星】
兜の鉢を形成する鉄片を継ぎ合わせるために打った鋲(ビヨウ)の頭を星に見立てていう語。

かぶとばち

かぶとばち [3] 【兜鉢】
(1)兜の頭部を覆う部分。
(2)兜の鉢に似たどんぶり鉢。

かぶとばな

かぶとばな [3] 【兜花】
トリカブトの異名。

かぶとむし

かぶとむし【甲虫】
a beetle.→英和

かぶとむし

かぶとむし [3] 【兜虫・甲虫】
コガネムシ科の甲虫。体長約45ミリメートル。体は卵形で,光沢がある黒褐色。雄の頭部には,先端がふたまたに分かれた長い角がある。雌はやや小形で,角はない。夜間,樹液に集まる。幼虫は腐った植物質を食う。日本各地と東アジアに分布。サイカチムシ。[季]夏。《ひつぱれる糸まつすぐや―/高野素十》

かぶとやき

かぶとやき [0] 【兜焼(き)】
鯛(タイ)など,魚の頭を焼いた料理。

かぶな

かぶな [0] 【蕪菜】
カブの異名。

かぶなおし

かぶなおし [3] 【株直し】
桑・花木などの枝を切り取ったあとで,切り口が腐るのを防いだり,また次の枝が出そろうように切り口を切り直し整えること。

かぶなかま

かぶなかま [3] 【株仲間】
江戸時代,商工業の発達にともない,商人・職人らが共同の利権を確保するために結合した同業組合。初めは私的なものであったが,幕府や諸藩は冥加金をとりたて,これを保護・公認した。

かぶぬし

かぶぬし【株主】
<米> a stockholder;→英和
<英> a shareholder.→英和
株主総会 a general meeting of stockholders.

かぶぬし

かぶぬし [2][0] 【株主】
株式会社の構成員・社員で,株式の所有者。所有する株式数に応じて株主権をもつ。

かぶぬしけん

かぶぬしけん [4] 【株主権】
株主が株主としての資格において会社に対してもつ権利・義務の総称。議決権を中心とする共益権と,利益配当請求権・残余財産分配請求権,投下資本回収のための諸権利などの自益権,および出資義務から成る。

かぶぬししほんりえきりつ

かぶぬししほんりえきりつ [10][2][6] 【株主資本利益率】
〔return on equity〕
税引利益を株主資本で割ったもの。自己資本利益率。ROE 。

かぶぬしそうかい

かぶぬしそうかい [5] 【株主総会】
株主によって構成される株式会社内部の最高の意思決定機関。原則として取締役会の決議に基づいて代表取締役がこれを招集し,定款変更・合併・取締役の任免などの商法所定の事項と,定款所定の事項とに限り決議をなしうる。各株主は一株につき一議決権を有し,過半数によって決定される。定時株主総会と臨時株主総会とがある。

かぶぬしだいひょうそしょう

かぶぬしだいひょうそしょう [9][2][5] 【株主代表訴訟】
会社の取締役や監査役が会社に不利益な経営をし損害を与えたとして,その賠償を求めて株主が起こす訴え。勝訴すると賠償金は会社に入金される。

かぶぬしわりあて

かぶぬしわりあて [5] 【株主割当】
新株発行の一方法。既存株主に持ち株数に応じて新株を割り当てるもの。額面金額が発行価額であることが通例。

かぶのぼさつ

かぶのぼさつ 【歌舞の菩薩】
(1)極楽浄土で天楽を奏し歌や舞を演じて,如来(ニヨライ)や往生した人をたたえる菩薩。
(2)金剛界三十七尊中の金剛歌菩薩と金剛舞菩薩。
(3)美しい舞姫や遊女。

かぶはり

かぶはり [0] 【株張(り)】
「分蘖(ブンケツ)」に同じ。

かぶふだ

かぶふだ [2] 【株札】
江戸時代,株仲間であることを証明する木札。

かぶま

かぶま [0] 【株間】
植えた作物の株と株との間。

かぶや

かぶや【株屋】
a stockbroker.→英和

かぶや

かぶや [0] 【株屋】
俗に,株式の売買を業とする人をいう語。

かぶら

かぶら [0] 【蕪・蕪菁】
カブの別名。[季]冬。
〔現在は関西で多く用いられる語〕

かぶら

かぶら [0] 【鏑】
(1)鏑矢の先につけるもの。鹿(シカ)の角や木で蕪(カブラ)の根のような形に作り,鏃(ヤジリ)の後ろにつける。中をくり抜いて中空にし数個の穴を開けてあるので,射た時に風を切って音を立てる。
(2)「鏑矢」の略。「与一―をとつてつがひ,よつぴいてひやうどはなつ/平家 11」

かぶらえり

かぶらえり [3] 【鏑鐫】
刃の先が曲がっている鑿(ノミ)。彫刻の仕上げなどに用いる。元来は,鏑の中空をくり抜くのに用いた。

かぶらぎ

かぶらぎ 【鏑木】
姓氏の一。

かぶらぎきよかた

かぶらぎきよかた 【鏑木清方】
(1878-1972) 日本画家。東京生まれ。本名,健一。浮世絵の流れを継ぐ水野年方(トシカタ)の塾に入り,挿絵画家として出発。のち日本画を制作,江戸から明治にかけての情緒豊かな風俗画を得意とした。作「築地明石町」「三遊亭円朝」など。

かぶらずし

かぶらずし [3] 【蕪鮨】
石川県金沢市を中心に伝承されてきた漬物の一種。ブリとカブを塩漬けにした後,麹(コウジ)で漬けて発酵させたもの。

かぶらな

かぶらな [3][0] 【蕪菜】
カブの別名。

かぶらなし

かぶらなし [0] 【蕪無】
古銅・青磁の花入れで,口が開いていて胴に蕪状のふくらみのないもの。

かぶらぼね

かぶらぼね [0][3] 【蕪骨】
クジラの頭部の軟骨を細く削り,晒(サラ)して乾燥したもの。三杯酢や粕漬けなどにして食べる。氷頭(ヒズ)。

かぶらむし

かぶらむし [0] 【蕪蒸(し)】
白身魚の切り身の上にすりおろしたカブをのせて蒸した料理。

かぶらや

かぶらや [3] 【鏑矢】
鏑をつけた矢。普通は,雁股(カリマタ)・平根(ヒラネ)など大形の鏃(ヤジリ)をつけた上差しの矢に用いる。鳴り矢。鳴り鏑。鏑。
鏑矢[図]

かぶり

かぶり [0][3][1] 【頭】
(1)あたま。
(2)「かぶりかぶり」の略。「―のあたまも定り/浮世草子・一代男 1」

かぶり

かぶり クワ― [0] 【過振】
当座勘定契約を結んだ取引者が,当座預金残高または当座貸越限度額以上に小切手や手形を振り出すこと。

かぶり

かぶり [3] 【被り・冠】
(1)かぶること。また,かぶる物。《被》「あねさん―」「薦(コモ)―」
(2)現像または焼き付けしたフィルムや印画紙が,画像とは無関係に薄黒くなっている状態。現像過多,材料の品質不良,カメラの光線漏れなどによる。《被》
(3)かんむり。こうぶり。《冠》「御―奉りてさしいでおはしましたりける/大鏡(宇多)」
(4)冠位。《冠》「因りて―一級給ふ/日本書紀(舒明訓)」
(5)負担。損失。《被》「土場六ひとり―となりしかば/滑稽本・和合人」
(6)しくじること。《被》「知れると大―さ/洒落本・古契三娼」
(7)劇場で,大入り。
(8)芝居の打ち出し。

かぶり=を振(フ)る

――を振(フ)・る
頭を左右に振り,不承知・否定の意を表す。

かぶりあつさ

かぶりあつさ [4] 【被り厚さ】
鉄筋コンクリートにおいて,鉄筋からコンクリート表面までの厚さ。

かぶりおけ

かぶりおけ 【冠桶】
冠(カンムリ)を入れる丸い箱。かぶりばこ。

かぶりかぶり

かぶりかぶり 【頭頭】
幼児が頭を左右に振ること。いやいや。

かぶりがさ

かぶりがさ [4] 【被り笠】
(さし傘に対して)頭にかぶるかさ。
⇔さしがさ

かぶりつき

かぶりつき
the front row (of the orchestra seats) (劇場の).

かぶりつき

かぶりつき [0] 【齧り付き】
〔舞台にかぶりつくようにして見るところから〕
劇場の最前列の客席。

かぶりつく

かぶりつ・く [4][0] 【齧り付く】 (動カ五[四])
口を大きく開けて,勢いよくかみつく。かじりつく。「リンゴに―・く」

かぶりつく

かぶりつく
bite <into> .→英和

かぶりのいた

かぶりのいた 【冠の板】
鎧の金具廻(カナグマワ)りの一。袖や栴檀(センダン)の板の一番上の板。または,籠手(コテ)の最も上の板。

かぶりもの

かぶりもの [0][5] 【被り物・冠物】
笠・頭巾(ズキン)など,頭にかぶるものの総称。「―を取る」

かぶりもの

かぶりもの【被り物】
headgear;→英和
headdress (婦人の).→英和
⇒帽子.

かぶる

かぶ・る [2] 【被る・冠る】 (動ラ五[四])
〔「かがふる」が「かうぶる」を経て転じたもの〕
(1)頭の上にのせる。上にかけて覆う。「帽子を―・る」「布団を頭から―・って寝る」
(2)(水・粉などを)上から浴びる。《被》「水を―・る」「波を―・る」
(3)身に受ける。《被》
 (ア)本来,他人が負うべき借金・罪などを身に負う。「罪を―・る」「泥を―・る」
 (イ)恩恵など好ましいものを受ける。こうむる。「盛徳を―・らんとて/宇津保(祭の使)」
(4)写真で,フィルムや印画に,画像とは関係なく薄黒いところができる。
(5)〔終演になると観客が総立ちになり,ほこりが立つので手拭いをかぶったことから〕
一日の芝居などが終わる。終演になる。はねる。
(6)(寄席芸人仲間などの用語)寄席などが,大入り満員になる。
(7)〔「毛氈(モウセン)を被る」の意〕
失敗する。しくじる。「―・つたら来やれと通な烏帽子親/柳多留 87」
〔「かぶらせる」に対する自動詞〕
[可能] かぶれる
[慣用] 仮面を―・猫を―

かぶる

かぶ・る 【齧る】 (動ラ四)
(1)かじる。「黒白二つの月の鼠が其の草の根を―・るなる/太平記 33」
(2)〔虫がかじるためと考えたことから〕
腹がしくしく痛む。「互いに虫腹が―・らう/狂言・宗論(虎寛本)」
→虫が齧る

かぶる

かぶ・る 【気触る】 (動ラ下二)
⇒かぶれる

かぶる

かぶる【被る】
put on (帽子などを);wear;→英和
cover one's head <with a towel> ;put <one's quilt> over one's head;be covered <with dust> ;take <a person's guilt> upon oneself.

かぶれ

かぶれ [0] 【気触れ】
(1)かぶれること。また,かぶれてできた腫(ハ)れ物。
(2)名詞の下に付いて,影響を受けてその風(フウ)に染まる意を表す。「西洋―」「英国―」

かぶれ

かぶれ
skin eruptions.

かぶれる

かぶれる
(1) be poisoned <with lacquer> .
(2) be influenced <by> ;be infected <with> (影響).

かぶれる

かぶ・れる [0] 【気触れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かぶ・る
(1)漆・薬品などの刺激で,皮膚に炎症や発疹が生じる。「漆に―・れる」「春の野やいづれの草に―・れけん(羽紅)/続猿蓑」
(2)影響を強く受けて,その風(フウ)に染まる。普通,批判的な意で用いる語。「西洋文化に―・れる」

かぶろ

かぶろ 【禿】
〔近世以後「かむろ」とも〕
(1)子供の髪形の一。髪の末を切りそろえて結ばないでいるもの。また,その髪形の子供。「髪を―に切りまはし/平家 1」
(2)髪のない頭。また,はげ。「この頭―ならむ沙門には施すべからず/今昔 2」
(3)太夫(タユウ)・天神など上位の遊女がそばに置いて使う一三,四歳くらいまでの見習いの少女。「新造・―ひきつれて/黄表紙・御存商売物」
禿(1)[図]

かぶろざや

かぶろざや 【禿鞘】
槍の鞘で,丸くて飾りなどのないもの。

かぶろだち

かぶろだち 【禿立ち】
(1)上級の遊女に仕えて,見習いをする期間。かぶろ{(3)}の頃。「―より見ならひ/浮世草子・一代女 1」
(2)かぶろ{(3)}の頃から遊里にいて,遊里のことをよくわきまえている遊女。「とんと坐りしゐずまひは,―見るごとくなり/浄瑠璃・反魂香」

かぶろふで

かぶろふで 【禿筆】
穂先のきれた筆。ちびふで。とくひつ。

かぶろまつ

かぶろまつ [3] 【禿松】
葉の少ない松。

かぶわけ

かぶわけ [0] 【株分け】 (名)スル
(1)植物の根や地下茎を親株から分けて移植すること。根分け。「菊の―」
(2)生け花で,花材を分けて生けること。また,その生け方。

かぶん

かぶん 【下聞】 (名)スル
目下の者に物事を尋ねること。下問(カモン)。「我何ぞ―を恥ぢん/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

かぶん

かぶん [0] 【可分】
分割が可能であること。
⇔不可分

かぶん

かぶん クワ― [0] 【過分】 (名・形動)[文]ナリ
(1)分に過ぎた扱いを受けること。身に余るさま。主に謙遜の意で用いる。
⇔応分
「―なおほめにあずかる」
(2)思い上がっていること。僭越なこと。「平家以ての外に―に候ふ間/平家 1」

かぶん

かぶん クワ― [0] 【寡聞】
見聞の狭いこと。主に謙遜の意で用いる。「―にして存じません」

かぶん

かぶん【過分の】
excessive;→英和
generous;→英和
undeserved (不相応の).→英和

かぶん

かぶん【寡聞である】
have little knowledge <of> ;be ill-informed.

かぶんきゅうふ

かぶんきゅうふ [4] 【可分給付】
〔法〕 性質や価値をそこなわずに分割することのできる給付。金銭・穀物の給付など。

かぶんさいけん

かぶんさいけん [4] 【可分債権】
分割して実現できる給付を内容とする債権。

かぶんさいむ

かぶんさいむ [4] 【可分債務】
分割して実現できる給付を内容とする債務。

かぶんすう

かぶんすう [2] 【仮分数】
分子が分母に等しいかあるいはそれより大きい分数。
⇔真分数

かぶんぶつ

かぶんぶつ [2] 【可分物】
物の性質および価値をそこなわずに分割できるもの。例えば,金銭・穀物・土地など。
⇔不可分物

かへい

かへい クワ― [0] 【花柄】
花序の中央の軸から分枝し,各々の花をつけている柄の部分。花梗(カコウ)。

かへい

かへい【貨幣】
money;→英和
a coin (硬貨).→英和
本位(補助)貨幣 standard (subsidiary) money.貨幣価値 currency value.

かへい

かへい クワ― [1][0] 【寡兵】
兵の数の少ないこと。また,その部隊。「―よく大軍を破る」

かへい

かへい [0] 【歌病】
⇒うたのやまい(歌病)

かへい

かへい クワ― [1] 【火兵】
火薬の爆発力で弾丸を飛ばす兵器。銃砲などの総称。火器。

かへい

かへい クワ― [0] 【花瓶】
⇒かびん(花瓶)

かへい

かへい クワ― [1] 【貨幣】
商品の交換価値を表し,商品を交換する際に媒介物として用いられ,同時に価値貯蔵の手段ともなるもの。歴史的には貝殻・布などの実物貨幣にはじまり,金銀が本位貨幣とされるようになり,現代では鋳貨・紙幣・銀行券が用いられている。

かへいかかく

かへいかかく クワ― [4] 【貨幣価格】
財・サービスの価値を貨幣額で表示したもの。絶対価格。
→相対価格

かへいかち

かへいかち クワ― [4] 【貨幣価値】
一単位の貨幣がどれだけの財貨やサービスと交換できる価値をもっているかということ。貨幣の購買力。

かへいきょうこう

かへいきょうこう クワ―クワウ [4] 【貨幣恐慌】
信用恐慌や銀行恐慌によって商業手形や銀行手形が信用を失い,現金通貨や金貨幣への需要が爆発的に拡大する恐慌状態。

かへいけいざい

かへいけいざい クワ― [4] 【貨幣経済】
貨幣を財貨の交換および流通の手段とする経済様式。商品経済。
→自然経済
→信用経済

かへいさっかく

かへいさっかく クワ―サク― [4] 【貨幣錯覚】
名目所得が増えれば,インフレで実質所得は減っていても所得が増えたような錯覚に陥ること。貨幣的錯覚。

かへいしほん

かへいしほん クワ― [4] 【貨幣資本】
産業資本の循環の中で,資本が貨幣・生産手段・商品といった種々の形態を示す時,そのうちの貨幣形態をとる資本。
→実物資本

かへいじひら

かへいじひら [4] 【嘉平次平】
〔「嘉平次」は創製者の名〕
銘仙織りの袴(ハカマ)地。

かへいすうりょうせつ

かへいすうりょうせつ クワ―スウリヤウ― [6] 【貨幣数量説】
貨幣の価値は流通する貨幣の総量によって決まるとする説。ここから物価水準の変動の原因を貨幣量の変化に求める。

かへいせいど

かへいせいど クワ― [4] 【貨幣制度】
貨幣の単位,発行の形式,内容および本位制などに関して国家が設ける制度。

かへいせき

かへいせき クワ― [2] 【貨幣石】
有孔虫類の化石。古生代末期に出現し,特に新生代の始新世・漸新世に爆発的に増え,急速に絶滅した。この時代の示準化石として重要。石灰質の殻は直径1〜10センチメートルの円盤状や凸レンズ状を成す。地中海・インド・インドネシアなどにかけて帯状に分布する。日本では九州天草・小笠原・沖縄に産する。ヌンムライト。

かへいせん

かへいせん クワ― [0] 【火兵戦】
互いに銃砲で戦う戦闘。火戦。
⇔白兵戦

かへいどうめい

かへいどうめい クワ― [4] 【貨幣同盟】
国際貿易の不便を除くため,条約・協定によって国家間の貨幣の対外価値を相互に一定の比率に確保する同盟。通貨同盟。

かへいほう

かへいほう クワ―ハフ 【貨幣法】
鋳造貨幣について規定する法律。1897年(明治30)制定。金本位制を前提として貨幣の種類・価格の単位・品位・量目などを定めていた。1987年(昭和62),管理通貨制度に即して廃止。

かへいベールかん

かへいベールかん クワ―クワン [6] 【貨幣―観】
貨幣は単に実物の交換取引を容易にするための手段であり,雇用や生産,消費などの経済行動に影響を与えることはないから,実体経済をおおうベールのようなものにすぎないとする考え。古典派の貨幣観であり,ケインズに批判された。

かへん

かへん [0][1] 【佳編・佳篇】
すぐれた作品。佳作。

かへん

かへん [1] 【カ変】
「カ行変格活用」の略。

かへん

かへん クワ― [0][1] 【花片】
花びらの一枚一枚。

かへん

かへん [0] 【可変】
変えることができること。変わることができること。
⇔不変
「―式」

かへん

かへん【可変(の)】
variable.→英和
可変資本 variable capital.

かへんしほん

かへんしほん [4] 【可変資本】
資本のうち,労働力の購入にあてられる部分。労働力は生産過程でその価値の大きさを変じ,自らの価値以上の超過分(剰余価値)を生み出すとされる。
⇔不変資本

かへんちょう

かへんちょう [2] 【可変長】
コンピューターで,レコード長を変えられるようにしたもの。ファイルを小さくできる。
⇔固定長

かへんていこうき

かへんていこうき [6] 【可変抵抗器】
連続的または断続的に抵抗値を変えられる抵抗器。ラジオやアンプの音量調節など,電子機器に広く用いる。加減抵抗器。ボリューム。レオスタット。

かへんひよう

かへんひよう [4] 【可変費用】
生産費用のうち生産数量の変化とともに増減する費用。原材料や労賃などが相当する。変動費用。
⇔固定費用

かへんようりょうダイオード

かへんようりょうダイオード [10] 【可変容量―】
加える電圧により静電容量が変化するダイオード。テレビや FM チューナーの自動同調回路などに用いる。バラクター。

かへんコンデンサー

かへんコンデンサー [6] 【可変―】
静電容量を変えられるコンデンサー。向かい合った電極の面積や電極間の距離を変えることにより容量を加減する。無線通信機・ラジオの同調部などに用いる。可変蓄電器。バリコン。

かへんピッチプロペラ

かへんピッチプロペラ [7] 【可変―】
航空機・船舶で,エンジンを回転させたまま,羽根の角度を自由に変えられるプロペラ。

かべ

かべ [0] 【壁】
(1)建物の外部を囲み,また内部を仕切るもの。「―を塗る」「部屋の―に絵を掛ける」
(2)大きな困難や障害。「記録の―」
(3)人と人との間のへだて。「二人の間に―ができる」
(4)登山用語で,直立した岩壁。フェース。
(5)〔女房詞〕
豆腐。おかべ。
(6)(壁を「塗る」を「寝(ヌ)る」にかけて)夢。「まどろまぬ―にも人を見つるかな/後撰(恋一)」
(7)近世後期,江戸で,野暮(ヤボ)なことの意を表す通語。「野暮を―とはさていかに/洒落本・一目土堤」

かべ

かべ【壁】
a wall;→英和
a partition (仕切).→英和
〜にぶつかる strike a snag;→英和
be deadlocked.〜を塗る plaster a wall.‖壁板 wainscot.壁掛け a tapestry.壁紙 wallpaper.壁新聞 a wall newspaper.壁土 plaster;stucco.壁に耳あり <諺> Walls have ears.

かべ=に突き当たる

――に突き当た・る
仕事や考えなどがそれ以上進めないような困難に直面する。行き詰まる。壁にぶち当たる。

かべ=に耳

――に耳
どこでだれが聞いているかわからず,秘密はとかく漏れやすいということ。「―あり,障子に目あり」

かべ=に馬を乗りかける

――に馬を乗りか・ける
(1)出し抜けに,または無理押しに事を行うことのたとえ。「―・けた婚礼/歌舞伎・小袖曾我」
(2)突然予期しないことに出会って困惑することのたとえ。「壁に馬乗かけ,誰をかうとのちゑもなし/浄瑠璃・井筒業平」

かべ=の中の書(フミ)

――の中の書(フミ)
〔「漢書(芸文志)」より。秦の始皇帝の蔵書の禁令を避け,孔子の家の壁の中に隠されてあった「古文尚書」などが漢代に発見されたことから〕
周代の古文字で書かれた「尚書」「礼記」「論語」「孝経」など数十編の儒家の経典をいう。へきちゅうしょ。

かべいた

かべいた [0] 【壁板】
(1)壁に張ってある板。
(2)洋間の装飾などに用いる,蒔絵(マキエ)を施した塗り板。

かべいと

かべいと [0] 【壁糸】
強く縒(ヨ)った太糸と縒らない細糸を合わせて上縒りをかけた糸。太い糸が細い糸に螺旋(ラセン)状に巻きついた形になり,織物の表面に凹凸が現れる。

かべいとおり

かべいとおり [0] 【壁糸織(り)】
緯(ヨコ)糸に壁糸を用いた平織物。主に夏の着物地とする。壁織り。

かべおめし

かべおめし [4][3] 【壁御召】
よこ糸に練り染めの壁糸を使い,細かい皺(シボ)を出した,御召に似た織物。

かべおり

かべおり [0] 【壁織(り)】
⇒壁糸織(カベイトオ)り

かべかけ

かべかけ [3][0] 【壁掛(け)】
室内の壁に掛ける装飾品。

かべがき

かべがき [0] 【壁書き】
(1)壁に書いたもの。また,その文字。
(2)法令や掟(オキテ)などを木や紙に書いて壁に掲示したもの。特に中世,幕府や大名が発布した法令。へきしょ。

かべがみ

かべがみ [0] 【壁紙】
保護と装飾とをかねて,室内の壁に貼りつける紙。

かべこうぞう

かべこうぞう [3] 【壁構造】
〔建〕 柱や梁(ハリ)を用いず,壁や床など面状の部材の組み合わせで支える構造。

かべごし

かべごし [0] 【壁越し】
壁を隔てて物事をすること。「―に聞く」

かべしたじ

かべしたじ [3][4] 【壁下地】
壁土を塗る時の骨となるもの。間渡(マワタ)し竹を取り付け,小舞(コマイ)を縦横に組んで作る。かべしろ。

かべしろ

かべしろ [0] 【壁代】
(1)宮殿などで,母屋(モヤ)と庇(ヒサシ)との間を隔てるために,長押(ナゲシ)から垂らした,綾(アヤ)・絹で作った帷帳(イチヨウ)。
(2)「壁下地(カベシタジ)」に同じ。
壁代(1)[図]

かべしんぶん

かべしんぶん [3] 【壁新聞】
主張やニュースなどを記し,職場・教室・街頭などの壁や掲示板に張り出す,一種の新聞。多くは手書き。

かべじょうふ

かべじょうふ [3] 【壁上布】
⇒壁透綾(カベスキヤ)

かべすきや

かべすきや [3] 【壁透綾】
透綾の一種でたて糸に生糸,よこ糸に壁糸を用いたもの。夏物として使われる。壁上布(カベジヨウフ)。

かべすさ

かべすさ [0] 【壁苆・壁寸莎】
〔「かべずさ」とも〕
壁土に混ぜるすさ。すさ。

かべせん

かべせん 【可部線】
JR 西日本の鉄道線。広島県横川・可部・三段峡間,60.2キロメートル。

かべそしょう

かべそしょう [3] 【壁訴訟】
(1)聞く者もいないのにひとりでぐちを言うこと。
(2)それとなく頼みこむこと。「下されものが遅いとしらじらしい―/浮世草子・禁短気」
(3)遠回しに当てこすること。「聞えよがしの―/人情本・梅児誉美 3」

かべちょろ

かべちょろ [0] 【壁著羅】
⇒壁縮緬(カベチリメン)

かべちりめん

かべちりめん [3] 【壁縮緬】
よこ糸に壁糸を,たて糸に縮緬糸を使い,ちぢみのように細かい皺(シボ)を織り出した地の厚い絹布。帯地などに用いた。壁ちょろ。

かべつち

かべつち [0] 【壁土】
壁を塗るのに使う土。

かべどこ

かべどこ [0] 【壁床】
床の間の一。床板や床柱を用いず,上に落とし懸けを入れて床の間としたもの。釣り床。

かべどなり

かべどなり [3] 【壁隣】
壁を隔てた隣の家や部屋。合壁(カツペキ)。

かべぬり

かべぬり [0] 【壁塗(り)】 (名)スル
壁を塗ること。また,それを職業とする人。左官。

かべはぶたえ

かべはぶたえ [3] 【壁羽二重】
よこ糸に壁糸を織り込み皺(シボ)を出した羽二重。主に友禅生地とする。

かべひとえ

かべひとえ [4] 【壁一重】
壁ひとつを境にして隣り合って住んでいること。また,非常に接近していること。

かべふうつう

かべふうつう [3] 【壁風通】
よこ糸に壁糸を使った風通織り。明治時代,婦人用の夏着として流行した。

かべりょう

かべりょう [2] 【壁量】
〔wall quantity〕
構造計算に使用する耐力壁の量を算定する数量。一方向の耐力壁の長さの合計をその階の床面積で除した値。

かべろ

かべろ [0] 【壁絽】
よこ糸に壁糸を用いて織った絽(ロ)。

かべわたどの

かべわたどの 【壁渡殿】
寝殿造りなどで,左右を壁塗りにした渡り廊下。
→透渡殿(スキワタドノ)

かべん

かべん クワ― [0] 【花弁】
花を構成する花葉の一。雌しべ・雄しべを保護し,虫媒花では美しい色彩をもち,昆虫を呼ぶ役目をする。はなびら。

かべん

かべん【花弁】
a petal.→英和

かほ

かほ クワ― [1] 【菓舗】
菓子店。菓子屋。

かほ

かほ クワ― [1] 【花舗】
花屋。花店。

かほ

かほ クワ― [1] 【花圃】
花畑。花園。

かほう

かほう [0] 【苛法】
(1)厳しい掟(オキテ)。苛酷な法令。「仁政は化して―と為り/学問ノススメ(諭吉)」
(2)厳しくせき立てること。「―をして催しければ参りにける/宇治拾遺 4」

かほう

かほう【家宝】
an heirloom.→英和

かほう

かほう [0][1] 【家法】
(1)家の掟(オキテ)。家憲。
(2)家伝の秘法。
(3)戦国大名の領国法。

かほう

かほう クワハフ [0] 【戈法】
書道で,右斜めに引きおろした線をはね上げる筆法。

かほう

かほう [1][0] 【家宝】
その家の宝物。家に伝わる宝。

かほう

かほう 【嘉保】
年号(1094.12.15-1096.12.17)。寛治の後,永長の前。堀河天皇の代。

かほう

かほう クワハウ [1][0] 【火砲】
大砲などの重火器。

かほう

かほう クワ― [0] 【過褒】
ほめすぎること。過賞。

かほう

かほう [0][1] 【佳芳】
よいにおい。芳香。

かほう

かほう [0] 【加俸】
職務の性質,勤務地の特殊性など,特別の理由で正規の俸給以外に与えられる給与。

かほう

かほう [0] 【下方】
ものの下の方。下の部分。
⇔上方

かほう

かほう [0][1] 【加法】
二つ以上の数を加える計算の方法。その結果を和という。寄せ算。足し算。
⇔減法

かほう

かほう【加法】
《数》addition.→英和

かほう

かほう クワ― [1][0] 【果報】 (名・形動)
(1)運のよいこと。また,幸せなさま。「―な男もあつたもんだ/良人の自白(尚江)」
(2)〔仏〕 前世のおこないによって生じる報い。
⇔業(ゴウ)
[派生] ――さ(名)

かほう

かほう クワハウ [0] 【過訪】 (名)スル
通りがかりに訪問すること。「妓家を―して帰る/日乗(荷風)」

かほう

かほう【果報】
luck;→英和
(good) fortune.→英和
果報者 a lucky person.

かほう

かほう【加俸】
an additional[extra]allowance.

かほう=は寝て待て

――は寝て待て
幸運の訪れは運によるのだから,あせらないで自然に時機が来るのを待て。

かほううんどう

かほううんどう カハウ― [4] 【下放運動】
⇒下郷運動(カキヨウウンドウ)

かほうぎょく

かほうぎょく 【賈宝玉】
中国の小説「紅楼夢」の主人公。

かほうこうちょくせい

かほうこうちょくせい [0] 【下方硬直性】
商品価格や賃金水準が,上昇はするが下落はしにくい性質をもつこと。現代の資本主義の制度的特徴とされる。

かほうし

かほうし クワハウシ [2] 【果胞子】
紅藻類の植物において有性生殖によりできた胞子。無性生殖によるものは四分胞子(単胞子)という。造果胞子。

かほうちかん

かほうちかん [4] 【下方置換】
空気より比重の大きい気体を捕集する方法。発生装置から出てくる気体を,口を上方に向けた容器に導き,容器中の空気を追い出しつつ容器内に満たしていくこと。

かほうぼく

かほうぼく クワハウボク [2] 【過放牧】
土地の広さ・生産力に対して家畜数が多過ぎるために,採食や踏みつけによって草地の再生産を悪化させるような放牧。砂漠化の原因となる。

かほうまけ

かほうまけ クワ― [0] 【果報負け】
あまり果報がよすぎてかえって災いを受けること。「少しよ過ぎるな。―がするぜ/子を貸し屋(浩二)」

かほうもの

かほうもの クワ― [0][5] 【果報者】
運のよい人。幸せ者。

かほうやけ

かほうやけ クワ― [0] 【果報焼け】
「果報負け」に同じ。

かほうわ

かほうわ クワハウワ [2] 【過飽和】
(1)溶液が,ある温度での一定の溶解度に相当する量以上の溶質を含む状態。
(2)蒸気が,ある温度で本来気体として存在しうる量以上に存在している状態。

かほうわじょうき

かほうわじょうき クワハウワ― [5] 【過飽和蒸気】
露点以下に冷却されても,凝縮のための核となる塵埃(ジンアイ)などがないため,液滴を生じないでいる不安定な状態の蒸気。何らかの刺激が与えられれば急速に凝縮する。

かほうわようえき

かほうわようえき クワハウワ― [5] 【過飽和溶液】
溶解度に相当する量以上の溶質を含んでいる不安定な状態の溶液。結晶の核となるような異物質のない溶液を静かに冷却した際などに得られる。刺激を与えると過量の溶質が急激に析出して通常の飽和溶液となる。

かほく

かほく 【河北】
中国,黄河下流の北,渤海(ボツカイ)に臨む省。域内に首都北京と政府直轄市の天津がある。小麦・トウモロコシ・大豆・綿花などの農業が盛ん。石炭の産出が豊富。省都は石家荘。別名,冀(キ)。ホーペイ。

かほく

かほく クワ― 【華北】
中国の北部,北は万里の長城に,南は秦嶺山脈と淮河に限られる,黄河中・下流域地方。河南・河北・山東・山西・陝西の五省と政府直轄地の北京・天津から成る。

かほく

かほく 【河北】
(1)山形県中央部,西村山郡の町。寒河江川の北岸に位置する。山形盆地の水田単作地域。
(2)宮城県東部,桃姓(モノウ)郡の町。北上川の北に位置する。石巻市に隣接する農業地域。

かほくぶんりこうさく

かほくぶんりこうさく クワ― 【華北分離工作】
1935年(昭和10)以後,日本が華北五省を中国国民政府から引き離して日本の支配下におこうと企てた工作。関東軍が主体となって推進したが,失敗したまま日中戦争に突入。

かほくめん

かほくめん 【下北面】
⇒げほくめん(下北面)

かほご

かほご【過保護の】
overprotective.

かほご

かほご クワ― [2] 【過保護】 (名・形動)
子供などを大事にしすぎること。また,そのように育てられること。「―な親」

かほど

かほど [0] 【斯程】 (副)
これほど。これぐらい。「―に多き路用を何処(イズク)よりか得ん/舞姫(鴎外)」

かほんか

かほんか クワホンクワ [0] 【禾本科】
イネ科の旧称。

かほんそうげん

かほんそうげん クワホンサウゲン [4] 【禾本草原】
イネ科やカヤツリグサ科の草本植物が中心となっている草原。温帯に多い。

かぼ

かぼ [1] 【家母】
自分の母。
⇔家父

かぼう

かぼう クワ― [0] 【仮冒】 (名)スル
他人の名をかたること。偽称。「敵中理の名を―する者あり/明六雑誌 14」

かぼう

かぼう クワバウ [0] 【花房】
「はなぶさ(花房){(1)}」に同じ。

かぼう

かぼう クワバウ [0] 【火防】
火災の防止。火事の予防。防火。

かぼく

かぼく [0] 【下木】
森林で,上層の樹木の下に生育する高さの低い樹木。
⇔上木(ジヨウボク)

かぼく

かぼく クワ― [1] 【花木】
(1)花と木。
(2)花の咲く木。

かぼく

かぼく クワ― [0][1] 【華墨】
他人の手紙を敬っていう語。

かぼく

かぼく [0][1] 【家僕】
しもべ。下男。

かぼす

かぼす [0][1]
ダイダイに近縁の柑橘類の一種。ユズに似るが小形。果肉は酸味が強い。厚い果皮は特有の香りがあり,香味料とする。大分県で多産。

かぼそい

かぼそ・い [3] 【か細い】 (形)[文]ク かぼそ・し
(1)細くていかにも弱々しくみえる。「―・いからだ」
(2)音や声が弱々しい。「―・い声で答える」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かぼそい

かぼそい【か細い】
slender.→英和

かぼちゃ

かぼちゃ【南瓜】
a pumpkin.→英和

かぼといせき

かぼといせき 【河姆渡遺跡】
中国,浙江省の杭州湾南岸にある新石器時代早期の遺跡。長江下流域の稲作文化が,黄河流域の畑作農耕の時代に並行するほど古いことを示した。

かぼん

かぼん クワ― [0] 【花盆】
花材・花鋏・小刀・花巾(カキン)(=布巾)などをとりあわせて載せる盆。

かま

かま【鎌】
a sickle;→英和
a scythe (大).→英和
〜をかける trick[lead] <a person> into telling the truth.→英和

かま

かま 【囂】
〔形容詞「かまし」の語幹か〕
⇒あなかま

かま

かま【釜[窯]】
an iron pot;a kettle;→英和
a boiler (ボイラー);→英和
an oven;→英和
a furnace (炉);→英和
a kiln (陶器などの).→英和

かま

かま [1] 【鎌】
(1)草や稲・麦などを刈るのに用いる刃物。三日月形で内側に刃があり,一端に木の柄をつけてある。「草刈り―」
(2)「鎖鎌(クサリガマ)」「鎌槍(カマヤリ)」の略。
(3)料理で,魚の鰓(エラ)に接した腹部の最前端で,胸(ムナ)びれのついた部分の名称。脂のいちばんのっている部分。
(4)家紋の一。鎌を図案化したもの。
(5)「鎌継(カマツギ)」の略。
(6)口やかましいこと。また,そういう人。「さあ母の―がわせた/浄瑠璃・油地獄(下)」

かま

かま [0] 【釜・窯・缶・罐・竈】
(1)火にかけて,中に入れた物を加熱する器具。《釜》
 (ア)主として炊飯に用いる金属製の器。鍋よりも深くて,普通かまどにのせかけるための鍔(ツバ)が付いている。はがま。
 (イ)茶の湯で湯を沸かす道具。茶釜。鑵子(カンス)。
 (ウ)醸造・製塩・製茶などに用いる加熱用の器具。
(2)高温を保って物を加熱し,溶かしたり化学変化を起こさせたりする装置。陶磁器・ガラス・セメントなどの製造に用いる。《窯》
(3)水を熱して蒸気を発生させる装置。ボイラー。汽缶。《缶・罐》
(4)かまど。《竈》「人の家に逃入りて―のしりへにかがまりて/大和 148」
(5)ミシンの部品の一。上糸と下糸を交差させて 縫い目を 形成する。
(6)火口湖。お釜。
(7)尻。また,男色。おかま。
(8)自分の領分。仲間。味方。「こつちの―にすると又よきことあり/洒落本・傾城買四十八手」
釜(1)
 (ア)[図]
釜(1)
 (イ)[図]

かま=をかける

――をか・ける
知りたいことを相手に自然にしゃべらせるように,それとなく言いかけて誘導する。

かまあげ

かまあげ [0][4] 【釜揚(げ)】
「釜揚げ饂飩(ウドン)」の略。

かまあげうどん

かまあげうどん [5] 【釜揚げ饂飩】
ゆでたてのうどんを釜からあげて,ゆで汁とともに器に入れ,つゆをつけて食べるもの。

かまあし

かまあし [2][0] 【鎌足・鎌脚】
(1)立ったとき,足先が内側に曲がっている足つき。
(2)座ったとき,外側に足首が出る足つき。

かまあしむしるい

かまあしむしるい [6] 【鎌脚虫類】
⇒原尾類(ゲンビルイ)

かまあと

かまあと [0] 【窯跡】
陶器などを焼いた窯の跡。窯址(ヨウシ)。

かまい

かまい カマヒ [2] 【構い】
(1)かまうこと。気を配ること。
→お構い(1)
(2)さしつかえ。故障。「この娘には―あつて嫁入はさせぬ/浄瑠璃・五十年忌(上)」
(3)江戸時代の刑罰の一。
→お構い(2)

かまいし

かまいし 【釜石】
岩手県南東部の市。漁業・製鉄で発展。釜石鉱山があり日本近代製鉄業発祥の地。

かまいしこうざん

かまいしこうざん 【釜石鉱山】
釜石市にある鉱山。享保年間(1716-1736)に発見。磁鉄鉱・黄銅鉱を産したが,現在は石灰石を採掘。

かまいしせん

かまいしせん 【釜石線】
JR 東日本の鉄道線。岩手県花巻・遠野・釜石間,90.2キロメートル。北上盆地と三陸海岸を結ぶ。

かまいたち

かまいたち [3] 【鎌鼬】
体を物にぶつけても触れてもいないのに,鎌で切ったような切り傷ができる現象。厳寒時小さな旋風の中心に生じた真空に人体が触れて起こるといわれる。かつては,イタチのような魔獣の仕業とされた。鎌風。[季]冬。《―萱負ふ人の倒れけり/水原秋桜子》

かまいつける

かまいつ・ける カマヒ― [5][0] 【構い付ける】 (動カ下一)
相手にする。とりあう。「それ切り横を向いて…―・けない/雁(鴎外)」

かまいて

かまいて カマヒ― [4][0] 【構い手】
相手になる人。とりあう人。

かまいて

かまいて カマヒ― 【構ひて】 (副)
〔「かまへて」の転〕
必ず。きっと。「―心を運び後に恨み給ふな/浮世草子・新色五巻書」

かまいと

かまいと [0] 【釜糸】
〔釜から繰り取ったままの糸の意〕
日本刺繍(シシユウ)用の柔らかい絹糸。縒(ヨ)りをかけていない生糸を幾本か合わせたもの。平糸(ヒライト)。

かまいり

かまいり [0] 【釜煎り・釜熬り】
戦国時代に行われた極刑。罪人を沸騰した湯や油の釜の中に入れて煮殺すもの。かまゆで。

かまいりちゃ

かまいりちゃ [4] 【釜炒(り)茶】
緑茶の一。生葉を釜の火熱で炒り,緑色を保った茶。中国伝来の方法。

かまいるか

かまいるか [3] 【鎌海豚】
クジラ目の哺乳類。体長2メートル内外。背びれが大きく後縁が白色で,鎌を思わせる形をしているところからこの名がある。太平洋に分布。

かまう

かまう【構う】
(1) care <about> ;→英和
mind (気にかける);→英和
take notice of.(2) interfere[meddle] <in,with> (干渉する).→英和
(3) entertain (もてなす);→英和
care for (世話する).
(4) tease (からかう).→英和
構わない do not mind[care];It does not matter.…に構わない(むとんじゃく) be careless <about> ;be indifferent <to> .
どうぞお構いなく Please don't trouble yourself.

かまう

かま・う カマフ [2] 【構う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)関心をもつ。気にかける。関係がある。多く打ち消しの形で用いる。「なりふり―・わず働く」「費用はいくらかかっても―・いません」「人ニ―・ワヌ/日葡」
(2)相手になる。世話をする。「誰も―・ってくれない」「子供を―・っている暇がない」
(3)相手にしてふざける。からかう。「犬を―・ってはいけない」
(4)禁制にする。追放する。「この土地を―・はれて幇間(タイコモチ)をやめようとも/人情本・松の調」
〔「構える」に対する自動詞〕
[可能] かまえる
■二■ (動ハ下二)
⇒かまえる

かまえ

かまえ カマヘ [2][3] 【構え】
(1)建物や門などの造り。構造。「立派な―の家」
(2)状況に対応できるように姿勢や態度をととのえること。「打つ―を見せる」「正眼の―」「一戦も辞さぬ―」
(3)工夫。計画。「これを言はすべき―を謀(タバ)かり給ひけるやう/今昔 5」
(4)漢字の構成部分の名称。字の外周を囲んでいる部分。門構え(「間」の「門」)・国構え(「囲」の「囗」)など。
(5)〔心〕 特定の刺激に対する認知あるいは反応が起こりやすくなるような生活体の準備状態。

かまえ

かまえ【構え】
(1) structure (構造);→英和
(an) appearance (外観);→英和
a style (様式).→英和
(2) an attitude (態度);→英和
a posture (姿勢).→英和

かまえうち

かまえうち カマヘ― [0] 【構内】
建物や敷地の中。やしきうち。

かまえて

かまえて カマヘ― 【構へて】 (副)
(1)かならず。きっと。「―調ずまじきなり/宇治拾遺 4」
(2)よく気を配って。「―人めにたつべからざるものなり/一言芳談(上)」

かまえる

かま・える カマヘル [3] 【構える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かま・ふ
(1)(形や内容を整えて)立派に作り上げる。組み立てて作る。「門を―・える」「店を―・える」「一家を―・える」
(2)ある姿勢や態度をとって相手に対する。「飛び掛かろうと―・えている」「ストを―・える」
(3)武器を手にして,身のそなえとする。「銃を―・える」「刀を上段に―・える」
(4)作り事をする。「口実を―・える」「虚言を―・える」
(5)仕組む。たくらむ。「事を―・える」「帝を傾け奉らむと―・ふる罪によりて/栄花(月の宴)」
(6)(物事に備えて)ある態度をとる。「低く―・える」「のんびり―・える」「お高く―・える」「斜に―・える」「―・えず気楽に聞いて下さい」
〔中世にはヤ行にも活用した。「野心ヲ―・ユル/日葡」。「構う」に対する他動詞〕

かまえる

かまえる【構える】
(1) take a posture <of defense> ;→英和
place oneself on one's guard;stand ready <for> .
(2) set up <one's little home> (一戸を).
大胆に〜 put a bold front.のんきに〜 take it[things]easy.

かまおき

かまおき [0] 【釜置き】
⇒釜敷(カマシキ)

かまおね

かまおね [3][0] 【鎌尾根】
鎌の刃のように両斜面が鋭く切り立った尾根。

かまがさき

かまがさき 【釜ヶ崎】
大阪市西成区北東部の簡易宿泊所の集中する地区。今は「あいりん地区」という。

かまがみ

かまがみ [0] 【竈神】
「かまどがみ(竈神)」に同じ。

かまがや

かまがや 【鎌ヶ谷】
千葉県北西部の市。近郊農業地帯であったが,近年住宅化が著しい。ナシを特産。

かまきり

かまきり【蟷螂】
a (praying) mantis.

かまきり

かまきり [1] 【螳螂・蟷螂・鎌切・杜父魚】
(1)カマキリ科の昆虫。体長75ミリメートル内外。体は細長く,緑または褐色。前肢が鎌状の捕獲肢(ホカクシ)になり,小昆虫を捕食する。頭は三角形で複眼が大きく,触角は糸状で短い。後ろばねは薄い膜状で前ばねの下に畳まれる。海綿状の卵嚢(ランノウ)(おおじがふぐり)中に多数の卵を産む。本州・四国・九州と中国大陸に分布。トウロウ。イボムシ。イボジリ。イボツリムシ。《螳螂・蟷螂・鎌切》 [季]秋。《かりかりと―蜂の皃(カオ)を食む/誓子》
(2)(「鎌切」「杜父魚」の文字を当てる)カサゴ目の淡水魚。全長30センチメートルほど。カジカの一種で体形もカジカに似る。鰓(エラ)に上向きに曲がったとげがあり小魚を掛けて食べる。冬食用にして美味。秋田県と神奈川県以南の河川に分布。アユカケ。アラレウオ。アラレガコ。カクブツ。
螳螂(1)[図]

かまきりもどき

かまきりもどき [5] 【螳螂擬】
カマキリモドキ科の昆虫。体長約18ミリメートル。カマキリに似て前肢が鎌状であるが,分類学上の関係はない。体は細長く,前胸部が長い。はねは透明。小昆虫を捕食する。本州・四国・九州と朝鮮半島に分布。

かまぎっちょう

かまぎっちょう [3]
(1)カマキリの異名。
(2)カナヘビの異名。

かまく

かま・く 【感く】 (動カ下二)
⇒かまける

かまくび

かまくび [2][0] 【鎌首】
鎌のように曲がった形の首。多く,蛇が首をもたげたさまなどにいう。「―をもたげる」

かまくび

かまくび【蛇が鎌首をもたげる】
The snake raises its head.

かまくら

かまくら 【鎌倉】
神奈川県南東部,相模湾に臨む市。鎌倉時代,日本の政治・軍事の中心地。幕府跡・鶴岡八幡宮・長谷の大仏・建長寺・円覚寺など多くの史跡・文化財がある。また,京浜地方の海水浴場・住宅地。

かまくら

かまくら [0]
秋田県横手地方で二月一五日に行われる行事。子供たちが雪室(ユキムロ)の中に祭壇を設け,甘酒や餅(モチ)などを食べたり,鳥追いの歌を歌ったりして遊ぶ。もと,小正月に行われた。[季]春。

かまくら

かまくら 【鎌倉】
姓氏の一。

かまくらあまごさん

かまくらあまごさん 【鎌倉尼五山】
鎌倉にある五つの尼寺を,五山の制になぞらえて言った称。太平寺・東慶寺・国恩寺・護法寺・禅明寺のこと。かまくらにごさん。

かまくらうだいじん

かまくらうだいじん 【鎌倉右大臣】
⇒源実朝(ミナモトノサネトモ)

かまくらえび

かまくらえび [4] 【鎌倉海老】
〔鎌倉沖で多くとれたので〕
イセエビの異名。

かまくらおおばんやく

かまくらおおばんやく [7] 【鎌倉大番役】
鎌倉幕府の御家人役の一。幕府の警備・諸門の警固などを交代で御家人に課したもの。鎌倉番役。関東番役。

かまくらかいどう

かまくらかいどう 【鎌倉街道】
鎌倉に幕府開設以来,各地から鎌倉へ向かう道筋の呼称。古くは鎌倉往還といった。「太平記」「梅松論」にみえる上の道・中の道・下の道の三道が主なもので,ほかに京都から美濃路・東海道筋を経る京鎌倉往還がある。

かまくらかげまさ

かまくらかげまさ 【鎌倉景政】
平安後期の武将。通称,権五郎。源義家に属して後三年の役に従軍,右眼を射られながら相手を討ち取った。大庭氏の祖。生没年未詳。

かまくらくぼう

かまくらくぼう [5] 【鎌倉公方】
室町時代,鎌倉府の長官として関東を支配した足利氏の称。1349年に足利尊氏の二男基氏が任じられて以来,代々その子孫が世襲。永享の乱で衰え,1455年成氏が幕府にそむき古河に移ってから古河公方と称し,幕府からの堀越公方に対立した。関東公方。鎌倉御所。

かまくらぐう

かまくらぐう 【鎌倉宮】
鎌倉市二階堂にある神社。後醍醐天皇の第三皇子護良(モリナガ)親王を祭神とする。1869年(明治2)創建。

かまくらごさん

かまくらごさん 【鎌倉五山】
鎌倉にある臨済宗の五大寺の称。1386年,建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の序列が定められた。関東五山。
→京都五山

かまくらごしょ

かまくらごしょ 【鎌倉御所】
(1)鎌倉幕府の将軍。また,その邸宅。
(2)「鎌倉公方(クボウ)」に同じ。

かまくらさんだいき

かまくらさんだいき 【鎌倉三代記】
(1)人形浄瑠璃の一。時代物。紀海音作。1718年初演。源頼家の外戚比企能員(ヒキヨシカズ)一味の謀反を題材とした作。現在は上演されない。
(2)人形浄瑠璃の一。時代物。作者未詳。1781年初演。通称「三代記」「鎌三」。大坂夏の陣を題材とし,世界を鎌倉時代に移して脚色したもの。近松半二作の「近江源氏先陣館(ヤカタ)」の後編にあたる内容をもつ。

かまくらさんろう

かまくらさんろう 【鎌倉三老】
鎌倉幕府の創設に功のあった北条時政・和田義盛・畠山重忠の三人のこと。

かまくらじだい

かまくらじだい [5] 【鎌倉時代】
通常,源頼朝が平氏を滅ぼして全国の軍事警察権を掌握した1185年から,北条高時が滅びる1333年までの約150年間をいう。始期については,頼朝挙兵の1180年,東国行政権の認められた1183年,征夷大将軍になった1192年など諸説がある。

かまくらじょしだいがく

かまくらじょしだいがく 【鎌倉女子大学】
私立大学の一。1943年(昭和18)創立の京浜女子家政理学専門学校を母体とし,59年京浜女子大学として設立,89年(平成1)現名に改称。本部は鎌倉市。

かまくらだいぶつ

かまくらだいぶつ 【鎌倉大仏】
鎌倉市長谷(ハセ)にある浄土宗の寺,高徳院の本尊阿弥陀如来坐像。銅造り。高さ八丈(11.5メートル)。奈良の大仏に次ぐ大きさ。1252年造仏。もと大仏殿があったがしばしば倒壊,1495年津波で流失後露座のまま現在に至る。長谷(ハセ)の大仏。

かまくらどの

かまくらどの 【鎌倉殿】
鎌倉幕府の将軍の称。また,源頼朝の敬称。

かまくらばくふ

かまくらばくふ [5] 【鎌倉幕府】
源頼朝が鎌倉に開いた日本最初の武家政権。守護・地頭が設置された1185年から1333年までの約150年間存続。源氏の将軍は頼朝・頼家・実朝の三代で滅び,以後は摂家将軍・親王将軍が立ったが,実権は代々執権職を継いだ北条氏が握った。中央に侍所・政所(マンドコロ)(公文所(クモンジヨ))・問注所の諸機関を設け,全国各地に守護・地頭を置き封建制国家を確立した。
→鎌倉幕府(将軍)[表]
→鎌倉幕府(職制)[表]

かまくらひば

かまくらひば [5] 【鎌倉檜葉】
ヒノキの園芸品種。チャボヒバの枝変わりで,高さ約10メートル。樹冠は円錐形となり,庭や公園に植える。

かまくらふ

かまくらふ [4] 【鎌倉府】
室町幕府が関東支配のため鎌倉に置いた地方機関。関東府。
→鎌倉公方(クボウ)

かまくらぶし

かまくらぶし 【鎌倉節】
「鎌倉の御所のお庭で十七小女郎が…」という歌詞の唄,またその類歌。江戸時代以前のものか。関東地方や静岡県に祝い唄・祭礼踊り唄として残っており,種々の節で唄われる。

かまくらぶし

かまくらぶし [5] 【鎌倉武士】
鎌倉時代の関東の武士。鎌倉幕府に仕えた武士。

かまくらぶっきょう

かまくらぶっきょう [5] 【鎌倉仏教】
鎌倉時代の仏教。平安末期の浄土宗を先駆として,臨済宗・浄土真宗・日蓮宗・曹洞宗・時宗などの諸宗派が新たに興隆し,一方旧来の諸宗派の中からも優れた僧が出現した。

かまくらぶんか

かまくらぶんか [5] 【鎌倉文化】
鎌倉時代の武家を中心とする文化。京都の公家文化を土台に,禅宗をはじめとする中国宋・元の文化をも摂取して,文学・絵画・彫刻・建築など多くの分野に独特の創造的・個性的文化を生み出した。

かまくらぼり

かまくらぼり [0] 【鎌倉彫】
漆器の一種。ヒノキ・カツラ・ホオノキなどの木地に,種々の彫刻をして直接黒漆を塗り,その上に朱や青・黄などの色漆を塗って仕上げたもの。鎌倉時代に宋の陳和卿(チンナケイ)がもたらした紅花緑葉(コウカリヨクヨウ)をまねて仏師康運(康円とも)が仏具を作ったのに始まると伝える。

かまくらやき

かまくらやき [0] 【鎌倉焼(き)】
鎌倉海老(エビ)を殻のまま,塩または醤油をつけて焼いたもの。

かまくらやま

かまくらやま 【鎌倉山】
古く,鎌倉の山々をいった語。
〔現在では鎌倉市西部の丘陵地の地名〕

かまくらアカデミア

かまくらアカデミア 【鎌倉―】
1946年(昭和21)鎌倉市材木座に創設された私立学園。三枝博音・林達夫らの教授陣を擁し,文部省の統制外にあって民主主義的教育を目指したが,財政難により廃校。

かまける

かま・ける [3][0] 【感ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かま・く
(1)あることだけにかかわって,ほかのことを顧みる余裕がなくなる。「育児に―・けて読書もできない」
(2)心が動く。感心する。「はしきやし翁の歌におほほしき九の児らや―・けて居らむ/万葉 3794」
(3)ぐちを言う。なげく。「昼頃より,まだ日くれぬかと―・けらるるに/父の終焉日記」

かまける

かまける
be occupied[busy] <with> .

かまし

かまし [2] 【釜師】
茶釜を鋳る職人。茶釜師。

かまし

かま・し 【囂し】 (形ク)
やかましい。かまびすしい。「蠅の声,あな―・し/肥前風土記」

かましき

かましき [0][4] 【釜敷】
(1)釜・鉄瓶(テツビン)・やかんなどを置くとき,下に敷くもの。藁(ワラ)・竹・籐蔓(トウヅル)などで輪の形に作る。釜置き。
(2)家紋の一。金輪を六角形・五角形状に組み合わせた意匠のもの。

かまじゅうもんじ

かまじゅうもんじ [5] 【鎌十文字】
穂先の両方に鎌状の反りのある枝の出た槍。両鎌槍。

かまじょうせっけっきゅうひんけつ

かまじょうせっけっきゅうひんけつ カマジヤウセキケツキウ― [11] 【鎌状赤血球貧血】
変異遺伝子のため鎌状に変形した赤血球が多数現れ,溶血しやすくなって貧血を起こす病気。東アフリカの黒人に多く見られる。

かまじるし

かまじるし [3] 【窯印】
陶磁器や窯(カマ)道具の底・肩・胴などにつける目印。窯を共同使用するとき,作者・注文主などを区別するのに用いた。

かます

かま・す [2] 【噛ます】 (動サ五[四])
(1)歯でくわえさせる。「猿轡(サルグツワ)を―・す」
(2)物と物の間にすき間があかないようにきっちり差し込む。「楔(クサビ)を―・す」
(3)「食わせる」に同じ。「突っ張りを―・す」「一発―・す」

かます

かます [0][3] 【叺】
わらむしろを二つ折りにして作った袋。穀物・塩・石灰・肥料などを入れる。かまけ。

かます

かます
(1)[魳]《魚》a barracuda.→英和
(2)[叺]a straw bag (俵).

かます

かます [0] 【魳・梭魚・魣・梭子魚】
スズキ目カマス科の海魚の総称。体は細長く,口先がとがり強い歯をもつ。食用となるアカカマス・アオカマス・ヤマトカマス・オオカマス,有毒のオニカマスなどがある。

かますえ

かますえ [0] 【釜据え】
茶道で,水屋で釜を据える台。釜が安定するよう丸くくられている。赤杉材のものが多い。

かますきっさき

かますきっさき [4] 【魣切っ先】
太刀などの,三角に鋭く尖った丸み(=脹(フクラ))のない切っ先。突くことを目的とする。平安・鎌倉時代の太刀に多い。

かますご

かますご [0][3] 【叺子】
〔関西で叺に入れて出荷するからとも,魳(カマス)の子に似ているからともいう〕
いかなご。こおなご。

かますさわら

かますさわら [4] 【魳鰆】
スズキ目の海魚。全長2メートルに達する。サワラ類では最大で,上下の顎(アゴ)がやや突き出し,鋭い歯をもつ。食用。本州中部以南の海域に広く分布。オキサワラ。

かますずきん

かますずきん 【叺頭巾】
叺のような形をした頭巾。

かますそで

かますそで 【叺袖】
袖口を下まで縫わない袖。

かませる

かま・せる [3] 【噛ませる】 (動サ下一)
「かます(噛)」に同じ。「下に板を一枚―・せて平らにする」

かまた

かまた 【蒲田】
東京都大田区南部の商工業地区。旧区名。東端に東京国際空港がある。

かまた

かまた 【鎌田】
姓氏の一。

かまたき

かまたき【罐焚き】
a stoker; <米> a fireman.→英和

かまたき

かまたき [0][4][3] 【缶焚き・竈焚き】 (名)スル
かまの火をたくこと。また,その人。

かまたりゅうおう

かまたりゅうおう 【鎌田柳泓】
(1754-1821) 江戸後期の心学者。紀州の人。名は鵬,字は図南。朱子学を基本にしながら,仏・老や自然科学をも取り入れた理学を唱えた。著「理学秘訣」など。

かまだし

かまだし [0] 【窯出し】 (名)スル
焼きあがった陶磁器を窯から取り出すこと。

かまち

かまち【框】
《建》a doorframe;a window frame.

かまち

かまち [0] 【框】
(1)戸・窓・障子などの周囲の枠。
(2)床の間や床などの端にわたす化粧横木。上がり框・床框・縁框など。

かまつか

かまつか [2][0] 【鎌柄】
(1)コイ目の淡水魚。全長約25センチメートル。体は円筒形で細長く,体色は褐色で背に暗褐色の斑点が散在。食用。河川の中流や湖の砂底にすむ。北海道・青森を除く各地と朝鮮半島などアジア北東部に分布。スナモグリ。スナホリ。カワギス。
(2)バラ科の落葉小高木。山野に多い。葉は倒卵形で細鋸歯がある。春,枝端に白色五弁の小花を多数散房花序につけ,秋,卵球形の小果を結び赤く熟す。材は堅く,鎌の柄に用いた。ウシコロシ。
(3)鎌の柄。[和名抄]
(4)ハゲイトウの別名。[季]秋。
(5)ツユクサの別名。
鎌柄(2)[図]

かまつぎ

かまつぎ [0] 【鎌継(ぎ)】
木材の継手の一。一方の木材の先端に鎌首形の突出部をつくり,これを他方にはめこむ継ぎ方。引っ張りの力に対するもの。かまつぎて。
→継ぎ手

かまとと

かまとと [0]
〔かまぼこは魚(トト)から作るのかと尋ねる意からという〕
知っているくせに知らないふりをすること。世慣れていないように振る舞うこと。また,その人。多く,女性についていう。「―ぶった女性」

かまとと

かまとと
a person who affects ignorance.

かまど

かまど【竃】
a kitchen range.

かまど

かまど [0] 【竈】
〔「竈(カマ)処(ド)」の意〕
(1)鍋や釜をかけ,下から火をたいて煮たきする設備。周りを土・石・煉瓦・セメントなどで築き,焚(タ)き口を設け,上に鍋(ナベ)・釜(カマ)をかける穴をあける。かま。へっつい。
(2)〔竈の数を家一世帯の単位,課税の単位としたことから〕
独立生活を行う一家。「―を分ける(=分家する)」

かまど=が賑(ニギ)わう

――が賑(ニギ)わ・う
暮らしが豊かになる。「高き屋にのぼりてみれば煙立つ民のかまどは賑ひにけり/和漢朗詠」

かまど=に媚(コ)ぶ

――に媚(コ)ぶ
〔「論語(八佾)」より。主人より実際に竈を預かっている者に媚びる意〕
高い地位の者よりもむしろ実権を握っている者に媚びへつらう。

かまど=を破る

――を破・る
破産する。身代がつぶれる。

かまど=を起こす

――を起こ・す
(1)独立して一家の主人となる。
(2)身代を築く。

かまどうま

かまどうま [3] 【竈馬】
カマドウマ科の昆虫。体長約15ミリメートル。コオロギやキリギリスに似るが,体は黄褐色で背がまるく曲がり,はねはなく,鳴かない。後肢は非常に長く,触角は糸状で長い。湿気の多い日陰の場所を好み,夜活動する。イイギリ。オカマコオロギ。エンノシタコオロギ。オサルコオロギ。エビコオロギ。

かまどかず

かまどかず [3][4] 【竈数】
世帯の数。

かまどがみ

かまどがみ [3] 【竈神】
(1)竈をつかさどる神。奥津日子命(オキツヒコノミコト),奥津比売命(オキツヒメノミコト)の二神をまつるが,後世,仏説を混じて三宝荒神(サンボウコウジン)ともいい,祖先神の性格ももつ。竈のそばに神棚を設けて神札や幣束が置かれているのが普通だが,東北地方では多くかまぼとけ・ひおとこという醜い木製の面や絵が飾られている。かまどのかみ。かまがみ。かまのかみ。荒神様。どっくうさん。おかまさま。
(2)妻の異名。

かまどしょうぐん

かまどしょうぐん [4] 【竈将軍】
家の中だけで威を振るう主人。「今日の働きもひつきやう申さば―/浄瑠璃・千本桜」

かまどのかみ

かまどのかみ [5] 【竈の神】
⇒竈神(カマドガミ)

かまどばらい

かまどばらい [4] 【竈祓】
⇒かまばらい(竈祓)

かまどめ

かまどめ 【鎌止め】
(1)山野で草木を刈り取ることを禁ずること。
(2)江戸時代,小作人が小作料を滞納したとき,地主が収穫を禁じて,滞納分を回収すること。

かまどやく

かまどやく 【竈役】
江戸時代,棟数に関係なく竈一つを一世帯とみなして課した賦役(ブヤク)。鎰役(カギヤク)。

かまどやま

かまどやま 【竈山】
福岡県太宰府市の宝満山の別名。((歌枕))「春はもえ秋はこがるる―霞も霧もけぶりとぞ見る/拾遺(雑賀)」

かまなしがわ

かまなしがわ 【釜無川】
赤石山脈北部の鋸山に発し,山梨県西部を南流する川。富士川の一支流。長さ64キロメートル。古来氾濫が多く,武田信玄が築いた信玄堤は有名。

かまなり

かまなり [0][4] 【釜鳴り・竈鳴り】
釜で湯を沸かしたり飯を炊いたりするとき,釜がうなるような音を立てること。古くは,その鳴り具合で吉凶を占った。

かまのかみ

かまのかみ [4] 【竈の神】
⇒竈神(カマドガミ)

かまのかみまつり

かまのかみまつり [6] 【竈の神祭(り)】
⇒竈祭(カママツリ)

かまのざ

かまのざ 【釜の座】
京都三条釜座町を中心に住んだ鋳物師(イモジ)の集団。また,その同業組合。中世・近世を通じて,梵鐘をはじめ茶釜・鍋・釜などを鋳造した。かまんざ。

かまはじめ

かまはじめ [3] 【釜始め・釜初め】
「初釜(ハツガマ)」に同じ。[季]新年。

かまば

かまば [0] 【窯場】
陶磁器を焼く窯のある仕事場。

かまばら

かまばら 【鎌腹】
狂言の一。女房に鎌で追いかけられたふがいない男が鎌で切腹しようとするが,命が惜しくて死ぬことができず柴刈りに行くという話。

かまばらい

かまばらい 【竈祓】
(1)毎月晦日(ミソカ)に竈(カマド)を祓い清めてまつること。多くは巫女(ミコ)が行なった。かまどばらい。かまじめ。荒神祓(コウジンバライ)。
(2){(1)}の巫女で売春をしたもの。転じて,淫売婦。

かまひげ

かまひげ [2] 【鎌髭】
(1)鼻の下から左右の頬(ホオ)へ太くはね上げて,鎌の形に伸ばした髭。江戸時代,奴(ヤツコ)などが生やしたもの。油墨で描くこともあった。
(2)歌舞伎十八番の一。1769年,江戸中村座の「曾我�愛護若松(ソガモヨウアイゴノワカマツ)」などが初演といわれるが未詳。現行のものは,1774年,江戸中村座で四世市川団十郎が「御誂染曾我雛形(オアツラエゾメソガノヒナガタ)」の大切(オオギリ)で初演した初世桜田治助作のものを,明治時代に復活したもの。三保谷四郎が髭そりにかこつけて景清の首を切ろうとするが景清は不死身のため切れず,双方にらみ合うというもの。
鎌髭(1)[図]

かまひげやっこ

かまひげやっこ 【鎌髭奴】
鎌髭を生やしたり描いたりしている奴。

かまび

かまび [2] 【釜日】
〔釜に湯を沸かす日の意〕
茶道で,宗匠が弟子を集めて稽古をする日。

かまびすしい

かまびすし・い [5] 【喧しい・囂しい】 (形)[文]シク かまびす・し
うるさい。やかましい。さわがしい。「―・い話し声」「波の音常に―・しく/方丈記」
〔古くはク活用で,鎌倉時代頃からは,シク活用に用いられた。「かまびすくなくひよ鳥にねぶたげもなし/為忠集」〕
[派生] ――さ(名)

かまぶろ

かまぶろ [0] 【竈風呂】
穴蔵状の竈に入り,熱した塩水の蒸気に浴するもの。近世,京都八瀬のものが有名。

かまほうぞういんりゅう

かまほうぞういんりゅう カマホウザウヰンリウ 【鎌宝蔵院流】
⇒宝蔵院流

かまぼこ

かまぼこ [0] 【蒲鉾】
(1)タイ・ハモ・サメ・エソなど白身の魚肉をすりつぶして味をつけ,練りあげたあと長方形の小板に半月形に塗ったり,簀(ス)巻きにしたりして蒸し上げた食品。昔は,竹に筒形に長く塗った形が蒲(ガマ)の穂に似ていたのでこの名があるが,現在ではこの作り方のものを竹輪(チクワ),板につけたものを板つき蒲鉾という。
(2)宝石をはめ込まない中高の指輪。
(3)蒲の穂。鉾の形に似るところからいう。[本草綱目啓蒙]

かまぼこ

かまぼこ【蒲鉾】
boiled fish paste.蒲鉾形の semicylindrical.

かまぼこいた

かまぼこいた [5] 【蒲鉾板】
板蒲鉾に付いている長方形の小板。

かまぼこがた

かまぼこがた [0] 【蒲鉾形】
円筒を縦に切ったような形。中高で弓なりになっている形。かまぼこなり。「―兵舎」

かまぼこごや

かまぼこごや [0] 【蒲鉾小屋】
竹を骨とし,まわりを筵(ムシロ)などで覆って蒲鉾形に作った粗末な小屋。

かまぼこたが

かまぼこたが [4] 【蒲鉾箍】
真鍮(シンチユウ)・銅などのたがで,中央が高く,縁が薄い蒲鉾形のもの。

かまぼこなり

かまぼこなり [0] 【蒲鉾形】
⇒かまぼこがた(蒲鉾形)

かまぼこやね

かまぼこやね [5] 【蒲鉾屋根】
蒲鉾形の屋根。体育館などにみられる。

かまぼこゆみ

かまぼこゆみ [4] 【蒲鉾弓】
伏竹(フセダケ)の異名。

かままつり

かままつり [3] 【竈祭】
竈(カマド)の神である奥津日子命(オキツヒコノミコト)・奥津比売命(オキツヒメノミコト)の二神をまつる神事。古来,朝廷でも民間でも行われた。かまのかみまつり。

かまめ

かまめ 【鴎】
カモメの古名。「海原は―立ち立つ/万葉 2」

かまめし

かまめし [0] 【釜飯】
魚介・鳥肉・野菜・キノコなどを米とともに小釜に入れ,酒や醤油などで味つけして炊きこんだ飯。小釜のまま供する。

かまもと

かまもと [0] 【窯元】
陶磁器を焼いて製造する所。また,それをする人。

かまもと

かまもと 【釜元・竈元】
(1)台所。勝手元。「―を働くにもなけなし殿で/滑稽本・浮世風呂 3」
(2)〔近世,水銀を焼いて白粉(オシロイ)を作ったので〕
白粉の製造元。

かまや

かまや 【竈屋】
竈(カマド)を据えてある所。また,その建物。

かまやま

かまやま 【竈山】
和歌山市和田にある低い丘。神武天皇東征の際,兄の五瀬命(イツセノミコト)を葬ったという伝承がある地。

かまやまじんじゃ

かまやまじんじゃ 【竈山神社】
和歌山市和田にある神社。主神は神武天皇の兄五瀬命(イツセノミコト)。

かまやり

かまやり [0][2] 【鎌槍】
穂先に鎌のような枝刃(エダハ)のついている槍。片方だけに枝があるものを片鎌槍,両方に刃が出ているものを両鎌槍という。

かまゆで

かまゆで [0] 【釜茹で】
(1)釜でものを茹でること。
(2)「釜煎(カマイ)り」に同じ。

かまり

かまり
忍びの斥候。かまり物見(モノミ)。「伊賀衆と号して…召置きて―伏兵に用ゐける/武家名目抄(職名)」

かまる

かま・る (動ラ四)
〔動詞「罷(マカ)る」の「まか」を転倒させた語〕
(1)行く。来る。はいる。「和泉の牢へ―・つて/浄瑠璃・夏祭」
(2)有る。「ときにもくが―・らねえ/洒落本・潮来婦志」

かまわ∘ない

かまわ∘ない カマハ― 【構わない】 (連語)
(「…して(も)かまわない」「…しようとかまわない」などの形で)差し支えない。気にしない。「給料は安くても―∘ない」「タバコをすおうとすうまいと―∘ない」
→かまう

かまわぬ

かまわぬ [3] 【鎌輪奴】
〔「構わぬ」にかけたしゃれ〕
元禄年間(1688-1704)に流行した衣類の模様。「鎌」と「輪」の形と「ぬ」の字とを組み合わせたもので,町奴(マチヤツコ)などが用いた。のち歌舞伎の市川家で用いるようになった。
鎌輪奴[図]

かみ

かみ【加味する】
add <something to> (付加);→英和
take <something> into account;season[flavor] <with> (調味).→英和

かみ

かみ【神】
God (一神教の);→英和
the Lord (主);a god (多神教の);a goddess (女神).→英和
〜の divine;→英和
godly.〜(に)かけて <swear> by God.

かみ

かみ [2] 【髪】
(1)頭に生えている毛。髪の毛。「―をとかす」
(2)頭髪を結った形。かみかたち。「お下げ―」「日本―」

かみ

かみ [1] 【神】
人間を超えた存在で,人間に対し禍福や賞罰を与え,信仰・崇拝の対象となるもの。
(1)
 (ア)宗教・習俗において,信仰・崇拝・儀礼・神話・教義などの中心となる位格・存在。日本の神道や民俗の祭りでまつられる対象,またはユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの超越的絶対者。仏教では,仏や菩薩の権現・守護者などとされ,仏とは区別される。「―に祈る」「―のお告げ」
 (イ)哲学で,世界や人間の在り方を支配する超越的・究極的な最高存在。
(2)
 (ア)日本の神話で,神武天皇より前に登場する人格神。「天地初めて発(ヒラ)けし時,高天の原に成れる―の名は/古事記(上訓)」
 (イ)天皇。「大君は―にしませば/万葉 235」
 (ウ)人間に危害を加える恐ろしいもの。蛇・虎など。「韓国(カラクニ)の虎といふ―を/万葉 3885」
 (エ)かみなり。なるかみ。「―いとおそろしう鳴りたれば/枕草子 99」

かみ

かみ [2] 【紙】
(1)植物の繊維を水中で密にからみ合わせ,薄く平面状にのばして乾燥したもの。中国,後漢の蔡倫(サイリン)がその製法を発明したといわれる。絵や文字を書いたり,物を包んだり,障子や襖(フスマ)に貼ったりするのに用いる。和紙はミツマタ・コウゾ・ガンピなどの靭皮(ジンピ)繊維を原料とし,手すきで作る。洋紙は木材パルプなどを原料とし,これをくだいて溶かし,サイズ剤・填料(テンリヨウ)・色素などを加え,抄紙機で機械的に仕上げる。最近は合成繊維からも作られるようになった。
→パルプ
(2)じゃんけんの手の一。開いたてのひらで示す。ぱあ。
→紙(1)[表]

かみ

かみ【紙】
paper.→英和
〜製の paper <bag> .一枚(一じょう,一連)の〜 a sheet (quire,ream) of paper.→英和

かみ

かみ【上】
the top;→英和
upper part (上部).〜の upper;→英和
higher.〜に above;→英和
up.→英和

かみ

かみ【髪】
hair (毛髪);→英和
a hair (一本の毛);coiffure (結い方);→英和
<米> a hairdo.→英和
〜を刈る have a haircut.→英和
〜を結う fix one's hair.髪型 a hairstyle.

かみ

かみ [1] 【上】
空間的・時間的に連続したものの上の方。初めの方。高いところ。
⇔下(シモ)
❶連続したものの初めの部分。
(1)川の上流。また,その流域。「川の―の方」「泊瀬(ハツセ)の河の―つ瀬に/古事記(下)」
(2)昔。今からみてずっと前。「その―」「―つ代/玉勝間」
(3)初めの部分。いくつかに分けたものの最初のもの。
 (ア)月や年の初めの部分。「―半期」「―期」「―の十日」
 (イ)書物の初めの部分。「―の巻」
 (ウ)和歌で初めの三句。「―の句」
❷位置の高い所。
(1)上の方。「この山の―にありといふ布引の滝見にのぼらむ/伊勢 87」
(2)身体の腰から上の部分。「腰より―は人にて,しもは蛇なる女/宇治拾遺 4」
❸中心地としての京都についていう。
(1)皇居のある所。京都。みやこ。また,関西地方。「―方」「―の便りにあがる米の値(芭蕉)/炭俵」
(2)京都により近い所。「―つけの(上野)」「―つふさ(上総)」
(3)京都で御所に近い方。北の方。「烏丸(カラスマ)通りを―の方へ行く」
(4)上座。上席。「しうとの―へなほる/狂言・庖丁聟」
(5)舞台の上手(カミテ)。
❹地位・身分の高いこと。また,その人。
(1)高位の人。「―は国王よりしもは万民に至るまで」
(2)天皇・君主・将軍・大名などをさす。
→おかみ
(3)政府・朝廷をさす。「お―のお達し」
(4)主人。主君。
(5)他人の妻に対する敬称。「―さま」「(お)―さん」
(6)料理屋の女主人などの称。「お―(女将)」

かみ

かみ [1] 【加味】 (名)スル
(1)味をつけ加えること。
(2)ある事物の上にさらにつけ加えること。「出席率を―した成績」

かみ

かみ 【長官】
律令制四等官の最高位の官職の総称。官司によって表記が異なる。
→四等官(シトウカン)

かみ

かみ [1] 【佳味】
(1)よい味。よい味の食べ物。
(2)よい趣。

かみ=と仏は水波(スイハ)の隔(ヘダ)て

――と仏は水波(スイハ)の隔(ヘダ)て
神と仏とはちょうど水と波とのようにただ形が違うだけで,もとは同体である。

かみ=ならぬ身(ミ)

――ならぬ身(ミ)
全知全能の神ではない身,すなわち人間。凡夫。「―では知るよしもない」

かみ=の存在証明(ソンザイシヨウメイ)

――の存在証明(ソンザイシヨウメイ)
信仰における神の存在を,理性によって哲学的に証明すること。中世のスコラ哲学・近世哲学・キリスト教神学などにおいて試みられた。その形式により,存在論的証明・宇宙論的証明・目的論的証明・道徳的証明などに分けられる。

かみ=の正面(シヨウメン)仏(ホトケ)の真尻(マジリ)

――の正面(シヨウメン)仏(ホトケ)の真尻(マジリ)
〔「真尻」は後ろの意〕
神棚は正面の高い所に,仏壇は陰に設けよの意。

かみ=の見えざる手

――の見えざる手
市場経済の自動調節機構をいう語。経済活動を個々人の私利をめざす行為に任せておけば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される,というアダム=スミスの経済社会思想を示す語。

かみ=の長きは七難(シチナン)隠(カク)す

――の長きは七難(シチナン)隠(カク)す
女の髪の長いことは,他の欠点を隠してしまう。色の白いは七難隠す。

かみ=は正直(シヨウジキ)の頭(コウベ)に宿(ヤド)る

――は正直(シヨウジキ)の頭(コウベ)に宿(ヤド)る
神は正直な人間を守る。

かみ=は見通し

――は見通し
神にはどんなことでも見えているから,偽ることはできない。神仏はお見通し。

かみ=は非礼(ヒレイ)を受けず

――は非礼(ヒレイ)を受けず
〔論語(八佾注)〕
神は,神をまつるべきでない邪悪な人間がまつってもその心を受けない。神は礼儀にはずれた物事は受納しない。

かみ=も仏(ホトケ)もない

――も仏(ホトケ)もない
慈悲を垂れ人を救う神も仏もいない意で,世間の無情・無慈悲などをはかなんでいう語。

かみ=をはやす

――をはや・す
(1)髪をのばす。
(2)〔「はやす」は「切る」の忌み詞〕
長い童髪を切って元服する。「この路次にて―・せと申し候ふ程に/謡曲・元服曾我」

かみ=を下(オ)ろす

――を下(オ)ろ・す
(1)髪を切って仏門に入る。剃髪(テイハツ)する。
(2)髪を結わずに,下に垂らす。

かみ=を学ぶ下(シモ)

――を学ぶ下(シモ)
上に立つ者のすることは,下の者がまねる。上に倣(ナラ)う下。上の好む所,下これに倣う。

かみ=上(ア)ぐ

――上(ア)・ぐ
(1)髪を結う。「今より以後,男女悉(コトゴトク)に―・げよ/日本書紀(天武下訓)」
(2)「髪上げ{(2)}」をする。「女は裳着,―・げ,男につき,宮仕へし/宇津保(藤原君)」
(3)「髪上げ{(3)}」をする。「皆―・げて御饌(オモノ)参らする有様/栄花(音楽)」

かみ=掛けて

――掛けて
神に誓って。決して。「―うそは言っていない」「―間違いない」

かみ=洗う

――洗う
(女性が)汗ばみ汚れやすい髪を洗う。[季]夏。

かみ=漏(モ)り下(シモ)潤(ウルオ)う

――漏(モ)り下(シモ)潤(ウルオ)う
上に立って政治を行う人が恵みを施せば,下の人民は潤って豊かになる。

かみあい

かみあい【噛合い】
biting each other;a fight;→英和
gearing (歯車の).→英和

かみあい

かみあい [0] 【噛み合い・咬み合い】
(1)かみ合うこと。けんか。
(2)歯の形をしたものがかみ合うこと。

かみあいクラッチ

かみあいクラッチ [6] 【咬み合い―】
クラッチの一種。クラッチ面に凹凸を設け,互いにかみ合わせて回転を伝えるもの。摩擦クラッチと異なりスリップしない。

かみあう

かみあう【噛み合う】
bite[fight with]each other;gear <into,with> (歯車が);→英和
meet each other (上下の歯が).

かみあう

かみあ・う [3][0] 【噛み合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)獣などが互いにかみつく。「犬が―・う」
(2)歯形のものがぴったりと合う。「歯車が―・う」
(3)議論などで,論点がずれないで実りあるやりとりがされる。「議論が―・わない」

かみあがる

かみあが・る 【神上がる】 (動ラ四)
(1)「かむあがる」に同じ。「彦火火出見尊―・りましぬ/日本書紀(神代下訓)」
(2)巫女(ミコ)などに乗り移っていた霊が,巫女の体を離れて天に上る。「うなり声を引て―・る/滑稽本・浮世床 2」

かみあげ

かみあげ [0][4] 【神上げ】 (名)スル
神楽(カグラ)のため地上に招いた神霊を,祭りののち天へ送り帰すこと。
⇔神降ろし

かみあげ

かみあげ [0][4] 【髪上げ】 (名)スル
(1)(主に女子の)髪を結い上げること。
(2)昔,女子が一二,三歳になった時,成人の儀式として垂れ髪を結い上げたこと。「よき程なる人に成りぬれば,―などさうして/竹取」
(3)女房が,前髪を頭頂に束ねて釵子(サイシ)などでとめること。また,その髪形。陪膳(バイゼン)や儀式のときの髪形。「―うるはしき,唐絵のさましたる人/寝覚 1」

かみあしゃげ

かみあしゃげ 【神あしゃげ】
奄美・沖縄地方で,神を招いて祭祀(サイシ)を行う場所。また,そこに建てられた祭祀用の建物。茅葺(カヤブ)きの寄せ棟造りで,壁はない。

かみあそび

かみあそび 【神遊び】
神前で歌舞を奏すること。また,その歌舞。「隠れし神を出さんとて八百万(ヤオヨロズ)の―,これぞ神楽のはじめなる/謡曲・三輪」

かみあぶら

かみあぶら [3] 【髪油】
髪の色つやをよくし,髪形を整えるために頭髪につける油。梳(ス)き油・鬢(ビン)付け油など。

かみあらい

かみあらい [3] 【髪洗い】 (名)スル
(1)髪の毛の汚れを洗い落とすこと。洗髪(センパツ)。
(2)歌舞伎の石橋(シヤツキヨウ)物で,獅子(シシ)が長い毛を前に垂らし首を左右に振り回す所作。日本舞踊でもいう。

かみあらいこ

かみあらいこ [3] 【髪洗い粉】
髪を洗うのに用いた粉末。ふのり・うどん粉・椿油(ツバキアブラ)の搾りかすなど。

かみありづき

かみありづき [4] 【神有月・神在月】
〔出雲国(今の島根県)で〕
陰暦一〇月の異名。[季]冬。
→神無月(カミナヅキ)

かみありまつり

かみありまつり 【神在祭】
〔「じんざいまつり」とも〕
(1)島根県の佐太神社の祭り。一一月二〇日から二五日。全国の神々がこの期間,佐太神社に集まるという。
(2)島根県出雲大社の祭り。一一月一一日から一七日。

かみあれ

かみあれ [0] 【神荒れ】
陰暦一〇月晦日(ミソカ)に烈風が吹き荒れること。出雲国(今の島根県)でいう。この日,出雲に集まった神々が諸国に帰るときに風が吹くと考えられた。神帰りの荒れ。

かみあわせ

かみあわせ [0] 【噛み合(わ)せ】
(1)上下の歯と歯のかみ合う具合。咬合(コウゴウ)。
(2)歯車が互いにかみ合うこと。

かみあわせる

かみあわ・せる [0][5] 【噛み合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 かみあは・す
(1)上歯と下歯とを合わせてかむ。「奥歯を―・せる」
(2)歯形のものをぴったりと合うようにする。「歯車を―・せる」
(3)獣などを争わせる。「闘犬を―・せる」
(4)調和するように合わせる。「 A 氏の文と B 氏の絵を―・せる」

かみい

かみい [2] 【髪結】
「かみゆい(髪結)」の転。「―さん」

かみいずみ

かみいずみ カミイヅミ 【上泉】
姓氏の一。

かみいずみひでつな

かみいずみひでつな カミイヅミ― 【上泉秀綱】
(?-1577?) 室町末期の剣客。新陰流の祖。通称,伊勢守。のちに武蔵守信綱。上野の人。諸国を巡り,柳生宗厳(ムネヨシ)・塚原卜伝に教え,剣聖といわれた。

かみいずみりゅう

かみいずみりゅう カミイヅミリウ 【上泉流】
(1)軍学・諸礼,忍術の一派。祖は上泉秀綱(信綱)の嫡男,常陸介秀胤(ヒデタネ)(1530-1564)。
(2)居合術の一派。正しくは無楽流上泉派居合。祖は上泉秀胤の子,権右衛門秀信(ヒデノブ)。

かみいそ

かみいそ 【上磯】
北海道南西部,上磯郡の町。函館湾に臨む。トラピスト男子修道院がある。

かみいだし

かみいだし 【髪出だし】
〔髪の毛の先を出す所の意〕
兜(カブト)の浮張(ウケバリ)の後ろを切り抜いた穴。かみだし。

かみいち

かみいち 【上市】
富山県東部,中新川郡の町。市場町として発達。製薬業が盛ん。立山(リユウセン)寺・日石(ニツセキ)寺などがある。

かみいちだんかつよう

かみいちだんかつよう [7] 【上一段活用】
動詞の活用形式の一。語尾が五十音図のイ段を不変化部分とし,それに「る」「れ」「ろ」(文語では,「ろ」の代りに「よ」)の音が添加された形に活用するもの。「着る」「似る」「見る」(以上,口語・文語)「起きる」「落ちる」(以上,口語のみ)などの類。

かみいと

かみいと [0] 【紙糸】
和紙を細く切って撚(ヨ)りをかけたもの。手触りは亜麻糸に似る。襖(フスマ)地や夏帯地などに用いる。抄繊糸。

かみいれ

かみいれ [3][4] 【紙入れ】
(1)鼻紙や小間物などを入れ,外出の際,懐に入れて持ち歩くもの。鼻紙入れ。
(2)紙幣を入れる携帯用の財布。札(サツ)入れ。

かみいれ

かみいれ【紙入れ】
a pocketbook;→英和
a wallet.→英和

かみうた

かみうた [2] 【神歌】
(1)神の徳をたたえる歌。「―を歌ひ給ひければ/太平記 25」
(2)神祇(ジンギ)に関する内容を,今様歌謡の曲節によって謡ったもの。四句神歌(=今様体)と二句神歌(=短歌体)とがある。「かがみ(=地名)の傀儡(クグツ)ども参りて歌つかふまつりけるに,―になりて/無名抄」
(3)能楽で,「翁(オキナ)」のときに謡う詞章。しんか。

かみうち

かみうち [0][4] 【紙打ち】
(1)紙を石・砧(キヌタ)などでたたき,光沢を出すこと。
(2)「針打(ハリウ)ち{(1)}」に同じ。

かみえ

かみえ [0][2] 【紙絵】
屏風・衝立(ツイタテ)・巻軸などに描いた絵に対し,普通の紙に描いた絵。

かみえび

かみえび [2] 【神蘡】
アオツヅラフジの別名。

かみえぼし

かみえぼし [3] 【紙烏帽子】
(1)「紙冠(カミカブリ)」に同じ。
(2)葬式のときに,棺かつぎ・位牌持ちなどが額にあてる三角形の白紙。また,死者の額にもつける。額紙(ヒタイガミ)。紙半。

かみお

かみお [0][2] 【紙緒】
和紙を巻いて作った鼻緒。主に草履(ゾウリ)に用いる。

かみおかこうざん

かみおかこうざん カミヲカクワウザン 【神岡鉱山】
岐阜県北端,神通川上流の神岡町にある鉱山。亜鉛・鉛を産出。富山県の神通川下流に発生したイタイイタイ病はこの鉱山の廃液が原因とされた。

かみおき

かみおき [0] 【髪置き】
(1)幼児が髪を伸ばし始めるときの儀式。白髪をかぶせ頂に白粉(オシロイ)をつけ,櫛(クシ)で左右に梳(ス)く。中世末期からの風習で,普通は三歳の一一月一五日に行う。髪立て。櫛置き。[季]冬。《―やかゝへ相撲の肩の上/太祇》
(2)唐衣(カラギヌ)の襟を後ろ中央あたりで折り返して,垂れ髪を受けるようにした部分。

かみおくり

かみおくり [3] 【神送り】
(1)陰暦九月三〇日または一〇月一日,出雲に旅立つ神を送り出すこと。また,その日の宮参り。
⇔神迎え
[季]冬。《荒るゝものと知ればたふとし―/鬼貫》
(2)疫病神を追い払うこと。また,その儀礼。

かみおくり=の風(カゼ)

――の風(カゼ)
陰暦九月三〇日に吹く強い風を,出雲に向かう神を送る風と見立てた語。

かみおさえ

かみおさえ [3] 【紙押(さ)え】
文鎮(ブンチン)。

かみおしろい

かみおしろい [3] 【紙白粉】
練り白粉を紙に塗って乾かした携帯用の化粧料。おしろいがみ。

かみおろし

かみおろし [3] 【神降ろし】 (名)スル
(1)祭りの初めに神霊を天から祭場に招き迎えること。
⇔神上げ
(2)巫女(ミコ)が神の託宣を受けるために,祈って神霊を我が身に乗り移らせること。降霊。
(3)起請文(キシヨウモン)で誓約のために神々の名を連ね記すこと。また,それを書いた箇所。

かみかえす

かみかえ・す [0][3] 【噛み反す】 (動サ五[四])
(牛などが)一度噛んでのみ下したものを再び口に戻して噛む。にれがむ。ねりがむ。反芻(ハンスウ)する。

かみかえり

かみかえり [3] 【神帰り】
陰暦一〇月に出雲大社に集まった諸国の神々が,一〇月の晦日(ミソカ)から一一月一日にかけてそれぞれの国へ帰ること。また,その日。[季]冬。

かみかき

かみかき 【髪掻き】
〔「かみがき」とも〕
「笄(コウガイ)」に同じ。「―を返す返すも見る時ぞ/公任集」

かみかくし

かみかくし [3] 【神隠し】
(1)子供などが不意に行方不明になり,探しても容易に見つからなかったり,茫然自失の状態で発見されたとき,それを天狗・迷わし神・隠し神など超自然的なものに隠されたと考えたもの。「―にあう」
(2)服喪(フクモ)中,白紙を張って神棚を隠すこと。

かみかぐら

かみかぐら [3] 【神神楽】
(1)「かぐら(神楽)」に同じ。「空澄み渡る―/謡曲・老松」
(2)民間怪異譚の一。人のいない家の中で,神楽を奏する音がするというもの。

かみかざり

かみかざり【髪飾り】
a hair ornament.

かみかざり

かみかざり [3] 【髪飾り】
髪を飾る,櫛(クシ)・笄(コウガイ)・かんざしなどの装飾品。また,それらで髪を飾ること。

かみかしら

かみかしら 【髪頭】
(1)頭髪。「毎日―も自ら梳(ス)きて/浮世草子・永代蔵 2」
(2)頭。頭部。頭のてっぺん。「―より爪先まで/浄瑠璃・丹波与作(下)」

かみかぜ

かみかぜ【神風】
(1) a divine wind;the timely rescue of Providence.(2) a Kamikaze;a suicide pilot (特攻隊員).
‖神風運転手 a reckless driver.

かみかぜ

かみかぜ [2] 【神風】
(1)危難を救おうとして神が吹かせるという激しい風。特に元寇(ゲンコウ)の際,元の軍船を襲った大風。
(2)〔特攻隊の名としたことから〕
無謀で命知らずなこと。「―タクシー」

かみかぜの

かみかぜの 【神風の】 (枕詞)
「伊勢」にかかる。「―伊勢の浜荻折りふせて/新古今(羇旅)」

かみかぜや

かみかぜや 【神風や】 (枕詞)
「伊勢」にかかる。また,「五十鈴川(イスズガワ)」「玉串(タマグシ)」など,伊勢神宮に関係のある地名や事物にもかかる。「―五十鈴川波数知らず/新古今(神祇)」

かみかたち

かみかたち [3] 【髪容・髪形】
(1)頭髪と顔だち。
(2)髪を結ったようす。髪つき。かみがた。

かみかぶり

かみかぶり 【紙冠】
祈祷(キトウ)のとき,法師が額に付けた三角形の紙。かみこうぶり。かみえぼし。中世以降死者にかぶせるようになった。「法師・陰陽師の―して祓(ハラエ)したる/枕草子 109」

かみかわ

かみかわ [0] 【紙革】
紙を加工して革に似せて作ったもの。擬革紙。

かみかわ

かみかわ カミカハ 【上川】
北海道中央部の支庁。支庁所在地,旭川市。

かみかわ

かみかわ カミカハ 【神川】
姓氏の一。

かみかわひこまつ

かみかわひこまつ カミカハ― 【神川彦松】
(1889-1988) 国際政治学者。三重県生まれ。東大教授。国際政治史の知識を背景に国際政治学の発展に寄与。著「国際政治学概論」「近代国際政治史」など。

かみかわぼんち

かみかわぼんち カミカハ― 【上川盆地】
北海道中央部にある盆地。大陸性気候を示し,夏冬の気温差が大きい。米作地帯。中心は旭川市。

かみかんむり

かみかんむり [3] 【髪冠】
漢字の冠の一。「髪」「髭」などの「髟」の部分。かみがしら。

かみがかり

かみがかり [3] 【神懸(か)り・神憑り】 (名)スル
〔古くは「かむがかり」〕
(1)神霊が人の体に乗り移ること。また,そのような状態やその人。
(2)尋常とは思えない言動を行うこと。また,いちずに信じこむこと。狂信的なこと。「―的なところのある人」

かみがかり

かみがかり [3] 【上掛】
もと京都を本拠とした座の系統を引く能の流派。観世・宝生の二流をいう。京掛(キヨウガカリ)。
→下掛(シモガカリ)

かみがき

かみがき [2] 【神垣】
神域を他と区切る垣。また,神域。斎垣(イガキ)。玉垣。

かみがきの

かみがきの 【神垣の】 (枕詞)
「御室(ミムロ)」にかかる。「―三室の山は/清輔集」

かみがくる

かみがく・る 【神隠る】 (動ラ下二)
天皇が崩御(ホウギヨ)する。おかくれになる。「天皇―・れ給ひては/読本・雨月(白峯)」

かみがくれ

かみがくれ 【神隠れ】
神の姿が見えなくなること。また,貴人の死にもいう。「岩橋の末絶えて―にぞなりにける/謡曲・葛城」

かみがしら

かみがしら [3] 【髪頭】
「髪冠(カミカンムリ)」に同じ。

かみがた

かみがた [0] 【上方】
〔「かみ(上)」は皇居のある所の意〕
都の方面。京都およびその付近。また,京阪地方や広く近畿地方をいう。「―言葉」「―落語」
〔江戸時代,五畿内からは京都およびその付近,江戸からは京都・大坂をさし,諸地方からは京都およびその一円,また広く五畿内をさしていった〕

かみがた

かみがた [0] 【髪形・髪型】
結ったり,切り整えたりして仕上げた髪の恰好。髪のかたち。ヘア-スタイル。

かみがた

かみがた【上方】
the Kyoto-Osaka district(s).

かみがたうた

かみがたうた [4] 【上方歌・上方唄】
江戸時代に上方で流行した三味線伴奏歌曲の類の総称。その多くは盲人音楽家(盲法師)の専門芸に取り入れられ,地歌と呼ばれている。法師歌。京歌。
⇔江戸唄

かみがたえ

かみがたえ [4][0] 【上方絵】
江戸の錦絵の影響を受けて,文化・文政(1804-1830)以降上方で流行した浮世絵版画。浪華(ナニワ)錦絵。大坂絵。
⇔江戸絵

かみがたかぶき

かみがたかぶき [5] 【上方歌舞伎】
⇒上方狂言(カミガタキヨウゲン)

かみがたきょうげん

かみがたきょうげん [5] 【上方狂言】
京坂地方に発達した写実的な特徴をもつ歌舞伎狂言。元禄期(1688-1704)の坂田藤十郎の和事や,宝暦期(1751-1764)以後の義太夫狂言に代表される。上方歌舞伎。
⇔江戸狂言

かみがたご

かみがたご [0] 【上方語】
上方地方を中心に行われている言葉。特に江戸時代には,京都・大坂などを中心に行われた言葉は,広く全国にもよく理解され一種の共通語的な性格をももつに至っていた。上方言葉。京阪語。
→近世語

かみがたざいろく

かみがたざいろく [5] 【上方才六】
⇒上方贅六(カミガタゼエロク)

かみがたじょうるり

かみがたじょうるり [5] 【上方浄瑠璃】
京坂地方で発生・流行した浄瑠璃の総称。義太夫節・伊勢島節・播磨(ハリマ)節・角太夫節・文弥節・嘉太夫(カダユウ)節など。
→江戸浄瑠璃
→難波(ナニワ)浄瑠璃
→京浄瑠璃

かみがたすじ

かみがたすじ [4] 【上方筋】
(1)上方方面。
(2)江戸幕府が直轄領支配・裁判管轄上区分した地域。五畿内に近江・丹波・播磨を加えた八か国。畿内筋。

かみがたぜえろく

かみがたぜえろく [5] 【上方贅六】
〔「ぜえろく」は上方で,「丁稚(デツチ)」「小僧」の隠語〕
江戸で上方の人を卑しめていった語。上方才六(ザイロク)。

かみがたぶんがく

かみがたぶんがく [5] 【上方文学】
江戸時代文学(近世文学)の一区分。元禄期(1688-1704)を中心として京都・大坂で制作・出版された文学。井原西鶴の浮世草子のほか,八文字屋から出版される浮世草子類(八文字屋本),近松門左衛門らの浄瑠璃などが代表的。
⇔江戸文学

かみがたまい

かみがたまい [0] 【上方舞】
近世以後,京坂で座敷舞として発達した舞踊の総称。

かみがたもの

かみがたもの [0] 【上方者】
上方の人。上方出身の人。

かみがたり

かみがたり 【神語り】
神が人に乗り移ってものを言うこと。神託。託宣。「―するこそ恐ろしけれ/謡曲・巻絹」

かみがもじんじゃ

かみがもじんじゃ 【上賀茂神社】
賀茂別雷(ワケイカズチ)神社の通称。京都市北区上賀茂本山町にある神社。祭神は別雷命(ワケイカズチノミコト)。
→賀茂神社

かみがやつり

かみがやつり [3] 【紙蚊帳釣】
カヤツリグサ科の多年草。東ヨーロッパ・アフリカの沼地に自生。観賞用に栽培される。葉は鱗片状に退化して小さく,茎は三角柱状で高さ約2メートル。茎頂に多数の小枝を扇状に広げ,先端付近に淡褐色の小穂をつける。古代エジプトでこの茎から紙を作った。パピルス。

かみがる

かみが・る 【神がる】 (動ラ四)
〔遊里語〕
いやがる。うるさがる。「―・つてことばを濁す/黄表紙・心学早染草」

かみき

かみき [2] 【上期】
会計年度などで,一年を半分に分けたうちの初めの半年。上半期。
⇔下期(シモキ)

かみきず

かみきず【咬み傷】
a bite.→英和

かみきず

かみきず [2] 【咬み傷】
動物などにかまれてできた傷。咬傷(コウシヨウ)。

かみきぬた

かみきぬた [3] 【紙砧】
(1)紙を作るために台の上に楮(コウゾ)の皮をおいて,槌(ツチ)でたたくこと。また,その台。
(2)歌舞伎で,下座の鳴り物。{(1)}のような音を立て,しんみりした情景を表すのに用いる。

かみきり

かみきり [4][3] 【紙切り】
(1)紙を切ること。また,紙を切る道具。小刀・ペーパー-ナイフなど。「―小刀(コガタナ)」
(2)紙を切り抜いていろいろな物の形を作る演芸。

かみきり

かみきり [0][3][4] 【髪切り】
(1)髪を切ること。また,髪を切る道具。
(2)髪を切り下げにすること。後家の髪形。また,そのようにした人。
(3)遊女が客に真心を示すため髪を切ること。「指切・―でわかつたと思ふは昔の事よ/洒落本・傾城買二筋道」
(4)「髪切虫」の略。

かみきりむし

かみきりむし【髪切り虫】
a longicorn (beetle).

かみきりむし

かみきりむし [4] 【髪切虫・天牛】
カミキリムシ科の甲虫の総称。体長数ミリメートルないし十数センチメートル。体は細長く,触角は糸状で非常に長い。発達した大あごをもち,細枝などをかみ切ることができる。胸部の発音板をすり合わせてキイキイと発音する。幼虫は鉄砲虫と呼ばれ,その多くは木材に穴を開けて内部を食害する樹木害虫。世界各地に約三万種が分布し,日本にはノコギリカミキリ・シロスジカミキリなど約七五〇種がいる。毛切り虫。[季]夏。
髪切虫[図]

かみきりもどき

かみきりもどき [5] 【天牛擬】
カミキリモドキ科の甲虫の総称。体長5〜25ミリメートル。カミキリムシに似るが,体はやや軟弱で細長い成虫は花に集まる。毒があり,触れると皮膚に水疱(スイホウ)ができることがある。日本にはモモブトカミキリモドキ・マダラカミキリモドキなど四〇種がいる。

かみきる

かみきる【噛み切る】
bite[gnaw]off.

かみきる

かみき・る [0][3] 【噛み切る】 (動ラ五[四])
歯で噛んで切りとる。食い切る。「犬が綱を―・る」
[可能] かみきれる

かみきれ

かみきれ【紙切れ】
a slip[scrap]of paper.

かみきれ

かみきれ [3][4] 【紙切れ】
紙の切れはし。紙片。「―にメモをする」「そんな古証文は―に過ぎない」

かみぎょう

かみぎょう 【上京】
(1)京都市の区の一。御所・京都府庁がある。
(2)京都の北部,内裏を中心とした一帯の地。

かみぎわ

かみぎわ [0] 【髪際】
髪のはえぎわ。

かみくじ

かみくじ [2][3] 【紙鬮・紙籤】
こよりで作ったくじ。

かみくず

かみくず [3] 【紙屑】
いらなくなった紙切れ。「―籠」「―を捨てるな」「―同然に解雇される」

かみくず

かみくず【紙屑】
wastepaper.→英和
紙屑かご a wastepaper basket; <米> a waste basket.

かみくずかい

かみくずかい [4] 【紙屑買い】
紙屑などの廃物を買い歩く職業。また,その人。くずや。紙屑屋。

かみくずひろい

かみくずひろい [5] 【紙屑拾い】
紙屑など落ちている廃物を拾い集めて売る職業。また,その人。

かみくだく

かみくだく【噛み砕く】
crunch.→英和
噛み砕いて説明する explain in plain language.

かみくだく

かみくだ・く [4][0] 【噛み砕く】 (動カ五[四])
(1)かたいものを噛んで細かくする。「豆の殻を―・く」
(2)(多くは「かみくだいて」の形で)難しいことをわかりやすくする。「やさしく―・いて説明する」
[可能] かみくだける

かみくち

かみくち [2] 【神口】
民間の巫女(ミコ)が神がかりして神託を告げること。死者や行方不明者の霊を呼び出して語る仏口(ホトケクチ)(死口(シニクチ)と生口(イキクチ))に対する言葉。

かみくら

かみくら 【上座】
上座(カミザ)の席。じょうざ。

かみこ

かみこ [0] 【紙子・紙衣】
紙で仕立てた衣服。厚手の和紙に柿渋(カキシブ)を塗って乾かし,もみ柔らげたもので仕立てる。もとは僧が用いたが,のちに一般の人々も防寒用に着た。かみぎぬ。[季]冬。《飯粒で―の破れふたぎけり/蕪村》

かみこ

かみこ 【紙戸】
律令制で,図書寮(ズシヨリヨウ)に属して紙の製作に従った品部(シナベ)。

かみこ=四十八枚(シジユウハチマイ)

――四十八枚(シジユウハチマイ)
胴の前後に二〇枚,左右の袖に四枚,それに裏をつけて全部で四八枚の紙子紙を要したところから,紙子をいう。

かみこ=着て川へはまる

――着て川へはま・る
無謀なことをして,自ら破滅を招くことのたとえ。紙子着て川へはいる。

かみこうち

かみこうち カミカウチ 【上高地】
長野県西端,南安曇(ミナミアズミ)村の地名。梓川上流部に位置する。南に焼岳,北に河童橋を配して穂高連峰を間近に望む景勝地。海抜約1500メートル。

かみこうぶり

かみこうぶり 【神冠・神位】
神に贈る位階。神位(シンイ)。

かみこうぶり

かみこうぶり 【紙冠】
「かみかぶり(紙冠)」に同じ。「法師・陰陽師のありて,―をしてはらへをす/今昔 19」

かみこがみ

かみこがみ [4] 【紙子紙】
紙子を作るのに用いる紙。もみ柔らげたもの。

かみこずきん

かみこずきん [5] 【紙子頭巾】
紙子紙で作った頭巾。防寒用。

かみこぞめ

かみこぞめ [0] 【紙子染(め)】
紙子紙を染めること。また,染めた紙子。

かみこなす

かみこな・す [0][4] 【噛み熟す】 (動サ五[四])
(1)食べ物をよく噛んでこなれるようにする。「かたい肉を―・す」
(2)十分に理解し会得する。「新思潮を―・す」
(3)思うままにする。「五十三次に汁かけて,―・す与作ぢや/浄瑠璃・丹波与作(中)」
[可能] かみこなせる

かみこなす

かみこなす【噛みこなす】
(1) chew.→英和
(2) digest;→英和
fully appreciate (理解する).

かみこばおり

かみこばおり [4] 【紙子羽織】
紙子紙で作った羽織。

かみこま

かみこま [0] 【上駒】
三味線の弦をのせるために,棹(サオ)の上端につける駒。三本の弦のうち第二・三弦の二本をのせる。竹・金属・象牙などで作る。

かみこま

かみこま [0] 【紙駒】
三味線の音を弱めるために用いる紙製の駒。忍び弾きに用いる。

かみころす

かみころす【噛み殺す】
bite to death;suppress <a yawn> (おさえる).→英和

かみころす

かみころ・す [4][0] 【噛み殺す】 (動サ五[四])
(1)噛みついて殺す。
(2)笑いやあくびなどが出そうになるのを歯を食いしばっておさえる。「あくびを―・す」
[可能] かみころせる

かみこんしき

かみこんしき [3] 【紙婚式】
結婚一周年を祝う式。

かみご

かみご 【上五】
俳句で,五・七・五の最初の五音。初五。

かみごいちにん

かみごいちにん [1][0] 【上御一人】
天皇の尊称。上一人(カミイチニン)。

かみごおり

かみごおり カミゴホリ 【上郡】
兵庫県南西部,赤穂郡の町。千種川が貫流する。赤松則村(ノリムラ)の白旗城跡がある。

かみごしょ

かみごしょ 【上御所】
将軍家または大臣家以上の公卿で,隠居した者が一家に同時に数人いる場合,最初に隠居した者。
→中御所
→下御所

かみさかやき

かみさかやき 【髪月代】
髪を結い月代を剃(ソ)ること。「徳島平左衛門と申して―いたさるる/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

かみさけ

かみさけ 【噛み酒・醸酒】
古代,米を噛み砕いて造ったという酒。

かみさげむし

かみさげむし [4] 【紙下げ虫・髪下げ虫】
便壺に生じるうじ虫。糞蠅(クソバエ)の幼虫。「卯月八日,―の歌を厠(カワヤ)に張るころ/おらが春」
〔旧暦四月八日に「ちはやぶる卯月八日は吉日よ紙下げ虫を成敗ぞする」と書いた紙を厠に貼っておくと上がって来ないという俗信からの名〕

かみさと

かみさと 【上里】
埼玉県北西部,児玉郡の町。神流川の扇状地にあり,野菜の産地。

かみさびる

かみさ・びる [4] 【神さびる】 (動バ上一)[文]バ上二 かみさ・ぶ
(1)古びて神々(コウゴウ)しく見える。「―・びた境内」
(2)古めかしくなる。年功を経ている。かんさびる。かむさびる。「―・びにたる子どもの母をば,何か/宇津保(国譲下)」

かみさま

かみさま 【上様】
(1)貴人や武士の妻を敬っていう語。奥方。「御館も―も/義経記 8」
(2)他人の妻または母を敬っていう語。おかみさん。「―はありやすか/滑稽本・膝栗毛(初)」
(3)良家の未亡人,または隠居した老母。近世上方での語。「歯は一枚もぬけめなき男まさりの―にて/浄瑠璃・今宮心中(上)」

かみさま

かみさま [1] 【神様】
(1)神を敬っていう語。「―にお祈りする」
(2)(比喩的に)常人には成しえないようなすぐれた能力を有し,他から神聖視される人。「打撃の―」

かみさむ

かみさ・む 【神さむ】 (動マ上二)
「かみさびる」に同じ。「布留のやしろの―・みにけむ/蜻蛉(下)」

かみさりづき

かみさりづき [4] 【神去り月】
「神無月(カンナヅキ)」に同じ。

かみさん

かみさん [0] 【上さん】
(1)商人・職人などの主婦をいう語。また,親しい間柄では,自分の妻をいう場合もある。「魚屋の―」「うちの―」
(2)主人の母,老母を敬っていう近世上方での語。「これ―,…七夕様が祭つてあるな/浄瑠璃・妹背山」

かみざ

かみざ【上座(にすわる)】
(take) the seat of honor;(sit at) the head of the table (食卓の).→英和

かみざ

かみざ [0] 【紙座】
中世,紙商人の同業組合。紙の座。

かみざ

かみざ [0] 【上座】
地位の高い人や客が座る座席。最も上手(カミテ)の座。
⇔下座(シモザ)

かみざいく

かみざいく【紙細工】
paper work.

かみざいく

かみざいく [3] 【紙細工】
紙を折ったり,切ったり,貼ったりして,いろいろな物を作ること。また,作ったもの。

かみざま

かみざま 【上様・上方】
〔古くは「かみさま」とも〕
(1)上の方。
⇔下様(シモザマ)
「額より―にさくりあげ/枕草子 25」
(2)上流社会。また,上流社会の人々。「世の末になれば,―までも入りたつるわざにこそ侍れ/徒然 119」
(3)〔京都では北を上(カミ)といったことから〕
京都で,北の方角。「四条より―の人/徒然 50」

かみしいばダム

かみしいばダム カミシヒバ― 【上椎葉―】
宮崎県椎葉村にある日本最初のアーチ式発電用ダム。1955年(昭和30)完成。堤高110メートル。有効貯水量7600万立方メートル。

かみしお

かみしお [0] 【紙塩】
刺身のさくの上下に和紙を密着させ,水でわずかに濡らしその上から食塩を振ること。また,そうしたもの。刺身の身を締め,軽く塩味をつける。

かみしだく

かみしだ・く [0][4] 【噛みしだく】 (動カ五[四])
かみくだく。かみつぶす。「砂糖きびを―・く」
→しだく

かみしばい

かみしばい [3] 【紙芝居】
(1)物語などの場面を何枚かの絵にして箱形の枠に入れ,順に見せながら説明する絵話の一種。1931年(昭和6)頃に始まり,集まった児童に飴(アメ)などを売った。のち教育用にも使われた。
(2)明治中期に始まった寄席(ヨセ)演芸で,扁平な紙人形を使った芝居。縁日や祭礼などでも行われた。

かみしばい

かみしばい【紙芝居(屋)】
a picture story show (teller).

かみしほうがため

かみしほうがため カミシハウ― [6] 【上四方固め】
柔道の抑え込み技の一。あお向けに倒した相手を,頭の方から逆向きになって上から抑え込むもの。

かみしめる

かみし・める [4][0] 【噛み締める】 (動マ下一)[文]マ下二 かみし・む
(1)力を入れて噛む。くいしばる。「唇を―・めて耐える」
(2)ものの味わいや意味を十分に感じ取る。よく味わう。「師の教えを―・める」「幸せを―・める」

かみしめる

かみしめる【噛みしめる】
(1) chew.→英和
(2) meditate <on> ;→英和
appreciate (心で).→英和

かみしも

かみしも [0] 【裃】
⇒かみしも(上下)□二□(2)

かみしも

かみしも 【上下】
□一□ [1]
(1)上(カミ)と下(シモ)。特に,舞台・川・身分など上と下のあるものの両方。「ありとある―,わらはまでゑひしれて/土左」
(2)いろいろの事。諸事。「―の事ども取沙汰すべき由承りて仕うまつり/今鏡(御子たち)」
□二□ [0]
(1)上衣と袴が共布でひとそろいの衣服。直垂(ヒタタレ)・素襖(スオウ)など。「浅黄の―着たる翁の/宇治拾遺 12」
(2)(普通「裃」と書く)肩衣(カタギヌ)と袴を組み合わせたもの。肩衣は前代のものより肩幅が広くなり,前に襞(ヒダ)を取り,襟は重ねないで羽織る。江戸時代,武士の公服,庶民の礼服として用いた。上下(ジヨウゲ)が共布の長上下(ナガガミシモ)・半上下(ハンカミシモ)と別布の継ぎ上下がある。
裃□二□(2)[図]

かみしも=を∘着る

――を∘着る
格式ばっていてうちとけない。言動が堅苦しい。裃をつける。

かみしも=を脱ぐ

――を脱・ぐ
くつろいだ態度をとる。打ち解ける。

かみしょうじ

かみしょうじ 【紙障子】
紙を張った障子。あかり障子。今日,普通にいう障子にあたる。

かみしんじん

かみしんじん [3][5] 【神信心】
神を信心すること。

かみじ

かみじ 【紙治】
紙屋治兵衛(カミヤジヘエ)のこと。

かみじま

かみじま 【上島】
姓氏の一。

かみじま

かみじま 【神島】
三重県鳥羽市北東部,伊勢湾口の小島。周辺は好漁場で,タコの水揚げが多い。

かみじまおにつら

かみじまおにつら 【上島鬼貫】
⇒うえじまおにつら(上島鬼貫)

かみじやま

かみじやま カミヂ― 【神路山】
伊勢神宮内宮の南方の山。天照(アマテル)山。鷲日(ワシビ)の山。((歌枕))「ながめばや神路の山に雲消えてゆふべの空をいでむ月かげ/新古今(神祇)」

かみじょう

かみじょう カミデウ 【上条】
姓氏の一。

かみじょうかもんじ

かみじょうかもんじ カミデウ― 【上条嘉門次】
(1847-1918) 登山ガイド。信濃の人。上高地を中心に穂高岳・槍ヶ岳などで活躍し,黎明期の登山界に貢献。ウェストン・小島烏水(ウスイ)などをガイドした。

かみじょちゅう

かみじょちゅう [3] 【上女中】
女中の中で,主人の側(ソバ)近く仕える女中。奥女中。
⇔下(シモ)女中

かみす

かみす 【神栖】
茨城県南東部,鹿島郡の町。鹿島臨海工業地域に属し,掘り込み式の鹿島港がある。

かみすき

かみすき [0][3][4] 【髪梳き】
(1)髪を梳くこと。また,それを職業とする人。
(2)歌舞伎などの演出で,髪を梳く所作。親子・男女・主従の愁嘆や濡れ場などを表現するもの。

かみすき

かみすき [2][4] 【紙漉き】
紙を漉くこと。また,その職人。[季]冬。

かみすき

かみすき【紙漉き】
papermaking.

かみすきうた

かみすきうた [4] 【紙漉き唄】
民謡。紙を漉くときに唄う仕事唄。

かみすきき

かみすきき [4] 【紙漉き機】
紙を漉く装置。紙パルプの液を網で水と紙パルプに分離する装置。抄紙機(シヨウシキ)。

かみすきぶね

かみすきぶね [5] 【紙漉き槽】
紙を漉く原料を煮沸して細かく砕き,水に溶かした液を貯える水槽。紙ぶね。

かみすさ

かみすさ [0] 【紙寸莎】
和紙のたちくずなどを原料としたすさ。かみつた。

かみすじ

かみすじ [0] 【髪筋】
(1)髪をすいた櫛(クシ)のあと。
(2)髪の毛。毛髪。「女の―をよれる綱には大象もよくつながれ/徒然 9」
(3)きわめてわずかなことのたとえ。「白狐の教へ―程も違はぬ祈り/浄瑠璃・油地獄(中)」

かみする

かみ・する 【上する】 (動サ変)[文]サ変 かみ・す
〔近世遊里語〕
揚屋などで,(台所の仕事に対して)客の座敷の用事を勤める。「―・する男,お床は二階へ,と呼立れば/浮世草子・一代女 2」

かみずもう

かみずもう [3] 【紙相撲】
紙で力士の姿に模したものを作り,台の上で互いに立てかけて,台をたたき,倒れたり土俵の外に出たりした方を負けとする遊び。

かみずる

かみず・る [3] 【上ずる】 (動ラ五[四])
上気(ジヨウキ)する。のぼせる。「気は―・つてしまふしなあ/当世書生気質(逍遥)」

かみせい

かみせい [0] 【紙製】
紙で作ってあること。また,その物。

かみせき

かみせき [0] 【上席】
寄席で,その月の上旬の興行。

かみせきばん

かみせきばん [3] 【紙石盤】
ボール紙で作った,石盤代用品。金剛砂または軽石の粉と獣炭とを混ぜたものをボール紙に塗って作る。

かみせっけん

かみせっけん [3] 【紙石鹸】
紙のように薄く作った,携帯用の石鹸。

かみぜに

かみぜに [0] 【紙銭】
(1)祭りや葬礼に用いる紙を銭形に切ったもの。銭形。[和名抄]
(2)紙幣。札。しせん。

かみそぎ

かみそぎ 【髪削ぎ】
髪置きの儀式の後,伸びた髪の先を肩の辺でそろえて切ること。また,その祝い。深削ぎ。

かみそり

かみそり [3][4] 【剃刀】
〔「髪剃(ソ)り」の意〕
(1)頭髪や髭(ヒゲ)をそるための鋭利な刃物。
(2)切れ味の鋭いさま,才気鋭いさまのたとえ。「―パンチ」「―のように切れる男」

かみそり

かみそり【剃刀】
a razor.→英和
〜を当てる (have a) shave.→英和
〜のような sharp.→英和
‖剃刀負け barber's itch.安全剃刀 a safety razor.電気剃刀 an electric shaver.

かみそり=の刃(ハ)を渡(ワタ)る

――の刃(ハ)を渡(ワタ)・る
大変な危険をおかすたとえ。

かみそりかぶれ

かみそりかぶれ [5] 【剃刀気触れ】
剃刀で髭をそったあとに皮膚に生じる小さな炎症。

かみそりがい

かみそりがい [4] 【剃刀貝】
マテガイの別名。

かみそりまけ

かみそりまけ [0] 【剃刀負け】 (名)スル
剃刀かぶれができること。

かみたち

かみたち [0] 【紙裁ち】
(1)紙をたち切ること。また,その人。
(2)「紙裁ち包丁」の略。

かみたちぼうちょう

かみたちぼうちょう [5] 【紙裁ち包丁】
紙を裁つのに用いる包丁。紙裁ち。裁ち包丁。

かみたれ

かみたれ 【髪垂れ】
〔「たれ」は「切る」という語を忌んでいった語〕
「産剃(ウブゾ)り」に同じ。「―ノ祝イヲスル/日葡」

かみだいどころ

かみだいどころ 【上台所】
貴人・武士・豪商などの家で,主人の家族や客の食べ物を調理する台所。
⇔下(シモ)台所

かみだすけ

かみだすけ [3] 【神助け】
神の助けで危難を逃れること。

かみだたき

かみだたき 【神叩き】
神に祈り願うこと。神だのみ。「―も不便(フビン)さからでござるわいの/浄瑠璃・傾城恋飛脚」

かみだな

かみだな【神棚】
the family altar.

かみだな

かみだな [0] 【神棚】
家の中で,大神宮や氏神などの神符をまつるための棚。

かみだのみ

かみだのみ [3] 【神頼み】
神に祈り頼むこと。「苦しい時の―」

かみだのみ

かみだのみ【神頼みする】
pray for divine aid.

かみちか

かみちか 【神近】
姓氏の一。

かみちかいちこ

かみちかいちこ 【神近市子】
(1888-1981) 評論家・政治家。長崎県生まれ。津田英学塾在学中に青鞜社に参加。東京日日新聞の記者を経て,文筆・評論に活躍。1953年社会党から衆議院議員に当選。売春防止法の成立などに尽力。

かみつ

かみつ【過密ダイヤ】
a congested time table.過密都市 an overpopulated[overcrowded]city.

かみつ

かみつ クワ― [0] 【花蜜】
花の蜜腺(ミツセン)から分泌する甘い液汁。

かみつ

かみつ クワ― [0] 【過密】 (名・形動)
(1)人口や産業が特定の地域に集中しすぎている・こと(さま)。
⇔過疎(カソ)
「―都市」「―な人口」
(2)(予定などが)ぎっしりと詰まりすぎている・こと(さま)。「―スケジュール」「―ダイヤ」

かみつかさ

かみつかさ 【上司】
姓氏の一。

かみつかさしょうけん

かみつかさしょうけん 【上司小剣】
(1874-1947) 小説家。奈良県生まれ。本名,延貴。新聞記者から転身,「灰燼」「鱧(ハモ)の皮」で自然主義作家としての地位を確立。他に「木像」「東京」,回想記「 U 新聞年代記」など。

かみつかた

かみつかた 【上つ方】
(1)上の方。かみて。
(2)京都で,御所に近い方。上京(カミギヨウ)方面。「―に,さべき御さまにと,掟(オキ)てきこえさせ給ふ/栄花(初花)」
(3)身分の高い人。
⇔下つ方

かみつく

かみつ・く [0][3] 【噛み付く】 (動カ五[四])
(1)歯で食いつく。「犬が子供に―・く」
(2)激しい調子で議論する。くってかかる。「上役に―・く」
[可能] かみつける

かみつく

かみつく【噛み付く】
bite[snap] <at> .→英和
〜ように言う snap <at> .→英和

かみつけの

かみつけの 【上毛野】
上野(コウズケ)の古名。

かみつけののかたな

かみつけののかたな 【上毛野形名】
舒明天皇の代の武将。将軍として蝦夷(エゾ)征討に赴いたが敗れたという(日本書紀)。

かみつち

かみつち [2][0] 【紙土】
鋳型(イガタ)の内部に用いる土。粘土や砂などに和紙をつきまぜて,石灰末を加え,粘り強さを出したもの。

かみつどい

かみつどい [3] 【神集い】
神々の集まり。陰暦一〇月,諸国の神が出雲に集まること。

かみつふさ

かみつふさ 【上総】
上総(カズサ)の古名。

かみつぶしおもり

かみつぶしおもり [6] 【噛み潰し錘】
釣り具のおもりの一種。割れ目をつけた鉛の粒で,割れ目に釣り糸をはさんでかみつぶしてとめる。かみつぶし。

かみつぶす

かみつぶ・す [4][0] 【噛み潰す】 (動サ五[四])
(1)歯でかんでつぶす。「苦虫を―・したような顔」
(2)あくびや笑いなどを,歯をくいしばって出ないようにする。かみころす。「あくびを―・す」
[可能] かみつぶせる

かみつぶて

かみつぶて [3] 【紙礫】
紙を固く丸めて投げつけるもの。

かみつよ

かみつよ 【上つ世・上つ代】
大昔。上代。上古。古代。「―にも一種の文字有りけんといふ事/玉勝間」

かみづかさ

かみづかさ 【神司・神官】
⇒かんづかさ(神司)

かみづかさ

かみづかさ 【神祇官】
「じんぎかん(神祇官)」に同じ。「―幣を奉り雅楽(ウタ)の寮(ツカサ)楽を奏す/とはずがたり 3」

かみづつみ

かみづつみ【紙包】
a paper parcel.〜にする wrap <a thing> in paper.

かみづつみ

かみづつみ [3] 【紙包み】
紙で包んだもの。

かみづな

かみづな [2] 【髪綱】
髪の毛を集めてなった綱。よく伸縮するので,棟木(ムナギ)の大材を引き上げたり,船のかかり綱・いかり綱として用いる。寺に奉納することもある。

かみて

かみて【上手】
(1) the upper reaches (川の).
(2)[舞台]the left stage (観客から見て the right of the stage ともいう).

かみて

かみて [0][3] 【上手】
(1)川の上流の方。「舟を―にまわす」
(2)地勢的に高い方。
(3)演劇において客席から舞台を見た時の右側のこと。撮影においては,カメラのファインダーから見て右側のこと。「主役が―から現れる」
⇔下手(シモテ)

かみでっぽう

かみでっぽう【紙鉄砲】
a popgun.→英和

かみでっぽう

かみでっぽう [3] 【紙鉄砲】
おもちゃの一種。細長い竹の筒の両端に濡らした紙を丸めて詰め,細長い棒で一端の紙玉を筒内に突き入れると,空気の圧力で他端の紙だまが筒から音を立てて飛び出るもの。紙玉鉄砲。
→竹鉄砲

かみとき

かみとき 【霹靂】
〔「雷(カミ)解き」の意か〕
落雷。かみとけ。かむとき。[名義抄]

かみどいや

かみどいや 【上問屋】
〔「かみ」は上方(カミガタ)の意〕
近世,大坂で,上方地方だけを取引の相手とする問屋。
⇔下(シモ)問屋
「―・下問屋数を知らず/浮世草子・一代女 5」

かみどこ

かみどこ [0] 【髪床】
「髪結(カミユ)い床(ドコ)」に同じ。

かみなが

かみなが [0] 【髪長】
(1)髪が長いこと。
(2)僧をいう斎宮の忌み詞。「つくづく―並め据ゑて/今鏡(打聞)」
(3)〔近世語〕
婦人のこと。「名に聞きし花鳥・八島・花川といへる―を定めもあへずそこ��寝て/浮世草子・一代男 3」

かみなげし

かみなげし [3] 【上長押】
長押を上下に設けたときの,上の長押。うわなげし。
⇔下(シタ)長押

かみなづき

かみなづき [3] 【神無月】
〔「かむなづき」「かんなづき」とも〕
陰暦一〇月の異名。
〔「な」は「の」の意の格助詞で,神の月,の意という。後世,「無」の意に解釈して,八百万(ヤオヨロズ)の神々が出雲大社に集まり,他の地には不在になる月とする俗説がある〕
→神有月(カミアリヅキ)

かみなび

かみなび 【神奈備】
⇒かむなび(神奈備)

かみなり

かみなり 【雷】
狂言の一。雲を踏みはずして地上に落ちた雷が,通りかかった旅の医者に治療をうけ,薬代の代わりに天候の順調,五穀の豊穣(ホウジヨウ)を約束する。

かみなり

かみなり【雷】
thunder;→英和
thunderbolt (落雷);→英和
a roll[peal]of thunder (雷鳴).〜が落ちる be struck by lightning.〜が鳴る It thunders.‖雷雲 a thundercloud.

かみなり

かみなり [3][4] 【雷】
(1)〔「神鳴り」の意から〕
雲と雲との間,あるいは雲と大地との間の放電によって,発光と音響を発生する自然現象。かんなり。かむなり。いかずち。[季]夏。
(2)雷を起こす神。鬼のような姿で虎の皮のふんどしをしめ,太鼓を輪形に連ねて背負い,これを打ち鳴らす。人間のへそを好むという。雷神。なるかみ。かみなりさま。
(3)(比喩的に)腹を立ててどなりつけること。「先生の―が落ちた」

かみなり=が落ちる

――が落・ちる
(1)落雷する。
(2)大声でどなりつけられてしかられる。「また,おやじの―・ちた」

かみなり=を落とす

――を落と・す
大声でどなりつける。

かみなりいか

かみなりいか [4] 【雷烏賊】
イカの一種。胴長約20センチメートル,胴幅10センチメートルほどの大形のコウイカ。成長した雄には暗灰褐色の多数の横じまと楕円形の斑紋がある。肉は厚く美味。房総以南の沿岸に分布。市場ではモンゴウイカと呼ばれる。コブシメ。

かみなりうお

かみなりうお [4] 【雷魚】
ハタハタの異名。秋田地方で,漁期の冬に雷がよく鳴るのでこの名がある。

かみなりおこし

かみなりおこし [6][5] 【雷粔籹】
長方形または梅の実大の球形に固めたおこし。江戸時代,浅草雷門前で売り出されたことからいう。

かみなりおやじ

かみなりおやじ [5] 【雷親父】
何かというと大声でどなりつけるおやじ。

かみなりぐも

かみなりぐも [5] 【雷雲】
⇒らいうん(雷雲)

かみなりごえ

かみなりごえ 【雷声】
雷鳴のように,あたりに響きわたる大声。「御殿もゆるぐ―/浄瑠璃・日本振袖始」

かみなりのじん

かみなりのじん 【雷鳴の陣】
平安時代,醍醐天皇の時から始められた朝廷における臨時の儀式。雷が三度鳴ると,近衛(コノエ)大将・中将・少将が清涼殿・紫宸殿の前庭に伺候(シコウ)し,弦(ツル)打ちなどをして天皇を守る。かんなりのじん。

かみなりのつぼ

かみなりのつぼ 【雷鳴の壺】
襲芳舎(シユウホウシヤ)の別名。かんなりのつぼ。

かみなりのまさかり

かみなりのまさかり [7] 【雷の斧】
⇒雷斧(ライフ)

かみなりぼし

かみなりぼし [0] 【雷乾し・雷干(し)】
シロウリを螺旋状に長く連なるように切り,塩に漬けて日に干したもの。渦を巻いたさまが雷の太鼓に似るのでいう。乾瓜。

かみなりもん

かみなりもん 【雷門】
東京都台東区の地名。浅草寺(センソウジ)の風神・雷神の像をまつる風雷神門(雷門)の南側の街区。

かみなりよけ

かみなりよけ [0] 【雷除け】
(1)雷の害を防ぐための器具。避雷針・避雷器など。
(2)落雷をよけるため神社や寺院から出す守り札。

かみにだんかつよう

かみにだんかつよう [6] 【上二段活用】
文語動詞の活用形式の一。語尾が,五十音図のイ・ウの二段にわたって活用するもの。例えば,「落つ」は「ち・ち・つ・つる・つれ・ちよ」と活用し,語尾に「ち」および「つ」が現れる。「起く」「恋ふ」「恨む」「悔ゆ」など。上二段活用の動詞の多くは,口語では上一段活用になる。

かみねんど

かみねんど [3] 【紙粘土】
紙を煮て糊を加え,粘土のようにしたもの。工作材料となる。

かみのう

かみのう [2] 【神能】
能で,神をシテとする曲。「高砂」「老松」など。脇(ワキ)能物。神物。

かみのかわ

かみのかわ カミノカハ 【上三川】
栃木県南部,河内郡の町。かんぴょうを特産。

かみのき

かみのき [4] 【紙の木】
〔和紙の原料となる木の意〕
雁皮(ガンビ)・楮(コウゾ)・梶(カジ)の木・黄蜀葵(トロロアオイ)などの異名。

かみのく

かみのく [3] 【上の句】
(1)短歌で,初めの五・七・五の三句。
⇔下の句
(2)連歌で,五・七・五の長句。

かみのくに

かみのくに [1] 【神の国】
(1)神が治める国。神国。日本をさす。「―なる我国ぞかし/続拾遺(神祇)」
(2)キリスト教で,神の支配・統治する国。中世ではカトリック教会とされ,近代では,倫理的・道徳的なもの,また現実的な世の終わりの待望として理解される。

かみのくに

かみのくに 【神の国】
〔原題 (ラテン) De civitate Dei〕
アウグスティヌス著。二二巻。413〜26年に成立。キリスト教への批判・攻撃に反駁して,その真理を論じたもの。神国論。

かみのけ

かみのけ 【神の気】
神のたたり。また,そのために起こる病気。「―起らず,国安らかに平らぎなむ/古事記(中訓)」

かみのけ

かみのけ [3] 【髪の毛】
頭に生える毛。頭髪。髪。

かみのけ=を逆立(サカダ)てる

――を逆立(サカダ)・てる
非常に怒っている様子のたとえ。

かみのけざ

かみのけざ [0] 【髪座】
〔(ラテン) Coma Berenices〕
五月下旬の宵に南中する星座。牛飼座の西にあり,付近には銀河が密集する。

かみのこ

かみのこ [1] 【神の子】
〔古代オリエントで王の称号〕
(1)新約聖書で,イエスの称号。
(2)父なる神とイエスの特別な関係にあずかることで,キリスト教徒のこと。

かみのことば

かみのことば [1] 【神の言葉】
(1)キリスト教で,神から与えられた啓示。聖書に示された言葉。
(2)神の啓示の体現者としてのキリスト。

かみのし

かみのし [1] 【神の死】
〔(ドイツ) Tod Gottes〕
彼岸こそ真の世界とするプラトン的・キリスト教的価値観が崩壊し,ニヒリズム的状況が生じたこと。ニーチェにより宣言され,二〇世紀の哲学・神学に衝撃を与えた。

かみのしもべ

かみのしもべ [1] 【神の僕】
キリスト教で,神に仕える者。預言者・祭司・イエス-キリスト・使徒・信徒をいう。

かみのせき

かみのせき 【上関】
山口県南東部の町。室津半島先端部と長島・祝島・八島から成る。古くからの瀬戸内海航路の要港で,近世は長州藩の陣屋が置かれて繁栄。

かみのその

かみのその 【神の園】
(1)神社の境内。神苑(シンエン)。神の園生(ソノウ)。
(2)〔祇園(ギオン)を訓読みして〕
京都東山,祇園の社(八坂神社)をさす。

かみのたび

かみのたび [1] 【神の旅】
陰暦一〇月,神々が諸国から出雲に行くこと。また,その道中。[季]冬。

かみのたみ

かみのたみ [1] 【神の民】
(1)旧約聖書で,神が選び契約をなしたイスラエル民族のこと。
(2)新約聖書で,キリストの十字架により罪を贖(アガナ)われた新しい契約の民,キリスト教徒のこと。

かみのちょう

かみのちょう 【上の町】
京都,島原遊郭の中の町の一。遊郭の南東部にあたる。

かみのつかい

かみのつかい [1] 【神の使い】
神が召し使うといわれる種々の動物。日吉(ヒエ)神社の猿,八幡の鳩,稲荷(イナリ)の狐,春日(カスガ)の鹿,熊野の烏,北野の牛,大黒天の鼠,弁才天の蛇など。神のつかわしめ。

かみのと

かみのと 【上の戸】
清涼殿の殿上の間の東の入り口。「殿上の―を出でさせ給ひて/増鏡(秋のみ山)」

かみのとおか

かみのとおか 【上の十日】
月の初めの一〇日間。上旬。
→中の十日
→下の十日

かみのぼり

かみのぼり [3] 【紙幟】
(1)五月五日の節句に立てる紙製ののぼり。[季]夏。
(2)江戸時代,罪人を引き回すときや仕置きするときに立てた,罪状を記したのぼり。

かみのまち

かみのまち 【上の町】
(1)上手(カミテ)にある町。高台にある町。
⇔下の町
(2)〔「まち」は区分・等級の意〕
一流。上流。「―も,上臈とて/源氏(宿木)」
→二の町

かみのみかど

かみのみかど 【神の御門】
(1)神殿の門。また,神のいます所。神域。「―を拝(オロガ)みて/古事記(中訓)」
(2)皇居。朝廷。「天皇(スメロキ)の―に外(ト)の重(ヘ)に立ち候ひ/万葉 443」

かみのみこ

かみのみこ [1][1][1] 【神の御子】
(1)神である天皇の子。皇子。「天皇(スメロキ)の―の出でましの/万葉 230」
(2)キリスト教で,イエス-キリストのこと。

かみのみこと

かみのみこと 【神の命】
神や天皇に対する敬称。「八千矛(ヤチホコ)の―は八島国妻枕(マ)きかねて/古事記(上)」

かみのみさか

かみのみさか 【神の御坂】
〔坂に神が住むとされたことから〕
神のいるという坂。けわしい坂。「東の国の恐(カシコ)きや―に/万葉 1800」

かみのみち

かみのみち [1] 【神の道】
(1)神が教え伝えた道。かんながらの道。
(2)キリスト教で,福音の教え。また,その信仰。

かみのみや

かみのみや [1][3] 【上の宮】
⇒じょうぐう(上宮)

かみのみやひと

かみのみやひと 【神の宮人】
(1)神・神社に奉仕する人。「玉垣築き余し誰(タ)にかも依らむ―/古事記(下)」
(2)(天皇を神として)天皇に仕える宮人。大宮人。「皇祖(スメロキ)の―/万葉 1133」

かみのやま

かみのやま 【上山】
山形市の南方にある市。温泉地で知られる。蔵王(ザオウ)山への入り口。

かみのやまおんせん

かみのやまおんせん 【上山温泉】
山形県上山市市街地にある食塩泉。月岡城跡北側の鶴脛(ツルハギ)ノ湯と西側の新湯とに分かれ,歓楽街を形成。

かみのゆみはり

かみのゆみはり 【上の弓張り】
新月から満月になる間の月。上弦の月。
⇔下の弓張り
[日葡]

かみのるす

かみのるす 【神の留守】
陰暦一〇月,諸国の神々が出雲(イズモ)に集まるので,まつられている地には神がいなくなるという俗信。[季]冬。《―巫女もなすなる里帰り/赤星水竹居》

かみはちまん

かみはちまん 【神八幡】 (感)
⇒しんはちまん(神八幡)

かみはんき

かみはんき【上半期】
the first half of the year.→英和

かみはんき

かみはんき [3] 【上半期】
一年を二期に分けた場合の前半の六か月。上期(カミキ)。
⇔下半期

かみはんしん

かみはんしん [3] 【上半身】
⇒じょうはんしん(上半身)

かみばこ

かみばこ【紙箱】
a cardboad box;a carton.→英和

かみばさみ

かみばさみ [3] 【紙鋏】
紙を切るのに用いる鋏。

かみばさみ

かみばさみ [3] 【紙挟み】
紙片・書類などを挟んでおく文房具。ペーパー-ホールダー。

かみばさみ

かみばさみ【紙挾み】
a paper holder.

かみばな

かみばな [0][2] 【紙花】
(1)紙製の造花。古くは葬儀の飾りに用いられた。野花。
(2)(「紙纏頭」とも書く)芸人・遊女などに祝儀としてひとまず与えておく白い紙。あとで,現金に換える。

かみばり

かみばり [0] 【紙張(り)】
紙をはりつけること。また,紙をはったもの。

かみひとえ

かみひとえ [4] 【紙一重】
紙一枚の厚さほどの,わずかの違い。「―の差」

かみひとえ

かみひとえ【紙一重の差で】
with only a shade of difference.

かみひねり

かみひねり [3] 【紙捻り】
(1)貨幣などを紙で包んでねじったもの。賽銭(サイセン)や駄賃に用いる。おひねり。
(2)こより。かんぜより。「黄なる―にて,十文字に搦げたるを/十訓 7」

かみひも

かみひも [0][2] 【紙紐】
紙を縒(ヨ)って作った紐。

かみひょうぐ

かみひょうぐ [3] 【紙表具・紙裱具】
(絹表具などに対して)書画の幅物類を紙で表装したもの。紙表装。

かみびな

かみびな [3] 【紙雛】
紙で作った雛人形。祓(ハラエ)の形代(カタシロ)から起こり,流し雛に用いられたが,やがて日常の玩具ともされるようになった。かみひいな。[季]春。

かみびょうし

かみびょうし【紙表紙】
a paper cover.〜の paper-covered;paper-backed.‖紙表紙本 paperbacks (総称).

かみふうせん

かみふうせん [3] 【紙風船】
紙を貼り合わせて作った風船。上部の穴から息を吹き込んでふくらませる。

かみふくおか

かみふくおか カミフクヲカ 【上福岡】
埼玉県中南部の市。武蔵野台地の北東端で,近年は首都近郊の住宅地として発達。

かみふぶき

かみふぶき [3] 【紙吹雪】
歓迎・祝いの意をこめて,紙を細かく切り,まき散らすもの。「パレードは―に包まれた」

かみぶくろ

かみぶくろ【紙袋】
a paper[carrier]bag.

かみぶくろ

かみぶくろ [3] 【紙袋】
紙で作った袋。かんぶくろ。

かみぶすま

かみぶすま [3] 【紙衾】
昔,紙を外側にして中に藁(ワラ)を入れた粗末な布団。天徳寺(テントクジ)。[季]冬。「尼上,―ばかりを着られけり/古事談 3」

かみぶた

かみぶた [0][2] 【紙蓋】
紙で作った落とし蓋。芋などくずれやすいものを煮るときに用いる。

かみぶね

かみぶね [3] 【紙槽】
⇒紙漉(カミス)き槽(ブネ)

かみべ

かみべ 【上辺】
〔「かみへ」とも〕
上の方。川の上流。
⇔下辺(シモベ)
「吉野の川の…―には千鳥しば鳴く/万葉 920」

かみほとけ

かみほとけ [1] 【神仏】
神と仏。しんぶつ。

かみまい

かみまい [0][2] 【神舞】
脇能で,男体の神が舞う舞。テンポは速いがさわやかですがすがしく,気品の高いもの。笛を基調として大鼓・小鼓・太鼓ではやす。三段に舞うこともあるが,正式には五段構成。

かみまいり

かみまいり [3] 【神参り】 (名)スル
「神詣(カミモウ)で」に同じ。

かみまき

かみまき [0] 【紙巻(き)】
(1)紙で巻いたもの。
(2)「紙巻きタバコ」の略。

かみまきタバコ

かみまきタバコ [5] 【紙巻(き)―】
細かく刻んだ葉タバコを薄い洋紙で細長く巻いたもの。葉巻や刻みタバコに対していう。紙巻き。シガレット。

かみむ

かみむ [0] 【上無】
日本音楽の音名。十二律の一二番目。中国の十二律の応鐘(オウシヨウ)に相当し,洋楽の嬰ハ音にほぼ等しい。

かみむかえ

かみむかえ [3] 【神迎え】
陰暦一〇月晦日(ミソカ)の夜,または一一月一日の早朝に,出雲大社から帰ってくるといわれる神を迎える祭り。
⇔神送り
[季]冬。《野々宮や四五人よりて―/野村泊月》

かみむじょう

かみむじょう [0] 【上無調】
〔「かみむちょう」とも〕
上無の音を基音とする調子。

かみむすびのみこと

かみむすびのみこと 【神皇産霊尊・神魂命】
〔古くは「かむみむすひ」。「かみむすび」は後世「結びの神」と混同され,また m 音の重複を避けて生じた呼称〕
記紀神話で,天地開闢(カイビヤク)のとき,高天原(タカマノハラ)に出現した神。生成力の神格化。神産巣日神。

かみむら

かみむら 【上村】
姓氏の一。

かみむらひこのじょう

かみむらひこのじょう 【上村彦之丞】
(1849-1916) 海軍軍人。大将。薩摩藩士。日露戦争の第二艦隊長官。

かみもうで

かみもうで [3] 【神詣で】 (名)スル
神社に参詣すること。かみまいり。

かみもの

かみもの [2][0] 【神物】
「神能(カミノウ)」に同じ。

かみや

かみや【紙屋】
a paper store[shop](店);a dealer in paper (人).

かみや

かみや 【神谷】
姓氏の一。

かみや

かみや [2] 【紙屋】
(1)紙を売る家。また,その人。
(2)紙を作る所。また,その職人。
(3)「紙屋院」「紙屋紙」の略。

かみやいん

かみやいん 【紙屋院】
平安時代,図書寮(ズシヨリヨウ)に属した製紙所。山城国,北野の紙屋川畔にあり,官庁用の紙を漉(ス)いた。かみや。かんや。かやいん。

かみやがみ

かみやがみ [3] 【紙屋紙】
紙屋院で漉(ス)いた紙。のちにはもっぱら宮中の故紙を漉き返して宿紙(シユクシ)としたことから,宿紙の異名ともなった。かんやがみ。かやがみ。こうやがみ。

かみやがわ

かみやがわ 【紙屋川】
京都市街地西部を南流する天神(テンジン)川の上流部の通称。平安時代に紙屋院(カミヤイン)が置かれた。鷹ヶ峰(タカガミネ)北西の山地に源を発する。((歌枕))

かみやしき

かみやしき [3] 【上屋敷】
江戸時代,地位の高い大名・武家が平常の住居とした屋敷。特に,諸国の大名が江戸市中に設けて,平常の住居とした屋敷。
→中(ナカ)屋敷
→下(シモ)屋敷

かみやじへえ

かみやじへえ 【紙屋治兵衛】
人形浄瑠璃「心中天網島」の主人公。紙治(カミジ)。

かみやすり

かみやすり【紙鑪】
sandpaper.→英和

かみやすり

かみやすり [3] 【紙鑢】
布や厚紙に,金剛砂やガラスの粉を付着させたもの。木材・金属などをみがくのに用いる。やすりがみ。サンド-ペーパー。砂紙。

かみやそうたん

かみやそうたん 【神谷宗湛・紙屋宗旦】
(1551-1635) 江戸初期の豪商・茶人。筑前博多の人。朝鮮・中国・ルソン・シャムと通商して巨利を得た。茶道を好み,千利休・津田宗及らと親交があり,秀吉・家康の寵を受けた。茶会記「宗湛日記」は美術資料としても貴重。

かみやつこ

かみやつこ 【神奴】
神社にいて掃除などの雑役を務めた奴婢(ヌヒ)。かみのやつこ。かんやつこ。しんど。

かみやつで

かみやつで [3] 【紙八手】
ウコギ科の常緑低木。東アジアの亜熱帯に自生。茎は円く太く,中に太い髄(ズイ)がある。葉はヤツデに似,掌状で径約50センチメートル。夏,黄緑色の小花を多数円錐花序につける。茎の髄は白く,これから蓪草紙(ツウソウシ)を作り,造花材料にも用いる。ツウダツボク(通脱木)。ツウソウ(通草)。

かみやどり

かみやどり 【神宿り】
⇒かんやどり(神宿)

かみやま

かみやま [2][0] 【神山】
神が鎮座する山。

かみやま

かみやま 【神山】
(1)神奈川県箱根火山中央火口丘群中の最高峰。海抜1438メートル。
(2)京都市北区,上賀茂神社の北にある山。((歌枕))「―のふもとになれしあふひ草ひきわかれても年ぞへにける/千載(夏)」

かみやまだ

かみやまだ 【上山田】
長野県北部の千曲川中流の西岸に沿う温泉町。西部に冠着(カムリキ)山(姨捨(オバステ)山)がある。
→戸倉上山田温泉

かみゆい

かみゆい【髪結い】
a hairdresser.→英和

かみゆい

かみゆい [0][3] 【髪結(い)】
髪を結うこと。また,それを職業とする人。

かみゆい=の亭主

――の亭主
〔かせぎのよい髪結いを女房にもつと遊んで暮らせるところから〕
女房の働きで養われている男。

かみゆいしんざ

かみゆいしんざ カミユヒ― 【髪結新三】
歌舞伎「梅雨小袖昔八丈(ツユコソデムカシハチジヨウ)」の主人公。また,同作の通称。

かみゆいどこ

かみゆいどこ [3] 【髪結(い)床】
江戸時代,男の髪を結い,髭(ヒゲ)・月代(サカヤキ)などを剃(ソ)ることを業とする店。髪床。

かみよ

かみよ [1][2] 【神代・神世】
歴史の始まる前の神話で伝えられている時代。神話時代。じんだい。「―の昔」

かみよし

かみよし 【神吉】
〔神吉日(カミヨシビ)の略〕
陰陽道(オンヨウドウ)で,神社への参拝や神事を行うに吉という日。

かみよせ

かみよせ [2][0] 【神寄せ】
神を招き寄せて神託を聞くこと。

かみよどはいじ

かみよどはいじ 【上淀廃寺】
鳥取県西伯郡淀江町にある白鳳時代の寺院跡。金堂跡から釈迦説法図の描かれた彩色壁画や彩色塑像が出土。法隆寺金堂壁画と並ぶ仏教壁画とされる。

かみより

かみより 【紙縒り】
「こより(紙縒)」に同じ。

かみよりいた

かみよりいた 【神寄り板】
上代,神霊を招き寄せるためにたたいた杉板。「神奈備(カムナビ)の―にする杉の/万葉 1773」

かみら

かみら 【韮】
ニラの古名。「粟生には,―一もと/古事記(中)」

かみりゅう

かみりゅう 【上流】
茶道で,三千家のこと。下京に住んだ藪内家に対して,上京に住したのでいう。
→下流(シモリユウ)

かみろき

かみろき 【神漏伎】
⇒かむろき(神漏伎)

かみろみ

かみろみ 【神漏美】
⇒かむろみ(神漏美)

かみわける

かみわける【噛み分ける】
digest;→英和
understand.→英和
酸(す)いも甘いも〜 taste the sweets and bitters of life.

かみわける

かみわ・ける [4][0] 【噛み分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かみわ・く
(1)よく味わって味の違いを区別する。
(2)多くの経験をして,道理を十分わきまえる。「酸いも甘いも―・ける」

かみわざ

かみわざ [0] 【神業・神事】
(1)神にしかできないような素晴らしい技。神技。「まさに―だ」
(2)神に関する行事。神事。かんわざ。「十一月(シモツキ)になりぬ。―などしげく/源氏(真木柱)」

かみわざ

かみわざ【神業】
the work of God;a miracle;→英和
a superhuman feat (神技).

かみわたし

かみわたし 【神渡し】
〔出雲大社に渡る神々を送る意〕
陰暦一〇月に吹く西風。[季]冬。

かみん

かみん [0] 【仮眠】 (名)スル
短時間の,浅い眠り。仮睡。かりね。「二時間ほど―する」「―をとる」

かみん

かみん [0] 【夏眠】 (名)スル
生物が高温・乾燥の時期を休眠して過ごすこと。熱帯産のカエルやカタツムリ・肺魚・ヒガンバナなどにみられる。
→冬眠

かみん

かみん [0] 【下民】
しもじもの民。人民。げみん。

かみんちゅ

かみんちゅ 【神人】
(1)沖縄で,巫女(ミコ)の総称。
(2)沖縄で,村祭りに巫女として参加する女性。宮古島狩俣のウヤガム祭や沖縄本島国頭地方のウンジャミなどにみられる。

かみガッパ

かみガッパ [3] 【紙―】
防水のために桐油や荏油(エノアブラ)を塗った和紙で作ったカッパ。江戸時代,武家の中間や庶民が雨具とした。

かみクロース

かみクロース [4] 【紙―】
紙に色・型付けなどをして布に模したもの。本の表紙などに用いる。紙クロス。

かみタバコ

かみタバコ [3] 【噛み―】
押し固めた葉に,香味・色などを加えて,噛んで香気を味わうタバコ。

かみタバコ

かみタバコ【噛み煙草】
chewing tobacco.

かみテープ

かみテープ [3] 【紙―】
紙製のテープ。

かみテープ

かみテープ【紙テープ】
a paper tape;paper streamers (見送り用など).

かみナプキン

かみナプキン [3] 【紙―】
使い捨ての紙製のナプキン。

かむ

かむ [1] 【家務】
(1)一家の事務。
(2)中世,武家で一家の執事として,その家政を執った者。

かむ

か・む [1] 【噛む・嚼む・咬む】 (動マ五[四])
(1)上下の歯ではさんで,物をつぶしたり砕いたりする。「よく―・んで食べる」「ガムを―・む」
(2)上下の歯の間にはさんで,傷つけたりする。「舌を―・む」「犬に―・まれる」
(3)二つの歯車の歯が合わさる。「ギアが―・む」
(4)海や川の水が激しく打ち寄せる。「激流が岩を―・む」
(5)仲間として加わる。参画する。「この計画にはぼくも一枚―・んでいる」
(6)〔遊里語〕
説き伏せる。「また平様に―・まれにやならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
[可能] かめる
[慣用] 窮鼠(キユウソ)却って猫を―・唇を―・砂を―よう/飼い犬に手をかまれる

かむ

かむ【噛[咬]む】
bite (噛みつく);→英和
chew (よく噛む);→英和
gnaw (かじる).→英和

かむ

かむ【鼻を擤む】
blow one's nose.

かむ

か・む [0] 【擤む・挗む】 (動マ五[四])
鼻汁を鼻から吹き出して取り除く。「はなを―・む」「鼻などを…しのびやかに―・みたるは/枕草子 120」
[可能] かめる

かむ

かむ 【神】
上代,「かみ(神)」が他の要素の前に付いて複合語を作るときの語形。
〔上代では複合語を作る際,「かむかぜ」「かむさぶ」など「かむ」の形をとる。また,中世以降,「かみ…」という複合語は撥音便形「かん…」をも生じ,これが「かむ…」と表記されることもあったので,上代の「かむ」の残存か「かみ」の音便形かの区別は困難である〕

かむ

かむ (終助)
〔上代東国方言〕
文末にあって,感動・詠嘆の意を表す。終助詞「かも」に同じ。「大君の命かしこみ青雲の棚(トノ)引く山を越よて来ぬ―/万葉 4403」

かむ

か・む 【醸む】 (動マ四)
〔「噛(カ)む」と同源。酒は,古く,米その他の穀物を口の中でかみ砕いて唾液とともに吐き出してそれを発酵させてつくった〕
酒をつくる。醸造する。かもす。「この御酒(ミキ)を―・みけむ人は/古事記(中)」

かむあがる

かむあが・る 【崩る・神上がる】 (動ラ四)
神として天に昇る。貴人が死ぬ。かむのぼる。「歌ひ竟(オ)ふる即ち―・りましき/古事記(中訓)」

かむいこたん

かむいこたん カムヰコタン 【神居古潭】
〔もとアイヌ語で神の居る所の意〕
北海道旭川市の西部,石狩川の上流にある急流が岩をうがった峡谷。庭石・水石として知られる神居古潭石を産する。

かむいまけ

かむいまけ 【神今食】
⇒じんこんじき(神今食)

かむおや

かむおや 【神祖】
神としてまつられている先祖。「大伴の遠つ―のその名をば大久米主(オオクメヌシ)と/万葉 4094」

かむかぜ

かむかぜ 【神風】
「かみかぜ(神風){(1)}」に同じ。「―にい吹き惑はし/万葉 199」

かむかぜの

かむかぜの 【神風の】 (枕詞)
「伊勢」にかかる。「―伊勢の海の大石(オイシ)に/古事記(中)」
〔伊勢は古来暴風が多く,天照大神の鎮座する地であるところからその風を神風と称して神風の吹く地の意からとする説や,「神風の息吹」のイと同音であるからとする説などがある〕

かむから

かむから 【神柄】
神の素性・性格。神格。かみから。「立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず―ならし/万葉 4001」

かむがかり

かむがかり 【神懸かり・神憑り】
「かみがかり(神懸)」に同じ。「火所焼き覆槽(ウケ)置せ―す/日本書紀(神代上訓注)」

かむごと

かむごと 【神言】
神のお告げ。神託。「住吉(スミノエ)に斎(イツ)く祝(ハフリ)が―と行くとも来とも舟は早けむ/万葉 4243」

かむさる

かむさ・る 【神去る】 (動ラ四)
天皇・皇族など高貴な人が死ぬ。崩御する。「体を傷(ヤブ)らしめて―・りましぬ/日本書紀(神代上訓)」

かむだち

かむだち 【麹】
麹(コウジ)の古名。かんだち。[名義抄]

かむだち

かむだち 【神館】
⇒かんだち(神館)

かむつどう

かむつど・う 【神集ふ】
■一■ (動ハ四)
神々が集まる。「天の安の河原に―・ひ/古事記(上訓)」
■二■ (動ハ下二)
神々を集める。「八百万(ヤオヨロズ)の神たちを―・へ/祝詞(六月晦大祇)」

かむづまる

かむづま・る 【神留る】 (動ラ四)
神として鎮座する。「海原の辺にも沖にも―・り/万葉 894」

かむとき

かむとき 【霹靂】
「かみとき」の転。「是の秋に藤原内大臣の家に―せり/日本書紀(天智訓)」

かむとけ

かむとけ 【霹靂】
「かみとき」の転。「―の日香空の九月のしぐれの降れば/万葉 3223」

かむどころ

かむどころ 【神所】
朝廷から神社に寄進された所領。かみどころ。「―を穴礒邑に定めて/日本書紀(垂仁訓)」

かむながら

かむながら 【随神】 (副)
〔「な」は格助詞「の」に同じ,「から」は本性・性格を意味する語〕
(1)神でいらっしゃるままに。神として。かんながら。「やすみしし我が大君―神さびせすと/万葉 38」
(2)〔神の御心のまま人為を加えないことから〕
神慮のまま。かんながら。「葦原の瑞穂の国は―言挙げせぬ国/万葉 3253」

かむなび

かむなび 【神奈備・神南備】
神霊が鎮座する山や森。かんなび。かみなび。「―の山下とよみ行く水に/万葉 2162」

かむなびやま

かむなびやま 【神南備山】
神霊が鎮座する山。「みもろの―に五百枝(イオエ)さし/万葉 324」
→かんなびやま

かむなめ

かむなめ 【神嘗】
⇒かんなめ(神嘗)

かむにえ

かむにえ 【神嘗】
⇒かんなめ(神嘗)

かむのぼる

かむのぼ・る 【神登る・神上る】 (動ラ四)
「かむあがる(崩)」に同じ。「―・りいましにしかば/万葉 167」

かむはかる

かむはか・る 【神議る】 (動ラ四)
神々が会議をする。「神集(カムツド)へ集へたまひ,―・り議りたまひて/祝詞(六月晦大祓)」

かむはぶる

かむはぶ・る 【神葬る】 (動ラ四)
神としてほうむる。「―・り葬りいませて/万葉 199」

かむはらう

かむはら・う 【神掃ふ】 (動ハ四)
神が穢(ケガ)れや災いなどを追い払う。「―・ひ掃ひたまひて/祝詞(六月晦大祓)」

かむぶ

かむ・ぶ 【神ぶ】 (動バ上二)
年月を経て神々しくなる。また,年老いる。「石上(イソノカミ)布留(フル)の神杉―・びにし/万葉 1927」

かむべ

かむべ 【神戸】
「かんべ(神戸)」に同じ。「神地(カムドコロ)・―を定む/日本書紀(崇神訓)」

かむほく

かむほ・く 【神寿く・神祝く】 (動カ四)
神として祝う。「少名御神の―・き寿(ホ)き狂ほし/古事記(中)」

かむみそ

かむみそ 【神御衣】
〔「かんみそ」とも〕
神が着る衣服。また,神にささげる衣服。

かむみそのつかい

かむみそのつかい 【神御衣の使】
古代,大嘗祭(ダイジヨウサイ)の時,神祇(ジンギ)官の命を受け,神服を織る長(オサ)と織女一〇人を連れて上京した三河国神服社の神主。

かむみそのまつり

かむみそのまつり 【神御衣の祭】
⇒かんみそのまつり

かむやらう

かむやら・う 【神遣ふ】 (動ハ四)
神意により追放する。「手足の爪も抜かしめて,―・ひやらひき/古事記(上)」

かむよごと

かむよごと 【神寿詞】
出雲の国造(クニノミヤツコ)が天皇に奏上した祝詞(ノリト)。出雲の国造が新任してから一年の潔斎(ケツサイ)を経てのち,朝廷に出て出雲の神々に代わって述べた祝いの言葉。出雲国造の神賀詞(カムヨゴト)。かんよごと。

かむら

かむら 【嘉村】
姓氏の一。

かむらいそた

かむらいそた 【嘉村礒多】
(1897-1933) 小説家。山口県生まれ。葛西善蔵に師事。「業苦」で文壇に登場,劣等感と自虐性にみちた私小説で知られる。代表作「途上」「崖の下」「神前結婚」

かむり

かむり [0] 【冠】
(1)「かんむり(冠)」に同じ。
(2)トンネルの天盤からその真上の地表面までの距離。かんむり。
(3)俳諧などで,発句の初めの五文字。「―付け」

かむりいし

かむりいし [3] 【冠石】
⇒笠石(カサイシ)(2)

かむりきやま

かむりきやま 【冠着山】
長野県中央部,更級郡にある山。
→姨捨山(オバステヤマ)

かむりした

かむりした 【冠下】
公家が冠を着ける時に結った髷(マゲ)。髪を頭頂で束ね元結で巻いて棒のようにし,髪の先を房のように出す。かんむりした。
冠下[図]

かむりじれんが

かむりじれんが [5] 【冠字連歌】
連歌の一体。ある連続した言葉を一音ずつ分けて,毎句の初めに詠み込むもの。いろは連歌・名号連歌・法楽連歌など。

かむりだな

かむりだな [3][0] 【冠棚】
⇒かんむりだな(冠棚)

かむりづけ

かむりづけ [0] 【冠付け】
雑俳の一種。点者が出した上五文字(冠)に中七文字・下五文字を付けて一句立てにするもの。元禄(1688-1704)頃より行われた。一般に江戸での称で,上方では笠付(カサヅ)けと称した。「夜も寝ずに」という冠に対し,「かるたに痩(ヤ)する松の内」と付ける類。烏帽子(エボシ)付け。頭(カシラ)付け。かんむり付け。冠句。
→沓付(クツヅ)け

かむる

かむ・る [2] 【被る・冠る】 (動ラ五[四])
「かぶる」に同じ。「頭に手ぬぐいを―・る」

かむろ

かむろ [0] 【禿】
「かぶろ(禿)」に同じ。「十一二より―に仕立てられ/浮世草子・母親容気」

かむろき

かむろき 【神漏伎】
〔「ろ」は接尾語。「き」は男性を表す〕
祖神。特に,男神をいう。かみろき。
⇔かむろみ
「皇睦(スメムツ)―の命(ミコト),神ろみの命もちて/祝詞(祈年祭)」

かむろみ

かむろみ 【神漏美】
〔「ろ」は接尾語。「み」は女性を表す〕
祖神。特に,女神をいう。かみろみ。
⇔かむろき

かむわざ

かむわざ 【神事】
「かみわざ(神事){(2)}」に同じ。「儀式など常の―なれどいかめしうののしる/源氏(葵)」

かめ

かめ【亀】
a tortoise;→英和
a turtle (海亀).→英和
‖亀の甲 a tortoise shell.亀の甲より年の功 Wisdom grows with age.

かめ

かめ【瓶】
a pot;→英和
a jar (広口の);→英和
a jug (取手付き).→英和

かめ

かめ [1] 【亀】
カメ目の爬虫類の総称。体は背甲と腹甲で覆われ,この二つの甲は体側でつながって箱状となり,頭・尾,および四肢の出る穴がある。大半は水陸両生生活をするが,水中または陸上のみで生活する種もある。歯をもたない。水辺の砂地に穴を掘って産卵する。陸上での行動はのろい。現存のイシガメ・スッポン・タイマイ・ウミガメなどのほかに化石として発見される種が多い。古来,万年の齢(ヨワイ)を保つといわれ,鶴とともに吉兆を表すめでたい動物として喜ばれる。

かめ

かめ [2] 【瓶・甕】
(1)口が大きく,胴が丸く深い土器・陶器。また,壺の大形のものもいう。容器,食物の保存・加工用など様々に用いられる。
(2)「瓶子(ヘイジ)」に同じ。「烏のついゐたるかたを―に作らせ給ひて/大鏡(道隆)」

かめ=の年を鶴(ツル)が羨(ウラヤ)む

――の年を鶴(ツル)が羨(ウラヤ)む
〔千年の寿命を保つという鶴が,万年の寿命を保つという亀を羨ましがるの意〕
欲には際限がないことのたとえ。

かめ=の甲より年の劫(コウ)

――の甲より年の劫(コウ)
⇒「亀の甲」の句項目

かめ=は万年(マンネン)

――は万年(マンネン)
亀が長寿を保つこと。長寿を祝う言葉。「鶴は千年,―」

かめ=鳴く

――鳴く
(空想で)亀が鳴く。[季]春。
〔「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀ぞ鳴くなる(藤原為家)」が典拠とされる〕

かめあな

かめあな [0] 【甌穴】
⇒おうけつ(甌穴)

かめあや

かめあや [0] 【亀綾】
(1)上質の練り糸で織った白羽二重。色糸を織り込んで女向きに織るものもある。
(2)生絹を用いて菱形模様を細かく織り出した綾織り。織ったあと,練って柔らかくする。亀綾縞。亀屋縞。

かめい

かめい [0][1] 【家名】
(1)家の名。また,家督。「―を継ぐ」「―相続」
(2)家の名誉。「―を汚す」「―を挙げる」

かめい

かめい [0] 【加盟】 (名)スル
団体・組織などに一員として加わること。「組合に―する」「―店」

かめい

かめい【仮名(で)】
(under) an assumed name.

かめい

かめい【加盟する】
get affiliated <with> ;join;→英和
participate <in> .→英和
加盟国(団体) a member nation (organization).加盟店 a member store.

かめい

かめい [0] 【亀居】
〔亀の後足が左右に開いていることからという〕
両足を開いて膝をつき,腰をおろす座り方。公事の際の正式の着席の仕方。ききょ。

かめい

かめい [0][1] 【下命】 (名)スル
(1)命令をくだすこと。「御―を賜る」
(2)品物・仕事などの注文。注文を受ける側の者が言う。「ぜひ当方に御―下さい」

かめい

かめい [0] 【佳名・嘉名】
(1)よい名。めでたい名。
(2)名声。令名。「渠(カレ)は勇義忠孝の士也,―今に至りて/奥の細道」

かめい

かめい [1][0] 【下名】
■一■ (名)
以下に記した氏名。また,その者。
■二■ (代)
一人称。自分をへりくだっていう語。わたくし。「何卒―まで御通知被成下度(ナシクダサレタク)/当世書生気質(逍遥)」

かめい

かめい クワ― [0][1] 【科名】
(1)〔生〕 分類学上の一段階である科の名称。
(2)〔教育〕
 (ア)学科名。普通科・商業科・電気科などの名称。
 (イ)教科名。国語科・数学科などの名称。科目名。

かめい

かめい【家名】
one's family name.〜を傷つける disgrace one's family.

かめい

かめい [0] 【仮名】
実名を秘して仮につけた名前。「本文中の人名はすべて―を用いた」
→実名
→本名

かめい

かめい カメヰ 【亀井】
姓氏の一。

かめいかついちろう

かめいかついちろう カメヰカツイチラウ 【亀井勝一郎】
(1907-1966) 評論家。函館生まれ。東大中退。日本の伝統や美意識を幅広く追究。著「転形期の文学」「大和古寺風物誌」「我が精神の遍歴」「日本人の精神史研究」など。

かめいこれのり

かめいこれのり カメヰ― 【亀井茲矩】
(1557-1612) 安土桃山時代・江戸初期の武将。通称,新十郎。出雲尼子氏の臣であったが,豊臣秀吉に仕え因幡国鹿野城主となる。殖産につとめ,伯耆国石見銀山をも経営。関ヶ原の戦いでは東軍に属し,のち朱印船貿易にも力を注いだ。

かめいざん

かめいざん カメヰ― [3] 【亀井算】
〔数〕 掛け算九九を用いて割り算をする算盤(ソロバン)の計算法。今日行われている算盤の割り算の方法。商除法。

かめいしょうよう

かめいしょうよう カメヰセウヤウ 【亀井昭陽】
(1773-1836) 江戸後期の儒者。筑前の人。名は昱(イク)。南冥の長男。父の跡を継ぎ福岡藩校で子弟を教導。徂徠学の影響の強い経学を唱えた。著「論語語由述志」「蘐文談」「読弁道」など。

かめいしょぶん

かめいしょぶん [4] 【下命処分】
〔法〕 法規に定められた義務(作為・不作為・給付・受忍の義務)を特定人に命ずる行政処分。不作為を命ずることを特に禁止という。

かめいたかし

かめいたかし カメヰ― 【亀井孝】
(1912-1995) 言語学者・国語学者。東京生まれ。一橋大教授。上代から中世にかけての音韻史を中心に多くの業績を残した。著「日本語学のために」「日本語のすがたとこころ」,ほかに「言語学大辞典」の編集など。

かめいど

かめいど カメヰド 【亀戸】
東京都江東区北部にある商工業地域。鷽替(ウソカエ)の神事で知られる亀戸天神がある。

かめいどじけん

かめいどじけん カメヰド― 【亀戸事件】
1923年(大正12)9月関東大震災直後の混乱の中で,亀戸警察署に拘留された純労働者組合の平沢計七や南葛労働会の川合義虎ら労組員一〇名が,軍隊(習志野騎兵第一三連隊)により殺害された事件。

かめいなんめい

かめいなんめい カメヰ― 【亀井南冥】
(1743-1814) 江戸後期の儒者・医者。筑前の人。名は魯,字(アザナ)は道載,南冥は号。福岡藩儒医。藩校西学甘棠館総受持。徂徠学派の儒者として名を挙げたが,のち職禄を奪われた。著「論語語由」「肥後物語」など。

かめいふみお

かめいふみお カメヰフミヲ 【亀井文夫】
(1908-1987) 記録映画監督。福島県生まれ。レニングラード映画演劇学校で学ぶ。「上海」「戦ふ兵隊」などを撮るが,治安維持法によって検挙される。ほかに「日本の悲劇」「戦争と平和」など。

かめうら

かめうら 【亀卜】
⇒きぼく(亀卜)

かめおか

かめおか カメヲカ 【亀岡】
京都府中部,亀岡盆地南部の市。丹波地方の木材集散地として発達。丹波一の宮の出雲神社の所在地。明智光秀の築城になる亀山城跡には,大本(オオモト)教本部天恩郷がある。住宅地化が進む。

かめかん

かめかん [0] 【甕棺】
埋葬用に用いられた大形の土器。日本では弥生時代に多く用いられ,九州北部を中心に二個の甕の口縁を合わせた合わせ口甕棺が多く出土する。
甕棺[図]

かめがおかいせき

かめがおかいせき カメガヲカヰセキ 【亀ヶ岡遺跡】
青森県西津軽郡木造町にある縄文晩期の集落跡。亀ヶ岡式土器と総称される精巧な土器や籃胎漆器(ランタイシツキ)・櫛(クシ)・木器・骨角器などが泥炭層から出土している。指定史跡。

かめぎく

かめぎく 【亀菊】
もと白拍子で,後鳥羽上皇の寵姫となる。その所領の地頭停廃をめぐって,幕府と院側が対立,承久の乱の一因となったとされる。生没年未詳。

かめぞうこもん

かめぞうこもん カメザウ― [5][6] 【亀蔵小紋】
〔歌舞伎役者九代目市村羽左衛門が亀蔵時代に舞台で着始めたところから〕
渦巻の模様の小紋。

かめだ

かめだ 【亀田】
新潟県中部,中蒲原郡の町。食品・織物工業が立地。亀田梨を特産。

かめだ

かめだ 【亀田】
姓氏の一。

かめだほうさい

かめだほうさい 【亀田鵬斎】
(1752-1826) 江戸後期の儒者。江戸神田生まれ。書を三井親和に,儒学を井上金峨に学ぶ。下町の文人儒者として,経書を講じ多くの書・詩文を作った。著「論語撮解」「善身堂詩鈔」など。

かめのうえのやま

かめのうえのやま カメノウヘ― 【亀の上の山】
〔「列子(湯問篇)」に,大亀一五匹が天帝の命令により頭をあげて支えているとあることから〕
蓬莱(ホウライ)山の異名。亀山。

かめのお

かめのお [3] 【亀の尾】
(1)〔形が亀の尾に似ることから〕
尾骶骨(ビテイコツ)。[日葡]
(2)折り上げ格天井(ゴウテンジヨウ)の折り上げ部分にある曲線上の格縁(ゴウブチ)。

かめのかがみ

かめのかがみ 【亀の鑑】
〔「亀鑑(キカン)」の訓読み〕
模範。てほん。「あづまの―にうつさば/十六夜」

かめのこ

かめのこ [3][4] 【亀の子】
(1)亀の子供。[季]夏。
(2)「亀の甲(コウ)」に同じ。

かめのこう

かめのこう [4] 【亀の甲】
(1)亀の背中についている甲羅(コウラ)。
(2)六角形が上下左右に並んだ模様。亀甲(キツコウ)。亀甲形。
(3)ベンゼンの構造式の俗称。六角形になるのでいう。
(4)波しぶきを防ぐため船首につけた亀の甲状の板囲い。かっぱ。

かめのこう=より年の劫(コウ)

――より年の劫(コウ)
年長者の経験は尊ぶべきである。
〔「甲(カフ)」と「劫(コフ)」の開・合の別が失われた江戸時代以後にできた諺(コトワザ)〕

かめのこうぶね

かめのこうぶね [6] 【亀の甲船】
⇒亀甲船(キツコウブネ)

かめのこざる

かめのこざる [4] 【亀の子笊】
〔伏せた形が亀の甲に似ているからいう〕
中央が高く膨れ,一方の端に口が開いているざる。かめのこうざる。[物類称呼]

かめのこしばり

かめのこしばり [5] 【亀の子縛り】
亀の甲のように,菱形(ヒシガタ)の目のできるように斜めに十文字に縛る縛り方。

かめのこたわし

かめのこたわし [5] 【亀の子束子】
〔商標名。形が亀に似ているからいう〕
棕櫚(シユロ)などの繊維を短く切りそろえて,針金で楕円形に束ねたたわし。

かめのこばんてん

かめのこばんてん [5] 【亀の子半纏】
〔形が亀の甲に似るのでいう〕
袖・衽(オクミ)ともになく,左右に手を通す部分を開けてある綿入れ半纏。子供の防寒用。また,ねんねこ半纏を子供だけに掛けるように仕立てたものにもいう。
亀の子半纏[図]

かめのこもじ

かめのこもじ [5] 【亀の子文字】
ローマ字の書体の一。中世にドイツの修道院で作られ長く用いられた。近年は主に装飾用。ひげ文字。

かめのぞき

かめのぞき [3] 【瓶覗】
「のぞき色」に同じ。

かめのて

かめのて [1] 【亀の手・石蜐】
〔形が亀の手を思わせることから〕
蔓脚(マンキヤク)目の甲殻類。全長約4センチメートル。雌雄同体。頭状部には大小三〇〜三四枚のつめ形の石灰板があり,これが暗紫褐色の肉質の柄につく。海岸の岩礁の割れ目に群生し,潮が満ちてくると石灰板の間からつる状の足を出して餌(エサ)を集める。地方により食用にする。

かめのふた

かめのふた [0] 【甕の蓋】
南蛮焼きの一。本来は甕の蓋であったもので,茶人によって建水あるいは灰器に見立てられ重用された。

かめばら

かめばら [0] 【亀腹】
(1)社寺建築などの基礎部分や鳥居の柱の下,多宝塔の上下層の間に,白漆喰(シツクイ)などを固めてつくった饅頭(マンジユウ)形の部分。
→鳥居
(2)病気の名。腸に水またはガスがたまって腹が膨れるもの。「足立たずして,然も―とか申して見苦しく/浮世草子・織留 4」

かめぶし

かめぶし [0] 【亀節】
小形のカツオを三枚におろし,それぞれの片身を一本の鰹節(カツオブシ)としたもの。形が亀の甲に似る。
→本節(ホンブシ)

かめむし

かめむし [2] 【椿象・亀虫】
半翅目カメムシ科の昆虫の総称。体長2〜40ミリメートルで,体形・色はさまざま。口はセミのように針状で多くの植物から吸汁し,農業害虫ともなる。臭腺(シユウセン)から強い悪臭を放つ。日本にはナガメ・アオクサカメムシなど約九〇種がある。クサガメ。ヘッピリムシ。ヘコキムシ。

かめやじま

かめやじま [0] 【亀屋縞】
⇒亀綾(カメアヤ)

かめやずきん

かめやずきん 【亀屋頭巾】
頭からすっぽりかぶり,目だけを出した黒縮緬(クロチリメン)の頭巾。江戸中期,大坂の人形遣いが用い始めた。竹田頭巾。

かめやま

かめやま 【亀山】
「亀の上の山」に同じ。「―に生く薬のみありければ/拾遺(別)」

かめやま

かめやま 【亀山】
(1)京都市右京区嵯峨にある山。小倉山の東南の尾が亀の姿に似ていることからいう。嵯峨天皇・後嵯峨天皇が山麓に離宮を建て,亀山殿といった。亀尾山(カメノオヤマ)。((歌枕))「―のこふをうつして行く水にこぎくる船はいく世へぬらむ/貫之集 2」
〔多く亀にちなんで賀の歌として詠まれた〕
(2)三重県北部にある市。もと城下町・東海道の宿場町として発展。産業は伊勢米・茶など。美術蝋燭(ロウソク)を特産。

かめやまつば

かめやまつば [5] 【亀山鐔】
江戸時代,伊勢亀山で作られた鐔。「さはり」という独特の合金を象眼に用いるためさはり鐔とも呼ばれ,また間(ハザマ)と銘を切るところから間(ハザマ)鐔ともいう。国友鉄砲鍛冶より出た一派の作といわれる。

かめやまてんのう

かめやまてんのう 【亀山天皇】
(1249-1305) 第九〇代天皇(在位 1259-1274)。名は恒仁(ツネヒト)。後嵯峨天皇の皇子。後宇多天皇に譲位後,院政を行なった。

かめやまのあだうち

かめやまのあだうち 【亀山の仇討ち】
1701年,石井半蔵・源蔵兄弟が父と兄の仇,赤堀源五右衛門を伊勢亀山城下で28年目に討ち取った事件。仇討ち物の好材としてしばしば劇化された。

かめん

かめん [1] 【下面】
下がわの面。
⇔上面

かめん

かめん クワ― [0] 【火綿】
⇒綿火薬(メンカヤク)

かめん

かめん [0] 【仮面】
(1)人間・動物などの顔の形に作り,顔につけるもの。種々の儀礼や演劇に用いる。面。マスク。
(2)真実を隠すためのみせかけ。「―をはぐ」

かめん

かめん【仮面】
a mask;→英和
a disguise.→英和
仮面舞踊会 a masked ball.

かめん

かめん クワ― [1][0] 【火面】
一点から出た光が光学系の収差により像側で一点に集束しない時,互いに接近した光線の交点全体のつくる曲面。

かめん=を脱(ヌ)ぐ

――を脱(ヌ)・ぐ
包み隠していた本心や本性を現す。

かめん=を被(カブ)る

――を被(カブ)・る
(1)仮面{(1)}を付ける。
(2)本心や本性を包み隠して,違ったもののように見せかける。

かめんうつびょう

かめんうつびょう [0] 【仮面鬱病】
抑鬱・制止などの精神症状が表面に現れず,身体症状だけを訴える鬱病。身体症状は倦怠感・疲労感や消化器系・循環器系症状など様々である。

かめんげき

かめんげき [2] 【仮面劇】
登場する演技者が特定の性格を表す仮面をつけて演ずる劇。古代ギリシャ悲劇,ルネサンス期イタリアの即興劇コメディア-デラルテ,日本の能など。

かめんぶとうかい

かめんぶとうかい [5] 【仮面舞踏会】
参会者が仮面をつけたり扮装したりして参加する舞踏会。

かも

かも 【賀茂】
姓氏の一。

かも

かも 【賀茂・鴨】
京都市鴨川流域の上賀茂・下鴨の総称。((歌枕))「かれにける葵のみこそ悲しけれあはれとみずや―の瑞垣(ミズガキ)/新古今(恋四)」
〔多く「葵(アオイ)」とともに詠まれた〕

かも

かも 【氈】
獣毛で織った敷物。せん。[新撰字鏡]

かも

かも 【加茂】
姓氏の一。

かも

かも 【加茂】
(1)新潟県中部の市。近世からの名産桐だんすのほか,木工・金属加工が盛ん。延喜式内社青海(オウミ)神社のある加茂山公園は県木ユキツバキが群落する。
(2)京都府南部,相楽(ソウラク)郡の町。聖武天皇の恭仁(クニ)京が置かれた。
(3)岡山県北部,苫田(トマタ)郡の町。中国山地,吉井川支流の加茂川流域にある。林業が中心。黒木ダムがある。
(4)島根県東部,大原郡の町。斐伊(ヒイ)川支流の赤川の盆地にあり,しばしば水害を受けた。

かも

かも 【鴨】
姓氏の一。

かも

かも【鴨】
(1) a (wild) duck;[雄]a drake.→英和
(2) <話> a sucker;→英和
a dupe (だまされやすい人).→英和

かも

かも [1] 【鴨・鳧】
(1)カモ目カモ科のうち,ハクチョウ類・ガン類・アイサ類を除いたものの総称。中形の水鳥。雄は派手な色合い,雌は地味な茶褐色のものが多い。マガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモなど。日本ではカルガモを除き,多くは冬鳥。[季]冬。《海くれて―のこゑほのかに白し/芭蕉》
(2)勝負事などで,くみしやすい相手。また,だましやすい相手。「―にする」「いい―だ」

かも

かも 【賀茂・加茂】
能の一。脇能(ワキノウ)物。賀茂明神に参詣(サンケイ)した神職の前に神の化身である女が現れ,神体の白羽の矢のいわれを語る。

かも

かも (連語)
□一□〔係助詞「か」に係助詞「も」が付いたもの。上代語〕
種々の語に付き,係助詞的にはたらく。係り結びを起こし,結びを連体形で止める。詠嘆の気持ちを込めた疑問の意を表す。…かなあ。「置目もや淡海の置目明日よりはみ山隠りて見えず―あらむ/古事記(下)」「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとり―寝む/万葉 2802」
□二□〔副助詞「か」に係助詞「も」の付いたもの。近世以降の語〕
種々の語に付き,副助詞的にはたらく。
(1)「かも知れない」「かも知れ=ぬ(=ん)」「かも知れません」などの形で用いられる。
→かもしれない(連語)
(2)(「かも知れない」などの言い方の「知れない」などを略した形として)不確かな断定を表す。話し言葉でのくだけた言い方で,「かもね」「かもよ」などの形をとることが多い。「もう学校へ行った―ね」「もしかして,お土産がある―よ」

かも

かも (終助)
〔係助詞「か」に係助詞「も」の付いたものの文末用法から,一語の助詞となったもの。主として上代に用いられ,中古以降はおおむね「かな」となる〕
(1)体言,用言の連体形または已然形,シク活用形容詞の終止形などに接続する。
 (ア)詠嘆の気持ちを込めて,疑問の意を表す。「暁(アカトキ)の家恋しきに浦廻(ウラミ)より楫の音するは海人をとめ―/万葉 3641」「今さらに妹に逢はめやと思へ―ここだく吾が胸いぶせくあるらむ/万葉 611」「玉匣(タマクシゲ)あけば君が名立ちぬべみ夜深く来しを人見けむ―/古今(恋三)」
 (イ)詠嘆の気持ちを強く表す。「人ごとに折りかざしつつ遊べどもいやめづらしき梅の花―/万葉 828」「うつせみの世は常なしと知るものを秋風寒み偲(シノ)びつる―/万葉 465」「悔(クヤ)し―かく知らませばあをによし国内(クヌチ)ことごと見せましものを/万葉 797」
(2)助動詞「む」「けむ」などの已然形に接続して,反語の意を表す。「大船を舳(ヘ)ゆも艫(トモ)ゆも堅めてし許曾(コソ)の里人顕(アラワ)さめ―/万葉 3559」「歌のさまを知り,ことの心を得たらむ人は,…古(イニシエ)を仰ぎて今を恋ひざらめ―/古今(仮名序)」
(3)打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」に付いて,願望の意を表す。「吉野川行く瀬の早みしましくも淀むことなくありこせぬ―/万葉 119」
→かも(連語)

かも=が葱(ネギ)をしょって来る

――が葱(ネギ)をしょって来る
〔鴨鍋の材料がそろうことから〕
願ってもないこと,大変好都合であることにいう。鴨葱。

かも=の水掻(カ)き

――の水掻(カ)き
鴨は気楽そうに水に浮かんでいるが,その水掻きは水中で絶えず動いているという意。人知れぬ苦労の絶えないことのたとえ。

かも=の浮き寝

――の浮き寝
〔鴨が水に浮きながら寝るさまが,不安に思われることから〕
安らかでないことのたとえ。「沖に住む―の安けくもなき/万葉 2806」

かも=の脛(ハギ)

――の脛(ハギ)
鴨の脚。短いもののたとえとする。

かもあおい

かもあおい [3] 【賀茂葵】
フタバアオイの別名。京都,賀茂神社の祭礼に用いるためこの名がある。

かもい

かもい [0] 【鴨居】
障子・襖(フスマ)などの建具をはめる開口部の上に渡す溝付きの横木。溝のないものは無目(ムメ)鴨居,壁に取り付ける化粧材は付け鴨居と呼ぶ。
⇔敷居

かもい

かもい【鴨居】
a lintel.→英和

かもい

かもい カモヰ 【鴨居】
姓氏の一。

かもいかくし

かもいかくし [4] 【鴨居隠し】
〔鴨居を隠す高さなのでいう〕
丈(タケ)が六尺(約182センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。

かもいけ

かもいけ [2] 【鴨池】
(1)鴨のいる池。
(2)野生の鴨を誘いよせ猟をするために設けた池。

かもいした

かもいした [0] 【鴨居下】
〔鴨居まで届かない高さなのでいう〕
丈が五尺六寸五分(約171センチメートル)の屏風(ビヨウブ)。

かもいっき

かもいっき 【加茂一揆】
1836年,凶作と米価高騰を原因に三河国挙母(コロモ)藩でおこった騒動。騒動は挙母・岡崎藩など五藩と一九の旗本領に展開,記録「鴨の騒立」に,この騒動で世直しが主張されたとあることで知られる。

かもいようこ

かもいようこ カモヰヤウコ 【鴨居羊子】
(1925-1991) 下着デザイナー・随筆家。大阪府生まれ。本名,洋子。全国各地で下着ショーを開催,下着を偏見から解放するとともに女性解放運動の一翼を担った。

かもう

かもう クワマウ [0] 【火網】
火砲が縦横に発射され,その弾道が網を張ったような戦場の状態。

かもうり

かもうり [2] 【氈瓜】
トウガンの別名。[季]秋。

かもかくも

かもかくも (副)
〔副詞「か」「かく」に助詞「も」を付けて重ねたもの〕
ともかくも。どのようにでも。かにかくに。「―君がまにまに我(ア)は寄りにしを/万葉 3377」

かもかも

かもかも (副)
「かもかくも」に同じ。「凡(オオ)ならば―せむを恐(カシコ)みと/万葉 965」

かもが

かもが (連語)
〔副詞「か」に願望の終助詞「もが」の付いたもの〕
あのようであってほしい。ああもしたいものだ。「―と我が見し子ら/古事記(中)」

かもがた

かもがた 【鴨方】
岡山県南西部,浅口郡の町。近世には岡山藩の支藩鴨方藩の陣屋があった。そうめん・麦藁細工(麦かん真田)などを産する。備中杜氏(トウジ)の出身地。

かもがみ

かもがみ [2] 【加茂紙】
新潟県加茂市付近に産する紙。糊(ノリ)を加えないので強い。

かもがや

かもがや [2] 【鴨茅】
イネ科の多年草。ヨーロッパ原産。飼料作物として世界で広く栽培する。日本には江戸末期に渡来。茎は高さ約80センチメートル。葉は線形で根生して大株を作る。初夏,茎頂に緑色の穂をつける。小穂はカモの足状。オーチャード-グラス。

かもがわ

かもがわ 【鴨川・賀茂川・加茂川】
京都市街東部を貫流し,桂川に注ぐ川。北山城山塊の桟敷ヶ岳(サジキガダケ)に源を発する。長さ31キロメートル。高野川との合流点から上流を賀茂川,下流を鴨川と書く。友禅染めの水洗いに利用。「加茂の七石」といわれる水石を産する。((歌枕))「―の水底(ミナゾコ)澄みて照る月をゆきて見むとや夏祓へする/後撰(夏)」

かもがわ

かもがわ カモガハ 【鴨川】
千葉県南部の市。太平洋に臨み漁業・花卉(カキ)栽培が盛ん。観光地。海水浴場として知られる。

かもがわおどり

かもがわおどり 【鴨川をどり】
五月一日から二四日まで,京都の先斗町(ポントチヨウ)の舞妓(マイコ)・芸妓(ゲイコ)が,鴨川沿いの先斗町歌舞練場で興行する歌舞の会。1872年(明治5)に始まる。[季]夏。
〔秋は一〇月一五日から一一月七日まで行われる〕

かもがわぞめ

かもがわぞめ [0] 【鴨川染】
(1)京都の鴨川で染色した友禅染め。
(2)模様の大きな友禅染め。
(3)京染め。

かもがわにんぎょう

かもがわにんぎょう [5] 【鴨川人形】
元文(1736-1741)頃,賀茂中社の雑掌高橋忠重が鴨川堤の柳の木を用いて作った木目込み人形。賀茂人形。

かもぎいち

かもぎいち 【加茂儀一】
(1899-1977) 科学史・文化史家。神戸市生まれ。東京工大教授・小樽商大学長などを歴任。著「家畜文化史」「レオナルド=ダ=ヴィンチ伝」など。

かもく

かもく【課目[科目]】
a subject;→英和
a curriculum (全科目).→英和
必修(選択)〜 a required[compulsory]subject (an elective[optional]subject).

かもく

かもく クワ― [0] 【寡黙】 (名・形動)[文]ナリ
口数の少ない・こと(さま)。「―な人」
[派生] ――さ(名)

かもく

かもく クワ― [0] 【科目】
(1)いくつかに分けた区分。個々の項目。「予算―」
(2)(「課目」とも書く)学校で習う個々の学課。「必修―」

かもく

かもく クワ― [0] 【課目】
⇒科目(カモク)(2)

かもく

かもく【寡黙】
taciturnity.⇒無口.

かもぐつ

かもぐつ 【鴨沓】
蹴鞠(ケマリ)用のつま先の丸い革製の長靴。[日葡]
鴨沓[図]

かもしか

かもしか
《動》an antelope;→英和
a serow (東アジア産).

かもしか

かもしか [0][2] 【羚羊・氈鹿】
偶蹄目ウシ科カモシカ属の哺乳類の総称。ヤギに似た姿で,体色は変異に富み,頭胴長1.1〜1.8メートル程。急峻な岩場で生活し,植物の葉や芽を食べる。ヒマラヤから東南アジア,台湾,日本にかけて分布。ニホンカモシカとスマトラカモシカの二種よりなるが,一般には前者を指すことが多い。
〔氈(カモ)(=毛織リノ敷物)を織るのに用いた鹿の意からの名という〕

かもしし

かもしし 【羚羊・氈鹿】
〔「かましし」の転〕
カモシカの古名。「松が枝に枕定むる―の/拾玉集」

かもしだす

かもしだ・す [4][0] 【醸し出す】 (動サ五[四])
ある雰囲気・気分を作り出す。「陽気な雰囲気を―・す人」
[可能] かもしだせる

かもしれ∘ない

かもしれ∘ない [1] 【かも知れない】 (連語)
〔副助詞「か」に係助詞「も」の付いた「かも」に,動詞「知れる」の未然形「知れ」,助動詞「ない」の連なったもの。近世以降の語。「かも知れ=ぬ(=ん)」「かも知れません」などの形でも用いられる〕
可能性はあるが,不確実である意を表す。「雨が降る―∘ない」「なるほどそう―∘ぬ」「まだ教室に残っている―∘ません」「人はおらぬと見えたが,だます―∘ぬ/狂言・子盗人(虎寛本)」

かもじ

かもじ [0] 【髪文字・髢】
(1)日本髪を結うとき,髪に添え加える毛。そえがみ。いれがみ。
(2)〔もと女房詞〕
「髪(カミ)」の文字詞。

かもじ

かもじ 【母文字】
〔「かか」の文字詞〕
母,または妻。「高綱のお―,こりやどこへ/浄瑠璃・近江源氏」

かもじぐさ

かもじぐさ [3] 【髢草】
イネ科の多年草。原野に多い。葉は線形で根生し,少数が茎につく。茎は高さ50センチメートル内外。春から初夏にかけ,茎頂に約20センチメートルの花穂をつけ,紫褐色の小穂を互生する。子供が葉で人形のかもじをつくって遊んだのでこの名がある。ヒナグサ。[季]春。《母の櫛折りし記憶や―/越路雪子》
髢草[図]

かもじま

かもじま 【鴨島】
徳島県北西部,麻植(オエ)郡の町。近世は藍栽培の中心,明治以降は製糸業が発達した。

かもじや

かもじや [0] 【髢屋】
かもじ{(1)}を作り,売る人やその店。

かもじんじゃ

かもじんじゃ 【賀茂神社】
京都の賀茂別雷(カモワケイカズチ)神社(上賀茂神社)と賀茂御祖(カモミオヤ)神社(下鴨(シモガモ)神社)の併称。創建は古く,特に平安時代以後,王城鎮護の神社として朝廷の尊崇あつく,嵯峨天皇の代より斎院として未婚の皇女を御杖代(ミツエシロ)として奉仕させた。社の例祭(賀茂祭)は,葵祭として三大勅祭の一。山城国一の宮。

かもす

かもす【醸す】
(1) brew (酒を).→英和
(2) cause;→英和
give rise to (ひきおこす).

かもす

かも・す [2] 【醸す】 (動サ五[四])
(1)麹(コウジ)に水を加えて,酒や醤油などをつくる。醸造する。「酒を―・す」
(2)その場に,ある事態を出現させる。「物議を―・す」
[可能] かもせる

かもたけつのみのみこと

かもたけつのみのみこと 【賀茂建角身命】
「山城国風土記」逸文に見える神。神皇産霊尊(カミムスビノミコト)の孫。神武東征の際に,先導した。

かもち

かもち 【鹿持】
姓氏の一。

かもちまさずみ

かもちまさずみ 【鹿持雅澄】
(1791-1858) 江戸後期の国学者。号,古義軒など。土佐の人。宮地仲枝に国学を学び,生涯土佐の地を離れず独学で万葉集を中心とした古典を研究。その著「万葉集古義」は,従来の万葉集研究を集大成したものとして貴重。

かもつ

かもつ【貨物】
<米> freight;→英和
<英> goods;→英和
a (ship's) cargo (船荷).‖貨物自動車 <米> a truck; <英> a lorry.貨物船 a freighter;a cargo ship.貨物取扱所 <米> a freight[ <英> goods]office.貨物列車 <米> a freight[ <英> goods]train.

かもつ

かもつ クワ― [1] 【貨物】
(1)貨車・トラック・船・飛行機などで運送する比較的大きな品物。荷物。
(2)「貨物列車」の略。
(3)「かぶつ(貨物){(1)}」に同じ。

かもつえき

かもつえき クワ― [3] 【貨物駅】
貨物だけを取り扱う鉄道の駅。

かもつじどうしゃ

かもつじどうしゃ クワ― [5] 【貨物自動車】
貨物を運ぶ自動車。トラック。

かもつせん

かもつせん クワ― [0] 【貨物船】
貨物を主に運搬する船舶。小人数の旅客(定員一二人以下)を乗せるものもある。

かもつひきかえしょう

かもつひきかえしょう クワ―ヒキカヘ― [1] 【貨物引換証】
物品の陸上運送契約において,運送人が荷送り人に交付する有価証券。運送品の受け取りを証明し,到着地で証券所持人に引き渡すことを約す。この証券により,荷送り人は運送中の物品の売却・質入れができる。

かもつれっしゃ

かもつれっしゃ クワ― [4] 【貨物列車】
貨車を連結して,貨物だけを輸送する列車。

かもなす

かもなす [0] 【賀茂茄子】
ナスの一品種。京都特産。ほぼ球形に近く,肉が締まっている。田楽などに用いる。

かもなんばん

かもなんばん [3] 【鴨南蛮】
鴨の肉と細切りのネギを入れたかけのうどん・そば。鴨南。

かもねぎ

かもねぎ [0] 【鴨葱】
「鴨が葱をしょって来る」の略。
→鴨

かものあおい

かものあおい [1] 【賀茂葵】
フタバアオイの別名。

かものいつき

かものいつき 【賀茂の斎】
⇒斎院(サイイン)

かものいれくび

かものいれくび [1] 【鴨の入れ首】
相撲で,互いに首を相手の脇(ワキ)の下にさし入れて四つに組んだ際,思い切って体を反らして相手を倒す技。

かものくにまつり

かものくにまつり 【賀茂の国祭】
平安時代,京都の賀茂神社で,四月の第二の申(サル)の日に,国司が検察して行なった祭り。賀茂の本祭であるといわれる。国祭。

かものくらべうま

かものくらべうま 【賀茂の競馬】
京都の上賀茂神社の年中行事の一つとして,境内で行われる競馬(ケイバ)。昔は陰暦五月五日,今は新暦六月五日に行う。賀茂のけいば。

かものさわだち

かものさわだち 【鴨の騒立】
1836年9月,三河国加茂郡で起きた百姓一揆の記録書。一冊。同国幡豆(ハズ)郡寺津村(愛知県西尾市)の神官渡辺政香著。

かものちょうめい

かものちょうめい 【鴨長明】
(1155頃-1216) 鎌倉初期の歌人・随筆作者。下鴨神社の禰宜(ネギ)長継の次男。俗名,長明(ナガアキラ)。法名,蓮胤。和歌を俊恵に学び,和歌所寄人となる。父祖の務めた河合社(カワイシヤ)の神官を望んでかなわず,五〇歳頃出家。著「方丈記」「無名抄」「発心集」など。

かものはし

かものはし [3][1] 【鴨嘴】
(1)単孔目の原始的な哺乳類。頭胴長37センチメートル,尾13センチメートルほど。四肢は短く水掻きがあり,カモに似たくちばしをもち,尾はビーバーに似て長く扁平。体は灰褐色。卵を産み,孵化(フカ)した子は乳を飲んで育つ。夜行性。オーストラリア東部・タスマニア島に分布。
(2)イネ科の多年草。海岸の湿地などに自生。高さ50センチメートル内外。葉は線形。枝頂に長さ5センチメートル内外の紫赤色の花穂を密接して二個立てる。二個の花穂をカモのくちばしに見立てこの名がある。
鴨嘴(2)[図]

かものまつり

かものまつり 【賀茂の祭】
「かもまつり(賀茂祭)」に同じ。

かものまぶち

かものまぶち 【賀茂真淵】
(1697-1769) 江戸中期の国学者・歌人。本姓,岡部。号,県居(アガタイ)。遠江(トオトウミ)の人。荷田春満(カダノアズママロ)に学び,のち田安宗武に仕えた。万葉集を中心に古典を広く研究し,純粋な古代精神(古道)の復活を説いた。門下に本居宣長・村田春海・加藤千蔭・荒木田久老・楫取魚彦(カトリナヒコ)らがいる。著「万葉考」「歌意考」「国意考」「冠辞考」「祝詞考」など。

かものみあれ

かものみあれ 【賀茂の御生】
〔「御生」は神の生まれること〕
京都の賀茂神社の祭りの初日の祭礼。毎年4月の中の午(ウマ)の日に行われた。現在は五月一二日。みあれ。

かものりんじのまつり

かものりんじのまつり 【賀茂の臨時祭】
四月の中の酉(トリ)の日に行われる例祭に対して,一一月の下の酉の日に行われる賀茂神社の祭り。889年に始まり,1870年(明治3)廃止。

かもば

かもば [0] 【鴨場】
鴨猟を行う場所。

かもまつり

かもまつり 【賀茂祭】
葵祭(アオイマツリ)のこと。[季]夏。

かもみおやじんじゃ

かもみおやじんじゃ 【賀茂御祖神社】
京都の下鴨(シモガモ)神社の正式名称。

かもめ

かもめ【鴎】
a sea gull.

かもめ

かもめ [0] 【鴎】
(1)チドリ目カモメ科の鳥のうち,トウゾクカモメ類・アジサシ類を除いたものの総称。カモメ・ユリカモメ・セグロカモメ・ウミネコなどを含む。一般に体は白く,翼は長く灰色で白い短い尾をもつ。全長25〜75センチメートル。水面を飛びながら,浮いている魚や残飯を食べる。島などで集団繁殖する。
(2)カモメ科の海鳥。全長45センチメートルほど。くちばしと脚は緑黄色。シベリア東部から千島にかけて繁殖し,日本には冬鳥として各地の海岸に渡来する。
鴎(2)[図]

かもめ

かもめ
〔原題 (ロシア) Chaika〕
チェーホフの戯曲。1896年初演。田舎の地主の屋敷を舞台に,有名な女優,その息子と恋人,人気作家などの愛憎が絡み合って,複雑な人間模様を繰り広げる。

かもめじり

かもめじり [0] 【鴎尻】
〔水上の鴎の尾が上へはねあがっている形に似るところから〕
(1)太刀の尻を上へ反らせて着用すること。「太刀を―にぞ帯(ハ)きなしたり/義経記 5」
(2)秤竿(ハカリザオ)の端が上へはねあがるほど,はかり目をたっぷりと取ること。「一匁の貰ひも―に取りをる/浄瑠璃・丹波与作(中)」

かもめづと

かもめづと [3] 【鴎髱】
鴎が羽を広げて舞う姿に似せた,たぼ。享保(1716-1736)頃に若衆や婦人の間で流行。
鴎髱[図]

かもめらん

かもめらん [3] 【鴎蘭】
ラン科の多年草。深山の林中に生える。茎は高さ約15センチメートル。基部近くに広楕円形の葉を一個つける。初夏に茎頂に淡紅色の花を二,三個開く。

かもよ

かもよ (連語)
〔終助詞「かも」に間投助詞「よ」の付いたもの。上代語〕
(1)詠嘆の意を表す。「沖つ藻は辺には寄れどもさ寝床も与はぬ―浜つ千鳥よ/日本書紀(神代下)」
(2)詠嘆の気持ちを込めて反語の意を表す。「斯太の浦を朝漕ぐ舟はよし無しに漕ぐらめ―よしこさるらめ/万葉 3430」

かもり

かもり 【掃部】
〔「かにもり」の転〕
「かもん(掃部)」に同じ。[色葉字類抄]

かもりづかさ

かもりづかさ 【掃部司・掃部寮】
「かもんのつかさ(掃部司)」に同じ。

かもりゅう

かもりゅう 【賀茂流】
和様書道の一流派。江戸初期,賀茂神社祠官藤木甲斐守敦直を祖とする。藤木流。甲斐流。

かもりょう

かもりょう [2] 【鴨猟】
(1)鴨を狩猟すること。
(2)宮内省(現在,宮内庁)で,一〇月初中旬から翌年4月初中旬にかけて随時行う鴨を狩る行事。囮(オトリ)の鴨を使って御猟場の堀に誘い入れた鴨を,手に持った網ですくいとる。

かもりょう

かもりょう【鴨猟】
wild-duck hunting.

かもる

かも・る 【鴨る】 (動ラ五)
〔「かも(鴨)(2)」を動詞化したもの〕
勝負事などで,相手を食い物にする。また,詐欺にかけて金品を奪う。鴨にする。「麻雀で―・られた」
[可能] かもれる

かもわけいかずちじんじゃ

かもわけいかずちじんじゃ 【賀茂別雷神社】
京都の上賀茂(カミガモ)神社の正式名称。

かもん

かもん 【勘文】
⇒かんもん(勘文)

かもん

かもん クワ― [0][1] 【科文】
〔仏〕
(1)経論を解釈する際に,内容で段落に分けること。また,その段落。普通,序分・正宗分(シヨウシユウブン)・流通分(ルズウブン)の三つに分ける。
→序分
(2){(1)}の各段落を短い語句に要約したもの。

かもん

かもん [0] 【下問】 (名)スル
目下の者に質問すること。質問する人を敬っていう語。下聞。「御―を受ける」「省内の事を種々(イロイロ)―されて/社会百面相(魯庵)」

かもん

かもん クワ― [0][1] 【花紋】
花形の模様。花模様。「―石」

かもん

かもん クワ― [0] 【窠紋】
有職文様の一。円弧を花弁のように四,五個輪につなぎ合わせた形。中に唐花や鳥を配する。鳥の巣の形とも瓜を輪切りにした形ともいう。御簾(ミス)の帽額(モコウ)の装飾に用いられるので帽額紋ともいい,「木瓜(モツコウ)紋」ともいう。窠。

かもん

かもん クワ― [0] 【渦紋】
渦巻きの模様。渦巻き形。

かもん

かもん クワ― [0][1] 【火門】
砲口,または銃口。「―を開く」

かもん

かもん【家紋】
a family crest.

かもん

かもん 【掃部】
「掃部司(カモンノツカサ)」に同じ。「堂上は―・とのもりの女孺(ニヨジユ)これを掃く/日中行事」

かもん

かもん [1] 【家門】
(1)一家・一門の全体。一族。「―の名誉」
(2)江戸時代,将軍の親族のうちの,三家・三卿以外の大名。会津松平氏など。御家門。

かもん

かもん [0] 【家紋】
各家がしるしとしている紋章。定紋。徳川家の葵(アオイ)の紋の類。

かもんづかさ

かもんづかさ 【掃部司・掃部寮】
(1)「かもんのつかさ(掃部司)」に同じ。
(2)「かもんりょう(掃部寮)」に同じ。

かもんのかみ

かもんのかみ 【掃部頭】
掃部寮の長官。従五位下に相当。

かもんのすけ

かもんのすけ 【掃部助】
掃部寮の次官。

かもんのつかさ

かもんのつかさ 【掃部司・掃部寮】
〔「かもりづかさ」「かにもりのつかさ」「かもんづかさ」「かんもりのつかさ」とも〕
(1)「かもんりょう(掃部寮)」に同じ。
(2)「掃司(ソウシ)」に同じ。
(3)斎宮十二司の一。職掌は{(1)}に準ずる。

かもんりょう

かもんりょう [2] 【掃部寮】
律令制下,宮中の儀場の設営や清掃などを担当した役所。また,その職員。もと大蔵省に属する掃部司(カモンノツカサ)と宮内省に属する内掃部司(ウチノカモンノツカサ)とが合併して,掃部寮(カモンノツカサ)となり,宮内省に属した。かもんのつかさ。かもんづかさ。かにもりのつかさ。

かも知れない

かもしれ∘ない [1] 【かも知れない】 (連語)
〔副助詞「か」に係助詞「も」の付いた「かも」に,動詞「知れる」の未然形「知れ」,助動詞「ない」の連なったもの。近世以降の語。「かも知れ=ぬ(=ん)」「かも知れません」などの形でも用いられる〕
可能性はあるが,不確実である意を表す。「雨が降る―∘ない」「なるほどそう―∘ぬ」「まだ教室に残っている―∘ません」「人はおらぬと見えたが,だます―∘ぬ/狂言・子盗人(虎寛本)」

かや

かや【蚊帳】
a mosquito net.〜を吊る(はずす) put up (take down) a mosquito net.

かや

かや【茅】
《植》cogon 茅葺きの thatched.

かや

かや (連語)
□一□〔詠嘆の終助詞「か」に間投助詞「や」の付いたもの。上代語〕
感動・詠嘆の意を表す。…ことだなあ。「うれたき―,大丈夫(マスラオ)にして/日本書紀(神武訓注)」
□二□〔係助詞「か」に間投助詞「や」の付いたもの〕
(1)(多く「とかや」の形で)不確実な伝聞または不定の意を表す。「落ちぐりと―何と―,昔の人のめでたうしける袷の袴一具/源氏(行幸)」「遠き物を宝とせずとも,また,得がたき貨(タカラ)を貴(トウト)まずとも,文(フミ)にも侍ると―/徒然 120」
(2)感動を込めて,疑問の意を表す。「世にかかる美しき姫君も有る―/御伽草子・のせ猿」
(3)反語の意を表す。「時の間もながらふべき我が身―。とても思ひに堪へかねば,生きてあるべき命ならず/太平記 11」

かや

かや 【加悦】
京都府北西部,与謝(ヨサ)郡の町。大江山の北西麓にあり,丹後縮緬の産地。

かや

かや [1] 【榧】
イチイ科の常緑針葉樹。山地に自生し,また庭木として栽植。高さ約20メートルに達する。葉は広線形で二列につく。四,五月頃に開花し,翌年の秋,楕円形で紫褐色に熟する種子をつける。材は碁盤などとし,種子は油をとるほか食用にする。
〔「榧の実」は [季]秋〕

かや

かや 【伽耶・伽倻・加耶】
⇒加羅(カラ)

かや

かや [0] 【蚊帳・蚊屋】
蚊を防ぐために寝床を覆う寝具。目の粗い麻・木綿などの布で作り,四隅をつって覆う。かちょう。「―を吊(ツ)る」[季]夏。《起きて見つ寝て見つ―の広さかな/浮橋》
蚊帳[図]

かや

かや 【加舎】
姓氏の一。

かや

かや 【賀陽】
姓氏の一。

かや

かや [1] 【茅・萱】
屋根を葺(フ)く丈の高い草の総称。イネ科植物のススキ・ヨシ・チガヤ・カルカヤ・カヤツリグサ科植物のスゲなど。[季]秋。
茅[図]

かや=の外(ソト)

――の外(ソト)
事が行われている場の外にあること。局外者の立場に置かれ,内情を関知しえないこと。

かやいん

かやいん 【紙屋院】
⇒かみやいん(紙屋院)

かやおい

かやおい [2][0][3] 【茅負】
建築で軒先の垂木(タルキ)の先端部の上,裏甲(ウラゴウ)との間に渡した横材。

かやかや

かやかや (副)
(多く「と」を伴って)
(1)「がやがや」に同じ。「御随身ども―と言ふを制し給ひて/源氏(宿木)」
(2)声高に笑うさま。「よよと泣いたり,―と笑つたり/滑稽本・八笑人」

かやきり

かやきり [3][2] 【茅螽蟖】
キリギリスの一種。体長約50ミリメートル。体は太く頭頂がとがる。緑色ないし褐色で,背に白線が二本ある。成虫は夏出現し,雄は強い連続音で鳴く。

かやきん

かやきん [2] 【伽倻琴】
朝鮮の撥弦(ハツゲン)楽器の一。一二弦の箏(ソウ)。奈良時代に日本にも伝わった。新羅琴(シラギゴト)。
→伽倻琴[音声]

かやく

かやく クワ― [0] 【課役】
(1)仕事を割りあてること。また割りあてられた仕事。
(2)律令制下,国家が人民に課した調・庸(ヨウ)・雑徭(ゾウヨウ)の総称。
(3)中世・近世,租税一般の呼称。かえき。

かやく

かやく【火薬】
gunpowder.→英和
火薬庫 a (powder) magazine.

かやく

かやく クワ― [0] 【火薬】
衝撃・点火などによって瞬間的に燃焼または分解反応を起こして多量の熱と気体を生じ,破壊・推進などの作用を行う物質。狭義には発射薬・推進薬を指し,広義には一般に爆発に伴って発生するエネルギーを有効に利用し得る爆発性物質を指す。後者は火薬類と呼ばれ,火薬類取締法では,火薬・爆薬・火工品に分けられる。黒色火薬のような混合火薬と,ニトログリセリンのような化合火薬とがあり,用途によって炸薬(サクヤク)・爆破薬・発射薬・起爆薬に分けられる。

かやく

かやく [0] 【可約】
〔数〕
(1)より基本的なものに分解できること。「―多項式」
(2)約分できること。「―分数」
→既約

かやく

かやく [0] 【加役】
(1)本職以外の役を臨時に勤めること。また,その人。
(2)歌舞伎で,自分の持ち役以外の役を演じること。立役(タチヤク)が女形や老け役を受けもったりすること。また,そうした時に受ける特別手当。
(3)江戸時代の火付盗賊改(ヒツケトウゾクアラタメ)の称。

かやく

かやく [0] 【加薬】
(1)香辛料として料理に添えるもの。やくみ。
(2)漢方で,主薬に少量の補助の薬を加えること,またその薬。
(3)関西で,五目飯などに入れる肉や野菜。具(グ)。かやくもの。

かやくうどん

かやくうどん [4] 【加薬饂飩】
関西で,かまぼこ・松茸・のりなど種々の具をいれたうどん。

かやくぐり

かやくぐり [3] 【茅潜】
スズメ目イワヒバリ科の小鳥。全長約14センチメートルほど。背面は赤褐色に黒褐色の縦斑,腹面はねずみ色の地味な鳥。日本特産種。昆虫・種子を食べる。高山のハイマツ帯で繁殖し,冬は本州以南の平地に移る。

かやくこ

かやくこ クワ― [3] 【火薬庫】
(1)火薬類を保管しておく倉庫。
(2)大事件・大変事を引き起こす危険性をはらんでいる所。

かやくめし

かやくめし [3][0] 【加薬飯】
関西で,魚・肉・野菜などを炊き込んだり,味付けして混ぜたりした飯をいう。かやくごはん。五目飯。

かやくるいとりしまりほう

かやくるいとりしまりほう クワ―ハフ 【火薬類取締法】
火薬類の製造・販売を許可制とし,貯蔵・運搬・消費その他の取り扱いについて,災害の防止,公共の安全の確保の見地から規制した法律。1950年(昭和25)制定。

かやさん

かやさん 【伽倻山】
韓国南部,大邱の北西68キロメートルにある山。海抜1430メートル。山中に海印寺がある。カヤ-サン。

かやしらお

かやしらお 【加舎白雄】
(1738-1791) 江戸中期の俳人。名は吉春。烏明・烏酔に師事。江戸に春秋庵を構え,諸国を遊歴。すぐれた門下生が多い。平明温雅な作風。著「面影集」「加佐里那止」「春秋稿」「寂栞」など。

かやす

かや・す 【返す】 (動サ四)
「かえす(返)」の転。「返(カエ)すものを―・さずにおく/浄瑠璃・万年草(中)」
〔現在も関西地方で用いる〕

かやすし

かやす・し 【か易し】 (形ク)
〔「か」は接頭語〕
(1)たやすい。容易だ。簡単だ。「手放れもをちも―・き/万葉 4011」
(2)かるがるしい。気軽だ。「―・き身ならば,忍びていと逢はまほしくこそ/源氏(若菜上)」

かやつ

かやつ 【彼奴】 (代)
三人称。話し手・聞き手以外の者をいやしめののしっていう語。きゃつ。あいつ。「ほととぎす,おれ,―よ/枕草子 226」

かやつりぐさ

かやつりぐさ [4] 【蚊帳吊草・莎草】
(1)カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草本の総称。カヤツリグサ・コゴメガヤツリ・アゼガヤツリ・チャガヤツリ・ウシクグなど。三角柱状の茎を両端から裂いていくと真ん中で四本に分かれ四角形ができるのを蚊帳や枡(マス)に見立てての名。マスクサ。[季]夏。《かたくなに一人遊ぶ子―/富安風生》
(2)カヤツリグサ科の一年草。日当たりのよい畑・草地に自生。高さ30〜40センチメートル。葉は根生し,線形。夏,茎頂に細長い苞葉と黄褐色の穂を数個つける。
蚊帳吊草(2)[図]

かやつりぐさか

かやつりぐさか [0] 【蚊帳吊草科】
単子葉植物の一科。世界に七〇属約四〇〇〇種。葉は線形でイネ科植物と似ているが,茎は三角柱状で中実。カヤツリグサ・スゲ・アブラガヤ・クログワイの類を含む。

かやと

かやと [0] 【茅戸・萱所】
山中の茅におおわれている尾根や斜面。
〔登山者や山村でいう語〕

かやねずみ

かやねずみ [3] 【萱鼠】
ネズミ科の哺乳類。日本のネズミ類中で最小。体長は5〜7センチメートル,尾もほぼ同長。背部は黄褐色で腹部は白色。尾をまきつけて巧みに草木に登る。湿地を好み,カヤなどの葉や茎を編み,地上数十センチメートルの所に球状の巣をつくる。穀類・種子などを食べる。
萱鼠[図]

かやの

かやの [0] 【茅野・萱野】
茅が生えている野原。かやはら。

かやの

かやの 【萱野】
姓氏の一。

かやのあぶら

かやのあぶら [1] 【榧の油】
榧の実を圧搾して得た油。上質の植物性油で,食用・灯用・理髪用とする。

かやのいん

かやのいん 【高陽院・賀陽院】
(1)桓武天皇の皇子賀陽(カヤ)親王の邸宅。平安京左京中御門の南,大炊(オオイ)御門の北,西洞院(ニシノトウイン)の東,堀川の西にあった。後冷泉・後三条天皇の内裏ともなる。のち藤原摂関家の邸宅。
(2)(1095-1155) 鳥羽上皇の皇后。名は勲子。のち泰子。1139年院号宣下。

かやのさんぺい

かやのさんぺい 【萱野三平】
(1675-1702) 赤穂藩士。名は重実。義士に加わろうとしたが父の反対にあい,自刃(ジジン)した。浄瑠璃などで早野勘平として脚色。

かやのとよとし

かやのとよとし 【賀陽豊年】
(751-815) 平安初期の漢学者。東宮学士・式部大輔・播磨守などを歴任。経史に通じ,また「凌雲集」の撰進に参画した。

かやのみや

かやのみや 【賀陽宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第四王子朝彦(アサヒコ)親王が1863年中川宮と称し,翌年改称したもの。朝彦親王はその後幽居の身となって宮号は止められ,再興後は久邇宮(クニノミヤ)と称したため,賀陽宮の称号は1892年(明治25)その子邦憲王が復興した。

かやば

かやば [0] 【茅場・萱場】
(1)屋根を葺(フ)く茅の茂ったところ。
(2)秣(マグサ)を刈るところ。まぐさば。

かやばちょう

かやばちょう 【茅場町】
東京都中央区の町名。隣接する兜町(カブトチヨウ)とともに証券会社が集中する。

かやぶき

かやぶき [0] 【茅葺き】
茅で屋根をふくこと。また,その屋根。「―屋根」

かやぶね

かやぶね [3] 【茅船・萱船】
茅を積んだ船。昔,船軍(フナイクサ)の際,茅に火をつけて敵船の間に放った。

かやみそ

かやみそ [0] 【榧味噌】
榧の実を炒(イ)って渋皮をとり,すりつぶして胡麻(ゴマ)・砂糖などと味噌に混ぜ合わせたもの。

かやもん

かやもん [0][2] 【茅門・萱門】
庭園・数寄屋の露地の入り口などに設ける茅葺(ブ)きの簡素で風雅な門。

かやり

かやり [0] 【蚊遣り】
煙でいぶして蚊を追いやること。また,そのために燃やすもの。かやりび。蚊いぶし。蚊ふすべ。[季]夏。

かやりぎ

かやりぎ [3] 【蚊遣り木】
蚊遣りに焚く木。

かやりこう

かやりこう [0] 【蚊遣り香】
蚊を追い払うため,除虫菊の粉末などを原料としてつくった線香。蚊取り線香。[季]夏。

かやりせんこう

かやりせんこう [4] 【蚊遣り線香】
⇒蚊遣(カヤ)り香(コウ)

かやりび

かやりび [3] 【蚊遣り火】
蚊を追い払うために,くすぶらせる煙。蚊火。かやり。[季]夏。

かやりびの

かやりびの 【蚊遣り火の】 (枕詞)
(1)「蚊遣り火の燻(ク)ゆる」ことから,同音の「悔ゆる」にかかる。「―悔ゆる心も尽きぬべく/拾遺(雑下)」
(2)蚊遣り火が見えない所で燃えているところから,「した」「そこ」などにかかる。「―いつまでわが身下燃えをせむ/古今(恋一)」

かゆ

かゆ【粥】
<eat> rice gruel.

かゆ

か・ゆ 【替ゆ・換ゆ・代ゆ・変ゆ】 (動ヤ下二)
〔ハ行下二段動詞「かふ(替・換・代・変)」のヤ行下二段化。中世後期以降の語。終止形は多く「かゆる」の形をとる〕
「かえる(替・換・代・変)」に同じ。「是は肩を―・ゆる時/狂言・昆布売」

かゆ

かゆ クワ― [1] 【花油】
花精油と脂肪との混合物。植物性高級香料の原料。よく精製した牛脂・豚脂などにバラ・スミレ・アカシアなどの花を浸け,その精油を脂肪に吸収させたもの。これをエタノールで処理して脂肪を分離し,花精油を得る。香脂。

かゆ

かゆ [0] 【粥】
水を多くして米などを柔らかく煮た食べ物。「―をすする」「七草―」
〔古くは,蒸したものに対して水を入れて炊いたものをいった〕
→かたかゆ
→しるかゆ

かゆい

かゆ・い [2] 【痒い】 (形)[文]ク かゆ・し
皮膚がむずむずして,かきたいような感じだ。「背中が―・い」「痛くも―・くもない」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)
[慣用] 痛し痒し

かゆい

かゆい【痒い】
itchy.→英和
痒く感じる feel itchy <in the back> .背中が〜 My back itches.〜所に手が届く attend to a person's every want;leave nothing to be desired.

かゆうかい

かゆうかい クワ― [2] 【過融解】
〔物〕 純粋液体の過冷却の状態。

かゆうごうきん

かゆうごうきん [0] 【可融合金】
⇒易融合金(イユウゴウキン)

かゆうずい

かゆうずい [2] 【仮雄蕊】
雄しべの葯(ヤク)や花糸が発達しないか,退化したもの。雌雄異花植物の雌花に見られる。

かゆうら

かゆうら [0] 【粥占】
年占(トシウラ)の一。小正月に炊く粥で,その年の作柄や豊凶を占ったり,月々の天候を占ったりするもの。粥の中に粥掻き棒などと呼ばれる棒を入れて付着した粥の状態で占ったり,葦(アシ)や萱(カヤ)や竹筒を入れて一緒に煮,取り出して筒の中に入った粥の量で占う筒粥(ツツガユ)・管粥(クダガユ)などがある。現在では多く神社の行事となったが,かつては各家々や村共同でも行われた。

かゆうらのしんじ

かゆうらのしんじ [6] 【粥占の神事】
神社などで神事として行われる粥占。筒粥(ツツガユ)の神事。御粥(ミカユ)の神事。

かゆかきぼう

かゆかきぼう [4] 【粥掻き棒】
十五日粥をかきまわす棒。ヌルデ・ヤナギなどを一尺二,三寸に切り,一端を四つに割ったもの。粥占(カユウラ)の神事などに用いることも多く,春先に苗代に立てる地方もある。
→十五日粥

かゆし

かゆ・し 【痒し】 (形ク)
⇒かゆい

かゆづえ

かゆづえ [3] 【粥杖】
十五日粥を煮る時に用いた御薪(ミカマギ)を削って作った杖。生(ナ)り木責めや,嫁祝いに用いられた。粥の木。
→十五日粥

かゆのき

かゆのき [3] 【粥の木】
「粥杖(カユヅエ)」に同じ。

かゆばしら

かゆばしら [3] 【粥柱】
正月一五日の粥に入れて食べる餅(モチ)。[季]新年。《天われにこの寿を賜ふ―/富安風生》

かゆばら

かゆばら [0] 【粥腹】
粥で食事をすました腹具合。力のはいらない腹。「―で力が出ない」

かゆみ

かゆみ [3][0] 【痒み】
かゆい感覚。

かゆみ

かゆみ【痒み】
itching;an itch.→英和
〜止め《薬》an antipruritic.

かゆみどめ

かゆみどめ [0] 【痒み止め】
皮膚のかゆみを抑える薬。

かよ

かよ クワ― [1] 【過誉】
ほめすぎ。過褒(カホウ)。

かよ

かよ (連語)
〔終助詞「か」に間投助詞「よ」の付いたもの。話し言葉でのぞんざいな言い方として用いられる〕
(1)疑問の意をやや強く表す。「そんなことが君にできる―」
(2)反語の意を表す。「負けてたまる―」

かよい

かよい カヨヒ [0] 【通い】
(1)かようこと。行き来すること。「血の―がよくなる」
(2)自宅から仕事場へ毎日行き来すること。通勤。
⇔住み込み
「―の職人さん」
(3)「通い帳」の略。
(4)飲食の給仕をすること。また,その人。また,茶席で亭主の手伝いをする人。「ありつる宿に―しつる郎等なり/宇治拾遺 9」
(5)(「…がよい」の形で)名詞に付いて,ある場所にいつも行き来する意を表す。「病院―」「図書館―」

かよい

かよい【通い】
plying (船の);commutation (通勤).→英和
アメリカ〜の船 a ship on the American line.〜のお手伝いさん a living-out maid.

かよいあきない

かよいあきない カヨヒ―ナヒ 【通ひ商ひ】
店を構えず,商品を持ち歩いて売ること。また,その人。行商。「丹波宮津へ―するものあり/浮世草子・一代男 2」

かよいおとこ

かよいおとこ カヨヒヲトコ 【通ひ男】
ひそかに女のもとに通って来る男。密夫。「―のあるよな/浄瑠璃・井筒業平」

かよいおんな

かよいおんな カヨヒヲンナ 【通ひ女】
通って行って会うために囲っておく女。囲いもの。「折ふしの御―とはなりぬ/浮世草子・一代女 5」

かよいぐち

かよいぐち カヨヒ― [3] 【通い口】
茶室で給仕人が出入りする口。給仕口。禿口(カブログチ)。

かよいぐるま

かよいぐるま カヨヒ― 【通ひ車】
〔深草少将が,小野小町のもとへ九十九夜通ったという故事からいう〕
ある所,特に,女のもとに通って行く車。「―は小町があだの情に乗せられ/浄瑠璃・五十年忌(上)」

かよいげいこ

かよいげいこ カヨヒ― [4] 【通い稽古】
(1)師匠の家へ通ってものを習うこと。
(2)師匠が弟子の所に通って教えること。出稽古。「小梅あたりの名取りの娘,―の朝がへり/人情本・梅児誉美 3」

かよいこまち

かよいこまち カヨヒ― 【通小町】
能の一。四番目物。観阿弥(カンアミ)作。世阿弥(ゼアミ)改作。深草少将が小野小町のもとへ百夜(モモヨ)通いをした伝説を脚色したもので,死後も執心から少将が小町の成仏をさまたげるというもの。

かよいこん

かよいこん カヨヒ― [3] 【通い婚】
結婚後も夫婦が同居せず,夫または妻が相手の居住場所を訪ねる婚姻形態。

かよいしゅう

かよいしゅう カヨヒ― 【通衆】
鎌倉・室町時代,諸大名の家で給仕・陪膳を務めた者。かよいしゅ。

かよいじ

かよいじ カヨヒヂ [0] 【通い路】
行き来するみち。かよいみち。「雲の―」

かよいちょう

かよいちょう カヨヒチヤウ [0] 【通い帳】
掛け売り・預金などの金額の出入りや日付を記録する帳面。つうちょう。かよい。

かよいつめる

かよいつ・める カヨヒ― [5] 【通い詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 かよひつ・む
同じ場所に熱心に何度も通う。「芝居に―・める」

かよいづめ

かよいづめ カヨヒ― [0] 【通い詰め】
同じ所にしげしげと通うこと。

かよいばこ

かよいばこ カヨヒ― [2] 【通い箱】
商品を入れて取引先・得意先へ運ぶための箱。空きびんを回収するのに使うビール箱など。通凾(ツウカン)。

かよいぶね

かよいぶね カヨヒ― [4] 【通い船】
川や港湾などで,連絡のために用いた小舟。

かよいぼん

かよいぼん カヨヒ― [3][0] 【通い盆】
給仕する時に飲食物を載せて運ぶ盆。

かよう

かよう [0] 【加養】 (名)スル
(1)養生すること。摂養。「御―下さい」
(2)やしなうこと。扶養。「汝宜く母子を扶助―すべし/花柳春話(純一郎)」

かよう

かよう 【哥窯】
中国,南宋代の青磁窯。浙江省竜泉県に開かれた。紫口鉄足と称される鉄分の多い黒褐色の胎土と貫入が特徴とされる。

かよう

かよう [0] 【可溶】
ある物質が,液体によく溶けること。

かよう

かよ・う カヨフ [0] 【通う】 (動ワ五[ハ四])
(1)定期的に同じ所へ行って帰る。「医者に―・う」「学校へ電車で―・う」
(2)ある所を行き来する。通る。「鳥も―・わぬ絶海の孤島」「青旗の木旗の上を―・ふとは/万葉 148」
(3)ある場所へ道筋がいたる。通じている。「日光へ―・う街道」
(4)道筋をたどって物が一方から他方に至る。「全身に血が―・う」
(5)気持ちがつたわる。心が通じる。「心の―・わない人」
(6)似る。共通する。「潮騒(シオサイ)に―・う響き」
(7)詳しく知っている。「女の御おきてには至り深く仏の道にさへ―・ひ給ひける/源氏(御法)」
(8)交差する。「夏より既に秋は―・ひ/徒然 155」
[可能] かよえる

かよう

かよう クワエウ [2][0] 【火曜】
火曜日。

かよう

かよう【通う】
(1)[往復]go to and from <a place> ;ply <between> (船);→英和
run <between> (電車など);→英和
be opened to traffic (開通).
(2)[通勤など]commute <to> (通勤);→英和
attend <school> ;→英和
visit frequently.(3)[流通]circulate;→英和
be charged <with electricity> .

かよう

かよう 【荷用・加用】
(1)配膳・給仕をすること。「修業者ども,時非時(トキヒジ)さばくり―するに/沙石 3」
(2)鎌倉・室町幕府や諸侯の家で,陪膳・給仕をする職。のちには,富家の給仕をもいった。

かよう

かよう [0] 【荷葉】
(1)ハスの葉。
(2)練り香の名。六種(ムクサ)の薫物(タキモノ)の一。ハスの花の香に似せたものという。夏の薫物。「ただ―を一種(ヒトクサ)あはせ給へり/源氏(梅枝)」
(3)「荷葉皴(カヨウシユン)」の略。

かよう

かよう [0] 【歌謡】
言葉に節(旋律)を付けて声に出して歌うもの。うた(歌・唄)。声楽曲の歌詞・詞章を文芸と見なして主に国文学で用いる語で,通常は歌物(ウタイモノ)だけでなく,語り物やかつて歌唱された歌(記紀歌謡や万葉集の歌など)をも含めていい,最広義では読む詩歌をも含めたすべての韻律文芸の総称としてもいう。

かよう

かよう [0] 【仮葉】
葉柄の部位が変形して普通の葉のように扁平になり,葉と同じ機能を営むようになったもの。アカシア・カンキチクなどに見られる。偽葉。

かよう

かよう [0] 【斯様】 (形動)[文]ナリ
このよう。「―なわけで」

かよう

かよう [0] 【佳容】
器量のよい顔立ち。

かよう

かよう クワエフ [0] 【花葉】
(1)花を構成する萼(ガク)・花弁・雄しべ・雌しべの各器官。いずれも葉の変形したものと考えられている。
(2)蘚類の茎の先に集まって生え,造卵器や造精器を保護する葉。普通の葉とは形が異なる。

かようか

かようか [0] 【可溶化】
水に溶けにくい物質が,界面活性剤によって,水溶液中で安定に存在するようになること。液全体に溶質が一様に分散する溶解とは区別する。

かようかみ

かようかみ カヨフ― 【通ふ神】
道祖神のこと。江戸時代,遊女などが,手紙の封じ目に書いて,無事に着くことを祈った。「これもひとへに―のかご/滑稽本・志道軒伝」

かようかよう

かようかよう 【斯様斯様】 (連語)
これこれこのとおり。「―の刺激をうけなば/小説神髄(逍遥)」

かようきょく

かようきょく【歌謡曲】
a pop(ular) song.歌謡曲歌手 a pop(ular) singer.

かようきょく

かようきょく [2] 【歌謡曲】
(1)近代・現代の日本の流行歌。昭和初期以後の用語で,主にラジオ・テレビ・レコード・映画などによって大衆に広まった歌曲。邦楽・洋楽両者の音感覚を折衷した性格をもつ。
(2)洋楽の歌曲。明治・大正時代にリート(ドイツ語)などの訳語として用いられた。

かようけいしき

かようけいしき [4] 【歌謡形式】
⇒リート形式(ケイシキ)

かようしゅん

かようしゅん [2] 【荷葉皴】
文人画の皴法(シユンポウ)の一。ハスの葉脈に似た筆致で,山や岩石の襞(ヒダ)を描き陰影を表す技法。

かようせい

かようせい [0] 【可溶性】
液体に溶けうる性質。液体の種類を特に示さない場合は水であることが多い。
⇔不溶性

かようせい

かようせい【可溶性】
solubility.〜の soluble.→英和

かようび

かようび【火曜日】
Tuesday <Tue(s).> .→英和

かようび

かようび クワエウ― [2] 【火曜日】
週の第三日。月曜日の次の日。火曜。

かようもん

かようもん カヤウ― 【嘉陽門】
平安京内裏(ダイリ)の内郭(ナイカク)十二門の一。東面する三門のうち北側にあったもの。左廂(サシヨウ)門。
→内裏

かよく

かよく クワ― [0][1] 【寡欲・寡慾】 (名・形動)[文]ナリ
欲が少ない・こと(さま)。「―な人」

かよくかん

かよくかん 【嘉峪関】
中国甘粛(カンシユク)省北西部,酒泉の北西にある関所。万里の長城の西端にあり,古くから東西交通路の要害の地であった。

かよけ

かよけ [0][3] 【蚊除け】
蚊を追い払うこと。また,蚊を追い払うのに用いるもの。

かよちょう

かよちょう 【駕輿丁】
貴人の駕籠(カゴ)や輿(コシ)を担ぐ人。こしかき。

かよちょうざ

かよちょうざ 【駕輿丁座】
中世,京都で商工業者化した駕輿丁が組織した座。課税免除の特権をもち,種々の専売権を行使した。

かよわい

かよわい【か弱い】
delicate;→英和
frail;→英和
helpless <child> .→英和

かよわい

かよわ・い [3] 【か弱い】 (形)[文]ク かよわ・し
〔「か」は接頭語〕
いかにも弱々しく見える。弱々しい。「―・い女性」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かよわす

かよわ・す カヨハス [0] 【通わす】 (動サ五[四])
(1)通うようにさせる。通わせる。「子どもを塾に―・す」
(2)心を相手に通じるようにする。「心を―・す」
(3)(発音について)類似性があるとして,ある音を他の音のかわりに使う。通用させる。「『ぶ』を『む』に―・す」
(4)よく知るために,あれこれ比較する。「よめる歌,多く聞こえねば,かれこれ―・してよく知らず/古今(仮名序)」

かよわせぶみ

かよわせぶみ カヨハセ― 【通はせ文】
恋文。ラブレター。「あなたこなたの―皆哀れに悲しく/浮世草子・一代女 1」

かよわせる

かよわせる【通わせる】
send <one's boy to school> .→英和

から

から [1] 【唐・韓・漢】
(1)中国や朝鮮。また,外国。「―天竺(テンジク)」
(2)中国や朝鮮の,中国や朝鮮から伝わった,舶来のなどの意の複合語を作る。「―芋」「―織り」「―櫛笥(クシゲ)」

から

から 【幹・簳・柄】
(1)草木のみきや茎。《幹》「我がやどの穂蓼(ホタデ)古―摘み生ほし/万葉 2759」
(2)矢がら。篦(ノ)。「―はしら篦に山鳥の羽を/保元(上)」
(3)道具の柄(エ)。[和名抄]
(4)名詞の上に付いて,柄のあるものの意を表す。「―鋤」

から

から [2] 【殻・骸】
〔「から(空)」と同源〕
(1)動物の体や植物の種子をおおって保護している堅いもの。「卵の―」「貝の―」
(2)(比喩的に)自分の世界を外界と隔て守るものをいう。「自分の―に閉じこもる」「古い―を破る」
(3)中身がなくなって,あとに残ったもの。ぬけがら。「もぬけの―」「蝉(セミ)の―」
(4)「おから」に同じ。
(5)〔魂の抜け去った肉体の意〕
なきがら。死骸。《骸》「空しき―を見たてまつらぬが,かひなく/源氏(蜻蛉)」

から

から【殻】
husks;hulls (殻類の);a shell (貝の);→英和
a nutshell (堅果の);→英和
an eggshell (卵の).→英和
〜に閉じこもる withdraw into oneself[one's shell].

から

から【空の】
empty;→英和
vacant.→英和
〜になる(する) become (make) empty.

から

から クワ― [1] 【掛絡・掛落・掛羅】
(1)禅僧が普段用いる,小さな略式の袈裟(ケサ)。首に掛ける。掛絡袈裟。
(2){(1)}に付けてある象牙などの輪。
(3)根付け。または根付けのある巾着(キンチヤク)・印籠(インロウ)・タバコ入れ。「独(ヒトリ)は象牙の―よりもぐさを取出し/浮世草子・一代男 5」
掛絡(1)[図]

から

から クワ― 【蜾蠃】
ジガバチの異名。すがる。「―の母は情を矯(タ)めて/渋江抽斎(鴎外)」

から

から 【涸・乾・枯】
〔「かれ(涸)」の転〕
(1)水がなくなること。「シヲノ―(=干潮)/日葡」
(2)(他の語の上に付いて)水気がない,枯れているなどの意を表す。「―井」「―野」

から

から 【加羅・伽羅・迦羅】
四〜六世紀に,朝鮮半島南部にあった多くの小国。特に,金官加羅(金海)や大加羅(高霊)を指す。また,それら小国群の総称。次第に新羅(シラギ)・百済(クダラ)に併合され,562年滅亡。韓。伽耶(カヤ)。

から

から
〔「から(柄)」という名詞が抽象化されて,動作・作用の経由地を表すようになったといわれる。上代から用いられているが,起点・原因を表すようになるのは中古以降の用法〕
■一■ (格助)
体言および体言に相当するものに付く。
(1)出発する位置を表す。
 (ア)時間的・空間的な起点。「あした―休みになる」「山―日がのぼる」
 (イ)論理の起点・根拠。「ことしの実績―ボーナスの額を決める」
 (ウ)「…から…へ」の形で慣用的に用いる。「花―花へと,蝶が飛び回っている」「次―次へ能書きを並べる」
(2)通過する位置を表す。「窓―日がさしこむ」「ほととぎす卯の花辺―鳴きて越え来ぬ/万葉 1945」
(3)範囲を表す。「…から…まで」の形をとることが多い。「小学校―大学まで首席で通した」「何―何までお世話になりました」
(4)理由・原因・動機などを表す。「からすると」「ところから」「の上から」など慣用的に用いることがある。「経営不振―,工場が閉鎖された」「寒さの折―お体大切に」「現状―すると,円高傾向は今後も避けられまい」「ながしとも思ひぞはてぬ昔よりあふ人―の秋の夜なれば/古今(恋三)」
(5)動作・作用の出どころを表す。「君―聞いた話」「おやじ―おこられた」
(6)材料・構成要素を表す。「酒は米―作る」「議会は衆参二院―成る」
(7)おおよその数量を示す。数量を示す語に付く。「千人―の人出」
(8)一つの事例をあげて,全体を強めていう。…をはじめとして。「からして」の形で用いられることもある。「名人の演奏になると,音―違ってくる」「先生―してそんなことでは,生徒に対してしめしがつかない」
(9)手段・方法を表す。…によって。…で。「徒歩(カチ)―まかりていひ慰め侍らむ/落窪 1」
■二■ (準体助)
〔■一■からの転用で,近世後期以降の用法〕
いろいろの語に付いて,それの付いた語句を全体として体言と同じ働きをもつものにする。「以後」「以上」「故(ユエ)」などの意を表す。「10キログラム―の重さ」「こうなった―は一歩もひかない」「向こうに着いて―が心配だ」「僕のやり方がまずかった―のことだ」
■三■ (接助)
活用する語の終止形(古語では連体形)に付く。{■一■}の用法から出たもので,中古以降のもの。古語では「からに」の形をとることが多い。
(1)原因・理由を表す。
 (ア)前件を受けて,後件に話し手の断言・命令・意志など主観性の強い表現がくることが多い。「ほしい―買ったんだ」「むずかしい―できっこないよ」
 (イ)「からだ」「からです」などの形で,強く述べる。「成績があがらないのは,勉強しない―だ」
 (ウ)「からといって(からって)」の形で,理由・原因に対する帰結・結果を暗示させる。「寒い―といって,寝ぼうするやつがあるか」
(2)「からには」「からは」の形で,「…する以上は」の意を表す。「決心した―には,やり通すぞ」「やる―には立派になしとげなさい」
(3)「てから」「てからが」の形で逆接の意を表す。…したところで。「文句ばかり言って―が,何にもできないくせに」
→てから
→てからが
(4)「てからに」の形で順接の意で用いる。…たりして。
→てからに
(5)二つの事柄が必然的に結ばれており,それらが相続いて発生するという意を表す。「からに」の形をとる。
 (ア)「…だけの理由で」「…ばかりで」の意。「見る―に強そうな人」「初春の初子(ネ)の今日の玉箒(タマバハキ)手に取る―に揺らく玉の緒/万葉 4493」
 (イ)「…するとすぐ」「…するやいなや」「…とともに」の意。「吹く―に秋の草木のしをるれば,むべ山風をあらしといふらむ/古今(秋下)」
〔■三■(1) の用法は,理由・原因を表す接続助詞「ので」との間にすこし差異がある。特に(1)
 (イ)
 (ウ) は「から」だけに見られるもの〕
→ので(接助)

から

から
■一■ [1] (副)
(下に,否定的な意を表す語を伴って)まるで。全く。からきし。「―最(モ)う意気地が無えや/くれの廿八日(魯庵)」
■二■ (接頭)
名詞・形容動詞に付く。
(1)否定的な意を表す語に付いて,まるっきり,全然などの意を表す。「―ばか」「―っ下手」
(2)その状態がはなはだしいこと,すっかりその状態になっていることの意を表す。「―一面」

から

から [2] 【空・虚】
〔「から(殻)」と同源〕
■一■ (名)
中に物が入っていないこと。うつろ。からっぽ。「―の財布」「家を―にして出かける」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)何も持っていない,何も伴っていない意を表す。「―手」「―身」
(2)形だけで実質が伴わない,見せかけだけで真実ではない意を表す。「―元気」「―いばり」「―手形」
(3)その動作が本来の目的を果たしていない意を表す。「―回り」「―振り」

から

から 【柄】
(1)同じ血のつながりをもつこと。血縁関係にあること。「うから(族)」「やから(族)」「はらから(同胞)」などの複合語として用いられる。
(2)本来備わっている性質。本性。また,そのものの由来するところ。「やまから(山柄)」「かむから(神柄)」などの複合語として用いられる。「讃岐の国は国―か見れども飽かぬ神(カム)―か/万葉 2220」
(3)(多く「からに」の形で)ある事柄の原因・理由を表す。「手に取るが―に忘ると海人(アマ)の言ひし恋忘れ貝言にしありけり/万葉 1197」
→からに
→ものから

からあい

からあい 【韓藍】
〔外来の藍の意〕
(1)鶏頭(ケイトウ)のこと。花汁をうつし染めに用いたのでいう。「我がやどに―蒔き生(オ)ほし枯れぬれど/万葉 384」
(2)美しい藍色。「―のやしほの衣ふかく染めてき/続古今(恋二)」

からあおい

からあおい 【唐葵・蜀葵】
タチアオイの古名。

からあげ

からあげ【空揚げにした】
French-fried.

からあげ

からあげ [0][4] 【空揚(げ)・唐揚(げ)】 (名)スル
小魚・鶏肉などを,何もつけないで,または小麦粉やかたくり粉を軽くまぶして油で揚げること。また,そのように揚げたもの。

からあし

からあし [0] 【空足】
(1)「無駄足」に同じ。
(2)はだし。すあし。

からあし=を踏む

――を踏・む
階段を上り下りするときなど,高さを間違えて足に無理な力がかかる。

からあや

からあや [0] 【唐綾】
中国から渡来した綾織物。地組織と織目の方向を違えて模様を浮かせたもの。のちには日本でも織られた。

からあやおどし

からあやおどし [5] 【唐綾縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。唐綾で芯(シン)を包んだ緒で縅したもの。

からい

からい カラヰ 【柄井】
姓氏の一。

からい

からい【辛い】
(1) hot;→英和
pungent (ぴりっとする).→英和
(2) salty (塩辛い).→英和
(3) severe;→英和
harsh (きびしい).→英和
点が〜 be severe[strict]in marking.

からい

から・い [2] 【辛い・鹹い】 (形)[文]ク から・し
(1)舌が刺激を受けるような味だ。胡椒(コシヨウ)・山葵(ワサビ)・芥子(カラシ)などの舌がひりひりするような感じの形容。
(2)塩のきいた味だ。塩からい。しょっぱい。《鹹》
⇔甘い
「今日の味噌汁はちょっと―・い」
(3)(処置や評価が)情け容赦がない。苦痛を感じるほど厳しい。
⇔甘い
「採点が―・い」「―・い評価」
(4)心や体が痛むような状態だ。苦しい。堪え難い。残酷だ。「骨を曝(サラ)し屍を焚きて,其の―・きを謂(オモ)はず/日本書紀(欽明訓)」「あまたの人のそねみを負ひ,身のため,―・き目を見る折々も多く侍れど/源氏(明石)」
(5)差し迫った状態にある。危ない。「―・き命いきて北陸道にさまよひ/平家 11」
→からくも
(6)いやだ。気に染まない。「―・しや。眉はしも,かは虫だちためり/堤中納言(虫めづる)」
[派生] ――さ(名)――み(名)

からい

からい [0] 【空井】
水のかれた井戸。からいど。

からい

からい クワ― [0] 【渦雷】
発達した低気圧や台風の中心付近の,強い上昇気流によって生ずる雷。うず雷。低気圧雷。

からいけ

からいけ [0] 【空生け・空活け】
生け花で,花器に水を入れないでいけること。

からいしき

からいしき [3] 【唐居敷】
〔「唐石敷」とも書く〕
門柱や門扉の軸を支える長方形の石または厚板。

からいせんりゅう

からいせんりゅう カラヰセンリウ 【柄井川柳】
(1718-1790) 江戸中期の前句付け点者。本名,正通。江戸浅草の名主。前句付け点者として圧倒的人気を得,川柳の名が前句付けの名称となった。川柳号は初代以後一五代まで続く。編「誹風柳多留」
→川柳

からいた

からいた [0] 【空板】
(1)見台(ケンダイ)。
(2)前座の講釈師が,修業のために客の来る前に演ずること。また,前座の講釈師。

からいと

からいと [0] 【唐糸】
(1)中国渡来の絹糸。また,その糸で織った布や組んだひも。
(2)〔糸を引くことから〕
納豆(ナツトウ)。「この茶の子,名は―というてくれなゐ/咄本・醒睡笑」

からいと

からいと [2][0] 【可良糸】
玉繭や中・下級の繭から紡いだ諸撚(モロヨ)り糸。

からいとそう

からいとそう [0] 【唐糸草】
バラ科の多年草。本州の高山に自生,また観賞用に植える。花茎は高さ約90センチメートル。根生葉は大きく,茎葉は小形。八,九月,数個の長い花穂を枝先に下垂し,紅紫色の花をつける。糸状の花糸を絹糸に見立てた名称。
唐糸草[図]

からいぬ

からいぬ [0] 【唐犬】
中国産の犬。また,外国産の犬。

からいばり

からいばり【空威張り(する)】
bluff;→英和
bluster.→英和

からいばり

からいばり [3] 【空威張り】 (名)スル
実力がないのに,偉ぶったり強がったりしてみせること。

からいも

からいも [0] 【唐芋・唐薯】
〔中国から琉球を経て渡来したとする説に基づく名〕
サツマイモの別名。

からいり

からいり [0] 【乾煎り】 (名)スル
水けを除くために,食材を煎ること。また,そうした食品。「おからを―する」

からうす

からうす [3] 【唐臼・碓】
(1)臼を地中に埋め,柄の端を足で踏み,杵(キネ)を上下させて穀類を搗(ツ)く仕掛けのもの。踏み臼。かるうす。
(2)稲などのもみがらを落とす臼。

からうそ

からうそ [0] 【空嘘】
全くの嘘。真っ赤な嘘。「―をつく」

からうた

からうた [2][0] 【唐歌】
漢詩。からのうた。
⇔大和歌(ヤマトウタ)

からうつし

からうつし [3] 【空写し】
(1)カメラのシャッターを押しても,フィルムの入れ方が不完全なため写っていないこと。
(2)フィルムを送るためだけにシャッターを押すこと。

からうま

からうま [0] 【空馬】
人や荷物を乗せていない馬。

からうま=に怪我(ケガ)なし

――に怪我(ケガ)なし
無一物の者は,損のしようがない。

からうめ

からうめ [2] 【唐梅】
ロウバイの別名。

からうり

からうり 【唐瓜】
(1)キュウリの異名。[本草和名]
(2)カボチャの異名。「はつ―/御湯殿上(永禄一)」
(3)マクワウリの異名。「―枝柿かざる事のおかし/浮世草子・五人女 2」

からうり

からうり [0] 【空売り】
株式の信用取引や商品の清算取引で,所有していない株や商品を売ること。値下がりを予想して,買い戻しによる差額を利益として得る目的で行う。
⇔空買い

からうり

からうり【空売りする】
sell shorts.

からえ

からえ [0] 【唐絵】
中国から伝わった絵。初めは中国人の描いたものをいったが,のち,それを模して日本人が中国の風物を題材として描いたものをもさした。鎌倉・室町期には中国伝来の宋元の水墨画をいったが,その影響を受けた日本画をもいうようになった。
⇔大和絵(ヤマトエ)

からおさめのうれたみごと

からおさめのうれたみごと カラヲサメ― 【馭戎慨言】
国学書。二巻。本居宣長著。1778年(安永7)成立。日本と中国・朝鮮との交渉を,日本を中心とする立場から通史的に考察し,中国崇拝を排して古道を主張した。ぎょじゅうがいげん。

からおし

からおし [0] 【空押し】 (名)スル
熱した金版(カナハン)を布・紙・革などに強く押しつけ,凹凸によって文字や模様をしるすこと。また,そのようにして作ったもの。

からおり

からおり [0] 【唐織(り)】
(1)中国から渡来した織物。また,それをまねて日本で織った織物。金襴(キンラン)・緞子(ドンス)・綾(アヤ)など。唐織物。
(2)絹織物の一。三枚綾の組織の地に様々な色の絵緯(エヌキ)を用いて花鳥・菱花などの模様を表した,刺繍(シシユウ)のように見える織物。
(3){(2)}で仕立てた能装束。女装束の上衣。まれには公達(キンダチ)にも用いる。

からかう

からかう
make fun of;chaff;→英和
play a joke on.からかい半分に (half) for[in]fun;jokingly.→英和

からかう

からか・う カラカフ [3] (動ワ五[ハ四])
(1)冗談を言ったりいたずらをしたりして,相手を困らせたり,怒らせたりして楽しむ。揶揄(ヤユ)する。「大人を―・うものではない」
(2)抵抗する。争う。「心に心を―・ひて/平家 10」
[可能] からかえる

からかき

からかき 【韓垣・唐墻】
(1)韓風や唐風の垣。一説に草木・竹の茎・幹で作った垣とも。「臣の子の八重や―/日本書紀(武烈)」
(2)白壁の塀。「中門の―をかけへだてられ/太平記 27」

からかさ

からかさ [3] 【傘】
〔唐風のかさの意〕
割り竹を骨として油紙などを張り,柄をつけて轆轤(ロクロ)で開閉できるようにしたかさ。差しがさ。

からかさいっぽん

からかさいっぽん 【傘一本】
〔追放される時,傘一本だけ持つことを許されたことから〕
破戒僧が寺から追放されること。「飯をくひ過ぎて―なり/柳多留 12」

からかさぎゅう

からかさぎゅう 【傘灸】
足の親指と第二指の間にすえる灸。逆上(ノボセ)を下げるのに効くという。「―でもこの逆上(ノボセ)はさがりそうもないよ/人情本・辰巳園 4」

からかさごこう

からかさごこう [5] 【傘後光】
傘を開いたような形の光背。

からかさたけ

からかさたけ [4] 【傘茸】
担子菌類ハラタケ科のきのこ。各地の林内の地上に叢生する。傘は初め球形で,のち平開して径20センチメートルに達し,白色の海綿質の肉を露出する。食用。
傘茸[図]

からかさてい

からかさてい 【傘亭】
京都高台寺境内にある茶屋。伏見城より移築されたと伝える。放射状の竹棰(タケダルキ)による化粧屋根裏が特徴。桃山時代の茶屋の遺構として貴重。

からかさまつ

からかさまつ [4] 【傘松】
からかさを広げたような枝振りの松。かさまつ。

からかされんばん

からかされんばん [5] 【傘連判】
円の周りに放射状に署名または押印して盟約すること。また,その証文。発起人を隠す場合や,連署人が平等に団結する意志を強調する場合に使う形式。円(ツブラ)連判。

からかぜ

からかぜ [0][2] 【空風・乾風】
からっかぜ。[季]冬。

からかぬちべ

からかぬちべ 【韓鍛冶部】
五世紀頃,朝鮮から渡来し,鍛冶に従事した部(ベ)。
→鍛冶部(カヌチベ)

からかね

からかね [0][2] 【唐金】
〔中国から製法が伝わったことから〕
青銅のこと。

からかぶ

からかぶ [2][0] 【空株】
株式の信用取引で,空売買された株。くうかぶ。
⇔実株(ジツカブ)
⇔現株

からかみ

からかみ 【韓神】
古代,園神(ソノノカミ)とともに宮内省にまつられた神。古事記神話では大年神(オオトシノカミ)と伊怒比売(イノヒメ)との間の子。大己貴命(オオナムチノミコト)・少彦名命(スクナビコナノミコト)の二神とする考えもある。からのかみ。

からかみ

からかみ [2][3] 【唐紙】
(1)中国渡来の紙。また,それに似せて日本で作った紙。模様を摺り出した厚手の紙で,中古には手紙や装飾紙として用いられ,中世以降は主に襖(フスマ)を張るのに用いられた。
(2)「唐紙障子」の略。

からかみ

からかみ【唐紙】
a paper sliding door.

からかみしょうじ

からかみしょうじ [5] 【唐紙障子】
(絹で張った障子に対して)唐紙で張った襖(フスマ)障子。からかみ。

からかみのまつり

からかみのまつり 【韓神の祭】
昔,宮内省にまつられていた韓神社の祭り。平安時代には,二月の春日祭後の丑(ウシ)の日と,一一月の新嘗祭前の丑の日に宮中で行われた。鎌倉時代以後廃絶。

からから

からから
〜の dry;→英和
dried-up;parched <with thirst> (乾燥).→英和
〜鳴る rattle.→英和
〜と笑う laugh loudly.

からから

からから
■一■ (名)
鹿児島県・沖縄県特有の徳利。注ぎ口がつく。古く,振ると中に入っている陶丸がカラカラと鳴るものがあったことからの名という。
■二■ [1] (副)
(1)乾いた木や金属などが触れ合って立てる軽い音を表す語。「矢車が―(と)回る」
(2)(主に男が)気持ちよさそうに高らかに笑うさま。「―と打笑ふは/鉄仮面(涙香)」
■三■ [0] (形動)
物が乾ききったさま。「のどが―だ」「―に乾いた大地」

からかわ

からかわ [0] 【辛皮】
山椒(サンシヨウ)の若い小枝の皮。塩水に漬けておき,香辛料・薬用とする。

からかわ

からかわ 【唐皮】
(1)虎(トラ)の毛皮。敷皮・尻鞘(シリザヤ)などに用いた。
(2)平家に代々伝わる鎧(ヨロイ)の名。虎の皮で縅(オド)してある。
(3)オランダ渡来の皮革。羊や鹿のなめしがわ。

からかわづけ

からかわづけ [0] 【辛皮漬(け)】
塩漬けの辛皮を塩抜きして細かく刻み,醤油などで煮つけたもの。お茶漬けに使う。

からが

からが (連語)
〔接続助詞「から」に格助詞「が」が付いたもの〕
⇒てからが(連語)

からがい

からがい [0] 【空買い】
株式の信用取引や商品の清算取引で,現物の取得を目的とせずに株や商品を買うこと。値上がりを予想して,転売による差額の利益を得るために行う。
⇔空売り

からがら

からがら [0] 【辛辛】 (副)
〔形容詞「辛し」の語幹を重ねた語〕
かろうじて。やっとの思いで。「命―逃げ帰る」「―命ヲ助カッタ/日葡」

からき

からき [0] 【唐木】
紫檀(シタン)・黒檀・タガヤサンなど熱帯産の銘木。中国を経由して輸入された。とうぼく。

からき

からき 【唐木】
姓氏の一。

からきかん

からきかん [3][4] 【空期間】
海外居住期間など,年金制度に加入していなかった期間でも,受給資格期間に算入される期間。年金額とは関係ない。

からきざいく

からきざいく [4] 【唐木細工】
唐木を細工したもの。また,唐木を細工して机などに仕上げること。

からきし

からきし [0][1] (副)
(下に続く打ち消しの表現を強調して)まったく。全然。まるで。からきり。からっきり。からっきし。「―意気地がない」「―わかってない」

からきじゅんぞう

からきじゅんぞう 【唐木順三】
(1904-1980) 評論家。長野県生まれ。京大卒。西田幾多郎・三木清の影響下に出発,独自の文化史論を展開した。著「中世の文学」「無用者の系譜」「無常」など。

からきり

からきり [0] (副)
「からきし」に同じ。「酒は―だめだ」

からぎぬ

からぎぬ [3][2] 【唐絹】
中国から渡来した絹。

からぎぬ

からぎぬ [3][2] 【唐衣】
〔唐風の衣の意〕
女官が正装するとき着用した短い上衣。奈良時代の背子(ハイシ)の変化したもので,幅の狭い広袖があり,襟を羽織のように折り返して上衣の上に着る。唐の御衣(オンゾ)。
唐衣[図]

からく

からく 【可楽】
⇒三笑亭可楽(サンシヨウテイカラク)

からく

からく クワ― [0][1] 【花洛・華洛】
花の都。特に京都のこと。

からく

からく 【辛く】 (副)
〔形容詞「辛し」の連用形から〕
(1)ようやく。やっとのことで。「船君の―ひねり出して/土左」
(2)必死になって。非常に。「―急ぎて和泉の灘といふ所に至りぬ/土左」

からくさ

からくさ【唐草(模様)】
an arabesque pattern.

からくさ

からくさ [2] 【唐草】
(1)「唐草模様」の略。
(2)ウマゴヤシの別名。

からくさがわら

からくさがわら [5] 【唐草瓦】
〔飾り板に唐草模様のあるものが多いことから〕
軒平(ノキヒラ)瓦の別名。

からくさもよう

からくさもよう [5] 【唐草模様】
つる草がからみ合うさまを図案化した模様。日本には中国から伝わったといわれる。主題となる植物によって忍冬(ニンドウ)唐草・葡萄(ブドウ)唐草などと呼ぶ。唐草文。

からくさもん

からくさもん [4] 【唐草文】
⇒唐草模様(カラクサモヨウ)

からくしげ

からくしげ 【唐櫛笥】
■一■ (名)
櫛などの化粧道具を入れておく,唐風の美しい箱。「ふるめきたる鏡台の,―・掻上(カカゲ)の箱などとりいでたり/源氏(末摘花)」
■二■ (枕詞)
「唐櫛笥を開(ア)け」から,同音の「明け」にかかる。「―明け暮れ物を思ひつつ/宇津保(あて宮)」
唐櫛笥■一■[図]

からくして

からくして 【辛くして】 (副)
「かろうじて」に同じ。「けふ―和泉の灘より小津のとまりをおふ/土左」

からくじ

からくじ【空籤を引く】
draw a blank <in a lottery> .→英和

からくじ

からくじ [0][3] 【空籤】
なにも当たらない籤。はずれの籤。

からくだもの

からくだもの 【唐果物】
平安時代に唐から伝わった製法の菓子。米の粉や小麦粉に甘蔓(アマズラ)を加えてこね,果物の形にして,油で揚げたもの。木に飾ったりした。唐菓子(トウガシ)。「―の花いと異なり/宇津保(吹上・上)」

からくち

からくち [0] 【辛口】
(1)酒・味噌(ミソ)などで,口当たりの辛いもの。
⇔甘口
「―の酒」
(2)手きびしいこと。「―の批評」

からくち

からくち【辛口の】
dry <sake> (酒);→英和
strong (タバコ);→英和
salty (醤油).→英和

からくに

からくに 【唐国・韓国】
中国や朝鮮。「天皇(スメロキ)の遠の朝廷(ミカド)と―に渡る我が背は/万葉 3688」

からくにだけ

からくにだけ 【韓国岳】
鹿児島県と宮崎県の境にある火山。霧島火山群の最高峰。海抜1700メートル。

からくにの

からくにの 【唐国の・韓国の】 (枕詞)
同音の繰り返しで「からし」にかかる。「―辛(カラ)くもここに別れするかも/万葉 3695」

からくみ

からくみ [0] 【唐組】
紐(ヒモ)の組み方の名。平組で,連続した菱形(ヒシガタ)模様を表す。中国から渡来した高級な組緒(クミオ)の組み方。唐打ち。

からくむ

からく・む 【絡組む】 (動マ四)
(1)構築する。組み立てる。「竜馬(リユウメ)が原に八町四方の木城を―・み/浄瑠璃・国性爺合戦」
(2)仕組む。たくらむ。「あぢな商ひ―・んで/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

からくも

からくも【辛くも】
barely.→英和
⇒辛うじて.

からくも

からくも [1] 【辛くも】 (副)
やっとのことで。「―難を逃れる」

からくら

からくら [0][2] 【唐鞍】
唐風の装飾をこらした儀式用馬具。外国使節の接待,御禊(ゴケイ)の行幸に供奉(グブ)する公家や春日社・賀茂祭の勅使などが用いた。
⇔大和鞍(ヤマトグラ)
唐鞍[図]

からくらむし

からくらむし [4] 【伽羅求羅虫】
「伽那久羅虫(カナクラムシ)」に同じ。

からくり

からくり
mechanism;→英和
a device;→英和
a trick (ごまかし).→英和
〜をする resort to tricks.

からくり

からくり [0][2] 【絡繰り・機関】
(1)糸・ぜんまい・水などの動力を利用して,人形や器物を動かす仕掛け。また,その仕掛けを使った見せ物。
(2)機械などの動く原理。また,仕組み。仕掛け。「手品の―」
(3)計略。たくらみ。「―を見抜く」
(4)「からくり人形」の略。
(5)やりくり。やりくり算段。「―の上手は内を能く見せる/柳多留 151」

からくりえ

からくりえ [4] 【機関絵】
眼鏡絵の一種。覗(ノゾ)き機関(カラクリ)に用いる絵。

からくりぎえもん

からくりぎえもん 【からくり儀右衛門】
⇒田中久重(タナカヒサシゲ)

からくりしばい

からくりしばい 【機関芝居】
江戸時代,絡繰り人形を使う芝居。竹田芝居。

からくりしんしょう

からくりしんしょう 【絡繰り身上】
やりくりを重ねて何とか表面を繕っている暮らし向き。絡繰り身代(シンダイ)。

からくりじかけ

からくりじかけ [5] 【絡繰り仕掛け】
絡繰り{(1)}を施した装置。

からくりどうろう

からくりどうろう [5] 【機関灯籠】
回り灯籠の仕掛けと,打ち返しとを組み合わせた灯籠。回転すると図柄が変わる。

からくりにんぎょう

からくりにんぎょう [5] 【絡繰り人形・機関人形】
(1)糸・ぜんまいなどの仕掛けで,動く人形。からくり。
(2)他人に言われるままに動く人。傀儡(カイライ)。

からくりめがね

からくりめがね [5] 【機関眼鏡】
⇒覗(ノゾ)き機関(カラクリ)

からくり儀右衛門

からくりぎえもん 【からくり儀右衛門】
⇒田中久重(タナカヒサシゲ)

からくる

からく・る 【絡繰る】 (動ラ四)
(1)機械などが動くように仕掛けを工夫する。「大物(ダイモツ)ヲ下ゲ,アルイワ上グル為ニ―・リタル道具ノ名/羅葡日」
(2)裏にいて,様々にたくらむ。陰で操作して表面を繕う。[日葡]

からくれない

からくれない [4][5] 【唐紅・韓紅】
〔舶来の紅の意〕
濃い紅色。紅色の美しさをほめていう場合が多い。「千早ぶる神世もきかず竜田川―に水くくるとは/古今(秋下)」

からくわ

からくわ [0][2] 【唐桑】
中国から輸入した桑材。木目が美しい。とうぐわ。

からぐ

から・ぐ 【絡ぐ・紮ぐ】 (動ガ下二)
⇒からげる

からぐるま

からぐるま [3] 【唐車】
大型の牛車(ギツシヤ)。屋根は唐破風(カラハフ)に作り,檳榔(ビロウ)の葉で葺(フ)き,箱の周囲を美しく飾った車。上皇・皇后・東宮・准后・親王・摂政・関白が,晴れの時に用いた。唐の車。唐庇(カラビサシ)の車。
唐車[図]

からぐるま

からぐるま [3] 【空車】
人や荷物を乗せていない車。あきぐるま。くうしゃ。

からげ

からげ 【絡げ・紮げ】
〔動詞「からげる」の連用形から〕
からげた裾(スソ)や袂(タモト)。「―おろして入りにけり/浄瑠璃・生玉心中(上)」

からげいき

からげいき【空景気】
a show of activity[prosperity].

からげいき

からげいき [3] 【空景気】
実際はそうでもないのに,外部からは景気がよさそうに見えること。「―をつける」

からげぬい

からげぬい [0] 【絡げ縫い】
「縢(カガ)り{(1)}」に同じ。

からげる

から・げる [3][0] 【絡げる・紮げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 から・ぐ
(1)紐(ヒモ)などで縛る。「古新聞を紐で―・げる」「頭(カシラ)―・げ浄衣着て/平家 4」
(2)着物の裾(スソ)や袂(タモト)をまくり上げて,落ちないようにとめる。「裾を―・げて走る」「尻を―・げる」
(3)縢(カガ)る。「端を―・げる」

からげる

からげる【絡げる】
(1) tie up;bind (しばる).→英和
(2) tuck up <one's clothes> (まくる).

からげんき

からげんき [3] 【空元気】
元気そうに見せかけること。また,うわべだけの元気。「―を出す」

からげんき

からげんき【空元気】
a show of courage;Dutch courage (酒での).

からこ

からこ [0] 【殻粉】
(1)麬(フスマ)。
(2)米の粉または小麦粉で作った団子。

からこ

からこ [0] 【空子】
暖めても孵化(フカ)しない鶏卵。

からこ

からこ [0] 【唐子】
(1)中国風の髪形や服装をした子供。
(2)江戸時代,幼児の髪形。頭の左右にわずかに髪を残し他を剃(ソ)る。ちゃんちゃん。
(3)「唐子人形」の略。
唐子(2)[図]

からこおどり

からこおどり 【唐子踊り】
中国風の童子のいでたちで踊る踊り。「太夫様がたの―,皆出来ました/歌舞伎・三十石」

からこかぎいせき

からこかぎいせき 【唐古鍵遺跡】
奈良県磯城(シキ)郡田原本町の唐古と鍵にわたって広がる弥生前期から後期の集落跡。唐古式土器の標式地で,拠点的な大規模環濠集落。

からこざね

からこざね [3] 【唐小札】
当世具足に用いる小札で,裏から打ち出して漆を盛り上げたように見せたもの。

からこと

からこと 【唐言】
(1)「唐語(カラコトバ)」に同じ。「あなむつかしの―書きたる物/読本・雨月(蛇性の婬)」
(2)「挿(ハサ)み語(コトバ){(2)}」に同じ。「茶屋の女―にて合図をし/黄表紙・栄花夢」

からこと

からこと [2] 【唐琴】
中国伝来の琴(キン)・箏(ソウ)の総称。

からことば

からことば 【唐語・韓語】
中国・朝鮮の言葉。また,わからない言葉。外国語。からこと。[日葡]

からこにんぎょう

からこにんぎょう [4] 【唐子人形】
中国風の髪形・服装をした童子の人形。唐子。

からこまげ

からこまげ [3][0] 【唐子髷】
⇒唐輪(カラワ)(2)

からころ

からころ [1] (副)
硬いものどうしが当たって発する音を表す語。特に,下駄の音。「駒下駄を―(と)いわせて通る」

からころ

からころ
<with> a clatter.→英和
〜と鳴る clatter.

からころも

からころも 【唐衣・韓衣】
■一■ (名)
唐風の衣服。美しい,立派な衣。「―君に打ち着せ見まく欲り/万葉 2682」
■二■ (枕詞)
「着る」「裁つ」「反(カエ)す」「裾(スソ)」などにかかる。「―きつつ馴れにし妻しあれば/伊勢 9」

からごえ

からごえ 【唐声・漢声】
漢字の漢音(カンオン)。
⇔大和声(ヤマトゴエ)

からごころ

からごころ [3] 【漢心・漢意】
中国の国風に感化されたさかしらな心。近世国学者が,儒者に代表される言挙(コトア)げする心を批判的にいった語。
⇔大和心(ヤマトゴコロ)

からごろもきっしゅう

からごろもきっしゅう 【唐衣橘洲】
(1743-1802) 江戸後期の狂歌師。本名,小島源之助。号,酔竹園。江戸の人。幕臣。四方赤良(ヨモノアカラ)・朱楽菅江(アケラカンコウ)とともに狂歌三大家の一人。狂歌中興の祖。著「狂歌若葉集」「狂歌酔竹集」など。

からさえずり

からさえずり 【唐囀・韓囀】
中国語・朝鮮語などで話すこと。また,意味の通じない話し方のたとえ。からさいずり。「―聞くらん心地して/歌学提要」

からさき

からさき 【唐崎・辛崎・韓崎】
大津市北部の琵琶湖岸の景勝地。近江八景の一つ「唐崎の夜雨」で知られる。((歌枕))「楽浪(ササナミ)の志賀の―幸(サキ)くあれど大宮人(オオミヤヒト)の舟待ちかねつ/万葉 30」

からさでまつり

からさでまつり 【からさで祭】
島根県佐太神社の神在祭(カミアリマツリ)の最後になされる神事。神々の出発を送るもの。出雲大社でも行われる。

からさで祭

からさでまつり 【からさで祭】
島根県佐太神社の神在祭(カミアリマツリ)の最後になされる神事。神々の出発を送るもの。出雲大社でも行われる。

からさわ

からさわ [0] 【涸沢】
水の干上がった沢。沢の跡。

からさわぎ

からさわぎ【空騒ぎ】
<make> a fuss about nothing.

からさわぎ

からさわぎ [3] 【空騒ぎ】 (名)スル
むやみに騒ぐこと。また,騒ぐわりには実りのないこと。「―に終わる」

からさわやまじんじゃ

からさわやまじんじゃ カラサハヤマ― 【唐沢山神社】
栃木県佐野市にある神社。祭神は藤原秀郷(ヒデサト)。

からざえ

からざえ 【漢才】
漢籍に通じ,詩文に巧みな才。かんざい。「―はよくて,詩などいみじく作られけれど/愚管 3」

からざお

からざお [0] 【殻竿・唐竿・連枷】
〔「からさお」とも〕
稲・麦などの脱穀に用いた農具。柄の先の枢(クルル)に打ち棒をつけ,柄を振り,打ち棒を回転させて筵(ムシロ)の上の穂を打つ。脱穀機が普及するまで用いられた。まいぎね。くるりぼう。麦打ち。
殻竿[図]

からざおうた

からざおうた 【殻竿唄】
殻竿で脱穀をしながら唄う唄。棒打ち唄。麦打ち唄。

からざけ

からざけ [3] 【乾鮭】
サケの腹を裂いて内臓を除き,塩をふらずに陰干しにしたもの。[季]冬。

からざけ

からざけ 【苦酒・辛酒】
酢の古名。[和名抄]

からし

から・し 【辛し・鹹し】 (形ク)
⇒からい

からし

からし【芥子】
mustard.→英和
‖芥子入れ a mustard pot.芥子漬(づけ) pickles in mustard.芥子菜《植》a mustard.

からし

からし [0] 【芥子・辛子】
〔形容詞「からし」の終止形の名詞化〕
芥子菜の種子を粉末にしたもの。黄色で辛みがある。粉末のまま,あるいは練って香辛料とし,薬用にも使う。

からしあえ

からしあえ [0] 【芥子和え】
芥子を加えた醤油などであえた料理。

からしいろ

からしいろ [0] 【芥子色】
くすんだ黄色。

からしお

からしお 【鹹塩】
海水。塩水。「痛き傷には―を注くちふがごとく/万葉 897」

からしすみそ

からしすみそ [5] 【芥子酢味噌】
芥子を加えた,酢味噌。

からしず

からしず [3] 【芥子酢】
芥子を加えた加減酢。魚介類の膾(ナマス)などに用いる。

からしづけ

からしづけ [0] 【芥子漬(け)】
芥子をきかせた麹(コウジ)で漬けた漬物。ナスやキノコを漬ける。

からして

からして (連語)
(1)〔格助詞「から」に副助詞「して」の付いたもの〕
一つの事例をあげて,全体を強めていう。…をはじめとして。「態度―けしからん」
(2)〔接続助詞「から」に副助詞「して」の付いたもの〕
「から」を強める。…ので。「このような時期である―,一層の努力を期待する」

からしでい

からしでい [3] 【芥子泥】
芥子を混ぜた小麦粉に微温湯を加えて泥状にしたもの。湿布剤として消炎などに用いる。芥子膏。かいしでい。

からしな

からしな [0] 【芥子菜・芥菜】
アブラナ科の越年草。高さ1メートル以上に達する。茎・葉・種子に辛みがある。葉は長い柄があり,へら形。春,茎頂に黄色の十字状花を総状につける。果実は細長い長角果で,斜上する。茎・葉を煮物・漬物などとし,種子を香辛料・薬用とする。ナガラシ。[季]春。

からしゅっちょう

からしゅっちょう【空出張】
a fictitious business trip.

からしゆ

からしゆ [3] 【芥子油】
芥子菜の種子を圧搾して得た半乾性の脂肪油。食用・薬用。かいしゆ。

からしれんこん

からしれんこん [4] 【芥子蓮根】
蓮根の穴に,練り芥子を混ぜた味噌を詰め,衣をつけて揚げた料理。熊本の名物。

からしメンタイこ

からしメンタイこ [6] 【辛子明太子】
カラシナを加えて熟成させたたらこ。

からじ

からじ
〔髪・毛髪の意〕
沖縄地方特有の女子の髪形。頭頂に髷(マゲ)を作り,その根元に残りの髪を整えて巻きつけ,簪(カンザシ)で差し留めたもの。第二次大戦前までは広く結われ,身分・老若などによって結い方を異にした。かんぷう。
からじ[図]

からじぎ

からじぎ [0] 【空辞儀】
心のこもらない形式的なお辞儀。「世間並の―をしたのは/青年(鴎外)」

からじし

からじし [3] 【唐獅子】
〔古くは「からしし」。猪(イノシシ)・鹿(カノシシ)と区別していう〕
中国伝来の獅子。ライオンを基に東アジアで形象化され,巻き毛に覆われた,幻想的な形状で表される。古くから美術・工芸の素材として用いられ,特に牡丹(ボタン)と組み合わせた図柄が好まれた。

からじり

からじり 【空尻・軽尻】
〔「からしり」とも〕
(1)馬に積む荷のないこと。「小荷駄が二疋あいて―になつた/雑兵物語」
(2)江戸時代の駄賃馬の一。客一人と五貫目までの荷を乗せる馬。人を乗せない場合は二〇貫目までの荷を積むことができる。かるしり。「いつたい―のお荷物には重過ぎてをるから/滑稽本・膝栗毛 4」

からじる

からじる [3] 【空汁】
実(ミ)の入っていない味噌汁。

からじる

からじる [3] 【雪花菜汁・豆滓汁】
豆腐のおからを入れた味噌汁。卯花(ウノハナ)汁。

からす

からす【枯らす】
(1) blight;→英和
let <the grass> wither.(2) season (材木を).→英和

からす

から・す [0] 【嗄らす】 (動サ五[四])
〔「涸(カ)らす」と同源〕
声を使いすぎたり,のどを痛めたりして,かすれ声にする。しゃがれ声にする。「声を―・して叫ぶ」

からす

からす【涸らす】
dry up;drain (資源などを).→英和

からす

からす【烏】
a crow;→英和
a raven (大烏).→英和
烏の行水 have[take]a hurried bath.

からす

から・す [0] 【枯らす】 (動サ五[四])
〔「涸(カ)らす」と同源〕
植物を枯れさせる。「盆栽の松を―・す」

からす

からす [1] 【烏・鴉】
(1)スズメ目カラス科の鳥のうち,大形でくちばしが大きく,全体に黒色のものをいう。日本ではハシブトガラスとハシボソガラスが全国に普通。全長50〜60センチメートルで,羽には光沢がある。田園や人家近くにすみ,雑食性で何でも食べる。古くから,神意を伝える霊鳥とされたが,現在は凶兆を告げる鳥と考えられることが多い。
(2)〔カラスの性質に似通うので〕

 (ア)口やかましい人。
 (イ)物忘れのひどい人。
 (ウ)意地汚い人。
 (エ)うろついている人。「旅―」

からす

からす【嗄らす】
get hoarse;cry[talk]oneself hoarse.

からす

から・す [0] 【涸らす】 (動サ五[四])
(1)水を汲み尽くす。「井戸の水を―・す」
(2)水気をなくする。乾燥させる。「鰹節でも―・しておくようなことを言つて/二人女房(紅葉)」
(3)使い尽くしてなくす。「才能を―・す」「資源を―・す」

からす=が鵜(ウ)の真似(マネ)

――が鵜(ウ)の真似(マネ)
⇒鵜の真似をする烏(「鵜」の句項目)

からす=に反哺(ハンポ)の孝あり

――に反哺(ハンポ)の孝あり
〔「小爾雅(広鳥)」より。烏が成長ののち,親鳥の口に餌を含ませて養育の恩に報いるということから〕
子が親に孝行することのたとえ。

からす=の行水(ギヨウズイ)

――の行水(ギヨウズイ)
入浴時間の短いたとえ。

からす=の雌雄(シユウ)

――の雌雄(シユウ)
⇒誰(タレ)か烏の雌雄を知らん(「誰」の句項目)

からす=の頭(カシラ)白く、馬(ウマ)角(ツノ)を生ず

――の頭(カシラ)白く、馬(ウマ)角(ツノ)を生ず
⇒烏の頭(カシラ)白くなる

からす=の頭(カシラ)白くなる

――の頭(カシラ)白くなる
〔秦(シン)に捕らえられた燕(エン)の大子丹が帰郷を願い出たとき,秦王が,烏の頭が白くなり馬に角が生えたら許してやろうと言ったという「史記(刺客列伝賛注)」などの故事から〕
ありえないことのたとえ。烏頭変毛。

からす=の鳴かぬ日はあれど

――の鳴かぬ日はあれど
毎日必ず何かが行われることを強調していう語。「―,交通事故のない日はない」

からす=を鷺(サギ)

――を鷺(サギ)
⇒鷺を烏(「鷺」の句項目)

からすあげは

からすあげは [4] 【烏揚羽】
アゲハチョウ科の大形のチョウ。開張約10センチメートル。全身黒色で,はねの上面には金緑と青色の鱗粉を散らす。雌は雄より青みが弱い。幼虫はコクサギ・サンショウなどの葉を食べる。日本全土とアジア東部に分布。

からすうり

からすうり [3] 【烏瓜】
ウリ科のつる性多年草。巻きひげで他物にからみつく。雌雄異株。夏の夕方,縁が糸状に裂けた五弁の白色花を開く。果実は大きな楕円形で赤熟する。根から採ったデンプンは天瓜粉(テンカフン)の代用になる。また,漢方で根を通経・利尿剤に,種子を袪痰(キヨタン)・鎮咳剤(チンガイザイ)に用いる。[季]秋。
〔「烏瓜の花」は [季]夏〕

からすうり

からすうり【烏瓜】
《植》a snake gourd.

からすおうぎ

からすおうぎ [4] 【烏扇】
〔「烏扇(ウセン)」の訓読み〕
ヒオウギの別名。

からすおどし

からすおどし [4] 【烏威】
烏が止まることのないように,屋根の棟(ムネ)に張りわたした縄や竹。

からすかんざえもん

からすかんざえもん [1][1][3] 【烏勘左衛門】
烏を人名めかしていう語。

からすがい

からすがい [3] 【烏貝・蚌貝】
淡水産の二枚貝。日本の淡水産二枚貝では最大で,殻長30センチメートルに達する。殻は長卵形で,表面は光沢のある黒色,内面は真珠光沢のある青白色。有鉤子(ユウコウシ)と呼ばれる幼生時代は魚の皮膚に付着して育つ。殻は貝細工やボタンの材料。中国・朝鮮と北海道・本州の湖沼にすむ。[季]春。

からすがい

からすがい【烏貝】
a fresh-water mussel.

からすがしら

からすがしら 【烏頭】
〔「烏頭(ウトウ)」の訓読み〕
馬の後ろ足の,外側に向いてとがっている関節。

からすがね

からすがね [3] 【烏金】
〔翌日の暁に烏が鳴くとともに返済すべき金の意〕
日賦で借りる高利の金。

からすがみ

からすがみ [3] 【烏紙】
畳の縁布の下に使う黒い紙。

からすき

からすき [0][2] 【唐鋤・犂】
柄が曲がって刃が広い鋤。多くは牛や馬に引かせて田畑を耕すのに使う。うしぐわ。
唐鋤[図]

からすきぼし

からすきぼし [4] 【唐鋤星】
〔唐鋤に見立てていう〕
二十八宿の参(シン)宿の和名。オリオン座の中央部に三つ連なって並ぶ星。三つ星。三連星(ミツラボシ)。参星(シンセイ)。

からすぐち

からすぐち【烏口】
a drawing pen.

からすぐち

からすぐち [3][0] 【烏口】
製図用具の一。くちばし状の部分にインクをつけ,線を引くもの。鋼筆。

からすざ

からすざ [0] 【烏座】
〔(ラテン) Corvus〕
五月下旬の宵に南中する小星座。主な四星が不等辺四角形をなす。ギリシャ神話では,太陽神アポロンの使いの烏。二十八宿の軫(シン)に相当する。四つ星。

からすざんしょう

からすざんしょう [4] 【烏山椒】
ミカン科の落葉高木。暖地に自生し,高さ7メートルに達する。葉は羽状複葉で,二〇対内外の小葉からなる。枝や葉軸にとげがある。夏,淡緑色の小さい五弁花を円錐花序に密につける。カラスノサンショウ。

からすぞめ

からすぞめ 【烏染め】
黒く染めること。烏羽色の染め。「河内羽二重の―/浮世草子・御前義経記」

からすだな

からすだな [3] 【烏棚】
床の間,書院などのわきに設ける棚で,違い棚を二組設けたもの。

からすてんぐ

からすてんぐ [4] 【烏天狗】
烏のようなくちばしや,黒い羽をもっているという天狗。

からすとび

からすとび [3] 【烏飛び】
(1)屋根の棟の上に,天水桶(テンスイオケ)と火をたたく藁箒(ワラボウキ)を備えた昔の防火設備。
(2)三番叟(サンバソウ)が「揉みの段」で演ずる舞の型。掛け声を掛け跳びはねる。

からすとんび

からすとんび [4] 【烏鳶】
イカの口の中にあって,物をかみ砕く器官。黒褐色で顎(アゴ)に相当する。

からすなき

からすなき [0] 【烏鳴き】
烏の鳴き声。その鳴き声によって吉凶を占えるという俗信があった。「―が悪い」

からすねこ

からすねこ [4] 【烏猫】
真っ黒な猫。労咳(ロウガイ)(肺結核)を病む者がこれを飼うと,病気が治るという俗信があった。

からすのあしあと

からすのあしあと [1][1][3] 【烏の足跡】
目じりにできる小じわ。

からすのいん

からすのいん 【烏の印】
熊野牛王(クマノゴオウ)宝印のこと。「―を結んで掛けいま一祈り祈らう/狂言・梟」

からすのえんどう

からすのえんどう [5] 【烏野豌豆】
マメ科の越年草。東ヨーロッパ原産。茎は高さ70センチメートル内外。葉は矢筈(ヤハズ)形の小葉三〜七対からなる羽状複葉で,先端は巻きひげになる。春,葉腋に紅紫色の花を一個ずつ開き,豆果を結ぶ。緑肥・牧草とする。スズメノエンドウより大振りなのでこの名がある。ヤハズエンドウ。ノエンドウ。
烏野豌豆[図]

からすのきゅう

からすのきゅう [1] 【烏の灸】
子供の口のわきにできるただれ。口角炎。

からすのごま

からすのごま [1] 【烏の胡麻】
シナノキ科の一年草。山野に自生する。高さ約60センチメートル。全体が毛で被われ,葉は卵形。秋,葉腋に黄色の五弁花を下向きにつける。蒴果(サクカ)は角状で,多数の種子を含む。

からすのぬればいろ

からすのぬればいろ [1] 【烏の濡れ羽色】
真っ黒で青みのあるつややかな髪の形容。烏羽色(カラスバイロ)。「髪は―」

からすば

からすば 【烏羽】
烏の羽。黒い羽。「―に書く玉章(タマズサ)の心ちして/山家(秋)」

からすばいろ

からすばいろ [0] 【烏羽色】
烏の羽のような,つやのある黒色。また,黒い色。烏青。

からすばと

からすばと [4] 【烏鳩】
ハト目ハト科の鳥。全長40センチメートルに達する大形のハト。全身黒色で,胸と首は緑色の光沢があり,脚は赤,くちばしは暗緑色。日本特産種で,本州南部に分布したが,原生林の伐採にともない激減。伊豆七島・沖縄諸島の島々の常緑広葉樹林にすむ。鳴き声がウシに似ることからウシバトともいう。天然記念物。

からすびしゃく

からすびしゃく [4] 【烏柄杓】
サトイモ科の多年草。畑の雑草。地下の小球茎から長柄の葉を一,二個出す。葉は三小葉からなる。初夏,花茎の上端に緑色の仏炎苞(ブツエンホウ)につつまれた肉穂花序をつける。球茎を漢方で半夏(ハンゲ)といい,悪阻(ツワリ)や咳止めの薬とする。ヘソクリ。ハンゲ。

からすぶえ

からすぶえ [3][4] 【烏笛】
芝居で,烏の鳴き声の擬音を出す竹製の笛。また,この笛できかせる烏の鳴き声。

からすへび

からすへび [4] 【烏蛇】
シマヘビの黒色変種。

からすま

からすま 【烏丸】
京都市を南北にはしる道路。JR 京都駅から北大路通りまでをいい,昔の烏丸(カラスマル)小路に相当する。烏丸通り。

からすません

からすません 【烏丸線】
京都市営の地下鉄道線。烏丸通りの地下の北山・竹田間,11.1キロメートル。

からすまる

からすまる 【烏丸】
「烏丸小路」の略。東洞院(トウイン)大路と西洞院大路の間にあり,現在の烏丸(カラスマ)通りとほぼ同じ。

からすまる

からすまる 【烏丸】
姓氏の一。藤原北家の一流,日野家の一門。日野権大納言資康の子豊光を祖とする。

からすまるどの

からすまるどの 【烏丸殿】
(1)京都市上京区烏丸今出川の北にあった足利義政の邸宅。烏丸御所。室町殿。花の御所。
(2){(1)}に住んでいたことから足利義政の異名。

からすまるみつひろ

からすまるみつひろ 【烏丸光広】
(1579-1638) 江戸初期の公家・歌人。法名,泰翁。権大納言。細川幽斎から古今伝授を受け,歌学・歌道の復興に力を注ぐとともに,狂歌・俳諧・書道にも通じ,また仮名草子を著したとも伝えられる。著「耳底記(ニテイキ)」「黄葉和歌集」「あづまの道の記」など。

からすみ

からすみ [0] 【鱲子】
ボラ・サワラなどの卵巣を塩漬けにし,圧搾・乾燥させた食品。形が唐墨(カラスミ)に似て細長く平たいのでこの名がある。

からすみ

からすみ [0][2] 【唐墨】
中国製の墨。とうぼく。

からすみず

からすみず [4] 【鱲子酢】
薄く切った鱲子を大根おろしと酢であえた料理。

からすむぎ

からすむぎ【烏麦[燕麦]】
oats.

からすむぎ

からすむぎ [4][3] 【烏麦】
(1)イネ科の越年草。エンバクに似たヨーロッパ原産の畑の雑草。茎は高さ80センチメートルぐらい。エンバクは本種が作物化されたものと考えられる。チャヒキグサ。
(2)エンバク(燕麦)の別名。
烏麦(1)[図]

からすやま

からすやま 【烏山】
(1)栃木県東部,那須郡の町。中世以来の城下町。製材・和紙・醸造業が立地。
(2)東京都世田谷区北西部の住宅地区の寺町。関東大震災後都心から寺院が移転。

からすやません

からすやません 【烏山線】
JR 東日本の鉄道線。栃木県宝積寺・烏山間,20.4キロメートル。

からずね

からずね [0] 【空臑】
むき出しの臑。空脛(カラハギ)。

からずり

からずり [0] 【空摺り】
浮世絵版画などで,凸版に絵の具を塗らず,刷り圧だけで,紙面に凹凸模様を作り出す技法。着物の文様などを無色の凹線で表すのに用いた。

からせいもん

からせいもん [3] 【空誓文】
うその約束。そらぜいもん。

からせき

からせき【空咳】
<emit> a dry cough.

からせき

からせき [0] 【空咳・乾咳】
〔「からぜき」とも〕
(1)痰(タン)の出ない,また切れない咳。
(2)人の注意を引いたりするために,わざとする咳。せきばらい。《空咳》

からせじ

からせじ [0] 【空世辞】
口先だけの世辞。「―を言う」

からせじ

からせじ【空世辞】
<pay> empty compliments <to> .

からぜい

からぜい 【空贅】
贅沢に見せかけること。虚勢を張ること。「―はいて急ぎける/浄瑠璃・油地獄(下)」

からそうぞく

からそうぞく [3] 【唐装束】
(1)唐綾(カラアヤ)・唐絹・唐織物などで作った晴れの装束。
(2)舞楽の襲(カサネ)装束の別名。

からそうば

からそうば [3] 【空相場】
⇒空取引(カラトリヒキ)

からたけ

からたけ [2][0] 【漢竹・唐竹】
中国渡来の竹。寒竹(カンチク)・真竹(マダケ)・淡竹(ハチク)・布袋竹(ホテイチク)などをいう。

からたけ

からたけ [2][0] 【幹竹】
マダケまたはハチクの別名。

からたけわり

からたけわり [0] 【幹竹割(り)】
幹竹を割る時のように,刀で,縦に勢いよく真二つに切り裂くこと。「真っ向―」

からたち

からたち【枳殻】
《植》a Bengal quince.

からたち

からたち [0] 【枳殻・枸橘】
ミカン科の落葉低木。中国原産。多く生け垣にする。高さ2メートルくらいでよく分枝し,緑色で太いとげがある。葉は三小葉から成る複葉。春,白色の五弁花をつけ,秋に径3センチメートルほどの球形の果実を結び黄熟する。花・果実に芳香がある。未熟果は乾燥させて漢方で健胃剤とする。キコク。
〔「枸橘の花」は [季]春〕

からたちでら

からたちでら 【枳殻寺】
麟祥院(リンシヨウイン)の異名。

からたちのはな

からたちのはな 【からたちの花】
日本歌曲。北原白秋の詩に山田耕筰が作曲。1925年(大正14)雑誌「女性」に発表。「からたちの花が咲いたよ…」

からたちの花

からたちのはな 【からたちの花】
日本歌曲。北原白秋の詩に山田耕筰が作曲。1925年(大正14)雑誌「女性」に発表。「からたちの花が咲いたよ…」

からたちばな

からたちばな [4] 【唐橘】
ヤブコウジ科の常緑小低木。暖帯の湿った樹林下に生える。高さ30〜60センチメートル。マンリョウに似るが葉は披針形で全縁。夏,葉腋に数個の白い小花を開く。果実は球形で,赤熟まれに淡黄熟し,冬も落ちないため観賞用に栽培される。タチバナコウジ。

からだ

からだ【体】
the body (身体);→英和
physique (体格);→英和
build (体格);→英和
constitution (体質).→英和
〜に良い(悪い) be good (bad) for the[one's]health.→英和
〜を大事にする take (good) care of oneself.〜を張る lay one's life on the line.→英和

からだ

からだ [0] 【体・躯・身体】
(1)人や動物の,頭・胴・手足など肉体全部。しんたい。五体。また,特に胴を主とした部分。「大きな―」「―を乗り出す」「この服は―に合わない」
(2)健康。体力。「―をこわす」「―を鍛える」「―の弱い人」「夜ふかしは―にさわる」「お―お大事に」
(3)行動の主体としての肉体。「忙しい―」「日曜日は―があいている」「―がいくつあっても足りない」
(4)性的行為から見た肉体。「―を許す」
(5)死体。むくろ。しかばね。[日葡]

からだ=があく

――があ・く
仕事・用事が終わってひまになる。「今日は五時まで―・かない」

からだ=が続か∘ない

――が続か∘ない
これ以上続けることは体力的にできない。体がもたない。

からだ=で覚える

――で覚・える
体験して身につける。体得する。

からだ=を壊す

――を壊・す
健康を損ねる。病気になる。

からだ=を売る

――を売・る
売春をする。

からだ=を張る

――を張・る
一身をなげうって行動する。

からだ=を惜しむ

――を惜し・む
骨惜しみをする。

からだ=を粉(コ)に∘する

――を粉(コ)に∘する
⇒身(ミ)を粉(コ)にする

からだいおう

からだいおう [3] 【唐大黄】
タデ科の多年草。中国東北部原産。古く渡来し,薬用植物として栽培される。高さ約1.5メートル。根葉は叢生し,大形の卵形で縁は波状。夏,複総状花序をつける。根茎と根は黄色で肥大し,漢方で下剤として用いる。

からだいみょう

からだいみょう 【空大名】
名ばかりで,武力も金力もない大名や人。「―の見せかけ商売おほし/浮世草子・永代蔵 4」

からだき

からだき [0] 【空焚き】 (名)スル
ボイラー・湯舟・釜(カマ)・鍋(ナベ)などに水を入れないで焚くこと。

からだせん

からだせん 【佉羅陀山】
〔仏〕
〔「きゃらだせん」とも〕
須弥山(シユミセン)を囲む七金山の一。地蔵菩薩が住むという。

からだたおし

からだたおし 【体倒し】
体ばかり一人前で実力のない者。見かけ倒し。「―と投げはふれば/浄瑠璃・用明天皇」

からだつき

からだつき [0][3] 【体付き】
体の形。背丈や肉付き。

からだつき

からだつき【体つき】
one's figure (姿);build (体格).→英和

からだのみ

からだのみ [3] 【空頼み】
あてにならない頼みごと。

からちゃ

からちゃ [2] 【枯茶・唐茶】
染色の名。黄みを帯びた茶色。丁字茶。

からちゃ

からちゃ [0][2] 【空茶】
茶菓子がなくて,茶だけを出すこと。

からちょう

からちょう [2] 【空蝶】
アゲハチョウの異名。

からちょうず

からちょうず [3] 【空手水】
神前で手を清めるのに,水のない時,柄杓(ヒシヤク)で手水をかけるかたちをすること。
→柴手水(シバチヨウズ)

からっかぜ

からっかぜ [2][5] 【空っ風・乾っ風】
雨・雪を伴わない,乾燥した冷たい強風。冬期に関東地方などでよく吹く。からかぜ。[季]冬。「上州名物―」

からっかぜ

からっかぜ【空っ風】
a dry wind.

からっきし

からっきし [0][1] (副)
「からきし」に同じ。「酒は―だめだ」

からっきり

からっきり [0] (副)
「からきし」に同じ。「ほんに��―気の休まる間がねえ/滑稽本・浮世風呂 2」

からっけつ

からっけつ [0] 【空っ穴】
〔「からけつ」を強めた言い方〕
お金を全く持っていないこと。無一文。「―で逆さに振っても何も出ない」

からって

からって (連語)
〔「からといって」から。話し言葉で用いる〕
意味・用法は「からとて」に同じ。「だれも見ていない―,そんな事をしちゃあいけないよ」
→からとて(連語)

からっと

からっと [2] (副)スル
(1)明るく晴れ渡るさま。「―晴れあがる」
(2)湿り気がなく,気持ちよく乾いているさま。「―揚がった天ぷら」「―した空気」
(3)こだわりがなく,さっぱりしている性質であるさま。「―した性格」

からっぺた

からっぺた [0] 【空っ下手】 (名・形動)
「からへた」の転。「私は口は―なほうです」

からっぽ

からっぽ【空っぽ】
⇒空(から).

からっぽ

からっぽ [0] 【空っぽ】 (名・形動)
(1)中に何も入っていない・こと(さま)。から。「―の財布」「頭の中は―だ」
(2)そこに誰もいない・こと(さま)。「旅行で家が三日ほど―になる」

からつ

からつ 【唐津】
(1)佐賀県北西部の市。唐津湾に臨み,唐津炭田の積み出し港として発展。旧城下町。古来朝鮮半島への要地であった。
(2)「唐津焼」の略。

からつ

からつ [0] 【苛辣】 (形動)[文]ナリ
きびしく,はげしいさま。

からつせん

からつせん 【唐津線】
JR 九州の鉄道線。佐賀県久保田・西唐津間,42.5キロメートル。佐賀平野と唐津平野を結ぶ。

からつば

からつば [0] 【空唾】
食物を前にしたり,緊張した時にのみこむつば。なまつば。からつばき。

からつばき

からつばき [3] 【唐椿】
⇒とうつばき(唐椿)

からつもの

からつもの [0] 【唐津物】
(1)「唐津焼」に同じ。
(2)(関西以西で)陶磁器の総称。

からつや

からつや [0] 【唐津屋】
(関西以西で)陶器を売る店。瀬戸物屋。

からつやき

からつやき [0] 【唐津焼】
唐津市を中心として,佐賀県一帯で産する陶器。桃山時代の創始といわれ,さらに,文禄・慶長の役後渡来した朝鮮陶工の開窯(カイヨウ)などにより,元和(1615-1624)頃最盛期を迎えた。朝鮮陶器の影響が強く,素朴で力強い作品が多い。

からつゆ

からつゆ【空梅雨】
a dry rainy season.

からつゆ

からつゆ [0] 【空梅雨】
梅雨の時期に雨があまり降らないこと。照り梅雨。[季]夏。

からづくり

からづくり [3] 【唐作り】
中国製であること。また,中国風に作ったもの。

からづけ

からづけ [0] 【辛漬(け)・鹹漬(け)】
(1)塩辛く漬物を漬けること。また,その漬物。
(2)(京都地方で)たくあん漬け。

からづみ

からづみ [0] 【空積み】
継ぎ目にモルタルを使わないで,石・煉瓦などを積み上げること。

からづり

からづり [0] 【空釣(り)】
餌(エサ)を付けない釣り針をおもりで沈め,底をかくようにして魚を釣る方法。引っ懸け釣りに似る。

からづりはえなわ

からづりはえなわ [5] 【空釣(り)延縄】
空釣りの仕掛けを延縄に用いたもの。タコ・カレイ・アンコウなどを釣る。

からて

からて【空[唐]手】
karate 空手チョップ a karate[hand]chop.

からて

からて [0] 【空手】
手になにも持っていないこと。素手(スデ)。てぶら。「お土産を忘れて,―で行く」「―で帰る」

からて

からて [0] 【空手・唐手】
素手で戦う武術の一。また,それをスポーツ化したもの。突き・受け・蹴(ケ)りが基本となる。沖縄で発達した。

からて

からて【空手(で)】
empty-handed.

からてがた

からてがた【空手形】
<fly> a kite;→英和
<issue> a fictitious bill;an empty promise (空約束).

からてがた

からてがた [3] 【空手形】
(1)現実の商取引に基づかない融通手形。特に,資金の裏付けが不十分で支払いが不確実な悪質な手形。くうてがた。
→融通手形
(2)実行されない約束。うそ。「約束が―に終わる」

からてんじく

からてんじく [3] 【唐天竺】
中国とインド。非常に遠いところのたとえにいう。「―の果てまでも」

からてチョップ

からてチョップ [4] 【空手―】
プロレスの技の一つ。手刀(テガタナ)で相手の額・首・喉(ノド)・胸などを強打する。力道山の得意技であった。

からでっぽう

からでっぽう [3] 【空鉄砲】
(1)弾丸を込めずに銃を撃つこと。からづつ。空砲。
(2)ほら。でまかせ。

からとう

からとう [0] 【辛党】
菓子などの甘い物よりも酒類の好きな人。左党。
⇔甘党

からとう

からとう【辛党】
a drinker.→英和
〜である prefer wine to sweets.

からとじ

からとじ [0] 【唐綴じ】
(1)中国風の書物の綴じ方。胡蝶装(コチヨウソウ)・粘葉装(デツチヨウソウ)など。
⇔大和(ヤマト)綴じ
(2)袋綴じのこと。

からとて

からとて (連語)
〔接続助詞「から」に接続助詞「とて」の付いたもの〕
活用語の終止形に付く。理由・根拠などを示して,それに反する事柄に接続する。下に反語や打ち消しの語を伴うことが多い。…だからといって。「雪が降った―,出発を見合わせるわけにはいかない」
〔話し言葉では,「からって」の形を多く用いる〕

からとりのあと

からとりのあと 【唐鳥の跡】
〔蒼頡(ソウケツ)が鳥の足跡を見て漢字を作ったという伝説から〕
漢字。また,漢学。

からとりひき

からとりひき [3][4] 【空取引】
株式の信用取引や商品の清算取引で,現物の受け渡しを目的とせずに,値上がり値下がりによる差益金を得るために売買すること。空相場。空売買。くうとりひき。

からど

からど [2] 【唐戸】
開き戸のこと。
→板唐戸
→桟唐戸
唐戸[図]

からな

からな 【唐名】
(1)中国での名称。
(2)日本の官職を唐制の呼び名に当てたもの。太政大臣を相国(シヨウコク),中納言を黄門と称するなど。とうめい。
(3)あだ名。別名。「横車とはな…おのれがやうな女の―よ/浄瑠璃・十二段長生島台」

からな

からな [2][0] 【辛菜】
辛みのある菜の総称。カラシナなど。

からなし

からなし 【唐梨】
(1)ベニリンゴの古名。
(2)植物「かりん{(1)}」の異名。[季]秋。

からなっとう

からなっとう [3] 【唐納豆】
「寺納豆(テラナツトウ)」に同じ。

からなつめ

からなつめ [3] 【唐棗】
サネブトナツメの異名。

からなでしこ

からなでしこ [4] 【唐撫子】
(1)セキチクの異名。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表も裏も紅色。夏に着用。

からに

からに【空荷の[で]】
unloaded <boat> ;in ballast (船が).

からに

からに [0] 【空荷】
荷物を運ぶ車などで,荷物を積んでいないこと。「―のトラック」

からに

からに (連語)
〔接続助詞「から」に格助詞「に」の付いたもの〕
⇒から(格助・準体助・接助)■三■(4)

からにしき

からにしき [3] 【唐錦】
■一■ (名)
唐織りの錦。中国産の錦。
■二■ (枕詞)
「裁つ」「織る」「縫ふ」などの語やそれと同音の語にかかる。「―たたまく惜しき物にぞありける/古今(雑上)」

からにしきおどし

からにしきおどし [6] 【唐錦縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。唐錦で芯を包んだ緒で縅したもの。

からには

からには (連語)
⇒から(格助・準体助・接助)■三■(2)

からぬり

からぬり [0] 【唐塗(り)】
青森県津軽地方で作られる漆器の加飾法の一。色漆に卵白を混ぜた絞漆(シボウルシ)と透き漆とを交互に塗り重ね,数回研ぎ出して斑状の文様を表す。

からねこ

からねこ 【唐猫】
舶来の猫。また,単に猫のことをいう。「―のいと小さくをかしげなるを/源氏(若菜上)」

からねんぶつ

からねんぶつ [3] 【空念仏】
(1)心のこもらない口先だけの念仏。
(2)実行の伴わない主張。「公約も―に終わる」

からねんぶつ

からねんぶつ【空念仏】
an empty talk.

からのいぬ

からのいぬ 【唐の犬】
中国種の犬。今の狆(チン)。「あれほど―に似候ひなんうへは/徒然 125」

からのかがみ

からのかがみ 【唐の鏡】
(1)中国からもたらされた鏡。からかがみ。
(2)〔(1)を大切に扱うことから〕
江戸時代,大事にしている妻や子供などのこと。「―たあ,弥次さん,おめえのおふくろのことだ/滑稽本・膝栗毛 3」

からのかしら

からのかしら 【唐の頭・唐の首】
外国から渡来した,ヤクなどの尾の毛を束ねた飾り物。また,これをつけた兜(カブト)。染色により,白熊(ハグマ)・赤熊(シヤグマ)・黒熊(コグマ)などと呼んだ。

からは

からは (連語)
〔接続助詞「から」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒から(格助・準体助・接助)■三■(2)

からはぎ

からはぎ [0] 【空脛】
あらわに出したはぎ。からずね。

からはし

からはし [2] 【唐橋】
中国風の欄干を設けた橋。「瀬田の―」

からはじかみ

からはじかみ 【呉茱萸・唐薑】
ゴシュユの古名。

からはな

からはな [0] 【唐花】
(1)文様の名。大陸起源の花文で,蓮(ハス)あるいは牡丹(ボタン)を図案化したものという。奈良時代以来みられ,平安時代には和様化され,単純なものになった。中心から四方へ花弁を対称に配したものが多い。
(2)家紋の一。唐花模様をかたどったもの。
(3)「唐花草」の略か。また,「空花」の意で造花の一種とも。「皆,この会(エ)の供花の―を取りて/今昔 12」
唐花(2)[図]

からはなそう

からはなそう [0] 【唐花草】
クワ科のつる性多年草。山地に自生。茎と葉柄には逆とげがあって他物にからむ。葉は基部が心臓形で,先端はしばしば三裂する。雌雄異株。夏,淡黄緑色の花を開く。ホップの変種。

からはなふせんりょう

からはなふせんりょう [6] 【唐花浮線綾】
文様の名。唐花を正面から見た形を中央に一つ,側面から見た形を五つ,周囲に配した浮線綾。

からはふ

からはふ [0] 【唐破風】
破風の一。中央部は弓形で,左右両端が反りかえった曲線状の破風。門・玄関・神社の向拝の屋根や軒先などに用いる。
唐破風[図]

からばいばい

からばいばい [3] 【空売買】
⇒空取引(カラトリヒキ)

からばかり

からばかり 【柄秤・権衡・唐秤】
⇒秤(ハカリ)

からばこ

からばこ [0] 【空箱】
中に何も入っていない箱。あきばこ。

からばさみ

からばさみ [3] 【空鋏】
物を切らずにはさみを動かして,音だけをたてること。

からひつ

からひつ 【屍櫃・辛櫃】
〔「からびつ」とも〕
遺体を入れる櫃。棺(ヒツギ)。かろうと。「中に石の―あり/宇治拾遺 6」

からひわ

からひわ [0] 【唐鶸】
マヒワの別名。

からびさし

からびさし [3] 【唐庇】
唐破風(カラハフ)造りにした軒先。また,その建物。

からびさしのくるま

からびさしのくるま 【唐庇の車】
⇒唐車(カラグルマ)

からびつ

からびつ [0] 【唐櫃】
〔古くは「からひつ」〕
かぶせ蓋(ブタ)のついた箱で,四本または六本の脚のついたもの。衣服・文書などを入れるのに用いられた。平生は室内に置き並べ,また旅にも持って行った。からうづ。からうと。かろうと。
唐櫃[図]

からびつぶぎょう

からびつぶぎょう [5] 【唐櫃奉行】
⇒御物奉行(オモノブギヨウ)

からびと

からびと 【唐人・韓人・漢人】
〔古くは「からひと」〕
中国,または朝鮮の人。「―も筏(イカダ)浮かべて遊ぶといふ/万葉 4153」

からびる

から・びる [3] 【乾びる・涸びる・枯らびる・嗄びる】 (動バ上一)[文]バ上二 から・ぶ
(1)水気がなくなる。草木がしおれる。《乾・涸》「花束も―・びた儘で/あひびき(四迷)」
(2)古びて落ち着いた感じがする。枯淡な美しさがある。《枯》「細く―・びたる哥/無名抄」
(3)声がしゃがれる。《嗄》「太く―・びたる声/今昔 28」

からふう

からふう [0] 【唐風】
中国風。中国的な様式。からよう。

からふだ

からふだ [0] 【空札】
(1)百人一首など,歌ガルタの競技開始に先だって詠み上げる,カルタの読み札にない歌。置き歌。
(2)トランプや花札などで,点数にならない札。

からふと

からふと 【樺太】
⇒サハリン

からふと

からふと【樺太】
Sakhalin.→英和

からふとけん

からふとけん [0] 【樺太犬】
樺太原産の大形犬。北方系の混血種で,寒気によく耐え強健。寒地でのそり引きなどに使う。カラフトイヌ。

からふとちしまこうかんじょうやく

からふとちしまこうかんじょうやく 【樺太千島交換条約】
1875年(明治8),日露間で調印された国境確定条約。樺太がロシア領に,千島列島全島が日本領になった。

からふとます

からふとます [4] 【樺太鱒】
サケ目の海魚。全長50センチメートル内外。サケによく似るが,小型種で鱗も小さい。背面は青黒色,腹面は銀白色。満二年で成熟し,河川をさかのぼって産卵する。産卵期の雄は吻が伸びて湾曲し,背が張り出す。缶詰・塩蔵にして食用。北洋に広く分布。アオマス。セッパリマス。
→マス

からふとまつ

からふとまつ [4] 【樺太松】
⇒グイマツ

からふね

からふね 【唐船】
(1)中国の船。もろこしぶね。
(2)中国の様式で造った船。

からふねぶぎょう

からふねぶぎょう [5] 【唐船奉行】
室町幕府の職名。明(ミン)との貿易・外交関係をつかさどった職。唐奉行。

からぶ

から・ぶ 【乾ぶ・涸ぶ・枯らぶ・嗄ぶ】 (動バ上二)
⇒からびる

からぶえ

からぶえ [3] 【唐笛】
唐楽用の横笛の総称。

からぶき

からぶき [0] 【乾拭き】 (名)スル
柱・縁側・家具などの艶(ツヤ)を出すために乾いた布でふくこと。艶拭き。「柱を―する」

からぶみ

からぶみ 【漢書】
中国の書籍。漢籍。

からぶみよみ

からぶみよみ 【漢書読み】
⇒漢籍読(カンセキヨ)み

からぶり

からぶり【空振りする】
《野》swing wide; <米> fan the air.→英和
〜三振する strike out swinging.

からぶり

からぶり [0] 【空振り】 (名)スル
(1)振ったバットやラケットがボールに当たらないこと。また,振ったこぶしが,相手に当たらないこと。
(2)企図したことが失敗に終わること。「懸命な説得も―に終わった」

からぶろ

からぶろ [0] 【空風呂】
(1)「蒸し風呂」に同じ。
(2)風呂に湯水の入っていないこと。

からへた

からへた [4][0] 【空下手】 (名・形動)
非常にへたな・こと(さま)。からっぺた。

からへんじ

からへんじ [3] 【空返事】 (名)スル
「そらへんじ」に同じ。

からぼし

からぼし [0] 【乾干(し)】 (名)スル
魚や野菜などを貯蔵するために乾かすこと。また,そうしたもの。

からぼり

からぼり [0] 【空堀・空壕】
水のない堀。山城に多く,障害として設けるほか,城兵の通路などにも用いる。

からまきぞめ

からまきぞめ 【絡巻き染(め)・唐巻き染(め)】
〔糸をからめまいて染めた意とも,中国風の染めの意とも〕
絞り染め。「―の小袖に唐綾威(カラアヤオドシ)の鎧きて/平家 11」

からます

からま・す [3] 【絡ます】
■一■ (動サ五[四])
「からませる」に同じ。「糸を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒からませる

からませる

からま・せる [4] 【絡ませる】 (動サ下一)[文]サ下二 からま・す
(1)細長いものを他のものにまきつける。「指と指を―・せる」
(2)他のものと一緒にする。抱き合わせにする。からめる。「賃上げ要求に増員要求を―・せる」

からまつ

からまつ [0][2] 【唐松・落葉松】
マツ科の落葉高木。本州の亜高山帯・高山帯に分布し北海道・長野県などに多く植林される。幹は直立し,樹皮は暗褐色で裂け目ができる。葉は線形で,春の芽出しと秋の黄葉が美しい。雌雄同株で,広卵形の松かさを結ぶ。材は建材・杭(クイ)などに使う。富士山に多いのでフジマツともいう。ラクヨウショウ。

からまつ

からまつ【落葉松】
《植》a larch (tree).→英和

からまつそう

からまつそう [0] 【唐松草】
キンポウゲ科の多年草。山地の草原に生える。高さ約1メートル。葉は羽状複葉,小葉は倒卵形。夏,分枝した茎頂に白色の小花を密に多数開く。

からまる

からまる【絡まる】
get twisted <round> ;get[be]entangled (もつれる).

からまる

からま・る [3] 【絡まる】 (動ラ五[四])
(1)二本の細い物がからみ合う。また,他の物を中心にして巻きつく。「釣糸が―・る」「朝顔のつるが竹の棒に―・る」
(2)別のことが関係して,事態が複雑になる。「金の話が―・る」

からまわり

からまわり [3] 【空回り】 (名)スル
(1)車・機関が,動力にならず,無駄に回ること。
(2)理論・行動が発展せず,堂々巡りをすること。「論理が―している」

からまわり

からまわり【空回りする】
race;→英和
run idle (機械が).

からみ

からみ [0] 【空身】
荷物を持たないこと。からだ一つ。また,同行者がいないこと。「―で山に登る」

からみ

からみ [3][0] 【辛み・辛味】
(1)辛い味。
(2)風味を添え,食欲をそそる目的で用いられる刺激性の添加食品。大根おろし・山葵(ワサビ)など。「―をきかせる」
〔「み」は接尾語。「味」は当て字〕

からみ

からみ [0][3] 【鍰】
⇒スラグ

からみ

からみ【辛味】
a sharp[pungent]taste[flavor];a salty taste (塩味);a pungent condiment (薬味).

からみ

からみ [3] 【絡み・搦み】
(1)からむこと。巻きつくこと。
(2)歌舞伎で,主役を引き立てるために出す端役(ハヤク)。また,そういう演出法。
→がらみ

からみあう

からみあ・う [4][0] 【絡み合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いにからまる。「糸が―・う」
(2)いくつかの事柄が複雑に関係し合う。「関係者の思わくが―・っている」

からみあう

からみあう【絡み合う】
intertwine.→英和

からみおり

からみおり [0] 【搦み織(り)】
地の経(タテ)糸と左右によじれる経糸が,一本の緯(ヨコ)糸と絡み合う組織。紗(シヤ)・絽(ロ)・羅(ラ)など。もじり織り。

からみそ

からみそ [0] 【辛味噌】
塩味の濃い味噌。
⇔甘味噌

からみだいこん

からみだいこん [4] 【辛味大根】
ダイコンの栽培品種。根は丸くカブに似る。京都地方でふろ吹き用に栽培される。

からみだし

からみだし [3] 【空見出し】
辞書で,見出しとして出しているが解説をしていない項目。から項目。
⇔本見出し

からみつく

からみつ・く [4] 【絡み付く】
■一■ (動カ五[四])
(1)物のまわりに巻きつく。「つる草が足に―・く」
(2)言いがかりをつけたりして人にしつこくつきまとう。からむ。「酔って人に―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒からみつける

からみつける

からみつ・ける [5][0] 【絡み付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 からみつ・く
からみつくようにする。巻きつける。「つるバラを垣根に―・ける」

からみもち

からみもち [3] 【辛味餅】
つきたての餅に,醤油をかけた大根おろしをつけたもの。

からむ

からむ【絡む】
(1) twine[coil]round;be[get]entangled;be involved in (巻きこまれる).
(2)[難くせをつける]pick up a quarrel <with> .→英和

からむ

から・む [2] 【絡む・搦む】
■一■ (動マ五[四])
(1)細い物が他の物の周りに巻きつく。また巻きついて,動きなどを妨げる。「つたが―・む」「脚に釣糸が―・んで飛べない鳥」
(2)まといつく。つきまとう。「袖に―・む」「さすがにたはしきに,―・みまはさせておきたらむ/落窪 1」
(3)関係をもつ。
 (ア)別のことが関連して,事態を複雑にする。「金銭問題が―・む」
 (イ)ある事に関連する。「入試に―・むうわさ」
(4)いやがらせを言う。言いがかりをつける。「乙に―・む」
(5)「からめる」に同じ。「袴の括(クク)り高く―・み上げて/著聞 10」
■二■ (動マ下二)
⇒からめる

からむし

からむし [0] 【空蒸(し)】 (名)スル
(1)水や調味料を加えずに蒸し煮にすること。水分の多い野菜に用いる。
(2)雨が降らず,蒸し暑いこと。

からむし

からむし [2][0] 【苧・苧麻】
イラクサ科の多年草。原野に自生し,また畑で栽培する。高さ1メートル以上に達する。葉は広卵形で,下面に白綿毛を密生する。七,八月頃,葉腋に円錐花序をつけて,黄白色の小花を多数密生する。茎の繊維を織物などに用いる。苧麻(チヨマ)。マオ。[季]夏。

からむしずきん

からむしずきん 【苧頭巾】
⇒苧屑頭巾(ホクソズキン)

からめ

からめ [0][2] 【唐目】
⇒とうめ(唐目)

からめ

からめ [0][3] 【辛め】 (名・形動)
(1)辛みがやや強い・こと(さま)。「―に味をつける」
(2)普通よりもややきびしい・こと(さま)。「―に点をつける」

からめかす

からめか・す (動サ四)
〔「がらめかす」とも〕
からからと音をたてる。「(履物ヲ)―・してぞのぼりけり/義経記 3」

からめく

からめ・く (動カ四)
やせて脂肪気がないように見える。「あまり痩(ヤ)せ―・きたるは/枕草子(四九・春曙抄)」

からめく

からめ・く 【唐めく】 (動カ四)
(1)唐風である。唐の様式である。「―・いたるよそひは/源氏(桐壺)」
(2)異国風である。普通とちがってしゃれている。「いはむ方なく―・きたり/源氏(須磨)」

からめく

からめ・く (動カ四)
〔「がらめく」とも〕
からからと鳴る。「(骸骨(ガイコツ)ガ)おびたたしう―・きあひければ/平家 5」

からめて

からめて [0] 【搦め手】
(1)城の裏門。敵の背後。また,そこを攻める軍勢。
⇔大手(オオテ)
(2)相手の弱点。また,相手があまり注意していないところ。「―から論破する」
(3)からめとる人。捕り手。「―向かひ候ふ事/著聞 12」

からめて

からめて【搦手】
the postern;→英和
the back gate.〜から攻める attack <a castle> in the rear;→英和
approach by the back door.

からめてもん

からめてもん [4] 【搦め手門】
城郭の背面にある門。
⇔大手門(オオテモン)

からめとる

からめと・る [4] 【搦め捕る】 (動ラ五[四])
捕らえて縛りあげる。縄などをかけて動きを封じて,とらえる。
[可能] からめとれる

からめとる

からめとる【搦め捕る】
arrest;→英和
capture.→英和

からめる

からめる【搦める】
bind.→英和

からめる

から・める [3][0] 【絡める・搦める】 (動マ下一)[文]マ下二 から・む
(1)細長いものを他のもののまわりに巻きつける。「腕を―・める」
(2)粘り気のあるものをまわりにつける。「芋に水飴(ミズアメ)を―・める」
(3)ある事に他の事を関連させる。「予算審議に―・めて外交案件の審議を進める」
(4)縛る。捕縛(ホバク)する。《搦》「国の守(カミ)に―・められにけり/伊勢 12」

からもじ

からもじ [0][2] 【唐文字】
漢字。
⇔大和(ヤマト)文字

からもの

からもの [2][0] 【唐物】
中国およびその他の外国から輸入された品物の総称。舶来品。とうぶつ。とうもつ。

からものがたり

からものがたり 【唐物語】
説話集。二巻。編者は藤原成範説があるが未詳。鎌倉初期の成立か。「白氏文集」「史記」などの中国の古典から二七話を選び,翻案したもの。

からものだて

からものだて [0] 【唐物点】
唐物茶入れを中心にした茶の湯の点前(テマエ)。水指(ミズサシ)・茶杓(チヤシヤク)・茶碗・建水など使用する道具に約束があり,特に慎重に扱われる。

からものちゃいれ

からものちゃいれ [5] 【唐物茶入れ】
茶入れの一種。宋から元代にかけて中国で作られた陶製の小壺。

からもののつかい

からもののつかい 【唐物の使ひ】
平安時代,唐その他の外国の商船が九州に来た時,その積み荷を検査するために朝廷から派遣された使者。

からものぶぎょう

からものぶぎょう [5] 【唐物奉行】
室町幕府の職名。明(ミン)から渡来した唐物の鑑定をつかさどる職。

からものや

からものや [0][4] 【唐物屋】
(1)江戸時代,唐物を売買した店。また,その商人。とうぶつや。
(2)古道具屋。

からもも

からもも 【唐桃】
(1)アンズの古名。「蘇芳・黒柿・―などいふ木どもを/宇津保(吹上・上)」
(2)寿星桃(ジユセイトウ)の別名。

からもん

からもん [0][2] 【唐門】
唐破風(カラハフ)形の屋根をもつ門。平入りのものを平唐門,妻入りのものを向(ムカイ)唐門という。

からやかたぶね

からやかたぶね [6] 【唐屋形船】
屋形を唐破風(カラハフ)造りにした,平安・鎌倉時代の貴族用の豪華な川船。

からやくそく

からやくそく [3] 【空約束】
守る気のない約束。また,約束して守らないこと。そらやくそく。

からゆき

からゆき [2][0] 【唐行き】
明治から昭和初期にかけて,九州の天草諸島付近から南方など外地へ,多く売春婦として出稼ぎに行った女性。唐行きさん。

からよう

からよう [0] 【唐様】
(1)中国風。からざま。「出立(イデタチ)を―にするならでは手立なし/風姿花伝」
(2)中国風の書法。特に,江戸中期に伝わった明風の書法。「売り家と―で書く三代目」
(3)「禅宗様(ゼンシユウヨウ)」に同じ。

からようがき

からようがき [0] 【唐様書き】
中国風の文字をうまく書く人。また,それを職業とする人。

からようたち

からようたち [3] 【唐様太刀】
唐太刀風に日本で作った太刀外装。儀仗用の飾り太刀として発達した。

からよもぎ

からよもぎ 【唐艾】
キクの異名。[新撰字鏡]

からり

からり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)堅い物が触れあったり,ころがったりして立てる音を表す語。「箸が―と床に落ちる」
(2)戸や障子などを軽く勢いよく開け放つさま。「障子を―と開ける」
(3)すっかり変わるさま。「流しの方は―と片付いて/彼岸過迄(漱石)」
(4)明るくなるさま。「空も―と晴れ上がった」
(5)よく乾いたさま。「―と乾いた洗濯物」「天ぷらが―と揚がる」
(6)性格が明るくてさっぱりしているさま。「―とした性格」

からり

からり
〜と entirely;→英和
completely (全く).→英和
〜とした(て) frank(ly);→英和
openhearted(ly) (性格の).〜と晴れた空 a clear sky.

かられる

かられる【駆られる】
be driven[moved] <by> .好奇心に駆られて out of curiosity.

かられる

から・れる [0] 【駆られる】 (動ラ下一)
〔動詞「駆る」の受け身形が一語化したもの〕
高まった感情に動かされる。「嫉妬に―・れる」「望郷の念に―・れる」

からわ

からわ [0] 【唐輪】
(1)子供の髪形の一。鎌倉時代,元服前の童子が髻(モトドリ)から上を二つに分け,頭の上で二つの輪を作るもの。「年十五,六ばかりなる小児(コチゴ)の,髪―にあげたるが/太平記 2」
(2)室町末期以降の女子の髪形。髪を頭の上に束ね,それをいくつかに分けて輪を作り,根元を余りの髪で巻くもの。兵庫髷(ヒヨウゴワゲ)はこれから出たといわれる。唐子まげ。
唐輪(2)[図]

からわたり

からわたり [3] 【唐渡り】
(1)中国など,外国から渡来すること。また,その品物。
(2)中国,また外国へ渡航すること。

からん

からん [0] 【夏卵】
(1)ワムシ・ミジンコなどが春・夏に単為生殖で産む卵。普通,雌が生じる。雌卵(シラン)。
(2)扁形動物の一部の種が,幼若のうちに自家受精で形成する卵。夏季に数回生じ,殻が薄く卵黄が少ない。急発卵。

からん

からん [0][1] 【下欄】
本や書類の下の方の欄。

からん

からん クワ― [0] 【禍乱】
世の災いとなるような騒動。

からん

からん [0] 【鰕卵】
エビの卵をゆでて乾燥させたもの。中国料理の材料。

からオケ

からオケ [0] 【空―】
〔オケはオーケストラの略〕
伴奏音楽だけが吹き込まれている音楽テープやディスク。また,それに合わせて歌うための装置。カラオケ。

からオケボックス

からオケボックス [5]
レンタル用に作られた,からオケ装置を備えた小部屋。

かり

かり [0] 【借り】
〔「借る」「借りる」の連用形から〕
(1)借りること。また,借りたもの。特に借金。
(2)相手から受けて,報いなければならないと感ずる利益・恩恵。負い目。または,恨み。「一つ―ができた」「この―は必ず返す」
(3)「借り方」の略。
⇔貸し

かり

かり [2] 【上り・甲】
〔動詞「上(カ)る」の連用形から〕
日本音楽で,音高を標準よりも高めにすること。多く管楽器,特に尺八でいう。
⇔減(メ)り

かり

かり【仮の】
temporary (臨時の);→英和
makeshift (まにあわせの);→英和
transient (一時の);→英和
tentative (試験的な).→英和
〜に…とすれば if;→英和
suppose[supposing].→英和
〜に…としても (even) if;granted that….〜にも even for a time (一時的にも);→英和
even in jest (冗談にも);at all (いやしくも).‖仮建築(事務所) a temporary building (office).仮採用 trial engagement <of three months> .仮釈放 (a) release on parole.仮入学を許される be admitted <to the school> on probation.

かり

かり (助動)
助動詞「けり」の上代東国方言。「家の妹(モ)が着せし衣に垢(アカ)付きに〈かり〉/万葉 4388」
〔終止形しか用例がみられない〕

かり

かり【雁】
a wild goose.

かり

かり【借り】
(a) debt;→英和
a loan.→英和
〜がある be in debt <to him for 500yen> ;owe <him 5,000 yen> .→英和
〜がない be free from debt(s).〜を返す pay (off) a debt.

かり

かり [0] 【仮】
〔「借り」と同源〕
(1)正式なものに代えて,間に合わせに行う物事。「―免許」「―祝言」
(2)本当のもの,本来のものでないこと。「―の名前」「―の姿」
→仮に

かり

かり【狩】
(1) <go> hunting[shooting];→英和
a hunt.→英和
(2) gathering (採集).→英和
(3) viewing (見物).
(4) a roundup <of street girls> (検挙).→英和
‖狩場 a hunting ground.もみじ(桜)狩 maple (cherry) viewing.

かり

かり [1] 【雁】
(1)〔鳴き声からという〕
ガンの異名。[季]秋。《一行の―や端山に月を印す/蕪村》
(2)ガンの鳴き声。「声にたてつつ―とのみ鳴く/後撰(秋下)」

かり

かり [1] 【狩(り)・猟】
(1)野生の鳥や獣をとること。猟(リヨウ)。狩猟。[季]冬。
(2)犯罪者などを捜索し,つかまえること。「暴力団―」「山―」
(3)自然の中に分け入って,野草や貝などをとったり,花やもみじを観賞したりすること。「きのこ―」「潮干―」「桜―」「紅葉(モミジ)―」
〔(2)(3)は他の語の下に付いて用いられ,「がり」と濁る〕

かりあお

かりあお 【狩襖】
「狩衣(カリギヌ)」に同じ。

かりあげ

かりあげ [0] 【刈(り)上げ】
(1)髪形で,後ろと横の頭髪を普通よりも上の方まで短く刈ること。
(2)稲・麦を刈り終えること。

かりあげ

かりあげ [0] 【借(り)上げ】
(1)借り上げること。
(2)江戸時代,各藩で財政に困窮して,家臣から借りる形式で,俸禄(ホウロク)を減らしたこと。借知(カリチ)。
(3)「貸し上げ」に同じ。

かりあげ

かりあげ【刈り上げる】
have one's hair cut short.〜にした髪 bobbed hair.

かりあげいわい

かりあげいわい [5] 【刈(り)上げ祝い】
稲刈り後に田の神に感謝する祝い。刈り上げ祭り。鎌上げ。鎌納め。

かりあげる

かりあ・げる [4][0] 【刈(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かりあ・ぐ
(1)後頭部の頭髪を下から上に次第に長く残るように刈る。
(2)草などを刈り終える。また,残らず刈る。

かりあげる

かりあ・げる [4][0] 【借(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 かりあ・ぐ
目上の者が目下の者から,または官庁が民間から金品を借りる。「民家を―・げて宿舎にあてる」

かりあつめる

かりあつめる【駆り集める】
muster;→英和
round up.

かりあつめる

かりあつ・める [5] 【駆(り)集める】 (動マ下一)[文]マ下二 かりあつ・む
あちこちから人を急いで集める。「作業員を―・める」

かりいえ

かりいえ [0] 【借(り)家】
⇒しゃくや(借家)

かりいおのまつり

かりいおのまつり カリイホ― [0] 【仮庵の祭】
ユダヤ教の三大祝祭の一。秋の収穫を祝う祭り。エジプト脱出後,荒野をさまよった祖先の苦労をしのび,屋外に木で仮小屋を作り,収穫物を天井から下げ,そこで起居する。ユダヤ暦第七月の一五日から一週間行う。

かりいぬ

かりいぬ [0][2] 【猟犬】
⇒りょうけん(猟犬)

かりいれ

かりいれ [0] 【借(り)入れ】 (名)スル
借り入れること。しゃくにゅう。
⇔貸し出し
「資金を―する」

かりいれ

かりいれ [0] 【刈(り)入れ】 (名)スル
稲・麦などを刈って取り入れること。収穫。「―どき」「一家総出で―する」

かりいれ

かりいれ【刈入れ】
a harvest.→英和
〜る reap in;harvest.‖刈入れ時 the harvest time.

かりいれ

かりいれ【借り入れる】
borrow;→英和
hire <a room> ;→英和
rent <land,a house> ;→英和
charter <a ship> .→英和
借り入れ金 a loan.→英和

かりいれきん

かりいれきん [0] 【借入金】
借り入れた金。

かりいれしほん

かりいれしほん [5] 【借入資本】
⇒他人(タニン)資本

かりいれる

かりい・れる [4][0] 【借(り)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かりい・る
金銭や商品を他から借りて自分の使用にあてる。借りる。「銀行から資金を―・れる」

かりいれる

かりい・れる [4][0] 【刈(り)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かりい・る
稲・麦などを刈って取り入れる。収穫する。「稲を―・れる」

かりうえ

かりうえ [0] 【仮植え】 (名)スル
⇒仮植(カシヨク)

かりうけきん

かりうけきん【仮受金】
《商》a suspense receipt.

かりうけきん

かりうけきん [0] 【仮受金】
金額または勘定科目が確定していない入金。手付金や前渡金を受け入れた場合,これに該当する。

かりうけとりしょう

かりうけとりしょう【仮受取証】
an interim receipt.

かりうけにん

かりうけにん【借受人】
⇒借主.

かりうける

かりう・ける [4] 【借(り)受ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かりう・く
「借りる」のやや改まった言い方。借りて受け取る。「ホテルを―・けて保養所とする」

かりうける

かりうける【借り受ける】
⇒借りる.

かりうち

かりうち [0] 【樗蒲】
博打(バクチ)の一。かりと呼ばれる楕円形の平たい四枚の木片を采(サイ)とし,その一面を白,他面を黒く塗り,二つの采の黒面に牛,他の二つの采の白面に雉(キジ)を描き,投げて出た面の組み合わせで勝負を決するもの。中国から伝来。ちょぼ。[和名抄]

かりうど

かりうど【狩人】
⇒かりゅうど.

かりうど

かりうど [1][2] 【狩人】
⇒かりゅうど(狩人)

かりえいぎょうしょ

かりえいぎょうしょ【仮営業所】
a temporary office[place of business].

かりお

かりお 【仮庵】
「かりいお」の転。「秋田刈る―を作り我が居れば/万葉 2174」

かりおや

かりおや [0] 【仮親】
(1)生みの親の代わりに,子供を育てた人。養父母。養い親。
(2)養子縁組や結婚の際,仮に親の代わりをつとめる人。親がわり。

かりかえ

かりかえ [0] 【借(り)換え】 (名)スル
(1)新たに金を借りて,今までの借金の返却にあてること。「期末に―する」
(2)新しく公社債を発行して,以前に発行した公社債の償還にあてること。

かりかえ

かりかえ【借換え】
renewal (借金の).→英和
〜る renew a debt.→英和

かりかえさい

かりかえさい [4] 【借換債】
満期のきた債券を償還する資金の調達のために新たに発行される債券。

かりかえる

かりか・える [3][4] 【借(り)換える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かりか・ふ
前に借りた分を返して,新しくまた借りる。「図書館の本を―・える」「利率の低いローンに―・える」

かりかし

かりかし【借り貸し】
⇒貸し借り.

かりかた

かりかた [0] 【借(り)方】
(1)物を借りる方法。「―がうまい」
(2)借りた側の人。借り手。「―にまわる」
(3)複式簿記で,資産の増加,負債・資本の減少,損失の発生などを記入する勘定口座の左側の欄。借り。
⇔貸方(カシカタ)

かりかた

かりかた【借方】
a debtor.〜へ記入する debit <a sum to[against]a person> .→英和

かりかちとうげ

かりかちとうげ 【狩勝峠】
北海道中南部日高山脈北部,石狩・十勝の境にある峠。十勝平野を眺望する景勝地。

かりかつよう

かりかつよう [3] 【カリ活用】
文語形容詞の活用形式の一。「多し」が,その語尾を「から・かり・かり・かる・かれ・かれ」と活用し,「うれし」がその語尾を「しから・しかり・しかり・しかる・しかれ・しかれ」と活用する類。形容詞の連用形語尾「く」に動詞「あり」が付く言い方から派生した形(「多くあり→多かり」「うれしくあり→うれしかり」)。カリ活用は主として助動詞が付く際に用いられるもので,形容詞の用法を補う性格が強い。それで,現在では,形容詞の補助活用として,形容詞の活用にこれを含めて扱うのが普通となっている。

かりかぶ

かりかぶ【刈り株】
a stubble.→英和

かりかぶ

かりかぶ [0] 【刈(り)株】
稲・麦を刈ったあとに残る切り株。

かりかり

かりかり
〜する be[eat]crisp (食物が).

かりかり

かりかり
■一■ [1] (副)スル
(1)堅い物や乾いた物をかみ砕く時に出る音を表す語。「リスが木の実を―(と)食べる」
(2)興奮したり,腹をたてたりするさま。「一方的な議論に―する」
(3)ガンの鳴き声を表す語。「くる秋ごとに―となく/後撰(秋下)」
■二■ [0] (形動)
乾いて適度に堅く,かむと歯切れのよいさま。「小魚を―に揚げる」

かりかんじょう

かりかんじょう【仮勘定】
a suspense account.

かりかんじょう

かりかんじょう [3] 【仮勘定】
簿記で,勘定項目が不確定の取引や,金額が未確定な取引を暫定的に処理する目的で設けられる勘定。

かりがね

かりがね [0] 【雁が音・雁金】
(1)ガンの鳴き声。また,ガンの別名。[季]秋。《―の竿に成る時猶淋し/去来》
(2)カモ目カモ科の水鳥。全長60センチメートルほど。マガンに似るが小形で,額の白色部が多い。眼の縁は鮮黄色。日本にはマガンの群れに混じってまれに冬鳥として渡来する。
(3)家紋の一。雁(ガン)を図案化したもの。飛び雁金・遠雁金・結び雁金の三種に大別される。
雁金(3)[図]

かりがねごにんおとこ

かりがねごにんおとこ 【雁金五人男】
元禄年間(1688-1704)に大坂を荒らした無頼漢,雁金文七(ブンシチ)・庵(アン)の平兵衛・ほてい市右衛門・極印(ゴクイン)千右衛門・神鳴庄九郎の五人。「雁金文七秋の霜」「男作五雁金(オトコダテイツツカリガネ)」など人形浄瑠璃や歌舞伎に脚色された。

かりがねそう

かりがねそう [0] 【雁金草】
クマツヅラ科の多年草。全草に悪臭がある。高さ約1メートル。葉は広卵形。秋,茎頂の大きな円錐花序に青紫色の唇形花を開く。花は,雄しべ,雌しべとも大きく飛び出して曲がり,上唇・下唇とも長く奇異な形をしている。和名は花の形に由来する。ホカケソウ。
雁金草[図]

かりがねてん

かりがねてん [4][0] 【雁点】
〔古く雁(ガン)の飛ぶ形「�」に書いたことから〕
漢文訓読の返り点の一。レ点の古名。

かりがねびし

かりがねびし [4] 【雁金菱】
(1)家紋の一。飛ぶ雁の形を上下に向かい合わせて菱形にしたもの。
(2)模様の名。{(1)}を連続して並べたもの。雁菱。

かりきり

かりきり【借切りの】
reserved <car> .客車を〜にする engage a whole car.

かりきる

かりき・る [3] 【借(り)切る】 (動ラ五[四])
ある期間,特定の人が全部借りてしまう。
⇔貸し切る
「研修会でホテルを一週間―・る」「バス一台を―・る」
[可能] かりきれる

かりぎ

かりぎ [0] 【刈り葱】
ネギの一種。丈は短く,葉は細くて柔らかい。晩冬から初夏にかけて若葉を数度にわたって刈り取ることができる。なつねぎ。

かりぎ

かりぎ [0] 【借(り)着】 (名)スル
衣服を借りて着ること。また,その衣服。

かりぎ

かりぎ【借り着】
<wear> borrowed clothes.

かりぎちょう

かりぎちょう [3] 【仮議長】
議長・副議長に故障のある場合,またそれを選出する際の,臨時の議長。

かりぎぬ

かりぎぬ [3][0] 【狩衣】
〔もと,狩りなどのときに着たところから〕
盤領(マルエリ)で脇を縫い合わせず,くくり緒のある袖が後ろ身頃にわずかに付いているだけの衣服。地質は,布(フ)を用いるので布衣(ホイ)とも呼んだが,のちに絹綾(キヌアヤ)のものもできた。平安時代には公家の平常の略服であったが,鎌倉時代以後は公家・武家ともに正服,または礼服として用いた。現在は,神官の服装に見られる。狩襖(カリアオ)。かりごろも。
狩衣[図]

かりぎぬそうぞく

かりぎぬそうぞく 【狩衣装束】
狩衣に指貫(サシヌキ)・烏帽子(エボシ)などを着けた服装。「皆いでたちて―をして/宇津保(吹上・上)」

かりぎぬのうし

かりぎぬのうし 【狩衣直衣】
⇒小直衣(コノウシ)

かりぎぬばかま

かりぎぬばかま [5] 【狩衣袴】
狩衣と,それに着ける指貫の袴。

かりくび

かりくび 【仮首】
その人のものらしく見せかけたにせ首。「洛中・辺土の在家人なんどの首―にして/太平記 8」

かりくび

かりくび [0][2] 【雁首】
雁の首に形が似たもの。特に,陰茎の先。亀頭(キトウ)。「―に珠数(ジユズ)をかけさせ/浮世草子・一代男 8」

かりくら

かりくら 【狩座・狩倉・狩競】
(1)狩り場。「かの国に朝妻とて日本一の―あり/曾我 5」
(2)きそって狩りをすること。特に鹿狩りをいう。「―すでにすぎければ/曾我 1」

かりけいやく

かりけいやく [3] 【仮契約】 (名)スル
正式の契約を結ぶまでの仮の契約。仮約束。

かりけいやく

かりけいやく【仮契約】
a provisional contract.

かりげんぶく

かりげんぶく [3] 【仮元服】
武家で,男子が一一歳になった時に,初めて太刀(タチ)を差す儀式。

かりこ

かりこ 【狩(り)子】
狩りのとき鳥獣を駆り立てる者。勢子(セコ)。

かりこうじ

かりこうじ【仮工事】
temporary construction work.

かりこし

かりこし [0] 【借(り)越し】
(1)一定限度以上に借りること。
(2)貸しよりも,借りが多いこと。また,その金。特に,当座預金についていう。
⇔貸し越し

かりこし

かりこし【借越し】
an outstanding debt;an overdraft (預金勘定の).→英和
〜する overdraw.→英和

かりこす

かりこ・す [3] 【借(り)越す】 (動サ五[四])
一定の限度以上に借りる。

かりこみ

かりこみ [0] 【刈(り)込み】 (名)スル
(1)植木の余分な枝を切り落として形を整えること。「―ばさみ」
(2)頭髪を刈って,形を整えること。

かりこみ

かりこみ [0] 【狩(り)込み】
(1)獣を狩り立てて捕らえること。
(2)俗に,警察が,浮浪者・売春婦などを街頭で一斉に検挙すること。

かりこみ

かりこみ【刈込み】
cutting (頭髪の);→英和
a haircut;→英和
trimming (植木の).→英和
刈り込む trim <the hair,a tree> .→英和

かりこみ

かりこみ【狩込み】
a roundup <of street girls> .→英和

かりこむ

かりこ・む [3] 【刈(り)込む】 (動マ五[四])
(1)手入れのために髪の毛や草木の枝葉などを刈る。「生け垣を―・む」
(2)文章の不要な部分を削る。「もう少し―・んだ方がいい文になる」
(3)穀物などを刈り取って蓄える。「―・みし麦の匂ひや宿(シユク)の内(利牛)/炭俵」
[可能] かりこめる

かりこも

かりこも 【刈り菰・刈り薦】
〔「かりごも」とも〕
刈り取った真菰(マコモ)。また,それで織ったむしろ。「―の一重を敷きてさ寝(ヌ)れども/万葉 2520」

かりこもの

かりこもの 【刈り菰の】 (枕詞)
(1)刈った菰の乱れやすいことから,「みだる」にかかる。「―乱れば乱れさ寝しさ寝てば/古事記(下)」
(2)刈った菰のしおれやすいことから「心もしのに」にかかる。「―心もしのに人知れずもとなそ恋ふる/万葉 3255」

かりごえ

かりごえ 【狩(り)声】
〔「かりこえ」とも〕
狩りの時,獲物を追い出すため勢子(セコ)があげる鬨(トキ)の声。

かりごしらえ

かりごしらえ [3] 【仮拵え】 (名)スル
当座の間に合わせにこしらえること。「―のステージ」

かりごや

かりごや【仮小屋】
a temporary hut;a shack.→英和

かりごろも

かりごろも 【狩衣】
■一■ (名)
(1)「かりぎぬ」の歌語。「秋の野の露わけ来たる―/源氏(手習)」
(2)〔「かり」に「仮」の意をかけて〕
旅の衣装。また,旅。「―,知らぬ道すぢを尋ねて/浮世草子・一代男 3」
■二■ (枕詞)
(1)狩衣の裾(スソ)の意で「裾野」に,また狩衣の紐(ヒモ)の意から同音の「日も」にかかる。「―裾野もふかし/新勅撰(冬)」
(2)狩衣を裁つ意から,同音の「立つ」にかかる。「―たち憂き花のかげにきて/玉葉(旅)」
(3)狩衣は乱れやすいので「みだる」「おどろ」にかかる。「―乱れにけりな梓弓/続古今(秋上)」

かりさいよう

かりさいよう【仮採用】
<take a person on> probation.→英和
仮採用者 a probationer.→英和

かりさかとうげ

かりさかとうげ 【雁坂峠】
埼玉県大滝村と山梨県三富(ミトミ)村との境にある峠。秩父盆地と甲府盆地を結び,秩父往還・甲州裏街道の峠として近世にはよく用いられた。

かりさしおさえ

かりさしおさえ [0][5] 【仮差し押(さ)え】
金銭債権またはこれに代わる可能性のある債権の執行を保全するため,確定判決を得て強制執行に着手するまでの間,債務者の財産の処分・移転を暫定的に禁止する処置。債権者の申請に基づき,裁判所が命令する。

かりしき

かりしき [0] 【刈敷】
伝統的な施肥法の一。春先から初夏,山林から刈り取った柴草・雑木の若葉・若芽や稲わら・麦わらなどを水田に敷き込むこと。

かりしっこう

かりしっこう [3] 【仮執行】
民事訴訟法上,判決の確定前に仮執行の宣言に基づいてなす強制執行。

かりしっこう

かりしっこう【仮執行】
《法》provisional execution.

かりしっこうのせんげん

かりしっこうのせんげん 【仮執行の宣言】
相手方の上訴により判決の確定が遅れ,勝訴者が不利益をこうむることを考慮し,判決の確定前に執行力を与える裁判所の宣言。原則として財産権上の請求に限られる。

かりしゃくほう

かりしゃくほう [3] 【仮釈放】
監獄・労役場・少年院・婦人補導院で身柄を拘束されている者を,刑期または収容期間の満了以前に,条件付きで社会復帰させる制度。仮釈放を許された者はその期間中保護観察に付され,条件に違反した場合は再び施設に収容される。

かりしゅうげん

かりしゅうげん [3] 【仮祝言】
内輪で行う仮の結婚式。

かりしゅっしょ

かりしゅっしょ [3] 【仮出所】
仮出獄または仮出場のこと。

かりしゅっしょ

かりしゅっしょ【仮出所する】
be released on parole.〜中の人 a person on parole.

かりしゅつごく

かりしゅつごく [4][3] 【仮出獄】
懲役または禁錮(キンコ)受刑者が,刑期の三分の一を経過し,また無期刑では10年を経過して改悛(カイシユン)の情がみられる時,一定の条件のもとに出獄を許すこと。仮釈放の一種。仮出所。

かりしゅつじょう

かりしゅつじょう [4][3] 【仮出場】
拘留に処せられた者,および労役場に留置された者について,情状により一定の条件のもとで出場を許すこと。

かりしょうしょ

かりしょうしょ【仮証書】
a scrip.→英和

かりしょうぞく

かりしょうぞく [3] 【狩装束】
〔「かりそうぞく」とも〕
(1)公家が狩りや遊山に出かけるときの装束。狩衣(カリギヌ)に狩袴(カリバカマ)を着ける。
(2)武士が狩りに出る時の装束。狩衣または直垂(ヒタタレ)に行縢(ムカバキ)をはき,綾藺笠(アヤイガサ)をかぶる。太刀・腰刀を帯び籐巻(トウマキ)の弓,野矢を携行する。
狩装束(2)[図]

かりしょぶん

かりしょぶん【仮処分】
《法》 <make> provisional disposition <of> .

かりしょぶん

かりしょぶん [3] 【仮処分】
金銭債権以外の権利の執行を保全するため(係争物に関する仮処分),あるいは,様々な権利について裁判中に現実に生じている損害から債権者を保護するため(仮の地位を定める仮処分),裁判所により暫定的になされる処置。

かりじ

かりじ [0] 【借(り)字】
「当(ア)て字(ジ)」に同じ。

かりじむしょ

かりじむしょ【仮事務所】
⇒仮営業所.

かりじゅ

かりじゅ [0] 【仮需】
「仮需要」の略。

かりじゅうしょ

かりじゅうしょ [3] 【仮住所】
(1)〔法〕 当事者がある行為について住所に代わるべきものとして選定した場所。その行為に関しては住所とみなされる。
(2)仮住まいの住所。

かりじゅよう

かりじゅよう [3] 【仮需要】
価格上昇や物資不足を予想して在庫増大や投機を行うために生じる需要。
⇔実需

かりじょうやく

かりじょうやく [3] 【仮条約】
正式の条約を締結するまでの暫定的な条約。また,主権者の批准のすんでいない条約。「安政の―」

かりじょうやく

かりじょうやく【仮条約】
a provisional treaty.

かりずまい

かりずまい【仮住居】
one's temporary residence.〜する live temporarily <in,at> .

かりずまい

かりずまい [3] 【仮住(ま)い】 (名)スル
仮にしばらく住むこと。また,その家。「知人の家の離れに―する」

かりずまい

かりずまい [3] 【借り住(ま)い】 (名)スル
家を賃借して住むこと。また,その家。借屋住まい。

かりずり

かりずり [0] 【仮刷(り)】
印刷で,本刷りの前に行う印刷。試し刷り。
→本刷り

かりせいふ

かりせいふ【仮政府】
a provisional government.

かりせいほん

かりせいほん [3] 【仮製本】
製本様式の一。雑誌やノートのように,針金または糸で綴じた中身に表紙を付け,中身と表紙を一度に化粧裁ちしたもの。仮綴じ。
→本製本

かりせんぐう

かりせんぐう [3] 【仮遷宮】
本殿が落成するまで,仮に造営した御殿に神体を移すこと。仮殿(カリドノ)遷宮。
⇔正遷宮(シヨウセングウ)

かりそう

かりそう [0] 【仮葬】
本葬の前に,内輪で行う仮の葬式。

かりそめ

かりそめ [0] 【仮初め・苟且】 (名・形動)[文]ナリ
(1)その場限りである・こと(さま)。一時。「―の縁(エニシ)」「―の恋」
(2)さして重大でないこと。ふとしたこと。また,そのさま。「―の病」「奥羽長途の行脚只―に思ひたちて/奥の細道」
(3)軽々しい・こと(さま)。おろそか。ゆるがせ。「―にする」「ああ,―な事も致さう事でおりない/狂言・瓜盗人」

かりそめ

かりそめ【仮初の】
temporary (一時の);→英和
transient;→英和
slight <illness> ;→英和
trifling (些細の).→英和
〜にも…しない not…on any account;not <say such a thing> even in joke.

かりそめにも

かりそめにも [5] 【仮初めにも】 (副)
(1)(多く下に打ち消しや反語の語句を伴って)どんなことがあっても。けっして。「―口にしてはならない」
(2)いやしくも。少なくとも。「―閣僚である以上,慎まねばならない言動」

かりそめぶし

かりそめぶし 【仮初め臥し】
「仮寝(カリネ)」に同じ。「蘆(アシ)の屋の―は/千載(恋四)」

かりた

かりた 【刈り田】
稲を刈ったあとの田。[季]秋。「我が門の―のねやにふす鴫の/新古今(冬)」

かりたおす

かりたお・す [4] 【借(り)倒す】 (動サ五[四])
金品を借りたまま返さないですます。踏み倒す。「借金を―・す」

かりたく

かりたく [0] 【仮宅】
(1)仮住まいの家。
(2)江戸吉原の遊郭が火災にあった時,一般居住地に,仮営業を許された遊里。

かりたてる

かりたてる【駆り立てる】
drive;→英和
urge <a horse> on.

かりたてる

かりた・てる [4][0] 【駆(り)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かりた・つ
(1)(「狩り立てる」とも書く)動物などをつかまえるために,ひそんでいる所から追い立てる。「猟犬が獲物を―・てる」
(2)人をうながして,そうしなければならないような気持ちや状態にさせる。「国民を戦争に―・てる」「不安の念に―・てられる」

かりたてる

かりたてる【狩り立てる】
hunt up[out].

かりたばたらき

かりたばたらき 【刈り田働き】
「刈り田狼藉」に同じ。「―に日を送る/常山紀談」

かりたろうぜき

かりたろうぜき 【刈り田狼藉】
中世,他人の田の稲を暴力的に刈り取ること。刈り田働き。

かりだか

かりだか 【刈(り)高】
稲の束刈(ソクガリ)で表示された田畑の高。近世初頭まで奥羽地方で行われた。

かりだす

かりだ・す [3][0] 【駆(り)出す・狩(り)出す】 (動サ五[四])
(1)動物などを隠れ場所から追い立てて出す。「勢子(セコ)が熊を―・す」
(2)強制的に人を引っ張り出す。「町内の大掃除に―・される」
[可能] かりだせる

かりだす

かりだす【狩り出す】
hunt out;round up.

かりだす

かりだ・す [3][0] 【借(り)出す】 (動サ五[四])
借りて持ち出す。「図書館から本を―・す」
[可能] かりだせる

かりだす

かりだす【借り出す】
take out (本などを).

かりだな

かりだな 【借(り)店】
店賃(タナチン)を出して借りた家。借家(シヤクヤ)。

かりち

かりち【借地】
<a lot of> leased land.

かりち

かりち [0] 【借(り)地】
借りた土地。しゃくち。

かりちょういん

かりちょういん【仮調印】
initial signing.〜する initial <a treaty> .→英和

かりちょういん

かりちょういん [3] 【仮調印】 (名)スル
条約や協定の内容が合意に達した時,正式調印に至る前に,そのしるしとして双方の交渉の代表者がローマ字で頭文字(カシラモジ)をサインすること。

かりちん

かりちん [2] 【借(り)賃】
物を借りて支払う料金。
⇔貸し賃

かりちん

かりちん【借賃】
hire (物品の);→英和
(a) rent (家屋・土地などの).→英和

かりっぱなし

かりっぱなし [0] 【借りっ放し】
借りたままで返さないこと。「本を―にする」

かりつ

かりつ クワ― [0] 【課率】
課税の割合。税率。

かりて

かりて [0] 【借(り)手】
金や物を借りる人。借り主。
⇔貸し手

かりて

かりて【借手】
⇒借主.

かりて

かりて 【糧】
乾(ホ)し飯(イイ)などの旅行用の携帯食。かて。「いかにか行かむ―はなしに/万葉 888」

かりていも

かりていも 【訶梨帝母】
〔梵 Hāritī〕
鬼子母神(キシモジン)。

かりとうき

かりとうき [3] 【仮登記】
本登記をするのに必要な要件が完備しない場合に,将来なされる本登記の順位保全のために予備的にされる登記。

かりとじ

かりとじ【仮綴】
temporary[paper]binding.〜にする bind temporarily.

かりとじ

かりとじ [0] 【仮綴じ】 (名)スル
「仮製本(カリセイホン)」に同じ。

かりとり

かりとり [0] 【刈(り)取り】 (名)スル
穀物などを収穫すること。

かりとりき

かりとりき [4] 【刈(り)取り機】
稲・麦・草などを刈り取る機械。バリカン式とロータリー式がある。

かりとる

かりとる【刈り取る】
(1) reap;→英和
harvest (刈り入れ).→英和
(2) mow;→英和
cut down (草など).
‖刈取機 a reaping machine;a harvester.

かりとる

かりと・る [3] 【刈(り)取る】 (動ラ五[四])
(1)稲・麦・草などを刈って取り込む。「稲を―・る」
(2)取り除く。つまみとる。「悪の芽を未然に―・る」
[可能] かりとれる

かりどの

かりどの [0] 【仮殿・権殿】
神社を改築・修理する時に,神体を一時的に安置する所。移殿(ウツシドノ)。ごんでん。

かりどのせんぐう

かりどのせんぐう [5] 【仮殿遷宮・権殿遷宮】
⇒仮遷宮(カリセングウ)

かりどり

かりどり 【借り取り】
借りた物を自分の物にしてしまうこと。「何も―にするといふではあるまいし/歌舞伎・四谷怪談」

かりな

かりな [0] 【仮名】
(1)仮につけた名。かめい。変名。
(2)「かな(仮名)」に同じ。

かりに

かりに [0] 【仮に】 (副)
(1)そうだと仮定して。もしも。
 (ア)万が一。「―失敗したらどうする」
 (イ)たとえ。「―招待されても出席する気はない」
(2)間に合わせに。一時的に。「―これを着ていて下さい」
(3)いいかげんに。かりそめに。「―こそ我をば君は思ひたりけれ/万葉 2766」

かりにげ

かりにげ【借り逃げする】
run away without paying one's debt.

かりにも

かりにも [3] 【仮にも】 (副)
(1)(多く下に打ち消し・禁止・反語の語句を伴って)決して。かりそめにも。「―人を傷つけるようなことをしてはならない」
(2)いやしくも。かりそめにも。「―大学生である以上は勉学を第一に」「―約束したからには,それを守るべきだ」
(3)一時的なことであっても。すこしでも。「弓矢とる身は―名こそおしう候へ/平家 4」

かりにゅうがく

かりにゅうがく【仮入学】
<admit a person on> probation.→英和

かりぬい

かりぬい [0] 【仮縫い】 (名)スル
(1)洋服を仕立てるとき,本縫いにかかる前に仮に一度縫い合わせること。また,縫い合わせたものを着せ,体に合わせて直すこと。「ドレスを―する」
(2)一時の間に合わせに縫うこと。転じて,当座をつくろうこと。「当座のがれの―/桐一葉(逍遥)」

かりぬい

かりぬい【仮縫い】
basting;a fitting.→英和
〜する baste;→英和
try on.

かりぬし

かりぬし【借主】
a borrower;a debtor (金の);a renter (家の);→英和
a lessee (土地の);→英和
a tenant.→英和

かりぬし

かりぬし [2] 【借(り)主】
金や物を借りる方の人。借り手。
⇔貸し主

かりね

かりね [0] 【仮寝】 (名)スル
(1)少しの間寝ること。うたた寝。「―の夢」
(2)旅寝,特に野宿。「草枕―の床の夜半の嵐に/続千載(羇旅)」

かりね

かりね [0] 【刈(り)根】
刈ったあとの草などの根。「仮寝」にかけて用いられる。「難波江の葦の―の一夜故/千載(恋三)」

かりのうきよ

かりのうきよ 【仮の憂き世】
無常なこの世。「つれもなき姿の池のまこも草―になほ乱れつつ/夫木 23」

かりのこ

かりのこ 【雁の子】
(1)雁(ガン)の子。また単に,雁・鴨(カモ)などの水鳥。「―巣立ちなば/万葉 182」
(2)雁や鴨の類のたまご。「あてなるもの,薄色に白襲の汗衫(カザミ),―/枕草子 42」

かりのたまずさ

かりのたまずさ 【雁の玉章】
〔「玉章」は手紙の美称〕
「雁の使い」に同じ。「くるを頼むの―/新後拾遺(秋上)」

かりのたより

かりのたより 【雁の便り】
「雁(カリ)の使(ツカ)い」に同じ。

かりのつかい

かりのつかい 【雁の使ひ】
〔「漢書(蘇武伝)」より。匈奴(キヨウド)の虜囚となった蘇武が雁の脚に手紙をつけて漢帝に便りした故事から〕
手紙を運ぶ人。また,手紙。雁使(ガンシ)。雁書。雁の便り。雁の文。雁の玉章(タマズサ)。

かりのつかい

かりのつかい 【狩りの使ひ】
平安初期,朝廷の用にあてる鳥獣を狩りするために,河内(カワチ)・遠江(トオトウミ)などの諸国に遣わされた勅使。

かりのふみ

かりのふみ 【雁の文】
「雁の使い」に同じ。

かりのま

かりのま 【雁の間】
〔襖(フスマ)に,刈り田に雁の絵があったのでいう〕
江戸城本丸中の表座敷の名。三万石以上一五万石未満の譜代(フダイ)大名の詰め所。がんのま。

かりのやど

かりのやど 【仮の宿】
(1)一時的に泊まったり,住んだりする家。また,旅先の宿。
(2)はかない現世。この世。

かりのやどり

かりのやどり 【仮の宿り】
「仮の宿」に同じ。「―とは思へど興あるものなれ/徒然 10」

かりのよ

かりのよ 【仮の世】
はかない現世。この世。仮の宿。

かりはなのくつ

かりはなのくつ 【雁鼻の沓】
〔形が雁のくちばしの形に似ているところから〕
爪先(ツマサキ)の先端が高く反り上がった黒漆塗りの浅沓(アサグツ)。鼻切れ沓。雁鼻(ガンビ)沓。かりはな。
→鼻高履(ビコウリ)

かりはなみち

かりはなみち [4] 【仮花道】
歌舞伎劇場で,下手の本花道に対し上手に臨時に設けられる狭い花道。かりはな。

かりはらい

かりはらい [3] 【刈(り)払い】
造林地で,苗の生長の妨げになる雑草や低木を植え付け前に除去すること。

かりはらいき

かりはらいき [5] 【刈(り)払い機】
山林などの雑草を刈り取るための小型エンジンつきの機械。

かりば

かりば [0] 【狩(り)場】
狩猟をする場所。狩座(カリクラ)。かりやま。

かりばかま

かりばかま [3] 【狩袴】
狩衣(カリギヌ)の下に着る袴。堂上の用いる八幅(ヤノ)の指貫(サシヌキ)に対して,地下(ジゲ)の用いる六幅(ムノ)の括袴(ククリバカマ)をいう。地は布を用いる。

かりばのきじ

かりばのきじ 【狩り場の雉】
狩り場で包囲された雉のように助かりようのない命のたとえ。狩り場の雉子(キギス)。「―の妻ゆゑ我も,首締めくくる罠結び/浄瑠璃・天の網島(下)」

かりばみょうじん

かりばみょうじん 【狩場明神】
高野山の守護神。空海が霊地を求めて高野山に来た時,大師を導いて案内したと伝える。

かりばらい

かりばらい [3] 【仮払い】 (名)スル
最終的な金額がはっきりしない場合,一時,概算で金を払っておくこと。仮渡し。「経費を―する」「出張の―を精算する」「―金」

かりばらい

かりばらい【仮払(金)】
(a) temporary payment.

かりばり

かりばり [0] 【仮貼り】
(1)間に合わせに貼ること。
(2)日本画や表装で用いるパネル。紙・絹布などにしわの寄るのを防ぐため水貼りをする時に用いる。框格子(カマチゴウシ)に紙を幾重にも貼ったあと,柿渋を塗ったもの。

かりびし

かりびし [2] 【雁菱】
⇒雁金菱(カリガネビシ)

かりびと

かりびと 【猟人・狩り人】
(1)かりゅうど。猟師。「み―猟(サツ)矢手挟(タバサ)み騒きてあり見ゆ/万葉 927」
(2)狩りの際に獲物を追い立てる役の人。勢子(セコ)。猟夫(サツオ)。[和名抄]

かりびとの

かりびとの 【狩り人の】 (枕詞)
狩り人の「矢」「射る」から,同音の地名「いり野」「やた野」「やはぎ」にかかる。「―入野の露のしらま弓/続拾遺(秋上)」

かりぶき

かりぶき [0] 【仮葺き】
(1)間に合わせに簡単な屋根を葺くこと。また,その屋根。
(2)板葺きのままで,まだ瓦(カワラ)ののせてない屋根。

かりぶしん

かりぶしん [3] 【仮普請】 (名)スル
一時しのぎの家を建てたり修理したりすること。
⇔本普請

かりほ

かりほ [0] 【刈(り)穂】
刈った稲の穂。

かりほ

かりほ 【仮庵】
⇒かりお(仮庵)

かりほのいお

かりほのいお 【刈(り)穂の庵】
「刈り穂」に「仮庵(カリホ)」をかけた語。仮に作った庵(イオリ)。かりいお。「秋の田の―の苫(トマ)をあらみ/後撰(秋中)」

かりぼし

かりぼし [0] 【刈(り)干し】
刈り取った稲や草を干すこと。

かりぼしきりうた

かりぼしきりうた 【刈り干し切り唄】
宮崎県の民謡で,西臼杵郡高千穂町近辺の仕事唄。秋に,長柄(ナガエ)の大鎌(オオガマ)で萱(カヤ)などを刈ったり,それを牛馬の背につけて運んだりするときに唄うが,本来は牛曳(ヒ)き唄らしい。

かりまいそう

かりまいそう【仮埋葬】
temporary burial[interment].〜にする bury temporarily.

かりまいそう

かりまいそう [3] 【仮埋葬】 (名)スル
正式に埋葬するまでの間,死体を一時埋めておくこと。かりうめ。

かりまくら

かりまくら 【仮枕】
「仮寝(カリネ)」に同じ。「ふしわびぬ篠の小笹の―はかなの露や一よばかりに/新古今(羇旅)」

かりまた

かりまた [0] 【雁股】
鏃(ヤジリ)の一。先が股の形に開き,その内側に刃のあるもの。また,鏃がその形の矢。狩猟用。
雁股[図]

かりみや

かりみや [0] 【仮宮】
(1)天皇の行幸(ギヨウコウ)などのとき,仮に設けられる宮居。行在所(アンザイシヨ)。行宮(アングウ)。「―を仕へ奉りて/古事記(中訓)」
(2)神輿(ミコシ)を臨時に安置する場所。御旅所(オタビシヨ)。

かりむしゃ

かりむしゃ 【駆(り)武者】
諸方から駆り集めた武者。「御方(ミカタ)の御勢は…国々の―どもなり/平家 5」

かりめん

かりめん [0] 【仮免】
「仮免許(カリメンキヨ)」の略。

かりめん

かりめん【仮免(許証)】
a learner's permit.

かりめんきょ

かりめんきょ [3] 【仮免許】
一定の資格を備える者に,免許が与えられるまでの期間,暫定的に与えられる免許。特に自動車のものについていうことが多い。仮免。

かりめんじょう

かりめんじょう【仮免状】
a temporary charter.

かりめんじょう

かりめんじょう [3] 【仮免状】
正式の免状を与えるまでの間,一時与える免状。

かりも

かりも 【釭】
車軸による磨滅を防ぐために車の轂(コシキ)の中にはめる鉄管。かも。

かりもがり

かりもがり 【殯】
「もがり(殯)」に同じ。
〔「もがり」に「仮」の意が含まれていることが忘れられて生じた語〕

かりもの

かりもの [0] 【借(り)物】
(1)人から借りたもの。
(2)人真似で,本当に自分のものになっていない物事。「―の思想」

かりもの

かりもの【借物】
a borrowed thing[article].

かりもよおす

かりもよお・す [5] 【駆(り)催す】 (動サ五[四])
大勢の人を誘って集める。「忽ち大軍を―・し/桐一葉(逍遥)」

かりゃく

かりゃく [0] 【下略】
(文章などの)あとの部分を略すこと。げりゃく。
⇔上略
⇔中略

かりゃく

かりゃく 【嘉暦】
年号(1326.4.26-1329.8.29)。正中の後,元徳の前。後醍醐天皇の代。

かりや

かりや 【狩谷】
姓氏の一。

かりや

かりや 【狩(り)矢】
狩猟に用いる矢。多く,雁股(カリマタ)に鏑(カブラ)のついたものを用いる。

かりや

かりや 【刈谷】
愛知県中部の市。もと水野氏の城下町。自動車・製鋼・工作機械などの工業地域を形成。

かりや

かりや [0] 【仮屋】
(1)一時的の用に作った家。
(2)「御旅所(オタビシヨ)」に同じ。
(3)昔,女性が月経や出産のときにこもった仮小屋。また,月経のこと。他屋(タヤ)。月小屋(ツキゴヤ)。

かりや

かりや [0] 【借(り)家】
借りた家。しゃくや。

かりやえきさい

かりやえきさい 【狩谷棭斎】
(1775-1835) 江戸後期の考証学者。名は望之。江戸の人。漢学を修め,特に唐代律令の研究に優れ,また日本の古典・金石文・古辞書・度量衡などの研究にも力を注いだ。著「日本霊異記攷証」「古京遺文」「和名類聚抄箋注」「本朝度量権衡攷」など。

かりやく

かりやく [0] 【仮役】
(1)臨時の役職。
(2)見習いの役。権官。

かりやぐら

かりやぐら [3] 【仮櫓】
「控え櫓」に同じ。

かりやす

かりやす [0] 【刈安・青茅】
(1)イネ科の多年草。中部・近畿地方の山地に自生。茎は高さ約1メートル,長線形の葉を根生および茎上につける。夏から秋にかけ,茎頂に数本の花序を直立し,ススキに似た小穂をつける。全草を黄色の染料とする。オウミカリヤス。
(2)伊豆八丈島で,コブナグサをいう。黄八丈の染料に用いる。
(3)「刈安染め」の略。
刈安(1)[図]

かりやすぞめ

かりやすぞめ [0] 【刈安染(め)】
カリヤスの茎や葉を煮て染めること。また,染めたもの。かりやす。

かりやま

かりやま [0] 【狩(り)山】
(1)「狩り場」に同じ。
(2)山で狩りをすること。

かりゅう

かりゅう [0] 【河流】
川のながれ。

かりゅう

かりゅう クワリウ [0] 【花柳】
(1)紅の花と緑の柳。華やかで美しいもの。
(2)〔李白の詩「流�夜郎�贈�辛判官�」の一節「昔在�長安�酔�花柳�」から〕
遊女。芸者。また,遊郭・遊里。「―の遊び」

かりゅう

かりゅう クワリウ [0] 【驊騮】
中国,周の穆(ボク)王が天下巡幸に用いた,一日千里を走るという駿馬の名。転じて,名馬。

かりゅう

かりゅう クワリウ [0] 【渦流】
(1)うずまいて流れる流れ。
(2)〔電〕「渦電流(ウズデンリユウ)」に同じ。

かりゅう

かりゅう [0] 【加硫】
(1)生ゴムに硫黄を混ぜて加熱することにより架橋構造をつくり,ゴムの弾性を増加させる操作。和硫。「―ゴム」
(2)有機芳香族化合物に硫黄または硫化ナトリウムを加えて,加熱・融解して硫化染料を作る操作。硫化。和硫。

かりゅう

かりゅう【花柳界】
gay quarters; <米> a red-light district.花柳病 ⇒性病.

かりゅう

かりゅう クワリフ [0] 【顆粒】
(1)つぶ。つぶつぶ。「―状の風邪薬」
(2)トラコーマのため,結膜にできる水泡状のつぶ。
(3)細胞や体液中に含まれる微小なつぶ。微小体。

かりゅう

かりゅう [0] 【下流】
(1)川の流れの,河口に近い部分。
(2)その地点から見て水の流れて行く方。川下。「ダムの―に村がある」
(3)社会的に低い階層。下層。「近来の小説家の著述にも,―の様を写せしもの頗る多かり/当世書生気質(逍遥)」

かりゅう

かりゅう【顆粒】
a granule.→英和
〜の granular.→英和

かりゅう

かりゅう【下流】
(1) the lower reaches <of a river> .
(2) the lower classes (社会の).
〜に[へ]downstream.→英和

かりゅう

かりゅう 【家隆】
⇒藤原家隆(フジワラノイエタカ)

かりゅうかい

かりゅうかい クワリウ― [2] 【花柳界】
芸者・遊女などの社会。遊里。花柳の巷(チマタ)。

かりゅうきゅう

かりゅうきゅう クワリフキウ [2] 【顆粒球】
⇒顆粒白血球(カリユウハツケツキユウ)

かりゅうさん

かりゅうさん クワリウサン [2][0] 【過硫酸】
ペルオキソ二硫酸の俗称。二硫酸(H�S�O�)の硫黄原子に結合する酸素イオン O²� を,ペルオキソ-イオン O�²� で置換したもの。化学式 H�S�O�(ペルオキソ二硫酸)強い酸化剤で,写真・染色などに用いる。

かりゅうしゅんわ

かりゅうしゅんわ クワリウ― 【花柳春話】
小説。織田純一郎訳。1878(明治11)〜79年刊。リットンの「アーネスト=マルトラバース」と「アリス」を合わせて翻訳したもの。才子佳人の恋愛を漢文訓読体で描いて,のちの政治小説などに影響を与えた。

かりゅうど

かりゅうど【狩人】
a hunter;a huntsman.→英和

かりゅうど

かりゅうど カリウド [1][2] 【狩人・猟人】
〔「かりひと」の転〕
猟師。かりうど。[季]冬。《―や銃の煙のなかにあり/田村木国》

かりゅうのちまた

かりゅうのちまた クワリウ― [5] 【花柳の巷】
遊里。遊郭。花柳界。

かりゅうはっけっきゅう

かりゅうはっけっきゅう クワリフハクケツキウ [6] 【顆粒白血球】
白血球のうちで,細胞質中に多くの顆粒を含むもの。色素に対する染色性から,好中性球・好酸性球・好塩基性球に分ける。顆粒球。

かりゅうびょう

かりゅうびょう クワリウビヤウ [0] 【花柳病】
〔花柳界で感染することが多いので〕
性病。

かりょ

かりょ クワ― [1] 【過慮】
考えすぎ。思いすごし。

かりょう

かりょう クワレウ [0] 【過料】
(1)行政上の義務の履行を強制する手段として,あるいは法令の違反に対する制裁ないしは懲戒として科せられる金銭罰。科料・罰金と違って刑罰ではなく,刑法・刑事訴訟法は適用されない。
〔法曹界では「科料」と区別するため「あやまちりょう」と読むことがある〕
(2)中世・近世,軽い罪の償いとして金銭を出させたこと。また,その金銭。

かりょう

かりょう クワレウ [0] 【科料】
刑法の定める刑罰の一。軽微な犯罪に科す財産刑。千円以上一万円未満。罰金より軽い。
〔法曹界では「過料」と区別するため「とがりょう」と読むことがある〕
→罰金

かりょう

かりょう [0] 【加療】 (名)スル
病気やけがの治療をすること。「一週間の―を要する」

かりょう

かりょう [0] 【佳良】 (形動)[文]ナリ
よいこと。また,かなりな程度よいさま。「風味―」「新思想を政府自身に研究して,其―なる物を撰択し/一隅より(晶子)」

かりょう

かりょう【加療】
<be under> medical treatment.

かりょう

かりょう【科料】
a fine.→英和
〜に処せられる be fined <3,000 yen for speeding> .

かりょう

かりょう [0] 【河梁】
河に架けた橋。

かりょう

かりょう [0] 【下僚】
地位が下の役人。下役(シタヤク)。

かりょうびん

かりょうびん 【迦陵頻】
(1)雅楽の一。左方。壱越(イチコツ)調。古楽。四人または二人の童舞(ワラワマイ)。天冠をかぶり,背に鳥羽をつけ手に持った銅拍子を打ちながら舞う。不言楽(フゴンラク)。鳥の楽。
(2)「迦陵頻伽(カリヨウビンガ)」の略。
迦陵頻(1)[図]

かりょうびんが

かりょうびんが 【迦陵頻伽】
〔梵 Kalaviṅka 好声鳥・妙音鳥などと意訳する〕
(1)想像上の鳥。雪山(セツセン)または極楽にいて,美しい声で鳴くという。上半身は美女,下半身は鳥の姿をしている。その美声を仏の声の形容とする。迦陵頻。びんが。
(2)美しい芸妓。また,美声の芸妓。
迦陵頻迦(1)[図]

かりょく

かりょく【火力】
heat;→英和
the force of the fire (火事の).→英和
火力発電(所) thermal power generation (a thermal power station[plant]).

かりょく

かりょく クワ― [0][1] 【火力】
(1)火の勢い。「―が弱まる」
(2)火が燃えて出す力。
(3)大砲や鉄砲などの力。火器の威力。「―にまさる敵軍」

かりょくはつでん

かりょくはつでん クワ― [4] 【火力発電】
石炭・原油・天然ガスなどの燃焼によって得た熱エネルギーを原動機によって運動エネルギーに変換し,発電機を駆動して電気エネルギーを発生させる方式。汽力発電・ガスタービン発電・内燃機関による発電などがある。
→水力発電
→原子力発電

かりょくりん

かりょくりん [3] 【夏緑林】
冬の低温によって落葉する広葉樹を主体とする樹林。温帯北部で,夏期に十分な降水のある地帯に発達する。日本では本州中部の山地帯から北海道の低地にかけて分布し,下部はクリ・ケヤキ・コナラなど,上部にはブナ・ミズナラ・カンバなどが多い。落葉広葉樹林。夏緑樹林。

かりようし

かりようし [3] 【仮養子】
江戸時代,武士に認められた家督相続についての幕府法上の制度。嫡子または定まった家督相続人のない大名・幕臣が,参勤交代や公用で遠国に旅行する時,不慮の場合に備えて幕府に願い出て許可を得た仮の養子。心当て養子。当分養子。

かりる

か・りる [0] 【借りる】 (動ラ上一)
〔四段動詞「借る」の上一段化。近世江戸語以降のもの〕
(1)あとで返す約束で,他人の品物や金銭を自分の用に使う。有償にも無償にも言う。借用する。
⇔貸す
「本を―・りる」「銀行から資金を―・りる」「事務所を―・りる」
(2)他人の能力などを使わせてもらう。「知恵を―・りる」「猫の手も―・りたいくらい忙しい」「兄弟子の胸を―・りる」
(3)仮に他のものを使う。臨時にある用途に当てる。「ゲーテの言葉を―・りれば,…」「この場を―・りて」「名を―・りる」

かりる

かりる【借りる】
(1) borrow <a thing from[of]a person> ;→英和
obtain[have]the loan <of money> .→英和
(2) hire <a boat> ;→英和
rent <a house> ;→英和
take <a house> ;→英和
lease <land> ;→英和
charter <a ship> .→英和
(3) buy <a thing> on credit (掛けで買う).

かりろく

かりろく [0][2] 【訶梨勒】
〔梵 Haritakī〕
(1)インドシナ半島などに産するシクンシ科の落葉高木。高さは30メートルに達する。果実は咳止めなど薬用に用い,材は器具用。
(2)室町時代に用いられた象牙・銅などで作った飾り。カリロクの果実形に作り,白緞子(ドンス)・白綾(アヤ)などの美しい袋に入れて色糸などで柱につり下げた。邪気よけの意味で始まったもの。
訶梨勒(2)[図]

かりわく

かりわく [0] 【仮枠】
⇒型枠(カタワク)

かりわけこさく

かりわけこさく [5] 【刈(り)分け小作】
地主と小作人の間で,小作地の総収穫物の取分比率を決めておき,毎年収穫時にその比率に従い分配する小作形態。中世末から戦後の農地改革に至るまで行われた。かりわけ。

かりわたし

かりわたし [0][3] 【仮渡し】 (名)スル
(1)「仮払(カリバラ)い」に同じ。
(2)短期清算取引で,売り方が買い方より少なく現株が不足した時,代行会社が立て替えて,売り方の代わりに現株を渡すこと。代渡(ダイワタ)し。

かりわたし

かりわたし [3] 【雁渡し】
初秋の頃に吹く北風。

かりん

かりん クワ― [0] 【榠樝】
(1)バラ科の落葉高木。中国原産の果樹で,高さ8メートル内外。葉は倒卵形。春,枝先に淡紅色の五弁花を単生する。果実は洋梨形で,秋,黄熟し,芳香が強い。砂糖漬けなどとして食用に,また干したものは咳止めの薬とする。唐梨(カラナシ)。キボケ。アンランジュ。漢名,榠樝(メイサ)。[季]秋。
→花梨(カリン)
(2)マルメロの別名。

かりん

かりん【花梨】
《植》a Chinese quince.

かりん

かりん クワ― [0] 【火輪】
(1)火の車輪のように見えるもの。転じて,太陽の異名。日輪。「眼は―炎の背(ソビラ)/浄瑠璃・日本振袖始」
(2)「火輪車」「火輪船」の略。
(3)密教の五輪の一。

かりん

かりん クワ― [0] 【花梨・花櫚】
マメ科の高木。タイ・ミャンマー原産。樹高40メートルに達する。心材は黄褐色または暗赤褐色で美しい。狂いにくく硬いため,装飾材・家具・三味線の胴・細工物などの高級材として用いる。インドシタン。

かりんさんせっかい

かりんさんせっかい クワリンサンセキクワイ [6] 【過燐酸石灰】
リン酸二水素カルシウムと硫酸カルシウムとの混合肥料。リン鉱石に硫酸を作用させて作る速効性のリン酸肥料。

かりんしゃ

かりんしゃ クワ― [2] 【火輪車】
汽車の明治初期の呼称。かりん。

かりんせん

かりんせん クワ― [0] 【火輪船】
外輪式蒸気船の幕末期における呼称。

かりんとう

かりんとう クワリンタウ [0] 【花林糖】
小麦粉に卵・砂糖を加えて練り,細長く切って油で揚げ,黒糖蜜をまぶした菓子。

かりんとう

かりんとう【花林糖】
(a) fried dough cake.

かる

かる【狩る】
hunt;→英和
chase.→英和

かる

か・る 【上る】 (動ラ四)
日本音楽で,音高を標準よりも高めにする。多くは管楽器,特に尺八でいう。
⇔める

かる

か・る 【枯る・涸る・嗄る】 (動ラ下二)
⇒かれる(枯)
⇒かれる(涸)
⇒かれる(嗄)

かる

か・る [0][1] 【狩る・猟る】 (動ラ五[四])
〔「駆る」と同源〕
(1)鳥獣などを追い立てて捕らえる。狩りをする。「狐を―・る」「鷹を手に据ゑ三島野に―・らぬ日まねく/万葉 4012」
(2)隠れている罪人や敵兵などを捕らえるために捜しまわる。「遠くはあらじ,一二町野を―・れ/浄瑠璃・丹波与作(下)」
(3)草木・花・キノコなどを探し求めて山野を歩く。「桜を―・り,紅葉をもとめ/方丈記」

かる

かる【駆る】
drive <a car> ;→英和
urge on <a horse> .

かる

か・る 【借る】 (動ラ四)
(1)「借りる{(1)}」に同じ。「車なども誰にか―・らむ/堤中納言(はいずみ)」
(2)「借りる{(2)}」に同じ。「いかが他の力を―・るべき/方丈記」
(3)「借りる{(3)}」に同じ。「をとめの姿をば―・らせ給ひけるなれ/平家 4」
(4)別の座敷に出ている遊女を呼ぶ。また,遊女を見立てるために揚屋から呼ぶ。「まづ大橋(=遊女ノ名)を―・る約にさつしやりませい/歌舞伎・幼稚子敵討」
〔近世江戸語以降,上一段化して「借りる」の形が用いられるようになる。ただし西日本では現代も用いられている。「本をかった(=借リタ)」〕

かる

か・る 【離る】 (動ラ下二)
(1)空間的にはなれる。遠ざかる。退き去る。「妹が手本を―・るるこのころ/万葉 2668」
(2)時間的にへだたる。間遠になる。絶える。「山ほととぎす―・れず来むかも/万葉 3910」
(3)関係が切れる。疎遠になる。心がはなれる。「冬草の―・れにし人はおとづれもせず/古今(冬)」
〔和歌では多く「枯る」に掛けて用いる〕

かる

か・る [0] 【刈る・苅る】 (動ラ五[四])
草・毛など生えているものを,根元を残して切り取る。「草を―・る」「羊の毛を―・る」
[可能] かれる

かる

かる 【軽】
奈良県橿原(カシハラ)市大軽あたりの古地名。下ツ道と山田道が交わる交通の要所で市場が栄え,軽の市(イチ)と呼ばれた。

かる

かる【刈る】
(1)[髪]cut;→英和
crop (短く).→英和
(2)[穀物]reap;→英和
harvest.→英和
(3)[草木]trim (木);→英和
mow (草).→英和

かる

か・る [0][1] 【駆る・駈る】 (動ラ五[四])
(1)追い立てる。「馬を―・る」「集まり―・りさわぐ/枕草子 9」
(2)馬・車などを走らせる。「車を―・ってかけつける」
(3)強いてある行動をとらせる。「汝を―・りて懺悔の榻に就かしめんは/即興詩人(鴎外)」
→かられる
[慣用] 余勢を―

かるい

かるい [0] 【家累】
係累。家族。「兄弟二人のみにて―甚だ多からざれば/経国美談(竜渓)」

かるい

かるい【軽い】
light <meal> ;→英和
slight <wound> ;→英和
easy <work> .→英和
軽く lightly;→英和
slightly.軽くする lighten;→英和
relieve <pain> ;→英和
reduce <tax> .→英和

かるい

かる・い [0] 【軽い】 (形)[文]ク かる・し
(1)目方が少ない。比重が小さい。また,そのように感じられる。「―・い荷物」「木は石より―・い」
(2)疲れや悩みがなくて,軽快に感じられる。「体が―・い」「足取りも―・く家に帰る」「謝ったら気持ちが―・くなった」
(3)軽薄である。軽率だ。慎重でない。「尻が―・い」「口が―・い」「出でていなば心―・しといひやせむ/伊勢 21」
(4)重量感に乏しく,攻略しやすい。「―・い球を投げる投手」
(5)重要でない。大切でない。「責任が―・い」「姫君の御おぼえなどてかは―・くはあらむ/源氏(若菜下)」
(6)程度が小さい。微細だ。「―・い傷」「罪が―・い」{(1)}〜{(6)}
⇔重い
(7)人の心に重圧感を与えない。緊張を要求しない。「―・い読み物」「―・い音楽」
(8)本格的でない。あっさりしている。「―・い食事」「味が―・い」「―・く一杯やる」
(9)(多く「かるく」の形で)
 (ア)力や気持ちの入れ方が小さい。ちょっと。「―・くバットを合わせる」「―・く会釈する」
 (イ)物事をなしとげるのに苦労を要しないさま。容易だ。「―・く予選を通過する」「そんなことは彼にとっては―・いものだ」
〔平安中期には「かろし」の形も用いられるようになる〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)

かるいざわ

かるいざわ カルヰザハ 【軽井沢】
長野県東部,北佐久郡の町。浅間山東麓海抜約1000メートルの高地にある。もと,中山道の宿場町。避暑地・別荘地として著名。

かるいし

かるいし【軽石】
(a piece of) pumice (stone).→英和

かるいし

かるいし [0] 【軽石】
火山砕屑物の一。白ないし淡色のガラス質で,内部のガスの吹き出した小さい穴が多数あり,しばしば水に浮く。垢擦(アカス)りに使い,軽量ブロックの原料とする。浮き石。

かるう

かる・う カルフ 【担ふ】 (動ハ四)
背負う。「―・ワセテコイ/ロドリゲス」

かるか

かるか
先込めの鉄砲で,銃身に弾丸を込めたり,銃身を掃除したりするのに用いる鉄製の細長い棒。�杖(サクジヨウ)。「―をひん抜て,鉄砲を腰にひつばさけて/雑兵物語」
〔(ポルトガル)calcadorからともいう〕
→火縄銃

かるかや

かるかや [2] 【刈萱・刈茅】
(1)イネ科の多年草。山野に自生。高さ1メートル内外。葉は線形で細長く,他部とともにまばらに白毛がある。秋,長い芒(ホウ)のある穂をつける。ひげ状の堅い根はたわしとする。メガルカヤ。[季]秋。
(2)屋根を葺(フ)くために刈り取るカヤの通称。メガルカヤ・オガルカヤ・メリケンカルカヤなど。

かるかや

かるかや 【苅萱】
伝説上の人物。筑紫の加藤左衛門繁氏。出家して苅萱と名乗って高野山にこもり,捜し訪ねて来た子の石童丸に会いながらも名をあかさなかったという。能・説経節・浄瑠璃などに脚色された。苅萱道心。

かるかやどう

かるかやどう 【苅萱堂】
高野山の往生院谷にある堂。苅萱父子の唱導が現在も伝わり,父子の修行の遺跡とされる。長野市往生寺にもある。

かるかやどうしんつくしのいえづと

かるかやどうしんつくしのいえづと 【苅萱桑門筑紫�】
人形浄瑠璃の一。時代物。並木宗輔(ソウスケ)・並木丈輔(ジヨウスケ)合作。1735年初演。高野山に遁世した父苅萱道心をその子石童丸が訪ねるというもの。

かるかやの

かるかやの 【刈る萱の】 (枕詞)
萱の穂の意から「ほに出づ」に,また,刈り取ったカヤは乱れやすいので「乱る」にかかる。「―ほに出て物を言はねども/古今六帖 6」

かるかん

かるかん [0] 【軽羹】
蒸し菓子の一。ヤマノイモをすりおろして,糝粉(シンコ)や蕎麦粉(ソバコ)・砂糖と練り合わせて蒸したもの。鹿児島県の銘菓。

かるがも

かるがも [0] 【軽鴨】
カモ目カモ科の水鳥。全長60センチメートルほど。雌雄とも全体に地味な暗褐色。目の上とのどは黄白色,くちばしの先端と脚は橙黄色。アジア東部・南東部に分布。日本では年間を通じて最も普通に見られるカモで,各地の平地の湿地や池で繁殖する。夏鴨。
軽鴨[図]

かるがゆえに

かるがゆえに (接続)
〔「かあるがゆえに」の転〕
それゆえに。そういうわけで。「硫黄といふ物みちみてり。―硫黄が島とも名付けたり/平家 2」

かるがる

かるがる【軽々(と)】
lightly;→英和
easily.→英和
〜しい(しく) careless(ly);→英和
thoughtless(ly).→英和

かるがる

かるがる [3] 【軽軽】 (副)スル
(1)重い物を軽そうに扱うさま。「バーベルを―(と)持ち上げる」
(2)たやすそうに物事をするさま。やすやす。「難問を―(と)解く」
(3)心がはればれとして軽いさま。「気が―した/放浪(泡鳴)」

かるがるしい

かるがるし・い [5] 【軽軽しい】 (形)[文]シク かるがる・し
(1)考えが浅く,言動が軽はずみである。軽率だ。「―・い言動を慎む」
(2)ひどく軽い感じである。重々しさがない。「みぐるしく―・しき公卿の御座なり/源氏(横笛)」
(3)手軽である。気軽である。「―・しく,おしなべたるさまにもてなすなるが/源氏(葵)」
⇔おもおもしい
[派生] ――さ(名)

かるくち

かるくち [0] 【軽口】 (名・形動)[文]ナリ
(1)口が軽く,なんでもぺらぺらとしゃべる・こと(さま)。また,そういう人。「あの男は―だ」「―ナ人/日葡」
(2)軽妙におもしろおかしく話すこと。また,その話。「―をたたく」
(3)軽妙な洒落。秀句・地口(ジグチ)・口合(クチアイ)の類。「鸚鵡(オウム)に―おのづから移して/浮世草子・一代女 5」
(4)「軽口話(カルクチバナシ)」に同じ。

かるくち

かるくち【軽口】
(1) <crack> a joke (しゃれ).→英和
(2) talkativeness (多弁).
〜の talkative;→英和
voluble.→英和

かるくちばなし

かるくちばなし [5] 【軽口話】
落とし話の,近世上方での呼称。

かるこ

かるこ [0] 【軽子】
(1)軽籠(カルコ)で荷物を運んだ人足。運び人足。人夫。
(2)江戸深川の遊里の仲居(ナカイ)。
(3)墨糸の端につける木片。墨打ちの際,先端の針で材料に留める。
→墨壺

かるこ

かるこ [0] 【軽籠】
「もっこ(畚)」に同じ。

かるし

かる・し 【軽し】 (形ク)
⇒かるい

かるだい

かるだい 【伽留陀夷】
〔梵 Kālodāyin〕
仏弟子の一人。仏の在世時に多くの悪行を行なった六人の比丘(ビク)の一人で,仏はその行為を見て,戒律を定めたという。

かるに

かるに [0] 【軽荷】
(1)軽い荷物。
(2)バラスト{(1)}に同じ。

かるのいち

かるのいち 【軽の市】
上代,軽の地で開かれた市。
→軽

かるのおおいらつめ

かるのおおいらつめ 【軽大郎女】
允恭(インギヨウ)天皇の皇女。同母の兄軽皇子(カルノミコ)との近親相姦を伝える記紀の悲劇的歌謡物語の女主人公。古事記では,流刑の軽皇子を追って伊予に行き,そこで心中したと伝え,日本書紀では,太子である軽皇子に代わって伊予に流されたとされる。衣通郎女(ソトオリノイラツメ)。

かるのみこ

かるのみこ 【軽皇子・軽王】
允恭(インギヨウ)天皇の皇子。太子であったが,同母の妹軽大郎女(カルノオオイラツメ)との近親相姦が発覚して失脚。古事記では,伊予に流され,その地で軽大郎女とともに心中したと伝え,日本書紀では,臣下に背かれ,穴穂皇子(アナホノミコ)(安康天皇)の軍に囲まれ自殺したとされる。

かるはずみ

かるはずみ [3][0] 【軽はずみ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)よく考えないで調子に乗って物事をする・こと(さま)。軽率。「―な行動」
(2)軽妙なさま。「此所に―なる咄しの有も,人皆聞つたへて/浮世草子・好色盛衰記 2」

かるはずみ

かるはずみ【軽はずみ】
rashness;→英和
hastiness.〜な rash;→英和
imprudent.→英和
〜なことをする commit a rash act.

かるぶ

かる・ぶ 【軽ぶ】 (動バ上二)
軽々しい。軽率である。「―・びたるやうに人のきこゆべかめる/源氏(総角)」

かるみ

かるみ [0] 【軽み】
(1)軽く感じること。軽い気味。
(2)俳諧用語。芭蕉が晩年に志向した,日常性の中に日常的なことばによる詩の創造の実現をめざす句体・句法・芸境のこと。かろみ。
→さび
→しおり
→細み

かるむ

かる・む 【軽む】
〔「かろむ」の転〕
■一■ (動マ四)
軽くなる。「罪―・ませ給はめ/源氏(玉鬘)」
■二■ (動マ下二)
(1)軽くする。「身のくるしみを―・めたまへ/こんてむつすむん地」
(2)軽んずる。あなどる。「人に―・めあなづらるるに/源氏(乙女)」

かるめ

かるめ [0] 【軽め】 (名・形動)
少し軽い感じ。やや軽い・こと(さま)。
⇔重め
「―のバットを使う」

かるめ

かるめ [0] 【軽目】
(1)目方が軽いこと。
(2)「軽目金」の略。

かるめきん

かるめきん [0] 【軽目金】
摩滅のため量目の減った小判や一分金。かるめ。

かるめはぶたえ

かるめはぶたえ [4] 【軽目羽二重】
「片羽二重(カタハブタエ)」に同じ。

かるめる

かるめる [0] 【上下・甲乙】
邦楽で,音階音より音が上がることまたは上げること(かる)と,下がることまたは下げること(める)。かりめり。めりかり。

かるも

かるも 【枯る草】
枯れ草。「秋の野の―が下に月もりて/夫木 27」

かるもかく

かるもかく 【枯る草掻く】 (枕詞)
猪(イノシシ)が枯れ草を集め寝床にするところから,「猪(イ)」または「い」を含む語にかかる。かるもかき。「―ゐな野の原の仮枕/続古今(羇旅)」

かるもの

かるもの 【軽物】
〔目方の軽い物の意〕
絹布類の称。「―も人要すばかりの物は少少有り/今昔 28」

かるやか

かるやか [2] 【軽やか】 (形動)[文]ナリ
「かろやか」に同じ。「―な足取り」

かるやき

かるやき [0] 【軽焼(き)】
「軽焼き煎餅(センベイ)」の略。

かるやきせんべい

かるやきせんべい [5] 【軽焼き煎餅】
もち米の粉に砂糖を加えて,いったん蒸してから乾燥させて焼いた煎餅。

かるゆき

かるゆき 【軽行き】 (形動)
たやすく事が運ぶさま。手軽。「一人を金一角に定めおきしは―なる呼物也/浮世草子・一代女 1」

かるら

かるら [1][0] 【迦楼羅】
〔梵 Garuḍa「金翅(コンジ)鳥」の意〕
(1)仏典にみえる想像上の大鳥。金色で鷲(ワシ)に似ていて,口から火を吐き,竜を取って食うとされる。仏教を守護する天竜八部衆の一。密教では,衆生を救うために梵天が化した姿とする。がるら。
→ガルーダ
(2)伎楽面(ギガクメン)の一。{(1)}を模したもの。口先に玉をくわえた鳥の面。
→伎楽面
迦楼羅(1)[図]

かるらえん

かるらえん [3] 【迦楼羅炎】
迦楼羅の口から吐く火炎。不動明王の光背はこれをあしらったもの。

かるらか

かるらか 【軽らか】 (形動ナリ)
「かろらか」に同じ。「―にはひ渡り/源氏(胡蝶)」

かるらほう

かるらほう [0] 【迦楼羅法】
密教で,迦楼羅を本尊として,病苦・風雨・落雷などの災いを除くために行う修法。

かるわざ

かるわざ【軽業】
<perform> acrobatics; <give> acrobatic feats.軽業師 an acrobat.→英和

かるわざ

かるわざ [0] 【軽業】
(1)綱渡り・空中ブランコなどの曲芸の見世物。はなれわざ。曲芸。アクロバット。
(2)動作が軽快で身軽なこと。[日葡]
(3)危険の多い計画や事業。

かるわざし

かるわざし [4] 【軽業師】
(1)軽業を演ずる芸人。
(2)危険の多い不安定な仕事をしている人。

かれ

かれ [0] 【枯れ】
草木などがかれること。「―野」
→から(枯)

かれ

かれ [1] 【彼】
■一■ (代)
(1)三人称。
 (ア)話し手・聞き手以外の男性をさし示す。あの男。
⇔彼女
「―のことは心配いらない」

 (ア)は明治以降,英語の he などの訳語として生じたものであるが,日本語では同輩以下のものをさすのが普通〕

 (イ)話し手・聞き手以外の人をさし示す。あの人。明治期まで,男にも女にも用いた。「誰そ―と問はば答へむ/万葉 2545」
(2)二人称。聞き手をさしていう語。お前。「『―は何人ぞ』と問はせ給ひければ,『此の家の主に候ふ翁なり』と申しければ/今昔 27」
(3)遠称の指示代名詞。話し手からも聞き手からも離れた事物をさし示す。あれ。「我(ア)が思(モ)ふ君がみ舟かも―/万葉 4045」
■二■ (名)
〔■一■(1)
 (ア) から転じた語〕
愛人の男性。かれし。
⇔彼女
「―からの電話で,娘がいそいそと出かけて行った」

かれ

かれ [0] 【涸れ】
水がかれること。「井戸―」

かれ

かれ 【故】 (接続)
〔指示代名詞「か」に動詞「あり」の已然形「あれ」が付いた「かあれ」の転〕
(1)それゆえ。だから。そこで。「二柱の神に…言依(コトヨ)さし賜ひき。―,二柱の神,天の浮橋に立たして/古事記(上訓)」
(2)すなわち。ここに。そこで。段落などの初めに置いて,話を起こす時に用いる。「―尾張の国に到りて/古事記(中訓)」

かれ

かれ【彼】
he <〔複〕they> (主格);→英和
his <〔複〕their> (所有格);→英和
him <〔複〕them> (目的格).→英和
〜のもの his.

かれ

かれ [0] 【嗄れ】
声がかれること。しわがれること。「―声」

かれ=と言い此(コレ)と言い

――と言い此(コレ)と言い
二つのうちどちらを取っても。どちらも。「―辞するに所なし/平家 11」

かれ=は誰(タ)そ時(ドキ)

――は誰(タ)そ時(ドキ)
⇒かわたれどき(彼は誰時)

かれ=は誰時(タレドキ)

――は誰時(タレドキ)
⇒かわたれどき(彼は誰時)

かれ=も一時(イチジ)此(コ)れも一時

――も一時(イチジ)此(コ)れも一時
〔孟子(公孫丑下)〕
世間のことは時とともに変転して一定しない。栄枯盛衰もその時だけのことである。

かれ=も人なり予(ワレ)も人なり

――も人なり予(ワレ)も人なり
〔韓愈「原毀」〕
同じ人間なのだから,人にできて自分にできないはずがない。

かれ=を知り己(オノレ)を知れば百戦殆(アヤウ)からず

――を知り己(オノレ)を知れば百戦殆(アヤウ)からず
〔孫子(謀攻)〕
敵と味方の情勢を知り,その優劣・長短を把握していれば,何度戦っても負けることがない。

かれい

かれい [0] 【佳麗】 (名・形動)[文]ナリ
(1)整っていて美しい・こと(さま)。「―を競う」「容姿―」
(2)美人。「評判高き―とは見えけり/蜃中楼(柳浪)」

かれい

かれい クワ― [0] 【華麗】 (名・形動)[文]ナリ
はなやかで美しい・こと(さま)。「―な転身」「―に舞う」
[派生] ――さ(名)

かれい

かれい [0] 【佳例・嘉例】
めでたい先例。吉例(キチレイ)。

かれい

かれい 【遐齢】
〔「遐」ははるかの意〕
長生き。高齢。長寿。「猿楽は是―延年の方なればとて/太平記 23」

かれい

かれい 【餉】
「かれいい(乾飯)」の転。「いかにか行かむ―はなしに/万葉 888」

かれい

かれい【華麗な】
splendid;→英和
gorgeous.→英和

かれい

かれい [0] 【家例】
(1)その家に伝わるしきたり。
(2)きまり。例。「きやつは―の情強(ジヨウゴワ)でおぢやる/狂言記・宗論」

かれい

かれい【鰈】
《魚》a flatfish;→英和
a flounder.→英和

かれい

かれい カレヒ [1] 【鰈】
カレイ目カレイ科の海魚の総称。全長約15センチメートルの小形種から,オヒョウのように2メートルを超すものまでいる。体は平たくて楕円形。普通は両眼とも体の右側にあるが,ヌマガレイは左側にある。有眼側は暗褐色ないし黄褐色,無眼側は白色ないし淡黄色。食用。また,釣りの対象魚。世界に約一〇〇種,日本近海にはマガレイ・ババガレイ・ムシガレイ・メイタガレイ・マコガレイなど約四〇種がいる。寒帯から温帯の海域に広く分布。

かれい

かれい [0] 【加齢】 (名)スル
(1)新年または誕生日を迎えて一歳年をとること。加年。
(2)生物が成長・分化・形態の形成などの後に必ず受ける,時間の経過に伴った衰退の過程。エージング。

かれい

かれい [0] 【家令】
(1)明治以後,皇族・華族の家で,家務会計を管理し,他の雇い人を監督した人。執事。
(2)律令制で,有品の親王・内親王,職事三位以上に与えられる公的家政機関の長官,あるいはその職員の総称。けりょう。

かれいい

かれいい 【乾飯・餉】
炊いた飯を干した,携帯用の食料。転じて,旅行・行軍などに持って行く携帯食。かれい。「木の蔭におりゐて―食ひけり/伊勢 9」

かれいきゃく

かれいきゃく クワ― [2] 【過冷却】
液体または気体を冷やしていく時,相転移が起こるはずの温度以下になっても,なお凝固または凝縮が起こらないこと。また,その状態。この状態で小さな結晶を入れたり,振動させたりすると,ただちに凝固・凝縮が起こる。飛行機雲はその例。過冷。

かれいけ

かれいけ [0] 【涸れ池・枯れ池】
(1)水の干上がった池泉。《涸池》
(2)白砂などで水を表現した池泉。《枯池》

かれいけ

かれいけ 【餉笥・樏子】
餉を入れて携帯する器。破(メ)り子。[和名抄]

かれいつけ

かれいつけ 【餉付】
鞍の後輪(シズワ)の左右の四緒手(シオデ)につけた紐(ヒモ)。旅中に餉を結いつけたところからの称。ものつけ。

かれいろ

かれいろ [0] 【枯れ色】
(1)草木などの枯れた色。
(2)染め色の名。黄褐色。枯れ草色。
(3)襲(カサネ)の色目の名。冬に用いる。表は白,裏は薄色,また,表は黄,裏は青など。

かれえだ

かれえだ【枯枝】
a dead[withered]branch.

かれえだ

かれえだ [0] 【枯れ枝】
枯れた木の枝。また,葉の枯れ落ちた枝。かれえ。

かれおばな

かれおばな 【枯尾華】
俳諧書。二巻。宝井(榎本)其角編。1694年刊。芭蕉の追善集。其角の「芭蕉翁終焉記」をはじめ,門人たちの追悼文や追善句などを収める。

かれおばな

かれおばな [3] 【枯れ尾花】
枯れたすすきの穂。枯薄(カレススキ)。[季]冬。「幽霊の正体見たり―」

かれがし

かれがし 【彼某】 (代)
三人称。名前のわからない人や,名前を出す必要のない人をさしていう語。一般に「それがし」と並べて用いる。だれそれ。「何者か候ふ,と言へば,それがし,―と言ふ/宇治拾遺 14」

かれがれ

かれがれ 【枯れ枯れ】 (形動ナリ)
草木などが生気を失うさま。「―なる前栽の心ばへも/源氏(朝顔)」

かれがれ

かれがれ [0] 【涸れ涸れ】 (形動)[文]ナリ
水や水分がなくなって乾くさま。「渓流は水源の姿になつて,水も―に細くなり/日本北アルプス縦断記(烏水)」

かれがれ

かれがれ 【嗄れ嗄れ】 (形動ナリ)
声がしわがれるさま。「―なる虫のね/源氏(賢木)」

かれがれ

かれがれ 【離れ離れ】 (形動ナリ)
(男女の)交際が途絶えがちなさま。「―にとだえ置かむ折こそは/源氏(夕顔)」

かれがわ

かれがわ [0] 【涸れ川】
⇒水無川(ミズナシガワ)
⇒ワジ

かれき

かれき【枯木】
a dead tree.枯木も山の賑(にぎ)わい The more,the merrier.

かれき

かれき [0] 【枯れ木】
(1)枯れた木。
(2)冬,すっかり葉の落ちた木。[季]冬。《家遠し―のもとの夕けぶり/召波》

かれき

かれき [0] 【歌歴】
歌を詠み続けてきた年月や経歴。

かれき=に花(ハナ)

――に花(ハナ)
(1)衰えたものが再び栄えることのたとえ。
(2)不可能であることが実現することのたとえ。

かれき=も山の賑(ニギワ)い

――も山の賑(ニギワ)い
枯れ木でも山に趣を添える。つまらぬものでも無いよりはましであるという意。

かれくさ

かれくさ [0] 【枯れ草】
(1)枯れた草。[季]冬。《―に犬尾を垂れてものを嗅ぎ/虚子》
(2)ほし草。秣(マグサ)。

かれくさ

かれくさ【枯草】
(a) dry grass;hay (乾草).→英和

かれくさいろ

かれくさいろ [0] 【枯れ草色】
わずかに赤みのある茶色。

かれこだち

かれこだち [3] 【枯木立】
葉をすっかり落とした冬の木立。[季]冬。《―月光棒のごときかな/川端茅舎》

かれこみ

かれこみ [0] 【枯れ込み】
樹木の枝葉が枯れてくること。

かれこれ

かれこれ [1] 【彼此】
■一■ (副)
(1)いろいろ。あれやこれや。何やかや。「―言うべきではない」「―しているうちに,日が暮れる」
(2)(数値を表す語とともに用いて)およそ。だいたい。おっつけ。「―一二時近い」「―一町ばかり行った所で」
(3)あれといい,これといい。いずれにつけても。何とも。「―余儀なき御仕方/浮世草子・新色五巻書」
■二■ (代)
(1)指示代名詞。あのものとこのもの。あの事とこの事。あれやこれや。「よめる歌,多く聞こえねば―をかよはして,よく知らず/古今(仮名序)」
(2)三人称の人代名詞。あの人とこの人。だれやかれや。「―知る知らぬ,送りす/土左」

かれこれ

かれこれ
this and that;one thing and[or]another (あれやこれ);about[some](およそ).→英和
〜言う criticize;→英和
find fault with <a person about a thing> .〜時間だ Time is nearly up.

かれこれや

かれこれや [0] 【彼此屋】
(1)定職をもたず,利益がありそうな事業に手当たり次第に手を出す人。かれこれ師。
(2)周旋屋。

かれごえ

かれごえ【嗄れ声】
a hoarse[husky]voice.

かれごえ

かれごえ [3][0] 【嗄れ声】
かすれた声。しゃがれ声。

かれさんすい

かれさんすい [3] 【枯山水】
水を用いずに,石・砂などにより風景を表現する庭園様式。室町時代,北宋画,特に破墨山水などの影響を受け,完成された。禅院の方丈前庭などに多く作庭され,京都竜安寺の石庭などが有名。かれせんすい。こせんすい。

かれし

かれし [1] 【彼氏】
■一■ (代)
〔昭和の初め頃から流行した語〕
三人称。彼。あの人。あの男。多少からかいの気持ちを含めて用いられる。
⇔彼女
「―,この頃さっぱり遊びに来なくなった」
■二■ (名)
(ある女性の)愛人である男性。彼。
⇔彼女
「―ができる」

かれすすき

かれすすき [3] 【枯れ薄】
冬枯れのススキ。[季]冬。

かれせんすい

かれせんすい [3] 【枯れ山水】
⇒かれさんすい(枯山水)

かれたき

かれたき [0] 【涸れ滝・枯れ滝】
(1)水源の枯渇などにより,水のなくなった滝。《涸滝》
(2)庭の滝の形式の一。石組みだけで滝を表し,水は落とさない。《枯滝》

かれだに

かれだに [0] 【涸れ谷】
降雨があると川になるが,普段は水のない谷川。

かれつ

かれつ [0] 【苛烈】 (名・形動)[文]ナリ
きびしくはげしい・こと(さま)。「攻撃は―をきわめた」「―な戦い」
[派生] ――さ(名)

かれつ

かれつ [0] 【罅裂】
ひびがはいること。また,ひびわれ。

かれの

かれの【枯野】
a desolate field.

かれの

かれの [0] 【枯れ野】
(1)草の枯れ果てた野。からの。[季]冬。《遠山に日の当りたる―かな/虚子》
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は黄,裏は薄青。冬に着用。枯野襲。「―の御狩衣(カリギヌ)/増鏡(草枕)」
(3)「枯れ野見」の略。

かれのがさね

かれのがさね 【枯野襲】
「枯れ野{(2)}」に同じ。

かれのこる

かれのこ・る [4] 【枯れ残る】 (動ラ五[四])
他のものが枯れたあとにそれだけが枯れずに残る。「―・ったすすき」

かれのはら

かれのはら [3] 【枯れ野原】
草の枯れ果てた野原。かれの。

かれのみ

かれのみ 【枯れ野見】
近世,冬の暖かい日などに枯れ野の景色を見に行ったこと。

かれは

かれは [0] 【枯れ葉】
枯れた草木の葉。[季]冬。

かれは

かれは【枯葉】
a dead[withered]leaf.枯葉剤 a defoliant.→英和

かれはが

かれはが [3] 【枯葉蛾】
(1)カレハガ科のガの総称。はねの色や斑紋が枯れ葉に似る。マツカレハ・オビカレハ・ツガカレハなどは森林の害虫。
(2){(1)}の一種。開張5〜8センチメートル。体・はねとも赤褐色ないし暗褐色。体は太い。静止した時,はねを屋根形にたたみ,枯れ葉のように見える。幼虫は桃・梅・桜などの葉を食害する毛虫。

かれはざい

かれはざい [3] 【枯れ葉剤】
(1)落葉剤(ラクヨウザイ)の俗称。
(2)ベトナム戦争で密林を枯らすために用いられた,ダイオキシンを含む 2 ・ 4 ・ 5 ‐ T 系除草剤の通称。
→ダイオキシン

かれはてる

かれは・てる [4] 【枯れ果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かれは・つ
草木がすっかり枯れてしまう。「―・てた冬野」

かればむ

かれば・む 【嗄ればむ】 (動マ四)
声がしわがれる。「あやしく―・み騒ぎたる声にて/枕草子 8」

かれやま

かれやま [0] 【枯れ山】
草木の枯れはてた山。冬の山。[季]冬。

かれら

かれら [1] 【彼等】 (代)
三人称。「かれ」の複数。あの男の人たち。あの人々。「―の無事を祈る」「―には―の道がある」
〔中古以降の語。明治期までは,男にも女にも用いた。また,時に事物にも用いることがあった〕

かれら

かれら【彼等】
they (主格);→英和
their (所有格);→英和
them (目的格).→英和
〜のもの theirs.→英和

かれる

か・れる [0] 【涸れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 か・る
(1)水がなくなる。水分がなくなってかわく。「温泉が―・れる」「水の―・れた川」「涙も―・れる」
(2)能力や感情の源が尽きる。「詩想が―・れる」「情熱が―・れる」

かれる

かれる【枯れる】
(1) wither;→英和
die (草木が).→英和
(2) be seasoned (材木が).
(3) mature (円熟する).→英和

かれる

か・れる [0] 【枯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 か・る
〔「涸(カ)れる」と同源〕
(1)草木が水分を失って,生気がなくなる。「植木が―・れる」「花が―・れる」
(2)(比喩的に用いて)本来の勢いがなくなる。朽ちる。「やせても―・れても武士だ」
(3)人柄や技芸が深みのある渋さをもつようになる。円熟する。「―・れた芸」
(4)人・虫・魚などが死んでひからびる。「虫などの―・れたるに似てをかし/枕草子 40」
(5)傷口がかわく。かせる。「督の殿々御瘡―・れさせ給つれど/栄花(嶺の月)」

かれる

かれる【嗄れる】
get[grow]hoarse[husky].

かれる

かれる【涸れる】
dry up (水が);be exhausted (尽きる).

かれる

か・れる [0] 【嗄れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 か・る
〔「涸(カ)れる」と同源〕
声がかすれる。しゃがれる。「声が―・れる」

かれん

かれん【可憐な】
pretty;→英和
lovely;→英和
pitiful (哀れな).→英和

かれん

かれん [0][1] 【苛斂】
税金や年貢などをきびしく取り立てること。

かれん

かれん クワ― [0] 【華輦】
⇒葱花輦(ソウカレン)

かれん

かれん [0] 【可憐】 (名・形動)[文]ナリ
いたわりたくなるようすである・こと(さま)。いじらしく,かわいい・こと(さま)。「―な花」「少女の―な姿」
[派生] ――さ(名)

かれんちゅうきゅう

かれんちゅうきゅう [0][1] 【苛斂誅求】
〔「斂」は収める,「誅」は責めるの意〕
年貢・税金などをむごくきびしく取り立てること。「取り立てが―をきわめる」

かろ

かろ クワ― [1] 【火炉】
(1)火を入れて暖を取るもの。火鉢・囲炉裏など。
(2)香炉(コウロ)。
(3)ボイラーの燃料を燃やす装置。

かろ

かろ クワ― [1] 【蝸廬】
〔「蝸牛廬」の略〕
カタツムリの殻のように狭い家。蝸舎。自分の家をへりくだっていう語。

かろい

かろ・い [2] 【軽い】 (形)[文]ク かろ・し
「かるい(軽)」に同じ。「平素よりは御口も―・く/不言不語(紅葉)」「仏・聖も罪―・きをこそ導きよくし給ふなれ/源氏(蓬生)」
〔現在では,一般に「かるい」が用いられる〕
[派生] ――み(名)

かろう

かろう クワラウ [0] 【過労】
体や頭脳を使いすぎて,疲労すること。「―で倒れる」

かろう

かろう [0] 【家老】
(1)武家の重臣で,家政を主宰し家中を統率する者。また,その職名。江戸時代には,一藩に数名おかれ,多くは世襲であった。年寄。宿老。老(オトナ)。
(2)江戸時代,商家で家務を総括する手代。

かろう

かろう【過労】
overwork.→英和
〜になる work too hard;overwork oneself.

かろうかい

かろうかい カラウクワイ 【哥老会】
中国,清末に起こった秘密結社。天地会の影響のもと,四川から湖南・湖北に広がった。反清復明を唱え,辛亥(シンガイ)革命に参加。哥弟会。
→会党
→教案

かろうし

かろうし クワラウ― [2] 【過労死】
業務上などの過重な精神的・肉体的負担が原因となって,心筋梗塞や脳卒中などで急死すること。

かろうじて

かろうじて カラウ― [0][2] 【辛うじて】 (副)
〔「からくして」の転〕
ぎりぎりのところで。やっと。ようやく。「―最終電車に間に合った」「―合格する」

かろうじて

かろうじて【辛うじて】
barely;→英和
narrowly.→英和
〜逃れる have a narrow escape <from> .〜生計を立てる make a bare living.

かろうと

かろうと カラウト 【屍櫃】
〔「からひつ」の転。「かろうど」とも〕
(1)遺骨を納める墓の石室。墓室。
(2)「からひつ(屍櫃)」に同じ。「石の―をきつて据ゑ/狂言・二千石」

かろうと

かろうと カラウト 【唐櫃】
⇒からびつ(唐櫃)

かろうれつ

かろうれつ [2] 【家老列】
譜代の家老ではなく,特に登用されて家老の列に加わった者。古くは家老脇,江戸時代には家老格・家老並ともいう。

かろがろ

かろがろ 【軽軽】 (副)
「かるがる」に同じ。「十丈余りの大石,一羽より猶―と引つ抱へて/浄瑠璃・釈迦如来」

かろがろしい

かろがろし・い [5] 【軽軽しい】 (形)[文]シク かろがろ・し
(1)「かるがるしい{(1)}」に同じ。「柳之助は心陰(ヒソカ)に得意で,―・く説明を与へる気色も無い/多情多恨(紅葉)」「天性―・しき人の,ことばのつつしみなくて/折たく柴の記」
(2)身分が低い。「―・しき人の家の飾りとはなさむ/源氏(蓬生)」

かろきょう

かろきょう [0] 【下路橋】
橋桁(ハシゲタ)の下部に通路部分がある構造の橋。
⇔上路橋

かろく

かろく クワ― [0] 【花鹿】
⇒はなじか(花鹿)

かろく

かろく [0] 【加禄】
禄高を増やすこと。加増。加秩。

かろく

かろく 【嘉禄】
年号(1225.4.20-1227.12.10)。元仁の後,安貞の前。後堀河天皇の代。

かろく

かろく [0][1] 【家禄】
(1)武家社会において,主君が家臣に与えた世襲性の俸禄。
(2)1869年(明治2),版籍奉還に際して,新政府が,華族・士族の家格に対して給した俸禄。76年廃止。

かろこん

かろこん クワロ― [2] 【瓜呂根】
キカラスウリなどの皮層を除いた塊根。解熱・咳止め・解毒に用いるほか,このデンプンを精製して天花粉とする。括楼根(カロウコン)。

かろし

かろ・し 【軽し】 (形ク)
⇒かろい

かろしめる

かろし・める 【軽しめる】 (動マ下一)[文]マ下二 かろし・む
軽んずる。軽蔑(ケイベツ)する。「強勢(カウセイ)おれを―・めるの/西洋道中膝栗毛(魯文)」

かろとうせん

かろとうせん [1] 【夏炉冬扇】
〔「論衡(逢遇)」による。夏の火鉢と冬の扇の意〕
季節外れで役に立たないもののたとえ。冬扇夏炉。

かろびやか

かろびやか 【軽びやか】 (形動ナリ)
いかにもかるがるとしたさま。かろらか。「装束―にして/今昔 27」

かろぶ

かろ・ぶ 【軽ぶ】 (動バ上二)
(1)かるがるとしている。軽装である。「さばかり―・びすずしげなる御中に/枕草子 35」
(2)軽はずみである。軽率である。「―・びたる名をや流さむ/源氏(帚木)」
(3)身分が低い。「いと―・びたる程に侍るめれど,おぼし許す方もや/源氏(竹河)」

かろみ

かろみ 【軽み】
「かるみ」に同じ。

かろむ

かろ・む 【軽む】
■一■ (動マ四)
(1)軽くなる。「この罪の―・むばかりのわざ(=仏事)をせさせ給へ/源氏(若菜下)」
(2)軽くみる。あなどる。「―・み思ふべからず/三宝絵詞(下)」
■二■ (動マ下二)
(1)(重さや程度を)軽くする。「われにその罪を―・めて許し給へ/源氏(賢木)」
(2)軽んずる。あなどる。ばかにする。「ひとり身なる者は人に―・めらる/方丈記」

かろやか

かろやか [2] 【軽やか】 (形動)[文]ナリ
かるがると気持ちよく事をするさま。かるやか。「―な足取り」
[派生] ――さ(名)

かろらか

かろらか 【軽らか】 (形動ナリ)
(1)軽そうなさま。かろやか。「例の急ぎ出で給ひて,―にうち乗せ給へれば/源氏(夕顔)」
(2)手軽なさま。無造作なさま。かるらか。「人に見とがめられじの心もあれば,道のほども―にしなしたり/源氏(松風)」
(3)軽々しいさま。軽率。かるらか。「さやうに―に語らふわざをもすなれ/源氏(明石)」
(4)身分・地位などがさして高くないさま。かるらか。「むかし―なるうへ人などにて見し人々おもおもしき上達部にてあるも/右京大夫集」

かろん

かろん [0][1] 【歌論】
和歌に関する理論や評論。特に,和歌の本質・要素・分類・修辞・語法などに関する論。

かろんじる

かろん・じる [4] 【軽んじる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「かろんずる」の上一段化〕
「かろんずる」に同じ。
⇔重んじる
「むやみに人を―・じてはいけない」

かろんじる

かろんじる【軽んじる】
make light of <one's life> ;neglect <one's business> ;→英和
look down <(up)on a person> (見下げる).

かろんず

かろん・ず 【軽んず】 (動サ変)
⇒かろんずる

かろんずる

かろん・ずる [4] 【軽んずる】 (動サ変)[文]サ変 かろん・ず
〔「かろみす」の転〕
(1)軽くみる。あなどる。粗末にする。「人に―・ぜられる」「命を―・ずる」
(2)程度を軽くする。「刑の疑はしきをば―・ぜよ/平家 2」
⇔重んずる

かわ

かわ カハ [2] 【川・河】
降水や湧水が,地表の細長い窪(クボ)みに沿って流れるもの。河川(カセン)。
→川[表]

かわ

かわ [1] 【歌話】
和歌に関する話。歌談。

かわ

かわ カハ [2] 【鈹】
硫化鉱石の製錬の際,鍰(カラミ)と分離される,いくつかの金属硫化物の溶け合ったもの。マット。

かわ

かわ カハ 【側】
■一■ [2] (名)
(1)相対するものの一方の面。「南の―の斜面」「川のこちらの―」
(2)対立するものの一方の立場。「被害者の―に立って考える」
(3)列をなすもののそれぞれの列。「この―の人は立ちなさい」
(4)名詞の下に付いて,相対するものの一方の面であることを表す。「南っ―」「上っ―」
■二■ (接尾)
助数詞。列を数えるのに用いる。列。「窓に近い二(フタ)―の席は暖かい」「三(ミ)―目中央の客席」
→がわ(側)

かわ

かわ カハ [2] 【革】
〔「かわ(皮)」と同源〕
毛を取り除いてなめした獣の皮。「―紐(ヒモ)」「―のバッグ」「―ジャン」

かわ

かわ カハ [2] 【皮】
(1)動植物の外表を覆い包んでいるもの。表皮。「手の―がむける」「面(ツラ)の―が厚い」「リンゴの―」
(2)獣類の{(1)}をはぎとったもの。毛皮。「虎の―」
(3)中身を覆い包んでいるもの。「饅頭の―」
(4)物事の真相を覆い隠しているもの。うわべ。「化けの―」
(5)〔なめした皮を用いていることから〕
鼓(ツヅミ),また三味線。「大―(オオカワ)」
→革(カワ)

かわ

かわ【皮[革]】
(1) (the) skin (皮膚).→英和
(2) (a) hide (獣皮);→英和
leather;→英和
(a) fur.→英和
(3) (a) bark (樹皮).→英和
(4) (a) rind (果皮);→英和
<orange> peel;→英和
peelings (むいた皮).
(5) a husk <of maize> ;→英和
a shell (堅果の).→英和
(6) film (皮膜).→英和
(7) crust <of bread> .→英和
〜をむく peel <an orange> ;bark <a tree> .
‖革細工(製品) leatherwork (leather goods).

かわ

かわ【川】
a river;→英和
a stream (流れ);→英和
a brook (小川).→英和
〜を舟で上る(下る) go up (down) the river in a boat.→英和
‖利根川 <米> the Tone River; <英> the (River) Tone.

かわ

かわ (連語)
⇒かは(連語)

かわ

かわ [1] 【佳話】
よいはなし。美談。

かわ=か身(ミ)か

――か身(ミ)か
物事の区別のつきにくいことのたとえ。「ええ,こなたは―,合点がいかぬ/浄瑠璃・五十年忌(上)」

かわ=に掛ける

――に掛・ける
新作の清元・浄瑠璃などを舞台で演奏する。「元の姿を失ひたる曲を―・けたる時/即興詩人(鴎外)」

かわ=の字に寝る

――の字に寝る
子を中心にして夫婦が寝る様子を「川」の字に見立てていう。

かわ=を引けば身が付く

――を引けば身が付く
両者の関係が密接で,一方に何かあれば他方が影響を受けることのたとえ。

かわあいさ

かわあいさ カハ― [3] 【川秋沙】
カモ目カモ科の水鳥。全長70センチメートル内外の大形のアイサ。雄は頭部が緑,背は黒く胸から下面が白で,くちばしは赤。雌には冠羽があり頭部は茶色,背は灰色。日本には冬鳥として渡来。

かわあかり

かわあかり カハ― [3] 【川明かり】
日が暮れて,辺りが暗くなった時に,川の水面がほのかに明るく見えること。

かわあき

かわあき カハ― [0][4] 【川明き】
川止めが解けること。また,その日。かわあけ。
⇔川止め

かわあけ

かわあけ カハ― [0][4] 【川明け】
(1)「かわあき(川明)」に同じ。
(2)川で魚をとることが解禁されること。

かわあげ

かわあげ カハ― [0][4] 【川揚げ】
(1)舟の荷物を川から陸地に揚げること。
(2)川から水を陸上に汲み揚げること。

かわあげようすい

かわあげようすい カハ― [5] 【川揚(げ)用水】
川揚げ水をせき止めてためておく場所。また,その水を田畑に通す水路。

かわあそび

かわあそび【川遊び】
<go> boating[rowing];→英和
playing in the river.→英和

かわあそび

かわあそび カハ― [3] 【川遊び】
川に舟を浮かべるなどして風情を楽しみ遊ぶこと。川舟の遊び。舟遊び。川逍遥(カワシヨウヨウ)。

かわい

かわい カハヒ 【川合】
姓氏の一。

かわい

かわい カハヰ 【河井】
姓氏の一。

かわい

かわい カハヒ 【河合】
奈良県北西部,北葛城郡の町。奈良盆地中西部の農業地帯。広瀬神社があり,また,古墳が多い。

かわい

かわい カハヒ 【河合】
姓氏の一。

かわい

かわい カハイ 【可愛】
形容詞「かわいい」の語幹。

かわい=可愛は憎(ニク)いの裏(ウラ)

――可愛は憎(ニク)いの裏(ウラ)
(1)内心では憎く思っているのに,口先ではかわいいと言うこと。
(2)度の過ぎた愛情は憎しみに変わりやすいこと。

かわいい

かわいい【可愛い】
lovely;→英和
charming;sweet (愛らしい);→英和
dear;→英和
darling (愛している);→英和
pretty;→英和
nice;→英和
cute (小さくて美しい).→英和

かわいい

かわい・い カハイイ [3] 【可愛い】 (形)
〔「かわゆい」の転。「可愛」は当て字〕
(1)深い愛情をもって大切に扱ってやりたい気持ちである。「わたしの―・い息子へ」「馬鹿な子ほど―・い」
(2)愛らしい魅力をもっている。主に,若い女性や子供・小動物などに対して使う。「―・いお子さんですね」「―・い女の子」
(3)幼さが感じられてほほえましい。小さく愛らしい。「―・い手」「―・い声で歌っている」「―・い花が咲いている」
(4)殊勝なところがあって,愛すべきである。「あの男にも―・いところがある」
(5)かわいそうだ。いたわしい。ふびんだ。「明日の日中に切らるるげな。―・い事をしまする/浄瑠璃・丹波与作(中)」
→かわいさ
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(名・形動)――さ(名)

かわいえいじろう

かわいえいじろう カハヒエイヂラウ 【河合栄治郎】
(1891-1944) 経済学者。東京生まれ。東大教授。トーマス=ヒル=グリーンの影響を受け理想主義的自由主義を信奉,「社会政策原理」などを著し資本主義体制や軍国主義を批判。1938年(昭和13)に全著作発禁,翌年東大休職の処分を受けた。

かわいおとくに

かわいおとくに カハヒカハヰ― 【河合乙州】
江戸前・中期の俳人。姓は川井とも。大津の伝馬役。母の智月,妻の荷月とともに芭蕉門。芭蕉の遺稿「笈の小文」を刊行して知られる。生没年未詳。著「それぞれ草」。

かわいかんじろう

かわいかんじろう カハヰカンジラウ 【河井寛次郎】
(1890-1966) 陶芸家。島根県生まれ。京都五条に鐘渓窯を築き陶芸に従事。柳宗悦・浜田庄司らの民芸運動に参加し,素朴で重厚な作品を残す。

かわいがる

かわいが・る カハイ― [4] 【可愛がる】 (動ラ五[四])
(1)かわいいと感じて大事にする。「子供を―・る」「犬を―・る」
(2)(反語的に)いじめる。しごく。「たっぷり―・ってやるから覚悟しろ」
[可能] かわいがれる

かわいがる

かわいがる【可愛がる】
love;→英和
pet;→英和
caress;→英和
be kind to <a servant> .…に可愛がられる be loved by <a person> ;be a favorite with <a person> .

かわいぎょくどう

かわいぎょくどう カハヒギヨクダウ 【川合玉堂】
(1873-1957) 日本画家。愛知県生まれ。本名,芳三郎。京都で四条派を学び,のち上京して橋本雅邦に狩野派を学ぶ。さらに洋風の自然描写を身につけ,総合した独自の画風を完成。代表作「彩雨」

かわいげ

かわいげ カハイ― [3] 【可愛げ】
■一■ (形動)
かわいいさま。「見るからに―なしぐさ」
■二■ (名)
かわいいと思わせるところ。かわいらしさ。「―のない子」

かわいげ

かわいげ【可愛気のない】
unamiable.

かわいこいち

かわいこいち カハヒ― 【河合小市】
(1886-1955) 実業家・楽器製作技術者。静岡県生まれ。山葉風琴製作所に入所,ピアノ国産化への道を開く打弦機構を完成。河合楽器製作所を創立。

かわいこうめ

かわいこうめ カハヒ― 【川合小梅】
(1804-1889) 幕末・明治期の画家。紀州藩校督学川合梅所の妻。激動期の社会の姿や身辺の雑事を40年にわたって記した「小梅日記」は貴重な史料とされる。

かわいさ

かわいさ カハイ― [3][2] 【可愛さ】
かわいいこと。

かわいさ=余(アマ)って憎(ニク)さが百倍

――余(アマ)って憎(ニク)さが百倍
今までかわいいと思う心が強かっただけに,いったん憎いと思い始めると,憎しみの気持ちがことのほか強いことにいう。

かわいすいめい

かわいすいめい カハヰ― 【河井酔茗】
(1874-1965) 詩人。大阪,堺生まれ。本名,又平。「文庫」派の詩人。平明温雅な詩風で口語自由詩に新分野を開いた。詩集「塔影」「霧」など。

かわいせんろ

かわいせんろ カハヰ― 【河井荃廬】
(1872-1945) 篆刻家。本名仙郎。蟫巣(タンソウ)・九節大人とも号す。中国文人と交流し金石学・文字学に精通。中国文物の鑑識に長じ,その招来に尽力した。その印は彼の学問とともに書壇や印壇に大きな影響を与えた。

かわいそう

かわいそう カハイサウ [4] 【可哀相・可哀想】 (形動)[文]ナリ
〔「可哀相」「可哀想」は当て字〕
気の毒なさま。同情を誘うさま。「―な身の上」「―に,またしかられている」

かわいそう

かわいそう【可哀相な】
poor;→英和
pitiful;→英和
pitiable;→英和
miserable;→英和
unfortunate.→英和
〜に思う feel pity for.〜に What a pity!

かわいそら

かわいそら カハヒ― 【河合曾良】
(1649-1710) 江戸前期の俳人。本名,岩波庄右衛門正字(マサタカ)。通称,惣五郎。信濃国上諏訪生まれ。芭蕉門。「鹿島紀行」「奥の細道」の旅に随行,温厚篤実な性格で芭蕉によく尽くした。著「奥の細道随行日記」「雪まろげ」など。

かわいた

かわいた【乾いた】
dry;→英和
parched <lips> .→英和

かわいたけお

かわいたけお カハヒタケヲ 【河合武雄】
(1877-1942) 新派俳優。東京生まれ。本名,内山武次郎。明治・大正期の名女形。美貌と派手な芸風で人気を得た。

かわいつぐのすけ

かわいつぐのすけ カハヰ― 【河井継之助】
(1827-1868) 幕末の長岡藩家老。名は秋義。号は蒼竜窟。佐久間象山・古賀謹堂に学び,開国論を唱える。戊辰戦争では中立をはかったが,官軍が認めず,長岡城の激戦で重傷を負い,死亡。

かわいみち

かわいみち カハヰ― 【河井道】
(1877-1953) 教育者。三重県生まれ。女子英学塾(現津田塾大)教授。日本 YWCA 創立に尽力。のち,キリスト教に基づく平和教育をめざして恵泉女学園を設立。

かわいらしい

かわいらし・い カハイ― [5] 【可愛らしい】 (形)[文]シク かはいら・し
〔「かわゆらしい」の転。「可愛」は当て字〕
愛らしさ・かわいさが感じられるさまである。愛らしい。かわいい。「赤ん坊の―・い手」「―・い花嫁」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かわいらしい

かわいらしい【可愛らしい】
⇒可愛い.

かわいり

かわいり カハ― [0] 【川入り】
六月一日に行われる水神祭。
→川浸(カワビタ)りの朔日(ツイタチ)

かわいりゅう

かわいりゅう カハヰリウ 【河井流】
水泳術の一派。八幡流水泳術(河井家の家伝)一二代目の河井半兵衛幸篤が創始したもの。
〔「河合流」とも書く〕

かわいるか

かわいるか カハ― [3] 【川海豚】
鯨目カワイルカ上科の五種の哺乳類の総称。多くは河川に生息する。脳は未発達で,目は退化し,一般に原始的特徴をとどめている。環境悪化のため,生息を脅かされている。
川海豚[図]

かわいろ

かわいろ カハ― [0] 【革色】
〔多くこの色で革を染めたことから〕
緑がかった紺色。

かわう

かわう カハ― [0] 【川鵜】
ペリカン目ウ科の水鳥。全長90センチメートル内外。翼の開張は約1.5メートル。全体が黒色。くちばしは長く,先が鋭く曲がる。水かきが発達して泳ぎや潜水がうまく,巧みに魚を捕らえる。淡水域や海岸にすむ。森に集団営巣することが多い。

かわうお

かわうお【川魚】
a river[fresh-water]fish.

かわうお

かわうお カハウヲ [0] 【川魚】
淡水にすむ魚類。コイ・フナ・アユなど。かわざかな。「―料理」

かわうす

かわうす カハ― [0] 【皮薄】 (名・形動)[文]ナリ
(1)皮がうすいこと。
(2)皮膚のきめが細かく,なめらかな・こと(さま)。「姉のお花は―の二重腮(アゴ)かわゆらしく/たけくらべ(一葉)」

かわうそ

かわうそ カハ― [0] 【獺・川獺】
イタチ科の哺乳類。頭胴長70センチメートル,尾長50センチメートル内外。体の背面は光沢のある褐色,腹面は淡褐色。四肢は短く,指の間に水かきがある。泳ぎはきわめて巧みで,魚・貝・カニなどを食べる。ユーラシアに広く分布するが,数が減っている。
獺[図]

かわうそ

かわうそ【川獺】
《動》an otter.→英和

かわうそのまつり

かわうそのまつり カハ― [0] 【獺の祭(り)】
〔礼記(王制・月令)「獺祭�魚」〕
⇒獺祭(ダツサイ)

かわえび

かわえび カハ― [0][2] 【川海老】
河川にすむエビ類の総称。テナガエビ・ヌマエビなど。

かわえびら

かわえびら カハ― [3] 【革箙】
箙の一種。方立(ホウダテ)を皺革(シボガワ)で包み,漆を塗ったもの。

かわお

かわお カハヲ [2][0] 【革緒】
革で作った紐(ヒモ)。太刀などに用いる。

かわおと

かわおと カハ― [0] 【川音】
川の水の流れる音。

かわおどし

かわおどし カハヲドシ [3] 【革縅】
革緒で鎧の札(サネ)を縅したもの。

かわおのたち

かわおのたち カハヲ― 【革緒の太刀】
平安時代,武官が着用した太刀。平緒を用いず,革緒を用いたからいう。

かわおび

かわおび カハ― [0][3] 【革帯】
(1)革で作った帯。おびかわ。
(2)バンド。ベルト。
(3)「かくたい(革帯)」に同じ。

かわおび

かわおび【皮帯】
a leather belt.

かわかけびき

かわかけびき カハカケ― 【川欠引】
江戸時代,河川の堤防決壊などにより田畑が荒廃した時,年貢を減免すること。

かわかし

かわかし
他人のものをただで使ったり,ただで飲み食いしたりすること。「又―か/滑稽本・浮世風呂 4」

かわかす

かわかす【乾かす】
dry <in the sun,at the fire> .→英和

かわかす

かわか・す [3] 【乾かす】 (動サ五[四])
熱や風に当てるなどして,水分をとりのぞく。「ぬれたシャツをストーブで―・す」
[可能] かわかせる

かわかす

かわか・す (動サ四)
他人の物をただで使う。他人の金で飲み食いする。「帰りにむかい丁を一切―・してきやした/洒落本・仮根草」

かわかぜ

かわかぜ【川風】
a river breeze.

かわかぜ

かわかぜ カハ― [2][0] 【川風】
川面を吹きわたる風。また,川から吹いて来る風。「―に吹かれる」

かわかぶり

かわかぶり カハ― [3] 【皮被り】
(1)皮をかぶっていること。「骸骨の―(=ヤセタ人ノタトエ)」
(2)包茎の俗称。

かわかみ

かわかみ カハカミ 【川上】
狂言の一。和泉(イズミ)流。盲人が川上の地蔵に祈願し,そのかいあって開眼するが,妻と離縁せよとのお告げに従うことができず,再び盲人となる。鷺(サギ)流では「川上座頭」という。

かわかみ

かわかみ カハカミ 【河上】
姓氏の一。

かわかみ

かわかみ カハカミ 【川上】
姓氏の一。

かわかみ

かわかみ【川上】
the upper part[reaches]of a river.→英和
〜に[へ]up the river;upstream.→英和

かわかみ

かわかみ カハ― [0] 【川上】
(1)川の源に近い方。上流。また,川の水が流れてくる方。
⇔川下
「―の村」
(2)狂言名(別項参照)。

かわかみおとじろう

かわかみおとじろう カハカミオトジラウ 【川上音二郎】
(1864-1911) 俳優。博多の人。自由民権思想を鼓吹したオッペケペー節を大阪の寄席で唄い人気を得る。1891年(明治24)書生芝居を組織して,のちの新派劇の基礎をつくった。妻の貞奴(サダヤツコ)とともに欧米を巡業。東京に川上座,大阪に帝国座を建設。

かわかみさだやっこ

かわかみさだやっこ カハカミ― 【川上貞奴】
(1872-1946) 女優。東京の生まれ。本名,小熊貞(オグマサダ)。音二郎の妻。欧米を巡業。帝国女優養成所を開設,また川上児童劇団を組織。

かわかみさんぎょう

かわかみさんぎょう カハ―ゲフ [5] 【川上産業】
消費者段階から遠いところに位置する素材メーカーなどを,川の流れにたとえていう語。
→川下産業

かわかみざとう

かわかみざとう カハカミ― 【川上座頭】
狂言の一。「川上」に同じ。

かわかみじょうたろう

かわかみじょうたろう カハカミヂヤウタラウ 【河上丈太郎】
(1889-1965) 政治家。東京生まれ。東大卒。クリスチャン。日本労農党に入り,第一回普通選挙で衆議院当選。戦時中大政翼賛会総務。1951年(昭和26)右派社会党委員長。日本社会党委員長。

かわかみすみお

かわかみすみお カハカミ― 【川上澄生】
(1895-1972) 版画家。横浜生まれ。北アメリカを放浪ののち帰国。教職の傍ら,木版画と詩文の刻印を始め,浪漫的傾向の木版本を残した。

かわかみそうろく

かわかみそうろく カハカミサウロク 【川上操六】
(1848-1899) 陸軍軍人。大将。薩摩藩出身。陸軍兵制をフランス式からドイツ式へ転換する事業に参画。日清戦争では大本営参謀。のち参謀総長。

かわかみてつたろう

かわかみてつたろう カハカミテツタラウ 【河上徹太郎】
(1902-1980) 評論家。長崎市生まれ。東大卒。昭和初期から,フランス象徴主義の影響に基づく評論活動を展開,近代批評の先駆となった。著「自然と純粋」「日本のアウトサイダー」,翻訳「悲劇の哲学」など。

かわかみとうがい

かわかみとうがい カハカミ― 【川上冬崖】
(1827-1881) 幕末・明治初期の画家。信濃松代の人。名は寛。初め四条派を学ぶが,のちに幕府の画学局,維新後大学南校などで,西洋画の研究・教授に努めた。また,私塾聴香読画館を開き,門人を育成した。

かわかみのたける

かわかみのたける カハカミ― 【川上梟帥】
日本書紀にみえる熊襲(クマソ)の首長。宴席で女装した小碓尊(オウスノミコト)に討たれ,尊の強さをたたえて日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の名をおくる。取石鹿文(トロシカヤ)。

かわかみはじめ

かわかみはじめ カハカミ― 【河上肇】
(1879-1946) 経済学者。山口県生まれ。京大教授。人道主義を経て,マルクス主義経済学の研究と無産運動に従事。1928年(昭和3)京大を追われ,労農党を結成。のち共産党に入党,投獄された。著「貧乏物語」「資本論入門」「自叙伝」など。

かわかみびざん

かわかみびざん カハカミ― 【川上眉山】
(1869-1908) 小説家。大阪市生まれ。本名,亮。硯友社(ケンユウシヤ)同人。観念小説作家として泉鏡花と並び称されたが,行きづまって自殺。代表作「書記官」「うらおもて」「観音岩」など。

かわかみふはく

かわかみふはく カハカミ― 【川上不白】
(1716-1807) 江戸後期の茶人。表千家七世如心斎宗左に師事し,のち自ら不白流をたてる。江戸へ移り江戸千家と称し千家茶道の普及につとめた。

かわかめ

かわかめ カハ― 【川亀】
スッポンの古名。

かわがね

かわがね カハ― [0] 【皮鉄】
刀剣で,芯鉄(シンガネ)の外側を包む鉄。よく鍛練された質の良い地鉄(ジガネ)を用いる。

かわがらす

かわがらす カハ― [3] 【河烏】
スズメ目カワガラス科の鳥。全長22センチメートル内外。全体が黒褐色。流れにとびこみ水中の虫をとる。東アジアに分布し,日本では全国の谷川で繁殖。

かわがり

かわがり カハ― [0] 【川狩(り)】
(1)川をせき止めて干しあげ,魚をとること。川干し。[季]夏。《―や魚串立てる石の間/闌更》
(2)木材を筏(イカダ)に組まずに川に流して運ぶこと。

かわがれい

かわがれい カハガレヒ [3] 【川鰈】
ヌマガレイの別名。

かわき

かわき [3] 【乾き】
物から水分がなくなること。また,その程度。乾燥。「洗濯物の―が遅い」

かわき

かわき【乾[渇]き】
dryness;→英和
thirst (のどの).→英和
〜が早い dry well.

かわき

かわき [3] 【渇き】
〔「乾(カワ)き」と同源〕
(1)のどがかわくこと。「激しい―に襲われる」「―をいやす」
(2)欲望が満たされないこと。「心の―」

かわきのやまい

かわきのやまい 【渇きの病】
(1)糖尿病の古名。
(2)俗に,むやみにのどのかわく病。また,むやみに食べたくなる病。かわきやまい。

かわきもの

かわきもの [0] 【乾き物】
酒のつまみにするもののうち,鯣(スルメ)・ポテト-チップ・ナッツ類など,乾いた物の総称。

かわきり

かわきり【皮切り】
the beginning;the start.→英和
〜をする be the first <to do> .→英和

かわきり

かわきり カハ― [0][4] 【皮切り】
〔(2)が原義〕
(1)物事の一番初め。手始め。「―の挨拶(アイサツ)」「スキー-シーズンの―」
(2)最初にすえる灸(キユウ)。「―こらへて出る心/浄瑠璃・反魂香」

かわきり=の一灸(イツキユウ)

――の一灸(イツキユウ)
〔最初にすえる灸が特別熱いところから〕
何事も最初は苦痛で困難であることのたとえ。

かわぎし

かわぎし カハ― [0] 【川岸・河岸】
川の岸辺。川のほとり。かし。

かわぎし

かわぎし【川岸】
a riverbank.

かわぎしの

かわぎしの カハ― 【川岸の】 (枕詞)
川岸の松の意から,同音「待つ」にかける。「―まつの心を思ひやらなむ/後撰(恋五)」

かわぎぬ

かわぎぬ カハ― 【皮衣・裘】
「かわごろも(皮衣)」に同じ。「裏まだつけぬ―の縫ひ目/枕草子 155」

かわぎり

かわぎり カハ― [0][2] 【川霧・河霧】
川に立つ霧。「―が晴れる」

かわく

かわ・く (動カ四)
「する」をののしっていう語。しやがる。「盗み―・くはどいつぢやい/浄瑠璃・丹波与作(中)」

かわく

かわ・く [2] 【乾く】 (動カ五[四])
(1)水分・湿気がなくなる。「洗濯物が―・く」「空気が―・く」「思ふ涙にそぼちぬる袖は―・かじ/古今(離別)」
(2)人間みがなく,冷淡な感じを与える。「―・いた心」
[慣用] 舌の根の乾かぬうち

かわく

かわ・く [2] 【渇く】 (動カ五[四])
〔「乾(カワ)く」と同源〕
(1)のどにうるおいがなくなり,水を飲みたくなる。「のどが―・く」
(2)そのものに恵まれない状態におかれて,強くそれを求める。「親の愛に―・いていた子」

かわく

かわく【乾[渇]く】
dry (up) (物が);→英和
be[feel]thirsty (のどが).

かわくじら

かわくじら カハクヂラ 【皮鯨】
鯨の皮下の脂肪の部分を塩漬けにした食品。「―の吸物といへば/浮世草子・永代蔵 2」

かわくだり

かわくだり カハ― [3] 【川下り】
景観を楽しみながら舟で川を下ること。

かわくま

かわくま カハ― 【川隈】
〔「かわぐま」とも〕
川の流れが折れ曲がっている所。「川のぼり,我がのぼれば―に立ち栄ゆる/日本書紀(仁徳)」

かわくまつづら

かわくまつづら カハ― 【川隈葛】
(1)ニシキギの古名。[和名抄]
(2)マユミの古名。

かわぐ

かわぐ カハ― [2] 【革具】
革で作った道具。

かわぐそく

かわぐそく カハ― [3] 【革具足】
革で作った具足。

かわぐち

かわぐち カハ― [0] 【川口・河口】
川が海や湖に注ぐ所。かこう。

かわぐち

かわぐち カハグチ 【川口】
埼玉県南東部の市。荒川をはさんで東京都と接する。近世から鋳物の町として知られ,近年は機械工業などが立地。住宅地としても発展。安行は植木の産地。

かわぐち

かわぐち カハグチ 【川口】
姓氏の一。

かわぐち

かわぐち カハグチ 【河口】
姓氏の一。

かわぐち

かわぐち【川口】
the mouth of a river;→英和
an estuary (大河の).→英和

かわぐち=で船を破(ワ)る

――で船を破(ワ)る
(1)〔長い航海を終え,港の手前まで来て難破する意〕
成功の一歩手前で失敗することのたとえ。
(2)〔出発点の川口で難破する意〕
物事を始める第一歩で失敗することのたとえ。

かわぐちえかい

かわぐちえかい カハグチヱカイ 【河口慧海】
(1866-1945) 僧侶・探検家・チベット語学者。大阪府生まれ。大正大学教授。仏教教典を求めて鎖国下のチベットに二回潜入,チベット一切経など貴重な資料を持ち帰った。著「西蔵旅行記」

かわぐちこ

かわぐちこ カハグチ― 【河口湖】
(1)山梨県南東部にある湖。富士五湖の一。面積5.6平方キロメートル。
(2)山梨県南部,南都留郡の町。河口湖を中心に御坂山地南斜面と富士裾野にまたがる。富士五湖観光の中心地。

かわぐちまつたろう

かわぐちまつたろう カハグチマツタラウ 【川口松太郎】
(1899-1985) 小説家・劇作家。東京生まれ。1935年(昭和10)第一回直木賞受賞。市井の人情話に定評があり,新派の育成にも尽力。代表作「鶴八鶴次郎」「明治一代女」

かわぐつ

かわぐつ カハ― [0] 【革靴・皮靴・革沓】
皮革で作った靴。

かわぐも

かわぐも カハ― [0] 【川蜘蛛】
昆虫アメンボの異名。[季]夏。

かわげ

かわげ カハゲ 【河芸】
三重県中部,安芸(アゲ)郡の町。伊勢湾に臨む。沿岸漁業と煮干し加工が盛ん。

かわげら

かわげら カハ― [0] 【川螻蛄・襀翅・�】
襀翅目(セキシモク)の昆虫の総称。オオヤマカワゲラ・オナシカワゲラなど。

かわこざね

かわこざね カハ― [3] 【革小札】
撓(イタ)め革で作った鎧(ヨロイ)の小札。

かわご

かわご カハ― 【皮籠・革籠】
皮を張ったかご。後世,紙で張ったかご,竹で編んだかご(行李(コウリ))をもいう。

かわごい

かわごい カハゴヒ [2] 【革鯉】
コイの飼育種ドイツゴイの一種。鱗(ウロコ)がほとんどなく,皮膚はなめし革のように見える。

かわごえ

かわごえ カハゴエ 【川越】
埼玉県中部の市。中世から近世にかけ城下町として栄える。近年,工業団地が進出し,住宅地としても発展。
〔古代には「河肥」,中世には「河越」,近世以降「川越」と書かれる〕

かわごえかいどう

かわごえかいどう カハゴエ―ダウ 【川越街道】
江戸から川越に至る街道。中山道の脇往還。

かわごえじょう

かわごえじょう カハゴエジヤウ 【川越城】
埼玉県川越市にある平城。1457年太田道真の築城。扇谷上杉家の本拠。のち北条家の持ち城となり,江戸時代には代々徳川家譜代の重臣が配置された。

かわごえせん

かわごえせん カハゴエ― 【川越線】
JR 東日本の鉄道線。埼玉県大宮と高麗川間,30.6キロメートル。埼京線と直通運転し,埼玉県南部と都心を直結。

かわごえななこ

かわごえななこ カハゴエ― [5] 【川越斜子】
埼玉県入間地方で産する絹織物。川越の商人が扱ったのでこの名がある。

かわごけそう

かわごけそう カハゴケサウ [0] 【川苔草】
カワゴケソウ科の多年草。全体に緑色。根は扁平な葉状体で羽状に分枝し,流水中の岩上に固着する。葉は微小。小花を頂生する。元来,熱帯生の植物であるが昭和の初めに九州で発見された。

かわござぶね

かわござぶね カハ― [3] 【川御座船】
(1)江戸時代,幕府や諸大名が河川で使用した豪華な大形の屋形船。
(2)町方の船遊山などに賃貸しする屋形つきの川船。大坂界隈での呼称で,江戸では町御座船・借御座船がこれに相当する。

かわごし

かわごし カハ― [0] 【川越し】
(1)川を隔てること。
(2)徒歩で川を渡ること。
(3)「川越し人足」の略。

かわごしにんそく

かわごしにんそく カハ― 【川越し人足】
大井川など橋がかかっていない川で,人を肩や蓮台(レンダイ)に乗せて川を渡すのを職業とした人。かわごし。

かわごり

かわごり カハ― [0] 【川垢離】
川でとる垢離。

かわごろも

かわごろも カハ― 【皮衣・裘】
(1)毛皮で作った防寒用の衣。かわぎぬ。[季]冬。「限なきおもひに焼けぬ―/竹取」
(2)〔修行中の釈迦が鹿の皮をまとったという故事から〕
僧衣。また,僧。「山深く行ふ道の―/藻塩草」

かわさき

かわさき カハサキ 【川崎】
姓氏の一。

かわさき

かわさき カハサキ 【河崎】
姓氏の一。

かわさき

かわさき カハサキ 【川崎】
(1)神奈川県北東部の市。東は東京湾に面し,西は多摩丘陵に及ぶ。指定都市。海寄りは大工業地帯,内陸部は住宅地。
(2)宮城県南西部,柴田郡の町。山林地帯で笹谷街道が通ずる。青根温泉・峨々(ガガ)温泉がある。
(3)福岡県中部,田川郡の町。炭坑町として発達したがすべて閉山。

かわさきいかだいがく

かわさきいかだいがく カハサキイクワ― 【川崎医科大学】
私立大学の一。1970年(昭和45)設立。本部は倉敷市。

かわさきいりょうふくしだいがく

かわさきいりょうふくしだいがく カハサキイレウ― 【川崎医療福祉大学】
私立大学の一。1990年(平成2)設立。本部は倉敷市。

かわさききせん

かわさききせん カハサキ― 【川崎汽船】
日本の大手外航海運(運航)企業。川崎造船所を母体に1920年(大正9)創立。64年(昭和39)飯野汽船を合併。

かわさききゅうえん

かわさききゅうえん カハサキキウエン 【川崎九淵】
(1874-1961) 能楽師。大鼓方(オオツヅミカタ)葛野流(カドノリユウ)。初名利吉。松山生まれ。津村又喜に師事,重厚俊厳な気魄のこもった芸風で知られた。

かわさきざいばつ

かわさきざいばつ カハサキ― 【川崎財閥】
明治期,川崎正蔵が川崎造船所を中心として築いた財閥。軍事工業を中心に発展した。

かわさきしょうぞう

かわさきしょうぞう カハサキシヤウザウ 【川崎正蔵】
(1837-1917) 明治期の実業家。鹿児島県生まれ。1878年(明治11)に設立した川崎築地造船所を母体に重工業分野の事業をおこした。

かわさきだいし

かわさきだいし カハサキ― 【川崎大師】
神奈川県川崎市にある真言宗智山派の寺,平間寺の通称。山号は金剛山金乗院。大治年間(1126-1131)の創建といい,江戸時代から庶民の信仰を集める。本尊の空海像は厄除(ヤクヨ)け大師と呼ばれる。

かわさきなつ

かわさきなつ カハサキ― 【河崎なつ】
(1889-1966) 女性運動家・教育者。奈良県生まれ。女性参政権運動を経て,第一回参議院選挙で当選。戦後の女性運動の集合体となる母親大会で事務局長を務めた。

かわさきびょう

かわさきびょう カハサキビヤウ [0] 【川崎病】
主に四歳以下の乳幼児に見られる原因不明の急性熱性疾患。高熱・発疹・頸部のリンパ節腫脹が現れ,回復期には指先の皮膚が膜状にむける。後遺症として心臓の冠動脈に異常を残すことがある。小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群。1967年(昭和42)川崎富作が報告。

かわさきぶね

かわさきぶね カハサキ― [5] 【川崎船】
(1)江戸時代から東北・北海道地方で,サケ・マス・タラなどの漁労・運送に使用された大型の和船。
(2)蟹工船(カニコウセン)などの母船に積み込まれ,漁場で漁獲・運搬などを行う小型の和船造りの漁船。

かわざいく

かわざいく カハ― [3] 【皮細工・革細工】
皮革を材料とする細工。また,その細工物。

かわざかな

かわざかな カハ― [3] 【川魚】
かわうお。

かわざらえ

かわざらえ カハザラヘ [3] 【川浚え】 (名)スル
川底にたまった土砂や汚物をさらえ取ること。浚渫(シユンセツ)。かわざらい。

かわざんよう

かわざんよう カハ― [3] 【皮算用】
〔「捕らぬ狸(タヌキ)の皮算用」の略〕
事が実現するかどうかわからないうちから,あれこれと期待すること。

かわざんよう

かわざんよう【皮算用(捕らぬ狸の)】
count the chickens before they are hatched.

かわし

かわし カハシ 【為替】
〔動詞「かわす(為替)」の連用形から〕
鎌倉・室町時代に行われたかわせ。替え銭(セン)のほか,米を用いる替え米(マイ)があった。
→かわせ(為替)

かわしき

かわしき カハ― [0] 【川敷】
〔「川敷地」の略〕
川水の増水した時に川底になる地面。川床。
→河川敷(カセンシキ)

かわしぎん

かわしぎん カハシ― 【為替銀】
⇒かわせぎん(為替銀)

かわしま

かわしま カハ― 【川島】
川の中にある島。「逢ひ見ては心ひとつを―の水の流れて絶えじとぞ思ふ/伊勢 32」

かわしま

かわしま カハシマ 【川島】
姓氏の一。

かわしまい

かわしまい カハシ― 【替米】
⇒かえまい(替米)

かわしましょうじろう

かわしましょうじろう カハシマシヤウジラウ 【川島正次郎】
(1890-1970) 政治家。千葉県生まれ。専修大卒。自民党幹事長,自民党副総裁として戦後の政界で重きをなした。

かわしまじんべえ

かわしまじんべえ カハシマジンベヱ 【川島甚兵衛】
(1853-1910) 工芸織物家。伝統的な織物の改良に努めるとともに,ヨーロッパの技術を吸収して綴(ツヅ)れ錦(ニシキ)など独自の織芸を開く。特に,ゴブラン織の研究は有名。

かわしまのおうじ

かわしまのおうじ カハシマノワウジ 【川島皇子】
(657-691) 天智天皇の皇子。681年,天武天皇の詔により,忍壁(オサカベ)皇子らと「帝紀及び上古諸事」の編纂(ヘンサン)に従事。かわしまのみこ。

かわしまよしこ

かわしまよしこ カハシマ― 【川島芳子】
(1907-1948) 満蒙(マンモウ)独立運動家。清朝王族粛親王一四女。大陸浪人川島浪速の養女。清朝再興を策し日本軍に協力。男装の麗人,東洋のマタ-ハリと呼ばれた。

かわしも

かわしも【川下】
the lower part[reaches]of a river.→英和
〜に <five miles> down the river;downstream.→英和

かわしも

かわしも カハ― [0] 【皮霜】
魚を皮付きのまま刺し身にするとき,皮の部分だけに熱湯をかけて冷水で冷ます方法。皮の美しさを生かすと同時に皮の生臭みを取り,柔らかくする。「鯛の―作り」

かわしも

かわしも カハ― [0] 【川下】
川の流れて行く方。川の下流。
⇔川上

かわしもさんぎょう

かわしもさんぎょう カハ―ゲフ [5] 【川下産業】
消費者段階に最も近いところに位置する流通・販売業やサービス業を,川の流れにたとえていう語。
→川上産業

かわしんじゅがい

かわしんじゅがい カハシンジユガヒ [5] 【川真珠貝】
淡水産の二枚貝。貝殻は長楕円形で厚く,殻長10センチメートル内外。渓流の小石の間に斜めに立つ。真珠養殖の母貝となる。ユーラシア北部・北アメリカ北部に広く分布し,日本では北海道と本州の日本海側にすむ。カワガイ。タチガイ。

かわじ

かわじ カハヂ 【川路】
川に沿った道。また,川へ向かう道。「上野(カミツケノ)おどのたどりが―にも/万葉 3405」

かわじ

かわじ カハヂ 【川路】
姓氏の一。

かわじおんせん

かわじおんせん カハヂヲンセン 【川治温泉】
栃木県北西部,塩谷(シオヤ)郡藤原町にある温泉。単純泉。

かわじとしあきら

かわじとしあきら カハヂ― 【川路聖謨】
(1801-1868) 江戸末期の幕臣。豊後の人。本姓,内藤。勘定奉行兼海防掛として外交に携わる。1853年長崎来航のロシア使節と交渉。また,日米修好通商条約勅許獲得に活躍した。江戸開城の翌日にピストル自殺。

かわじとしよし

かわじとしよし カハヂ― 【川路利良】
(1836-1879) 警察制度の創立者。薩摩の人。警保寮を司法省から内務省に移し,司法権と警察権の分離を行なった。同年警視庁初代大警視。西南戦争では陸軍少将として警察隊を率い従軍。

かわじま

かわじま カハジマ 【川島】
埼玉県中部,比企(ヒキ)郡の町。荒川・越辺(オツペ)川など四方を川に囲まれた低平地域。水田地帯で,イチゴなどの施設園芸が盛ん。

かわじょうき

かわじょうき カハ― [3] 【川蒸気】
〔「川蒸気船」の略〕
河川での貨客輸送に用いる吃水の浅い蒸気船。

かわじり

かわじり【川尻】
⇒川口,川下.

かわじり

かわじり カハ― [0] 【川尻】
(1)川が海に注ぐあたり。河口。
(2)川の流れて行く方向。川下。

かわじりゅうこう

かわじりゅうこう カハヂリウコウ 【川路柳虹】
(1888-1959) 詩人・美術評論家。東京生まれ。本名,誠。東京美校卒。日本最初の口語自由詩を試み,詩壇に衝撃を与えた。詩集「路傍の花」「波」など。

かわじダム

かわじダム カハヂ― 【川治―】
栃木県塩谷郡藤原町,鬼怒川にある上水道・発電などの多目的ダム。アーチ式で,堤高140メートル。下流に川治温泉がある。1983年(昭和58)完成。

かわす

かわ・す カハス [0] 【躱す】 (動サ五[四])
〔「交(カ)わす」と同源〕
(1)すばやくからだを動かして避ける。「体を―・す」「切っ先を―・す」
(2)(比喩的に)正対することを避ける。そらす。「追及の矛先を―・す」
[可能] かわせる

かわす

かわ・す カハス 【為替す】 (動サ四)
〔「交(カ)わす」と同源〕
為替(カワセ)に組む。
〔中世後期の日記・文書に見られる語〕

かわす

かわす カハ― [0] 【川州・川洲】
川の中にできた州。川の中州。

かわす

かわ・す カハス [0] 【交わす】 (動サ五[四])
(1)互いにやったり受けたりする。「言葉を―・す」「挨拶(アイサツ)を―・す」「手紙を―・す」「杯を―・す」
(2)交差させる。まじえる。「刃(ヤイバ)を―・す」「枝を―・す」
(3)交替させる。「時―・さず縫ひてまゐらせよ/枕草子 100」
(4)動詞の連用形に付いて,互いに…し合う,の意を表す。「言い―・す」「鳴き―・す」
[可能] かわせる

かわす

かわす【交す】
(1) exchange <letters> .→英和
(2)[躱す]dodge (身を);→英和
evade (はぐらかす).→英和

かわすじ

かわすじ【川筋】
the course of a river.→英和

かわすじ

かわすじ カハスヂ [0][3] 【川筋】
(1)川水の流れる道筋。
(2)川の流れに沿った土地。

かわすずみ

かわすずみ カハ― [3] 【川涼み】
暑い夏の夕方,川辺や川舟で涼むこと。

かわすそ

かわすそ カハ― [0] 【川裾】
川尻(カワジリ)。川下(シモ)。

かわすな

かわすな カハ― [0] 【川砂】
河川に堆積した砂。園芸用土・建設資材としても利用される。

かわすみたいこうき

かわすみたいこうき カハスミタイカフキ 【川角太閤記】
太閤記の一。本能寺の変から関ヶ原の戦いまでを,豊臣秀吉中心に記した聞き書き。川角三郎右衛門著といわれる。江戸初期成立。
→太閤記

かわず

かわず【蛙】
a frog.→英和
井の中の蛙 a person with narrow views.

かわず

かわず カハヅ [0] 【蛙】
(1)カエルの別名。[季]春。《古池や―飛こむ水の音/芭蕉》
(2)カジカガエルの別名。

かわずいくさ

かわずいくさ カハヅ― 【蛙軍】
⇒かえるいくさ(蛙軍)

かわずがっせん

かわずがっせん カハヅ― [4] 【蛙合戦】
⇒かえるいくさ(蛙軍)

かわずとび

かわずとび カハヅ― [0] 【蛙飛び】
⇒馬飛(ウマト)び

かわずにょうぼう

かわずにょうぼう カハヅ―バウ 【蛙女房】
⇒かえるにょうぼう(蛙女房)

かわせ

かわせ カハセ [0] 【為替】
手形や小切手によって貸借を決済する方法。離れた地域にいる債権者と債務者の間で貸借を決済する場合,遠隔地に現金を輸送する危険や不便を避けるために使われる。中世では「かわし」といい,銭のほか米などの納入・取引に利用された。

かわせ

かわせ カハ― [0] 【川瀬】
川の底が浅く,流れの速い所。瀬。

かわせ

かわせ【為替】
<cash> a money order; <draw> a bill of exchange (為替手形).‖為替管理 exchange control.為替差益(差損) a currency exchange profit (loss).為替振出(受取)人 a sender (payee).為替レート[相場]an exchange rate.外国為替 foreign exchange.小為替 a postal note.電報為替 a telegraphic remittance.郵便為替 a postal money order.

かわせあんていしきん

かわせあんていしきん カハセ― [8][9] 【為替安定資金】
⇒為替平衡資金(カワセヘイ/コウシキン)

かわせかた

かわせかた カハセ― [0] 【為替方】
明治初期の国庫出納機関。国庫に収納する金銭の鑑定・収入・逓送・支出の事務を取り扱った。

かわせかんさんひょう

かわせかんさんひょう カハセクワンサンヘウ [0] 【為替換算表】
自国通貨が外国通貨のいくらに換算されるかを為替相場に基づいて示した表。

かわせかんり

かわせかんり カハセクワン― [4] 【為替管理】
国際収支の均衡と為替相場の安定を図るため,政府が外国為替の売買を直接管理すること。日本では「外国為替及び外国貿易管理法」によって行われている。

かわせかんりほう

かわせかんりほう カハセクワンリハフ [0] 【為替管理法】
「外国為替及び外国貿易管理法」の略称。

かわせがき

かわせがき カハ― [3] 【川施餓鬼】
川で死んだ人の霊を弔うために,川辺または船中で行う仏事。死者の名を記した塔婆(トウバ)や紙片を川に流すなどする。[季]秋。《燭の穂の起きるひまなし―/橋口白汀》

かわせきん

かわせきん カハセ― [0][3] 【為替金】
⇒為替銀(カワセギン)

かわせぎん

かわせぎん カハセ― [0][3] 【為替銀】
江戸時代,為替取組のために,支払人または受取人の支払う金銭。かわせきん。かわしぎん。

かわせぎんこう

かわせぎんこう カハセ―カウ [4] 【為替銀行】
⇒外国(ガイコク)為替銀行

かわせけいやく

かわせけいやく カハセ― [4] 【為替契約】
⇒為替予約(カワセヨヤク)

かわせさいてい

かわせさいてい カハセ― [4] 【為替裁定】
(1)資金の移動に際して,どの国の為替市場を利用した方が有利かを判定すること。
(2)各地の為替市場での相場の違いを利用して差益を得る操作。鞘取。

かわせさえき

かわせさえき カハセ― [4] 【為替差益】
外貨または外貨建債権・債務を保有しているとき,自国通貨の為替レートが下落・上昇することによって得られる利益。あるいは自国通貨の為替レートが上昇し,外貨建輸入品に対する自国通貨の支払額が減少することによって得られる利益。
⇔為替差損

かわせさそん

かわせさそん カハセ― [4] 【為替差損】
為替の変動による損失。
⇔為替差益

かわせしじょう

かわせしじょう カハセ―ヂヤウ [4] 【為替市場】
⇒外国(ガイコク)為替市場

かわせじり

かわせじり カハセ― [0] 【為替尻】
銀行で,国内の為替取引の結果生じた,債権・債務の残高。

かわせせいさんきょうてい

かわせせいさんきょうてい カハセ―ケフテイ [8] 【為替清算協定】
貿易上の貸借関係を,外国為替を売買する方法をとらないで,特別の清算機関を設けてその決済を行う国家間の取り決め。

かわせせり

かわせせり カハ― [3] 【川せせり】
川で魚をとること。川狩り。

かわせそうば

かわせそうば カハセサウ― [4] 【為替相場】
一国の通貨と他国の通貨との交換比率。為替レート。

かわせてがた

かわせてがた カハセ― [4] 【為替手形】
発行者(振出人)が第三者(支払人)に対して,手形の所持人に一定の金額を支払うことを委託した手形。支払人は,引き受けを行うことで支払義務を負う。国際取引に使用されることが多く,外国為替手形といわれる。
→約束手形

かわせとうき

かわせとうき カハセ― [4] 【為替投機】
将来の為替レートの変動を予想し,利鞘を稼ぐ目的でなされる為替売買。先物為替取引を利用する場合が多い。

かわせとりひき

かわせとりひき カハセ― [4][5] 【為替取引】
貸借の決済に為替を利用する契約。決済される貸借が国内にあるものを内国為替取引,外国にわたるものを外国為替取引という。また,送金のために利用する場合には送金為替(順為替・並為替),取り立てのために利用する場合には逆為替(取立為替)という。

かわせなかがいにん

かわせなかがいにん カハセナカガヒ― [0] 【為替仲買人】
外国為替市場で,為替銀行の相互間あるいは為替銀行と業者間の為替の売買を仲介する業者。為替ブローカー。

かわせへいか

かわせへいか カハセ― [4] 【為替平価】
⇒平価(ヘイカ)

かわせへいこうかんじょう

かわせへいこうかんじょう カハセヘイカウカンヂヤウ [8] 【為替平衡勘定】
為替相場の大幅な変動を避けるため,通貨当局(政府または中央銀行)が為替の売買取引に介入する資金として設けた勘定。

かわせへいこうしきん

かわせへいこうしきん カハセヘイカウ― [8][9] 【為替平衡資金】
為替平衡勘定の資金。為替安定基金。為替安定資金。

かわせみ

かわせみ カハ― [0] 【川蝉・翡翠・魚狗】
(1)ブッポウソウ目カワセミ科の鳥の総称。日本にはカワセミ・アカショウビン・ヤマセミなど数種がいる。
(2){(1)}の一種。全長17センチメートル内外。飛ぶと瑠璃(ルリ)色の背が光り,腹面は栗色で美しい。嘴(クチバシ)が大きい。水辺にすみ,川魚・カエル・昆虫などを食べる。ユーラシア・アフリカに分布。日本では全国で見られる。ヒスイ。ショウビン。[季]夏。《はっきりと―色にとびにけり/中村草田男》
川蝉(2)[図]

かわせみ

かわせみ【川蝉】
《鳥》a kingfisher.→英和

かわせもちだか

かわせもちだか カハセ― [4] 【為替持(ち)高】
外国為替の買い為替の額と売り為替の額の差額。買い超過の場合を買い持ち,売り超過の場合を売り持ち,売買同額の場合をスクエアという。

かわせよやく

かわせよやく カハセ― [4] 【為替予約】
為替相場の変動による危険を避けるため,あらかじめ外貨の種類・金額や,為替相場,受け渡し時期などを定め,将来その条件で為替の受け渡しを行うことを契約すること。為替契約。

かわせりょう

かわせりょう カハセレウ [3] 【為替料】
為替の振り出しをする時に要する手数料。

かわせカバー

かわせカバー カハセ― [4] 【為替―】
為替相場の変動による危険を避けるため,為替売買において売りのほうが買いより多くなった場合には買いを増やし,買いのほうが多くなった場合は売りを増やすこと。

かわせダンピング

かわせダンピング カハセ― [4] 【為替―】
為替相場を実勢以下に引き下げて,国内価格で輸出した商品でも相手国では安売りしたと同じ効果をもたせること。

かわせマリー

かわせマリー カハセ― [4] 【為替―】
〔exchange marry〕
売り為替と買い為替を相殺する調整操作。為替相場変動上の危険を回避する一つの方法。

かわせリスク

かわせリスク カハセ― [4] 【為替―】
所有している対外的な債権や債務が,為替レートの変動により増減することによって被る危険。

かわせレート

かわせレート カハセ― [4] 【為替―】
⇒為替相場(カワセソウバ)

かわそう

かわそう カハサウ [0] 【革装・皮装】
本の表紙に革を用いた装丁。

かわそえ

かわそえ カハソヘ 【川副】
佐賀県南東端,有明海に臨む町。中世以来の大干拓地。屋根の中央がへこんだ漏斗谷(ジヨウゴダニ)といわれる建物様式の家が多い。ノリの養殖・水産加工が盛ん。

かわぞい

かわぞい カハゾヒ [0] 【川沿い】
川に沿っていること。川に沿った所。「―の町並み」

かわぞい

かわぞい【川沿いの】
riverside <path> .→英和
〜に along a river.→英和

かわぞうり

かわぞうり カハザウリ [3] 【皮草履】
(1)なめし革で表面を張った婦人用の草履。
(2)竹の皮で作った草履。

かわぞこ

かわぞこ【川底】
the bottom of a river;→英和
a riverbed.→英和

かわぞこ

かわぞこ カハ― [0] 【川底・河底】
川の底。「―をさらう」

かわたけ

かわたけ カハ― [2][0] 【革茸・皮茸】
⇒こうたけ(香茸)

かわたけ

かわたけ カハ― [2][0] 【川竹・河竹】
(1)川のそばに生える竹。
(2)マダケの古名。[和名抄]
(3)(「皮竹」とも書く)メダケの古名。
(4)清涼殿の東庭,御溝水(ミカワミズ)の側に植えてある竹。
→清涼殿
(5)「川竹の流れの身」の略。「身ヲ―ニシズム/ヘボン(二版)」

かわたけ

かわたけ カハタケ 【河竹】
姓氏の一。

かわたけ=の流れの身

――の流れの身
遊女の身の上。「憂き節しげき―こそ悲しけれ/謡曲・班女」

かわたけしげとし

かわたけしげとし カハタケ― 【河竹繁俊】
(1889-1967) 演劇研究家。長野県生まれ。黙阿弥(モクアミ)の養子。演劇史の研究,歌舞伎の啓蒙に尽くす。早大教授。演劇博物館館長。著「河竹黙阿弥」「日本演劇全史」など。

かわたけしんしち

かわたけしんしち カハタケ― 【河竹新七】
歌舞伎脚本作者。
(1)(初世)(1746-1795) 江戸の人。中村仲蔵のために書いたものが多い。常磐津「荵売(シノブウリ)」が名高い。
(2)(二世)河竹黙阿弥(モクアミ)の前名。
(3)(三世)(1842-1901) 江戸の人。前名,竹柴金作。河竹黙阿弥の高弟。講談落語を脚色した作品が多い。「江戸育お祭佐七(エドソダチオマツリサシチ)」「籠釣瓶花街酔醒(カゴツルベサトノエイザメ)」など。

かわたけの

かわたけの カハ― 【川竹の】 (枕詞)
(1)竹の「節(ヨ)」の意から,「世」にかかる。「―世世に流れて絶えせねば/新勅撰(雑五)」
(2)川辺の竹が流れることから,「流る」にかかる。「―流れてとこそ思ひそめしか/金葉(恋上)」

かわたけのだい

かわたけのだい カハ― 【河竹の台】
清涼殿の東庭の,河竹を植えた所。
→呉竹(クレタケ)の台

かわたけもくあみ

かわたけもくあみ カハタケ― 【河竹黙阿弥】
(1816-1893) 歌舞伎脚本作者。江戸の人。本姓,吉村。引退後,古河と称す。五世鶴屋(ツルヤ)南北に師事し,のち二世河竹新七を襲名。生世話(キゼワ)物に優れ,明治期には活歴物・散切(ザンギリ)物を作る。江戸歌舞伎の大成者とされる。作品数は三六〇編に及ぶ。「三人吉三廓初買(サンニンキチサクルワノハツガイ)」「天衣紛上野初花(クモニマゴウウエノノハツハナ)」「青砥稿花紅彩画(アオトゾウシハナノニシキエ)」など。

かわたび

かわたび カハ― 【革足袋】
なめし革で作った足袋。[日葡]

かわたれ

かわたれ カハ― 【彼は誰】
「彼は誰時」の略。

かわたれどき

かわたれどき カハ― [0] 【彼は誰時】
(だれであるか定かに判別できない)明け方や夕方の薄暗い時。のちには明け方にいうことが多くなり,夕方には「誰(タ)そ彼(ガレ)時(ドキ)」を用いるようになった。かはたそどき。かれはたれどき。「暁(アカトキ)の―に/万葉 4384」

かわたれぼし

かわたれぼし カハ― [4] 【彼は誰星】
明け方に見える星。あけの明星。金星。

かわたろう

かわたろう カハタラウ [2] 【河太郎】
(1)〔「がはたろう」とも〕
河童(カツパ)の異名。
(2)薄茶器の一。蓋(フタ)の上がくぼんでいる黒漆(コクシツ)塗りのもの。くぼみを赤く塗る好みもある。

かわだ

かわだ カハダ 【川田】
姓氏の一。

かわだおうこう

かわだおうこう カハダヲウカウ 【川田甕江】
(1830-1896) 漢学者。岡山の人。名は剛。大橋訥庵(トツアン)に学ぶ。江戸深川で塾を開き門弟を指導。文章家として知られた。

かわだじゅん

かわだじゅん カハダ― 【川田順】
(1882-1966) 歌人。東京,浅草生まれ。甕江の子。東大卒。佐佐木信綱に師事。実業に携わる傍ら作歌に専念し,歌集「伎芸天」「陽炎」「山海経」などにより浪漫的抒情の密度の濃い作品を残す。

かわだち

かわだち カハ― 【川立ち】
(1)川辺に生まれ育った人。
(2)水泳の名人。「―を五三人,向うへ越し候うて/謙信家記」

かわだち=は川で果(ハ)てる

――は川で果(ハ)てる
得意なわざのために油断をし,かえって身を滅ぼすことのたとえ。

かわち

かわち カハチ 【河内】
(1)旧国名の一。大阪府南東部に相当。五畿内の一。河州(カシユウ)。
(2)栃木県中央部,河内郡の町。宇都宮市の北に接し,住宅地化・工業地化が進む。

かわちおんど

かわちおんど カハチ― 【河内音頭】
河内地方の民謡で,長編の盆踊り唄。源流は西日本の「盆踊り口説(クドキ)」だが,地域・音頭取り・流派によって節・歌詞・詞型・はやし詞・踊りなどが異なる。昭和20年代以後は,浪花節調を加えた鉄砲光三郎の節が有名。

かわちぐわ

かわちぐわ カハチグハ [3] 【河内鍬】
刃の部分の短い風呂鍬。主に中国・四国地方で用いられる。

かわちどり

かわちどり カハ― [3] 【川千鳥】
川辺にいる千鳥。[季]冬。

かわちながの

かわちながの カハチ― 【河内長野】
大阪府南東部の市。中世以降,高野参りの要地。南朝方の拠点となった金剛寺(女人高野)・観心寺がある。爪楊枝(ツマヨウジ)・竹簾(タケスダレ)を特産。

かわちのふみうじ

かわちのふみうじ カハチノフミウヂ 【西文氏】
古代の中国系の有力渡来氏族。王仁(ワニ)の子孫と伝えられ,河内国古市郡古市郷に居住。東漢氏(ヤマトノアヤウジ)とともに東西史(ヤマトカワチノフビト)として,文筆を専門に朝廷に仕えた。

かわちもめん

かわちもめん カハチ― [4] 【河内木綿】
河内国から産出する木綿。普通の品より地質の強い白木綿で,法被(ハツピ)・足袋の表地,暖簾(ノレン)などに用いる。

かわちやっこ

かわちやっこ カハチ― [4] 【河内奴】
ニワトリの一品種。小型鶏であるが,行動は活発で闘争性が強い。鶏冠は三枚で,中央が特に大きい。天然記念物。河内奴鶏。

かわちやよへえ

かわちやよへえ カハチヤヨヘヱ 【河内屋与兵衛】
人形浄瑠璃「女殺油地獄(オンナコロシアブラノジゴク)」の登場人物。番頭上がりの継父の遠慮がちなのに乗じて放蕩(ホウトウ)し,ついに殺人を犯す。

かわった

かわった【変わった】
(1) different;→英和
various;→英和
unusual (異常な);→英和
odd (妙な).→英和
(2) novel (新奇な).→英和

かわっぷち

かわっぷち カハツ― [0] 【川っ縁】
「かわぶち」の転。

かわつか

かわつか カハ― [2] 【革柄】
革を用いた刀の柄巻(ツカマキ)。

かわつつみどう

かわつつみどう カハツツミ― [5] 【革包胴】
胴丸や腹巻などで,胴の外側を染め革,または燻革(フスベガワ)などで包んだもの。

かわつつみのたち

かわつつみのたち カハツツミ― [3][1] 【革包の太刀】
鞘(サヤ)および柄(ツカ)もともに黒色または茶色の鞣(モ)み革でおおい包んだ太刀。実用的な太刀拵(ゴシラ)えとして中世に流行した。

かわつるみ

かわつるみ カハ―
手淫(シユイン)。自慰。また一説に,男色。「―はいかが候ふべき/宇治拾遺 1」

かわづ

かわづ カハ― 【川津】
(1)川の渡し場。川の船着き場。「え行きて泊(ハ)てむ―し思ほゆ/万葉 2091」
(2)川端の物洗い場。「妹なろが使ふ―のささら荻/万葉 3446」

かわづ

かわづ カハヅ 【河津】
姓氏の一。

かわづ

かわづ カハヅ 【河津】
静岡県伊豆半島東岸にある町。中世,河津氏が居住。河津温泉郷がある。

かわづかえ

かわづかえ カハヅカヘ 【川支へ】
「川止め」に同じ。「大井川の―にて/滑稽本・膝栗毛 3」

かわづがけ

かわづがけ カハヅ― [0] 【河津掛(け)】
〔河津祐泰が俣野(大庭)景久を投げた技という〕
相撲の決まり手の一。片足を相手の片足に内側からからめ,掛けた足と同じ側の手で相手の首を巻き,後方に反り返って倒すもの。レスリング・柔道などに同名で類似の技がある。

かわづくり

かわづくり カハ― [3] 【皮作り】
皮をつけたままの刺身。

かわづたい

かわづたい カハヅタヒ [3] 【川伝い】
川に沿っていること。

かわづつみ

かわづつみ カハ― [3] 【川堤】
川の堤防。土手。

かわづのすけやす

かわづのすけやす カハヅ― 【河津祐泰】
(?-1176) 鎌倉時代の武将。伊豆河津の人。伊東祐親の子。曾我兄弟の父。富士野の狩り場で工藤祐経に殺された。

かわづら

かわづら カハ― [0] 【川面】
〔古くは「かわつら」〕
(1)川の水面。かわも。「―を渡る風」
(2)川のほとり。「大いなる―に出でてすれば/宇津保(俊蔭)」

かわづり

かわづり カハ― [0] 【川釣(り)】
川で魚を釣ること。

かわて

かわて カハテ 【川手】
姓氏の一。

かわて

かわて カハ― 【川手】
(1)関銭の一種。中世に,渡し場を通る荷客から取り立てた通行税。
(2)川の方向。「官軍すでにまぢかくなれば,山手―の前後のそなへ/浄瑠璃・用明天皇」

かわてぶんじろう

かわてぶんじろう カハテブンヂラウ 【川手文治郎】
(1814-1883) 宗教家。金光教教祖。岡山県生まれ。金神を信仰するうちに神命を受けて開教。自ら金光大神と名乗り,最高神天地金乃神の教えを信者に取り次いだ。改名して赤沢文治とも。

かわと

かわと カハ― [0] 【革砥】
剃刀(カミソリ)などをとぐのに使う革。

かわと

かわと【革砥】
a strop[strap].→英和
〜で研ぐ strop <a razor> .

かわとじ

かわとじ カハトヂ [0] 【革綴じ】
革紐(カワヒモ)で綴じること。

かわとんぼ

かわとんぼ カハ― [3] 【河蜻蛉】
カワトンボ科のトンボ。体長約5センチメートル。はねは橙色または透明。体は金緑色。五月頃平地の河川に見られる。九州以北の各地に分布。[季]夏。

かわどこ

かわどこ【川床】
⇒川底.

かわどこ

かわどこ カハ― [0] 【川床・河床】
(1)川の底をかたちづくっている面。河床(カシヨウ)。
(2)「かわゆか(川床)」に同じ。[季]夏。

かわどめ

かわどめ【川止め】
no[a suspension of a]ferry service.

かわどめ

かわどめ カハ― [0][4] 【川止め】 (名)スル
江戸時代,河川が増水した時,川越(カワゴシ)を禁じたこと。川づかえ。
⇔川明き

かわなか

かわなか カハ― [0] 【川中】
川の中央。中流。

かわなか=には立てども人中(ヒトナカ)には立たれず

――には立てども人中(ヒトナカ)には立たれず
世渡りの難しいことのたとえ。

かわなかじま

かわなかじま カハナカジマ 【川中島】
長野市南部,千曲川(チクマガワ)と犀川(サイガワ)にはさまれた,合流点付近の地名。古戦場として名高い。

かわなかじまのかっせん

かわなかじまのかっせん カハナカジマ― 【川中島の合戦】
戦国時代末期の1553〜64年,武田信玄と上杉謙信の川中島における合戦。数度にわたって交戦したが,雌雄を決し得なかった。

かわながれ

かわながれ カハ― [3][5] 【川流れ】
(1)川の水に流されること。「河童(カツパ)の―」
(2)川でおぼれて死ぬこと。また,その人。
(3)約束をとりやめにすること。「新内で―だ/歌舞伎・青砥稿」

かわなぐさ

かわなぐさ カハナ― [3] 【川菜草】
淡水産の藻の類の古名。古今伝授の三草(三木)の一。

かわなべ

かわなべ カハナベ 【川辺】
鹿児島県,薩摩半島南西部,川辺郡の町。万之瀬(マノセ)川が流れる内陸の町。薩南の米産地で,木製の川辺仏壇を特産。

かわなべ

かわなべ カハナベ 【河鍋】
姓氏の一。

かわなべぎょうさい

かわなべぎょうさい カハナベゲウサイ 【河鍋暁斎】
(1831-1889) 幕末・明治前期の画家。下総の人。名は洞郁。別号に狂斎・酒乱斎乱酔など。浮世絵と狩野派を学び,当時の世相を痛烈に風刺した版画・絵本などを描き,投獄されたこともある。

かわなみ

かわなみ カハ― [0][2] 【川波】
川に立つ波。

かわなみ

かわなみ カハ― [0] 【川並・川次】
(1)木場で,筏(イカダ)を操作した人。川並鳶(トビ)。
(2)川のたたずまい。「―の清き河内ぞ/万葉 858」

かわなめし

かわなめし【皮鞣し】
tanning;→英和
a tanner (人).→英和
皮鞣し場 a tannery.→英和

かわなり

かわなり カハ― 【川成り・河成り】
洪水などのために川原となって荒廃した田地。この土地は年貢・課役が免除された。川成田。

かわなりびき

かわなりびき カハ― 【川成り引き】
江戸時代,川成りのために,年貢を免除すること。

かわにし

かわにし カハ― 【川西・河西】
(1)京都市の西洞院川または堀川の西,下京二条通り以南の一帯。元禄期(1688-1704)に職人・小商人が多く住んでいた。
(2)京都の賀茂川の西の遊所。陰間茶屋が並んでいた。
→川東

かわにし

かわにし カハニシ 【川西】
(1)兵庫県東南部の市。近年,北部の丘陵地に住宅の開発が進む。皮革・染色などの工業が盛ん。
(2)山形県南部,東置賜(ヒガシオキタマ)郡の町。米沢盆地の南西部に位置し,銘酒の産地。
(3)新潟県中南部,中魚沼郡の町。県内の豪雪地帯。
(4)奈良県北西部,磯城(シキ)郡の町。飛鳥川・寺川が大和川に合流する低湿地帯。

かわにな

かわにな カハ― [0] 【川蜷・河貝子】
淡水産の巻貝。貝殻は円錐形で細長く3センチメートル内外で,殻頂部が欠損していることが多い。殻表は赤褐色または黒褐色。肺臓ジストマ・横川吸虫の第一中間宿主。北海道南部から台湾までの河川・湖沼にすむ。
川蜷[図]

かわね

かわね カハネ 【川根】
静岡県中部,榛原(ハイバラ)郡の町。大井川中流域を占める。川根茶の産地。

かわねずみ

かわねずみ カハ― [3] 【川鼠】
食虫目の哺乳類。頭胴長12センチメートル,尾長10センチメートルほど。巧みに泳ぎ,手足の指に生えた硬毛が水かきの役をする。水中の小動物を捕食する。ヒマラヤ・インドシナなどに分布し,日本では青森以南の山間の渓流に生息するが,数が減っている。

かわねば

かわねば カハ― [0] 【川粘・河粘】
川底に沈殿した粘質の土。荒壁の土として用いる。荒木田(アラキダ)土の類。川粘り。

かわのえ

かわのえ カハノエ 【川之江】
愛媛県東端の市。燧灘(ヒウチナダ)に臨み,古来,海上交通の要地。西隣の伊予三島市とともに日本有数の製紙工業地域を形成。

かわのかみ

かわのかみ カハ― 【河の神】
河川をつかさどる神。河泊(カハク)。

かわのべ

かわのべ カハノベ 【川之辺】
姓氏の一。

かわのべいっちょう

かわのべいっちょう カハノベイツテウ 【川之辺一朝】
(1830-1910) 幕末・明治期の蒔絵(マキエ)師。江戸生まれ。幸阿弥派の伝統的な蒔絵を継承した。

かわのり

かわのり カハ― [0][2] 【川海苔】
緑藻類カワノリ目の淡水藻。緑色で形はアオサに似た葉状体。日本特産。太平洋岸河川の水温の低い渓流中の岩上に着生する。食用。

かわはぎ

かわはぎ カハ― [0] 【皮剥】
フグ目の海魚。全長約30センチメートル。体は菱形で,極端に側扁。口先が突出し,小さいが強い歯をもつ。目の上方背部に鋭いとげがある。皮は厚く,まず皮をはいでから調理する。夏が旬(シユン)で,ことに肝臓が美味。釣りの対象魚。本州中部以南の沿岸に分布。ハゲ。ハギ。カワムキ。バクチ。
皮剥[図]

かわはじかみ

かわはじかみ カハ― 【川薑】
(1)ゴシュユの古名。[和名抄]
(2)サンショウの古名。

かわはば

かわはば カハ― [0][2] 【川幅・河幅】
川の幅。河川の両岸間を,河の流れと直角に測った距離。

かわはば

かわはば【川幅】
the width of a river.→英和

かわはゆし

かわはゆ・し カハ― (形ク)
〔「かほ(顔)はゆし(映)」の転〕
おもはゆい。恥ずかしい。「極めて―・く思えて/今昔 19」

かわはら

かわはら カハハラ 【川原】
姓氏の一。

かわはらけいが

かわはらけいが カハハラ― 【川原慶賀】
(1786-?) 江戸後期の洋風画家。長崎の人。通称,登与助。町家出身の絵師で,シーボルトに依頼され,動植物や風俗の写生画を描いた。

かわばおり

かわばおり カハ― [3] 【革羽織】
(1)なめし革で仕立てた羽織。江戸時代に,火事装束また防寒用として,鳶(トビ)・職人の頭(カシラ)などが着用した。
(2)すれっからし。あばずれ女。「―にはだれがしいした/洒落本・曾我糠袋」

かわばた

かわばた カハバタ 【川端】
姓氏の一。

かわばた

かわばた カハ― [0] 【川端】
かわべり。

かわばたぎょくしょう

かわばたぎょくしょう カハバタギヨクシヤウ 【川端玉章】
(1842-1913) 日本画家。京都生まれ。名は滝之助。中島来章に円山派を学ぶ。東京美術学校教授を経て川端画学校を設立。

かわばたどうき

かわばたどうき カハバタダウキ 【川端道喜】
(?-1592) 戦国期京都の町人。永正(1504-1521)の頃,粽(チマキ)の製造を始め,供物を禁裏に進献した。代々道喜を名乗って粽を作り,現在に至る。

かわばたぼうしゃ

かわばたぼうしゃ カハバタバウシヤ 【川端茅舎】
(1897-1941) 俳人。東京,日本橋生まれ。本名,信一。高浜虚子に師事,「ホトトギス」同人。句風は「茅舎浄土」と称され,求道精神に貫かれた荘厳な自然賛美にある。句集「川端茅舎句集」「華厳」など。

かわばたやすなり

かわばたやすなり カハバタ― 【川端康成】
(1899-1972) 小説家。大阪市生まれ。東大卒。横光利一らと「文芸時代」を創刊,新感覚派の代表作家として活躍。以後,日本的美意識を追求し続け,1968年(昭和43)ノーベル文学賞を受賞。自殺。作「伊豆の踊子」「雪国」「千羽鶴」「山の音」「みづうみ」など。

かわばたやなぎ

かわばたやなぎ カハ― [5] 【川端柳】
川端に生えている柳。

かわばたりゅうし

かわばたりゅうし カハバタ― 【川端竜子】
(1885-1966) 日本画家。和歌山市生まれ。本名,昇太郎。茅舎の異母兄。初め洋画を学ぶが,のち日本画に転じた。会場芸術を唱え,青竜社を結成。伝統的な技法や形式を破る豪放な筆致で大作を描いた。

かわばた[べり]

かわばた[べり]【川端[縁]】
a riverside;→英和
a riverbank.

かわばち

かわばち カハ― [2] 【革鉢】
革製の兜(カブト)の鉢。

かわばり

かわばり カハ― [3] 【革針・皮針】
革を縫うのに用いる針。

かわばり

かわばり カハ― [0] 【革張(り)・皮張(り)】 (名)スル
器物の表面を革で張ること。また,そのもの。

かわひおどし

かわひおどし カハヒヲドシ [3][4] 【革緋縅】
緋色の染め革を用いて縅した鎧(ヨロイ)。

かわひがし

かわひがし カハ― 【川東・河東】
京都の賀茂川の東の一帯。祇園(ギオン)または石垣の歓楽街。
→川西

かわひがし

かわひがし カハヒガシ 【河東】
姓氏の一。

かわひがしへきごとう

かわひがしへきごとう カハヒガシ― 【河東碧梧桐】
(1873-1937) 俳人。愛媛県生まれ。本名,秉五郎(ヘイゴロウ)。正岡子規門の高弟。高浜虚子と対立,定型・季語を離れた新傾向俳句を提唱。全国行脚して「三千里」「続三千里」をまとめた。のち自由律,ルビつき句など句風は変遷した。著「新傾向句集」「碧梧桐句集」「子規言行録」など。

かわひき

かわひき カハ― [0] 【皮引き】
魚の皮を引きながらはぎ取ること。
→内(ウチ)引き
→外(ソト)引き

かわひも

かわひも カハ― [0][2] 【革紐・皮紐】
革で作った紐。

かわひも

かわひも【皮紐】
a (leather) strap.

かわひらこ

かわひらこ カハ―
蝶(チヨウ)の古名。[新撰字鏡]

かわびたり

かわびたり カハ― [3] 【川浸り】
「川浸りの朔日(ツイタチ)」の略。

かわびたりのついたち

かわびたりのついたち カハ― [3] 【川浸りの朔日】
陰暦一二月一日,漁家または船を使う業の家で水神をまつる行事。餅をついて親しい人々に配ったりする。川浸り。乙子(オトゴ)の祝い。

かわびたりもち

かわびたりもち カハ― [5] 【川浸り餅】
川浸りの朔日につく餅。水難を避けるためという。乙子の餅。

かわびょうし

かわびょうし【皮表紙】
a leather cover.〜の本 a leather-bound book.

かわびょうし

かわびょうし カハベウシ [3] 【革表紙】
革製の表紙。

かわびらき

かわびらき【川開き】
a river carnival[festival].

かわびらき

かわびらき カハ― [3] 【川開き】
川の納涼始めを祝う行事。通常花火をあげることが多い。もと,旧暦六月に行われる水神祭で,江戸時代の両国の川開きは有名。[季]夏。

かわふだ

かわふだ カハ― 【川札】
江戸時代,大井川・安倍川などの川越えに必要な切符札。川会所が発行した。

かわぶえ

かわぶえ カハ― 【皮笛】
〔唇の皮で吹く笛の意〕
口笛。「―ふつつかに馴れたる声して/源氏(紅梅)」

かわぶくろ

かわぶくろ カハ― [3] 【革嚢・皮袋】
(1)革で作った袋。
(2)正月などに,ネコのことをいう忌み詞。

かわぶしん

かわぶしん カハ― [3] 【川普請】
河川の改修工事。[季]冬。

かわぶち

かわぶち カハ― [0] 【川縁】
川のふち。川ばた。かわっぷち。

かわぶとん

かわぶとん カハ― [3] 【革布団】
なめし革で作った座布団。夏に用いる。[季]夏。《ごろ��としたるいつもの―/虚子》

かわぶね

かわぶね カハ― [0] 【皮船・革船】
木の枝などで骨格を作り,外側に動物の皮をはって造った船。カヤック{(1)}など。

かわぶね

かわぶね カハ― [0][3] 【川船・川舟・河船】
(1)河川で使用する平底の小舟。高瀬舟・平田船はその代表的なもの。
(2)大河で使用する喫水が浅く作られた動力船。

かわぶねあらためやく

かわぶねあらためやく カハ― [0][8] 【川船改役】
江戸幕府の職名。江戸および関八州の川船を検査して船税を徴収した役。川船奉行。川船支配。

かわぶねぶぎょう

かわぶねぶぎょう カハ―ギヤウ [5] 【川船奉行】
⇒川船改役(カワブネアラタメヤク)

かわへび

かわへび カハ― [0] 【川蛇】
⇒田鰻(タウナギ)

かわへん

かわへん カハ― [0] 【革偏】
漢字の偏の一。「靴」「鞍」などの「革」の部分。けがわ(皮),なめしがわ(韋)と区別して,つくりかわともいう。

かわべ

かわべ カハ― [0][3] 【川辺】
〔古くは「かわへ」〕
川のそば。流れのほとり。川端。「―にたたずむ」

かわべり

かわべり カハ― [0] 【川縁】
川に沿った所。川辺。

かわほね

かわほね カハ― [0] 【河骨】
⇒こうほね(河骨)

かわほり

かわほり カハ― 【蝙蝠】
(1)コウモリの古名。[季]夏。「簾(スダレ)もへりは―に食はれて/大和 173」
(2)「蝙蝠扇(カワホリオウギ)」に同じ。

かわほりおうぎ

かわほりおうぎ カハ―アフギ [5] 【蝙蝠扇】
〔蝙蝠が翼を広げた形に似ているところから〕
扇子。夏扇。
蝙蝠扇[図]

かわほりばおり

かわほりばおり カハ― [5] 【蝙蝠羽織】
⇒こうもりばおり(蝙蝠羽織)

かわぼし

かわぼし カハ― [0] 【川干し】
「川狩り{(1)}」に同じ。[季]夏。

かわます

かわます カハ― [0][2] 【河鱒】
サケ目の淡水魚。全長約60センチメートル。背面は茶褐色で虫食い状の斑紋があり,体側には小さい白点と赤点がある。食用。北アメリカ東部原産で冷たい水を好む。日本には1901年(明治34)に移入され,各地の冷水域に放流された。

かわまた

かわまた カハ― 【川股】
川の分岐する所。「川島河の―に/日本書紀(仁徳訓)」

かわまた

かわまた カハマタ 【川俣】
福島県北東部,伊達(ダテ)郡の町。近世以来養蚕と機業が盛ん。

かわまたえ

かわまたえ カハ― 【川股江】
川が分岐する所の入り江。一説に,河内国若江郡の川俣(カワマタ)神社のある地の名という。「堰杙(イグイ)つく―の菱茎(ヒシガラ)のさしけく知らに/日本書紀(応神)」

かわまたおんせん

かわまたおんせん カハマタヲンセン 【川俣温泉】
栃木県北西部,鬼怒川上流の渓間にある単純泉。川俣湖の上流で,鬼怒川温泉郷の入り口にあたる。

かわまたぎぬ

かわまたぎぬ カハマタ― [5] 【川俣絹】
福島県川俣地方で産出する片羽二重。

かわまたダム

かわまたダム カハマタ― 【川俣―】
栃木県塩谷郡栗山村,利根川支流の鬼怒川にある灌漑・発電などの多目的ダム。アーチ式で,堤高120メートル。1965年(昭和40)完成。

かわみどり

かわみどり カハ― [3]
シソ科の多年草。山中に生える。茎は四角形で高さ1メートル内外,上部で分枝。葉は対生し,卵心形で先が鋭くとがり,鋸歯(キヨシ)がつく。夏から秋にかけ,枝頂に花穂を立てて小形の紫色唇形花を密に多数つける。漢方では,茎・葉・根を乾燥して風邪薬などにする。

かわみなみ

かわみなみ カハミナミ 【川南】
宮崎県中部,児湯(コユ)郡の町。日向灘に面する。戦前は軍用地。戦後開拓され畜産が盛ん。

かわむかい

かわむかい カハムカヒ [3] 【川向(か)い】
「川向こう」に同じ。

かわむき

かわむき カハ― [4][3] 【皮剥き】
(1)皮をむくこと。
(2)ダイコンやイモなどの皮をむく調理道具。

かわむこう

かわむこう カハムカフ [3] 【川向こう】
川を隔てた向こう岸。かわむかい。「―の町」

かわむこう

かわむこう【川向うの[に]】
across the river.→英和

かわむこう=の火事

――の火事
自分に少しも苦痛を感じさせない出来事のたとえ。自分と直接関係ないこと。対岸の火事。

かわむし

かわむし カハ― 【皮虫】
毛虫の古名。「―の蝶とはなるなり/堤中納言(虫めづる)」

かわむし

かわむし カハ― [2] 【川虫】
水生昆虫のトビケラやカゲロウ類の幼虫の総称。川底の石の下などにいる。渓流釣りの餌(エサ)に用いる。

かわむしくさし

かわむしくさ・し カハムシ― 【皮虫臭し】 (形ク)
〔毛虫くさい意〕
いやらしい。いとわしい。「羨まし花や蝶やと言ふめれど―・き世をも見るかな/堤中納言(虫めづる)」

かわむつ

かわむつ カハ― [0] 【河鯥】
コイ目の淡水魚。全長約20センチメートル。体形はオイカワにやや似る。背面は黄土色,腹面は銀白色で体側に濃藍紫色の縦帯が一本ある。食用。中部地方以南に分布。ハエ。ハヤ。ムツ。モツ。アカムツ。

かわむら

かわむら カハムラ 【川村】
姓氏の一。

かわむら

かわむら カハムラ 【河村】
姓氏の一。

かわむらかげあき

かわむらかげあき カハムラ― 【川村景明】
(1850-1926) 陸軍軍人。大将・元帥。鹿児島県生まれ。日清・日露戦争に従軍。鴨緑江軍司令官,東京衛戍(エイジユ)総督,軍事参議官を歴任。

かわむらがくえんじょしだいがく

かわむらがくえんじょしだいがく カハムラガクヱンヂヨシ― 【川村学園女子大学】
私立大学の一。1924年(大正13)創立の川村女学院を源とし,87年(昭和62)設立。本部は我孫子市。

かわむらきざん

かわむらきざん カハムラ― 【川村驥山】
(1882-1969) 書家。静岡県生まれ。名は慎一郎。鍾繇(シヨウヨウ)の楷書や懐素の草書を研究,晩年には狂草を創作した。

かわむらすみよし

かわむらすみよし カハムラ― 【川村純義】
(1836-1904) 軍人。海軍大将。薩摩藩士。戊辰(ボシン)戦争に従軍。海軍卿として海軍拡張計画を立案・実施。

かわむらずいけん

かわむらずいけん カハムラ― 【河村瑞軒】
(1617-1699) 江戸初期の商人。瑞賢とも。伊勢の人。江戸の明暦の大火(1657年)の時,木曾の木材を買い占め巨利を得る。幕命によって奥羽米の江戸廻米のため東西両廻り航路を開く。また,安治川を開削,淀川治水事業に尽くした。

かわむらたみじ

かわむらたみじ カハムラ― 【川村多実二】
(1883-1964) 動物学者。岡山県津山の生まれ。京大教授。日本の淡水生物学・湖沼生態学を創始。

かわむらひでね

かわむらひでね カハムラ― 【河村秀根】
(1723-1792) 江戸中期の国学者。通称,復太郎。号は葎庵。尾張藩士。冷泉為村に歌学を学ぶ。また,神道・故実を主に古典研究に専念,紀典学と称す。主著「書紀集解」「続紀集解」など。

かわも

かわも カハ― [0] 【川面】
川の水面。かわづら。「―にうつる雲」

かわも

かわも カハ― [0] 【川藻】
川の中に生える藻。緑藻などのほか,クロモ・エビモ・セキショウモなどの種子植物がある。

かわもずく

かわもずく カハモヅク [3] 【川水雲】
紅藻類カワモズク目の淡水藻。柔らかく粘質に富み,主軸から輪生状に枝を出し,数珠のようにつながる。冬から春にかけて小川などに生息する。

かわもと

かわもと カハモト 【川本】
姓氏の一。

かわもと

かわもと カハモト 【川本】
(1)埼玉県北部,大里郡の町。荒川中流に沿う。
(2)島根県中部,邑智(オオチ)郡の町。近世,江の川水運の河港・市場町。かつては「たたら製鉄」が行われた。

かわもとこうみん

かわもとこうみん カハモトカウミン 【川本幸民】
(1810-1871) 江戸末期・明治初期の蘭学者。摂津の人。江戸で足立長雋(チヨウシユン)に医学を,坪井信道に蘭学を学ぶ。医業のかたわら,窮理・化学を研究,写真・電信機・マッチ・ビールなどを試作。蕃書調所教授。著「気海観瀾広義」「化学新書」など。

かわや

かわや【厠】
a water closet;a toilet (room);→英和
a lavatory.→英和

かわや

かわや カハ― [2] 【皮屋】
獣皮を加工する者。また,それを売買する職業。

かわや

かわや カハ― [0] 【厠・圊・溷】
〔川の流れの上に作った小屋の意味からか〕
便所。

かわや

かわや【皮屋】
a leather dealer;a furrier (毛皮屋);→英和
a tanner (なめし工).→英和

かわやぎ

かわやぎ カハ― 【川柳】
「かわやなぎ(川柳)」に同じ。「―の根もころ見れど/万葉 1723」

かわやしろ

かわやしろ カハ― [3] 【川社】
古代,六月祓(ミナヅキバラエ)の時に川のほとりに棚を設け,榊(サカキ)などを立てて神饌(ミケ)を供え,神楽(カグラ)を奏したこと。また,その臨時の設備。夏神楽。

かわやつめ

かわやつめ カハ― [3] 【川八つ目】
ヤツメウナギ目の魚。全長約60センチメートル。ウナギに似て細長く,一対の目と七対の鰓孔(エラアナ)を持つ。口は吸盤となり海では他の魚に吸いつき,体液を吸う。幼魚期は河川で育ち,のち海に下る。美味でビタミン A が多く,夜盲症に効くという。ヤツメウナギ。ヤツメ。

かわやなぎ

かわやなぎ カハ― [3] 【川柳】
(1)川辺に生える柳。また,特に,ネコヤナギのこと。
〔楊柳とも書く〕
(2)ヤナギ科の落葉低木または小高木。水辺に生える。葉は披針形。早春,葉に先だって尾状の花穂をつける。雌雄異株で,雄花の花柱は短い。
(3)茶の名の一。
→せんりゅう(川柳)

かわやなぎ

かわやなぎ【川柳】
a purple willow.

かわやのかみ

かわやのかみ カハ― [5] 【厠の神】
厠を守護する神。卜部(ウラベ)神道では埴山姫(ハニヤマヒメ)・水罔女(ミズハノメ)の二神。仏教(密教または禅家)では烏芻沙摩明王(ウスサマミヨウオウ)をさす。民間の信仰では水の神やお産と関係して信仰され,男女一対の土人形をまつったり,新築の際に便壺の下に紙製の人形を埋めたりしてまつる所もある。便所神。

かわゆい

かわゆ・い カハユイ [3] (形)[文]ク かはゆ・し
〔「かほ(顔)はゆし(映)」の転「かははゆし」がさらに転じた語〕
(1)愛らしい。かわいい。「何も―・い妻子(ツマコ)のためだ/平凡(四迷)」
(2)おもはゆい。恥ずかしい。「いたく思ふままのこと―・くもおぼえて/右京大夫集」
(3)かわいそうだ。気の毒だ。あわれむべきだ。「年老い,袈裟(ケサ)かけたる法師の…よろめきたる,いと―・し/徒然 175」

かわゆおんせん

かわゆおんせん カハユヲンセン 【川湯温泉】
(1)北海道東部,弟子屈(テシカガ)町にある温泉。屈斜路湖と摩周湖の中間に位置する。泉質は酸性硫黄泉。
(2)和歌山県東牟婁(ヒガシムロ)郡本宮町にある温泉。熊野川の支流大塔川の河原に湧出。泉質は含食塩重曹泉・単純泉など。

かわゆか

かわゆか カハ― [0] 【川床】
料理屋などの座敷から川へ突き出して作った,涼みのための桟敷(サジキ)。京都の四条河原のものが有名。ゆか。かわどこ。床涼み。[季]夏。

かわゆらしい

かわゆらし・い カハユ― [5] (形)[文]シク かはゆら・し
かわいらしい。愛らしい。「小鳥の囀るやうな―・い声を聞いて/青年(鴎外)」

かわよけ

かわよけ カハ― 【川除け】
堤防などの河川の氾濫防止施設。

かわよど

かわよど カハ― [0] 【川淀】
川の水のよどんでいるところ。

かわよろい

かわよろい カハヨロヒ 【革鎧】
革で作った鎧。

かわら

かわら (副)
堅い物が触れ合って発する鈍い音を表す語。「甲(ヨロイ)に繋(カカ)りて―と鳴りき/古事記(中)」

かわら

かわら【川原】
a dry riverbed.

かわら

かわら カハラ [0] 【航・�】
和船の船首から船尾まで通した厚い船底材。西洋型の船の竜骨に相当する。敷(シキ)。丁(チヨウ)。
〔中世までは「瓦」と書き,刳船(クリブネ)式を主用したが,近世以降は平らな板材となり,船の基本となる材という意味で「�」の作り字が使われた。「航」は明治以後の代用〕
→和船

かわら

かわら カハラ 【骨・�】
ほね。特に,頭蓋骨。また,膝蓋骨。[和名抄]

かわら

かわら カハラ [0] 【瓦】
〔梵 kapāla から生じた語という〕
(1)粘土を一定の形に焼き固めたもの。多く屋根を葺(フ)く材料とし,また地面にも敷く。中国から寺院建築に伴って伝来した。現在ではセメント・ガラス・金属などを原料としたものもあり,和型と洋型がある。鬼瓦・丸瓦・平瓦・軒(ノキ)瓦・鐙(アブミ)瓦など。
(2)(玉に対して)価値のないもの。がらくた。
⇔玉

かわら

かわら【瓦】
a tile.→英和
〜ぶきの tiled <roof> .‖瓦家 a tile-roofed house.瓦屋 a tile-maker (焼く人);a tiler (ふく人).

かわら

かわら カハラ [0] 【河原・川原・磧】
〔川原(カワハラ)の転〕
(1)川辺の,水が枯れて砂や石が多い所。
(2)京都の賀茂川の河原。近世は多く,芝居などのあった四条河原のこと。

かわら∘う

かわら∘う カハラフ 【変はらふ】 (連語)
〔動詞「変はる」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕
変わり続ける。「ぬばたまの黒髪変はり朝の笑み夕―∘ひ/万葉 4160」

かわらいたべい

かわらいたべい カハラ― [5] 【瓦板塀】
塀の腰の部分を瓦で張り,上部を板張りにしたもの。

かわらか

かわらか (形動ナリ)
さっぱりしているさま。さわやかであるさま。「尼姿いと―にあてなるさまして/源氏(若菜上)」
〔一説に,歴史的仮名遣いは「かはらか」とも〕

かわらがま

かわらがま カハラ― [3] 【瓦窯】
瓦を焼くための窯。古代では,多く丘陵の斜面を利用した登り窯であった。すえがま。

かわらがよい

かわらがよい カハラガヨヒ 【河原通ひ】
江戸時代,京都四条河原の芝居町・茶屋町へ通って遊ぶこと。「其のち毎日の―に/浮世草子・胸算用 3」

かわらぎょう

かわらぎょう カハラギヤウ [0] 【瓦経】
仏教経典の文章を瓦に刻んで焼き,土中に埋めたもの。経典を永遠に伝えようとする考えから起こった。平安末期に流行。兵庫県極楽寺などが有名。経瓦。

かわらくぎ

かわらくぎ カハラ― [3] 【瓦釘】
瓦がすべり落ちないように,瓦尻に打つ釘。

かわらぐ

かわら・ぐ 【乾らぐ】
■一■ (動ガ四)
乾く。「前髪の風に―・ぎ/浮世草子・男色大鑑 1」
■二■ (動ガ下二)
乾かす。「幾日もほし―・げて/浮世草子・永代蔵 5」

かわらけ

かわらけ カハラ― [0] 【土器】
〔「瓦(カワラ)笥(ケ)」の意〕
(1)釉(ウワグスリ)をかけてない素焼きの陶器。
(2)素焼きの杯(サカズキ)。
(3)酒宴。酒盛り。「御―始まり御箸下りぬる程に/宇津保(祭の使)」
(4)〔近世語〕
女性が年頃になっても陰毛のないことをいう俗語。また,その女性。

かわらけいろ

かわらけいろ カハラ― [0] 【土器色】
黒ずんだ淡橙(ダイダイ)色。

かわらけごえ

かわらけごえ カハラ―ゴヱ 【土器声】
艶(ツヤ)や張りのない声。「少御前が哥は―にて/体源抄」

かわらけつめい

かわらけつめい カハラ― [4] 【河原決明】
マメ科の一年草。川原や草地に多い。高さ50センチメートル内外。葉は小葉一五〜四〇対から成る羽状複葉。夏から秋に葉腋に一,二個の黄色の小花を開き,花後豆果を結ぶ。全草を乾燥させたものを茶の代用とする。オワリケツメイ。キシマメ。ネムチャ。浜茶。豆茶。弘法茶。
河原決明[図]

かわらけな

かわらけな カハラ― 【土器菜】
タビラコの別名。

かわらけなげ

かわらけなげ カハラ― [0] 【土器投げ】
高所から土器の杯を投げて,風に舞うさまを見て楽しむ遊び。京都の愛宕(アタゴ)山・高雄(タカオ)山などで花見の時期に遊客を楽しませた。

かわらけもの

かわらけもの カハラ― 【土器物】
大きな土器に盛った酒のさかな。鉢の物。取据(トリスエ)。

かわらげ

かわらげ カハラ― [0] 【川原毛】
馬の毛色の名。全体に褐色あるいは黒みを帯びた黄色で,尾やたてがみが黒いもの。瓦毛。

かわらこじき

かわらこじき カハラ― [4] 【河原乞食】
(1)〔江戸時代,京都の四条河原で興行したことから〕
歌舞伎役者を卑しめていう語。
(2)役者・俳優などの芸能人を卑しめていう語。

かわらさいこ

かわらさいこ カハラ― [4] 【川原柴胡】
バラ科の多年草。海浜・川原の砂地に多く,根は肥大する。高さ30〜70センチメートル。葉は叢生して二〇片内外の小葉から成る羽状複葉。下面には白い綿毛が密生する。夏,黄色五弁の小花を数個開く。漢名,委陵菜。

かわらざ

かわらざ カハラ― [0] 【瓦座】
軒の敷平瓦(シキヒラカワラ)がすべらないようにするため裏甲の上に取り付ける細長い木の桟。

かわらざき

かわらざき カハラザキ 【河原崎】
姓氏の一。

かわらざきちょうじゅうろう

かわらざきちょうじゅうろう カハラザキチヤウジフラウ 【河原崎長十郎】
(二世)(1902-1981) 歌舞伎俳優。東京生まれ。中村翫右衛門らとともに劇団「前進座」を興すが,晩年に退座。鳴神上人や「勧進帳」の弁慶などが当たり役。

かわらざる

かわらざる カハラ― [4] 【瓦猿】
土焼きの猿の像。俗に「変わらざる」の意味にとって,平穏無事を祝うものとされた。

かわらざん

かわらざん カハラ― [3] 【瓦桟】
引っ掛け桟瓦を引っ掛けるために,軒先に平行に野地(ノジ)に打ち付けた木の桟。

かわらし

かわらし カハラ― [3] 【瓦師】
(1)瓦を焼く職人。かわらや。
(2)瓦で屋根を葺(フ)く職人。

かわらすずめ

かわらすずめ カハラ― 【河原雀】
(1)セキレイの別名。
(2)カワラヒワの別名。
(3)カワセミの和名。

かわらすずり

かわらすずり カハラ― [4] 【瓦硯】
陶製の硯。がけん。

かわらせんべい

かわらせんべい カハラ― [4] 【瓦煎餅】
小麦粉・卵・砂糖を材料として焼いた,屋根瓦形の煎餅。

かわらたけ

かわらたけ カハラ― [3] 【瓦茸】
担子菌類ヒダナシタケ目のきのこ。広葉樹の枯れた材に屋根瓦のように多数重なりあって生ずる。傘は半円形で径2〜7センチメートル,表面に同心円的な縞模様がある。裏面には多数の管孔(クダアナ)があり,その内面に担子胞子を生ずる。雲茸。

かわらでら

かわらでら カハラ― 【川原寺】
奈良県高市郡明日香村にある寺院。弘福寺(グフクジ)ともいう。655年創建と伝える。奈良時代までは大安寺や飛鳥寺と並ぶ大寺であった。一二世紀末に火災で主要伽藍を失った。現在は真言宗。

かわらなでしこ

かわらなでしこ カハラ― [5] 【河原撫子】
ナデシコの別名。[季]秋。

かわらにんぎょう

かわらにんぎょう カハラ―ギヤウ [4] 【瓦人形】
土焼きの人形。伏見人形・今戸人形・堤人形・古賀人形など。

かわらのいん

かわらのいん カハラ―ヰン 【河原院】
京都六条坊門の南,万里小路(マデノコウジ)の東にあったという源融(ミナモトノトオル)の邸宅。陸前国塩釜の景を模した庭園を造り,毎日海水を運ばせ塩を焼かせたという。融の没後,宇多天皇に献じられ,のち寺となったが火災などにより荒廃した。

かわらのさだいじん

かわらのさだいじん カハラ― 【河原の左大臣】
〔その邸宅を河原院といったところから〕
源融(ミナモトノトオル)の通称。

かわらのまつ

かわらのまつ カハラ― 【瓦の松】
〔白居易の新楽府「驪宮高」の「牆有�衣兮瓦有�松」から〕
家の荒れたさま。荒れた家の棟に草や木の生えるさま。「我が宿の―の木高さに/散木奇歌集」

かわらのまど

かわらのまど カハラ― 【瓦の窓】
(1)瓦焼きのもので作った窓。
(2)貧者・隠者の住居。また,そこに住む者。「―柴の庵の言の葉をも/千載(序)」

かわらははこ

かわらははこ カハラ― [4] 【川原母子】
キク科の多年草。川原に多く,高さ約30センチメートル。茎葉ともに白い綿毛に覆われ,葉は長線形で互生する。夏,茎頂に白色の頭花を多数つける。カワラホオコ。

かわらはんのき

かわらはんのき カハラ― [4] 【河原榛の木】
カバノキ科の落葉小高木。本州・四国の川岸に生える。葉は倒卵形で先は円い。雌雄同株。早春,開花。秋,長さ約2センチメートルの卵状楕円形の果穂をつける。メハリノキ。

かわらばった

かわらばった カハラ― [4] 【河原蝗虫】
バッタの一種。頭からはねの先まで約35ミリメートル。体は灰色で,前ばねに斑紋があり,後ろばねは美しい淡青色で幅広い黒帯がある。夏から秋にかけて出現し,河原にすむ。砂や小石の上に静止すると発見しにくく,保護色の好例とされる。

かわらばと

かわらばと カハラ― [4] 【河原鳩】
ハト目ハト科の鳥。ドバトの原種。体は灰色で,頸と胸は光沢のある緑色もしくは紫色。翼に二本,尾に一本の黒帯がある。ヨーロッパから中国まで分布し,海岸の断崖や洞窟にすむ。日本にはいない。

かわらばん

かわらばん カハラ― [0] 【瓦版】
江戸時代,事件などの速報記事を一枚刷りにしたもの。市中を売り歩いた。粘土に文字・絵をほりつけ,瓦形に焼いたものを版にしたというのが語源らしいが,現存するものは木版。
→読み売り

かわらひわ

かわらひわ カハラヒハ [4] 【河原鶸】
スズメ目アトリ科の小鳥。全長14センチメートル内外。全体が濃緑褐色,翼と尾は黒く,翼に美しい黄帯がある。太くて短い嘴(クチバシ)をもち,穀類・昆虫を食う。アジア北東部と日本に分布。

かわらふじ

かわらふじ カハラフヂ [3] 【河原藤】
(1)ジャケツイバラの別名。
(2)サイカチ{(1)}の別名。

かわらぶき

かわらぶき カハラ― [0] 【瓦葺き】
(1)瓦で屋根を葺くこと。また,その屋根。
(2)寺をいう斎宮の忌み詞。

かわらべい

かわらべい カハラ― [3] 【瓦塀】
竪(タテ)瓦を張った塀。目地(メジ)に海鼠漆喰(ナマコシツクイ)を施す。

かわらぼう

かわらぼう カハラバウ [3] 【瓦棒】
金属板葺(ブ)きの屋根で,屋根の傾斜に沿って一定間隔に並べて取り付けた細長い角材。接合部の雨仕舞いのために用いる。

かわらまち

かわらまち カハラ― 【河原町】
京都中央部,鴨川の西を南北に走る通り。古くは鴨川の河原。近世は芝居小屋や茶屋などが並んだ。

かわらまつば

かわらまつば カハラ― [4] 【川原松葉】
アカネ科の多年草。山野に自生する。高さ約60センチメートル。葉は線形で八枚が車軸状につく。夏,枝の上部の円錐花序に白あるいは黄色の小花を多数つける。

かわらもち

かわらもち カハラ― [3] 【瓦餅】
〔形が平たく瓦のようなのでいう〕
伸餅(ノシモチ)。

かわらもの

かわらもの カハラ― [0] 【河原者】
(1)中世,牛馬の屠殺(トサツ)・皮革加工・染色・遊芸・造園などの職業に従事した人々を賤民(センミン)視していった語。
(2)江戸時代,歌舞伎役者を卑しめていった語。河原乞食(コジキ)。

かわらや

かわらや カハラ― [3] 【瓦屋】
(1)瓦葺(ブ)きの家。
(2) [0]
瓦師。また,瓦を売る人。
(3)瓦を焼く窯。また,それのある所。瓦窯。

かわらやき

かわらやき カハラ― [0] 【瓦焼(き)】
瓦を焼くこと。また,その職人。

かわらやね

かわらやね カハラ― [4] 【瓦屋根】
瓦葺(ブ)きの屋根。

かわらゆおんせん

かわらゆおんせん カハラユヲンセン 【川原湯温泉】
群馬県長野原町,吾妻渓谷南岸にある温泉。一月二〇日の「湯かけ祭」の行事で名高い。硫黄泉。

かわらよもぎ

かわらよもぎ カハラ― [4] 【河原艾】
(1)キク科の多年草。海や川の砂地に多く,高さ約30〜60センチメートル。基部の葉は白毛を密につけ,ニンジンの葉に似る。秋,円錐花序に卵形の小さな頭花を多数つける。全草か花穂をとって干したものを茵蔯蒿(インチンコウ)といい,利尿・駆虫薬とする。
(2)キクの古名。
(3)シロヨモギの異名。

かわり

かわり カハリ [0] 【替(わ)り・代(わ)り】
〔動詞「かわる(替・代)」の連用形から〕
(1)交代すること。また,その人や物。「―を探す」
(2)他の人や物の代理をすること。また,その人や物。「父の―を無事に果たす」
(3)(「…かわりに」「…のかわり」の形で接続助詞的に用いて)…にひきかえて。…に見合って。「おやつを上げる―にお使いに行って来て」「失敗もない―,大きな成功もない」
(4)(「おかわり」の形で)同じ種類の飲食物をもう一杯もらうこと。「ご飯のお―はいかがですか」
(5)(「がわり」の形で)名詞の下に付いて接尾語的に用いられ,…の代わりとなるもの,…の代用となるものの意を表す。「名刺―に菓子折を持ってゆく」「親―」
(6)「替わり狂言」に同じ。

かわり

かわり カハリ [0] 【変(わ)り】
〔動詞「かわる(変)」の連用形から〕
(1)様子や状態が前と変わること。変化すること。「お―ありませんか」
(2)普通とは違った状態やできごと。異変。異状。「―種」「―者」
(3)差違。違い。「どれを選んでも大した―はない」

かわり

かわり【代り】
a substitute (人・物);→英和
a deputy (代理人);→英和
a relief (交替者);→英和
a compensation (代償); <ask for> a second helping (お代り);another cup <of tea> (もう一杯).…の〜に for;→英和
in place of;instead of;in return for (代償);in exchange for (交換);to make up for (埋め合せに).〜をする take a person's place.

かわり

かわり【変り】
a change (変化);→英和
a difference (相違);→英和
an accident (変事).→英和
〜がない be[remain]unchanged (変化がない);be all right (異常ない);be very[quite]well (健康).

かわりあう

かわりあ・う カハリアフ [4] 【代(わ)り合う】 (動ア五[ハ四])
順に代わる。交替する。「寝ずの番を―・う」

かわりうら

かわりうら カハリ― [0] 【変(わ)り裏】
着物の裏地の裾回(スソマワ)しまたは端の部分だけに違った色の布を付けたもの。

かわりえ

かわりえ カハリヱ [3] 【替(わ)り絵・変(わ)り絵】
一枚の紙の絵が折り畳み方によって種々の形に変わるようになったおもちゃ。
→替わり屏風(ビヨウブ)

かわりがわり

かわりがわり カハリガハリ 【代はり代はり】 (副)
「かわるがわる」に同じ。「公卿・殿上人,―盃とりて/枕草子 142」

かわりきょうげん

かわりきょうげん カハリキヤウ― [4] 【替(わ)り狂言】
今まで上演していた歌舞伎狂言に代えて上演する別の狂言。かわり。

かわりごい

かわりごい カハリゴヒ [3] 【変(わ)り鯉】
体色や鱗(ウロコ)の様子の変わっている,鯉の飼育変種。色鯉。花鯉。

かわりごと

かわりごと カハリ― [0] 【変(わ)り事】
常とは変わった事柄。異変。へんじ。

かわりせん

かわりせん カハリ― [0] 【替(わ)り銭】
江戸時代,寛永銭以外の銭貨の称。寛永銭以前の古銭や当時通用の絵銭,また寛永銭のうち文字が特殊であったものをいった。

かわりそば

かわりそば カハリ― [4] 【変(わ)り蕎麦】
そば粉に他の材料を加えて打ったそば。茶そば・磯(イソ)切りなど。そば粉は白い更科粉を用いる。

かわりだね

かわりだね カハリ― [0][4] 【変(わ)り種】
(1)普通のものと違った種類。変種(ヘンシユ)。
(2)同種の人の集団の中で,普通の人とは違った特色や経歴をもつ人。異色の人。「彼は同期生中の―だ」

かわりだね

かわりだね【変り種】
a variety;→英和
an exception (例外);→英和
an eccentric (人).→英和

かわりなく

かわりなく【変りなく】
invariably;→英和
eternally;→英和
constantly; <get along> well (じょうぶで).→英和

かわりぬり

かわりぬり カハリ― [0] 【変(わ)り塗り】
漆塗りの一。刀剣の鞘(サヤ)を色漆で塗ること。一般の漆器にも応用された。鞘塗り。

かわりはてる

かわりは・てる カハリ― [5] 【変(わ)り果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 かはりは・つ
(悪い状態に)すっかり変わる。「―・てた姿」

かわりばえ

かわりばえ カハリ― [0] 【代(わ)り映え】
代わったことによって前よりもよくなること。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「―のしない人事」

かわりばえ

かわりばえ【代り映えがする(しない)】
the better (none the better) for the change.→英和

かわりばち

かわりばち カハリ― [3] 【変(わ)り鉢】
鉢肴(ハチザカナ)は焼き魚が普通であるが,変則的に揚げ物などを使用したもの。

かわりばん

かわりばん カハリ― [0][3] 【代(わ)り番】
「かわりばんこ」に同じ。

かわりばん

かわりばん【代り番(こ)に】
by turns;alternately.

かわりばんこ

かわりばんこ カハリ― [4] 【代(わ)り番こ】
交代でかわるがわるすること。代わり番。「―にぶらんこに乗る」

かわりびな

かわりびな カハリ― [4] 【変(わ)り雛】
時の話題や風俗などを取り込んで,伝統的なものとは変わった形に作った雛人形。

かわりびょうぶ

かわりびょうぶ カハリビヤウ― [4] 【替(わ)り屏風】
紙絵を貼り付けた小板をつなぎあわせて屏風のようにしたおもちゃ。畳んで,再び開くと前とは違った絵が現れる仕組みになっている。隠(カク)れ屏風。
→替わり絵

かわりみ

かわりみ カハリ― [0] 【変(わ)り身】
(1)事情をすばやく判断して,考え方や態度を変えること。「―が早い」
(2)体の位置をすばやく変えること。特に相撲で,立ち合いに,出ると見せて横に飛ぶこと。

かわりみ

かわりみ【変わり身が早い】
be quick to adjust oneself to the new situation.

かわりめ

かわりめ【変り目】
a change;→英和
a turning point.

かわりめ

かわりめ カハリ― [0] 【替(わ)り目・代(わ)り目】
物事の入れ替わる時。交替する時。「舞台の―」
→変わり目

かわりめ

かわりめ カハリ― [0] 【変(わ)り目】
(1)物事の変化する時。移り変わる時。「季節の―」
(2)違っている点。相違。「延喜の先朝と当世と,いかなる―かある/十訓 3」
→代わり目

かわりめし

かわりめし カハリ― [3] 【変(わ)り飯】
いろいろの具を入れた飯。筍飯(タケノコメシ)・五目飯(ゴモクメシ)など。混ぜ御飯(ゴハン)。変わり御飯。

かわりもの

かわりもの【変り者】
an eccentric (person).→英和

かわりもの

かわりもの カハリ― [0] 【変わり者】
普通の人と性質・言動などが違う人。奇人。変人。

かわりやすい

かわりやすい【変り易い】
changeable;→英和
unsettled (天気が);→英和
fickle (心が).→英和

かわりゆく

かわりゆ・く カハリ― [0][4] 【変(わ)り行く】 (動カ五[四])
次第に変わってゆく。変わりつつ経過する。「年々―・く町の姿」

かわりょう

かわりょう カハレフ [2] 【川漁・川猟】
川で魚や貝を捕ること。

かわる

かわる【変わる】
(1)[変化]undergo a change;→英和
change[turn] <into> ;be turned[transformed] <into> ;differ <from> .→英和
(2)[移動]move <to a new address> (住所が);→英和
be transferred <to> (転勤).
変わらない remain unchanged;be the same;→英和
be constant.

かわる

かわ・る カハル [0] 【替(わ)る・換(わ)る・代(わ)る】 (動ラ五[四])
(1)あるものの退いたあとに他のものが入る。交替する。《替》「世代が―・る」「商売が―・る」
(2)交換されて全く別のものになる。《換》「土地が金に―・る」
(3)あるものの役割を他のものがする。また,身代りになる。《代》「会長に―・って挨拶(アイサツ)する」「今宵の罪には―・り聞こえて/源氏(総角)」
〔「かえる」に対する自動詞〕
[可能] かわれる

かわる

かわ・る カハル [0] 【変(わ)る】 (動ラ五[四])
〔「替(カ)わる」と同源〕
(1)形・性質・様子などがそれまでと異なったものとなる。変化する。「時とともに―・る」「味が―・る」「何か―・った事はないか」
(2)場所・住所などが移る。移転する。「住所が―・る」
(3)年や月が改まる。時が経過する。「季節が―・る」「あらたまの月の―・れば/万葉 3329」
(4)(下に「た」「ている」を伴うことが多い)普通と違う。「一風―・った建物」「様―・りたる人々ものし侍りしに/蜻蛉(下)」
(5)相撲で,変わり身を見せる。「立ち上がりに右へ―・る」

かわる

かわる【代わる】
take the place of;replace;→英和
relieve <another> .→英和
…に代わって for;→英和
in (the) place of.代わり合う take turns <with> .代わり合って by turns.

かわるがわる

かわるがわる【代わる代わる】
by turns;alternately.

かわるがわる

かわるがわる カハルガハル [4] 【代(わ)る代(わ)る】 (副)
入れ替わりに。互いにかわりあって。「各国代表が―(に)演説する」

かわろう

かわろう カハラウ [0] 【河郎・河伯】
「かっぱ(河童)」の異名。

かわろん

かわろん カハ― [2] 【川論】
江戸時代,川の水利をめぐる論争。

かわジャン

かわジャン カハ― [0] 【革―】
革製のジャンパー。

かわ,がわ

かわ,がわ【側】
a side.→英和
勝ち側 the winning side.右(向い)〜に on the right (other) side.‖銀側時計 a silver(cased) watch.

かん

かん【観】
an appearance (外観);→英和
a look;→英和
a view (見方).→英和
…の〜がある look like;appear.→英和

かん

かん【缶】
<米> a can;→英和
<英> a tin;→英和
a drum (ドラム缶);→英和
a canister (お茶などの).→英和
缶ビール a canned[ <英> tinned]beer.

かん

かん [1] 【稈】
竹・稲・麦・黍(キビ)などイネ科植物の茎に見られるような,節と節の間が中空の茎。

かん

かん クワン [1] 【貫】
(1)尺貫法における目方の単位。時代によって相違があるが,メートル条約加入後,1891年(明治24)に15キログラムを四貫(一貫=3.75キログラム)と定め,尺貫法の基本単位の一つとした。一〇〇〇匁(モンメ)。貫目。
(2)銭(ゼニ)を数える単位。一〇〇〇文(モン)を一貫とする。ただし,江戸時代には実際は九六〇文を,明治時代には一〇銭のことをいった。貫文。
(3)中世以後,田地に用いた単位。田地の収穫高を銭に換算して表したもので面積は一定でない。武家の知行高は,これを用いて示した。

かん

かん [1] 【閑】 (名・形動)[文]ナリ
ひま。ひまな時間。また,ゆったりと落ち着いてしずかなさま。「忙中に―を得る」「鳥声―なる郊外/世路日記(香水)」

かん

かん 【間】
■一■ [1] (名)
(1)あいだ。物事や場所,また時間などについていう。「生死の―をさまよう」「その―,沈黙が続いた」「指呼の―」
(2)好機。「―に乗ずる」
(3)気持ちのへだたり。仲たがい。
■二■ (接尾)
名詞に付いて,「(…と…との)あいだ」の意を表す。物事・時間・空間・人と人との関係などについていう。「三日―」「東京・大阪―」「業者―の取引」

かん

かん [1][0] 【寒】
冬の時期の名。立春の前三〇日間。[季]冬。「―の内(ウチ)」

かん

かん クワン [1] 【関】
関所。門。せき。

かん

かん [1] 【艦】
戦争用の船。軍艦。「―が傾く」

かん

かん 【神】
⇒かむ(神)

かん

かん [0] 【癇】
(1)神経が過敏で,小さなことにもいら立ったり怒ったりすること。疳(カン)。「―が立つ」「―の強い子」
(2)ひきつけや失神を伴う病気。

かん

かん [1] 【緘】
とじ目。封じ目。また,封筒のとじ目に書きつける文字。

かん

かん クワン [1] 【観】
(1)目に映った印象。物事の様子・状態。「別人の―がある」「侵すべからざる如き―ある処の外科室/外科室(鏡花)」
(2)〔仏〕 特定の想念や心の本性などを心の中で観察し,仏教の真理に達する方法。
→止観
(3)接尾語的に用いて,…に対する考え方・見方などの意を表す。「人生―」「歴史―」

かん

かん 【長官】
「かみ(長官)」の転。「―の君(キミ)」「―の殿(トノ)」

かん

かん【管】
a tube;→英和
a pipe (ガス・水道の).→英和

かん

かん [0] 【燗】
酒をとっくりなどに入れて,あたためること。また,あたためた酒。「―をつける」「熱(アツ)―」

かん

かん クワン [1] 【款・欵】
(1)親しみ。よしみ。
(2)法律文などの箇条書き。条項。ひとつがき。
(3)予算書・決算書などで用いる語。「部」の下,「項」の上のまとめの単位。「―項目」

かん

かん 【漢】
□一□
(1)中国の古代王朝の名から,中国本土をさす語。
(2)中国の王朝名。一般に,統一王朝であった前漢(西漢。(前202-後8))・後漢(コウカン)(東漢。25-220)をさすことが多い。他に国号を漢と称した王朝には,三国時代の蜀漢(221-263),五胡十六国時代の漢(前趙(チヨウ)の前身。(304-329))・成漢(後蜀(シヨク)。(304-347)),五代十国時代の南漢(917-971)・後漢(947-950)・北漢(951-979)がある。
(3)中国の民族の一。漢中(カンチユウ)を中心に住む種族。
(4)あまのがわ。
(5)「漢中」の略。
□二□男の人の意で,接尾語的に用いる。「熱血―」「硬骨―」

かん

かん 【上】
〔「かみ(上)」の転。「かむ」とも表記〕
「かみ」に同じ。助詞「の」「つ」の前にあらわれる形。「―つけ(上野)」「―のくだり(上件)」

かん

かん 【韓】
(1)大韓民国。韓国。「日―会談」
(2)中国の戦国時代の七雄の一((前403-前230))。韓氏は晋(シン)の有力世族であったが,魏(ギ)氏・趙(チヨウ)氏とともに晋を滅ぼしその領土を三分,山西省南東部から河南省中部を領有。紀元前230年秦(シン)の始皇帝に滅ぼされた。
(3)三韓(サンカン)。
(4)李氏朝鮮が,1897年から1910年まで用いた国号。大韓。

かん

かん [1] (副)
〔近世は「くわん」とも表記〕
(多く「と」を伴って)小さな鐘・鉦(シヨウ)などをたたいた時の澄んだ音を表す語。「鐘を―と鳴らす」

かん

かん [1] 【刊】
刊行。出版。「一九九五年―」

かん

かん 【羹】
(1)あつもの。[節用集(文明本)]
(2)雑煮。「若水を汲み―をすゆれども/咄本・醒睡笑」
(3)和菓子の類。[日葡]

かん

かん クワン [1] 【緩】 (形動)[文]ナリ
ゆるやかなさま。のろいさま。「―にして穏固なる人/西国立志編(正直)」

かん

かん【感】
feeling (感じ);→英和
sense;→英和
an impression (印象);→英和
emotion (感動).→英和
〜きわまる be deeply moved <by> .…の〜を与える give <a person> an impression of….‖責任(義務,美)感 a sense of responsibility (duty,beauty).

かん

かん 【竿】 (接尾)
助数詞。さおの数を数えるのに用いる。「一―を携える」

かん

かん【間】
an interval (間隔);→英和
a period (期間).→英和
(7年)〜にわたって for (seven years).→英和
東京大阪〜 between Tokyo and Osaka;from Tokyo to Osaka.⇒間(あいだ).

かん

かん【巻】
a volume;→英和
a reel (映画の).→英和
第一〜 the first volume;volume[vol.]1.

かん

かん【冠】
a crown.→英和
世界に〜たり hold the first place in the world.→英和

かん

かん [1] 【諫】
いさめ。臣下から君王,子から親などへの忠告の言葉。「一死をもって―を奏する」「よく左右の―を入れる」

かん

かん クワン [1] 【寛】 (名・形動)[文]ナリ
他に対して態度がゆるやかである・こと(さま)。「心を―にして,一方に僻すること勿る可し/文明論之概略(諭吉)」

かん

かん クワン [1] 【棺】
死体を入れる箱やおけ。ひつぎ。

かん

かん【棺】
a coffin;→英和
<米> a casket.→英和

かん

かん【勘】
the sixth sense.〜が良い(悪い) be quick (slow) of perception.

かん

かん クワン [1] 【鐶・釻】
(1)金属製の輪。
 (ア)箪笥(タンス)などの引き手。
 (イ)蚊帳(カヤ)の天井の四隅に付ける輪。部屋の四隅の釣り手に通して蚊帳を釣り下げる。
 (ウ)茶釜の上げ下ろしに用いる金具。一端の切れた輪で,釜の鐶付(カンツキ)の穴に通して用いる。
 (エ)カーテン・袈裟(ケサ)・羽織の紐(ヒモ)などで,つないだり釣り上げたりする役目のもの。
 (オ)軸の掛緒を付ける金具。
(2)家紋の一。{(1)
 (ア)}を数個組み合わせたもの。木瓜(モツコウ)紋の外側を再構成したものという。
鐶(2)[図]

かん

かん クワン [1] 【完】
終わり。完結。主に,映画・小説などの最後に記す語。

かん

かん【鐶】
a ring;→英和
a link (鎖の).→英和

かん

かん [1] 【澗】
数の単位。溝(コウ)の一万倍。すなわち一〇の三六乗。[塵劫記]

かん

かん [1] 【坎】
(1)穴。窪(クボ)み。「―に臨んで盟(チカヒ)を請ふ/三教指帰」
(2)易の八卦の一。算木で☵の形で示す。水・月を表し,北の方角に配する。

かん

かん【寒】
midwinter.→英和
〜の入り(明け) the beginning (end) of the cold season.

かん

かん [1] 【汗】
〔khan〕
⇒ハン

かん

かん [1] 【骭】
すね。はぎ。「衣(コロモ)は―に至る」

かん

かん【燗をつける】
warm sake.〜をして(しないで)飲む drink sake warm (cold).

かん

かん【簡】
brevity.→英和
〜にして要を得た brief and to the point.→英和

かん

かん 【欠】
〔「欠」の字音「けん」の転〕
目方・分量などが減っていること。めべり。[日葡]

かん

かん [1] 【奸・姦・姧】 (名・形動)[文]ナリ
悪い心をもつこと。よこしまなこと。また,その人やさま。「君側の―を除く」「敢て其人を―なりとて咎るに非ず/学問ノススメ(諭吉)」

かん

かん [0] 【疳】
(1)漢方で,子供に起こる内科の病気の総称。消化不良がきっかけとなることが多く,時にはひきつけを起こすこともある。
(2)「癇(カン)」に同じ。

かん

かん [0] 【甲】
〔「甲」の日本での慣用音〕
日本音楽で,声や楽器の高い音域。また,ある音に対して一オクターブ高い音。
⇔乙(オツ)
⇔呂(リヨ)

かん

かん [0] 【勘】
(1)物事を直感的に感じ取る能力。第六感。「―がいい」「―が狂う」「―に頼る」「―がはたらく」
(2)よく調べて考えること。罪を調べただすこと。「御―なる,昨日の事なり/御湯殿上(大永八)」

かん

かん クワン [1] 【患】
憂え。わずらい。「後日の―となろう」

かん

かん【癇】
a quick temper.〜の強い irritable;→英和
peevish;→英和
mettlesome (馬が).→英和
〜が高ぶる lose one's temper.〜にさわる cut <one> to quick;provoke.→英和

かん

かん クワン [1] 【館】
大きな建物。やかた。邸宅。

かん

かん クワン [1] 【官】
(1)国家。政府。「―の手に成りしものなり/文明論之概略(諭吉)」
(2)国家の機関。役所。官庁。また,そこに勤める人。官吏。「―を辞する」
(3)「太政官(ダイジヨウカン)」の略。「―の司に定考(コウジヨウ)といふことすなる/枕草子 132」
(4)地位。官位。くらい。

かん

かん [1] 【干】
(1)干支(エト)に用いる語。
→十干(ジツカン)
(2)横笛の穴の一。指で押さえる穴が六つある笛の一番下の穴。「―の穴は平調(ヒヨウジヨウ)/徒然 219」
(3)古代朝鮮や中国で八佾(ハチイツ)の舞を舞う際に用いる装飾ある盾。

かん

かん クワン 【管】
■一■ [1] (名)
(1)中空で円柱状の棒。つつ。くだ。
(2)管楽器。笛・ラッパなど。
■二■ (接尾)
助数詞。笛・筆などくだ状の物を数えるのに用いる。「笛一―」

かん

かん クワン [1] 【歓】
よろこび。楽しみ。

かん

かん クワン [1] 【冠】
■一■ (名)
かんむり。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
最も優れているさま。最高と認められるさま。多く「冠たる」の形で用いる。「世界に―たる日本の技術」

かん

かん [1] 【肝】
(1)五臓の一。肝臓。肝の臓。
(2)〔古く,魂のあるところと考えられたことから〕
こころ。「―ヲクダク/日葡」

かん

かん【疳の強い】
peevish <child> .→英和
疳の虫 a children's nervous disease.

かん

かん [1] 【簡】 (名・形動)[文]ナリ
(1)中国で,紙の発明される前に用いられた,竹の札。たけふだ。
(2)手紙。書状。
(3)簡単なこと。こみいっていないさま。

かん

かん クワン 【巻】
■一■ [1] (名)
(1)巻子本(カンスボン)・巻軸などの巻物。
(2)書物。本。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)書籍・巻物を数えるのに用いる。「数十―の経文」
(2)全集やシリーズものなどの本の,数や順序を数えるのに用いる。「全三―の論集」「文学全集の第一―」
(3)小説などの一区切りを表すのに用いる。章。編。
(4)
 (ア)映画フィルムの個数および長さを表すのに用いる。普通,上映時間一〇分間程度を一巻とする。
 (イ)磁気テープ・カセット-テープなどを数えるのに用いる。

かん

かん クワン [1] 【環】
□一□
(1)円形の玉。
(2)〔数〕 一つの集合において,その元(要素)の間に加法と乗法の二種類の算法が定義され,(1)加法について可換群である,(2)乗法について結合法則が成り立つ,(3)加法・乗法の間に分配法則が成り立つ,という三つの条件が満たされているとき,この集合を環という。
□二□…を囲むの意で,接頭語的に用いる。「―太平洋」

かん

かん [1] 【感】
(1)物事を見たり聞いたりして起こる心の動き。「隔世の―」「時期尚早の―がある」
(2)心が強く動かされること。感慨。
(3)接尾語的に用いて,…の感じの意を表す。「解放―」「幸福―」

かん=が明(ア)ける

――が明(ア)・ける
大寒の季節が過ぎる。立春の前日から立春へかけていう。
→寒明け

かん=が立つ

――が立・つ
数量または目方が減る。「だんだん懐の内に―・つには困りはてる/滑稽本・続膝栗毛」

かん=にさわる

――にさわ・る
神経を刺激していら立たせる。気にいらない。癇に触れる。「あのものの言い方が―・る」

かん=にして要(ヨウ)を∘得(エ)る

――にして要(ヨウ)を∘得(エ)る
簡単でしかも要領を得ている。

かん=に入(イ)る

――に入(イ)・る
寒の季節になる。小寒となる。
→寒の入り

かん=に堪(タ)え∘ない

――に堪(タ)え∘ない
非常に深く感動して,おもてに表さないではいられない。

かん=に堪(タ)える

――に堪(タ)・える
〔「感に堪えない」から転じて打ち消しの語を伴わずに用いた言葉〕
「感に堪えない」に同じ。「味噌汁(オツケ)を装ふ白々とした手を,―・へて見て居たが/婦系図(鏡花)」

かん=に帷子(カタビラ)土用(ドヨウ)に布子(ヌノコ)

――に帷子(カタビラ)土用(ドヨウ)に布子(ヌノコ)
(1)季節はずれの無用なもののたとえ。また,あべこべなことのたとえ。
(2)季節に合った服が着られないこと。きわめて貧しいたとえ。

かん=を尽くす

――を尽く・す
〔礼記(曲礼上)〕
十分に楽しむ。

かん=を捐(ス)つ

――を捐(ス)・つ
〔史記(范雎伝)〕
貴人が死去する。館舎を捐つ。

かん=を措(オ)く能(アタ)わず

――を措(オ)く能(アタ)わず
その書物に強くひきつけられて,一気に終わりまで読まずにいられない。

かん=を生(シヨウ)ずる

――を生(シヨウ)・ずる
仲たがいする。人間関係にひびが入る。

かん=を蓋(オオ)いて事(コト)定(サダ)まる

――を蓋(オオ)いて事(コト)定(サダ)まる
〔晋書(劉毅伝)「丈夫蓋�棺事方定」から〕
死後,初めてその人の真価が決定する。

かん=を覆(オオ)う

――を覆(オオ)・う
ひつぎの蓋(フタ)をする。人が死ぬ。

かん=を追う

――を追・う
書物を読み進んでゆく。「物語は―・うに従って佳境に入った」

かん=を通(ツウ)ず

――を通(ツウ)・ず
〔北史(盧柔伝)〕
(1)仲良くする。よしみを結ぶ。
(2)敵に内通する。

かん=極(キワ)まる

――極(キワ)ま・る
非常に感動する。「―・って泣き出した」

かん=返る

――返・る
立春が過ぎて再び寒さがぶり返す。

かん=髪(ハツ)を容(イ)れず

――髪(ハツ)を容(イ)れず
〔枚乗「諫�呉王�書」,「説苑(正諫)」などより。一筋の毛髪をいれるすき間さえないの意から〕
間をおくことなく直ちに。ほとんど同時に。

かん∘めり

かん∘めり (連語)
〔形容詞的活用語の連用形に「あるめり」が付いて,「くあるめり」→「くあんめり」→「かんめり」と変化してできた形。「ん」を記さず「かめり」と書くこともある〕
…くあるようだ。「女は髪のめでたからんこそ,人の目たつべ―∘めれ/徒然 9」

かんあ

かんあ [1] 【寒鴉】
冬のカラス。寒烏(カンガラス)。

かんあい

かんあい [0] 【寒靄】
寒中のもや。

かんあおい

かんあおい [3] 【寒葵】
ウマノスズクサ科の芳香のある常緑多年草。山地の木陰に生える。茎は短く,地上をはい,長い柄のある卵円形の葉を数枚ずつつける。冬,半ば土に埋もれて筒形で先が三裂した暗紫色の花を開く。細辛(サイシン)の名で観葉植物として栽培する。干した根茎を土細辛(ドサイシン)といい,漢方で鎮痛・鎮静剤とする。

かんあがる

かんあが・る 【神上がる】 (動ラ四)
⇒かむあがる

かんあく

かんあく 【韓偓】
(844-923) 中国,晩唐の詩人。字(アザナ)は致尭(チギヨウ)。京兆の人。詩集「香奩集(コウレンシユウ)」。
→香奩体(コウレンタイ)

かんあく

かんあく [0] 【奸悪・姦悪】 (名・形動)[文]ナリ
心がねじけて悪いさま。また,そういう人。悪人。「アリスの父の―なるを聞けども/花柳春話(純一郎)」
[派生] ――さ(名)

かんあけ

かんあけ [0] 【寒明け】
寒が終わって立春となること。二月四,五日ごろ。
⇔寒の入り
[季]春。

かんあつし

かんあつし [4] 【感圧紙】
油に溶かした染料をゼラチンなどで包んで微小なカプセルとし,これを紙に塗布した複写紙。カーボン紙を必要とせず,筆圧で複写できる。伝票などに用いられる。感圧複写紙。ノーカーボン紙。

かんあみ

かんあみ クワンアミ 【観阿弥】
(1333-1384) 南北朝時代の能役者・能作者。名は清次(キヨツグ)。芸名,観世。法名,観阿弥陀仏(観阿弥・観阿)。世阿弥の父。大和の人。猿楽大和四座の一つ結崎(ユウザキ)座(のちの観世座)の始祖とされるが,異説もある。足利義満の後援を得て能の質的向上を図る。近江猿楽や田楽の長所を摂取して幽玄な芸風をうち出し,曲舞(クセマイ)を取り入れて謡を改革した。作品「自然居士」「卒都婆小町」など。

かんあん

かんあん [0] 【勘案】 (名)スル
いろいろと考え合わせること。「諸事情を―する」

かんい

かんい【簡易】
simplicity.→英和
〜な simple;→英和
simplified;plain.→英和
〜にする simplify.→英和
〜化 simplification.‖簡易裁判所 a summary court.簡易住宅 a prefab (-ricated house).簡易食堂 a cafeteria;a fast food restaurant; <米> a snack bar.簡易保険 post-office[postal]life insurance.

かんい

かんい クワンヰ [1] 【官位】
官職と位階。国家の役人の,仕事の役割と地位。つかさくらい。

かんい

かんい クワン― [1] 【官医】
江戸時代,幕府おかかえの医師。

かんい

かんい クワンヰ [1] 【換位】
〔論〕
〔conversion〕
命題の変形による直接推理の一。命題の主語と述語の位置を転換して新しい命題を導く推理。「すべての人間は動物である」から「ある動物は人間である」を導くのはその例。

かんい

かんい クワン― [1] 【寛衣】
大きくゆったりとした衣服。

かんい

かんい [1] 【漢医】
漢方医。

かんい

かんい [1] 【敢為】 (名・形動)[文]ナリ
物事を思い切って行う・こと(さま)。「並みゐる勇健―なる将卒/肉弾(忠温)」

かんい

かんい【官位】
an official rank.

かんい

かんい [1][0] 【簡易】 (名・形動)[文]ナリ
手軽なこと。簡単でたやすいさま。「―な手続き」「―宿泊所」「上古の世其政―にして/日本開化小史(卯吉)」
[派生] ――さ(名)

かんい

かんい クワンヰ [1] 【冠位】
(1)冠(カンムリ)と位。
(2)冠の色や材料によって表す官人の朝廷における位階,およびその制度。推古天皇の時(603年),冠位十二階を定めたのに始まる。その後天武天皇の時,親王四階,諸王八階,諸臣四十八階に改められたが,文武天皇の時(701年),位記をもって代えられるまで約百年間続いた。

かんい

かんい [1] 【寒威】
寒さのいきおい。寒気。「―凛烈(リンレツ)」

かんい

かんい クワン― [1] 【浣衣・澣衣】
衣服をすすぎ洗うこと。また,その衣服。

かんい

かんい クワンヰ [1] 【環囲】 (名)スル
(1)まわりをかこうこと。「甚だ大いなる土地を―する/民約論(徳)」
(2)まわり。周囲。

かんいかきとめ

かんいかきとめ [4] 【簡易書留】
郵便物の引き受けと配達だけを記録し,送達の途中の記録を省略する書留郵便。紛失や毀損(キソン)の場合は,郵政省が一定の限度内で差出人に賠償を行う。

かんいき

かんいき クワンヰキ [0] 【灌域】
河水の灌漑する地域。

かんいけいたいでんわシステム

かんいけいたいでんわシステム [11] 【簡易携帯電話―】
屋内ではコードレスフォンの子機として,屋外では携帯電話として低料金で利用できる通信システム。携帯電話と異なり,移動しながらは通話できない。PHS 。

かんいげんご

かんいげんご [4] 【簡易言語】
財務管理などの定形業務を簡単にプログラムできるようにしたソフトウエア。通常,スプレッド-シートと呼ばれるアプリケーション-プログラムがこれに相当する。

かんいこうはんてつづき

かんいこうはんてつづき [9] 【簡易公判手続】
被告人が冒頭手続きで有罪を認めた事件について,簡略な証拠調べ手続きで事件を処理するために設けられた刑事手続。

かんいさいばんしょ

かんいさいばんしょ [0][8] 【簡易裁判所】
最下級の裁判所。軽微な事件の第一審を扱う。一人の裁判官が事件を処理する。

かんいしゅくしょう

かんいしゅくしょう カンヰシユクシヤウ [0][5] 【肝萎縮症】
肝組織の急激な壊死により,肝臓が萎縮する病気。しばしば急性肝炎から移行し,死に至ることが多い。

かんいしょくどう

かんいしょくどう [4] 【簡易食堂】
安い値段で簡便に食事を供する庶民向きの食堂。大衆食堂。公衆食堂。

かんいじゅうにかい

かんいじゅうにかい クワンヰジフニ― [1][3] 【冠位十二階】
603年,聖徳太子が制定した冠による位階制。徳・仁・礼・信・義・智をそれぞれ大小に分けて十二階とし,冠を六種の色(紫・青・赤・黄・白・黒)で,大小はその濃淡で区分けして,位階を示した。

かんいすいどう

かんいすいどう [4] 【簡易水道】
水道法で,給水人口が一〇一人から五〇〇〇人までの範囲を対象として供給する水道。

かんいせいめいほけん

かんいせいめいほけん [8] 【簡易生命保険】
簡単な手続きにより低料金で利用できる,国営の生命保険。簡易生命保険法(1949年制定)に基づく。郵政省簡易保険局が所管し,全国の郵便局で取り扱う。簡易保険。終身・養老・特別養老・家族・定期などの種類がある。

かんいそうとう

かんいそうとう クワンヰサウタウ [4][1] 【官位相当】
律令制で,官職と位階が互いに相当すること。令で,位階を基本としてそれに相当する官職が規定されており,これによって官人の任命がなされた。例えば太政大臣は正・従一位,大納言は正三位など。
→行(ギヨウ)
→守(シユ)

かんいちおみや

かんいちおみや クワンイチ― 【貫一お宮】
尾崎紅葉作「金色夜叉」の男女の主人公,間(ハザマ)貫一と鴫沢(シギザワ)宮。新派で舞台化された「熱海の海岸」の場面が有名。

かんいっぱつ

かんいっぱつ【間一髪のところで】
<escape> by a hairbreadth.→英和

かんいっぱつ

かんいっぱつ [1] 【間一髪】
〔あいだが髪の毛一本くらいしかないの意〕
ほんのちょっとのところで。あぶないところで。「―で助けられた」「―,列車に間に合った」

かんいほけん

かんいほけん [4] 【簡易保険】
「簡易生命保険」の略。

かんいまけ

かんいまけ 【神今食】
⇒じんこんじき(神今食)

かんいゆうびんきょく

かんいゆうびんきょく [6] 【簡易郵便局】
地方公共団体・農業協同組合・漁業協同組合・消費生活協同組合が,郵政大臣に委託された郵政窓口事務を取り扱う施設。

かんいり

かんいり [0] 【寒入り】
「寒(カン)の入(イ)り」に同じ。

かんいりょかん

かんいりょかん [4] 【簡易旅館】
日雇い労務者などを安い料金で宿泊させる簡易な宿泊施設。俗に,ドヤ。

かんいん

かんいん クワンヰン [0] 【官員】
明治時代,官吏・役人をいう。

かんいん

かんいん【姦淫(する)】
(commit) adultery <with> .→英和

かんいん

かんいん クワン― [0] 【官印】
(1)官庁・官吏が職務上使用する印。
(2)律令制で太政官の印。

かんいん

かんいん クワンヰン [0] 【換韻】
漢詩を作る時,一首の詩の途中で,韻を換えること。古詩に多い。
⇔一韻到底

かんいん

かんいん クワンヰン [0] 【館員】
図書館・大使館など「館」と名の付く施設の職員。

かんいん

かんいん カンヰン 【閑院】
(1)藤原冬嗣の邸宅。二条大路南・西洞院西の方一町の地。平安末から鎌倉中期には各天皇の里内裏(サトダイリ)。1259年焼失。
(2)藤原師輔の子公季(キンスエ)に始まる北家藤原氏の一支流の家名。

かんいん

かんいん [0] 【姦淫】 (名)スル
男女が不倫な肉体関係を結ぶこと。「汝(ナンジ)―するなかれ」

かんいんざい

かんいんざい [3] 【姦淫罪】
個人の性的自由を侵害する犯罪。強制猥褻(ワイセツ)罪・強姦罪・準強姦罪などの総称。

かんいんし

かんいんし クワンヰンシ 【関尹子】
中国,古代の思想書。一巻。「史記」の老子伝にみえる周の関令尹喜(インキ)の作と伝えられるが,唐・五代頃の偽作とする説が有力。道家哲学を述べ,神仙思想の色彩が濃い。

かんいんのみや

かんいんのみや カンヰン― 【閑院宮】
旧宮家。四親王家の一。新井白石の建議に基づき,幕府の朝廷重視政策によって1710年東山天皇の第六皇子直仁(ナオヒト)親王に一家を創立させ,18年閑院宮の称号を贈った。

かんう

かんう [1] 【寒雨】
冬の冷たい雨。

かんう

かんう クワン― [1] 【換羽】
鳥の羽毛の抜けかわること。繁殖期を過ぎたあと,鳥の羽が一定の順序で抜けかわり更新する現象。羽がわり。「―期」

かんう

かんう クワン― 【関羽】
(1)(?-219) 中国三国時代,蜀漢の武将。字(アザナ)は雲長。劉備(リユウビ)を助けて功があった。後世,武神・商神として関帝廟にまつられた。
(2)歌舞伎十八番の一。藤本斗文(トブン)作。1737年河原崎座にて二世市川団十郎が「閏月仁景清(ウルオイヅキニニンカゲキヨ)」の大詰めで初演。景清が中国の英雄関羽または張飛の姿で荒事を見せるもの。

かんう

かんう クワン― [1] 【冠羽】
鳥の頭にあって,周りより長く伸びた羽毛。冠毛。羽冠。

かんう

かんう [1] 【甘雨】
草木をうるおすよい雨。慈雨。

かんうていそうしょ

かんうていそうしょ 【甘雨亭叢書】
江戸後期の叢書。正集五集別集二集五六冊。安中藩主板倉勝明(甘雨亭)編。1845〜56年刊。近世儒学者三四人の未刊の著書を収録する。

かんうひげ

かんうひげ クワン― [3] 【関羽髯】
関羽が生やしていたような長いりっぱなあごひげ。

かんうん

かんうん [0] 【寒雲】
寒々とした雲。また,冬の雲。[季]冬。

かんうん

かんうん [0] 【閑雲】
しずかに空に浮かぶ雲。

かんうんもうりょう

かんうんもうりょう [0] 【韓雲孟竜】
〔韓愈(カンユ)と孟郊(モウコウ)が男色の関係にあったという俗説から〕
男色の深い契り。「―のちかひといふことがあると申して/洒落本・聖遊廓」

かんうんやかく

かんうんやかく [5][0] 【閑雲野鶴】
しずかに空に浮かぶ雲と野に遊ぶ鶴。なにものにも束縛されない悠々自適の境遇のたとえ。

かんえい

かんえい クワン― [0] 【官営】
政府の営業。
⇔民営
「―事業」

かんえい

かんえい 【甘英】
後漢の西域都護班超(ハンチヨウ)の部将。97年,命を受け大秦国(ローマ)に使したが,条支国(シリアのことか)まで至り断念,帰国した。生没年未詳。

かんえい

かんえい クワン― [0] 【巻纓】
⇒けんえい(巻纓)

かんえい

かんえい【官営】
government management[control].〜の government-controlled.〜にする place <an enterprise> under government control.‖官営事業 a government enterprise.

かんえい

かんえい [0] 【艦影】
遠方に見える軍艦の姿。

かんえい

かんえい クワンエイ 【寛永】
年号(1624.2.30-1644.12.16)。元和の後,正保の前。後水尾(ゴミズノオ)・明正(メイシヨウ)・後光明(ゴコウミヨウ)天皇の代。

かんえい

かんえい クワン― [0] 【冠纓】
冠(カンムリ)のひも。

かんえい

かんえい クワン― [0] 【完泳】 (名)スル
最後まで泳ぎきること。

かんえいごぜんじあい

かんえいごぜんじあい クワンエイ―ジアヒ [8] 【寛永御前試合】
講談の題名の一。寛永九年11月あるいは11年9月に将軍家光の御前で開かれたとする架空の試合を題材にしたもの。

かんえいしょかけいずでん

かんえいしょかけいずでん クワンエイ―ケイヅ― 【寛永諸家系図伝】
系図集。一八六巻。幕府の事業として,若年寄太田資宗を奉行に林羅山・林鵞峰らを編纂者に任じて1643年完成。大名・旗本その他の諸家の系図を氏族により大別して編集。漢文体・和文体の二種がある。

かんえいじ

かんえいじ クワンエイ― 【寛永寺】
東京都台東区上野公園内にある天台宗の関東総本山。山号は東叡山。徳川将軍家の菩提所。僧天海が1625年(寛永2)開山。寺領一万一千石。戊辰(ボシン)戦争の戦火で堂舎の大半を焼失。五重の塔・霊廟などが残るほか,彰義隊の墓がある。その寺域のほとんどが現在の上野公園。

かんえいじぎょうはらいさげ

かんえいじぎょうはらいさげ クワン―ジゲフハラヒサゲ 【官営事業払い下げ】
明治政府が官営工場や鉱山を安い価格で民間に払い下げたこと。

かんえいせん

かんえいせん クワンエイ― [0] 【寛永銭】
⇒寛永通宝(カンエイツウホウ)

かんえいつうほう

かんえいつうほう クワンエイ― [5] 【寛永通宝】
江戸時代の通貨の一。円形で中央に方形の穴があり,表に「寛永通宝」と刻し,裏に鋳造地の頭字などを刻したものもある。一文銭は径約2.3センチメートル,銅銭と鉄銭とがあり,1636年より1862年まで鋳造され,明治になって一厘として通用。四文銭は径約2.8センチメートル,裏に波模様を刻し,銅銭と真鍮(シンチユウ)銭とがあり,1768年より1868年まで鋳造された。ほかに十文銭も一時鋳造されたがほとんど使用されなかった。
寛永通宝[図]

かんえいのさんぴつ

かんえいのさんぴつ クワンエイ― [0][0][0] 【寛永の三筆】
⇒三筆

かんえつ

かんえつ クワン― [0] 【歓悦】 (名)スル
大変よろこぶこと。

かんえつ

かんえつ [0] 【簡閲】 (名)スル
数え調べること。選ぶこと。

かんえつ

かんえつ クワン― [0] 【観閲】 (名)スル
自衛隊・警察などの長が,部隊を査閲すること。「―式」

かんえつ

かんえつ [0] 【感悦】
心に感じてよろこぶこと。「『誠に天下の重宝なり』と―して/太平記 28」

かんえつじどうしゃどう

かんえつじどうしゃどう クワンヱツジドウシヤダウ 【関越自動車道】
東京都練馬区と新潟県長岡市を結ぶ高速道路。延長246.3キロメートル。1985年(昭和60)全線開通。練馬区で東京外環自動車道と,長岡で北陸自動車道と接続。

かんえつてんこ

かんえつてんこ [5] 【簡閲点呼】
もと陸・海軍の予備役,後備役の在郷軍人を召集して,点検・査閲して点呼したこと。

かんえん

かんえん クワンエン 【寛延】
年号(1748.7.12-1751.10.27)。延享の後,宝暦の前。桃園天皇の代。

かんえん

かんえん [1] 【翰苑】
(1)文章や手紙。
(2)「翰林院」に同じ。

かんえん

かんえん [1] 【肝炎】
肝臓の炎症性疾患の総称。病因によってウイルス性・中毒性・自己免疫性に分かれ,また,経過により急性と慢性に分かれる。肝臓炎。

かんえん

かんえん【肝炎】
《医》hepatitis.→英和

かんえん

かんえん [0] 【寒煙・寒烟】
寒々とした煙やもや。

かんえんぴ

かんえんぴ [3] 【乾塩皮】
なまの獣皮に塩を施して乾かしたもの。保存するときなどに行われる。

かんえんめいり

かんえんめいり [5] 【寒煙迷離】
訪れる人もない古跡などに煙やもやがたちさまよって,心さびしく感ぜられること。

かんえんウイルス

かんえんウイルス [6] 【肝炎―】
肝炎を起こすウイルスの総称。経口感染をする A 型,おもに血液から感染する B 型,C 型などがある。

かんおう

かんおう [0] 【感応】 (名)スル
⇒かんのう(感応)

かんおう

かんおう クワンアウ [0] 【観桜】
桜の花を観賞すること。花見。[季]春。「―の宴」

かんおう

かんおう クワンオウ 【観応】
⇒かんのう(観応)

かんおうかい

かんおうかい クワンアウクワイ [3] 【観桜会】
(1)桜の花を観賞する会。
(2)四月中旬,天皇主催で催された観桜の宴。観桜御会。1938年(昭13)廃止。

かんおけ

かんおけ クワンヲケ [3] 【棺桶】
死人を入れて葬るのに用いるおけ。ひつぎ。棺。

かんおけ

かんおけ【棺桶】
a coffin;→英和
<米> a casket.→英和
片足を〜につっこんでいる have one foot in the grave.→英和

かんおけ=に片足を突っ込む

――に片足を突っ込む
老いて死期が近いことのたとえ。

かんおつ

かんおつ [0][1] 【甲乙】
邦楽で,甲(カン)と乙(オツ)。かるめる。

かんおん

かんおん [0][1] 【幹音】
全音階の基礎となる音。ハニホヘトイロで示される。ピアノの白鍵の音。本位音。
→派生音

かんおん

かんおん [0] 【感恩】 (名)スル
人の恩をありがたく思うこと。

かんおん

かんおん クワンヲン 【桓温】
(313-374) 東晋の武将・政治家。字(アザナ)は元子。成漢を滅ぼし征西大将軍・臨賀郡公となる。朝政を専断したが,北伐を敢行し前燕に敗れて失墜。簡文帝をたて,その死後自立をはかったが失敗し病死した。

かんおん

かんおん [1][0] 【漢音】
日本漢字音の一。奈良時代から平安初期にかけて,遣唐使・音博士や日本に渡来した中国人などによって伝えられた,隋・唐代の洛陽(今の河南)や長安(今の西安)など中国の黄河中流地方の発音に基づく音。「経」「京」を「ケイ」と読む類。平安時代には,それ以前に伝えられていた漢字音に対して,正式な漢字音の意味で正音とも呼ばれ,多く官府や学者に用いられた。
→呉音
→唐音
→宋音

かんおんじ

かんおんじ クワンオン― 【観音寺】
香川県西部の市。燧灘(ヒウチナダ)に面し水産加工業が盛ん。琴弾(コトヒキ)山には神恵(ジンネ)院と観音(カンノン)寺が,有明浜には「寛永通宝」の銭形砂絵がある。

かんか

かんか [1] 【寒花】
(1)冬に咲く花。
(2)雪を冬の花に見立てていう語。

かんか

かんか [1] 【瞰下】 (名)スル
見おろすこと。「雪白い間を走つて行くのが遥かに―されて/日本北アルプス縦断記(烏水)」

かんか

かんか クワンクワ 【鰥寡】
妻を失った男と,夫を失った女。[色葉字類抄]

かんか

かんか クワンクワ [1] 【患禍】
わざわい。

かんか

かんか【管下の[に]】
under the jurisdiction[control] <of> .→英和

かんか

かんか 【勘過】
よく調べて通すこと。関所の通行許可証などに用いられた語。[節用集(文明本)]

かんか

かんか [1] 【坩堝】
るつぼ。

かんか

かんか [1] 【乾果】
(1)熟すと果皮が乾燥する果実。果皮が裂けて割れるかどうかによって裂果と閉果とに分ける。乾燥果。
⇔液果
→裂開果
→閉果
→果実
(2)果実を日光や火力によって乾燥させたもの。

かんか

かんか [1] 【閑暇・間暇】
何もすることがないこと。ひま。

かんか

かんか [1] 【看過】 (名)スル
見過ごすこと。大目に見て見のがすこと。「決して―できない不正」

かんか

かんか [1] 【轗軻・坎坷・坎軻】
(1)車が行きなやむこと。
(2)世に志を得ないで,不遇なこと。「―数奇なるは我身の上なりければなり/舞姫(鴎外)」

かんか

かんか [1] 【柑果】
⇒蜜柑状果(ミカンジヨウカ)

かんか

かんか [1] 【函架】
図書を架蔵する棚,または箱。「―目録」

かんか

かんか クワン― [1][0] 【換価】 (名)スル
(1)物品の価値を金額に見積もること。ねぶみ。「―率」「―性」
(2)〔法〕 差し押さえた財産などを金銭にかえること。

かんか

かんか クワン― [1] 【管下】
官庁・役所などが管轄している範囲内。管轄下。「警視庁―の事件」

かんか

かんか クワン― [1] 【患家】
患者の家。医者の側からいう語。

かんか

かんか [1] 【干戈】
〔「干(タテ)」と「戈(ホコ)」の意〕
(1)武器。
(2)たたかい。いくさ。

かんか

かんか【感化】
influence;→英和
reform (矯正).→英和
〜する influence;→英和
reform (矯正する).〜を受ける be influenced[affected] <by> .…の〜を受けて under the influence of….‖感化院 a reformatory.

かんか

かんか【看過する】
overlook.→英和
⇒見逃(のが)す.

かんか

かんか [1] 【漢家】
(1)中国の漢朝の帝室。また,中国のこと。「―の三十六宮/保元(上)」
(2)漢方医。

かんか

かんか [1] 【感果】
〔仏〕 ある原因のひきおこす結果がわかること。また,結果がはっきりとしてくること。

かんか

かんか [1] 【感化】 (名)スル
影響を与えて考えや情緒を,変化させること。「キリスト教の―を受ける」「友人に―された」

かんか

かんか クワン― [1] 【寛仮】 (名)スル
〔「仮」はゆるす意〕
寛大に扱ってとがめないこと。大目に見ること。「少しの弊害位は―して見てゐる/一隅より(晶子)」

かんか=を交(マジ)える

――を交(マジ)・える
交戦する。

かんか=を動かす

――を動か・す
戦争を始める。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【勧戒】 (名)スル
〔仏〕
(1)仏を信ずる人に受戒をすすめること。
(2)「勧誡(カンカイ)」に同じ。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【勧誡】 (名)スル
〔仏〕 善をすすめ,悪を制すること。

かんかい

かんかい [0] 【鑑戒】 (名)スル
いましめ。いましめとすること。「互に相交通し相資益し相―すること/明六雑誌 10」

かんかい

かんかい クワン― [0] 【官海】
官吏の社会を海にたとえた語。

かんかい

かんかい [0] 【勘会】
律令制で,地方官の行政の実際と公の帳簿とを引き合わせること。かんえ。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【環海】
四方をとり囲んでいる海。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【緩解・寛解】 (名)スル
病気の症状が軽減またはほぼ消失し,臨床的にコントロールされた状態。治癒とは異なる。白血病・バセドー病・精神分裂病などの病気のときに用いる。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【官廨】
「官衙(カンガ)」に同じ。

かんかい

かんかい クワン― [0] 【官階】
官職の階級。「唐風の衣服を官服と定め―を定め/日本開化小史(卯吉)」

かんかい

かんかい【官界】
the official world;officialdom.→英和

かんかい

かんかい クワン― [0] 【官界】
官吏の世界。官海。

かんかい

かんかい クワンクワイ [0] 【歓会】
よろこばしい会。たのしい会合。

かんかい

かんかい [0] 【感懐】
あることにあたって心に感じたこと。感慨。「―を抱く」

かんかい

かんかい クワン― [0] 【勧解】
裁判官が,原告・被告の間に立って争いを和解させる制度。1875年(明治8)に創設され,90年まで行われた。民事事件の多くを処理し,当時の司法制度の不備を補充した。

かんかいせいぎょるい

かんかいせいぎょるい [7] 【寒海性魚類】
年間を通じて水温の低い海域にすむ魚の総称。ニシン・サケ・ハタハタ・オヒョウ・タラなど。寒流性魚類。

かんかいりゅう

かんかいりゅう クワンカイリウ 【観海流】
水泳術の一派。祖は武蔵の人,宮発太郎信徳。蛙の泳ぎ方に似た平泳ぎで,遠泳に適する。

かんかいん

かんかいん [3] 【感化院】
教護院(キヨウゴイン)の旧称。

かんかかぶ

かんかかぶ クワン― [3] 【換価株】
⇒貯蔵株(チヨゾウカブ)

かんかく

かんかく [0] 【感覚】 (名)スル
(1)目・耳・鼻・皮膚・舌などが身体の内外から受けた刺激を感じ取る働き。また,感じ取った色・音・におい・温度など。哲学的には,感覚は知覚の構成分であり,まだ意味づけられていないものとして知覚とは区別される。「寒さで―がなくなる」
→五感
(2)(美醜・善悪など物事について)感じとること。また,感じとる心の働き。感受性。感じ方。「色彩―」「―が古い」「新しい―の服」「金銭に対する―が麻痺(マヒ)している」「悲哀を―する心も/小説神髄(逍遥)」
〔幕末から明治初期にかけての,sensation などの訳語〕

かんかく

かんかく [0] 【扞格・捍格】 (名)スル
〔「扞」「格」ともこばむ意〕
二者が互いに相手を受け入れないこと。「決して君の持説と―する事は有りますまい/社会百面相(魯庵)」

かんかく

かんかく [0] 【間隔】
(1)物と物との間。「一定の―をあけて並べる」
(2)時間のへだたり。「三分―で運転する」

かんかく

かんかく【感覚】
sense;→英和
sensation;→英和
feeling.→英和
〜的な sensuous;→英和
sensual.→英和
〜が鋭い(鈍い) have keen (dull) senses.〜のない insensible;→英和
senseless.→英和
‖感覚器官 a sense organ.色彩感覚 the color sense.

かんかく

かんかく【間隔】
<leave> a space <between> ;→英和
an interval.→英和
〜を置いて <place things> at intervals <of five feet> .

かんかく

かんかく クワンクワク [0] 【棺槨・棺椁】
〔「棺」は内棺,「槨」は外棺の意〕
棺とそれをおおうそと箱。ひつぎ。

かんかく

かんかく [0] 【看客】
見物人。観客。また,読者。「―に謝して/近世紀聞(延房)」

かんかくうんどうがくしゅう

かんかくうんどうがくしゅう [9] 【感覚運動学習】
感覚・知覚系と運動機能の協応関係の学習。楽器演奏,スポーツ技能などの学習がその例。

かんかくき

かんかくき [4][3] 【感覚器】
感覚を受容する器官の総称。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚など,種々の刺激を感知する感覚細胞により構成される器官。感覚器官。

かんかくきおく

かんかくきおく [5] 【感覚記憶】
外部からの刺激の視覚的・音響的・音声的特徴を抽出して,最大一,二秒程度のごく短時間保持される意識されない記憶。注意を当てることで短期記憶に移行する。

かんかくきかん

かんかくきかん [6][5] 【感覚器官】
⇒感覚器(カンカクキ)

かんかくさいぼう

かんかくさいぼう [5] 【感覚細胞】
特定の刺激を受け取る細胞。ヒトには,視細胞・聴細胞・味細胞・嗅細胞などがある。受容器。
→感覚上皮

かんかくしゃだん

かんかくしゃだん [5] 【感覚遮断】
被験者または被験動物に対して特定の刺激が全く与えられないか,刺激量を減じた環境をつくり出すこと。実験を目的として行われ,一定期間後,通常の刺激を与えた時の行動を研究する。

かんかくしんけい

かんかくしんけい [5] 【感覚神経】
感覚器の興奮を中枢に伝える神経。脳神経(嗅神経・視神経・聴神経・動脈神経・三叉神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神経)と脊髄から起こり後根を通って各感覚器に分布している脊髄神経とがある。知覚神経。
⇔運動神経

かんかくじょうひ

かんかくじょうひ [5] 【感覚上皮】
感覚に関与する上皮組織の一。感覚細胞をふくみ,刺激を感受する機能をもつ。

かんかくせいしつごしょう

かんかくせいしつごしょう [0] 【感覚性失語症】
失語症のうち,主に言語の受容(言葉の意味を理解することなど)が障害されているもの。

かんかくちゅうすう

かんかくちゅうすう [5] 【感覚中枢】
感覚器の受容した刺激を知覚する神経中枢。哺乳類では大脳皮質の各感覚野およびその連合野がこれにあたる。

かんかくてき

かんかくてき [0] 【感覚的】 (形動)
理性ではなく,感覚に訴えるさま。「―な作品」

かんかくてん

かんかくてん [4] 【感覚点】
皮膚上で特定の刺激に反応する感覚器。温点・冷点・触点(圧点)・痛点の四種に分けられる。

かんかくびょうしゃ

かんかくびょうしゃ [5] 【感覚描写】
対象から受けた直観的な感覚を重視した描写。自然主義の,客観的だが平板で瑣末な写実に対して起こったもの。文学史的には,横光利一らの新感覚派の作品にその例を見る。

かんかくまひ

かんかくまひ [5] 【感覚麻痺】
⇒知覚麻痺(チカクマヒ)

かんかくもう

かんかくもう [4] 【感覚毛】
外界の刺激の受容装置として働く毛の総称。動物ではネコなどのヒゲのように基部に特殊な神経終末をもつものや感覚細胞の毛などで,味覚・嗅覚・触覚・振動覚をつかさどる。ハエジゴクなどの食虫植物の捕虫葉の上面にある毛もこれとみなされる。

かんかくや

かんかくや [4] 【感覚野】
大脳皮質を機能上から区分した場合の領域の一つ。感覚性の刺激を受理する終着部位。感覚領野。感覚領。

かんかくよけん

かんかくよけん [5] 【感覚与件】
〔哲〕
〔sense data〕
感覚器官を通して与えられる,解釈や判断を加えられる以前の直接的な経験のこと。具体的には色・形・音・匂い・味などを指す。論理実証主義において,経験的知識を検証する基盤とされた。

かんかくりょう

かんかくりょう [4] 【感覚領】
⇒感覚野(カンカクヤ)

かんかくろん

かんかくろん [4] 【感覚論】
〔哲〕
〔sensationalism〕
すべての認識の源泉は感覚にあるとし,知性の働きをも感覚に還元しようとする考え方。経験論の一種。古代ではキュレネ学派,近代ではロック・コンディヤックらがその代表。

かんかけい

かんかけい 【寒霞渓】
香川県小豆島(シヨウドシマ)の北東部,星ヶ城と四方指(シホウザシ)の間の南斜面の奇岩・断崖の景勝地。紅葉の名所。

かんかけっこう

かんかけっこう [4] 【間架結構】
〔間架は点画と点画の間隔,結構は字形の組み立て〕
漢字一字の構成法をいう語。

かんかこどく

かんかこどく クワンクワ― [1] 【鰥寡孤独】
妻のない夫と,夫のない妻と,みなし子と,老いて子のない者。身寄りのない人。よるべのない人。

かんかじ

かんかじ カンクワ― [3][0] 【簡化字】
⇒簡体字(カンタイジ)

かんかじぎょう

かんかじぎょう [4] 【感化事業】
非行の少年・少女を保護・教育して,矯正する事業。教護事業。

かんかつ

かんかつ クワン― [0] 【管轄】 (名)スル
与えられた権限によって一定範囲を支配すること。また,その支配する権限の及ぶ範囲。「―区域」「―官庁」「通産省の―する業種」「―外の出来事」

かんかつ

かんかつ [0] 【奸黠・姦黠】 (名・形動)[文]ナリ
わるがしこいこと。狡猾なこと。また,そのさま。「剛情な抵抗力と,女の―な技巧とは/飇風(潤一郎)」

かんかつ

かんかつ【管轄】
<under the> jurisdiction <of> ;→英和
control.→英和
〜する control;govern.→英和
‖管轄争い a jurisdictional dispute.管轄官庁 the competent authorities.管轄区域 a district of jurisdiction.管轄内(外)の within (outside) the jurisdiction.

かんかつ

かんかつ クワンクワツ [0] 【寛闊】 (形動)[文]ナリ
(1)ゆったりしているさま。おおらかなさま。「―な心」「大手を広げ,―な胸を反らす/歌行灯(鏡花)」
(2)派手でぜいたくなさま。「寛永時代の華美―な匂を残して居る/朱雀日記(潤一郎)」

かんかつさいばんしょ

かんかつさいばんしょ クワン― [0][9] 【管轄裁判所】
その事件について裁判権を行使できる裁判所。

かんかつもの

かんかつもの クワンクワツ― 【寛闊者】
派手好みな者。伊達(ダテ)者。「―めと人皆うち詠(ナガ)めける/浮世草子・一代女 4」

かんかふう

かんかふう カンクワ― [0] 【閑花風】
世阿弥の能楽用語。九位(キユウイ)の上三位の第三で,みやびやかで静かな芸。
→九位

かんから

かんから
■一■ [3][4] (名)
あまり大きくない空き缶。「―を蹴(ケ)る」
■二■ [0] (副)
硬い物がぶつかって高い音を立てるさま。

かんからだいこ

かんからだいこ [5] 【かんから太鼓】
甲高い音を出す枕形の小さな太鼓。台に載せて竹の撥(バチ)で打つ。歌舞伎の下座や見世物小屋で用いた。

かんから太鼓

かんからだいこ [5] 【かんから太鼓】
甲高い音を出す枕形の小さな太鼓。台に載せて竹の撥(バチ)で打つ。歌舞伎の下座や見世物小屋で用いた。

かんかん

かんかん クワンクワン [0] 【寛寛】 (ト|タル)[文]形動タリ
おうようでゆったりとしているさま。「大踏歩の―たる欧羅巴(ヨーロツパ)人は/金色夜叉(紅葉)」

かんかん

かんかん [0] 【肝管】
肝臓で生成された胆汁を運ぶ管。左右両葉から出て肝門で合流して総肝管となる。

かんかん

かんかん [0] 【閑閑】 (ト|タル)[文]形動タリ
落ち着いているさま。のんびりしているさま。「悠々―としている」

かんかん

かんかん [0] 【漢奸】
中国で,敵側に内通する人をいう。売国奴。特に,戦前の対日協力者をさすことが多い。

かんかん

かんかん 【間関】 (形動タリ)
鳥がなだらかに鳴くさま。また,その声。「―たる鶯の語りは/太平記 4」

かんかん

かんかん クワンクワン [0] 【関関】 (ト|タル)[文]形動タリ
鳥の鳴く声ののどかなさま。「春の鶯―として,花の本に滑かなり/盛衰記 12」
→関雎(カンシヨ)

かんかん

かんかん
〜帽 a boater.→英和

かんかん

かんかん [0] 【閑官】
仕事のひまな官職,また官吏。

かんかん

かんかん
〜に怒る flare up (in anger); <米> get mad.〜におこる burn red-hot (炭が).〜照る shine hotly (日が).

かんかん

かんかん [0] 【侃侃】 (ト|タル)[文]形動タリ
正直で気性が強いさま。剛直。「―たる議論に満場を驚かす程の運動は/もしや草紙(桜痴)」

かんかん

かんかん クワンクワン [0] 【緩緩】 (ト|タル)[文]形動タリ
ゆっくりしたさま。ゆったりしたさま。「悠々―として/真善美日本人(雪嶺)」

かんかん

かんかん [0] 【汗簡】
⇒汗青(カンセイ)

かんかん

かんかん [1]
〔幼児語〕
(1)髪。
(2)かんざし。

かんかん

かんかん [1][0] (副)
(1)金属・石などの硬い物が触れ合って出る,澄んだ音を表す語。「―と鐘が鳴る」
(2)太陽が強く照りつけるさま。また,炭がよくおこって火勢の強いさま。「夏の日が―照りつける」「炭が―におこっている」
(3) [0]
激怒するさま。「―になって怒る」「おやじは―だ」

かんかん

かんかん [0] 【感官】
感覚器官。「―のはたらき」

かんかん

かんかん 【看貫】
(1) [0]
商品や貨物の貫目を量ること。明治初期,横浜で生糸取引の時に貫目を改め見たことからいう。
(2) [3]
{(1)}の時に用いた西洋製の秤(ハカリ)。台秤が主であったが,桿(サオ)秤もあった。看貫秤。

かんかんおどり

かんかんおどり [5] 【看看踊り】
〔「かんかんのう,きうのれんす…」という「九連環」の歌詞から出た名〕
江戸時代,長崎におこり,大坂・江戸で大流行した中国風の踊り。清朝風の扮装で,清楽を配する。かんかんのう。唐人踊り。

かんかんがくがく

かんかんがくがく [0] 【侃侃諤諤】 (ト|タル)[文]形動タリ
はばかることなく正論を堂々と主張するさま。また,大いに議論するさま。侃諤。「―と議論をたたかわす」

かんかんけい

かんかんけい クワン― 【関漢卿】
中国,元初の劇作家。元雑劇(元曲)の第一人者。代表作「竇娥冤(トウガエン)」「蝴蝶夢(コチヨウム)」「魯斎郎」など。生没年未詳。

かんかんしき

かんかんしき クワンカン― [3] 【観艦式】
海軍の艦艇・航空機を集め,国家の元首や最高指揮官がその威容を観閲する儀式。

かんかんしき

かんかんしき【観艦式】
a naval review.

かんかんでり

かんかんでり [0] 【かんかん照り】
夏の太陽が強く照りつけること。

かんかんのう

かんかんのう [3]
⇒看看踊(カンカンオド)り

かんかんばかり

かんかんばかり [5] 【看貫秤】
「かんかん(看貫){(2)}」に同じ。

かんかんぼう

かんかんぼう [3] 【かんかん帽】
麦わらを固く編んで作った,頂の平らな男子用の夏の帽子。大正から昭和の初めにかけて流行。
かんかん帽[図]

かんかんむし

かんかんむし [3] 【かんかん虫】
〔虫のようにへばりついてハンマーでたたくところから〕
艦船・タンク・ボイラー・煙突などのさび落としをする工員の俗称。

かんかん帽

かんかんぼう [3] 【かんかん帽】
麦わらを固く編んで作った,頂の平らな男子用の夏の帽子。大正から昭和の初めにかけて流行。
かんかん帽[図]

かんかん照り

かんかんでり [0] 【かんかん照り】
夏の太陽が強く照りつけること。

かんかん虫

かんかんむし [3] 【かんかん虫】
〔虫のようにへばりついてハンマーでたたくところから〕
艦船・タンク・ボイラー・煙突などのさび落としをする工員の俗称。

かんが

かんが [1] 【簡雅】 (形動)[文]ナリ
すっきりとして優雅なさま。「竹を切て―に製造したる花瓶/真善美日本人(雪嶺)」

かんが

かんが [0] 【漢画】
(1)中国の絵画。特に,漢代の絵画。
(2)宋元風の水墨画。

かんが

かんが クワン― [1] 【官衙】
役所。官庁。官廨(カンカイ)。

かんが

かんが クワン― [1] 【寛雅】 (名・形動)[文]ナリ
ゆったりとして優雅な・こと(さま)。「―な衣服」

かんが

かんが [1] 【閑雅】 (名・形動)[文]ナリ
(1)落ち着いていてみやびな・こと(さま)。上品。「―な舞」
(2)静かで趣がある・こと(さま)。「―な景色」「瀟洒な家に住つて―な生活をしてゐる/平凡(四迷)」

かんがい

かんがい クワン― [0] 【菅蓋】
〔「かんかい」とも〕
大嘗祭(ダイジヨウサイ)で,天皇が回立殿(カイリユウデン)から悠紀殿(ユキデン)・主基殿(スキデン)へ行幸する時,天皇の頭上にさしかける大きいかさ。竹の骨に菅(スゲ)で編んである。
菅蓋[図]

かんがい

かんがい【干害】
damage from a drought.→英和
〜をこうむる suffer from a drought.

かんがい

かんがい クワン― [0] 【灌漑】 (名)スル
水を川・湖などから引いてきて農地をうるおすこと。「―用水」「畑を―する」

かんがい

かんがい [0] 【感慨】
心に深く感じること。しみじみと思うこと。「―を覚える」「―にひたる」

かんがい

かんがい [0] 【寒害】
不時の気温の低下によって,農作物などが受ける被害。冷害。「―にあう」

かんがい

かんがい【潅漑】
irrigation.〜する irrigate;→英和
water.→英和
‖潅漑工事 irrigation works.潅漑用水 irrigation water.

かんがい

かんがい【感慨】
(a) deep emotion.

かんがい

かんがい [0] 【陥害】 (名)スル
人を罪におとしいれること。「他人を―せん為に徒党を結ぶことは/自由之理(正直)」

かんがい

かんがい [0] 【干害・旱害】
日照り続きのため,農作物などが受ける被害。「―に見舞われる」

かんがい

かんがい クワングワイ [1] 【管外】
管轄する区域の外。
⇔管内

かんがい

かんがい [0] 【函蓋】
はことふた。両者が相応じて一体となっているもののたとえ。「―相応せり/太平記 9」

かんがいじおんせん

かんがいじおんせん クワンガイジヲンセン 【観海寺温泉】
大分県別府市,市街地西部の高台にある鶴見八湯の一。単純泉。付近に鶴見地獄・八幡地獄がある。

かんがいのうぎょう

かんがいのうぎょう クワン―ゲフ [5] 【灌漑農業】
人工的に水を土地に供給して行う農業。乾燥地域などに普及し,農業生産の拡大に役立つが,管理が悪いと塩害など土地の不毛化を招く。

かんがいぶかい

かんがいぶか・い [6] 【感慨深い】 (形)
しみじみと深く感じている。「―・い面持ち」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

かんがいむりょう

かんがいむりょう [0] 【感慨無量】
はかり知れないほど身にしみて感じること。感無量。

かんがう

かんが・う カンガフ 【考ふ・勘ふ】 (動ハ下二)
⇒かんがえる

かんがえ

かんがえ【考え】
(1) thinking (思考);→英和
(a) thought (思想).→英和
(2) an idea[a notion,conception](観念・思いつき).→英和
(3) one's opinion[view](意見).
(4) intention (意図);→英和
a view;→英和
a motive (動機).→英和
〜がはずれる be disappointed of one's expectations.〜に入れる(ない) take (leave) <a matter> into (out of) consideration.〜のある(ない) thoughtful (thoughtless).→英和
〜もつかない unimaginable;unthinkable.→英和

かんがえ

かんがえ カンガヘ [3] 【考え】
考えること。また,考えた内容,考えて得た結論・決意など。「そのことを―に入れておく」「―がまとまらない」「良い―がある」「父の―を聞く」

かんがえあたる

かんがえあたる【考え当たる】
occur <to one> (思いつく);→英和
be reminded <of a matter> (思い出す).

かんがえおち

かんがえおち カンガヘ― [0] 【考え落ち】
落語のおちの一。理詰めに仕組んであるため,聞いてもすぐには分からず,伏線や状況をよく考えて初めて納得できるもの。「あたま山」「千両みかん」など。

かんがえおよぶ

かんがえおよ・ぶ カンガヘ― [6] 【考え及ぶ】 (動バ五[四])
考えがそこまで行く。そこまで考える。「凡人には―・ばない」

かんがえかた

かんがえかた カンガヘ― [5][6] 【考え方】
(1)思考の傾向。思想。「それは危険な―だ」
(2)考える方法。思考の順序。「独特の―をする男」

かんがえかた

かんがえかた【考え方】
one's way of thinking;one's point of view (見解);how to solve <a problem> (解き方).

かんがえこむ

かんがえこむ【考え込む】
brood <over> ;→英和
be lost[absorbed]in thought.

かんがえこむ

かんがえこ・む カンガヘ― [5][0] 【考え込む】 (動マ五[四])
ある事について深刻に考える。「すっかり―・んでしまった」

かんがえごと

かんがえごと【考え事】
something to think about;concern (気がかり).→英和
〜をする think <about something> .→英和

かんがえごと

かんがえごと カンガヘ― [0][5][6] 【考え事】
(1)ある事について思案すること。「ちょっと―をしていた」
(2)心にかかる事。心配事。

かんがえだす

かんがえだす【考え出す】
(1) think out (案出);hit upon <a plan> .
(2) begin to think <of> (考え始める).
(3) call to mind (想起).

かんがえだす

かんがえだ・す カンガヘ― [5][0] 【考え出す】 (動サ五[四])
考えて新しい着想をうみ出す。考案する。「新しい企画を―・す」

かんがえちがい

かんがえちがい カンガヘチガヒ [5] 【考え違い】
物事に対する誤った考え。心得違い。「―もはなはだしい」

かんがえちがい

かんがえちがい【考え違い】
⇒勘(かん)違い.

かんがえつく

かんがえつ・く カンガヘ― [5] 【考え付く】 (動カ五[四])
ある考えが頭に浮かぶ。思いつく。「名案を―・く」

かんがえつく

かんがえつく【考え付く】
⇒思い付く.

かんがえなおす

かんがえなお・す カンガヘナホス [6] 【考え直す】 (動サ五[四])
(1)もう一度考える。再考する。「ほかによい案がないか―・す」
(2)今までの考えを変える。「―・して,行くことにした」

かんがえなおす

かんがえなおす【考え直す】
reconsider.→英和
考え直して on second thought(s).

かんがえぬく

かんがえぬ・く カンガヘ― [5][0] 【考え抜く】 (動カ五[四])
十分に考える。「―・いた末の結論」

かんがえぶかい

かんがえぶか・い カンガヘ― [6] 【考え深い】 (形)
考え方が慎重である。思慮深い。「―・そうな顔つき」
[派生] ――げ(形動)

かんがえぶみ

かんがえぶみ カンガヘ― 【勘へ文】
「かんもん(勘文)」に同じ。「世の驚く事多くて,みちみちの―ども奉れるにも/源氏(薄雲)」

かんがえもの

かんがえもの【考え物】
a puzzle (なぞ);→英和
a question (問題).→英和
〜だ be debatable.

かんがえもの

かんがえもの カンガヘ― [0][6] 【考え物】
よく考える必要がある事柄。どうかと思われる事柄。「値段だけで選ぶのは―だ」

かんがえよう

かんがえよう【考え様】
⇒考え方.物は〜 It depends upon how you look at it.

かんがえる

かんがえる【考える】
(1) think <of,about> ;→英和
consider;→英和
suspect (ではないかと思う).→英和
(2) intend[mean] <to do> ;→英和
think <of doing> (意図).
(3) expect (予期);→英和
hope (希望);→英和
fear (不安).→英和
(4) imagine;→英和
suppose (想像).→英和
考えてみると when one comes to think of it.

かんがえる

かんが・える カンガヘル [4][3] 【考える・勘える】 (動ア下一)[文]ハ下二 かんが・ふ
〔古くは「かむがふ」とも表記〕
(1)物事について,論理的に筋道を追って答えを出そうとする。思考する。「いくら―・えても解けない問題」
(2)さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。「転勤の件は少々―・えさせて下さい」「子供の将来を―・えて厳しく育てる」
(3)(形容詞・形容動詞の連用形に付いて)それが…である,という感情や評価をもつ。…だと感ずる。「あまり堅苦しく―・えないで下さい」「一度の失敗を重大に―・えなくてもよい」
(4)結論を出すための材料の一つとみなす。「相手の都合を―・えると無理は言えない」「道の混雑を―・えて早めに出る」
(5)計画する。意図する。「人員削減を―・えている」
(6)工夫して新しいものを作る。「この機械を―・えた人は天才だ」「いいことを―・えた」
(7)罪を問いただす。処罰する。「(閻魔(エンマ)ノ庁デ)―・へられつる事ども,ありつる有様/宇治拾遺 8」
(8)比較検討や占いの結果に基づいて判断する。「宿曜の賢き,道の人に―・へさせ給ふにも/源氏(桐壺)」

かんがく

かんがく クワン― [0] 【管楽】
管楽器で演奏する音楽。吹奏楽。

かんがく

かんがく【漢学(者)】
(a scholar of) Chinese classics.

かんがく

かんがく [0] 【漢学】
(1)中国の学術,主として儒教経学を研究する学問の日本での総称。現代中国に関するものは含まない。
(2)中国で,宋学に対して,漢代訓詁学に基礎をおく清朝の考証学をいう。

かんがく

かんがく クワン― [0] 【勧学】 (名)スル
(1)学問を奨励すること。「夜を籠めて―するに/緑簑談(南翠)」
(2)浄土宗・浄土真宗などで,教学上の最高の位。宗派の学問に関する最高権威。

かんがく

かんがく クワン― [0] 【官学】
(1)官立の学校。主に大学についていう。
⇔私学
(2)時の政府が正統と認め,統治のよりどころとした学問。江戸時代の朱子学など。

かんがくいん

かんがくいん クワンガクヰン 【勧学院】
(1)藤原氏の大学別曹(ベツソウ)。821年,藤原冬嗣が一門の子弟のために創設した教育施設。氏(ウジ)の院。南曹(ナンソウ)。
(2)平安時代以後,大寺院の設けた教学研修のための機関。

かんがくいん=の歩(アユ)み

――の歩(アユ)み
藤原氏から摂関大臣が出たり,立后などの慶事があったとき,勧学院の学生たちが整列・練歩して,その邸に拝賀のために赴(オモム)いたこと。氏院拝賀。

かんがくいん=の雀(スズメ)は蒙求(モウギユウ)を囀(サエズ)る

――の雀(スズメ)は蒙求(モウギユウ)を囀(サエズ)る
勧学院にすむ雀は,学生が「蒙求」を習うのを聞いて,それをさえずる。日常慣れしたしんでいることは自然に覚えるというたとえ。門前の小僧習わぬ経を読む。

かんがくえ

かんがくえ クワン―ヱ [4] 【勧学会】
964年に慶滋保胤(ヨシシゲノヤスタネ)の発起による,天台宗の僧と大学寮の学生による勧学のための会。毎年3月と九月の一五日に集まって法華経を講じ,その経文を題にして詩歌を詠じ,また念仏を修した。日本の浄土思想の展開に大きな影響を与えた。

かんがくしゃ

かんがくしゃ [3][4] 【漢学者】
漢学{(1)}の学者。

かんがくでん

かんがくでん クワン― [4] 【勧学田】
平安時代,大学寮などの学生の衣食の料をまかなうために設けられた田。学田。
→学料田

かんがくは

かんがくは [0] 【漢学派】
漢学{(2)}の学派。江戸時代の新注・古義学・古文辞学などに抗して興った太宰春台・狩谷棭斎(カリヤエキサイ)らの学派をさす。

かんがっき

かんがっき クワンガクキ [3] 【管楽器】
管で作られている楽器の総称。吹き口から息を吹き込み,管内の空気を振動させて音を出す楽器。発生当時の材質から,木管楽器と金管楽器に大別される。

かんがっき

かんがっき【管楽器】
a wind instrument;the wind (総称).→英和

かんがは

かんがは 【漢画派】
鎌倉末期以後,如拙・周文・雪舟らによって興った宋元風の水墨画の系統。

かんがみる

かんが・みる [4] 【鑑みる】 (動マ上一)[文]マ上一
〔「かがみる(鑑)」の転〕
先例や規範に照らし合わせる。他を参考にして考える。「先例に―・みて…」「過去の失敗に―・み…」

かんがみる

かんがみる【鑑みる】
take warning[example] <by> ;take <a matter> into consideration.…に鑑みて in view of….

かんがらす

かんがらす [3] 【寒烏】
冬の烏。寒中の烏。寒鴉(カンア)。[季]冬。

かんがれい

かんがれい [3] 【寒枯藺】
カヤツリグサ科の大形多年草。湿地に叢生し,高さ約1メートル。葉は変形して葉鞘(ヨウシヨウ)となる。夏,茎頂に緑色の小穂をつける。冬に枯れた茎が残るのでこの名がある。

かんがん

かんがん クワングワン [0][3] 【宦官】
去勢された男子で貴族や宮廷に仕えた者。古代オリエント・ギリシャ・ローマ・イスラム世界にみられ,中国では春秋戦国時代に現れてしばしば権力を握り,後漢・唐・明の滅亡の一因をなした。宦者。閽寺(コンジ)。寺人。閹官(エンカン)。刑余。

かんがん

かんがん【汗顔の至り】
be deeply ashamed <of myself> .

かんがん

かんがん クワングワン [0] 【還願】
「願解(ガンホド)き」に同じ。

かんがん

かんがん [0] 【汗顔】 (名・形動)[文]ナリ
すっかり恥じ入る・こと(さま)。赤面。「―の至り」「君に対しては,実に―な事だらけで/当世書生気質(逍遥)」

かんがんきいん

かんがんきいん クワンガンキヰン 【完顔希尹】
中国,金の学者。1119年,漢字・契丹文字にならって女真字(女真大字)をつくった。生没年未詳。

かんがんしょう

かんがんしょう クワングワンシヤウ [0] 【宦官症】
思春期前に精巣を摘出したためにおこる,雄性ホルモン欠乏症状。

かんき

かんき【換気】
ventilation.〜する ventilate.→英和
‖換気扇 a ventilation fan.換気装置[口]a ventilator.

かんき

かんき【寒気】
coldness.→英和
寒気団 a cold air mass.

かんき

かんき 【甘輝】
人形浄瑠璃「国性爺合戦(コクセンヤカツセン)」の登場人物。韃靼(ダツタン)国の将軍。和藤内(鄭成功(テイセイコウ))の父老一官(鄭芝竜(テイシリユウ))の先妻の娘錦祥女(キンシヨウジヨ)の夫。

かんき

かんき【喚起する】
awaken;→英和
arouse.→英和
世論を〜する arouse public opinion.注意を〜する call a person's attention <to> .

かんき

かんき【歓喜】
joy;→英和
delight;→英和
exultation.〜する rejoice;→英和
be delighted.

かんき

かんき【乾季[期]】
the dry season.

かんき

かんき 【韓琦】
(1008-1075) 北宋の政治家。字(アザナ)は稚圭,諡(オクリナ)は忠献。范仲淹(ハンチユウエン)とともに西夏征討などに功をたて,「韓范」と並称された。名宰相として活躍,のち王安石の新法に反対したが用いられず,病死。

かんき

かんき [1] 【刊記】
昔の刊本で,出版の時・所・刊行者名などを記した奥付に相当する部分。

かんき

かんき [1] 【間期】
細胞が分裂していない時期。外見上は静止しているようだが,実際は DNA 合成などの代謝をさかんに行う。休止期。静止期。代謝期。中間期。

かんき

かんき クワン― [0] 【換気】 (名)スル
屋内・室内の汚れた空気を,新鮮な空気と入れ替えること。

かんき

かんき [1] 【乾季・乾期】
一年のうちで,雨の少ない期間。熱帯・亜熱帯で,雨季に対していう。乾燥季。
→雨季

かんき

かんき [1] 【勘気】
主君・主人や父からのとがめ。「―をこうむる」「―に触れる」「―を受ける」

かんき

かんき クワン― [1] 【官紀】
官吏の守るべき規律。「―紊乱(ビンラン)」

かんき

かんき [1] 【寒気】
寒さ。寒さの度合。
⇔暑気
「―がゆるむ」

かんき

かんき クワン― [1] 【喚起】 (名)スル
よびかけて,注意・自覚・良心などをよびおこすこと。「注意を―する」

かんき

かんき [1] 【寒季・寒期】
冬の寒い季節。寒い時期。

かんき

かんき [1] 【感喜】 (名)スル
感動して喜ぶこと。「是故に最初は其成功に―して/民約論(徳)」

かんき

かんき クワン― [1] 【歓喜】 (名)スル
(1)非常に喜ぶこと。また,大きな喜び。「青春の―をうたう」
(2)「かんぎ(歓喜)」に同じ。

かんき

かんき クワン― [1] 【官記】
官吏の任命書。辞令。

かんきかいすう

かんきかいすう クワン―クワイ― [4] 【換気回数】
部屋の容積に対する換気すべき空気量の割合。一時間当たりに必要な回数で示される。

かんきこう

かんきこう クワン― [0][3] 【換気口】
換気のために設けられた穴。通風口。

かんきじゃくやく

かんきじゃくやく クワン― [1] 【歓喜雀躍】 (名)スル
非常に喜んで,こおどりすること。喜びいさむこと。欣喜(キンキ)雀躍。

かんきせん

かんきせん クワン― [0][3] 【換気扇】
換気・除臭などのため,モーターで数枚の羽根を回転させて吸排気を行う電気器具。

かんきだん

かんきだん [3] 【寒気団】
発源地よりも暖かい地方に移動した気団。日本の冬の天候を支配するシベリア気団は寒気団の一種。冷気団。

かんきちく

かんきちく [3] 【寒忌竹】
タデ科の多年草。ソロモン諸島原産。温室内で観賞用に栽培。茎は肥厚し扁平で節があり,よく分枝する。葉はまれに新枝につくが,すぐ脱落する。夏,節々の両側に交互に緑白色の小花を群生。対節草。

かんきつ

かんきつ [0] 【柑橘】
ミカンの類。

かんきつ

かんきつ [0] 【奸譎・姦譎】 (名・形動)[文]ナリ
よこしまでいつわりにみちている・こと(さま)。かんけつ。「兵隊又屡々英雄の―に役せられ/明六雑誌 21」

かんきつるい

かんきつるい【柑橘類】
citrus fruits.

かんきつるい

かんきつるい [4] 【柑橘類】
ミカン科の,ミカン属・キンカン属・カラタチ属の総称。また,その果実の一般名。ミカン・クネンボ・ザボン・ブシュカン・ダイダイ・ユズ・オレンジ・レモンなど。

かんきとう

かんきとう クワン―タフ [0] 【換気塔】
建造物内の換気のため,屋上あるいは地上に設け,換気口・換気装置を備えた塔。

かんきゃく

かんきゃく クワン― [0] 【観客】
見る人。見物人。かんかく。「多数の―を集める」「―席」

かんきゃく

かんきゃく【観客】
a spectator;→英和
the audience (総称).→英和

かんきゃく

かんきゃく【閑却する】
neglect;→英和
disregard.→英和

かんきゃく

かんきゃく [0] 【閑却】 (名)スル
いいかげんにしておくこと。「生と死との最大問題を―する/虞美人草(漱石)」

かんきゅう

かんきゅう クワンキフ [0] 【官給】 (名)スル
政府から支給すること。また,そのもの。「―品」

かんきゅう

かんきゅう【緩急よろしきを得る】
be flexible in dealing <with a matter,people> .いったん〜あれば in an emergency.→英和

かんきゅう

かんきゅう [0] 【感泣】 (名)スル
感激のあまりに泣くこと。「見る者聞く人―せざるはなし/新聞雑誌 31」

かんきゅう

かんきゅう【感泣する】
be moved to tears.

かんきゅう

かんきゅう クワンキウ [0] 【緩球】
野球で,スロー-ボール。
⇔速球

かんきゅう

かんきゅう クワンキフ [1][0] 【緩急】
(1)おそいことと,はやいこと。ゆるやかなことと,きびしいこと。「―自在」「―よろしきを得る」「蓋し時勢の―を察し/文明論之概略(諭吉)」
(2)〔「緩」には意味はない〕
危険や災難のさしせまった場合。「いったん―あるときは」

かんきゅう=宜(ヨロ)しきを∘得る

――宜(ヨロ)しきを∘得る
その場その場に応じて適切に対処する。

かんきゅうあん

かんきゅうあん クワンキウ― 【官休庵】
(1)京都市上京区にある武者小路千家の茶室。一翁宗守の作。一畳台目半板。たびたび焼失し,現在のものは1926年(大正15)に再興された五度目のもの。江戸中期佗草庵の典型を示す。
(2)武者小路千家のこと。

かんきゅうきごう

かんきゅうきごう クワンキフ―ガウ [5] 【緩急記号】
⇒速度標語(ソクドヒヨウゴ)

かんきゅうしゃ

かんきゅうしゃ クワンキフ― [3] 【緩急車】
通常,貨物列車の最後部に連結し,車掌弁・手ブレーキなどをもつ鉄道車両。

かんきゅうしゅう

かんきゅうしゅう カンキユウシウ 【漢宮秋】
中国,元代の戯曲。元の馬致遠撰。匈奴に降嫁した王昭君の故事を題材とする。元曲の代表作の一。

かんきゅうちゅう

かんきゅうちゅう [3][0] 【肝吸虫】
吸虫綱の扁形動物。成虫は体長約2センチメートル,幅約3ミリメートルの細長い葉形で,哺乳類の肝臓に寄生する。卵は第一中間宿主マメタニシに食べられてその体内で幼虫になって水中に泳ぎ出し,第二中間宿主のコイ科の魚の皮膚から侵入して成長し,この魚肉とともに食べられて終宿主のヒト・イヌ・ネコなどの胆管に入って成虫となる。胆管炎・黄疸などの症状を起こす。肝臓ジストマ。

かんきょ

かんきょ [1] 【閑居】 (名)スル
(1)世間の騒がしさから離れた静かな住居。また,世俗を離れて静かに暮らすこと。
(2)特にすることもなく,ひまに暮らすこと。「小人―して不善をなす」

かんきょ

かんきょ [1] 【函渠】
横断面が方形の地下水路。

かんきょ

かんきょ【閑居(する)】
(lead) a retired life.

かんきょ

かんきょ クワン― [1] 【官許】 (名)スル
政府が許すこと。また,その許可。「―を得る」「開発事業が―される」

かんきょう

かんきょう [0] 【感興】
興味がわくこと。面白みを感じること。「―がわく」「―のおもむくままに一首作る」

かんきょう

かんきょう【感興】
<arouse one's> interest;→英和
fun.→英和

かんきょう

かんきょう [0] 【漢鏡】
中国の漢代に作られた鏡の総称。三国・六朝時代のものも同じ系統なので,これらを含めることがある。白銅製の円形の鏡で,背面に文様や銘文が鋳出してある。日本では弥生時代・古墳時代の墳墓や古墳から出土することが多い。
→漢式鏡

かんきょう

かんきょう クワンケフ [0] 【緩頬】
(1)顔色を和らげること。また,婉曲に話すこと。
(2)〔「緩頬を煩わす」の略〕
人に託して伝えてもらうこと。「わがその群に入ることを得つるは,恐らくは小尼公の―に由れるなるべし/即興詩人(鴎外)」

かんきょう

かんきょう クワンキヤウ [0] 【環境】
(1)取り囲んでいる周りの世界。人間や生物の周囲にあって,意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼし合うもの。また,その外界の状態。自然環境の他に社会的,文化的な環境もある。「―が良い」「―に左右される」「家庭―」「―破壊」
(2)周囲の境界。まわり。

かんきょう

かんきょう [0] 【艦橋】
軍艦の上甲板のほぼ中央部に,さらに高く設けられた甲板。艦内の指揮の中枢で,操縦・戦闘などの命令を発する所。ブリッジ。

かんきょう

かんきょう [0] 【乾薑・干姜】
生姜(シヨウガ)の根を干したもの。漢方薬や,調味料とする。かんしょうが。ほしはじかみ。

かんきょう

かんきょう【艦橋】
the bridge (of a warship).→英和

かんきょう

かんきょう [0] 【寒郷】
(1)貧しくさびしい村里。
(2)自分の故郷・居住地の謙譲語。

かんきょう

かんきょう【環境】
<be influenced by> one's environment[surroundings].‖環境アセスメント environmental assessment.環境衛生 environmental sanitation.環境汚染 environmental pollution.環境基準 environmental standards.環境庁 the Environment Agency.環境破壊 environmental disruption;ecocide.

かんきょう

かんきょう クワンケウ [0] 【喚叫】 (名)スル
わめきさけぶこと。叫喚。

かんきょう=と開発に関する世界委員会

――と開発に関する世界委員会
⇒ブルントラント委員会

かんきょう=を煩(ワズラ)わす

――を煩(ワズラ)わ・す
人に託して伝えてもらう。

かんきょうえいきょうひょうか

かんきょうえいきょうひょうか クワンキヤウエイキヤウヒヤウカ [9] 【環境影響評価】
⇒環境アセスメント

かんきょうえいせい

かんきょうえいせい クワンキヤウヱイ― [5] 【環境衛生】
人が健康な生活をおくるために,周囲の環境の保全または改善をはかること。または,そのための社会的努力。

かんきょうえいぞう

かんきょうえいぞう クワンキヤウ―ザウ [5] 【環境映像】
特定のメッセージの伝達を目的とせず,その場の雰囲気を和らげる自然環境などのビデオ映像。

かんきょうおんがく

かんきょうおんがく クワンキヤウ― [5] 【環境音楽】
演奏会のように特別に意識的な聴取体験とは異なり,日常的な環境の一部として自然な聴取体験を促す音や音楽。

かんきょうかいへんぎじゅつぐんじりようきんしじょうやく

かんきょうかいへんぎじゅつぐんじりようきんしじょうやく クワンキヤウ―デウヤク 【環境改変技術軍事利用禁止条約】
正称,環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約。津波,地震,台風の進路変更,ダム破壊等を人工的に引き起こして軍事的に利用することを禁止する。1978年発効。

かんきょうかんさ

かんきょうかんさ クワンキヤウ― [5] 【環境監査】
企業活動による環境への影響を定期的に査定・評価すること。

かんきょうかんり

かんきょうかんり クワンキヤウクワン― [5] 【環境管理】
企業活動による環境への負荷を削減するため,企業が自主的にとる環境保全対策。方針・目標・行動計画の公表と実施,監査の受け入れなど。

かんきょうきじゅん

かんきょうきじゅん クワンキヤウ― [5] 【環境基準】
人の健康を保護し生活環境を保全する上で維持されることが望ましいとされる,大気・土壌の汚染,水質汚濁,騒音など,環境上の条件についての基準。公害対策基本法に基づく。

かんきょうきほんほう

かんきょうきほんほう クワンキヤウ―ハフ 【環境基本法】
環境保全についての基本理念,施策の基本事項などについて定める法律。1993年(平成5)制定。公害対策基本法(1967年制定)は本法律の施行により廃止。

かんきょうきょういく

かんきょうきょういく クワンキヤウケウ― [5] 【環境教育】
人間も地球に生きる多様な生物の一種であるという認識に立ち,環境について自然や地理・歴史などの総合的な学習を行うこと。

かんきょうけいりょうし

かんきょうけいりょうし クワンキヤウケイリヤウシ [7] 【環境計量士】
計量士のうち,濃度および騒音・振動レベルにかかわる職務を行う者。

かんきょうけん

かんきょうけん クワンキヤウ― [3] 【環境権】
よい環境を享受する権利。公害防止・環境保全の立場から主張され,健康や福祉を侵す要因にわざわいされず,安全で快適な生活環境を確保しようとするもの。

かんきょうげいじゅつ

かんきょうげいじゅつ クワンキヤウ― [5] 【環境芸術】
環境全体との関係で芸術作品や表現行為を捉えようとする芸術。観客も考慮に入れたパフォーマンスや,建築物や風景なども作品の一部とする表現など。1960年代以降に興った。

かんきょうしんりがく

かんきょうしんりがく クワンキヤウ― [7] 【環境心理学】
人間の意識や行動が周囲の建築物や都市空間から受ける影響を分析する学問。

かんきょうじんしゅさべつ

かんきょうじんしゅさべつ クワンキヤウ― [8] 【環境人種差別】
〔environmental racism〕
環境破壊の被害の負担が少数民族などに不釣り合いに多く課せられる状況をいう語。環境レイシズム。

かんきょうぜい

かんきょうぜい クワンキヤウ― [3] 【環境税】
環境に悪影響を及ぼす物質の排出源などに税負担を求め,その物質の排出・消費を抑制する税制度。化石燃料の消費を減らすための炭素税や,窒素酸化物の排出に対する課徴金が代表的な例。

かんきょうちょう

かんきょうちょう クワンキヤウチヤウ [3] 【環境庁】
総理府の外局の一。公害の防止,自然環境の保護・整備など,環境の保全に関する行政を総合的に推進する。1971年(昭和46)設置。長官には国務大臣が当てられる。

かんきょうてきこうせい

かんきょうてきこうせい クワンキヤウ― [0] 【環境的公正】
〔environmental justice〕
環境資源の便益と環境破壊の被害の負担の公平な配分を求める理念。

かんきょうなんどう

かんきょうなんどう カンキヤウナンダウ 【咸鏡南道】
朝鮮民主主義人民共和国の北東部,日本海に面する道。道都は咸興。ハムギョン-ナム-ド。

かんきょうはくしょ

かんきょうはくしょ クワンキヤウ― 【環境白書】
政府が毎年国会に提出する,公害の状況および政府が公害の防止に関して講じた施策についての報告書。環境庁の編集で,関係省庁が分担執筆する。

かんきょうへんい

かんきょうへんい クワンキヤウ― [5] 【環境変異】
生育環境などの違いによって,同一種集団の個体間に生ずる,後天的な量的差異。彷徨変異。

かんきょうほう

かんきょうほう クワンキヤウハフ [3][0] 【環境法】
公害問題・環境保全に関する法の総称。日本では自然環境保全法・環境基本法などがある。

かんきょうほくどう

かんきょうほくどう カンキヤウホクダウ 【咸鏡北道】
朝鮮民主主義人民共和国の北東端部に位置する道。日本海に臨み,豆満江により中国・ロシア連邦に接する。道都は清津。ハムギョン-ブク-ト。

かんきょうよういん

かんきょうよういん クワンキヤウエウ― [5] 【環境要因】
生物の個体または群を取り囲み,その生死,生育状態などに影響を与える自然要因。気候・土壌などの無機的な要因と,同所に生育する同種および他種の生物群の作用などの有機的な要因とがある。環境因子。

かんきょうようりょう

かんきょうようりょう クワンキヤウ―リヤウ [5] 【環境容量】
環境が水循環・生物循環によって浄化できる汚染の許容量。循環によって浄化できない放射能や有機塩素化合物について環境容量を設定することは困難である。また,地域の植生によって扶養できる家畜の頭数などをいうこともある。

かんきょうりんり

かんきょうりんり クワンキヤウ― [5] 【環境倫理】
〔environmental ethics〕
人間の自然に対する傲慢(ゴウマン)さが環境破壊を招いたとの反省に立ち,生態系に対して人間がどのような義務を負うかを問う倫理の一分野。

かんきょうアセスメント

かんきょうアセスメント クワンキヤウ― [6] 【環境―】
〔environmental impact assessment〕
開発が環境に与える影響の程度や範囲またその対策について,事前に予測・評価をすること。環境影響評価。EIA 。

かんきょうスワップ

かんきょうスワップ クワンキヤウ― [6] 【環境―】
発展途上国の累積債務の返済負担を軽減する代わりに,保護区の設定など,自然保護政策を確約させること。環境 NGO が金融機関から債権を割引価格で購入し,金融機関は途上国の現地通貨を債務国に提供する,という形をとる。債務・自然保護スワップ。DNS(debt for nature swap)。

かんきょく

かんきょく 【奸曲・姦曲】 (名・形動ナリ)
心に悪だくみのある・こと(さま)。「人の心に―無き事を存ず/太平記 35」

かんきょく

かんきょく [0] 【寒極】
地球上で最も低温の地点。南半球では南極大陸内陸高原上,北半球では東シベリアのベルホヤンスク付近。

かんきり

かんきり【缶切り】
a can[ <英> tin]opener.

かんきりゅう

かんきりゅう【寒気流】
cold air current.

かんきりょう

かんきりょう クワン―リヤウ [3] 【換気量】
室内の空気を清浄に保つために必要な空気量。

かんきん

かんきん [0] 【看経】 (名)スル
〔「きん」は唐音〕
(1)禅宗で,声を出さずに経文を読むこと。
⇔諷経(フギン)
(2)声を出して経文を読むこと。読経(ドキヨウ)。誦経(ズキヨウ)。

かんきん

かんきん クワン― [0] 【官金】
(1)政府の所有する金。公金。
(2)江戸時代,盲人が検校・勾当などの官位を得るために幕府に納めた金銭。また,盲人が高利で貸し付けた金。

かんきん

かんきん [0] 【寒禽】
山野・川・海などで厳しい冬の中を生きている鳥。冬の鳥。[季]冬。

かんきん

かんきん クワン― [0] 【官禁】
政府が禁止すること。政府の禁制。

かんきん

かんきん クワン― [0] 【換金】 (名)スル
品物を現金にかえること。「―作物」「品物を―する」

かんきん

かんきん【監禁】
confinement;→英和
imprisonment.→英和
〜する confine;→英和
imprison;→英和
detain.→英和
不法監禁 illegal detention.

かんきん

かんきん【換金する】
convert <goods> into money.

かんきん

かんきん [0] 【監禁】 (名)スル
人を一定の場所に閉じ込め,脱出できないようにすること。「地下室に―する」

かんきん

かんきん [0] 【桿菌】
棒状の形をしている細菌。納豆菌・根粒菌・赤痢菌など。バチルス。

かんきんざい

かんきんざい [3] 【監禁罪】
不法に人を監禁する罪。
→逮捕監禁罪

かんぎ

かんぎ クワン― [1] 【官妓】
官に仕えた妓女。特に朝鮮で,医薬・裁縫・奏楽などで官に仕えた妓女。

かんぎ

かんぎ クワン― [1] 【歓喜】
〔仏〕 説法を聞いたり,仏の功徳を見たりして,信心を得て非常によろこぶこと。かんき。

かんぎ

かんぎ クワンギ 【寛喜】
〔「かんき」とも〕
年号(1229.3.5-1232.4.2)。安貞の後,貞永の前。後堀河天皇の代。

かんぎ

かんぎ [1] 【諫議】
天子をいさめること。

かんぎえ

かんぎえ クワン―ヱ [3] 【歓喜会】
(1)「盂蘭盆(ウラボン)」に同じ。
(2)「慶讃会(キヨウサンエ)」に同じ。

かんぎえん

かんぎえん 【咸宜園】
広瀬淡窓(タンソウ)が1817年豊後日田郡堀田村に開いた私塾。広く庶民に開放し,一時は門人三千人にも達した。大村益次郎・高野長英・長三洲らもここに学んだ。1893年(明治26)まで存続。

かんぎおん

かんぎおん クワン―ヲン 【歓喜園・歓喜苑】
帝釈(タイシヤク)天の宮殿である善見城の北にある庭園。この庭園に入る人は皆,歓喜の心を生ずるという。

かんぎがん

かんぎがん クワン―グワン [3] 【歓喜丸】
歓喜天の供物にするインドの菓子。酥(ソ)・蜜など種々のものを混ぜ合わせるという。

かんぎく

かんぎく クワン― [0][1] 【観菊】
菊の花を観賞すること。菊見。

かんぎく

かんぎく【観菊】
chrysanthemum viewing.

かんぎく

かんぎく [1][0] 【寒菊】
冬に咲く菊の総称。霜に強く,花は小輪で観賞用に栽培される。冬菊。[季]冬。

かんぎく

かんぎく クワン― [1] 【釻菊】
〔「釻」は「鐶」の当て字〕
家紋の一。菊花を鐶で囲んだもの。

かんぎくかい

かんぎくかい クワン―クワイ [4] 【観菊会】
もと毎年11月,天皇主催で行われた観菊の会。1937年(昭和12)廃止。観菊御宴(ギヨエン)。

かんぎじ

かんぎじ クワン―ヂ [3] 【歓喜地】
〔仏〕 菩薩の修行段階の一。菩薩の五十二位の第四十一位,十地の初地。煩悩を断ち,悟りに近づく喜びを得る。初歓喜地。堪忍地。

かんぎたいふ

かんぎたいふ [4] 【諫議大夫】
(1)中国の官名。漢から元まで置かれ,天子をいさめ忠告した。諫官。
(2)参議(サンギ)の唐名。[運歩色葉集]

かんぎてん

かんぎてん クワン― [3] 【歓喜天】
〔梵 Nandikeśvara 大聖歓喜自在天の略〕
仏教守護神の一。もとはヒンズー教の神であったがのち仏教に帰依。人身象頭で,二天が抱擁しあう像が多い。除災・富貴・夫婦和合・子宝の功徳ある神として民間信仰が盛ん。大聖歓喜天。聖天。
歓喜天[図]

かんぎゅうじゅうとう

かんぎゅうじゅうとう カンギウ― [0] 【汗牛充棟】
〔柳宗元「陸文通先生墓表」より。「牛が汗をかくほどの重さ,棟(ムネ)までとどくほどの量」の意から〕
蔵書が非常に多いことのたとえ。牛に汗し棟に充(ミ)つ。

かんぎょ

かんぎょ [1] 【鹹魚】
塩漬けの魚。しおざかな。

かんぎょ

かんぎょ [1] 【乾魚・干魚】
ほした魚。ほしざかな。ひもの。

かんぎょ

かんぎょ クワン― 【還御】 (名)スル
天皇・上皇が行幸先から帰ること。還幸。のちには,将軍・公家に対しても用いられた。「石山に詣でて―ありけるに/東関紀行」

かんぎょ

かんぎょ [1] 【扞禦】 (名)スル
〔「扞」「禦」ともに防ぐ意〕
守り防ぐこと。防御。「自由を恢復して之れを―するを/民約論(徳)」

かんぎょう

かんぎょう [0] 【寒暁】
冬の寒い明けがた。

かんぎょう

かんぎょう クワンギヤウ [0] 【観行】
〔仏〕 自分の心をみつめ,仏・菩薩や象徴的像,宗教上の真理を出現させ,直観する修行法。
→止観(シカン)

かんぎょう

かんぎょう [0] 【寒行】
厳しい寒さを耐えることによって自己を鍛え,祈願する修行。寒の三〇日間,水垢離(ミズゴリ)・誦経・念仏,あるいは寒参りなどを行う。[季]冬。《―の白装束や闇を行く/高浜年尾》

かんぎょう

かんぎょう【勧業】
encouragement of industry.‖勧業銀行 a hypothec bank.勧業債券 a hypothec debenture.

かんぎょう

かんぎょう【官業】
a government enterprise.

かんぎょう

かんぎょう クワンゲフ [0] 【官業】
政府が管理・経営する事業。現在では,郵政事業・国有林野事業・印刷局・国立病院の経営など。官営事業。
⇔民業

かんぎょう

かんぎょう クワンゲフ [0] 【勧業】
農工商業などの産業がさかんになるように奨励すること。

かんぎょう

かんぎょう クワンギヤウ [0] 【観経】
(1)経を読むこと。看経(カンキン)。
(2)「観無量寿経(カンムリヨウジユキヨウ)」の略。

かんぎょう

かんぎょう [0] 【諫暁】
〔仏〕いさめ,さとすこと。主に信仰上の誤りについていう。

かんぎょうしゅうにゅう

かんぎょうしゅうにゅう クワンゲフシウニフ [5] 【官業収入】
国の一般会計歳入の分類項目の一。専売以外の国の事業活動によって得られる収入。国立病院の収入など。

かんぎょうはくらんかい

かんぎょうはくらんかい クワンゲフ―クワイ [7] 【勧業博覧会】
産業の奨励を目的として開かれる博覧会。

かんぎん

かんぎん クワン― 【勧銀】
「日本勧業銀行」の略。

かんぎん

かんぎん [0] 【閑吟】 (名)スル
しずかに詩歌などを吟ずること。「風詠―して興ぜさせ給ひけるが/太平記 21」

かんぎん

かんぎん [0] 【感吟】 (名)スル
(1)詩歌に感動して吟ずること。
(2)物事に感動して作った詩歌。
(3)優れた詩歌・俳諧。

かんぎんしゅう

かんぎんしゅう 【閑吟集】
歌謡集。一巻。編者未詳。1518年成立。小歌を中心に三一一首の歌謡を収める。恋愛心理を歌った歌謡が多いが,漢詩的な語句や風趣を扱ったものから民謡風のものまで多様で,新しい律調が生かされている。

かんく

かんく [1] 【艱苦】 (名)スル
なやみくるしむこと。艱難辛苦(シンク)。「―に耐える」「無辜(ムコ)の少女を放逐して―せしめんより/花柳春話(純一郎)」

かんく

かんく クワン― [1] 【冠句】
⇒冠付(カムリヅ)け

かんく

かんく【甘苦(を共にする)】
(share a person's) joys and sorrows.

かんく

かんく クワン― [1] 【管区】
管轄する区域。

かんく

かんく【管区】
a district (under jurisdiction).→英和
管区気象台 a district meteorological observatory.

かんく

かんく [1] 【甘苦】
(1)あまいこととにがいこと。
(2)楽しみと苦しみ。「―をともにする」

かんく

かんく [1] 【寒九】
寒に入って九日目。

かんく

かんく クワン― [1] 【患苦】
うれえ苦しむこと。苦しみ。

かんく

かんく [1] 【寒苦】
寒さに苦しむこと。また,厳しい寒さ。「霜雪の―をいとふに心なし/笈の小文」

かんくう

かんくう クワン― 【関空】
関西国際空港の略。

かんくきしょうだい

かんくきしょうだい クワン―キシヤウ― [0] 【管区気象台】
気象庁の地方機関。地方気象台・測候所などを管掌する。札幌・仙台・東京・大阪・福岡にある。

かんくじごく

かんくじごく クワンクヂゴク [4] 【灌口地獄】
仏教で,飲酒戒を破った者が死後におちるという地獄。絶えず口に水をそそぎこまれるという。

かんくちょう

かんくちょう [3][0] 【寒苦鳥】
〔仏〕 インドのヒマラヤにすむという想像上の鳥。夜は寒さに苦しめられて朝になったらすみかを作ろうと思うが,朝になると寒さを忘れて,すみかなど作っても仕方ないと考えを変えるとされる。仏教では修行を怠る者のたとえに用いる。かんくどり。

かんくのあめ

かんくのあめ [5] 【寒九の雨】
寒九に降る雨。豊作の兆(キザシ)として喜ばれる。

かんくのみず

かんくのみず [0] 【寒九の水】
寒九に汲む水。服薬に用いると特効があるとされる。

かんぐり

かんぐり [4][0] 【甲繰】
謡曲の音階で,最も高音のもの。

かんぐり

かんぐり [0] 【勘繰り】
勘繰ること。「げすの―」

かんぐる

かんぐる【勘ぐる】
suspect;→英和
guess at.

かんぐる

かんぐ・る [3] 【勘繰る】 (動ラ五[四])
推量する。特に,悪いように考える。「―・れば,取引をやめたいのかも知れない」「何をいふにもお前はんのことを少(チツト)は―・つて居る/人情本・梅児誉美(初)」
[可能] かんぐれる

かんぐん

かんぐん クワン― [0] 【官軍】
朝廷側・政府側の軍隊。「勝てば―」

かんぐん

かんぐん [0] 【監軍】
軍隊の監督をする職。いくさめつけ。軍監。

かんぐん

かんぐん【官軍】
the government army[forces].勝てば官軍 Might is right.

かんぐんぶ

かんぐんぶ [3] 【監軍部】
旧陸軍の軍隊練成機関。1887年(明治20)設置,98年に教育総監部となる。

かんけ

かんけ クワン― 【菅家】
菅原氏の家系。また特に,菅原道真(ミチザネ)。

かんけ

かんけ クワン― [1] 【官家】
〔「かんか」とも〕
(1)天子。転じて,朝廷・国家をさす。
(2)官位の高い家。高家。[日葡]

かんけい

かんけい【奸計】
<make> an evil design.

かんけい

かんけい [0] 【奸計・姦計】
よくない計画。わるだくみ。「―をめぐらす」「―に陥る」

かんけい

かんけい クワン― [0] 【換刑】
ある刑罰を執行できない場合に,別の種類の刑罰に換えること。

かんけい

かんけい [0] 【寒檠】
〔「檠」は燭台〕
さむざむとした冬の灯火。寒灯。「―の下に古人手沢の日誌を写す/日乗(荷風)」

かんけい

かんけい [0] 【寒閨】
独り寝の寂しい閨(ネヤ)。空閨(クウケイ)。

かんけい

かんけい クワン― [0] 【寛刑】
寛大な刑罰。
⇔厳刑

かんけい

かんけい クワン― [0] 【関係】 (名)スル
(1)物事の間に何らかのかかわりがあること。また,そのかかわり。「その件には―がない」「収賄事件に―する」「密接な―がある」「よからぬ輩(ヤカラ)と―をもつ」「―を絶つ」
(2)相互のかかわり具合。「先輩後輩の―」「対等な―」「敵対―」
(3)(名詞の下に付いて)それに関すること。「営業―の仕事」「台風―のニュース」
(4)男女のまじわり。「人妻と―をもつ」

かんけい

かんけい [0] 【艦型】
(1)軍艦の型。
(2)軍艦の建造に先立って,設計図に従って作る実物を縮小した模型。

かんけい

かんけい クワン― [0] 【還啓】 (名)スル
三后・皇太子などが行啓先から帰ること。

かんけい

かんけい [0] 【簡勁】 (名・形動)[文]ナリ
簡潔で力がこもっている・こと(さま)。「―な筆致」「―な名文章」

かんけい

かんけい【関係】
relation(ship);→英和
(a) connection;→英和
an interest (利害関係);→英和
participation (関与);(sexual) relations (情交).〜がある be related <to> ;be connected <with> ;have an interest <in> ;participate <in> (関与);→英和
be involved <in> (連座);have relations <with> (男女が).〜がない have no connection <with> ;have nothing to do with.‖関係者 the persons[parties]concerned.関係書類 related documents.関係代名詞(副詞)《文》a relative pronoun (adverb).

かんけい

かんけい クワン― 【関契】
律令制で,兵を動員して三関を通過する者に交付する割符。初めは木製,のちに金属製。

かんけいかい

かんけいかい クワン―ヰ― 【菅家遺誡】
教訓書。二巻。著者未詳。公家の留意すべきことを記したもの。菅原道真の遺訓とするが,現存本は平安末期以後,室町初期以前の成立。和魂漢才説を述べた部分が思想史上注目される。菅家日記。かんけゆいがい。

かんけいし

かんけいし クワン― [3] 【関係詞】
関係代名詞・関係副詞・関係形容詞の総称。

かんけいしき

かんけいしき クワン― [3] 【関係式】
〔数〕 二つまたはそれ以上の量あるいは文字の間の関係を表す式。

かんけいしゃ

かんけいしゃ クワン― [3] 【関係者】
ある事柄に関係のある人。「―を集めて説明会を開く」

かんけいしゅうだん

かんけいしゅうだん クワン―シフ― [5] 【関係集団】
⇒準拠集団(ジユンキヨシユウダン)

かんけいしゅぎ

かんけいしゅぎ クワン― [5] 【関係主義】
存在を自足的な実体を中心に捉えるのではなく,関係性こそが第一義的で実体はいわば結節点にすぎないとする主張。現代の機能主義・構造主義・システム論などに共通する立場。

かんけいだいめいし

かんけいだいめいし クワン― [7] 【関係代名詞】
英語・ドイツ語・フランス語などで,接続詞と代名詞の機能を合わせもつ代名詞。関係節の先頭に立ち,人称・性・数は先行詞と一致し,格は関係節の中の働きにより決まる。英語の who, which ドイツ語の der フランス語の que, qui など。

かんけいづける

かんけいづ・ける クワンケイ― [6] 【関係付ける】 (動カ下一)
関係があると考える。二つ以上のものを結び付けて考える。「二つの事件を―・ける」

かんけいどうぶつ

かんけいどうぶつ クワンケイ― [5] 【環形動物】
動物分類上の一門。体形は一般に細長い円筒形で,前後に連なるほぼ同じ構造をもった多数の体節からできている。多くは海産で,淡水産・陸産のものもある。ゴカイ・ミミズ・ヒルなどを含む。環虫類。環節動物。

かんけいのろんり

かんけいのろんり クワン― [6] 【関係の論理】
ブール・ド=モルガン・パースらが展開した記号論理学の一分野。二つ以上の対象間に成り立つ規定を関係として形式化し,その論理構造や法則性を取り扱う。今日の述語論理学へと発展した。

かんけいふくし

かんけいふくし クワン― [5][6] 【関係副詞】
接続詞と副詞の機能を合わせもつ副詞。英語の where, when ドイツ語の wo フランス語の où など。

かんけいもうそう

かんけいもうそう クワン―マウサウ [5] 【関係妄想】
他人の何でもない言葉や周囲の出来事に,特別な意味付けを行い,自己と関係づける妄想。

かんけこうしゅう

かんけこうしゅう クワン―シフ 【菅家後集】
漢詩集。一巻。菅原道真作。903年以前の成立。死に臨んで道真が自らの詩を集め,紀長谷雄(キノハセオ)に贈ったものという。大宰府左遷後の詩三八編を収める。正称は「西府新詩」。菅家後草。

かんけつ

かんけつ [0] 【間欠・間歇】
一定の間隔をおいて,物事が起こったりやんだりすること。

かんけつ

かんけつ [0] 【奸譎・姦譎】 (名・形動)[文]ナリ
⇒かんきつ(奸譎)

かんけつ

かんけつ【間歇的(に)】
intermittent(ly).→英和
‖間歇泉 a geyser.間歇熱 intermittent fever.

かんけつ

かんけつ [0] 【汗血】
汗(アセ)と血(チ)。また,血のような汗を流すこと。ひどく苦労することのたとえ。「―を揮ひ尽して長々しい冬と闘つた後の事であらふ/思出の記(蘆花)」

かんけつ

かんけつ [0] 【陥欠】
欠けている点。欠点。「どんな社会だつて―のない社会はあるまい/三四郎(漱石)」

かんけつ

かんけつ クワン― [0] 【完結】 (名)スル
すべて終わること。「連載小説が―する」

かんけつ

かんけつ【完結】
a conclusion.→英和
〜する finish;→英和
be concluded.

かんけつ

かんけつ [0] 【簡潔】 (形動)[文]ナリ
簡単で,しかも要領を得ているさま。「―な文章」「―に説明する」
[派生] ――さ(名)

かんけつ

かんけつ【簡潔】
brevity;→英和
conciseness.→英和
〜な(に) brief(ly);→英和
concise(ly).→英和

かんけつかせん

かんけつかせん [5] 【間欠河川】
降雨の後や雨季に一時的な流水がある川。乾燥地域に多く,降雨の際には激しい水流を生じることがある。
→ワジ

かんけつせいはこうしょう

かんけつせいはこうしょう [8][0] 【間欠性跛行症】
歩行を続けると下肢が痛くなり,休息すると痛みが消えるが,また歩くと再び痛くなる症状。動脈硬化による血流の不足が原因。

かんけつせん

かんけつせん [4][0] 【間欠泉】
一定の時間をおいて周期的に湯やガスを噴き上げる温泉。宮城県鬼首(オニコウベ)や北海道の登別,米国のイエローストーン公園などのものが有名。

かんけつてき

かんけつてき [0] 【間欠的】 (形動)
一定の時間をおいて,繰り返し起こったりやんだりするさま。「―な頭痛」

かんけつねつ

かんけつねつ [4] 【間欠熱】
一日のうち数時間発熱し,他の時は平熱であるもの。マラリアなどにみられる。

かんけつば

かんけつば [0] 【汗血馬】
〔血を流すまで走る馬の意〕
(1)中央アジアの大宛(フェルガナ)に産し,漢の武帝がこれを求めて遠征軍を送ったことで有名。蒙古種(モウコシユ)の馬に比べて,背が高く大型で走力に優れる。
(2)駿馬(シユンメ)。

かんけぶんそう

かんけぶんそう クワン―サウ 【菅家文草】
漢詩文集。一二巻。菅原道真作。900年成立。前半六巻は詩,後半六巻は賦・銘・賛・奏状・願文など。正称は「道真集」。

かんけまんようしゅう

かんけまんようしゅう クワン―マンエフシフ 【菅家万葉集】
「新撰万葉集」の別名。菅原道真撰という。

かんけん

かんけん [0] 【乾繭・干繭】
貯蔵のため乾燥器で繭(マユ)を乾燥し,中の蛹(サナギ)を殺すこと。また,乾燥した繭。

かんけん

かんけん クワン― [0] 【官権】
政府・官吏の権力・権限。

かんけん

かんけん [0] 【寒暄】
〔「暄」は暖かいの意〕
「寒暖」に同じ。

かんけん

かんけん [0] 【勘検】 (名)スル
よく考えて調べること。

かんけん

かんけん クワン― [0] 【管見】
〔管の穴から見る意〕
(1)見識がせまいこと。
(2)自分の知識・意見をへりくだっていう語。「―によれば」

かんけん

かんけん クワン― [0] 【官憲】
(1)役所・行政官庁,またはその任務に携わる役人・官吏。特に,警察関係についていうことが多い。「―の手がまわる」
(2)政府・官公庁の規則。

かんけん

かんけん【官憲】
the (government) authorities;the police (警察).→英和

かんけん

かんけん [0] 【艱険・艱嶮】 (名・形動)[文]ナリ
(1)山道などがけわしい・こと(さま)。
(2)きびしく困難な・こと(さま)。「前途の―なるをも血気の情熱に忘れ/世路日記(香水)」

かんけん

かんけん クワン― [0] 【関鍵】
〔「関」はかんぬきの意〕
(1)門のかんぬきと扉のかぎ。
(2)物事のかなめ。「川島片岡両家の―は実に浪子にありて/不如帰(蘆花)」

かんけん=を叙(ジヨ)す

――を叙(ジヨ)・す
時候の挨拶(アイサツ)をする。寒暄を述ぶ。

かんけんき

かんけんき クワンケンキ 【管見記】
西園寺家伝来の記録。一〇五巻。西園寺家歴代の日記を中心に収める。公衡卿記。管見公衡記。西園寺家記録。

かんげ

かんげ クワン― [1] 【勧化】 (名)スル
〔仏〕
(1)仏の教えを説き,信仰に入らせること。仏の教えを広めること。
(2)寺社・仏像などの建造・修復のため寄付を集めること。勧進(カンジン)。

かんげい

かんげい【歓迎】
a welcome;→英和
a reception.→英和
〜する welcome;receive <a person> warmly.‖歓迎会 <give> a reception.歓迎の辞 <give> an address of welcome.

かんげい

かんげい クワン― [0] 【歓迎】 (名)スル
喜んで迎えること。
⇔歓送
「―を受ける」「遠来の珍客を―する」「―会」「―の辞」

かんげいこ

かんげいこ【寒稽古】
<have> midwinter training <in judo> .

かんげいこ

かんげいこ [3] 【寒稽古】
(武道・音曲などの)寒中に行う稽古。[季]冬。

かんげき

かんげき【間隙】
a gap;→英和
a crevice (戸・壁などの);→英和
a difference <between> (不和);→英和
a breach <of friendship> .→英和

かんげき

かんげき【観劇】
theatergoing.→英和
〜する enjoy a theatrical performance.‖観劇会 a theater party.

かんげき

かんげき [0] 【感激】 (名)スル
人の言動や物事のすばらしさに心を打たれ,感情が高まること。「名演奏に―する」「―に耐えない」

かんげき

かんげき クワン― [0] 【観劇】 (名)スル
芝居・演劇を見ること。「―会」

かんげき

かんげき【感激】
(a) deep emotion;impression.→英和
〜する be deeply moved[impressed] <by> ;be inspired <with> .〜的 impressive;→英和
inspiring.

かんげき

かんげき [0] 【間隙】
(1)あいだ。すきま。また,ひま。「―を縫う」
(2)気のゆるみ。油断。「―を突く」
(3)へだたり。不和。

かんげき

かんげき クワン― 【官外記】
太政官に所属する弁官と外記。ともに公文書の取り扱いを職務とした。

かんげき=を生(シヨウ)ずる

――を生(シヨウ)・ずる
(1)すきまができる。
(2)二人の仲がうとくなる。

かんげきか

かんげきか [0] 【感激家】
物事に感じやすい人。

かんげざい

かんげざい クワンゲ― [3][0] 【緩下剤】
作用が中程度の下剤。大黄(ダイオウ)などが使われる。緩下薬。
→峻下剤(シユンゲザイ)

かんげざい

かんげざい【緩下剤】
a laxative.→英和

かんげしょ

かんげしょ クワン― 【勧化所】
勧化{(2)}を行なって堂塔の建立などの事務を扱う所。勧進所。

かんげちょう

かんげちょう クワン―チヤウ [0] 【勧化帳】
寄付を集める趣旨を記した帳面。勧進帳。

かんげつ

かんげつ クワン― [1][0] 【観月】
月を観賞すること。多く,仲秋の月についていう。月見。[季]秋。

かんげつ

かんげつ [1] 【寒月】
冬の夜空に皎皎(コウコウ)とさえて見える月。寒い夜の月。[季]冬。

かんげつ

かんげつ [1] 【漢月】
〔「漢」は天の川〕
天の川と月。

かんげつ

かんげつ [1][0] 【閑月】
冬などの農事のひまな月。

かんげつかい

かんげつかい クワン―クワイ [4][3] 【観月会】
旧暦八月十五夜,また九月十三夜の月を観賞する会。

かんげとみ

かんげとみ クワン― 【勧化富】
「勧化{(2)}」のために催す富くじ。勧進富。

かんげん

かんげん クワン― [0] 【寛厳】
ゆるやかなことと,きびしいこと。寛大なことと,厳格なこと。「―よろしきを得た指導」

かんげん

かんげん クワンゲン 【寛元】
年号(1243.2.26-1247.2.28)。仁治の後,宝治の前。後嵯峨・後深草天皇の代。

かんげん

かんげん クワン― [0] 【管弦・管絃】
(1)横笛などの管楽器と箏・琵琶などの弦楽器。楽器の総称としていう。また,楽器を演奏すること。「城のうちにて―し給ひつるは/平家 9」
(2)雅楽で,舞を伴わない,楽器だけによる演奏形態。

かんげん

かんげん [0] 【簡厳】 (名・形動)[文]ナリ
簡潔でおごそかな・こと(さま)。「御政体―に御改革在せられ/新聞雑誌 4」

かんげん

かんげん [0] 【乾舷】
船舶の中央部において,水面より最上全通甲板の舷側(ゲンソク)までの高さ。その船の予備浮力の目安となる。

かんげん

かんげん クワン― [0] 【還元】 (名)スル
(1)元の状態にもどすこと。「利益を消費者に―する」「白紙―」
(2)〔化〕 元来は,酸化された物質を元に戻すこと。一つの物質から酸素が奪われる反応。また,一つの物質が水素と化合する反応。より一般的には,原子・分子・イオンが電子を得る反応をいう。また,反応にあずかる各原子に対して酸化数という尺度を考え,酸化数の減少を還元と考える方法もある。
(3)〔哲〕 多様で複雑な物事を何らかの根本的なものに置き直し,帰着させること。「現象学的―」「本質に―して事態を論ずる」
〔幕末から明治初期の,revivification, reduction などの訳語〕

かんげん

かんげん [0] 【閑言】
(1)むだばなし。
(2)静かに話すこと。

かんげん

かんげん [0][3] 【甘言】
相手の気持ちをさそうように,うまくいう言葉。
⇔苦言
「―につられる」「―を弄する」

かんげん

かんげん【還元】
《化》reduction;→英和
resolution (分解);→英和
deoxidization (酸化物の).〜する reduce <to its components> ;→英和
resolve <into its elements> ;→英和
deoxidize (酸化物を).→英和

かんげん

かんげん【諌言】
admonition;→英和
advice.→英和
〜する ⇒諌(いさ)める.

かんげん

かんげん【甘言(にだまされる)】
(be deceived with) honeyed words.

かんげん

かんげん【換言すれば】
in other words;that is (to say);namely.

かんげん

かんげん [0] 【諫言】 (名)スル
いさめること。また,その言葉。「主君に―する」

かんげん

かんげん クワン― [0] 【換言】 (名)スル
言葉をかえていうこと。いいかえること。「―すれば,こうなる」

かんげんえん

かんげんえん クワン― [3] 【還元焔】
⇒内炎(ナイエン)

かんげんがく

かんげんがく クワン― [3] 【管弦楽】
(1)種々の管楽器・弦楽器・打楽器を組み合わせた洋楽の大規模な合奏。普通,各声部に複数の奏者のいるものをいう。オーケストラ。
(2){(1)}で演奏する楽曲。
→管弦楽/「惑星」より第4曲「木星」 (ホルスト)[音声]

かんげんがく

かんげんがく【管弦楽】
orchestral music.‖管弦楽団 an orchestra.管弦楽器 wind and stringed instruments.

かんげんがくだん

かんげんがくだん クワン― [5][6] 【管弦楽団】
管弦楽を演奏する楽団。オーケストラ。

かんげんぎゅうにゅう

かんげんぎゅうにゅう クワン―ギウ― [5] 【還元牛乳】
脱脂粉乳に乳脂肪や水を加えて均質化したもの,あるいは全脂粉乳に水を加えて溶解したもの。牛乳に混ぜ,加工乳として販売される。

かんげんこう

かんげんこう クワン―カウ 【管弦講・管絃講】
音楽を奏して行う仏事。「―行ひ給ひて後生をとぶらひ給へ/盛衰記 32」

かんげんさい

かんげんさい クワン― 【管絃祭】
(1)広島県厳島神社で,陰暦六月一七日に行う祭り。夕方の満潮時に御輿(ミコシ)を船に据え,雅楽を奏しながら諸神社を巡り神事を行う。
(2)京都府車折神社の三船祭(ミフネマツリ)の別名。

かんげんざい

かんげんざい クワン― [3] 【還元剤】
他の物質を還元する性質をもつ物質。酸化還元反応において,他の物質を還元して自身は酸化される物質。水素・金属ナトリウム・亜硫酸塩など。

かんげんしゅぎ

かんげんしゅぎ クワン― [5] 【還元主義】
(1)多様で複雑な事象は単一の基本的要素に還元して説明せねばならないとする態度。
(2)物体に関するすべての命題は,直接与えられる経験を記述する命題に還元(翻訳)可能でなければならないとする認識論上の立場。特に科学理論について,直接観察できない理論的対象は観察可能なものに還元されないかぎり,持ち込むべきでないとする考え方。
→現象主義
→操作主義

かんげんだて

かんげんだて クワン― [0] 【還元建】
そのままでは水に溶解しない天然藍や建染め染料を還元剤を用いて還元し,水溶性に変えて染色可能な状態にすること。

かんげんち

かんげんち クワン― [3] 【還元地】
一度開墾されたが,再び元の原野・荒れ地にもどった土地。

かんげんてつ

かんげんてつ クワン― [3] 【還元鉄】
鉄の酸化物の還元によって得られる極微細粉末状の金属鉄。触媒として用いられ,また消化管での溶解吸収が速いので増血剤としても用いられる。

かんげんとう

かんげんとう クワン―タウ [0] 【還元糖】
フェーリング液を還元するなどの還元性を示す糖類の総称。ブドウ糖などの単糖類や,二糖類である麦芽糖などは還元糖であるが,二糖類のうちでもショ糖などは還元糖ではない。

かんげんひょうはくざい

かんげんひょうはくざい クワン―ヘウハク― [8] 【還元漂白剤】
有色物質を還元することによって無色に漂白するのに用いられる物質。二酸化硫黄や亜硫酸塩など。酸化漂白剤のように作用が強くないため布地を傷めず,絹・羊毛など動物性繊維の漂白に用いられる。

かんげんぶがく

かんげんぶがく クワン― [5] 【管弦舞楽】
管楽器と打楽器に弦楽器も加えて演奏した舞楽。

かんげんぶんれつ

かんげんぶんれつ クワン― [5] 【還元分裂】
⇒減数分裂(ゲンスウブンレツ)

かんげんまい

かんげんまい クワン― [0] 【還元米】
自家用の保有米までも供出させられた米作農家に,米の不足する期間,政府から配給される米。

かんこ

かんこ [1] 【乾固】 (名)スル
かわいてかたまること。

かんこ

かんこ【鹹湖】
a salt lake.

かんこ

かんこ [1] 【諫鼓】
古代中国で,天子をいさめようとする者に打ちならさせるため,朝廷門外に設けたという鼓。

かんこ

かんこ [1] 【乾枯】 (名)スル
かわいてかれること。「クラシシズムの―した殻を/文芸上の自然主義(抱月)」

かんこ

かんこ クワン― [1] 【官庫】
(1)国庫。
(2)官有のくら。「善悪に就けて注(シル)し留め―に収むる習也/太平記 35」

かんこ

かんこ クワン― [1] 【官戸】
(1)中国,隋・唐代の官所属の賤民の一。
(2)中国,宋代以降官僚を出している家。徭役(ヨウエキ)の減免などの特典を受けた。
(3)律令制下の五色の賤民の一。官奴婢(ヌヒ)の上にあり,良民と同様に口分田を与えられたが,収穫稲はすべて官納し,衣食は別に給付された。

かんこ

かんこ クワン― [1] 【喚呼】 (名)スル
確認して声に出すこと。「指さし―」

かんこ

かんこ クワン― [1] 【歓呼】 (名)スル
喜んで大声をあげること。「―の声」「群衆と共に悦喜し―し/うづまき(敏)」

かんこ

かんこ [1] 【簡古】 (名・形動)[文]ナリ
簡素で古色を帯びている・こと(さま)。「―な筆使い」

かんこ

かんこ [1] 【鹹湖】
「塩湖(エンコ)」に同じ。

かんこ

かんこ【歓呼】
a cheer.→英和
〜する cheer.〜のうちに amid cheers.

かんこ=苔(コケ)蒸(ム)す

――苔(コケ)蒸(ム)す
善政によって諫鼓をならす必要がなく,鼓に苔が生える意。世の中がよく治まっているたとえ。

かんこう

かんこう【慣行】
habitual practice.〜の customary.→英和

かんこう

かんこう【感光】
《写》exposure (to light).→英和
〜させる expose (to light).→英和
‖感光度[性](photo)sensitivity.感光紙 sensitive[sensitized]paper.

かんこう

かんこう【観光】
sight-seeing.〜する go sight-seeing;see the sights <of> .‖観光案内所 a tourist information center.観光客 a tourist;a sightseer.観光シーズン the tourist season.観光事業 the tourist industry.観光地(団,ホテル) a tourist resort (party,hotel).観光旅行(バス) a sight-seeing tour (bus).

かんこう

かんこう クワン― [0] 【完工】 (名)スル
工事が完了すること。竣工(シユンコウ)。
⇔起工

かんこう

かんこう【刊行】
publication.→英和
〜する publish;→英和
issue.→英和
‖刊行物 a publication.定期刊行物 a periodical.

かんこう

かんこう クワンカウ [0] 【還幸】 (名)スル
(1)天皇が行幸先から帰ること。還御(カンギヨ)。「主上(シユジヨウ)隠岐国より―成つて/太平記 7」
(2)神が神幸先から帰ること。

かんこう

かんこう [0] 【感光】 (名)スル
物質が光をうけて化学的変化を起こすこと。「フィルムが―する」

かんこう

かんこう クワンカウ [0] 【慣行】
しきたりとして行われていること。「―に従う」「―を破る」

かんこう

かんこう クワンカウ [0] 【緩行】 (名)スル
ゆっくり進むこと。列車・電車が各駅に停車すること。「―電車」

かんこう

かんこう クワンコウ 【寛弘】
年号(1004.7.20-1012.12.25)。長保の後,長和の前。一条・三条天皇の代。

かんこう

かんこう クワンクワウ [0] 【観光】
(1)他国・他郷を訪れ,景色・風物・史跡などを見て歩くこと。「―客」「―バス」
(2)「観光繻子(ジユス)」の略。

かんこう

かんこう【敢行する】
dare[venture] <to do> .→英和

かんこう

かんこう 【漢口】
中国,湖北省武漢市の一地区。もと独立の都市。ハンコウ。
→武漢

かんこう

かんこう クワン― 【桓公】
(?-前643) 中国,春秋時代の斉の君主。名は小白。鮑叔(ホウシユク)の推挙で管仲(カンチユウ)を用い,春秋時代最初の覇者となった。

かんこう

かんこう クワン― 【菅公】
菅原道真(スガワラノミチザネ)の敬称。

かんこう

かんこう クワン― [0] 【寛厚】 (名・形動)[文]ナリ
寛大で温厚な・こと(さま)。「世の風習が―忠実にござつた/百一新論(周)」

かんこう

かんこう クワンカウ [0] 【款項】
款と項。予算・決算のまとめの単位。「―目」
〔現在の会計法では部が最大の細別で,以下,款・項・目・節の順に下位分類する。旧会計法では,款・項・目・節の順〕

かんこう

かんこう クワン― [0] 【寛弘】 (名・形動)[文]ナリ
心がひろい・こと(さま)。「―にして偏曲ならざる人/西国立志編(正直)」

かんこう

かんこう クワン― [0] 【勧工】
工業を奨励すること。

かんこう

かんこう [0] 【敢行】 (名)スル
危惧(キグ)・懸念を押し切って実行すること。思い切って行うこと。「極点踏破を―する」

かんこう

かんこう 【咸興】
朝鮮民主主義人民共和国の東部,日本海に臨む港湾都市。化学・金属・肥料工業が発達。ハムフン。

かんこう

かんこう [1][0] 【甘汞】
塩化水銀{(1)}の別名。

かんこう

かんこう [0] 【嵌工】
象眼や,はめ木細工。また,その職人。

かんこう

かんこう 【贛江】
中国,江西省中部を北流して鄱陽(ハヨウ)湖に入る河川。長さ758キロメートル。省南部と長江を結ぶ重要な水路。贛水。カン-チアン。

かんこう

かんこう 【韓江】
中国,広東省東部にある河川。福建省の長汀の北方に源を発し,南流して汕頭付近で南シナ海に注ぐ。長さ227キロメートル。ハン-チアン。

かんこう

かんこう 【漢江】
(1)長江の支流。中国,陝西省南部の秦嶺山脈に源を発し,南東流して湖北省に入り,武漢で長江に合流。漢水。長さ1532キロメートル。ハン-チアン。
(2)朝鮮半島の中南部を流れる河川。太白山脈に発し,北西流してソウル郊外を流れ黄海に注ぐ。長さ514キロメートル。ハン-ガン。

かんこう

かんこう [0] 【刊行】 (名)スル
書籍・図画などを,印刷して世に出すこと。出版。「美術全集を―する」

かんこう

かんこう [0] 【勘校】 (名)スル
照らし合わせて誤りを正すこと。また,書物を校訂すること。校勘。「写本を―する」

かんこう

かんこう [0] 【緘口】
「かんこう(箝口){(2)}」に同じ。

かんこう

かんこう [0] 【勘考】 (名)スル
よく考えること。思案。思考。「工夫するも厭,―するも厭で/肖像画(四迷)」

かんこう

かんこう [0] 【箝口・鉗口】 (名)スル
〔「けんこう(箝口)」の慣用読み〕
(1)他人の言論を束縛すること。
(2)口をつぐんでものを言わないこと。緘口(カンコウ)。「―結舌」

かんこう

かんこう クワン― [0] 【官公】
国家と地方公共団体。

かんこうき

かんこうき クワンカウ― [3] 【緩降機】
火災時の避難用具の一。滑車にロープをかけ窓などからの脱出に用いる。

かんこうきよほう

かんこうきよほう [6] 【寒候期予報】
毎年10月20日に発表される,晩秋から春までの天候特性の予報。冬の訪れ,寒冬か暖冬か,雪の多少,寒波の時期,春の訪れの遅速,寒の戻りの有無などを予想する。

かんこうげん

かんこうげん [3] 【乾荒原】
大陸内部の乾燥地帯に発達する荒原。一般に砂漠という。

かんこうさい

かんこうさい クワンカウ― [3] 【還幸祭】
神幸を終えた神霊を,御輿(ミコシ)から社殿に移す祭り。

かんこうざい

かんこうざい クワン― [3] 【環孔材】
広葉樹で,大きな導管が年輪に沿って並ぶもの。ケヤキ・クリなど。
→散孔材(サンコウザイ)

かんこうざいりょう

かんこうざいりょう [5] 【感光材料】
フィルム・乾板・印画紙など,写真乳剤を塗布した製品。

かんこうし

かんこうし [3] 【感光紙】
印画紙・複写紙など,写真乳剤を塗布した紙。

かんこうしげん

かんこうしげん クワンクワウ― [5] 【観光資源】
観光客を集めるのに役立つ,景色・風物・史跡など。

かんこうしょ

かんこうしょ クワン― [3][5] 【官公署】
国と地方公共団体の諸機関の総称。

かんこうじせこうかんりぎし

かんこうじせこうかんりぎし クワンコウジセコウクワンリギシ [3][7] 【管工事施工管理技士】
建築業法に基づき,建設工事に伴う配管設備工事の施工計画作成や工程管理などを行う者。

かんこうじゅす

かんこうじゅす クワンクワウ― [5] 【観光繻子】
たて糸を絹,よこ糸を綿で織った繻子。明治の初め頃,栃木県相生産のものを東京,浅草の観光社で販売したのでこの名がある。
〔「かんこう」は「看光」「寒紅」などとも書く〕

かんこうせい

かんこうせい [0] 【感光性】
物質が光によって化学反応を引き起こす性質。

かんこうせいじゅし

かんこうせいじゅし [7] 【感光性樹脂】
光の照射を受けると,重合反応などが起こって溶解性が変化したり,発色あるいは退色したり,電気伝導性が変化したりする高分子化合物。

かんこうせいひりょう

かんこうせいひりょう クワンカウセイヒレウ [7] 【緩効性肥料】
効果がゆっくりあらわれ,長続きするように工夫された肥料。徐々に溶け出すように,水に溶けにくい成分を使用したものや,粒状にした肥料を小さな穴のあいた被覆材でくるんだりしたものがある。
→速効性肥料
→遅効性肥料

かんこうち

かんこうち クワンクワウ― [3] 【観光地】
明媚な風光,史跡・文化財・温泉などに恵まれ,観光客の集まる土地。

かんこうちょう

かんこうちょう【官公庁】
government and municipal offices.

かんこうちょう

かんこうちょう クワン―チヤウ [3] 【官公庁】
行政庁のこと。一般には,国と地方公共団体の役所をいう。

かんこうでんきょく

かんこうでんきょく [5] 【甘汞電極】
⇒カロメル電極(デンキヨク)

かんこうとし

かんこうとし クワンクワウ― [5] 【観光都市】
史跡・文化財・温泉・景勝地などの観光資源に富んでいる都市。

かんこうど

かんこうど [3] 【感光度】
感光材料が光に感ずる度合。国際規格 ISO,日本工業規格 JIS などで測定法表示法が定められている。
→写真感度

かんこうにゅうざい

かんこうにゅうざい [5] 【感光乳剤】
⇒写真乳剤(シヤシンニユウザイ)

かんこうのうえん

かんこうのうえん クワンクワウ―ヱン [5] 【観光農園】
果実やイチゴのもぎとりなど,レクリエーションのため客に開放する農園。

かんこうば

かんこうば クワン― [0][5] 【勧工場】
明治・大正時代,多くの商店が一つの建物の中で種々の商品を陳列・販売した所。デパートの隆盛とともに衰退。勧商場。博品館。

かんこうばい

かんこうばい クワン― [3] 【緩勾配】
ゆるやかな斜面。
⇔急勾配

かんこうばい

かんこうばい [3] 【寒紅梅】
ウメの一変種。寒中に,紅色の八重の花を開く。[季]冬。

かんこうぶつ

かんこうぶつ [3] 【刊行物】
刊行された書物・図画など。「定期―」

かんこうへん

かんこうへん【肝硬変】
《医》cirrhosis.→英和

かんこうへん

かんこうへん [3] 【肝硬変】
慢性肝障害が長時間持続して肝細胞が破壊され,かわりに間質の繊維が増殖して肝臓が硬化した状態。悪化すれば,腹水・脾腫(ヒシユ)・黄疸・昏睡などの症状をきたす。肝硬変症。

かんこうまく

かんこうまく [3] 【感光膜】
写真乳剤を塗布してできた膜。

かんこうもくせつ

かんこうもくせつ クワンカウ― 【款項目節】
旧会計法で,予算の区分に用いた語。
→款項

かんこうらん

かんこうらん [3] 【嵌工卵】
「モザイク卵(ラン)」に同じ。

かんこうり

かんこうり クワン― [3] 【官公吏】
官吏と公吏。公務員。役人。

かんこうれい

かんこうれい【箝口令】
the gag law.〜をしく hush up;order someone,to keep silent <on> .

かんこうれい

かんこうれい [3] 【箝口令・鉗口令】
ある事柄について他人に話すことを禁止すること。また,その命令。「―をしく」

かんこうろう

かんこうろう クワン―ラウ 【官公労】
〔「日本官公庁労働組合協議会」の略〕
もと官公庁の労働組合の連絡協議体であったが,1958年(昭和33)に解散。今は,民間の労働組合に対して,官公庁の労働組合を総称していう。

かんこうホテル

かんこうホテル クワンクワウ― [5] 【観光―】
景勝地などに立地し,遊覧や保養を目的とした旅行者を対象にしたホテル。

かんこおどり

かんこおどり [4] 【かんこ踊り】
〔「かっこ(羯鼓)おどり」の転〕
胸や腰に太鼓を吊り下げて打ちながら踊る風流(フリユウ)系の民俗芸能。三重県・石川県・山口県などで行われる。

かんこく

かんこく【韓国】
(Republic of) Korea.→英和
〜の(人) (a) Korean.

かんこく

かんこく [1] 【汗国】
〔「汗」は khan の音写〕
モンゴルなど北方諸族の「汗」の称号をもつ君主が治めた国。ハン国。

かんこく

かんこく [0] 【監国】
天子が地方へ巡幸するとき,太子が国政を代行すること。また,その任に当たる太子。

かんこく

かんこく [1][0] 【寒国】
寒さのきびしい国。
⇔暖国

かんこく

かんこく 【韓国】
(1)朝鮮,李朝が,1897年定めた国号「大韓」の通称。1910年(明治43)の韓国併合後は再び朝鮮に改めた。
(2)大韓民国の略称。

かんこく

かんこく クワン― [0] 【勧告】 (名)スル
(1)ある事をするように説きすすめること。「辞職を―する」「―に従う」
(2)行政機関が参考として提出する意見。私人に対する行政指導の一方法として,あるいは他の行政機関に対する参考意見として提示される。法的拘束力はないが事実上,ある程度の強制力をもつ。「人事院―」

かんこく

かんこく [0] 【澗谷】
たに。

かんこく

かんこく クワン― [0] 【官刻】
政府の出版物。官版(カンパン)。

かんこく

かんこく【勧告】
advice;→英和
counsel;→英和
recommendation.→英和
〜する advise;→英和
recommend;→英和
urge.→英和
医師の〜で on a doctor's advice.‖勧告者(書) an adviser (a written advice).

かんこくかん

かんこくかん 【函谷関】
中国,河南省西部にあった関所。長安・洛陽間の要衝。もと現在の霊宝県にあったが,漢の武帝の時,東方の新安県に移した。

かんこくかん=の鶏鳴(ケイメイ)

――の鶏鳴(ケイメイ)
〔史記(孟嘗君伝)〕
秦から逃げ出して夜中函谷関に至った孟嘗君(モウシヨウクン)が,鶏鳴までは開かない関の門を,鶏鳴をよく真似る従者の力で開かせて無事脱出したという故事。
→鶏鳴狗盗(クトウ)

かんこくご

かんこくご [0] 【韓国語】
⇒朝鮮語(チヨウセンゴ)

かんこくさい

かんこくさ・い 【紙子臭い】 (形)
〔「かんこ」は「かみこ(紙子)」の転。近世語〕
紙などの焦げたにおいがする。こげくさい。「―・いほどに,ちり紙に火がついづら/咄本・鹿の巻筆」

かんこくとうかんふ

かんこくとうかんふ 【韓国統監府】
1906年(明治39)日本政府が朝鮮支配のためにソウルに設置した機関。10年の韓国併合後朝鮮総督府に引き継がれた。

かんこくへいごう

かんこくへいごう 【韓国併合】
1910年(明治43)「日韓併合ニ関スル条約」により日本が韓国を併合し,自国の領土としたこと。日露戦争後,日本は三次にわたる日韓協約により漸次韓国支配を強めてきたが,併合以後は朝鮮総督府を置き45年(昭和20)の敗戦まで完全支配した。日韓併合。

かんこくへいしゃ

かんこくへいしゃ クワン― [5] 【官国幣社】
明治に制定された社格のうち,官幣社と国幣社の併称。

かんこつ

かんこつ クワン― [1] 【顴骨】
〔「けんこつ(顴骨)」の慣用読み〕
頬の上,目の斜め下に左右一個ずつある骨。頬骨(キヨウコツ)。ほおぼね。

かんこつ

かんこつ クワン― [1] 【寛骨・臗骨】
骨盤の側壁と前壁をつくる骨。腸骨・坐骨・恥骨が互いに癒合したもの。外側面のくぼみで大腿(ダイタイ)骨と連結する。

かんこつ

かんこつ【顴骨】
the cheekbones.

かんこつきゅう

かんこつきゅう クワン―キウ [4] 【寛骨臼】
寛骨の外側にある大きなくぼみ。大腿骨の上端がここに入り,股関節を形成する。髀臼(ヒキユウ)。

かんこつだったい

かんこつだったい【換骨奪胎する】
adapt;→英和
remodel.→英和

かんこつだったい

かんこつだったい クワンコツ― [1][0] 【換骨奪胎】 (名)スル
〔「冷斎夜話」による。骨を取り換え,胎児を取って使う意〕
古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら,独自の作品を作り上げること。他人の作品の焼き直しの意にも用いる。

かんこどり

かんこどり【閑子鳥】
a cuckoo.→英和
〜が啼(な)く be deserted;have no customers (店が).

かんこどり

かんこどり [3] 【かんこ鳥】
カッコウの別名。[季]夏。《うき我を寂しがらせよ―/芭蕉》
〔「閑古鳥」とも書く〕

かんこどり=が鳴く

――が鳴・く
訪れる人が少なく,ひっそりしているたとえ。商売のはやらないさま。

かんこのき

かんこのき [1] 【かんこの木】
トウダイグサ科の落葉低木。本州中部以南の沿海地に生える。小枝はときにとげになる。葉は質が厚く,倒卵形。雌雄異株。夏,淡緑色の小花をつける。蒴果は熟すと裂け,黄赤色の種子を出す。

かんこの木

かんこのき [1] 【かんこの木】
トウダイグサ科の落葉低木。本州中部以南の沿海地に生える。小枝はときにとげになる。葉は質が厚く,倒卵形。雌雄異株。夏,淡緑色の小花をつける。蒴果は熟すと裂け,黄赤色の種子を出す。

かんころ

かんころ [0]
サツマイモの切り干し。西日本でいう。

かんこん

かんこん クワン― [0] 【還魂】
死者の魂がよみがえること。

かんこんき

かんこんき クワンコンキ 【還魂記】
中国,明代の戯曲。湯顕祖作。杜麗娘(トレイジヨウ)は夢に見た青年を恋して死ぬが,冥界で許されて三年後に魂のみこの世に戻る。彼女を夢に見て慕う青年があって深く契り,ついには肉体も蘇生して幸せに暮らす。明曲の代表作。牡丹亭(ボタンテイ)。牡丹亭還魂記。

かんこんし

かんこんし クワン― [3] 【還魂紙】
反故(ホゴ)紙などを漉(ス)き返して作った紙。

かんこんそうさい

かんこんそうさい【冠婚葬祭】
ceremonial occasions.

かんこんそうさい

かんこんそうさい クワン―サウ― [0] 【冠婚葬祭】
元服・婚礼・葬儀・祖先の祭祀のこと。古来最も重要とされてきた四つの大きな儀式。

かんこ踊り

かんこおどり [4] 【かんこ踊り】
〔「かっこ(羯鼓)おどり」の転〕
胸や腰に太鼓を吊り下げて打ちながら踊る風流(フリユウ)系の民俗芸能。三重県・石川県・山口県などで行われる。

かんこ鳥

かんこどり [3] 【かんこ鳥】
カッコウの別名。[季]夏。《うき我を寂しがらせよ―/芭蕉》
〔「閑古鳥」とも書く〕

かんご

かんご クワン― [1] 【歓娯】
よろこび楽しむこと。「美人西施を洒掃(セイソウ)の妾(シヨウ)たらしめ,一日の―に備ふべし/太平記 4」

かんご

かんご クワン― [1] 【歓語】 (名)スル
たのしく語り合うこと。

かんご

かんご [0] 【漢語】
(1)日本語として使われる語のうち,漢字音でよまれる語。また,漢字の熟語。「火事(カジ)」「大根(ダイコン)」のように,和語に当てた漢字を音読した和製の漢語もある。
→和語
→外来語
(2)漢民族の言語。中国語。

かんご

かんご [1] 【感悟・感寤】 (名)スル
感じてさとること。はっと思い当たること。「慨然として大に―する/民約論(徳)」

かんご

かんご [1] 【監護】 (名)スル
監督し保護すること。

かんご

かんご [0][1] 【閑語】 (名)スル
(1)静かに話すこと。
(2)むだばなし。「閑人―」

かんご

かんご クワン― [1] 【款語】 (名)スル
うちとけて話しあうこと。款話。「―すること半時間ばかりなり/日乗(荷風)」

かんご

かんご [1] 【観護】 (名)スル
みまもること。

かんご

かんご [1] 【看護】 (名)スル
傷病人などの手当てをしたり,世話をしたりすること。看病。「怪我人を―する」「―に当たる」

かんご

かんご【看護】
nursing.→英和
‖看護学校 a nurses' training school.看護婦 a (sick) nurse.看護婦長 a matron.看護兵 a hospital orderly.派出看護婦 a hired nurse.

かんご

かんご【漢語】
a Chinese loanword.

かんご

かんご [0] 【韓語】
朝鮮語。

かんごい

かんごい [0][3] 【寒鯉】
寒中に水中でじっとしているコイ。一年じゅうで最も美味。[季]冬。

かんごう

かんごう [0] 【勘合】 (名)スル
(1)突き合わせて考えること。考え合わせること。「問注所に於いて―せしむべし/東鑑(寛元一)」
(2)明(ミン)が他国との通交に際して,正式の使船であることを証するために発行した割符(ワリフ)。1404年以降,「日」「本」の二字を分け,日本船は本字号,明船は日字号の勘合を携行して往来した。勘合符。

かんごう

かんごう [0] 【嵌合】
⇒はめあい(嵌合)

かんごういん

かんごういん [3] 【勘合印】
勘合{(2)}に押した証印。

かんごうしゅうらく

かんごうしゅうらく クワンガウシフラク [5] 【環濠集落】
周囲に濠(ホリ)をめぐらした集落。排水,防衛,集落の限界の機能をもつとみられる。弥生時代の遺跡もある。環溝集落。

かんごうせん

かんごうせん [0] 【勘合船】
勘合{(2)}を所持して,明と貿易を行なった船。遣明船。

かんごうふ

かんごうふ [3] 【勘合符】
近世以降に用いられた勘合{(2)}の俗称。

かんごうぼうえき

かんごうぼうえき [5] 【勘合貿易】
室町時代,勘合{(2)}を用いて行なった合法的日明貿易。幕府の朝貢の形式をとったが経営は有力守護大名や寺院が行い,応仁の乱後は大内氏が独占。銅・硫黄・刀剣などを輸出し,銅銭・生糸・絹織物などを輸入した。

かんごえ

かんごえ [3][1] 【寒声】
のどを鍛えるために寒中に発声練習をすること。また,その声。[季]冬。
→寒復習(カンザライ)

かんごえ

かんごえ [0] 【寒肥】
果樹・植木などに,春先の活動に備えて寒中に施す肥料。寒肥やし。冬肥。[季]冬。《―を彼の木此の木と心組み/星野立子》

かんごえ

かんごえ [3][1] 【甲声】
かん高い声。鋭く高い声。

かんごえ

かんごえ [3][0] 【癇声】
癇癪(カンシヤク)を起こした人の高い声。

かんごおんず

かんごおんず 【漢呉音図】
字音研究書。太田全斎著。三冊。1815年刊。韻鏡に基づいて漢字音の漢音と呉音を究明しようとしたもの。

かんごがく

かんごがく [3] 【看護学】
看護のための理論および実際を研究する学問。

かんごきょういん

かんごきょういん [4] 【看護教員】
看護学校などで看護学生の教育や指導にあたる者。

かんごぎむ

かんごぎむ [4] 【監護義務】
親権者・後見人などが,未成年者を監護する義務。監督義務。「―者」

かんごく

かんごく【監獄】
a prison;→英和
a jail.→英和
⇒刑務所.

かんごく

かんごく [0] 【監獄】
受刑者・刑事被告人・被疑者,死刑の言い渡しを受けた者などを拘禁する施設。現在,名称としては,受刑者を拘禁する刑務所と,被告人・被疑者を拘留する拘置所とが使われている。

かんごくべや

かんごくべや [0] 【監獄部屋】
〔入るとなかなか出られないことから〕
土木工事や鉱山採掘などの人夫・鉱夫の飯場をさしていった語。たこ部屋。
→飯場制度

かんごくほう

かんごくほう 【監獄法】
拘禁・作業・教誨(キヨウカイ)・接見など自由刑の執行に関する基本事項や死刑の執行などについて規定する法律。1908年(明治41)制定。

かんごし

かんごし [3] 【看護士】
看護婦に準ずる資格をもち,診療補助や看護を行う男性。

かんごそち

かんごそち [4] 【観護措置】
観護の措置。家庭裁判所が,少年審判のために行う少年の身柄保全手段。家庭裁判所調査官の観護に付するものと,少年鑑別所に送致するものとがある。

かんごふ

かんごふ [3] 【看護婦】
看護婦国家試験に合格し免許を得て,医師の医療補助や傷病者の看護などを行う女性。

かんごへい

かんごへい [3] 【看護兵】
傷病兵の看護や,衛生勤務に当たる兵。衛生兵。看護卒。

かんごり

かんごり [0][3] 【寒垢離】
寒中,冷水を浴びながら神仏に祈願すること。また,修験者などが寒中に白装束で町を回り,家々に用意された桶の水を浴びて歩く行やその行者をいう。寒行。[季]冬。「―をとる」

かんさ

かんさ [1] 【監査】 (名)スル
監督し検査すること。「会計を―する」

かんさ

かんさ [1] 【鑑査】 (名)スル
物の価値をきめるため検査すること。「出品作品を―する」

かんさ

かんさ [1] 【奸詐・姦詐】
わるだくみ。いつわり。

かんさ

かんさ クワン― [1] 【関左】
「関東{(2)}」に同じ。

かんさ

かんさ【監査】
(an) inspection;audit(-ing) (会計の).→英和
〜する inspect;→英和
audit <accounts> .‖監査役 an auditor;an inspector (官).

かんさ

かんさ [1] 【感作】
〔生物〕 生体を抗原に対して感じやすい状態にすること。

かんさ

かんさ [1] 【勘査】
他と突き合わせて調べること。検査。

かんさい

かんさい クワン― [0] 【完済】 (名)スル
債務を全部返済すること。「ローンを―する」

かんさい

かんさい【関西(地方)】
the Kansai district(s).

かんさい

かんさい [0] 【奸才・姦才】
よこしまな才知。わるぢえ。

かんさい

かんさい [0] 【甘菜】
サトウダイコンの別名。「―糖」

かんさい

かんさい クワン― [1] 【関西】
(1)東京地方を関東というのに対して,京阪神地方。
(2)逢坂(オウサカ)の関より西の諸国。
(3)鎌倉時代以後,鈴鹿(スズカ)・不破(フワ)・愛発(アラチ)の三関所より西の諸国。山城・大和・河内・摂津・和泉の畿内五国と近江・伊賀および山陰・山陽・南海・西海の諸道の総称。
(4)箱根の関所より西の諸国。
⇔関東

かんさい

かんさい [0] 【簡裁】
「簡易裁判所(カンイサイバンシヨ)」の略。

かんさい

かんさい [0] 【艦載】 (名)スル
軍艦にのせること。

かんさいいかだいがく

かんさいいかだいがく クワン―イクワ― 【関西医科大学】
私立大学の一。大阪女子高等医学専門学校を源とし,1952年(昭和27)新制大学となる。本部は枚方市。

かんさいいん

かんさいいん [4] 【監査委員】
(1)地方公共団体の財務に関する事務の執行や事業の管理の監査を行う地方公共団体の機関。
(2)破産手続において破産管財人の職務執行を監督・補助する機関。債権者集会の議決により置かれる。
(3)株式会社の特別清算において,清算人を監督する機関。

かんさいがいこくごだいがく

かんさいがいこくごだいがく クワン―グワイコクゴ― 【関西外国語大学】
私立大学の一。1945年(昭和20)創立の谷本学院を源とし,66年設立。本部は枚方市。

かんさいき

かんさいき【艦載機】
a shipplane.

かんさいき

かんさいき [3] 【艦載機】
空母に積載された飛行機。艦上機。

かんさいこくさいくうこう

かんさいこくさいくうこう クワン―クウカウ 【関西国際空港】
大阪府泉佐野市・泉南市・泉南郡田尻町にまたがる,大阪湾の泉州沖5キロメートルの人工島に建設した国際空港。二四時間利用できる空港として,1994年(平成6)開港。関空。

かんさいだいがく

かんさいだいがく クワン― 【関西大学】
私立大学の一。1886年(明治19)関西法律学校として設立。1905年関西大学と改称。22年(大正11)大学令による大学に昇格。48年(昭和23)新制大学となる。本部は吹田市。

かんさいぶし

かんさいぶし クワン― [0] 【関西節】
浪曲の曲調の一種。低音で語り出して次第に高音へ繰り上げ,再び低音へ下げるふし回し。関西地方の浪曲師が語る重厚な曲調。
→関東節

かんさいぶんかがくじゅつけんきゅうとし

かんさいぶんかがくじゅつけんきゅうとし クワン―ブンクワ―ケンキウ― 【関西文化学術研究都市】
京都・大阪・奈良の三府県にまたがる京阪奈丘陵に建設が進められている研究学園地区。奈良先端科学技術大学院大学・国際高等研究所などが開設。

かんさいべん

かんさいべん クワン― [0] 【関西弁】
京都・大阪を中心とした地方の方言の一般的な呼び名。近畿地方一帯で使われる。

かんさいほんせん

かんさいほんせん クワン― 【関西本線】
名古屋・湊町(大阪市)間の鉄道線。名古屋・亀山(115キロメートル)の JR 東海,亀山・湊町(59.9キロメートル)の JR 西日本からなる。

かんさいぼう

かんさいぼう [3] 【間細胞】
組織において,その組織固有の細胞群の間に混在する特殊な未分化細胞。精巣中にあって男性ホルモンを分泌する細胞など。

かんさきかん

かんさきかん [5][4] 【監査機関】
(1)行政の執行・会計などを監督し,適法性・妥当性を判断する行政機関。会計検査院,地方公共団体の監査委員など。
(2)私法上,法人の執行機関を監督する機関。監査役など。

かんさく

かんさく [0] 【奸策・姦策】
悪巧み。奸計。「―をめぐらす」

かんさく

かんさく [0] 【間作】 (名)スル
(1)ある作物の畝(ウネ)と畝の間や株と株の間に他の作物を栽培すること。あいさく。
(2)輪作の一。ある農作物の収穫後,次の農作物を栽培するまでの間を利用して,野菜などを栽培すること。あいさく。

かんさく

かんさく [0] 【漢作】
唐物(カラモノ)茶入れのうち,製作年代が宋・元代と古く,作品的にも優れているものの称。現存品は多く大名物。

かんさく

かんさく【間作(する)】
(grow,raise) <vegetables as> a catch crop.

かんさくりん

かんさくりん [4][0] 【間作林】
スギなどの高木の苗木を植え,苗木の成長するまで,その間を利用して農作物を栽培する林野。

かんさざん

かんさざん クワン― 【菅茶山】
⇒かんちゃざん(菅茶山)

かんさせいきゅう

かんさせいきゅう [4] 【監査請求】
監査を請求すること。特に,事務の監査請求,住民監査請求のこと。

かんさつ

かんさつ【鑑札】
<take (out)> a license.→英和

かんさつ

かんさつ [0] 【鑑札】
(1)警察・役場のような役所や同業組合などが,許可・登録・免許などのしるしとして発行する証票。現在では,免許証・許可証の語を用いるのが普通。「―を受ける」
(2)書画・刀剣などの鑑定書。極め札。

かんさつ

かんさつ【観察】
observation.→英和
〜する observe;→英和
watch closely.‖観察点 a point of view.観察力 (the power of) observation.

かんさつ

かんさつ クワン― [0] 【観察】 (名)スル
物事の様相をありのままにくわしく見極め,そこにある種々の事情を知ること。「自然現象を―する」「―が鋭い」「―記録」

かんさつ

かんさつ [0] 【簡札】
(1)昔,文字を書きつけるのに用いた竹や木の札。
→簡
(2)かきもの。手紙。書簡。

かんさつ

かんさつ【監察】
inspection.監察官 an inspector.→英和

かんさつ

かんさつ [0] 【監察】 (名)スル
調査し監督すること。また,その役。「厳重に―する」

かんさつ

かんさつ [0] 【閑殺】 (名)スル
気を滅入(メイ)らせて活動できないようにすること。「冷淡は人を―し/熱意(透谷)」

かんさつ

かんさつ クワン― [0] 【官札】
「太政官札(ダジヨウカンサツ)」の略。

かんさつい

かんさつい [4] 【監察医】
変死体や原因不明の死体の死因を明らかにするため,検案や解剖を行う医師。

かんさつがくしゅう

かんさつがくしゅう クワン―シフ [5] 【観察学習】
他人の行動を観察することによって,本人が実際に体験しなくてもその行動様式を学習すること。モデリング。
→模倣学習

かんさつがん

かんさつがん クワン― [4][0] 【観察眼】
よく物事を観察する能力。観察力。

かんさつぎょし

かんさつぎょし [5] 【監察御史】
中国で,隋代以降,官吏の行状の検察や地方官庁の巡視を行なった官。

かんさつし

かんさつし クワン― [4][3] 【観察使】
平安初期,畿内(キナイ)・七道に派遣され,諸国の治績や,国司・郡司の政治のとりかたなどを観察した官職。806年より810年まで置かれた。

かんさつしん

かんさつしん [4] 【間擦疹】
わきの下や股間部・前頸部などの皮膚がこすれあうところにできる湿疹。乳児や肥満体の人にみられる。間擦性湿疹。

かんさびる

かんさ・びる [4] 【神さびる】 (動バ上一)[文]バ上二 かんさ・ぶ
「かみさびる」に同じ。「―・びた社」

かんさほうじん

かんさほうじん [4] 【監査法人】
企業の財務諸表についての監査を行う特別法人。五人以上の公認会計士を社員として有することがその設立条件。

かんさやく

かんさやく [0][3] 【監査役】
会社の会計監査ならびに業務監査を任務とする機関。また,その人。株主総会で選任され,大会社では監査役会が組織される。

かんさる

かんさ・る 【神去る】 (動ラ四)
⇒かむさる(神去)

かんさん

かんさん【換算する】
convert <yen into dollars> .→英和
ドルに〜して in dollars.‖換算表 a conversion table.換算率 the exchange rate <between> .

かんさん

かんさん [0] 【閑散】 (名・形動)[文]ナリ
(1)ひっそりと静まりかえっている・こと(さま)。「―とした店」
(2)ひまで手持ちぶさたなこと。「―の身の隠居は/二人女房(紅葉)」
(3)相場で,取引高が少なく市場がひまなこと。

かんさん

かんさん [0] 【漢讃】
声明(シヨウミヨウ)の曲種の一。漢文(韻文)の歌詞による仏徳賛美の歌。漢語讃。
→梵讃(ボンサン)
→和讃(ワサン)

かんさん

かんさん【閑散な】
leisurely (ひまな);dull (不活発);→英和
slack (不況).→英和
閑散期 a slack[an off]season.

かんさん

かんさん クワン― [0] 【換算】 (名)スル
ある数値をほかの単位に換えて計算すること。「ドルを円に―する」「―表」

かんさん

かんさん [0] 【寒酸】
貧しく苦しいこと。

かんさん

かんさん [0] 【甘酸】
(1)甘い味と酸(ス)っぱい味。
(2)楽と苦と。苦楽。「世の―をなめる」

かんさん

かんさん 【汗衫】
⇒かざみ(汗衫)

かんさん

かんさん クワン― [0] 【渙散】 (名)スル
(1)とけ散ること。
(2)病熱が徐々に下がること。散渙。「―熱」
→分利

かんさんぼん

かんさんぼん クワン― 【菅三品】
菅原文時(フミトキ)の異名。

かんざ

かんざ クワン― [0][1] 【環座】 (名)スル
(1)まるく並んですわること。くるまざ。「水夫の―せる中央に立ちて/即興詩人(鴎外)」
(2)〔数〕 二つ以上の点が同一円周上にあること。

かんざい

かんざい クワン― [0] 【管財】
財産を管理すること。「―会社」

かんざい

かんざい [0] 【寒剤】
二つ以上の物質を混合して得られる冷却剤。氷やドライアイスなどに他の物質を加える。氷を食塩とあわせると摂氏マイナス二一度,エタノールとドライアイスではマイナス七二度まで冷却できる。起寒剤。

かんざい

かんざい [0] 【漢才】
〔「かんさい」とも〕
中国の学問に通じ,漢詩文を巧みに作る才能。からざえ。「和魂―」

かんざいにん

かんざいにん【管財人】
an administrator;→英和
a receiver (清算の).

かんざいにん

かんざいにん クワン― [0] 【管財人】
〔「財産管理人」の略〕
破産・和議・更生の手続き中,財産を管理する人。
→破産管財人
→更生管財人

かんざき

かんざき 【神崎】
姓氏の一。

かんざき

かんざき 【神崎】
(1)兵庫県中央部,神崎郡の町。近世は生野銀山からの輸送路。スギ・ヒノキの美林がある。
(2)佐賀県北東部,神崎郡の町。近世から製粉・製麺が盛んで,神崎そうめんを特産。伊東玄朴の生地。
(3)淀川の支流神崎川の下流にあった集落。平安時代,京と山陽地域を結ぶ水上交通の要地。上流の江口とともに遊女が多かったことで知られる。

かんざきがわ

かんざきがわ 【神崎川】
淀川の分流で,ほぼ大阪市の北縁をなして西南流し,尼崎港付近に注ぐ。水害防止と水上交通のため785年(延暦4)に分流工事完成。

かんざきよごろう

かんざきよごろう 【神崎与五郎】
(1666-1703) 赤穂浪士の一人。名は則休。美作(ミマサカ)の人。横目付として仕え,最初に江戸に下って討ち入りに備えた。芝居などでは千崎弥五郎とする。

かんざくら

かんざくら [3] 【寒桜】
晩冬から早春に咲く桜。オオシマザクラとヒカンザクラの自然交配種といわれ,淡紅白色の花を開く。冬桜。[季]冬。

かんざけ

かんざけ【燗酒を飲む】
drink one's sake warm.

かんざけ

かんざけ [0] 【燗酒】
燗をつけた酒。
⇔冷や酒

かんざし

かんざし クワン― [0] 【貫緡・貫差】
銭一貫文をさし通す銭緡(ゼニサシ)。また,銭緡で貫いた一貫文の銭。一貫文は千文であるが,貫緡の場合は九六〇文で一貫文として通用した。

かんざし

かんざし [0] 【簪】
〔「髪挿(カミサ)し」の転。古くは「かむざし」とも〕
(1)女性が髪にさす飾り。前にさすのを前差し,後ろにさすのを後差しという。金属・竹・象牙・鼈甲(ベツコウ)などで作る。古くは「くし」を含むこともある。
(2)冠(カンムリ)の付属品。冠が落ちないよう,巾子(コジ)の根から髻(モトドリ)に差し込むもの。
→冠
簪(1)[図]

かんざし

かんざし 【髪状】
(1)髪のはえ具合。髪の形。「額つき―いみじう美し/源氏(若紫)」
(2)髪。「姫君を近づけて緑の―を撫であげ/御伽草子・鉢かづき」

かんざし

かんざし【簪】
<wear> an ornamental hairpin.

かんざまし

かんざまし [0][3] 【燗冷まし】
燗をしてのち再び冷えた酒。

かんざらい

かんざらい [3] 【寒復習】
寒中,芸事の復習・練習をすること。寒げいこ。[季]冬。

かんざらし

かんざらし [0][3] 【寒晒し】
(1)食品・布などを,寒中に水や空気にさらすこと。また,そうして作ったもの。
(2)「寒晒し粉」の略。[季]冬。

かんざらしこ

かんざらしこ [5] 【寒晒し粉】
白玉粉(シラタマコ)の異名。古くは,寒中に水にさらして製した。

かんざん

かんざん [1] 【寒山】
冬の,草木の枯れたものさびしい山。

かんざん

かんざん クワンザン 【観山】
⇒下村(シモムラ)観山

かんざん

かんざん クワンザン 【桓算・寛算】
平安時代の天台宗の僧。内供奉(ナイグブ)に任ぜられ,桓算供奉と称された。恨みから霊鬼となり朝家を悩ましたという。

かんざん

かんざん 【寒山】
中国,唐代の伝説的な詩僧。拾得(ジツトク)とともに天台山国清寺に住し,その詩と称されるものが伝えられる。

かんざんえげん

かんざんえげん クワンザンヱゲン 【関山慧玄】
(1277-1360) 南北朝時代の臨済宗の僧。信濃の人。関山は号。慧玄は諱(イミナ)。のち大徳寺の妙超に学び,その法を継いだ。花園上皇に招かれ,妙心寺の開山となる。本有円成ほかの国師号の勅諡を受け,無相の大師号を追諡された。

かんざんじ

かんざんじ 【寒山寺】
中国,江蘇省蘇州市にある寺。唐の詩僧寒山が草庵を結んだのが起源という。唐の張継の詩「楓橋夜泊」の「月落烏啼霜満�天,江楓漁火対�愁眠�,姑蘇城外寒山寺,夜半鐘声到�客船�」によって有名。
寒山寺[カラー図版]

かんざんじっとく

かんざんじっとく 【寒山拾得】
寒山と拾得。二人とも詩禅一如の生活を送り,その挙動すこぶる奇矯であったという。後世,禅画の好題材となったほか,文芸・芸能の材ともなった。

かんざんちく

かんざんちく [3] 【寒山竹】
タケの一種。中国原産。高さ3〜5メートルで深緑色。稈の上部で分枝し,枝・葉ともに上向きにつく形を,「寒山拾得」の絵に描かれる箒に見立てて付いた名という。観賞用。

かんし

かんし【衆人環視の中に】
with everybody looking at one.

かんし

かんし【監視】
supervision;observation;→英和
watch;→英和
picketing (争議の);surveillance (警察の).→英和
〜する watch;→英和
keep watch <on,over> ;observe.→英和
〜下に置く put <a person> under observation[police surveillance].‖監視員 a watchman;a picket (争議のときの).

かんし

かんし【漢詩】
a Chinese poem;Chinese poetry (総称).

かんし

かんし クワン― [0] 【換歯】
脊椎動物で,歯が抜けかわる現象。哺乳類では普通,一生に一回おこる。

かんし

かんし [0][1] 【諫止】 (名)スル
いさめてやめさせること。

かんし

かんし クワン― [0] 【款識】
鐘・鼎(カナエ)などに鋳出し,または刻み込んだ文字。凹字(陰文)を款,凸字(陽文)を識という。かんしき。

かんし

かんし クワンシ 【管子】
(1)管仲(カンチユウ)の尊称。
(2)中国古代の政治論文集。管仲の著と伝えられるが,一人の作ではなく戦国時代から漢代にかけて成立したとみられる。現存七六編。経済政策や富国強兵策などを記す。

かんし

かんし [1] 【鉗子】
主に外科手術用の,組織や器物を把持するための鋏形の金属器具の総称。体内の組織や異物をはさんだり,引き出したり,また血管の血流の遮断に使用される。「止血―」
鉗子[図]

かんし

かんし【冠詞】
《文》an article.→英和
定(不定)冠詞 a definite (an indefinite) article.

かんし

かんし [1] 【寒士】
貧しい人。地位の低い人。

かんし

かんし [0] カン― 【看視】 ・ クワン― 【観視】 (名)スル
注意して見守ること。「葉子は自分の眼で二人を―して/或る女(武郎)」

かんし

かんし クワン― [0] 【冠詞】
英語・ドイツ語・フランス語などで,名詞あるいは名詞的用法の語の前に添え,ある限定を加える語。定冠詞・不定冠詞・部分冠詞などがあり,言語によっては名詞の性・数・格によって語形を変える。

かんし

かんし【鉗子】
《外科》a forceps.→英和

かんし

かんし クワン― [1] 【官仕】
官吏となること。仕官。

かんし

かんし クワン― 【官使】
太政官の使者。「―参りたりや/讃岐典侍日記」

かんし

かんし クワン― [1] 【官私】
公事と私事。政府と民間。「―を問はず,先づ自己の独立を謀り/学問ノススメ(諭吉)」

かんし

かんし [0] 【諫死】 (名)スル
死んで目上の人をいさめること。また,死ぬ覚悟でいさめること。

かんし

かんし クワン― [1] 【官市】
律令制時代における官設の市場。藤原京・平城京・平安京に東・西の二市が置かれ,養老令によると,市司の管理下に毎日正午に開き,日没前に鼓を三度打って閉じることになっていた。
→市(イチ)(1)

かんし

かんし [1] 【干支】
十干(ジツカン)と十二支(ジユウニシ)。えと。

かんし

かんし クワン― [1] 【官司】
(1)役所。
(2)役人。

かんし

かんし [0][1] 【幹枝】
(1)木の幹と枝。
(2)「干支(カンシ)」に同じ。

かんし

かんし [0][1] 【漢子】
〔古く胡人が漢人を呼んだ語〕
男子。男子をいやしめていう場合にも用いる。「『門人か傔か』と見える―を差遣した/伊沢蘭軒(鴎外)」

かんし

かんし [0] 【敢死】
死を覚悟であること。決死。「―の兵を選み/近世紀聞(延房)」

かんし

かんし [0] 【監視】 (名)スル
(1)不都合な事の起こらぬように見張ること。「沿岸を―する」「厳しい―のもとにおかれる」「―員」「―船」
(2)旧刑法で,再犯防止のための付加刑。受刑者の釈放後,一定期間執行するもので,その期間住居移転の自由は認められず,警官によってその生活が監視される。

かんし

かんし クワン― [1][0] 【環視】 (名)スル
多くの者が取り囲んで見ること。「衆人―の中で捕縛される」

かんし

かんし 【監使】
(1)鎮守府将軍の唐名。
(2)宮城の門衛。「緑衣の―宮門をまぼるだにもなし/平家(灌頂)」

かんし

かんし [0] 【漢詩】
(1)中国漢代の詩。
(2)中国の伝統詩。一句が四言・五言または七言から成るものが一般的で,平仄(ヒヨウソク)・脚韻などのきまりがあり,古詩・楽府(ガフ)・絶句・律詩などの種類がある。からうた。

かんし

かんし [1][0] 【扞止】 (名)スル
せきとめること。「土砂―」

かんし

かんし クワン― [1] 【関市】
関所と市場。人や物が集まる場所。

かんし

かんし [1][0] 【瞰視】 (名)スル
高い場所から見下ろすこと。「四方の群山を脚下に―す可し/欺かざるの記(独歩)」

かんしがいでん

かんしがいでん 【韓詩外伝】
「詩経」の解説書。中国,前漢の韓嬰(カンエイ)著。一〇巻。故事や古語を雑多に引き,それを「詩経」の章句で説明したもの。「詩経」の注釈書「韓詩内伝」の方は散逸して伝わらず,「外伝」だけが残る。

かんしき

かんしき【鑑識】
judgment (鑑定);appreciation (鑑賞);→英和
crime investigation (犯罪の).〜する judge;→英和
discern;→英和
appreciate.→英和
〜眼がある have an eye <for> .→英和
‖鑑識家 a judge;a connoisseur <of> (美術品の).鑑識課 the crime laboratory.

かんしき

かんしき クワン― [0] 【款識】
⇒かんし(款識)

かんしき

かんしき [0] 【鑑識】 (名)スル
(1)物の価値・本質を見分ける見識。「美か美でないかと―する事が出来る/草枕(漱石)」
(2)美術工芸品の真贋(シンガン)・価値などを判定する眼識。
(3)犯罪科学の一。筆跡・指紋・血痕などを調べて,犯人を見分けたり犯罪を立証したりする方法。またそれを担当する部門。「―課」

かんしき

かんしき クワン― [0] 【巻式】
連歌・俳諧で,歌仙・百韻など,一巻を成就する法式のこと。

かんしき

かんしき [0] 【乾式】
液体を用いない方式。
⇔湿式
「―変圧器」「―複写機」

かんしきかごうぶつ

かんしきかごうぶつ クワンシキクワガフブツ [6] 【環式化合物】
原子が環状に結合した構造を分子内にもつ化合物の総称。有機化合物に多くみられる。シクロヘキサンやベンゼンなど。環状化合物。環式体。

かんしきがん

かんしきがん [4] 【鑑識眼】
物事の善悪・真偽・美醜などを見分ける眼力。

かんしききょう

かんしききょう [0] 【漢式鏡】
日本の古墳から出土する鏡のうち,漢鏡の形式のものの総称。中国から伝来したものと,それをまねて日本で作ったものとがある。
→漢鏡
→仿製鏡(ボウセイキヨウ)

かんしきこうほう

かんしきこうほう [5] 【乾式工法】
〔dry construction method〕
水を必要とするコンクリートや漆喰などの材料を使わずに,建築物を組み立てる方法。
→湿式工法

かんしきせいれん

かんしきせいれん [5] 【乾式製錬】
溶液を用いずに選鉱や精錬をして,金属を取り出す方法。製鉄の高炉による製銑・転炉による製鋼はその例。
⇔湿式製錬

かんしけつ

かんしけつ [3] 【乾屎橛】
〔仏〕 禅語。伝統的にくそかきべらと解されてきたが,本来は乾いた棒状の大便。常識的な観念を打破するため,仏や禅僧の比喩として用いる。

かんししょう

かんししょう [3] 【監視哨】
戦場で,敵の動きを見張るために設けた施設。また,そこで任務につく哨兵。

かんしじゅつ

かんしじゅつ [3] 【幹枝術】
人の生年月日の干支(エト)によって,運勢・吉凶を占う術。

かんしつ

かんしつ【乾湿計】
a psychrometer.

かんしつ

かんしつ [0] 【寒室】
寒い部屋。

かんしつ

かんしつ [0] 【乾漆】
(1)長い間貯えておいて塊状になった漆(ウルシ)。漢方で通経薬・回虫駆除などに用いる。
(2)奈良時代に始まる漆工芸の技法。土または木の原形に木屑(コクソ)などを混ぜた漆を塗り,その上に麻布をはり,さらに上に漆を塗ることを繰り返してかたどる方法。上代には「夾紵(キヨウチヨ)」「�(ソク)」と呼ばれた。脱乾漆と木心乾漆とがある。

かんしつ

かんしつ [0] 【乾湿】
かわきとしめり。乾燥と湿気。

かんしつ

かんしつ クワン― [0] 【換質】
〔論〕
〔obversion〕
命題の変形による直接推理の一。ある命題からその主語はそのままに,述語の矛盾概念を述語として,真偽値を同じくする命題を導く推理。「人間は有機物である」から「人間は無機物ではない」を導くのはその例。

かんしつ

かんしつ 【癇疾・疳疾】
神経過敏から,痙攣(ケイレン)などを起こす疾患。癇の虫。「若君六代―になやみ給ヘば/浄瑠璃・千本桜」

かんしつうんどう

かんしつうんどう [5] 【乾湿運動】
植物の運動の一。死細胞の細胞壁が空気の乾湿に応じて膨らんだり収縮したりする物理的運動。マメ科植物の果実,シダ植物の胞子嚢(ノウ)の開裂など。

かんしつえき

かんしつえき [4] 【間質液】
⇒組織液(ソシキエキ)

かんしつかんい

かんしつかんい クワン―クワンヰ [5] 【換質換位】
〔論〕
〔contraposition〕
命題の変形による直接推理の一。命題のもとの述語の矛盾概念を主語とし,もとの主語を述語として新命題を導く推理。原命題を換質し,次いで換位する。「すべての硬貨は金属である」から「すべての硬貨は非金属ではない」を介して「すべての非金属は硬貨ではない」を導く類。

かんしつきゅうしつどけい

かんしつきゅうしつどけい [0] 【乾湿球湿度計】
水の蒸発速度が,湿度によって異なることを応用した湿度計。通常の温度計と湿球温度計とからなり,両者の示度の差から計算表を用いて湿度を求める。乾湿計。

かんしつぞう

かんしつぞう [4] 【乾漆像】
乾漆で造られた彫像。

かんしつふん

かんしつふん [4] 【乾漆粉】
彩漆をガラス面に塗り,乾いたあとはがして粉にしたもの。漆塗りや蒔絵(マキエ)の材料とする。

かんして

かんして【関して】
about;→英和
regarding;→英和
concerning.→英和
この事に〜 in this connection.

かんして

かんして クワンシ― 【関して】 (連語)
…に関係して。…について。関し。「その件に―,二,三質問があります」
→関する

かんしぶんべん

かんしぶんべん [4] 【鉗子分娩】
母体または胎児に危険がある場合,産科鉗子で胎児の頭をはさんで引っ張って分娩させること。
→吸引分娩

かんしもう

かんしもう [3] 【監視網】
相互に連絡をとりながら組織的に行う監視。「敵の―をくぐり抜ける」

かんしゃ

かんしゃ [1] 【檻車】
罪人を乗せて運ぶ檻(オリ)の形をした車。

かんしゃ

かんしゃ クワン― [1] 【館舎】
建物。やかた。たち。

かんしゃ

かんしゃ クワン― [1] 【官舎】
(1)国や自治団体が,公務員の宿舎として設けた住宅。
(2)役所。また,その建物。「一の―の門に至りぬ/今昔 17」

かんしゃ

かんしゃ【官舎】
an official residence.

かんしゃ

かんしゃ クワン― [1] 【官社】
(1)「延喜式神名帳」に記載され,祈年祭(トシゴイノマツリ)の奉幣にあずかる神社。式内社。
(2)1871年(明治4)制定の社格による官幣社と国幣社の総称。官国幣社。
→民社
→諸社

かんしゃ

かんしゃ [1] 【甘蔗】
サトウキビの漢名。かんしょ。

かんしゃ

かんしゃ クワン― [1] 【観者】
〔「かんじゃ」とも〕
見る人。見物人。

かんしゃ

かんしゃ【感謝】
<give one's> thanks; <express one's> gratitude.→英和
〜する thank <a person for something> ;→英和
be thankful[grateful] <for> .〜の印までに as a token of one's gratitude.‖感謝祭 Thanksgiving Day.感謝状 a letter of thanks.

かんしゃ

かんしゃ [1][0] 【瞰射】 (名)スル
高所から見下ろして射撃すること。「我陣地を―せらるるの不利あり/肉弾(忠温)」

かんしゃ

かんしゃ [1] 【感謝】 (名)スル
ありがたいと思うこと。ありがたさを感じて謝意を表すること。「―の念にみたされる」「好意に―する」「―状」

かんしゃ=を捐(ス)つ

――を捐(ス)・つ
貴人の死をいう。館を捐つ。捐館(エンカン)。

かんしゃく

かんしゃく【癇癪】
passion;→英和
temper.→英和
〜を起こす(押える) lose (control) one's temper.→英和
〜持ちの hot-tempered.‖癇癪玉 a (fire) cracker (おもちゃ).癇癪持ち a hot-tempered person.

かんしゃく

かんしゃく [0][4] 【癇癪】
ちょっとのことにもすぐ怒る性質。怒りっぽいこと。また,その怒り。「―を起こす」

かんしゃく

かんしゃく クワン― [1][0] 【官爵】
〔「かんじゃく」とも〕
官職と位階。官位。「―人に超え恩禄身に余れる間/太平記 13」

かんしゃくごえ

かんしゃくごえ [5] 【癇癪声】
癇癪を起こしてどなる声。かんごえ。

かんしゃくすじ

かんしゃくすじ [4] 【癇癪筋】
(1)癇癪を起こした時に,額・こめかみなどに現れる血管の筋。
(2)歌舞伎の化粧で,眉尻から小鬢(コビン)のあたりにかけて引く筋。一徹な気性を表す。

かんしゃくだま

かんしゃくだま [0] 【癇癪玉】
(1)子供のおもちゃで,火薬を豆つぶほどに丸めて紙に包んだもの。打ちつけると大きな音を出して破裂する。
(2)癇癪を起こして発する怒り。「ついに―を破裂させる」

かんしゃくもち

かんしゃくもち [4] 【癇癪持(ち)】
ちょっとした事にも怒りだす性質の人。癇持ち。

かんしゃさい

かんしゃさい [3] 【感謝祭】
〔Thanksgiving Day〕
神に収穫を感謝する祭り。アメリカ合衆国とカナダの国の祝日の一。前者では一一月の第四木曜日,後者では一〇月の第二月曜日。

かんしゅ

かんしゅ [1] 【竿首】
さらし首。梟首(キヨウシユ)。

かんしゅ

かんしゅ【看取する】
perceive (認める);→英和
detect (看破する);→英和
see through.

かんしゅ

かんしゅ クワン― [1] 【管主】
「貫首(カンジユ){(3)}」に同じ。

かんしゅ

かんしゅ クワン― [1] 【巻首】
巻物や書物のはじめの部分。巻頭。
⇔巻尾

かんしゅ

かんしゅ クワン― [1] 【管守】 (名)スル
保管し守ること。また,その人。

かんしゅ

かんしゅ [1][0] 【監守】 (名)スル
監督守護すること。また,その人。「己等の―する獄舎/経国美談(竜渓)」

かんしゅ

かんしゅ [1] カン― 【看取】 ・ クワン― 【観取】 (名)スル
見て,それと知ること。事情などを察知すること。「人に由りて其の―する処の事実なり/欺かざるの記(独歩)」

かんしゅ

かんしゅ [1] 【感取】 (名)スル
感じ取ること。「鋭く―する」

かんしゅ

かんしゅ【看守】
a (prison) guard; <英> a gaoler; <米> a jailer.→英和

かんしゅ

かんしゅ クワン― [1] 【館主】
旅館・映画館などの経営者や持ち主。

かんしゅ

かんしゅ [1] 【艦首】
軍艦のへさき。
⇔艦尾

かんしゅ

かんしゅ【艦首】
the bow (of a warship).→英和

かんしゅ

かんしゅ クワン― [1][0] 【緩手】
囲碁・将棋などで,急所をはずしたり,不急の箇所に打つ手。緩着(カンチヤク)。

かんしゅ

かんしゅ [0][1] 【看守】 (名)スル
(1)法務事務官の階級の一。刑務所・少年刑務所および拘置所の職員。被収容者の監視・警備・規律維持に当たる。刑務官。
(2)見まもること。「火候を―するにあたりて/西国立志編(正直)」

かんしゅう

かんしゅう クワンシウ [0] 【還収】 (名)スル
一度他人の手に渡ったものを取り戻すこと。

かんしゅう

かんしゅう クワン― [0] 【観衆】
大勢の観客・見物人。「大―」

かんしゅう

かんしゅう【監修する】
supervise <the compilation of> .→英和
‖監修者 a supervisor;the chief[general]editor.O氏監修 compiled under the supervision of Mr.O.

かんしゅう

かんしゅう【慣習】
⇒習慣.慣習法 the common[customary]law.

かんしゅう

かんしゅう [0] 【監修】 (名)スル
書物の著述・編集などを監督すること。「辞典を―する」「―者」

かんしゅう

かんしゅう【観衆】
spectators;the audience (総称).→英和

かんしゅう

かんしゅう クワンシフ [0] 【慣習】 (名)スル
(1)ある社会で,長い間にみんなに認められるようになったならわし。世間のしきたり。「土地の―に従う」
(2)なれること。習慣となること。「風俗に―する/民約論(徳)」

かんしゅう

かんしゅう クワンシウ [0] 【官修】
(1)政府で編修すること。官撰。
(2)政府で修繕すること。「―墳墓」

かんしゅうさい

かんしゅうさい クワンシウサイ 【菅秀才】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑(スガワラデンジユテナライカガミ)」に登場する菅原道真(ミチザネ)の子。

かんしゅうふうたい

かんしゅうふうたい クワンシフ― [5] 【慣習風袋】
取引で,慣習により,風袋(包装・容器など)の目方を総重量から差し引くことが認められている重量。普通風袋。習慣風袋。

かんしゅうほう

かんしゅうほう クワンシフハフ [0][3] 【慣習法】
慣習のうちで,国家による強制がなくても,人々に法として意識され守られているもの。国家からどのような効力を付与されるかは,国・時代・問題により異なる。不文法の典型的なもの。習慣法。
→国家法

かんしゅうらく

かんしゅうらく カンシウラク 【甘州楽】
舞楽の一。左方に属する唐楽で平調(ヒヨウジヨウ)の準大曲。新楽。六人または四人による文の舞。襲装束(カサネシヨウゾク)を諸肩袒(モロカタヌギ)にして舞う。

かんしゅかんせい

かんしゅかんせい [0] 【間主観性】
⇒相互主観性(ソウゴシユカンセイ)

かんしゅき

かんしゅき [3] 【艦首旗】
軍艦が港に停泊中,艦首に掲げる小形の国旗。

かんしゅく

かんしゅく クワン― 【管叔】
(?-前1110頃) 周の文王の第三子。武王の弟。周公旦の兄。名は鮮。管(現河南省鄭州(テイシユウ)付近)に封ぜられたが,武王の死後,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の子武庚を擁して周にそむき周公に殺された。

かんしゅく

かんしゅく 【甘粛】
中国,黄河の上流域を占める省。草原地帯で羊・牛などの牧畜が盛ん。シルクロードが通り,古く西域への交通路として重要な役割を果たした。敦煌・玉門などの古都がある。省都,蘭州。別名,隴(ロウ)。カンスー。

かんしゅだん

かんしゅだん クワン― [3] 【慣手段】
〔「慣用手段」の略〕
いつも決まってとる手段。常套(ジヨウトウ)手段。

かんしゅちょう

かんしゅちょう [3] 【看守長】
法務事務官の階級の一。刑務所などで,副看守長・看守部長・看守の指揮に当たる役。

かんしゅつ

かんしゅつ [0] 【干出】
(1)海苔(ノリ)養殖用の篊(ヒビ)が潮が引いて水面上に露出すること。
(2)海図用語。岩礁などのうち,高潮時には水面下にかくれ,低潮時に現れるもの。「―岩」

かんしょ

かんしょ【甘薯】
a sweet potato.

かんしょ

かんしょ【寒暑】
heat and cold;temperature.→英和

かんしょ

かんしょ [1] 【甘蔗】
〔「かんしゃ(甘蔗)」の慣用読み〕
サトウキビの別名。

かんしょ

かんしょ [1] 【寒暑】
(1)寒さと暑さ。また,寒中と暑中。
(2)時候の挨拶(アイサツ)。「たまたま旧き友の―を訪らひ来れば/読本・雨月(貧福論)」

かんしょ

かんしょ [1] 【旱暑】
日照りでひどく暑いこと。

かんしょ

かんしょ【漢書】
⇒漢籍.

かんしょ

かんしょ [1] 【甘藷・甘薯】
サツマイモの漢名。[季]秋。

かんしょ

かんしょ【甘蔗】
a sugar cane.

かんしょ

かんしょ クワン― [1] 【関雎】
〔「詩経(周南)」の冒頭の句「関々雎鳩」の略。「関々」は和らぐさま,「雎鳩」はミサゴの意で,文王と王妃の仲を詠じているところから〕
夫婦が仲よくて,礼儀正しいこと。

かんしょ

かんしょ クワン― [1] 【患所】
病気や傷のあるところ。患部。

かんしょ

かんしょ [0][1] 【漢書】
漢文で書かれた書物。中国の書物。漢籍。
→かんじょ

かんしょ

かんしょ クワン― [1] 【官署】
官庁とその補助機関。

かんしょ=の楽(タノ)しみ

――の楽(タノ)しみ
〔論語(八佾)「関雎楽而不�淫」〕
夫婦仲がよく,礼儀も正しくて,家庭円満であることの楽しみ。

かんしょ=を叙(ジヨ)す

――を叙(ジヨ)・す
時候の挨拶(アイサツ)を述べる。

かんしょう

かんしょう [0] 【感傷】
物事に感じて心をいためること。また,物事に感じやすい心の傾向。「―にひたる」

かんしょう

かんしょう クワンセフ [0] 【関渉】 (名)スル
かかわりあうこと。また,他人事に口出しすること。干渉。「議院に在つて政事に―す/世路日記(香水)」

かんしょう

かんしょう【完勝する】
win a complete victory <over> ;《野》shut out <the opposing team> .

かんしょう

かんしょう [1][0] 【癇性・疳性】 (名・形動)[文]ナリ
(1)激しやすい性質。おこりっぽいさま。「―な性格」
(2)病的に潔癖である・こと(さま)。「―で人の使った物に触れない」

かんしょう

かんしょう【感傷的】
sentimental <feeling> .→英和
感傷主義(者) sentimentalism (a sentimentalist).→英和

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ 【寛正】
年号(1460.12.21-1466.2.28)。長禄の後,文正の前。後花園・後土御門(ゴツチミカド)天皇の代。

かんしょう

かんしょう【管掌】
management.→英和
〜する take charge of.

かんしょう

かんしょう【環礁】
an atoll.→英和
ビキニ環礁 the Bikini atolls.

かんしょう

かんしょう【干渉】
an intervention;(an) interference.→英和
〜する interfere <in a matter,with a person> ;→英和
meddle <in,with> .→英和
〜好きの meddlesome.→英和

かんしょう

かんしょう【観賞する】
admire;→英和
enjoy.→英和
観賞植物 an ornamental[a garden]plant.

かんしょう

かんしょう【緩衝器】
a buffer (汽車の);→英和
a bumper (自動車の).→英和
‖緩衝国(地帯) a buffer state (zone).緩衝装置 a shock absorbing device.

かんしょう

かんしょう [0] 【簡捷】
簡単ですばやいこと。

かんしょう

かんしょう [0] 【奸商・姦商】
悪賢い商人。悪徳商人。

かんしょう

かんしょう [0] 【干渉】 (名)スル
(1)他人のことに立ち入って,口出しをしたり自分の考えを押しつけようとすること。「子供に―し過ぎる」
(2)国際法で,一国が他国の内政や外交に介入すること。国内問題については不干渉が原則。「武力―」「内政―」
(3)〔物〕 二つ以上の同じ種類の波が一点で出合う時,その点での波の振幅は個々の波の振幅の和で表せること。例えば音叉(オンサ)を耳の近くで回すと,二つの枝から出る波の位相が同じなら互いに強め合い反対の位相では弱め合って,音が大きくなったり小さくなったりする。光の場合でも薄い膜の反射光に色がついて見えるのは干渉による。

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [0] 【管掌】 (名)スル
役目の権限によってつかさどること。「人事業務を―する」「政府―」

かんしょう

かんしょう [0] 【感賞】 (名)スル
(1)感心してほめたたえること。「人皆な其才識に―せざるはなし/世路日記(香水)」
(2)功績をほめて賜るほうび。

かんしょう

かんしょう クワンセウ [0] 【歓笑】 (名)スル
喜び笑うこと。「―の声」

かんしょう

かんしょう クワン― [0] 【緩衝】
二つの物の間に起こる衝突や衝撃をやわらげること。また,その物。

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [0] 【勧賞】 (名)スル
〔「かんじょう」とも〕
功労をほめて,官位や物品を与えること。けんじょう。「すぐに―行はるべき旨仰せられけるを/承久記」

かんしょう

かんしょう [0] 【鑑賞】 (名)スル
芸術作品を味わい理解すること。「絵画を―する」「音楽―」

かんしょう

かんしょう クワン― [0] 【喚鐘】
法会で,人々を呼び集めるための小さな鐘。のちには茶の湯や,火事の報知にも使われた。小鐘。よびがね。

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [0] 【勧奨】 (名)スル
すすめること。すすめはげますこと。「納税―」「退職の―」「農業を―し物品増殖し/新聞雑誌 45」

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [0] 【冠省】
手紙で,時候の挨拶(アイサツ)など前文を省略すること。また,その時に書く語。前略。
〔これを用いた時は,「草々」「匆々(ソウソウ)」「不一」などで結ぶ〕

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ 【官掌】
⇒かじょう(官掌)

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [1][0] 【官省】
(1)国家の機関。中央官庁。
(2)太政官と民部省。

かんしょう

かんしょう クワン― [0] 【完勝】 (名)スル
危なげなく完全に勝利を得ること。
⇔完敗
「緒戦に―する」

かんしょう

かんしょう クワンセウ [0] 【環礁】
環状の珊瑚礁(サンゴシヨウ)。内側は礁湖となって浅く,外側は外洋で深い。ほとんどが太平洋・インド洋の熱帯海域に分布。「ビキニ―」

かんしょう

かんしょう クワンセウ [0] 【観照】 (名)スル
(1)主観を交えず,対象のあるがままの姿を眺めること。静かな心で対象に向かい,その本質をとらえること。「人生を―する」
→観想
(2)美学で,美を受容すること。自然観照と芸術観照とがある。
→静観

かんしょう

かんしょう クワンシヤウ [0] 【観賞】 (名)スル
美しいものを見て心を楽しませること。「草花を―する」

かんしょう

かんしょう [0] 【竿檣】
檣楼を持たず,簡単な見張り台や探海灯・信号竿などを設けた軍艦のほばしら。

かんしょう

かんしょう【鑑賞】
appreciation.→英和
〜する appreciate.→英和
‖鑑賞会 a (special) show <of films> .鑑賞眼 <have> an eye <for the beautiful> .

かんしょうえき

かんしょうえき クワン― [3] 【緩衝液】
外部から酸や塩基を加えても,その pH 値が大きくは変化しない性質をもつ溶液。普通は弱酸とその塩,または弱塩基とその塩との混合溶液。生化学・医学・化学分析において,pH 値を一定に保つために広く用いられる。緩衝溶液。

かんしょうが

かんしょうが [3] 【乾生薑】
「乾薑(カンキヨウ)」に同じ。

かんしょうがん

かんしょうがん [3] 【鑑賞眼】
芸術作品を深く味わい,その価値などを明らかにし得る能力。審美眼。「―を養う」

かんしょうき

かんしょうき クワン― [3] 【緩衝器】
⇒緩衝装置(カンシヨウソウチ)

かんしょうぎょ

かんしょうぎょ クワンシヤウ― [3] 【観賞魚】
泳ぐ姿を見て楽しむ目的で飼われる魚。キンギョ・ニシキゴイ・熱帯魚など。

かんしょうけい

かんしょうけい [0] 【干渉計】
一つの光源から出る光を二つまたはそれ以上に分け,再び集めた時にできる干渉縞を観測して,光の波長・屈折率・長さ・スペクトルの微細構造などを測定する装置。

かんしょうこく

かんしょうこく クワン― [3] 【緩衝国】
強国と強国との間に位置し,両国の衝突の危険性を緩和している国家。

かんしょうざいこ

かんしょうざいこ クワン― [5] 【緩衝在庫】
景気変動による需要の急増などに備え企業が保有する在庫。品切れによる信用低下といった危険は回避できるが,在庫保有のコストは増える。

かんしょうしつ

かんしょうしつ クワンシヤウ― [3] 【完晶質】
すべて結晶からなる岩石の組織。深成岩に普通にみられる。
⇔ガラス質

かんしょうしゅぎ

かんしょうしゅぎ [5] 【感傷主義】
⇒センチメンタリズム

かんしょうしょく

かんしょうしょく [3] 【干渉色】
白色光どうしが互いに干渉してできる干渉縞に複雑について見える色。水の表面に浮かんだ油膜や,しゃぼん玉に見られる。

かんしょうしょくぶつ

かんしょうしょくぶつ クワンシヤウ― [6] 【観賞植物】
花・葉・枝振りなどを観賞する目的で栽培される植物。

かんしょうじま

かんしょうじま [0] 【干渉縞】
光の干渉により生ずる縞模様。単色光では明暗の縞ができ,白色光では色がつく。

かんしょうじょう

かんしょうじょう クワンシヨウジヤウ 【菅丞相】
菅原道真(ミチザネ)の異名。

かんしょうせい

かんしょうせい [0] 【干渉性】
⇒コヒーレント

かんしょうそうち

かんしょうそうち クワン―サウ― [5] 【緩衝装置】
急激な機械的衝撃を緩和するための装置。ゴム・ばね・空気・油などの弾性を利用して,衝撃の運動エネルギーを吸収する。車両・銃砲など各種機械装置に組み込まれる。自動車のバンパーもこの一種。緩衝器。ダンパー。

かんしょうちたい

かんしょうちたい クワン― [5][6] 【緩衝地帯】
対立する国と国との間にあって,衝突の危険性を緩和する役割を果たす中立地帯。

かんしょうてき

かんしょうてき [0] 【感傷的】 (形動)
悲哀の感情に動かされやすく,涙もろいさま。センチメンタル。「―になる」「―な文章」

かんしょうば

かんしょうば クワンシヤウ― [0] 【勧商場】
⇒勧工場(カンコウバ)

かんしょうばくや

かんしょうばくや カンシヤウ― [5] 【干将莫耶】
〔「呉越春秋」から。中国の春秋時代に,呉の刀工干将が呉王闔閭(コウリヨ)の頼みで剣を作るとき,妻莫耶の髪を炉に入れて作り上げた二振りの名剣で,雄を「干将」,雌を「莫耶」と名付けたことから〕
名剣のこと。

かんしょうひひょう

かんしょうひひょう [5] 【鑑賞批評】
作品自体の味わいを重視した批評。鑑賞主体である批評家の人格が基準となる点で,対象作品を離れても批評文学として独自の価値をもつ。印象批評はこの一種。

かんしょうふしょう

かんしょうふしょう クワンシヤウ―シヤウ 【官省符荘】
律令制下,太政官符と民部省符によって,不輸租の特権を認められた荘園。

かんしょうりょくち

かんしょうりょくち クワン― [5] 【緩衝緑地】
大気汚染・騒音などの公害防止やコンビナート地帯などの災害防止を図ることを目的として設けた緑地。

かんしょく

かんしょく【閑職】
<hold> an easy post;sinecure (名誉職).→英和

かんしょく

かんしょく【感触】
(the sense of) touch;→英和
feel(ing).→英和

かんしょく

かんしょく [0] 【間食】 (名)スル
決まった食事と食事の間に物を食べること。あいだぐい。「―するから太るのだ」

かんしょく

かんしょく [0] 【閑職】
仕事の少ないひまな職務。重要でない職。「―にまわされる」

かんしょく

かんしょく【間色】
a compound color.

かんしょく

かんしょく【官職】
<hold> a government post; <be in> government service.

かんしょく

かんしょく [0] 【感触】 (名)スル
(1)手や体が他のものにふれた時に得られる感じ。はだざわり。手ざわり。触感。「つるつるした―」「絹の布の柔らかな―」
(2)外界からの働きかけによって心に感じること。感覚。「輓近(チカゴロ)何事に―したのか/当世書生気質(逍遥)」
(3)相手の態度などからそれとなく感じとれるもの。「確かな―が得られた」

かんしょく

かんしょく クワン― [0][1] 【官職】
(1)各国家公務員に割り当てられている一定の職務と責任をもって占める地位。
(2)官吏の担当する役目の一般的な分類である官と,その下の具体的な類別である職。
(3)官制上の地位。

かんしょく

かんしょく [0] 【寒色】
寒い感じを与える色。青や,青系統の色,また無彩色など。冷色。
⇔暖色

かんしょく

かんしょく [0] 【寒食】
昔,中国で冬至後一〇五日目の日は風雨が激しいとして,この日には火を断って煮たきしない物を食べた風習。また,その日。冷食。かんじき。

かんしょく

かんしょく [0] 【間色】
原色と原色の間の,やわらかい感じの色。また原色を混ぜ合わせてできた色。中間色。

かんしょく

かんしょく【間食する】
eat <something> between meals.

かんしょくせい

かんしょくせい [0] 【感色性】
感光材料が光の各スペクトルに対して感応する性質。「―色素」

かんしょけい

かんしょけい [0] 【寒暑計】
寒暖計。「―華氏七十五,六度を示す/日乗(荷風)」

かんしょせんせい

かんしょせんせい 【甘藷先生】
青木昆陽を親しんでいう語。

かんしょとう

かんしょとう [0] 【甘蔗糖】
サトウキビの茎の汁からとった砂糖。

かんしょよみ

かんしょよみ 【漢書読み】
⇒漢籍読(カンセキヨ)み(1)

かんしるい

かんしるい クワンシ― [3] 【管歯類】
臼歯に特徴的な管状の構造を持つ哺乳類の一グループ。現生種はツチブタのみ。中新世以後の化石種が発見されているが,進化史的に大きな発展をしたとは考えられず,系統分類学上の位置づけは不明な点が多い。

かんしん

かんしん [0] 【諫臣】
主君の悪いところをいさめる家来。

かんしん

かんしん [0] 【閑心】
静かでみやびやかな心。閑雅な心。「此の道はひとへに―のもてあそびなる故に/ささめごと」

かんしん

かんしん [0] 【汗疹】
あせも。

かんしん

かんしん [0] 【奸臣・姦臣】
よこしまな家来。腹黒い家臣。

かんしん

かんしん [0] 【感震】
地震を感知すること。

かんしん

かんしん [0] 【感心】
■一■ (名)スル
(1)すぐれたものとして,深く感じて心を動かされること。「達者な日本語に―する」
(2)(逆説的に)驚きあきれる気持ちをもつこと。「君のずうずうしさには―するよ」
■二■ (形動)[文]ナリ
行動・態度などが立派でほめるべきさまだ。「―な少年」

かんしん

かんしん【歓心を買う】
curry favor with <influential people> ;win a person's favor.

かんしん

かんしん【関心】
concern;→英和
interest.→英和
〜を持つ(持たない) be interested in (be indifferent to).〜の的 <become> the center of interest.→英和
‖関心事 (a matter of) concern.

かんしん

かんしん【感心】
admiration;→英和
wonder.→英和
〜な admirable;→英和
praiseworthy.→英和
〜する admire;→英和
be deeply impressed <with,by> .〜しない be dissatisfied <with> .

かんしん

かんしん クワン― [0] 【関心】
物事に興味をもったり,注意を払ったりすること。気にかけること。「政治に―をもつ」

かんしん

かんしん [0] 【奸心・姦心】
よこしまな心。ねじけた心。

かんしん

かんしん [0] 【寒心】 (名)スル
〔「かんじん」とも〕
恐ろしいことに遭い,ぞっとすること。「惨な言葉が容易く出ると云ふ事は―すべき事である/一隅より(晶子)」

かんしん

かんしん クワン― [0] 【歓心】
人の心をよろこばせること。また,うれしく思う心。「美女の―を得る」

かんしん

かんしん 【韓信】
(?-前196) 中国,前漢初の武将。蕭何(シヨウカ)・張良とともに漢の三傑の一人。項羽(コウウ)に従ったが用いられず,劉邦(リユウホウ)に従い華北を平定。漢の統一後,斉王から楚王に遷され,のち反逆の疑いで捕らわれ殺された。

かんしん

かんしん [0] 【甘心】 (名)スル
〔「かんじん」とも〕
(1)満足すること。快く思うこと。「此儀然るべし,とぞ―せられける/太平記 19」
(2)心の内で納得すること。「理論を聴分けて―すべきものならねば/緑簑談(南翠)」

かんしん

かんしん 【勘進】
(1)考え調べて,申し上げること。
(2)「勘申(カンジン)」に同じ。

かんしん

かんしん クワン― [0] 【管鍼】
管の中に入れて使用する鍼術(シンジユツ)用の鍼(ハリ)。江戸時代,検校杉山和一が創始。くだばり。

かんしん

かんしん【寒心すべき】
deplorable;→英和
alarming.→英和

かんしん=し∘ない

――し∘ない
よいとは思えない。賛成できない。

かんしん=の股(マタ)くぐり

――の股(マタ)くぐり
〔史記(淮陰侯伝)〕
韓信が若い頃,町で無頼の青年に辱められ相手の股をくぐったが,のちに大をなしたという故事。大志のある者は目前の小事には忍耐して争わないというたとえ。

かんしん=を買(カ)う

――を買(カ)・う
人の気に入られるようにつとめる。他人の機嫌をとる。「上役の―・う」

かんしんき

かんしんき [3] 【感震器】
地震の有無を検出する器械。
→地震計

かんしんさた

かんしんさた 【勘進沙汰】
鎌倉時代,幕府が年末に諸役人の一年中の出欠や事務取り扱いなどを調査して,その功労・過失を評定すること。

かんしんじ

かんしんじ クワンシン― 【観心寺】
大阪府河内長野市寺元にある真言宗の寺。山号は檜尾山。役小角(エンノオヅノ)創建と伝える。827年実恵・真紹が寺塔を建立。南朝の崇敬あつく,楠木正成の墓がある。金堂は南北朝時代の創建で,和様に大仏様・禅宗様を応用した折衷様式(観心寺様式)として有名。本尊如意輪観音像とともに国宝。

かんしんじ

かんしんじ クワン― [3] 【関心事】
特に気にかけている事柄。「目下(モツカ)の―」

かんしんせい

かんしんせい クワンシン― [3] 【完新世】
地質時代の最も新しい世(セイ)。新生代第四紀更新世に次ぐ。最後の氷期が終わった約一万年前から現在までの期間。人類が大発展を遂げた。沖積世。後氷期。現世。

かんしんとう

かんしんとう クワンシン― [3] 【完新統】
完新世に形成された地層。沖積統。

かんじ

かんじ [0] 【漢字】
中国で作り出され,今日も用いられている表意文字。原則として,一字一音節で一語を表す。殷墟から出土した紀元前一五世紀頃の甲骨文字が現存最古のもの。日本に伝来した漢字としては,一世紀頃の貨泉や委奴国王(ワノナノコクオウ)の金印などが古い。現在,中国・韓国・日本で使われている。五万字ほど作られたが,一時代で実際に使われたのは五千字程度。日本で作った「働」「榊」「峠」などの国字も,一般には含めていう。本字。真字。真名(マナ)。男文字。
→仮名

かんじ

かんじ [1] 【閑事】
実生活に役立たないこと。むだごと。

かんじ

かんじ クワン― [0] 【冠辞】
(1)語に冠して修飾を加える詞(コトバ)。
(2)枕詞(マクラコトバ)。

かんじ

かんじ クワン― [1] 【官事】
官に属する事柄・仕事。公事。

かんじ

かんじ [1][0] 【寒じ】
〔動詞「寒ず」の連用形から〕
身にしみるような寒さ。「今年は別して―が強いのと/新世帯(秋声)」

かんじ

かんじ クワン― [1] 【官寺】
(1)律令制下,伽藍の造営や維持の費用を国家から受けた寺。国分寺など。
(2)鎌倉時代,幕府が特に保護した臨済宗の五山十刹など。

かんじ

かんじ クワンヂ 【寛治】
年号(1087.4.7-1094.12.15)。応徳の後,嘉保の前。堀河天皇の代。

かんじ

かんじ クワンヂ [1] 【完治】 (名)スル
⇒かんち(完治)

かんじ

かんじ [0][1] 【甘辞】
巧みな,口先だけの言葉。甘言。

かんじ

かんじ [0] 【感じ】
(1)外界の刺激によって生じる感覚。「指先の―が鈍る」
(2)物事に接して感じたこと。印象や感想,感触など。「夢を見ているような―だ」「―が悪い」
(3)そのものらしい味わいや雰囲気。「効果音で祭りの―を出す」

かんじ

かんじ【幹事】
a secretary;→英和
a manager.→英和
幹事長 a chief secretary.

かんじ

かんじ [1] 【監寺】
⇒かんす(監寺)

かんじ

かんじ クワン― [1] 【莞爾】 ((ト/タリ))[文]形動タリ
にっこりとほほえむさま。「―として笑う」

かんじ

かんじ クワン― [1] 【官次】
官の上下による席次。

かんじ

かんじ【感じ】
feeling;→英和
sense (感覚);→英和
touch (触覚);→英和
an impression (印象);→英和
the effect (芸術などの効果).→英和
〜がする feel;→英和
have a <queer> feeling.〜の良い(悪い) (dis)agreeable.→英和
〜が鋭い(鈍い) sensitive (dull).→英和
良い(悪い)〜を与える impress <a person> (un)favorably.

かんじ

かんじ【監事】
an inspector;→英和
an auditor (会計).→英和

かんじ

かんじ [1] 【幹事】
(1)会や団体などの世話役。「旅行の―」「同窓会の―」
(2)中心となって業務をつかさどる役。「―長」「常任―」

かんじ

かんじ【漢字】
a Chinese character.‖漢字制限 restriction on the use of Chinese characters.常用漢字 the Chinese characters for everyday use.

かんじ

かんじ [1] 【監事】
(1)〔法〕 法人の財産および理事の業務執行を監査する機関。会社では監査役と呼ばれる。
(2)団体などの事務を受け持つ役。また,その人。

かんじいる

かんじい・る [4] 【感じ入る】 (動ラ五[四])
すっかり感心する。「彼の勇気ある行動に,皆いたく―・った」

かんじおん

かんじおん [3] 【漢字音】
中国における発音に基づいて,日本で行われている漢字の読み方。日本語の音韻体系にとり入れるため原音を変えたものがあり,中国での発音と同一ではない。伝来の時期などにより,呉音・漢音・唐音などに区別される。字音。音。

かんじかいしゃ

かんじかいしゃ [4] 【幹事会社】
有価証券の募集・売り出しにあたり,引受シンジケート団を代表してその発行者または所有者と元引受に関する基本的事項の取り決めを行う証券会社。

かんじかなまじりぶん

かんじかなまじりぶん [0][8] 【漢字仮名交じり文】
国語を書き表す最も普通の表記法で,漢字と平仮名(または片仮名)を混用するもの。奈良時代に興る。漢字と仮名の書き分けはかなり自由であるが,用言語尾・助動詞・助詞など必ず仮名で書くところが社会習慣として確立し,語や文節の切れ目をはっきりさせている。仮名交じり文。

かんじき

かんじき [0] 【樏・橇】
雪の中に足を踏み込んだり,すべったりしないように靴などの下に付けるもの。木の枝やつるなどを輪に撓(タ)めたものや,それに滑り止めの木爪をつけたものがある。かじき。わかんじき。[季]冬。《―をはいて一歩や雪の上/虚子》
樏[図]

かんじき

かんじき【樏】
(a pair of) snow-shoes.

かんじぎょう

かんじぎょう [3] 【閑事業】
ひまにまかせてする仕事。また,実用を顧慮しない仕事。「お道楽の―」

かんじく

かんじく クワンヂク [0] 【巻軸】
(1)文書・書画などを表装して軸に巻いたもの。巻物。
(2)巻物の軸に近い部分。すなわち一巻の末尾。
(3)巻中の最も優れた詩・歌・俳句。
(4)歌舞伎評判記などで,それぞれの部門の最高位の役者に与えられる称号。
(5)連判状などの最後に署名すること。最も重きをなす者が行う。

かんじこう

かんじこう クワンジカウ 【冠辞考】
枕詞(マクラコトバ)の辞書。一〇巻。賀茂真淵著。1757年成立。記紀・万葉の枕詞の意味・用法を記す。

かんじごはいしのぎ

かんじごはいしのぎ 【漢字御廃止之儀】
⇒漢字廃止論(カンジハイシロン)

かんじさんおんこう

かんじさんおんこう 【漢字三音考】
音韻書。一巻。本居宣長(ノリナガ)著。1785年刊。日本語の音と,漢字の三音(漢音・呉音・唐音)について説いたもの。付録では音便について総括的に述べている。

かんじざい

かんじざい クワン― [3] 【観自在】
〔仏〕
(1)すべてを思いのままに見ることができること。
(2)「観自在菩薩(ボサツ)」の略。

かんじざいぼさつ

かんじざいぼさつ クワン― 【観自在菩薩】
⇒観世音菩薩(カンゼオンボサツ)

かんじつ

かんじつ [0] 【閑日】
ひまな日。用事のない日。「―を送る」

かんじつげつ

かんじつげつ [3][4] 【閑日月】
(1)ひまな月日。「―を送る」
(2)心にゆとりのあること。「英雄―あり」

かんじとる

かんじと・る [4] 【感じ取る】 (動ラ五[四])
様子などから直感によって知る。「その場のただならぬ気配を―・る」「深い意味を―・る」
[可能] かんじとれる

かんじのうりょくけんてい

かんじのうりょくけんてい [8] 【漢字能力検定】
漢字を読み書きする能力を検定する試験。1975年(昭和50)開始。一級,準一級から七級までの八段階に分けられる。

かんじはいしろん

かんじはいしろん [6] 【漢字廃止論】
漢字の使用をやめ,仮名かローマ字あるいは新字を作るかして日本語を表記しようとする考え。漢字は字種が多く,字形も読み方も複雑で学習しにくい,印刷・タイプライターなどに不向きで非能率的だ,国際性に乏しいなどの理由から主張されている。1866年(慶応2)の前島密が徳川慶喜に建白した「漢字御廃止之儀」が最も早い。

かんじゃ

かんじゃ クワン― [1] 【宦者】
「宦官(カンガン)」に同じ。

かんじゃ

かんじゃ【患者】
a patient;→英和
a case <of cholera> .→英和

かんじゃ

かんじゃ [1] 【奸邪・姦邪】
よこしまなこと。また,その人。「醜悪―の人物といへども/小説神髄(逍遥)」

かんじゃ

かんじゃ [0] 【間者】
敵方の様子を探る者。間諜(カンチヨウ)。スパイ。

かんじゃ

かんじゃ クワン― [1] 【冠者】
(1)元服式を済ませて,冠を着けている少年。また,若者。「其の―しかるべき所に宮仕へしける程に/今昔 29」
(2)六位で無官の人。「匡房卿いまだ無官にて江―とてありけるを/十訓 1」
(3)召し使いの若者。
〔室町後期以降撥音の無表記形から出た「くわじゃ」の語形も多く用いられるようになった〕

かんじゃ

かんじゃ クワン― [0] 【患者】
病人やけが人。主に医者の側からいう言葉。「外来―」

かんじゃ

かんじゃ 【勘者】
よく気が付いて,頭のはたらきのよい者。目はしのよく利く人。「人の気のつかぬ所を,さりとは名誉の―と/浮世草子・武家義理物語 3」

かんじゃく

かんじゃく [0] 【閑寂】 (名・形動)[文]ナリ
(1)もの静かなさま。静かで趣のあるさま。かんせき。「―な境内」
(2)蕉風俳諧の美的理念の一。さび。
[派生] ――さ(名)

かんじゃく

かんじゃく クワン― 【貫籍】
律令制で,戸籍につけること。また,本籍地の戸籍。貫属。かんせき。

かんじやすい

かんじやす・い [5] 【感じ易い】 (形)[文]ク かんじやす・し
ちょっとしたことにも感情を動かされがちである。「―・い年頃」
[派生] ――さ(名)

かんじゅ

かんじゅ [1][0] 【感受】 (名)スル
心で感じとること。「物の作用を―する精神の本体/善の研究(幾多郎)」

かんじゅ

かんじゅ クワン― [1] 【官需】
政府の需要。また,その物。
⇔民需

かんじゅ

かんじゅ クワン― [1] 【官儒】
幕府や朝廷に仕える儒者。

かんじゅ

かんじゅ【甘受する】
put up with;submit <to an insult> .→英和

かんじゅ

かんじゅ クワン― 【巻数】
(1)僧が願主の依頼で読誦(ドクジユ)した経典や陀羅尼(ダラニ)の目録や度数を記して願主に送る文書。かんず。「寺僧―を捧げて来たれり/太平記 6」
(2){(1)}にならって,神官が中臣(ナカトミ)の祓(ハラエ)の回数を記して願主に送った札。

かんじゅ

かんじゅ クワン― [0][1] 【貫首・貫主】
〔「かんしゅ」とも。貫籍(カンジヤク)の筆頭人の意〕
(1)最上位の人。「家の―として一門の間に楗(ケン)をおし開き/海道記」
(2)蔵人頭(クロウドノトウ)の別名。
(3)天台座主(ザス)の別名。のち各宗派の本山や諸大寺の管長の呼称。管主(カンシユ)。貫長。

かんじゅ

かんじゅ【感受する】
be impressed <with> ;pick up (無電など);receive.→英和
‖感受性 susceptibility;receptivity.感受性の強い sensitive.

かんじゅ

かんじゅ [1] 【甘受】 (名)スル
甘んじて受け入れること。「あえて批判を―する」
〔本来は,快く受け入れる意〕

かんじゅ

かんじゅ [1] 【紺珠】
手でなでると記憶がよみがえるという紺色の玉。唐の張説が持っていたという。

かんじゅ

かんじゅ 【干珠】
海に投げれば,潮が干るという珠(タマ)。しおひるたま。
⇔満珠(マンジユ)
「竜宮城に宝とする―満珠を借り召さる/太平記 39」

かんじゅ

かんじゅ [1] 【漢儒】
中国の儒者。また,一般に儒学者。

かんじゅうしき

かんじゅうしき [3] 【間充織】
真正後生動物の発生過程の各期にみられる幼若な結合組織。星状または不規則な突起をもつ遊離細胞と細胞間質より成る。中胚葉に由来し,結合組織の分化に関係する。間充組織。間葉。

かんじゅうゲル

かんじゅうゲル [5] 【間充―】
(1)海綿動物の皮層と胃層との間にある寒天状物質の層。皮層や胃層から移入した変形細胞・骨片母細胞・原生細胞などが散在する。
(2)腔腸動物の表皮と腔腸との間にある寒天状物質の層。中膠(チユウコウ)。

かんじゅく

かんじゅく クワン― [0] 【完熟】 (名)スル
実や種が完全に熟すこと。「―するのを待って収穫する」「―トマト」

かんじゅく

かんじゅく クワン― [0] 【慣熟】 (名)スル
物事に十分になれて,上手になること。「芸に―することを求め/西国立志編(正直)」

かんじゅく

かんじゅく【完熟した】
fully ripened.

かんじゅじ

かんじゅじ クワンジユ― 【勧修寺】
京都市山科区にある真言宗山階(ヤマシナ)派の本山。山号は亀甲山。900年醍醐天皇の母藤原胤子の願によって創建。承俊が開基。定額寺(ジヨウガクジ)となる。山科門跡(モンゼキ)。かじゅうじ。かじゅじ。

かんじゅせい

かんじゅせい [0] 【感受性】
外界からの刺激を深く感じ取り,心に受けとめる能力。「―が鋭い」「―が豊かだ」

かんじょ

かんじょ【官女】
a court lady.

かんじょ

かんじょ クワン― [1] 【緩徐】 (形動)[文]ナリ
動作・調子などが,ゆるやかなさま。「―楽章」「―なる傾斜/肉弾(忠温)」

かんじょ

かんじょ 【漢書】
中国の正史の一。前漢の歴史を記した紀伝体の書。一二〇巻。後漢の班固の撰,妹の班昭の補修。82年頃成立。本紀一三,表一〇,志一八,列伝七九巻より成る。通史である「史記」に対し断代史の新例をひらき,正史の典型となった。前漢書。西漢書。

かんじょ

かんじょ クワン― 【還昇】
⇒かんじょう(還昇)

かんじょ

かんじょ クワンヂヨ [1] 【官女】
宮中や将軍家などに仕える女。女官(ニヨカン)。かんにょ。

かんじょ

かんじょ クワンヂヨ 【丱女】
総角(アゲマキ)に髪を結った少女。童女。かんにょ。「漢武,或いは童男―をつかはし/平家 7」

かんじょ

かんじょ 【閑所・閑処】
(1)〔「かんしょ」とも〕
人気のない,静かな所。また,私室。「弟子共―より直(アタイ)をとらせて返してけり/沙石 5」
(2)便所。灌所(カンジヨ)。[日葡]

かんじょ

かんじょ クワン― [1] 【寛恕】 (名)スル
心が広く,思いやりのあること。また,とがめずにゆるすこと。「読者の―を請う」「徳川氏は之を―したりと雖も/日本開化小史(卯吉)」

かんじょ

かんじょ クワン― [1] 【灌所】
(1)手を洗う所。
(2)便所。閑所(カンジヨ)。

かんじょ

かんじょ 【感書】
⇒感状(カンジヨウ)

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ [0] 【冠状】
かんむりのような形。かんむり状。

かんじょう

かんじょう クワンヂヤウ [0] 【灌頂】
〔梵 abhiṣeka; abhiṣecana の訳。古くインドで,国王の即位,または立太子の際,頭頂に水を注いだ儀式から転じたもの〕
(1)〔仏〕
 (ア)菩薩が最終の位にはいる時,仏が智慧の水を注ぐこと。
 (イ)密教の儀式。伝法・授戒・結縁などのとき,香水(コウズイ)を受者の頭に注ぐこと。
 (ウ)墓参りなどのとき,墓に閼伽(アカ)の水を注ぎかけること。
(2)雅楽・謡物(ウタイモノ)・和歌などで秘曲や秘事を伝授すること。

かんじょう

かんじょう 【勘状】
考えた結果を記した書面。「法家の―にまかせて,死罪一等を減じて/平家 2」

かんじょう

かんじょう [0] 【艦上】
軍艦の上。

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ [0] 【環状】
輪のような形。

かんじょう

かんじょう [0] 【感情】
(1)喜んだり悲しんだりする,心の動き。気持ち。気分。「―に訴える」「―を顔に出す」「―を害する」「―を込めて歌う」
(2)〔心〕 ある状態や対象に対する主観的な価値づけ。「美しい」「感じが悪い」など対象に関するものと,「快い」「不満だ」など主体自身に関するものがある。また,一時的なものを情動,持続的なものを気分と呼び分ける場合もある。
→かんせい(感情)

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ [3] 【管状】
管(クダ)または筒のような形をしていること。

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ [0] 【歓情】
よろこぶ心。よろこびの感情。「―既に当初相見し時の如くならず/日乗(荷風)」

かんじょう

かんじょう クワン― 【還昇】
「還(カエ)り殿上(テンジヨウ)」に同じ。かんじょ。げんじょう。

かんじょう

かんじょう クワンヂヤウ [0] 【観場】
展示場。陳列場。「―を開きしときは/西洋聞見録(文夫)」

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ 【款状】
官位を望む旨や,訴訟の趣を記した嘆願書。かじょう。「九条相国伊通公の―にも…自讃せられたり/徒然 238」

かんじょう

かんじょう [0] 【感状】
(1)戦功をたたえて司令官が与える賞状。「―上聞に達する」
(2)武将が家臣の軍忠を認めて発給する文書。所領安堵などの証拠文書となった。

かんじょう

かんじょう【感情】
feeling(s);→英和
(an) emotion (情緒);→英和
(a) passion (激情);→英和
(a) sentiment (情操).→英和
〜的な(に) sentimental(-ly);→英和
emotional(ly).→英和
〜を害する hurt a person's feelings;offend <a person> (人の);→英和
take offense <at> (自分が).〜に走る give way to one's feelings.一時の〜にかられて on the impulse of the moment.→英和
‖感情移入 empathy.感情論 an argument based on emotion.

かんじょう

かんじょう【勘定】
counting;calculation (計算);an estimate (見積り);→英和
payment (支払);→英和
settlement (決算);→英和
a bill (勘定書).→英和
〜する count;→英和
calculate;→英和
estimate (見積もる);settle one's accounts;pay one's bill.〜高い calculating.→英和
〜に入れる(ない) take into account (leave <a matter> out of consideration).〜をお願いします Bill[ <米> Check],please.

かんじょう

かんじょう【管状の】
tubular;→英和
tube-shaped.

かんじょう

かんじょう【環状の】
loop;→英和
circular.→英和
‖環状線(鉄道) a loop[belt]line.環状道路 a loop[circular]road.

かんじょう

かんじょう クワンジヤウ [0] 【勧請】 (名)スル
(1)神仏の来臨を請うこと。
(2)神仏の分霊を他の場所に移しまつること。宇佐神宮から分霊を迎えて石清水八幡宮をまつったことなどはその例。

かんじょう

かんじょう [0] 【函丈】
〔礼記(曲礼上)「席間函�丈」による。「函」は中に入れる意。師に対して一丈(約3メートル)ほどの距離を置いて席をとること〕
師に対する敬称。先生や目上の人に奉る書状のあて名に添える敬称。

かんじょう

かんじょう [0] 【干城】
〔「干」は楯(タテ)の意〕
楯となり城となって,国家を守護する武人。軍人。「君国の―」

かんじょう

かんじょう [3] 【勘定】 (名)スル
(1)物の数や金銭などを数えること。「人数を―する」
(2)代金を払うこと。また,その代金。「料理屋の―を済ませる」
(3)見積もり。予測。「―の外(ホカ)の出来事」
(4)物事の利害を計算すること。「―が先に立つ人」「損得―」
(5)いろいろと考え合わせたあげくの結論。「結局は損得なしになるという―さ」
(6)簿記で,資産・負債・資本などについてその増減を記すために細分された単位。現金勘定・資本金勘定など。
(7)考え定めること。かんてい。「ただ身ひとりの上を―すべし/こんてむつすむん地」
〔(7)が原義〕

かんじょう

かんじょう【冠状の】
coronary.→英和
冠状動脈[静脈]coronary artery[vein].

かんじょう=に入れる

――に入・れる
(1)計算するものの中に加える。
(2)考慮の対象とする。考慮に入れる。「彼も―・れておこう」

かんじょう=を害(ガイ)する

――を害(ガイ)・する
人を不快な気持ちにさせる。また,不快な気分になる。

かんじょう=合って銭(ゼニ)足(タ)らず

――合って銭(ゼニ)足(タ)らず
計算に間違いはないが,現金が足りない意。理論と現実とが合わないたとえ。

かんじょういにゅう

かんじょういにゅう [5] 【感情移入】
(1)他人の言葉や表情をもとに,その感情や態度を追体験すること。共感。
(2)〔哲〕
〔英 empathy; (ドイツ) Einfühlung〕
リップスの美学などで,自然や芸術作品などの対象に自分の感情を投射し一体化すること。

かんじょうか

かんじょうか [0] 【感情家】
すぐに感情をあらわにする人。感情に左右されやすい人。

かんじょうか

かんじょうか クワンジヤウクワ [3] 【管状花】
合弁花冠をもつ花の一形。全花弁がつながり筒形となるもの。キク科の頭状花序などにみられる。筒状花(トウジヨウカ)。

かんじょうかた

かんじょうかた [0] 【勘定方】
(1)金銭出納をつかさどる役。会計係。
(2)江戸時代,幕府の諸役にあって金銭の出納を担当する役。勝手(カツテ)方。

かんじょうかもく

かんじょうかもく [5] 【勘定科目】
簿記の計算単位となる各勘定に対して与えられた名称。元帳の口座の科目。

かんじょうがき

かんじょうがき [0] 【勘定書き】
売掛金や代金を書いた請求書。

かんじょうがしら

かんじょうがしら [5] 【勘定頭】
勘定奉行(ブギヨウ)の古名。

かんじょうき

かんじょうき [3] 【艦上機】
航空母艦に載せ甲板から発着する飛行機。

かんじょうきょういく

かんじょうきょういく カンジヤウケウイク 【感情教育】
〔原題 (フランス) L'Éducation sentimentale〕
フローベールの長編小説。1869年刊。平凡な一青年の恋愛を中心とする様々な体験とその果ての幻滅を描くとともに,フランス二月革命前後の社会を精緻に描出。

かんじょうきん

かんじょうきん クワンジヤウ― [0] 【環状筋】
脊椎動物の腸管壁や環形動物の体壁などにある筋肉層のうち,筋繊維が内腔を環状にとりかこむもの。縦走筋と内外二層をなし,互いに拮抗(キツコウ)的にはたらいて管の運動を起こす。輪走筋。

かんじょうきん

かんじょうきん【桿状菌】
a bacillus.→英和

かんじょうぎんみやく

かんじょうぎんみやく [7][0] 【勘定吟味役】
江戸幕府の職名。勘定奉行に次ぐ地位に列し,勘定所の事務一切を監査し,奉行以下の行政に不正があれば老中に報告する権限があった。1682年に設置。元禄中は廃止,1712年に再び設置。勘定吟味方。

かんじょうくみがしら

かんじょうくみがしら [7] 【勘定組頭】
江戸幕府の職名。勘定奉行に属す。公事方,勝手方に分属して事務をつかさどり,また普請・修復の検分を行なった。

かんじょうげんけいき

かんじょうげんけいき クワンヂヤウ― 【官場現形記】
中国,清代の小説。李宝嘉(リホウカ)著。一九〇一〜六年成立。義和団事件直後の社会を背景とし,官界の腐敗堕落を暴露。

かんじょうこうざ

かんじょうこうざ [5] 【勘定口座】
簿記で,借り方・貸し方に分けて計算・記録をする帳簿上の場所。

かんじょうこつ

かんじょうこつ クワンジヤウ― [3] 【管状骨】
⇒長骨(チヨウコツ)

かんじょうし

かんじょうし クワンジヤウ― [3] 【管城子】
〔筆の発明者といわれた秦の武将蒙恬(モウテン)が管城に封ぜられ,管城子と名乗ったという韓愈「毛穎(モウエイ)伝」の故事から〕
筆の異名。

かんじょうしゅうらく

かんじょうしゅうらく クワンジヤウシフ― [5] 【環状集落】
中央に広場と集団墓地を設け,その周りに竪穴住居を環状・同心円形に配置した,縄文時代集落の典型的な形。前期〜後期の集団の拠点的な集落。

かんじょうしょ

かんじょうしょ [0][5] 【勘定書】
(1)取引の要領を記録して,貸借の関係を明らかにさせる書類。
(2)代金・売掛金の請求書。かんじょうがき。

かんじょうしょ

かんじょうしょ [0][5] 【勘定所】
勘定奉行を長官とする江戸幕府の役所。
→勘定奉行

かんじょうしんけいけい

かんじょうしんけいけい クワンジヤウ― [0] 【管状神経系】
脊椎動物にみられる中枢神経系。神経管に由来し,前方に脳,後方に脊髄が生じる。

かんじょうじゅんかん

かんじょうじゅんかん クワンジヤウ―クワン [5] 【冠状循環】
心臓が機能するために必要な物質を供給するため,冠状動脈が行う血液の循環。

かんじょうじり

かんじょうじり [0] 【勘定尻】
金銭勘定の結果,帳簿の終わりの部分に現れる金額。帳尻(チヨウジリ)。

かんじょうずく

かんじょうずく [0] 【勘定尽く】 (名・形動)[文]ナリ
損得だけで事をする・こと(さま)。そろばんずく。計算ずく。「―で仕事をする」

かんじょうせいうん

かんじょうせいうん クワンジヤウ― [5] 【環状星雲】
琴座のベータ星とガンマ星の間にある星雲。中心星の発する高温の光によってそのまわりのガス体が環状に輝いて見える。リング星雲。

かんじょうせきふ

かんじょうせきふ クワンジヤウ― [5] 【環状石斧】
弥生時代の石器で,中央に孔があり円盤状で周縁に刃のある石斧。刃のないものを環石という。棍棒(コンボウ)の頭として武器に使われたとされる。

かんじょうせん

かんじょうせん クワンジヤウ― [0] 【環状線】
環状になっている道路,またはバス・鉄道などの路線。

かんじょうそしき

かんじょうそしき クワンジヤウ― [5] 【管状組織】
高等植物の組織で,同じ性質の細胞が縦または横に並び,隔壁が消失して長いくだとなった組織。道管・師管など。

かんじょうたい

かんじょうたい カンジヤウ― [0] 【桿状体・杆状体】
脊椎動物の目の網膜にある視細胞の一。ロドプシン(視紅)と呼ばれる感光色素を含み,長円柱状の細胞体の形状からこの名がある。桿体。棒細胞。
→錐状体(スイジヨウタイ)

かんじょうだいほうおうじ

かんじょうだいほうおうじ クワンヂヤウダイホフワウジ 【灌頂大法王子】
〔仏〕 灌頂を受けた菩薩の尊称。

かんじょうだかい

かんじょうだか・い カンヂヤウ― [6] 【勘定高い】 (形)[文]ク かんぢやうだか・し
利害に敏感で打算的だ。「―・い商人」
[派生] ――さ(名)

かんじょうだん

かんじょうだん クワンヂヤウ― [3] 【灌頂壇】
灌頂を行うために設ける壇。

かんじょうちょう

かんじょうちょう [0] 【勘定帳】
(1)金銭・米穀の出納を記載する帳簿。また,江戸時代に商家で正月または歳末に毎年作った財産目録。
(2)江戸幕府の郡代・代官が金銭・米穀の出納を記載した公帳簿。

かんじょうてき

かんじょうてき [0] 【感情的】 (形動)
(1)感情に関するさま。「―な対立」「君の意見は―にはよくわかる」
(2)理性を失い,すぐ感情に走るさま。
⇔理性的
「―になる」

かんじょうどう

かんじょうどう クワンヂヤウダウ [0] 【灌頂堂】
灌頂を行う堂。

かんじょうどうみゃく

かんじょうどうみゃく クワンジヤウ― [5] 【冠状動脈】
大動脈の基部から枝分かれして心臓壁を上から下へとりまいている動脈。心臓組織に酸素や栄養を供給する。冠動脈。

かんじょうどり

かんじょうどり クワンジヤウ― [5] 【環状土籬】
縄文時代後期の北海道に特有の墓地。円形竪穴の周りに堤を設け,多くの墓穴をつくった集団墓。千歳市キウス遺跡が代表例。周堤墓。

かんじょうのごしょ

かんじょうのごしょ クワンヂヤウ― 【灌頂の御所】
昔,宮中で天皇の安全を祈祷(キトウ)し,また秘法を行なった真言道場。灌頂道場。

かんじょうのし

かんじょうのし クワンヂヤウ― 【灌頂の師】
真言宗で,伝法灌頂を受け,他人に灌頂を授ける資格を有する阿闍梨(アジヤリ)。灌頂大阿闍梨。

かんじょうはくひ

かんじょうはくひ クワンジヤウ― [5] 【環状剥皮】
木の幹または太い枝に細く浅い切り込みを入れて樹皮を環状に取り除く方法。剥皮部の上方で不定根が発生しやすくなるため,取り木などの際用いる。環状除皮。

かんじょうば

かんじょうば [0] 【勘定場】
(1)商店などで,代金を支払う所。
(2)芝居小屋などで,会計を取りしきる部署。

かんじょうばん

かんじょうばん クワンヂヤウ― [3] 【灌頂幡】
仏具の一。元来灌頂の儀式に用いたもの。長く垂らした細長い幡(ハタ)。金銅や布などで作る。一説に,幡の端が人の頭に触れるのが灌頂に似ることからともいう。灌頂のはた。

かんじょうび

かんじょうび [3] 【勘定日】
(1)商店などで,掛け代金などの精算日。
(2)賃金の支払日。
(3)株式取引所における定期取引の受け渡し決算日。

かんじょうぶぎょう

かんじょうぶぎょう [5] 【勘定奉行】
(1)室町時代,大名の家に置かれた職名。領内の年貢収納などを管掌した。勘定頭。
(2)江戸幕府の職名。寺社奉行・江戸町奉行とともに「三奉行」の一。老中の支配に属し,勝手方二人と公事(クジ)方二人があり,幕府の直轄領の収税,金銭の出納,領内の農民の訴訟をつかさどった。勘定頭。

かんじょうもりどいこう

かんじょうもりどいこう クワンジヤウ―ヰコウ [8] 【環状盛土遺構】
盛土をドーナツ状の堤に造った縄文時代の遺構。最初に発見された栃木県小山市寺野東遺跡のものは直径165メートル,高さ5メートル,祭祀儀礼の場と考えられている。

かんじょうより

かんじょうより [0] 【勘定縒り】
こより。

かんじょうらく

かんじょうらく クワンジヤウラク 【還城楽】
⇒げんじょうらく(還城楽)

かんじょうれっせき

かんじょうれっせき クワンジヤウ― [5] 【環状列石】
新石器時代の遺構。立石などを直径数十メートルの円環状に並べたもの。日本では東北・北海道にみられる。ストーン-サークル。
環状列石[図]

かんじょうろん

かんじょうろん [3] 【感情論】
理知的でなく,感情にかられた,また主観にかたよった議論。

かんじより

かんじより [0] 【かんじ縒り】
こより。かんじん縒り。

かんじる

かん・じる [0] 【感じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「感ずる」の上一段化〕
「感ずる」に同じ。「痛みを―・じる」

かんじる

かん・じる クワン― [0] 【観じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「観ずる」の上一段化〕
「観ずる」に同じ。「世を無常と―・じる」

かんじる

かんじる【感じる】
feel;→英和
be aware[conscious] <of> (知覚する);be impressed <by,with> (感動する);be moved[touched] <by> ;be affected <by> (影響される).感じやすい sensitive <to> .→英和
空腹(痛み)を〜 feel hungry (pain).不便を〜 find <it> inconvenient <to do> .

かんじん

かんじん [0] 【閑人】
(1)ひまな人。ひまじん。「―閑話」
(2)俗世間を離れてわび住まいする風流人。「―の茅舎をとひて/野ざらし紀行」

かんじん

かんじん【歓進】
solicitation for subscriptions <for religious purpose> .‖勧進帳 a subscription book[list].勧進元 a promoter.

かんじん

かんじん【肝心な】
important;→英和
essential;→英和
vital.→英和

かんじん

かんじん クワン― [0] 【寛仁】 (名・形動)[文]ナリ
心がひろく,思いやりのある・こと(さま)。かんにん。「先生の―なるに敬服しける/二宮尊徳(露伴)」

かんじん

かんじん [0] 【韓人】
朝鮮の人。朝鮮人。

かんじん

かんじん [0] 【奸人・姦人】
心のよこしまな人。悪者。

かんじん

かんじん [0] 【肝心・肝腎】 (名・形動)[文]ナリ
〔肝臓と心臓,あるいは肝臓と腎臓は,人体にとってきわめて重要な部位であることから〕
特に大切なこと。非常に重要なこと。また,そのさま。肝要。「何よりも基本が―だ」「―な事を忘れていた」

かんじん

かんじん 【勘申】
朝廷の儀式などの諸事について,先例・典故・吉凶・日時などを調べて上申すること。勘進。

かんじん

かんじん [0] 【漢人】
(1)漢民族の人。また,ひろく中国の人。唐人。
(2)中国,元代,旧金朝治下の契丹(キツタン)人・女真人・高麗人および淮水(ワイスイ)以北の中国人などの総称。モンゴル人・色目人に次ぐ第三の階級とされた。

かんじん

かんじん クワン― [0] 【観心】
〔仏〕 自己の心の本性を観察し,その真実を明らかにすること。

かんじん

かんじん クワン― [0] 【官人】
⇒かんにん(官人)

かんじん

かんじん クワン― [0] 【勧進】 (名)スル
(1)仏の教えを説き,信仰に入らせること。仏教を説いてまわること。勧化(カンゲ)。
(2)寺社・仏像などの造立・修復のために寄付を集めること。勧化。
(3)出家の姿で物乞いをすること。また,その人。「はやりうたを歌い―をすれども/浮世草子・胸算用 5」

かんじんかなめ

かんじんかなめ [0] 【肝心要・肝腎要】 (名・形動)[文]ナリ
〔「肝心」を強調した語〕
特に大切である・こと(さま)。「―のご本人が欠席してしまった」

かんじんかんもんてくだのはじまり

かんじんかんもんてくだのはじまり 【漢人韓文手管始】
歌舞伎狂言。時代物。四幕。初世並木五瓶作。1789年大坂中山福蔵(角)座初演。1764年大坂でおこった,朝鮮使節崔天宗(サイテンソウ)殺害事件を脚色したもの。唐人殺し。

かんじんこうぎょう

かんじんこうぎょう クワン―ギヤウ [5] 【勧進興行】
勧進{(2)}のための興行。室町・江戸時代には,平曲・能・相撲などがよく行われた。

かんじんずもう

かんじんずもう クワン―ズマフ [5] 【勧進相撲】
(1)勧進{(2)}のために興行する相撲。
(2)勧進{(2)}を名目に木戸銭を取って見せる相撲。

かんじんたいど

かんじんたいど クワン― [5] 【寛仁大度】
寛大で度量の大きいこと。

かんじんちょう

かんじんちょう クワン―チヤウ [3][0] 【勧進帳】
(1)寺院の堂塔の建立などに要する金品・材料の寄付募集の趣意を記し,巻物などにしたもの。僧や山伏が民衆から寄付を集める時に読み聞かせる。
(2)作品名(別項参照)。

かんじんちょう

かんじんちょう クワンジンチヤウ 【勧進帳】
歌舞伎十八番の一。一幕。三世並木五瓶(ゴヘイ)作。四世杵屋(キネヤ)六三郎作曲。1840年,江戸河原崎座で七世市川団十郎が初演。能の「安宅(アタカ)」の歌舞伎化。山伏姿で奥州へ落ちる源義経主従は,安宅の関で関守富樫左衛門に見とがめられるが,弁慶の機転と富樫の情けによって無事関を通り抜ける。

かんじんのう

かんじんのう クワン― [3] 【勧進能】
(1)勧進{(2)}のために,公許を得て興行する能。かんじん。
(2)江戸時代,観世太夫が一生に一度許されて催した大規模な個人興行の能。一世一代勧進能。御免能。

かんじんひじり

かんじんひじり クワン― [5] 【勧進聖】
諸国を勧進して歩く僧。のちには諸方をまわって銭を請う乞食僧をもいう。勧進僧。勧進坊主。

かんじんびくに

かんじんびくに クワン― [5] 【勧進比丘尼】
地獄・極楽などの絵巻を見せて絵解きをしたり,浄土和讃を歌ったりして勧進しつつ諸国を巡った比丘尼。のちには一種の売春婦に堕落した。歌比丘尼。

かんじんぶね

かんじんぶね クワン― [5] 【勧進船】
大坂の河口で勧進比丘尼や浄瑠璃・歌祭文(ウタザイモン)などを語る者を乗せ,泊まり船などをまわった船。比丘尼船。

かんじんへいけ

かんじんへいけ クワン― 【勧進平家】
勧進の名目で,琵琶法師が平家物語を語ること。

かんじんほんぞんしょう

かんじんほんぞんしょう クワンジンホンゾンセウ 【観心本尊鈔】
日蓮が,その教理を体系的に著した書。一巻。1273年成立。妙法蓮華経の題目を,宇宙の根本真理の表現としてとらえ,これを唱えることによって仏の世界に入ることができると説く。如来滅後五五百歳始観心本尊鈔。

かんじんまい

かんじんまい クワン―マヒ [0] 【勧進舞】
社寺の勧進あるいは勧進に名を借りて催す曲舞(クセマイ)・幸若舞(コウワカマイ)など舞の興行。

かんじんもと

かんじんもと クワン― [0] 【勧進元】
(1)勧進相撲・勧進芝居などの興行の世話に当たる役。また,その人。
(2)ある事を発起してその世話をする人。発起人。

かんじんよみ

かんじんよみ クワン― 【勧進読み】
勧進あるいは勧進を名目に書物を読んで金銭を請うこと。「神田の筋違橋にて太平記の―/浮世草子・永代蔵 5」

かんじんより

かんじんより [0] 【かんじん縒り】
こより。かんぜ縒り。

かんじん縒り

かんじんより [0] 【かんじん縒り】
こより。かんぜ縒り。

かんじ縒り

かんじより [0] 【かんじ縒り】
こより。かんじん縒り。

かんす

かんす 【監寺・監主・監守】
〔「かんず」とも〕
禅院で,住持に代わって寺務の監督,衆僧の統率に当たる役。禅宗六知事の一つで都寺(ツウス)に次ぐ。監院。

かんす

かん・す クワン― 【冠す】 (動サ変)
⇒かんする(冠)

かんす

かんす クワン― [1] 【鑵子】
(1)弦(ツル)のある青銅製・真鍮(シンチユウ)製などの湯釜。
(2)関西で,羽(ハ)のある真形(シンナリ)型の茶釜。

かんすい

かんすい [0] 【旱水】
日照りと大水。旱害と水害。

かんすい

かんすい 【漢水】
漢江(カンコウ){(1)}の別名。

かんすい

かんすい [0] 【梘水】
中華そばで,小麦粉を練る時に加える炭酸カリウムなどを溶かした液。そばに腰を与え,風味・色つやをよくする。
〔「鹹水・乾水・漢水」などとも書く〕

かんすい

かんすい [0] 【酣酔】 (名)スル
酒に十分に酔うこと。大いに酔うこと。

かんすい

かんすい クワン― [0] 【完遂】 (名)スル
完全にやりとげること。「任務を―する」

かんすい

かんすい クワン― [0] 【冠水】 (名)スル
洪水などで,田畑や作物が水をかぶること。「堤防が決壊して田畑が―した」

かんすい

かんすい [0] 【淦水】
船底にたまる汚水。あか。ビルジ。

かんすい

かんすい 【贛水】
贛江(カンコウ)の別名。

かんすい

かんすい【完遂】
completion.〜する carry out;accomplish.→英和

かんすい

かんすい【冠水する】
be[get]submerged[flooded].

かんすい

かんすい [0] 【寒水】
(1)冷たい水。
(2)寒中の水。
(3)「寒水石」の略。

かんすい

かんすい [0] 【鼾睡】 (名)スル
いびきをかいて眠ること。

かんすい

かんすい [0] 【澗水】
〔「澗」は谷川の意〕
谷川の水。「白片の落梅は―に浮ぶ/和漢朗詠(春)」

かんすい

かんすい [0] 【鹹水】
塩分を多量に含んだ水。塩からい水。海の水。
⇔淡水

かんすい

かんすい【鹹水】
salt water.鹹水湖 a salt lake.

かんすい

かんすい クワン― [0] 【灌水】 (名)スル
水を注ぐこと。特に,農作物や草木に水を注ぐこと。「畑に―する」

かんすいぎょ

かんすいぎょ [3] 【鹹水魚】
海水にすむ魚。海魚。
⇔淡水魚

かんすいこ

かんすいこ [3] 【鹹水湖】
⇒塩湖(エンコ)

かんすいせき

かんすいせき [3] 【寒水石】
茨城県北部,多賀山地に産する大理石の石材名。白色または暗灰色で,多く緑灰色の縞模様がある。建材や配電盤用絶縁材などに用いられる。

かんすいらく

かんすいらく 【酣酔楽】
雅楽の一。高麗壱越(コマイチコツ)調。四人舞。廃曲。

かんすう

かんすう [3] クワン― 【関数】 ・ カン― 【函数】
〔数〕
〔function〕
二つの変数 �・� の間に,ある対応関係があって,� の値が定まるとそれに対応して � の値が従属的に定まる時の対応関係。また,� の � に対する称。この時 � は単に変数または独立変数と呼ばれる。� が � の関数であることを �=�(�)などと表す。ふつう関数といえば,� の値に対して � の値が一つ定まるもの,すなわち一価関数をさす。従属変数。

かんすう

かんすう クワン― [3] 【巻数】
(1)〔古く書物が巻物であったところから〕
あるまとまった書物の冊数。
(2)映画フィルムや録音・録画テープの本数。

かんすう

かんすう【関[函]数】
《数》a function.→英和

かんすうかいせき

かんすうかいせき クワン― [5] 【関数解析】
〔数〕 位相数学的方法を用いて様々な関数空間の性質を統一的に研究し,関数方程式の研究などに役立てる近代の解析学。位相解析。

かんすうくうかん

かんすうくうかん クワン― [5] 【関数空間】
ある条件を満たす関数の集合。

かんすうじ

かんすうじ [3] 【漢数字】
数を表す漢字。「一・二・三・十・百・千・万・億・兆」など。

かんすうじゃく

かんすうじゃく クワン― [3] 【関数尺】
関数目盛りの目盛られた直線。

かんすうひょう

かんすうひょう クワン―ヘウ [0] 【関数表】
一種類または数種類の関数について,変数の種々の値に対する関数の値を記した表。対数表・三角関数表など。

かんすうほうていしき

かんすうほうていしき クワン―ハウテイ― [7] 【関数方程式】
未知の関数を含む方程式。微分方程式や積分方程式などの総称。

かんすうめもり

かんすうめもり クワン― [5] 【関数目盛(り)】
一つの関数 �(�)がある時,数直線の上でその座標が �(�)である点に � の値をしるした目盛り。

かんすうろん

かんすうろん クワン― [3] 【関数論】
変数も関数値も複素数であるような関数(特に解析関数)について研究する数学の一部門。フランスのコーシー,ドイツのリーマンなどによって創始された。複素関数論。

かんすげ

かんすげ [0] 【寒菅】
カヤツリグサ科の多年草。山中の林下に自生し大きな株をつくる。葉は常緑で厚く硬い。春,葉間から30センチメートルほどの花茎を出す。葉に白斑のあるものを観賞用に栽培する。葉で蓑(ミノ)や籠(カゴ)を作る。

かんすずめ

かんすずめ [3] 【寒雀】
寒中のスズメ。[季]冬。

かんすぼん

かんすぼん クワンス― [0] 【巻子本】
巻物の形に仕立てた書物。巻本。けんすぼん。
巻子本[図]

かんする

かん・する [3] 【刊する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
出版する。刊行する。「自伝を―・する」

かんする

かん・する クワン― [3] 【関する】 (動サ変)[文]サ変 くわん・す
ある物事にかかわりがある。関係する。かかわる。「教育に―・する諸問題」「政治に―・して発言する」「我―・せず」

かんする

かん・する クワン― [3] 【管する】 (動サ変)[文]サ変 くわん・す
(1)とりしまる。管轄する。「是は本邦警視本局の―・する所にして/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)心にかける。「学人祇管打坐して他を―・することなかれ/正法眼蔵随聞記」

かんする

かん・する [3] 【箝する・鉗する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
〔竹ではさむ,の意〕
「口を箝する」の形で,口を閉ざす,発言させないの意を表す。「人がわが口を―・するからである/野分(漱石)」

かんする

かんする【関する】
…に関する related;connected with.…に関して on;→英和
about;→英和
concerning.→英和
…に関せず regardless of.

かんする

かん・する クワン― [3] 【冠する】 (動サ変)[文]サ変 くわん・す
(1)上にかぶせる。「『新』の字を―・した社名」「称号を―・する」
(2)冠をかぶる。また,元服する。

かんする

かん・する [3] 【緘する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
(1)封をする。閉じる。
(2)「口を緘する」の形で,口を閉じる,発言させないの意を表す。箝(カン)する。「口を―・して語らず」

かんする

かん・する クワン― [3] 【擐する】 (動サ変)[文]サ変 くわん・す
(甲冑(カツチユウ)などを)身につける。まとう。「金兜を戴き朱甲を―・して/不二の高根(麗水)」

かんする

かん・する [3] 【鑑する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
(1)鏡や水などに映す。「恵庭,樽前の嶽影を―・する支笏湖/日本風景論(重昂)」
(2)前例と照らし合わせて考える。かんがみる。「深く従前の弊害を―・し/新聞雑誌 7」

かんする

かん・する [3][0] 【燗する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
酒をあたためる。燗をつける。「ほどよく―・した酒」

かんする

かん・する [3] 【姦する】 (動サ変)[文]サ変 かん・す
(1)女性をおかす。「女工を片端から―・して/田舎教師(花袋)」
(2)姦通(カンツウ)する。

かんず

かん・ず 【勘ず】 (動サ変)
調べて罰する。こうず。「親はらからを―・ぜられむこそ/宇津保(蔵開下)」

かんず

かん・ず 【寒ず】 (動サ変)
寒さが身にしみる。「余寒を夜―・ずると心得たるにこそ/沙石 8」

かんず

かん・ず 【感ず】 (動サ変)
⇒かんずる(感)

かんずる

かん・ずる [0] 【感ずる】 (動サ変)[文]サ変 かん・ず
(1)刺激をとらえて,ある感覚を生ずる。「寒いと―・ずる」「痛みを―・ずる」「春を―・ずる」「無くても不便を―・じない」
(2)物や事に触れて,ある気持ちや感情を心にもつ。心に刻み付ける。「何かおかしいと―・ずる」「親しみを―・ずる」
(3)強く心が動かされる。感動する。「意気に―・ずる」「―・ずるところがあって酒をやめた」
(4)計器などが反応を示す。「放射能を―・ずる」
(5)病気に感染する。「愛馬突然虎烈剌(コレラ)病に―・じて/花柳春話(純一郎)」
(6)神仏などが認めて,そのしるしが表れる。「多くの人民を悩ませりしに依て今其の報を―・ぜる也/今昔 6」
(7)感心してほめる。「平家ふなばたをたたいて―・じたり/平家 11」

かんずる

かん・ずる クワン― [0] 【観ずる】 (動サ変)[文]サ変 くわん・ず
(1)心を静めてありのままを正しくながめる。心静かに瞑想(メイソウ)して悟る。「無常を―・ずる思遣は仏説より導きしものならん/日本開化小史(卯吉)」
(2)あきらめる。観念する。

かんせい

かんせい クワン― [0] 【完成】 (名)スル
完全になしおえること。すっかり出来上がること。「新校舎が―する」「―品」「―された芸風」

かんせい

かんせい [1] 【感性】
(1)〔哲〕
〔英 sensibility; (ドイツ) Sinnlichkeit〕

 (ア)認識の上では,外界の刺激に応じて,知覚・感覚を生ずる感覚器官の感受能力をいう。ここで得られたものが,悟性の素材となり認識が成立する。
 (イ)実践的には,人間の身体的感覚に基づく自然な欲求をいう。理性より下位のものとされ,意志の力によって克服されるべきものとされることが多い。
→理性
→悟性
(2)物事に感じる能力。感受性。感覚。「豊かな―を育てる」

かんせい

かんせい [0] 【甘井】
うまい水の出る井戸。

かんせい

かんせい クワン― [0] 【官制】
行政官庁の設置・廃止・組織・権限などについての規定。旧憲法では勅令により,現憲法では,その基本の定めは法律による。

かんせい

かんせい [0] 【感声】
感嘆の声。感動して出す声。

かんせい

かんせい クワン― [0] 【慣性】
〔物〕 物体が外力の作用を受けない限り同じ運動状態を続けようとする性質。
→慣性の法則

かんせい

かんせい [0] 【間性】
雌雄異体の生物で,性形質が雌型と雄型の中間型を示すこと。遺伝子組成がどの細胞も同一である点が雌雄モザイクと異なる。中性。

かんせい

かんせい [0] 【汗青】
〔古代中国で,青竹を火にあぶって油を取り去ったものに文字を書いたということから〕
記録。歴史。汗簡(カンカン)。殺青(サツセイ)。

かんせい

かんせい [0] 【箝制】 (名)スル
自由を奪うこと。束縛。

かんせい

かんせい [0] 【寒声】
(1)聞いて寒く感じるような声。寒そうな声。
(2)冷たい風音。

かんせい

かんせい [0] 【陥穽】 (名)スル
(1)おとしあな。わな。
(2)人をおとしいれること。また,そのための計略。「―に陥る」「僕を―する好機会/社会百面相(魯庵)」

かんせい

かんせい [0] 【檻穽】
おりと落とし穴。

かんせい

かんせい [0] 【乾生】
植物が乾燥した場所に生育すること。
⇔湿生

かんせい

かんせい クワン― [0] 【喚声】
興奮して大声で叫ぶ声。「どっと―があがる」

かんせい

かんせい [0] 【乾性】
乾燥している性質。また,乾燥しやすい性質。
⇔湿性

かんせい

かんせい【官製はがき】
a government postcard[ <米> postal card].

かんせい

かんせい [0] 【甘精】
サッカリン。

かんせい

かんせい [0] 【鼾声】
いびきの音。「―唯雷の如し/日乗(荷風)」

かんせい

かんせい【喚声(をあげる)】
(give,raise) a battle[war]cry.

かんせい

かんせい【慣性】
inertia.→英和

かんせい

かんせい【完成】
completion.〜する complete;→英和
finish;→英和
accomplish.→英和
〜品 finished goods.

かんせい

かんせい [1] 【閑静】 (形動)[文]ナリ
しずかなさま。ひっそりとしているさま。「―なたたずまい」
[派生] ――さ(名)

かんせい

かんせい【歓声】
<give> a shout of joy.

かんせい

かんせい【閑静な】
quiet;→英和
tranquil.→英和

かんせい

かんせい 【感情】
〔「せい」は漢音〕
物事に感じて起こる心のはたらき。特に,しみじみとした感情。かんじょう。[色葉字類抄]
〔明治以降は一般に「かんじょう」とよまれた〕

かんせい

かんせい【乾性の】
dry.→英和

かんせい

かんせい クワンセイ 【寛政】
年号(1789.1.25-1801.2.5)。天明の後,享和の前。光格天皇の代。

かんせい

かんせい クワン― [0] 【歓声】
喜んであげる大声。「―があがる」

かんせい

かんせい [0] 【寒生】
貧しい書生。貧しい書生の身分。

かんせい

かんせい クワン― [0] 【管制】 (名)スル
(1)非常時に,国家がある事物を強制的に管理し,制限すること。「灯火―を布(シ)く」
(2)「航空交通管制」の略。

かんせい

かんせい [0] 【喊声】
突撃する時などに発するわめき声。鬨(トキ)の声。鯨波(ゲイハ)。「―を発する」

かんせい

かんせい クワン― [0] 【官製】
政府がつくること。またつくったもの。
⇔私製
「―の協議会」

かんせい

かんせい【管制】
control.→英和
‖航空管制官 an air controller.管制塔 a control tower (空港の).地上管制 ground control.灯火管制 blackout.報道管制 news censorship.

かんせい

かんせい [0] 【監製】 (名)スル
監督してつくらせること。

かんせい=先(マ)ず竭(ツ)く

――先(マ)ず竭(ツ)く
〔荘子(山木)「直木先伐,甘井先竭」〕
甘井は汲む人が多いので先にかれることから,才能のすぐれた人は早く使い切って衰えてしまうことのたとえ。

かんせいいがくのきん

かんせいいがくのきん クワンセイ― 【寛政異学の禁】
1790年,寛政の改革の一環として,江戸幕府が昌平坂学問所に対し,朱子学以外を異学とし,その教授を禁止したこと。

かんせいかい

かんせいかい [3] 【感性界】
〔哲〕
〔(ラテン) mundus sensibilis〕
感覚的な知覚によって認識されうる世界。普通,叡智(エイチ)界と対比されて,それより低い価値のものとみなされる。
⇔叡智界

かんせいがくいんだいがく

かんせいがくいんだいがく クワンセイガクヰン― 【関西学院大学】
私立大学の一。アメリカのメソジスト派宣教師 W = R =ランバスにより1889年(明治22)創立。1932年(昭和7)旧制大学となり,48年新制大学に移行。本部は西宮市。

かんせいきょういく

かんせいきょういく クワン―ケウ― [5] 【完成教育】
小学校から大学までの各教育段階で,上級学校への進学準備ではなく,それぞれの段階にふさわしい目標を立ててその実現をはかる教育。
⇔準備教育

かんせいけい

かんせいけい クワン― [0] 【慣性系】
慣性の法則が成り立つ座標系。慣性系に対して等速度運動する座標系も慣性系であって,古典力学や特殊相対性理論は慣性系において基本方程式が記述される。惰性系。

かんせいこうほう

かんせいこうほう クワン―カウハフ [5] 【慣性航法】
航空機・船舶などが,自己の加速度を検出し,速度・移動距離などをコンピューターで計算して自分の位置を求める航法。
→慣性誘導装置

かんせいしつりょう

かんせいしつりょう クワン―リヤウ [6] 【慣性質量】
ニュートンの運動方程式を基礎として,慣性の大きさから定義された質量。
→質量

かんせいしょくぶつ

かんせいしょくぶつ [6] 【乾生植物】
高山・砂漠,また塩分の多い土地など吸水困難な場所に生育する植物。サボテン・マツバギク・アッケシソウなど。

かんせいせき

かんせいせき [3] 【乾性咳】
痰を伴わない咳。
⇔湿性咳
→空咳(カラセキ)

かんせいせんい

かんせいせんい [5] 【乾生遷移】
植物群落の遷移の一型。新島・溶岩流・砂地などの乾燥地への地衣類・コケ類の定着に始まり,雑草・低木・陽樹林の時代を経て,安定な陰樹林が成立する。各群落の定着による土壌の保水力や養分の増加,光条件の変化が遷移の進行の原因となる。

かんせいちょうしゅうしょかふ

かんせいちょうしゅうしょかふ クワンセイチヨウシウ― 【寛政重修諸家譜】
江戸幕府編纂による大名・旗本・幕臣の系譜。一五三〇巻。1799〜1812年成立。先の「寛永諸家系図伝」の続集として発足,全面改撰したもの。

かんせいていこう

かんせいていこう クワン―カウ [5] 【慣性抵抗】
(1)「慣性力」に同じ。
(2)流体力学で,圧力抵抗のこと。

かんせいてきにんしき

かんせいてきにんしき [0] 【感性的認識】
〔哲〕 感覚や知覚によって得られる認識。感覚的認識。
→理性的認識

かんせいとう

かんせいとう クワン―タフ [0] 【管制塔】
航空機が安全に離着陸できるよう,航空機に指示を与え誘導するため空港に設置された塔状の施設。航空管制塔。コントロール-タワー。タワー。

かんせいどうぶつ

かんせいどうぶつ [5] 【乾生動物】
砂漠のような乾燥した地域でも生きられるように適応した動物の総称。適応の仕方には,生理的なもの,生態的なもの,形態的なものなど多様。

かんせいぬい

かんせいぬい [0] 【閑清縫い】
袋物の縁を始末する時,糸を現したまま,打ち違いにからげ縫いにしたもの。縫い始めた人の名からという。かんせんぬい。

かんせいのかいかく

かんせいのかいかく クワンセイ― 【寛政の改革】
江戸中期,1787年(天明7)から93年(寛政5)までに,老中松平定信によって行われた幕政改革。天明の飢饉(キキン)による農村の疲弊や田沼時代の失政による幕藩体制の危機的状況の回復を図ったもの。主な政策は,棄捐(キエン)令・七分金積立法・農業の復興・人足寄場の設置・異学の禁など。

かんせいのさんきじん

かんせいのさんきじん クワンセイ― 【寛政の三奇人】
林子平・高山彦九郎・蒲生君平の三人。ともに寛政期に生き,その尊皇・憂国の言動は奇行とみられた。

かんせいのさんすけ

かんせいのさんすけ クワンセイ― 【寛政の三助】
寛政期の名前に「すけ」のある三人の優れた学者。古賀弥助(精里)・尾藤良佐(二洲)・柴野彦輔(栗山)の三人。寛政の三博士。寛政の三学士。

かんせいのさんちゅうしん

かんせいのさんちゅうしん クワンセイ― 【寛政の三忠臣】
寛政期,幕府要路の三人。老中松平定信・若年寄本多忠籌(タダカズ)・御側御用取次加納久周(ヒサチカ)。

かんせいのさんはかせ

かんせいのさんはかせ クワンセイ― 【寛政の三博士】
⇒寛政(カンセイ)の三助(サンスケ)

かんせいのほうそく

かんせいのほうそく クワン―ハフソク [0] 【慣性の法則】
静止しているか,等速直線運動をしている物体は,外力が働かなければいつまでもその状態を続けるという法則。運動の第一法則。
→運動の法則

かんせいはがき

かんせいはがき クワン― [5] 【官製葉書】
郵政省発行の郵便はがき。
→私製葉書

かんせいゆ

かんせいゆ [3] 【乾性油】
リノール酸などの不飽和度の高い脂肪酸を含み,空気にふれると酸化されてかわき,固まる性質をもつ油。亜麻仁(アマニ)油・桐油などの植物油がこの類。ペンキ・印刷インク・油絵の具などの溶剤に用いる。乾油。乾燥油。
⇔不乾性油

かんせいゆうどうそうち

かんせいゆうどうそうち クワン―イウダウサウチ [9] 【慣性誘導装置】
船舶・航空機・宇宙船などが移動する際,位置の変化を自動的に知り得る装置。精密なジャイロにより絶対水平を保つ安定台に取り付けた加速度・角速度・重力の変化を感知する計器と積算機から成る。

かんせいりょく

かんせいりょく クワン― [3] 【慣性力】
慣性系に対し加速度運動をしている座標系で運動方程式を記述する際に現れる見かけ上の力。大きさは質量に加速度を乗じたもの,向きは加速度と逆。慣性抵抗。

かんせいれき

かんせいれき クワンセイ― [3] 【寛政暦】
宝暦暦に代わって1798年(寛政10)より45年間行われた暦法。高橋至時(ヨシトキ)・間(ハザマ)重富らが改正に従事。月などの軌道を楕円とするなど,清(シン)の「暦象考成」中の時憲暦を通じて西洋暦法を取り入れたものとして知られる。

かんせいろくまくえん

かんせいろくまくえん [8][0] 【乾性肋膜炎】
結核菌による肋膜部の炎症疾患のうち,肋膜腔に浸出液が貯留しない疾患。乾性胸膜炎。
→湿性肋膜炎

かんせいろん

かんせいろん [3] 【感性論】
〔(ドイツ) Ästhetik〕
広義には概念的認識に対し,感性的認識に関する理論をいうが,バウムガルテンにより美学へと形成された。

かんせいモーメント

かんせいモーメント クワン― [5] 【慣性―】
ある軸の周りに回転運動する物体の,回転に対する慣性の大きさを表す量。その軸の周りの慣性モーメントが大きいほど,回転運動の変化を起こさせにくい。回転軸に対する物体の質量分布によって決まる。慣性能率。

かんせき

かんせき クワン― [0] 【貫籍】
⇒かんじゃく(貫籍)

かんせき

かんせき クワン― [0] 【環石】
⇒環状石斧(カンジヨウセキフ)

かんせき

かんせき [0] カン― 【缶石】 ・ クワン― 【罐石】
水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの塩類がボイラーの内壁に固着したもの。熱伝導を悪くし,ボイラーの寿命を短くする。

かんせき

かんせき [0][1] 【漢籍】
中国の書籍。中国人が漢文で書いた書物。

かんせき

かんせき [0][1] 【艦籍】
個々の軍艦の所属先。旧日本海軍では各鎮守府の所属とした。
→船籍

かんせき

かんせき【漢籍】
a Chinese book;Chinese classics (総称).

かんせきか

かんせきか [0] 【漢籍家】
漢籍に通じた人。漢学者。

かんせきよみ

かんせきよみ [0][6] 【漢籍読み】
(1)
 (ア)返り点・送り仮名などを付けて,漢文を読む方法。漢書読み。からぶみよみ。
 (イ)(僧侶による仏典の訓読に対して)博士家で行われた漢籍の訓読法。博士読み。
(2)漢籍を読む人。漢学者。

かんせぎょう

かんせぎょう [3] 【寒施行】
餌(エサ)の少ない寒中に,鳥獣のための施しとして,食物を狐などのすむ穴や野道に置いておく習俗。野施行。穴施行。狐施行。[季]冬。

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【関節】
骨と骨とを可動的に結合させる部分。両骨の相対する面には軟骨の薄層があり,関節の周囲は骨膜の延長である結合組織性の丈夫な膜で包まれ,内部は滑液で満たされている。

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【勧説】 (名)スル
説きすすめること。

かんせつ

かんせつ [0] 【漢説】
中国から伝えられた説。

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【冠雪】 (名)スル
雪が降って山や物の上にかぶさること。また,その雪。「山頂は―している」「初―」

かんせつ

かんせつ [0] 【間接】
(1)間に他の物を置いて事を行う,または,行われること。対象にじかに働きかけないで,他の物を仲立ちとして行うこと。「直接―の学恩」「友人を通して―に意向を聞く」
(2)はっきりと示さず遠回しに行うこと。「自分の容貌も―に弁護して置く/吾輩は猫である(漱石)」
⇔直接
〔幕末明治初期につくられた語〕

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【環節】
⇒体節(タイセツ)

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【歓接・款接】 (名)スル
よろこんで応接すること。「遠方より来訪するものを―せんとて/西国立志編(正直)」

かんせつ

かんせつ クワン― [0] 【官設】
国・政府が設置し維持すること。官立。「―の製鉄所」

かんせつ

かんせつ【間接の(に)】
indirect(ly).→英和
‖間接喫煙 passive smoke.間接照明 <illuminated by> indirect[concealed]lighting.間接税 an indirect tax.間接話法(目的語)《文》indirect narration (an indirect object).

かんせつ

かんせつ【関節】
a joint.→英和
‖関節炎 arthritis.関節リューマチ articular rheumatism.

かんせつえん

かんせつえん クワン― [4][0] 【関節炎】
関節の炎症。関節部の腫(ハ)れや疼痛(トウツウ),運動障害などの症状がある。

かんせつかんげんほう

かんせつかんげんほう [0] 【間接還元法】
⇒帰謬法(キビユウホウ)

かんせつきつえん

かんせつきつえん [5] 【間接喫煙】
喫煙者の周囲にいる非喫煙者がタバコの煙を吸い込むこと。受動喫煙。

かんせつきょうせい

かんせつきょうせい [5] 【間接強制】
債務者が債務を履行しない場合に,裁判所が金銭の支払いを命じ,債務者を心理的に強制して債務を履行させること。
→直接強制
→代替執行

かんせつきょうちょく

かんせつきょうちょく クワン―キヤウ― [5] 【関節強直】
関節に病的変化が起こって運動が障害される病状。関節硬直。

かんせつきんゆう

かんせつきんゆう [5] 【間接金融】
企業などの資金の需要者が金融機関を介して資金を調達すること。預貯金・保険・信託などの形態で金融機関が集めた資金を借り入れる。
⇔直接金融

かんせつこう

かんせつこう クワン―カウ [4][3] 【関節腔】
関節を形成している二つの骨端の間にみられる狭い腔所。滑液で満たされている。

かんせつさつえい

かんせつさつえい [5] 【間接撮影】
身体を透過した X 線を蛍光板やイメージ-インテンシファイアに当てて可視像とし,これを小型カメラで縮小撮影する X 線検査法。集団検診などに活用される。

かんせつし

かんせつし クワン― [4] 【関節肢】
節足動物に特有な脚の一型。一定数の肢節関節を形成してつながって一脚をなす。

かんせつしゃげき

かんせつしゃげき [5] 【間接射撃】
建物や丘などの障害物のために直接見ることのできない目標に対する砲撃。補助目標や観測者の指示などによって角度・方向などを定めて行う。

かんせつしょうけん

かんせつしょうけん [5] 【間接証券】
資金供給者と資金需要者の間に金融機関が介在して資金の調達を行うときに金融機関が発行する証券。
→間接金融
→本源的証券

かんせつしょうこ

かんせつしょうこ [5] 【間接証拠】
訴訟において,間接的に要証事実の証明に役立つ証拠。
⇔直接証拠

かんせつしょうめい

かんせつしょうめい [5] 【間接照明】
光源から直接到達する光の量を10パーセント以下にし,光を反射拡散面などに当て,反射光線だけを利用する照明方式。

かんせつしょうめいほう

かんせつしょうめいほう [0] 【間接証明法】
⇒帰謬法(キビユウホウ)

かんせつしんりしゅぎ

かんせつしんりしゅぎ [8] 【間接審理主義】
訴訟が係属している裁判所および判決をなす裁判官が弁論の聴取や証拠調べを直接行わず,他の者(受託裁判所や受命裁判官など)に審理させ,その結果に基づき裁判を行う主義。
⇔直接審理主義

かんせつしんりゃく

かんせつしんりゃく [5] 【間接侵略】
外国による教唆・指導・支援あるいは干渉により引き起こされた大規模な内乱・騒擾(ソウジヨウ)。
⇔直接侵略

かんせつすいり

かんせつすいり [5] 【間接推理】
〔論〕 二つ以上の命題を前提とし,そこから結論を導き出す推理。結論の主語項と述語項を,両者を媒介する中項を立てて,間接的に結びつけるもの。三段論法や帰納推理など。
⇔直接推理

かんせつせいはん

かんせつせいはん [5] 【間接正犯】
善悪を判断する能力のない者,故意のない者を道具として利用し犯罪を行うこと。刑事責任年齢に達していない幼児に盗みをさせたり,事情を知らない印章屋に印鑑を偽造させることなど。
⇔直接正犯

かんせつせんきょ

かんせつせんきょ [5] 【間接選挙】
選挙人が一定数の中間選挙人を選挙し,その中間選挙人が被選挙人を選挙する制度。アメリカ合衆国の大統領選挙がその代表的な例。
⇔直接選挙

かんせつせんりょう

かんせつせんりょう [5] 【間接染料】
媒染剤を用いたり還元操作を行なったりしたあとでなければ染着しない染料。
⇔直接染料

かんせつぜい

かんせつぜい [4] 【間接税】
消費税{(2)}などのように,法律上の納税義務者と実際に租税を負担する者とが一致しないことが予定されている租税。
⇔直接税

かんせつそくりょう

かんせつそくりょう [5] 【間接測量】
(1)水準測量において,既知高度の水準点を利用し,三角法などにより高低差を求める方法。間接測定。
(2)測定量と一定の関係にあるいくつかの量について測定を行い,測定値を導き出すこと。

かんせつそけん

かんせつそけん [5] 【間接訴権】
⇒債権者代位権(サイケンシヤダイイケン)

かんせつだいり

かんせつだいり [5] 【間接代理】
自己の名をもって委託者の計算においてなされる行為。法律効果はいったん間接代理人に帰属したのち,委託者に移転される。問屋・運送取扱人がその例。

かんせつてき

かんせつてき [0] 【間接的】 (形動)
何かを仲立ちにして行うさま。他の何かを通してはたらきかけるさま。
⇔直接的
「―に影響される」

かんせつでんせん

かんせつでんせん [5] 【間接伝染】
飲食物・衣類・土壌など,病原体に汚染された物を介して間接に感染する伝染様式。

かんせつとうし

かんせつとうし [5] 【間接投資】
対外投資のうち,経営参加や技術提携などを目的としない証券投資。外国の有価証券の取得などをいう。
⇔直接投資

かんせつどうぶつ

かんせつどうぶつ クワン― [5] 【環節動物】
⇒環形動物(カンケイドウブツ)

かんせつなんこつ

かんせつなんこつ クワン― [5] 【関節軟骨】
関節を形成する骨の表面をおおっている薄い軟骨。

かんせつねずみ

かんせつねずみ クワン― [5] 【関節鼠】
関節内の遊離体。関節痛,運動障害をひき起こす。

かんせつひ

かんせつひ [4][3] 【間接費】
複数の製品の製造や販売に関して共通に発生し,特定の製品の原価に直接振り分けることが難しい費用。製造間接費・販売間接費・一般管理費など。
⇔直接費

かんせつひりょう

かんせつひりょう [5] 【間接肥料】
植物に直接吸収されるのでなく,間接的な効果によって植物の生育を助ける肥料。土壌の理化学的性質をよくしたり,微生物の活動を盛んにして養分の吸収度をよくしたりする肥料。石灰・炭木・苦土肥料・ケイ酸肥料など。
⇔直接肥料

かんせつぶんせき

かんせつぶんせき [5] 【間接分析】
目的とする物質を分析あるいは定量する際,他の物質と反応させて生じた第三の物質の物理的・化学的性質を利用するなどして,間接的に分析あるいは定量すること。また,その方法。例えば,塩素・過酸化水素などの酸化剤を定量するのに,ヨウ化カリウムと反応させて遊離したヨウ素を,チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する(ヨウ素還元滴定)など。

かんせつみんしゅせい

かんせつみんしゅせい [0] 【間接民主制】
国民が選挙で選んだ代表者に一定期間自らの権力の行使を信託し,間接的に政治に意思を反映させる民主制。代表民主制。

かんせつもくてきご

かんせつもくてきご [0] 【間接目的語】
目的語の一。「 A に B を与える」という時の「 A に」に相当するもの。

かんせつろんしょう

かんせつろんしょう [5] 【間接論証】
⇒帰謬法(キビユウホウ)

かんせつわざ

かんせつわざ クワン― [4][0] 【関節技】
柔道で,肘の関節を攻める技。

かんせつわほう

かんせつわほう [5] 【間接話法】
話法の一。文章中において,他人の発言を引用する時,そのままの言い回しで引用することをせず,自分の立場に置き換えて書き表す方法。
⇔直接話法

かんせつリューマチ

かんせつリューマチ クワン― [5] 【関節―】
膠原病(コウゲンビヨウ)の一。手足の指・肘(ヒジ)・膝(ヒザ)などの複数の関節に関節炎が起きて進行し慢性化する疾患。女性の方が多い。関節がこわばり腫れて痛むことに始まり,進行すると変形や破壊が起きて機能障害をきたす。慢性関節リューマチ。多発性関節リューマチ。

かんせん

かんせん [0] 【酣戦】
戦いのまっさいちゅう。戦いの最も激しい時。「勇将―の状/西国立志編(正直)」

かんせん

かんせん [0] 【甘泉】
うまい水のわき出る泉。

かんせん

かんせん [0] 【幹線】
鉄道・道路・電話・送電線などで,重要な地域を結ぶ主要な線。本線。
⇔支線
「―道路」

かんせん

かんせん [0] 【乾癬】
皮膚の紅斑の上に,表皮角層の上層が,銀白色の雲母状の大小の角質片状となる慢性皮膚炎。多く肘(ヒジ)や膝(ヒザ),頭部に生じる。遺伝素因と環境因子の作用で発症する。

かんせん

かんせん [0][1] 【艦船】
(1)軍艦と船舶。
(2)旧海軍で,艦艇(カンテイ)および特務艦艇の総称。

かんせん

かんせん クワン― [0] 【官選】 (名)スル
政府が選ぶこと,また選んだもの。
⇔民選
「―の標語」

かんせん

かんせん [0] 【澗泉】
谷あいの泉。

かんせん

かんせん クワン― [0] 【官賤】
律令制で,官有の賤民。官戸・公奴婢(クヌヒ)・陵戸(リヨウコ)の三種があった。公賤。
⇔私賤

かんせん

かんせん クワン― [0] 【官撰】 (名)スル
政府で編集・選定すること。また,その書物。
⇔私撰
「―の史書」

かんせん

かんせん クワン― [0] 【官銭】
政府の発行する銭貨。
⇔私鋳(シチユウ)銭

かんせん

かんせん クワン― [0] 【貫穿】 (名)スル
(1)貫き通すこと。
(2)学問に通じていること。

かんせん

かんせん【艦船】
vessels;shipping (船舶).→英和

かんせん

かんせん【官選の】
appointed by the government.→英和
官選弁護人 ⇒国選(弁護人).

かんせん

かんせん [0] 【感染】 (名)スル
〔infection〕
(1)病気がうつること。「コレラに―する」
(2)ある物事の影響を受け,それにそまること。「国粋主義思想に―する」

かんせん

かんせん [1][0] 【寒蝉】
〔「かんぜん」とも〕
かんぜみ。

かんせん

かんせん【幹線】
a trunk[main]line.幹線道路 a highway.→英和

かんせん

かんせん クワン― [0] 【観戦】 (名)スル
(1)戦いの様子を視察すること。
(2)試合などを見物すること。「野球を―する」「―記」

かんせん

かんせん【観戦する】
witness a battle;→英和
watch a game.→英和

かんせん

かんせん【汗腺】
a sweat gland.

かんせん

かんせん【感染】
infection;contagion (接触による).→英和
〜する be infected <with tuberculosis> ;catch <cold> .→英和
‖感染経路 the route of infection.

かんせん

かんせん [0] 【汗腺】
汗を分泌する腺。哺乳類の皮膚にあり,真皮の中の球状にまいた分泌管と,体表へ伸びた排出管とから成る。ヒトでは,全身に分布するエクリン腺と局所に存在するアポクリン腺とがある。

かんせんいしょう

かんせんいしょう [5] 【肝繊維症】
肝臓障害により肝細胞が破壊され結合組織の繊維が増殖した状態で,肝硬変まで進展していないもの。原因は,慢性肝炎・循環系障害・日本住血吸虫症など多岐にわたる。

かんせんきゅう

かんせんきゅう 【甘泉宮】
中国,秦代,咸陽の北西,甘泉山に造られた離宮。のち漢の武帝が増築。揚雄の「甘泉賦」で有名。

かんせんきょ

かんせんきょ [3] 【乾船渠】
⇒乾(カン)ドック

かんせんけいろ

かんせんけいろ [5] 【感染経路】
伝染病の病原体が生体に侵入する経路。感染源から直接伝染する直接感染と,媒介物を介して伝染する間接感染とに大別する。

かんせんげん

かんせんげん [3] 【感染源】
病原体を保有しているものの総称。人体・動物・排出物など。

かんせんざい

かんせんざい クワンセン― [3][0] 【緩染剤】
染色で,染めむらを防ぐため染着をゆるやかにする薬剤。

かんせんしょう

かんせんしょう [0] 【感染症】
病原微生物が経口・経皮その他種々の経路により生体に侵入して増殖し,または毒素を出して起こす病気。
〔伝染病より広義〕

かんせんじ

かんせんじ クワン― [3] 【官宣旨】
平安時代以降,太政官(ダイジヨウカン)が弁官を通じて諸司・諸社寺などに下した公文書。弁官下文(ベンカンノクダシブミ)ともいい,太政官符と太政官牒とを代用するもの。

かんせんぬい

かんせんぬい [0] 【閑清縫い】
「閑清縫(カンセイヌ)い」に同じ。

かんせんぶかん

かんせんぶかん クワン―クワン [5] 【観戦武官】
交戦国の許可を得て,戦況を視察する第三国の軍人。

かんせんべんごにん

かんせんべんごにん クワン― [0] 【官選弁護人】
国選弁護人の旧称。

かんぜ

かんぜ クワンゼ [1] 【観世】
〔創始者観阿弥清次の幼名観世丸から〕
(1)「観世流」の略。
(2)「観世座」の略。

かんぜい

かんぜい クワン― [0] 【勧説】 (名)スル
⇒かんせつ(勧説)

かんぜい

かんぜい [0] 【間税】
「間接税」の略。

かんぜい

かんぜい クワン― [0] 【関税】
(1)貨物が国境を通過する際課せられる税。輸入税と輸出税があるが,現在日本には輸入税しかない。税収入を目的とする財政関税,国内の産業の保護を目的とする保護関税などがある。
(2)古く,国境・関所などで徴収した税。

かんぜい

かんぜい【関税】
customs;a <high> tariff.→英和
〜をかける impose a duty <on a thing> .→英和
〜のかからない duty-free.‖関税障壁(率) a tariff barrier (rate).

かんぜいけいさつ

かんぜいけいさつ クワン― [5] 【関税警察】
〔法〕 関税法に基づき,密輸出入や脱税の防止など関税徴収の確保の目的で,税関長・税関職員が行う警察作用。

かんぜいしょうへき

かんぜいしょうへき クワン―シヤウ― [5] 【関税障壁】
輸入品にかけられる関税が国内産業に有利に働き,輸出者に対しては障壁となること。

かんぜいじしゅけん

かんぜいじしゅけん クワン― [6] 【関税自主権】
国際法上,国家が自主的に関税率を定め得る権利。日本は安政五か国条約以来不利な協定税率を強要されていたので,明治政府の条約改正交渉の主要な課題であったが,1911年(明治44)完全に回復した。

かんぜいじょうきょひょう

かんぜいじょうきょひょう クワン―ジヤウキヨヘウ [0] 【関税譲許表】
ガット加盟国間の関税引き下げ交渉の結果,合意に達した特定産品に対する関税率(譲許税率)を国ごとにまとめた表。この関税率は原則としてすべての加盟国に等しく適用される。ガットの付属表。

かんぜいせいさく

かんぜいせいさく クワン― [5] 【関税政策】
貿易政策の一として行われる関税制度に関する国の政策。国内産業の保護や対外関係などを勘案して決定される。

かんぜいていりつほう

かんぜいていりつほう クワン―ハフ [0] 【関税定率法】
輸入品の関税について,課税物件・課税標準・税率・免税および減税などを定めた法律。1910年(明治43)制定。

かんぜいどうめい

かんぜいどうめい クワン― [5] 【関税同盟】
二つまたはそれ以上の国家相互間で,関税を撤廃または軽減する一方,第三国に対する共通の関税制度を設立することを目的とする同盟。1834年のドイツ関税同盟など。

かんぜいほう

かんぜいほう クワン―ハフ 【関税法】
関税の賦課および徴収,輸出入貨物の通関手続などの基礎的事項や,密輸出入の防止・関税警察などの関税行政を規定する法律。1954年(昭和29)制定。

かんぜいぼうえきいっぱんきょうてい

かんぜいぼうえきいっぱんきょうてい クワン―ケフテイ 【関税貿易一般協定】
⇒ガット(GATT)

かんぜいわりあてせいど

かんぜいわりあてせいど クワン― [9] 【関税割(り)当て制度】
〔tariff quota system〕
特定輸入品目について一定量までの輸入については低い関税率を課し,それ以上の輸入については高い関税率を課する二重関税率制度。国内の産業保護育成のためにとられる。タリフ-クオータ制。TQ 制。

かんぜおん

かんぜおん クワンゼオン [3] 【観世音】
「観世音菩薩(カンゼオンボサツ)」の略。

かんぜおんじ

かんぜおんじ クワンゼオン― 【観世音寺】
福岡県太宰府市にある天台宗の寺。山号は清水山普門院。746年天智天皇の勅願により開基。東大寺・下野(シモツケ)薬師寺とともに日本三戒壇の一つ。平安末期,東大寺の末寺となる。法隆寺式の伽藍配置で,現在の建物は江戸時代のものであるが,奈良・平安期の梵鐘・仏像などが伝わる。観音寺。

かんぜおんぼさつ

かんぜおんぼさつ クワンゼオン― [6] 【観世音菩薩】
〔仏〕
〔梵 Avalokiteśvarabodhisattva〕
「観音経(カンノンギヨウ)」などで説かれる菩薩。この名称は鳩摩羅什(クマラジユウ)の旧訳で,玄奘(ゲンジヨウ)の新訳では観自在菩薩。衆生(シユジヨウ)の声を聞き,その求めに応じて救いの手をさしのべる慈悲深い菩薩として多くの信仰を集めた。勢至菩薩とともに阿弥陀(アミダ)仏の脇侍。その住所は補陀落(フダラク)とされ,日本では那智山であるとする。慈悲の無限なことに応じた多様な姿で説かれる。観音(カンノン)。施無畏者(セムイシヤ)。円通大士。救世円通。
→六観音
→三十三観音

かんぜかせつ

かんぜかせつ クワンゼクワセツ 【観世華雪】
(1884-1959) 能楽師。シテ方観世流。東京生まれ。本名・初名,織雄。六世銕之丞(テツノジヨウ)を継ぐ。華雪は晩年の号。梅若万三郎らと梅若流の樹立に参加したが,のち観世に戻り宗家後見役をつとめた。

かんぜきよつぐ

かんぜきよつぐ クワンゼ― 【観世清次】
⇒観阿弥(カンアミ)

かんぜこくせつ

かんぜこくせつ クワンゼ― 【観世黒雪】
(1566-1626) 江戸初期の能役者。シテ方観世流。本名,身愛(タダチカ)。宗家の通り名,左近を名のる。黒雪は法名。観世宗節の孫。三河の人。江戸に下って徳川家康・秀忠の援助をうけ,四座の筆頭として活躍した。

かんぜこより

かんぜこより クワンゼ― [4] 【観世紙縒り】
こより。また,二本のこよりを合わせよったもの。かんぜより。かんじんより。
〔観世大夫が始めたという説があるが,語源未詳〕

かんぜさこん

かんぜさこん クワンゼ― 【観世左近】
能役者。シテ方観世流家元の通り名。二四世宗家元滋(モトシゲ)まで一〇人が名のる。

かんぜざ

かんぜざ クワンゼ― 【観世座】
大和猿楽四座(シザ)の一。古くは結崎座(ユウザキザ)という。シテ方観世流を中心に脇方・囃子(ハヤシ)方・狂言方の三役を含む演能組織。

かんぜじる

かんぜじる クワンゼ― [4] 【観世汁】
みそ汁に薄くそいだ豆腐を入れ,水溶きにした葛(クズ)を流し入れたもの。

かんぜそうせつ

かんぜそうせつ クワンゼ― 【観世宗節】
(1509-1583) 室町後期・安土桃山時代の能役者。シテ方観世流。本名,元忠(モトタダ)。将軍足利義輝に仕えたが,晩年は家康を頼って三河に下り,その保護をうけた。謡も舞も名手で,当意即妙の舞台を勤めたと伝える。

かんぜだゆう

かんぜだゆう クワンゼダイフ 【観世大夫】
観世流能楽の家元。

かんぜつ

かんぜつ クワン― [0] 【冠絶】 (名)スル
比較するものがないほどに優れていること。「史上に―する大文学」「文芸学術の世界に―する/明六雑誌 1」

かんぜてつのじょう

かんぜてつのじょう クワンゼ― 【観世銕之丞】
能楽師の通り名の一。観世銕之丞家はシテ方観世流宗家の分家。
→観世華雪(カセツ)

かんぜながとし

かんぜながとし クワンゼ― 【観世長俊】
(1488-1541) 室町後期の能役者・能作者。観世座ワキ方。通称,弥次郎。信光の長男。作「江島」「大社」「輪蔵」「正尊」など。

かんぜのぶみつ

かんぜのぶみつ クワンゼ― 【観世信光】
(1435-1516) 室町後期の能役者・能作者。観世座大鼓方(オオツヅミカタ)。音阿弥の子。通称,小次郎。幽玄を主とする従来の能と異なる劇的な能を作った。作「船弁慶」「安宅」「紅葉狩」など。

かんぜひさお

かんぜひさお クワンゼヒサヲ 【観世寿夫】
(1925-1978) 能楽師。シテ方観世流。東京生まれ。七世観世銕之丞の長男。弟の栄夫・静夫とともに「華の会」を結成して,正統な能の継承と新しい能の在り方を求めた。

かんぜぶ

かんぜぶ クワンゼ― [3] 【観世麩】
焼き麩の一種。観世水のような,青い渦巻のあるもの。

かんぜみ

かんぜみ [1][0] 【寒蝉】
秋に鳴く蝉。蜩(ヒグラシ)など。かんせん。

かんぜみず

かんぜみず クワンゼミヅ [3] 【観世水】
渦を巻いた水の模様。観世大夫が紋としたのでいう。

かんぜもとあきら

かんぜもとあきら クワンゼ― 【観世元章】
(1722-1774) 江戸中期の能役者。シテ方観世流第一五世宗家。田安宗武の後援で,賀茂真淵らの協力により「明和の改正」といわれる詞章の大改訂を行い,「阿古屋松」などを復活した。

かんぜもときよ

かんぜもときよ クワンゼ― 【観世元清】
⇒世阿弥(ゼアミ)

かんぜもとしげ

かんぜもとしげ クワンゼ― 【観世元重】
⇒音阿弥(オンアミ)

かんぜもとまさ

かんぜもとまさ クワンゼ― 【観世元雅】
(1394頃-1432) 室町中期の能役者・能作者。通称,十郎。世阿弥の長男。大和の人。三世観世大夫であるが,観世宗家では音阿弥元重を三世とし,代数のうちに入れない。名手として嘱目されたが早世。作「隅田川」「弱法師」「盛久」「歌占」など。

かんぜより

かんぜより クワンゼ― [0][3] 【観世縒り】
観世こより。こより。

かんぜりゅう

かんぜりゅう クワンゼリウ 【観世流】
(1)能楽のシテ方の五流の一。もと大和猿楽四座(シザ)の一つ結崎座(ユウザキザ)から出る。足利義満の将軍時代に名手観阿弥清次が出,その子藤若(世阿弥元清)が義満の寵を受け,栄えるに至った。
(2)能楽の太鼓方の流派。シテ方観世流三世音阿弥元重の子観世与四郎吉国を祖とする。
(3)能楽小鼓方の流派。宮増弥左衛門の甥観世彦右衛門豊次を流祖とする。

かんぜん

かんぜん【完全】
perfection;→英和
completeness.→英和
〜な(に) perfect(ly);→英和
complete(-ly);→英和
faultless(ly).→英和
‖完全雇傭 full employment.完全試合《野》a perfect game.完全犯罪 a perfect crime.

かんぜん

かんぜん【敢然と】
boldly;→英和
resolutely.→英和

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【渙然】 (形動タリ)
さっと解けるさま。

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【寛然】 (形動タリ)
悠然としたさま。「敬ひ奉れば,―たる御気色にて/浄瑠璃・近江源氏」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【煥然】 (ト|タル)[文]形動タリ
光り輝くさま。「才名は―として/花柳春話(純一郎)」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【完善】 (名・形動)[文]ナリ
欠点がなく,よくできている・こと(さま)。「―の憲法を造り出(イ)だし/花間鶯(鉄腸)」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【歓然】 (ト|タル)[文]形動タリ
よろこぶさま。「二郎は―として笑ひ/おとづれ(独歩)」

かんぜん

かんぜん [0] 【悍然】 (ト|タル)[文]形動タリ
あらあらしくたけだけしいさま。「敢て―として来襲ふ/三酔人経綸問答(兆民)」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【勧善】
よいおこないをすすめること。

かんぜん

かんぜん [0] 【間然】 (名)スル
〔「間」はすきま〕
非難や批判されるような欠点のあること。「説きし所に一言の―するものなき/月世界旅行(勤)」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【完全】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)必要な条件がすべて満たされていること。欠点や不足が全くない・こと(さま)。
⇔不完全
「―をめざす」「―な形で保存する」「―に失敗した」
(2)欠点などがないようにすること。「その人と為(ナリ)を―するに於て/西国立志編(正直)」
[派生] ――さ(名)

かんぜん

かんぜん [0] 【敢然】 (ト|タル)[文]形動タリ
思い切って物事を行うさま。「―と立ち向かう」

かんぜん

かんぜん クワン― [0] 【莞然】 (ト|タル)[文]形動タリ
にっこりと笑うさま。「フロレンス忽ち―として曰く/花柳春話(純一郎)」

かんぜん=する所がない

――する所がな・い
非難すべき欠点がない。「敵を制するに間然する所無き,難攻不落の堅城/肉弾(忠温)」

かんぜん=氷釈(ヒヨウシヤク)する

――氷釈(ヒヨウシヤク)する
〔杜預「春秋左氏伝序」〕
氷が解けるように疑問や迷いが解けてなくなる。

かんぜんうらがき

かんぜんうらがき クワン― [5] 【完全裏書】
⇒記名式裏書(キメイシキウラガキ)

かんぜんおんてい

かんぜんおんてい クワン― [5] 【完全音程】
音程を構成する二音の振動数が簡単な比で表せ,二音がよく調和する音程。完全一度・完全四度・完全五度・完全八度の四種がある。完全協和音程。
完全音程[図]

かんぜんか

かんぜんか クワン―クワ [3] 【完全花】
萼(ガク)・花冠・雌しべ・雄しべのすべてを備えた花。完備花。全備花。
⇔不完全花

かんぜんかんご

かんぜんかんご クワン― [4] 【完全看護】
基準看護の旧称。

かんぜんきたい

かんぜんきたい クワン― [5] 【完全気体】
⇒理想気体(リソウキタイ)

かんぜんきょうそう

かんぜんきょうそう クワン―キヤウサウ [5] 【完全競争】
近代経済学の基本モデルの一。単独では価格等の決定に影響力をもちえないほど市場参加者が多く,さらに市場への参入が自由であり,また各人が取引条件について完全な知識をもつという仮想の状態。経済に望ましい結果をもたらすとされる。
→不完全競争

かんぜんこよう

かんぜんこよう クワン― [5] 【完全雇用・完全雇傭】
自らの意思で就業しない自発的失業者,および労働の需給の時間的ずれによる一時的失業者を除き,働く意志と能力をもつ労働者のすべてがその時の実質賃金率で雇用されている状態。

かんぜんこようきんこう

かんぜんこようきんこう クワン―キンカウ [8] 【完全雇用均衡】
経済全体の貯蓄と投資の均衡によって定まる経済活動の水準が,完全雇用の水準を越えていること。
⇔不完全雇用均衡

かんぜんしかくけい

かんぜんしかくけい クワン― [6][7] 【完全四角形】
〔数〕 同一平面上にあり,どの三点も同一直線上にない四点 A ,B ,C ,D と,それらの二つを通る六直線と,さらにその交点として新しく生ずる三点からなる図形。
→完全四辺形

かんぜんしつぎょうしゃ

かんぜんしつぎょうしゃ クワン―シツゲフ― [7] 【完全失業者】
働く能力と意志をもち,しかも本人が現に求職活動をしているにもかかわらず,就業の機会が社会的に与えられていない失業者。

かんぜんしつぎょうりつ

かんぜんしつぎょうりつ クワン―シツゲフ― [7] 【完全失業率】
労働力人口に占める完全失業者の割合。
→失業率

かんぜんしへんけい

かんぜんしへんけい クワン― [6] 【完全四辺形】
〔数〕 同一平面上にあり,どの三直線も同一点を通らない四直線 �,�,�,� と,それらの六つの交点と,各交点を結ぶ三直線からなる図形。
→完全四角形

かんぜんしゅぎ

かんぜんしゅぎ クワン― [5] 【完全主義】
物事を行うに際して,完全に行わないと納得できない性向。

かんぜんじあい

かんぜんじあい クワン―アヒ [5] 【完全試合】
⇒パーフェクト-ゲーム

かんぜんすう

かんぜんすう クワン― [3] 【完全数】
〔数〕 自然数でその数以外の約数( 1 を含む)の和が,もとの数になるような自然数。例えば 6(=1+2+3), 28(=1+2+4+7+14)など。

かんぜんそうび

かんぜんそうび クワン―サウ― [5] 【完全装備】
必要なものをすべて備えていること。「―で冬山に登る」

かんぜんだんせい

かんぜんだんせい クワン― [5] 【完全弾性】
外力を取り除くと,歪(ヒズ)みが消えて完全に元の状態に戻る性質。実際の物体は,弾性限界内ではほぼ完全弾性を示す。

かんぜんちょうあく

かんぜんちょうあく クワン― [5][0] 【勧善懲悪】
善をすすめ,悪をこらしめること。勧懲。
→勧懲小説

かんぜんちょうあく

かんぜんちょうあく【勧善懲悪】
encouraging the good and punishing the evil.→英和
勧善懲悪劇 a morality play.

かんぜんちょうあくのぞきからくり

かんぜんちょうあくのぞきからくり クワンゼン― 【勧善懲悪覗機関】
歌舞伎世話物の一。河竹黙阿弥(モクアミ)作。1862年,江戸守田座初演。通称「村井長庵」。極悪無比の村井長庵と篤実な久八を,小夜衣(サヨギヌ)・千太郎の情話をからませながら対比させて描いたもの。

かんぜんどうたい

かんぜんどうたい クワン―ダウ― [5] 【完全導体】
電気伝導率あるいは熱伝導率が無限大の理想的な仮想導体。

かんぜんねんしょう

かんぜんねんしょう クワン―セウ [5] 【完全燃焼】
可燃性物質が十分な酸素の存在のもとで燃焼し,すべての構成元素が,その状態で最も安定な単体または酸化物になること。
⇔不完全燃焼

かんぜんはんざい

かんぜんはんざい クワン― [5] 【完全犯罪】
犯罪であるという証拠を全く残さずに行われた犯罪。

かんぜんひりょう

かんぜんひりょう クワン―レウ [5] 【完全肥料】
肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)を適当に含んだ肥料。

かんぜんへいほう

かんぜんへいほう クワン―ハウ [5] 【完全平方】
〔数〕 ある整数・整式が他の整数・整式の平方になっていること。例えば整数 4(=2²), 整式 �²+4�+4(=(�+2)²)など。

かんぜんへんたい

かんぜんへんたい クワン― [5] 【完全変態】
昆虫の変態の一型。幼虫が蛹(サナギ)の段階を経て成虫になる現象。脈翅目・鱗翅目・鞘翅目・双翅目などにみられる。チョウがその例。
→不完全変態

かんぜんむけつ

かんぜんむけつ クワン― [0][5] 【完全無欠】 (名・形動)[文]ナリ
完全で全く欠点のない・こと(さま)。「―な論理」

かんぜんよう

かんぜんよう クワン―エフ [3] 【完全葉】
葉身・葉柄・托葉の三部分がそろっている葉。サクラ・スミレなど。
→不完全葉

かんぜんりゅうたい

かんぜんりゅうたい クワン―リウ― [5] 【完全流体】
粘性を全く示さない理想的な仮想流体。理想流体。
→粘性流体

かんそ

かんそ [1] 【簡粗】 (名・形動)[文]ナリ
簡略で粗末な・こと(さま)。「―な装飾」
[派生] ――さ(名)

かんそ

かんそ [1] 【簡素】 (名・形動)[文]ナリ
むだがなく質素な・こと(さま)。「―な生活」

かんそ

かんそ【簡素】
simplicity.→英和
〜な simple;→英和
plain.→英和
〜化(する) simplification (simplify).

かんそ

かんそ 【閑素】 (名・形動ナリ)
心静かに質素に暮らす・こと(さま)。「中山の麓に―幽栖のわびびとあり/海道記」

かんそう

かんそう [0] 【檻送】 (名)スル
罪人・囚人などを檻(オリ)に入れて送ること。「手足を縛りて首府(ミヤコ)に―せり/新聞雑誌 5」

かんそう

かんそう [0] 【疳瘡】
漢方で,下疳(ゲカン)のこと。

かんそう

かんそう クワン― [0] 【完走】 (名)スル
最後まで走りぬくこと。「フルマラソンを―する」

かんそう

かんそう [0] 【諫争・諫諍】
争ってまでいさめること。面と向かって主君をいさめること。「―の臣」

かんそう

かんそう [0] 【乾燥】 (名)スル
(1)湿気や水分がなくなること。かわくこと。また,かわかすこと。「空気が―している」「―機」
(2)物事や人間性に,味わいや面白みのないこと。「無味―」「文部省令に支配せられる―した画一教育でもなく/一隅より(晶子)」

かんそう

かんそう クワン― [0] 【還送】 (名)スル
送り返すこと。送還。

かんそう

かんそう クワン― [0] 【盥漱】 (名)スル
手を洗い口をすすぐこと。身を清めること。「早起―する時より/即興詩人(鴎外)」

かんそう

かんそう クワンサウ [0] 【観想】 (名)スル
(1)〔仏〕 特定の対象に深く心を集中すること。観念。
(2)〔哲〕
〔(ギリシヤ) theoria; (ラテン) contemplatio〕

 (ア)感官的知覚や行為の実践を離れて,対象を直観すること。テオーリア。
→思弁

 (イ)宗教的修行や神秘主義で,超感覚的・神的本体を心に映ぜしめる霊的直観。冥想。黙想。静観。
(3)美の直観。観照。

かんそう

かんそう クワン― [0] 【歓送】 (名)スル
〔「歓迎」の対語として作られた語〕
出発する人を励まし,温かく見送ること。
⇔歓迎
「卒業生を―する」「―会」

かんそう

かんそう [0] 【感想】 (名)スル
あることについて,感じたり思ったりしたこと。所感。感懐。「読後の―を語る」「―文」「高遠幽深なる関係を―する/欺かざるの記(独歩)」

かんそう

かんそう【感想】
thoughts;impressions.感想文 a description of one's impressions.

かんそう

かんそう【観相(術)】
physiognomy.→英和
観相家 a physiognomist.→英和

かんそう

かんそう 【閑窓】
閑静な部屋の窓。「―の月に嘯(ウソブ)けば忘れぬ思ひ猶深し/太平記 37」

かんそう

かんそう [0] 【間奏】
(1)歌曲の区切り目に入るピアノなど,一曲の途中にはさんで奏される部分。また,その演奏。
(2)「間奏曲」の略。

かんそう

かんそう [0] 【翰藻】
詩歌や文章。

かんそう

かんそう【完走する】
run the whole distance.

かんそう

かんそう クワンサウ [0] 【観相】
(1)人の顔・姿・骨格などを見て,その人の性格や運命を判断すること。人相見。
(2)俳諧で,連句の付け方の分類である七名八体の一。世相・人生の喜怒哀楽を観じた付け方。
→七名八体

かんそう

かんそう クワン― [0] 【官僧】
(1)私度(シド)の僧に対して,官から度牒(ドチヨウ)を得て公に出家した僧。
(2)僧正・僧都など,僧官に任ぜられた僧。
(3)勅許を得て,袍(ホウ)・裳(モ)などの官服または錦襴(キンラン)の袈裟(ケサ)を着る僧。
→律僧

かんそう

かんそう [0] 【乾草】
かわかした草。ほしくさ。

かんそう

かんそう クワンサウ [0] 【喚想】
思い起こすこと。想起。

かんそう

かんそう [0] 【汗瘡】
あせも。

かんそう

かんそう [0] 【寒草】
冬の草。枯れ草。

かんそう

かんそう クワン― [0] 【官奏】
平安時代,太政官(ダイジヨウカン)から天皇に奏聞すること。また,奏聞する文書の形式。

かんそう

かんそう【乾燥する】
dry (up) (乾かす);→英和
become dry (乾いてくる).〜した dry;dried;parched.→英和
‖異常乾燥注意報 a dry weather warning.乾燥器 a drier;a desiccator.乾燥剤 a desiccant.乾燥室 a drying room.乾燥野菜 dehydrated vegetables.

かんそう

かんそう [0] 【諫奏】
天皇・主君に忠言を申し上げること。

かんそうか

かんそうか [3] 【乾燥果】
⇒乾果(カンカ)

かんそうかい

かんそうかい【歓送会】
a farewell[send-off]party.

かんそうがく

かんそうがく クワンサウ― [3] 【観相学】
⇒骨相学(コツソウガク)

かんそうき

かんそうき [3] 【乾燥季】
⇒乾季(カンキ)

かんそうきこう

かんそうきこう [5] 【乾燥気候】
降雨が少なく,供給される水より地表から蒸発によって失われる水の方が多い乾燥した気候。砂漠やステップとなり,樹木が生育しない。

かんそうきょく

かんそうきょく [3] 【間奏曲】
(1)劇やオペラの幕間(マクアイ)に演奏される小曲。また,そのような気分をもった独立の小曲。インテルメッツォ。
(2)組曲などの器楽曲で,曲と曲とをつなぐ経過的な部分。インテルメッツォ。
→間奏曲/劇音楽「ロザムンデ」より(シューベルト)[音声]

かんそうきょく

かんそうきょく【間奏曲】
an interlude.→英和

かんそうけっしょう

かんそうけっしょう [5] 【乾燥血漿】
採取した血液から血漿を分離して凍結乾燥したもの。使用時には1パーセントのクエン酸ナトリウム溶液に溶解して輸液とする。現在は使用されない。

かんそうげん

かんそうげん [3] 【寒草原】
⇒ツンドラ

かんそうこうぼ

かんそうこうぼ [5] 【乾燥酵母】
酵母を乾燥したもの。ビタミン B 類を豊富に含む。栄養剤・整腸薬・食用として用いられる。ドライ-イースト。薬用酵母。

かんそうざい

かんそうざい [3] 【乾燥材】
天然あるいは人工的に所定含水率に乾燥した木材。寸法安定性や強度・耐朽性に優れる。

かんそうざい

かんそうざい [3][0] 【乾燥剤】
(1)周囲から水分を奪い乾燥させる物質。シリカゲル・濃硫酸・塩化カルシウム・生石灰・五酸化二リンなど。
(2)油脂系塗料の酸化乾燥を早めるために乾性油に加える鉛・マンガン・コバルトの酸化物などのこと。ドライヤー。

かんそうし

かんそうし [3] 【監送使】
斎宮が伊勢へ下向する際に,奉送する勅使。納言または参議がこれに任ぜられた。長奉送使(チヨウブソウシ)。

かんそうしすう

かんそうしすう [6][5] 【乾燥指数】
気候の乾燥の程度を表す指数。フランスの地理学者マルトンヌ(E. Maltonne 1873-1955)が年平均気温と年降水量から求めたものがよく知られている。

かんそうたい

かんそうたい [0] 【乾燥帯】
⇒亜熱帯(アネツタイ)

かんそうちけい

かんそうちけい [5] 【乾燥地形】
乾燥気候の卓越する地域に発達する地形。強烈な日射,風,一時的豪雨による流れなどによって悪地地形・岩石床(ペディメント)・砂漠など特徴的な景観を呈する。

かんそうひりょう

かんそうひりょう [5] 【乾燥肥料】
魚・海藻・鶏糞などを乾燥させた肥料。

かんそうむみ

かんそうむみ [5] 【乾燥無味】 (形動)
「無味乾燥」に同じ。「―な生活」

かんそうやさい

かんそうやさい [5] 【乾燥野菜】
貯蔵・輸送に都合のよいように,また,独特の風味を付すために乾燥させた野菜。

かんそうゆ

かんそうゆ [3] 【乾燥油】
⇒乾性油(カンセイユ)

かんそうろ

かんそうろ [3] 【乾燥炉】
加熱により水分や溶剤などを乾燥する炉。塗装品用や魚介類用などがある。

かんそうゲル

かんそうゲル [5] 【乾燥―】
〔xerogel〕
強度に乾燥した状態のゲル。市販の状態の寒天やゼラチン片,シリカゲルがその例。キセロゲル。乾膠(カンコウ)体。

かんそか

かんそか [0] 【簡素化】 (名)スル
むだを省き簡単にすること。「手続きを―する」
[派生] ――さ(名)

かんそく

かんそく クワン― [0] 【観測】 (名)スル
(1)天候や自然現象の様相を見て測定すること。「太陽の黒点を―する」「―船」
(2)物事の様子をよく見て動きを推測すること。「物価に対する政府の―は甘い」「―記事」「希望的―」

かんそく

かんそく【観測】
<make an> observation.→英和
〜する observe;→英和
survey.→英和
‖観測気球 an observation balloon; <send up> a trial balloon (比喩的).観測所(者) an observatory (observer).希望的観測 wishful thinking.

かんそく

かんそく クワン― [0] 【管足】
棘皮(キヨクヒ)動物の体表から伸びる柔らかい細管。先端に吸盤があり,他物への吸着,移動および摂食活動をする。感覚器官や呼吸器官としても働く。

かんそく

かんそく クワン― [0] 【管束】
⇒維管束(イカンソク)

かんそく

かんそく クワン― [0] 【緩速】
ゆっくりとした速度。

かんそくききゅう

かんそくききゅう クワン―キウ [5] 【観測気球】
(1)高層気象の観測のために飛ばす気球。
(2)偵察用の係留気球。
(3)政治や外交交渉において,相手側の反応を知るために故意に流す情報または見解。バロン-デッセー。「―を上げる」

かんそくじょ

かんそくじょ クワン― [0][5] 【観測所】
天体・気象・地震・緯度変化などの自然現象を観察・記録する施設。気象台・天文台・測候所など。

かんそくせい

かんそくせい クワン― [4] 【観測井】
油層・ガス層内の様子や地下水調査のために掘削する井戸。

かんそん

かんそん クワン― [0] 【環村】
⇒円村(エンソン)

かんそん

かんそん [0] 【寒村】
貧しくさびれた村。「山あいの―」

かんそん

かんそん【寒村】
a poor village.

かんそん

かんそん 【旱損】
日照りによる田畑の損害。旱害。

かんそんみんぴ

かんそんみんぴ クワンソン― [5] 【官尊民卑】
政府や官吏を尊び,民間の人や物をそれに従うものとし軽く扱うこと。

かんぞう

かんぞう クワンザウ [0] 【館蔵】
博物館・美術館・図書館などで所蔵していること。「―品(ヒン)」

かんぞう

かんぞう [0][1] 【甘草】
(1)マメ科の多年草。中国北部に自生。高さ1メートル内外。全体に腺毛があり,羽状複葉を互生。晩夏,葉腋に淡紫色の蝶形花が総状につく。根に甘みがあり,乾燥させて鎮咳・鎮痛・解毒などの薬用とし,また甘味料とする。アマキ。アマクサ。[季]夏。
(2){(1)}の根を乾燥したもの。特異なにおいがあり味は甘い。主成分としてグリチルリチンを含み,矯味・緩和・鎮咳・去痰薬として用いるほか,消化器の潰瘍(カイヨウ)などにも用いられる。
甘草(1)[図]

かんぞう

かんぞう クワンザウ [0] 【萱草】
(1)ユリ科ワスレグサ属植物の総称。日当たりのよい,やや湿った地に生える。葉は二列に叢生し,広線形。夏,花茎を出し,紅・橙(ダイダイ)・黄色のユリに似た花を数輪開く。若葉は食用になる。日本に自生する種にノカンゾウ・ヤブカンゾウ・キスゲ・ニッコウキスゲなどがある。
〔「萱草の花」は [季]夏〕
(2)「萱草色(カンゾウイロ)」に同じ。「―など澄みたる色を着て/源氏(手習)」

かんぞう

かんぞう【甘草】
《植》a licorice (plant,root).→英和

かんぞう

かんぞう【肝臓】
the liver.→英和
‖肝臓炎 hepatitis.肝臓病 a liver disease.

かんぞう

かんぞう [0] 【肝臓】
腹腔の右上,横隔膜のすぐ下に接する赤褐色の内臓器官。人体最大の分泌器官で,左右二葉に分かれ,その間に胆嚢(タンノウ)がある。胆汁をつくり余分の炭水化物をグリコーゲンに変えて貯蔵し,また有毒物を解毒するなど重要なはたらきをする。きも。
肝臓[図]

かんぞう=の丸呑(マルノ)み

――の丸呑(マルノ)み
よくかみしめて物事の本当の意味を味わおうとしないことのたとえ。

かんぞういろ

かんぞういろ クワンザウ― [0] 【萱草色】
染め色の名。黄みの強い橙(ダイダイ)色。萱草の花の色。凶色とする。かぞういろ。

かんぞうえん

かんぞうえん [3] 【肝臓炎】
⇒肝炎(カンエン)

かんぞうがん

かんぞうがん [3] 【肝臓癌】
肝臓にできる癌腫。原発性のものと,続発性(転移性)のものとがある。肝癌。

かんぞうせいざい

かんぞうせいざい [5] 【肝臓製剤】
動物の肝臓を凍結乾燥して製した粉末。貧血治療や強壮剤に用いられる。

かんぞうたけ

かんぞうたけ [3] 【肝臓茸】
担子菌類ヒダナシタケ目のきのこ。シイ・ナラなどの幹に生える。径10〜20センチメートル。赤く肉厚で,肝臓に似る。食用。ウシノシタ。ビフテキタケ。

かんぞうなます

かんぞうなます カンザフ― 【和雑膾】
「かぞうなます」の転。

かんぞうのうよう

かんぞうのうよう [5] 【肝臓膿瘍】
⇒肝膿瘍(カンノウヨウ)

かんぞうエキス

かんぞうエキス [5] 【甘草―】
甘草を常温で抽出したものにアルコールを加えて製したもの。褐色で特異なにおいがあり,味は甘い。矯味・賦形(フケイ)剤として用いる。

かんぞうジストマ

かんぞうジストマ [5] 【肝臓―】
⇒肝吸虫(カンキユウチユウ)

かんぞうジストマびょう

かんぞうジストマびょう [0] 【肝臓―病】
⇒肝(カン)ジストマ病(ビヨウ)

かんぞく

かんぞく [1] 【漢族】
漢語(中国語)を使用し,中国の全人口の九割以上を占める民族。人種的にはモンゴロイドに属する。黄河流域を原住地とし,数千年の歴史を通じて独自の文化を形成した。中国本土のほか,台湾・東南アジアなど世界に分布。漢民族。漢人。

かんぞく

かんぞく クワン― [0] 【貫属】
(1)戸籍のある土地。
(2)明治期,地方自治体の管轄に属すること。「東京府―」

かんぞく

かんぞく [0] 【奸賊・姦賊】
心がねじけ策謀にも長じた悪人。

かんぞく

かんぞく クワン― 【還俗】
⇒げんぞく(還俗)

かんたい

かんたい【寒帯】
the Frigid Zone.寒帯植物 a polar[an arctic]plant.

かんたい

かんたい クワン― [0] 【歓待・款待】 (名)スル
心のこもったもてなし。「―を受ける」「お客様になって―された/俳諧師(虚子)」

かんたい

かんたい [0] 【寒帯】
地球の南緯・北緯それぞれ六六・三三度(極圏)から,南極・北極までの地帯。極寒の地で,ツンドラ地域と永久凍土地域が含まれ,全陸地の17パーセントを占める。

かんたい

かんたい クワン― [0] 【冠帯】
冠と帯。また,衣冠束帯の礼装。

かんたい

かんたい クワン― [0] 【緩怠】 (名・形動)[文]ナリ
(1)なまける・こと(さま)。なおざり。「来では叶はざる十兵衛見えぬか―なり/五重塔(露伴)」
(2)過失。科(トガ)。「今死ぬるお人にちよつと見廻に行つたとて,科・―に成ならば/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
(3)無作法。無礼。「伯父に向つて―至極/浄瑠璃・平家女護島」

かんたい

かんたい クワン― [0] 【環帯】
(1)シダ植物の胞子嚢(ノウ)の外側にある厚い細胞壁を有する一列の細胞。成熟した胞子をはじき出すはたらきをする。
(2)ミミズやヒル類で,体の前方の生殖孔付近にある,他の部分とは色が異なり,膨れあがった帯状の部分。分泌腺をなす。

かんたい

かんたい【歓待】
<give> a warm reception;hospitality.→英和

かんたい

かんたい [0] 【感戴】 (名)スル
ありがたくおしいただくこと。「洪大無窮の聖恩を―せざらんや/明六雑誌 16」

かんたい

かんたい【艦隊】
a fleet;→英和
a squadron (小).→英和
連合艦隊 a combined fleet.

かんたい

かんたい クワン― [0] 【寛待】
寛大に待遇すること。

かんたい

かんたい [0][1] 【艦隊】
複数の軍艦で編制された海軍の部隊。「連合―」

かんたいきこう

かんたいきこう [5] 【寒帯気候】
寒帯に特有の寒冷な気候。一年が昼の長い夏と夜の長い冬に分かれ,春と秋は短い。ケッペンの区分では最も暖かい月の平均気温が摂氏一〇度以下の気候をいい,多くは永久凍土で樹木は生育しない。

かんたいきだん

かんたいきだん [5] 【寒帯気団】
寒帯に発現する冷たい気団。冬の日本付近の天候を支配するシベリア気団はその代表的なもの。

かんたいし

かんたいし 【韓退之】
韓愈(カンユ)の別名。

かんたいしょくぶつ

かんたいしょくぶつ [6] 【寒帯植物】
寒帯に生育する植物の総称。下等藻類・地衣類・蘚苔類が多い。

かんたいじ

かんたいじ [3][0] 【簡体字】
現代中国で制定,使用されている,簡略にした漢字。1956年以後,数度公布された。车(車)・广(廣)・从(從)・电(電)など。簡化字。

かんたいぜんせん

かんたいぜんせん [5] 【寒帯前線】
寒帯気団と熱帯気団との間にできる前線。中緯度に存在する大規模な前線で,温帯低気圧の発生や発達に関係している。梅雨前線は寒帯前線の一つ。

かんたいのくに

かんたいのくに クワン― [0] 【冠帯の国】
礼儀にあつい国。夷狄(イテキ)に対して中国をいう。

かんたいへいよう

かんたいへいよう【環太平洋】
the Pacific Rim.

かんたいへいよう

かんたいへいよう クワンタイヘイヤウ [1][3] 【環太平洋】
太平洋をとりまく意。

かんたいへいようかざんたい

かんたいへいようかざんたい クワンタイヘイヤウクワザン― 【環太平洋火山帯】
太平洋を取り巻いて分布する火山帯。南北アメリカ大陸の太平洋岸に沿って北上し,アラスカ・日本列島・フィリピン諸島を経てニュージーランドに達する。新生代第三紀以後噴出した火山から成る。地殻の不安定な地帯で,地震帯ともほぼ一致する。

かんたいへいようぞうざんたい

かんたいへいようぞうざんたい クワンタイヘイヤウザウザン― 【環太平洋造山帯】
太平洋を取り巻く,中生代以後に発達した造山帯。アンデス・ロッキー両山脈,アリューシャン・日本・フィリピン・ニューギニア・ニュージーランドなどの諸島から成る。

かんたいりん

かんたいりん [3] 【寒帯林】
亜寒帯に生ずる針葉樹林のこと。林学などでいう。厳密な意味での寒帯には森林は成立しない。
→熱帯多雨林
→温帯林

かんたく

かんたく [0] 【干拓】 (名)スル
湖沼・浅海などを堤防で囲み,水を除いて陸地化すること。「湖を―する」「―地」

かんたく

かんたく クワン― [0] 【官宅】
「官舎」に同じ。
⇔私宅

かんたく

かんたく クワン― 【澣濯・浣濯】
洗いすすぐこと。洗濯。「夫(ツマ)のかたみ―せんと/歌舞伎・鳴神」

かんたく

かんたく【干拓する】
reclaim <land> by drainage.‖干拓事業 reclamation works.干拓地 reclaimed land.

かんたく

かんたく [0] 【乾拓】
拓本をとる方法の一。石碑などに湿り気のない紙を当て,その上からやわらかい釣り鐘墨などで摺(ス)って文字や模様を写し取るもの。
⇔湿拓(シツタク)

かんたく

かんたく [0] 【簡択】 (名)スル
選んで抜き取ること。

かんたく

かんたく [0] 【寒柝】
冬の夜に打ち鳴らす拍子木の音。

かんたまご

かんたまご [3][4] 【寒卵】
寒中に産んだ鶏の卵。産卵数が少なく,滋養があり,日もちがいいとされる。[季]冬。

かんたる

かんたる クワン― [1] 【冠たる】
⇒かん(冠)■二■

かんたん

かんたん [0][1] 【邯鄲】
カンタン科の昆虫。体長13ミリメートル内外。スズムシに似るが全身が淡黄緑色。触角は長く前ばねは半透明,後ろばねはたたむと前ばねの下から尾のように出る。雄はルルルルと美しく鳴く。日本と東アジアに分布。[季]秋。《こときれてなほ―のうすみどり/富安風生》

かんたん

かんたん [0] 【簡単・簡短】 (形動)[文]ナリ
(1)物事が単純で,理解や扱いが容易であるさま。「―な機械」「―な問題」「―明瞭」
(2)時間や手数のかからないさま。てがる。「昼食を―に済ます」「彼は―に承知してくれた」
〔幕末から用いられた語。はじめは多く「簡短」が用いられた〕
[派生] ――さ(名)

かんたん

かんたん【簡単】
brevity;→英和
simplicity.→英和
〜な(に) brief(ly);→英和
simple (simply).→英和
〜に言えば in short.

かんたん

かんたん【感嘆】
<be struck with> admiration.→英和
〜する admire;→英和
wonder.→英和
〜すべき admirable;→英和
wonderful.→英和
‖感嘆詞 an interjection.感嘆符 an exclamation mark[point] <!> .感嘆文《文》an exclamatory sentence.

かんたん

かんたん [0] 【寒胆】 (名)スル
恐ろしさにきもが冷えること。「其顔色奇偉にして一見―すべきものなり/竜動鬼談(勤)」

かんたん

かんたん【肝胆相照らす】
be on intimate terms <with each other> .

かんたん

かんたん 【邯鄲】
(1)中国,河北省南部の都市。綿花・落花生の集散地。古来,山東・山西を結ぶ交通の要衝に当たり交易が盛ん。戦国時代には趙(チヨウ)の国都。ハンタン。
(2)能の一。四番目物。「邯鄲の夢」の故事を題材としたもの。
(3)能の「邯鄲」に取材した常磐津(トキワズ)・長唄・一中(イツチユウ)・河東(カトウ)・地歌・箏曲(ソウキヨク)の曲名。

かんたん

かんたん [0][1] 【肝胆】
(1)肝(キモ)と胆(イ)。
(2)心の中。真心。

かんたん

かんたん [0] 【感嘆・感歎】 (名)スル
(1)感心してほめたたえること。「あの熱意には―する」「―おくあたわず」
(2)なげき悲しむこと。[日葡]

かんたん=の夢(ユメ)

――の夢(ユメ)
〔出世を望んで邯鄲に来た青年盧生(ロセイ)は,栄華が思いのままになるという枕を道士から借りて仮寝をし,栄枯盛衰の50年の人生を夢に見たが,覚めれば注文した黄粱(コウリヨウ)の粥(カユ)がまだ炊き上がらぬ束の間の事であったという沈既済「枕中記」の故事より〕
栄枯盛衰のはかないことのたとえ。邯鄲の枕。邯鄲夢の枕。盧生の夢。黄粱一炊の夢。黄粱の夢。一炊の夢。

かんたん=の枕(マクラ)

――の枕(マクラ)
⇒邯鄲(カンタン)の夢(ユメ)

かんたん=の歩(アユ)み

――の歩(アユ)み
〔燕(エン)の人が邯鄲の都に歩き方を習いに行ったが,会得できないうちに自分の国の歩き方をも忘れ,はって帰ったという「荘子(秋水)」の故事から〕
自分の本分を忘れて他人をまねるものは,両方とも失うことのたとえ。

かんたん=を傾(カタム)ける

――を傾(カタム)・ける
心を開いて話す。肝胆を披(ヒラ)く。

かんたん=を寒(サム)からしめる

――を寒(サム)からしめる
ぞっとさせる。恐れをいだかせる。

かんたん=を砕(クダ)く

――を砕(クダ)・く
真心を尽くす。一所懸命になってする。

かんたん=地(チ)に塗(マミ)る

――地(チ)に塗(マミ)る
〔史記(淮陰侯伝)〕
⇒肝脳(カンノウ)地(チ)に塗(マミ)る

かんたん=相照(アイテ)らす

――相照(アイテ)ら・す
互いに心の底まで打ち明けて交わる。きわめて親しくつきあう。「―・す仲」

かんたんおとこ

かんたんおとこ [5] 【邯鄲男】
能面の一。男面で「邯鄲」のほかに,脇能の「高砂」「弓八幡」「養老」などの後ジテにも用いる。

かんたんし

かんたんし [3] 【感嘆詞】
(1)感嘆して発する言葉。
(2)「感動詞(カンドウシ)」に同じ。

かんたんし

かんたんし [3] 【邯鄲師】
〔「邯鄲の夢」の故事から〕
客が眠っている間にその金品を盗む者。まくらさがし。

かんたんふ

かんたんふ [3] 【感嘆符】
感嘆文の終わりに付ける「!」の符号。エクスクラメーション-マーク。

かんたんふく

かんたんふく [3] 【簡単服】
単純な形に仕立てた婦人用ワンピース。夏のホーム-ドレスとする。アッパッパ。

かんたんぶん

かんたんぶん [3] 【感嘆文】
⇒感動文(カンドウブン)

かんだ

かんだ 【苅田】
福岡県北東部,京都(ミヤコ)郡の町。北九州市の南東に接し,セメント・自動車工業などが立地。

かんだ

かんだ 【神田】
姓氏の一。

かんだ

かんだ 【神田】
東京都千代田区の地名。もと神田区をなす。神田明神・ニコライ堂などがある。神田神保町には出版社や古本・新本の書店が集中する。

かんだい

かんだい【寛大】
generosity;→英和
magnanimity.〜な(に) generous(ly);→英和
magnanimous(ly);→英和
tolerant(ly).→英和
〜に取り扱う deal <with a person> leniently.

かんだい

かんだい クワン― [0][1] 【棺台】
棺をのせる台。

かんだい

かんだい [3][0] 【寒鯛】
(1)スズキ目の海魚。全長90センチメートルを超える。体は長楕円形。体色は紅紫色。幼魚の体側には一条の白い縦線がある。雄の成魚には,目の上にこぶがある。久しく雌雄が別種と考えられ,雄はコブダイ,雌はカンダイと呼ばれた。食用。本州中部以南の近海に分布。
(2)イラの異名。
(3)冬にとれる鯛。

かんだい

かんだい クワン― 【貫代】
江戸時代,租税の米の代わりに上納された金銀銭。
→石代(コクダイ)

かんだい

かんだい クワン― 【館代】
大名の留守中,その陣屋を守る家老。「黒羽の―浄坊寺何がしの方に音信(オトズ)る/奥の細道」

かんだい

かんだい クワン― [0] 【寛大】 (名・形動)[文]ナリ
心がひろく思いやりがある・こと(さま)。「―なる処置」
[派生] ――さ(名)

かんだか

かんだか [0] 【甲高・疳高】 (形動)[文]ナリ
声がかん高いさま。「―にわめく」「そとへも聴えるやうな―な声/耽溺(泡鳴)」

かんだか

かんだか クワン― 【貫高】
中世,土地面積・地代を銭で換算した方式。村高や所領高の評価基準としても機能した。近世の石高(コクダカ)制施行の後も,東国などでは用いられた。

かんだかい

かんだかい【甲高い】
shrill <voice> ;→英和
high-pitched.

かんだかい

かんだか・い [4] 【甲高い・疳高い】 (形)[文]ク かんだか・し
声・音の調子が高く鋭い。「―・い声」

かんだがいごだいがく

かんだがいごだいがく 【神田外語大学】
私立大学の一。1986年(昭和61)設立。本部は千葉市美浜区。

かんだがわ

かんだがわ 【神田川】
東京都の中心部をほぼ東西に流れ隅田川に注ぐ川。かつては上流部を神田上水,中流部を江戸川といった。

かんだじょうすい

かんだじょうすい 【神田上水】
江戸幕府開設に伴い江戸の人々の飲料水用に建設された上水道。武蔵野市の井之頭池を水源とし,目白・小石川を経て,埋め立て地で水質の悪い下町に給水した。

かんだたかひら

かんだたかひら 【神田孝平】
(1830-1898) 幕末・明治の官僚・学者。岐阜県の人。蘭学を学び,幕府の蕃書調所に出仕。維新後,明治政府の政治・経済の諸調査に従事,地租改正の建議などを行う一方,明六社に参加し,外国文化の啓蒙紹介に努めた。

かんだち

かんだち 【麹】
⇒かむだち(麹)

かんだち

かんだち 【神館】
神社の近くに設け,神事や潔斎の時,神官などの籠る建物。物忌みの館。かむだち。こうだち。

かんだちべ

かんだちべ 【上達部】
「かんだちめ」に同じ。「…と言へば御子達・―聞きて/竹取」

かんだちめ

かんだちめ [4][3] 【上達部】
〔「かむだちめ」とも表記〕
三位以上の人,および四位の参議。公卿(クギヨウ)。かんだちべ。「やむごとなき―・弁官なんどの中にも/源氏(須磨)」

かんだっこ

かんだっこ [0] 【神田っ子】
江戸神田生まれの人。江戸っ子の中でも特に勇み肌で知られる。

かんだつ

かんだ・つ [3] 【癇立つ】 (動タ五[四])
神経が高ぶっていらいらする。いらだつ。「―・つた弱々しい声で/黴(秋声)」

かんだないぶ

かんだないぶ 【神田乃武】
(1857-1923) 英語学者・教育者。東京の人。孝平の養子。東大教授。教科書・辞書(袖珍コンサイス英和辞典)を著し,日本英語学の発達に尽くした。

かんだはくざん

かんだはくざん 【神田伯山】
講釈師。
(1)(初世)(?-1873) 本名,斎藤定吉。「天一坊」を得意とし,神田畑の基礎を築いた。
(2)(二世)(1841-1921) 本名,玉川金次郎。「幡随院長兵衛」を得意とした。松鯉(シヨウリ)と改名。
(3)(三世)(1872-1932) 本名,岸田福松。「清水次郎長」で評判をとる。

かんだはくりゅう

かんだはくりゅう 【神田伯竜】
(五世)(1890-1949) 講釈師。東京生まれ。本名,戸塚岩太郎。三世神田伯山に師事,侠客物を得意とするが,世話講談の一立斎文慶の影響を受け,「小猿七之助」「天保六花撰」などで人気を得た。

かんだひ

かんだひ [3] 【乾打碑】
乾拓用の墨。掃墨(ハイズミ)に蝋(ロウ)を混ぜてやわらかく作ったもの。釣り鐘墨。

かんだまつり

かんだまつり 【神田祭】
(1)東京の神田明神の祭礼。五月一五日(古くは九月一五日)に行われる。江戸の代表的祭礼で,山王祭とともに天下祭と呼ばれ,また江戸の二大祭と称された。[季]夏。
(2)歌舞伎舞踊の一。清元。本名題「〆能色相図(シメロヤレイロノカケゴエ)」。三升屋二三治(ミマスヤニソウジ)作詞,二世清元斎兵衛作曲。1839年,江戸河原崎座初演。神田祭の華やかさを舞踊化したもの。

かんだみょうじん

かんだみょうじん 【神田明神】
東京都千代田区外神田にある神田神社の通称。祭神は大己貴命(オオナムチノミコト),少彦名命(スクナビコナノミコト)。神田祭で知られる。

かんだむすび

かんだむすび [4] 【神田結び】
男帯の結び方。左右とも縦折りにし,左端を折り返したのを再び縦折りに結び,両端を下に向けたもの。江戸末期,船夫・陸尺(ロクシヤク)などの間に行われた。
神田結び[図]

かんだん

かんだん [0] 【寒暖】
寒さと暖かさ。「―の差」

かんだん

かんだん【間断なき(なく)】
continual(ly) (たびたび);→英和
continuous(ly) (連続して);→英和
without interruption[a break,a pause].

かんだん

かんだん【閑談】
a quiet chat;an idle talk.

かんだん

かんだん [0] 【閑談】 (名)スル
(1)のんびりと話をすること。閑話。「友人と一夜―する」
(2)静かに話をすること。

かんだん

かんだん [0] 【間断】
一時とぎれること。たえま。きれめ。多く「間断なく」の形で用いる。「―なくしゃべり続ける」

かんだん

かんだん【歓談する】
have a pleasant chat[talk] <with> .

かんだん

かんだん【寒暖】
heat and cold;temperature.→英和

かんだん

かんだん クワン― [0] 【歓談】 (名)スル
打ち解けて楽しくかたらうこと。また,その話。「―に時を過ごす」

かんだんけい

かんだんけい [0][3] 【寒暖計】
温度計のうち,人間の感じる寒暖の範囲内の温度を測定するように目盛りを設定したもの。気温計。

かんだんけい

かんだんけい【寒暖計】
a thermometer.→英和
摂(華)氏寒暖計 a centigrade (Fahrenheit) thermometer.

かんち

かんち [1] 【閑地】
(1)静かな土地。
(2)使われていない土地。あきち。
(3)ひまな地位・身分。閑職。「―に就く」

かんち

かんち [1] 【感知】 (名)スル
感じとること。気付くこと。「隠れた事実を―する」「火災―器」

かんち

かんち【関知する】
be concerned <in,with> .〜しない have nothing to do with.

かんち

かんち クワン― [1] 【完治】 (名)スル
病気やけがが完全に治ること。「傷が―する」

かんち

かんち クワン― [1] 【換置】
おきかえること。置換。

かんち

かんち [1] 【奸智・姦智・奸知】
悪いことを考えだす知恵。悪知恵。「―にたけた人」

かんち

かんち クワン― [1] 【官治】
国が自己の機関により直接,行政を行うこと。
⇔自治

かんち

かんち [1] 【監置】 (名)スル
法廷の秩序を乱した者に対し科される制裁の一種。裁判所が決定し,二〇日以内監置場に留置する。

かんち

かんち [1] 【乾地】
乾燥地。「―農業」

かんち

かんち クワン― [0] 【換地】 (名)スル
土地を交換すること。また,替え地。「区画整理のために―する」

かんち

かんち [1] 【寒地】
〔古くは「かんぢ」とも〕
寒い土地。
⇔暖地

かんち

かんち【感知する】
perceive;→英和
notice.→英和
感知器 a sensor.→英和

かんち

かんち クワン― [1] 【関知】 (名)スル
あることに関係をもっていて,知っていること。あずかり知ること。多く,下に打ち消しの語を伴って用いる。「一切―しない」「私の―するところではない」

かんち

かんち クワン― [1] 【官地】
政府所有の土地。官有地。
⇔民地

かんち

かんち【奸智】
craft;→英和
cunning.→英和
〜にたけた crafty;→英和
cunning;wily.→英和

かんちがい

かんちがい【勘違い】
(a) misunderstanding.→英和
〜している be mistaken.A を B と〜する (mis)take A for B.

かんちがい

かんちがい [3] 【勘違い】 (名)スル
思い違いをすること。「どうやら―(を)していたらしい」

かんちぎょうせい

かんちぎょうせい クワン―ギヤウ― [4] 【官治行政】
国が自己の機関により直接行う行政。

かんちく

かんちく [0] 【漢竹】
中国渡来の竹。多く笛に用いた。からたけ。「―の横笛とり出し/義経記 1」

かんちく

かんちく [1][0] 【寒竹】
(1)冬の竹。
(2)タケの一種。観賞用,また生け垣に植えられる。高さ2〜3メートル,径約1センチメートルで,節間はやや紫色を帯び,皮に紫斑がある。秋に筍(タケノコ)が出るので,季節はずれで食用に好まれる。紫竹(シチク)。

かんちしょくぶつ

かんちしょくぶつ [5] 【寒地植物】
寒帯や高山に分布する植物。小形の多年草が多く,短期間で一斉に開花し結実する。

かんちしょぶん

かんちしょぶん クワン― [4] 【換地処分】
土地改良や区画整理のために土地に存する権利関係が変わった場合,従前の土地の代わりに他の土地を与えたり,金銭をもって清算する行政処分。

かんちそしき

かんちそしき クワン― [4] 【官治組織】
国が直接統治するための行政組織。中央官庁によるものと地方官庁によるものとがある。

かんちつ

かんちつ クワン― [0] 【巻帙】
〔巻物にした書物と綴(ト)じて帙に入れた書物の意〕
書物。書籍。また,その数。

かんちつ

かんちつ クワン― [0] 【官秩】
官位の等級。官等。

かんちつ=綻(ホコロ)ぶ

――綻(ホコロ)・ぶ
書物がいたむほど繰り返して読む。

かんちほう

かんちほう クワン―ハフ [0] 【換置法】
修辞法の一。強調したい部分をさらに程度を強めた語でおきかえる方法。「彼は日本一の,いや世界一の技術者だ」など。

かんちゃく

かんちゃく クワン― [0] 【緩着】
「緩手(カンシユ)」に同じ。

かんちゃく

かんちゃく クワン― 【還着】
一度離れた官職・地位に復すること。げんじゃく。「前座主明雲大僧正―せらる/平家 3」

かんちゃざん

かんちゃざん クワン― 【菅茶山】
(1748-1827)
〔茶山は「さざん」とも〕
江戸後期の漢詩人。本姓菅波。名は晋師(トキノリ)。備後(ビンゴ)の人。京都の那波魯堂に程朱学を学び,神辺(カンナベ)に帰郷して黄葉夕陽村舎(のちの廉塾)を開く。写実を旨とした清新な詩風で知られ,ことに田園詩が名高い。頼山陽の師。著「筆のすさび」「黄葉夕陽村舎詩」など。

かんちゅう

かんちゅう 【勘注】
調査記録すること。また,その文書。「不熟損亡の―,算用散失の都合/庭訓往来」

かんちゅう

かんちゅう クワン― [0] 【灌注】 (名)スル
そそぎかけること。

かんちゅう

かんちゅう [0] 【閑中】
ひまな間。用事のない間。

かんちゅう

かんちゅう [0] 【寒中】
〔古くは「かんぢゅう」とも〕
小寒の初めから大寒の終わるまでの間。また,寒さが厳しい期間。寒の内。「―水泳」「―見舞い」

かんちゅう

かんちゅう【寒中の】
midwinter.→英和
寒中水泳 a midwinter swim.

かんちゅう

かんちゅう クワン― 【関中】
中国,陝西(センセイ)省の渭水(イスイ)盆地の古称。東の函谷関(カンコクカン),西の隴関(ロウカン),北の蕭関(シヨウカン),南の武関にかこまれているのでこの名がある。長安を中心として唐代までの中国の中心地。

かんちゅう

かんちゅう クワン― [0] 【冠注】
頭注。

かんちゅう

かんちゅう クワン― 【管仲】
(?-前645) 中国,春秋時代斉の宰相。名は夷吾(イゴ),仲は字(アザナ)。初め公子糾(キユウ)に仕えて,桓公(カンコウ)と対立したが,のち鮑叔牙(ホウシユクガ)の推挙で宰相となり,桓公を覇者たらしめた。「管子」はその著という。
→管鮑(カンポウ)の交わり

かんちゅう

かんちゅう 【漢中】
中国,陝西(センセイ)省南部の漢水上流域の盆地。漢の高祖劉邦(リユウホウ)が天下統一の根拠とした地。漢。

かんちゅう

かんちゅう クワン― 【寰中】
(1)天子直轄の地域。寰内(カンダイ)((カンナイ))。畿内(キナイ)。
(2)天下。国内。「―無事なりと雖も/太平記 13」

かんちゅうき

かんちゅうき 【勘仲記】
勘解由小路(カデノコウジ)(藤原)兼仲(1244-1308)の日記。1268年から1300年に至る。中間には欠けた部分が多い。弘安の役そのほかの政治動向について,正確で重要な記述が多い。兼仲卿記。

かんちゅうるい

かんちゅうるい クワンチユウ― [3] 【環虫類】
⇒環形動物(カンケイドウブツ)

かんちょう

かんちょう 【酣暢】
酒を飲んで楽しい気分になること。「夜に入りて心―す/菅家文草」

かんちょう

かんちょう【間諜】
a spy.→英和

かんちょう

かんちょう クワン― [0] 【勧懲】
「勧善懲悪」の略。

かんちょう

かんちょう クワンテウ [0] 【観潮】
潮の流れる模様,干満の様子,渦潮などを眺めること。鳴門海峡のものなどが著名。[季]春。

かんちょう

かんちょう【干潮】
ebb[low]tide;low water.〜時に at a low tide.

かんちょう

かんちょう [0][1] 【翰長】
「官長{(2)}」に同じ。

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ 【灌頂】
⇒かんじょう(灌頂)

かんちょう

かんちょう 【翰鳥】
空高く飛ぶ鳥。「只―の繳(ゲキ)を出て,轍魚(テツギヨ)の水を得たるごとくにて/太平記 29」

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [1][0] 【館長】
図書館・美術館・博物館など「館」と名の付く施設の長。

かんちょう

かんちょう クワンテフ 【官牒】
「太政官牒(ダイジヨウカンチヨウ)」に同じ。

かんちょう

かんちょう【官庁】
a government office;the (government) authorities (当局).官庁街 the area of government offices.官庁用語 officialese;gobbledygook.→英和

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [0] 【管庁】
管轄する官庁。

かんちょう

かんちょう [1] 【漢朝】
(1)中国,漢の朝廷。また,漢の時代。
(2)中国。漢土。「―の許由は/平治(上・古活字本)」

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [1][0] 【管長】
仏教・神道で,一宗一派を管理・支配する代表者。1872年(明治5)制定。

かんちょう

かんちょう【館長】
a superintendent;a director;→英和
a chief librarian (図書館の);a curator (博物館の).→英和

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [0] 【浣腸・灌腸】 (名)スル
大便の排出を促したり,あるいは栄養を補給するため,肛門より直腸・大腸内に薬物を注入すること。「―器」

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [0][1] 【貫長・貫頂】
「貫首(カンジユ){(3)}」に同じ。

かんちょう

かんちょう【艦長】
the commander of a warship;→英和
a captain.→英和

かんちょう

かんちょう [1][0] 【艦長】
個々の軍艦を指揮・統率する長。

かんちょう

かんちょう [0] 【間諜】
敵の情報を集め,味方に通報する者。間者(カンジヤ)。スパイ。

かんちょう

かんちょう クワンテウ [0] 【完調】
体などの調子が完全にととのっていること。「ほぼ―に近い」

かんちょう

かんちょう【潅[浣]腸】
(an) enema.→英和
〜する administer[give]an enema <to> .

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [0][1] 【官長】
(1)役人の長。長官。
(2)旧制の内閣書記官長の俗称。翰長。
(3)太政官・神祇官の長。

かんちょう

かんちょう クワンチヤウ [1] 【官庁】
(1)国家の事務について,国家の意思を決定し表示する権限をもつ国家機関。補助機関・諮問機関などに対比していう。担当する事務によって,司法官庁・行政官庁,管轄する区域によって中央官庁・地方官庁に分けられる。また,官吏の数によって独任制のものと合議制のものとがある。
(2)一般に,国家の諸機関。役所。
(3)公の事務を取り扱う所。役所。
(4)太政大臣がその事務を扱った所。太政官庁。

かんちょう

かんちょう [0] 【干潮】
潮が引いて,海水面が低く下がりきった状態。また,その時。一日のうち,ふつう二回出現し,低いほうの干潮を低低潮,高いほうの干潮を高低潮という。引き潮。低潮。
⇔満潮

かんちょうかせん

かんちょうかせん カンテウ― [5] 【感潮河川】
潮の干満の影響を受ける河川。満潮時には,海水が遡上する。水位・流速の変化は,潮入りの区域よりもはるか上流にまで及ぶ。緩勾配の大河に多い。
→海嘯(カイシヨウ)

かんちょうしょうせつ

かんちょうしょうせつ クワン―セウ― [5] 【勧懲小説】
〔坪内逍遥の文学用語〕
善玉と悪玉の葛藤(カツトウ)を経て,結局善は栄え悪は滅びるという,勧善懲悪を説く小説。曲亭馬琴の読本(ヨミホン)がその典型とみられ,逍遥が「小説神髄」で否定した。

かんちょうせん

かんちょうせん [0] 【干潮線】
干潮時の陸地と海との境界線。

かんちょうぼき

かんちょうぼき クワンチヤウ― [5] 【官庁簿記】
国家の収支や財産の変動を記録・計算し,予算と決算との間の関係を明示し管理するための会計処理方法。計算構造や経理方式などが法令によって拘束されている。公簿記。

かんちょく

かんちょく 【奸匿・姦慝】
⇒かんとく(奸匿)

かんつい

かんつい クワン― [0] 【完遂】
「かんすい(完遂)」の誤読。

かんつう

かんつう【貫通する】
penetrate;→英和
pass through;shoot through (弾丸が);pierce (突き通す).→英和
‖貫通銃創を受ける receive[have]a piercing bullet wound;have <one's chest> shot through.

かんつう

かんつう【姦通】
<commit> adultery <with> ;→英和
<have> illicit intercourse <with> .‖姦通罪 adultery.姦通者 an adulterer (男);an adulteress (女).

かんつう

かんつう [0] 【姦通・姧通】 (名)スル
(1)男女が道徳や法にそむいて情を通ずること。不義。密通。
(2)夫または妻が,他の異性と肉体関係を結ぶこと。旧憲法下の刑法では,妻が夫以外の男と肉体交渉をもつことをいった。

かんつう

かんつう [0] 【感通】 (名)スル
(1)思いなどが相手の心に通ずること。
(2)感じとってわかること。「人自然に―して悪心止み善心発す/詩学逢原」

かんつう

かんつう クワン― [0] 【貫通】 (名)スル
(1)中を貫いて反対側に抜けること。「トンネルが―する」「弾丸が肩を―する」
(2)物事によく通じていること。通暁。「著作条理―せざること多し/獺祭書屋俳話(子規)」

かんつうざい

かんつうざい [3] 【姦通罪】
夫のある女性が夫以外の男性と姦通することによって,その女性と相手方について成立する犯罪。1947年(昭和22)廃止。

かんつうじゅうそう

かんつうじゅうそう クワン―サウ [5] 【貫通銃創】
銃弾が体を貫通してできた傷。

かんつうせいどうき

かんつうせいどうき クワン― [7] 【貫通制動機】
列車の制動機で,一か所の操作で全車両の制動ができるもの。

かんつき

かんつき クワン― [0] 【鐶付・釻付】
茶釜の鐶を通す所。左右に一つずつあって,鬼面・松笠・あまづら(竜)など種々の形をなす。かんつけ。
→釜

かんつばき

かんつばき [3] 【寒椿】
(1)寒中に咲くツバキ。乙女椿(オトメツバキ)・大神楽(ダイカグラ)・侘助(ワビスケ)など。[季]冬。
(2)ツバキの園芸品種の一。サザンカに近く,低木で枝と葉に毛がある。花は紅色の八重咲きで,やや小さく,一一〜一月頃開花する。

かんづか

かんづか 【髪束】
〔「かみつか」の転。「がんづか」とも〕
髪を束ねたところ。たぶさ。「両人が―掴(ツカ)んで引伏せ/浄瑠璃・世継曾我」

かんづかさ

かんづかさ 【主神】
律令制で,大宰府管内の祭祀(サイシ)をつかさどる職員。

かんづかさ

かんづかさ 【神司・神官】
〔「かむづかさ」「かみづかさ」とも〕
神に仕える人。神官(シンカン)。「―の者ども/源氏(賢木)」

かんづかさ

かんづかさ 【神祇官】
「じんぎかん(神祇官)」に同じ。「―に令(ノリゴト)して/日本書紀(垂仁訓)」

かんづく

かんづく【感付く】
get wind[scent]of;suspect <(a) danger> .→英和

かんづく

かんづ・く [3] 【感付く・勘付く】 (動カ五[四])
直観が働いて気付く。心づく。「気配に―・く」「相手に―・かれる」

かんづくり

かんづくり [3] 【寒造り】
寒中の冷気や水などを利用してものを造ること。また,そのもの。多く酒にいう。[季]冬。

かんづけ

かんづけ [0] 【寒漬(け)】
晩秋に漬け込み,寒中から食べ始める沢庵(タクアン)漬け。

かんづめ

かんづめ【缶詰】
canned[ <英> tinned]food.〜にする can;→英和
tin;→英和
confine <in a room> (人を).→英和
‖缶詰業(者) the packing[canning]industry (a canner[packer]).

かんづり

かんづり [0] 【寒釣り】
寒中に魚を釣ること。

かんてい

かんてい【官邸】
an official residence.

かんてい

かんてい [0] 【戡定】 (名)スル
敵を討って乱を鎮めること。平定。「禍乱を―せらるるや/日本開化小史(卯吉)」

かんてい

かんてい クワン― [1] 【関帝】
関羽(カンウ)の敬称。

かんてい

かんてい 【澗底】
谷の深い所。谷底。「―の松のひとり老い行くともいへり/ささめごと」

かんてい

かんてい [0] 【艦艇】
〔「艦」は大型,「艇」は小型のもの〕
大小の軍事用船舶の総称。

かんてい

かんてい【鑑定】
judgment (判定);an expert opinion (専門家の);legal advice (訴訟の);(an) appraisal (値ぶみ).→英和
〜する judge;→英和
give an (expert) opinion <on> ;appraise.→英和
‖鑑定家 a judge;a connoisseur (美術品の).鑑定書 a written statement of an expert opinion.鑑定料 a fee for expert opinion.

かんてい

かんてい クワン― [0] 【官邸】
大臣・長官など,高級官僚の住宅として国が用意した邸宅。官宅。公邸。
⇔私邸
「首相―」

かんてい

かんてい [0] 【鑑定】 (名)スル
(1)科学的な分析や専門的な知識によって判断・評価すること。美術・骨董(コツトウ)品の良否や真贋(シンガン)の判断,不動産の評価などにいう。目利き。「刀剣を―する」
(2)判断すること。また,その判断。「相対(アイタイ)間男ではないかと僕は―するが/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(3)〔法〕 訴訟において,裁判官の判断を補助するため,裁判所が指名した学識経験者に専門的知識・判断を報告させることを目的とした証拠調べ手続き。

かんてい

かんてい【艦艇】
naval vessels.

かんてい

かんてい [0] 【閑庭】
静かな庭。「―の青苔/日乗(荷風)」

かんていか

かんていか [0] 【鑑定家】
書画・骨董(コツトウ)などの鑑定にすぐれた人。目利き。

かんていしょ

かんていしょ [5][0] 【鑑定書】
(1)美術品・宝石などを鑑定し,保証する文書。
(2)鑑定人が裁判所に報告するため,鑑定の経過や結果を記した文書。

かんていしょうにん

かんていしょうにん [5] 【鑑定証人】
特別の学識経験・知識により知り得た事実に関して,裁判所から尋問を受け供述する者。

かんていにん

かんていにん [0][3] 【鑑定人】
(1)裁判所の指示によって鑑定{(3)}を行い,報告する人。
(2)貿易外取引において,積み荷などの鑑定を行う者として運輸省が認定する資格。

かんていびょう

かんていびょう クワン―ベウ 【関帝廟】
関羽の霊をまつる廟。武神として,また財神として広く尊信される。武廟。老爺廟。

かんていりゅう

かんていりゅう [0] 【勘亭流】
歌舞伎の看板や番付(バンヅケ)などに用いられる書体。江戸中村座の看板を書いた岡崎屋勘六(号,勘亭)が始めたもの。
勘亭流[図]

かんていりゅうち

かんていりゅうち [5] 【鑑定留置】
被告人の心神または身体に関する鑑定のために,病院その他一定の場所に留置すること。

かんてき

かんてき [0]
(1)関西地方で,七輪のこと。
(2)怒りっぽいこと。また,怒りっぽい人。癇癪(カンシヤク)。癇癪持ち。「つい―であちらへ往たのぢや/洒落本・南遊記」

かんてき

かんてき [0] 【閑適】 (名・形動)[文]ナリ
心静かに楽しむ・こと(さま)。「人心の優悠―なるを表するに/小説神髄(逍遥)」

かんてき

かんてき [0] 【監的・看的】
ライフル射撃などで的(マト)のそばにいて,命中したかどうかを見守ること。また,その人。

かんてつ

かんてつ [0] 【肝蛭】
扁形動物吸虫綱の寄生虫。体は木の葉状で,体長2〜3センチメートル,幅1センチメートル内外。卵は水中で孵化し,ヒメモノアラガイの体内で変態・増殖して水中に戻る。草などに付着して被嚢幼虫となり,草とともに草食動物に食われると肝臓・胆管に寄生して成虫となる。家畜に被害を与え,まれに人間にも寄生する。世界各地に分布。

かんてつ

かんてつ クワン― [0] 【完徹】
「完全徹夜」の略。

かんてつ

かんてつ クワン― [0] 【貫徹】 (名)スル
貫きとおすこと。また,最後までやり抜くこと。「要求を―する」「初志を―する」

かんてつ

かんてつ【貫徹する】
accomplish;→英和
carry through[out].

かんてん

かんてん クワン― [1][3] 【観点】
物事を考察・判断するときの立場。見地(ケンチ)。「―を変える」「―を絞る」「教育的―」

かんてん

かんてん [0] 【漢天】
天の川の見える空。

かんてん

かんてん クワン― [0] 【寛典】
寛大な恩典。寛大な処分。

かんてん

かんてん [1] 【寒点】
⇒冷点(レイテン)

かんてん

かんてん [3][0] 【寒天】
(1)さむざむとした冬の空。[季]冬。「―の月」
(2)テングサなどの紅藻類から粘液質を煮出して凍結・乾燥したもの。菓子の材料,微生物の培地などに用いる。

かんてん

かんてん クワン― [0] 【官展】
政府が主催する展覧会。

かんてん

かんてん [0][3] 【干天・旱天】
日照り続きで長い間雨が降らないこと。日照りの空。ひでり。[季]夏。

かんてん

かんてん【寒天】
(1) agar-agar;vegetable gelatin (食品).
(2) cold weather (寒空).

かんてん

かんてん【観点】
a point of view;a viewpoint.→英和

かんてん=の慈雨(ジウ)

――の慈雨(ジウ)
日照りの時のめぐみの雨。待望していた事物の実現,苦しい時の救いなどのたとえにいう。

かんてんきち

かんてんきち クワンテン― [5] 【歓天喜地】 (名・形動)[文]ナリ
〔天に向かって歓(ヨロコ)び,地に向かって喜ぶ意〕
非常に喜ぶ・こと(さま)。「―の大々的歓迎をなしたか/思出の記(蘆花)」

かんてんし

かんてんし [3] 【寒天紙】
寒天を薄く紙状にしたもの。織物のつや出しや女性の髪飾りなどに用いる。かんてんがみ。

かんてんしつ

かんてんしつ [3] 【寒天質】
ゼリー状に固まる性質をもった物質。

かんてんせん

かんてんせん [0] 【間点線】
線または十字形の間に丸点をはさむ線。地図などで境界線に用いる。―・―・―または+・+・+。

かんてんばいち

かんてんばいち [5] 【寒天培地】
培養液に1〜3パーセントの寒天を加え固化させた培養基。寒天は微生物によりほとんど分解されないので,細菌やカビの培養,花粉の発芽,細胞や組織培養に広く用いられる。寒天培養基。

かんてんばん

かんてんばん [0] 【寒天版】
⇒蒟蒻版(コンニヤクバン)

かんてんぼうき

かんてんぼうき クワンテンバウキ [5] 【観天望気】
雲や風や空の色などを目で観察して,経験的に天気を予想すること。「朝焼けは雨」など。

かんでい

かんでい クワン― [0] 【冠泥】 (名)スル
洪水などで,田畑・道路・家屋などが泥をかぶること。

かんでき

かんでき [0] 【陥溺】 (名)スル
(1)水に落ちておぼれること。
(2)酒や女におぼれたり,貧困におちいるなど,好ましくない事態になってそこから抜けられなくなること。

かんでん

かんでん クワン― [0] 【官田】
(1)律令制下,供御田(クゴデン)として畿内に設定された宮内省管轄の直営田。
(2)平安時代,位禄・季禄など公用にあてるため畿内に設けられた不輸租田。

かんでん

かんでん [0] 【乾田】
(1)排水がよく,灌漑(カンガイ)をやめると乾いて畑になる田。
⇔湿田
(2)収穫後の水を落として乾かした田。

かんでん

かんでん [0] 【間田】
(1)荘園で,荘官に与えて年貢・公事などが免除された田。余田。
(2)植えつけをしていない田。

かんでん

かんでん【感電(死)する】
be struck (be killed) by an electric shock.

かんでん

かんでん [0] 【感電】 (名)スル
体に電流が流れて衝撃を受けること。「―死」

かんでんあん

かんでんあん クワンデン― 【菅田庵】
島根県松江市の有沢家の茶室。一畳台目中板の席。松平不昧(フマイ)の好みとして著名。

かんでんえいそう

かんでんえいそう 【閑田詠草】
歌集。三巻。伴蒿蹊(コウケイ)著。1816年刊。温雅な趣向の作が多く,雑部では多才・博識ぶりを示す。

かんでんこうひつ

かんでんこうひつ 【閑田耕筆】
随筆。四巻四冊。伴蒿蹊(コウケイ)著。1799年刊。蒿蹊自身が見聞・考証した事柄を,天地・人・物・事の四部に分けて編纂したもの。

かんでんじひつ

かんでんじひつ 【閑田次筆】
随筆。四巻四冊。伴蒿蹊(コウケイ)著。1806年刊。「閑田耕筆」の続編で,紀実・考古・雑話の三部に分けて編纂したもの。

かんでんち

かんでんち [3] 【乾電池】
電解液を綿や紙に吸収させたり糊(ノリ)状にして容器に入れ,取り扱いや携帯に便利にした一次電池。最も一般的なマンガン乾電池の他,アルカリ電池・水銀電池・酸化銀電池なども乾電池の一種。
⇔湿電池

かんでんち

かんでんち【乾電地】
a dry cell[battery].

かんでんちょくはん

かんでんちょくはん [5] 【乾田直播】
稲の種子を,畑状態にした田にじかまきすること。苗がある程度育った頃水を入れる。
⇔湛水直播(タンスイチヨクハン)

かんでんばこう

かんでんばこう [5] 【乾田馬耕】
湿田を乾田に作りかえて,馬に犂(スキ)を引かせて田を起こすこと。明治時代に始められ,日本の稲作技術に大きな変化をもたらした。

かんと

かんと [1] 【奸徒・姦徒】
悪人の一味。悪徒。「―を討つ」

かんと

かんと クワン― [1] 【官途】
〔「かんど」とも〕
官吏としての仕事や地位。「―に就く」

かんと

かんと クワン― [1] 【還都】
(1)都をうつすこと。
(2)もと都であった場所に再び都をもどすこと。

かんとう

かんとう クワン― [0] 【款冬】
〔「かんどう」とも〕
(1)フキの異名。
(2)ヤマブキ(山蕗)の異名。
(3)ツワブキの異名。

かんとう

かんとう クワン― [1] 【関東】
〔関の東の意〕
(1)「関東地方」の略。
⇔関西
(2)律令制下では鈴鹿(スズカ)・不破(フワ)・愛発(アラチ)の三関以東の地。平安時代には逢坂(オウサカ)の関以東をさすことが多かった。中世以降,箱根の関以東をさし坂東とほぼ同意となり,江戸開幕後は現在の関東地方にあたる関八州をさすようになった。関左。
⇔関西
(3)中国で,函谷関以東の地。また,山海関以東の地。
(4)関東に所在する政治中枢の称。
 (ア)鎌倉幕府。また,鎌倉幕府方。
 (イ)室町時代,鎌倉公方,関東管領(カンレイ)のこと。
 (ウ)江戸幕府のこと。

かんとう

かんとう クワン― [0] 【関頭】
〔つなぎ目の意〕
物事の大きな分かれ目。大切な時。瀬戸際。「生死の―に立つ」

かんとう

かんとう クワン― [0] 【完投】 (名)スル
野球で,一人の投手が一試合を最後まで投げ切ること。「連続二試合―する」

かんとう

かんとう クワンタウ [0] 【官倒】
中国で,党,政府機関が特権を利用して,所属の公司(会社)を通じて重要物資や生活用品を非合法に転売する現象。クアンタオ。

かんとう

かんとう クワンタウ 【官当】
律令制で,官位・勲位を有する者が罪を犯した時,実刑にかえてその人の官位・勲位の降格によって罪をあがなうこと。

かんとう

かんとう [0] 【缶桃】
缶詰用のモモ。

かんとう

かんとう [0] 【間道】
室町から江戸初期,中国や南方から渡来した縞・格子・絣(カスリ)などの織物。茶人に愛好され,名物裂(ギレ)として多く残る。間道縞。
〔広東・漢島・漢渡・漢唐などとも書く〕

かんとう

かんとう クワン― [0] 【官等】
官吏の等級。旧憲法においては高等官・判任官に分かれ,高等官は親任官・勅任官・奏任官の三種があった。1946年(昭和21)以後この区別はなくなり,認証官のほかは一級から三級に分かれ,さらに50年以後は級別も廃止。
→官吏(2)

かんとう

かんとう クワンタウ [0] 【官稲】
律令制下,地方財政にあてるため田租として諸国に納められた官有の稲。初め正税(シヨウゼイ)・籾穀・郡稲,のち正税・公廨(クガイ)・雑稲の三種とされた。

かんとう

かんとう [0] 【奸盗・姦盗】
悪がしこい盗人。奸賊。

かんとう

かんとう [0] 【竿灯】
八月五日〜七日,秋田市などで行われる眠り流しの行事。また,その祭りに用いる道具。親竹に横竹を数本取り付け,各々に提灯(チヨウチン)をつり下げたものを若者が肩や額などで支えて練り歩く。[季]秋。
竿灯[図]

かんとう

かんとう【完投する】
《野》go the (whole) distance;pitch a whole game.

かんとう

かんとう【関東地方(平野)】
the Kanto district(s) (plain).

かんとう

かんとう クワン― [0] 【巻頭】
〔古く「かんどう」とも〕
(1)巻物・書物・雑誌などの,最初。
⇔巻末
「―を飾る」
(2)物事のはじめ。

かんとう

かんとう【巻頭】
<at> the beginning of a book.→英和
巻頭言 a foreword;→英和
a preface.→英和
巻頭論文 the opening article.

かんとう

かんとう カンタウ 【間島】
中国,吉林省の東部,豆満江北岸の延辺朝鮮族自治州にあたる地域。李朝後期以降,多くの朝鮮人が国境を越えて定着。中心都市は延吉(エンキツ)。

かんとう

かんとう [0] 【敢闘】 (名)スル
全力をふるっていさましくたたかうこと。「―むなしく敗れた」「―精神」「―賞」

かんとう

かんとう [0] 【寒灯】
寒そうな冬の灯火。冬灯(フユトモシ)。[季]冬。

かんとう

かんとう [0] 【寒冬】
平年より寒さの厳しい冬。

かんとう

かんとう [0] 【竿頭】
竿(サオ)のさき。「百尺―一歩を進む」

かんとう

かんとう【敢闘する】
fight bravely.‖敢闘賞 a fighting-spirit prize.敢闘精神 a fighting spirit.

かんとうい

かんとうい クワントウ― [3] 【貫頭衣】
一枚の布を二つに折り,折り目の中央に頭の通るだけの穴を開けて着る衣服。原始的な衣服の形式で,ポンチョなどもその一例。

かんとうかんれい

かんとうかんれい クワン―クワン― [5] 【関東管領】
室町幕府の職名。鎌倉府の長官(鎌倉公方)の補任役で,代々上杉氏が世襲した。鎌倉管領。かんとうかんりょう。

かんとうがくいんだいがく

かんとうがくいんだいがく クワン―ガクヰン― 【関東学院大学】
私立大学の一。1884年(明治17)創立の横浜バプテスト神学校を源に,1949年(昭和24)設立。本部は横浜市金沢区。

かんとうがくえんだいがく

かんとうがくえんだいがく クワン―ガクヱン― 【関東学園大学】
私立大学の一。1976年(昭和51)設立。本部は太田市。

かんとうきょうやく

かんとうきょうやく カンタウケフ― 【間島協約】
朝鮮の外交権を奪った日本と中国(清)との間で,1909年に結ばれた国境に関する協約。間島地方は中国領とされ,かわりに日本は中国東北部に対する利権を拡張した。

かんとうくぼう

かんとうくぼう クワン―バウ [5] 【関東公方】
⇒鎌倉公方(カマクラクボウ)

かんとうぐん

かんとうぐん クワン― [3] 【関東軍】
関東州および満州(中国東北部)に駐留した旧日本陸軍の部隊。1919年(大正8)それまで置かれていた守備隊を改編し,独立させたもの。敗戦に至るまで,大陸侵略・満州国支配の中核をなした。

かんとうぐんだい

かんとうぐんだい クワン― [5] 【関東郡代】
江戸幕府の職名。関東の幕府領を支配した郡代。徳川家康の関東入部から1792年まで伊奈氏が世襲。のち勘定奉行が兼職。

かんとうぐんとくしゅえんしゅう

かんとうぐんとくしゅえんしゅう クワン―エンシフ 【関東軍特種演習】
⇒関特演(カントクエン)

かんとうげん

かんとうげん クワン― [3] 【巻頭言】
書籍・雑誌などの最初に書く言葉や文章。

かんとうごぶんこく

かんとうごぶんこく クワン― 【関東御分国】
鎌倉時代,将軍家の知行国(チギヨウコク)。時期により一定しないが,初期には伊豆・相模・上総・下総など八,九か国あった。関東分国。

かんとうごりょう

かんとうごりょう クワン―リヤウ 【関東御領】
鎌倉将軍家の直轄領。平家没官領(モツカンリヨウ)や承久の乱後没収した荘園などが主体。

かんとうさんち

かんとうさんち クワン― 【関東山地】
関東平野の西方にそびえ,中部地方と関東地方を分かつ壮年山地。北は碓氷(ウスイ)川の谷から南は丹沢山塊に至る。

かんとうし

かんとうし [3] 【間投詞】
⇒感動詞(カンドウシ)

かんとうし

かんとうし【間投詞】
《文》an interjection.→英和

かんとうしゅう

かんとうしゅう クワン―シウ 【関東州】
中国,遼寧省の遼東半島南部にあった日本の租借地。現在の大連市一帯。日露戦争後,1905年(明治38)日本がポーツマス条約によりロシアより租借地の利権を引き継いだが,45年(昭和20)太平洋戦争の末期にソ連が占領し,50年中国に返還された。

かんとうじけん

かんとうじけん カンタウ― 【間島事件】
1920年(大正9),日本が中国の間島地方を拠点とする朝鮮民衆の反日独立運動を弾圧するため,日本領事館襲撃を口実に出兵した事件。

かんとうじっさつ

かんとうじっさつ クワン― 【関東十刹】
〔「関東じっせつ」とも〕
室町時代以後,鎌倉五山に次ぐ寺格とされた関東の臨済宗の十大寺。普通,禅興寺・瑞泉寺・東勝寺・万寿寺・大慶寺・善福寺・長楽寺・興聖寺・東漸寺・法泉寺をいうが,時期により数も含めて異同がある。

かんとうじゅうはちだんりん

かんとうじゅうはちだんりん クワン―ジフハチ― 【関東十八檀林】
⇒十八檀林(ジユウハチダンリン)

かんとうじょし

かんとうじょし [5] 【間投助詞】
助詞の一類。文中または文末の文節に付いて,語調を整えたり,感動・余情・強調などの意を添えたりするもの。口語では「な」「ね」「さ」など,文語では「や」「よ」「を」「ゑ」「ろ」などがある。

かんとうだいしんさい

かんとうだいしんさい クワン― 【関東大震災】
1923年(大正12)9月1日正午直前,関東全域と静岡県・山梨県の一部を襲った大地震による災害。震源地は相模湾。マグニチュード七・九。死者・行方不明一四万,家屋焼失四五万,全壊一三万。混乱下に,社会主義者や朝鮮人などへの不法逮捕・虐殺事件が起きた。

かんとうだき

かんとうだき クワン― [0] 【関東炊き】
関西地方で,関東の煮込み風の「おでん」をいう語。関東煮。

かんとうちほう

かんとうちほう クワン―ハウ [5] 【関東地方】
東京を中心とする一都六県(神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木)が占める地域の総称。大部分を関東平野が占め,かつての関八州にあたる。

かんとうちょう

かんとうちょう クワン―チヤウ 【関東庁】
1919年(大正8)関東都督府を廃して旅順に置かれた,関東州の日本統治機関。

かんとうととくふ

かんとうととくふ クワン― 【関東都督府】
1906年(明治39)関東総督府を廃して旅順に置かれた,関東州の日本統治機関。

かんとうとりしまりでやく

かんとうとりしまりでやく クワン― [1][6] 【関東取締出役】
江戸幕府の職名。1805年,勘定奉行の支配下に設置。関八州の公・私領を問わず警察権を行使し,俗に「八州回り」と呼ばれて恐れられた。

かんとうに

かんとうに クワン― [0] 【関東煮】
⇒関東炊(カントウダ)き

かんとうのたち

かんとうのたち クワントウ― [0][5] 【環頭大刀・環頭太刀】
柄頭(ツカガシラ)が環状になっている大刀。中国におこり,日本では主に古墳時代に用いられた。高麗剣(コマツルギ)。かんとうだち。
環頭大刀[図]

かんとうはっしゅう

かんとうはっしゅう クワン―シウ 【関東八州】
⇒関八州(カンハツシユウ)

かんとうぶし

かんとうぶし クワン― [0] 【関東節】
浪曲の曲調の一種。高音で語り出したのち,低音へ下げる節回し。関東地方の浪曲師が語る華やかな曲調。
→関西節

かんとうへいや

かんとうへいや クワン― 【関東平野】
関東地方の大半を占める,日本最大の平野。大部分が洪積台地で,第三紀層の丘陵も発達する。東京を中心に商工業地や住宅地が広がり,周縁部は農業も盛ん。

かんとうべい

かんとうべい クワン― [3][5] 【関東べい】
〔話し言葉で文末に「べい」を付けることから〕
関東地方の訛(ナマ)り,またそれを話す人をあざけっていう語。「へへ,―が。さいろくをぜえろくと,けたいな詞つきぢやなあ/滑稽本・浮世風呂 2」
→べいべい言葉

かんとうま

かんとうま クワン― [3] 【関東間】
⇒田舎間(イナカマ)

かんとうロームそう

かんとうロームそう クワン― [7] 【関東―層】
関東地方の台地や丘陵をおおう火山灰層。第四紀更新世に箱根・富士・赤城・男体・榛名・浅間の諸火山から噴出したもの。赤褐色の粘土質で,乾燥すると微細な粒子となる。

かんときょじょう

かんときょじょう クワン―ジヤウ [4] 【官途挙状】
家人の官爵叙任について,主君が朝廷に提出した推挙状。中世末期に多く出された。

かんとく

かんとく クワン― [0] 【完徳】
キリスト教の教えの一。究極的には神にのみ属する完全。修道者の場合,清貧・貞潔・従順の勧めの実践によって達成されるべき目標。

かんとく

かんとく【監督】
[事]superintendence;supervision;control;→英和
[人]a superintendent;an overseer;a foreman (工員の);→英和
a manager (スポーツの);→英和
a director (映画の).→英和
〜する superintend;→英和
supervise;→英和
oversee;→英和
take charge of.試験の〜をする <米> proctor[ <英> invigilate]an examination.→英和
…の〜のもとに under the supervision[direction]of.‖監督官庁 the competent authorities.

かんとく

かんとく [0] 【感得】 (名)スル
(1)感じ取ること。深遠な道理などをさとること。「小意識を破りて一大精神を―する/善の研究(幾多郎)」
(2)神仏に信心が通じ,望みがかなえられること。
(3)思いがけず手に入れること。「新たに渡りし薬,少々―し候/新札往来」

かんとく

かんとく [0] 【監督】 (名)スル
(1)物事を取り締まること。また,その人。「仕事を―する」「現場―」「試験―」
(2)演劇・スポーツなどで,現場を取りしきったり,そのグループの成員を指揮・指導したりする立場にいる人。「舞台―」
(3)「映画監督」に同じ。
(4)法律で,ある人またはある機関が,他の人または他の機関の行為について監視し,必要とする時には指揮・命令などを加えること。「―機関」
(5)日本のプロテスタント教会の聖職の位の一。司祭あるいは牧師の上に立つ。日本聖公会・メソジスト教会などで戦前用いられた。ローマ-カトリックの司教に当たる。現在,正教会・聖公会では主教,メソジストでは廃止。ビショップ。

かんとく

かんとく [0] 【奸匿・姦慝】
よこしまなこと。邪心のあること。邪悪。かんちょく。

かんとく

かんとく クワントク 【寛徳】
年号(1044.11.24-1046.4.14)。長久の後,永承の前。後朱雀(ゴスザク)・後冷泉(ゴレイゼイ)天皇の代。

かんとくいん

かんとくいん [4] 【監督員】
会社の整理手続き中,会社の業務執行・財産管理を監督する者。裁判所により選任される。

かんとくえん

かんとくえん クワン― 【関特演】
〔「関東軍特種演習」の略〕
1941年(昭和16)7月,旧日本陸軍が,独ソ開戦に乗じて極東ソ連領の占領を計画した際,秘匿するために用いた隠語。兵約七〇万,馬匹約一四万が満州に動員されたが,八月中止。

かんとくかん

かんとくかん [4][3] 【監督官】
監督官庁で,監督の職権をもつ係官。

かんとくかんちょう

かんとくかんちょう [5] 【監督官庁】
(1)下級の官庁に対し,監視や指揮・命令などを行う権能をもつ上級官庁。
(2)公共的団体や私人などに対し,監視や指揮・命令などを行う権能をもつ行政官庁。

かんとくきょうかい

かんとくきょうかい [5] 【監督教会】
〔Episcopal church〕
(1)職制の上で主教制度(監督制)をとるプロテスタント諸教会の呼称。聖公会,北欧やドイツのルター派教会,メソジスト教会など。
(2)日本聖公会の明治初期の名称。
→監督(5)

かんとなり

かんとなり クワン― 【官途成り】
任官すること。また,任官の披露をすること。「四五日の―をいたさるるが,それに鯉がいる程に/狂言・鱸庖丁」

かんとの

かんとの 【神殿】
〔「かんどの」とも。「かむとの」とも表記〕
神殿(シンデン)。かみとの。「―に入らせ給ひて/狭衣 4」

かんとぶぎょう

かんとぶぎょう クワン―ギヤウ [4] 【官途奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。御家人などの任官・叙爵のことをつかさどった。

かんとん

かんとん [0] 【嵌頓】
腸や子宮などの内臓諸器官が,組織の間隙からとび出し,そのまま腫(ハ)れて,もとに戻らなくなった状態。嵌頓ヘルニア。
→ヘルニア

かんど

かんど [1] 【韓土】
朝鮮。朝鮮の地。

かんど

かんど [1] 【寒土】
(1)寒い土地。
(2)貧しい土地。僻地(ヘキチ)。

かんど

かんど [1] 【感度】
(1)刺激に対して感ずる度合・程度。「―がにぶい」
(2)受信機や測定器などの電波・電流,また音などを感受する度合や能力。「―良好」
(3)フィルムや印画紙が光に感ずる鋭敏さの度合。感光度。

かんど

かんど [1] 【漢土】
中国。中国の地。唐土。

かんど

かんど【感度】
sensitivity <of a radio> .→英和
〜が良い[高い]be highly sensitive <to> .

かんどう

かんどう クワンダウ 【貫道】 (名)スル
道を貫くこと。根本の精神を貫くこと。「其―する物は一なり/笈の小文」

かんどう

かんどう クワン― [0] 【換頭】
雅楽で,同一曲を二回以上繰り返して演奏するとき,二回目以降,最初の部分に換えて奏する別の楽句。

かんどう

かんどう【感動】
impression;→英和
emotion.→英和
〜する be impressed <with> ;be moved[touched] <by> .〜的 inspiring;impressive.→英和
〜しやすい emotional.→英和

かんどう

かんどう【勘当】
disinheritance.→英和
〜する disinherit.→英和
〜を受ける be disowned[disinherited].

かんどう

かんどう【間道】
a bypath;→英和
a byroad.→英和

かんどう

かんどう [0] 【間道】
主要な街道からはずれた道。また,抜け道。
⇔本道
「山越えの―がある」

かんどう

かんどう [0] 【勘当】 (名)スル
(1)江戸時代,親が子の所業をこらしめるために親子の縁を絶ったこと。武士は管轄の奉行所,町人は町奉行所で登録した。この登録のないものは内証勘当といった。追い出し久離(キユウリ)。また,主従・師弟関係を絶つことにもいった。「夜遊びが過ぎて―される」
→久離
(2)罪を法に当ててかんがえること。「きやつ,たしかにめしこめて―せよ/宇治拾遺 3」
(3)こらしめ,しかること。「玉の取りがたかりし事を知り給へればなむ―あらじとて/竹取」
〔(2)が原義〕

かんどう

かんどう [0] 【感動】 (名)スル
美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け,心を奪われること。「深い―を覚える」「名画に―する」「―的な場面」

かんどう=切(キ)る

――切(キ)・る
勘当して,親子の縁を切る。「―・らるる事などかまはぬ顔つきの若い者/浮世草子・胸算用 3」

かんどうし

かんどうし [3] 【感動詞】
品詞の一。活用のない自立語で,主語や修飾語にならず,他の文節とは独立して用いられるもの。感動詞は,一般に文のはじめにあって,感動・呼びかけ・応答などの意を表す。「まあ,きれいだ」の「まあ」,「もしもし,中村さんですか」の「もしもし」,「はい,そうです」の「はい」などの類。感嘆詞。間投詞。

かんどうじょし

かんどうじょし [5] 【感動助詞】
助詞の一類。文中または文末にあって,文の調子を整えたり,感動・強調などの意味を表したりするもの。終助詞と間投助詞を合わせたもの。口語では「さ」「ぞ」「な」「ね」「わ」など,文語では「し」「や」「よ」「を」など。

かんどうちょう

かんどうちょう [0] 【勘当帳】
江戸時代,勘当したことを記した公儀の帳簿。

かんどうばこ

かんどうばこ 【勘当箱】
〔通いつめて勘当されることが多かったことから〕
江戸時代,遊郭通いの駕籠(カゴ)の称。

かんどうぶん

かんどうぶん [0][3] 【感動文】
文を性質・内容の面から分類したときの一。感動の意を表す文で,主語・述語の形式が整わず,感動の気持ちをそのまま表現する。西欧語では文末に感嘆符「!」を付ける。感嘆文。

かんどうみゃく

かんどうみゃく クワン― [3] 【冠動脈】
「冠状動脈(カンジヨウドウミヤク)」に同じ。

かんどく

かんどく [0] 【簡牘・竿牘】
〔「かんとく」とも。「簡」は竹札,「牘」は木札。紙のなかった時代にそれらに文字を書いたことから〕
(1)文書。書札。
(2)手紙。書簡。書牘。

かんどく

かんどく [0] 【看読】 (名)スル
〔「かんとく」とも〕
書物などを読むこと。「―し又鈔録するも妨げなし/新聞雑誌 45」

かんどくぶん

かんどくぶん [4][0] 【簡牘文】
手紙文。書簡文。日用文。

かんどくり

かんどくり [3] 【燗徳利】
酒の燗をするのに用いる徳利。

かんどころ

かんどころ【勘所】
a vital point.⇒要点.

かんどころ

かんどころ [0][3] 【勘所・肝所・甲所】
(1)物事の重要な部分。肝要なところ。急所。つぼ。「―をはずさぬ批評」「―を心得ている」
(2)三味線・琴・琵琶などで,一定の音を出すために指先で押さえる弦の一点。

かんどころ=を押さえる

――を押さ・える
(1)物事の急所をとらえる。
(2)三味線などの弦楽器で,一定の音を出すために,指先で弦の正しい位置を押さえる。

かんどり

かんどり [0] 【楫取】
「かじとり(舵取)」の転。[日葡]

かんな

かんな 【仮名】
〔「かりな」の転〕
「かな(仮名)」に同じ。「―は,しどけなき文字こそ,まじるめれ/源氏(梅枝)」

かんな

かんな [1] 【漢和】
〔「かんわ」の連声〕
「漢和連句(カンナレンク)」の略。

かんな

かんな【鉋】
a plane.→英和
〜をかける plane.‖鉋くず (wood) shavings.

かんな

かんな [3][0] 【鉋】
〔古くは「かな」とも〕
木材の表面を削ってきれいになめらかにするための道具。古くは槍(ヤリ)鉋であったが近世以後,台鉋が中心となった。「―をかける」

かんな

かんな クワンワ 【寛和】
〔「かんわ」の連声〕
年号(985.4.27-987.4.5)。永観の後,永延の前。花山(カザン)・一条天皇の代。かんわ。

かんない

かんない クワン― [1] 【館内】
博物館・図書館・映画館など「館」とつく建物の中。「―禁煙」

かんない

かんない クワン― [1] 【管内】
管轄区域の内。
⇔管外

かんない

かんない クワンナイ 【関内】
横浜市中区の地名。横浜開港(1859年)以後の横浜の中心地区。

かんない

かんない クワン― 【寰内】
「寰中(カンチユウ){(1)}」に同じ。

かんない

かんない【管内の[に]】
within the jurisdiction <of> .→英和

かんなかけ

かんなかけ [3] 【鉋掛(け)】
(1)鉋で木を削ること。
(2)薄い板に鉋を掛けて美しく削った折敷(オシキ)。鉋掛け折敷。かなかけ。

かんながら

かんながら 【随神・惟神】 (副)
⇒かむながら(随神)

かんながらのみち

かんながらのみち 【随神の道】
神代から伝わってきて,神のみこころのままで人為の加わっていない道。神道(シントウ)。
〔近世,国学者が用いたことに始まる〕

かんながわ

かんながわ 【神流川】
三国山北側に発し,群馬県南端部を流れ利根川支流の烏川に注ぐ,長さ77キロメートルの川。上流に下久保ダムによる神流湖がある。

かんなぎ

かんなぎ [0] 【寒凪】
寒中の,風がなく波がおだやかな日和(ヒヨリ)。冬凪。[季]冬。

かんなぎ

かんなぎ 【巫・覡】
〔古くは「かむなき」。神(カム)和(ナ)ぎ,の意〕
神に仕えることを務めとする人。神をまつり,神楽(カグラ)を奏し,また「神降ろし」をする。祝(ハフリ)とともに禰宜(ネギ)より下級の神職。かみなき。こうなぎ。

かんなくず

かんなくず [4][3] 【鉋屑】
鉋で削るときできる薄い木屑。

かんなぜん

かんなぜん カンワ― [3] 【看話禅】
〔「話」は公案(コウアン)のこと〕
公案の研究を偏重し,座禅による定力(ジヨウリキ)の深まりを軽視する禅風。臨済宗の禅の陥りやすい誤りとして,曹洞宗の側から言われる語。かんわぜん。
→黙照禅(モクシヨウゼン)

かんなづき

かんなづき [3] 【神無月】
〔「かみなづき」の転〕
陰暦一〇月の異名。神去り月。[季]冬。
→神無月(カミナヅキ)
→神有月(カミアリヅキ)

かんなび

かんなび 【神奈備・神南備】
⇒かむなび(神奈備・神南備)

かんなびやま

かんなびやま 【甘南備山】
京都府綴喜(ツヅキ)郡田辺町にある山。

かんなびやま

かんなびやま 【神奈備山・神南備山】
〔古くは「かむなびやま」。神の鎮座する山の意〕
(1)奈良県生駒郡斑鳩(イカルガ)町にある山。紅葉・時雨の名所。三室(ミムロ)山。((歌枕))「神奈備の山をすぎ行く秋なれば竜田川にぞぬさはたむくる/古今(秋下)」
(2)奈良県高市郡明日香村の雷(イカズチ)の丘,または甘橿(アマカシ)の丘。飛鳥(アスカ)神社の旧鎮座地。三諸山。神岳。((歌枕))「旅にして妻恋すらしほととぎす―にさ夜ふけて鳴く/万葉 1938」

かんなべ

かんなべ [3][0] 【燗鍋】
酒を温めるのに用いる鍋。鉄製または銅製で鉉(ツル)が掛かり,注ぎ口と蓋(フタ)がある。

かんなべ

かんなべ 【神辺】
広島県南東部,深安郡の町。古くは備後国の中心,近世は山陽道の宿駅として栄えた。

かんなみ

かんなみ クワンアミ 【観阿弥】
⇒かんあみ(観阿弥)

かんなみ

かんなみ 【函南】
静岡県東部,田方郡の町。狩野川に沿い,イチゴなどの施設園芸が盛ん。リゾート開発が進む。

かんなめ

かんなめ 【神嘗】
「神嘗祭(カンナメサイ)」の略。かむなめ。かむにえ。

かんなめさい

かんなめさい [3][4] 【神嘗祭】
皇室の大祭の一。天皇がその年にとれた新しい米を伊勢神宮に奉る祭りで,一〇月一七日に行われる。もと国祭日。現在は宮中だけの行事。かんなめのまつり。かんにえのまつり。しんじょうさい。

かんなり

かんなり 【雷鳴り】
「かみなり」の転。

かんなりのじん

かんなりのじん 【雷鳴りの陣】
「雷鳴(カミナリ)の陣」に同じ。「ことばなめげなるもの…―の舎人(トネリ)/枕草子 258」

かんなりのつぼ

かんなりのつぼ 【雷鳴の壺】
「雷の壺」に同じ。「襲芳舎と申すは―の事なり/太平記 12」

かんなれんく

かんなれんく [4] 【漢和連句】
鎌倉時代以降に行われた連句の一種。漢和連歌・漢和俳諧の略称。五・七・五または七・七の和句と五言または七言の漢句とを交えて付け連ねるもの。また,特にそのうちで,発句(第唱句)が漢句であるもの。漢和。
→和漢連句

かんなん

かんなん [1][0] 【艱難】 (名)スル
災難や困難。「老年に至りて―する/塩原多助一代記(円朝)」

かんなん

かんなん クワン― [1] 【患難】
困難にあってなやむこと。また,その困難。「甚しき―に逢ひたれども/西国立志編(正直)」

かんなん=汝(ナンジ)を玉(タマ)にす

――汝(ナンジ)を玉(タマ)にす
苦労や困難を堪えてこそ立派な人間になれる。
〔西洋の諺(コトワザ)「逆境は人を賢くする」の意訳という〕

かんなんしんく

かんなんしんく [5] 【艱難辛苦】
困難にあって苦しみ悩むこと。「―を共にする」

かんなんじけん

かんなんじけん クワンナン― 【皖南事件】
〔「皖」は安徽(アンキ)省の別名〕
1941年1月,中国安徽省南部で,長江以北へ移動中の新四(シンシ)軍を国民党軍が攻撃し,大損害を与えた事件。

かんにえのまつり

かんにえのまつり カンニヘ― 【神嘗祭】
「神嘗祭(カンナメサイ)」に同じ。

かんにち

かんにち [0] 【坎日】
暦で,万事に凶とされる日。外出などの行事を見合わせる。

かんにほんかい

かんにほんかい クワン― [1][2] 【環日本海】
日本海をとりまく意。

かんにほんかいけん

かんにほんかいけん クワン― [6] 【環日本海圏】
日本・ロシア連邦の沿海州・朝鮮半島・中国東北部をいう。

かんにほんかいぶんか

かんにほんかいぶんか クワン―クワ 【環日本海文化】
日本海沿岸の文化。原始・古代にアジア大陸との交流により文物・技術がもたらされ,北陸・山陰地方に独特の文化圏があったとされる。

かんにゅう

かんにゅう [0] 【乾乳】
妊娠中の乳牛の搾乳を休むこと。「―期間」

かんにゅう

かんにゅう [0] 【陥入】 (名)スル
(1)おちいること。はまりこむこと。
(2)主に動物の初期発生において,嚢胚(ノウハイ)形成の際に胞胚期の細胞の一部が内部に折り畳まれる形式をいう。これにより原口が形成され,陥入した部分が内胚葉と中胚葉とになる。

かんにゅう

かんにゅう [0] 【嵌入】 (名)スル
はめ込むこと。また,はまり込むこと。「心志を職分の中に―し/西国立志編(正直)」

かんにゅう

かんにゅう クワンニフ [0] 【観入】 (名)スル
心眼をもって対象を正しく把握すること。
〔斎藤茂吉の造語〕
→実相観入

かんにゅう

かんにゅう クワンニフ [0] 【貫入】 (名)スル
(1)つきぬいて中にはいること。また,いれること。
(2)マグマが地層や岩石の中に入り込むこと。
(3)「貫乳(カンニユウ)」に同じ。

かんにゅう

かんにゅう [0] クワン― 【貫乳】 ・ クワンニフ 【貫入】
陶磁器の釉(ウワグスリ)の面にでる,細かいひび。観賞時の重要な着眼点。罅入(カニユウ)。

かんにゅうがん

かんにゅうがん クワンニフ― [3] 【貫入岩】
既存の岩石または地層にマグマが貫入してできた火成岩。

かんにゅうしけん

かんにゅうしけん クワンニフ― [6][5] 【貫入試験】
地盤の強度を調べるための試験。丸鋼の先端につけた抵抗体を地盤に圧入し,その時の抵抗の度合によって強度を推定する。

かんにゅうそう

かんにゅうそう [3] 【陥入爪】
足の親指などで,変形してふちが皮膚にくい込んだ爪。小さい靴による圧迫や深爪が原因となる。

かんにょ

かんにょ クワン― [1] 【官女・宦女】
⇒かんじょ(官女)

かんにょう

かんにょう [0] 【凵繞】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「凶」「函」などの「凵」の部分。うけばこ。

かんにん

かんにん クワン― 【官人】
(1)官吏。役人。かんじん。
(2)律令制で,諸司の主典(サカン)以上六位以下の役人の総称。
(3)平安時代,六衛府など諸司の判官(ジヨウ)以下の,比較的下級の官吏。特に,近衛府の将監以下の称。かんじん。

かんにん

かんにん [1] 【堪忍】 (名)スル
(1)人のあやまちを我慢して許すこと。勘弁。「ならぬ―するが―」「どうか―して下さい」
(2)不利な立場や困難な状況を堪え忍ぶこと。「東西より是を攻めば,将軍京都には一日も―し給はじ/太平記 19」
(3)経済力。また,生活費。「誹諧の点して味噌塩の―を求め暮らしぬれども/浮世草子・好色万金丹」

かんにん

かんにん クワン― 【還任】
⇒げんにん(還任)

かんにん

かんにん【勘忍】
patience (我慢);→英和
pardon (許容).→英和
勘忍袋の緒が切れる run out of patience.

かんにん

かんにん クワンニン 【寛仁】
年号(1017.4.23-1021.2.2)。長和の後,治安の前。後一条天皇の代。

かんにん=は一生の宝

――は一生の宝
堪忍を自分の宝として生涯大切にすべきであるということ。

かんにんじ

かんにんじ [3] 【堪忍地】
⇒歓喜地(カンギジ)

かんにんぶくろ

かんにんぶくろ [5] 【堪忍袋】
堪忍する心の広さを袋にたとえた語。「―の緒(オ)が切れる(忍耐ノ限度ヲ越エタコトノタトエ)」

かんにんぶん

かんにんぶん [3] 【堪忍分】
⇒堪忍領(リヨウ)

かんにんりょう

かんにんりょう [3] 【堪忍領】
中世,武家で客分の士または討ち死にした家臣の遺族などに給与する禄。堪忍分。堪忍料。

かんぬ

かんぬ クワン― 【官奴】
律令制下,官有の男奴隷。
⇔官婢(カンピ)
→公奴婢(クヌヒ)

かんぬき

かんぬき クワン― [3][4] 【閂】
〔「貫の木」の転〕
(1)門や建物の出入り口の扉を閉ざすための横木。左右の扉につけた金具に通して扉が開かないようにする。かんぎ。「―を掛ける」
(2)相撲で,もろ差しになった相手の両腕を抱えて締めつけ,働かないようにすること。「―にきめる」

かんぬき

かんぬき【閂】
a bar;→英和
a bolt.→英和
〜をかける(はずす) (un)bolt <the gate> .

かんぬきざし

かんぬきざし クワン― 【閂差し】
刀を水平に差すこと。「大小を―にさして/洒落本・辰巳之園」

かんぬきどめ

かんぬきどめ クワン― [0] 【閂止め】
裁縫で,ポケット口・身八つ口・袖付け止まりなどを補強するため,二,三本の糸を横に渡して芯(シン)にしてかがり止める方法。

かんぬし

かんぬし クワン― 【官奴司】
律令制で,宮内省に属して官戸(カンコ)・官奴婢(ヌヒ)の名簿や口分田のことを管掌した役所。かんぬのつかさ。やっこのつかさ。

かんぬし

かんぬし [1] 【神主】
(1)神社に仕えて神をまつる人。また,その長。神官。
(2)〔僧の用いる隠語。禰宜(ネギ)と音が通ずるところから〕
葱(ネギ)。

かんぬし

かんぬし【神主】
a Shinto priest.

かんぬひ

かんぬひ クワン― [0] 【官奴婢】
⇒公奴婢(クヌヒ)

かんねい

かんねい [0] 【奸佞・姦佞】 (名・形動)[文]ナリ
心がねじけていて,悪がしこい・こと(さま)。「―の徒」「邪智―」

かんねつ

かんねつ [1] 【寒熱】
(1)寒さと暑さ。寒暑。「―をしのぐ」
(2)悪寒(オカン)や発熱。

かんねつおうらい

かんねつおうらい [5] 【寒熱往来】
漢方で,病気のために,寒けと発熱とが交互に繰り返される状態。

かんねつし

かんねつし [4] 【感熱紙】
熱を加えると発色する化学物質を表面に塗布した紙。ファクシミリやコンピューター用プリンターなどに用いる。感熱記録紙。

かんねぶつ

かんねぶつ [3] 【寒念仏】
寒中,早朝山野に出て声高く念仏を唱える修行。のちには,在家の者も鉦(カネ)をたたき念仏を唱えながら市中を練り歩き,家々を訪れて報謝を請うこともあった。かんねんぶつ。
⇔夏念仏
[季]冬。「―千住の文をことづかる/柳多留 1」

かんねん

かんねん【観念】
(1) an idea <of freedom> ;→英和
a conception (概念).→英和
(2) a sense <of duty> (意識).→英和
(3) resignation (あきらめ).→英和
〜的 ideal.→英和
〜する be resigned <to one's fate> ;be prepared <for death> .
‖観念論 idealism.

かんねん

かんねん クワン― [1] 【観念】 (名)スル
(1)物事について抱く考えや意識。「彼とは義務の―が違っている」「経済―に欠ける」「時間の―がない」「固定―」
(2)あきらめること。覚悟すること。「もうだめだと―した」
(3)〔哲〕
〔idea〕
主観としての人間の意識内容。思考の対象となる心的形象。表象。心理学では具体的な映像・心像を伴わないものをいう。
→イデア
(4)〔仏〕 仏教の瞑想法の一。精神を集中し,仏や浄土の姿,仏教の真理などを心に思い描き,思念すること。「一心に極楽を―するに他の思ひ出来れば/今昔 15」

かんねん=の臍(ホゾ)を固(カタ)める

――の臍(ホゾ)を固(カタ)・める
もうだめだと覚悟する。
→臍を固める

かんねんがく

かんねんがく クワン― [3] 【観念学】 〖(フランス) idéologie〗
一八世紀末から一九世紀初めにおこったフランス哲学の一派。観念の必然的継起,結合・解体の法則などを探究した。
→イデオローグ

かんねんけいたい

かんねんけいたい クワン― [5] 【観念形態】
⇒イデオロギー

かんねんしゅぎょう

かんねんしゅぎょう クワン―ギヤウ [5] 【観念修行】
瞑想的修行である観念と,それ以外の様々の修行。観行。

かんねんしょうせつ

かんねんしょうせつ クワン―セウ― [5] 【観念小説】
特定の理念や観念を述べることを目的とした小説。特に,日清戦争後,明治資本主義社会の歪(ヒズ)みに目を向け,人間性を圧殺する社会のあり方を糾弾した一群の小説をいう。泉鏡花の「夜行巡査」,川上眉山の「書記官」など。

かんねんせい

かんねんせい クワン― [0] 【観念性】
主観上の観念としてのみあること。また,そのような性質。
⇔実在性

かんねんてき

かんねんてき クワン― [0] 【観念的】 (形動)
(1)観念に関するさま。
(2)具体的事実に基づかず,頭の中だけで考えるさま。「―な意見」

かんねんてききょうごう

かんねんてききょうごう クワン―キヤウガフ [0] 【観念的競合】
一個の行為が数個の罪名に触れる場合をいう語。職務中の警察官を暴行により負傷させた場合,公務執行妨害罪と傷害罪の観念的競合となる。処断はそのうち最も重い刑により行う。

かんねんねんぶつ

かんねんねんぶつ クワン― [5] 【観念念仏】
阿弥陀仏の姿,徳,浄土などを心に思い描いて瞑想すること。観念の念仏。
⇔口称(クシヨウ)念仏

かんねんぶつ

かんねんぶつ [3] 【寒念仏】
⇒かんねぶつ(寒念仏)

かんねんほんいつ

かんねんほんいつ クワン― [1] 【観念奔逸】
〔心〕 考えが次から次へとほとばしり出ること。躁状態にみられる。

かんねんれんごう

かんねんれんごう クワン―ガフ [5] 【観念連合】
⇒連合(レンゴウ)(2)

かんねんろん

かんねんろん クワン― [3] 【観念論】
〔idealism〕
物質ではなく観念的なもの(イデア・理念・意識など)が根本的本質だとする考え方。生滅変転の現象界に対し永劫不変のイデア界の優位を主張するプラトンの客観的観念論,近代では物の存在を知覚に解消しようとするバークリーの主観的観念論,経験的世界は超個人的な超越論的主観により構成されるとするカントの超越論的観念論など多様に存在する。「観念論」は主として認識論上の語で,倫理的な局面では「理想主義」と称する。また,存在論・世界観上は別に「唯心論」の語を与えることもある。アイディアリズム。
→実在論
→唯物論

かんの

かんの クワンノ 【管野】
姓氏の一。

かんの

かんの 【簡野】
姓氏の一。

かんのあめ

かんのあめ [4][1] 【寒の雨】
寒中に降る冷たい雨。[季]冬。
→寒九(カンク)の雨

かんのいり

かんのいり [0][5] 【寒の入り】
寒に入ること。また,その日。一月五日頃。かんいり。
⇔寒明け
[季]冬。

かんのう

かんのう【官能】
sense.→英和
〜的 sensual.→英和

かんのう

かんのう【完納する】
pay in full.

かんのう

かんのう [1][0] 【肝脳】
肝臓と脳髄(ノウズイ)。また,肉体と精神。

かんのう

かんのう [0][1] 【堪能・勘能】
(1)〔仏〕 忍耐力。
(2)技能・学芸などにすぐれ,熟達していること。また,その人。《堪能》「能楽には―と聞きしが/筆まかせ(子規)」
〔「たんのう」は慣用読み〕

かんのう

かんのう クワンナフ 【貫納】
銭で田租を上納すること。鎌倉末期から江戸時代まで行われた。

かんのう

かんのう [0] 【感応】 (名)スル
〔「かんおう」の連声〕
(1)人々の信心に神仏がこたえること。「天神の―を垂て/今昔 9」
(2)事に触れて心が感じ動くこと。「此神社にて侍と聞ば,―殊しきりに覚えらる/奥の細道」
(3)電気・磁気の誘導の古い言い方。

かんのう

かんのう クワンナフ [0] 【還納】
一度得たものをもとへ戻すこと。

かんのう

かんのう クワンナフ [0] 【完納】 (名)スル
規定された額を全部納めきること。「税金を―する」

かんのう

かんのう クワンオウ 【観応】
南北朝時代,北朝の年号(1350.2.27-1352.9.27)。貞和の後,文和の前。崇光(スコウ)天皇の代。かんおう。

かんのう

かんのう [1] 【間脳】
脊椎動物の脳の一部。大脳半球と中脳にはさまれた部分で,視床・視床上部・視床後部・視床下部からなる。嗅覚を除く感覚神経の中継中枢および自律神経系中枢がある。

かんのう

かんのう クワン― [0] 【勧農】
農作を奨励すること。「天下の旱魃(カンバツ)を歎き,―の廃退を憂へて/盛衰記 3」

かんのう

かんのう クワン― [0] 【観能】
能楽を観賞すること。「―会」

かんのう

かんのう【感応】
induction (電気などの);→英和
sympathy (生理上の);→英和
response (神仏の);→英和
effect (効果).→英和
‖感応コイル an induction coil.

かんのう

かんのう クワン― [0] 【官能】
(1)耳・鼻・目など,感覚器官の働き。「―障害」
(2)感覚器官を通して得られる快さ。特に,性的な感覚にいう。「―の喜び」「―をくすぐる」「―小説」

かんのう=を絞(シボ)る

――を絞(シボ)・る
全力を傾けて事に当たる。

かんのう=地(チ)に塗(マミ)る

――地(チ)に塗(マミ)る
〔史記(劉敬伝)〕
肝臓や脳が泥にまみれる意で,むごたらしく殺されること。また,絶体絶命の窮地に陥ったたとえ。肝胆地に塗る。

かんのうき

かんのうき クワン― [3] 【官能基】
〔functional group〕
有機化合物の同族列の特性の原因となるような原子団。反応性の高いものが多い。水酸基・カルボキシル基・アミノ基など。機能原子団。機能基。
→官能基[表]

かんのうじ

かんのうじ 【神呪寺】
⇒じんじゅじ(神呪寺)

かんのうせいしんびょう

かんのうせいしんびょう [0] 【感応精神病】
精神病者からの影響によって生ずる一過性の精神障害。多くは妄想・幻覚など。親子・夫婦・友人など患者と密接なつながりのある者に起こりやすい。

かんのうち

かんのうち 【寒の内】
「寒中(カンチユウ)」に同じ。

かんのうちょう

かんのうちょう クワン―テウ [0] 【勧農鳥】
ホトトギスの異名。
〔鳴き声を,「田作らば作れ時過ぐれば実らず」と聞き取って呼んだ語〕

かんのうてき

かんのうてき クワン― [0] 【官能的】 (形動)
性的な欲望をそそるさま。肉感的。「―な描写」

かんのうどうこう

かんのうどうこう [5] 【感応道交】
〔仏〕 人々の仏を求める心と,それに応ずる仏の心が通じ合い,一つに交わること。かんのうどうきょう。

かんのうのじょうらん

かんのうのじょうらん クワンオウ―ゼウラン 【観応の擾乱】
1350年(観応1)から52年にかけて起こった足利尊氏・直義両派の分裂と,それによって引き起こされた全国的争乱。高師直・師泰の死,直義の毒殺によって収まった。

かんのうよう

かんのうよう [3] 【肝膿瘍】
細菌・赤痢アメーバの感染などが原因で起こる肝臓の化膿性疾患。疼痛・高熱などの症状を呈する。肝臓膿瘍。

かんのき

かんのき クワン― 【貫の木・関の木・閂】
「かんぬき(閂)」に同じ。「門の―をはづして/宇治拾遺 5」

かんのきみ

かんのきみ 【かんの君】
〔「かみのきみ」の転〕
「長官(カミ)」に対する敬称,または親称。女官である尚侍(ナイシノカミ)をいう場合が多い。「弘徽殿には―住み給ふ/源氏(賢木)」

かんのすが

かんのすが クワンノ― 【管野スガ】
(1881-1911) 社会主義者。大阪生まれ。赤旗事件で投獄後,直接行動に傾き,大逆事件で幸徳秋水らと共に刑死。手記「死出の道艸」

かんのちょう

かんのちょう クワン―チヤウ 【官の庁】
太政官(ダイジヨウカン)庁。

かんのつかさ

かんのつかさ クワン― 【官の司】
太政官(ダイジヨウカン)。また,太政官庁。

かんのとの

かんのとの 【かんの殿】
〔「かみのとの」の転〕
役所の長官に対する敬称。こうのとの。かんの主。「―は更なりや/栄花(楚王の夢)」

かんのぬし

かんのぬし 【かんの主】
〔「かみのぬし」の転〕
「かんの殿(トノ)」に同じ。「かの―の人がらも物々しく/源氏(東屋)」

かんのみず

かんのみず [1][0] 【寒の水】
寒の内の水。[季]冬。《わきあふれ流れゆくなり―/山口青邨》
→寒九(カンク)の水

かんのみちあき

かんのみちあき 【簡野道明】
(1865-1938) 漢学者。愛媛県生まれ。号,虚舟。東京女高師教授。漢和辞書「字源」を著す。他に「論語解義」「唐詩選詳説」など。
〔名は「どうめい」とも〕

かんのむし

かんのむし [0] 【疳の虫】
(1)子供の体内にいて疳の病を起こすと考えられていた虫。また,疳の病。「―が起こる」
(2)癇癪(カンシヤク)をおこさせる虫。また,癇癪。

かんのもどり

かんのもどり [6] 【寒の戻り】
春になってから,一時的に寒さがぶり返すこと。寒返り。

かんのわのなのこくおうのいん

かんのわのなのこくおうのいん 【漢委奴国王印】
⇒わのなのこくおうのいん(倭奴国王印)

かんのん

かんのん クワンオン 【観音】
〔仏〕
〔「かんおん」の連声〕
「観世音(カンゼオン)」の略。
→観世音菩薩(カンゼオンボサツ)

かんのん

かんのん【観音】
the Goddess of Mercy;Kwannon.〜開きの戸 a double door.

かんのんかん

かんのんかん クワンオンクワン [3] 【観音観】
「観無量寿経」十六観法の第十観。極楽往生を願うために,静座して一心に観世音菩薩の相を想念する観法。

かんのんぎょう

かんのんぎょう クワンオンギヤウ 【観音経】
法華経第八巻第二十五の一品,観世音菩薩普門品の別名。観世音菩薩がよく衆生の諸難・苦悩を救済することを説く。諸宗の読誦経典。観音品(ボン)。普門品。

かんのんぐ

かんのんぐ クワンオン― 【観音供】
昔,毎月一八日に宮中仁寿殿(ジジユウデン)で行われた観音供養の法会。

かんのんこう

かんのんこう クワンオンカウ [0] 【観音講】
(1)観音の徳を講讃する法会。
(2)観音の信者の集まり。「―を結ぶ」

かんのんざき

かんのんざき クワンオン― 【観音崎】
神奈川県三浦半島東端の岬。千葉県富津(フツツ)岬とともに東京湾口をなす。1869年(明治2),日本最初の洋式灯台が設置された。

かんのんじ

かんのんじ クワンオン― 【観音寺】
(1)
⇒観世音寺(カンゼオンジ)
(2)
⇒観音寺(カンオンジ)

かんのんじじょう

かんのんじじょう クワンオンジジヤウ 【観音寺城】
滋賀県蒲生郡安土町の繖(キヌガサ)山(観音寺山)にあった城。南北朝頃より近江半国守護,佐々木六角氏の本城となり,1568年織田信長に攻められてのち廃城。石垣を積んだ山城としては日本一の規模。

かんのんせんぼう

かんのんせんぼう クワンオン―ボフ 【観音懺法】
観音菩薩を本尊とする懺法。

かんのんそう

かんのんそう クワンオンサウ [0] 【観音草】
キチジョウソウの別名。

かんのんちく

かんのんちく クワンオン― [3] 【観音竹】
ヤシ科の常緑低木。中国南部原産。高さ1〜2メートル,直径2センチメートル内外。幹はシュロ類と同様に,古い繊維質の葉鞘に包まれ分枝しない。葉は長い柄があり,茎の上部にのみつき,掌状に四〜八片に深裂する。雌雄異株。沖縄の寺,観音山を経て300年前に渡来したといわれる。園芸品種が多い。筋頭竹。リュウキュウシュロチク。

かんのんどう

かんのんどう クワンオンダウ [0] 【観音堂】
観世音菩薩をまつってある堂。

かんのんのほんぜい

かんのんのほんぜい クワンオン― 【観音の本誓】
観世音菩薩が身を三十三身に現じて,六道の衆生を救済しようとする誓願。

かんのんびらき

かんのんびらき クワンオン― [5] 【観音開き】
〔観世音の像を納めた厨子(ズシ)の造りと同じであるところからいう〕
中央から左右両側に対称に開くように作られた扉。

かんのんぼさつ

かんのんぼさつ クワンオン― 【観音菩薩】
「観世音(カンゼオン)菩薩」の略。

かんのんぼん

かんのんぼん クワンオン― 【観音品】
⇒観音経(カンノンギヨウ)

かんのんめぐり

かんのんめぐり クワンオン― [5] 【観音巡り】
西国三十三所にならって各地に設けられた三十三か所の観音霊場を巡拝すること。

かんのんりき

かんのんりき クワンオン― [3][0] 【観音力】
観世音の功徳(クドク)の力。

かんの主

かんのぬし 【かんの主】
〔「かみのぬし」の転〕
「かんの殿(トノ)」に同じ。「かの―の人がらも物々しく/源氏(東屋)」

かんの君

かんのきみ 【かんの君】
〔「かみのきみ」の転〕
「長官(カミ)」に対する敬称,または親称。女官である尚侍(ナイシノカミ)をいう場合が多い。「弘徽殿には―住み給ふ/源氏(賢木)」

かんの殿

かんのとの 【かんの殿】
〔「かみのとの」の転〕
役所の長官に対する敬称。こうのとの。かんの主。「―は更なりや/栄花(楚王の夢)」

かんはっしゅう

かんはっしゅう クワンハツシウ [1][1][1] 【関八州】
江戸時代,関東の八か国の称。相模(サガミ)・武蔵・上野(コウズケ)・下野(シモツケ)・安房(アワ)・上総(カズサ)・下総(シモウサ)・常陸(ヒタチ)をいい,現在の関東地方に当たる。関東八州。坂東八箇国。八州。

かんば

かんば [1] 【樺】
〔「かには」の転〕
「かば(樺){(1)}」に同じ。

かんば

かんば [1] 【汗馬】
「汗血馬(カンケツバ)」の略。駿馬(シユンメ)。

かんば

かんば [0] 【乾場】
海藻を干すところ。「昆布―」

かんば

かんば [1] 【悍馬・駻馬】
性質の荒々しい馬。あばれ馬。あらうま。はねうま。

かんば

かんば [0] 【燗場】
料理屋などで酒の燗をする所。

かんば=の労(ロウ)

――の労(ロウ)
(1)〔史記(蕭相国世家)〕
馬を駆って戦場で奮闘した功労。戦功。軍功。
(2)奔走の労。

かんばい

かんばい クワン― [0] 【観梅】
梅の花を観賞すること。梅見。[季]春。

かんばい

かんばい クワン― [0] 【完売】 (名)スル
売りつくすこと。「即日―」

かんばい

かんばい [0] 【寒梅】
寒の頃に咲く早咲きの梅。冬に咲く梅。[季]冬。《―やほくちにうつる二三輪/蕪村》

かんばこ

かんばこ クワン― [0] 【棺箱】
棺。棺桶。

かんばし

かんばし [3] 【羹箸】
「雑煮箸(ゾウニバシ)」に同じ。

かんばしい

かんばし・い [4] 【芳しい・香しい・馨しい】 (形)[文]シク かんば・し
〔「かぐわしい」の転〕
(1)よいかおりが強くにおうさま。かおりが高い。「―・い梅の香」
(2)(多く否定の語を伴って)高い評価が与えられるさま。感心すべきだ。思わしい。《芳》「業績が―・くない」「あまり―・くないうわさ」
[派生] ――さ(名)

かんばしい

かんばしい【芳しい】
sweet;→英和
fragrant.→英和
芳しくない not good;unfavorable (評判).→英和

かんばしった

かんばしった【甲走った】
shrill <voice> .→英和

かんばしる

かんばし・る [4] 【甲走る・癇走る】 (動ラ五[四])
声が高く,鋭く響く。「―・った嬌声(キヨウセイ)」

かんばせ

かんばせ [0] 【顔】
〔「かおばせ」の転〕
(1)顔つき。顔のさま。「花の―」
(2)名誉。体面。「我何の―有てか亡朝の臣として不義の逆臣に順(シタガ)はんや/太平記 14」

かんばつ

かんばつ【旱魃】
(a) drought.→英和
⇒日照り.

かんばつ

かんばつ [0] 【旱魃】
〔「魃」は日照りの神〕
雨が長く降らず,農作物に必要な水が乾ききること。日照り。[季]夏。

かんばつ

かんばつ [0] 【簡抜】 (名)スル
選び出すこと。よりぬくこと。

かんばつ

かんばつ [0] 【間伐】 (名)スル
林業で,林木の密度を調節して生育を助けるため,また主伐前に収穫を得るため,林木の一部を伐採すること。透かし伐(ギ)り。疎伐。
→主伐

かんばやし

かんばやし 【上林】
姓氏の一。

かんばやしあかつき

かんばやしあかつき 【上林暁】
(1902-1980) 小説家。高知県生まれ。本名,徳広巌城(トクヒロイワキ)。東大卒。私小説「聖ヨハネ病院にて」などの病妻物で著名。

かんばら

かんばら 【蒲原】
静岡県中部,富士川河口西岸にある町。東海道の宿場町から発達。アルミ工場が立地。

かんばら

かんばら 【蒲原】
姓氏の一。

かんばらありあけ

かんばらありあけ 【蒲原有明】
(1876-1952) 詩人。東京生まれ。本名,隼雄。「春鳥集」「有明集」などで日本近代象徴詩の理念と実作を示した。

かんばりごえ

かんばりごえ [0] 【甲張り声】
甲走(カンバシ)った声。

かんばる

かんば・る [3] 【甲張る】 (動ラ四)
「甲走(カンバシ)る」に同じ。「―・つたる声にて吉野の山をうたひしを/浮世草子・置土産 5」

かんばん

かんばん【看板】
<put up[hang out]> a billboard;→英和
a sign(board).→英和
‖看板屋 a sign painter.看板娘 a draw.

かんばん

かんばん [0] 【看板】
(1)商店などが,店名・業種・商品名などを通行人の目につきやすいように掲げたもの。「薬屋の―」「―を出す」
(2)劇場または興行場などで,俳優名や演目を書いて表に掲げるもの。
(3)人の注意をひいて,客寄せや自慢の種となる人や事柄。「山菜料理を―にしている旅館」「―役者」
(4)表向きの名目。外観。見せかけ。「―と実態に差がある」
(5)〔閉店時に看板をおろすことから〕
飲食店・酒場などがその日の営業を終わること。閉店。「―にする」
(6)店の名称の権利,あるいは営業権。「―が泣く」「―にかかわる」「―を譲り受ける」
(7)武家の中間(チユウゲン)などが仕着せとして着た法被(ハツピ)のような衣服。背中に主家の紋所などが染めてある。

かんばん

かんばん [0][1] 【燗番】
酒の燗の具合をみる人。酒番。

かんばん=が泣く

――が泣・く
建て前と実際が違っていることのたとえ。

かんばん=に偽(イツワ)り無し

――に偽(イツワ)り無し
外見と実質とが一致している。

かんばん=に傷がつく

――に傷がつ・く
信用・評判などが損われる。

かんばん=をおろす

――をおろ・す
(1)閉店する。また,廃業する。
(2)公然と掲げていた事柄をとりやめる。

かんばん=打(ウ)つ

――打(ウ)・つ
看板を掲げる。転じて,よく知られる。「天晴れ美人と―・つて/うもれ木(一葉)」

かんばんがり

かんばんがり [0] 【看板借り】
(1)置屋から屋号や営業権を借りて芸者稼業をすること。また,その芸者。
(2)取引所の取引員の資格を有料で借り受けること。

かんばんだおれ

かんばんだおれ [5] 【看板倒れ】
うわべだけ立派で,実質に欠けること。みかけだおし。「―になる」

かんばんほうしき

かんばんほうしき [5] 【かんばん方式】
〔「かんばん」は部品名・数量・納入日時など記載した作業指図票〕
1970年代半ばにトヨタ自動車が確立した生産管理方式。必要なときに必要な量だけ生産することで,在庫の徹底的削減をめざす。
→ジャスト-イン-タイム方式

かんばんむすめ

かんばんむすめ [5] 【看板娘】
その店に客をひきつける,美人の娘。「タバコ屋の―」

かんばん方式

かんばんほうしき [5] 【かんばん方式】
〔「かんばん」は部品名・数量・納入日時など記載した作業指図票〕
1970年代半ばにトヨタ自動車が確立した生産管理方式。必要なときに必要な量だけ生産することで,在庫の徹底的削減をめざす。
→ジャスト-イン-タイム方式

かんぱ

かんぱ【寒波】
a cold wave.

かんぱ

かんぱ【看破する】
see through <a design> ;read <a person's thought> .→英和

かんぱ

かんぱ [1] 【寒波】
冷たい寒気団が広範囲に流れ出す現象,または流れ出した寒気。
⇔熱波
「―の襲来」

かんぱ

かんぱ [1] 【看破】 (名)スル
見破ること。見抜くこと。「海坊主の蛇法を―せんが為に/新聞雑誌 51」

かんぱい

かんぱい クワン― [0] 【完敗】 (名)スル
完全に敗れてしまうこと。
⇔完勝
「予戦で―する」「試合は―だった」

かんぱい

かんぱい [0] 【感佩】 (名)スル
深く心に感じて忘れないこと。「御仁恤の深きを―せり/新聞雑誌 35」

かんぱい

かんぱい【完敗】
<suffer> a complete defeat.

かんぱい

かんぱい【乾杯(の辞)】
a toast.→英和
〜する drink[give]a toast <to> ;toast[drink to]a person's health.

かんぱい

かんぱい クワン― [0] 【勧杯・勧盃】 (名)スル
「けんぱい(勧盃)」に同じ。

かんぱい

かんぱい [0] 【乾杯】 (名)スル
(1)杯の酒を飲み干すこと。
(2)慶事や健康を祝ったり祈ったりして,杯をさしあげて酒を飲み干すこと。「結婚を祝して―する」

かんぱく

かんぱく クワン― [0] 【歓伯】
〔「かんばく」とも〕
酒の異名。

かんぱく

かんぱく クワン― [1] 【関白】
〔漢書(霍光伝)「諸事皆先関�白光�,然後奏�御天子�」より。近世まで「かんばく」〕
■一■
(1)成人後の天皇を助けて政務をつかさどった重職。関白は,天子の政務に関(アズカ)り白(モウ)すの義で,平安中期,藤原基経をこの任にあてたのに始まる。次第にその職名となり,天皇が幼少の時は摂政,成人後は関白を任ずる慣例となった。藤原氏がその地位を独占し,例外は豊臣秀吉・秀次の二人のみ。一の人。唐名を執柄(シツペイ)・博陸(ハクロク)。
→摂政
(2)天子の政務にあずかって,意見を申し上げること。
(3)威力・権力が強く,いばっていること。「亭主―」
■二■特に,豊臣秀吉のこと。

かんぱち

かんぱち [0] 【間八】
〔前額部に,背面から見ると「八」の字形の斑紋のあるところから〕
スズキ目の海魚。全長1.5メートルに達する。体形はブリより側扁し,体高が高い。背部は紫青色,腹部は淡灰色で,体側に淡黄色の縦帯がある。刺身にして美味。本州以南に広く分布。アカバナ。

かんぱつ

かんぱつ クワン― [0] 【煥発】 (名)スル
〔「煥」は輝く意〕
輝くように現れ出ること。「才気―」「凡そ外交問題ほど国民の元気を―するものはあらざる也/文学史骨(透谷)」

かんぱつ

かんぱつ クワン― [0] 【渙発】 (名)スル
詔勅を広く発布すること。「大詔―」

かんぱつ

かんぱつ [1] 【間髪】
「間(カン),髪(ハツ)を入れず」の「間,髪」を誤って一語と解釈した言い方。
→かん(間)

かんぱつ

かんぱつ [0] 【感発】 (名)スル
心が強く動かされ,発奮すること。「人の誠心(マコト)一旦―する時は/二宮尊徳(露伴)」

かんぱん

かんぱん【甲板】
a deck.→英和
上(下,前,後) 甲板 the upper (lower,forecastle,quarter) deck.

かんぱん

かんぱん クワン― [0] 【官版・官板】
(1)官庁の出版。また,その書物。
⇔私版
(2)江戸時代,幕府の昌平黌(シヨウヘイコウ)で出した教科書用の漢籍。昌平版。

かんぱん

かんぱん【乾板】
《写》a dry plate.

かんぱん

かんぱん [0] 【甲板】
船舶の上部の,木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。こうはん。デッキ。「上―」

かんぱん

かんぱん [0] 【肝斑】
顔面にできる褐色の色素斑。多く,成人女子に現れる。褐色斑。しみ。

かんぱん

かんぱん [0] 【干犯】 (名)スル
他に干渉してその権利を侵すこと。「統帥権―問題」

かんぱん

かんぱん [0] 【乾板】
写真感光材料の一。ガラス板に感光乳材を塗ってかわかしたもの。写真乾板。
⇔湿板(シツパン)

かんぱんバタビヤしんぶん

かんぱんバタビヤしんぶん クワン― 【官板―新聞】
江戸末期の新聞。1862年に幕府の洋書調所が,バタビヤのオランダ政庁機関紙から世界のニュースを抄訳して印刷刊行したもの。新聞と名付けられたものの最初。のち「官板海外新聞」と改称。バタビヤ新聞。文久新聞。

かんひでり

かんひでり [3] 【寒日照り】
寒中に続くひでり。

かんび

かんび クワン― [1] 【巻尾】
巻物や書物の最後の部分。巻末。
⇔巻首

かんび

かんび クワン― [1] 【完備】 (名)スル
すべてが備わっていること。「上下水道―」「条件が―する」

かんび

かんび【完備している】
be complete;be fully furnished.

かんび

かんび【甘美な】
sweet;→英和
delicious.→英和

かんび

かんび [1] 【艦尾】
軍艦の後端の部分。軍艦の艫(トモ)。
⇔艦首

かんび

かんび クワン― [1] 【管鼻】
アホウドリ・ウミツバメ・ミズナギドリなどのミズナギドリ目(管鼻目)の鳥の上嘴(ジヨウシ)基部にある管状の付属物で,先端に鼻孔が開いている。

かんび

かんび [1] 【甘美】 (名・形動)[文]ナリ
(1)甘くて味のよい・こと(さま)。「―な果実」
(2)うっとりと快く楽しい・こと(さま)。「―な陶酔に浸る」
[派生] ――さ(名)

かんび

かんび【艦尾】
the stern.→英和
〜に astern.→英和

かんび

かんび クワン― [1] 【完美】 (名・形動)[文]ナリ
完全で美しい・こと(さま)。「瑕(キズ)なき―なる玉/当世書生気質(逍遥)」

かんびか

かんびか クワン―クワ [3] 【完備花】
⇒完全花(カンゼンカ)

かんびき

かんびき [0] 【寒弾き】
寒中,三味線など芸事のけいこにはげむこと。寒ざらい。[季]冬。

かんびょう

かんびょう [1] 【看病】 (名)スル
病人の世話をすること。「病人を―する」「―疲れ」

かんびょう

かんびょう【看病】
nursing.→英和
〜する nurse;→英和
tend;→英和
sit up <with a person> (眠らずに).‖看病人 a (sick) nurse.

かんびん

かんびん [0] 【燗瓶・燗壜】
酒の燗をするための瓶。

かんぴ

かんぴ 【韓非】
(?-前233) 中国,戦国時代末の思想家。韓の公子として生まれ,荀子(ジユンシ)の性悪説を学んで法家思想を理論的に大成し,秦の始皇帝に大きな影響を与えた。秦に使いした時,秦の宰相で同学の李斯(リシ)の讒言(ザンゲン)にあい,獄中で服毒自殺した。韓非子。

かんぴ

かんぴ クワン― [1] 【官費】
政府から出る費用。私費に対して,広く公費をもいう。国費。「―留学」「―の濫用」
→公費

かんぴ

かんぴ クワン― [1] 【官婢】
律令制下,官有の女奴隷。
⇔官奴(カンヌ)
→公奴婢(クヌヒ)

かんぴ

かんぴ [1] 【乾皮】
かわかした獣皮。

かんぴ

かんぴ【官費(で)】
(at) government expense.官費留学生 a student sent abroad by the government.→英和

かんぴ

かんぴ [1] 【堪否】
「かんぷ(堪否)」に同じ。

かんぴし

かんぴし 【韓非子】
(1)韓非の尊称。
(2)中国,戦国時代の思想書。二〇巻五五編。韓非およびその学派の著作を主として集めたもの。編者不明。君主は法と賞罰によって支配することを政治の根本であるとし,秦に始まる官僚国家創建の理論的支柱となる。

かんぴしょう

かんぴしょう [0] 【柑皮症】
黄色の色素を含む柑橘類・カボチャなどを多量に摂取して生じる皮膚の黄変。

かんぴょう

かんぴょう【干瓢】
dried gourd shavings.

かんぴょう

かんぴょう [0][3] 【干瓢・乾瓢】
ユウガオの栽培変種の白い果肉を薄く細長くむき,干した食品。栃木県が特産地として有名。

かんぴょう

かんぴょう クワンピヤウ 【寛平】
〔「かんびょう」とも〕
年号(889.4.27-898.4.26)。仁和の後,昌泰の前。宇多・醍醐(ダイゴ)天皇の代。かんぺい。

かんぴょうき

かんぴょうき [3] 【間氷期】
氷河時代のうちで氷期と次の氷期との間の,比較的気候が温暖な時期。

かんぴょうごゆいかい

かんぴょうごゆいかい クワンピヤウ― 【寛平御遺誡】
教訓書。一巻。宇多天皇が897年譲位に際し,幼少の醍醐天皇のために天皇としての心構えを書き残したもの。寛平遺誡(イカイ)。

かんぴょうのおんとききさいのみやうたあわせ

かんぴょうのおんとききさいのみやうたあわせ クワンピヤウ―ウタアハセ 【寛平御時后宮歌合】
歌合。一巻。893年(寛平5)の秋以前に光孝天皇の后班子が主催。紀貫之・壬生忠岑(ミブノタダミネ)らが,四季・恋の五題で百番二〇〇首(現存一九二首)の歌を合わせたもの。「新撰万葉集」と密接な関係をもつ。寛平歌合。

かんぴょうほうおう

かんぴょうほうおう クワンピヤウホフワウ 【寛平法皇】
宇多天皇の出家後の称。法皇の初例。

かんぴょうまき

かんぴょうまき [0] 【干瓢巻(き)】
甘辛く味付けした干瓢を芯(シン)に入れた海苔(ノリ)巻き。

かんぴん

かんぴん [0] 【寒貧】
ひどく貧しいこと。赤貧。「素(ス)―」

かんふげんきょう

かんふげんきょう クワンフゲンキヤウ 【観普賢経】
〔仏〕 法華経の結経。曇摩蜜多(ドンマミツタ)訳。普賢の観法などを説く。

かんふぜん

かんふぜん [3] 【肝不全】
肝臓の機能が著しく低下した状態。劇症肝炎による急性のものと,肝硬変・肝臓癌などによる慢性のものがある。意識障害を伴う場合は肝性脳症,昏睡(コンスイ)におちいった場合は肝性昏睡という。

かんふぜん

かんふぜん クワン― [3] 【冠不全】
冠状動脈硬化症や大動脈炎,ショックなどによって,心臓に必要な酸素が十分に供給できない状態。狭心症や心筋梗塞などの原因になる。

かんぶ

かんぶ [1] 【幹部】
(1)団体の中心となる者。首脳。「劇団の―」「組合―」
(2)旧陸軍で将校・下士官をさす。「―宿舎」

かんぶ

かんぶ クワン― [1] 【患部】
疾患や傷のある部分。「―を冷やす」

かんぶ

かんぶ【幹部】
the (managing) staff;the leaders.‖幹部会(議) an executive meeting.幹部候補 a candidate-executive (会社の);a cadet (軍隊の).

かんぶ

かんぶ 【漢武】
中国,前漢の武帝のこと。

かんぶ

かんぶ クワン― [1] 【官武】
公卿(クギヨウ)と武家。また,文官と武官。

かんぶ

かんぶ【患部】
the diseased[affected]part.

かんぶくろ

かんぶくろ [3][0] 【紙袋】
「かみぶくろ(紙袋)」の転。

かんぶこうほせい

かんぶこうほせい [6] 【幹部候補生】
(1)旧陸軍で,現役兵を経験し,一定の学歴ないし資格を有する者で,予備役士官・下士官を志願し選考に合格した者。自衛隊では尉官以上の幹部自衛官になるべく教育を受けている者。
(2)将来,その団体の幹部となるとみなされている人。

かんぶつ

かんぶつ [0] 【奸物・姦物】
悪知恵にたけた人。腹黒い人。

かんぶつ

かんぶつ クワン― [0] 【換物】 (名)スル
財産を預貯金にしないで,土地や株などに換えて保持すること。
⇔換金

かんぶつ

かんぶつ【換物する】
convert <money> into goods.

かんぶつ

かんぶつ【乾物】
groceries.乾物屋 a grocer (人);→英和
a grocery (店).→英和

かんぶつ

かんぶつ クワン― [0] 【観仏】
仏の荘厳(シヨウゴン)・相好(ソウゴウ)・功徳を観想すること。心に深く仏を観想すること。

かんぶつ

かんぶつ [0] 【乾物】
魚類や野菜などを乾燥・加工して,貯蔵に便利なようにした食料品。干し魚・かんぴょう・昆布・焼き麩など。干物。「―屋」

かんぶつ

かんぶつ クワン― [0] 【官物】
「かんもつ(官物)」に同じ。

かんぶつ

かんぶつ クワン― [0] 【灌仏】
(1)仏像に香水(コウズイ)・五色水・甘茶などを注ぎかけること。浴仏。
(2)「灌仏会」の略。[季]春。《―の日に生れあふ鹿の子かな/芭蕉》

かんぶつえ

かんぶつえ クワン―ヱ [4][3] 【灌仏会】
釈迦の誕生日である四月八日に,花御堂(ハナミドウ)に安置した釈迦像に甘茶を注ぎ礼拝する法会。釈迦の誕生を祝して竜王が香水(コウズイ)を注ぎかけたという伝説による。日本では推古天皇の時代から行われたといわれ,平安時代になると宮中でも行われた。仏生会(ブツシヨウエ)。降誕会。浴仏会。竜華会(リユウゲエ)。花祭り。灌仏。

かんぶな

かんぶな [0][3] 【寒鮒】
寒中にとれるフナ。肉がしまり,一年中で最も美味。[季]冬。「―釣り」

かんぶり

かんぶり 【冠】
「かんむり(冠)」に同じ。

かんぶり

かんぶり [0][3] 【寒鰤】
寒中にとれるブリ。脂がのって美味。[季]冬。

かんぶん

かんぶん クワンブン 【寛文】
年号(1661.4.25-1673.9.21)。万治の後,延宝の前。後西(ゴサイ)・霊元天皇の代。

かんぶん

かんぶん [0] 【漢文】
(1)現代中国語の文章に対して,古い中国の文章。
(2){(1)}にならって日本人が書いた漢字だけから成る文章。広く変体漢文を含めてもいう。

かんぶん

かんぶん【漢文】
Chinese writing;Chinese classics (文学).

かんぶん

かんぶん [0] 【勘文】
⇒かんもん(勘文)

かんぶんがく

かんぶんがく [3] 【漢文学】
中国の伝統的な文語体で書かれた詩文。およびそれにならって日本で創作された文学。また,それらを研究する学問。

かんぶんくずし

かんぶんくずし [5] 【漢文崩し】
漢文を書き下したような感じの文体や表記。

かんぶんくんどく

かんぶんくんどく [0] 【漢文訓読】
漢文を日本語の文脈になおして読み下すこと。一種の翻訳であるが,完全な逐語訳で,漢文のもとの形をできるだけ残すなど普通の翻訳とは異なる。平安時代以来,漢文の字面に送り仮名や返り点を付けて読み下すのが習慣。

かんぶんくんどくたい

かんぶんくんどくたい [0] 【漢文訓読体】
漢文訓読調の文体。和文体・漢文体などに対していう。

かんぶんこう

かんぶんこう 【韓文公】
韓愈(カンユ)の諡(オクリナ)。

かんぶんたい

かんぶんたい [0] 【漢文体】
漢文{(2)}の文体。和文体・漢文訓読体などに対していう。

かんぶんてん

かんぶんてん [3] 【漢文典】
漢文の語法・文章法などを説明した書物。

かんぶんぽう

かんぶんぽう [3] 【漢文法】
漢文の文法。

かんぶんみゃく

かんぶんみゃく [3] 【漢文脈】
漢文訓読文に特有な表現を含んだ言い回し。

かんぶんもよう

かんぶんもよう クワンブン―ヤウ [5] 【寛文模様】
寛文の頃の小袖文様。着物の面の三分ほどに模様を置くもの。右肩から左裾に流れる大胆な構図が多い。

かんぷ

かんぷ【姦夫(婦)】
an adulterer (adulteress).→英和

かんぷ

かんぷ [1] 【悍婦】
気の荒い女。気性の強い女。

かんぷ

かんぷ [1] 【乾布】
かわいた布。

かんぷ

かんぷ クワン― 【関釜】
山口県下関と韓国の釜山との併称。

かんぷ

かんぷ クワン― [1] 【官府】
(1)役所。官庁。
(2)おおやけ。朝廷。

かんぷ

かんぷ [1] 【感孚】 (名)スル
〔「孚」はまことの意〕
まごころに深く感じること。「互に相(アイ)―して/花間鶯(鉄腸)」

かんぷ

かんぷ【還付】
return;→英和
restoration.→英和
〜する return;→英和
give back.‖還付金 a refund.還付税 a tax refund.

かんぷ

かんぷ [1] 【奸婦】
悪がしこい女。毒婦。悪婦。

かんぷ

かんぷ クワン― [1] 【官符】
「太政官符(ダイジヨウカンプ)」の略。

かんぷ

かんぷ【完膚なきまでに】
<rebuke a person> scathingly;beyond recognition (跡形もなく).

かんぷ

かんぷ [1] 【姦夫】
他人の妻と密通する男。まおとこ。

かんぷ

かんぷ [1] 【堪否】
堪能(カンノウ)か否かということ。「器量の―にしたがひ/保元(上)」

かんぷ

かんぷ クワン― [1] 【還付】 (名)スル
(1)いったん所有主の移ったものを,元の所有主へ戻すこと。「押収物を―する」
(2)還付金を返還すること。「税金の―」

かんぷ

かんぷ クワン― [1] 【完膚】
傷のないはだ。

かんぷ

かんぷ [1] 【姦婦】
夫でない男と密通する女。

かんぷ=無(ナ)きまで

――無(ナ)きまで
無傷の箇所がないほどに。ひどく。徹底的に。「―(に)やっつける」「原案を―(に)修正する」

かんぷう

かんぷう【寒風】
a cold[chilly]wind.

かんぷう

かんぷう【完封する】
seal up;《野》shut out.

かんぷう

かんぷう クワン― [0] 【観楓】
紅葉を観賞すること。もみじがり。[季]秋。

かんぷう

かんぷう [0][3] 【寒風】
冬の寒い風。[季]冬。「―吹きすさぶ」

かんぷう

かんぷう クワン― [0] 【完封】 (名)スル
(1)完全に封ずること。「反撃を―する」
(2)野球で,投手が完投して相手チームを零点に抑えること。シャット-アウト。零封。

かんぷうかい

かんぷうかい クワン―クワイ [3] 【観楓会】
紅葉を観賞するため,客を招いて催す会。

かんぷきん

かんぷきん クワン― [0] 【還付金】
いったん納付された税金について,納め過ぎや減免が生じた場合に納税者に返還される金銭。

かんぷく

かんぷく【感服する】
admire;→英和
be struck with admiration <at> .

かんぷく

かんぷく クワン― [0] 【官服】
官吏の制服。
⇔私服

かんぷく

かんぷく [0] 【感服】 (名・形動)スル [文]ナリ
深く感じて敬服あるいは服従する・こと(さま)。「―の至り」「見事な腕前にほとほと―した」「団十郎も年は若いが実に―に能(ヨ)く踊るではございませんか/新粧之佳人(南翠)」

かんぷしゅと

かんぷしゅと クワン― 【官符衆徒】
中世,奈良興福寺の衆徒の代表。興福寺の別当・権別当・三綱は官符によって任命され,衆徒はその被官であるところからいう。

かんぷしんこく

かんぷしんこく クワン― [4] 【還付申告】
還付金を受けるための申告。

かんぷまさつ

かんぷまさつ [4] 【乾布摩擦】
皮膚鍛練法の一。かわいた手拭(テヌグ)いなどで体をこすること。

かんぷれんらくせん

かんぷれんらくせん クワン― 【関釜連絡船】
山口県下関と朝鮮の釜山との間を連絡していた鉄道省連絡船。1905年(明治38)に開業し,第二次大戦の終戦と同時に事実上営業中止。現在,民間の関釜フェリーが就航している。

かんぷん

かんぷん [0] 【感奮】 (名)スル
心に強く感じて奮起すること。「馭者は―して,両眼に熱涙を浮べ/義血侠血(鏡花)」

かんぷん

かんぷん [0] 【感憤・感忿】 (名)スル
心に強く感じて憤激すること。「我言葉によりて―するほどの/おとづれ(独歩)」

かんへんじょう

かんへんじょう 【勘返状】
〔「かんぺんじょう」とも〕
文書の受給者が,来書の行間や余白に返事をしたためて返送した文書。複合文書の一種。問答状。

かんべ

かんべ [1] 【神戸】
神社に付属して,租税・課役を神社に納めた民。神封戸(ジンフコ)。かむべ。神部。じんこ。

かんべ

かんべ [1] 【神部】
(1)「神戸(カンベ)」に同じ。
(2)大和朝廷の祭祀に奉仕した神官。
(3)律令制下,神祇(ジンギ)官の雑事に使用された伴部(トモベ)。かんとものお。

かんべしょ

かんべしょ [0] 【神部署】
⇒神宮(ジングウ)神部署

かんべつ

かんべつ【鑑別】
judgment;discrimination.〜する discriminate[distinguish] <between A and B,A from B> .→英和
‖少年鑑別所 the Juvenile Classification Office.

かんべつ

かんべつ [0] 【鑑別】 (名)スル
物事を鑑定して判別すること。「理非を―する」「雛の雌雄を―する」

かんべつしょ

かんべつしょ [0][5] 【鑑別所】
「少年鑑別所」の略。

かんべに

かんべに [3] 【寒紅】
寒中に製した紅。特に,寒中の丑(ウシ)の日に買い,あるいはつけたものは丑紅ともいわれ,子供の疱瘡(ホウソウ)などによくきくといわれた。[季]冬。

かんべん

かんべん【簡便な】
handy;→英和
convenient;→英和
simple.→英和

かんべん

かんべん【勘弁する】
pardon;→英和
forgive;→英和
excuse;→英和
tolerate.→英和

かんべん

かんべん [1] 【勘弁】 (名)スル
〔(2)が原義〕
(1)過ちや不都合などを許すこと。堪忍。「もう―ならない」「堅苦しい挨拶(アイサツ)は―してください」
(2)十分に考えること。事の善悪・当否などをよく考え,わきまえること。「後先の―なしでござります/滑稽本・浮世風呂 3」
(3)やりくりが上手なこと。また,計算に明るいこと。「助兵衛は…所務の―上手の人なれば/甲陽軍鑑(品三二)」

かんべん

かんべん クワン― 【冠冕】
(1)冕板(ベンバン)のついた冠。「臣下は北面にして階下に―を低(ウチタ)る/太平記 24」
(2)首位。第一等。「欧陽公の五代史…古今の―たり/童子問」

かんべん

かんべん [0] 【簡便】 (名・形動)[文]ナリ
(1)取り扱いが簡単で,便利な・こと(さま)。「扱いの―な道具」
(2)手っ取り早いこと。「―に済ます」
[派生] ――さ(名)

かんべんづよい

かんべんづよ・い [6] 【勘弁強い】 (形)[文]ク かんべんづよ・し
我慢強い。「―・いお方故何にも言はず/歌舞伎・籠釣瓶」

かんぺい

かんぺい 【勘平】
⇒早野(ハヤノ)勘平

かんぺい

かんぺい クワン― [0] 【官幣】
祈年祭(トシゴイノマツリ)・月次祭(ツキナミノマツリ)・新嘗祭(ニイナメサイ)などに,もとは神祇官より,のちには宮内省より,一定の格式の神社に幣帛(ヘイハク)を捧げてまつったこと。また,その幣帛。

かんぺい

かんぺい クワン― [0] 【観兵】
軍隊を整列,または行進させて検閲すること。
→閲兵(エツペイ)

かんぺい

かんぺい クワン― [0][1] 【官兵】
国家に所属する兵士。官軍の兵士。また,官軍。かんぴょう。

かんぺい

かんぺい クワンペイ 【寛平】
⇒かんぴょう(寛平)

かんぺいし

かんぺいし クワン― [3] 【官幣使】
官幣社に幣帛を奉るために遣わされる勅使。

かんぺいしき

かんぺいしき【観兵式】
<hold> a military review[grand parade].

かんぺいしき

かんぺいしき クワン― [3] 【観兵式】
国家の元首などが軍隊の威容を観閲する儀式。

かんぺいしゃ

かんぺいしゃ クワン― [3] 【官幣社】
(1)「延喜式」神名帳記載の神社のうち,神祇官より幣帛を奉献した神社。大小の別がある。官社。式社。式内社。
(2)明治になって制定された社格の一つで,宮内省より幣帛を奉献した神社。大・中・小および別格の四段階に分けられていた。皇室崇拝の神社や,天皇・皇族・功臣をまつる神社が多い。第二次大戦後廃止。官社。
→社格

かんぺき

かんぺき クワン― [0] 【完璧】 (名・形動)[文]ナリ
〔「璧」は宝玉。きずのない玉の意から〕
欠点や不足がなく,非常に立派な・こと(さま)。「―な出来栄え」「―を期する」
[派生] ――さ(名)

かんぺき

かんぺき【癇癖】
⇒癇癪.

かんぺき

かんぺき【完璧】
perfection;→英和
completeness.→英和
〜な perfect;→英和
flawless.→英和

かんぺき

かんぺき [0][1] 【癇癖】
過度に怒りっぽい性質。癇癪(カンシヤク)。癇性。「―が強い」

かんぺん

かんぺん クワン― [0] 【官辺】
政府や役所に関係のある事柄。

かんぺんすじ

かんぺんすじ クワン―スヂ [3][5] 【官辺筋】
政府筋。「―からの情報」

かんぼう

かんぼう クワンバウ [0] 【官房】
内閣や各省などに置かれる部局の一。機密・文書・人事などの総括的事務を取り扱う機関。

かんぼう

かんぼう [0] 【奸謀・姦謀】
わるだくみ。奸計。奸策。

かんぼう

かんぼう クワン― [0] 【冠帽】
かぶりもの。かんむり。「これを以て,婦人の―衣裳を買ふて/西国立志編(正直)」

かんぼう

かんぼう [0] 【看坊】
(1)禅宗で住職の留守や後見をする僧。
(2)後見人。

かんぼう

かんぼう [0] 【感冒】
特定のウイルスによって起こる呼吸器系の炎症。かぜ。「流行性―」
→インフルエンザ

かんぼう

かんぼう [0] 【監房・檻房】
刑務所で,囚人を入れておく部屋。

かんぼう

かんぼう クワンバウ [0] 【関防】
(1)中国で,関所。
(2)書画の始まりの位置を示すために押す長方形の印。関防印。

かんぼう

かんぼう クワンバウ [0] 【観望】 (名)スル
(1)事態の流れ,形勢などをうかがいみること。「天下の情勢を―する」
(2)広く見渡すこと。ながめること。眺望。「―台」「景色を―しつつ気を養ひて/緑簑談(南翠)」

かんぼう

かんぼう【官房】
the secretariat(e).→英和
官房長官 the Chief Cabinet Secretary (内閣の).

かんぼう

かんぼう【感冒】
a cold;→英和
influenza;→英和
flu.→英和
⇒風邪(かぜ).

かんぼう

かんぼう【監房】
a cell;→英和
a ward.→英和

かんぼうがく

かんぼうがく クワンバウ― [3] 【官房学】
〔(ドイツ) Kameralismus; Kameralwissenschaften〕
一七,八世紀のドイツ・オーストリアを中心に展開された,絶対主義的国家統治,特に行財政に関する学問。

かんぼうちょう

かんぼうちょう クワンバウチヤウ [3] 【官房長】
内閣各省の大臣官房の長。官房事務をつかさどる。

かんぼうちょうかん

かんぼうちょうかん クワンバウチヤウクワン [5] 【官房長官】
「内閣官房長官」の略。

かんぼく

かんぼく [0] 【肝木】
スイカズラ科の落葉低木。山地に自生し,高さ約3メートル。葉は掌状に三裂する。初夏,枝頂にガクアジサイに似た花をつける。花被は五裂して白色。材は楊枝(ヨウジ)にする。
肝木[図]

かんぼく

かんぼく [0] 【乾墨】
東洋画で,墨をかすれさせる技法。また,その墨色のかすれたところ。渇筆(カツビツ)。

かんぼく

かんぼく [0] 【翰墨】
(1)筆と墨。
(2)書画・詩文を書くこと。また,詩文や書画。
(3)文芸に関すること。文事。

かんぼく

かんぼく クワン― [0] 【灌木】
「低木(テイボク)」に同じ。
⇔喬木(キヨウボク)

かんぼく

かんぼく [0] 【簡朴・簡樸】 (名・形動)[文]ナリ
簡易で素朴なこと。簡略で飾りけのないこと。また,そのさま。簡素。「其美術を見るに高雅にして―/希臘思潮を論ず(敏)」

かんぼく

かんぼく【潅木】
a shrub;→英和
a bush;→英和
shrubbery (総称).→英和

かんぼくじょう

かんぼくじょう [0] 【翰墨場】
書画や詩文を書いたり発表したりするところ。また,その仲間。翰墨の場。

かんぼくじょう

かんぼくじょう 【翰墨城】
手鑑(テカガミ)。一帖三一一葉。大聖武(オオジヨウム)・高野切(コウヤギレ)・石山切などの古筆名物切を所収。国宝。

かんぼたん

かんぼたん [3] 【寒牡丹】
冬に咲くように栽培した牡丹。やや小形の花が咲く。ふゆぼたん。[季]冬。

かんぼつ

かんぼつ【陥没】
sinking;depression.→英和
〜する sink;→英和
cave in.‖陥没地震 a depression earthquake.

かんぼつ

かんぼつ クワン― [0] 【官没】
あるものの所有権を国が強制的に取り上げ,国のものとすること。没取。没収。

かんぼつ

かんぼつ [0] 【陥没】 (名)スル
おちこむこと。「道路の真ん中が―する」「―骨折」

かんぼつこ

かんぼつこ [4][3] 【陥没湖】
断層などによって地表の陥没した所に,水がたまってできた湖。琵琶湖・諏訪湖など。また,カルデラ湖も含む。陥落湖。

かんぽ

かんぽ [1] 【簡保】
「簡易(カンイ)生命保険」の略。

かんぽ

かんぽ [1] 【閑歩・間歩】 (名)スル
ぶらぶら歩くこと。漫歩。

かんぽ

かんぽ クワン― [1] 【緩歩・寛歩】 (名)スル
ゆっくり歩くこと。

かんぽう

かんぽう クワンポフ [0] 【観法】
〔「かんぼう」とも〕
〔仏〕 意識を集中させ,特定の対象を心に思い描くことによって仏教の真理を直観的に認識しようとする修行。対象は日・月など具体的なものから菩薩や仏・仏国土・教理まで修行の種類に応じて異なる。観行。観門。

かんぽう

かんぽう [1] 【漢方】
中国から伝来して,日本で発達した医学。皇漢医学。
〔明治期には「漢法」とも書かれた〕

かんぽう

かんぽう クワンポウ 【寛保】
年号(1741.2.27-1744.2.21)。元文の後,延享の前。桜町天皇の代。

かんぽう

かんぽう【官報】
the official gazette.

かんぽう

かんぽう 【干宝】
中国,東晋の歴史家。博学で文章にすぐれ,志怪小説「捜神記」を著すほか,「晋紀」などを残した。生没年未詳。

かんぽう

かんぽう クワン― [1] 【官報】
(1)法令・条約・予算・告示・国会事項・人事・叙任などを,国が一般国民に知らせるために大蔵省印刷局から発行する日刊機関紙。
(2)官公庁・官公吏が打つ公用の電報。

かんぽう

かんぽう [0] 【汗疱】
指・てのひら・足の裏などにできる小さい水疱。多汗症に伴うことが多い。

かんぽう

かんぽう [1][0] 【艦砲】
軍艦に装備してある砲の総称。主砲・副砲・高角砲・ロケット砲など。艦載砲。「―射撃」

かんぽうい

かんぽうい [3] 【漢方医】
漢方によって治療する医者。漢医。

かんぽうしゃげき

かんぽうしゃげき【艦砲射撃】
bombardment from a warship.→英和

かんぽうてい

かんぽうてい 【咸豊帝】
(1831-1861) 中国,清の第九代皇帝(在位 1850-1861)。太平天国の乱,アロー戦争に苦しみ,1860年の英仏連合軍の北京占領により北京条約調印を余儀なくされ,逃亡先の熱河で病死。

かんぽうのまじわり

かんぽうのまじわり クワンパウ―マジハリ 【管鮑の交わり】
〔管仲(カンチユウ)と鮑叔牙(ホウシユクガ)が少年時代から生涯変わらない友情をもって交わったという「列子(力命)」の故事から〕
友人としての親密な交際。終生変わらない友情。

かんぽうやく

かんぽうやく [3] 【漢方薬】
漢方で使う薬。古代中国の経験医術から生まれ,全体的治療を主眼とする。主に草の根や木の皮などから作られる。漢薬。
〔厳密には一つ一つの生薬(シヨウヤク)は「漢薬」といい,処方に従ってそれを数種類混ぜて作った合剤を「漢方薬」もしくは「漢方用薬」という〕

かんぽうやく

かんぽうやく【漢方薬】
(a) Chinese medicine.漢方医 a herb doctor.

かんぽうようやく

かんぽうようやく [5] 【漢方用薬】
漢方薬に用いられる個々の生薬(シヨウヤク)。漢方の理論に基づき数種類を混合して用いるのが普通で,単独で用いられることはまれである。

かんぽどうぶつ

かんぽどうぶつ クワン― [4] 【緩歩動物】
緩歩動物門に属する微小な動物の総称。環形動物と節足動物をつなぐもので,節足動物へ進化する途中で退化した動物群と考えられている。体長1ミリメートル以下。体は短紡錘形で,四対の歩脚をもつ。湿地や水中にすみ,乾燥するとボール状になり,仮死状態で数年以上も生き続ける。長命虫。クマムシ。

かんぽん

かんぽん [0] 【監本】
中国,五代以来の歴代王朝の国子監で校訂・刊行された書物。

かんぽん

かんぽん【完本】
a complete copy[set (全集などの)].

かんぽん

かんぽん クワン― [0][1] 【官本】
(1)官版の本。
(2)官公庁の蔵書。

かんぽん

かんぽん クワン― [0] 【完本】
全集などの,全部そろっているもの。また,内容に欠落のない本。
⇔欠本
⇔端本

かんぽん

かんぽん [0] 【刊本】
(1)印刷された本。印本。
→写本
→版本
(2)特に,近世の木活字本・銅活字本・整版本(版本(ハンポン))などのこと。

かんまい

かんまい 【欠米】
〔「欠け米」の転〕
室町・江戸時代,年貢米などの輸送の際の欠損補充分に徴収された米。享保年間(1716-1736)以後一石につき三升と定められた。

かんまいり

かんまいり [3] 【寒参り】 (名)スル
寒中の三〇日間,神仏に参拝すること。また,その人。寒中の参詣は霊験あらたかだと信じられ,はだし参り・はだか参りなどが盛んに行われた。かんもうで。[季]冬。

かんまき

かんまき 【上牧】
奈良県北西部,北葛城郡の町。溜池の多い水田地帯。古くは片岡と呼ばれた。

かんまつ

かんまつ クワン― [0] 【巻末】
巻物や書物の最後。巻尾。
⇔巻頭
「―付録」

かんまつ

かんまつ【巻末(に)】
(at) the end of a book.→英和

かんまん

かんまん【干満】
ebb and flow;tide.→英和

かんまん

かんまん クワン― [0] 【緩慢】 (名・形動)[文]ナリ
(1)動作がゆっくりしていて,のろい・こと(さま)。「―な動き」
(2)処置などが手ぬるい・こと(さま)。「―な対応」
[派生] ――さ(名)

かんまん

かんまん クワン― [0] 【完満】
木の幹が太っていること。「―材」

かんまん

かんまん [0] 【干満】
潮のみちひ。干潮と満潮。「―の差」

かんまん

かんまん【緩慢な】
slow;→英和
slack;→英和
dull;→英和
lax.→英和

かんみ

かんみ [1] 【鹹味】
塩からい味。塩け。

かんみ

かんみ【甘味】
a sweet taste.甘味料 a sweetener (人工の).→英和

かんみ

かんみ [1] 【甘味】
(1)あまい味。また,あまみが主の食品。あまみ。「人工―」
(2)物事の面白さ。味わい。「誦読の際自から―涌出するの思あらしむ/日本開化小史(卯吉)」

かんみざい

かんみざい [3] 【甘味剤】
医薬品・食品に甘味をつけるために用いる物質。果糖・乳糖などの糖類,甘草(カンゾウ)粉末など。

かんみそ

かんみそ 【神御衣】
「かむみそ(神御衣)」に同じ。

かんみそのまつり

かんみそのまつり 【神御衣の祭】
五月・一〇月(もと陰暦四月と九月)の一四日に,伊勢の皇大神宮に朝廷から神衣用の絹と麻とを奉る祭り。かむみそのまつり。

かんみまい

かんみまい [3] 【寒見舞(い)】
(手紙などで)寒中,知人の安否を見舞うこと。寒中見舞い。[季]冬。

かんみりょう

かんみりょう [3] 【甘味料】
食品に甘味をつけるのに用いる調味料。サッカリン・アスパルテームなど人工のものは食品添加物として食品衛生法により規制される。

かんみん

かんみん【官民】
the government and the people.→英和
〜協力して by the united efforts of government and people.

かんみん

かんみん クワン― [0][1] 【官民】
官庁と民間。また,官吏と民間人。「―一体となる」

かんみんぞく

かんみんぞく [3] 【漢民族】
⇒漢族(カンゾク)

かんみんゆうくぶん

かんみんゆうくぶん クワン―イウ― [7] 【官民有区分】
明治初年,地租改正に際し政府が山林・原野の所有権を官有と民有に区分したこと。これにより,従来の入会地の多くが官有地に編入された。

かんむ

かんむ [1] 【乾霧】
きわめて小さい水滴からなる霧。囲まれても濡れるほどではない。
⇔湿霧

かんむ

かんむ クワン― [1] 【官務】
(1)官庁の業務。また,官吏の職務。「―に従事する」
(2)律令制下,太政官弁官の事務局。
(3)平安時代以降,太政官弁官局の左右大史の称。転じて,大史を世襲した小槻(オヅキ)家の称。

かんむてんのう

かんむてんのう クワンムテンワウ 【桓武天皇】
(737-806) 第五〇代天皇(在位 781-806)。名は山部(ヤマノベ)。光仁天皇の皇子。794年,都を平安京に遷した。在位中は坂上田村麻呂を征夷大将軍として東北地方に派遣するなど,朝廷権力を大きく伸長した。陵墓は山城国紀伊郡柏原にあり,柏原天皇とも呼ばれる。

かんむへいし

かんむへいし クワンム― 【桓武平氏】
平安時代のはじめに平(タイラ)姓を与えられて臣籍に入った皇孫諸流のうち,桓武天皇の子孫の氏の称。葛原(カツラハラ)親王の孫高望(タカモチ)王が東国に下向,その子孫は坂東八平氏として栄え,国香・貞盛・維衡(コレヒラ)・将門らが出た。維衡流の伊勢平氏から出た清盛は,武家政権を樹立した。
→平(タイラ)
→桓武平氏[表]

かんむり

かんむり 【冠】
姓氏の一。

かんむり

かんむり [0][3] 【冠】
〔「かうぶり」の転〕
(1)地位・階級などを表すため頭にかぶるもの。また,特に平安時代以後行われた,礼服着用時のかぶりもの。額・巾子(コジ)・簪(カンザシ)・纓(エイ)などから成る。束帯・衣冠の際,直衣(ノウシ)で参朝する際に着用した。壮年では厚額(アツビタイ),若年では薄額,五位以上は有文(ウモン)の羅,六位以下は無文の縵(カトリ)で仕立てるなど,身分・年齢,文官・武官の別などにより形状・素材などを異にした。かぶり。かむり。かんぶり。かがふり。
(2)漢字の構成部分の名称。「宇」の「宀(=ウかんむり)」,「花」の「艹(=草かんむり)」など,字の上部にかぶせるもの。かしら。
→おかんむり
(3)催し物・スポーツ大会などの名称に,主催者・協賛者などの名や商品名などを冠したものである意を表す。「―コンサート」「―大会」
冠(1)[図]

かんむり

かんむり【冠】
a crown;→英和
a coronet.→英和
お冠である be in a bad humor.

かんむり=を弾(ハジ)く

――を弾(ハジ)・く
〔「楚辞(漁父)」より。冠のちりをはらって清潔にすることから〕
仕官・出仕の用意をする。

かんむり=を挂(カ)く

――を挂(カ)・く
⇒挂冠(ケイカン)

かんむり=を曲(マ)げる

――を曲(マ)・げる
機嫌を悪くする。意固地になる。つむじをまげる。
→おかんむり

かんむり=旧(フル)けれど沓(クツ)にははかず

――旧(フル)けれど沓(クツ)にははかず
〔韓非子(外儲説)〕
上下,貴賤(キセン)の別はきまっていて,乱すことができないというたとえ。履(クツ)新しけれど冠にあげず。

かんむりおとしづくり

かんむりおとしづくり [8] 【冠落とし造り】
刀剣の刃の形の一。鎬(シノギ)造りの一種で鎬地(シノギジ)の元の方三分の一ほどを残し,先の肉を落としたもの。横手筋はなく,切っ先は菖蒲(シヨウブ)造りと同じ。短刀に多い。鵜(ウ)の首造りと同じとする立場もある。
→鵜の首造り

かんむりこうざ

かんむりこうざ [4] 【冠講座】
⇒寄付講座(キフコウザ)

かんむりざ

かんむりざ [0] 【冠座】
〔(ラテン) Corona Borealis〕
七月中旬の宵,南中する星座。七つの微光星が半円形に連なって冠状をなす。南半球にある「南の冠座」と区別するため「北の冠座」ともいう。へっつい星。鬼の釜(カマ)。

かんむりし

かんむりし [4] 【冠師】
冠を作ることを職業とする人。かぶりし。かむりし。

かんむりした

かんむりした [0] 【冠下】
⇒かむりした(冠下)

かんむりだな

かんむりだな [4][0] 【冠棚】
(1)冠を載せておく棚。のちには香炉の台としても用いるようになった。冠台。かむり棚。
(2)書院や床の間などに設ける違い棚の形式の一。かむり棚。

かんむりつくしがも

かんむりつくしがも [8] 【冠筑紫鴨】
カモ目カモ科の鳥。雄は後頭に長い黒色の冠羽をもつ。顔と頸は灰色,胸は黒色,翼の雨覆いは白色。くちばしと脚は淡紅色。ウラジオストクから朝鮮・中国の東北部に分布,北海道に少数が渡来したらしい。三標本が知られ,絶滅したとされるが,目撃の報告もあり生存の可能性がある。

かんむりづけ

かんむりづけ [0] 【冠付け】
⇒かむりづけ(冠付)

かんむりづる

かんむりづる [5] 【冠鶴】
ツル目ツル科の鳥。全長1メートル内外。上体青灰色で,翼は白く尾は茶褐色,頭上に金色の冠羽をもち美しい。アフリカ中部・南東部の草原にすむ。

かんむりのいた

かんむりのいた [6] 【冠の板】
甲冑(カツチユウ)の部分名。袖や栴檀(センダン)の板の上端につける鉄板。
→大鎧

かんむりのうし

かんむりのうし 【冠直衣】
直衣装束で烏帽子(エボシ)にかえて冠をかぶること。許された者が直衣で宮中に入るときなどに用いる。こうぶりのうし。
⇔烏帽子直衣

かんむりばと

かんむりばと [5] 【冠鳩】
(1)ハト目ハト科カンムリバト属の鳥の総称。大形のハトで,頭上に大きな冠羽をもつ。ニューギニアとその属島に分布。
(2){(1)}の一種。全長80センチメートルに達する大形のハト。全身空色で,頭上に扇子を広げたような大きな冠羽をもつ。

かんむりまつじろう

かんむりまつじろう 【冠松次郎】
(1883-1970) 登山家。東京生まれ。沢登りを好み,黒部川源流を初めて紹介した。名文家として知られる。著「黒部渓谷」「山渓記」など。

かんむりょう

かんむりょう [1] 【感無量】
「感慨無量(カンガイムリヨウ)」に同じ。「―の面持ち」

かんむりょう

かんむりょう【感無量】
very emotional.

かんむりょうじゅきょう

かんむりょうじゅきょう クワンムリヤウジユキヤウ 【観無量寿経】
浄土三部経の一。一巻。畺良耶舎(キヨウリヨウヤシヤ)訳。釈迦が韋提希(イダイケ)夫人に,阿弥陀とその国土を観念する方法を示し,極楽に往生することを説いた経典。観無量寿仏経。観経。

かんむりわし

かんむりわし [4] 【冠鷲】
タカ目タカ科の鳥。全長55センチメートル内外。全身暗褐色で,黒と白の冠羽をもつ。森林にすみ,主にヘビ・トカゲ・カエルなどを食う。南アジアに分布し,日本では沖縄県八重山諸島にのみ見られる。特別天然記念物。絶滅危惧種。

かんめ

かんめ クワン― [0] 【貫目】
(1)「貫{(1)}」に同じ。「体重が二―増えた」
(2)重さ。目方。「荷物の―を量る」
(3)人に備わった重々しさ。貫禄。「―が違う」

かんめあらためしょ

かんめあらためしょ クワン― 【貫目改所】
江戸幕府が街道往来の荷物の重量を検査するため,宿場の問屋場に設置した機関。

かんめい

かんめい クワン― [0] 【官命】
政府からの命令。「―を帯びる」

かんめい

かんめい【官名】
an official title[name].

かんめい

かんめい【感銘】
a deep impression.〜する be deeply impressed[moved,touched] <by> .

かんめい

かんめい [0] 【簡明】 (名・形動)[文]ナリ
簡単でわかりやすい・こと(さま)。簡単明瞭。「―な説明」「―に記す」「語気―にして/経国美談(竜渓)」
[派生] ――さ(名)

かんめい

かんめい [0] 【感銘】 (名)スル
忘れられないほど深く心に感ずること。「強い―を受ける」「時々は夢に見る位―した頭である/吾輩は猫である(漱石)」
〔「肝銘」とも書く〕

かんめい

かんめい クワン― [0] 【官名】
官職の名称。

かんめい

かんめい【簡明】
brief and to the point.→英和
⇒簡潔.

かんめい

かんめい [0] 【漢名】
中国での名称。特に,動植物についていうことが多い。
→和名

かんめづつ

かんめづつ クワン― [3] 【貫目筒】
嘉永年間(1848-1854),日本で鋳造した円筒形の火砲。弾丸の重量によって百目玉筒・五貫目玉筒などといった。

かんめん

かんめん [0] 【乾麺】
干した麺類。うどん・そうめんなど。

かんめんぞう

かんめんぞう クワンメンザウ [3] 【完面像】
各結晶系において最も多くの対称の要素をもつ結晶形。

かんめんぽう

かんめんぽう [3] 【乾麺麭】
(旧陸軍で)乾(カン)パン。

かんもう

かんもう クワン― [0] 【換毛】 (名)スル
毛のぬけかわり。人間や一部の家畜では絶えず起こるが,野生動物では毎年一定の時期に全体の毛の更新が行われる。

かんもう

かんもう【冠毛】
《生》a crest (動物の);→英和
a pappus (植物の).

かんもう

かんもう クワン― [0] 【冠毛】
キク科植物のタンポポ・アザミなどの下位子房の果実上端に生ずる毛状の突起。萼(ガク)の変形したもので,果実が熟したあと,乾燥して放射状に開き,種子を散布するのに役立つ。

かんもう

かんもう クワンマウ [0] 【寛猛】
思いやりときびしさ。

かんもう=相済(アイスク)う

――相済(アイスク)う
〔左氏伝(昭公二十年)〕
政治は寛大と厳格をうまく調和させて行うとよいということ。

かんもうで

かんもうで [3] 【寒詣で】 (名)スル
「寒参(カンマイ)り」に同じ。

かんもく

かんもく クワン― [0] 【関目】
重要な点。主眼とするところ。

かんもく

かんもく クワン― [0] 【完黙】
〔「完全黙秘」の略〕
取り調べに対してまったくしゃべらないこと。

かんもく

かんもく [0] 【緘黙】 (名)スル
口を閉じてものを言わないこと。だんまり。「石の動かざる如く―した/婦系図(鏡花)」

かんもくしょう

かんもくしょう [0] 【緘黙症】
失語症でもなく発音機能の障害もないのにしゃべらない状態。精神分裂病やうつ病の際の病状の一。無言症。

かんもじ

かんもじ [3] 【閑文字】
むだな字句・文章。無益なことば。かんもんじ。「―を連ねる」「―を弄(ロウ)する」

かんもち

かんもち [1][0] 【寒餅】
寒中につく餅。寒の餅。[季]冬。

かんもち

かんもち [0][4] 【癇持(ち)】
癇癪(カンシヤク)持ち。

かんもつ

かんもつ 【勘物】
(1)考え調べること。
(2)特に,本の内容・文章・文字・語句などについて調べ,注記したもの。

かんもつ

かんもつ クワン― [0] 【官物】
(1)官の所有物。かんぶつ。
(2)律令制下,租庸調・出挙稲(スイコトウ)・公田地子物など,政府や国衙(コクガ)に納める租税・貢納物の総称。

かんもり

かんもり 【掃部】
〔「かにもり」の転〕
「かもんのつかさ(掃部司)」に同じ。「殿司,―の女官/紫式部日記」

かんもん

かんもん クワン― [0] 【喚問】 (名)スル
議会や裁判所などが証人または参考人として人を呼び出して問いただすこと。

かんもん

かんもん クワン― [0] 【棺文】
禅宗で,棺に書く文句。「出離生死,入住涅槃,寂静無畏,究竟安楽」「迷故三界城,悟故十方空,本来無東西,何処有南北」など。

かんもん

かんもん 【勘問】
取り調べて罪を問いただすこと。「―せらるるに,皆進みて咎(トガ)に落ちにける/今昔 23」

かんもん

かんもん【関門】
a barrier;→英和
a gateway <to> (門戸).→英和

かんもん

かんもん 【肝文】 (名・形動ナリ)
(1)肝要な文句。
(2)大切な・こと(さま)。肝要。「人は盗人,火は焼木(タキギ)の始末と,朝夕気をつけるが胸算用の―なり/浮世草子・胸算用 3」

かんもん

かんもん クワン― [0] 【関門】
(1)関所の門。また,関所。
(2)通過するのに困難を伴うところ。「入試の―を突破する」

かんもん

かんもん クワン― 【貫文】 (接尾)
「貫{(2)}」に同じ。「青緡(アオザシ)五―」

かんもん

かんもん クワン― 【関門】
山口県下関市と福岡県北九州市門司(モジ)区。

かんもん

かんもん【喚問】
《法》a summons.→英和
〜する summon.→英和

かんもん

かんもん [0] 【勘文】
平安時代,神祇官(ジンギカン)・陰陽師(オンヨウジ)などが天皇などの諮問にこたえて,先例・吉凶・方角・日時などを調べて上申する文書。かもん。かんぶん。かんがえぶみ。

かんもん

かんもん クワン― 【観門】
⇒観法(カンポウ)

かんもんかいきょう

かんもんかいきょう クワン―ケフ 【関門海峡】
本州と九州を分かつ海峡。海陸交通の要衝。下関海峡。

かんもんきょう

かんもんきょう クワン―ケウ 【関門橋】
本州と九州を結ぶ道路橋。関門海峡をまたぐつり橋。つり橋部の長さは1068メートル。海面からの桁(ケタ)下高は61メートル。1973年(昭和48)完成。

かんもんぎょき

かんもんぎょき 【看聞御記】
後崇光院(伏見宮貞成(サダフサ)親王)の日記。四四巻(目録・別記・御幸記を含む)。1416年から48年までの朝廷の諸行事,当時の政治・社会の動静などを記す。室町中期の基本的史料。看聞日記。

かんもんじ

かんもんじ [3] 【閑文字】
⇒かんもじ(閑文字)

かんもんみゃく

かんもんみゃく [3] 【肝門脈】
⇒門脈(モンミヤク)

かんもんトンネル

かんもんトンネル クワン― 【関門―】
関門海峡にある海底トンネル。山陽本線の関門トンネル(下り1942年,上り44年),山陽新幹線の新関門トンネル(1975年),関門国道トンネル(1958年)の三つのトンネルがある。

かんや

かんや [1] 【寒夜】
寒い,冬の夜。[季]冬。

かんや

かんや 【紙屋】
〔「かみや」の転〕
「紙屋院(カミヤイン)」に同じ。「―の人を召して/源氏(鈴虫)」

かんやがみ

かんやがみ 【紙屋紙】
「かみやがみ(紙屋紙)」に同じ。「―に唐の綺を陪して/源氏(絵合)」

かんやく

かんやく [0][1] 【漢薬】
⇒漢方薬(カンポウヤク)

かんやく

かんやく【完訳(する)】
(make) a complete translation <of> .

かんやく

かんやく [0] 【漢訳】 (名)スル
他国語を漢文に訳すこと。また,その漢文。「梵語を―した仏典」

かんやく

かんやく クワン― [0] 【完訳】 (名)スル
外国語の原典の全文を翻訳すること。全訳。
⇔抄訳(シヨウヤク)
「グリム童話を―する」

かんやく

かんやく [0] 【簡約】 (名・形動)スル [文]ナリ
要点をおさえて簡単にまとめる・こと(さま)。「―に記す」「酒なし直(スグ)めしと云ふ―なる御注文/もしや草紙(桜痴)」

かんやく

かんやく【漢訳】
a Chinese translation[version].〜する translate into Chinese.

かんやく

かんやく【簡約の】
concise;→英和
simple.→英和
〜する simplify;→英和
condense.→英和

かんやく

かんやく クワン― [0] 【関鑰・関鎰】
(1)かんぬきと錠。門戸のとじまり。
(2)出入りの要所。「旅順要塞の―たる爾霊山/此一戦(広徳)」

かんやどり

かんやどり 【神宿り】
〔「かみやどり」の転。八幡神が宿る所の意〕
兜(カブト)の八幡座の別名。

かんやひょうばいてつコンス

かんやひょうばいてつコンス カンヤヒヤウバイテツ― 【漢冶萍煤鉄公司】
中国,清末に盛宣懐(セイセンカイ)によって設立された製鉄事業を中心とする会社。漢陽製鉄所・大冶(ダイヤ)鉄山・萍郷(ヒヨウキヨウ)炭鉱を統合したもの。日本資本の影響を強く受けたが,第二次大戦後国営となった。

かんやまといわれひこのすめらみこと

かんやまといわれひこのすめらみこと カンヤマトイハレヒコ― 【神日本磐余彦天皇】
神武天皇の別名。

かんゆ

かんゆ クワン― [0] 【換喩】
比喩法の一。言い表そうとする事物を,それと関係の深いもので表現する修辞法。「金バッジ」で国会議員を表すなどはこの例。

かんゆ

かんゆ クワン― [1] 【勧諭】 (名)スル
言い聞かせてすすめること。「甘言を以て,これを―すれども/西国立志編(正直)」

かんゆ

かんゆ [0] 【乾油】
⇒乾性油(カンセイユ)

かんゆ

かんゆ【肝油】
cod-liver oil.

かんゆ

かんゆ 【韓愈】
(768-824) 中国,中唐の儒者・文人。字(アザナ)は退之,諡(オクリナ)は文公,昌黎(シヨウレイ)と号。唐宋八大家の一。「文は道を載せる道具」として四六駢儷(ベンレイ)体を排し,古文を提唱。詩をよくし,白居易と並び称され,また儒学復古を唱えて,文章・学問とも後代に大きな影響を残した。詩文集「昌黎先生集」「昌黎先生外集」

かんゆ

かんゆ [0] 【肝油】
タラやサメなどの新鮮な肝臓から得た脂肪油。黄色で透明。ビタミン A ・ D を多量に含む。夜盲症や発育期などの栄養補給に用いる。

かんゆう

かんゆう [0] 【奸雄・姦雄】
奸知にたけた英雄。「乱世の―」

かんゆう

かんゆう クワンイウ [0] 【官有】
国の所有であること。国有。
⇔民有

かんゆう

かんゆう クワンイウ [0] 【官遊・宦遊】
(1)官命で遠地に行くこと。
(2)官吏となって郷里を遠く離れること。

かんゆう

かんゆう クワンイウ [0] 【勧誘】 (名)スル
すすめ誘うこと。「保険に加入するよう―する」「貯金の―」「―員」

かんゆう

かんゆう クワンイウ 【寛宥】 (名)スル
寛大な心で罪過を許すこと。「何ぞ重衡一人の―をよろこぶべきや/平家 10」

かんゆう

かんゆう クワン― [0] 【寛裕】 (名・形動)[文]ナリ
心広くゆるやかである・こと(さま)。「―敦厚な風俗/百一新論(周)」

かんゆう

かんゆう【官有】
⇒国有.

かんゆう

かんゆう【勧誘する】
canvass <for insurance> ;→英和
persuade;→英和
invite (誘引).→英和
‖勧誘員 a canvasser.勧誘状 a letter of invitation.

かんゆうざいさん

かんゆうざいさん クワンイウ― [5] 【官有財産】
国有財産の旧称。

かんゆうち

かんゆうち クワンイウ― [3] 【官有地】
国有地の旧称。

かんゆうりん

かんゆうりん クワンイウ― [3] 【官有林】
国有林の旧称。官林。

かんゆほう

かんゆほう クワン―ハフ [0] 【換喩法】
換喩による修辞法。

かんよ

かんよ [1] 【干与】 (名)スル
あずかりかかわること。関与。

かんよ

かんよ クワン― [1] 【関与】 (名)スル
あることに関係すること。たずさわること。干与。「政策決定に―する」

かんよ

かんよ【関与する】
participate[take part,have a share] <in> .→英和

かんよう

かんよう [1] 【漢洋】
日本以外の東洋と西洋。特に,中国と西洋。

かんよう

かんよう [0] 【涵養】 (名)スル
〔「涵」はひたす意〕
水が自然にしみこむように,少しずつ養い育てること。「徳性を―する」

かんよう

かんよう クワンエウ [0] 【官窯】
中国の宮廷の窯(カマ)。また,そこで製造した焼き物。柴窯・越州窯・景徳鎮窯などが名高い。日本では,平安時代の尾張産の朝廷用瓷器(ジキ),また江戸時代の各藩の御用窯をいう。

かんよう

かんよう [0] 【肝要】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
非常に大切な・こと(さま)。肝心。「―な点」「忍耐が―だ」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
{■一■}に同じ。「―と思う」「唯修業―たるべし/新聞雑誌 55」

かんよう

かんよう [0] 【間葉】
⇒間充織(カンジユウシキ)

かんよう

かんよう クワン― [0] 【換用】 (名)スル
かえて用いること。代用。

かんよう

かんよう クワン― [0] 【寛容】 (名・形動)スル [文]ナリ
心が広く,他人をきびしくとがめだてしないこと。よく人を受け入れる・こと(さま)。「―の精神」「―な態度」「夫もほかの人が遊ぶのを―するならいいが/坊っちゃん(漱石)」
[派生] ――さ(名)

かんよう

かんよう【慣用】
common use;usage.→英和
〜の common;→英和
customary;→英和
idiomatic (語句の).‖慣用語句 an idiomatic expression;an idiom.

かんよう

かんよう【観葉植物】
a foliage plant.

かんよう

かんよう クワン― [0] 【慣用】 (名)スル
一般に用いられること。普通に使われること。「世間の―を重視する」「坊主の―する手段を試みるがよい/吾輩は猫である(漱石)」

かんよう

かんよう【寛容】
tolerance;→英和
magnanimity.〜な tolerant;→英和
generous.→英和

かんよう

かんよう カンヤウ 【漢陽】
(1)中国,湖北省武漢市の一地区。もと独立の都市。ハンヤン。
→武漢
(2)韓国,ソウルの古名。

かんよう

かんよう カンヤウ 【咸陽】
中国,陝西(センセイ)省の都市。渭水(イスイ)の北岸,西安の北西に位置する。戦国時代,秦の都で,現在の市街地の東郊に遺跡がある。穀物・綿花などの集散地。シエンヤン。

かんよう

かんよう [0] 【簡要】
簡単で要点をよく押さえていること。また,そのような要点。

かんよう

かんよう【肝要な】
important;→英和
of vital importance.

かんよう

かんよう クワン― [0] 【官用】
(1)国・政府などで用いること。「―の車」
(2)国・政府などの用事。

かんようおん

かんようおん クワン― [3] 【慣用音】
漢音・呉音・唐音などとは異なるが,日本で広く使われ,一般化している漢字の音。石(せき・じゃく)を「こく」(千石船(センゴクブネ)),輸(しゅ)を「ゆ」(輸出)と読む類。通用音。

かんようきゅう

かんようきゅう カンヤウ― 【咸陽宮】
秦の都,咸陽にあった壮大な宮殿。戦国時代に孝公が造営。始皇帝が造営した阿房宮(アボウキユウ)とともに,秦の滅亡の際に項羽によって焼かれた。

かんようく

かんようく クワン― [3] 【慣用句】
(1)二語以上が結合し,その全体が一つの意味を表すようになって固定したもの。「道草を食う」「耳にたこができる」の類。慣用語。イディオム。
(2)二語以上が,きまった結びつきしかしない表現。「間髪を入れず」「悦に入る」の類。慣用語。イディオム。

かんようご

かんようご クワン― [0] 【慣用語】
(1)一般に,特定の場面で習慣として使われていることば。きまり文句。「お早う」「ごめん下さい」の類。
(2)学術用語・官庁用語など,ある限られた社会・集団で習慣的によく使われる用語や言いまわし。通用語。
(3)「慣用句」に同じ。

かんようしょくぶつ

かんようしょくぶつ クワンエフ― [6] 【観葉植物】
観賞用植物のうち,特に葉を観賞の対象とする植物。熱帯・亜熱帯原産の種が多い。インドゴムノキ・ポトス・ドラセナなど。

かんようめい

かんようめい クワン― [3] 【慣用名】
古くから知られた化合物について,呼び慣らわされた名称。苛性(カセイ)ソーダ(水酸化ナトリウム)・炭酸ガス(二酸化炭素)など。

かんようよみ

かんようよみ クワン― [0] 【慣用読み】
慣用による読み方。正式な読み方以外によく用いられる読み方。

かんらい

かんらい [0] 【寒雷】
冬に鳴る雷。寒冷前線に伴う。特に日本海側で発生しやすく,降雪の前に鳴るものを「雪起こし」と呼ぶ。

かんらから

かんらから (副)
(多く「と」を伴って)豪快に笑う声を表す語。かんらかんら。「―とぞ笑ひける/浄瑠璃・文武五人男」

かんらかんら

かんらかんら (副)
「かんらから」に同じ。

かんらく

かんらく [0] 【乾酪】
チーズ。

かんらく

かんらく クワン― [0][1] 【歓楽・懽楽】
■一■ (名)スル
(1)喜び楽しむこと。喜びと楽しみ。快楽。「―の巷(チマタ)」「―を尽くす」「他人をして,喜悦―せしむるものなり/西国立志編(正直)」
(2)(「冠落」とも書く)「病気」の忌み詞。「将軍家御―により延びて今日に及ぶ/東鑑(承元二)」
■二■ (形動)
ぜいたくなさま。「それより親を―に養ひ/狂言記・泣尼」

かんらく

かんらく [0] 【陥落】 (名)スル
(1)(穴などに)おちこむこと。
(2)地面がおちこむこと。陥没。「地盤の―」
(3)城・陣地などが攻めおとされること。「要塞が―した」
(4)今までの地位・ランクから下におちること。「幕下に―する」
(5)口説きおとされること。「寺尾ももう―するだらうと云ふ評判であつた/それから(漱石)」

かんらく

かんらく【歓楽】
pleasure(s);→英和
enjoyment.歓楽街 an amusement center.

かんらく

かんらく【陥落する】
surrender (城などが).→英和

かんらく=極(キワ)まりて哀情(アイジヨウ)多し

――極(キワ)まりて哀情(アイジヨウ)多し
〔漢武帝「秋風辞」の一節「歓楽極兮哀情多」から〕
喜び楽しむ気持ちが極まると,かえって悲しい思いが生じる。楽しみ尽きて哀しみ来る。

かんらくがい

かんらくがい クワン― [4] 【歓楽街】
映画館・飲食店など,遊興施設の多いにぎやかな街区。さかりば。

かんらくきょう

かんらくきょう クワン―キヤウ [0] 【歓楽境】
楽しく遊ばせてくれる所。花街や遊興のための場所。

かんらくそ

かんらくそ [4][3] 【乾酪素】
カゼイン。

かんらくへんせい

かんらくへんせい [5] 【乾酪変性】
壊死(エシ)の一種。結核性の病巣に多く見られる病変で,組織が乾燥しチーズ状になるもの。

かんらん

かんらん [0][1] 【橄欖】
(1)カンラン科の常緑高木。インドシナ原産。葉は羽状複葉。春,葉腋に白色小花を円錐状につける。果実は卵形の核果で,白緑色に熟し食用になる。種子を欖仁(ランニン)といい,油を採るほか,数珠を作る。ウオノホネヌキ。
(2)オリーブの誤訳。
橄欖(1)[図]

かんらん

かんらん クワン― [0] 【観覧】 (名)スル
見物すること。「―席」「―料」「大相撲を―する」

かんらん

かんらん [0] 【姦濫・姧濫】
よこしまでみだらなこと。「是―の謀訴也/太平記 24」

かんらん

かんらん【観覧】
inspection.〜する see;→英和
view.→英和
〜に供する be displayed.‖観覧券(料) an admission ticket (fee).観覧者 a visitor;a spectator.観覧車 a Ferris wheel.観覧席 a seat;a stand; <米> bleachers (屋根のない).

かんらん

かんらん [0][1] 【甘藍】
キャベツの別名。

かんらん

かんらん [0][1] 【寒蘭】
ラン科の多年草。日本の暖地にまれに野生する。古くから東洋蘭として珍重され,栽培される。葉は深緑色の線形葉で根生し,硬く厚い。晩秋に花茎を立てて上方に芳香のある淡黄緑・帯紅紫色などの花を数個つける。花被片は線形。

かんらんがん

かんらんがん [3] 【橄欖岩】
超塩基性の深成岩。主に橄欖石から成る。一般に完晶質で粗粒の岩質を示す。変質して蛇紋岩に変わる。

かんらんざん

かんらんざん 【橄欖山】
⇒オリーブ山(ヤマ)

かんらんしゃ

かんらんしゃ クワン― [3] 【観覧車】
水車風の大きな輪に,見物客を乗せる箱をつるし,輪を動力で動かして高い所からの眺めを楽しませる装置。

かんらんしょく

かんらんしょく [3] 【橄欖色】
オリーブ色。黄緑色。

かんらんせき

かんらんせき [3] 【橄欖石】
マグネシウムや鉄に富むケイ酸塩鉱物。斜方晶系に属す。一般に黒味がかった色を呈している。塩基性・超塩基性の火成岩の主要な構成鉱物。

かんり

かんり [1] 【監吏】
(1)監督する役人。
(2)税関の職員。

かんり

かんり【管理】
control (取締り);→英和
management (支配);→英和
charge (保管).→英和
‖管理委員会 an administrative council.管理社会 a controlled society.管理職 an administrative post;[人]an administrator.管理人 a manager;an executor (遺産の);a caretaker (家の);a janitor (ビルの).国家(国際)管理 state (international) control.生産管理 production management.

かんり

かんり【官吏】
a government official;a public[ <英> a civil]servant; <米> an officeholder.→英和

かんり

かんり [1] 【監理・幹理】 (名)スル
監督・管理すること。とりしまること。「電波―局」「私財と雖(イエドモ)之を―するの権なし/明六雑誌 35」

かんり

かんり クワン― [1] 【管理】 (名)スル
(1)管轄・運営し,また処理や保守をすること。取り仕切ったり,よい状態を維持したりすること。「ビルを―する」「業務を―する」「国立公園の―」「品質―」「健康―」「―者」
(2)私法上は,財産などについて,その性質を変更しない範囲で保存・利用・改良を目的とする行為。または,他人の事務について,その内容を現実化するための行為。
→管理行為
→事務管理

かんり

かんり クワン― [1] 【官吏】
(1)国家公務員の通称。役人。官員。「高級―」
(2)旧憲法下で,天皇の大権に基づき任官され国務に就いた高等官と判任官。私法上の契約により国務に就いた雇員・傭人と区別されていた。

かんり

かんり クワン― [1] 【冠履】
(1)冠(カンムリ)とくつ。
(2)上位と下位。尊卑。

かんりえいようし

かんりえいようし クワン―エイヤウ― [6] 【管理栄養士】
栄養士法に基づき,栄養士を指導し,給食管理などの業務を行う者。栄養士の免許をもつ者のみ受験資格がある。

かんりかいけい

かんりかいけい クワン―クワイ― [4] 【管理会計】
企業内部の経営者が計画を立て,統制の意思決定をするのに役立つ会計情報を提供する会計。財務会計と対立する会計の一つ。

かんりかかく

かんりかかく クワン― [4] 【管理価格】
市場支配力をもつ寡占的な大企業が互いに暗黙に協調することによって,人為的に高く維持された価格。独占禁止法から逃れられる。

かんりくみあい

かんりくみあい クワン―アヒ [4] 【管理組合】
分譲マンション等において区分所有権を有する者(区分所有者)が建物等の共用部分を共同で管理するために設立する団体。区分所有者の数が一定数以上の団体は,手続きを経て,法人(管理組合法人)となしえる。
→区分所有権
→共用部分

かんりこうい

かんりこうい クワン―カウヰ [4] 【管理行為】
民法上,財産を保管して経済上の用途に適させる行為。保存行為・利用行為・改良行為をいう。
→処分行為

かんりこうがく

かんりこうがく クワン― [4] 【管理工学】
管理に関する問題を数学や統計学を応用して行う研究の総称。オペレーションズ-リサーチ,システム-エンジニアリング,インダストリアル-エンジニアリングなどを含む。

かんりしゃかい

かんりしゃかい クワン―クワイ [4] 【管理社会】
社会の組織化が進んで,すべての人間が組織に組み込まれ,生活のあらゆる面にわたって管理されるような社会。マス-コミュニケーションの発達,行政・企業などにおけるコンピューターによる情報処理技術の採用などによって,人間が操作・管理の対象とされるに至った現代社会の否定的側面を表現する概念。

かんりしょく

かんりしょく クワン― [3] 【管理職】
管理・監督の任にある職種。また,その任にある人。

かんりしょくくみあい

かんりしょくくみあい クワン―クミアヒ [6] 【管理職組合】
部長・課長など管理職にある者を組合員とする労働組合。

かんりつ

かんりつ【官立の】
government <school> .→英和

かんりつ

かんりつ クワン― [0] 【官立】
国家が設立すること。「国立」の古い言い方。「―大学」「―学校」

かんりつ

かんりつ [0] 【寒慄】
寒さのために鳥肌が立つこと。また,恐ろしさに,ぞっとすること。「身うちには怪しき―を覚えた/帰去来(独歩)」

かんりつうかせいど

かんりつうかせいど クワン―ツウクワ― [7] 【管理通貨制度】
国内通貨量を正貨準備(金)の量によって決定しようとする金本位制に対し,通貨当局が政策目標に従って通貨量を人為的に調節しようとする制度。通貨の発行が比較的容易なため,増発からインフレを招きやすい。

かんりてんとう

かんりてんとう クワン―タウ [1] 【冠履顛倒】 (名・形動)[文]ナリ
上下の順序が逆なこと。物事が乱れているさま。冠履倒置。「なんぼ―な世の中で/社会百面相(魯庵)」

かんりとう

かんりとう クワン― [0] 【管理棟】
多くの建物・施設のある病院・大学などで,全体を運営・管轄する部署のある建物。

かんりにん

かんりにん クワン― [0] 【管理人】
(1)委託されて,施設の管理業務を行う人。「ビルの―」
(2)私法上,他人の財産を管理する人。
(3)会社の整理手続および会社更生手続において,裁判所により選任され,その会社の業務および財産の管理に当たる者。

かんりばいしゅん

かんりばいしゅん クワン― [4] 【管理売春】
自己の占有・管理する場所または指定する場所に居住させ,売春させることを業とすること。売春防止法上の犯罪。

かんりびようし

かんりびようし クワン― [5] 【管理美容師】
厚生大臣の定める資格で,美容所の衛生管理などを職務とする者。常時二人以上の美容師が従事している美容所に置くことを義務付けられている。

かんりぼうえき

かんりぼうえき クワン― [4] 【管理貿易】
国家が輸出入品目・数量・相手国・決済方法などを指定して貿易を統制・管理すること。また,その貿易。
→保護貿易
→自由貿易

かんりめいれい

かんりめいれい クワン― [4] 【管理命令】
財産などの管理を管理人に行わせるために裁判所が下す命令。

かんりゃく

かんりゃく【簡略な(に)】
simple (simply);→英和
brief(ly);→英和
informal(ly) (略式).→英和
〜にする simplify.→英和

かんりゃく

かんりゃく [0] 【簡略】 (名・形動)[文]ナリ
繁雑なことは省き,簡単で手みじかな・こと(さま)。「―な説明」「式は―にする」「―化」
[派生] ――さ(名)

かんりゅう

かんりゅう クワンリウ [0] 【緩流】
ゆるやかな流れ。

かんりゅう

かんりゅう [0] 【幹流】
主となる流れ。本流。主流。

かんりゅう

かんりゅう [0] 【寒流】
(1)周りの海水より水温の低い海流。高緯度海域から赤道方面へ流れる。日本近海では親潮・リマン海流など。
⇔暖流
(2)冷たい水の流れ。

かんりゅう

かんりゅう【還流】
《電・海流》a return current;《金融》reflux <of capital> .→英和
〜する flow back <to> .

かんりゅう

かんりゅう [0] 【乾留・乾溜】 (名)スル
固体物質を,空気を遮断して加熱し,分解する操作。例えば石炭から石炭ガスやアンモニア・タール・コークスなどを得る操作など。「石炭を―する」「―装置」
→蒸留

かんりゅう

かんりゅう クワンリウ [0] 【環流】 (名)スル
(1)流れめぐること。「一種の苦液全身を―するが如き/欺かざるの記(独歩)」
(2)大気・海水の,地球全体にわたる大規模な流れ。

かんりゅう

かんりゅう【寒流】
a cold current.

かんりゅう

かんりゅう【乾溜】
《化》dry distillation;carbonization (石炭の).

かんりゅう

かんりゅう【貫流する】
flow[run]through.

かんりゅう

かんりゅう クワンリウ [0] 【貫流】 (名)スル
ある地域をつらぬいて流れること。「関東平野を―する」

かんりゅう

かんりゅう クワンリウ [0] 【還流】 (名)スル
発生した蒸気を冷却して凝縮液とし,再びもとの容器に戻すこと。「―器」

かんりゅうおうそ

かんりゅうおうそ 【韓柳欧蘇】
中国,唐の韓愈(カンユ)・柳宗元,宋の欧陽脩・蘇軾(ソシヨク)(蘇東坡)のこと。いずれも詩文をよくし,唐宋文学者の代表とされる。

かんりょう

かんりょう【完了】
completion;conclusion.→英和
〜する finish <doing> ;→英和
complete.→英和
‖完了時制《文》the perfect tense.

かんりょう

かんりょう クワンレウ [0] 【官僚】
(1)官吏。役人。特に,国政に影響力をもつ上層の公務員群についていう。「―機構」「大蔵―」「―出身の大臣」
(2)同官の者。同僚。

かんりょう

かんりょう クワンレウ [0] 【完了】 (名)スル
(1)すべてがおわること。完全におわること。「準備―」「工事が―する」
(2)文法で,動作・作用がその時点においてすでに終了していること,動作・作用の終了した結果が存在していること,また,動作・状態がなお継続していることなどを表す言い方。口語では助動詞「た(だ)」,文語では助動詞「つ」「ぬ」「たり」「り」などを付けて言い表す。なお,印欧語では,基準となる時の差に応じて,現在完了・過去完了・未来完了などの区別が見られるものがある。

かんりょう

かんりょう クワンリヤウ [0] 【管領】 (名)スル
(1)管理・支配すること。治め取り締まること。また,その人。総轄。かんれい。「今年石河川原に陣を取りて,近辺を―せし後は/太平記 26」
(2)我がものにすること。押領。かんれい。「財宝をも―せんと志して/太平記 8」
(3)「かんれい(管領){(3)(4)}」に同じ。

かんりょう

かんりょう【官僚】
a bureaucrat (人);bureaucracy (集合的).→英和
〜的 bureaucratic.‖官僚用語 bureaucratese.官僚主義 bureaucratism;red-tapism.官僚政治 bureaucratic government;bureaucracy.

かんりょう

かんりょう [0] 【感量】
秤(ハカリ)・計器が反応して,量ることのできる最低の量。

かんりょうしゅぎ

かんりょうしゅぎ クワンレウ― [5] 【官僚主義】
官僚組織などをはじめとする大組織に特有の気風や態度・行動様式。規則に対する執着,権限の墨守,新奇なものに対する抵抗,創意の欠如,傲慢,秘密主義などの傾向を批判的にいう場合に用いられる。お役人風。お役所式。

かんりょうせい

かんりょうせい クワンレウ― [0] 【官僚制】
(1)〔bureaucracy〕
厳格な権限の委任と専門化された職務の体系をもち,合理的な規則に従って組織の目標を能率的に実現する管理運営の体系。行政機構をはじめ,企業・労働組合・政党など現代の大規模な組織に共通に見いだされる。
(2)硬直した形式の重視,権威主義的な傾向をもつ制度や機構を批判的にいう場合に用いられる語。

かんりょうせいじ

かんりょうせいじ クワンレウ―ヂ [5] 【官僚政治】
一群の特権的な官僚が実権を握り,国民を支配する政治。

かんりょうてき

かんりょうてき クワンレウ― [0] 【官僚的】 (形動)
官僚のようで好ましくない性質・傾向のあるさま。「―な発想」

かんりりようし

かんりりようし クワン― [5] 【管理理容師】
厚生大臣の定める資格で,理容所の衛生管理などを職務とする者。常時二人以上の理容師が従事している理容所に置くことを義務付けられている。

かんりん

かんりん クワン― [0] 【官林】
「官有林(カンユウリン)」に同じ。

かんりん

かんりん [0] 【翰林】
〔「翰」は筆,「林」は多いことの意〕
(1)学者の仲間。文人の仲間。
(2)「翰林院」「翰林学士」の略。

かんりん

かんりん [0] 【寒林】
(1)冬枯れの林。葉を落として寒々とした林。[季]冬。
(2)〔梵 sïta vana〕
王舎城の近くにあった林の名。気温が低かったという。古代インドの死体を棄てた場所。尸陀林(シダリン)。
(3)〔(2)の意から〕
墓地。

かんりん=に骸(カバネ)を打つ

――に骸(カバネ)を打つ
〔「天尊説阿育王譬喩経」などによる〕
悪道に堕(オ)ちた亡者が,現在受けている苦は前世で肉体の行なった悪業の報いだといって自分の死骸を鞭(ムチ)打ったという故事。

かんりんいん

かんりんいん [3] 【翰林院】
(1)中国,唐中期以降,主に詔書の起草に当たった役所。738年に設けられた翰林学士院は皇帝直属機関として,唐・宋代を通じて政治的重要性をもった。元・明・清代では,官撰史書の編集などに当たった。学士院。翰苑。
→画院
(2)文章院(モンジヨウイン)の唐名。
(3)アカデミーの訳語。

かんりんがくし

かんりんがくし [5] 【翰林学士】
(1)中国で,翰林院の官。主に詔書の起草に当たった。唐・宋代には,ここから宰相となる者も多かった。翰林博士。翰林。
(2)文章博士(モンジヨウハカセ)の唐名。翰林主人。翰林。

かんりんまる

かんりんまる 【咸臨丸】
江戸幕府がオランダに依頼して建造した,木造三檣,一〇〇馬力の蒸気機関を積んだ軍艦。1857年竣工。1860年遣米使節随行艦として,艦長勝海舟以下九十余名とアメリカ海軍士官らが乗り組み,日本最初の太平洋横断を果たした。

かんりスタッフ

かんりスタッフ クワン― [5] 【管理―】
⇒ゼネラル-スタッフ

かんるい

かんるい【感涙】
<shed> tears of gratitude.

かんるい

かんるい [0] 【感涙】
感激したり,感謝で強く心を動かされて流す涙。「―にむせぶ」

かんれい

かんれい クワン― [0] 【関捩・関棙】
(1)ねじ。ぜんまい。関捩子(カンレイス)。転じて,物事を動かす原動力となるもの。「此欲と云ふ―に由て動く者に非る莫し/明六雑誌 42」
(2)からくり。しかけ。「機器の設―の具/明六雑誌 17」

かんれい

かんれい【寒冷】
cold(ness);→英和
chill(iness).→英和
寒冷前線《気象》a cold front.

かんれい

かんれい【慣例】
(a) custom;→英和
a usage;→英和
a precedent (先例).→英和
〜的(に) conventional(ly).→英和

かんれい

かんれい 【函嶺】
箱根山(ハコネヤマ)の異称。

かんれい

かんれい [0] 【艦齢】
軍艦の建造後の年数。また,軍艦の使用にたえうる年数。

かんれい

かんれい クワン― [0] 【管領】
(1)「かんりょう(管領){(1)}」に同じ。「東八箇国の―の事は/太平記 14」
(2)支配者。頭領。かんりょう。「終には(連歌ノ)道の―とも成り侍るべし/筑波問答」
(3)室町幕府第一の重職。将軍を補佐し,政務全般を総轄する。初め執事と称したが,のち管領と改めた。足利氏一門の細川・斯波・畠山の三氏が交代で就任し,これを三管領と称した。かんりょう。
(4)「関東管領(カントウカンレイ)」の略。

かんれい

かんれい [0] 【閑麗】 (名・形動)[文]ナリ
みやびやかでうるわしい・こと(さま)。「春朝の―なるが如し/世路日記(香水)」

かんれい

かんれい クワン― [0] 【勧励】 (名)スル
すすめ,はげますこと。「善人君子の言行録,最も他人を輔助し,倡導し,―する/西国立志編(正直)」

かんれい

かんれい クワン― [0] 【慣例】
これまで行われてきて習慣のようになったやり方。ならわし。しきたり。「―に従う」

かんれい

かんれい クワン― [0] 【環鈴】
古墳の副葬品として出土する青銅製品。三,四個の鈴を環でつないだもの。馬の胸繋(ムナガイ)などに垂らした馬鈴と考えられる。

かんれい

かんれい [0] 【漢隷】
⇒八分(ハツプン)

かんれい

かんれい [0] 【寒冷】 (名・形動)[文]ナリ
冷たく寒いこと。
⇔温暖
「―な地方」「―の地」

かんれいこうきあつ

かんれいこうきあつ [7] 【寒冷高気圧】
中心部が放射冷却などで冷やされた寒冷な空気で占められている高気圧。通常,高さ2キロメートル以上には及ばない。シベリア高気圧がその例。寒冷型高気圧。

かんれいしゃ

かんれいしゃ [3] 【寒冷紗】
粗く平織りにした薄い綿布を,糊付けして固く仕上げたもの。芯(シン)地・蚊帳(カヤ)などに用いる。本来は麻で製した。唐布(トウヌノ)。

かんれいぜんせん

かんれいぜんせん [5] 【寒冷前線】
寒気が暖気をおしのけて移動していく所にみられる前線。北半球では低気圧の中心から南西にのび,前線の付近では風向・風速が急激に変わり,驟雨(シユウウ)・雷雨を伴うことが多い。また,通過すると気温が急に下がる。
⇔温暖前線

かんれいちのうぎょう

かんれいちのうぎょう [6] 【寒冷地農業】
寒冷な地帯,一般に北緯四〇度以北で,平均気温摂氏一〇度以下の地帯で行われる農業。
→高冷地農業

かんれき

かんれき クワン― [0] 【官歴】
官吏としての経歴。

かんれき

かんれき クワン― [0] 【還暦】
〔干支(エト)が60年たつと一回りして,元にかえるところから〕
数え年で六一歳をいう語。本卦(ホンケ)がえり。華甲(カコウ)。「―を迎える」

かんれき

かんれき【還暦(を祝う)】
(celebrate) one's sixtieth birthday.

かんれきのいわい

かんれきのいわい クワン―イハヒ 【還暦の祝(い)】
還暦を祝う祝宴。当日,本人は赤い頭巾(ズキン)をかぶり,赤いちゃんちゃんこを着る風習があった。

かんれつ

かんれつ クワン― [0] 【轘裂】
古代中国で行われた車裂きの刑。轘刑。

かんれつ

かんれつ [0] 【寒烈】 (名・形動)[文]ナリ
寒気のはげしい・こと(さま)。「北方は―の気にて/日本風景論(重昂)」

かんれつ

かんれつ [0] 【乾裂・干裂】
(1)かわきさけること。ひわれすること。
(2)泥質の堆積物の表面が乾燥してできる多角形の割れ目。地層中にそのまま残ることがある。

かんれん

かんれん【関連する】
be related <to> ;be connected <with> .…に〜して in connection with….関連会社 an affiliated[associated]company.関連産業 an related industry.

かんれん

かんれん クワン― [0] 【関連・関聯】 (名)スル
物事の間にかかわりあいがあること。連関。「互いに―する」「火山活動と地震は―がある」「―産業」「―性」

かんろ

かんろ クワン― [1] 【管路】
流体が流れる管。

かんろ

かんろ [1] 【甘露】
(1)中国で,仁政が敷かれ,天下が太平になると,天が瑞祥(ズイシヨウ)として降らせるという甘い露。
(2)古代インドの甘い飲み物。苦悩を除き,長寿を保ち,死者をも復活させるという。のち仏教でも天人の飲み物とされ,仏の教えのたとえともなる。
(3)(多く,飲み物についていう)非常に美味なこと。「ああ,―,―」
(4)夏,カエデ・エノキ・カシなどの樹葉から滴る蜜液。アリマキの分泌したもの。
(5)上等な煎茶の称。
(6)「甘露酒」「甘露水」の略。

かんろ

かんろ クワン― [1] 【官路】
(1)任官の道。官途。「―に進む」
(2)役所などに通じる大道。

かんろ

かんろ【甘露】
nectar;→英和
sweetness.→英和
甘露煮の sweet-boiled <crucian> .

かんろ

かんろ [1] 【寒露】
(1)二十四節気の一。太陽の黄経が一九五度に達した時をいい,現行の太陽暦では一〇月八日頃。露が冷たく感じられる時季。九月節気。
(2)晩秋から初冬の頃の露。冷たい露。

かんろく

かんろく クワンロク 【観勒】
百済(クダラ)からの渡来僧。602年に来朝して,方術・暦・地理などを伝えた。初めての僧正に任じられたという。生没年未詳。

かんろく

かんろく【貫禄】
presence;→英和
dignity.→英和
〜のある(ない)人 a man of (wanting in) dignity.→英和

かんろく

かんろく [0] 【干禄】
禄を求めること。士官を願うこと。

かんろく

かんろく 【勘六】
(1746-1805) 江戸末期の書家。勘亭流の祖。岡崎屋勘六。号,勘亭。江戸中村座の狂言名題を書いた。

かんろく

かんろく クワン― [0] 【貫禄】
身に備わっている堂々とした威厳。身体・人格などから感じられる人間的重々しさ。「―がある」「―が備わる」「―十分」

かんろく

かんろく クワン― [0] 【官禄】
(1)官職と俸禄。
(2)官府からの禄。

かんろくじしょ

かんろくじしょ 【干禄字書】
〔官吏登用試験のための字書の意〕
中国の字書。一巻。唐の顔玄孫編。漢字八百余字を四声二〇六韻に分けて配列し,その楷書の文字ごとに正字・俗字・通用字の区別を明らかにしてある。後世,字体を論ずる際の基本文献とされる。

かんろくじょう

かんろくじょう [0] 【勘録状】
「注進(チユウシン)状」に同じ。

かんろしゅ

かんろしゅ [3] 【甘露酒】
麹(コウジ)を多く,水を少なくして醸造し,甘味を濃くした清酒。甘露。

かんろすい

かんろすい [3] 【甘露水】
砂糖を混ぜて煮立て,さました甘い水。甘露。

かんろに

かんろに [0] 【甘露煮】
白焼きや焼き干しにした小魚・貝類を水・酒・砂糖または蜜や水飴・醤油・味醂などで甘辛く煮つめた食品。あめに。あめだき。

かんろばい

かんろばい [3] 【甘露梅】
(1)青梅をしその葉で包み,砂糖漬けにした食品。江戸の新吉原の茶屋で正月の配り物にした。梅巻き。
(2)餡(アン)を求肥(ギユウヒ)で包み,しその葉でくるんだ菓子。小田原のものが有名。

かんわ

かんわ クワン― [0] 【緩和】 (名)スル
きびしい状態をやわらげたりゆるめたりすること。また,やわらぐこと。「制限を―する」「緊張―」「混雑が―する」「寒さが―する」

かんわ

かんわ【漢和辞典】
a Chinese-Japanese character dictionary.

かんわ

かんわ 【漢和】
(1) [1]
中国と日本。和漢。
(2) [1]
中国語と日本語。
(3) [0]
「漢和辞典」の略。

かんわ

かんわ クワンワ 【寛和】
⇒かんな(寛和)

かんわ

かんわ [0][1] 【閑話・間話】 (名)スル
(1)むだばなしをすること。雑談。
(2)心静かに会話すること。閑談。

かんわ

かんわ クワン― [0] 【官話】
〔官衙(カンガ)で使う言葉の意〕
中国,清代の公用・標準語。北京を中心とする地方の北京官話,南京を中心とする南京官話,四川方面で使う西方官話の三種があった。狭義には,北京官話をさす。

かんわ

かんわ【閑話】
an idle talk;a chat.→英和
閑話休題 to return to our subject.

かんわ

かんわ クワン― [1] 【款話】 (名)スル
うちとけて話をすること。款語。「草に坐し―すること半刻/日乗(荷風)」

かんわ

かんわ【緩和】
relief;→英和
mitigation.〜する ease <a traffic jam> ;→英和
lighten <the burden> ;→英和
relieve <the situation> ;→英和
relax <the restrictions> .→英和
‖緩和剤《医》a palliative.緩和策 a neutralizing measure.

かんわきゅうだい

かんわきゅうだい [1] 【閑話休題】
話を本筋に戻すとき,または本題に入るときに用いる言葉。接続詞的に用いる。むだな話はさておいて。それはさておき。さて。

かんわげんしょう

かんわげんしょう クワン―シヤウ [4] 【緩和現象】
温度・圧力・電場などの外的条件の変化によって平衡状態からのずれを生じた系が,時間的遅れをもって新たな,あるいはもとの平衡状態に達すること。また,その過程。

かんわざ

かんわざ 【神事】
⇒かむわざ(神事)

かんわざまい

かんわざまい [0][4] 【神事舞】
昔,神祭に催された猿楽の一。現在の神楽(カグラ)。

かんわじてん

かんわじてん [4] 【漢和辞典・漢和字典】
漢字・漢語の日本語としての読み方を示し,意義を日本語で解説した辞典。

かんわぜん

かんわぜん [3] 【看話禅】
⇒かんなぜん(看話禅)

かんわれんく

かんわれんく [4] 【漢和連句】
⇒かんなれんく(漢和連句)

かんジストマびょう

かんジストマびょう [0] 【肝―病】
肝吸虫の寄生による疾患。コイなどの淡水魚を生で食べて感染することが多く,肝臓のはれ,消化器障害,黄疸,夜盲症などの症状をおこす。慢性化すると肝硬変に至る。肝臓ジストマ病。肝吸虫症。
→肝吸虫

かんテクストせい

かんテクストせい [0] 【間―性】
〔(フランス) intertextualité〕
クリステバらに代表される現代の記号論・文学理論の立場。個々のテクストを独立に捉えるのではなく,文学総体の言表作用の網の目のうちで見る。

かんドック

かんドック [3] 【乾―】
船舶用ドックの一。陸地に適宜海水を出し入れできるような掘割を作り,船舶を入れてから排水して修理や清掃をするようにしたもの。乾船渠(カンセンキヨ)。
→浮きドック

かんパン

かんパン [3][0] 【乾―】
保存・携帯に便利なように固く焼いたビスケット状の小形のパン。旧軍隊では乾麺麭(カンメンポウ)と称した。かたパン。

かんパン

かんパン【乾パン】
<米> a cracker;→英和
<英> a (hard) biscuit.

かマンガンさんカリウム

かマンガンさんカリウム クワ― [9] 【過―酸―】
赤紫色の柱状結晶。緑色の光沢をもつ。化学式 KMnO� 強い酸化剤で分析化学において酸化還元滴定に広く用いられる。サッカリンなど有機化合物の合成や,殺菌剤・収斂(シユウレン)剤などの医薬品,火薬原料・漂白剤などに利用される。

か否か

かいなか 【か否か】 (連語)
…であるかそうでないか。「賛成―を問う」
→いな(否)

か弱い

かよわ・い [3] 【か弱い】 (形)[文]ク かよわ・し
〔「か」は接頭語〕
いかにも弱々しく見える。弱々しい。「―・い女性」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

か弱い

かよわい【か弱い】
delicate;→英和
frail;→英和
helpless <child> .→英和

か易し

かやす・し 【か易し】 (形ク)
〔「か」は接頭語〕
(1)たやすい。容易だ。簡単だ。「手放れもをちも―・き/万葉 4011」
(2)かるがるしい。気軽だ。「―・き身ならば,忍びていと逢はまほしくこそ/源氏(若菜上)」

か知らぬ

かしらぬ 【か知らぬ】 (連語)
〔係助詞「か」に,動詞「知る」の未然形「知ら」に打ち消しの助動詞「ぬ」が付いた「知らぬ」の付いたもの。近世江戸語〕
(1)文中にある場合。下に接続助詞「が」が付いて,「…か知らないけれども」の意を表す。「其様(ソン)なめにお遇ひなすつた―が,越後の雪ときたら/滑稽本・浮世風呂 4」
(2)文末にある場合。疑いや問いかけの意を表す。…だろうか。「なんと本材木町の金貸しはどうだらうな,もう貸すめい―/洒落本・妓者呼子鳥」
〔(2)から終助詞「かしらん」「かしら」が生じた〕
→かしらん(副助・終助)
→かしら(副助・終助)

か細い

かぼそい【か細い】
slender.→英和

か細い

かぼそ・い [3] 【か細い】 (形)[文]ク かぼそ・し
(1)細くていかにも弱々しくみえる。「―・いからだ」
(2)音や声が弱々しい。「―・い声で答える」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

か行

かぎょう [1] 【か行・カ行】
五十音図の第二行。か・き・く・け・こ。

か黒い

かぐろ・い [3] 【か黒い】 (形)[文]ク かぐろ・し
〔「か」は接頭語〕
くろぐろしている。「―・い影」「―・き髪に/万葉 804」

が [0] 【我】
(1)自分本位の考え。我意。わがまま。「―をおさえる」
(2)〔仏〕 自己の内部にあると考えられる不変な実体。
→アートマン
→無我(2)

が [1] 【雅】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
上品でみやびやかなこと。風流なこと。また,そのさま。
⇔俗
「芭蕉と云ふ男は枕元へ馬が屎(イバリ)するのをさへ―な事と見立てて発句にした/草枕(漱石)」
■二■ (名)
(1)「詩経」の六義(リクギ)の一。詩の内容による分類の一つで,政治の興廃を歌った「大雅」「小雅」に属する詩。天子が諸侯・公卿を饗応する時に演じられた。
→六義
(2)中国の訓詁(クンコ)の書「爾雅(ジガ)」の略称。

が [1] 【駕】
乗り物。馬がひく車やかご。

が【蛾】
a moth.→英和

が グワ [1] 【画】
絵。

が [1] 【賀】
喜び。ことほぐこと。「古稀(コキ)の―」

が (接続)
〔接続助詞「が」から〕
前に述べたことを受けて,あとに述べることが前に述べたことと逆の関係にあることを表す。しかし。「急いだ。―,間に合わなかった」


■一■ (格助)
体言および体言に相当するものに付く。
(1)主格を表す。古語では従属節の主格表現にのみ使用されたが,中世の頃より用法が広まり,一般に主格を表すのに用いられるようになる。「ぼく―やります」「花―美しい」「先生―書いた本」「兼行―書ける扉/徒然 25」
(2)希望・能力・好悪などの対象になるものを表す。「リンゴ―たべたい」「あの人―好きだ」
(3)指示語に付いて,接続詞のように用いる。「それ―ね,また大変な人なんだ」
(4)連体修飾格を表す。「の」と同じ。現代語では文語的表現のみに用いる。多く,所有・所属・同格などの関係を表す。「我―校の名誉」「梅―香」「己(オノ)―分を知りて/徒然 131」
(5)「ごとし」「ままに」「からに」などに続いて,連用修飾語を作る。「山は人の無力をあざわらう―ごとくそびえている」「たけき河のみなぎり流るる―ごとし/徒然 155」
(6)所有しているものという意味を表す。「…のもの」の意。「そのぬしぬしの足をば取違へ,我―を人に,人のを我―に,つぎかへたり/咄本・醒睡笑」「この歌はある人のいはく大伴の黒主―なり/古今(雑上左注)」
〔(1) および(4) において,古語では,人を表す名詞・代名詞を受けた場合は,その人物に対し,親愛・軽侮の気持ちを伴い,「の」とは区別される〕
■二■ (接助)
{■一■}の用法から転じてできたもので,院政時代から見られる。現代語では終止形,古語では連体形に,それぞれ接続する。
(1)前置き・補足的説明などを後に結びつける。「次に予算の件です―,重要なので今日中に決めてください」「御存じのことと思います―,一応説明します」
(2)二つの事柄を並べあげる場合,時間的前後・共存など,それらの時間的関係を表す。「驚いて外に飛び出した―,何事もなかった」「しばらく見ていた―,ふっといなくなった」
(3)対比的な関係にある二つの事柄を結びつけ,既定の逆接条件を表す。けれども。「学校へ行った―,授業はなかった」「君の好意はうれしい―,今回は辞退する」
(4)どんな事柄でもかまわない,の意を表す。「…うが」「…まいが」の形をとる。「どうなろう―知ったことではない」「行こう―行くまい―,君の勝手だ」
■三■ (終助)
{■一■}より転じたもの。体言および体言的なものや活用する語の終止形に接続する。
(1)事実と反対の事柄や実現しにくい事柄が実現するのを望む気持ちを表す。詠嘆的な気持ちが加わる。「…がなあ」の形をとることが多い。「早く来ればいい―なあ」「合格するといい―なあ」
(2)遠回しに述べる気持ちを表す。「今日は,早く帰りたいのです―」
(3)ののしる気持ちを表す。名詞を受ける。「この大馬鹿ものめ―」
(4)不審の気持ちを表す。「はてな,今までそこにいたはずだ―」

が【我】
self;→英和
ego.→英和
〜の強い self-willed;obstinate (頑固).→英和
〜を通す have one's own way.〜を折る give in.


「か」の濁音の仮名。軟口蓋破裂音の有声子音と後舌の広母音とからなる音節。この音は現代共通語では,主として語頭に用いられ,語中・語尾では,その頭子音が軟口蓋鼻音となるのが一般である。これを鼻濁音の「が」といい,必要に応じ,「か(カ)」に半濁点「゜」を付けて示すことがある。


(1)[しかし]but;→英和
(and) yet;→英和
however.→英和
(2)[そして]and.→英和
(3)[…だけれども]though….→英和
(4)[一方]while.→英和
(5)[主格関係の助詞]足〜速い be quick of foot.耳〜遠い be hard of hearing.

が [0] 【蛾】
鱗翅目の昆虫のうちチョウでないものの総称。触角が櫛(クシ)の歯状で,腹部が太い。多くは静止時にはねを開き,夜間に飛ぶ種が多い。幼虫はイモムシ・ケムシで,農作物や樹木の葉を食害するものが多い。完全変態をする。カイコ・ミノガ・シャクガなど日本では約五〇〇〇種が知られる。

が=が強い

――が強・い
自分の考えを押し通そうとする気持ちが強い。他人と協調する気持ちに欠ける。

が=を張る

――を張・る
自分の考えをどこまでも押し通す。

が=を折る

――を折・る
意地を張るのをやめ,譲歩する。

が=を枉(マ)げる

――を枉(マ)・げる
〔蜀書(諸葛亮伝)〕
高貴な人がわざわざ立ち寄る。「来訪する」の尊敬語。枉駕(オウガ)。

が=を立てる

――を立・てる
自分の主張をまげない。意地を張る。

が=を通す

――を通・す
最後まで自分の考えを押し通す。

があがあ

があがあ
〜鳴く quack (家鴨など);→英和
croak (蛙など).→英和

がい

−がい【−街】
a street;→英和
a district (地区).→英和

がい

がい【害】
[危害]harm;→英和
injury;→英和
damage (損害);→英和
ill effects <of smoking> (悪影響).〜のある(ない) harmful(-less).〜する[になる]injure <one's health> ;→英和
do harm <to> ;hurt <a person's feelings> .→英和

がい

がい 【垓】
数の単位。
(1)京(ケイ)の一万倍。一〇の二〇乗。[塵劫記]
(2)古くは,京の一〇倍。また,現在の一億あるいは千億のこと。
→京(ケイ)

がい

がい [1] 【雅意】
(1)ふだんの心。素意。
(2)「我意」に同じ。「―にまかせて振舞へば/太平記 6」

がい

がい [1] 【害】
ものごとのさまたげとなるような悪いこと。
⇔益
「人に―をなす」「健康に―がある」

がい

がい [1] 【概】
おもむき。ようす。「一世を睥睨(ヘイゲイ)するの―ありしも/鉄仮面(涙香)」

がい

−がい【−外】
outside <the city> ;→英和
out of <the question> .

がい

がい [1] 【該】 (接頭)
名詞に付いて,問題になっている当の物事をさす。この。当の。「―事件」「―人物」

がい

がい グワイ 【外】
接尾語的に用いて,…の範囲のそと,…のほか,の意を表す。「区域―」「時間―」

がい

がい 【蓋】
〔「かい」とも〕
■一■ [1] (名)
(1)貴人や導師・仏像などの頭上にさしかけるかさやおおい。
(2)〔人の心をおおって真理を知ることを妨げる意から〕
煩悩(ボンノウ)。
■二■ (接尾)
助数詞。笠(カサ)または笠のようなものを数えるのに用いる。「加賀笠一―/浮世草子・一代女 6」

がい

がい [1] 【我意】 (名・形動)[文]ナリ
自分の考えを押し通そうとする気持ち。わがまま。我(ガ)。「―を通す」「―ナ者/日葡」
→がいな
→がいに

がい

がい [1] 【賀意】
祝う心。祝意。「―を表する」

がい

がい グワ― [1] 【画意】
画中に示された意味。画趣。

がい

がい ガヒ 【甲斐】 (接尾)
〔「かい」の連濁〕
(1)動詞,またはそれに使役・受け身の助動詞の付いたものの連用形に付いて,その行為の結果としての効果・価値・張り合いなどの意を表す。「頼み―」「苦労のし―」「生き―」
(2)名詞に付いて,そのものにふさわしい実質が発揮されるの意を表す。「年―」「友達―」
(3)打ち消しを含む句に付いて,そうでないのが幸いなほどの意を表す。「死なず―な(=死ナナカッタトイウダケノ)目に逢うて/浄瑠璃・曾根崎心中」
(4)願望を含む句に付いて,そうしたい放題の意を表す。「どろく者めがしたい―にふみ付る/浄瑠璃・油地獄(中)」

がいあく

がいあく【害悪】
harm;→英和
evil.→英和

がいあく

がいあく [1] 【害悪】
他の害となる悪い事柄。害毒。「世に―を流す」「―の根を断つ」

がいあつ

がいあつ [0] 【外圧】
外部からの強要しようとする力。特に,外国からの軍事・政治・経済上の圧力。
⇔内圧

がいあん

がいあん [0] 【艾安・乂安】 (名・形動ナリ)
〔「かいあん」とも〕
世の中がよく治まって,安らかな・こと(さま)。「君の領する所の帝国―なる能はず/明六雑誌 14」

がいい

がいい グワイヰ [1] 【外囲】
(1)そとがこい。そとまわり。
(2)生物体の外にあるすべてのもの。「―適応」

がいい

がいい グワイヰ [1] 【外位】
「げい(外位)」に同じ。

がいい

がいい グワイ― [1] 【外夷】
外国,または外国人を卑しめていう語。「―を攘(ハラ)う」

がいい

がいい [1] 【害意】
人に危害を加えようとする気持ち。害心。「―をいだく」

がいい

がいい グワイ― [1] 【外衣】
(1)外出する時などに,普段の衣服の上に着るもの。コート・マントの類。
(2)下着や中着の上に着るもの。上着。

がいいちがい

がいいちがい [1] 【咳一咳】
一声せきばらいをすること。「講師が講壇に立つて―/悪魔(潤一郎)」

がいいん

がいいん グワイ― [0] 【外因】
物事について,その外部から生じた原因。
⇔内因

がいいん

がいいん グワイ― [0] 【外陰】
「外陰部」の略。「―炎」「―潰瘍(カイヨウ)」

がいいん

がいいん グワイヰン [0] 【外院】
⇒げいん(外院)

がいいん

がいいん グワイ― [0] 【外印】
⇒げいん(外印)

がいいんぶ

がいいんぶ グワイ― [3] 【外陰部】
⇒外性器(ガイセイキ)

がいえき

がいえき グワイ― [0] 【外役】
(1)国外で軍務につくこと。外国に出征すること。外征。
(2)囚人に獄舎の外で仕事をさせること。また,その作業。

がいえふ

がいえふ グワイヱフ [3] 【外衛府】
〔古くは「げえふ」〕
奈良時代,律令制五衛府のほかに,宮中の警護のために置かれた衛府の一。げえ。

がいえん

がいえん グワイヱン [0] 【外苑】
神宮・皇居の外側にある付属の庭園。
⇔内苑
「明治神宮―」

がいえん

がいえん【外延】
《論》denotation.→英和

がいえん

がいえん グワイ― [0] 【外炎】
ほのおの外層。酸素の供給が十分で完全燃焼し,無色で温度が高い。酸化炎。
⇔内炎
→炎(ホノオ)

がいえん

がいえん【外苑】
the outer gardens <of the Meiji Shrine> .

がいえん

がいえん グワイ― [0] 【外縁】
(1)外側のへり。外まわり。外周。
⇔内縁
(2)「外戚(ガイセキ)」に同じ。「偏に―の愁ひに就き/将門記」
(3)〔仏〕「げえん(外縁)」に同じ。

がいえん

がいえん グワイ― [0] 【外延】
〔論〕
〔extension〕
ある概念に対応する事物ないしその集合。例えば「動物」の外延は人間・犬・猿など。
⇔内包
→概念

がいえん

がいえん グワイヱン [0] 【外援】
他からのたすけ。外国からの援助。

がいえんりょう

がいえんりょう グワイ―リヤウ [3] 【外延量】
同一種類の,加え合わせることのできる量。長さ・面積・容積などの類。

がいか

がいか【外貨】
[貨幣] <obtain> foreign money[currency];[貨物]foreign goods.‖外貨獲得 the acquisition of foreign currency.外貨準備高 foreign currency reserves.外貨保有高 foreign exchange holdings.

がいか

がいか [1] 【凱歌】
戦勝を祝う歌。かちどき。

がいか

がいか 【垓下】
中国,安徽(アンキ)省にある古戦場。紀元前202年,楚の項羽が漢の劉邦の大軍に包囲され,四面楚歌のうちに敗れた地。

がいか

がいか [1] 【崖下】
がけの下。絶壁の下。

がいか

がいか [1] 【蓋果】
蒴果(サクカ)の一種。成熟すると果皮が横に割れて上半部が落ちる。マツバボタン・ゴキヅルなど。

がいか

がいか【凱歌】
a triumphal song.〜をあげる sing in triumph;win a victory <over> .→英和

がいか

がいか グワイクワ [1] 【外貨】
(1)外国の貨幣。特に,ドルなどの国際的な通貨をいうことが多い。
⇔邦貨
「―獲得」
(2)外国から来る貨物。外国の商品。

がいか=をあげる

――をあ・げる
勝利の歌をうたう。また,戦いに勝つ。凱歌を奏する。

がいか=を奏する

――を奏・する
「凱歌をあげる」に同じ。

がいかい

がいかい グワイ― [0] 【外海】
(1)陸地に囲まれていない海。そとうみ。
⇔内海
(2)陸地から遠く離れた海。

がいかい

がいかい【外界】
the external[outside]world.〜(から)の external;→英和
from outside.

がいかい

がいかい グワイ― [0] 【外界】
(1)外の世界。物理的・社会的環境など。
(2)自我・主観に対して,非我・客観の世界。
⇔内界

がいかい

がいかい【外海】
the open sea;the high seas (公海).

がいかきんゆう

がいかきんゆう グワイクワ― [4] 【外貨金融】
外国にある日本商社・現地法人に対して,外国為替銀行がその国の通貨で行う金融。現地貸し。現地金融。

がいかく

がいかく グワイクワク [0] 【外郭・外廓】
(1)外側の囲い。
(2)城郭の最外部の曲輪(クルワ)。
⇔内郭

がいかく

がいかく【外角】
《数》an external angle;《野》the outside <ball> .→英和

がいかく

がいかく グワイ― [0] 【外角】
(1)〔数〕 多角形の各頂点において,一辺とその隣辺の延長とではさむ角。凸多角形の外角の総和は四直角に等しい。
(2)野球で,本塁ベースの,打者から遠い方の側。アウトコーナー。
⇔内角

がいかく

がいかく【外郭】
the outline.→英和
外郭団体 an affiliated association;an extra-departmental body (官庁の).

がいかく

がいかく グワイ― [0] 【外殻】
外側にある殻(カラ)。

がいかく

がいかく グワイ― [0] 【外核】
地球の核のうち,2900キロメートル以深,5100キロメートル以浅の部分。地震波の S 波が伝わらない。鉄を主とし,ニッケル・ケイ素・硫黄などが加わった溶融状態と考えられている。
→内核
→地球

がいかく

がいかく グワイ― [0] 【外客】
外国から来た客。がいきゃく。「二,三の―椅子に坐したり/日乗(荷風)」

がいかくだんたい

がいかくだんたい グワイクワク― [5] 【外郭団体】
官庁などの組織の外部にあって,これと連絡を保ち,その活動や事業を助ける団体。関連官庁より財政上の保障を得ているものが多い。

がいかくもん

がいかくもん グワイクワク― [4] 【外郭門】
(1)城などの外部にある門。
(2)平安京大内裏(ダイダイリ)の外郭の諸門。
⇔内郭門

がいかさい

がいかさい グワイクワ― [3] 【外貨債】
発行者の居住国の通貨以外の外国通貨で表示された債券。一般には外国市場で,外貨建の(または邦貨で表示しているが一定の換算率により外貨で支払うと定めた)わが国の公債・社債。
→外債
→外国債

がいかしゅうちゅうせいど

がいかしゅうちゅうせいど グワイクワシフチユウ― [8] 【外貨集中制度】
法律によって,外貨を政府あるいは外国為替銀行の手元に集中させる制度。外貨をすべて集中させる全面集中制と,銀行・商社などに一定額の保有を認める持高集中制とがある。日本では1980年(昭和55)全廃。外国為替集中制度。

がいかしょうけん

がいかしょうけん グワイクワ― [4] 【外貨証券】
外貨建てもしくは外国を支払い地とする有価証券。

がいかじゅんびだか

がいかじゅんびだか グワイクワ― [6] 【外貨準備高】
対外支払いにあてたり,外国為替市場に介入する準備として通貨当局が保有している金および外貨の保有額。

がいかだてそうば

がいかだてそうば グワイクワ―サウバ [6] 【外貨建相場】
「受取勘定相場(ウケトリカンジヨウソウバ)」に同じ。
⇔邦貨建相場

がいかつ

がいかつ [0] 【概括】 (名)スル
(1)物事の内容を大ざっぱにまとめること。要約。「報告内容を―する」
(2)〔論〕 諸事物に共通する性質に着目して,それらの事物を一つの概念のもとに統合すること。また,その概念を同一部類の全体に拡張すること。一般化。普遍化。
⇔限定

がいかつ

がいかつ【概括】
a summary;→英和
generalization.〜的な general.→英和
〜する summarize;→英和
generalize;→英和
sum up.

がいかてがた

がいかてがた グワイクワ― [4] 【外貨手形】
手形面の記載金額が外貨で表示された外国為替手形。外貨為替。
⇔円貨手形

がいかてどりりつ

がいかてどりりつ グワイクワ― [6] 【外貨手取率】
輸出商品価格からそれに使用した輸入原材料の価格を引き,輸出商品価格で割って百分比で表したもの。貿易収支に対する輸出品の寄与度を示す指標になる。

がいかひ

がいかひ グワイクワヒ [3] 【外果皮】
果皮の最外層。普通クチクラで覆われている。

がいかよきん

がいかよきん グワイクワ― [4] 【外貨預金】
(1)一般に,外国為替銀行に預ける外貨建ての預金。
(2)外貨資金運用を補強するため,政府が手持ちの外貨の一部を,外国為替銀行に預金すること。また,その預金。外貨預託。

がいかん

がいかん グワイクワン [0] 【外患】
外部から圧迫を受ける心配。外国から攻められる心配。外憂。
⇔内患
「内憂―」

がいかん

がいかん グワイ― [0] 【外間】
当事者以外の人々の間。「稍(ヤヤ)―へ暴露した行動/青年(鴎外)」

がいかん

がいかん [0] 【碍管】
電線を壁に貫通させる際などに,絶縁のために通す磁器などの筒。

がいかん

がいかん [0] 【概観】 (名)スル
大体のありさま。また,全体を大ざっぱに見ること。「世界経済の動向を―する」

がいかん

がいかん【概観】
a general view;a survey;→英和
an outline.→英和
〜する survey;take a bird's-eye view.

がいかん

がいかん【外観】
(outward,external) appearance.→英和

がいかん

がいかん【外患】
foreign[external]troubles.⇒内憂(ないゆう).

がいかん

がいかん グワイクワン 【外環】
東京外郭環状道路の略称。外環道。

がいかん

がいかん グワイクワン [0] 【外観】
外側から見た様子。表面に見える様子。外見。みかけ。うわべ。「建物の―」

がいかん

がいかん [0] 【蓋棺】
棺にふたをすること。人の死んだことにいう。

がいかんざい

がいかんざい グワイクワン― [3] 【外患罪】
外国と通謀し日本に対し武力を行使するに至らせる罪,および外国からの武力行使に加担して軍事上の利益を与える罪。

がいがい

がいがい [0] 【皚皚】 (ト|タル)[文]形動タリ
霜・雪の一面に白く見えるさま。「白雪―として山頂を被ふ/日本風景論(重昂)」

がいがん

がいがん [0] 【崖岸】
水際の切り立っている所。

がいがんきん

がいがんきん グワイ― [3][0] 【外眼筋】
眼の周囲にあって眼球と眼瞼の運動にたずさわる筋肉の総称。

がいき

がいき 【咳気】
〔「がいけ」とも〕
せきをすること。また,せきの出る症状。風邪。「大かたの―には,薬のかはりにここの諸白(モロハク)にてなほしぬ/浮世草子・織留 1」

がいき

がいき【外気】
<in> the (open) air.→英和
〜にあてる air.‖外気圏 exosphere.

がいき

がいき グワイ― [1] 【外気】
戸外の空気。「―に触れる」

がいきけん

がいきけん グワイ― [3] 【外気圏】
大気の最外層で,地表からおよそ500キロメートル以上の領域。大気組成は質量の小さい水素・ヘリウムで,電離したプラズマとなっている。外圏。逸出圏。

がいきゃく

がいきゃく グワイ― [0] 【外客】
⇒がいかく(外客)

がいきゅう

がいきゅう グワイキウ [0] 【外舅】
妻の父。岳父。
⇔外姑(ガイコ)

がいきゅう

がいきゅう [0] 【鎧球】
〔鎧(ヨロイ)のような防具をつけることから〕
アメリカン-フットボール。

がいきょ

がいきょ [1] 【街渠】
街路上の雨水などが流れ込むように作られた道路わきのみぞ。側溝。

がいきょう

がいきょう【概況】
a general condition.天気概況 the general weather condition.

がいきょう

がいきょう グワイケウ [0] 【外教】
外国から伝来した宗教。特に,キリスト教のこと。
→げきょう(外教)

がいきょう

がいきょう [0] 【概況】
大体の状況。「天気―」

がいきょく

がいきょく グワイ― [0] 【外局】
国家の行政組織において,府・省などに置かれるが,その内局の系統の外にあり,量的・質的に特殊性をもつ事務を処理する機関。庁と委員会の二種。総務庁・環境庁・国土庁・公正取引委員会など。
⇔内局

がいきょく

がいきょく グワイ― [0] 【外曲】
邦楽のうち,尺八楽・胡弓楽・琴楽などで,他種の楽器(箏・三味線など)の曲を摂取して,自流の楽器で演奏する曲。
⇔本曲

がいきよく

がいきよく グワイ― [3] 【外気浴】 (名)スル
外気に触れ,体を鍛えること。

がいきん

がいきん【外勤】
outside duty;canvassing (保険などの).外勤者 a person on outside duty;a canvasser (外交員).→英和

がいきん

がいきん グワイ― [0] 【外勤】 (名)スル
集金・勧誘・配達などのために,会社の外で仕事すること。また,その人。
⇔内勤

がいぎん

がいぎん グワイ― [0] 【外銀】
「外国銀行」の略。

がいく

がいく グワイ― [1] 【外懼】
外国に対する恐れ。外患。

がいく

がいく [1] 【街区】
街路に囲まれた市街の一区画。ブロック。

がいく

がいく [1] 【街衢】
〔「衢」はみちの意〕
人家や店の並ぶ土地。ちまた。まち。「―の地割の井然たるは/即興詩人(鴎外)」

がいけ

がいけ 【改悔】
〔「かいげ」とも〕
(1)悔い改めること。
(2)真宗で,仏前で懺悔(ザンゲ)し,自己の信仰について語ること。

がいけ

がいけ グワイ― 【外家】
外戚(ガイセキ)の家。母の実家。

がいけ

がいけ 【咳気】
「がいき(咳気)」に同じ。[日葡]

がいけい

がいけい [0] 【概計】
だいたいの計算。概算。

がいけい

がいけい [0] 【概形】
だいたいの形。おおよその形。

がいけい

がいけい グワイ― [0] 【外形】
外側から目で見える形。外見。

がいけい

がいけい【外形】
an outward form.

がいけい

がいけい グワイ― [0] 【外径】
円筒などの外側の直径。
⇔内径

がいけいひょうじゅん

がいけいひょうじゅん グワイ―ヘウ― [5] 【外形標準】
法人事業税の課税の際に,納税能力または収益高を客観的に外部より推測するときの標準となるもの。売上高・賃貸価格・従業員数など。

がいけもん

がいけもん 【改悔文】
〔「かいげもん」とも〕
蓮如(レンニヨ)の書いた文章。自力の信仰を改め,正しい他力の信仰に入り,報恩の念仏を唱えることと,親鸞に感謝し,宗規を守ることを説く。領解文(リヨウゲモン)。

がいけん

がいけん [0] 【概見】 (名)スル
ざっと見ること。だいたいの観察。「此島の気候を―するに/新聞雑誌 10」

がいけん

がいけん グワイ― [0] 【外見】
(1)外側から見た様子やありさま。うわべ。外観。「―をつくろう」
(2)他人に見せること。「みだりに―すべからず/四道九品」

がいけん

がいけん【外見】
⇒外観.

がいげん

がいげん [0] 【概言】 (名)スル
概略を述べること。「―すれば俳句は已に尽きたりと思ふなり/獺祭書屋俳話(子規)」

がいげんご

がいげんご グワイ― [3] 【外言語】
他人に向けて話される言語。具体的発声を伴いコミュニケーションの機能をもつ。外語。外言。
⇔内言語(ナイゲンゴ)

がいこ

がいこ グワイ― [1] 【外姑】
妻の母。
⇔外舅(ガイキユウ)

がいこう

がいこう グワイクワウ [0] 【外光】
戸外の太陽光線。外光線。

がいこう

がいこう グワイカウ [0] 【外交】
(1)外国との交際や交渉。
⇔内政
「―政策」
(2)銀行・会社などで,勧誘・交渉のため外部に出て訪問すること。また,その担当者。「―販売」

がいこう

がいこう【外交】
diplomacy (術);→英和
foreign policy (政策);canvassing (保険などの).〜の diplomatic.‖外交員 a salesperson[-man,-woman];a canvasser.外交家 a diplomatic person (交際家).外交官 a diplomat;a diplomatic official.外交使節団 a diplomatic mission.外交関係 <break off> diplomatic relations <with> .外交辞令 diplomatic language.外交政策 a foreign policy.外交特権 diplomatic immunity.外交ルート diplomatic channels.

がいこう

がいこう グワイ― [0] 【外寇】
外国から攻めてくること。また,外国から攻め込んでくる敵。

がいこう

がいこう グワイ― [0] 【外構】
⇒エクステリア

がいこう

がいこう グワイカウ [0] 【外項】
比例式で,外側にある二つの項をいう。�:�=�:� における � および �。
⇔内項

がいこう

がいこう グワイカウ [0] 【外港】
(1)港湾の一部で,船舶が港に入る前に一時停泊する所。また,港湾に設けられた防波堤の外側にある水域。
⇔内港
(2)大都市の近くにあって,その都市の必要物資の積み降ろしをする港。

がいこう

がいこう グワイカウ [0] 【外向】
心のはたらきが外界に対して積極的・能動的・実践的なこと。
⇔内向

がいこう

がいこう グワイカウ [0] 【外航】
外国航路。
⇔内航

がいこういん

がいこういん グワイカウヰン [3] 【外交員】
銀行・会社・商店などで,外部の取引先や消費者と接触し,契約・勧誘・交渉・注文取りなどに従事する者。外交。そとまわり。外務員。セールスマン。

がいこうか

がいこうか グワイカウ― [0] 【外交家】
交際上手な人。社交家。

がいこうかん

がいこうかん グワイカウクワン [3] 【外交官】
外務大臣の監督のもとに,外国に派遣されまたは駐在して,外国との交渉・交際に当たる官職。また,その人。大使・公使・領事およびその所属の参事官・書記官などの総称。

がいこうかんけいにかんするウィーンじょうやく

がいこうかんけいにかんするウィーンじょうやく グワイカウクワンケイニクワンスル―デウヤク 【外交関係に関する―条約】
外交使節団の階級・派遣・接受,特権・免除など外交関係に関する国際慣習法を成文化したもの。1964年発効。ウィーン外交関係条約。

がいこうきかん

がいこうきかん グワイカウ―クワン [6][5] 【外交機関】
外務大臣や外交使節など,外交に関する事務を取り扱う国家の機関。

がいこうしせつ

がいこうしせつ グワイカウ― [5][6] 【外交使節】
一国を代表し,国際会議や他国との外交交渉に派遣される者。自国民の保護および駐在国の情勢の観察と報告の任にも当たる。常駐使節と臨時使節とがあり,前者には大使・公使・代理公使などの別がある。

がいこうじれい

がいこうじれい グワイカウ― [5] 【外交辞令】
外交・社交上好感を与える愛想のよい応対の言葉。転じて,口先だけのほめ言葉やおせじ。「―に過ぎない」

がいこうせい

がいこうせい【外向性】
extroversion.〜の(人) (an) extrovert.→英和

がいこうせい

がいこうせい グワイカウ― [0] 【外向性】
ユングによる性格タイプの一。活動的で,感情をよく表にあらわし,社交的で周囲に同化しやすくいつも外のものに関心を示すような性格。
⇔内向性

がいこうせいしょ

がいこうせいしょ グワイカウ― [5] 【外交青書】
〔表紙が青いことから〕
日本外交の現状を明らかにし,国民の理解に資するため外務省が毎年発行する文書。正式名称は「わが国外交の近況」

がいこうせん

がいこうせん グワイカウ― [0] 【外航船】
外国航路に就航している船舶。
⇔内航船

がいこうたいけん

がいこうたいけん グワイカウ― [5] 【外交大権】
旧憲法下,天皇の大権の一。宣戦・講和・条約締結に関し,天皇が親裁する権力。

がいこうだん

がいこうだん グワイカウ― [3] 【外交団】
ある国に駐在する各国の外交使節の総体。

がいこうとっけん

がいこうとっけん グワイカウトク― [5] 【外交特権】
外交使節がその駐在国でもつ不可侵権・治外法権などの特権。

がいこうは

がいこうは グワイクワウ― [0] 【外光派】
日光に照らし出された自然の色彩を,直接描写しようとして,戸外で制作する画派の総称。イギリスのコンスタブル,フランスのバルビゾン派・印象派など。

がいこうぶんしょ

がいこうぶんしょ グワイカウ― [5] 【外交文書】
外交交渉における公文書の総称。特に,条約・宣言・通牒(ツウチヨウ)などの法律的効力をもつ文書。

がいこうるい

がいこうるい グワイカウ― [3] 【外肛類】
⇒苔虫類(コケムシルイ)

がいこきゅう

がいこきゅう グワイコキフ [3] 【外呼吸】
生物が外界から酸素を体内にとり入れ,二酸化炭素を排出するガス交換。肺呼吸・皮膚呼吸・鰓(エラ)呼吸など。
⇔内呼吸
→呼吸

がいこく

がいこく【外国】
a foreign country;[政治・軍事上]a foreign nation[power].〜の foreign.→英和
〜製の foreign-made.〜生まれの foreign-born.〜へ行く(から帰る) go (return from) abroad.〜行きの outward-bound <vessel> .‖外国人(語) a foreigner (a foreign language).外国人登録法 the Alien Registration Law.外国製品[郵便]foreign goods[mail].外国貿易[為替]foreign trade[exchange].

がいこく

がいこく [0] 【崖谷】
切りたった深い谷。

がいこく

がいこく グワイ― [0] 【外国】
自分の国ではないよその国家。とつくに。他国。異国。「―語」

がいこくかわせ

がいこくかわせ グワイ―カハセ [5] 【外国為替】
(1)通貨を異にする国際間の貸借関係を,現金の送付によらず債権(主に為替手形)の譲渡により振替決済する手段。外為(ガイタメ)。国際為替。
⇔内国為替
(2)「外国為替手形」の略。

がいこくかわせおよびがいこくぼうえきかんりほう

がいこくかわせおよびがいこくぼうえきかんりほう グワイ―カハセ―グワイコクボウエキクワンリハフ 【外国為替及び外国貿易管理法】
貿易の正常化と国際収支の均衡を確保するため,貿易および外国為替を管理する法律。1949年(昭和24)制定,80年に貿易の自由化に対応して大幅に改正された。為替管理法。外為(ガイタメ)法。

がいこくかわせぎんこう

がいこくかわせぎんこう グワイ―カハセギンカウ [8] 【外国為替銀行】
外国為替の売買・代金取り立て・信用状発行などの,外国為替業務を営む銀行。「外国為替銀行法」による外国為替専門銀行(東京銀行)と,「外国為替及び外国貿易管理法」で認可を受けた外国為替公認銀行とがある。為替銀行。為銀(タメギン)。

がいこくかわせしきん

がいこくかわせしきん グワイ―カハセ― [8][9] 【外国為替資金】
政府や外国為替銀行が外国為替の売買およびこれに伴う取引を円滑に行うための資金。為替の売買取引で増減する外貨資金と外貨を自国通貨に交換するのに必要な自国通貨資金とから成る。

がいこくかわせしじょう

がいこくかわせしじょう グワイ―カハセシヂヤウ [8] 【外国為替市場】
外国為替の売買が行われ,為替相場が形成される市場。外為(ガイタメ)市場。為替市場。

がいこくかわせしゅうちゅうせいど

がいこくかわせしゅうちゅうせいど グワイ―カハセシフチユウ― [5][5] 【外国為替集中制度】
⇒外貨集中制度(ガイカシユウチユウセイド)

がいこくかわせそうば

がいこくかわせそうば グワイ―カハセサウバ [8] 【外国為替相場】
一国の通貨と他国の通貨との交換比率。外国為替市場で決定される。外為レート。為替レート。

がいこくかわせてがた

がいこくかわせてがた グワイ―カハセ― [8] 【外国為替手形】
国際取引の決済に用いられ,振出地と支払地が国を異にする為替手形。国際手形。

がいこくがいしゃ

がいこくがいしゃ グワイ―グワイ― [5] 【外国会社】
日本国外で,外国の法令に準拠して設立された会社。日本で継続的に取引を行う時には,日本の商法その他の法令の規制を受ける。
⇔内国会社

がいこくぎんこう

がいこくぎんこう グワイ―カウ [5] 【外国銀行】
銀行法上,外国の法令に準拠して,外国において銀行業を営む者。日本に支店または代理店を置いて銀行業を営むには,大蔵大臣の免許を要する。外銀。

がいこくこうろ

がいこくこうろ グワイ―カウ― [5] 【外国航路】
国内から外国の港に至る航路。外航。
⇔内国航路

がいこくさい

がいこくさい グワイ― [4] 【外国債】
資金調達のため外国の資本市場で発行される国債・地方債・社債。外貨で表示され,払い込みや元利払いなどの業務も外国市場で行われる。
→外債
→外貨債

がいこくさん

がいこくさん グワイ― [0] 【外国産】
外国でできた産物。舶来。外国品。

がいこくじん

がいこくじん グワイ― [4] 【外国人】
(1)他の国家の人民。外人。異国人。
⇔内国人
(2)日本の国籍をもたない者。法律上の地位は原則として日本人と同一であるが,参政権・鉱業所有権・出入国など,公法上・私法上の権利を制限されている。

がいこくじんがっこう

がいこくじんがっこう グワイ―ガクカウ [7] 【外国人学校】
国内にある在日外国人子女のための学校。朝鮮人学校・アメリカン-スクール・ドイツ人学校などで,各種学校に含まれる。

がいこくじんとうろくほう

がいこくじんとうろくほう グワイ―トウロクハフ [4][0] 【外国人登録法】
日本に在留する外国人の登録について定めた法律。1952年(昭和27)制定。在留外国人に対して,所定の登録により,市町村長から登録証明書の交付を受けることと,その携帯を義務づける。

がいこくじんろうどうしゃ

がいこくじんろうどうしゃ グワイ―ラウドウシヤ [9] 【外国人労働者】
第二次大戦後,発展途上国やヨーロッパ内の相対的に貧しい地域から,豊かな先進諸国に,出稼ぎを目的として入国する外国人。

がいこくせん

がいこくせん グワイ― [0] 【外国船】
日本の船籍をもたない船舶の総称。異国船。

がいこくぜいがくこうじょ

がいこくぜいがくこうじょ グワイ―コウヂヨ [9] 【外国税額控除】
税額控除の一。日本国と外国との二重課税を回避するため,税額の計算にあたり,外国で納付した同種の租税について一定額を控除すること。

がいこくぶぎょう

がいこくぶぎょう グワイ―ギヤウ [5] 【外国奉行】
幕末の江戸幕府の職名。通商・貿易その他外国関係事務を管掌した。1858年設置。68年廃止。

がいこくべんごし

がいこくべんごし グワイ― [7] 【外国弁護士】
外国で弁護士相当の資格を有する者で,法務大臣の承認を受け,一定の範囲で日本での弁護士活動が認められる者。

がいこくほうじむべんごし

がいこくほうじむべんごし グワイ―ハフ― [11] 【外国法事務弁護士】
外国で弁護士相当の資格を有する者で,法務大臣の承認を受け,日本国内で,原資格国の法律事務等の職務を行う者。

がいこくぼうえき

がいこくぼうえき グワイ― [5] 【外国貿易】
自国と外国との間に行われる輸出・輸入。国際貿易。国外貿易。
⇔内国貿易

がいこくまい

がいこくまい グワイ― [0] 【外国米】
外国から輸入された米。外米。
⇔内地米

がいこくゆうびん

がいこくゆうびん グワイ―イウ― [5] 【外国郵便】
国際間の条約または約定によって,外国との間に発着する郵便。
⇔内国郵便

がいこくゆうびんかわせ

がいこくゆうびんかわせ グワイ―イウビンカハセ [9] 【外国郵便為替】
郵便為替による外国への小口の送金方法。
⇔内国郵便為替

がいこっかく

がいこっかく グワイ― [3] 【外骨格】
動物体の外側を覆う骨格。貝殻や甲など。内部を保護すると同時に筋肉の付着点となる。節足動物や貝類に発達している。
⇔内骨格

がいこつ

がいこつ【骸骨】
a skeleton (完全な形の);→英和
bones (ばらばらの).

がいこつ

がいこつ グワイコツ 【外骨】
⇒宮武(ミヤタケ)外骨

がいこつ

がいこつ [1] 【骸骨】
(1)肉が腐り落ちて,骨だけになった死体。
(2)からだの骨組。骨格。「―のうへを粧て花見かな/鬼貫句選」

がいこつ=を乞(コ)う

――を乞(コ)う
〔「晏子春秋(外篇)」より。君主に捧げた身の残骸を乞い受ける意から〕
辞職・致仕を願う。

がいこん

がいこん グワイ― [0] 【外婚】
〔exogamy〕
ある集団の成員どうしの通婚を禁止し,ほかの集団に配偶者を求める婚姻の制度。普通,血縁集団ないし氏族を単位として行われる。族外婚。
⇔内婚

がいご

がいご グワイ― [0] 【外語】
(1)外国の言葉。外国語。
⇔内語
(2)「外国語学校」または「外国語大学」の略。
(3)
⇒外言語(ガイゲンゴ)

がいごう

がいごう グワイガフ [0] 【外合】
内惑星が太陽の真後ろに位置する時の合。
⇔内合
→合

がいごうないじゅう

がいごうないじゅう グワイガウナイジウ [0] 【外剛内柔】
⇒内柔外剛(ナイジユウガイゴウ)

がいさい

がいさい グワイ― [0] 【外鰓】
(1)両生類の幼生や,肺魚など一部魚類の幼生の呼吸器官。支持骨のない総状・羽状の鰓(エラ)が体外に突出したもの。
⇔内鰓
(2)ヒトデ類の背面あるいは背腹両面の体表に,内部の体腔壁が突出した薄い嚢(ノウ)状物。呼吸器官と考えられる。皮鰓。

がいさい

がいさい グワイ― [0] 【外債】
募集地域が外国市場である債券。普通,募集地の通貨でなされ,外貨債として発行される。
⇔内債
→外貨債
→外国債

がいさい

がいさい【外債】
a foreign loan[bond].

がいさい

がいさい [0] 【涯際】
物事の終わる所。行き止まり。はて。「真理の大海は浩として―なし/西国立志編(正直)」

がいさい

がいさい [0] 【睚眥】
〔「睚」はにらむ,「眥」はまなじりの意〕
憎そうに人をにらむ目つき。

がいさい=の怨(ウラ)み

――の怨(ウラ)み
〔史記(范雎伝)〕
ちょっとにらまれた程度のうらみ。わずかなうらみ。

がいさん

がいさん [0] 【概算】 (名)スル
大まかに計算したり勘定すること。「建築費を―する」

がいさん

がいさん【概算】
<at> a rough estimate.〜する estimate roughly;make a rough estimate <of> .

がいさん

がいさん 【厓山】
中国,広東省の広州付近の海中にある小島。1279年この地に拠った南宋軍が元軍に攻められて全滅した古戦場。

がいさんようきゅう

がいさんようきゅう [5] 【概算要求】
国の予算の編成に先立ち,政府各省庁が,例年8月末日までに大蔵省に提出する次年度の予算要求。

がいざい

がいざい グワイ― [0] 【外材】
外国から輸入された木材。

がいざい

がいざい グワイ― [0] 【外在】 (名)スル
ある物事の外部にあること。
⇔内在

がいざいひひょう

がいざいひひょう グワイ―ヒヤウ [5] 【外在批評】
文芸批評の一種で,文学を一個の社会現象として観察し,社会学的立場からする批評。
⇔内在批評

がいし

がいし グワイ― [1] 【外史】
(1)国家や政府が正式に記したものではなく,民間で書かれた歴史書。野史。
⇔正史
(2)律令制で,外記(ゲキ)の唐名。
(3)中国周代の官名。外交文書を扱った。
(4)文学者などの雅号に添える語。「山陽外史(=頼山陽)」など。
(5)頼山陽の著である「日本外史」の略。

がいし

がいし グワイ― [1] 【外姉】
妻の姉。

がいし

がいし グワイ― [1] 【外紙】
外国の新聞。

がいし

がいし【碍子】
《電》an insulator.→英和

がいし

がいし [1] 【碍子】
電線など,導体をその支持物から絶縁するために用いる絶縁体。硬質磁器や合成樹脂などで作る。

がいし

がいし グワイ― [1] 【外資】
外国や外国人が投資した資本。外国からの資金。外国資本。「―を導入する」

がいし

がいし [1] 【芥子】
⇒かいし(芥子)

がいし

がいし【外資】
<introduction of> foreign capital.外資系企業 a foreign-affiliated firm.

がいし

がいし グワイ― [1] 【外使】
外国からの使者。外国の使臣。「―京よりここに来り帰らむ道のほど/折たく柴の記」

がいして

がいして【概して】
in general;generally (speaking);→英和
on the whole.→英和

がいして

がいして [1] 【概して】 (副)
全体としてみると。一般的に言って。大体。「成績は―よい方だ」

がいしほう

がいしほう グワイ―ハフ [0] 【外資法】
〔「外資に関する法律」の略〕
日本経済の自立と健全な発展,ならびに国際収支の改善に寄与する外国資本の導入を促進するため,外資の保護・優遇・規制を目的として1950年(昭和25)に制定された法律。80年廃止。

がいしゃ

がいしゃ [0] 【害者】
殺人事件の被害者。警察関係者の隠語。

がいしゃ

がいしゃ [1] 【蓋車】
おおいのある車。有蓋貨車。

がいしゃ

がいしゃ【外車】
a foreign-made[an imported]car.

がいしゃ

がいしゃ グワイ― [0] 【外車】
(1)外国製の自動車。
(2)船の両舷側または船尾にとりつけ,これを機関で回転させて水をかき,船を推進させる水車状の車。外輪。

がいしゃせん

がいしゃせん グワイ― [0] 【外車船】
外車{(2)}を備え,蒸気機関などを動力として推進する船。浅い川や湖に適する。外輪船。

がいしゅう

がいしゅう グワイシウ [0] 【外周】
(1)物に沿った外側の一周り。また,その長さ。
(2)二重にとりまいた線などの外側の方。また,その長さ。
⇔内周

がいしゅう

がいしゅう [0] 【鎧袖】
よろいのそで。

がいしゅう=一触(イツシヨク)

――一触(イツシヨク)
(鎧の袖を一振りするぐらいで)簡単に敵を打ち負かすこと。

がいしゅく

がいしゅく グワイ― [0] 【外叔】
母の弟。母方の叔父。

がいしゅっけつ

がいしゅっけつ グワイ― [3] 【外出血】
体外に出血すること。
⇔内出血

がいしゅつ

がいしゅつ【外出する】
go out.〜している be out.‖外出着 a street wear[dress].外出禁止令 a curfew.

がいしゅつ

がいしゅつ グワイ― [0] 【外出】 (名)スル
(1)外へ出かけること。「三時から―する」「―中(チユウ)」
(2)物が外部へ出て行くこと。「真貨は悉く―して/明六雑誌 22」

がいしゅひ

がいしゅひ グワイ― [3] 【外珠皮】
珠皮が二枚ある場合の外側のもの。
⇔内珠皮
→珠皮

がいしゅひ

がいしゅひ グワイ― [3] 【外種皮】
種子の周囲を覆っている二枚の被膜のうちの外側の膜。外珠皮が発達したもの。
⇔内種皮
→種皮

がいしょ

がいしょ グワイ― [0] 【外書】
(1)外国の書物。洋書。
(2)仏教で,仏書以外の書物。外典(ゲテン)。

がいしょう

がいしょう グワイシヤウ [0] 【外相】
外務大臣のこと。

がいしょう

がいしょう [0] 【街庄】
台湾の行政区画の名。日本統治時代に用いた。町・村に当たる。

がいしょう

がいしょう【外相】
the Foreign Minister.

がいしょう

がいしょう グワイシヤウ [0] 【外傷】
外力によってうけた傷(キズ)。切り傷・打撲傷・火傷(ヤケド)など。骨折や内臓破裂も含む。けが。

がいしょう

がいしょう [0] 【街娼】
街頭で客を引いて,売春する女。

がいしょう

がいしょう【外傷】
an external wound[injury].

がいしょう

がいしょう グワイシヤウ [0] 【外墻】
外側の垣根。「赤坂離宮―の屋根瓦/日乗(荷風)」

がいしょう

がいしょう グワイシヤウ [0] 【外商】
(1)デパートなどで,店内での売買以外に,外交員によって商行為を行うこと。外売。「―部」
(2)外国の商社・商人。また,外国との商売。「―また奇利を貪りて/条約改正論(三郎)」

がいしょう

がいしょう グワイセフ [0] 【外妾】
(1)本宅の外に囲っておく妾(メカケ)。
(2)外国人の妾となっている女。洋妾。ラシャめん。

がいしょう

がいしょう [0] 【街商】
露天商。

がいしょう

がいしょう【街娼】
a streetwalker;→英和
a prostitute.→英和

がいしょうしんけいしょう

がいしょうしんけいしょう グワイシヤウ―シヤウ [0][7] 【外傷神経症】
⇒賠償神経症(バイシヨウシンケイシヨウ)

がいしょうたいけん

がいしょうたいけん グワイシヤウ― [5] 【外傷体験】
⇒心的外傷(シンテキガイシヨウ)

がいしょく

がいしょく【外食】
eating-out.〜する dine[eat]out.外食産業 the food service industry.

がいしょく

がいしょく グワイ― [0] 【外食】 (名)スル
食堂など,家庭外で食事をとること。また,その食事。

がいしょくけん

がいしょくけん グワイ― [3] 【外食券】
第二次大戦中および戦後の米の配給制度の下で,主食を外食する者に対して支給された切符。

がいしょくけんしょくどう

がいしょくけんしょくどう グワイ―シヨクダウ [7] 【外食券食堂】
外食券所有者に食事を提供するよう指定された食堂。

がいしょくさんぎょう

がいしょくさんぎょう グワイ―ゲフ [5] 【外食産業】
大規模チェーン店による飲食業の総称。一括仕入れ,集中調理方式,統一メニューなどが特色。ファースト-フード店・ファミリー-レストランがその例。

がいしるい

がいしるい グワイシ― [3] 【外翅類】
昆虫類中,不完全変態をする一群の総称。蛹(サナギ)の時期がなく,若虫から成虫になる。若虫では将来はねになる部分が外に現れているのでこの名がある。カゲロウ・トンボ・バッタ・ゴキブリなど。不完全変態類。半変態類。
⇔内翅類

がいしん

がいしん グワイ― [0] 【外臣】
(1)外国から来た臣下。
(2)朝廷に仕えている臣で,仲間でない者。「仲成―を遠ざけんと/読本・春雨(血かたびら)」

がいしん

がいしん【外信】
news from abroad;foreign news.外信部 the foreign news desk[department].

がいしん

がいしん グワイ― [0] 【外心】
(1)隔てのある心。よそよそしい心。
(2)〔数〕 三角形の外接円の中心。各辺の垂直二等分線の交点。
⇔内心

がいしん

がいしん グワイ― [0] 【外信】
外国からの通信や情報。「―部」

がいしん

がいしん【外心】
《数》circumcenter.

がいしん

がいしん [0] 【害心】
害を加えようとする心。害意。「―をいだく」

がいじ

がいじ グワイ― [1] 【外事】
(1)外国・外人に関する事柄。「―課」
(2)外部に関する事柄。よその事柄。
⇔内事

がいじ

がいじ グワイ― [1] 【外耳】
聴覚器のうち,鼓膜より外の部分。耳介と外耳道からなる。鳥類・哺乳類に見られる。

がいじ

がいじ【外耳】
the external ear.外耳炎 otitis externa.

がいじ

がいじ [1] 【孩児】
(1)おさなご。ちのみご。孩子。「三歳の―も/沙石 5」
(2)幼児の戒名につける法号。

がいじ

がいじ グワイ― [0] 【外字】
(1)外国,特に欧米の文字。
(2)活字組版で,使用頻度が低いため,常用漢字や人名用漢字とは別のケースに収められている活字。
(3)ワード-プロセッサーで,標準的に用意されている文字以外の文字。

がいじえん

がいじえん グワイ― [3] 【外耳炎】
外耳道の炎症。

がいじか

がいじか【外事課】
the foreign affairs section.

がいじしんぶん

がいじしんぶん【外字新聞】
a foreign (language) newspaper.

がいじしんぶん

がいじしんぶん グワイ― [4] 【外字新聞】
外国の文字で印刷された新聞。外紙。

がいじつリズム

がいじつリズム [5] 【概日―】
光・温度などの外界の周期的変化を排除した状態で生物にみられる生理活動や行動の一日周期の変動。サーカディアン-リズム。
→体内時計

がいじどう

がいじどう グワイ―ダウ [3] 【外耳道】
耳の入り口から鼓膜までの S 字状に曲がった管。共鳴腔として働く。外聴道。

がいじゅ

がいじゅ グワイ― [1][0] 【外需】
自国の商品に対する外国からの需要。
⇔内需

がいじゅう

がいじゅう [0] 【害獣】
人畜に危害を加えたり,田畑を荒らしたりする獣。

がいじゅうないごう

がいじゅうないごう グワイジウナイガウ [0] 【外柔内剛】
〔唐書(盧坦伝)〕
外見はものやわらかだが,心の中はしっかりしていること。
⇔内柔外剛

がいじょ

がいじょ グワイ― [1] 【外助】
外部からの援助。
→内助

がいじょう

がいじょう [0] 【街上】
まちなかの路上。道ばた。ちまた。

がいじょう

がいじょう グワイジヤウ [0] 【外情】
(1)外部の事情。
(2)外国の事情。

がいじょく

がいじょく グワイ― [0] 【外辱】
外国などから受けるはずかしめ。

がいじん

がいじん [0] 【凱陣】 (名)スル
戦いに勝って,自陣に帰ること。「隊伍斉整と―して/八十日間世界一周(忠之助)」

がいじん

がいじん グワイヂン [0] 【外陣】
「げじん(外陣)」に同じ。

がいじん

がいじん【外人】
a foreigner.→英和
‖外人部隊 the Foreign Legion.在留外人 foreign residents <in Japan> .

がいじん

がいじん グワイ― [0] 【外人】
(1)外国人。「―選手」「―墓地」
(2)内輪でない人。他人。外部の人。「―もなき所に兵具をととのへ/平家 1」

がいじんぶたい

がいじんぶたい グワイ― [5] 【外人部隊】
外国人の傭兵によって編制した部隊。特に,一九世紀以降アルジェリアに駐屯していた,フランスの部隊がよく知られる。

がいす

がい・す [1] 【害す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「害する」の五段化〕
「害する」に同じ。「相手の感情を―・さないように言う」
■二■ (動サ変)
⇒がいする

がいす

がい・す [1] 【概す】 (動サ変)
大まかにまとめる。「其議論を―・すれば/学問ノススメ(諭吉)」
→概して

がいすい

がいすい [0] 【崖錐】
急傾斜の山麓に風化した岩石片がすべり落ちてできた半円錐状の堆積物。テーラス(talus)。

がいすう

がいすう [3] 【概数】
おおよその数。「―をつかむ」

がいすう

がいすう【概数】
<in> round numbers[figures].〜で approximately.→英和

がいする

がい・する [3] 【慨する】 (動サ変)[文]サ変 がい・す
なげき,うれえる。慨嘆する。「再挙の成らざるを―・し,孤灯の下憤然として自刎(ジフン)せし/続千山万水(乙羽)」

がいする

がいする【害する】
⇒害.

がいする

がい・する [3] 【害する】 (動サ変)[文]サ変 がい・す
(1)悪くする。そこなう。「健康を―・する」「気分を―・する」
(2)傷つけたり,殺したりする。「此島には虎多く折々人を―・すといへり/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)さまたげる。じゃまをする。「展望を―・する」

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外生】 (名)スル
外に生じること。

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外声】
多声部楽曲での最高声部と最低声部。たとえば混声四部合唱曲のソプラノとバスの声部。
⇔内声

がいせい

がいせい [0] 【慨世】
世を嘆きうれえること。「―の士」

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外甥】
(1)妻の兄弟姉妹の子。
(2)他家に嫁いだ姉妹の生んだ子。

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外征】 (名)スル
戦争のために外国へ軍隊を出すこと。外役。

がいせい

がいせい [0] 【駭世】
世の中の人をおどろかせるほど大きくすぐれていること。

がいせい

がいせい 【艾青】
(1910- ) 中国の詩人。本名,蒋海澄。象徴派風の自由詩で詩壇にデビュー。のち民謡に学んだ定型詩で民衆詩を書く。代表作「大堰河(ダイエンガ)」「呉満有」。アイチン。

がいせい

がいせい [0] 【蓋世】
〔「史記(項羽本紀)」より。「かいせい」とも〕
世をおおいつくすほどに才能や気力が大きくすぐれていること。「―の英雄」
→抜山蓋世(バツザンガイセイ)

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外政】
外国に関する政治。
⇔内政

がいせい

がいせい [0] 【概成】 (名)スル
ほぼ出来上がること。

がいせい

がいせい グワイ― [0] 【外姓】
母方の姓。

がいせいき

がいせいき グワイ― [3] 【外性器】
外部にあらわれている性器。男性では陰茎・陰嚢(インノウ),女性では陰唇(大陰唇・小陰唇)・陰核・膣(チツ)前庭など。外部生殖器。外陰部。
⇔内性器

がいせいへんすう

がいせいへんすう グワイ― [5] 【外生変数】
あるシステムを数理モデルとして表現する方程式体系において,その体系内で決定されずに外部から値が与えられる変数。
→内生変数

がいせき

がいせき グワイ― [0] 【外積】
〔数〕 空間における二つのベクトル OA, OB に対し,このベクトルを二辺とする平行四辺形の面に垂直で,二直角以内の回転角で右ねじを OA から OB の方へ回す時のねじの進む向きをもち,大きさがこの平行四辺形の面積に等しいベクトルをいう。ベクトル積。

がいせき

がいせき グワイ― [0] 【外戚】
母方の親戚。げしゃく。
⇔内戚

がいせつ

がいせつ【概説】
<give> an outline <of> ;→英和
an introduction <to> .→英和

がいせつ

がいせつ [0] 【概説】 (名)スル
全体にわたって,そのあらましを説明すること。また,その説明。「国際経済について―する」「国文法―」
〔本の題名としても用いられる〕

がいせつ

がいせつ [0] 【剴切】 (名・形動)[文]ナリ
〔「剴」はあたる意〕
ぴったりあてはまること。非常に適切なこと。また,そのさま。「実に肯綮(コウケイ)に中つた―な御考へで/坊っちゃん(漱石)」

がいせつ

がいせつ グワイ― [0] 【外接】 (名)スル
(1)二つの円または,球が互いにその外側にあって,かつ一点を共有すること。
(2)
 (ア)多角形のすべての頂点が一つの円の周上にある時,この円はその多角形に外接するという。
 (イ)多角形のすべての辺が一つの円に接する時,この多角形はその円に外接するという。
(3)
 (ア)多面体のすべての頂点が一つの球面上にある時,この球はその多面体に外接するという。
 (イ)多面体のすべての面が一つの球に接する時,この多面体はその球に外接するという。
⇔内接

がいせつえん

がいせつえん【外接円】
《数》a circumscribed circle.

がいせつえん

がいせつえん グワイ―ヱン [4] 【外接円】
(1)互いにその外部にあって,かつ一点を共有しあう円。
(2)多角形に外接する円。
⇔内接円

がいせん

がいせん [0] 【街宣】
街頭で行う宣伝。街頭宣伝。「―車」

がいせん

がいせん【凱旋する】
return in triumph.‖凱旋門(式) a triumphal arch (celebration).

がいせん

がいせん [0] 【凱旋】 (名)スル
戦争に勝って帰ってくること。成功を収めて帰ってくること。「母国に―する」「―公演」

がいせん

がいせん グワイ― [0] 【外線】
(1)屋外の電線・架線。
(2)内部と外部を結ぶ電話。
⇔内線

がいせん

がいせん【外線】
《電》an outside wire[cable].

がいせん

がいせん グワイ― [0] 【外船】
外国の船。外国船。

がいせん

がいせん グワイ― [0] 【外戦】
外国との戦争。
⇔内戦

がいせんしょうぐん

がいせんしょうぐん [5] 【凱旋将軍】
凱旋する軍隊を指揮する将軍。

がいせんもん

がいせんもん [3] 【凱旋門】
戦勝を記念したり,凱旋軍を歓迎するために,主要街路などに建てられた門。古代ローマに始まる。
→エトワール凱旋門

がいぜん

がいぜん [0] 【駭然】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「駭」は驚く意〕
おどろくさま。愕然(ガクゼン)。「―として眼(マナコ)眩(クラ)み/緑簑談(南翠)」

がいぜん

がいぜん [0] 【蓋然】
ある程度確実であること。
⇔必然
[哲学字彙]

がいぜん

がいぜん [0] 【慨然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)憤り嘆くさま。憂い嘆くさま。「―として嘆息する」
(2)心をふるい立たせるさま。「吾が心―として/欺かざるの記(独歩)」

がいぜんせい

がいぜんせい [0] 【蓋然性】
〔probability〕
事象が実現されるか否か,またはその知識の確実性の度合。確からしさ。数学的に定式化されたものを確率と呼ぶ。プロバビリティー。
→可能性

がいぜんせい

がいぜんせい【蓋然性】
probability.→英和

がいぜんてき

がいぜんてき [0] 【蓋然的】 (形動)
ある程度確実であるさま。そうであろうと思われるさま。
⇔必然的

がいぜんてきはんだん

がいぜんてきはんだん [7] 【蓋然的判断】
〔論〕 様相すなわち確実の程度から分けられた判断の区分の一。主語と述語との関係が単に可能なことを表す。「 S は P であることがある」など。
→実然的判断
→必然的判断

がいぜんりつ

がいぜんりつ [3] 【蓋然率】
⇒確率(カクリツ)

がいぜんろん

がいぜんろん [3] 【蓋然論】
〔probabilism〕
〔哲〕 絶対確実な知識はありえないから,蓋然的な命題で満足しなければならないとする見解。

がいそ

がいそ グワイ― [1] 【外祖】
母方の祖父。母の父。外祖父。

がいそう

がいそう [0] 【咳嗽】 (名)スル
せき。しわぶき。「一歩一歩に喘(アエ)ぎ,―す/自然と人生(蘆花)」

がいそう

がいそう [0] 【鎧装】 (名)スル
漏電を防ぐために,電線を覆うこと。

がいそう

がいそう [0] 【劾奏】 (名)スル
官吏の罪過を君主に奏上すること。

がいそう

がいそう グワイ― [0] 【外層】
層をなすものの外側の層。
⇔内層

がいそう

がいそう グワイサウ [0] 【外装】
(1)外側のよそおい。
⇔内装
(2)荷物などの外側の包み。

がいそう

がいそう グワイサフ [0] 【外挿】 (名)スル
〔extrapolation〕
既知の資料から未知のことを推測・予測すること。

がいそう

がいそう グワイサウ [0] 【外相】
表面にあらわれた様子。

がいそうほう

がいそうほう グワイサフハフ [0] 【外挿法】
⇒補外法(ホガイホウ)

がいそく

がいそく グワイ― [0] 【外側】
そとがわ。

がいそく

がいそく [0] 【概則】
原則的な大枠を定めた規則。
→細則

がいそふ

がいそふ グワイ― [3] 【外祖父】
母方の祖父。

がいそぼ

がいそぼ グワイ― [3] 【外祖母】
母方の祖母。

がいそん

がいそん [0] 【街村】
集村の一形態。街道沿いに住家が帯状に発達した集落。宿場町・市場町・門前町などにみられる。

がいそん

がいそん グワイ― [0] 【外孫】
「そとまご(外孫)」に同じ。
⇔内孫

がいぞく

がいぞく グワイ― [0] 【外族】
妻または母の親族。外戚。

がいたい

がいたい グワイ― [0] 【外帯】
西南日本の,中央構造線より南側の部分。赤石山脈・紀伊山地・四国山地・九州山地と大起伏の山地が続き,北側から三波川変成帯・中生界・古第三系の岩体・地層が帯状に配列している。
⇔内帯

がいため

がいため グワイ― [0] 【外為】
外国為替(カワセ)の俗称。

がいためほう

がいためほう グワイ―ハフ 【外為法】
「外国為替及び外国貿易管理法」の俗称。

がいたん

がいたん [0] 【慨嘆・慨歎】 (名)スル
なげきいきどおること。「―にたえない」「旧道徳の頽廃などを―する時ではありません/一隅より(晶子)」

がいたん

がいたん [0] 【骸炭】
コークス。

がいたん

がいたん【慨嘆する】
deplore;→英和
lament.→英和